特許第6703441号(P6703441)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6703441
(24)【登録日】2020年5月12日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】シート加工装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 27/00 20060101AFI20200525BHJP
   B65H 37/00 20060101ALI20200525BHJP
【FI】
   B65H27/00 A
   B65H37/00
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-102639(P2016-102639)
(22)【出願日】2016年5月23日
(65)【公開番号】特開2017-210304(P2017-210304A)
(43)【公開日】2017年11月30日
【審査請求日】2019年1月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】390002129
【氏名又は名称】デュプロ精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081422
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 光雄
(74)【代理人】
【識別番号】100084146
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100118625
【弁理士】
【氏名又は名称】大畠 康
(74)【代理人】
【識別番号】100144200
【弁理士】
【氏名又は名称】奥西 祐之
(72)【発明者】
【氏名】瀧谷 和也
(72)【発明者】
【氏名】船瀬 公資
(72)【発明者】
【氏名】田村 拓也
(72)【発明者】
【氏名】山口 太一
【審査官】 佐藤 秀之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−220897(JP,A)
【文献】 特開平02−132033(JP,A)
【文献】 特開平09−042275(JP,A)
【文献】 米国特許第05142760(US,A)
【文献】 特開2013−222111(JP,A)
【文献】 特開平06−051668(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 5/00
B65H 27/00
B65H 37/00
G03G 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを、搬送しながら加工する、シート加工装置において、
シートを挟持しながら搬送する、複数の搬送ローラ対と、
シートを搬送方向に沿って加工する縦加工機、及び/又は、シートを搬送方向に対する直交方向に沿って加工する横加工機と、
を備えており、
前記搬送ローラ対は、一方のローラと他方のローラとが相互に圧接した状態で設けられており、
前記他方のローラを前記一方のローラに向けて押圧する補助押圧ローラを、更に備えており、
前記一方のローラ及び前記他方のローラの内、少なくとも一方が駆動ローラであり、
少なくとも1つの前記搬送ローラ対の、少なくとも前記他方のローラが、複層ローラであり、
前記複層ローラは、ローラ軸体と、前記ローラ軸体の外周面を覆う挟持部層と、からなり、前記挟持部層が、複層構造を成しており、且つ、第1硬度を有する内側弾性体層と、第2硬度を有する外側弾性体層と、を有しており、第2硬度が第1硬度より大きく設定されている、
ことを特徴とするシート加工装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つの前記搬送ローラ対が、前記縦加工機の搬送方向直上流に位置する前記搬送ローラ対である、
請求項1記載のシート加工装置。
【請求項3】
前記縦加工機が、シートを搬送方向に沿って裁断する縦裁断機であり、
前記少なくとも1つの前記搬送ローラ対が、前記縦裁断機の搬送方向直下流に位置する前記搬送ローラ対である、
請求項1記載のシート加工装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つの前記搬送ローラ対が、前記横加工機の搬送方向直上流に位置する前記搬送ローラ対である、
請求項1記載のシート加工装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つの前記搬送ローラ対が、従動ローラを含んでおり、
少なくとも前記従動ローラが、前記複層ローラである、
請求項1〜4の何れか一つに記載のシート加工装置。
【請求項6】
前記搬送ローラ対の作動を制御するローラ制御部を、更に備えており、
前記ローラ制御部は、前記搬送ローラ対の待機時において、前記搬送ローラ対の各ローラを、所定時間の経過毎に所定角度だけ回転させる、
請求項1〜の何れか一つに記載のシート加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送しながら加工するシート加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
シート加工装置の多くは、シートを搬送方向に沿って裁断する縦裁断機、シートを搬送方向に対して直交した方向(以下、幅方向と称する)に沿って加工する横加工機等を、有している。横加工機における加工としては、裁断、クリース形成、ミシン目形成等がある。また、シート加工装置では、複数の搬送ローラ対がシートを挟持しながら搬送するようになっている。このようなシート加工装置においては、シートが精度良く搬送されることが望まれており、そのために、種々の搬送ローラ対の使用が提案されている。例えば、スポンジローラ、ゴムローラが提案されている。スポンジローラは、ローラ軸体の外周面を覆う挟持部層がスポンジからなっており、ゴムローラは、挟持部層がゴム材料からなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−220897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、スポンジローラを用いた場合には、次のような不具合があった。すなわち、搬送停止状態が長時間続くと、スポンジローラの、他方の搬送ローラとの圧接位置が、変形して戻らなくなり、その変形部によって、その後の搬送精度が低下する。それ故、特に、横加工機の上流の搬送ローラ対の一方のローラとして、スポンジローラを用いた場合には、横加工機へ送り込まれるシートの搬送精度が低下し、その結果、横加工が所望位置で実行されない。
【0005】
また、ゴムローラを用いた場合には、次のような不具合があった。すなわち、ゴムローラを用いた搬送ローラ対の幅方向における挟持力が、不均一である。それ故、加工機の上流の搬送ローラ対の一方のローラとして、ゴムローラを用いた場合には、加工機に向けて搬送されるシートが、斜行しながら搬送されて、搬送精度が低下し、その結果、その後の加工に支障が生じる。また、特に、縦裁断機の下流の搬送ローラ対の一方のローラとして、ゴムローラを用いた場合には、縦裁断機で作製された複数枚のシート片が、斜行しながら搬送されたり、それぞれ異なる搬送速度で搬送されたりして、搬送精度が低下し、その結果、その後の加工に支障が生じる。
【0006】
本発明は、搬送精度の低下を防止でき、したがって、加工前又は加工後のシートを、下流の加工機へ搬送精度良く搬送でき、その結果、シートの加工精度を向上できる、シート加工装置を、提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、シートを、搬送しながら加工する、シート加工装置において、シートを挟持しながら搬送する、複数の搬送ローラ対と、シートを搬送方向に沿って加工する縦加工機、及び/又は、シートを搬送方向に対する直交方向に沿って加工する横加工機と、を備えており、前記搬送ローラ対は、一方のローラと他方のローラとが相互に圧接した状態で設けられており、前記他方のローラを前記一方のローラに向けて押圧する補助押圧ローラを、更に備えており、前記一方のローラ及び前記他方のローラの内、少なくとも一方が駆動ローラであり、少なくとも1つの前記搬送ローラ対の、少なくとも前記他方のローラが、複層ローラであり、
前記複層ローラは、ローラ軸体と、前記ローラ軸体の外周面を覆う挟持部層と、からなり、前記挟持部層が、複層構造を成しており、且つ、第1硬度を有する内側弾性体層と、第2硬度を有する外側弾性体層と、を有しており、第2硬度が第1硬度より大きく設定されている、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複層ローラを有する搬送ローラ対によって、加工前又は加工後のシートを、下流の加工機へ搬送精度良く搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態のシート加工装置の全体を示す縦断面略図である。
図2】搬送ローラ対を搬送方向の下流側から見た略図である。
図3図2のIII−III断面図である。
図4】制御部のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は本発明の一実施形態のシート加工装置の全体を示す縦断面略図である。このシート加工装置1は、シート100を搬送しながら加工するようになっている。なお、シート100は、紙シートでも樹脂シートでもよい。シート加工装置1は、装置本体10の両端に、給紙トレイからなる給紙部11と排紙トレイからなる排紙部12とを備えている。給紙部11から排紙部12へは、多数の搬送ローラ対2からなる搬送手段によって搬送路20が構成されている。なお、搬送ローラ対2には、搬送駆動手段(図示せず)が連結されている。そして、搬送路20上には、給紙部11側から、搬送補正手段(図示せず)、情報読取手段32、リジェクト手段33、第1縦裁断機4A、第2縦裁断機4B、第3縦裁断機4C、切屑落し手段34、第1横加工機5A、第2横加工機5B、及び、オプション加工機6が設けられている。これらは全て装置本体10に支持されている。また、これらの手段には、加工駆動手段(図示せず)が連結されている。
【0011】
第1〜第3縦裁断機4A〜4Cは、シート100を搬送方向Xに沿って裁断するようになっている。すなわち、第1〜第3縦裁断機4A〜4Cは、縦加工機の一形態である。第1横加工機5Aは、シート100を搬送方向Xに対して直交した方向(すなわち幅方向)に沿って裁断するようになっている。第2横加工機5Bは、シート100に、幅方向に沿ってクリース形成を行うようになっている。
【0012】
また、シート加工装置1は、装置全体の作動を制御する制御部7を装置本体10内に備えている。制御部7は、操作パネル(図示せず)に接続されており、CPUを有している。更に、シート加工装置1は、シート100の裁断によって発生する切屑を収容するためのゴミ箱81を装置本体10内の底部に有している。
【0013】
搬送ローラ対2は、駆動ローラ21と従動ローラ22とを有している。駆動ローラ21と従動ローラ22とは、シート100を上下から挟持して搬送できるように、相互に圧接した状態で、設けられている。搬送駆動手段は、駆動ローラ21に連結されている。
【0014】
また、搬送ローラ対2は、図2に示されるように、従動ローラ22の上方に補助押圧ローラ23を、備えている。補助押圧ローラ23は、従動ローラ22を駆動ローラ21に向けて押圧することによって、従動ローラ22の、駆動ローラ21に対する幅方向における押圧力を、均一化するように、設けられている。好ましくは、補助押圧ローラ23は、図2に示されるように、従動ローラ22の幅方向中央部に、設けられている。
【0015】
そして、本実施形態では、全ての搬送ローラ対2の従動ローラ22として、図3に示されるような複層ローラが用いられている。複層ローラは、一般の搬送ローラと同じく、ローラ軸体201と、ローラ軸体201の外周面を覆う挟持部層202と、からなっている。しかるに、複層ローラでは、挟持部層202が、複層構造を成しており、内側弾性体層221と外側弾性体層222とを有している。内側弾性体層221は、第1硬度を有しており、外側弾性体層222は、第2硬度を有しており、「第1硬度<第2硬度」に設定されている。例えば、内側弾性体層221は、ゴム硬度10度のEPDMゴムで構成でき、外側弾性体層222は、ゴム硬度50度のEPDMゴムで構成できる。なお、ゴム硬度は、JIS K 6253規格に基づく方法によって測定された硬度である。
【0016】
また、制御部7は、図4に示されるように、搬送ローラ対2の作動を制御するローラ制御部71を、有している。ローラ制御部71は、搬送ローラ対2の回転が停止している待機時すなわちシート加工装置1の停止時において、駆動ローラ21及び従動ローラ22を、T時間経過する毎に角度αだけ回転させるように、搬送駆動手段を制御するようになっている。T時間は、例えば1時間である。角度αとしては、360度の約数ではない角度が好ましく、例えば43.2度が採用される。
【0017】
前記構成の複層ローラによれば、内側弾性体層221によって、幅方向における押圧力の均一性を保持でき、したがって、駆動ローラ21と従動ローラ22とによる挟持力の均一性を保持でき、且つ、外側弾性体層222によって、駆動ローラ21が圧接することに起因した変形を、防止できる。したがって、前記構成の搬送ローラ対2によれば、搬送精度の悪化を防止できる。
【0018】
表1は、前記構成の複層ローラの性能を、従来のスポンジローラ及びゴムローラと比較して示している。なお、複層ローラの挟持部層202は、ゴム硬度10度のEPDMゴムでできた内側弾性体層221と、ゴム硬度50度のEPDMゴムでできた外側弾性体層222と、を有している。ゴムローラの挟持部層は、ゴム硬度60度のNBRでできている。スポンジローラの挟持部層は、硬度がゴム硬度30度相当の発泡ヒドリンゴムでできており、厚さ約0.05mmの熱収縮性ポリエステルで被覆されている。
【0019】
【表1】
【0020】
表1の性能項目において、「圧バランス」は、幅方向における押圧力の均一性を意味しており、シートを搬送した際の斜行量で示されている。「送り精度」は、搬送方向における搬送距離の正確性を意味しており、シートの幅方向に沿った裁断の搬送方向基準寸法に対する、裁断後のシートの搬送方向寸法の、最大誤差で示されている。「耐変形」は、駆動ローラが圧接することに起因した従動ローラにおける変形の、生じにくさを意味しており、スポンジローラを基準とした場合の、他のローラの外径の経時変化量の割合で示されている。
【0021】
表1に示されるように、スポンジローラでは、「耐変形」及び「送り精度」が共に複層ローラより劣っているために、「搬送精度」が複層ローラより劣っており、また、ゴムローラでは、「圧バランス」及び「送り精度」が共に複層ローラより劣っているために、「搬送精度」が複層ローラより劣っているが、複層ローラでは、「圧バランス」、「送り精度」、及び「耐変形」がいずれも優れているので、「搬送精度」が優れている。
【0022】
特に、前記構成の複層ローラは、ゴム硬度40度以上の外側弾性体層222を有しているので、シート100との摩擦による損傷が生じにくく、よって、耐摩耗性に優れている。ちなみに、スポンジローラや、ゴム硬度30度以下のゴムローラでは、シートとの摩擦によって、シートとの当接部分に削れ等の損傷が生じやすい。
【0023】
したがって、前記構成のシート加工装置1によれば、給紙部11から給紙されたシート100を、第1縦裁断機4Aの上流の搬送ローラ対2によって搬送する際に、斜行が生じることはない。よって、シート100を搬送精度良く下流の加工機へ搬送できる。また、前記構成のシート加工装置1によれば、第1〜第3縦裁断機4A〜4Cで作製された複数のシート片を、下流の搬送ローラ対2によって搬送する際に、斜行が生じることはなく、また、各シート片がそれぞれ異なる搬送速度で搬送されることもない。よって、各シート片を搬送精度良く下流の加工機へ搬送できる。更に、前記構成のシート加工装置1によれば、第1横加工機5A及び第2横加工機5Bのそれぞれへ、上流の搬送ローラ対2によってシート100を送り込む際に、搬送精度良く送り込むことができる。したがって、前記構成のシート加工装置1によれば、シート100の加工精度を向上できる。
【0024】
また、搬送ローラ対2は、補助押圧ローラ23を備えているので、より優れた「圧バランス」を呈することができる。したがって、この点からも、搬送ローラ対2は、シート100を搬送精度良く搬送することができ、それ故、前記構成のシート加工装置1は、シート100の加工精度をより向上できる。しかも、従来においては、補助押圧ローラが従動ローラに圧接することに起因して、従動ローラの圧接箇所に変形が生じていたが、前記構成のシート加工装置1によれば、従動ローラ22は、複層ローラであるので、優れた「耐変形」を呈することができる。
【0025】
また、従来においては、駆動ローラ21及び従動ローラ22は、搬送ローラ対2の待機時において、同じ箇所が長時間圧接した状態となることがある。その場合、特に従動ローラ22の圧接箇所に、変形が生じる。しかしながら、本実施形態では、ローラ制御部71によって、駆動ローラ21及び従動ローラ22を、搬送ローラ対2の待機時間がT時間経過する毎に角度αだけ回転させているので、駆動ローラ21及び従動ローラ22は、同じ箇所が長時間圧接した状態となることはない。したがって、この点からも、搬送ローラ対2は、より優れた「耐変形」を呈することができ、それ故、前記構成のシート加工装置1は、シート100の加工精度をより向上できる。
【0026】
しかも、角度αが360度の約数ではない角度であれば、駆動ローラ21及び従動ローラ22が複数回回転しても同じ箇所が圧接することはない。したがって、この場合には、「耐変形」をより向上できる。
【0027】
[変形例]
(1)第1硬度はゴム硬度10度〜30度の範囲であり、第2硬度はゴム硬度40度〜70度の範囲であるのが、好ましい。但し、第1硬度と第2硬度との差は、15度以上であるのが好ましい。
(2)内側弾性体層221は、第1硬度の範囲内あれば、2層以上の構造を有してもよく、外側弾性体層222は、第2硬度の範囲内あれば、2層以上の構造を有してもよい。例えば、次の(a)〜(c)のような構造を有してもよい。
(a)1層構造の内側弾性体層221(ゴム硬度10度)/2層構造の外側弾性体層222(内層:ゴム硬度40度、外層:ゴム硬度60度)
(b)2層構造の内側弾性体層221(内層:ゴム硬度10度、外層:ゴム硬度20度)/1層構造の外側弾性体層222(ゴム硬度50度)
(c)2層構造の内側弾性体層221(内層:ゴム硬度10度、外層:ゴム硬度20度)/2層構造の外側弾性体層222(内層:ゴム硬度40度、外層:ゴム硬度60度)
(3)内側弾性体層221には、EPDMの他に、例えば、NBR、ウレタンゴム等のゴム材;発泡NBR、発泡CR、発泡ヒドリンゴム等のスポンジ材を、使用できる。また、外側弾性体層222には、EPDMの他に、例えば、NBR、ウレタンゴム等のゴム材を、使用できる。
(4)内側弾性体層221と外側弾性体層222とは、互いに異なる弾性材料で構成されてもよい。
(5)シート加工装置1は、少なくとも一形態の加工機を少なくとも1個備えていればよい。
(6)複層ローラは、従動ローラと共に駆動ローラにも、又は、駆動ローラのみに、用いてもよい。
【0028】
(7)複層ローラは、特に、縦裁断機の搬送方向直下流に位置する搬送ローラ対のみに、及び/又は、横加工機の搬送方向直上流に位置する搬送ローラ対のみに、採用してもよい。
(8)ローラ制御部による角度αは、360度の約数であってもよい。
(9)搬送ローラ対2において、駆動ローラ21と従動ローラ22とは、上下逆の配置でもよい。
(10)搬送ローラ対2は、両ローラが駆動ローラでもよい。
(11)シート加工装置1において、加工機の搬送方向における配置順序は、任意である。
【0029】
(12)縦加工機としては、縦裁断機の他に、縦ミシン目形成機、縦クリース形成機、縦ハーフカット形成機等を、使用してもよい。
(13)横加工機としては、横裁断機及び横クリース形成機の他に、横ハーフカット形成機等を、使用してもよい。
(14)その他の加工機として、エンボス形成機、ダイカット形成機等を、使用してもよい。
(15)補助押圧ローラ23は、駆動ローラ21が複層ローラである場合に、駆動ローラ21を従動ローラ22に向けて押圧するように、設けられてもよい。
(16)複層ローラは、「搬送精度」に悪影響を及ぼさない程度で、外側弾性体層222の外周が、耐摩耗性向上又はシートとの摩擦力向上等を目的とした被覆材で、被覆されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明のシート加工装置は、搬送ローラ対による搬送精度を向上でき、その結果、シートの加工精度を向上できるので、産業上の利用価値が大である。
【符号の説明】
【0031】
1 シート加工装置 2 搬送ローラ対 21 駆動ローラ 22 従動ローラ
201 ローラ軸体 202 挟持部層 221 内側弾性体層
222 外側弾性体層 23 補助押圧ローラ 4A〜4C 縦裁断機
5A、5B 横加工機
図1
図2
図3
図4