(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6703557
(24)【登録日】2020年5月12日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】ホイールバランサ用タイヤリフト
(51)【国際特許分類】
G01M 1/02 20060101AFI20200525BHJP
B60C 19/00 20060101ALI20200525BHJP
【FI】
G01M1/02
B60C19/00 H
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-13817(P2018-13817)
(22)【出願日】2018年1月30日
(65)【公開番号】特開2019-132659(P2019-132659A)
(43)【公開日】2019年8月8日
【審査請求日】2018年11月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】590003021
【氏名又は名称】東洋精器工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114030
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿島 義雄
(72)【発明者】
【氏名】阿瀬 正浩
【審査官】
岡村 典子
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−265088(JP,A)
【文献】
特開2005−121597(JP,A)
【文献】
特開平08−166310(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2006/0284147(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01M 1/00−1/38
B60C 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホイールバランサの回転軸にホイールを取り付けるために用いられるホイールバランサ用タイヤリフトであって、
架台と、
この架台の上面で昇降機構を介して昇降可能に設けられた昇降部と、
前記ホイールの軸穴を前記ホイールバランサの回転軸の先端面に向けた姿勢で当該ホイールを定位置に載せて前記回転軸の延長方向に離れた位置から前記回転軸の軸方向に沿ってスライドできるように前記昇降部に取り付けられたスライド部材と、
前記スライド部材に載せられた前記ホイールを間に挟んで前記回転軸とは反対側から前記回転軸の先端面にレーザビームを照射してアライメントマークを投影する少なくとも1つのレーザ発光器とからなり、
前記レーザビームのアライメントマークが、前記回転軸の延長方向に離れた位置で、前記昇降部に載置されて上昇するホイールの軸穴の周辺部分に投影されるように形成されているホイールバランサ用タイヤリフト。
【請求項2】
前記レーザ発光器は1つであって、照射されるレーザビームのアライメントマークが、前記昇降部に載置されて上昇するホイールの軸穴の中心を貫通して前記回転軸の先端面を投影するとともに、前記ホイールの軸穴の周辺部分も投影できるように形成されている請求項1に記載のホイールバランサ用タイヤリフト。
【請求項3】
前記レーザ発光器が複数個であって、これらレーザ発光器からのレーザビームのアライメントマークが、前記昇降部に載置されて上昇するホイールの軸穴の周辺部分を投影するように形成されている請求項1に記載のホイールバランサ用タイヤリフト。
【請求項4】
前記レーザビームのアライメントマークが、十字印、×印、米印、Y印もしくは星印等の中心点が解る図形で形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のホイールバランサ用タイヤリフト。
【請求項5】
前記レーザ発光器は前記架台に固定された支持部材に保持されており、
前記レーザ発光器が、前記支持部材に対して上下位置調整自在に取り付けられている請求項1〜4のいずれかに記載のホイールバランサ用タイヤリフト。
【請求項6】
前記昇降部の昇降機構を操作する操作部を備えた操作ユニットが前記架台に取り付けられており、当該操作ユニットの枠体が前記レーザ発光器を保持する前記支持部材として形成されている請求項5に記載のホイールバランサ用タイヤリフト。
【請求項7】
前記昇降部の昇降機構を操作する操作部を備えた操作ユニットが前記昇降部に取り付けられており、前記架台に固定させた支持部材を、前記昇降部を貫通させて前記操作ユニットの枠体の内部に延長させ、この支持部材にレーザ発光器を取り付けるとともに、当該レーザ発光器からのレーザビームが前記枠体の外部に放射できるように前記枠体の前壁面に縦長のスリットを形成してなる請求項5に記載のホイールバランサ用タイヤリフト
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホイールバランサの回転軸に、タイヤを装着したホイールを持ち上げて取り付けるためのタイヤリフトに関する。
【背景技術】
【0002】
タイヤを装着したホイール(以下これを単に「ホイール」という)のアンバランス状態を修正するために、ホイールを特許文献1や特許文献2で示すようなホイールバランサの回転軸に取り付けて行うことは一般的に広く実施されている。
【0003】
ホイールバランサの回転軸へホイールを取り付けるときに、軽量のホイールであれば作業者が一人で比較的簡単に持ち上げて取り付けることができるが、乗用車でも大径ホイールやライトトラック、さらには大型トラック用等の重いホイールの場合、ホイールによっては作業者が毎回一人で持ち上げることは身体への負担も大きく困難である。そこで、タイヤリフトを用いてホイールを回転軸の位置まで持ち上げて取り付けることが行われている。
【0004】
図9は、従来のタイヤリフトの一例をホイールバランサとともに示した説明図である。
従来のタイヤリフトBは、クロス状に組み合わされた伸縮アームによる昇降機構21によって水平姿勢で上下動する昇降板22に、ホイールバランサAの回転軸1に向かってスライドするスライド部材23が設けられており、このスライド部材23の定位置にホイールDが載置される。タイヤリフトBは、載置されたホイールDの軸穴8の中心が、ホイールバランサAの回転軸1の軸心の延長線に対して直交する垂直線に沿って昇降するように予め位置合わせして設置される。昇降機構21は、昇降板22上に設けた操作ユニット24のハンドル25で操作するように形成されている。なお、手動用ハンドルにかえて、脚踏みペダルで行うものもある。
【0005】
回転軸1にホイールDを取り付けるときは、ハンドル25を操作してホイールDの軸穴8の中心が回転軸1の軸心と一致する位置まで昇降板22を上昇させた後、スライド部材23を回転軸1の方向(図における左方向)に移動させてホイールDの軸穴8を回転軸1に挿入する。そして、カップリングとともにロックナット(図示外)を回転軸1にねじ込んでホイールDを固定し、スライド部材23を後退させて取り付けを完了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−049290号公報
【特許文献2】特開2005−121597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、このような構成のタイヤリフトBでは、昇降板22を上昇させてホイールDの軸穴8の中心と回転軸1の軸心との位置合わせを行うときに、作業者がハンドル25を片手で操作しながら、あるいは片脚で脚踏みペダルを操作しながら、ホイールDの軸穴8から回転軸1の先端を覗き込んで位置合わせをしなければならず、その操作が大変面倒で時間がかかっていた。
また、ホイールバランサAの回転軸1は、精密な軸調整を行った上で使用可能となるものであり、ホイールDを取り付けるときに誤って回転軸1にホイールDをぶつけて衝撃を与えてしまうと、衝撃の度合いによっては再度ホイールバランサA自体の軸調整が必要になる場合もあり、細心の注意を払う必要があった。
【0008】
そこで本発明は、ホイールの軸穴の中心と回転軸の軸心との位置合わせを簡単かつ正確に行うことのできるホイールバランサ用タイヤリフトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。すなわち、本発明は、ホイールバランサの回転軸にホイールを取り付けるために用いられるホイールバランサ用タイヤリフトであって、架台と、この架台の上面で昇降機構を介して昇降可能に設けられた昇降部と、前記ホイールの軸穴を前記ホイールバランサの回転軸の先端面に向けた姿勢で当該ホイールを定位置に載せて
前記回転軸の延長方向に離れた位置から前記回転軸の軸方向に沿ってスライドできるように前記昇降部に取り付けられたスライド部材と、
前記スライド部材に載せられた前記ホイールを間に挟んで前記回転軸とは反対側から前記回転軸の先端面にレーザビームを照射してアライメントマークを投影する少なくとも1つのレーザ発光器とから
なり、前記レーザビームのアライメントマークが、
前記回転軸の延長方向に離れた位置で、前記昇降部に載置されて上昇するホイールの軸穴の周辺部分
に投影されるように形成されている構成とした。
ここで、前記レーザビームのアライメントマークが、十字印、×印、米印、Y印もしくは星印等の中心点が解る図形で形成されるようにするのがよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のタイヤリフトは上記のごとく構成したので、ホイールの上昇過程でアライメントマークがホイールの軸穴の周辺部分に投影されるのを目視で確認し、その位置で昇降部を停止させることにより、簡単かつ正確にホイールの軸穴と回転軸との位置合わせを行うことができ、ホイールバランス調整作業の効率化を図ることができる、といった効果がある。
【0011】
上記発明において、
前記レーザ発光器は前記架台に固定された支持部材に保持されており、前記レーザ発光器が前記支持部材に対して上下位置調整可能に取り付けられている構成とするのがよい。
これにより、ホイールバランサの回転軸の高さ位置に合わせてレーザ発光器の取り付け高さを調整することができ、各種メーカのホイールバランサに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図2】
図1のタイヤリフトの使用形態を示す側面図。
【
図3】本発明を用いたホイール取付過程の第1段階を示す側面図。
【
図5】レーザビーム照射時のアライメントマークを示す正面図。
【
図6】本発明のタイヤリフトの別の実施例を示す斜視図。
【
図7】本発明のタイヤリフトのさらに別の実施例を示す一部断面側面図。
【
図8】本発明のタイヤリフトのさらに他の実施例を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下において、本発明の詳細をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
本発明に係るタイヤリフトCは、ホイールバランサAの側面から水平に延びる回転軸1にホイールDを取り付けるときに用いられる。
【0014】
ホイールバランサAは、一般に広く用いられている周知のものであるので、その詳細な説明は省略するが、概略的には、回転軸1が本体2の内部で所定の距離をあけて配置された2カ所の軸受けにより軸支されており、ホイールDを取り付けた回転軸1を高速回転させることで、アンバランス状態にあるホイールDに発生する遠心力が両方の軸受けに作用するようにしてある。この両方の軸受けに働く負荷を検出することで、アンバランス量とその位置が演算されてモニタ3に表示されるようになっている。作業者はモニタ3に表示された指示に従ってウエイト(図示外)をホイールDに取り付けることによりバランス調整が行われる。
【0015】
本発明に係るタイヤリフトCは、
図1〜
図4に示すように、架台4と、この架台4の上面で昇降機構5を介して昇降可能に設けられた昇降板(昇降部)6と、昇降板6上にホイールDを載置してホイールバランサAの回転軸1の方向に向かって水平にスライドできるように組み込まれたスライド部材7とを備えている。
【0016】
スライド部材7は、ホイールDの軸穴8(
図2参照)をホイールバランサAの回転軸1の先端面に向けた姿勢でホイールDを安定よく定位置で載置できるよう、その上面に窪み7aが形成されており、かつ、ホイールDの側面を支えて傾倒を防ぐパイプ枠7bを備えている。このパイプ枠7bは、スライド部材7を手動でスライドさせるときの掴み部を兼用する。
【0017】
昇降機構5は、昇降板6を水平姿勢で昇降できる機構のものであればどのようなものであってもよいが、本実施例では、X状に組み付けられた伸縮アーム5aをエア等の流体圧力で作動する流体シリンダ5bにより伸縮させて昇降板6を昇降させる機構が用いられている。そして、架台4に固定された柱状の支持部材9の上部には、昇降機構5を操作するハンドルまたは押しボタン等の操作部10が設けられている。なお、図示は省略するが、操作部10は、脚で操作可能な低い位置での脚踏み式ペダル方式で形成することも可能である。
【0018】
さらに、本発明のタイヤリフトCでは、ホイールバランサAの回転軸1の先端面にレーザビームを照射して十字印のアライメントマークを投影するレーザ発光器11を装着している。このレーザ発光器11は、上記した支持部材9に上下位置調節可能に取り付けられている。上下調節可能な取付手段として、例えば、レーザ発光器11の背面に磁石11aを取り付けるとともに、支持部材9の取付面を鉄板等の磁性体で形成し、磁石11aの吸着力によって取り付けるようにするのがよい。これにより、メーカの異なるホイールバランサAの回転軸1の高さ位置に合わせて簡単にレーザ発光器11の取り付け高さを調整することができる。
【0019】
また、レーザ発光器11は、レーザビームが回転軸1の先端面を照射するとともに、昇降板6により持ち上げられるホイールDの軸穴8を貫通する位置に配置されている。そして、ホイールDの軸穴8の中心を貫通して回転軸1の先端面に照射したときに、
図5に示すように、十字印のアライメントマークMがホイールDの軸穴8の周辺部分にも投影されるようにアライメントマークMの大きさが予め設定されている。
【0020】
使用に当たっては、まず、タイヤリフトCのレーザ発光器11からのレーザビームがホイールバランサAの回転軸1の先端面中心を照射するように位置を定めてタイヤリフトCを設置する。次いで、レーザビームをホイールバランサAの回転軸1の先端面に向かって照射させた状態で、ホイールDを載置した昇降板6を上昇させる。レーザビームがホイールDの軸穴8の中心を貫通する位置までホイールDが持ち上がると、十字印のアライメントマークMが
図5(a)のようにホイールDの軸穴8の周辺部分にも均等に投影されるので、その位置で昇降板6を停止させる。なお、
図5(b)はホイールDが上がりすぎた場合のアライメントマークMを示しており、
図5(c)はホイールDが下がりすぎた場合のアライメントマークMを示している。これによりホイールDの軸穴8と回転軸1との位置合わせを簡単に行うことができる。この後、スライド部材7を回転軸1の方向に移動させてホイールDの軸穴8を回転軸1に挿入する。そして、カップリングとともにロックナット(図示外)を回転軸1にねじ込んでホイールDを固定し、スライド部材7を後退させて取り付けを完了する。
【0021】
このように、ホイールDの上昇過程でアライメントマークMがホイールDの軸穴8の周辺部分に投影されるのを目視で確認し、その位置で昇降板6を停止させることにより、簡単かつ正確にホイールDの軸穴8と回転軸1との位置合わせを行うことができ、ホイールバランス調整作業の効率化を図ることができる。
【0022】
本発明の別の実施例を
図6に示す。この実施例では、上部にハンドル等の操作部10を有する箱状の操作ユニット9Aが架台4に固定されており、この操作ユニット9Aに上記したレーザ発光器11が取り付けられている。すなわち、操作ユニット9Aの枠体12が実質的に上記した支持部材9としての役割を担っている。
レーザ発光器11は、操作ユニット9Aの枠体12の前面に取り付けてもよいが、本実施例では、枠体12に縦長の取付溝13を形成し、この取付溝13内にレーザ発光器11を設けるとともに、先の実施例同様、磁石によって上下位置調節可能に取り付けられている。これにより、安定した状態で体裁よくレーザ発光器11を保持することができる。
【0023】
また、本発明のさらに別の実施例を
図7に示す。この実施例では、操作部10を有する箱状の操作ユニット9Bが昇降板6に取り付けられて昇降板6とともに昇降する構造となっている。したがって、この場合は、架台4に固定させた垂直な支持部材9を、昇降板6を貫通させて操作ユニット9Bの枠体12aの内部に延長させ、この支持部材9にレーザ発光器11を取り付ける。そして、レーザ発光器11からのレーザビームが枠体12aの外部へ放射できるように、枠体12aの前壁面に縦長のスリット14を形成する。これにより、操作ユニット9Bの昇降に関係なく、定位置でレーザビームを照射することができる。なお、この場合も、操作部10は脚踏み式のペダルで形成することも可能である。
【0024】
上記実施例では、レーザ発光器11を1つ設けた例を示したが、複数個のレーザ発光器を設けることも可能である。例えば、
図8の実施例では、回転軸1の軸心の延長線Lを挟んだ対称位置で2個のレーザ発光器11、11が支持部材9に保持されている。これらのレーザ発光器11、11からのレーザビームは、いずれも回転軸1の先端面を照射するようにしており、かつ、昇降板6に載置されて上昇してくるホイールDの軸穴8の周辺部分を対称位置で均等に投影できるようにしてある。
これにより、先の実施例同様、ホイールDの上昇過程でレーザビームのアライメントマークMがホイールDの軸穴8の周辺部分に投影される(
図5参照)のを目視で確認し、その位置で昇降板6を停止させることにより、簡単かつ正確にホイールDの軸穴8と回転軸1との位置合わせを行うことができる。
なお、レーザ発光器11は、2個に限らず、回転軸1の延長線Lを中心とする同心円上で等間隔に3個または4個設けて形成することも可能である。
【0025】
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施形態に特定されるものではない。例えば上記実施例では、レーザ発光器11を支持部材9に取り付けるための取付手段として磁石11aを利用したが、ビス等の金具を用いて取り付けるようにしてもよい。また、レーザビームのアライメントマークMは、上記した十字印に限らず、×印や米印やY印もしくは星印等の中心点が解る図形とすることができる。また、操作部10も、レバーに限らず、昇降ボタンや脚踏み式のペダル、リモコン等、昇降機構を操作できるものであればよい。また、上記実施例では、昇降板6にホイールDを載置して昇降するようにしたが、これに限らず、ホイールDを安定して昇降可能な昇降部であればよい。例えば昇降板6に代えて、水平方向に並べて配置した一対の昇降ロッドを昇降部としてこれに載置するようにしてもよいし、ホイールDの一部を両側から把持して固定する昇降部を設けるようにしてもよい。さらに、昇降機構5を駆動する動力源として上記実施例では流体シリンダを用いたが、ギアとモータを組み合わせた電動方式であってもよい。その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明のタイヤリフトは、ホイールバランサの回転軸にホイールを取り付けるときに利用することができる。
【符号の説明】
【0027】
A ホイールバランサ
C タイヤリフト
D ホイール
M アライメントマーク
1 回転軸
4 架台
5 昇降機構
6 昇降板(昇降部)
7 スライド部材
8 軸穴
9 支持部材
9A 操作ユニット
9B 操作ユニット
10 操作部
11 レーザ発光器
12 枠体
13 取付溝
14 スリット