(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6703651
(24)【登録日】2020年5月12日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ
(51)【国際特許分類】
B65H 29/60 20060101AFI20200525BHJP
B41J 29/00 20060101ALI20200525BHJP
B41J 29/13 20060101ALI20200525BHJP
B65H 31/02 20060101ALI20200525BHJP
【FI】
B65H29/60 C
B41J29/00 A
B41J29/13
B65H31/02
【請求項の数】9
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-549437(P2019-549437)
(86)(22)【出願日】2018年9月11日
(65)【公表番号】特表2020-505297(P2020-505297A)
(43)【公表日】2020年2月20日
(86)【国際出願番号】CN2018104950
(87)【国際公開番号】WO2019085647
(87)【国際公開日】20190509
【審査請求日】2019年7月11日
(31)【優先権主張番号】201810639488.0
(32)【優先日】2018年6月20日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519253498
【氏名又は名称】林 毅
【氏名又は名称原語表記】LIN, Yi
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】林 毅
【審査官】
西本 浩司
(56)【参考文献】
【文献】
中国実用新案第206872083(CN,U)
【文献】
特開昭60−033569(JP,A)
【文献】
特開昭60−036262(JP,A)
【文献】
実開昭58−018240(JP,U)
【文献】
実開平07−033644(JP,U)
【文献】
特開2001−246806(JP,A)
【文献】
特開昭62−189478(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 29/20 − 29/22
B65H 29/58 − 29/60
B65H 31/00 − 31/40
B41J 13/00 − 13/32
B41J 29/00 − 29/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の排紙機構と上、下筐体からなる排紙路とを含む排紙ユニットと、筐体とを含む排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタであって、
前記筐体の前端面は、垂直な平面であり、該平面には給紙口と排紙口が水平に設けられ、給紙口は、排紙口の下方に位置し、第1の排紙機構の前方の排紙路には、排紙経路変換可能な用紙搬送システムが設けられており、
前記用紙搬送システムは、第2の排紙機構、第3の排紙機構及び用紙ガイドを含み、第1の排紙機構、第2の排紙機構、第3の排紙機構は順次設置され、第3の排紙機構は、排紙口に隣接し、筐体の間に排紙路Bが設けられ、第1の排紙機構、第2の排紙機構、排紙路Bは第1の排紙経路s1を構成し、第1の排紙機構、第2の排紙機構、第3の排紙機構は第2の排紙経路s2を構成し、用紙ガイドは、第3の排紙機構と第2の排紙機構の間に設けられ、排紙経路の変換に用いられ、
第2の排紙機構と第3の排出機構とは、第1の大きさの用紙が第1の排紙経路s1を経由して前記筐体の排紙口から排出されたときの前記第1の大きさの用紙の前端面が前記排紙口を超える距離と、第1の大きさの用紙よりも大きさが小さい第2の大きさの用紙が前記第2の排紙経路s2を経由して前記筐体の排紙口から排出されたときの前記第2の大きさの用紙の前端面が前記排紙口を超える距離とが同じくなるような位置関係で設置することを特徴とする排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項2】
前記第3の排紙機構と下筐体の間に排紙路Bが設けられ、用紙ガイドの一端は、回転軸及び回転軸に固定接続される用紙ガイド駆動モーターを介して第3の排紙機構給紙口の下方に回転可能に固定され、他端は、第2の排紙機構に向いて伸び、用紙ガイド駆動モーターの駆動によって上下揺動でき、第2の排紙機構排紙口の上方近くまで揺動した場合、第1の大きさの用紙は第1の排紙経路s1から排出され、第2の排紙機構の排紙口の下方まで揺動した場合、第2の大きさの用紙は第2の排紙経路s2から排出されることを特徴とする請求項1に記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項3】
前記第3の排紙機構と上筐体の間に排紙路Bが設けられ、用紙ガイドの一端は、回転軸及び回転軸に固定接続される用紙ガイド駆動モーターを介して第3の排紙機構給紙口の上方に回転可能に固定され、他端は、第2の排紙機構に向いて伸び、用紙ガイド駆動モーターの駆動によって上下揺動でき、第2の排紙機構排紙口の下方近くまで揺動した場合、第1の大きさの用紙は第1の排紙経路s1から排出され、第2の排紙機構の排紙口の上方まで揺動した場合、第2の大きさの用紙は第2の排紙経路s2から排出されることを特徴とする請求項1に記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項4】
さらに、前記排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタは、制御ユニットを含み、前記用紙ガイド駆動モーターは、制御ユニットのコントローラーに電気的に接続されることを特徴とする請求項2又は3に記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項5】
前記用紙ガイドに渦巻きばねが設けられ、渦巻きばねの一端は固定され、他端は用紙ガイドの下側面に接続され、渦巻きばねと用紙ガイドの接続点は用紙ガイドの中央部に位置し、渦巻きばねは、用紙ガイドを支持することに用いられることを特徴とする請求項2又は3に記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項6】
前記第2の排紙機構と第3の排紙機構は、第2の排紙ローラーと、第3の排紙ローラーと、それぞれ第2の排紙ローラーと第3の排紙ローラーにフリクションドライブにより接続される第2の従動ローラーと第3の従動ローラーと、及び第2の従動ローラーと第3の従動ローラーを支持する第2の従動ローラーブラケットと第3の従動ローラーブラケットとを含み、第1、第2、第3の排紙ローラーは、表面速度は同じで、ギア又はベルトを介して伝動接続され、さらに、前記第3の排紙機構は、排紙トレイを含み、排紙トレイの一端は、第3の従動ローラーブラケットに固定され、他端は、排紙方向に沿って伸びることを特徴とする請求項2に記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項7】
前記第2の排紙機構と第3の排紙機構は、第2の排紙ローラーと、第3の排紙ローラーと、それぞれ第2の排紙ローラーと第3の排紙ローラーにフリクションドライブにより接続される第2の従動ローラーと第3の従動ローラーと、及び第2の従動ローラーと第3の従動ローラーを支持する第2の従動ローラーブラケットと第3の従動ローラーブラケットとを含み、第1、第2、第3の排紙ローラーは、表面速度は同じで、ギア又はベルトを介して伝動接続され、さらに、前記第2の排紙機構は、排紙トレイを含み、排紙トレイの一端は、第2の従動ローラーブラケットに固定され、他端は、排紙方向に沿って伸びることを特徴とする請求項3に記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項8】
前記第2の排紙機構と排紙口の間の距離は、200〜250mmであり、第3の排紙機構と排紙口の間の距離は、50〜100mmであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【請求項9】
前記排紙ユニットの上筐体に開閉可能な上カバーが設けられ、上カバーを開け、排紙路に詰まった紙を取り除くことができることを特徴とする請求項2又は3に記載の排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関し、具体的には排紙経路変換可能な前面給紙および前面排紙プリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
レーザープリンタは、高い印刷解像度と印刷速度でより広く使用されるようになっている。従来のレーザープリンタは、前面給紙かつ上方排紙、又は、前面給紙かつ背面排紙の印刷構造を採用することが一般的であるが、出力装置としての従来のレーザープリンタは、入力装置、本体、ディスプレイ、タッチスクリーン等と一体型装置に構成され、病院、公共サービス機関、銀行等で使用された場合、従来のプリンタ構造は非常に不便となる。
図1に示すような一体型装置100、プリンタ120は、1つの出力装置とその他の装置が密閉型キャビネット110内に設置され、キャビネットの前側に用紙排出口1101が設けられ、排出口1101近傍に用紙受けトレイ130が設置されるように構成される。従来のレーザープリンタの排紙方向は上方排紙であり、プリンタ排紙口は、用紙排出口1101から遠く離れるため、印刷が終了したか、用紙が排出したか、用紙切れまたは装置故障になったかを利用者が判断することができない。したがって、前面給紙かつ前面排紙プリンタの開発は重要である。
【0003】
中国特許CN206872083Uでは、前面給紙かつ前面排紙プリンタを開示した。
図2に示すように、プリンタ筐体1を含み、前記プリンタ筐体に給紙口2と排紙口3が設置され、前記給紙口2と排紙口3は筐体1の直前に設置され、前記給紙口に大容量給紙カセット、前記排紙口に搬送排紙システムが内蔵され、前記大容量給紙カセットの給紙容量は、80gのA4用紙250枚である。具体的な実施形態は、機器の既存の排出機構130mmの位置で搬送排紙システムを追加し、搬送排紙システムから機器正面の排紙口までの距離は170mmで、A4用紙を排出する時に前面から130mm以上を超え、A5用紙を排出する時に前面から20mm以上を超えることを確保する。この実施形態は、レーザープリンタの前面給紙かつ前面排紙の技術問題を解決できるが、A4、A5用紙など、異なるサイズの用紙にプリントする場合、用紙の前端面がプリンタ筐体の前端面を超える距離が異なり、整然とせず、A4用紙を排出する時に前面から130mm以上を超えて落ちやすい。さらに、A5用紙を横方向排紙に設定した場合、搬送排紙システムから機器正面の排紙口までの距離は170mmで、A5用紙は排紙口から排出されることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の前面給紙かつ前面排紙プリンタがA4、A5用紙にプリントする場合、用紙の前端面がプリンタ前端面を超える距離が異なり、整然とせず、A5用紙を横方向に排出する時に排紙口から排出できないという技術問題を解決するために、本発明は、排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタを提供し、プリント時に用紙の前端面がプリンタ前端面を超える距離が同じであることを確保する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そのため、本発明が採用する技術的解決手段は以下のとおりである。
【0006】
排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタは、筐体及び排紙ユニットを含み、排紙ユニットは、第1の排紙機構及び上、下筐体からなる排紙路を含み、前記筐体の前端面は、垂直な平面であり、該平面には給紙口と排紙口が水平に設けられ、給紙口は、排紙口の下方に位置し、第1の排紙機構の前方の排紙路には、排紙経路変換可能な用紙搬送システムが設けられる。
【0007】
さらに、前記用紙搬送システムは、第2の排紙機構、第3の排紙機構及び用紙ガイドを含み、第1の排紙機構、第2の排紙機構、第3の排紙機構が順次設置され、第3の排紙機構は、排紙口に隣接し、筐体の間に排紙路Bが設けられ、第1の排紙機構、第2の排紙機構、排紙路Bは第1の排紙経路s1を構成し、第1の排紙機構、第2の排紙機構、第3の排紙機構は第2の排紙経路s2を構成し、用紙ガイドは、第3の排紙機構と第2の排紙機構の間に設けられ、排紙経路の変換に用いられる。
また、第2の排紙機構と第3の排出機構とは、第1の大きさの用紙が第1の排紙経路s1を経由して前記筐体の排紙口から排出されたときの前記第1の大きさの用紙の前端面が前記排紙口を超える距離と、第1の大きさの用紙よりも大きさが小さい第2の大きさの用紙が前記第2の排紙経路s2を経由して前記筐体の排紙口から排出されたときの前記第2の大きさの用紙の前端面が前記排紙口を超える距離とが同じくなるような位置関係で設置する。
【0008】
さらに、前記第3の排紙機構と下筐体の間に排紙路Bが設けられ、用紙ガイドの一端は、回転軸及び回転軸に固定接続される用紙ガイド駆動モーターを介して第3の排紙機構給紙口の下方に回転可能に固定され、他端は、
第2の排紙機構に向いて伸び、用紙ガイド駆動モーターの駆動によって上下揺動でき、第2の排紙機構排紙口の上方近くまで揺動した場合、
第1の大きさの用紙は第1の排紙経路s1経由で排出され、第2の排紙機構の排紙口の下方近くまで揺動した場合、
第2の大きさの用紙は第2の排紙経路s2経由で排出される。
【0009】
さらに、前記第3の排紙機構と上筐体の間に排紙路Bが設けられ、用紙ガイドの一端は、回転軸及び回転軸に固定接続される用紙ガイド駆動モーターを介して第3の排紙機構給紙口の上方に回転可能に固定され、他端は、
第2の排紙機構に向いて伸び、用紙ガイド駆動モーターの駆動によって上下揺動でき
、第2の排紙機構排紙口の下方近くまで揺動した場合、
第1の大きさの用紙は第1の排紙経路s1経由で排出され、第2の排紙機構の排紙口の上方近くまで揺動した場合、
第2の大きさの用紙は第2の排紙経路s2経由で排出される。
【0010】
さらに、前記プリンタは、制御ユニットを含み、前記用紙ガイド駆動モーターは、制御ユニットのコントローラーに電気的に接続される。用紙ガイド駆動モーターの運転をコントローラーに接続し、コントローラーにより異なる用紙サイズを自動的に識別し、プリント経路を自動的に変換することができる。
【0011】
さらに、前記用紙ガイドに渦巻きばねが設けられ、渦巻きばねの一端は固定され、他端は用紙ガイドの下側面に接続され、渦巻きばねと用紙ガイドの接続点は用紙ガイドの中央部に位置し、渦巻きばねは、用紙ガイドを支持することに用いられる。用紙ガイドは、ばねの弾力支持によってその位置を安定させることができる。また、用紙ガイド駆動モーターの負荷をばねの弾力範囲内に設定することにより、モーターの回転を制限し、用紙ガイドの位置決めを制限する。
【0012】
さらに、前記第2の排紙機構と第3の排紙機構は、第2の排紙ローラーと、第3の排紙ローラーと、それぞれ第2の排紙ローラーと第3の排紙ローラーにフリクションドライブにより接続される第2の従動ローラーと第3の従動ローラーと、及び第2の従動ローラーと第3の従動ローラーを支持する第2の従動ローラーブラケットと第3の従動ローラーブラケットとを含み、第1、第2、第3の排紙ローラーは、表面速度は同じで、ギア又はベルトを介して伝動接続され、さらに、前記第3の排紙機構は、排紙トレイを含み、排紙トレイの一端は、第3の従動ローラーブラケットに固定され、他端は、排紙方向に沿って伸びる。プリンタの既存の動力システムをベースに、ギア又はベルトの伝動を追加するだけで第2、第3の排紙ローラーを回転させ、構造がシンプルで、制御しやすく、運転信頼性が高い。第3の排紙機構と下筐体の間に排紙路Bが設けられる場合、第3の排紙機構には、用紙を受ける排紙トレイを設置する。
【0013】
さらに、前記第2の排紙機構と第3の排紙機構は、第2の排紙ローラーと、第3の排紙ローラーと、それぞれ第2の排紙ローラーと第3の排紙ローラーにフリクションドライブにより接続される第2の従動ローラーと第3の従動ローラーと、及び第2の従動ローラーと第3の従動ローラーを支持する第2の従動ローラーブラケットと第3の従動ローラーブラケットとを含み、第1、第2、第3の排紙ローラーは、表面速度は同じで、ギア又はベルトを介して伝動接続され、さらに、前記第2の排紙機構は、排紙トレイを含み、排紙トレイの一端は、第2の従動ローラーブラケットに固定され、他端は、排紙方向に沿って伸びる。プリンタの既存の動力システムをベースに、ギア又はベルトの伝動を追加するだけで第2、第3の排紙ローラーを回転させ、構造がシンプルで、制御しやすく、運転信頼性が高い。第3の排紙機構と上筐体の間に排紙路Bが設けられる場合、第2の排紙機構には、用紙を受ける排紙トレイを設置する。
【0014】
さらに、前記第2の排紙機構と排紙口の間の距離は、200〜250mmであり、第3の排紙機構と排紙口の間の距離は、50〜100mmである。A4、A5プリンタに使用される場合は、A4用紙は、縦方向に出入り、A5用紙は横方向に出入り、A4又はA5用紙の排紙前端と排紙口の距離が同じ、且つ50〜100mmの範囲内であり、利用者が取り出しやすく、きれいに揃う。排紙前端と排紙口の距離が大きすぎると用紙が誰かに触れられて落ちたり、破れたりする可能性が高く、小さすぎると利用者が取り出しにくい。
【0015】
さらに、前記排紙ユニットの上筐体に開閉可能な上カバーが設けられ、上カバーを開け、排紙路に詰まった紙を取り除くことができる。上カバーを開けて紙詰まりを取り除き、使用しやすく、プリンタ全体の設計が美しい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の好適な効果は以下のとおりである。従来技術と比べ、本発明に係るプリンタの筐体は、前端面が鉛直面であり、給紙口と排紙口が前端面に位置するように設計され、プリンタは、一体型装置として構成される場合、用紙のセットと取り出しは非常に便利で、排紙口が一体型装置の前側カバーに隣接し、スムーズに排紙することができる。本発明では、第1の排紙機構前方の排紙路に路径変更可能な用紙搬送システムを設け、異なるサイズの用紙にプリントする場合、例えば、A4用紙を縦方向出入りに、A5用紙を横方向出入りにすると、排紙する用紙の前端面がプリンタの前端面を超える距離を同じにすることができ、きれいに揃い取り出しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】従来のレーザープリンタが一体型装置として構成されることを示す図である。
【
図2】従来の前面給紙かつ前面排紙プリンタの全体構造を示す図である。
【
図3】本発明に係るプリンタの一実施形態の全体構造を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態1のプリンタの第1の排紙経路の構造を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態1のプリンタの第2の排紙経路の構造を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態1のプリンタの用紙ガイドと第3の従動ローラーブケットの接続構造を示す図である。
【
図7】
図6の用紙ガイドの接続部の構造を示す図である。
【
図8】
図6の第3の従動ローラーブラケットの接続部の構造を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態2のプリンタの第1の排紙経路の構造を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態2のプリンタの第2の排紙経路の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の目的、技術的解決手段、利点をより分かりやすくするためには、以下、図面及びA4用紙とA5用紙の印刷に適するプリンタの実施形態に従って、本発明の技術的解決手段を詳細に説明する。
【0019】
以下の説明において、
図2に示すようなプリンタの方位を基準として、用紙排紙の方向は、本プリンタの前方であり、逆の場合、後方である。
【0021】
図3に示すように、プリンタは筐体10を含み、前記筐体の前端面102は、垂直な平面であり、該平面に給紙口30及び排紙口20が水平に設けられ、給紙口30は排紙口20の下方に位置する。筐体10の上側面101には開閉可能な上カバー1011が設けられ、上カバー1011は回転軸1012を介して筐体10の両側面に回転可能に設けられ、上カバー1011を開けて排紙路に詰まった用紙を取り除くことができる。
【0022】
図4、
図5に示すように、前記プリンタは、排紙ユニット40を含み、排紙ユニット40は、第1の排紙機構401、用紙搬送システム及び排紙路50を含む。排紙路50は、活動可能な上カバー1011と下筐体1012から構成される。
【0023】
用紙搬送システムは、第2の排紙機構402、第3の排紙機構403及び用紙ガイド404を含む。第2の排紙機構402、第3の排紙機構403は第1の排紙機構401の前方に順次設けられる。第3の排紙機構403と下筐体1012の間にA4用紙排紙路Bが設けられる。
【0024】
第2の排紙機構402は、第2の排紙ローラー4021、第2の従動ローラー4022及び第2の従動ローラーブラケット4023を含む。第2の排紙ローラー4021は、能動ローラーであり、回転軸を介して筐体10に設けられ、その回転軸の一端は、第2の伝達ギア(図示せず)に枢設され、第2の伝達ギアは、第1の排紙ローラー4011と第2の排紙ローラー4021の間に設けられる第1の中間伝達ギア(図示せず)を介して第1の排紙機構401の能動ローラーギア(図示せず)に伝動接続され、第2の従動ローラー4022は、第2の従動ローラーブラケット4023に回転可能に設けられ、第2の排紙ローラー4021にフリクションドライブにより接続され、第2の従動ローラーブラケット4023は、筐体10の底面に固定される。第2の排紙ローラー4021の表面直径と線速度は、第1の排紙ローラー4011の表面直径と線速度と同じである。
【0025】
別の実施形態において、第2の排紙ローラー4021は、ベルトを介して第1の排紙機構401の能動ローラーに伝動接続されることもできる。
【0026】
第3の排紙機構403は、第3の排紙ローラー4031、第3の従動ローラー4032、第3の従動ローラーブラケット4033及び排紙トレイ4034を含む。第3の排紙ローラー4031は、能動ローラーであり、回転軸を介して筐体10に設けられ、その回転軸の一端は、第3の伝達ギア(図示せず)に枢設され、第3の伝達ギアは、第2の排紙ローラー4021と第3の排紙ローラー4031の間に設けられる第2の中間伝達ギア(図示せず)を介して第2の伝達ギアに伝動接続され、第3の従動ローラー4032は、第3の従動ローラーブラケット4033に回転可能に設けられ、第3の排紙ローラー4031にフリクションドライブにより接続され、第3の従動ローラーブラケット4033は、筐体10の側面に固定され、筐体の底面1012にA4用紙の排紙路Bが設けられる。排紙トレイ4034の一端は、第3の従動ローラーブラケット4033の前側面に固定され、他端は、排紙方向に沿って伸びる。第3の排紙ローラー4031の表面直径と線速度は、第2の排紙ローラー4021の表面直径と線速度と同じである。
【0027】
別の実施形態において、第3の排紙ローラー4031は、ベルトを介して第2の排紙機構の能動ローラーに伝動接続されることもできる。
【0028】
本実施形態において、
図6に示すように、用紙ガイド404は、第3の排紙機構403と第2の排紙機構402の間に設けられ、その一端は、回転軸406を介して第3の従動ローラーブラケット4033に設けられ、回転軸の一端には用紙ガイド駆動モーター407に接続される。用紙ガイド404の中央部に渦巻きばね405が設けられ、渦巻きばね405の一端は、第3の従動ローラーブラケット4033の後側面に固定接続され、他端は、用紙ガイド404の下側面に接続される。用紙ガイド404が下向きで回転する時、渦巻きばね405が圧縮し、用紙ガイド404が上向きで回転する時、渦巻きばね405が伸びる。
【0029】
図6〜8に示すように、本実施形態において、用紙ガイド404と第3の従動ローラーブラケット4033の接続方式は、用紙ガイド404の前側面の両端には突出部4041が設けられ、
図7に示すように、突出部4041は、その厚さ方向に沿って第1の貫通穴4042が開設され、貫通穴4042の内壁に軸方向に貫通するキー溝4043が設けられる。第3の従動ローラーブラケット4033の前側面の両端には、U形突出部40331が設けられ、U形突出部40331の2つの突出部の間には、突出部4041の厚さ以上の間隔距離が設けられ、
図8に示すように、U形突出部40331にはその厚さ方向に沿って貫通する第2の貫通穴40332が開設される。用紙ガイドの2つの突出部4041は、それぞれ第3の従動ローラーブラケットのU形突出部40331の2つの突出部の間に嵌合される。用紙ガイド駆動モーター407は、筐体10に固定され、その回転軸406は、第2の貫通穴40332を貫通し、第1の貫通穴4042は、筐体10に軸設され、回転軸406は、第2の貫通穴40332にフリクションドライブにより接続され、第1の貫通穴4042には、キー溝4043に設置される平行キーを介して固定接続される。用紙ガイドモーター407の回転によって、用紙ガイド404が上下揺動し、第2の排紙機構402排紙口の下方近くまで揺動した場合、
図5に示すように、A5用紙は、第1の排紙機構401、第2の排紙機構402、第3の排紙機構403経由で順次排出され、s2は、排紙経路であり、この場合、渦巻きばね405は、縮んだ状態にある。第2の排紙機構402の排紙口の上方近くまで揺動した場合、
図4に示すように、A4用紙は、第1の排紙機構401、第2の排紙機構402、排紙路B経由で排出され、s1は、排紙経路であり、この場合、渦巻きばね405は、伸びた状態にある。
【0030】
本実施形態において、第2の排紙機構402と排紙口の間の距離D2を235mmに、第3の排紙機構403と排紙口の間の距離を85mmに設置する。用紙はA4用紙の場合、A4用紙は縦方向に出入り、プリント経路S1を選択すると、A4は、第2の排紙機構402経由で排出された後、A4用紙の末端は、第2の従動ローラーブラケット4022の前側面に落ち、その後端面は第2の従動ローラーブラケットの前側面と合わせ、すなわち、第2の従動ローラーブラケット4023の前側面からその中心線までの距離を10mmに、A4の長さを300mmに設定し、この場合、A4用紙の前端面がプリンタ排紙口を超える距離は75mmである。用紙はA5用紙の場合、A5用紙は横方向に出入り、プリント経路S2を選択すると、A5用紙は第3の排紙機構403経由で排出された後、その用紙の末端は、第3の従動ローラーブラケット4033の前側面と排紙トレイ4034に落ち、A5用紙の後端面と第3の従動ローラーブラケット4033の前側面に合せ、すなわち、第3の従動ローラーブラケット4033の前側面からその中心線までの距離を10mmに、A5の幅を150mmに設定し、この場合、A5用紙の前端面がプリンタ排紙口を超える距離は75mmである。
【0031】
別の実施形態において、第2の排紙機構402と排紙口の間の距離D2は、適用場所のニーズに応じて200〜250mm又はより広い範囲内で選択でき、第3の排紙機構403と排紙口の間の距離D1は、50〜100mm又はより広い範囲内で選択できる。
本実施形態において、用紙ガイド駆動モーター407と制御ユニットのコントローラーを電気的に接続する場合、制御システムが選択した用紙がA4用紙であることを識別する時、用紙ガイド404が上向きで第2の排紙機構402の排紙口よりも上方に揺動するよう、用紙ガイド駆動モーター407を自動的に制御すると、A4用紙がS1路径から自動的に排出される。制御システムが選択した用紙がA5用紙であることを識別する時、用紙ガイド404が下向きで第2の排紙機構402の排紙口よりも下方に揺動するよう、用紙ガイド駆動モーター407を自動的に制御すると、A5用紙が用紙ガイド404によってS2路径から自動的に排出される。
【0033】
図9、
図10に示すように、実施形態2の構造と実施形態1はほぼ同じ、同じ部品を
図3、
図4と同じ記号に設定するが、相違点は、第3の従動ローラーブラケット4033が筐体10の底面に固定され、第3の排紙機構403と筐体の頂面(上カバー1011)の間にA4用紙排出通道Bが設けられ、第2の従動ローラーブラケット4023の前側面の上端に用紙受けトレイ4024が設けられ、用紙受けトレイ4024が第2の排紙ローラーから落ちる用紙を受け取り、用紙ガイド404の一端が筐体10の両側面に固定されることである。
【0034】
実施形態2において、用紙ガイド駆動モーター407の回転によって用紙ガイド404を回転軸406に旋回させ、上下揺動する。第2の排紙機構402排紙口の上方近くまで揺動した場合、
図10に示すように、A5用紙は、第1の排紙機構401、第2の排紙機構402、第3の排紙機構403経由で排出され、その用紙の末端が第3の従動ローラーブラケット4033の前側面に落ち、s2は排紙経路であり、この場合、渦巻きばね405は伸びた状態にある。第2の排紙機構402の排紙口の下方まで揺動した場合、
図9に示すように、A4用紙は、第1の排紙機構401、第2の排紙機構402、排紙路B経由で排出され、その用紙の末端は第2の従動ローラーブラケット4023の前側面及び用紙受けトレイ4024に落ち、s1は排紙経路であり、この場合、渦巻きばね405は縮んだ状態にある。
【0035】
以上、明細書において具体的に説明されていない部分は、すべて従来技術であるか、従来技術によって実現できるものである。