特許第6703712号(P6703712)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6703712
(24)【登録日】2020年5月13日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】組立ブロックのパーツリムーバー
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/08 20060101AFI20200525BHJP
【FI】
   A63H33/08 Z
   A63H33/08 A
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-126466(P2016-126466)
(22)【出願日】2016年6月27日
(65)【公開番号】特開2018-234(P2018-234A)
(43)【公開日】2018年1月11日
【審査請求日】2019年4月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000115371
【氏名又は名称】ヨシリツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130513
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 直也
(74)【代理人】
【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二
(74)【代理人】
【識別番号】100130177
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 弥一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100166796
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 雅至
(72)【発明者】
【氏名】永井 雅彦
【審査官】 東 芳隆
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭55−056698(JP,U)
【文献】 実開平02−070321(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0086972(US,A1)
【文献】 意匠登録第1344610(JP,S)
【文献】 特開2010−014146(JP,A)
【文献】 特開2016−087410(JP,A)
【文献】 ホイールの抜きかた,ariana office info,[online],2013年 3月25日,2019年12月4日検索,URL,https://ameblo.jp/arianablog/entry-11497747555.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00−37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
周囲に受口(12)を備えたブロック板(11)と、その受口(12)に差し込まれる複数のプラグ(22)を異なる方向へ突出するように備えたジョイント(21)の組み合わせから成り、ジョイント(21)の両端に穴(25)を有する組立ブロックのパーツリムーバーであって、
一対のアーム(1)が基部で二股状に連結されて、前記一対のアーム(1)の先端側が互いに離れる方向及び近づく方向に開閉可能とされ、前記一対のアーム(1)の先端部には、内側へ向けて突出する係合突起(5)が形成され、
前記一対のアーム(1)の係合突起(5)をジョイント(21)の両端の穴(25)に係合させて、前記一対のアーム(1)の先端部を閉じる方向へ力が作用するように握り、ジョイント(21)を掴みつつ引っ張って、受口(12)からプラグ(22)を引き抜くことにより、ブロック板(11)とジョイント(21)とを分離する組立ブロックのパーツリムーバー。
【請求項2】
前記一対アーム(1)の内側には、先端側から基端側へかけて、基準面(6a)とこれに対して離反するように傾斜したスロープ(6b)から成る楔部(6)が設けられ、
分離対象となるパーツは、相反する方向へ向けて突出するプラグ(22)の基部間からシャフト(26)が延設されたジョイント(21)と、前記シャフト(26)に差し込まれてジョイント(21)に装着される車輪部材(31)であり、
前記ジョイント(21)と車輪部材(31)とが結合された状態で、前記楔部(6)をアーム(1)の先端側からプラグ(22)と車輪部材(31)の間に差し込み、前記ジョイント(21)と車輪部材(31)を楔部(6)に沿ってアーム(1)の基部側にスライドさせると、ジョイント(21)のシャフト(26)から車輪部材(31)が抜けて、ジョイント(21)と車輪部材(31)とが分離される請求項1に記載の組立ブロックのパーツリムーバー。
【請求項3】
前記一対のアーム(1)の基部側には、台座部(7)が設けられ、前記台座部(7)には、車輪部材(31)のホイール(32)のリム部(32a)よりも小径の抜筒部(8)が立設され、
分離対象となるパーツは、前記車輪部材(31)のホイール(32)とタイヤ(33)であり、
前記車輪部材(31)のホイール(32)にタイヤ(33)が嵌められた状態で、ホイール(32)のフランジ(32b)と反対側の径面を抜筒部(8)の先端面に当接させ、タイヤ(33)を台座部(7)側へスライドさせると、ホイール(32)からタイヤ(33)が抜けて分離される請求項2に記載の組立ブロックのパーツリムーバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ブロック板をジョイントを介して順次連結し、立体作品を組み立てることができる組立ブロックのパーツリムーバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、下記特許文献1に記載した発明に基づいて、図15に示すように、平面形状が正方形及び正三角形のブロック板11と、このブロック板11同士を連結するジョイント21の組み合わせから成るプラスチック製の組立てブロック[商品名:LaQ(登録商標)]を提供しており、このような組立てブロックが広く流通している。実際のブロック板11の形状は、下記特許文献2,3に記載されたような形状となっている。
【0003】
このブロック板11の周囲各辺には、表面側と裏面側が窪んだ受口12が形成され、受口12には突条13が設けられている。ジョイント21には、舌片が対向したプラグ22が少なくとも二方向へ向けて突設され、プラグ22の内面に彫溝23が設けられている。また、プラグ22の基部から両側へ角柱状の側延部24が張り出し、ジョイント21の両端となる側延部24の端面には、成形上生じる穴25が形成されている。
【0004】
このようなブロック板11同士を連結する際、ブロック板11の受口12にジョイント21のプラグ22を嵌めると、プラグ22の外縁が受口12の奥側の段差に当接すると共に、突条13が彫溝23に係合し、側延部24がブロック板11の外周面に当接して、連結状態が安定する。
【0005】
ジョイント21には連結態様に応じて複数の種類があり、基本的なものとして、図示のように、プラグ22が同一平面で二方向に突出する基本的なもののほか、プラグ22が直交する二方向に突出するもの、直交する三方向に突出するもの、120°の角度で二方向に突出するもの、プラグ22の基端間の距離が大きなものなどが用意されている。
【0006】
そして、図3に示すように、正方形のブロック板11と、プラグ22が直交する二方向に突出するジョイント21とを組み合わせると、図4に示すように、立方体状の連結体を組み立てることができる。そのほか、図示省略するが、正三角形のブロック板11と、プラグが120°の角度で二方向に突出するジョイント21とを組み合わせると、球状の連結体を組み立てることもできる。
【0007】
また、組立ブロックの特別なパーツとして、図7に示すように、直交する三方向に突出するプラグ22を備え、相対する方向へ突出するプラグ22の基部間からシャフト26が延設されたジョイント21が存在し、そのシャフト26に差し込まれて装着される車輪部材31も存在している。車輪部材31は、リム部の一端にフランジを有するホイール32にゴム製のタイヤ33が嵌められたものとされている(下記特許文献4参照)。
【0008】
そして、図8に示すように、このようなシャフト26を備えたジョイント21と車輪部材31とを結合し、その連結体とブロック板11を基本的なジョイント21を介して連結した連結体とを組み合わせると、自動車の車体が組み立てられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特許第3224637号公報
【特許文献2】意匠登録第929785号公報
【特許文献3】意匠登録第929786号公報
【特許文献4】意匠登録第1344610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、連結したブロック板11とジョイント21とを分離するには、ブロック板11とジョイント21とを持って、接続部分を折るように曲げる。これにより、プラグ22が開くように撓み、受口12からプラグ22が抜けて、簡単に分離することができる。また、球状の連結体を解体する場合には、手で包み込むようにして力をかけると、プラグ22が開くように撓んで、簡単に解体することができる。
【0011】
しかしながら、図4に示すような立方体状の連結体は、上記のような方法では解体できず、その解体に際しては、角部に露出したジョイント21の穴25に押しピンのピン先等を差し込んで、一面のブロック板11とその周囲のジョイント21とを開くように外側へ引っ張る必要があり、解体が難しいという問題がある。
【0012】
また、図8に示すように、シャフト26を備えたジョイント21に車輪部材31を装着した場合、シャフト26が割溝による弾性的な縮径及び復元に伴いホイール32のセンター穴に係合しているので、シャフト26から車輪部材31を取り外そうとしても、車輪部材31が抜けにくいという問題がある。
【0013】
さらに、車輪部材31のホイール32とタイヤ33とを別々に使用するため、ホイール32とタイヤ33とを分離しようとしても、タイヤ33はホイール32のリム部に弾性で密着すると共に、ホイール32の内側のフランジに係合しているため、ホイール32から外れにくいという問題もある。
【0014】
そこで、この発明は、組立ブロックの連結されたパーツを容易に分離できるようにし、何度も手軽にパーツを組み替えられるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するため、この発明は、周囲に受口を備えたブロック板と、その受口に差し込まれる複数のプラグを異なる方向へ突出するように備えたジョイントの組み合わせから成り、ジョイントの両端に穴を有する組立ブロックのパーツリムーバーであって、
一対のアームが基部で二股状に連結されて、前記一対のアームの先端側が互いに離れる方向及び近づく方向に開閉可能とされ、前記一対のアームの先端部には、内側へ向けて突出する係合突起が形成され、
前記一対のアームの係合突起をジョイントの両端の穴に係合させて、前記一対のアームの先端部を閉じる方向へ力が作用するように握り、ジョイントを掴みつつ引っ張って、受口からプラグを引き抜くことにより、ブロック板とジョイントとを分離するものを提供することとしたのである。
【0016】
また、前記一対アームの内側には、先端側から基端側へかけて、基準面とこれに対して離反するように傾斜したスロープから成る楔部が設けられ、
分離対象となるパーツは、相反する方向へ向けて突出するプラグの基部間からシャフトが延設されたジョイントと、前記シャフトに差し込まれてジョイントに装着される車輪部材であり、
前記ジョイントと車輪部材とが結合された状態で、前記楔部をアームの先端側からプラグと車輪部材の間に差し込み、前記ジョイントと車輪部材を楔部に沿ってアームの基部側にスライドさせると、ジョイントのシャフトから車輪部材が抜けて、ジョイントと車輪部材とが分離されるものを提供することとしたのである。
【0017】
前記一対のアームの基部側には、台座部が設けられ、前記台座部には、車輪部材のホイールのリム部よりも小径の抜筒部が立設され、
分離対象となるパーツは、前記車輪部材のホイールとタイヤであり、
前記車輪部材のホイールにタイヤが嵌められた状態で、ホイールのフランジと反対側の径面を抜筒部の先端面に当接させ、タイヤを台座部側へスライドさせると、ホイールからタイヤが抜けて分離されるものを提供することとしたのである。
【発明の効果】
【0018】
この発明に係るパーツリムーバーでは、一対のアームの先端部に内側へ向けて突出する係合突起を設けたので、ジョイントの両端の穴を利用し、この穴に係合突起を係合させ、ジョイントを掴みつつ引っ張って、受口からプラグを引き抜くことにより、押しピン等を用いなくても、ブロック板とジョイントとを分離でき、立方体状の連結体を容易に解体することができる。
【0019】
また、一対アームの内側にスロープを有する楔部を設けたので、結合されたジョイントと車輪部材を分離する際、楔部をアームの先端側からプラグと車輪部材の間に差し込み、ジョイントと車輪部材を楔部に沿ってアームの基部側にスライドさせるだけで、シャフトから車輪部材が抜けて、ジョイントと車輪部材とを容易に分離することができる。
【0020】
さらに、一対のアームの基部側に位置する台座部に、車輪部材のホイールよりも小径の抜筒部を立設したので、車輪部材のホイールにタイヤが嵌められた状態で、ホイールの径面を抜筒部の先端面に当接させ、タイヤを台座部側へスライドさせるだけで、ホイールとタイヤとを容易に分離できる。
【0021】
そして、上記各機能を備えた多機能のパーツリムーバーとすることにより、1つのパーツリムーバーを手許に用意しておくだけで、連結したパーツの分離に手間取ることなく、何度も手軽にパーツを組み替えて、組立ブロックによる様々な作品を作ることができ、ユーザーの創作意欲を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】この発明の実施形態に係るパーツリムーバーを示す斜視図
図2】同上のパーツリムーバーの(I)側面図、(II)平面図、(III)底面図、(IV)(II)のB−B断面図、(V)(I)のA−A断面図、(VI)アーム先端部の拡大図
図3】組立ブロックのパーツによる立方体状の連結体の分解斜視図
図4】同上の立方体状の連結体の組立状態を示す斜視図
図5】同上の解体過程において(I)ジョイントにパーツリムーバーをセットする過程を示す平面図、(II)パーツリムーバーをセットした状態を示す平面図
図6】同上のパーツ分離後の状態を示す斜視図
図7】組立ブロックのパーツによる自動車の車体の分解斜視図
図8】同上の自動車の車体の組立状態を示す斜視図
図9】パーツリムーバーによるジョイントと車輪部材の分離過程を示す縦断正面図
図10】同上の分離過程の(I)初期状態を示す部分縦断側面図、(II)遷移状態を示す部分縦断側面図
図11】パーツリムーバーによる車輪部材のホイールとタイヤの分離過程を示す部分斜視図
図12】同上の分離過程を示す部分縦断側面図
図13】パーツリムーバーの台座部によるパーツの仮保持状態を示す平面図
図14】同上のシャフトを有するジョイントの仮保持状態を示す部分斜視図
図15】組立ブロックの基本パーツを示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0024】
図1及び図2に示すパーツリムーバーは、上述のような組立ブロックに付帯する部材であって、連結された組立ブロックのパーツ同士を分離するために使用するものである。
【0025】
このパーツリムーバーは、プラスチックの成形品であり、一対のアーム1が基部側の繋部2で二股状に連結された形状とされている。一対のアーム1は、その弾性限度内での撓みに伴い、先端側が互いに離れる方向及び近づく方向に開閉可能とされている。一対のアーム1は、長さ方向における先端寄りの部分で、車輪部材31の上下方向への挿通が可能となるように外側へ屈曲し、さらにその先端側が内側へ屈曲している。
【0026】
そして、一対のアーム1の先端部には、幅方向の突当面3及び突当面3からの突出部の内側に挟持面4が形成されると共に、挟持面4から内側へ向けて突出する係合突起5が形成されている。係合突起5には、突当面3の反対側に、基端側から先端側へかけて後退する傾斜面5aが形成されている。
【0027】
一対のアーム1の対向する挟持面4の間隔Dは、ジョイント21の両端面間の長さとほぼ等しく、一対のアーム1の対向する係合突起5の先端間の間隔Dは、ジョイント21の両端面間の長さよりも小さくなっている。
【0028】
また、一対のアーム1の内側には、先端側から基端側へかけて、基準面6aとこれに対して離反するように傾斜したスロープ6bから成る楔部6が設けられている。
【0029】
さらに、一対のアーム1の外側面には、先端側の間隔が広がった部分に複数本の溝から成る滑止加工を施したグリップ部1aが形成され、グリップ部1aより繋部2寄りにアーム1が撓みやすくなるように各2本の凹溝1bが形成されている。
【0030】
そのほか、一対のアーム1の基部側には、繋部2から延びる台座部7が設けられ、台座部7には、後述する車輪部材31のホイール32のリム部32aよりも小径の抜筒部8が立設されている。台座部7の端縁には、ブロック板11と同様の受口7aが形成され、抜筒部8の中心部には、シャフト26が嵌められるシャフト穴8aが形成されている。
【0031】
上記のようなパーツリムーバーを使用して、図4に示すような立方体状の連結体を解体する際には、立方体状の連結体の一稜部をなすジョイント21を決め、図5(I)に示すように、まず、一方のアーム1の先端部の係合突起5をジョイント21の一方の端面の穴25に係合させる。
【0032】
続いて、他方のアーム1の先端部の係合突起5をジョイント21の他方の端部の外側面に押し付けると、他方のアーム1の係合突起5の傾斜面5aがジョイント21の他方の端部の外側面に当接して摺動し、一対のアーム1の先端側が押し広げられる。
【0033】
そして、他方のアーム1の係合突起5がジョイント21の他方の端面の穴25に嵌まり込むと、図5(II)に示すように、一対のアーム1が弾性により復元し、両方の係合突起5がジョイント21の両端面の穴25に係合した状態となる。
【0034】
この状態では、ジョイント21の側延部24の外側面が一対のアーム1の先端部の突当面3に突き当たり、ジョイント21の両端面が一対のアーム1の先端部の挟持面4に挟まれるので、ジョイント21に対しパーツリムーバーが安定する。
【0035】
その後、図6に示すように、一対のアーム1の先端部が閉じる方向へ力が作用するようにグリップ部1aを握り、ジョイント21を掴みつつ、このジョイント21に結合されたブロック板11とその周囲のジョイント21を、周方向に連結された他のブロック板11から引き上げて、それらの受口12からプラグ22を引き抜く。
【0036】
これにより、押しピン等を用いなくても、ブロック板11とジョイント21とを分離でき、立方体状の連結体を容易に解体することができる。
【0037】
次に、上記のようなパーツリムーバーを使用して、図8に示すような作品に使用されるジョイント21のシャフト26から車輪部材31を取り外す手順について説明する。
【0038】
このパーツの分離に際しては、図9に示すように、ジョイント21と車輪部材31とが結合された状態で、一対のアーム1の対向する楔部6の内側にジョイント21の側延部24を挟み、車輪部材31を基準面6aに沿わせ、ジョイント21の相反する方向へ向けて突出するプラグ22をスロープ6bに沿わせて、図10(I)に示すように、楔部6をアーム1の先端側からプラグ22と車輪部材31の間に差し込む。
【0039】
そして、図10(II)に示すように、ジョイント21と車輪部材31を楔部6に沿ってアーム1の先端側から基部側へスライドさせると、ジョイント21のプラグ22と車輪部材31の間隔が広がって、シャフト26から車輪部材31が抜け出し、ジョイント21と車輪部材31とを容易に分離することができる。
【0040】
次に、上記のようなパーツリムーバーを使用して、車輪部材31のホイール32とタイヤ33を分離する手順について説明する。
【0041】
このパーツの分離に際しては、図11に示すように、車輪部材31のホイール32にタイヤ33が嵌められた状態で、図12に示すように、ホイール32のフランジ32bと反対側の径面を抜筒部8の先端面に当接させ、タイヤ33を台座部7側へスライドさせる。これにより、ホイール32のリム部32aからタイヤ33が抜け出し、ホイール32とタイヤ33とを容易に分離することができる。
【0042】
なお、図13に示すように、このパーツリムーバーの台座部7には、ブロック板11の受口12と同様の受口7aが形成されているので、この受口7aを利用して、各種のジョイント21やブロック板11を紛れないように仮保持しておくことができる。
【0043】
また、抜筒部8の中心部には、シャフト26が嵌められるシャフト穴8aが形成されているので、シャフト26を有するジョイント21を使用する場合、シャフト穴8aにシャフト26を挿入して、このジョイント21を仮保持しておくこともできる。
【0044】
このように、上記パーツリムーバーは、多機能のものとなっているので、1つのパーツリムーバーを手許に用意しておくだけで、連結したパーツの分離に手間取ることなく、何度も手軽にパーツを組み替えて、組立ブロックによる様々な作品を作ることができ、ユーザーの創作意欲を高めることができる。
【符号の説明】
【0045】
1 アーム
1a グリップ部
1b 凹溝
2 繋部
3 突当面
4 挟持面
5 係合突起
5a 傾斜面
6 楔部
6a 基準面
6b スロープ
7 台座部
7a 受口
8 抜筒部
8a シャフト穴
11 ブロック板
12 受口
13 突条
21 ジョイント
22 プラグ
23 彫溝
24 側延部
25 穴
26 シャフト
31 車輪部材
32 ホイール
32a リム部
32b フランジ
33 タイヤ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15