特許第6703717号(P6703717)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6703717ロック装置及びそのロック装置を備えた自転車保管装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6703717
(24)【登録日】2020年5月13日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】ロック装置及びそのロック装置を備えた自転車保管装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 71/02 20060101AFI20200525BHJP
   B62H 5/16 20060101ALI20200525BHJP
   B62H 3/08 20060101ALI20200525BHJP
【FI】
   E05B71/02 Z
   B62H5/16
   B62H3/08
【請求項の数】3
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-548635(P2018-548635)
(86)(22)【出願日】2016年11月25日
(65)【公表番号】特表2019-505708(P2019-505708A)
(43)【公表日】2019年2月28日
(86)【国際出願番号】KR2016013707
(87)【国際公開番号】WO2017099396
(87)【国際公開日】20170615
【審査請求日】2018年6月25日
(31)【優先権主張番号】10-2015-0173423
(32)【優先日】2015年12月7日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518199986
【氏名又は名称】ソヒョン バイシクルラック カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】パク,フンイル
【審査官】 野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−237655(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3016649(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0178446(US,A1)
【文献】 特開2002−227441(JP,A)
【文献】 特開2001−323674(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 71/00 − 71/02
B62H 3/00 − 3/08
B62H 5/16
E04H 6/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
地面に固着され、上下に一定の高さを有する支持部、
一側が前記支持部の上部に装着され、他側は地面に固着され、上面に自転車の前輪及び後輪が載置されることができる支持フレーム、及び
前記支持フレームに取り付けられ、前記自転車の車輪を支持フレームに固定させるロック装置を含み、
前記支持フレームは、
前記支持部の下部に取り付けられる下部支持フレーム、
前記支持部の上部に取り付けられ、内部に上部支持フレームが収容された状態でスライドすることができるようにするためのレール部、
前記レール部の内部に収容された状態でスライドされる上部支持フレーム、
前記レール部に沿ってスライドし、前記上部支持フレームと結合される回動案内部、及び、
前記回動案内部と前記上部支持フレームに設置され、前記上部支持フレームを上方向または下方向に回動させる力を制御し、内部に前記上部支持フレームと接続されたロッドを備えたショックアブソーバを、含み、
前記回動案内部の両側には曲線形の回動案内ホールが形成され、
前記上部支持フレームの両側には、前記回動案内ホールに沿って移動しながら前記上部支持フレームの回動を案内するための回動案内突起が形成され
前記ロック装置は、
保管物の荷重によって回動して前記保管物に形成された空間に収容される固定部、及び、
前記固定部から一定の間隔で離隔し、使用者の番号入力操作を確認して、内部に備えられる係合子を前進又は後退させて前記固定部の固定を制御するロッキング部;を含み、
前記固定部は、
前記保管物の両側にそれぞれ回動可能に位置する回動部、
前記回動部の下側にそれぞれ形成され、前記保管物の荷重によって下方に回動して前記回動部が互いに近くなる方向に回動するようにし、前記係合子が取り付けられる結合部が底面に形成され、前記結合部には前記係合子が貫通することができる貫通ホールが形成された回動誘導部、及び、
前記回動部の上側にそれぞれ形成され、前記回動部と一緒に回動して前記保管物の空間に収容されることによって前記保管物を固定させる位置固定部を含み、
前記ロッキング部の係合子は下方に回動した回動誘導部に収容されて固定部を固定させ、
前記貫通ホールは、回動部が軸となって回転するヒンジよりも水平方向を基準として下側に位置することを特徴とする、自転車保管装置。
【請求項2】
前記回動部は前記支持フレームの両側にそれぞれ回動可能に取り付けられ、
前記回動誘導部は前記回動部の下側にそれぞれ形成され、前記支持フレームの内部空間に位置した状態で前記車輪の荷重によって支持フレームの外部に回動して、前記回動部が互いに近くなる方向に回動するようにし、
前記位置固定部は前記回動部の上側にそれぞれ形成され、前記回動部と一緒に回動して前記車輪のスポークの間に位置することによって前記車輪を支持フレームに固定させ、
前記ロッキング部の係合子は前記支持フレームの外部に回動した回動誘導部を貫通して固定部を固定させる、請求項に記載の自転車保管装置。
【請求項3】
前記ロック装置は、
前記回動部と支持フレームの間に位置し、両側が前記回動部と支持フレームにそれぞれ支持された状態で、前記回動誘導部にかけられた車輪の荷重が解除されるとき、弾性力によって固定部を元の位置に復帰させて前記位置固定部を前記車輪のスポークから引き出す復帰部を含む、請求項に記載の自転車保管装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロック装置及びそのロック装置を備えた自転車保管装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近には自転車を用いる使用者が増加しており、特に都心では健康のためにはもちろんのこと、大衆交通を取り替える交通手段として多くの人が用いている。
【0003】
ところで、自転車を保管するには場所の制約又は盗難のおそれなどの多くの原因のために自転車の保管が難しい問題点がある。
【0004】
地下鉄又は官公署の辺りの自転車保管所の場合は、単純に鉄製フレームを熔接して骨格を立て、その上部に天幕状の屋根を備えた程度の構造で、単純に鉄製のみからなった構造物であり、徹底的な管理ができないなど、自転車の盗難を防止しながら安全に保管することには限界がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許第10−1124198号公報
【特許文献2】韓国特許第10−1371132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した従来技術の問題点を解決するために案出されたもので、自転車などの保管物を容易で簡便に保管することができ、盗難を防止することができるようにしたロック装置及びそのロック装置を備えた自転車保管装置を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるロック装置は、保管物の荷重によって回動して前記保管物に形成された空間に収容される固定部、及び前記固定部から一定の間隔で離隔し、使用者の番号入力操作を確認して、内部に備えられる係合子を前進又は後退させて前記固定部の固定を制御するロッキング部を含む。
【0008】
そして、前記固定部は、
前記保管物の両側にそれぞれ回動可能に位置する回動部、前記回動部の下側にそれぞれ形成され、前記保管物の荷重によって下方に回動して、前記回動部が互いに近くなる方向に回動するようにする回動誘導部、及び前記回動部の上側にそれぞれ形成され、前記回動部と一緒に回動して前記保管物の空間に収容されることによって前記保管物を固定させる位置固定部を含み、
前記ロッキング部の係合子は下方に回動した回動誘導部に収容されて固定部を固定させる。
【0009】
本発明の他の一実施例による自転車保管装置は、地面に固着され、上下に一定の高さを有する支持部、一側が前記支持部の上部に装着され、他側は地面に固着され、上面に自転車の前輪及び後輪が載置されることができる支持フレーム、及び前記支持フレームに取り付けられ、前記自転車の車輪を支持フレームに固定させるロック装置を含み、
前記支持フレームは、前記支持部の下部に取り付けられる下部支持フレーム、及び前記支持部の上部に取り付けられる上部支持フレームを含み、
前記支持部の上部に取り付けられ、内部に前記上部支持フレームが収容された状態でスライドすることができるようにするためのレール部、及び前記レール部に沿ってスライドし、前記上部支持フレームと結合される回動案内部を含み、
前記回動案内部の両側には曲線形の回動案内ホールが形成され、
前記上部支持フレームの両側には、前記回動案内ホールに沿って移動しながら前記上部支持フレームの回動を案内するための回動案内突起が形成される。
【0010】
また、前記回動部は前記支持フレームの両側にそれぞれ回動可能に取り付けられ、
前記回動誘導部は前記回動部の下側にそれぞれ形成され、前記支持フレームの内部空間に位置した状態で前記車輪の荷重によって支持フレームの外部に回動して、前記回動部が互いに近くなる方向に回動するようにし、
前記位置固定部は前記回動部の上側にそれぞれ形成され、前記回動部と一緒に回動して前記車輪のスポークの間に位置することによって前記車輪を支持フレームに固定させるようにし、
前記ロッキング部の係合子は前記支持フレームの外部に回動した回動誘導部を貫通して固定部を固定させる。
【0011】
そして、前記ロック装置は、
前記回動部と支持フレームの間に位置し、両側が前記回動部と支持フレームにそれぞれ支持された状態で、前記回動誘導部にかけられた車輪の荷重が解除されるとき、弾性力によって固定部を元の位置に復帰させることにより、前記位置固定部が前記車輪のスポークから引き出されるようにする復帰部を含む。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるロック装置及びそのロック装置を備えた自転車保管装置は、支持フレームに固定部とロッキング部を介して自転車の車輪を施錠させた状態で保管することができるので、自転車を安定的に保管することができ、保管された自転車の盗難を防止することができる効果がある。
【0013】
また、復帰部は、固定部から自転車の車輪の荷重が解除される場合、固定部が元の位置に自動に復帰するようにすることにより、使用者は自転車保管装置に保管された自転車を容易に持って行くことができる効果がある。
【0014】
そして、下部支持フレームと上部支持フレームによって自転車を多段で保管することができるので、自転車及び自転車保管装置が占める空間を最小化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明によるロック装置を示す斜視図である。
図2図1のロック装置を反対方向から見た状態を示す斜視図である。
図3】本発明によるロック装置の作動状態を示す斜視図である。
図4】本発明による自転車保管装置を示す斜視図である。
図5】本発明による自転車保管装置に適用された上部支持フレームとレール部の結合状態を示す斜視図である。
図6】本発明による自転車保管装置に適用された上部支持フレームとレール部の分離状態を示す斜視図である。
図7】本発明による自転車保管装置に適用された上部支持フレームの作動を示す側面図である。
図8】本発明による自転車保管装置に適用された固定部とロッキング部の作動前状態を示す斜視図(a)及び正面図(b)である。
図9】本発明による自転車保管装置に適用された固定部とロッキング部の作動後状態を示す斜視図(a)及び正面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明は様々な相異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されない。明細書全般にわたって類似の部分に対しては同じ図面符号を付けた。
【0017】
図1は本発明によるロック装置を示す斜視図、図2図1のロック装置を反対方向から見た状態を示す斜視図、図3は本発明によるロック装置の作動状態を示す斜視図である。
【0018】
図1図3に示したように、本発明によるロック装置は、固定部30及びロッキング部40を含む。
【0019】
0前記固定部30は保管物の荷重によって回動して、保管物に形成された空間に収容されることによって前記保管物を固定させて盗難を防止するもので、ブラケットB、回動部31、回動誘導部32及び位置固定部33に分けられて構成される。
【0020】
ここで、前記保管物は自転車90の前輪91又は後輪92であってもよく、前記空間は自転車90の前輪91又は後輪92に形成されるスポーク911、921間の空間であってもよい。
【0021】
前記ブラケットBは後述する回動部31の回動を案内するもので、保管物の両側にそれぞれ位置する。
【0022】
すなわち、前記ブラケットBは保管物を挟んで向き合う形態となる。
【0023】
このようなブラケットBは二つが一組を成すとともに互いに一定間隔で離隔し、前記ブラケットBの間には回動部31の一部が収容される。
【0024】
前記回動部31は後述する位置固定部33を回動させるもので、前記ブラケットBの間にそれぞれ収容され、ヒンジHを介して前記ブラケットBに回動可能に結合される。
【0025】
すなわち、前記回動部31は前記保管物に近くなる方向又は遠くなる方向に回動することができるものである。
【0026】
前記回動誘導部32は前記回動部31を回動させることにより、位置固定部33が保管物を固定することができるようにするもので、前記回動部31の下側で水平方向に延設される。
【0027】
すなわち、前記回動誘導部32は前記保管物の下部に位置する。
【0028】
前記回動誘導部32と前記回動部31は一体に形成されて一緒に回動する。
【0029】
ここで、前記回動部31は前記保管物を挟んで対角線上に位置し、これによって前記各回動誘導部32は互いに近付く方向に回動しながら交差することができる構造を有する。
【0030】
そして、前記回動部31が後述する復帰部50によって傾斜角を有する形態であるので、前記回動誘導部32も上向きに傾いた形態となる。
【0031】
すなわち、前記回動誘導部32は、上面に保管物が装着される場合、保管物の荷重によって下方に回動し、このような場合、前記回動部31が互いに近くなる方向、すなわち保管物に近くなる方向に回動する。
【0032】
さらに、前記それぞれの回動誘導部32の底面には後述するロッキング部40の係合子45が係合される結合部321が形成される。
【0033】
ここで、前記結合部321には前記係合子45が貫通することができる貫通ホール322が形成される。
【0034】
そして、前記結合部321は前記回動誘導部32が下方に回動する場合に互いに見合う形態になって前記各貫通ホール322が同一線上に位置する。
【0035】
前記位置固定部33は前記保管物を固定させるもので、前記回動部31の上側で水平方向に延設される。
【0036】
前記位置固定部33は回動誘導部32と一体に形成されて一緒に回動する。
【0037】
すなわち、前記回動誘導部32の上面に保管物が装着され、前記回動誘導部32と結合部321が前記保管物の荷重によって下方に回動する場合、前記位置固定部33は前記保管物に形成される空間に収容されて保管物を固定させるものである。
【0038】
そして、前記回動誘導部32が回動することによって互いに見合う形態になる結合部321にはロッキング部40の係合子45が貫通することにより、前記位置固定部33が保管物を安定的に固定した状態を維持することができる。
【0039】
一方、本発明によるロック装置は、回動誘導部32にかけられた保管物の荷重が解除される場合、弾性力によって固定部30を元の位置に復帰させる復帰部50をさらに含む。
【0040】
前記復帰部50については後述する自転車保管装置で具体的に説明する。
【0041】
前記ロッキング部40は前記固定部30の固定を制御するもので、ブラケット41に取り付けられる。
【0042】
ここで、前記ブラケット41は後述する自転車保管装置の支持フレームに結合されるのに最適化した形状に製作され、その形状は結合される保管物によって変わることができることを明かしておく。
【0043】
そして、前記ロッキング部40は一面が前記ブラケット41に取り付けられるハウジング42をさらに含む。
【0044】
前記ハウジング42は、図3に示したように、一面が前記下方に回動した結合部321と向き合う。
【0045】
また、前記ハウジング42のうち前記結合部321と向き合う部分には出入ホール421が形成され、前記係合子45は前記ハウジング42の内部に取り付けられた状態で前記出入ホール421を通じてハウジング42の外部に押し出されるとかハウジング42の内部に引っ込められる。
【0046】
前記係合子45は、ハウジング42の外部に押し出される場合、前記二つの結合部321の貫通ホール322に順次貫通して前記固定部30を固定させる。
【0047】
そして、前記係合子45がハウジング42の内部に引っ込められる場合、前記固定部30の固定が解除される。
【0048】
このようなロッキング部40は公知のドアロックと同様な方式で作動する。
【0049】
ここで、本発明で、前記保管物は自転車の前輪又は後輪に限定されず、前記自転車の前輪又は後輪と類似した構造を有する保管物、すなわち前記位置固定部が収容されて固定させることができる多様なものなどに適用可能であることを明かしておく。
【0050】
次に、図4図9を参考して本発明によるロック装置を備えた自転車保管装置について説明する。
【0051】
図4は本発明による自転車保管装置を示す斜視図、図5は本発明による自転車保管装置に適用された上部支持フレームとレール部の結合状態を示す斜視図、図6は本発明による自転車保管装置に適用された上部支持フレームとレール部の分離状態を示す斜視図、図7は本発明による自転車保管装置に適用された上部支持フレームの作動を示す側面図、図8(a)及び図8(b)は本発明による自転車保管装置に適用された固定部とロッキング部の作動前状態を示す斜視図及び正面図、図9(a)及び図9(b)は本発明による自転車保管装置に適用された固定部とロッキング部の作動後状態を示す斜視図及び正面図である。
【0052】
図4図9に示したように、本発明による自転車保管装置1は、支持部10、支持フレーム20及びロック装置を含む。
【0053】
前記支持部10は後述する支持フレーム20と一緒に自転車90を支持する役割をするもので、下端が地面に固着される下部水平フレーム11、前記下部水平フレーム11の上面両側に垂直に取り付けられる垂直フレーム12、及び底面両側が前記垂直フレーム12の上面に取り付けられ、前記下部水平フレーム11と上下方向に対称となる上部水平フレーム13に分けられて構成される。
【0054】
前記下部水平フレーム11は後述する下部支持フレーム21を支持するもので、方形板状に形成され、アンカーボルトなどの固定部材(図示せず)によって地面に固定されることができる。
【0055】
前記垂直フレーム12は後述する上部支持フレーム22及び上部支持フレーム22に固定された自転車90の荷重を支持するもので、方形に形成され、前記下部水平フレーム11の上面にボルティング又は熔接で結合される。これにより、前記支持部10は上下に一定の高さを有する。
【0056】
ここで、前記垂直フレーム12は互いに離隔して見合う状態で位置し、前記下部水平フレーム11の長さと上部水平フレーム13の長さ及び前記垂直フレーム12の個数及び間隔は自転車90の保管台数によって変形可能である。
【0057】
前記上部水平フレーム13は前記垂直フレーム12を連結するとともに上部支持フレーム22を支持するもので、方形板状に形成され、前記垂直フレーム12の上面にボルティング又は熔接で結合される。
【0058】
ここで、前記上部水平フレーム13は下部水平フレーム11の長さと同一の長さを有するように形成される。
【0059】
以上で説明した支持部10には支持フレーム20が取り付けられる。
【0060】
前記支持フレーム20は自転車90の支持機能をするもので、さらに下部支持フレーム21と上部支持フレーム22に分けられて構成される。
【0061】
前記下部支持フレーム21は自転車90の前輪91及び後輪92が共に収容されることができるように一般的な自転車90の長さより長い長さを有するように形成される。
【0062】
このような下部支持フレーム21は一側が前記下部水平フレーム11の上面にボルティング又は熔接で結合され、上面に自転車90の前輪91及び後輪92が載置されることができる低板211、及び前記低板211の上面両側に垂直に位置する側板212を含む。
【0063】
前記下部支持フレーム21の構造によって前記低板211と側板212の間には自転車90の前輪91及び後輪92が収容されることができる空間が形成される。
【0064】
前記低板211うち自転車90の後輪92が位置する部分は後述する固定部30が作動するように切開される。
【0065】
そして、前記側板212のうち自転車90の後輪92が位置する部分は後述する位置固定部33が作動するように切開される。
【0066】
また、前記下部支持フレーム21の前側と後側には自転車90の前輪91及び後輪92の離脱を防止するための離脱防止部213が形成される。
【0067】
ここで、前記側板212は前記低板211の長手方向に形成されることができるが、自転車90の前輪91が位置する部分又は後輪92が位置する部分にのみ形成されることもできる。
【0068】
前記上部支持フレーム22は前記支持部10に多数の自転車90を多段で載置させることができるようにするためのもので、レール部60を介して前記上部水平フレーム13に取り付けられる。
【0069】
前記レール部60は前記上部支持フレーム22のスライドを案内するためのもので、一側が前記上部水平フレーム13の上面にボルティング又は熔接で結合される低板61及び前記低板61の上面両側に垂直に位置する側板62を含む。
【0070】
ここで、前記レール部60は前記下部支持フレーム21と上下に垂直線上に位置することができるが、前記下部支持フレーム21に載置される自転車90と上部支持フレーム22に載置される自転車90が干渉しないように対角線上に位置する。
【0071】
このようなレール部60の構造によって低板61と側板62の間には上部支持フレーム22及び後述する回動案内部70が収容されてスライドすることができる空間が形成される。
【0072】
前記上部支持フレーム22は、自転車90の前輪91及び後輪92が共に収容されることができるように、一般的な自転車90の長さより長い長さを有するように形成され、前記レール部60よりも長い長さを有するように形成される。これにより、前記上部支持フレーム22の一部は前記レール部60の外部に突出する。
【0073】
前記上部支持フレーム22は、前記下部支持フレーム21と同様に、低板221及び前記低板221の両側に垂直に位置する側板222を含む。
【0074】
このような上部支持フレーム22は前記レール部60の空間に収容された状態で低板221がレール部60の低板61の上面に沿ってスライドし、側板222はレール部60の側板62の内面に沿ってスライドする。
【0075】
前記低板221のうち自転車90の後輪92が位置する部分は後述する固定部30が作動するように切開される。
【0076】
そして、前記側板222のうち自転車90の後輪92が位置する部分は後述する位置固定部33が作動するように切開される。
【0077】
また、前記上部支持フレーム22の前側と後側には自転車90の前輪91及び後輪92の離脱を防止するための離脱防止部223が形成される。
【0078】
ここで、前記レール部60の低板61の上面又は上部支持フレーム22の低板221の底面には固定位置で回転可能なローラー(図示せず)を一定の間隔で離隔して取り付け、前記離脱防止部223のうちレール部60の外部に突出した末端には取っ手224を取り付けることによって前記上部支持フレーム22を円滑にスライドさせることができる。
【0079】
さらに、前記レール部60の内部には、前記上部支持フレーム22が地面又は元の位置に容易に回動することができるようにするための回動案内部70が収容される。
【0080】
前記回動案内部70は、前記上部支持フレーム22の端部が収容されるように、内部に空間が形成される。
【0081】
前記回動案内部70の両側面には曲線形の回動ホール71が形成され、前記上部支持フレーム22の各側板222には前記回動ホール71を貫通する回動案内突起2221が形成される。
【0082】
これにより、前記上部支持フレーム22を引っ張るとか押せば前記回動案内部70も一緒にスライドし、前記上部支持フレーム22は前記回動案内突起2221及び回動ホール71によって前記レール部60から離脱せずに容易に上下方向に回動することができる。
【0083】
また、前記回動案内部70の両側面には、前記レール部60に沿って円滑にスライドすることができるように、ローラー(図示せず)が取り付けられることができる。
【0084】
ここで、前記レール部60の内部又は回転案内部の外部には、前記回転案内部がレール部60の外部に離脱することを防止するためのストッパー(図示せず)が取り付けられる。
【0085】
そして、前記回動案内部70と上部支持フレーム22には、前記上部支持フレーム22を上下方向に円滑に回動させることができるように、ショックアブソーバ80が取り付けられる。
【0086】
ここで、前記ショックアブソーバ80は前記回動案内部70の上側に回動可能に取り付けられ、前記ショックアブソーバ80のロッド81は前記上部支持フレーム22に取り付けられる。
【0087】
これにより、前記ショックアブソーバ80は前記上部支持フレーム22が回動するときに一緒に回動し、前記上部支持フレーム22の上下回動によって前記ロッド81が押し出されるとか引っ込められて前記上部支持フレーム22を容易に回動させることにより、自転車90を保管するとか引き出すことができる。
【0088】
以上で説明した下部支持フレーム21と上部支持フレーム22は多数が前記下部水平フレーム11と上部水平フレーム13にそれぞれ互いに間隔を置いて取り付けられることができ、これによって多数の自転車90を保管することができるようになる。
【0089】
すなわち、前記上部支持フレーム22に自転車90を載置しようとする場合、図7に示したように、前記上部支持フレーム22に取り付けられた取っ手224を引っ張ることにより、前記上部支持フレーム22がレール部60から引き出されるとともに地面に回動するようにする。このような過程で、前記上部支持フレーム22は回動ホール71の案内によって円滑に回動することができる。
【0090】
ここで、前記レール部60の低板61の端部は切開されているので、前記上部支持フレーム22は下向きに傾いた状態で引き出されることができる。
【0091】
そして、前記上部支持フレーム22が地面に回動するようにした後には、自転車90の前輪91及び後輪92が上部支持フレーム22の低板221に沿って順次上がるようにした後、取っ手224を握って上部支持フレーム22を持ち上げてレール部60と水平状態となるようにした状態で、取っ手224を押すことで、上部支持フレーム22がレール部60の空間に収容されるようにすることによって前記支持部10に自転車90を保管することができる。
【0092】
一方、前記固定部30は前記下部支持フレーム21と上部支持フレーム22にそれぞれ保管された自転車90の遊動を防止して自転車90の転倒及び盗難を防止するためのもので、ブラケットB、回動部31、回動誘導部32及び位置固定部33に分けられて構成される。
【0093】
ここで、前記固定部30は下部支持フレーム21と上部支持フレーム22のうち自転車90の前輪91が位置する部分にのみ取り付けられて前輪91を固定するとかあるいは自転車90の後輪92が位置する部分にのみ取り付けられて後輪92を固定することができる。
【0094】
他の例として、前記上部支持フレーム22に取り付けられる固定部30は自転車90の後輪92が位置する部分に取り付けられ、下部支持フレーム21に取り付けられる固定部30は自転車90の前輪が位置する部分に取り付けられることができ、前記固定部30は、下部支持フレーム21に適用される場合、離脱防止部213に取り付けられることもできる。
【0095】
そして、以下では前記固定部30が自転車90の後輪92のみ固定する場合を例として説明する。
【0096】
前記ブラケットBは後述する回動部31の回動を案内するもので、前記支持フレーム21、22の両側板212、222の外側面に取り付けられるロッキング部40にそれぞれ取り付けられる。
【0097】
前記ブラケットBは前記側板212、222を挟んで低板211、221の切開部と向き合う形態となる。
【0098】
このようなブラケットBは二つが一組を成して互いに一定の間隔で離隔し、前記ブラケットBの間には回動部31の一部が収容される。
【0099】
前記回動部31は後述する位置固定部33を回動させるもので、前記ブラケット41の間にそれぞれ収容され、ヒンジHを介して前記ブラケットBに回動可能に結合される。
【0100】
すなわち、前記回動部31は前記支持フレーム21、22の空間と近くなる方向又は遠くなる方向に回動することができるものである。
【0101】
このような回動部31は略方形板状に形成されることができ、前記側板212、222と向き合う面に後述する復帰部50の一側が収容されてから支持される収容溝(図示せず)が形成される。
【0102】
前記復帰部50は一側が前記回動部31の収容溝(図示せず)に収容されることにより、前記回動部31と支持フレーム21、22の間に安定的に定着した状態を維持しながら作動することができる。
【0103】
前記回動部31は、図8の(b)に示したように、復帰部50の弾性力によって上側より下側が前記側板212、222に近い傾斜角を有するようになる。
【0104】
前記回動誘導部32は前記回動部31を回動させることにより、位置固定部33が後輪92を固定することができるようにするもので、前記回動部31の下側で水平方向に延設される。
【0105】
すなわち、前記回動誘導部32は前記低板211、221の底面の切開部を横切る形態となり、支持フレーム21、22の低板と側板の間の空間に収容される自転車の車輪の下部に位置する。
【0106】
前記回動誘導部32と前記回動部は一体に形成されて一緒に回動する。
【0107】
ここで、前記回動部31は前記支持フレーム21、22を挟んで対角線上に位置し、これによって前記各回動誘導部32は互いに交差しながら接触する。
【0108】
そして、前記回動部31が前記のように復帰部50によって傾斜角を有する形態であるので、前記回動誘導部32も上向きに傾いた形態となる。
【0109】
すなわち、前記回動誘導部32は一部が前記低板211、221の切開部を通過して前記両側板212、222の間の空間に位置し、その上面には後輪92が載置されるものである。
【0110】
そして、図9の(b)に示したように、前記回動誘導部32は載置される後輪92の荷重によって低板211、221の切開部を通過して低板211、221の外部に突出し、この場合、前記回動部31が互いに近くなる方向、すなわち側板212、222と近くなる方向に回動する。
【0111】
さらに、前記それぞれの回動誘導部32の底面には後述するロッキング部40の係合子45が取り付けられる結合部321が形成される。
【0112】
ここで、前記結合部321には前記係合子45が貫通することができる貫通ホール322が形成される。
【0113】
前記位置固定部33は前記後輪92を支持フレーム21、22に固定させるもので、前記回動部31の上側で水平方向に延設される。
【0114】
前記位置固定部33は回動誘導部32と一体に形成されて一緒に回動する。
【0115】
すなわち、前記回動誘導部32の上面に後輪92が載置され、前記回動誘導部32と結合部321が前記後輪92の荷重によって低板211、221の切開部を通過して支持フレーム21、22の低板211、221の下側に突出し、前記回動部31が側板212、222と近くなる方向に回動する場合、前記位置固定部33は前記側板212、222の切開部を通過して後輪92に形成されたスポーク921の間に位置することにより、後輪92の正方向回転又は逆方向回転を制限するとともに上下遊動を防止するものである。
【0116】
そして、前記低板211、221の下側に突出した結合部321にはロッキング部40の係合子45が貫通することにより、前記位置固定部33は後輪92を固定した状態を維持することができる。
【0117】
一方、前記回動部31と支持フレーム21、22の間には、回動誘導部32にかけられた後輪92の荷重が解除される場合、弾性力によって固定部30を元の位置に復帰させる復帰部50がさらに取り付けられる。
【0118】
前記復帰部50は公知のコイルスプリングから形成されることができ、前記ヒンジHが前記復帰部50の中央部を貫通して固定させる。
【0119】
そして、前記復帰部50は一側が前記回動部31の収容溝に収容されてから回動部31と接触して支持され、他側は前記支持フレーム21、22の外側面と接触して支持される。
【0120】
ここで、前記支持フレーム21、22の外側面には、前記復帰部50の離脱を防止するために、収容溝(図示せず)が形成されることができる。
【0121】
すなわち、前記復帰部50は他側が前記支持フレーム21、22の収容溝(図示せず)に収容されることによって前記回動部31と支持フレーム21、22の間で安定的に定着した状態を維持しながら作動することができるものである。
【0122】
このような復帰部50は、図9の(b)に示したように、前記回動誘導部32の上面に後輪92が載置される場合、前記回動する回動部31によって両側が前記側板212、222と回動部31の間で圧縮され、前記回動誘導部32に載置された後輪92を持ち上げれば、弾性力によって元の形態に復元して、前記回動部31が元の位置に復帰するようにする。
【0123】
前記ロッキング部40は前記固定部30の固定を制御するもので、前記側板212、222の外側面にはブラケット41が取り付けられ、前記ロッキング部40は前記ブラケット41に取り付けられる。
【0124】
そして、前記ロッキング部40は、一面が前記ブラケット41に取り付けられるハウジング42をさらに含む。
【0125】
前記ハウジング42は前記低板211、221の切開部の底面から一定の間隔で離隔し、一面が前記低板211、221の下側に突出した結合部321と向き合う。
【0126】
また、前記ハウジング42のうち前記結合部321と向き合う部分には出入ホール421が形成され、前記係合子45は前記ハウジング42の内部に取り付けられた状態で前記出入ホール421を通じてハウジング42の外部に押し出されるとかハウジング42の内部に引っ込められる。
【0127】
前記係合子45はハウジング42の外部に押し出される場合、前記二つの結合部321の貫通ホール322に順次貫通することによって前記固定部30を固定させる。
【0128】
そして、前記係合子45がハウジング42の内部に引っ込められる場合、前記固定部30の固定が解除される。
【0129】
具体的に、前記のように自転車90の前輪91及び後輪92を下部支持フレーム21又は上部支持フレーム22の空間に載置すれば、前記回動誘導部32が後輪92の荷重によって低板211、221の下側に突出し、前記二つの結合部321が向き合うようになり、これにより前記それぞれの貫通ホールが同一線上に位置する。
【0130】
そして、これと同時に、前記回動部31が側板212、222に向かって回動し、前記位置固定部33が一緒に回動して後輪92のスポーク921の間に位置する。
【0131】
この時、前記復帰部50の両側は前記回動部31と側板212、222の間で圧縮された状態となる。
【0132】
このような状態で、使用者が前記ロッキング部40に形成された番号ボタン43を押してパスワードを入力すれば、前記ロッキング部40の内部又はハウジング42の内部に取り付けられた制御部(図示せず)がこれを確認及び保存した後、ハウジング42の内部に引っ込められている係合子45を外部に押し出して前記結合部321の貫通ホールを順次貫通するようにすることによって前記固定部30が固定されるようにする。
【0133】
したがって、前記後輪92が位置固定部33によって下部支持フレーム21又は上部支持フレーム22から離脱しないようにすることができるので、本発明による自転車保管装置1に自転車90を保管すれば盗難を防止することができる。
【0134】
ここで、前記ロッキング部40の番号ボタン43は0〜9まで総10個が形成されることができ、前記ロッキング部40に*形のボタンと#形のボタンも形成されることができる。
【0135】
そして、前記ロッキング部40に入力されるパスワードの桁数は4桁〜6桁であってもよく、番号ボタン43を介してパスワードを入力した後、*ボタン又は#ボタンを押すことにより、制御部(図示せず)が係合子45を作動させるようにすることができる。
【0136】
ここで、前記ロッキング部40に入力されるパスワードの桁数は4桁〜6桁に限定されず、設計者によって変更可能であることを明かしておく。
【0137】
そして、前記のように、本発明による自転車保管装置1に保管された自転車90を持って行こうとする場合、使用者は前記下部支持フレーム21又は上部支持フレーム22に自転車90を固定させるためにロッキング部40に入力したパスワードを入力する。
【0138】
前記のようにパスワードを入力すれば、前記ロッキング部40の内部又はハウジング42の内部に取り付けられた制御部(図示せず)が下部支持フレーム21又は上部支持フレーム22に自転車90を固定させるために入力したパスワードと一致するかを確認し、パスワードが一致する場合にのみ前記結合部321の貫通ホールに貫通している係合子45を後進させてハウジング42の内部に引っ込められるようにすることによって前記固定部30の固定を解除させる。
【0139】
その後、自転車90を持ち上げれば、その過程で前記復帰部50は弾性力によって固定部30を元の位置に復帰させることにより、前記位置固定部33が前記車輪のスポークから引き出されるようにする。
【0140】
これにより、使用者は本発明による自転車保管装置1に保管された自転車90を持って行くことができる。
【0141】
ここで、前記ロッキング部40は、最初に入力したパスワードと下部支持フレーム21又は上部支持フレーム22に自転車90を保管するときに入力したパスワードが一致しない場合、パスワードが一致しないというお知らせ音又は警戒心を引き起こすための警報音をブザーを介して発生させることができる。
【0142】
また、前記ロッキング部40は、入力されたパスワードと3回以上一致しない場合には作動が停止するように設定されることができる。
【0143】
そして、前記ロッキング部40の作動が停止する場合、ロッキング部40の番号ボタン43の下部に形成された認識部44にキー(図示せず)を接触させることにより、下部支持フレーム21又は上部支持フレーム22に自転車90を載置させたときに入力したパスワードが初期化するようにするとともに前記係合子45が後進してロッキング部40の内部に収容されるようにすることができる。
【0144】
一方、本発明の他の一実施例による自転車保管装置は、地面に固着され、上下に一定の高さを有する支持部10、一側が前記支持部10の上部に装着されるとともに他側は地面に固着され、上面に自転車90の前輪91及び後輪92が載置される支持フレーム20、及び前記支持フレーム20に取り付けられ、前記自転車90の車輪91、92を支持フレーム20に固定させるロック装置を含む。
【0145】
ここで、前記支持フレーム20は、前記支持部10の下部に取り付けられる下部支持フレーム21、及び前記支持部10の上部に取り付けられる上部支持フレーム22を含む。
【0146】
そして、前記支持部10の上部に取り付けられ、内部に前記上部支持フレーム22が収容された状態でスライドすることができるようにするためのレール部60、及び前記レール部60に沿ってスライドし、前記上部支持フレーム22と結合される回動案内部70を含む。
【0147】
ここで、前記回動案内部70の両側には曲線形の回動ホール71が形成され、前記上部支持フレーム22の両側には、前記回動ホール71に沿って移動しながら前記上部支持フレーム22の回動を案内するための回動案内突起2221が形成される。
【0148】
すなわち、本発明の他の一実施例による自転車保管装置は、前記支持部10、支持フレーム20、及びロック装置を含み、前記支持フレーム20の上部支持フレーム22が回動ホール71及び回動案内突起2221によって上下方向に円滑に回動することにより、自転車を容易に保管するとか又は保管された自転車を引き出すことができるようにした点に大きな特徴があるものである。
【0149】
以上で説明した本発明の他の一実施例による自転車保管装置の構成及び作動は前述した自転車保管装置と同様であるので具体的な説明は省略する。
【0150】
以上で本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、次の請求範囲で定義している本発明の基本概念を用いた当業者の多くの変形及び改良の形態も本発明の権利範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0151】
10 支持部
11 下部水平フレーム
12 垂直フレーム
13 上部水平フレーム
20 支持フレーム
21 下部支持フレーム
211、221、61 低板
212、222、62 側板
213、223 離脱防止部
224 取っ手
2221 回動案内突起
22 上部支持フレーム
30 固定部
32 回動誘導部
321 結合部
322 貫通ホール
33 位置固定部
40 ロッキング部
41 ブラケット
42 ハウジング
421 出入ホール
43 番号ボタン
44 認識部
45 係合子
50 復帰部
60 レール部
70 回動案内部
71 回動ホール
80 ショックアブソーバ
81 ロッド
90 自転車
91 前輪
911、921 スポーク
92 後輪
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7(a)】
図7(c)】
図8(a)】
図8(b)】
図9(a)】
図9(b)】