特許第6703770号(P6703770)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6703770情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6703770
(24)【登録日】2020年5月13日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/174 20200101AFI20200525BHJP
   G06F 40/186 20200101ALI20200525BHJP
   G06F 40/169 20200101ALI20200525BHJP
【FI】
   G06F17/24 630
   G06F17/24 680
   G06F17/24 610
【請求項の数】19
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-73716(P2015-73716)
(22)【出願日】2015年3月31日
(65)【公開番号】特開2016-194753(P2016-194753A)
(43)【公開日】2016年11月17日
【審査請求日】2018年3月30日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100194515
【弁理士】
【氏名又は名称】南野 研人
(72)【発明者】
【氏名】中尾 勇介
【審査官】 成瀬 博之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−057999(JP,A)
【文献】 特開2004−326626(JP,A)
【文献】 特開2014−041466(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 40/00−40/197
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力フォームの複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得手段、
前記取得した1群の登録情報における前記入力フォームの各情報を編集し、確定する編集手段、および
前記編集手段による編集の確定後の前記入力フォームの複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成するテンプレート情報作成手段を含み、
さらに、テンプレート情報取得手段、表示手段および追加編集手段を含み、
前記テンプレート情報取得手段が、前記テンプレート情報作成手段により作成された1群以上のテンプレート情報から1群のテンプレート情報を取得し、
前記表示手段が、前記取得した1群のテンプレート情報を、前記入力フォームの対応する各項目の表示領域に表示し、
前記追加編集手段が、前記入力フォームの対応する各項目において、表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定し、
前記表示手段が、前記入力フォームの各項目のうち、選択された項目の表示領域について、前記表示されている情報を非表示とし、前記追加編集手段により編集された情報を前記表示領域に表示することを特徴とする、情報表示装置。
【請求項2】
さらに、コメント情報付与手段を含み、
前記コメント情報付与手段が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与する、請求項1記載の情報表示装置。
【請求項3】
さらに、テンプレート情報追加手段を含み、
前記テンプレート情報追加手段が、前記追加編集手段による編集の確定後の前記入力フォームの複数の項目に対応する各情報において、前記1群のテンプレート情報から未変更の項目に対応する各情報を新たな1群のテンプレート情報として追加する、請求項1または2記載の情報表示装置。
【請求項4】
さらに、情報登録手段を含み、
前記情報登録手段が、前記追加編集手段による編集の確定後の前記入力フォームの複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記表示手段が、前記入力フォームの各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報を入力例情報として表示する、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項6】
前記入力例情報が、前記1群以上の登録情報において、頻度の高い情報である、請求項5記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記表示手段が、前記入力フォームの各項目の表示領域において、前記1群のテンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示する、請求項5または6記載の情報表示装置。
【請求項8】
さらに、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得するコメント情報取得手段を含み、
前記表示手段が、前記コメント情報を前記入力フォームに表示する、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項9】
入力フォームの複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得工程、
前記取得した1群の登録情報における前記入力フォームの各情報を編集し、確定する編集工程、および
前記編集工程における編集の確定後の前記入力フォームの複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成するテンプレート情報作成工程を含み、
さらに、テンプレート情報取得工程、表示工程および追加編集工程を含み、
前記テンプレート情報取得工程が、前記テンプレート情報作成工程において作成された1群以上のテンプレート情報から1群のテンプレート情報を取得し、
前記表示工程が、前記取得した1群のテンプレート情報を、前記入力フォームの対応する各項目の表示領域に表示し、
前記追加編集工程が、前記入力フォームに対応する各項目において、表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定し、
前記表示工程が、前記入力フォームの各項目のうち、選択された項目の表示領域について、前記表示されている情報を非表示とし、前記追加編集工程において編集された情報を前記表示領域に表示することを特徴とする、情報表示方法。
【請求項10】
さらに、コメント情報付与工程を含み、
前記コメント情報付与工程が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与する、請求項9記載の情報表示方法。
【請求項11】
さらに、テンプレート情報追加工程を含み、
前記テンプレート情報追加工程が、前記追加編集工程における編集の確定後の前記入力フォームの複数の項目に対応する各情報において、前記1群のテンプレート情報から未変更の項目に対応する各情報を新たな1群のテンプレート情報として追加する、請求項9または10記載の情報表示方法。
【請求項12】
さらに、情報登録工程を含み、
前記情報登録工程が、前記追加編集工程における編集の確定後の前記入力フォームの複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録する、請求項9から11のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項13】
前記表示工程が、前記入力フォームの各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報を入力例情報として表示する、請求項9から12のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項14】
前記入力例情報が、前記1群以上の登録情報において、頻度の高い情報である、請求項13記載の情報表示方法。
【請求項15】
前記表示工程が、前記入力フォームの各項目の表示領域において、前記1群のテンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示する、請求項13または14記載の情報表示方法。
【請求項16】
さらに、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得するコメント情報取得工程を含み、
前記表示工程が、前記コメント情報を前記入力フォームに表示する、請求項9から15のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項17】
請求項9から16のいずれか一項に記載の情報表示方法をコンピュータ上で実行可能なことを特徴とする、プログラム。
【請求項18】
請求項17記載のプログラムを記録していることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項19】
端末とサーバとを含み、
前記端末と前記サーバとは、システム外の通信回線網を介して、接続可能であり、
前記端末は、登録情報取得手段、編集手段、およびテンプレート情報作成手段を含み、
前記登録情報手段は、入力フォームの複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得し、
前記編集手段は、前記取得した1群の登録情報における前記入力フォームの各情報を編集し、確定し、
前記テンプレート情報作成手段は、前記編集手段による編集の確定後の前記入力フォームの複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成し、
前記端末は、さらに、テンプレート情報取得手段、表示手段および追加編集手段を含み、
前記テンプレート情報取得手段が、前記テンプレート情報作成手段により作成された1群以上のテンプレート情報から1群のテンプレート情報を取得し、
前記表示手段が、前記取得した1群のテンプレート情報を、前記入力フォームの対応する各項目の表示領域に表示し
前記追加編集手段が、前記入力フォームの対応する各項目において、表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定し、
前記表示手段が、前記入力フォームの各項目のうち、選択された項目の表示領域について、前記表示されている情報を非表示とし、前記追加編集手段により編集された情報を前記表示領域に表示し、
前記サーバは、情報記憶手段を含み、
前記情報記憶手段は、前記1群以上の登録情報および前記テンプレート情報作成手段により作成された1群以上のテンプレート情報を記憶していることを特徴とする、情報表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
新たな情報を登録する際に、過去の登録情報をテンプレートとし、前記過去の登録情報における複数の項目に対応する各情報を、新たに登録する登録情報における対応する項目の情報として表示することにより、作業者の編集が必要な項目数を低減し、情報の登録作業の省力化を図る方法が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−192262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記過去の登録情報をテンプレートとして使用する場合、前記作業者が、前記過去の登録情報に基づき表示された各項目の情報の内容を確認せず登録してしまうことがある。このため、誤情報が登録されるおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、前記過去の登録情報に基づき表示された情報を使用する場合に、前記誤情報の登録を防止できる情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報表示装置は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得手段、
前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する編集手段、および
前記編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成するテンプレート情報作成手段を含むことを特徴とする。
【0007】
本発明の情報表示方法は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得工程、
前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する編集工程、および
前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成するテンプレート情報作成工程を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明のプログラムは、前記本発明の情報表示方法をコンピュータ上で実行可能なことを特徴とする。
【0009】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録していることを特徴とする。
【0010】
本発明の情報表示システムは、端末とサーバとを含み、
前記端末と前記サーバとは、システム外の通信回線網を介して、接続可能であり、
前記端末は、登録情報取得手段、編集手段、およびテンプレート情報作成手段を含み、
前記登録情報手段は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得し、
前記編集手段は、前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定し、
前記テンプレート情報作成手段は、前記編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成し、
前記サーバは、情報記憶手段を含み、
前記情報記憶手段は、前記1群以上の登録情報および前記テンプレート情報作成手段により作成された1群以上のテンプレート情報を記憶していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成する。また、前記1群の登録情報を取得し、編集する場合、例えば、前記作業者は、同じ項目を編集する頻度が相対的に高く、その他の項目を編集する頻度は相対的に低い。そして、前記1群のテンプレート情報は、前記未変更の項目に対応する各情報を登録しているため、例えば、前記1群のテンプレート情報を取得し、表示することで、前記作業者が、相対的に編集する頻度が高い項目には、情報が表示されず、相対的に編集する頻度が低い項目には、前記1群のテンプレート情報の対応する情報が表示される。このため、前記1群のテンプレートを使用することにより、例えば、前記作業者が、編集する情報を容易に確認できる。したがって、本発明によれば、誤情報の登録を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の情報表示装置の一例(実施形態1)を示すブロック図である。
図2図2は、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態1)を示すフローチャートである。
図3図3は、本発明の情報表示装置の一例(実施形態2)を示すブロック図である。
図4図4は、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態2)を示すフローチャートである。
図5A図5Aは、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態2)を示すフローチャートである。
図5B図5Bは、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態2)を示すフローチャートである。
図6図6は、本発明の情報表示システムの一例(実施形態4)を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
つぎに、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。なお、以下の図1から図6において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用できる。さらに、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0014】
[実施形態1]
実施形態1は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。
【0015】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、編集する情報を容易に確認でき、誤情報の登録をより抑制できる。
【0016】
図1に、本実施形態における情報表示装置のブロック図を示す。図1に示すように、本実施形態の情報表示装置10は、登録情報記憶部111および編集情報記憶部112、登録情報取得手段121、編集手段122、およびテンプレート情報作成手段123、ならびに表示手段13を含む。登録情報記憶部111および編集情報記憶部112は、例えば、図1に示すように、ハードウェアであるデータ記憶手段11に組み込まれてもよい。また、登録情報取得手段121、編集手段122、およびテンプレート情報作成手段123は、例えば、図1に示すように、ハードウェアであるデータ処理手段(データ処理装置)12に組み込まれてもよく、ソフトウェアまたは前記ソフトウェアが組み込まれたハードウェアでもよい。データ処理手段12は、CPU等を備えてもよい。なお、登録情報記憶部111および編集情報記憶部112、ならびに表示手段13は、任意の構成であり、あってもよいし、なくてもよいし、いずれか1つを含んでもよいし、複数を含んでもよい。
【0017】
登録情報記憶部111は、登録情報取得手段121、編集手段122、テンプレート情報作成手段123、および表示手段13と、編集情報記憶部112は、編集手段122、テンプレート情報作成手段123、および表示手段13と、それぞれ電気的に接続されてよい。情報表示装置10は、例えば、取得された1群の登録情報等をデータ記憶手段11に記憶させ、記憶させた1群の登録情報等に基づき、テンプレート情報作成手段123が、1群のテンプレート情報を作成する。
【0018】
登録情報取得手段121は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する。登録情報取得手段121は、例えば、データ記憶手段から前記1群の登録情報を取得する。前記データ記憶手段は、装置内蔵型であってもよいし、外部記憶装置のような外付け型であってもよい。前記データ記憶手段は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリー、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。また、登録情報取得手段121は、例えば、後述する表示手段13に表示する表示画像を取得してもよい。この場合、登録情報取得手段121は、例えば、前記登録情報と前記表示画像とを登録情報記憶部111に記憶させ、記憶させた前記登録情報と前記表示画像とを表示手段13に表示してもよい。
【0019】
前記1群の登録情報は、例えば、過去に登録された1群の登録情報、任意の1群のテンプレート情報等があげられる。前記1群のテンプレート情報については、後述する。
【0020】
前記項目の数は、複数であればよく、その上限は、特に制限されない。前記項目数は、例えば、2〜200個、3〜150個、5〜100個である。
【0021】
前記項目に対応する各情報は、特に制限されず、例えば、情報表示装置10を使用する分野により適宜決定できる。前記使用分野は、特に制限されず、複数の項目を扱う分野があげられ、例えば、業務管理分野、小売分野、教育分野、医療分野、行政分野等があげられる。前記使用分野が業務管理分野の場合、前記各情報は、例えば、業績管理に関する情報があげられ、具体的には、受注先、契約内容、契約形態、プロジェクト名等の契約情報、予算額、執行額、販売原価等の会計情報、契約日、執行日等の日付情報、人員数、人員名等の人員情報、進捗見込、進捗実績等の進捗情報等の情報があげられる。前記使用分野が小売分野の場合、前記各情報は、例えば、商品管理に関する情報があげられ、具体的には、仕入額、販売額、仕入数、販売数、在庫数、仕入元、販売先等の仕入販売情報、仕入日、販売日等の日付情報、商品管理者、販売員等の人員情報等の情報があげられる。前記使用分野が教育分野の場合、前記各情報は、例えば、教員および生徒に関する情報があげられ、具体的には、教員の氏名、生徒の氏名、生徒の保護者の氏名等の氏名情報、教員の住所、生徒の住所、生徒の保護者の住所等の住所情報、教科の評点および評価コメント等の評価情報等の情報があげられる。前記使用分野が医療分野の場合、前記各情報は、例えば、患者に関する情報があげられ、具体的には、担当医師名、患者名等の氏名情報、医療費、薬剤費、検査費等の会計情報、受診日、再診日、検査日等の日付情報、既往歴、調剤履歴等の履歴情報等の情報があげられる。前記使用分野が行政分野の場合、前記各情報は、例えば、住民に関する情報があげられ、具体的には、家族構成、氏名、住所等の世帯情報等の情報があげられる。
【0022】
編集手段122は、前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する。編集手段122は、例えば、入力手段等により入力された情報に基づき、前記各情報を編集し、確定する。前記入力手段は、例えば、タッチパネル等のモニター、操作キー等の携帯端末に備わる通常の入力手段、キーボード、マウス等のコンピュータに備わる通常の入力手段、入力ファイルおよび他のコンピュータ等を用いることができる。
【0023】
テンプレート情報作成手段123は、編集手段122による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成する。前記未変更の項目は、例えば、編集手段122による編集が行われていない項目である。このため、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報は、例えば、前記未編集情報ということもできる。
【0024】
表示手段13は、例えば、前記取得した1群の登録情報、前記作成した1群のテンプレート情報等を、表示画像の各項目の表示領域に表示する。表示手段13は、特に制限されず、例えば、映像により出力するモニター(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、ブラウン管(CRT)ディスプレイ等の各種画像表示装置等)等があげられる。表示手段13は、例えば、タッチパネルであってもよい。この場合、表示手段13は、例えば、前記入力手段を兼ねてもよい。前記表示領域は、例えば、前記登録情報等を表示する領域である。前記表示画像は、例えば、表示手段13に表示される画像である。前記表示画像は、例えば、入力フォーム等のフォーマット等があげられる。表示手段13は、例えば、前記表示画像の各項目のうち、選択された項目の表示領域について、表示されている情報を非表示とし、編集手段122により編集された情報を前記表示領域に表示してもよい。前記項目の選択は、例えば、前記表示画像に表示されたカーソルにより実施できる。具体例として、前記表示画像において、前記カーソルの位置と対応する位置に表示された項目を前記選択された項目としてもよいし、前記カーソルにより決定された項目を前記選択された項目としてもよい。
【0025】
つぎに、図2に、本実施形態における情報表示方法のフローチャートを示す。本実施形態の情報表示方法は、例えば、図1の情報表示装置を用いて、つぎのように実施する。図2に示すように、本実施形態の情報表示方法は、A1ステップ(登録情報取得)、A2ステップ(登録情報編集)、およびA3ステップ(テンプレート情報作成)を含む。
【0026】
(A1)登録情報取得
A1ステップでは、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する。前記データ記憶手段から前記1群の登録情報を取得する場合、データ記憶手段(図示せず)から出力された前記1群の登録情報を取得する。そして、取得した前記1群の登録情報を、登録情報記憶部111に記憶させる。
【0027】
(A2)登録情報編集
A2ステップでは、前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する。前記編集は、例えば、前記情報の削除、追加、変更等により実施する。前記確定は、例えば、前記情報の編集を終了することにより実施する。前記確定は、例えば、前記1群の登録情報における1つの情報の編集の確定であってもよいし、2つ以上の情報の編集の確定であってもよいし、前記登録情報において編集が必要な全ての情報の編集の確定でもよい。そして、前記編集の確定後、前記複数の項目に対応する各情報を、例えば、編集情報として、編集情報記憶部112に記憶させる。
【0028】
(A3)テンプレート情報作成
A3ステップでは、編集工程(A2ステップ)における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成する。前記未変更の項目は、例えば、前記編集後の各情報と、前記1群の登録情報とを比較することにより、特定できる。そして、作成した1群のテンプレート情報を、例えば、データ記憶手段に記憶させる。前記データ記憶手段は、例えば、前記1群の登録情報を取得したデータ記憶手段と同じでもよいし、異なってもよい。
【0029】
本実施形態の情報表示装置10において、登録情報取得手段121は、編集手段122、テンプレート情報作成手段123、および表示手段13と、編集手段122は、テンプレート情報作成手段123および表示手段13と、それぞれ電気的に接続されていてもよい。この場合、情報表示装置10は、例えば、取得された1群の登録情報を編集手段122およびテンプレート情報作成手段123に入力し、1群の登録情報等に基づき、テンプレート情報作成手段123が、1群のテンプレート情報を作成してもよい。
【0030】
本実施形態の情報表示装置10は、さらに、入力手段を含んでもよい。本実施形態の情報表示装置10が前記入力手段を含む場合、前記入力手段は、登録情報取得手段121、編集手段122、テンプレート情報作成手段123等に接続されてもよい。前記入力手段が登録情報取得手段121に接続されている場合、前記入力手段は、例えば、前記1群の登録情報の取得等の情報を入力する。前記入力手段が編集手段122に接続されている場合、前記入力手段は、例えば、前記登録情報の編集、編集の確定等の情報を入力する。前記入力手段がテンプレート情報作成手段123に接続されている場合、前記入力手段は、例えば、前記テンプレート情報の作成の開始等の情報を入力する。
【0031】
[変形例1]
変形例1は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。変形例1の情報表示装置および情報表示方法は、例えば、実施形態1の情報表示装置および情報表示方法の説明を援用できる。
【0032】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、前記1群のテンプレート情報に関連する注意事項等をコメント情報により共有でき、前記1群のテンプレート情報を使用した際の誤情報の登録をより抑制できる。
【0033】
変形例1の情報表示装置は、さらに、コメント情報付与手段を含み、前記コメント情報付与手段が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与することが好ましい。この点を除き、変形例1の情報表示装置は、実施形態1の情報表示装置と同様の構成を有する。
【0034】
前記コメント情報は、特に制限されず、例えば、前記1群のテンプレート情報に関する注意事項、前記1群のテンプレート情報における項目の情報の説明、前記1群のテンプレート情報における項目の入力例等があげられる。前記コメント情報は、例えば、前記1群のテンプレート情報を登録した作業者がわかるシール情報を含んでもよい。前記シール情報は、例えば、アイコン、写真、アバター等があげられる。
【0035】
変形例1の情報表示方法は、さらに、コメント情報付与工程を含み、前記コメント情報付与工程が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与することが好ましい。この点を除き、変形例1の情報表示方法は、実施形態1の情報表示方法と同様の構成を有する。
【0036】
前記コメント情報付与工程は、例えば、付与された前記コメント情報を前記1群のテンプレート情報と関連付け、データ記憶手段に前記コメント情報を記憶させる。前記データ記憶手段は、例えば、前記テンプレート情報作成工程が、前記1群のテンプレート情報を記憶させたデータ記憶手段と同じでもよいし、異なってもよいが、前者が好ましい。
【0037】
[変形例2]
変形例2は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。変形例2の情報表示装置および情報表示方法は、例えば、実施形態1の情報表示装置および情報表示方法の説明を援用できる。
【0038】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、前記1群のテンプレートを取得し、表示することにより、例えば、前記作業者が、編集する情報を容易に確認できる。したがって、本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、誤情報の登録をより抑制できる。
【0039】
変形例2の情報表示装置は、テンプレート情報取得手段および表示手段を含み、前記テンプレート情報取得手段が、前記テンプレート情報作成手段により作成された1群以上のテンプレート情報から1群のテンプレート情報を取得し、前記表示手段が、前記取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する。この点を除き、変形例2の情報表示装置は、実施形態1の情報表示装置と同様の構成を有する。
【0040】
変形例2の情報表示装置が前記テンプレート情報取得手段を含む場合、前記作業者の入力する情報の例を確認でき、誤情報の登録を抑制できることから、前記表示手段が、前記表示画像の各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報を入力例情報として表示することが好ましい。
【0041】
前記入力例情報は、前記1群以上の登録情報を表示してもよいし、後述する新たな1群の登録情報を表示してもよいし、両者を表示してもよい。また、前記1群のテンプレート情報を取得し、前記入力例情報は、例えば、前記作業者が、前記表示領域に情報が表示されていない項目に入力する情報の内容が把握しやすくなり、誤情報の登録をさらに抑制できることから、前記1群以上の登録情報において、頻度の高い情報であることが好ましい。前記入力例情報は、例えば、1例でもよい、複数例でもよい。
【0042】
変形例2の情報表示装置が前記入力例情報を表示する場合、前記1群のテンプレート情報と前記入力例情報とを簡易に区別ができ、前記作業者が、前記入力例情報の表示されている項目を把握しやすくなり、誤情報の登録をさらに抑制できることから、前記表示手段が、前記表示画像の各項目の表示領域において、前記テンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示することが好ましい。
【0043】
前記異なる色調は、特に制限されず、例えば、黒とグレーとの組合せ等があげられる。
【0044】
変形例2の情報表示装置は、さらに、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得するコメント情報取得手段を含み、前記表示手段が、前記コメント情報を前記表示画像に表示することが好ましい。
【0045】
前記コメント情報を表示する位置は、特に制限されず、例えば、前記表示画像の任意の位置とすることができる。
【0046】
変形例2の情報表示方法は、テンプレート情報取得工程および表示工程を含み、前記テンプレート情報取得工程が、前記テンプレート情報作成工程により作成された1群以上のテンプレート情報から1群のテンプレート情報を取得し、前記表示工程が、前記取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する。この点を除き、変形例2の情報表示方法は、実施形態1の情報表示方法と同様の構成を有する。
【0047】
前記テンプレート情報取得工程は、例えば、前記テンプレート情報作成工程において、1群のテンプレート情報を記憶させ、1群以上のテンプレート情報を記憶している前記データ記憶手段から、1群のテンプレート情報を取得する。そして、前記表示手段が、例えば、前記取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する。
【0048】
変形例2の情報表示方法が前記テンプレート情報取得工程を含む場合、前記表示工程が、前記表示画像の各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報を入力例情報として表示することが好ましい。
【0049】
前記入力例情報を表示する場合、前記テンプレート情報取得工程は、例えば、前記テンプレート情報取得手段が、前記1群のテンプレート情報を取得したデータ記憶手段から、前記1群以上の登録情報を入力例情報として取得し、前記表示工程が、前記入力例情報を表示する。また、前記入力例情報が前記1群以上の登録情報において、頻度の高い情報である場合、前記テンプレート情報取得工程は、例えば、前記登録情報取得手段が、前記1群の登録情報を取得したデータ記憶手段から、前記頻度の高い情報を取得し、前記表示工程が、前記頻度の高い情報を、前記入力例情報として表示する。
【0050】
変形例2の情報表示方法が前記入力例情報を表示する場合、前記表示工程が、前記表示画像の各項目の表示領域において、前記テンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示することが好ましい。
【0051】
変形例2の情報表示方法は、さらに、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得するコメント情報取得工程を含み、前記表示工程が、前記コメント情報を前記表示画像に表示することが好ましい。
【0052】
前記コメント情報取得工程は、例えば、前記コメント情報が記憶されたデータ記憶手段から、前記コメント情報を取得する。そして、前記表示工程が、例えば、前記コメント情報を前記1群のテンプレート情報が表示された前記表示画像に表示する。
【0053】
[変形例3]
変形例3は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。変形例3の情報表示装置および情報表示方法は、例えば、実施形態1の情報表示装置および情報表示方法の説明を援用できる。
【0054】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、前記1群のテンプレートを取得し、表示することにより、例えば、前記作業者が、編集する情報を容易に確認できる。したがって、本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、誤情報の登録をより抑制できる。
【0055】
変形例3の情報表示装置は、さらに、追加編集手段を含み、前記追加編集手段が、前記表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定する。
【0056】
前記追加編集手段は、例えば、前記1群の登録情報における各情報に代えて、前記表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定する以外は、前記編集手段と同様であり、その説明を援用できる。
【0057】
変形例3の情報表示装置は、さらに、テンプレート情報追加手段を含み、前記テンプレート情報追加手段が、前記追加編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群のテンプレート情報から未変更の項目に対応する各情報を新たな1群のテンプレート情報として追加することが好ましい。
【0058】
前記テンプレート情報追加手段は、例えば、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報とするのに代えて、前記1群のテンプレート情報から未変更の項目に対する各情報を新たな1群のテンプレート情報とする以外は、前記テンプレート情報登録手段と同様であり、その説明を援用できる。
【0059】
変形例3の情報表示装置は、さらに、情報登録手段を含み、前記情報登録手段が、前記追加編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録することが好ましい。
【0060】
変形例3の情報表示方法は、さらに、追加編集工程を含み、前記追加編集工程が、前記表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定する。
【0061】
前記追加編集工程は、例えば、前記1群の登録情報における各情報に代えて、前記表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定する以外は、前記編集工程と同様であり、その説明を援用できる。
【0062】
変形例3の情報表示装置は、さらに、テンプレート情報追加工程を含み、前記テンプレート情報追加工程が、前記追加編集工程による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群のテンプレート情報から未変更の項目に対応する各情報を新たな1群のテンプレート情報として追加することが好ましい。
【0063】
前記テンプレート情報追加工程は、例えば、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報とするのに代えて、前記1群のテンプレート情報から未変更の項目に対する各情報を新たな1群のテンプレート情報とする以外は、前記テンプレート情報登録工程と同様であり、その説明を援用できる。
【0064】
変形例3の情報表示方法は、さらに、情報登録工程を含み、前記情報登録工程が、前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録することが好ましい。
【0065】
前記情報登録工程は、例えば、前記追加編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として、データ記憶手段に記憶させ、登録する。前記データ記憶手段は、例えば、前記登録情報取得工程が、前記1群の登録情報を取得したデータ記憶手段と同じでもよいし、異なってもよいが、前者が好ましい。
【0066】
[実施形態2]
実施形態2は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。
【0067】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、編集する情報を容易に確認でき、誤情報の登録をより抑制できる。
【0068】
図3に、本実施形態における情報表示装置のブロック図を示す。図3に示すように、本実施形態の情報表示装置20は、登録情報記憶部111、編集情報記憶部112、テンプレート情報記憶部113、コメント情報記憶部114、および追加編集情報記憶部115、登録情報取得手段121、編集手段122、テンプレート情報作成手段123、コメント情報付与手段124、テンプレート情報取得手段125、コメント情報取得手段126、追加編集手段127、テンプレート情報追加手段128、および情報登録手段129、ならびに表示手段13を含む。登録情報記憶部111、編集情報記憶部112、テンプレート情報記憶部113、コメント情報記憶部114、および追加編集情報記憶部115は、例えば、図3に示すように、ハードウェアであるデータ記憶手段11に組み込まれてもよい。また、登録情報取得手段121、編集手段122、テンプレート情報作成手段123、コメント情報付与手段124、テンプレート情報取得手段125、コメント情報取得手段126、追加編集手段127、テンプレート情報追加手段128、および情報登録手段129は、例えば、図3に示すように、ハードウェアであるデータ処理手段(データ処理装置)12に組み込まれてもよく、ソフトウェアまたは前記ソフトウェアが組み込まれたハードウェアでもよい。データ処理手段12は、CPU等を備えてもよい。なお、登録情報記憶部111、編集情報記憶部112、テンプレート情報記憶部113、コメント情報記憶部114、および追加編集情報記憶部115、ならびに表示手段13は、任意の構成であり、あってもよいし、なくてもよいし、いずれか1つを含んでもよいし、複数を含んでもよい。
【0069】
登録情報記憶部111は、登録情報取得手段121、編集手段122、テンプレート情報作成手段123、および表示手段13と、編集情報記憶部112は、編集手段122、テンプレート情報作成手段123、および表示手段13と、テンプレート情報記憶部113は、テンプレート情報取得手段125、追加編集情報取得手段127、テンプレート情報追加手段128、情報登録手段129、および表示手段13と、コメント情報記憶部114は、コメント情報取得手段126および表示手段13と、追加編集情報記憶部115は、追加編集手段127、テンプレート情報追加手段128、情報登録手段129、および表示手段13と、それぞれ電気的に接続されてよい。情報表示装置20は、例えば、取得された1群の登録情報等をデータ記憶手段11に記憶させ、記憶させた1群の登録情報等に基づき、テンプレート情報作成手段123が、1群のテンプレート情報を作成する。また、情報表示装置20は、例えば、取得された1群のテンプレート情報等をデータ記憶手段11に記憶させ、記憶させた1群のテンプレート情報等に基づき、テンプレート情報追加手段128が、新たな1群のテンプレート情報を追加し、情報登録手段129が、新たな1群の登録情報を登録する。
【0070】
情報表示装置20において、登録情報取得手段121、テンプレート情報取得手段125、およびコメント情報取得手段126は、情報表示装置20外のデータ記憶手段から出力された1群の登録情報、1群のテンプレート情報、コメント情報を、それぞれ取得する。また、テンプレート情報作成手段123、コメント情報付与手段124、テンプレート情報追加手段128、および情報登録手段129は、それぞれ、1群のテンプレート情報、コメント情報、新たな1群のテンプレート情報、および新たな1群の登録情報を出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が記憶し、登録する。この点を除き、情報表示装置20は、実施形態1、および変形例1〜3の情報表示装置の説明を援用できる。
【0071】
つぎに、図4および5に、本実施形態における情報表示方法のフローチャートを示す。本実施形態の情報表示方法は、例えば、図3の情報表示装置を用いて、つぎのように実施する。図4に示すように、本実施形態の情報表示方法は、A1ステップ(登録情報取得)、A2ステップ(登録情報編集)、A3ステップ(テンプレート情報作成)、A4ステップ(コメント情報付与)、A5ステップ(テンプレート情報取得)、A6ステップ(テンプレート情報表示)、A7ステップ(コメント情報取得)、A8ステップ(コメント情報表示)、A9ステップ(追加編集)、A10ステップ(テンプレート情報追加)、およびA11(情報登録)を含む。
【0072】
まず、実施形態1と同様に、A1ステップ、A2ステップ、およびA3ステップを実施する。
【0073】
(A4)コメント情報付与
つぎに、A3ステップで作成した1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報があるか否かを判断する(A401)。Noの場合、すなわち、前記コメント情報がない場合、A501ステップに進む。他方、Yesの場合、すなわち、前記コメント情報がある場合、前記コメント情報を出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が、前記コメント情報を記憶し、登録する(A402)。
【0074】
(A5)テンプレート情報取得
つぎに、前記1群のテンプレート情報を記憶させた情報表示装置20外のデータ記憶手段における1群以上のテンプレート情報から出力された1群のテンプレート情報を取得し、テンプレート情報記憶部113に記憶させる(A501)。また、後述するA6ステップにおいて、入力例情報を表示する場合、情報表示装置20外のデータ記憶手段から出力された、前記テンプレート情報が表示されていない項目と対応する項目の情報を取得する。前記情報は、例えば、前記1群以上の登録情報において、頻度の高い情報である。
【0075】
(A6)テンプレート情報表示
そして、取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示し(A601)、前記入力例情報を、前記テンプレート情報とは異なる色調で、前記テンプレート情報が表示されていない項目に表示する。
【0076】
(A7)コメント情報取得
つぎに、前記取得した1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報があるか否かを判断する(A701)。Noの場合、すなわち、前記取得した1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報がない場合、A901ステップに進む。他方、Yesの場合、すなわち、前記取得した1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報がある場合、情報表示装置20外のデータ記憶手段から出力された前記コメント情報を取得し、コメント情報記憶部114に記憶させる(A702)。
【0077】
(A8)コメント情報表示
そして、前記コメント情報を前記表示画像に表示する(A801)。
【0078】
(A9)追加編集
A9ステップでは、前記表示した1群のテンプレート情報における各情報および前記テンプレート情報がない項目における各情報を編集し、確定する(A901)。前記編集および確定は、A2ステップと同様である。そして、前記編集の確定後、前記複数の項目に対応する各情報を、例えば、追加編集情報として、追加編集情報記憶部115に記憶させる。
【0079】
(A10)テンプレート情報追加
前記追加編集工程(A9ステップ)における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群のテンプレート情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として追加するとの入力があるか否かを判断する(A1001)。Noの場合、すなわち、前記1群のテンプレート情報として追加するとの入力がない場合、A1101ステップに進む。他方、Yesの場合、すなわち、前記1群のテンプレート情報として追加するとの入力がある場合、前記1群のテンプレート情報を出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が記憶し、登録する(A1002)。
【0080】
(A11)情報登録
つぎに、前記追加編集工程(A9ステップ)における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録するとの入力があるか否かを判断する(A1101)。Noの場合、すなわち、前記新たな1群の登録情報を登録するとの入力がない場合、例えば、終了する。他方、Yesの場合、すなわち、前記新たな1群の登録情報を登録するとの入力がある場合、前記新たな1群の登録情報を出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が記憶し、登録する(A1102)。そして、さらに、1群の登録情報を取得し、1群のテンプレートを作成する場合、A1ステップに戻り、A1〜A3ステップを同様に実施することで、1群のテンプレート情報を作成できる。また、1群のテンプレート情報を取得し、新たな1群のテンプレート情報の追加、新たな1群の登録情報等の登録を行う場合、A5ステップに戻り、A5〜A11ステップを同様に実施することで、新たな1群のテンプレート情報の追加、新たな1群の登録情報の登録等ができる。
【0081】
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、前述の情報表示方法を、コンピュータ上で実行可能なプログラムである。または、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0082】
[実施形態4]
実施形態4は、本発明の情報表示システムに関する。
【0083】
本実施形態の情報表示システムによれば、例えば、作業者が編集する情報を容易に確認でき、誤情報の登録をより抑制できる。本実施形態の情報表示システムによれば、登録情報取得手段、表示手段、および編集手段を現場に設置し、サーバ等は他の場所に設置して、オンラインにより登録情報を表示できる。そのため、装置の設置に場所を取ることがなく、メンテナンスも容易である。また、各設置場所が離れている場合であっても、一箇所での集中管理や遠隔操作が可能となる。本発明の情報表示システムは、例えば、前記情報表示装置および情報表示方法等の説明を援用できる。
【0084】
図6に、本発明の情報表示装置を用いた情報表示システムの一例の構成を示す。図6に示すように、本実施形態の情報表示システムは、登録情報取得手段301a、301b、301cと、編集手段302a、302b、302cと、テンプレート情報作成手段303a、303b、303cと、通信インターフェイス304a、304b、304cと、サーバ370とを備える。登録情報取得手段301aは、編集手段302a、テンプレート情報作成手段303a、および通信インターフェイス304aと、テンプレート情報作成手段303aは、編集手段302aおよび通信インターフェイス304aと、接続されている。登録情報取得手段301a、編集手段302a、テンプレート情報作成手段303a、および通信インターフェイス304aは、場所Xに設置されている。登録情報取得手段301bは、編集手段302b、テンプレート情報作成手段303b、および通信インターフェイス304bと、テンプレート情報作成手段303bは、編集手段302bおよび通信インターフェイス304bと、接続されている。登録情報取得手段301b、編集手段302b、テンプレート情報作成手段303b、および通信インターフェイス304bは、場所Yに設置されている。登録情報取得手段301cは、編集手段302c、テンプレート情報作成手段303c、および通信インターフェイス304cと、テンプレート情報作成手段303cは、編集手段302cおよび通信インターフェイス304cと、接続されている。登録情報取得手段301c、編集手段302c、テンプレート情報作成手段303c、および通信インターフェイス304cは、場所Zに設置されている。そして、通信インターフェイス304a、304b、304cと、サーバ370とが、回線網360を介して接続されている。
【0085】
この情報表示システムでは、サーバ370側に、データ記憶手段(情報記憶手段)が格納される。そして、前記データ記憶手段に、1群以上の登録情報が記憶されている。例えば、場所Xで1群の登録情報を編集し、1群のテンプレート情報を作成する場合、サーバ370が、前記1群の登録情報を送信し、登録情報取得手段301aが取得した1群の登録情報を、編集手段302aが、前記1群の登録情報における各情報を編集し、確定する。そして、テンプレート情報作成手段303aが、編集手段302aによる編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成後、送信し、サーバ370は、前記1群のテンプレート情報を前記データ記憶手段に記憶させる。また、前記1群のテンプレート情報に関連するコメント情報を登録する場合、場所Xには、さらに、コメント情報付与手段が設置されていてもよい。この場合、前記コメント情報付与手段は、通信インターフェイス304aと、接続されている。そして、前記コメント情報付与手段は、前記コメント情報を送信し、サーバ370は、前記コメント情報を前記データ記憶手段に記憶させる。さらに、前記1群のテンプレート情報を取得し、新たな1群のテンプレート情報の追加、新たな1群の登録情報の追加を行う場合、場所Xには、さらに、テンプレート情報取得手段、追加編集手段、テンプレート情報追加手段、および情報登録手段が、設置されていてもよい。この場合、前記テンプレート情報取得手段、前記テンプレート情報追加手段、および前記情報登録手段は、通信インターフェイス304aと、それぞれ接続されている。そして、前記テンプレート情報取得手段は、サーバ370が送信した前記1群のテンプレート情報を取得し、前記テンプレート情報追加手段、および前記情報登録手段は、それぞれ、前記新たな1群のテンプレート情報および前記新たな登録情報を送信し、サーバ370は、前記新たな1群の登録情報、および前記1群のテンプレート情報を前記データ記憶手段に記憶させる。
【0086】
なお、本実施形態の情報表示システムは、前述の実施形態および変形例の組合せに対応したものであってもよい。また、本実施形態の情報表示システムは、例えば、クラウドコンピューティングに対応したものであってもよい。さらに、本実施形態の情報表示システムは、通信インターフェイス304a、304b、304cと、サーバ370とが、無線回線を接続されていてもよい。
【0087】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【産業上の利用可能性】
【0088】
本発明は、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として作成する。また、前記1群の登録情報を取得し、編集する場合、例えば、前記作業者は、同じ項目を編集する頻度が相対的に高く、その他の項目を編集する頻度は相対的に低い。そして、前記1群のテンプレート情報は、前記未変更の項目に対応する各情報を登録しているため、例えば、前記1群のテンプレート情報を取得し、表示することで、前記作業者が、相対的に編集する頻度が高い項目には、情報が表示されず、相対的に編集する頻度が低い項目には、前記1群のテンプレート情報の対応する情報が表示される。このため、前記1群のテンプレートを使用することにより、例えば、前記作業者が、編集する情報を容易に確認できる。したがって、本発明によれば、誤情報の登録を抑制できる。このため、本発明は、例えば、情報入力等の情報処理分野等において、極めて有用である。
【符号の説明】
【0089】
10、20 情報表示装置
11 データ記憶手段
111 登録情報記憶部
112 編集情報記憶部
113 テンプレート情報記憶部
114 コメント情報記憶部
115 追加編集情報記憶部
12 データ処理手段
121 登録情報取得手段
122 編集手段
123 テンプレート情報作成手段
124 コメント情報付与手段
125 テンプレート情報取得手段
126 コメント情報取得手段
127 追加編集手段
128 テンプレート情報追加手段
129 情報登録手段
13 表示手段
301a、301b、301c 登録情報取得手段
302a、302b、302c 編集手段
303a、303b、303c テンプレート情報作成手段
304a、304b、304c 通信インターフェイス
360 回線網
370 サーバ
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6