【文献】
ぜひ見てほしいページへの誘導機能を満載,BUSINESS COMMUNICATION 第45巻 第11号,日本,株式会社ビジネスコミュニケーション社,2008年11月 1日,第45巻 第11号,p.111
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、前記コンテンツ間に差し込まれて前記コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信部、
を備えたことを特徴とする配信装置。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の地点間の複数の移動経路の各々に対応する前記コンテンツ間に差し込まれ、前記コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信部、
を備えたことを特徴とする配信装置。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の地点間の複数の移動経路の各々に対応する前記コンテンツ間に差し込まれ、前記コンテンツとともに一覧表示される前記所定の地点のいずれかに関する通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信部、
を備えたことを特徴とする配信装置。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の移動経路における複数の地点の各々に対応する前記コンテンツ間に差し込まれ、前記コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信部、
を備えたことを特徴とする配信装置。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の移動経路における第1の地点と第2の地点との間の地点に関する通知情報であって、前記第1の地点に対応する前記コンテンツと前記第2の地点に対応する前記コンテンツとの間に差し込まれる通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信部、
を備えたことを特徴とする配信装置。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、前記コンテンツ間に差し込まれて前記コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信手順、
をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の地点間の複数の移動経路の各々に対応する前記コンテンツ間に差し込まれ、前記コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信手順、
をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の地点間の複数の移動経路の各々に対応する前記コンテンツ間に差し込まれ、前記コンテンツとともに一覧表示される前記所定の地点のいずれかに関する通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信手順、
をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の移動経路における複数の地点の各々に対応する前記コンテンツ間に差し込まれ、前記コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信手順、
をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置に、前記コンテンツの配信サービス以外の前記端末装置を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、所定の移動経路における第1の地点と第2の地点との間の地点に関する通知情報であって、前記第1の地点に対応する前記コンテンツと前記第2の地点に対応する前記コンテンツとの間に差し込まれる通知情報を、前記ユーザが前記サービスを最後に利用した日時から所定の期間以内に配信する配信手順、
をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、端末装置、表示方法、及び表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、端末装置、表示方法、及び表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.配信処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。配信装置100は、ロケーションに関するコンテンツ(以下、「ローカルコンテンツ」ともいう)を配信する配信サービスを提供する。なお、ローカルコンテンツは、ロケーションに関するコンテンツであれば地図に関するコンテンツや周辺の店舗等に関するコンテンツ等の種々のコンテンツであってもよい。
図1の例では、配信装置100がユーザの検索に対応した地図やレストラン等の店舗に関するコンテンツを配信する場合を示す。なお、ローカルコンテンツには、広告コンテンツが含まれてもよい。
【0011】
図1に示すように、配信システム1は、端末装置10と、外部装置50と、配信装置100とが含まれる。端末装置10と、外部装置50と、配信装置100とは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図1に示した配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の外部装置50や、複数台の配信装置100が含まれてもよい。
【0012】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる操作を受け付ける。
図1に示す例において端末装置10は、ユーザの操作により所定のアプリケーション(以下、単に「アプリ」とする場合がある)を起動する。
図1の例では、アプリは、ローカルアプリであってもよい。そして、端末装置10は、ユーザの操作によりアプリに表示するコンテンツを配信装置100へ要求する。なお、端末装置10は、配信装置100が配信するローカルコンテンツを表示可能であれば、どのようなアプリによりローカルコンテンツを表示してもよい。例えば、端末装置10は、ローカルアプリ等の専用のアプリケーションによりローカルコンテンツを表示してもよいし、ブラウザアプリ(以下、単に「ブラウザ」とする場合がある)によりローカルコンテンツを表示してもよい。
【0013】
また、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。なお、端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
図1の例では、端末装置10がタッチパネル機能を有するスマートフォンである場合を示す。また、端末装置10は、端末装置10を利用するユーザへの通知情報を配信装置100から受信する。また、端末装置10は、受信した通知情報を配信装置100が配信するローカルコンテンツに差し込んで表示する。
【0014】
配信装置100は、端末装置10にローカルコンテンツや通知情報を配信するサービスを提供する情報処理装置である。
図1に示す例において、配信装置100は、端末装置10から配信要求を受け付け、端末装置10において起動されたアプリ中のページに表示されるローカルコンテンツを配信する。また、配信装置100は、コンテンツの配信サービス以外の端末装置10を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、コンテンツに差し込まれて表示される通知情報を端末装置10に配信する。
【0015】
また、
図1に示すように、配信装置100が配信するコンテンツは、端末装置10において一覧表示される場合がある。例えば、配信装置100は、コンテンツの配信サービス以外の端末装置10を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、コンテンツに差し込まれて一覧表示される通知情報を、端末装置10に配信する。
【0016】
外部装置50は、配信装置100が提供する配信サービス以外のサービスを提供する情報処理装置である。なお、外部装置50は、配信装置100が提供する配信サービス以外のサービスであれば、どのようなサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、外部装置50は、美容院やレストラン等の所定のサービスの予約サービスを提供する情報処理装置であってもよく、電子商取引サービスを提供する情報処理装置であってもよく、ユーザの情報を管理するサービスを提供する情報処理装置であってもよい。また、外部装置50は、配信装置100以外の配信サービスを行う情報処理装置であってもよい。なお、
図1においては、外部装置50が、タクシー配車サービスを提供する情報処理装置である場合を例として説明する。
【0017】
以下、
図1を用いて、配信処理の一例を説明する。
図1の例では、ユーザがユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)である場合を示す。また、
図1においては、ユーザU1は、外部装置50が提供するタクシー配車サービスを利用中のユーザであるとする。なお、配信装置100が通知情報の生成に用いる情報を取得済みであれば、配信システム1には、外部装置50が含まれなくてもよい。また、例えば、配信装置100が通知情報の生成に用いる情報(例えばタクシーの配車履歴情報等)を端末装置10から取得する場合、配信システム1には、外部装置50が含まれなくてもよい。
【0018】
図1に示すように、ユーザU1は端末装置10で起動されたアプリを操作し、配信装置100にコンテンツの配信要求を送信する(ステップS11)。例えば、
図1においては図示を省略するが、ユーザU1の操作に応じて、端末装置10はアプリを起動し、アプリに表示する地図等のコンテンツの配信を配信装置100に要求してもよい。
【0019】
端末装置10から配信要求を受け付けた配信装置100は、端末装置10に配信装置100が提供する配信サービスのローカルコンテンツを配信する(ステップS12)。例えば、配信装置100は、端末装置10の位置情報に基づく配信サービスのコンテンツを配信する。なお、
図1の例では、配信装置100から地図等のローカルコンテンツを配信する場合を示すが、端末装置10が予めローカルコンテンツを取得済みである場合、端末装置10は、端末装置10内に格納されたローカルコンテンツを表示してもよい。
【0020】
そして、端末装置10は、配信装置100から受信したコンテンツを表示する(ステップS13)。すなわち、端末装置10は、アプリ中のページW11に地図コンテンツであるコンテンツCT11を表示する。
図1の例では、端末装置10中のページW11には、例えばユーザU1が位置する付近の地図に関するコンテンツCT11が表示される。また、例えば、コンテンツCT11には検索窓BX11が含まれる。例えば、ユーザU1は、検索窓BX11に所望の文字列(以下、「クエリ」ともいう)を入力することにより、所望のローカルコンテンツを検索する。
【0021】
ユーザU1は、検索窓BX11にクエリを入力することにより、クエリに対応する検索を要求する。例えば、ユーザU1は、検索窓BX11に「料理 地域A」と入力することにより、地域Aに所在する料理を提供する店舗等を検索する。
図1の例では、ユーザU1により検索窓BX11に「料理 地域A」と入力された端末装置10は、クエリ「料理 地域A」を配信装置100に送信することにより、配信装置100に地域Aに所在する料理を提供する店舗等に関する検索を要求する(ステップS14)。なお、端末装置10は、サービス情報を配信装置100へ問い合わせる際に、コンテンツCT11が表示されていることを示す情報やユーザU1の位置情報を配信装置100へ送信してもよい。また、配信装置100は、端末装置10からの問い合わせに関わらず所定のタイミングで、以下に示すステップS15〜S17の処理を行ってもよい。
【0022】
配信装置100は、端末装置10から検索要求を受け付けた場合、検索要求を受け付けたサービスを提供する外部装置50に、端末装置10を利用するユーザU1に関する情報を要求する(ステップS15)。
図1に示す例において、配信装置100は、ユーザU1に関するタクシー配車サービスのサービス情報を外部装置50に要求する。例えば、配信装置100は、ユーザを識別する情報を送信することにより、外部装置50にサービス情報を要求する。例えば、配信装置100は、ユーザU1の位置情報を外部装置50に送信してもよい。
【0023】
配信装置100から要求を受け付けた外部装置50は、端末装置10を利用するユーザU1に関するサービス情報を配信装置100に送信する(ステップS16)。
図1に示す例において、外部装置50は、ユーザU1がタクシー配車サービスを利用したことがあるユーザであることを示す情報を、ユーザU1に関するサービス情報として配信装置100に送信する。なお、
図1の例では、ユーザU1が過去にタクシー配車サービスを利用してタクシーの配車を行った履歴を有するユーザであるものとする。
【0024】
外部装置50からユーザU1に関するサービス情報を受け付けた配信装置100は、種々の情報に基づいて、通知情報を生成する。
図1に示す例において、配信装置100は、ユーザU1がタクシー配車サービスを利用したことがあるユーザであることを示す情報に基づいて、通知情報NC11を生成する。具体的には、配信装置100は、ユーザU1にタクシー配車サービスを利用することを促す通知情報NC11を生成する。このように、配信装置100は、配信サービスとは別サービスであるタクシー配車サービスに関する通知情報NC11を生成する。なお、
図1では図示することを省略するが配信装置100は、記憶部120(
図2参照)からクエリ「料理 地域A」に対応するローカルコンテンツに関する情報を抽出する。例えば、配信装置100は、地域Aに位置するレストランAに関するコンテンツCT12や地域Aに位置するレストランBに関するコンテンツCT13を抽出(生成)する。また、配信装置100は、地域Aに関する地図コンテンツであるコンテンツCT14を生成する。
【0025】
その後、配信装置100は、コンテンツと通知情報NC11とを端末装置10へ配信する(ステップS17)。
図1に示す例において、配信装置100は、コンテンツCT12〜CT14を端末装置10へ配信する。また、
図1に示す例において、配信装置100は、配信サービスとは別サービスであるタクシー配車サービスに関する通知情報NC11を端末装置10へ配信する。なお、配信装置100は、コンテンツCT12〜CT14と通知情報NC11とを異なるタイミングで配信してもよい。
【0026】
コンテンツと通知情報NC11とを受信した端末装置10は、表示を遷移させる(ステップS18)。
図1の例では、表示遷移後の端末装置10中のページW11には、コンテンツCT12、コンテンツCT13、コンテンツCT14の順に上下方向に並んで一覧表示される。この場合、端末装置10において、ローカルコンテンツは所定の方向に並べて一覧表示される。具体的には、ローカルコンテンツはスクロール方向(
図1においては上下方向)に並べて表示される。なお、ページW11に表示されたコンテンツCT12〜CT14はローカルコンテンツの一部であり、ユーザは端末装置10の表示画面にタッチした指を下から上へ移動させる操作(以下、「フリック操作」とする場合がある)をすることにより、表示を下へスクロールさせて、下に続く残りのコンテンツを表示させることができる。
【0027】
ここで、
図1の例では、端末装置10は、コンテンツに通知情報を差し込んで表示させる。
図1に示す例において、端末装置10中のページW11には、コンテンツCT12、コンテンツCT13、通知情報NC11、コンテンツCT14の順に上下方向に並んで一覧表示される。
【0028】
このように、端末装置10において、通知情報NC11が、コンテンツCT13とコンテンツCT14との間に差し込まれて一覧表示される。
図1の例では、地域Aに位置するレストランBには徒歩で9分であることを示すコンテンツCT13と、ユーザU1の位置やレストランAやレストランBとの位置関係を示すコンテンツCT14との間に通知情報NC11が差し込まれて一覧表示される。例えば、通知情報NC11は表示前に予めコンテンツCT13とコンテンツCT14との間に差し込まれて一覧表示される。
【0029】
図1に示すように、通知情報NC11は、外部装置50が提供するタクシー配車サービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を示す。具体的には、端末装置10中のページW11には、タクシー配車サービスのアイコン及びその利用を許可する「呼出」ボタンを含む通知情報NC11が表示される。
【0030】
ここで、通知情報NC11の内容は、ユーザU1が利用した経験があるタクシー配車サービスの利用を促す、すなわちユーザU1がユーザ登録等を行い、利用中のタクシー配車サービスの再度の利用をユーザU1に通知する内容である。言い換えると、通知情報NC11の内容は、配信装置100の配信サービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される情報である。具体的には、通知情報NC11は、ユーザが利用中のタクシー配車サービスを提供する外部装置50によりユーザU1に通知される情報である。
【0031】
このような内容の通知情報NC11を閲覧したユーザU1は、「呼出」ボタンを押下すること等により、外部装置50が提供するタクシー配車サービスのアプリ等を起動して、タクシー配車サービスを利用してタクシーを呼び出す可能性が高くなる。すなわち、通知情報NC11は、ローカルコンテンツを提供するサービス以外のサービスの利用を促す情報である。具体的には、通知情報NC11は、配信装置100以外の外部装置50が提供するタクシー配車サービスの利用を促す情報である。
【0032】
上述したように、配信装置100は、ローカルコンテンツ以外でローカルコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。そして、通知情報を受信した端末装置10は、ローカルコンテンツに差し込んで通知情報を表示する。
図1の例では、端末装置10は、コンテンツCT12〜CT14とともに、タクシー配車サービスに関する通知情報NC11を上下方向に並べて一覧表示される。つまり、配信装置100は、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように配信することができるため、通知情報をユーザに視認可能性が高い態様で、通知することができる。また、配信装置100は、ローカルコンテンツに重畳させることなく、ローカルコンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。すなわち、配信装置100は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
【0033】
〔1−1.通知タイミング〕
なお、上記の例における通知情報の配信タイミングは一例であり、配信装置100は、目的に応じて種々のタイミングで通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ステップS11において端末装置10から配信要求を受け付けた際に、ステップS15、S16の処理を行い、ステップS12においてローカルコンテンツを配信する際に通知情報も併せて配信してもよい。すなわち、配信装置100は、ローカルコンテンツを配信するタイミングで通知情報を配信してもよいし、ローカルコンテンツの配信と異なるタイミングで通知情報を配信してもよい。なお、この点についての詳細は後述する。
【0034】
また、上記の例においては、端末装置10が、ローカルアプリ等のローカルコンテンツを閲覧する専用のアプリケーションによりローカルコンテンツを表示する場合を示したが、ローカルコンテンツの表示は上記に限らず、端末装置10は、例えばブラウザなどにより、ローカルコンテンツを表示してもよい。端末装置10は、例えばブラウザなどによりローカルコンテンツを表示する場合、ローカルコンテンツや通知情報が表示されるページはウェブページであってもよい。
【0035】
なお、ローカルコンテンツを配信する情報処理装置と、通知情報を配信する情報処理装置は別体であってもよい。例えば、所定のコンテンツ配信装置がローカルコンテンツを配信し、コンテンツ配信装置や端末装置10から要求を受け付けた配信装置100が端末装置10やコンテンツ配信装置に通知情報を配信してもよい。例えば、コンテンツ配信装置は、端末装置10からの要求に応じて端末装置10にローカルコンテンツを配信し、通知情報を配信装置100に問い合わせてもよい。コンテンツ配信装置から問合せを受け付けた配信装置100は、端末装置10へ直接通知情報を配信してもよい。つまり、端末装置10は、ローカルコンテンツと通知情報との各々を別の装置から配信を受けてもよい。
【0036】
例えば、端末装置10には、ローカルコンテンツがコンテンツ配信装置から配信され、配信装置100から通知情報が配信されてもよい。また、配信装置100は、コンテンツ配信装置を介して端末装置10へ通知情報を通知してもよい。すなわち、コンテンツ配信装置が通知情報を問い合せした配信装置100から受け付けた場合、コンテンツ配信装置は配信装置100から受け付けた通知情報を端末装置10に配信する。この場合、配信装置100と外部装置50とが、一体であってもよい。
【0037】
また、上記例における通知情報は一例であり、配信サービスが配信するコンテンツ(ローカルコンテンツ)以外の情報であり、ユーザに通知される情報であればどのような情報であってもよい。すなわち、配信装置100は、配信サービスが配信するローカルコンテンツ以外の情報であれば、種々の通知情報を端末装置10へ配信してもよい。例えば、配信装置100は、広告ではなく、ユーザの利用サービスに関する通知情報を端末装置10へ配信してもよい。
【0038】
また、例えば、配信装置100は、一のIDに関連付けられたサービス間における通知情報であってもよい。例えば、配信装置100は、ユーザU1が共通のID(例えば「U1」)を用いて配信サービスや他のサービス(例えば予約サービス等)の提供を受ける場合、共通のIDを用いる配信サービスのコンテンツとともに共通のIDを用いる他のサービスに関する通知情報が一覧表示されるように、通知情報を配信してもよい。この場合、例えば、共通のIDを用いてユーザに利用されるサービスAのコンテンツとともに共通のIDを用いてユーザに利用されるサービスBの通知情報が表示され、サービスBのコンテンツとともにサービスAの通知情報が表示されてもよい。このように、共通のIDにより利用されるサービス間で通知情報を相互に提供してもよい。
【0039】
また、配信装置100は、通知情報の内容とコンテンツとの関連性に基づいて、通知情報に含ませる情報を決定し、通知情報を生成してもよい。
図1の例では、配信装置100は、ユーザU1の位置から徒歩15分を要するレストランAに関するコンテンツCT12と、ユーザU1の位置から徒歩9分を要するレストランBに関するコンテンツCT13とが通知情報NC11とともに表示されるため、ユーザU1の位置から移動時間を要するレストランAに関する情報を通知情報に含ませてもよい。例えば、配信装置100は、「レストランAへTAXIで移動する」等の文字列を含む通知情報NC11を配信してもよい。また、配信装置100は、ユーザU1の位置から移動時間を要するレストランAに関するコンテンツCT12の直下に通知情報NC11が配置されるように、通知情報NC11を配信してもよい。これにより、配信装置100は、ユーザU1がタクシー配車サービスをより利用したくなるコンテンツに関連させて通知情報NC11をユーザU1に閲覧させることができる。したがって、配信装置100は、通知情報NC11に関するタクシー配車サービスをユーザU1が利用する可能性をより高めることができる。
【0040】
また、
図1の例では、配信装置100は、ユーザU1がタクシー配車サービスを最後に利用してから所定の期間以内に、通知情報NC11を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザU1がタクシー配車サービスを最後に利用した日時が「2016年11月28日」である場合、「2016年11月28日」から1週間や1ヶ月以内に通知情報NC11を配信してもよい。
【0041】
〔1−2.他のサービス(過去の検索関連)〕
また、上述した例では、タクシー配車サービスに関する通知情報を一例として示したが、配信装置100は、種々のサービスに関する通知情報を配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、ロケーションに関連する種々の通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが過去に検索した位置に関する情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが過去における所定期間に検索したロケーションに関する通知情報が地図等のローカルコンテンツに差し込まれるように配信してもよい。
【0042】
〔1−3.宿泊予約サービス〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツに関連するエリアに基づく宿泊施設の予約サービスに関する通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、所定の予約サービスを利用するユーザが出張予定の場所(ロケーション)を表示した場合、その場所に関するホテルの予約サービスに関する通知情報を配信してもよい。
【0043】
〔1−4.気象情報〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツに関連するエリアに基づく気象情報サービスに関する通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが所定のスケジュール管理サービス等に旅行先に関する情報を登録している場合、旅行先の天気等の気象情報を通知情報として配信してもよい。
【0044】
〔1−5.クーポン等〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツに関連するエリアに位置する施設の利用を促す通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが所定の地域(エリア)を表示する場合、表示した地域で使えるクーポンやチラシ情報等を通知情報として配信してもよい。
【0045】
〔1−6.健康情報〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツに関連する経路に基づく健康情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが所定の経路情報等を表示する場合、経路の表示に歩数など健康効果に関する通知情報を配信してもよい。
【0046】
〔1−7.移動情報(つながり)〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツに関連する経路に基づく案内情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが所定の移動案内(地図、ナビ、乗換)等を利用している場合、ユーザの移動経路に、友達とのニアミスや合流しやすい店の情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、所定のユーザとのメッセージや投稿告知等のつながりに関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、友達同士で移動やニアミスに関する情報を通知情報として配信してもよい。
【0047】
〔1−8.経済活動情報〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツに関連するエリアにおける購買を促す情報やコンテンツに関連するエリアに関連する経済活動に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが所定のスケジュール管理サービス等に旅行先に関する情報を登録している場合、前後の予定も考慮した販売促進や行動アシスト等に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが位置する場所に応じて、予約やショッピング等のユーザの購買消費に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、決済や家計簿や投融資や保険等の個人財務に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、交通費の家計簿への影響を示す情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが位置する場所に応じて、その場所に関連した投資対象に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが家電製品が販売される地域に位置する場合、家電銘柄の株式に関する情報を通知情報として配信してもよい。なお、上記通知情報は一例であり、配信装置100は、ユーザに応じて種々の通知情報を適宜配信してもよい。
【0048】
〔2.配信装置の構成〕
次に、
図2を用いて、実施形態に係る配信装置100の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る配信装置100の構成例を示す図である。
図2に示すように、配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、配信装置100は、配信装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0049】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
【0050】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、
図2に示すように、ユーザ情報記憶部121と、位置情報記憶部122とを有する。また、
図2では図示を省略するが、記憶部120は、ローカルコンテンツに関する各種情報を記憶する。例えば、記憶部120は、端末装置10に配信するローカルコンテンツに関する各種情報を記憶する。
【0051】
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。
図3は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。
図3に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」といった項目が含まれる。
【0052】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、
図1の例に示したユーザU1に対応する。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
【0053】
例えば、
図3に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザの年齢は、「30代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、
図3に示す例において、ユーザID「U2」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、性別は、「女性」であることを示す。
【0054】
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、年齢や性別に加えて他のデモグラフィック属性情報やサイコグラフィック属性情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、自宅、勤務地、興味、家族構成、収入、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
【0055】
(位置情報記憶部122)
実施形態に係る位置情報記憶部122は、ユーザの位置に関する各種情報を記憶する。
図4に、実施形態に係る位置情報記憶部122の一例を示す。
図4に示す位置情報記憶部122は、「ユーザID」、「履歴情報」といった項目が含まれる。「履歴情報」には、「日時」、「位置情報」といった項目が含まれる。
【0056】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「履歴情報」は、ユーザの位置情報の履歴を示す。「日時」は、各位置情報が取得された日時を示す。なお、
図4の例では「日時」を抽象的な符号「日時DA−1」等で図示するが、「日時」には、「2016年9月21日22時01分43秒」等の具体的な日時が記憶されてもよい。また、「位置情報」は、対応する日時における対応するユーザの位置情報を示す。なお、
図4の例では「位置情報」を抽象的な符号「LC11−1」等で図示するが、「位置情報」には、具体的な緯度経度情報等が記憶されてもよい。
【0057】
例えば、
図4に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザの位置情報「LC11−1」が、日時「日時DA−1」に取得されたことを示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザが利用する端末装置10の位置情報「LC11−1」が、日時「日時DA−1」に取得されたことを示す。例えば、
図4に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザの位置情報「LC12−1」が、日時「日時DB−1」に取得されたことを示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザが利用する端末装置10の位置情報「LC12−1」が、日時「日時DB−1」に取得されたことを示す。
【0058】
なお、位置情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。また、位置情報記憶部122は、ユーザのコンテキストに関する情報を記憶してもよい。
【0059】
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0060】
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、生成部132と、配信部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0061】
(受付部131)
受付部131は、種々の情報を受け付ける。例えば、受付部131は、外部の情報処理装置から配信要求を受け付ける。例えば、受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける。
図1に示す例において、受付部131は、端末装置10において動作するアプリによる配信要求を受け付ける。
【0062】
例えば、受付部131は、検索要求を受け付ける。
図1に示す例において、受付部131は、端末装置10からクエリ「料理 地域A」を受け付ける。また、受付部131は、端末装置10からサービス情報の問合せを受け付けてもよい。例えば、受付部131は、端末装置10から外部装置50が提供するサービスに関するサービス情報の問合せを受け付ける。また、受付部131は、外部装置50からサービス情報を受け付ける。例えば、受付部131は、ユーザU1が利用中のサービスを提供する外部装置50からユーザU1に関するサービス情報を受け付ける。
【0063】
また、受付部131は、外部の情報処理装置からユーザ情報記憶部121に記憶されるユーザ情報を受け付けてもよい。例えば、受付部131は、ユーザが利用する端末装置10から各種情報を受け付ける。例えば、受付部131は、ユーザが利用する端末装置10からユーザ情報を受け付ける。
【0064】
(生成部132)
生成部132は、種々の情報を生成する。例えば、生成部132は、受付部131により受け付けられたユーザに関するサービス情報に基づいて、通知情報を生成する。
図1に示す例において、生成部132は、受付部131により受け付けられたユーザに関するサービス情報に基づいて、通知情報NC11を生成する。また、生成部132は、受付部131により外部装置50が提供するサービスに関するサービス情報の問合せが受け付けられた場合、外部装置50へサービス情報の問合せを行ってもよい。また、生成部132は、外部装置50へのサービス情報の問合せを配信部133に行わせてもよい。
【0065】
生成部132は、端末装置10へ配信するローカルコンテンツを生成してもよい。例えば、生成部132は、受付部131により配信要求が受け付けられた場合、記憶部120に記憶されたローカルコンテンツに関する情報に基づいてローカルコンテンツを生成してもよい。この場合、生成部132は、端末装置10に表示する形式に応じて、記憶部120に記憶されたローカルコンテンツに関する情報を加工し、ローカルコンテンツを生成してもよい。
【0066】
図1に示す例において、生成部132は、ユーザU1がタクシー配車サービスを利用したことがあるユーザであることを示す情報に基づいて、通知情報NC11を生成する。
図1の例では、生成部132は、ユーザU1にタクシー配車サービスを利用することを促す通知情報NC11を生成する。
図1の例では、生成部132は、配信サービスとは別サービスであるタクシー配車サービスに関する通知情報NC11を生成する。
図1の例では、生成部132は、配信サービスとは別サービスであるタクシー配車サービスに関する通知情報NC11を生成する。
【0067】
(配信部133)
配信部133は、種々の情報を配信する。例えば、配信部133は、ロケーションに関するコンテンツを表示する端末装置10に、コンテンツの配信サービス以外の端末装置10を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、コンテンツに差し込まれて表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、コンテンツの配信サービス以外のサービスの利用を促す通知情報を配信する。例えば、配信部133は、地図を含むコンテンツに差し込まれてコンテンツとともに表示される通知情報を配信する。
【0068】
例えば、配信部133は、コンテンツ間に差し込まれてコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、所定の地点間の複数の移動経路の各々に対応するコンテンツ間に差し込まれ、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、所定の地点のいずれかに関する通知情報を配信する。例えば、配信部133は、所定の移動経路における複数の地点の各々に対応するコンテンツ間に差し込まれ、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、所定の移動経路における第1の地点と第2の地点との間の地点に関する通知情報であって、第1の地点に対応するコンテンツと第2の地点に対応するコンテンツとの間に差し込まれる通知情報を配信する。
【0069】
例えば、配信部133は、通知情報として、ユーザが過去に検索した位置に関する情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツに関連するエリアに基づく宿泊施設の予約サービスに関する情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツに関連するエリアに基づく気象情報サービスに関する情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツに関連するエリアに位置する施設の利用を促す情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツに関連する経路に基づく健康情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツに関連するコンテンツに関連する経路に基づく案内情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツに関連するエリアにおける購買を促す情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツに関連するエリアに関連する経済活動に関する情報を配信する。
【0070】
例えば、配信部133は、ユーザの行動情報に基づくタイミングでユーザへ通知する通知情報を配信する。例えば、配信部133は、配信要求を送信した端末装置10に、通知情報を配信する。
【0071】
図1の例では、配信部133は、コンテンツと通知情報NC11とを端末装置10へ配信する。
図1の例では、配信部133は、コンテンツCT12〜CT14を端末装置10へ配信する。また、
図1の例では、配信部133は、配信サービスとは別サービスであるタクシー配車サービスに関する通知情報NC11を端末装置10へ配信する。
【0072】
図1の例では、配信部133は、端末装置10に配信装置100が提供する配信サービスのローカルコンテンツを配信する。例えば、配信部133は、端末装置10の位置情報に基づく配信サービスのコンテンツを配信する。
【0073】
また、配信部133は、コンテンツがスクロール方向に並べて表示される端末装置10に、コンテンツ間に配置して表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、コンテンツの各々が複数の表示形式のいずれかにより表示される端末装置10に、複数の表示形式から選択される表示形式で表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、コンテンツが所定の表示形式により表示される端末装置10に、所定の表示形式で表示される通知情報を配信する。
【0074】
〔3.端末装置の構成〕
次に、
図5を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図5は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図5に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを有する。
【0075】
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定の通信網と有線または無線で接続され、配信装置100との間で情報の送受信を行う。
【0076】
(記憶部12)
記憶部12は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーション(例えばローカルアプリ等)に関する情報、例えばプログラム等を記憶する。
【0077】
(入力部13)
入力部13は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部13は、タッチパネル機能により表示面(例えば表示部153)を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部13は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0078】
(出力部14)
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
【0079】
(制御部15)
制御部15は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶部12などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーション(例えばローカルアプリ等)のプログラムが含まれる。また、制御部15は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0080】
図5に示すように、制御部15は、要求部151と、受信部152と、表示部153とを有し、以下に説明する配信処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、
図5に示した構成に限られず、後述する配信処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0081】
要求部151は、入力部13により受け付けたユーザ操作に従って、配信装置100へ配信要求を送信する。例えば、要求部151は、起動したアプリからの配信要求を配信装置100へ送信する。また、要求部151は、検索要求を送信する。
図1に示す例において、要求部151は、配信装置100にクエリ「料理 地域A」を送信することにより、検索要求を行う。なお、要求部151は、外部装置50や通知情報を提供する通知装置へ検索要求を行ってもよい。また、要求部151は、サービス情報の問合せを要求してもよい。なお、要求部151は、外部装置50や通知装置へサービス情報の問合せを要求してもよい。
【0082】
受信部152は、配信装置100から配信されたローカルコンテンツを受信する。また、受信部152は、端末装置10を利用するユーザへの通知情報を受信する。また、受信部152は、受信したローカルコンテンツや通知情報を記憶部12に格納してもよい。
図1に示す例において、受信部152は、配信装置100から通知情報を受信する。なお、受信部152は、外部装置50や通知装置から通知情報を受信してもよい。
【0083】
表示部153は、受信部152により受信された通知情報をコンテンツに差し込んで表示する。例えば、表示部153は、受信部152により受信された通知情報を所定のコンテンツとともに一覧表示する。例えば、表示部153は、通知情報をローカルコンテンツとともに一覧表示する。また、表示部153は、ローカルコンテンツを所定の方向に並べて一覧表示する。具体的には、表示部153は、コンテンツをスクロール方向に並べて表示する。また、表示部153は、コンテンツ間に通知情報を配置して表示する。また、表示部153は、コンテンツの各々を複数の表示形式のいずれかで表示する。この場合、表示部153は、通知情報を複数の表示形式から選択した表示形式で表示する。また、表示部153は、コンテンツを所定の表示形式により表示する。この場合、表示部153は、コンテンツと同じ表示形式で通知情報を表示する。
【0084】
図1の例では、表示部153は、コンテンツに通知情報を差し込んで表示させる。
図1に示す例において、表示部153は、コンテンツCT12、コンテンツCT13、通知情報NC11、コンテンツCT14の順に上下方向に並べて一覧表示する。例えば、表示部153は、次に表示されるコンテンツに通知情報を割り込ませて表示する。
図1に示す例において、表示部153は、コンテンツCT12、コンテンツCT13、通知情報NC11、コンテンツCT14の順に上下方向に並べて、ページW11に一覧表示する。具体的には、表示部153は、コンテンツCT13とコンテンツCT14との間に通知情報NC11を差し込ませて一覧表示する。このように、表示部153は、通知情報NC11をコンテンツCT12〜CT14とともに一覧表示する。
【0085】
図1の例では、表示部153は、通知情報NC11を、コンテンツCT13とコンテンツCT14との間に差し込ませて一覧表示する。
図1の例では、表示部153は、地域Aに位置するレストランBには徒歩で9分であることを示すコンテンツCT13と、ユーザU1の位置やレストランAやレストランBとの位置関係を示すコンテンツCT14との間に通知情報NC11が差し込まれて一覧表示される。例えば、表示部153は、通知情報NC11を表示前に予めコンテンツCT13とコンテンツCT14との間に差し込ませた後、一覧表示する。
【0086】
図1に示すように、表示部153は、通知情報NC11として、外部装置50が提供するタクシー配車サービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を表示する。表示部153は、タクシー配車サービスのアイコン及びその利用を許可する「呼出」ボタンを含む通知情報NC11を表示する。
【0087】
なお、上述した制御部15による表示処理等の処理は、例えば、JavaScript(登録商標)などにより実現されてもよい。また、上述した表示処理が所定のアプリケーション(例えばローカルアプリ等)により行われる場合や表示処理が専用アプリにより行われる場合、制御部15は、例えば、所定のアプリや専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
【0088】
〔4.配信処理のフロー〕
次に、
図6及び
図7を用いて、実施形態に係る配信システム1による配信処理の手順について説明する。まず、
図6を用いて配信装置100における通知情報の配信までの処理の流れを示す。
図6は、実施形態に係る通知情報を配信する処理の一例を示すフローチャートである。
【0089】
図6に示すように、配信装置100の受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける(ステップS101)。例えば、
図1に示す例において、受付部131は、端末装置10において起動されたアプリから配信要求を受け付ける。その後、配信装置100の配信部133は、端末装置10へコンテンツを配信する(ステップS102)。例えば、配信部133は、配信装置100の生成部132により生成されたローカルコンテンツを端末装置10へ配信する。そして、受付部131は、端末装置10から検索要求を受け付ける(ステップS103)。なお、ステップS103は、ステップS101と同じタイミングで行われてもよいし、ステップS101の配信要求が検索要求を含んでもよい。また、配信装置100が所定のタイミングで通知情報を配信する場合、配信装置100は、ステップS103の処理を行うことなく所定のタイミングでステップS104以降の処理を行ってもよい。
【0090】
そして、配信装置100は、生成部132または配信部133により、検索要求に対応する外部装置50に、端末装置10を利用するユーザに関するサービス情報を要求する(ステップS104)。
図1に示す例において、配信装置100は、タクシー配車サービスを提供する外部装置50へユーザU1に関するサービス情報を要求する。その後、受付部131は、外部装置50からユーザに関するサービス情報を受け付ける(ステップS105)。
図1に示す例において、受付部131は、外部装置50からユーザU1に関するサービス情報を受け付ける。
【0091】
そして、生成部132は、ステップS105において受け付けたサービス情報を基に通知情報を生成する(ステップS106)。
図1に示す例において、生成部132は、受付部131により外部装置50から受け付けられたサービス情報を基に、通知情報NC11を生成する。なお、配信装置100が外部装置50から受け付けたサービス情報を通知情報として、端末装置10へ配信する場合、ステップS106の処理を行わなくてもよい。その後、配信部133は、検索に対応するコンテンツとともに通知情報を端末装置10へ配信する(ステップS107)。なお、配信部133は、ステップS102においてコンテンツとともに通知情報を端末装置10へ配信してもよい。
【0092】
〔5.表示処理のフロー〕
次に、
図7を用いて端末装置10における通知情報の表示までの処理の流れを示す。
図7は、実施形態に係る通知情報を表示する処理の一例を示すフローチャートである。
【0093】
図7に示すように、端末装置10の要求部151は、配信装置100へ配信要求を送信する(ステップS201)。例えば、
図1に示す例において、要求部151は、端末装置10において起動されたアプリによる配信要求を配信装置100へ送信する。その後、端末装置10の受信部152は、配信装置100からコンテンツを受信する(ステップS202)。例えば、受信部152は、配信装置100からローカルコンテンツである地図を受信する。そして、端末装置10の表示部153は、配信装置100から受信したコンテンツを表示する(ステップS203)。例えば、表示部153は、配信装置100から受信したローカルコンテンツである地図を表示する。
【0094】
そして、要求部151は、ユーザの操作に応じて検索要求を送信する(ステップS204)。なお、ステップS204は、ステップS201と同じタイミングで行われてもよいし、ステップS201の配信要求が検索要求を含んでもよい。例えば、
図1に示す例において、要求部151は、配信装置100へ検索要求を行う。なお、要求部151は、外部装置50や通知装置へ検索要求を行ってもよい。その後、受信部152は、検索に対応するコンテンツとともに通知情報を受信する(ステップS205)。
図1に示す例において、受信部152は、配信装置100から検索に対応するローカルコンテンツとともに通知情報NC11を受信する。例えば、端末装置10は、通知情報NC11とともに通知情報NC11をコンテンツCT13とコンテンツCT14との間に配置することを示す情報を受信する。なお、受信部152は、ステップS202においてコンテンツとともに通知情報を受信してもよい。表示部153は、コンテンツとともに通知情報を表示する(ステップS206)。
【0095】
〔6.初期表示における通知情報の表示〕
上述した例では、コンテンツ表示後に表示が遷移する際に通知情報を表示する例を示したが、通知情報はコンテンツの初期表示時に含まれてもよい。ここで、
図8を用いて、初期表示における通知情報の表示について説明する。
図8は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。なお、
図8に示す例において、外部装置50は、美容院やレストラン等の所定のサービスの予約サービスを提供する情報処理装置である場合を示す。
【0096】
図8に示すように、ユーザU1は端末装置10で起動されたアプリを操作し、配信装置100にコンテンツの配信要求を送信する(ステップS21)。例えば、ユーザU1によりアプリが起動された際に、端末装置10は、配信装置100にコンテンツの配信要求を送信してもよい。
【0097】
そして、配信装置100は、予約サービスを提供する外部装置50に、端末装置10を利用するユーザU1に関する情報を要求する(ステップS22)。
図8に示す例において、配信装置100は、ユーザU1に関する予約サービスのサービス情報を外部装置50に要求する。例えば、配信装置100は、ユーザU1の位置に関する情報を外部装置50に送信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザU1がホテルAの付近に位置することを示す情報を外部装置50に送信してもよい。
【0098】
配信装置100から要求を受け付けた外部装置50は、端末装置10を利用するユーザU1に関するサービス情報を配信装置100に送信する(ステップS23)。
図8に示す例において、外部装置50は、ユーザU1が過去にホテルAを予約して利用済みであることを示す情報を、ユーザU1に関するサービス情報として配信装置100に送信する。
【0099】
外部装置50からユーザU1に関するサービス情報を受け付けた配信装置100は、種々の情報に基づいて、通知情報を生成する。
図8の例では、配信装置100は、ユーザU1が過去にホテルAを予約して利用したことがあることを示す情報に基づいて、通知情報NC12を生成する。具体的には、配信装置100は、ユーザU1にホテルAが付近に位置することを示し、予約サービスを利用してホテルAを予約することを促す通知情報NC12を生成する。このように、配信装置100は、配信サービスとは別サービスである予約サービスに関する通知情報NC12を生成する。
【0100】
その後、配信装置100は、コンテンツとともに通知情報NC12を端末装置10へ配信する(ステップS24)。
図8に示す例において、配信装置100は、配信サービスとは別サービスである予約サービスに関する通知情報NC12を端末装置10へ配信する。この場合、配信装置100は、ユーザU1が位置する付近の地図コンテンツであるコンテンツCT20に通知情報NC12を差し込んで端末装置10へ配信する。
【0101】
そして、端末装置10は、配信装置100から受信したコンテンツ及び通知情報を表示する(ステップS25)。すなわち、端末装置10は、アプリ中のページW12にコンテンツCT20を表示する。
図8に示す例においては、端末装置10中のページW12には、コンテンツCT20、及び通知情報NC12が一覧表示される。例えば、端末装置10は、初期表示されるコンテンツCT20に通知情報NC12を差し込んで表示させる。
【0102】
このように、端末装置10において、通知情報NC12が、コンテンツCT20に差し込まれて表示される。
図8の例では、ユーザU1が位置する付近の地図コンテンツであるコンテンツCT20に、ユーザU1の付近に位置するホテルAを予約することを促す通知情報NC12が差し込まれて表示される。例えば、通知情報NC12は表示前に予めコンテンツCT20のホテルAが位置する箇所の近傍に差し込まれて表示される。
【0103】
図8に示すように、通知情報NC12は、外部装置50が提供する予約サービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を示す。具体的には、端末装置10中のページW12には、ユーザが過去に宿泊したホテルAの情報及びその予約を行う「予約する」ボタンを含む通知情報NC12が表示される。
【0104】
ここで、通知情報NC12の内容は、ユーザU1が利用したホテルAの予約を促す、すなわちユーザU1が過去に予約した対象であるホテルAに関して予約サービスを介して予約することを促す内容である。言い換えると、通知情報NC12の内容は、配信装置100の配信サービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される情報である。具体的には、通知情報NC12は、ユーザが利用中の予約サービスを提供する外部装置50によりユーザU1に通知される情報である。
【0105】
このような内容の通知情報NC12を閲覧したユーザU1は、「予約する」ボタンを押下すること等により、外部装置50が提供する予約サービスのアプリ等を起動して、ホテルAの予約を行う可能性が高くなる。すなわち、通知情報NC12は、ローカルコンテンツを提供するサービス以外のサービスの利用を促す情報である。具体的には、通知情報NC12は、配信装置100以外の外部装置50が提供する予約サービスの利用を促す情報である。このように、配信装置100は、初期表示において、通知情報NC12がコンテンツCT20に差し込まれて表示されるように通知情報NC12を配信することにより、ローカルコンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。すなわち、配信装置100は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
【0106】
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、配信システム1の他の実施形態について説明する。
【0107】
〔7−1.変形例:種々のサービスに基づいた通知情報〕
上述した実施形態においては、タクシー配車サービスに関するサービス情報に基づいて通知情報が配信される場合を例に説明したが、通知情報は種々のサービスに関するサービス情報に基づいて生成されてもよい。この点について、
図9〜
図13を用いて説明する。
図9は、変形例に係る配信処理の一例を示す図である。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。変形例に係る配信システム1Aにおいては、種々のサービス情報に基づいた通知情報が配信される。例えば、配信装置100Aは、電子商取引サービス等の種々のサービスに関するサービス情報に基づいて通知情報を配信してもよい。
図9に示す例においては、配信装置100Aがショッピングサービスに基づいて通知情報を配信する場合を示す。
【0108】
〔7−1−1.配信処理〕
まず、
図9を用いて、変形例に係る配信処理の一例について説明する。
図9に示す配信装置100Aは、所定のコンテンツを配信する配信サービスを提供する。なお、配信装置100Aが配信するローカルコンテンツは、いわゆる乗換アプリ等で提供されるユーザが指定した2地点間の移動経路に関するコンテンツであるものとする。また
図9の例では、ユーザU1は、アプリとして乗換アプリを利用するものとする。
【0109】
また、配信装置100Aが配信するローカルコンテンツは、端末装置10において一覧表示される。そして、配信装置100Aは、ユーザへ通知するローカルコンテンツ以外の通知情報であって、ローカルコンテンツとともに一覧表示される通知情報を、端末装置10に配信する。
【0110】
図9に示すように、配信システム1Aは、端末装置10と、外部装置51と、配信装置100Aとが含まれる。端末装置10と、外部装置51と、配信装置100Aとは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図9に示した配信システム1Aには、複数台の端末装置10や、複数台の外部装置51や、複数台の配信装置100Aが含まれてもよい。
【0111】
配信装置100Aは、端末装置10にローカルコンテンツや通知情報を配信するサービスを提供する情報処理装置である。
図9の例では、配信装置100Aは、端末装置10から配信要求を受け付け、端末装置10において起動された乗換アプリ中のページに一覧表示されるローカルコンテンツを配信する。また、配信装置100Aは、ローカルコンテンツとともに一覧表示される通知情報を端末装置10に配信する。
【0112】
外部装置51は、配信装置100Aが提供する配信サービス以外のサービスを提供する情報処理装置である。例えば、外部装置51には、ショッピングサービス等の種々のサービスを提供する情報処理装置が含まれる。なお、外部装置51は、配信装置100Aが提供する配信サービス以外のサービスであれば、どのようなサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、外部装置51は、オークションサービスや求人サービスやブログ等のサービスを提供する情報処理装置や配信装置100A以外の配信サービスを行う情報処理装置であってもよい。
【0113】
以下、
図9を用いて、配信処理の一例を説明する。
図9の例では、ユーザがユーザU1である場合を示す。
図9に示すように、配信装置100Aは、外部装置51が提供するサービスに関するサービス情報を各外部装置51から受け付ける(ステップS31)。例えば、配信装置100Aは、定期的(例えば、10分や1時間等)に外部装置51の各々が提供するサービスに関するサービス情報を外部装置51から受け付ける。例えば、配信装置100Aは、ショッピングサービスを提供する外部装置51からユーザU1のショッピングサービスに関するサービス情報を受け付ける。例えば、配信装置100Aは、受け付けたサービス情報をサービス情報記憶部123(
図10参照)に格納する。また、
図9の例では、ショッピングサービスを提供するサービス提供元は地域Bに実店舗を有するストアAであるものとする。
【0114】
また、ユーザU1は端末装置10で乗換アプリを起動し、所望の2地点を入力する(ステップS32)。
図9の例では、ユーザU1は乗換アプリのページW21中のコンテンツCT21に含まれる出発駅を指定する入力欄BX21に「A駅」と入力する。また、
図9の例では、ユーザU1は乗換アプリのコンテンツCT21に含まれる到着駅を指定する入力欄BX22に「B駅」と入力する。なお、
図9の例では、A駅は、A地域に位置する駅であり、B駅は、B地域に位置する駅であるものとする。
【0115】
その後、ユーザU1は、コンテンツCT21に含まれるボタンBT21を押下することにより(ステップS33)、配信装置100Aにコンテンツの配信要求を送信する(ステップS34)。例えば、ユーザU1は、端末装置10のボタンBT21が表示された部分を指F1によりタッチすることにより、配信装置100Aにコンテンツの配信要求を送信する。
図9の例では、端末装置10は、出発駅を「A駅」、到着駅を「B駅」とする移動経路に関するコンテンツを要求する。
【0116】
端末装置10から配信要求を受け付けた配信装置100Aは、サービス情報を分析する(ステップS35)。例えば、配信装置100Aは、出発駅「A駅」や到着駅「B駅」に関する位置情報やストアAを提供する外部装置51から受け付けたユーザU1のショッピングサービスに関するサービス情報に基づいて、ユーザU1の行動等を分析(推定)する。
図9の例では、配信装置100Aは、ユーザU1が過去に地域Bに実店舗を有するストアAで複数回買物をした経験があるユーザであり、再度ストアAで買物をする可能性が高いユーザであると推定する。また、配信装置100Aは、端末装置10から受け付けた配信要求に基づいて、ユーザU1が今からB駅が位置するB地域へ移動する予定であると推定する。
【0117】
そのため、配信装置100Aは、ユーザU1が利用する可能性が高いサービスの利用を促す通知情報NC21を生成する。
図9の例では、配信装置100Aは、ユーザU1がストアAを利用しているユーザであり、ストアAが位置する地域Bへ移動するユーザであるため、ユーザU1に地域Bに位置するストアAの利用を促す通知情報NC21を生成する。なお、配信装置100Aは、ユーザ情報記憶部121に記憶されたユーザU1のユーザ情報を加味して、ユーザU1の行動等を分析(推定)してもよい。また、
図9では図示することを省略するが配信装置100Aは、記憶部120A(
図10参照)から出発駅「A駅」や到着駅「B駅」に対応する移動経路に関するローカルコンテンツを抽出する。例えば、配信装置100Aは、A駅−B駅間の移動経路に関するコンテンツCT22〜CT25を抽出(生成)する。
【0118】
その後、配信装置100Aは、コンテンツと通知情報NC21とを端末装置10へ配信する(ステップS36)。
図9の例では、配信装置100Aは、コンテンツCT22〜CT25を端末装置10へ配信する。また、
図9に示す例において、配信装置100Aは、配信サービスとは別サービスであるショッピングサービスに関する通知情報NC21を端末装置10へ配信する。このように、配信装置100Aは、ユーザが検索した移動経路等を含む行動情報に基づくタイミングで通知情報NC21を端末装置10へ配信する。例えば、配信装置100Aは、ユーザが行動情報に基づくB駅へ向かうと推定されるタイミングで通知情報NC21を端末装置10へ配信する。なお、配信装置100Aは、コンテンツCT22〜CT25と通知情報NC21とを異なるタイミングで配信してもよい。
【0119】
コンテンツと通知情報NC21とを受信した端末装置10は、表示を遷移させる(ステップS37)。
図9の例では、表示遷移後の端末装置10中のページW21には、コンテンツCT22、コンテンツCT23、コンテンツCT24、コンテンツCT25の順に上下方向に並んで一覧表示される。この場合、端末装置10において、ローカルコンテンツは所定の方向に並べて一覧表示される。
【0120】
ここで、
図9の例では、端末装置10は、コンテンツに通知情報を差し込んで表示させる。
図9に示す例において、端末装置10中のページW21には、コンテンツCT22、コンテンツCT23、コンテンツCT24、通知情報NC21、コンテンツCT25の順に上下方向に並んで一覧表示される。
【0121】
このように、端末装置10において、通知情報NC21が、コンテンツCT24とコンテンツCT25との間に差し込まれて一覧表示される。
図9の例では、A駅−B駅間の移動経路に関するコンテンツCT24と、A駅−B駅間の移動経路に関するコンテンツCT25との間に通知情報NC21が差し込まれて一覧表示される。例えば、通知情報NC21は表示前に予めコンテンツCT24とコンテンツCT25との間に差し込まれて一覧表示される。
【0122】
図9に示すように、通知情報NC21は、外部装置51が提供するショッピングサービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を示す。具体的には、端末装置10中のページW21には、ショッピングサービスで利用できるクーポン及びその実店舗であるストアAが到着駅であるB駅から1分であることを示す情報を含む通知情報NC21が表示される。
【0123】
ここで、通知情報NC21の内容は、ユーザU1が過去に利用したことがあるショッピングサービスの利用を促す内容である。言い換えると、通知情報NC21の内容は、配信装置100Aの配信サービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される情報である。具体的には、通知情報NC21は、ユーザが利用中のショッピングサービスを提供する外部装置51によりユーザU1に通知される情報である。
【0124】
このような内容の通知情報NC21を閲覧したユーザU1は、移動してB駅に到着した際に、通知情報NC21のクーポンを利用してストアAで商品を購入する可能性が高くなる。また、ユーザU1は、ストアAで商品の購入まで至らなくてもストアAに立ち寄る動機づけとなり、その後インターネット上でショッピングサービスを利用して商品を購入する可能性が高くなる。すなわち、通知情報NC21は、ローカルコンテンツを提供するサービス以外のサービスの利用を促す情報である。具体的には、通知情報NC21は、配信装置100以外の外部装置51が提供するショッピングサービスの利用を促す情報である。
【0125】
上述した例では、配信装置100Aは、ユーザが検索した移動経路等を含む行動情報に基づいて推定されるユーザの行動予定に応じた内容の通知情報を配信することにより、ユーザに適切な通知情報を配信することができる。なお、上記の例における通知情報の配信タイミングは一例であり、配信装置100Aは、目的に応じて種々のタイミングで通知情報を配信してもよい。
【0126】
〔7−1−2.配信装置の構成〕
次に、
図10を用いて、変形例に係る配信装置100Aの構成について説明する。
図10は、変形例に係る配信装置の構成例を示す図である。
図10に示すように、配信装置100Aは、通信部110と、記憶部120Aと、制御部130Aとを有する。なお、配信装置100Aは、配信装置100Aの管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0127】
(記憶部120A)
記憶部120Aは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。変形例に係る記憶部120Aは、
図10に示すように、ユーザ情報記憶部121と、位置情報記憶部122と、サービス情報記憶部123とを有する。
【0128】
(サービス情報記憶部123)
変形例に係るサービス情報記憶部123は、サービス情報を記憶する。
図11は、変形例に係るサービス情報記憶部の一例を示す図である。
図11に示すサービス情報記憶部123は、「ユーザID」、「履歴情報」といった項目が含まれる。「履歴情報」には、「サービス種別」、「日時」、「対象」、「金額(円)」といった項目が含まれる。
【0129】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「履歴情報」は、各サービスにおけるユーザの行動履歴を示す。また、「サービス種別」は、対応するユーザが利用しているサービスの種別に関する情報を示す。「日時」は、対応するユーザの行動が行われた日時を示す。なお、
図11の例では、「日時」を抽象的な符号「日時DA−11」等で図示するが、「日時」には、「2016年12月21日22時01分43秒」等の時分秒までを含む具体的な日時が記憶されてもよい。また、「対象」は、対応するサービスにおいてユーザが行動を行った対象を示す。なお、
図11の例では、「対象」として、ショッピングサービス(ストアA)についてはユーザが購入した商品等を示す。「金額」は、対応する対象の価格を示す。
【0130】
例えば、
図11に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、「日時DA−11」に財布Aを2万円で購入したことを示す。また、例えば、
図11に示す例において、ユーザU1は、「日時DA−12」に靴Bを3万5千円で購入したことを示す。
【0131】
なお、サービス情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。また、
図11では、ユーザIDごとにサービス情報がサービス情報記憶部123に記憶される場合を示したが、サービス情報は、ユーザIDごとに限らず、例えば時刻順に記憶されてもよい。また、サービス情報記憶部123は、ログID等の各種の行動を識別する情報を記憶してもよい。
【0132】
(制御部130A)
制御部130Aは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、配信装置100A内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130Aは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0133】
図10に示すように、制御部130Aは、受付部131と、生成部132Aと、配信部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130Aの内部構成は、
図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0134】
(生成部132A)
生成部132Aは、生成部132と同様の処理を行う。また、
図9の例では、生成部132Aは、サービス情報を分析する。例えば、生成部132Aは、出発駅「A駅」や到着駅「B駅」に関する位置情報やストアAを提供する外部装置51から受け付けたユーザU1のショッピングサービスに関するサービス情報に基づいて、ユーザU1の行動等を分析(推定)する。
図9の例では、生成部132Aは、ユーザU1が過去に地域Bに実店舗を有するストアAで複数回買物をした経験があるユーザであり、再度ストアAで買物をする可能性が高いユーザであると推定する。また、生成部132Aは、端末装置10から受け付けた配信要求に基づいて、ユーザU1が今からB駅が位置するB地域へ移動する予定であると推定する。
図9の例では、生成部132Aは、ユーザU1が利用する可能性が高いサービスの利用を促す通知情報NC21を生成する。
図9の例では生成部132Aは、ユーザU1がストアAを利用しているユーザであり、ストアAが位置する地域Bへ移動するユーザであるため、ユーザU1に地域Bに位置するストアAの利用を促す通知情報NC21を生成する。
【0135】
〔7−1−3.配信処理のフロー〕
次に、
図12及び
図13を用いて、変形例に係る配信システム1Aによる配信処理の手順について説明する。まず、
図12を用いて配信装置100Aにおける通知情報の配信までの処理の流れを示す。
図12は、変形例に係る通知情報を配信する処理の一例を示すフローチャートである。
【0136】
図12に示すように、配信装置100Aの受付部131は、外部装置51からユーザに関するサービス情報を受け付ける(ステップS301)。
図9の例では、受付部131は、外部装置51からユーザU1のサービス情報を受け付ける。例えば、受付部131は、定期的(例えば、5分や30分等)に外部装置51から外部装置51が提供するサービスに関するユーザU1のサービス情報を受け付ける。
【0137】
そして、受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける(ステップS302)。例えば、
図9の例では、受付部131は、端末装置10において起動されたアプリから配信要求を受け付ける。その後、配信装置100Aの生成部132Aは、端末装置10へ配信するコンテンツを生成(抽出)する(ステップS303)。例えば、生成部132Aは、記憶部120A(
図10参照)から出発駅「A駅」や到着駅「B駅」に対応する移動経路に関するローカルコンテンツを抽出する。
図9の例では、生成部132Aは、A駅−B駅間の移動経路に関するコンテンツCT22〜CT25を抽出(生成)する。
【0138】
そして、生成部132Aは、受け付けたサービス情報に基づいてユーザに通知する内容を決定する(ステップS304)。例えば、生成部132Aは、ユーザU1が過去に地域Bに実店舗を有するストアAで複数回買物をした経験があるユーザであり、再度ストアAで買物をする可能性が高いユーザであると決定(推定)する。また、生成部132Aは、端末装置10から受け付けた配信要求に基づいて、ユーザU1が今からB駅が位置するB地域へ移動する予定であると決定(推定)する。
【0139】
その後、生成部132Aは、決定した内容に基づく通知情報を生成する(ステップS305)。
図9の例では、生成部132Aは、ユーザU1がストアAを利用しているユーザであり、ストアAが位置する地域Bへ移動するユーザであるため、ユーザU1に地域Bに位置するストアAの利用を促す通知情報NC21を生成する。その後、配信装置100Aの配信部133は、コンテンツ及び通知情報を端末装置10へ配信する(ステップS306)。なお、配信部133は、コンテンツと通知情報とを異なるタイミングで端末装置10へ配信してもよい。
【0140】
〔7−1−4.表示処理のフロー〕
次に、
図13を用いて端末装置10における通知情報の表示までの処理の流れを示す。
図13は、変形例に係る通知情報を表示する処理の一例を示すフローチャートである。
【0141】
図13に示すように、端末装置10の要求部151は、配信装置100Aへ配信要求を送信する(ステップS401)。例えば、
図9の例では、要求部151は、端末装置10において乗換アプリに入力された出発駅を「A駅」、到着駅を「B駅」とする移動経路に関するコンテンツに関する配信要求を配信装置100Aへ送信する。その後、端末装置10の受信部152は、配信装置100Aからコンテンツを受信する(ステップS402)。例えば、受信部152は、配信装置100AからA駅−B駅間の移動経路に関するローカルコンテンツを受信する。
【0142】
そして、受信部152は、通知情報を受信する(ステップS403)。
図9の例では、受信部152は、配信装置100Aから通知情報NC21を受信する。なお、受信部152は、ステップS402においてコンテンツとともに通知情報を受信してもよい。
【0143】
その後、表示部153は、コンテンツとともに通知情報を表示する(ステップS404)。
図9の例では、表示部153は、次のコンテンツCT22〜CT25とともに通知情報NC21を表示する。
【0144】
〔8.他の表示例〕
通知情報は上記の態様に限らず、種々の態様において表示されてもよい。この点について、
図14及び
図15を用いて説明する。
図14及び
図15は、通知情報の表示の一例を示す図である。以下では、配信装置100が通知情報を配信する場合を例に説明するが、配信装置100Aが同様の処理を行ってもよい。すなわち、以下では、配信装置100を配信装置100Aと読み替えてもよい。
【0145】
〔8−1.上部への差し込み〕
例えば、配信装置100は、
図8の例に示したコンテンツCT20の内側に通知情報NC12を差し込んで端末装置10へ配信することに替えて、コンテンツCT20の外周に差し込んでもよい。なお、この点以外については、
図14に示す例は、
図8に示す例と同様であるものとする。
【0146】
図14の例では、配信装置100は、地図コンテンツであるコンテンツCT31の上部に通知情報NC31を差し込んで端末装置10へ配信する。
図14の例では、通知情報NC31は、外部装置50が提供する予約サービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を示す。具体的には、端末装置10中のページW31には、ユーザが過去に宿泊したホテルAの情報及びその予約を行う「予約」ボタンを含む通知情報NC31が表示される。
【0147】
ここで、通知情報NC31の内容は、ユーザU1が利用したホテルAの予約を促す、すなわちユーザU1が過去に予約した対象であるホテルAに関して予約サービスを介して予約することを促す内容である。言い換えると、通知情報NC31の内容は、配信装置100の配信サービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される情報である。具体的には、通知情報NC31は、ユーザが利用中の予約サービスを提供する外部装置50によりユーザU1に通知される情報である。
【0148】
このような内容の通知情報NC31を閲覧したユーザU1は、「予約」ボタンを押下すること等により、外部装置50が提供する予約サービスのアプリ等を起動して、ホテルAの予約を行う可能性が高くなる。すなわち、通知情報NC31は、ローカルコンテンツを提供するサービス以外のサービスの利用を促す情報である。具体的には、通知情報NC31は、配信装置100以外の外部装置50が提供する予約サービスの利用を促す情報である。つまり、配信装置100は、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように配信することができるため、通知情報をユーザに視認可能性が高い態様で、通知することができる。また、配信装置100は、ローカルコンテンツに重畳させることなくローカルコンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。具体的には、配信装置100は、ローカルコンテンツの外周に位置させることにより、ローカルコンテンツに重畳させることなくローカルコンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができる。すなわち、配信装置100は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
【0149】
〔8−2.移動経路の地点間への差し込み〕
また、例えば、配信装置100は、
図15に示すように、所定の移動経路における複数の地点の各々に対応するコンテンツ間に差し込まれ、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、所定の移動経路における第1の地点と第2の地点との間の地点に関する通知情報であって、第1の地点に対応するコンテンツと第2の地点に対応するコンテンツとの間に差し込まれる通知情報を配信してもよい。
【0150】
図15の例では、端末装置10がナビアプリによりユーザの現在地とユーザが指定した目的地との間の移動経路をページW41中に表示する場合を示す。例えば、コンテンツCT41に示すように、ユーザがナビアプリを利用して移動経路を検索した時刻が11時56分であり、約35分後の12時30分に目的地に到着する予定であることを示す。また、例えば、端末装置10は、ナビアプリにより所定の移動経路における複数の地点の各々に対応するコンテンツCT42〜CT45を表示する。具体的には、端末装置10は、ページW41中にコンテンツCT41に示す移動経路の具体的な地点及び移動態様を示すコンテンツCT42〜CT45を表示する。例えば、コンテンツCT42は、ユーザの現在地から進行方向に位置する交差点で左折し、□□通りを約1分(355m)直進するように案内するコンテンツである。このように、コンテンツCT42〜CT45は、ユーザの現在地とユーザが指定した目的地との間の移動経路において進行方向等に所定の変化のある地点に関するナビ情報を示す。
【0151】
図15の例では、端末装置10を利用するユーザは地域C(国道○号線沿線)に位置するレストランCを利用した履歴があるユーザであるものとする。すなわち、
図15の例では、レストランCは、コンテンツCT43に対応する地点とコンテンツCT44に対応する地点間に位置するものとする。また、
図15の例では、ユーザがナビアプリを利用して移動経路を検索した時刻が正午付近の11時56分、すなわち昼食に適した時間である。そのため、配信装置100は、レストランCに関する利用を促す通知情報NC41を配信する。具体的には、配信装置100は、コンテンツCT43とコンテンツCT44との間に通知情報NC41を差し込んで一覧表示させるように、通知情報NC41を端末装置10に配信する。
図15の例では、通知情報NC41は、外部装置50が提供する予約サービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を示す。具体的には、端末装置10中のページW41には、ユーザが過去に利用したレストランCの情報及びその予約を行う「予約」ボタンを含む通知情報NC41が表示される。
【0152】
ここで、通知情報NC41の内容は、ユーザU1が利用したレストランCの予約を促す、すなわちユーザU1が過去に予約した対象であるレストランCに関して予約サービスを介して予約することを促す内容である。言い換えると、通知情報NC41の内容は、配信装置100の配信サービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される情報である。具体的には、通知情報NC41は、ユーザが利用中の予約サービスを提供する外部装置50によりユーザU1に通知される情報である。なお、配信装置100は、ユーザが過去に利用したレストランCに限らず、コンテンツCT43に対応する地点とコンテンツCT44に対応する地点間に位置する施設において提供されるサービスであればどのようなサービスに関する通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが過去に利用したレストランに類似し、コンテンツCT43に対応する地点とコンテンツCT44に対応する地点間に位置するレストランの予約を促す通知情報を配信してもよい。この場合、配信装置100は、ユーザが過去に利用した履歴の内レストランの予約を促す通知情報を配信してもよい。
【0153】
これにより、配信装置100は、ローカルコンテンツ間に通知情報を位置させることにより、ローカルコンテンツに重畳させることなくローカルコンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができる。すなわち、配信装置100は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
【0154】
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、配信部133を有する。配信部133は、ロケーションに関するコンテンツ(実施形態においては「ローカルコンテンツ」。以下同じ)を表示する端末装置10に、コンテンツの配信サービス以外の端末装置10を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、コンテンツに差し込まれて表示される通知情報を配信する。
【0155】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように配信することができるため、通知情報をユーザに視認可能性が高い態様で、通知することができる。また、配信装置100、100Aは、ユーザが利用中のサービスに関する通知情報を配信することにより、ユーザが利用中のサービスの利便性を向上させることができ、ユーザの満足度を高めることができる。すなわち、配信装置100、100Aは、ユーザに適切に情報を通知することができる。
【0156】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、コンテンツの配信サービス以外のサービスの利用を促す通知情報を配信する。
【0157】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、提供するサービス以外のサービスの利用を促す通知情報を端末装置10に配信することにより、通知情報によりサービスの利用を促すことができる。
【0158】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、地図を含むコンテンツに差し込まれてコンテンツとともに表示される通知情報を配信する。
【0159】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、地図を含むコンテンツに差し込まれてコンテンツとともに表示される通知情報を配信することにより、地図と調和した態様において通知情報をユーザに通知することができる。
【0160】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、コンテンツ間に差し込まれてコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。
【0161】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、コンテンツ間に差し込まれてコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信することにより、コンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。
【0162】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、所定の地点間の複数の移動経路の各々に対応するコンテンツ間に差し込まれ、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。
【0163】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、所定の地点間の複数の移動経路の各々に対応するコンテンツ間に差し込まれ、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信することにより、例えば乗換検索等の検索結果に関するコンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。
【0164】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、所定の地点のいずれかに関する通知情報を配信する。
【0165】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、所定の地点のいずれかに関する通知情報を配信することにより、コンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で、例えば乗換検索等の検索結果における出発駅や到着駅付近のエリアに関する通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。
【0166】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、所定の移動経路における複数の地点の各々に対応するコンテンツ間に差し込まれ、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。
【0167】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、所定の移動経路における複数の地点の各々に対応するコンテンツ間に差し込まれ、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信することにより、例えばカーナビゲーション等のナビ情報に関するコンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。
【0168】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、所定の移動経路における第1の地点と第2の地点との間の地点に関する通知情報であって、第1の地点に対応するコンテンツと第2の地点に対応するコンテンツとの間に差し込まれる通知情報を配信する。
【0169】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、所定の移動経路における第1の地点と第2の地点との間の地点に関する通知情報であって、第1の地点に対応するコンテンツと第2の地点に対応するコンテンツとの間に差し込まれる通知情報を配信することにより、コンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で移動経路間の地点に関する通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。
【0170】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、通知情報として、ユーザが過去に検索した位置に関する情報、またはコンテンツに関連するエリアに基づく宿泊施設の予約サービスに関する情報、またはコンテンツに関連するエリアに基づく気象情報サービスに関する情報、またはコンテンツに関連するエリアに位置する施設の利用を促す情報、またはコンテンツに関連する経路に基づく健康情報、またはコンテンツに関連する経路に基づく案内情報、またはコンテンツに関連するエリアにおける購買を促す情報、またはコンテンツに関連するエリアに関連する経済活動に関する情報を配信する。
【0171】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、様々なサービスに関する通知情報を配信することができる。
【0172】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aにおいて、配信部133は、ユーザの行動情報に基づくタイミングでユーザへ通知する通知情報を配信する。
【0173】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、ユーザの行動情報に基づくタイミングでユーザへ通知する通知情報を配信することにより、通知情報を適切なタイミングでユーザに通知することができる。
【0174】
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、受付部131を有する。受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける。また、配信部133は、配信要求を送信した端末装置10に、通知情報を配信する。
【0175】
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、配信要求を送信した端末装置10を利用するユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように通知情報を配信することができるため、ユーザに適切に情報を通知することができる。
【0176】
また、実施形態及び変形例に係る端末装置10は、受信部152と、表示部153とを有する。受信部152は、ロケーションに関するコンテンツの配信サービス以外の端末装置10を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報を受信する。表示部153は、受信部152により受信された通知情報を、コンテンツとともに表示する。
【0177】
これにより、実施形態及び変形例に係る端末装置10は、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示することができるため、通知情報をユーザに視認可能性が高い態様で、通知することができる。また、端末装置10は、コンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で通知情報を表示することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。すなわち、端末装置10は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
【0178】
〔10.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aは、例えば
図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図16は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0179】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0180】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0181】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0182】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0183】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置100Aとして機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130、130Aの機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0184】
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0185】
〔11.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0186】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0187】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0188】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。