特許第6704009号(P6704009)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6704009バーコードを使用したモバイル決済方法、装置、および方法を使用するためのサーバ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6704009
(24)【登録日】2020年5月13日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】バーコードを使用したモバイル決済方法、装置、および方法を使用するためのサーバ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/38 20120101AFI20200525BHJP
   G06Q 20/32 20120101ALI20200525BHJP
【FI】
   G06Q20/38 310
   G06Q20/32 330
【請求項の数】17
【外国語出願】
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2018-63020(P2018-63020)
(22)【出願日】2018年3月28日
(65)【公開番号】特開2018-185801(P2018-185801A)
(43)【公開日】2018年11月22日
【審査請求日】2018年7月18日
(31)【優先権主張番号】106110441
(32)【優先日】2017年3月29日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】512293389
【氏名又は名称】楊 建綱
(74)【代理人】
【識別番号】100079577
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 全啓
(74)【代理人】
【識別番号】100167966
【弁理士】
【氏名又は名称】扇谷 一
(72)【発明者】
【氏名】楊 建綱
【審査官】 山内 裕史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−344545(JP,A)
【文献】 特開2014−075038(JP,A)
【文献】 特開2002−024730(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2001/0051915(US,A1)
【文献】 特開2014−011762(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが所有する購入者装置(1)と、販売者が所有する販売者装置(2)と、前記購入者装置(1)および前記販売者装置(2)と通信し支払機構が所有するサーバ装置(3)とを使用して実施されるモバイル決済方法であって、
前記モバイル決済方法は、
バーコード表示の要求を示すユーザによる操作の検出に応答して、前記購入者装置(1)により、そのディスプレイ上にバーコードを表示するステップであって、前記バーコードは前記ユーザの身元を検証するための検証情報、および支払アカウントに関連付けられた支払情報を符号化する、表示するステップと、
前記販売者装置(2)により、前記購入者装置(1)上に表示された前記バーコードをスキャンするステップと、
前記販売者装置(2)により、前記バーコードおよび受取人アカウントに関連付けられた販売者情報に基づいて転送情報を生成するステップと、
前記販売者装置(2)により、前記転送情報を前記サーバ装置(3)に送信するステップと、
前記サーバ装置(3)により、前記販売者装置(2)から受信した前記転送情報が真正であるかを決定するステップと、
前記転送情報が真正であるとの決定に応答して、前記サーバ装置(3)により、前記ユーザと前記販売者との間の取引についての支払を前記転送情報に従って処理するための支払手続を実行するステップと、
前記支払手続が終了した後、前記サーバ装置(3)により、前記支払に関する決済結果を前記購入者装置(1)および前記販売者装置(2)に送信するステップとを含
前記購入者装置(1)には前記支払情報を記憶する記憶モジュール(17)が組込まれ、前記バーコードを表示するステップは、
前記購入者装置(1)により、前記ユーザにパスワード入力を要求する指示を表示するステップと、
前記ユーザが入力したパスワードの受信に応答して、前記購入者装置(1)により、前記パスワードを検証するステップと、
前記パスワードが正しく検証されたときに、前記購入者装置(1)により、承認パラメータの要求を前記サーバ装置(3)に送信するステップと、
前記サーバ装置(3)からの前記承認パラメータの受信に応答して、前記購入者装置(1)により、前記承認パラメータのためのメッセージ認証コード(MAC)を前記検証情報としてプリセットキーを用いて作成するステップと、
前記購入者装置(1)により、前記検証情報、前記支払情報および前記承認パラメータに基づいてバーコードデータを動的に生成するステップと、
前記購入者装置(1)により、前記バーコードデータに基づいて前記バーコードを表示するステップとを含み、
前記販売者装置(2)により生成される前記転送情報は、さらに前記承認パラメータを含み、
前記販売者装置(2)から受信した前記転送情報が真正であるかを決定する前記ステップは、前記サーバ(3)により、
前記転送情報に含まれる前記承認パラメータを前記サーバ装置(3)内に記憶された前記承認パラメータと比較するステップと、
前記転送情報内に含まれた前記承認パラメータと前記サーバ装置(3)内に記憶された前記承認パラメータとが同一であるとの決定に応答して、前記サーバ装置(3)内に記憶された前記プリセットキーを使用して前記サーバ装置(3)に記憶された前記承認パラメータのためのMACを作成して、こうして生成されたMACを前記検証情報と比較するステップと、
こうして生成された前記MACと前記検証情報とが同一であるとき、前記転送情報が真正であると決定するステップとを含む、モバイル決済方法。
【請求項2】
前記支払情報は、前記ユーザが選択した、支払方法のうちの選択された1つに基づいて前記購入者装置(1)により生成され、前記バーコードを表示するステップに先立ち前記ハードウェアセキュリティモジュール(14)に記憶される、請求項1に記載のモバイル決済方法。
【請求項3】
前記支払情報は記憶モジュール(17)内に記憶され、
バーコードを表示する前記ステップは前記購入者装置(1)によりさらに実行され、且つ、
前記パスワードが認証されたとき、前記購入者装置(1)により、承認パラメータの要求および支払額を前記サーバ装置(3)に送信するステップと、
前記サーバ装置(3)から前記承認パラメータを受信したら、前記購入者装置(1)により、メッセージ認証コード(MAC)を前記検証情報としてプリセットキーを用いて作成するステップであって、前記MACは前記承認パラメータおよび前記支払の前記支払額について作成されるステップと、
前記購入者装置(1)により、前記検証情報、前記支払情報および前記承認パラメータに基づいてバーコードデータを動的に生成するステップと、
前記購入者装置(1)により、前記バーコードデータに基づいて前記バーコードを表示するステップとを含み、
前記販売者装置(2)によって生成される前記転送情報はさらに、前記承認パラメータおよび前記支払額を含み、
前記販売者装置(2)から受信した前記転送情報が真正であるかを決定する前記ステップは、さらに、前記サーバ(3)により、
前記転送情報内に含まれる前記承認パラメータおよび前記支払額を前記サーバ装置(3)内に記憶される前記承認パラメータおよび前記支払額とそれぞれ比較するステップと、
前記転送情報に含まれる前記承認パラメータおよび前記支払額と前記サーバ装置(3)内に記憶される前記承認パラメータおよび前記支払額がそれぞれ同一であるとの決定に応答して、前記サーバ装置(3)内に記憶された前記プリセットキーを使用して、前記サーバ装置(3)に記憶される承認パラメータおよび支払額のためのMACを作成するステップと、
こうして生成された前記MACを前記検証情報と比較するステップと、
こうして生成された前記MACと前記検証情報とが同一であるとき、前記転送情報が真正であると決定するステップとを含む請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のモバイル決済方法。
【請求項4】
前記記憶モジュール(17)は、前記購入者装置(1)に含まれる記憶装置(13)と、前記購入者装置のハードウェアセキュリティモジュール(14)に含まれる前記記憶ユニット(142)を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモバイル決済方法。
【請求項5】
転送情報を生成する前記ステップは、前記バーコードおよび前記販売者情報を、前記バーコードを復号化せずに前記転送情報に組込むステップを含み、
前記販売者装置(2)から受信した前記転送情報が真正かを決定する前記ステップは、前記バーコードを復号化して前記検証情報および前記支払情報を入手するステップ、前記検証情報を検証するステップ、および前記検証情報が正しく検証されたときに、前記支払情報および前記販売者情報を結合して支払コマンドを生成するステップを含み、
前記支払手続を実行する前記ステップは、前記サーバ装置(3)が前記支払コマンドに基づいて前記支払処理を実行するステップを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモバイル決済方法。
【請求項6】
前記転送情報を生成する前記ステップは、前記バーコードを復号化して前記検証情報および前記支払情報を取得するステップと、前記支払情報と前記販売者情報を結合して支払コマンドを生成するステップと、前記支払コマンドおよび前記販売者情報を前記転送情報に組込むステップとを含み、
前記支払処理を実行する前記ステップは、前記サーバ装置(3)が前記支払コマンドに基づいて前記支払処理を実行するステップを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモバイル決済方法。
【請求項7】
購入者装置(1)であって、
ネットワークを介してサーバ装置(3)と通信可能な通信装置(11)と、
バーコードを表示するためのディスプレイ(12)と、
ユーザがパスワードを入力することが可能な入力インタフェース(15)と、
前記入力インターフェース(15)に接続され、そこから前記ユーザが入力したパスワードを受信するためのバーコード生成モジュールであって、
前記パスワードを検証し、
前記パスワードが正しく検証されたとき、前記ユーザの身元を検証するための検証情報と支払アカウントに関連付けられた支払情報を符号化するバーコードを生成するようにプログラムされた、バーコード生成モジュールと、
前記ディスプレイ(12)に電気的に接続され、前記バーコード生成モジュールと協働的に関連付けられて前記バーコードをそこから受信するためのプロセッサ(13)であって、前記ディスプレイ(12)を制御して前記バーコードを表示して販売者装置(2)によってスキャンし、前記サーバ装置(3)が前記検証情報を正しく認証したとき、前記販売者装置(2)と前記サーバ装置(3)が前記ユーザと前記販売者装置(2)を所持する販売者との間の取引についての支払を処理するための支払処理を、少なくとも前記バーコードに符号化された前記支払情報に従って実行できるようにするようにプログラミングされたプロセッサ(13)と、
前記バーコードを生成するための前記バーコードデータを記憶するための記憶モジュール(17)と、によって特徴付けられ、
前記プロセッサ(13)は、前記支払に関連する決済結果を前記サーバ装置(3)から前記通信ユニット(11)を介して受信し、前記決済結果を表示するように前記ディスプレイ(12)を制御するようにさらにプログラミングされている、購入者装置(1)。
【請求項8】
前記バーコード生成モジュールは、前記購入者装置(1)に取り付けられ、且つ前記購入者装置(1)によってアクセス可能なハードウェアセキュリティモジュール(14)、および前記プロセッサ(13)により実行されるアプリケーションのいずれか1つであり、
前記ハードウェアセキュリティモジュール(14)は、前記購入者装置(1)に着脱自在に接続された外部ポータブル装置、および前記購入者装置(1)に搭載された内蔵型モジュールのいずれか1つである、請求項7に記載の購入者装置(1)。
【請求項9】
ユーザが所有する購入者装置(1)および販売者が所有する販売者装置(2)と通信するための商業用プラットフォーム(31)と、
前記商業用プラットフォーム(31)と通信する支払サーバ(32)とにより特徴付けられたサーバ装置(3)であって、
前記商業用プラットフォーム(31)は、
前記ユーザの身元を検証するための検証情報、および支払アカウントに関連付けられた支払情報を符号化するバーコードを表示するためのバーコードデータを生成し、
前記バーコードデータを前記購入者装置(1)に送信して、前記購入者装置(1)が前記バーコードを表示することができるようにし、
前記販売者装置(2)から、前記バーコードおよび受取人アカウントに関連付けられた販売者情報を含む転送情報を受信し、
前記バーコードから前記検証情報を取得し、
前記検証情報を検証し、
前記転送情報を前記支払サーバ(32)に送信するようにプログラミングされ、
前記支払サーバ(32)は、前記転送情報の受信に応答して、前記ユーザと前記販売者との間の取引についての支払を処理するための支払処理を前記転送情報に従って実行し、前記支払に関する決済結果を前記購入者装置(1)および前記販売者装置(2)に前記商業用プラットフォーム(31)を介して送信するようにプログラミングされている、サーバ装置(3)。
【請求項10】
前記支払情報は、前記商業用プラットフォーム(31)に記憶された情報、および前記ユーザが選択した支払方法に基づいて生成された情報のうちのいずれか1つである、請求項9に記載のサーバ装置。
【請求項11】
前記バーコードを表示するためのバーコードデータの要求を受信するように構成された請求項9に記載のサーバ装置であって、前記要求は前記ユーザにより選択された支払方法に関連付けられ、前記サーバ装置は前記要求に応答して、
前記支払方法に基づいて前記支払情報を生成し、
前記サーバ装置(3)に予め記憶されている前記検証情報およびこうして生成された前記支払情報に基づいて前記バーコードデータを動的に生成し、
前記バーコードデータを前記購入者装置(1)に転送して、前記購入者装置(1)が前記バーコードデータに基づいて前記バーコードを表示できるようにするように構成される、請求項9に記載のサーバ装置。
【請求項12】
前記サーバ装置(3)に対する、前記バーコードを表示するためのバーコードデータの要求および前記支払の支払額を受信するように構成される請求項9に記載のサーバ装置であって、前記要求は前記ユーザが選択する支払方法を含み、前記サーバ装置(3)は、前記要求に応答して、
前記支払方法に基づいて前記支払情報を生成し、
前記サーバ装置(3)内に予め記憶されている前記検証情報および前記支払情報、ならびに前記支払額に基づいて前記バーコードデータを動的に生成し、
前記バーコードデータを前記購入者装置(1)に送信して、前記購入者装置(1)が前記バーコードデータに基づいて前記バーコードを表示することができるようにするように構成される、請求項9に記載のサーバ装置。
【請求項13】
ユーザが所有する購入者装置(1)と、販売者が所有する販売者装置(2)と、前記購入者装置(1)および前記販売者装置(2)と通信し支払機構が所有するサーバ装置(3)とを使用して実施されるモバイル決済方法であって、
前記モバイル決済方法は、
バーコード表示の要求を示すユーザによる操作の検出に応答して、前記購入者装置(1)により、そのディスプレイ上にバーコードを表示するステップであって、前記バーコードは前記ユーザの身元を検証するための検証情報、および支払アカウントに関連付けられた支払情報を符号化する、表示するステップと、
前記販売者装置(2)により、前記購入者装置(1)上に表示された前記バーコードをスキャンするステップと、
前記販売者装置(2)により、前記バーコードおよび受取人アカウントに関連付けられた販売者情報に基づいて転送情報を生成するステップと、
前記販売者装置(2)により、前記転送情報を前記サーバ装置(3)に送信するステップと、
前記サーバ装置(3)により、前記販売者装置(2)から受信した前記転送情報が真正であるかを決定するステップと、
前記転送情報が真正であるとの決定に応答して、前記サーバ装置(3)により、前記ユーザと前記販売者との間の取引についての支払を前記転送情報に従って処理するための支払手続を実行するステップと、
前記支払手続が終了した後、前記サーバ装置(3)により、前記支払に関する決済結果を前記購入者装置(1)および前記販売者装置(2)に送信するステップとを含み、
前記バーコードは固定バーコードであることを特徴とし、前記方法はさらに、前記バーコードを表示するステップの前に、アプリケーションを実行する前記購入者装置(1)により実施される、
前記バーコードを表示するための前記バーコードデータを少なくとも2つの部分に分割するステップと、
前記少なくとも2つの部分を記憶するステップとを含み、
前記バーコードを表示するステップは、前記バーコードデータの前記少なくとも2つの部分にアクセスするステップと、前記少なくとも2つの部分を結合して前記バーコードデータを取得するステップと、前記バーコードデータに基づいて前記バーコードを表示するステップを含む、モバイル決済方法。
【請求項14】
前記方法、バーコードを表示する前記ステップの前に、アプリケーションを実行する前記購入者装置(1)によってされる、
前記サーバ装置(3)前記バーコードを表示するためのバーコードデータの要求を送信するステップと
前記バーコードデータを受信した、前記バーコードデータを第1の部分および第2の部分に分割、前記バーコードデータの前記第1の部分を前記購入者装置(1)の記憶モジュール(17)に記憶し、前記バーコードデータの前記第2の部分を前記サーバ装置(3)およびクラウドサーバ(4)のいずれか1つに記憶するステップをさらに含むことを特徴とし
バーコードを表示する前記ステップは、前記サーバ装置(3)およびクラウドサーバ(4)のいずれか1つにアクセスして前記バーコードデータの第2の部分を取得するステップと、前記第1および第2の部分を結合して前記バーコードデータを取得するステップと、前記バーコードデータに基づいて前記バーコードを表示するステップを含む、請求項1に記載のモバイル決済方法。
【請求項15】
前記方法が、バーコードを表示する前記ステップの前に、
前記購入者装置(1)により、前記サーバ装置(3)と通信して、前記バーコードに符号化されるバーコードデータを取得するステップと、
前記購入者装置(1)により、前記サーバ装置(3)から取得した前記バーコードデータを複数の分割ファイルに分割して、前記分割ファイルを前記購入者装置(1)に取り付けられ前記購入者装置(1)からアクセス可能な記憶モジュール(17)に記憶させるステップを含むことを特徴とし、
バーコードを表示する前記ステップは、前記記憶モジュール(17)にアクセスして前記分割ファイルを取得するステップと、前記分割ファイルを結合して前記バーコードデータを取得するステップと、前記バーコードデータに基づいて前記バーコードを生成し表示するステップを含む、請求項13に記載のモバイル決済方法。
【請求項16】
前記方法が、バーコードを表示する前記ステップの前に、
前記購入者装置(1)により、前記サーバ装置(3)と通信して、前記バーコードに符号化されるバーコードデータを取得するステップと、
前記購入者装置(1)により、前記サーバ装置(3)から取得した前記バーコードデータを少なくとも第1の分割ファイルと第2の分割ファイルに分割して、少なくとも前記第1の分割ファイルを暗号化ファイルに暗号化するステップと、
前記購入者装置(1)により、前記暗号化ファイルと前記第2の分割ファイルを前記購入者装置(1)の記憶モジュール(17)に記憶させるステップを含むことを特徴とし、
バーコードを表示する前記ステップは、
前記記憶モジュール(17)にアクセスして前記暗号化ファイルと前記第2の分割ファイルを取得するステップと、
前記ユーザにパスワードの入力を要求する指示を表示するステップと、
前記ユーザが入力したパスワードが正しければ、前記暗号化ファイルを復号化して前記第1の分割ファイルを取得し、前記第1のおよび第2の分割ファイルを結合して前記データを取得し、前記データに基づいて前記バーコードを生成・表示するステップを含む、請求項1に記載のモバイル決済方法。
【請求項17】
前記記憶モジュール(17)は、前記購入者装置(1)に含まれる記憶装置(13)と、前記購入者装置(1)のハードウェアセキュリティモジュール(14)に含まれる記憶ユニット(142)を含むことを特徴とする、請求項14〜16のいずれか一項に記載のモバイル決済方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本発明は、2017年3月29日に提出された台湾特許出願第106110441号の優先権を主張する。
【0002】
分野
本発明は、キャッシュレス取引方法に関し、特に、バーコードを使用したモバイル決済方法に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
従来の「プラスチックマネー」は、現金の代わりに取引で使用される銀行カード(例えば、クレジットカード、デビットカード、スマートカード等)のようなプラスチックカードを指す。プラスチックマネーを用いて行う取引は、現金を用いた取引よりもより効率的で便利に進めることができる。関連する技術において、米国特許第8369828号明細書(特許文献1)は、携帯電話間の決済システムおよび方法を開示する。
【0004】
プラスチックカードの真正性を検証するために、プラスチックカードを承認する販売者は、プラスチックカードに含まれる取引記録を、カード所有者にプラスチックカードを発行した金融機関に向けて送信する。ユーザは、デジタル化され電子デバイスに組込むことができる何枚ものカードを通常所有しており、支払はモバイル決済として行われる点に留意されたい。モバイル決済中のユーザの検証は、望ましい効果を持つことができる。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1)米国特許第8369828号明細書
(特許文献2)台湾特許第I537851号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
概要
本発明の開示の目的の1つは、リアルタイム検証を行うべきキャッシュレス取引が可能なモバイル決済方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の1つの実施例によれば、モバイル決済方法は、ユーザが所有する購入者装置と、販売者が所有する販売者装置と、購入者装置および販売者装置と通信し支払機関が所有するサーバ装置とを使用して実現される。モバイル決済方法は、以下を含む。
【0007】
バーコードを表示する要求を示すユーザ操作の検出に応答して購入者装置によりディスプレイ上にバーコードを表示し、ユーザの身元を検証するための検証情報および支払アカウントに関連付けられた支払情報をバーコードに符号化し、バーコードに符号化すべきデータは少なくとも2つのデータファイルに分解され、バーコードを表示する前にポータブル電子デバイスは、バーコードを得るために少なくとも2つのデータファイルを結合する。
【0008】
販売者装置により購入者装置に表示されたバーコードをスキャンし、
【0009】
販売者装置により、バーコードに基づく送金情報および支払アカウントに関連付けられた販売者情報を生成し、
【0010】
販売者装置により、送金情報をサーバ装置に送信し、
【0011】
サーバ装置により、販売者装置から受信された送金情報が真正であるかを決定し、
【0012】
送金情報が真正である旨の決定に応答し、サーバ装置により、送金情報に従ってユーザと販売者間の取引についての支払を処理する支払処理を実行し、
【0013】
支払処理の終了後、サーバ装置により、購入者装置と販売者装置に支払に関連する決済結果を送信する。
【0014】
他の開示の目的は、上述の方法を実現できる電子デバイスを提供することである。
【0015】
本発明の開示の1つの実施例によれば、電子デバイスは、ネットワークを経由してサーバ装置と通信できる通信装置と、バーコードを表示するディスプレイと、ユーザがパスワードを入力できる入力インタフェースと、ユーザにより入力されたパスワードを受信するための入力インタフェースに結合されたバーコード生成モジュールと、プロセッサとを含む。
【0016】
バーコード生成モジュールは、パスワードの受信に応答してパスワードを検証するようにプログラムされ、かつ、パスワードの検証が成功したとき、ユーザの身元を検証するための検証情報および支払アカウントに関連付けられた支払情報を符号化するバーコードを生成し、バーコードにおいて符号化されるべきデータは、少なくとも2つのデータファイルに分離されて電子デバイス内に記憶され、バーコードを表示する前に、電子デバイスは、バーコードを得るために少なくとも2つのファイルを結合する。
【0017】
プロセッサは、ディスプレイに電気的に接続され、バーコードを受信するためのバーコード生成モジュールに動作可能に結合され、かつ、サーバ装置により検証情報の検証が成功したとき、バーコードに符号化された少なくとも支払情報によれば、販売者装置およびサーバ装置がユーザと販売者装置を所持する販売者との間の取引に関する支払を処理するための支払処理を実行できるように、販売者装置によりスキャンするためのバーコードを表示するためのディスプレイを制御するようにプログラムされている。
【0018】
プロセッサはさらに、通信装置を介してサーバ装置からの支払に関連した決済結果を受信し、かつ決済結果を表示するためにディスプレイを制御するようにさらにプログラムされている。
【0019】
さらにもう1つの開示の目的は、上述の方法を実現できるサーバ装置を提供することである。
【0020】
前記開示の1つの実施例によれば、サーバ装置は、ユーザが所有する購入者装置および販売者が所有する販売者装置と通信する商業用プラットフォームと、商業用プラットフォームと通信する支払サーバとを含む。
【0021】
商業用プラットフォームは、以下のようにプログラムされている。
【0022】
バーコードを表示するためのバーコードデータを生成し、バーコードはユーザの身元を検証するための検証情報および支払アカウントに関連付けられた支払情報を符号化する。但し、バーコードに符号化されるべきデータは、少なくとも2つのデータファイルに分離されて購入者装置に記憶され、バーコードを表示する前に、購入者装置は、バーコードを得るために少なくとも2つのデータファイルを結合する。
【0023】
購入者装置がバーコードを表示できるようにバーコードデータを購入者装置に送信する。
【0024】
販売者装置からバーコードおよび支払アカウントに関連付けられた販売者情報を含む転送情報を受信する。
【0025】
バーコードから検証情報を得る。
【0026】
検証情報を検証し、かつ、
【0027】
転送情報を支払サーバに転送する。
【0028】
支払サーバは、転送情報の受信に応答して、転送情報に従ってユーザと販売者間の取引に関する支払を処理するための支払処理を実行し、支払に関連する決済結果を、商業用プラットフォームを介して購入者装置および販売者装置に送信する。
【0029】
図面の簡単な説明
本開示の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、以下の実施形態の詳細な説明において明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1図1は、開示の1つの実施例によるモバイル決済方法のステップを示すフローチャートを示す図である。
図2図2は、開示の1つの実施例による購入者装置、販売者装置、およびサーバ装置を示すブロック図である。
図3図3は、開示の1つの実施例によるスマートカードであるハードウェアセキュリティモジュール14に接続された購入者装置1を示すブロック図である。
図4図4は、開示の1つの実施例による購入者装置、販売者装置、およびサーバ装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
詳細な説明
開示がより詳細に説明される前に、適切であると考えられる場合には、参照番号または参照番号の終端部分が図面間で繰り返されて、任意選択的に類似の特性を有し得る対応するまたは類似の要素を示すことに留意すべきである。
【0032】
図1は、開示の1実施例によるモバイル決済方法のステップを示すフローチャートである。
【0033】
モバイル決済方法は、ユーザが所有する購入者装置1、販売者が所有する販売者装置2、購入者装置1および販売者装置2と通信し、支払機関が所有するサーバ装置3を使用して実現される。販売者は、例えば、商人あるいサービス提供者である。
【0034】
図2は、開示の1つの実施例による購入者装置1、販売者装置2、およびサーバ装置3を示すブロック図である。この実施例によれば、購入者装置1は、携帯電話、タブレット、または無線接続性を有する他のモバイル機器等の電子デバイスを用いて実現できる。購入者装置1は、プロセッサ16、通信装置11、ディスプレイ12、記憶装置13および入力インタフェース15を含む。この実施例において、ハードウェアセキュリティモジュール14が設置され、購入者装置1により利用可能である。ハードウェアセキュリティモジュール14は、ハードウェアにより実装され、スタンドアロン、購入者装置1に着脱可能に接続された外部ポータブル装置(例えばスマートカード)、および購入者装置1に組込まれた物理的な組込みモジュールの1つを用いて具体化される。典型的なスマートカードは、台湾特許第I537851号明細書(特許文献2)に開示されたものを用いて具体化される。
【0035】
一般的に、ハードウェアセキュリティモジュール14は、計算を行うための処理コンポーネントおよびデータを記憶するための物理的な記憶装置を含む。
【0036】
図3は、開示の1つの実施例によるスマートカードであるハードウェアセキュリティモジュール14に接続された購入者装置1を示すブロック図である。この実施例において、ハードウェアセキュリティモジュール14は、プロセッシングユニット141および記憶ユニット142を含む。この方法では、購入者装置1は、記憶装置13および記憶ユニット142を含む記憶モジュール17を含むと言うことができる。さらに、購入者装置1は、プロセッサ16およびプロセッシングユニット141を含むプロセッサモジュール18を含むと言うことができる。いくつかの実施例では、ハードウェアセキュリティモジュール14を省略でき(例えば、利用可能でないとき)、かつハードウェアセキュリティモジュール14の機能は、図4に示されるように、ソフトウェアアプリケーション160を実行する購入者装置1により実行することができる点に留意されたい。
【0037】
通信装置11は、例えばセルラー接続、Wi−Fi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)等のワイヤレス通信をサポートするコンポーネントであってもよい。ディスプレイ12は、ディスプレイスクリーンを使用して具体化できる。記憶装置13は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)、例えばフラッシュメモリ等の物理的な記憶装置を使用することで具体化できる。入力インタフェース15は、例えばディスプレイスクリーンをタッチスクリーンとして組込むことができる。
【0038】
販売者装置2は、パーソナルコンピュータ、ノートブック、ラップトップ、タブレット、モバイル機器等の電子デバイスを用いて具体化でき、(図示しない)画像キャプチャ要素(例えば、カメラ、バーコードリーダー等)を含む。
【0039】
サーバ装置3は、ネットワーク(例えばインターネット)を経由して購入者装置1および販売者装置2との通信を可能にし、商業用プラットフォーム31および支払処理を実行するための支払サーバ32を含む。
【0040】
使用時に、購入者装置1のユーザがモバイル決済方法を使用して販売者との取引を行うとき、ユーザはバーコードを表示するための要求を入力するために購入者装置1の入力インタフェースを操作することができる。これは、プロセッサ16がアプリケーション160を実行させるためのコマンドを生成するためにユーザが入力インタフェース15を操作することにより行うことができる。ユーザ操作に応答して、ステップS1において、バーコードをディスプレイ12上に表示するための処理を実行できるように、プロセッサ16はアプリケーション160を実行する。
【0041】
この実施例において、バーコードは、1次元バーコード(リニアバーコード)、クイックレスポンス(QR)コード(QRコードは登録商標)等の2次元バーコード、3次元バーコード等の形態をとることができ、ユーザの身元を検証するための検証情報および支払アカウント(すなわち、サービス/商品の対価としての金銭を支払うアカウント)と関連付けられた支払情報を符号化する。この実施例において、検証情報は、ユーザと販売者間の取引に対する支払の支払額、支払アカウントのアカウント数、証明情報等をさらに含むことができる。
【0042】
いくつかの実施例では、プロセッサ16は、ユーザに入力インタフェースを使用してパスワードを入力することを要求でき、ユーザが入力したパスワードが正しいと決定したときに限り処理を実行することができる。
【0043】
いくつかの実施例では、バーコードは、サーバ装置3の商業用プラットフォーム31により提供された静的バーコードである。例えば、静的バーコード内で符号化されるべきデータは、購入者装置1によりアクセス可能なハードウェアセキュリティモジュール14内に予め記憶することができる。例えば、ユーザに入力インタフェース15を使用してパスワードを入力することを要求でき、パスワードを検証しパスワードの検証が成功した(すなわちパスワードが正しい)ときのみそれ以後の表示のために記憶されたデータをプロセッサ16が取得することを許可するハードウェアセキュリティモジュール14にパスワードを送信する。この構成は、小額取引に使用できる。
【0044】
その後、ステップS2において、販売者は、ディスプレイ12上に表示されたバーコードをスキャンするために販売者装置2の画像キャプチャ要素を操作することができる。
【0045】
ステップS3において、販売者装置2は、バーコード(検証情報とともに符号化される)および販売者が所有している支払アカウントに関連した販売者情報に基づき転送情報を生成し、その結果、転送情報は、少なくとも検証情報および販売者情報を含む。この実施例において、販売者情報は、受取人アカウント(すなわちユーザからの支払を受取るためのアカウント)のアカウント数を少なくとも含む。支払の支払額が既にサーバ装置3に知られている場合(例えば、サービス/商品が全ての取引に対し固定レートで支払われる)、販売者情報は、付加情報を含む必要はない。他方、支払額が異なる取引間で変化する場合、支払額等の他の情報は販売者情報に組込むことができる。さらに、販売者によって提供されるサービス/商品、取引で販売される物品の数、販売者を表すシリアル番号、販売者装置2に関する情報(例えばインターネットプロトコル(IP)アドレス、販売者装置2の装置識別番号)を含むがこれらに限られない取引の詳細は、同様に選択的に販売者情報に組込むこともできる。
【0046】
ステップS4において、販売者装置2は、転送情報をサーバ装置3に送信する。
【0047】
転送情報の受信に応答して、サーバ装置3は、ステップS5において転送情報に含まれる検証情報を得て、ステップS6において検証情報が真正か否かを決定する。
【0048】
検証情報が真正であることをサーバ装置3が決定したとき、フローは、転送情報に従ってユーザと販売者との間での取引についての支払を処理するための支払処理を実行するステップS7に進む。
【0049】
そうでなければ、フローは、サーバ装置3が、検証情報が真正でなく支払処理が実行できずそれ故方法が終了する旨を示すメッセージを販売者装置2に送信し、ステップS11に進む。
【0050】
ステップS8において、支払処理が終了した後、サーバ装置3は、支払に関する支払結果を生成し、支払結果を購入者装置1および販売者装置2に送信する。それに応じて、販売者装置2および購入者装置1は、それぞれステップS9およびS10において支払結果を表示することができる。
【0051】
例えば、支払処理が無事終了したとき(すなわち、支払の支払額が支払アカウントから受取人アカウントに無事転送できたとき)、支払結果は、支払が完了した旨を示すメッセージを含むことができる。他方、支払処理が、支払アカウントの残高不足、クレジットカードの失効等の様々な理由により完了できないとき、支払結果は支払が完了していない旨のメッセージを含むことができる。いくつかの実施例において、支払処理が完了していないとき、フローは、購入者装置1が再びバーコードを表示するステップS1に戻ることができる。
【0052】
様々な実施例において、バーコードは、表示される前に様々な方法で生成でき、モバイル決済方法に関する異なる条件に基づいて様々な情報を含むことができる。
【0053】
1つの例示的な実施例によれば、バーコードは、商業用プラットフォーム31により提供されるデータを符号化する静的バーコードである。ステップS1を実現する前に、バーコードに符号化されるべきデータは、商業用プラットフォーム31またはクラウドサーバ4に記憶された第1の部分およびハードウェアセキュリティモジュール14に記憶された第2の部分に分解される。例えば、ステップS1において、購入者装置1は、データの第1の部分を得るために商業用プラットフォーム31またはクラウドサーバ4と通信し、データの第2の部分を得るためにハードウェアセキュリティモジュール14にアクセスし、バーコードに符号化されるべきデータを得るために第1の部分および第2の部分を結合し、データに基づきバーコードを表示する。
【0054】
1つの例示的な実施例によれば、バーコードは、商業用プラットフォーム31により提供されるデータを符号化する静的バーコードである。ステップS1を実現する前に、購入者装置1は、バーコードに符号化されるべきデータを得るために商業用プラットフォーム31と通信でき、商業用プラットフォーム31から得られたデータを複数の分割ファイルに分割し、分割ファイルをハードウェアセキュリティモジュール14に記憶する。例えば、ステップS1は、分割ファイルを得るためにハードウェアセキュリティモジュールにアクセスし、データを得るために分割ファイルを結合し、データに基づきバーコードを生成する購入者装置1の次のサブステップを含むことができる。
【0055】
1つの例示的な実施例によれば、バーコードは、商業用プラットフォーム31により提供されたデータを符号化する静的バーコードである。ステップS1を実現する前に、購入者装置1は、バーコードにおいて符号化されるべきデータを得るために商業用プラットフォーム31と通信でき、商業用プラットフォーム31から得られたデータを少なくとも第1の分割ファイルおよび第2の分割ファイルに分割し、少なくとも第1の分割ファイルを暗号化ファイルに暗号化し、暗号化ファイルおよび第2の分割ファイルを記憶装置13に記憶する。例えば、ステップS1は、暗号化ファイルおよび第2の分割ファイルを得るために記憶装置13にアクセスし、かつユーザにパスワードを入力することを要求するための指示を表示する購入者装置1のサブステップを含むことができる。さらに、ステップS1において、ユーザが入力したパスワードが正しいと決定した場合、購入者装置1は、第1の分割ファイルを得るために暗号化ファイルを復号化し、データを得るために第1および第2の分割ファイルを結合し、データに基づきバーコードを生成し表示する。この実施例は、ハードウェアセキュリティモジュール14が利用できないときに使用でき、ハードウェアセキュリティモジュール14の機能は、アプリケーション160を実行する購入者装置1により実行できる。
【0056】
1つの例示的な実施例によれば、1つ以上の支払方法がアプリケーション160に関連付けることができ、ユーザが利用可能になる。アプリケーション160が1つの支払方法(例えば1つのクレジットカード)のみに関連付けられた場合、支払情報は、ハードウェアセキュリティモジュール14に予め記憶されている。アプリケーション160が複数の異なる支払方法(例えば複数のクレジットカード、送金等)に関連付けられた場合、支払情報は、ユーザにより選択された支払方法の選択された1つに基づき購入者装置1により発生でき、バーコードを表示するより前にハードウェアセキュリティモジュール14に記憶できる。
【0057】
支払情報が利用可能となった後、購入者装置1は、ユーザにパスワードを入力するのに必要な指示を表示する。ユーザが入力したパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証するためにハードウェアセキュリティモジュール14を要求する。ハードウェアセキュリティモジュール14によりパスワードの検証が成功したとき、購入者装置1は、承認パラメータについての要求をサーバ装置3に送信する。サーバ装置3から購入者装置1を介した承認パラメータの受信に応答して、ハードウェアセキュリティモジュール14は、検証情報として、承認パラメータについてのメッセージ認証コード(MAC)をプリセットキーを用いて作成し、検証情報、支払情報および承認パラメータに基づいてバーコードデータを動的に生成し、バーコードデータに基づき購入者装置1がバーコードを表示できるようにバーコードデータを購入者装置1に送信する。
【0058】
この実施例において、商業用プラットフォーム31は、プリセットキーおよび承認パラメータを記憶し、支払サーバ32は、支払処理を実行するためのものである。ステップS1より前に、方法は、さらにハードウェアセキュリティモジュール14により購入者装置1を介して商業用プラットフォーム31に承認パラメータについての要求を送信するステップを含む。ステップS3において、販売者装置2により生成された転送情報は、さらに承認パラメータを含む。
【0059】
ステップS6は、以下のサブステップを含む。最初に商業用プラットフォーム31が転送情報に含まれる認証パラメータを商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータと比較する。そのとき、転送情報に含まれる承認パラメータと商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータとが同一であるとの決定に応答して、商業用プラットフォーム31は、商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータについてMACを作成するために、商業用プラットフォーム31に記憶されたプリセットキーを使用し、かつこのように生成されたMACを検証情報(例えばMAC)と比較する。
【0060】
このように生成されたMACと検証情報とが互いに同一である場合、商業用プラットフォーム31は、転送情報に含まれた検証情報が真正であると決定する。
【0061】
代わりの実施例において、ステップS6は、以下のサブステップを含む。まず、商業用プラットフォーム31の代わりに支払サーバ32は、転送情報に含まれる承認パラメータと商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータと比較する。転送情報に含まれる承認パラメータと商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータとが同一であるとの決定に応答して、支払サーバ32は、商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータについてMACを作成するために商業用プラットフォーム31に記憶されたプリセットキーを使用し、このように生成されたMACを検証情報と比較する。このように生成されたMACと検証情報とが同一であるとき、支払サーバ32は、転送情報が真正であると決定する。
【0062】
1つの例示的な実施例によれば、支払情報は、ハードウェアセキュリティモジュール14に予め記憶でき、またはユーザにより選択された支払方法に基づき購入者装置1により生成でき、その後上述のようにバーコードを表示する前にハードウェアセキュリティモジュール14に記憶される。
【0063】
その後、ステップS1は、以下のサブステップを含むことができる。最初に購入者装置1は、ユーザにパスワードを入力することを要求するための指示を表示し、ユーザによって入力されたパスワードの受信に応答してハードウェアセキュリティモジュール14がパスワードを検証することを要求する。その後、購入者装置1は、ハードウェアセキュリティモジュール14によりパスワードの検証が成功したとき承認パラメータについての要求をサーバ装置3に送信する。サーバ装置3から購入者装置1を介して承認パラメータを受信したとき、ハードウェアセキュリティモジュール14は、検証情報として、メッセージ認証コード(MAC)をプリセットキーを用いて作成する。この実施例において、MACは、承認パラメータおよび支払の支払額について作成される。その後、ハードウェアセキュリティモジュール14は、検証情報(支払額を含む)、支払情報および承認パラメータに基づいてバーコードデータを生成し、購入者装置1がバーコードデータに基づきバーコードを表示できるようにバーコードデータを購入者装置1に送信する。
【0064】
この実施例において、商業用プラットフォーム31は、プリセットキー、承認パラメータおよび支払アカウントを記憶し、支払サーバ32は、支払処理を実行するためのものである。バーコードデータを動的に生成するサブステップに先立ち、モバイル決済方法は、ハードウェアセキュリティモジュール14により購入者装置1を介して支払額および承認パラメータについての要求を商業用プラットフォーム31に送信するステップを含む。
【0065】
支払額は、購入者装置1のユーザにより入力することができ、ユーザが見直すために例えば近距離無線通信(NFC)を経由して販売者装置から送信することができる。ユーザが支払額を確認するとき、支払額は、商業用プラットフォーム31に送信できる。
【0066】
ステップS3において、販売者装置2により生成された転送情報は、さらに承認パラメータを含む。
【0067】
ステップS6は、以下のサブステップを含む。まず、商業用プラットフォーム31は、転送情報に含まれる承認パラメータを商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータと比較する。その後、転送情報に含まれる承認パラメータと商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータとが同一であるとの決定に応答して、商業用プラットフォーム31は、商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータについてMACを作成するための商業用プラットフォーム31に記憶されたプリセットキーを使用し、このように生成されたMACを検証情報と比較する。
【0068】
このように生成されたMACと検証情報とが互いに同一であるとき、商業用プラットフォーム31は、転送情報に含まれる検証情報が真正であると決定する。
【0069】
別の実施例によれば、商業用プラットフォーム31は、プリセットキー、承認パラメータおよび支払額を記憶する。バーコードデータを動的に生成するステップに先立ち、モバイル決済方法は、ハードウェアセキュリティモジュール14により、購入者装置1を介して支払額および承認パラメータについての要求を商業用プラットフォーム31に送信するステップを含む。ステップS3において、販売者装置2により生成された転送情報は、承認パラメータおよび支払額をさらに含む。
【0070】
ステップS6は続くサブステップを含む。まず、支払サーバ32は、承認パラメータおよび転送情報に含まれる支払額を商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータおよび支払額とそれぞれ比較する。転送情報に含まれる承認パラメータおよび支払額と商業用プラットフォーム31に記憶され承認パラメータおよび支払額がそれぞれ同一であるとき、支払サーバ32は、商業用プラットフォーム31に記憶された承認パラメータおよび支払額についてMACを作成するために商業用プラットフォーム31に記憶されたプリセットキーを使用し、このように生成されたMACを検証情報と比較する。このように生成されたMACと検証情報とが同一であるとき、支払サーバ32は、転送情報に含まれる検証情報は真正であると決定する。この実施例において、検証は、支払額および検証情報の両者について行われる点に留意されたい。
【0071】
1つの例示的な実施例によれば、支払情報は、ハードウェアセキュリティモジュール14に予め記憶でき、またはユーザにより選択された支払方法に基づき購入者装置1により生成でき、上述のようにバーコードを表示するに先立ち、ハードウェアセキュリティモジュール14に記憶できる。
【0072】
例えば、この実施例において、ステップS1は続くサブステップを含むことができる。最初に購入者装置1は、ユーザがパスワードを入力するのを要求するために指示を表示する。ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証するためにハードウェアセキュリティモジュール14を要求する。ハードウェアセキュリティモジュール14によりパスワードの検証が成功したとき、ハードウェアセキュリティモジュール14は、検証情報および支払情報に基づきバーコードデータを動的に生成する。その後、ハードウェアセキュリティモジュール14は、バーコードデータを購入者装置1に送信する。その後、購入者装置1は、バーコードデータに基づきバーコードを表示する。この実施例において、ハードウェアセキュリティモジュール14は、サーバ装置3からの認証パラメータを得る必要がないことに留意されたい。
【0073】
この実施例において、ステップS5は、転送情報を受取り転送情報に含まれる検証情報を得る商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、商業用プラットフォーム31により検証情報が正しいかを検証することを含み、かつ支払処理は、支払サーバ32により実行される。代わりの実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得て、検証情報を支払サーバ32に送信する商業用プラットフォーム31を含む。代わりに、ステップS6は、検証情報が正しいかを支払サーバ32により検証することを含む。
【0074】
1つの例示的実施例によれば、支払情報は、ハードウェアセキュリティモジュール14において予め記憶でき、ユーザにより選択された支払方法に基づき購入者装置1により生成することができ、その後上述のようにバーコードを表示する前にハードウェアセキュリティモジュール14に記憶できる。
【0075】
例えば、ステップS1は、以下のサブステップを含むことができる。最初に、購入者装置1は、ユーザにパスワードを入力することを要求するための指示を表示する。ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証するためにハードウェアセキュリティモジュール14を要求する。ハードウェアセキュリティモジュール14によりパスワードの検証が成功したとき、購入者装置1は、サーバ装置3に支払の支払額を送信し、ハードウェアセキュリティモジュール14は、検証情報および支払情報および支払額に基づきバーコードを動的に生成する。その後、ハードウェアセキュリティモジュール14は、バーコードデータを購入者装置1に送信する。次に、購入者装置1は、バーコードデータに基づきバーコードを表示する。
【0076】
この実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し転送情報に含まれる検証情報を得る商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、検証情報および支払額が商業用プラットフォーム31により正しいかを検証することを含み、かつ検証情報および支払額が正しいと検証されたとき支払処理が支払サーバ32により実行される。代わりの実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得て、検証情報を支払サーバ32に送信する商業用プラットフォーム31を含む。代わりに、ステップS6は、検証情報および支払額が正しいかを支払サーバ32により検証することを含む。
【0077】
1つの例示的な実施例によれば、検証情報および支払情報は、サーバ装置3に予め記憶される。例えば、ステップS1は、以下のサブステップを含む。購入者装置1は、まずサーバ装置3にバーコードを表示するためのバーコードデータについての要求を送信する。要求に応答してサーバ装置3は、検証情報およびそこに記憶された支払情報に基づきバーコードデータを動的に生成する。その後、サーバ装置3は、バーコードデータを購入者装置1に送信する。次に、購入者装置1は、バーコードデータに基づきバーコードを表示する。例えば、商業用プラットフォーム31は、そこに検証情報および支払情報を記憶し、ステップS1においてバーコードの表示についての検証情報および支払情報に基づいてバーコードデータを動的に生成する。
【0078】
この実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し転送情報に含まれる検証情報を得る商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれた検証情報が正しいか(例えば、ステップS5において得られた検証情報を商業用プラットフォーム31に記憶された検証情報と比較することにより)を検証する商業用プラットフォーム31を含み、かつ支払処理は、支払サーバ32により実行される。
【0079】
代わりの実施例において、支払サーバ32は、検証情報および支払情報をそこに記憶し、ステップS1におけるバーコードの表示のための検証情報および支払情報に基づきバーコードデータを動的に生成する。ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得て、検証情報を支払サーバ32に転送する商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれる検証情報が正しく、支払処理が支払サーバ32により実行されるかを検証する支払サーバ32を含む。
【0080】
1つの例示的な実施例によれば、検証情報は、サーバ装置3に予め記憶される。ステップS1において、購入者装置1は、サーバ装置3に予め記憶されている。ステップS1において、購入者装置1は、まず、バーコードデータのための要求をサーバ装置3に送信し、要求は、ユーザにより選択された支払方法に関連付けられる。要求に応答して、サーバ装置3は、支払方法に基づき支払情報を生成する。その後、サーバ装置3は、予め記憶された検証情報およびこのように生成された支払情報に基づきバーコードを動的に生成し、バーコードデータを購入者装置1に送信する。次に、購入者装置1は、バーコードデータに基づきバーコードを表示する。例えば、検証情報は、商業用プラットフォーム31に予め記憶されており、支払情報は、支払方法に基づき商業用プラットフォーム31により生成され、バーコードデータは、ステップS1においてバーコードを表示するための検証情報および支払情報に基づき商業用プラットフォーム31により動的に生成される。
【0081】
この実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し転送情報に含まれる検証情報を得る商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれる検証情報が正しいかを検証する商業用プラットフォーム31を含み、支払処理は、支払サーバ32により実行される。
【0082】
代わりの実施例において、検証情報は支払サーバ32に記憶され、支払情報は、支払方法に基づき商業用プラットフォーム31により生成され、バーコードデータは、ステップS1においてバーコードの表示のための検証情報および支払情報に基づき商業用プラットフォーム31により動的に生成される。ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得て、検証情報を支払サーバ32に送信する商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれる検証情報が正しいかを検証する支払サーバ32を含み、支払処理は、支払サーバ32により実行される。
【0083】
1つの例示的な実施例によれば、検証情報および支払情報は、サーバ装置3により予め記憶される。
【0084】
例えば、ステップS1は、以下のサブステップを含む。まず、購入者装置1は、バーコードを表示するためのバーコードデータについての要求をサーバ装置3に送信する。要求は、支払の支払額に関連付けできる。特に、要求は支払額を含むことができる。要求に応答して、サーバ装置3は、検証情報、支払情報および支払額に基づきバーコードデータを動的に生成する。その後、サーバ装置3は、バーコードデータを購入者装置1に送信する。次に、購入者装置1は、バーコードデータに基づきバーコードを表示する。例えば、検証情報および支払情報は、商業用プラットフォーム31に記憶されている。バーコードデータは、検証情報および支払情報に基づき商業用プラットフォーム31により動的に生成される。
【0085】
この実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得る商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれる検証情報が正しいかを検証する商業用プラットフォーム31を含み、支払処理は、支払サーバ32により実行される。
【0086】
代わりの実施例において、検証情報および支払情報は、支払サーバ32に予め記憶されている。バーコードデータは、検証情報、支払情報および支払額に基づき支払サーバ32により動的に生成されている。
【0087】
この実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得て、検証情報を支払サーバ32に送信する商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれる検証情報が正しいかを検証する支払サーバ32を含み、支払処理は、支払サーバ32により実行される。
【0088】
1つの例示的な実施例によれば、検証情報および支払額は、サーバ装置3に予め記憶されている。ステップS1において、購入者装置1は、バーコードを表示するためのバーコードデータについての要求をサーバ装置3にまず送信し、要求は、ユーザにより選択された支払方法を含む。要求に応答して、サーバ装置3は、支払方法に基づいて支払情報を生成し、検証情報、支払情報および支払額に基づいてバーコードデータを動的に生成する。その後、サーバ装置3は、バーコードデータを購入者装置1に送信し、購入者装置1は、バーコードデータに基づきバーコードを表示する。例えば、バーコードデータは、検証情報および支払情報に基づき商業用プラットフォーム31により動的に生成され、支払情報は、支払方法に基づき商業用プラットフォーム31により生成される。
【0089】
この実施例において、ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得る商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれる検証情報が正しいかを検証する商業用プラットフォーム31を含み、支払処理は、支払サーバ32により実行される。
【0090】
代わりの実施例において、バーコードデータは、検証情報および支払情報に基づいて支払サーバ32により動的に生成され、支払情報は支払方法に基づき支払サーバ32により生成される。ステップS5は、転送情報を受信し、転送情報に含まれる検証情報を得て、検証情報を支払サーバ32に送信する商業用プラットフォーム31を含む。ステップS6は、転送情報に含まれる検証情報が正しいかを検証する支払サーバ32を含み、支払処理は、支払サーバ32により実行される。
【0091】
1つの例示的な実施形態によれば、バーコードは、サーバ装置3により提供される静的なバーコード符号化データである。この実施例において、ステップS1に先立ち、購入者装置1は、バーコードを表示するためにバーコードデータについての要求をサーバ装置3に送信するためにアプリケーション160を実行する。
【0092】
サーバ装置3からのバーコードデータを受信したとき、アプリケーション160を実行する購入者装置1は、バーコードデータを暗号化し、暗号化されたバーコードデータを購入者装置1の記憶装置13に記憶する。
【0093】
ステップS1において、購入者装置1は、バーコードデータを得るために記憶装置13にアクセスし、バーコードデータに基づくバーコードを生成し、表示する。
【0094】
代わりの実施例において、バーコードデータを受信したとき、アプリケーション160を実行する購入者装置1は、バーコードデータを第1の部分および第2の部分に分割し、バーコードデータの第1の部分を購入者装置1の記憶装置13に記憶し、バーコードデータの第2の部分をサーバ装置3およびクラウドサーバ4の一方に記憶する。
【0095】
ステップS1において、購入者装置1は、バーコードデータの第2の部分を得るためにサーバ装置3およびクラウドサーバ4の一方にアクセスし、バーコードデータを得るために第1および第2の部分を結合し、バーコードデータに基づきバーコードを生成し表示する。
【0096】
代わりの実施例において、バーコードデータを受信したとき、アプリケーション160を実行する購入者装置1は、バーコードデータを複数の分割ファイルに分割し、複数の分割ファイルを購入者装置1の記憶装置13に記憶する。ステップS1において、購入者装置1は、分割ファイルを得るために記憶装置13にアクセスし、バーコードデータを得るために分割ファイルを結合し、バーコードデータに基づくバーコードを生成し表示する。
【0097】
さらに代わりの実施例において、バーコードデータを受信したとき、アプリケーション160を実行する購入者装置1は、バーコードデータを少なくとも第1の分割ファイルと第2の分割ファイルとに分割し、少なくとも第1の分割ファイルを暗号化ファイルに暗号化し、暗号化ファイルおよび第2の分割ファイルを記憶装置13に記憶する。
【0098】
ステップS1において、アプリケーション160を実行する購入者装置1は、暗号化ファイルおよび第2の分割ファイルを得るための記憶装置13にアクセスしユーザにパスワードを入力することを要求する指示を表示する。ユーザが入力したパスワードが正しい場合、購入者装置1は、第1の分割ファイルを得るために暗号化ファイルを復号化し、バーコードデータを得るために第1および第2の分割ファイルを結合し、バーコードデータに基づきバーコードを生成しかつ表示する。
【0099】
1つの例示的な実施例によれば、支払情報は、記憶装置13に記憶されている。ステップS1は以下のサブステップを含む。まず、購入者装置1は、ユーザにパスワードを入力することを要求する指示をディスプレイ12に表示するために、アプリケーション160を実行する。ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証し、パスワードの検証が成功したとき、承認パラメータについての要求をサーバ装置3に送信する。承認パラメータを受信したとき、購入者装置1は、検証情報として、承認パラメータについてのメッセージ認証コード(MAC)をプリセットキーを用いて作成し、検証情報、支払情報および承認パラメータに基づいてバーコードを動的に生成して表示する。
【0100】
1つの例示的な実施例によれば、ステップS1に先立ち、購入者装置1は、ユーザにより選択された支払方法に基づき支払情報を生成する。ステップS1は、ユーザにパスワードを入力することを要求するためにディスプレイ12に指示を表示するためのアプリケーション160を実行する購入者装置1を含む。ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証し、パスワードの検証が成功したとき、認証パラメータについての要求をサーバ装置3に送信する。
【0101】
承認パラメータを受信したとき、購入者装置1は、検証情報として、承認パラメータについてのMACをプリセットキーを使用して作成し、検証情報、支払情報および承認パラメータに基づいてバーコードを動的に生成し表示する。
【0102】
代わりの実施例において、承認パラメータを受信したとき、購入者装置1は、検証情報として、承認パラメータおよび支払額についてのMACをプリセットキーを使用して作成し、検証情報、支払情報および承認パラメータに基づいてバーコードを動的に生成し表示する。
【0103】
1つの例示的な実施例によれば、支払情報は、購入者装置1の記憶装置13に記憶される。ステップS1は、ユーザにパスワードを入力することを要求するためにディスプレイ12に指示を表示するためにアプリケーション160を実行する購入者装置1を含む。ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証し、パスワードの検証が成功したとき、承認パラメータについての要求をサーバ装置3に送信する。
【0104】
サーバ装置3から承認パラメータを受信したとき、購入者装置1は、検証情報として、承認パラメータおよび支払額についてMACをプリセットキーを用いて作成し、検証情報、支払情報および承認パラメータに基づきバーコードを動的に生成し表示する。
【0105】
代わりの実施例において、ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証し、パスワードの検証が成功したとき、検証情報および支払情報に基づきバーコードを動的に生成し表示する。
【0106】
1つの例示的な実施例によれば、ステップS1に先立ち、購入者装置1は、ユーザにより選択された支払方法に基づき支払情報を生成する。ステップS1は、ユーザにパスワードを入力することを要求する指示を表示するためにアプリケーション160を実行する購入者装置1を含む。ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証し、パスワードの検証が成功したとき、検証情報および支払情報に基づきバーコードを動的に生成し表示する。
【0107】
1つの例示的な実施例によれば、支払情報は、購入者装置1の記憶装置13に記憶される。ステップS1は、アプリケーション160を実行することにより、ユーザにパスワードを入力することを要求する指示を表示する購入者装置1を含む。ユーザにより入力されたパスワードの受信に応答して、購入者装置1は、パスワードを検証し、パスワードの検証が成功したとき、支払額をサーバ装置3に送信し、検証情報と支払情報とに基づき、バーコードを動的に生成し表示する。1つの例示的な実施例において、ステップS1に先立ち、購入者装置1は、ユーザによって選択された支払方法に基づき、支払情報を生成する。この実施例は、ハードウェアセキュリティモジュール14が利用できないときに使用できる。さらに、購入者装置1は、サーバ装置3から認証パラメータを得るために必要とされない。
【0108】
1つの例示的な実施例によれば、ステップS3において、販売者装置2がバーコードをスキャンした後、バーコードに含まれる内容は、販売者装置2によって復号化されない。従って、転送情報を生成する際に、販売者装置2は、バーコードを復号化することなく単にバーコードおよび販売者情報を転送情報に組込むことができる。
【0109】
例えば、ステップS6において、サーバ装置3の商業用プラットフォーム31は、検証情報および支払情報を得るためにバーコードを復号化し、検証情報を検証し、検証情報の検証が成功したときに、支払情報と販売者情報とを結合し支払コマンドを生成する。
【0110】
ステップS7において、商業用プラットフォーム31は支払コマンドを、支払コマンドに基づき支払処理を実行するようにプログラムされた支払サーバ32に送信する。
【0111】
代わりの実施例において、販売者装置2は、検証情報および支払情報を得るために、ステップS3においてバーコードを復号化し、支払コマンドを生成するために支払情報および販売者情報を結合し、支払コマンドおよび販売者情報を転送情報に組込む。
【0112】
例えば、ステップS6において、サーバ装置3の商業用プラットフォーム31は、検証情報を検証する。ステップS7において、商業用プラットフォーム31は、支払コマンドを、支払コマンドに基づいて支払処理を実行するようにプログラムされた支払サーバ32に送信する。
【0113】
いくつかの実施例において、スマートカードが存在するとき、購入者装置1における操作は、プロセッサモジュールにより実行される。特に購買者装置1における操作(すなわち、方法におけるいくつかのステップ)は、プロセッサ16およびプロセッシングユニット141の1つにより交換可能に実行できる。さらに、購入者装置におけるデータの記憶は、記憶モジュール17内に存在できる。特に、データは、記憶装置13および記憶ユニット142の1つの中で交換可能に記憶できる。
【0114】
いくつかの実施例において、サーバ装置3は、複数の商業用プラットフォーム31および/または複数の支払サーバ32を含むことができ、上述の様々なステップの実装は、商業用プラットフォーム31および支払サーバ32のいずれか一方または両方により、行える。
【0115】
開示の1つの実施例によれば、プロセッサ、ネットワークを経由してサーバ装置と通信できる通信装置、ディスプレイ、バーコード生成装置および入力インタフェースを含む電子デバイスが備わっている。
【0116】
バーコードを表示する要求を示すユーザ操作の検出に応答して、プロセッサは、入力インタフェースを経由してパスワードを入力するためにユーザに要求するための指示を表示するためにディスプレイを制御し、ユーザにより入力されたパスワードを検証し、パスワードの検証が成功したときユーザの身元を検証するための検証情報および支払アカウントと関連付けられた支払情報を符号化するバーコードを生成するようにバーコード生成モジュールを制御するようにプログラミングされている。
【0117】
プロセッサは、販売者装置およびサーバ装置が支払処理を実行できるように、販売者装置によりスキャンするためのバーコードを表示するためのディスプレイを制御するようにさらにプログラムされている。
【0118】
バーコード生成モジュールは、アプリケーションを実行するハードウェアセキュリティモジュールおよびプロセッサの一方とすることができる。ハードウェアセキュリティモジュールは、電子デバイスに着脱可能に接続された外部ポータブル装置および電子デバイスに組込まれた組込みモジュールの1つである。
【0119】
開示の1つの実施例によれば、購入者装置および販売者装置と通信するための商業用プラットフォームおよび通信プラットフォームと通信する商業用プラットフォームおよび商業用プラットフォームと通信する支払サーバを含むサーバ装置が備わっている。商業用プラットフォームは、バーコードと関連付けられたバーコードデータを生成するようにプログラムされている。バーコードは、ユーザの身元を検証するための検証情報および支払アカウントに関連付けられた支払情報を符号化する。次に、商業用プラットフォームは、バーコードデータに基づきバーコードを表示するためにバーコードデータを購入者装置に送信する。
【0120】
販売者装置から、バーコードデータおよび受取人アカウントに関連付けられた販売者情報を含む転送情報を受信したときに、商業用プラットフォームは、バーコードデータから検証情報を得て、検証情報を検証する。次に、商業用プラットフォームは、転送情報を支払サーバに送信する。
【0121】
転送情報の受信に応答したとき、支払サーバは、転送情報によってユーザおよび販売者の間の取引についての支払を処理するための支払処理を実行し、支払に関連して決済結果を生成し、決済結果を購入者装置および販売者装置に送信するようにプログラミングされている。
【0122】
要約すれば、開示の実施例は、検証情報および支払情報を符号化するバーコードを購入者装置が表示することを可能にするモバイル決済方法を提供し、バーコードをスキャンした後、販売者装置2は、サーバ装置3についての転送情報を生成できる。サーバ装置3は、転送情報の真正性を検証でき、転送情報が真正であると決定したとき、支払手続を実行できる。結果として、支払は処理される前にサーバ装置3により検証でき、それにより、強化されたセキュリティを実現する。
【0123】
上記の説明では、説明の目的のために、実施形態の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が示されている。しかしながら、当業者には、これらの特定の詳細のいくつかなしで、1つ以上の他の実施形態が実施され得ることは明らかであろう。また、本明細書を通して、「一実施形態」、「実施形態」、序数などの指示を伴う実施形態は、特定の特徴、構造、または特性がこの開示のプラクティスにおいて含み得ることを意味することは、正しく認識されるべきである。説明において、様々な特徴が、本開示を合理化し、様々な発明的態様の理解を助ける目的で、単一の実施形態、図、またはその説明でまとめられることがあることをさらに理解されたい。
【0124】
開示は、例示的実施形態と考えられるものに関連して説明されたが、本開示は、開示された実施形態に限定されず、そのようなすべての変更および同等の構成を包含するために、最も広い解釈の精神および範囲内に含まれる様々な構成を包含することが意図されている。
図1
図2
図3
図4