【実施例】
【0030】
図1〜7を参照する。本発明において、基板10と、複数のマイクロLEDアレイ11と、少なくとも一つの蛍光体シート12とを含む、LED発光モジュール1が提供される。
【0031】
マイクロLEDアレイ11を基板10に取り付けていて、かつ、マイクロLEDアレイ11が少なくとも一つのマイクロLED111によって構成される。蛍光体シート12をマイクロLEDアレイ11の一側に設ける。そのうち、蛍光体シート12は、一体成型構造の透明部材121であり、透明部材121に複数の発光区域122を設け、発光区域122を隣接したマトリックス状に配置していて、かつ、それぞれマイクロLEDアレイ11にまっすぐに対応して取り付けられている。一部または全部の発光区域122表面に少なくとも一つの蛍光体123を設けていて、かつ、蛍光体123を設けられた発光区域122の蛍光体123の厚みがほぼ均一に取り付けて、発光区域122に異なる光色効果を形成する。これにより、各マイクロLEDアレイ11の出射光線が本発明の斬新設計の蛍光体シート12を介して、各発光区域122を利用することで異なる光色を実現し、LED発光モジュール1設置を有効に簡素化させ、マイクロLED11の発光波長を問わず、すべては蛍光体シート12を介して意図する表示光色に調整し、マイクロLEDアレイ11を別々にアドレス付け制御し、異なる光色を出射させる目的を実現できる。公知マイクロLED技術と明らかに異なるところを特に説明したい。本発明は主に特殊設計の蛍光体シート12を介して、発光区域122と、マイクロLEDアレイ11とを組み合わせて、マイクロLEDアレイ11と異なる光色を出射させる。マイクロLED自体の生産プロセス技術の改良と、マイクロLEDの大量転送に関わる技術とはまったく異なる技術分野とレベルであり、両者を同列に比較することはできない。
【0032】
実務上、公知白光LEDの形成は、蛍光体を励起材料と組み合わさなければ、実現できない。さらに、公知技術の白光LED構造における蛍光体の表現方法の多くはドーピング態様図に過ぎない。一例として、粉体による描き表示方式、または全面的に描き表示方法等がある。しかしながら、それらの態様図の表現は、すべて本発明で提供される固体蛍光体シート構造ではない。特に本発明で提供される蛍光体シート12において、一つの蛍光体シート12に多種の出射光色を同時表現できる発光区域122が設けられている。
【0033】
さらに、出射光の需要に応じて、蛍光体シート12の発光区域122全体に蛍光体123を設ける実施態様であっても良いし、または一部の発光区域122に蛍光体123を設けて、他の発光区域122を透明状に維持する実施態様にする。蛍光体123の一つの発光区域122において、蛍光体123をほぼ均一厚みにすることで、光線が発光区域122を介して励起した後の出光をより均一にする。さらに、蛍光体123を透明部材121の上面または下面のいずれかに設置しても良い。そのうち、蛍光体123のより均一化を図り、必要に応じて、対応の発光区域122表面に取り付けて、蛍光体123は例えば、吹付け、印刷、蒸着またはスパッタリング方式を用いて、透明部材121の発光区域122に形成することができる。さらに、蛍光体シート12は例えば、マイクロLEDアレイ11へ直接に覆いかぶせるか、またはマイクロLEDアレイ11と間隔を設けた形で設置しても良い。本実施例において、各マイクロLEDアレイ11とも一つのマイクロLED111によって構成される。好ましくは、マイクロLEDアレイ11をそれぞれ同じ光色の光線を出射させる。一例として、各マイクロLEDアレイ11のマイクロLED11が青色光を出射する。
図1に示すように、各マイクロLEDアレイ11が蛍光体シート12を介して、各発光区域122より出光する場合、蛍光体123を設けていない発光区域122にマイクロLEDアレイ11の光色を出射し、他のマイクロLEDアレイ11には、それぞれの発光区域の蛍光体123に合わせて、異なる光色効果を実現する。
【0034】
マイクロLEDアレイ11がそれぞれ同じ光色を出射させる場合、前段に述べる一つのマイクロLED111によって構成できる他、各マイクロLEDアレイ11を同じ発光波長2以上のマイクロLED111によって構成しても良い。
図3に示すように、この実施例において、各マイクロLEDアレイ11に2つの青色光を出射する固定波長のマイクロLED111の構成を例示している。この場合において、各発光区域122は、2のマイクロLED111によって構成するマイクロLEDアレイ11にまっすぐ対応して設置する。または各マイクロLEDアレイ11の発光波長を異なる2以上のマイクロLED111によって構成しても良い。
図4に示すように、各マイクロLEDアレイ11より同じ光色の光線を出射し、各マイクロLEDアレイ11を異なる2の発光波長のマイクロLED111によって構成される。
【0035】
マイクロLEDアレイ11はそれぞれ同じ光色の光線を出射するほか、具体的な実施例としては、
図5に示すように、マイクロLEDアレイ11にそれぞれ異なる光色の光線を出射させることもできる。マイクロLEDアレイ11において、それぞれ一つまたは複数のマイクロLEDアレイ11によって構成する。一例として、マイクロLEDアレイ11に一つの青色光を出射するマイクロLED111及び一つの紫色光を出射するマイクロLED111と、一つの紫光を出射するマイクロLED111と、紫外光を出射するマイクロLED111によって、かかるマイクロLEDアレイ11にそれぞれ異なる光線を出射させる。またはマイクロLEDアレイ11において、2つの青色光を出射する青光マイクロLED111と、2つの紫色光を出射するマイクロLED111を設ける。
【0036】
前述通り、本発明に関わるLED発光モジュール1でいうマイクロLEDアレイ11は様々な目的基づいて設計することができる。一例として、背面光源の使用目的において、表示装置に表示させる解像度に対応して調整できる。さらに、かかる蛍光体シート12で強調したいことは、単なる透明部材121に蛍光体を含むにとどまらない。より精確に言えば、かかる蛍光体シート12にて複数の発光区域122を定義することによって、マイクロLEDアレイ11にまっすぐ対応させる。同じ理解で、マイクロLEDアレイ11をできる限りまっすぐに対応の発光区域122に入射し、かつ、発光区域122には蛍光体123を設けても設けなくても良い。一例として、青色ダイオードの青色下地色において、ある区域に青色光表示させたい場合は、かかる発光区域122に蛍光体をさらに取り付けることはない。または、青色光を蛍光体励起の下地色とした場合、対応の発光区域122は緑光蛍光体または赤色蛍光体を加えられる、部材も量子ドットを選択できる。これにより、すべてが青色マイクロLEDを使用していても、発光区域122の一部に蛍光体を設けず、一部に緑色と赤色蛍光体を設けて、異なる光色表示が得られる。さらに、蛍光体シート12の設置は、たとえば重ね置き方式を採用及び実施しても良い。さらに、演色性を向上の要求と、異なる蛍光体による吸収波長の差、または二次吸収を避けるため、本発明において、単一のマイクロLEDアレイ11には、紫光と紫外光といった2つの異なる波長のLEDによって構成するか、またはマイクロLEDアレイ11にそれぞれ異なる光色を出射させて、さらに様々な蛍光体または2つの異なる蛍光体とを組み合わせて実施しても良い。
【0037】
引き続き、各マイクロLEDアレイ11が2以上のマイクロLED111によって構成される場合、かかるマイクロLED111は同じウエハー基板1111上にて相互電気接続関係を形成する複数の発光素子より構成される。マイクロLEDアレイ11の構成が極めて小さいため、生産プロセスで複数の発光素子を一括に形成して、かつ、相互電気接続関係を持たせば、マイクロLED11の設置ピッチを更に短くできるとともに、生産プロセスをもって、各発光素子の発光品位をより一致させ、その後のマイクロLEDアレイ11適用が有利により、特に表示装置に適用した場合、このような効果がより重要となる。このほか、かかるLED発光モジュール1の透明度をアップさせ、かつ、両面発光の効果を達成するため、かかるウエハー基板1111と、基板10は透明部材より形成される。ウエハー基板1111と、基板10が透明部材より仕上げられた場合、
図7に示すように、マイクロLEDアレイ11の両側は例えば蛍光体シート12を取り付けて、LED発光モジュール1の機能向上と、適用範疇を拡大できる。現在のような光源が多様性に使用されているように、全周光配慮もときどき必要である。よって、マイクロLEDアレイ11が全周光出射の場合、蛍光体シート12は例えマイクロLEDアレイ11の両側に貼り付けるかさらには両側にそれぞれ表示させたい発行状態なるように貼り付けて、両側に異なる光色を出射させても良い。
【0038】
このほか、蛍光体シート12に蛍光体123を設けられた発光区域122により良い励起効果と、光色表示を図るため、好ましくは、本実施例のように、蛍光体123が量子ドットまたは蛍光体123粒子が一つの発光区域122において、少なくとも20以上を敷設するなど、かかるマイクロLEDアレイ11の出射光線により良い励起効果と、出射光色により良い色彩飽和度を実現できる。さらに、かかる蛍光体シート12の透明部材121はPET、PMMA、PCまたはガラスのうちいずれかの一つより形成し、透明度と、保護効果を兼ね合わせる。
【0039】
引き続き
図8、本発明の一実施例における蛍光体シートと、マイクロLEDアレイと、基板の分解図(その3)を参照する。本発明で提供されるLED発光モジュール1は、一枚式の蛍光体シート12によって、マイクロLEDアレイ11の出射光色の調整効果を実現できる他、蛍光体シート12が2以上を設ける場合は、蛍光体シート12を同じ側で上下に重ね合わせて、かつ、まっすぐにマイクロLEDアレイ11に向かう位置とし、蛍光体シート12上の蛍光体123の位置は、上下にずらして取り付ける。このように、多層の蛍光体シート12の設置方式によって、マイクロLEDアレイ11の光色表現を調整し、より多元化の調整適用ができる。
【0040】
このような構造設置の態様において、マイクロLEDアレイ11それぞれ同じ光色の光線または異なる光色の光線を出射させても良い。マイクロLEDアレイ11がそれぞれ同じ光色の光線を出射する場合、マイクロLEDアレイ11は、一つのマイクロLED111によって構成するか(
図7に示す)、または、マイクロLED111が2以上の発光波長が同じのマイクロLED111(
図3に示す)によって構成するか、あるいはマイクロLEDアレイ11が2以上の発光波長が異なるマイクロLED111(
図4に示す)によって構成しても良い。マイクロLEDアレイ11がそれぞれ異なる光色の光線を出射する場合、例えばかかるマイクロLEDアレイ11が一つのマイクロLED111によって構成するか、または2以上の同じまたは異なる発光波長のマイクロLED111によって構成しても良い(
図5示す)。引き続き、各マイクロLEDアレイ11が2以上のマイクロLED111によって構成される場合、かかるマイクロLED111は同じウエハー基板1111にて相互電気接続関係を形成する複数の発光素子(
図6示す)より構成される。これにより、光色品位をより一致の要求を達成する。
【0041】
同じく、かかる蛍光体123は、吹付け、印刷、蒸着またはスパッタリング方式を用いて、透明部材121の発光区域122に形成し、かつ、かかる蛍光体123は量子ドットまたは蛍光体123粒子が一つの発光区域122に少なくとも20以上を敷設しても良い。さらに、かかる透明部材121は、さらに、透明部材はPET、PMMA、PCまたはガラスのうちいずれかの一つより形成する。他の詳細な技術特徴は前述内容を参照したい。ここでの説明を省略する。
【0042】
引き続き
図9、
図10と
図11、本発明の第1実施例における蛍光体シートに隔壁を設けられた態様図(その1)〜(その3)を参照する。マイクロLEDアレイ11の出射光線が蛍光体シート12に入射したときに溢れて干渉してしまい、意図していない光色表示を避けるため、この実施例において、
図9に示すように、蛍光体シート12の下面125がマイクロLEDアレイ11に対応して、複数の隔壁124を設けられ、隔壁124がそれぞれ発光区域122の間に取り付け、マイクロLEDアレイ11の出射光線がまっすぐに発光区域122に照準できないことを防ぐ。または、
図10に示すように例えば蛍光体シート12の上面126がマイクロLEDアレイ11に対応して隔壁124を設け、隔壁124を発光区域122の間に取り付けることによって、マイクロLEDアレイ11出射光線がまっすぐに発光区域122に照準できないことを防ぐ。あるいは
図11に示すように、例えば蛍光体シート12の上面126と下面125がマイクロLEDアレイ11に対応して、それぞれ複数の隔壁124を設け、隔壁124を発光区域122の間に取り付けることによって、マイクロLEDアレイ11出射光線がまっすぐに発光区域122に照準できないことを防ぐ。蛍光体シート12の上面125と下面126または蛍光体シート12上下面とも隔壁124を設ける方式によって、マイクロLEDアレイ11の出射光線がまっすぐに発光区域122に照準していいずれかの発光区域122へのはみ出しによる出光影響を防止し、マイクロLEDアレイ11の出射光線をまっすぐにそれぞれの発光区域122に照準して使用を図る。
【0043】
具体的な実施態様において、好ましくは隔壁124の蛍光体シート12上に吹付け、印刷、蒸着またはスパッタリング方式によって構成し、蛍光体シート12の指定位置へ高速に隔壁124を形成する。さらに、隔壁124は例えば蛍光体シート12表面から突き出すまたは蛍光体シート12表面と同じ平面の態様にすることができる。
図9と10は隔壁124が蛍光体シート12の表面からやや突き出す態様である。一方、隔壁124を蛍光体シート12の内部に延在できるように、例えば蛍光体シート12に複数の凹み溝127を設けて、凹み溝127の内部にフォトレジスト材料を充填し隔壁124を形成する。かかるフォトレジスト材料は黒色材料インキなどを使用できる。
図11に示すように、この実施例において、隔壁124が蛍光体シート12表面と同じ平面の態様が例示されている。
【0044】
図12を参照するとともに、
図1〜7と、
図12とを合わせて参照する。
図12は本発明の一実施例における表示装置の分解態様図である。前述各段落の内容に引き続き、同じ素子を同じ番号を振り付ける。本発明において、少なくとも一つの表示パネル20と、一つのLED発光モジュール1と、を含む表示装置2が同時に提供されている。表示パネル20は複数の画素ユニット201を有し、好ましくは、表示パネル20が高い透光性のプレート状構造体であり、ここでの表示パネル20は公知表示装置の液晶パネルではない。かかるLED発光モジュール1は、基板10と、複数のマイクロLEDアレイ11と、少なくとも一つの蛍光体シート12とを含む。さらに、表示装置解像度の規格は、すなわち、画素の多寡を表す。よって、本発明でいう画素ユニット201は、解像度の条件によって調整される。すなわち、画素ユニット201は一つの画素(Pixel)という概念である。
【0045】
マイクロLEDアレイ11を基板10に取り付けていて、かつ、マイクロLEDアレイ11が少なくとも一つ以上のマイクロLED111によって構成される。そのうち、各マイクロLEDアレイ11のピッチは例えば1 pitchが好ましい。ここでいう1 pitchは1mm以下と定義し、LED発光モジュール1により良い発光効率と光出射効果を実現する。蛍光体シート12をマイクロLEDアレイ11の一側に設けられている。そのうち、蛍光体シート12は一体成型構造の透明部材12であり、かかる透明部材121に複数の発光区域122を設け、発光区域122を隣接したマトリックス状に配置していて、かつ、それぞれマイクロLEDアレイ11に合わせて、まっすぐに取り付ける。一部または全部の発光区域122表面に少なくとも一つの蛍光体123を設けていて、かつ、蛍光体123の一つ発光区域122における蛍光体123の厚みをほぼ均一に設置するように、発光区域122より異なる光色表示を実現する。そのうち、各画素ユニット20はそれぞれ少なくとも3つの隣接する発光区域122の位置に対応している。これにより、表示装置2が画面表示するときに、個別にアドレス付け駆動したマイクロLEDアレイ11と、一枚式に複数の発光区域122を区画した蛍光体シート12とを合わせることによって、意図する表示画面に基づき、各画素ユニット20を個別にアドレス付け駆動し、かかる表示装置2の画面解像度と応答速度が大幅に向上されるとともに、全体の厚みを薄くし、組み立ての利便性を向上できる。他の点は前記各段落と、LED発光モジュール1の詳しい技術特徴に説明しているため、ここでの説明を省略する。
【0046】
具体的な実施態様において、画素ユニット201は例えば対応した発光区域122がマイクロLEDアレイ11の出射光線を入射して赤光、緑光と青光の光色を出射させる。マイクロLEDアレイ11は例えばそれぞれ同じまたは異なる光色の光線を出射させる。
図11は、マイクロLEDアレイ11がそれぞれ同じ光色の光線を出射する例であり、かつ、各マイクロLEDアレイ11は一つのマイクロLED111によって構成される。または
図3に示すように、マイクロLEDアレイ11にそれぞれ異なる光色の光線を出射するとともに、各マイクロLEDアレイ11は同じ発光波長の2以上のマイクロLED111によって構成する。または
図4に示すように、かかるマイクロLEDアレイ11がそれぞれ同じ光色の光線を出射し、かつ、マイクロLEDアレイ11は、発光波長が異なる2以上のマイクロLED11によって構成する。マイクロLEDアレイ11がそれぞれ異なる光色の光線を出射する場合、
図5示すように、かかるマイクロLEDアレイ11が一つのマイクロLED111によって構成するか、または2以上の同じまたは異なる発光波長のマイクロLED111によって構成しても良い。繰り返すが、本発明に関わるLED発光モジュール1でいうマイクロLEDアレイ11は様々な目的基づいて設計することができる。一例として、背面光源の使用目的において、表示装置に表示させる解像度に対応して調整できる。さらに、かかる蛍光体シート12で強調したいことは、単なる透明部材121に蛍光体を含むにとどまらない。より精確に言えば、かかる蛍光体シート12にて複数の発光区域122を定義することによって、マイクロLEDアレイ11にまっすぐ対応させる。同じ理解で、マイクロLEDアレイ11より光線を出射した後、できる限りまっすぐに対応の発光区域122に入射し、かつ、発光区域122には蛍光体123を設けても設けなくても良い。一例として、青色ダイオードの青色下地色において、ある区域に青色光表示させたい場合は、かかる発光区域122に蛍光体をさらに取り付けることはない。または、青色光を蛍光体励起の下地色とした場合、対応の発光区域122は緑光蛍光体または赤色蛍光体を加える、部材も量子ドットを選択できる。これにより、すべてが青色マイクロLEDを使用していても、発光区域122の一部に蛍光体を設けず、一部に緑色と赤色蛍光体を設けて、異なる光色表示が得られる。さらに、蛍光体シート12の設置は、たとえば重ね置き方式を採用及び実施しても良い。さらに、演色性を向上の要求と、異なる蛍光体による吸収波長の差、または二次吸収を避けるため、本発明において、単一のマイクロLEDアレイ11には、紫光と紫外光という2つの異なる波長のLEDによって構成するか、またはマイクロLEDアレイ11にそれぞれ異なる光色を出射させて、さらに様々な蛍光体または2つの異なる蛍光体とを組み合わせて実施しても良い。
【0047】
同じく、LED発光モジュール1の蛍光体シート12の上に設置する蛍光体123を吹付け、印刷、蒸着またはスパッタリング方式によって、透明部材121の発光区域122に形成し、意図する発光区域122の分布構造を高速に形成し、蛍光体123を設けられた一つの発光区域122の蛍光体123の厚みがほぼ均一に設置されている。
【0048】
このほか、
図6に示すように、各マイクロLEDアレイ11が2以上のマイクロLED111によって構成される場合、かかるマイクロLED111は同じウエハー基板1111上にて相互電気接続関係を形成する複数の発光素子より構成される。繰り返すが、マイクロLEDアレイ11の構成が極めて小さいため、生産プロセスで複数の発光素子を一括に形成して、かつ、相互電気接続関係を持たせば、マイクロLED11の設置ピッチを更に短くできるとともに、生産プロセスをもって、各発光素子の発光品位をより一致させ、その後のマイクロLEDアレイ11適用が有利により、特に表示装置に適用した場合、このような効果がより重要となる。
【0049】
一方、蛍光体シート12の設置数が2以上の場合、
図7に示すように、蛍光体シート12が上下に重ね合わせて同じ側に設置していて、かつ、マイクロLEDアレイ11をまっすぐに対応した位置の蛍光体シート12上の蛍光体123位置を互いにずらして設ける。このほか、多層の蛍光体シート12によってより精細な光色調節効果を実現できる。蛍光体シート12を上下に重ね合わせて設置する態様において、マイクロLEDアレイ11の設置は例えば、
図3〜6に示すように設置できる。詳細な詳しい技術特徴は、関連の前述段落を参照したい。
【0050】
引き続き
図13ないし15、本発明の一実施例におけるLED発光モジュールの両側とも表示パネルを設けられた両面表示装置の分解態様図を参照する。かかる表示装置にベセルを設ける態様図と、表示装置にベセルを設けて、電子装置との接続に用いる応用図を参照する。表示装置1を透明表示装置として使用する場合、好ましくは、ウエハー基板1111と基板10が透明部材を使用し、LED発光モジュール1の透明度を向上させる。現在のような光源が多様性に使用されているように、全周光配慮もときどき必要である。よって、マイクロLEDアレイ11が全周光出射の場合、蛍光体シート12は例えマイクロLEDアレイ11の両側に貼り付けるか、さらには両側にそれぞれ表示させたい発行状態なるように貼り付けて、両側に異なる光色を出射させても良い。よって、ウエハー基板1111と基板10が透明部材の場合は、表示装置2を透明表示装置のほかに、LED発光モジュール1も透明部材によって、両面出光の効果を有する。この実施例において、マイクロLEDアレイ11の両側とも蛍光体シート12を設け、かつ、LED発光モジュール1の両側とも表示パネル20を設けて、表示装置2に両面表示効果を実現する。一例として、
図14に示すように、両面にそれぞれ異なる画面を表示して観賞できる。
【0051】
特に説明したいことは、従来に言及する両面表示装置がせいぜい2つの独立した片面表示装置を組み合わせて結合されたものであるため、薄型化または省エネルギー効果とも特筆すべき長所を有しない。それに対して、本発明を適用した両面表示装置は、非稼働状態で透明ガラスのように表現し電源投入後には全週光の同じ光源を背面光源に使用できる。さらに、本発明の両面表示装置において、両面で表示する画像は同じ蛍光体シートを重ね合わせて同じ光色を表示するか、または異なる蛍光体シートを重ね合わせる配置方式によって、両面にそれぞれの出光効果を実現する。このような製品は、展示現場または特殊需要の広告看板ないし大型スポーツレースあるいは各種のパフォーマンスショーなど、幅広い実用性を有する斬新な革命的製品である。
【0052】
表示装置2はベゼル21を更に含むことができる。かかるベゼル21は、表示パネル20とLED発光モジュール1との組み合わせに用いられる。かかるベゼル21の内側に少なくとも一つの収容溝211を有し、かかる収容溝211が表示パネル20とLED発光モジュール1の側面に設けていて、LED発光モジュール1と電気接続する電気供給モジュール22と、処理モジュール23とを収容する。これにより、ベゼル21をもって、電気供給モジュール22と、処理モジュール23とをベゼル21内部に隠すように取り付けることは、表示装置1の厚みを有効に薄型化できるとともに、電気供給モジュール22と、処理モジュール23のむき出しが表示装置2外観の美感に与える影響を避けられる。さらに、処理モジュール23を表示装置2に内設することは、かかる表示装置2に表示処理機能を備えて、表示装置2が単純に表示用途にとどまらない。さらに、かかる表示パネル20がタッチパネルであり、処理モジュール23と電気通信接続されている。これにより、かかる表示装置2にて画面表示し、使用者が観賞できるほか、使用者がタッチ方式で表示装置2を操作し対応の作動できる。さらに、LED発光モジュール1の出射光色により良い色彩飽和度等をももたせるため、蛍光体123は例えば量子ドットまたは蛍光体123の粒子が一つの発光区域122位置において少なくとも20以上を設け、かつ、蛍光体シート12により良い透明度と保護機能をもたせる。好ましくは、透明部材121をPET、PMMA、PCまたはガラスのうちの一つによって仕上げる。当然ながら、前述蛍光体123と透明部材121の実施態様は、LED発光モジュール1の片側に表示パネル20を設けられた構造にも適用できる。
【0053】
図15に示すように、表示装置2は単純な表示目的にも使用可能である。かかる表示装置2は例えばベゼル21を含ませて、かつ、ベゼル21を表示パネル20とLED発光モジュール1との組付けに用いる。かかるベゼル21にLED発光モジュール1と電気接続する少なくとも一つの接続ポート212を設けられ、かかる接続ポート212は電子装置3との電気通信接続に用いる。これにより、表示装置2が接続ポート212を介して、コンピューター主機等外部の制御と動作を処理する電子装置3と電気通信接続し、電子装置3によって、表示装置2の画面表示と作動を制御できる。
【0054】
引き続き
図16及び17、本発明の一実施例において、隔壁を設けられた蛍光体シートと基板の組み立て態様図(その1)と(その2)、
図9〜11も合わせて参照したい。マイクロLEDアレイ11が各発光区域122を介して出射する光色表現と正確性を向上し、各マイクロLEDアレイ11の出射光線がまっすぐに発光区域122に対応できずに溢れることを防ぐため、蛍光体シート12にて複数の隔壁124を設けることができる。具体的な実施態様として、
図9または
図16に示すように、蛍光体シート12上面125がマイクロLEDアレイ11に対応して隔壁124を設け、隔壁124を発光区域122の間に取り付けることによって、マイクロLEDアレイ11の出射光線がまっすぐに発光区域122に対応できずに溢れることを防ぐ。または
図10に示すように、蛍光体シート12の上面126がマイクロLEDアレイ11に対応して隔壁124を設け、隔壁124を発光区域122の間に取り付けることによって、マイクロLEDアレイ11出射光線がまっすぐに発光区域122に対応できずに溢れることを防ぐ。あるいは
図11または
図17に示すように、蛍光体シート12の上面125と下面126がマイクロLEDアレイ11に対応して、それぞれ隔壁124を設け、かかる隔壁124を発光区域122の間に取り付けることによって、マイクロLEDアレイ11の出射光線がまっすぐに発光区域122に対応できずに溢れることを防ぐ。前述した様々な隔壁124の実施構造ともマイクロLEDアレイ11の光線がまっすぐに発光区域122に対応できずに溢れて、意図した光色表現にそぐわないことを有効に避けられる。好ましくは、隔壁124を蛍光体シート12にて、吹付け、印刷、蒸着またはスパッタリング方式によって構成し、高速で精確に蛍光体シート12の分布に基づいて設計し、隔壁124を形成する。さらに、蛍光体シート12に凹み溝127を設けるほか、かかる凹み溝127にフォトレジスト材料を充填して隔壁124を形成する。隔壁124を蛍光体シート12の下面125または上面126から突き出す態様にするか、または蛍光体シート12の同一表面の態様に形成しても良い。
【0055】
図16に示すように、基板10の縁部に基板10と蛍光体シート12との対向位置に少なくとも一つの固定具101を設け、発光区域122とマイクロLEDアレイ11がまっすぐに対応の位置を維持する。そのうち、基板10は例えば複数の固定具101を設け、基板10の縁部を等間隔に複数の固定具101を設けるか、またはいずれか一つの縁部またはいずれか2つの縁部に固定具101を設けても良い。さらに、固定具101と蛍光体シート12との接続端をそれぞれ蛍光体シート12の表面に貼り付けて固定して置き、蛍光体シート12がマイクロLEDアレイ11に対してまっすぐに設置する態様を維持する。または
図17に示すように、固定具101を蛍光体シート12に貫いて固定し、基板10とその上に取り付けラエタマイクロLEDアレイ11と該等発光区域122がまっすぐに合わせて設置する。
【0056】
以上説明したとおり、本発明のLED発光モジュール及び該LED発光モジュールを適用した表示装置は、特殊設計の蛍光体シートを用いて、マイクロLEDアレイが単一波長の光色または2以上の異なる波長光色のいずれかを光源に適用しても、一枚式または複数枚に重ねて設置の蛍光体シートに異なる出光効果を実現し、マイクロLEDの適用が固定のものに限られ、効率悪く、多くの光色選択できない苦境を解消できる。単純で、しかもより良い蛍光体の設置構造によって、マイクロLEDを確実に個別にアドレス付け制御し、異なる光色表示効果を実現する。本発明は現行のマイクロLED技術と異なり、主に斬新設計の蛍光体シート技術を用いて、マイクロLEDにより優れる蛍光体設置のソリューションを提供し、マイクロLEDの適用効果を大幅に向上させ、生産コストを軽減し、不便が解消されるとともに、素子薄型化ニーズの時代流れにマッチできる。よって、本発明は現行のマイクロLEDの生産技術ならびマイクロLEDの大量転送技術とは、まったく異なる技術内容であることは明らかである。本発明はマイクロLEDアレイについても多種のソリューションが提供され、適用ニーズに基づき選択し設置できる。さらに、蛍光体シートの生産プロセス、部材等もさらに限定し、より良い出光表示のLED発光モジュールを提供する。かかるLED発光モジュールを適用された表示装置には、電気供給モジュールと処理モジュールを表示装置のベゼル内部に隠しておき、透明表示装置の適用により良い外観性を実現し、表示装置自体に処理機能をもたせても良いし、または表示装置が単純に表示機能をもたせても良い。他の電子装置と接続して使用できる。