(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記付加情報表示部は、前記特定情報認識部で2種以上の特定情報が認識されたときに前記2種以上の特定情報が前記画像表示部に表示されていることを条件として、前記2種以上の特定情報それぞれに対応する2種以上の付加情報を前記画像表示部に表示可能に構成されている、
請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
《保護物品》
まず、
図1〜
図3を用いて、本発明に係る保護物品について説明する。
【0011】
図1〜
図3は保護物品の例をそれぞれ示すものであって、
図1中の符号10は絆創膏を示し、
図2中の符号20はマスクを示し、
図3中の符号30は熱冷まし用の冷却シート30を示す。
【0012】
保護物品としての絆創膏10は、第1面(表面)S1と第2面(裏面)S2を備える本体部11と、本体部11の第2面S2に設けられた粘着部12と、本体部11の第2面S2の中央に設けられたパッド13とを備えている。ちなみに、
図1(B)は、本体部11の第2面S2からカバーフィルムが剥離された状態を示している。また、本体部11の第1面S1には、画像認識可能な特定情報14aを持つ情報源14が直接印刷やシート貼り付け等の手法によって設けられている。
【0013】
保護物品としてのマスク20は、第1面(表面)S1と第2面(裏面)S2を備える本体部21と、本体部21の左右両端に1対の耳かけ部22を備えている。また、本体部21の第1面S1には、画像認識可能な特定情報23aおよび23bを持つ情報源23が直接印刷やシート貼り付け等の手法によって設けられている。
【0014】
保護物品として冷却シート30は、第1面(表面)S1と第2面(裏面)S2を備える本体部31と、本体部31の第2面S2に設けられた冷却ジェル32とを備えている。また、本体部31の第1面S1には、画像認識可能な特定情報33a〜33cを持つ情報源33が直接印刷やシート貼り付け等の手法によって設けられている。
【0015】
図1〜
図3には情報源14、23および33の所在を明らかにするために四角枠で囲んだものを例示しているが、当該四角枠は必ずしも必要なものではない。また、
図1〜
図3には情報源14、23および33が本体部11、21および31の第1面S1の中央に設けられたものを例示しているが、情報源は本体部11、21および31の第1面S1全体に及ぶものであってもよい。さらに、
図1〜
図3には保護物品として傷口等の患部を保護する絆創膏10、口や鼻を保護するマスク20および発熱部を冷却及び保護する冷却シート30を例示しているが、人体に装着することによりその一部を保護可能なものであれば、これら以外の保護物品、例えば、包袋、サポーター、手袋、リストバンド等の保護物品であってもよい。
【0016】
保護物品で共通して言えることは、本体部が可撓性を有するが故に、人体の一部に装着していない状態(非装着状態)と人体の一部に装着した状態(装着状態)とで異なる第1形態と第2形態とを形成し得ることである。
図1〜
図3に例示した絆創膏10、マスク20および冷却シート30を例として補足すれば、これら保護物品の非装着状態の第1形態は平坦な形態であるが、装着状態の第2形態は人体の一部の形に応じた湾曲した形態となる。また、これら保護物品は、第2形態において人体の一部の形に応じて表面が凹凸を形成し得る。
【0017】
保護物品に共通して言えることではないが、保護物品の本体部が伸縮可能な場合、非装着状態の第1形態は本体部が縮んだ状態をも含み、装着状態の第2形態は本体部が伸びた状態をも含む。この場合、本体部が伸びると情報源も伸びた状態に成り得るが、本体部の伸びが極端なものでなければ、情報源が消失しない限り、本体部が伸びた状態にあっても情報源の特定情報を画像認識することは十分に可能である。
【0018】
《情報源および特定情報》
次に、
図1〜
図3を用いて、前述の情報源および特定情報について説明する。
【0019】
図1に例示した情報源14は1種の特定情報14aを持ち、
図2に例示した情報源23は2種の特定情報23aおよび23bを持ち、
図3に例示した情報源33は3種の特定情報33a、33bおよび33cを持つ。ちなみに、各情報源14、23および33は、特定情報14aと特定情報23aおよび23bと特定情報33a、33bおよび33cの他に、模様や景色等の背景を含んでいてもよい。
【0020】
図1に例示した1種の特定情報14aと、
図2に例示した2種の特定情報23aおよび23bと、
図3に例示した3種の特定情報33a、33bおよび33cは、いずれもキャラクターの上半身を表すカラーの2次元像であるが、当該2次元像はキャラクターの全身を表すものあってもよい。ちなみに、図示の便宜上、
図1に例示した特定情報14aと
図2に例示した特定情報23aと
図3に例示した特定情報33aとは、特定情報として同じものを描き、
図2に例示した特定情報23bと
図3に例示した特定情報33bとは、特定情報として同じものを描いている。
【0021】
特定情報で共通して言えることは、後述の画像認識のために、少なくとも、特定情報それぞれが他と区別可能な輪郭を有することにある。すなわち、後述の画像認識はテンプレートマッチングによって行われるため、特定情報それぞれが固有の輪郭を有することが望ましい。
【0022】
なお、
図1〜
図3には特定情報としてキャラクターを表す2次元像を例示しているが、当該2次元像は、キャラクター以外の生物や無生物の一部または全体を表すものであってもよい。また、特定情報は2次元像に限らず、文字や記号等のみであっても、2次元像と文字や記号等との組み合わせであっても後述の画像認識は可能であるが、後述の画像認識を迅速に行うには特定情報は2次元像のみ、あるいは、文字や記号等のみとすることが好ましい。
【0023】
《情報処理装置および情報処理システム》
次に、
図4〜
図6を用いて、本発明に係る情報処理装置および情報処理システムについて説明する。
【0024】
図4は情報処理システムの概念図であり、
図4中の符号100は情報処理装置を示し、符号200はサーバー装置を示し、300は通信回線を示す。
【0025】
情報処理装置100は好ましくはスマートフォンであるが、スマートフォンと同等の機能を有する携帯電話等の携帯情報機器も使用可能である。サーバー装置200は好ましくはCMSサーバーであるが、APIを併用したものやクラウドCMSも使用可能である。通信回線300は好ましくはインターネット回線であるが、インターネット回線以外のWANやLANも使用可能である。ちなみに、
図4には情報処理装置100が無線で通信回線300に接続されている様子を示しているが、当該無線接続に要する中継設備、例えば、通信基地局や無線ルーターやプロバイダ等の図示を省略している。
【0026】
《情報処理装置の制御系》
次に、
図5を用いて、前述の情報処理装置の制御系について説明する。
【0027】
図5は情報処理装置100がスマートフォンの場合の制御系の一例を示す。この制御系は、主として、マイクロコンピュータ構成の主制御部101と、内蔵フラッシュメモリやメモリーカード等から成る記憶部102と、CMOSイメージセンサ等を用いたカメラから成る画像取得部103と、カラー液晶ディスプレイ等から成る画像表示部104と、スピーカー等から成る音声出力部105と、LTEやWi−Fi等の通信方式に対応した送受信部106の他、特定情報認識部107と、付加情報表示部108と、情報要求部109と、情報更新部110と、情報削除部111とを備えている。
【0028】
主制御部101と記憶部102と画像取得部103と画像表示部104と音声出力部105と送受信部106はスマートフォンそれ自体が備えるハードウェアであり、特定情報認識部107と付加情報表示部108と情報要求部109と情報更新部110と情報削除部111はソフトウェアで実現される機能部である。個々の機能については後の説明にて明らかとなる。
【0029】
《サーバー装置の制御系》
次に、
図6を用いて、前述のサーバー装置の制御系について説明する。
【0030】
図6はサーバー装置200がCMSサーバーの場合、すなわち、WebサーバーにCMSをインストールした場合の制御系の一例を示す。この制御系は、主として、マイクロコンピュータ構成の主制御部201と、通信回線300を経由して情報処理装置100との通信を可能とした送受信部202と、後述の識別情報と付加情報が記憶された記憶部202と、後述の識別情報と付加情報の配信を行う情報提供部204とを備えている。個々の機能について後の説明にて明らかとなる。
【0031】
《情報処理装置の使用方法等》
次に、
図7〜
図9を用いて、前述の情報処理装置の使用方法等について説明する。
【0032】
情報処理装置100に初期情報(識別情報および付加情報)を取り込んで記憶するときには、情報処理装置100に予めインストールした専用アプリケーションソフトウェアを起動し、所定の操作によって情報要求部109からサーバー装置200に初期情報を要求し、当該要求に基づいてサーバー装置200の情報提供部204から配信された初期情報(識別情報および付加情報)を記憶部102に記憶する(
図7(A)のステップST101〜ST103を参照)。ちなみに、サーバー装置200から情報処理装置に配信される識別情報と付加情報は、両者が対応付けられたデータファイルである。
【0033】
識別情報について補足すると、当該識別情報は
図7(B)に符号ID1〜ID3で示したようなテンプレート画像である。詳しくは、
図7(B)に例示した識別情報ID1は
図1〜
図3に例示した特定情報14a、23aおよび33a(キャラクターの上半身の2次元像)の輪郭に整合した輪郭を有し、識別情報ID2は
図2および
図3に例示した特定情報23bおよび33b(キャラクターの上半身の2次元像)の輪郭に整合した輪郭を有し、識別情報ID3は
図3に例示した特定情報33c(キャラクターの上半身の2次元像)の輪郭に整合した輪郭を有している。
【0034】
識別情報ID1〜ID3は
図1〜
図3に例示した特定情報14a、23aおよび33aと特定情報23bおよび33bと特定情報33cのそれぞれと同じカラーの画像でも構わないが、所期のテンプレートマッチングを高速で処理するには識別情報ID1〜ID3として輪郭のみを有する画像を用いた方が好ましい。
【0035】
付加情報について補足すると、当該付加情報は
図9(C)に符号AD1に示したような付加画像(カラーまたはモノクロ)や符号AD2で示したような付加文字列(カラーまたはモノクロ)である。詳しくは、
図9(C)に例示した付加画像AD1は特定情報14a、23aおよび33aに対応するキャラクターの全身の2次元画像や3次元画像であり、
図9(C)に例示した付加文字列AD2は特定情報14a、23aおよび33aに対応するキャラクターに関連した文字列(キャラクターの名前やキャラクターが登場するタイトル等)や日常言葉を表した文字列(挨拶言葉や応援言葉等)であり、いずれも識別情報ID1に対応付けられている。
【0036】
図示を省略したが、識別情報ID2についても
図2および
図3に例示した特定情報23bおよび33bに対応する付加画像や付加文字列が付加情報として対応付けられており、識別情報ID3についても
図3に例示した特定情報33cに対応する付加画像や付加文字列が付加情報として対応付けられている。また、各付加情報は、付加画像や付加文字列の他に付加音声(付加文字列に対応した音声や他の音声や効果音等)を含んでいてもよい。
【0037】
情報処理装置100で付加情報の表示を行うとき、例えば、
図1に示した絆創膏10(保護物品)が人体の一部である親指PHBに装着されている場合(
図9(A)を参照)にこれを認識対象として情報処理装置100で付加情報の表示を行うときには、前記の専用アプリケーションソフトウェアを起動し、画像取得部103によって特定情報14aを含む画像を取得する(
図8のステップST201を参照)。ちなみに、ステップST201(画像の取得)は、ソフトウェア起動によって開始されるものであってもよいし、ソフトウェア起動後の所定の操作によって開始されるものであってもよい。
【0038】
画像取得部103で特定情報14aを含む画像が取得されると、
図9(B)に示したように、同画像が画像表示部104に表示される(
図8のステップST202を参照)。また、画像取得部103で特定情報14aを含む画像が取得されると、特定情報認識部107によって、同画像中の特定情報14aを認識する処理が開始される(
図8のステップST203を参照)。ここで、本体部により人体の一部が保護されていること(本体部が人体の一部に装着されていること)を条件として、同画像中の特定情報14aを認識する処理が開始されるようにすることができる。
【0039】
ステップST203(特定情報の認識)は、画像取得部103によって取得された特定情報14aを含む画像中に、
図7(B)に示した識別情報ID1〜ID3と整合する特定情報が存在するか否かをテンプレートマッチングによって判断するものである。詳しくは、画像取得部103によって取得された特定情報14aを含む画像から識別情報ID1〜ID3と類似度が最も大きい部分をSSDやSADやNCC等の類似度計算方法によって探索することによって行われる。すなわち、親指PHBに装着された絆創膏10が湾曲した形態(第2形態)にあっても、その表面に凹凸があっても、多少伸びた状態にあっても、識別情報ID1を用いて特定情報14aの認識を行うことができる。
【0040】
ステップST203(特定情報の認識)は識別情報ID1〜ID3を用いたテンプレートマッチングであるため、当該認識時には、画像取得部103によって取得された画像における特定情報14aの大きさがテンプレートマッチングに好適な大きさとなるように情報処理装置100を認識対象(絆創膏10が装着された親指PHB)に近づけたり遠ざけたりすることが好ましい。
【0041】
ステップST203(特定情報の認識)で識別情報ID1〜ID3を用いても所期のテンプレートマッチングが行えない場合、すなわち、画像取得部103によって取得された画像中の特定情報14aを認識するための識別情報が記憶されていない場合には、情報更新部110からサーバー装置200に最新の識別情報および付加情報を要求し、当該要求に基づいてサーバー装置200の情報提供部204から配信された最新の識別情報および付加情報を記憶部102に記憶する(
図8のステップST204およびST205を参照)。
【0042】
特定情報認識部107で識別情報ID1によって特定情報14aが認識されると、
図9(C)に示したように、付加情報表示部109によって、当該特定情報14aに対応する付加情報(ここでは識別情報ID1に対応付けられた付加画像AD1と付加文字列AD2)が画像表示部104に表示される(
図8のステップST206を参照)。ここで、本体部により人体の一部が保護されていること(本体部が人体の一部に装着されていること)を条件として、付加情報が画像表示部104に表示されるようにすることができる。
【0043】
ステップST206(付加情報の表示)は、特定情報14aが画像表示部104に表示されていることを条件として、付加情報である付加画像AD1と付加文字列AD2が画像表示部104に表示される。これは、認識対象(絆創膏10が装着された親指PHB)と併せて付加情報を表示することによる興趣を使用者に供与することをその理由とする。
【0044】
また、ステップST206(付加情報の表示)は、付加情報である付加画像AD1と付加文字列AD2が、画像表示部104に表示されている特定情報14aを含む画像中の特定情報14aを避けた位置に表示されることが好ましい。これは、認識対象(絆創膏10が装着された親指PHB)の全部または大半が付加情報によって隠されてしまうと、認識対象(絆創膏10が装着された親指PHB)と併せて付加情報を表示することによる興趣が低下しまうことをその理由とする。
【0045】
特定情報認識部107で認識された特定情報14aに対応付けられた付加情報が付加画像AD1と付加文字列AD2の他に付加音声を含む場合には、当該特定情報14aに対応する付加情報として付加音声を音声出力部106から出力される(
図8のステップST206を参照)。これにより、認識対象(絆創膏10が装着された親指PHB)と併せて付加情報を表示する際に付加音声を出力できるため、当該付加音声の出力によってより一層の興趣を使用者に供与できる。
【0046】
図8には示していないが、ステップST203(特定情報の認識)で特定情報14aの向きを併せて認識し、認識された特定情報14aの向きに応じて付加情報の表示向きを変化させることも可能である。この向きの認識は、先に述べた類似度計算方法の結果によっても行うことができるし、情報処理装置100を左右に傾けたときに画像取得部103に表示される画像の変化に基づいて行うことも可能である。
【0047】
また、情報処理装置100に取り込んで記憶されている識別情報および付加情報に有効期限が設けられている場合には、専用アプリケーションソフトウェアを起動した後の適当な段階で、情報削除部111によって、期限切れの識別情報および付加情報を随時削除するとよい。このようにすれば、使用できない識別情報および付加情報が記憶部102に残存することを防止できるとともに、記憶部102に空き領域を確保できる。
【0048】
図示を省略したが、前掲の特定情報の認識、情報の更新、付加情報の表示、および付加音声の出力は、認識対象が、
図2に例示したマスク20を口および鼻を覆うように装着された顔の場合や、
図3に例示した冷却シート30を額に装着された顔の場合でも、同様に行われる。すなわち、認識対象がマスク20が装着された顔の場合には、識別情報ID1およびID2を用いて特定情報23aおよび23bの認識を行って、当該特定情報23aおよび23bに対応し、かつ、識別情報ID1およびID2に対応付けられた付加情報を画像表示部104に表示することができるし、音声出力も行える。また、認識対象が冷却シート30が装着された顔の場合には、識別情報ID1〜ID3を用いて特定情報33a、33bおよび33cの認識を行って、当該特定情報33a、33bおよび33cに対応し、かつ、識別情報ID1〜ID3に対応付けられた付加情報を画像表示部104に表示することができるし、音声出力も行える。
【0049】
以上説明したように、前述の保護物品、情報処理装置、および情報処理システムによれば、特定情報を持つ情報源14、23または33が設けられた保護物品10、20または30を人体に装着した画像を情報処理装置100の画像表示部103で取得することにより、同画像を前記特定情報に対応する付加情報と一緒に画像表示部104に表示できるため、保護物品10、20または30の使用時に格別な興趣を使用者に供与することができる。
【0050】
また、付加情報として付加画像の他に付加文字列や付加音声を併用することが可能であるため、付加画像のみを表示する場合に比べて趣向に富んだ興趣を使用者に供与することもできる。
【0051】
さらに、付加画像の表示等を行うのに必要なデータ(識別情報および付加情報)を情報処理装置100の記憶部102に取り込んで記憶させておくことができるので、当該データをその都度サーバー装置200から入手する場合に比べて、付加画像の表示等を迅速に行うことができ、通信環境がない場所でも付加画像の表示等を行うことができる利便性がある。
【0052】
さらに、必要に応じてサーバー装置200から最新の識別情報および付加情報を入手して情報処理装置100の記憶部102に記憶させることができ、また、記憶部102に記憶されている期限切れの識別情報および付加情報を随時削除することもできるので、前述の付加画像の表示等を適切に行うことができる。
【0053】
なお、
図7〜
図9を用いた説明では、識別情報および付加画像として単一キャラクターに対応したものを例示したが、単一キャラクターに対応する識別情報による画像認識に基づいて複数のキャラクターが並んだ付加画像や他の付加画像を表示するようにしてもよい。このことは特定情報がキャラクター以外の生物や無生物の一部または全体から成る場合でも同様であるし、特定情報が文字や記号等のみから成る場合や、特定情報が2次元像と文字や記号等との組み合わせから成る場合でも同様である。
【0054】
また、
図7〜
図9を用いた説明では、識別情報として単一キャラクターに対応したものを例示したが、複数のキャラクターが並んだ特定情報を認識可能な単一の識別情報を用意し、付加画像として複数のキャラクターが並んだ画像や他の画像を表示するようにしてもよい。このことは特定情報がキャラクター以外の生物や無生物の一部または全体が複数並んでいるものから成る場合でも同様であるし、特定情報が複数の文字や記号等のみから成る場合や、特定情報が複数の2次元像と複数の文字や記号等との組み合わせから成る場合でも同様である。
【0055】
また、
図7〜
図9を用いた説明では、付加画像としてキャラクターの全身の2次元画像や3次元画像を例示したが、当該画像は2次元または3次元の動画像であってもよい。
【解決手段】保護物品(絆創膏)10の本体部11は画像認識可能な特定情報14aを持つ情報源14が設けられた第1面S1と保護用の第2面S2を有し、第1面S1は非装着状態で第1形態を装着状態で前記第1形態と異なる第2形態をそれぞれ形成可能であり、情報源14は第1面S1が第1形態と第2形態のいずれにある場合でも特定情報14aを画像認識できるように構成されている。