(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
組織係合面及び少なくとも1つの係合要素を含む第1の部材、組織係合面及び少なくとも1つの係合要素を含む第2の部材、及び少なくとも1つの係合要素を含む中間の部材、を備えている少なくとも1つの椎体間インプラントと、
隣接する係合要素を係合させて前記中間の部材を前記第1の部材と前記第2の部材のうちの少なくとも一方と固着するために、前記部材のうちの少なくとも1つと接続可能である術中外科用工具と、
を備え、
前記術中外科用工具は、ハンドプレス、卓上型プレス、超音波溶着プレスのような、前記第1の部材と第2の部材とを圧迫する工具を備えている、
脊椎インプラントシステム。
前記外科用工具は、前記中間の部材を前記第1の部材及び前記第2の部材と固着するために当該第1の部材及び当該第2の部材を当該中間の部材との嵌り係合へと圧迫する離間された面を含んでいる、請求項1に記載の脊椎インプラントシステム。
前記外科用工具は、前記第1の部材を配置させる構成のキャビティを画定している第1の部分と、前記第2の部材を配置させる構成のキャビティを画定している第2の部分と、を含んでいて、当該部分が前記部材を嵌り係合へと圧迫するようになっている、請求項1に記載の脊椎インプラントシステム。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0022]開示されている外科用システム及び関連の使用方法の例示としての実施形態は、筋骨格障害の治療のための医療装置の観点から、より厳密には脊椎インプラントを含む外科用システム及び脊椎を治療するための方法の観点から論じられている。1つの実施形態では、本開示のシステム及び方法は、脊椎関節固定術に関して採用されており、例えば、脊椎の頚部、胸部、腰部、及び/又は仙骨部の各領域に関して採用されている。
【0008】
[0023]一部の実施形態では、本システムは、1つ又はそれ以上のオッセオインテグレーション(osseo-integration:骨との一体化)インプラントを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、オッセオインテグレーションインプラントの術中組み立てを含む方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、1つ又はそれ以上の個人化されたオッセオインテグレーションインプラントを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、個人化されたオッセオインテグレーションインプラントの術中組み立てを含む方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、ハイブリッド型チタン−ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)オッセオインテグレーションインプラントの術中組み立てを含む方法と共に採用されている。
【0009】
[0024]一部の実施形態では、本システムは、例えば1つ又はそれ以上の終板部及び基板部本体の様な構成要素を含んでいる1つ又はそれ以上の脊椎インプラント、を有する外科用脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、脊椎インプラントキットは、脊椎インプラントの構成要素をクリンプする又は押圧する構成の特化され滅菌包装及び/又は非滅菌包装されている工具を含んでいる。一部の実施形態では、脊椎インプラントキットは、選択可能な印刷された及び/又はオッセオインテグレーション用のチタン終板部の現場組み立てのための方法と共に採用されており、当該終板部は被覆されていてもよいし被覆されていなくてもよい。一部の実施形態では、脊椎インプラントは椎体間装置を含んでいる。
【0010】
[0025]一部の実施形態では、終板部は係合面を有している。一部の実施形態では、脊椎インプラントは一対の終板部を含んでいる。一部の実施形態では、終板部は金属又はセラミック材料を含んでいる。一部の実施形態では、終板部は、係合面に付着要素、係合要素、又は固定要素を含んでいる。一部の実施形態では、終板部はチタン面を含んでいる。一部の実施形態では係合面はピンを含んでいる。
【0011】
[0026]一部の実施形態では、本システムは、付着要素、係合要素、及び/又は固定要素付きのポリマー基板部を有する脊椎インプラントを含んでいる。一部の実施形態では、ポリマー基板部は、係合面に穴を有するPEEKの中間部構成要素を含んでいる。一部の実施形態では、脊椎インプラントは、対応する付着要素、係合要素、又は固定要素付きの一対の金属又はセラミックの終板部を含んでいる。一部の実施形態では、終板部は、係合面にピンを有するチタン表面の終板部を含んでいる。
【0012】
[0027]一部の実施形態では、終板部は、例えば、チタン、チタン合金、ニチノール、タンタル、コバルト−クロム合金、ステンレス鋼、ヒドロキシアパタイト(HA)、サンゴHA、リン酸カルシウム(CP)、硫酸カルシウム、生体活性ガラス、又はそれらの複合材若しくは組合せの様な、生体適合性材料から作られている。一部の実施形態では、終板部は、HAで被覆された薄いHA層を有する多孔質チタン、HAを充填された多孔質チタン円板部、又はCPを充填された多孔質チタン円板部、から作られている。一部の実施形態では、多孔質材料はHA又はCPを充填される空隙を含んでいる。
【0013】
[0028]一部の実施形態では、本システムは、例えば、機械加工、射出成形、圧縮成形、鋳造、焼結、付加製造若しくは3D印刷或いはレーザー焼結、又はそれらの組合せの様な製造方法により製作又は作製された終板部を含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、例えば、製造者の生産施設、製造者の広域的又は地域的な物流センター、病院、外来手術センター、及び/又は手術室の様な場所で製作又は作製された金属系及び/又はセラミックの終板部を含んでいる。一部の実施形態では、製造方法は、機械加工、成形、鋳造、及び/又は焼結を含むことができる。一部の実施形態では、製造方法は、地域的物流施設、病院、外来手術センター、及び/又は手術室での、より小型の自動化された機器を用いての付加製造、3D印刷、又はレーザー焼結を含んでいる。一部の実施形態では、本システムの構成要素を製造する方法は、終板部を前処理する二次的動作を含むこともある。一部の実施形態では、二次的動作は、トリミング、機械加工、支持体材料除去(付加製造又は3D印刷の場合)、表面仕上げ、研磨、洗浄、除染、及び/又は滅菌を含んでいる。
【0014】
[0029]一部の実施形態では、本システムは、付着要素、係合要素、又は固定要素、例えば穴など、を有するポリマー基板部を含んでいる。一部の実施形態では、ポリマー基板部は、ポリマー生体材料、例えば、PEEK、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、芳香族ポリエーテルケトン(PAEK)類の員、PAEK類の員と炭素繊維との複合材、ヒドロキシアパタイトのウィスカー又は粒子、生体活性ガラスの粒子又はウィスカー、チタン又はチタン合金の粒子又は繊維、及び/又は硫酸バリウム粒子など、を含む。他のポリマー類には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエステル、及び/又はポリスルホンが挙げられる。
【0015】
[0030]一部の実施形態では、ポリマー基板部は、機械加工、射出成形、圧縮成形、鋳造、付加製造若しくは3D印刷、又はそれらの組合せ、を含む製造方法により製作又は作製することができる。一部の実施形態では、ポリマー基板部は、例えば、製造者の生産施設、製造者の広域的又は地域的な物流センター、病院、外来手術センター、及び/又は手術室の様な場所で製作又は作製することができる。一部の実施形態では、本システムの構成要素は、地域的物流施設、病院、外来手術センター、及び/又は手術室での、より小型でより自動化の進んだ機器を用いての付加製造若しくは3D印刷を含む製造方法により制作又は作製することができる。
【0016】
[0031]一部の実施形態では、本システムの構成要素を製造する方法は、ポリマー基板部を前処理する二次的動作を含むこともある。一部の実施形態では、二次的動作は、トリミング、機械加工、支持体材料除去(付加製造又は3D印刷の場合)、表面仕上げ、研磨、洗浄、除染、及び/又は滅菌を含む。
【0017】
[0032]一部の実施形態では、本システムは、1つ又はそれ以上の終板部とポリマー基板部とを含んでいる脊椎インプラントの組み立てを実現し易くするように構成されている1つ又はそれ以上の外科用工具を含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、終板部のポリマー基板部への組み立てを実現し易くするように構成されている外科用工具を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具はハンドプレスを含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は卓上型プレスを含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、超音波溶着プレスを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、構成要素のうち滅菌包装体に入って提供されている1つ又はそれ以上の構成要素を含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、臨床現場での滅菌プロセスと両立し得る非滅菌構成要素を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、両終板部を基板部へ同時に付着させることによる、終板部と基板部を付着させる段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、第1の終板部を基板部へ付着させ、次いで第2の終板部を基板部へ付着させることによる、終板部と基板部を付着させる段階を含んでいる。
【0018】
[0033]一部の実施形態では、外科用工具は、終板部と基板部を捕捉するためのキャビティ及び/又はスロットを含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、終板部と基板部の整列された付着又は係合のための自動整列要素を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、終板部及び基板部を接触中及び圧力下での損傷に耐えるよう及び/又は損傷を起こさないよう保護するための要素を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、本システムの構成要素へ付着及び係合のために圧力を印加する施術者てこ装置を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、組み立て中の過小押圧及び過大押圧から保護するための表示及び/又は指示器を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、加熱、冷却、超音波溶着、分解、1つ又はそれ以上の段階の手動式又は電動式/自動式の作動、様々なインプラントサイズに対応する調節式工具、異なるサイズのインプラントのフットプリント、角度設定、及び/又は高さの違いに対応するよう交互に入れ替え可能なインサート、を含んでいる。
【0019】
[0034]一部の実施形態では、本システムは、外科処置に先行して又はその最中に臨床現場の内で又は外で脊椎インプラントを組み立てるのに利用される外科用工具を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は臨床現場にて滅菌及び再滅菌を施すことができる。一部の実施形態では、外科用工具は滅菌使い捨て品目として提供することができる。一部の実施形態では、外科用工具はインプラントを分解するのに使用されることもある。一部の実施形態では、外科用工具は滅菌包装に入って提供されていてもよい。一部の実施形態では、外科用工具は非滅菌包装に入って提供されていて臨床現場での滅菌プロセスと両立し得る。一部の実施形態では、外科用工具は、金属、ポリマー、セラミック、複合材、又はそれらの組合せで作ることができる。一部の実施形態では、外科用工具は手持ち式又は卓上型とすることができる。幾つかの実施形態では、外科用工具は、手動式又は電動式とすることができる。一部の実施形態では、外科用工具はプログラム可能であり自動式である。
【0020】
[0035]一部の実施形態では、本システムは、構成要素に係合し構成要素を整列させるように構成されている基部を有する外科用工具を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、終板部が基板部に係合するように力及び/又は圧力を印加するように構成されている作動器を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具は、力及び/又は圧力を印加するために互いに向かって押し合うように構成されている2つの作動器を含んでいてもよい。一部の実施形態では、外科用工具は、本システムの構成要素を保持するための及び/又は整列を案内するためのキャビティ、スロット、リッジ、ピン、ガイド、及び/又はタブ、を有する基部及び/又は作動器を含んでいる。一部の実施形態では、保持用及び/又は整列用の特徴は、作動器及び/又は基部と一体であってもよいし又は別々であってもよい。
【0021】
[0036]一部の実施形態では、本システムは、1つの椎骨レベルの両側後方進入腰椎椎体間固定術(PLIF:Posterior Lumber Interbody Fusion)のための外科処置と共に採用される非滅菌脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、少なくとも2対の終板部と、或る範囲の選択高さを有している2組の基板部と、構成要素を組み立てる方法と共に採用される再使用可能な外科用工具と、を含む脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、手術に先立って滅菌される構成要素及び外科用工具を含んでいる。
【0022】
[0037]一部の実施形態では、本システムは、円板高さを測定してインプラント高さを確定し、次いで基板部高さを選択する、という段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、1つの脊椎インプラントを組み立てる方法と共に採用される、2つの終板部と1つの基板部を含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、単一の椎骨レベルでのPLIFにつき、外科用工具を使用して組み立てられる2つのインプラントを含んでいる方法と共に採用されている。
【0023】
[0038]一部の実施形態では、本システムは、1つの椎骨レベルの両側経椎間孔的腰椎椎体間固定術(TLIF:Transforaminal Lumbar Interbody Fusion)のための外科処置と共に採用される滅菌脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、滅菌包装に入った少なくとも2対の終板部と、或る範囲の選択高さを有している、滅菌包装に入った2組の基板部と、脊椎インプラントを組み立てる方法と共に採用される、滅菌包装に入った使い捨て式外科用工具と、を有する脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、手術室での外科処置と共に採用されている。
【0024】
[0039]一部の実施形態では、本システムは、円板高さを測定し、インプラント高さを確定し、次いで基板部高さを選択する、という段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、1つの脊椎インプラントを組み立てるのに2つの終板部と1つの基板部が使用されるような方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、単一の椎骨レベルでのTLIFにつき、2つのインプラントが脊椎インプラントを組み立てる外科用工具を使用して組み立てられるような方法と共に採用されている。
【0025】
[0040]一部の実施形態では、本システムは、2つの椎骨レベルの両側後方進入腰椎椎体間固定術(PLIF)のための外科処置と共に採用される滅菌脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、滅菌包装に入った少なくとも4対の終板部と、或る範囲の選択高さを有している、滅菌包装に入った4組の基板部と、脊椎インプラントを組み立てるための方法と共に採用される、滅菌包装に入った使い捨て式外科用工具と、を有する脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、各レベルの円板高さを測定し、インプラント高さを確定し、次いで基板部高さを選択する、という段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、2つの椎骨レベルの各レベルでのPLIFにつき、2つのインプラントが外科用工具によって組み立てられるような方法と共に採用されている。
【0026】
[0041]一部の実施形態では、本システムは、3つの椎骨レベルの前方進入頸椎椎間板固定術(ACDF:Anterior Cervical Disc Fusion)のための外科処置と共に採用される滅菌脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、滅菌包装に入った少なくとも3対の終板部と、或る範囲の選択高さを有している、滅菌包装に入った3組の基板部と、組み立てのための方法と共に採用される、滅菌包装に入った使い捨て式外科用工具と、を有する脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、各レベルの円板高さを測定し、インプラント高さを確定し、次いで基板部高さを選択する、という段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、1つの脊椎インプラントを組み立てるのに2つの終板部と1つの基板部が用いられるような方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、3つの椎骨レベルでのACDFにつき、3つのインプラントが外科用工具を使って組み立てられるような方法と共に採用されている。
【0027】
[0042]一部の実施形態では、本システムは、1つの椎骨レベルの直接的側方腰椎椎体間固定術(DLIF:Direct Lateral Lumber Interbody Fusion)のための外科処置と共に採用される滅菌脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、滅菌包装に入った少なくとも1対の終板部と、或る範囲の選択高さを有している、滅菌包装に入った1組の基板部と、組み立てのための方法と共に採用される、滅菌包装に入った使い捨て式外科用工具と、を有する脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、円板を測定し、インプラント高さを確定し、次いで基板部高さを選択する、という段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、単一の椎骨レベルでのDLIFにつき、1つの脊椎インプラントを組み立てるのに2つの終板部及び1つの基板部が用いられるような方法と共に採用されている。
【0028】
[0043]一部の実施形態では、本システムは、1つの椎骨レベルの斜め進入腰椎椎体間固定術(OLIF:Oblique Lumbar Interbody Fusion)のための外科処置と共に採用される脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、滅菌包装に入った少なくとも2対の終板部と、全範囲の選択高さを有している、滅菌包装に入った1組の基板部と、組み立てのための方法と共に採用される、非滅菌再使用可能外科用工具と、を有する脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、非滅菌再使用可能外科用工具のみ手術前に滅菌される。一部の実施形態では、本システムは、円板高さを測定し、インプラント高さを確定し、次いで基板部高さを選択する、という段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、単一の椎骨レベルでのOLIFにつき、1つの脊椎インプラントを組み立てるのに2つの終板部と1つの基板部が使用されるような方法と共に採用されている。
【0029】
[0044]一部の実施形態では、本システムは、1つの椎骨レベルのOLIFのための外科処置と共に採用される部分滅菌脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、ある範囲の選択高さを有する、滅菌包装体に入った少なくとも1つの基板部と、組み立てのための方法と共に採用される、滅菌包装に入った外科用工具と、を有していて、終板部を含まない脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、手術に先立って、一対の整合する終板部を病院又は外来手術センターにてここに説明されている様に付加製造機器を使用して現場で製作する段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本方法は、終板部が脊椎インプラントの組み立てに使用される前に、終板部を洗浄する段階及び/又は終板部を前処理し滅菌する段階を含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、円板を測定し、インプラント高さを確定し、次いで基板部高さを選択する、という段階を含んでいる方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、単一の椎骨レベルでのOLIFにつき、1つの脊椎インプラントを組み立てるのに2つの終板部が現場で製作され選択された基板部が用いられるような方法と共に採用されている。一部の実施形態では、本システムは、ここに記載されている様に、現場で付加製造を用いて基板部が製作されるような部分脊椎インプラントキットを含んでいる。
【0030】
[0045]一部の実施形態では、本システムは、1つの椎骨レベルのOLIFのために組み立てられる個人化された及び/又は特注仕様の脊椎インプラントキットを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、手術に先立って、外科医が、X線、CT、及び/又はMRIを使用する術前計画を行って円板高さを測定し、インプラントサイズ/高さを事前に確定し、終板部及び基板部のサイズ及び/又は高さを事前に選択する、という様な方法と共に採用されている。一部の実施形態では、終板部及び基板部は病院又は外来手術センターにて付加製造機器を使用して現場で製作される。
【0031】
[0046]一部の実施形態では、本システムの1つ又はそれ以上の構成要素は、脊椎インプラントの組み立てに使用される前に、洗浄され、前処理され、滅菌される。一部の実施形態では、植え込み中、医師は円板高さ及びインプラントサイズ及び/又はインプラント高さを確認することができる。一部の実施形態では、単一の椎骨レベルでのOLIFにつき、1つの脊椎インプラントを組み立てるのに2つの終板部と1つの基板部が現場で製作され使用される。一部の実施形態では、本システムは、インプラントサイズの術中調節を実現できるように、追加製作されている類似のサイズ及び/又は高さの終板部及び/又は基板部を含んでいる。一部の実施形態では、外科用工具を現場で製作することができる。
【0032】
[0047]一部の実施形態では、本システムは、術前及び/又は術中の何れかで円板空間の蛍光透視画像化及び/又は物理的測定を使用してインプラントサイズを確定する段階を含んでいる外科処置のための方法と共に採用されている。一部の実施形態では、方法は、適したフットプリントサイズ及び/又は適した高さを有するポリマー基板部構成要素を確定及び選択する段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、適したフットプリントサイズ及び/又は適した高さを有する一対の金属終板部を確定及び選択する段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、外科用工具内のポリマー基板部構成要素の各側に1つの金属終板部を配置する段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、構成要素とそれら各自の対応する付着用の特徴を整列させる段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、付着のために全ての構成要素を一体に固定する段階を含んでいる。一部の実施形態では、本方法は、構成要素同士を力、圧力、摩擦、熱、超音波、光、及び/又は接着剤によって係合及び/付着させるために構成要素同士を圧迫する段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、構成要素のうちの1つ及び/又は全部を滅菌する段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、適正なインプラントサイズが選択されたと判定する及び/又は確証する段階を含んでいる。一部の実施形態では、方法は、望ましくないインプラントサイズが選択されていた場合に、脊椎インプラントを分解し、適した構成要素サイズを使用して脊椎インプラントを組み立て直す段階を含んでいる。
【0033】
[0048]一部の実施形態では、本システムは、臨床環境及び/又は滅菌環境において要求に応じて組み立てることができる。一部の実施形態では、本システムは、術中に組み立てるための個人化された及び/又は特注仕様の脊椎インプラントを含むことができる。一部の実施形態では、本システムは、中実チタン終板部、多孔質チタン終板部、化学的に活性化されたチタン終板部、及び/又はHAで被覆されたチタン終板部を含んでいる。
【0034】
[0049]一部の実施形態では、本システムは、組立工具を使用する組み立て中に、本システムの構成要素を整列させる及び保護するために採用されている一式の組立固定具を含んでいる。一部の実施形態では、組立固定具は、組立工具と接続されている、組立工具と付着されている、組立工具と一体に組み立てられている、又は組立工具とモノリシックに形成されているのであってもよいし、又は組立工具から分離されているのであってもよい。一部の実施形態では、組立固定具は、組み立て中に本システムの構成要素側の応力が軽減されるよう最大接触を果たすために終板部の外形に整合する表面を有している。一部の実施形態では、組立固定具は、組み立て中の終板部への摩滅又は損傷を最小限に抑える材料で作られた表面を有していてもよい。一部の実施形態では、組立固定具は、ポリエチレン、PEEK、及びステンレス鋼の様な、プラスチック、複合材、又は金属系の材料で作られていてもよい。一部の実施形態では、組立固定具は、滅菌使い捨て式として提供されていてもよいし、又は非滅菌再使用式として提供されていてもよい。一部の実施形態では、組立固定具は、現場でここに説明されている様に付加製造を用いて製作されてもよい。
【0035】
[0050]一部の実施形態では、本システムは、選好又は術前計画に基づいて選択されている既定のフットプリントサイズ及びインプラントフットプリントサイズに基づく目標高さ、画像診断又は術前計画に基づいて識別されている推定インプラント高さ、及び/又は事前選択されたフットプリントサイズと推定高さ(±1サイズの高さ)に合わせて提供されている構成要素、を有する個人化された又は特注仕様の脊椎インプラントキットを含んでいる。
【0036】
[0051]一部の実施形態では、本システムは、選好又は術前計画に基づいて選択されている既定の高さ及びインプラント高さに基づく目標フットプリントサイズ、画像診断又は術前計画に基づいて識別されている推定インプラントフットプリントサイズ、及び/又は事前選択された高さ及び推定フットプリントサイズ(該当する場合には±1サイズのフットプリント)に合わせて提供されている構成要素、を有する個人化された又は特注仕様の脊椎インプラントキットを含んでいる。
【0037】
[0052]一部の実施形態では、本システムは、選好又は術前計画に基づいて推定されている目標フットプリントサイズ及びインプラントフットプリントサイズに基づく目標高さ、画像診断又は術前計画に基づいて識別されている推定インプラント高さ、及び/又は推定フットプリントサイズ(該当する場合には±1サイズのフットプリント)と推定高さ(±1サイズの高さ)に合わせて提供されている構成要素、を有する個人化された又は特注仕様の脊椎インプラントキットを含んでいる。
【0038】
[0053]一部の実施形態では、本システムは、多様な材料選択肢を有する脊椎インプラントキットを含んでいる。例えば、脊椎インプラントキットは、例えば、中実チタン、多孔質チタン、中実チタン−HA複合材(HAで完全に充填された多孔質チタン)、及び/又はHAで被覆された多孔質チタンの、1つ又はそれ以上の終板部を有していてもよい。一部の実施形態では、本システムの脊椎インプラントキットは、例えば、PEEK基板部、炭素−PEEK複合材基板部、HA−PEEK基板部、ポリエチレン基板部、及び/又はセラミック基板部の様な、1つ又はそれ以上の基板部又は中間部構成要素を有していてもよい。
【0039】
[0054]一部の実施形態では、本システムは、選択された終板部と基板部とを混用し整合させることによって作られている個人化された又は特注仕様の脊椎インプラントを含んでいる。一部の実施形態では、本システムは、事前選択されている材料を有する個人化された又は特注仕様の脊椎インプラントキットを含んでいる。例えば、1つ又はそれ以上の終板部は、中実チタン、多孔質チタン、中実チタン−HA複合材(HAで完全に充填された多孔質チタン)、及び/又はHAで被覆された多孔質チタンから選択することができ、1つ又はそれ以上の基板部又は中間部構成要素は、PEEK基板部、炭素−PEEK複合材基板部、HA−PEEK基板部、ポリエチレン基板部、及び/又はセラミック基板部から選択することができる。
【0040】
[0055]一部の実施形態では、本システムは、臨床現場で組み立てることのできる1つ又はそれ以上の脊椎インプラントを含んでいる。一部の実施形態では、脊椎インプラントは、PLIF、TLIF、DLIF、ACDF、及び/又はOLIFのための椎体間装置を含んでいる。一部の実施形態では、脊椎インプラントは、例えば、合金を含むチタン及び/又はHAを充填された多孔質チタンの様な中実終板部を有する複合材装置を備えている。一部の実施形態では、脊椎インプラントは、例えば、合金を含む多孔質チタン及び/又はHAで被覆された多孔質チタンの様な多孔質終板部を有する複合材装置を備えている。一部の実施形態では、終板部は、骨の内成長のための多孔質チタン層と、終板部全体の強度及び機械的特性の増強のための中実チタン層と、を含むことができる。
【0041】
[0056]一部の実施形態では、システムは、様々な設計及び様々な寸法範囲を有する終板部を含んでいる。一部の実施形態では、終板部は、実質的に中実又は実質的に多孔質又は部分的に多孔質であって、セレーション、歯、リッジ、スパイクの様な表面突起を有している場合もあれば有していない場合もある。一部の実施形態では、終板部は部分多孔質の領域と中実の領域とを含んでいる。一部の実施形態では、それら領域は、様々なパターンを含むことができ、終板部内の例えば下部、上部、前部、後部、側部に不揃いに分散されているのであってもよく、均一に又は不揃いに分散されている均一パターン又は不揃いパターンを含むことができる。
【0042】
[0057]一部の実施形態では、システムは、終板部の底から歯の先端まで延びる厚さの測定値を有する終板部を含んでいる。一部の実施形態では、厚さは、0.1ミリメートル(mm)から5mmの間である。一部の実施形態では、厚さは1mmと3mmの間である。
【0043】
[0058]一部の実施形態では、システムは、機械的強度増強のための中実下部層と骨組織の内成長のための多孔質表面層とを備える部分的に多孔質の構成を有する終板部を含んでいる。一部の実施形態では、中実層は0.1mmから3mmの間の厚さを含んでいる。一部の実施形態では、中実層は0.2mmから1mmの間の厚さを含んでいる。一部の実施形態では、多孔質層は0.1mmから4mmの間の厚さを含んでいる。一部の実施形態では、多孔質層は歯を含め0.2mmから3mmの間の厚さを含んでいる。
【0044】
[0059]一部の実施形態では、システムは、中実領域を上部表面に配置させた部分多孔質の終板部を有する終板部を含んでいる。一部の実施形態では、多孔質領域は上部表面層の少なくとも25%でなくてはならない。一部の実施形態では、多孔質領域は上部表面層の少なくとも50%でなくてはならない。一部の実施形態では、多孔質領域は上部表面層の少なくとも75%でなくてはならない。
【0045】
[0060]一部の実施形態では、多孔質部分は5ミクロンから750ミクロンの間の平均孔サイズを含んでいる。一部の実施形態では、多孔質部分は50ミクロンから500ミクロンの間の平均孔サイズを含んでいる。一部の実施形態では、中実部分は25ミクロンから1000ミクロンの間の厚さを含んでいる。一部の実施形態では、中実部分は50ミクロンから500ミクロンの間の厚さを含んでいる。一部の実施形態では、孔は様々な設計又はパターンを含むことができ、例えば海綿骨に似た相互接続されている孔などを含むことができる。
【0046】
[0061]一部の実施形態では、終板部は、外科用工具の使用によって基板部と一体に組み立てられる。一部の実施形態では、組み立てるのに印加される力は0.01ニュートン(N)から1000Nの間である。一部の実施形態では、印加される力は0.1Nから100Nの間である。一部の実施形態では、組み立てるのに印加される力は0.5Nから50Nの間である。一部の実施形態では、要求される力は、孔、突起、及び/又は骨伝導性被膜の様な終板部表面特徴への損傷を回避しつつも確実な係合を提供するように構成されている付着機構に依存する。
【0047】
[0062]一部の実施形態では、システムは、2つの鏡像固定具構成要素が上側の終板部と下側の終板部を整合させる1つの実施形態に係り単一又は複数の部片を含んでいる。一部の実施形態では、各構成要素は、組立工具の方を向いている面とインプラントの方を向いている面を有している。一部の実施形態では、工具の方を向いている面は、固定具を工具の作動器又は該当する力印加面へ係合させる及び/又は固定させるための特徴を有していてもよい。一部の実施形態では、インプラントの方を向いている面は、終板部及び/又は終板部表面特徴に対応するポケット又はキャビティを有していてもよい。
【0048】
[0063]一部の実施形態では、システムは、例えば、金属、ポリマー、セラミックス、又はそれらの複合材であって、整列、力の伝達、インプラント表面の損傷保護に適うように構成されている複合材、の様な材料を備える構成要素を含んでいる。一部の実施形態では、材料は、例えば、ポリエチレン、PEEK、3D印刷可能なポリマー、及び/又はポリエチレンインサートと一体のステンレス鋼、を含んでいてもよい。
【0049】
[0064]一部の実施形態では、システムは、インプラントを外科用工具から射出させるように構成されている穴又は穿孔を有するインプラントを含んでいる。
[0065]一部の実施形態では、終板部は、少なくとも2つの異なる生体材料を含む実質的に中実の複合材の構築物である。一部の実施形態では、第1の生体材料は、例えば、チタン、ニチノールを含むチタン合金、タンタル、Co−Cr、及び/又はステンレス鋼の様な金属系材料である。一部の実施形態では、第2の生体材料は、例えば、HA、CP、TCP、HA−CP、HA−TCP、硫酸カルシウム、生体活性ガラス、ポリ乳酸(PLA)ポリマー、ポリグリコール酸(PGA)ポリマー、ポリ乳酸−グリコール酸(PLGA)コポリマー、HA−PLA、HA−PGA、HA−PLGA、マグネシウム、及び/又はHA−マグネシウム複合材の様な、分解吸収性の材料又は複合材である。一部の実施形態では、生体材料は、例えばオッセオインテグレーションのための骨伝導性(osseoconductive)材料を含んでいる。
【0050】
[0066]一部の実施形態では、終板部の生体材料のうちの少なくとも一方は、例えば金属系材料の様な連続相である。一部の実施形態では、終板部は複数の穴又はキャビティを有するチタンを含んでいて、当該の実質的に接続されていない穴又はキャビティを例えばHA、HA−TPC、HA−PLGAなどで実質的に充填して実質的に中実の終板部が形成されるようにしている。
【0051】
[0067]一部の実施形態では、両方の生体材料は、複数の材料を例えば不均質に混合させ各材料が相互接続されて成る連続相を含んでいる。一部の実施形態では、終板部は三次元多孔質チタン終板部を含んでおり、実質的に相互接続されている孔に例えばHA、HA−TPC、及び/又はHA−PLGAの様な材料を実質的に充填して実質的に中実の終板部が形成されるようにしている。一部の実施形態では、第2の生体材料は、例えば成長因子及び/又は薬剤の様な他の生物学的成分を含んでいてもよい。一部の実施形態では、製造時に又は臨床現場にて生物学的作用物質が第2の生体材料へ添加される。一部の実施形態では、終板部は、BMP2を含有するHA又はHA−TPCで実質的に充填された実質的に相互接続されている孔を有する三次元多孔質チタン終板部を含んでいる。一部の実施形態では、終板部は、製造者によって製造施設にて第2の生体材料へ組み入れられたBMP2、又は手術時に例えば終板部をBPM2溶液に浸してBMP2を吸収させることによって第2の生体材料へ組み入れられたBMP2を含むことができる。一部の実施形態では、第2の生体材料は分解吸収されて内成長してゆく骨に置換されるものと期待され、一方で非分解吸収性の骨伝導性材料は後に残って長期固定に向けた骨の内成長のための宿主となる。
【0052】
[0068]一部の実施形態では、終板部は、例えば、第1の金属系の相については機械加工、3Dプリントの様な付加製造、及び/又は金属射出成形、第2の分解吸収性の相については鋳造、インサート成形、及び/又は圧縮成形の様な、様々な従来式の又は特別な製造方法を用いて製作されている。
【0053】
[0069]一部の実施形態では、システムは、組立工具を使用する組み立て中にシステム構成要素を保護するためにそれら構成要素同士を整列させるように構成されている一組の組立固定具を含んでいる。一部の実施形態では、固定具は組立工具と一体に付着されるように構成されている。一部の実施形態では、固定具は、組立工具から分離されている。一部の実施形態では、固定具は、応力を軽減するために組み立て時の最大接触を図るべく終板部外形に整合する表面を有していてもよい。一部の実施形態では、固定具は、組み立て中の終板部への摩滅及び裂け又は損傷を最小限に抑えるように構成されている材料を含む表面を有していてもよい。一部の実施形態では、固定具は、プラスチック、複合材、又は金属系材料の様な材料、例えばポリエチレン、PEEK、及び/又はステンレス鋼など、を含んでいる。一部の実施形態では、固定具は、滅菌使い捨て品目として又は非滅菌再使用可能品目として提供されている。一部の実施形態では、固定具は現場でここに説明されている様に付加製造を用いて製作することができる。
【0054】
[0070]本開示は、次に続く実施形態の詳細な説明をこの開示の一部を形成する添付図面各図と関連付けて考察することによってより容易に理解されるであろう。本願は、ここに説明及び/又は図示されている特定の装置、方法、条件、又はパラメータに限定されるものではなく、またここに使用されている用語は、特定の実施形態を単に一例として説明するのが目的であって、限定を課すことを意図するものではないことを理解されたい。更に、一部の実施形態では、付随の特許請求の範囲を含め明細書での使用に際し、原文の単数形「a」、「an」、及び「the」の対訳である「一」、「或る」、及び「当該」は複数形を含み、特定の数値への言及は、文脈により別途明白に指示されていない限り、少なくとも当該の特定の値を含む。範囲は、ここでは、「約」又は「大凡」に1つの特定値から、及び/又は「約」又は「大凡」に別の特定値まで、として表されていることがある。その様な範囲が表されているとき、別の実施形態は、当該一方の特定値から、及び/又は当該他方の特定値まで、を含んでいる。同様に、値が、先行詞「約」の使用によって近似として表されているとき、当該特定の値は別の実施形態を形成するものと理解しておきたい。更に、例えば、水平、垂直、上、上側、下側、下、左、及び右の様な全ての空間参照は、例示のみが目的であり、本開示の範囲内で変わり得るものと理解している。例えば、「上側」及び「下側」という参照は、相対であり、他方に対してという文脈でしか使用されず、必ずしも「上位」及び「下位」であるとは限らない。
【0055】
[0071]更に、付随の特許請求の範囲を含め明細書での使用に際し、疾患又は病態を「治療する」又は疾患又は病態の「治療」とは、疾患又は病態の徴候又は症状を緩和しようとして、1つ又はそれ以上の薬物を患者(普通はヒト、或いはそれ以外に他の哺乳類)へ投与すること、植え込み式装置を採用すること、及び/又は、疾患を治療する器械、例えば膨れている部分即ちヘルニアを生じている円板及び/又は骨棘を除去するのに使用される顕微鏡下椎間板切除術(micro discectomy)器械の様な器械を採用すること、を含み得る処置を施行することをいう。緩和は、疾患又は病態の徴候又は症状が現われる前に起こることもあれば、それらの出現後に起こることもある。而して、治療する又は治療は、疾患又は望ましからざる病態を予防すること又は疾患又は望ましからざる病態の予防(例えば、疾患が当該疾患に罹りやすいかもしれないがまだそれに罹っていると診断されていない患者に起こるのを予防すること)を含む。加えて、治療する又は治療は、徴候又は症状の完全緩和を要件とするのでもなければ、治癒を要件とするのでもなく、具体的には、患者への限界効果しかない処置を含む。治療には、疾患を抑制することであって例えばその発症を停止させること、又は疾患を軽減することであって例えば疾患の退行を引き起こすこと、を含めることができる。例えば、治療は、急性又は慢性の炎症を低減すること、疼痛の緩和と沈静化及び新しい靭帯、骨、又は他の組織の再成長を誘導すること、手術時の補助として、及び/又は何らかの修復処置、を含み得る。更に、付随の特許請求の範囲を含め明細書での使用に際し、「組織」という用語は、別途特に言及されていない限り、軟組織、筋肉、靭帯、腱、軟骨、及び/又は骨、を含む。
【0056】
[0072]次に続く論考は、本開示の原理による外科用システム及び当該外科用システムを採用する関連の方法の説明を含んでいる。代わりの実施形態も開示されている。添付図に示されている本開示の例示としての実施形態を詳細に参照してゆく。
図1−
図7を見ると、例えば脊椎インプラントシステム10の様な外科用システムの構成要素が描かれている。
【0057】
[0073]脊椎インプラントシステム10の構成要素は、別途特定的に言及されていない限り、金属、合成ポリマー、セラミックス及び骨材料、及び/又はそれらの複合材を含め、医療用途に適した生物学的に受容され得る材料から製作することができる。例えば、脊椎インプラントシステム10の構成要素は、個別的に又は集合的に、ステンレス鋼合金、商業用純チタン、チタン合金、5等級チタン、超弾性チタン合金、コバルト−クロム合金、ステンレス鋼合金、超弾性金属系合金(例えば、ニチノール、GUM METAL(登録商標)の様な超弾塑性金属)、リン酸カルシウムの様なセラミックス及びその複合材(例えば、SKELITE(商標))、PEEK、PEKK、及びPEK、を含むPAEKの様な熱可塑性プラスチック、炭素−PEEK複合材、PEEK−BaSO
4ポリマーゴム、PET、織物、シリコン、ポリウレタン、シリコン−ポリウレタンコポリマー、ポリマーゴム、ポリオレフィンゴム、ヒドロゲル、半剛性及び剛性材料、エラストマー、ゴム、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー、エラストマー複合材、ポリフェニレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレン、エポキシ、を含む剛性ポリマー、自家移植片、同種移植片、異種移植片、又は遺伝子組み換え皮質骨及び/又は皮質海綿骨、を含む骨材料、及び組織成長又は分化因子、即ち、一部分解吸収性材料として、例えば、金属とカルシウムを基材とするセラミックスとの複合材、PEEKとカルシウムを基材とするセラミックスとの複合材、PEEKと分解吸収性ポリマーとの複合材、など、全分解吸収性材料として、例えば、HA、サンゴHA、二相系リン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、又はフルオロアパタイト、の様なリン酸カルシウム、TCP、HA−TCP、硫酸カルシウム、の様なカルシウムを基材とするセラミックス、など、又は他の分解吸収性ポリマーとして、ポリラクチド(polyaetide)、ポリグリコリド、ポリチロシンカーボネート、ポリカプロラクトン(polycaroplaetohe)、及びそれらの組合せ、など、生体適合性セラミックス、石灰化コラーゲン、生体活性ガラス、多孔質金属、骨粒子、骨繊維、小分割骨チップ(morselized bone chips)、骨形成タンパク質(BMP)として、例えば、BMP−2、BMP−4、BMP−7、rhBMP−2、又はrhMBP−7、など、脱灰骨基質(DBM)、形質転換成長因子(TGF、例えばTGF−β)、骨芽細胞、成長及び分化因子(GDF)、インスリン様成長因子1、血小板由来成長因子、繊維芽細胞増殖因子、又はそれらの何れかの組合せ、の様な材料から製作することができる。
【0058】
[0074]脊椎インプラントシステム10の様々な構成要素は、強度、剛性、弾性、伸展性、生体力学的性能、耐久性、及びX線透過性、又は画像化選好の様な、様々な所望の特性を実現するために上記材料を含む材料複合材を有していてもよい。脊椎インプラントシステム10の構成要素は、個別的に又は集合的に、更に、上述の材料の2つ又はそれ以上から成る組合せの様な混成材料から製作されていてもよい。脊椎インプラントシステム10の構成要素は、モノリシックに形成されていてもよいし、一体に接続されていてもよいし、又はここに説明されている様に締結用の要素及び/又は器械を含んでいてもよい。1つの実施形態では、脊椎インプラントは、ここに説明されている様に、実質的にチタンの様な生体適合性金属で形成されていて、HAの様な骨成長促進材料で選択的に被覆されていてもよい。1つの実施形態では、脊椎インプラントは、ここに説明されている様に、実質的にPEEKの様な生体適合性ポリマーで形成されていて、チタンの様な生体適合性金属又はHAの様な骨成長促進材料で選択的に被覆されていてもよい。一部の実施形態では、チタンを脊椎インプラントの表面へプラズマ噴霧して脊椎インプラントのX線シグネチャを修正してもよいし、及び/又はチタンの多孔質又は半多孔質被覆の適用によって脊椎インプラントへの骨の成長(ongrowth)を改善するようにしてもよい。
【0059】
[0075]脊椎インプラントシステム10は、例えば術中外科用組立工具の様な外科用器械類及び/又は例えば椎体間インプラントの様なインプラントを例えば脊椎を含む患者の対象身体内手術部位に送達及び導入するために、例えば、皮下的手技、小切開開放性手術(mini-open surgery)手技、及び/又は開放性手術手技を含む低侵襲性処置と共に採用することができる。一部の実施形態では、インプラントは、1つ又はそれ以上の骨締結具、脊椎ロッド、コネクタ、及び/又はプレートを含む脊椎構築物を含むことができる。一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、特定の外科処置のための1つ又は複数の選択されたインプラントを含んでいる。一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、患者に対し選択的に個人化されている1つ又は複数のオッセオインテグレーションインプラントを含んでいる。
【0060】
[0076]一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、1つ又は複数の部材を含む脊椎インプラントキットを備えており、それら部材は、ここに説明されている様に部材同士を定着させ脊椎インプラントを組み立てるために嵌り係合により接続される。一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、例えば椎体間インプラント12の様な脊椎インプラントを備えている。一部の実施形態では、椎体間インプラント12は、例えば終板部14の様な部材と、例えば終板部16の様な部材と、を含んでいる。ここに説明されている術中外科用工具は、ここに説明されている様に終板部14及び/又は終板部16の隣接する係合要素を係合させるために部材と接続される。術中外科用工具は、終板部14及び/又は終板部16を例えば椎体間基板部18の様な部材と一体に圧迫して部材同士を定着させ椎体間インプラント12の組み立てを図る。一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、ここに説明されている様に入れ替え可能な部材で組み立てられる脊椎インプラントを備えている。一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、特定の外科処置につき、選択された終板部及び/又は選択された椎体間基板部の1つ又は複数の組合せによって患者に対し選択的に個人化されている又は特注仕様に作られている脊椎インプラントを備えている。
【0061】
[0077]一部の実施形態では、ここに説明される脊椎インプラントキットを含むことのできる脊椎インプラントシステム10は、椎体間インプラント12を、例えば、製造者の生産施設、製造者の広域的又は地域的な物流センター、病院、外来手術センター、及び/又は手術室の様な場所で製造、製作、又は作製されているその部材を用いて、現場にて及び/又は術中に組み立てるための方法と共に採用されている。一部の実施形態では、それら部材は、機械加工、成形、鋳造、焼結、及び/又は3D印刷又はレーザー焼結の様な付加製造により、製造、製作、又は作製することができる。一部の実施形態では、終板部14、16と椎体間基板部18は、病院又は外来手術センターにて3D印刷又はレーザー焼結の様な付加製造機器を使用して現場で製作されている。一部の実施形態では、椎体間インプラント12の部材は、トリミング、機械加工、支持体材料除去、表面仕上げ、研磨、洗浄、除染、及び/又は滅菌を含む二次的な前処理を施されることもある。
【0062】
[0078]一部の実施形態では、椎体間インプラント12の部材は、特定の外科処置のために選択することができ、及び/又はここに説明されている脊椎インプラントキットの代わりの部材から1つ又はそれ以上の判定基準に基づいて選択することができる。一部の実施形態では、1つ又はそれ以上の判定基準は、ここに説明されている様に例えば解剖学的パラメータ、インプラントパラメータ、及び/又は外科処置パラメータを含む。一部の実施形態では、解剖学的パラメータは、選択された解剖学的構造の状態、品質、構成、及び/又は寸法を含むことができ、例えば、1つ又はそれ以上の円板空間寸法、円板高さ、円板組織、及び/又は1つ又はそれ以上の椎骨寸法、単数椎骨/複数椎骨の高さ、及び/又は椎骨組織、及び/又は椎骨及び椎間円板を含む椎骨組織と関連付けられるフットプリントを含むことができる。一部の実施形態では、フットプリントは、例えば、1つ又はそれ以上の椎骨の終板表面の様な椎骨組織によって画定されている面積を含むことができる。
【0063】
[0079]一部の実施形態では、インプラントパラメータは、既定の及び/又は事前選択されたインプラントサイズ、既定の及び/又は事前選択されたインプラント高さ、既定の及び/又は事前選択されたフットプリント、目標とされるインプラントサイズ、目標とされるインプラント高さ、目標とされるフットプリント、及び/又は材料を含むことができる。一部の実施形態では、外科処置パラメータは、1つ又は複数の椎骨、片側治療、PLIF、TLIF、DLIF、ACDF、及び/又はOLIFを含むことができる。
【0064】
[0080]一部の実施形態では、椎体間インプラント12の部材は手術に先行して選択されてもよい。例えば、外科医は、ここに説明されている様に画像診断及び/又は医用画像化を使用する術前計画を行って、終板部14、16と椎体間基板部18の選択のためのインプラントパラメータを確定するのに採用される解剖学的パラメータを計測するようにしてもよい。一部の実施形態では、既定のフットプリントサイズとインプラントのフットプリントサイズに基づく目標高さとを有する個人化された椎体間インプラント12を組み立てるために1つ又はそれ以上の部材を選択することができる。一部の実施形態では、既定の高さと選択されたインプラント高さに基づく目標フットプリントサイズとを有する個人化された椎体間インプラント12を組み立てるために1つ又はそれ以上の部材を選択することができる。一部の実施形態では、目標フットプリントサイズと推定されたインプラントフットプリントサイズに基づく目標高さとを有する個人化された椎体間インプラント12を組み立てるために1つ又はそれ以上の部材を選択することができる。
【0065】
[0081]終板部14は、椎骨係合面20と面22の間を延びている。面20は、例えば、歯24の様な1つ又は複数の組織貫入部材を含んでいる。1つの実施形態では、1つ又はそれ以上の歯24は、様々な構成、例えば、円形、楕円形、矩形、多角形、不規則、先細、オフセット、互い違い、均一、及び不均一の構成を有することができる。一部の実施形態では、面20は、組織との係合を実現し易くするように、粗い、肌理のある、多孔質、半多孔質、窪み付き、刻み付き、溝付き、及び/又は研磨処理されたものであってもよい。一部の実施形態では、椎骨組織は、椎間組織、終板表面、及び/又は皮質骨を含んでいてもよい。
【0066】
[0082]面22は、ここに説明されている様に椎体間基板部18と嵌り係合するように構成されている例えばピン26の様な少なくとも1つの係合要素を含んでいる。ピン26は終板部14の長さに沿って等距離に離間され列をなして配置されている。一部の実施形態では、ピン26は一直線に並んでいる。一部の実施形態では、ピン26は面22に垂直に延びている。一部の実施形態では、ピン26は面22に対して、例えば、横断向き及び/又は鋭角又は鈍角の様な他の角度向きの様な代わりの配置向きに配置されていてもよいし、同軸に配置されていてもよいし、及び/又はオフセット又は互い違いであってもよい。一部の実施形態では、面22は、椎体間基板部18との嵌り係合を実現し易くするように、粗い、肌理のある、多孔質、半多孔質、窪み付き、刻み付き、歯付き、溝付き、及び/又は研磨処理されたものであってもよい係合要素面を含むことができる。一部の実施形態では、係合要素は、クリップ、鍵/鍵穴、逆棘、保持用軌道/溝孔、及び/又は接着剤を含むことができる。
【0067】
[0083]ピン26は、例えば、椎体間基板部18のピンスロット84の様な少なくとも1つの係合要素と整列し当該要素と一体に配置されるように構成されている。外科用組立工具が終板部14を圧迫して、ピン26がスロット84内に捕捉され終板部14が椎体間基板部18と固着されるような具合に、椎体間基板部18と嵌り係合させる。一部の実施形態では、終板部14と椎体間基板部18が一体に圧迫され、その結果、ピン26がスロット84の内面と摩擦嵌めに配置されて終板部14を椎体間基板部18と固着する。一部の実施形態では、ピン26は、スロット84より大きい拡大頭部又は逆棘を含んでいるので、ピン26のスロット84からの脱着が抑制/防止される。
【0068】
[0084]終板部14は、端30と端32の間を延びている層構造(stratum)40を含んでいる。端30はここに説明されている様に椎体間基板部18の先導端94と係合するように構成されている。端32はここに説明されている様に椎体間基板部18の差込端96と係合するように構成されている。層構造40は
図4に示されている様に層42と層44を含んでいる。一部の実施形態では、層42は終板部14の強度を増強する中実構成を含んでいる。一部の実施形態では、層44は
図6に示されている様に骨の内成長を促す相互接続された多孔構成を含んでいる。一部の実施形態では、層構造40は1つの層又は複数の層を含んでいる。一部の実施形態では、層構造40は、1つの層又は複数の層であって中実チタン、多孔質チタン、中実チタン−HA複合材(HAで完全に充填された多孔質チタン)、及び/又はHAで被覆された多孔質チタンを含んでいてもよいとされる層を含んでいる。
【0069】
[0085]終板部14は、例えば、
図7に示されている様に幅w1、厚さ及び/又は高さh1、及び長さl1の様な寸法を含んでいる。一部の実施形態では、ここに説明されている様に、1つ又はそれ以上の判定基準に基づいて、選択された寸法を有する終板部14及び/又は層構造40を脊椎インプラントキットの代わりの終板部から選択することができる。一部の実施形態では、終板部14は脊椎インプラントキットの複数の終板部から選択されるように構成されていて、終板部14が椎体間基板部18相手に入れ替えが効くようにしている。一部の実施形態では、終板部14の1つ又はそれ以上の寸法は、例えば、間の椎間円板組織を除去された隣り合う椎骨の終板面の様な、選択された解剖学的構造のフットプリントに基づいて確定、選択される。
【0070】
[0086]終板部16は、椎骨係合面50と面52の間を延びている。面50は、例えば、歯54の様な1つ又は複数の組織貫入部材を含んでいる。1つの実施形態では、1つ又はそれ以上の歯54は、様々な構成、例えば、円形、楕円形、矩形、多角形、不規則、先細、オフセット、互い違い、均一、及び不均一の構成を有することができる。一部の実施形態では、面50は、組織との係合を実現し易くするように、粗い、肌理のある、多孔質、半多孔質、窪み付き、刻み付き、溝付き、及び/又は研磨処理されたものであってもよい。
【0071】
[0087]面52は、ここに説明されている様に椎体間基板部18と嵌り係合するように構成されている例えばピン56の様な少なくとも1つの係合要素を含んでいる。ピン56は終板部16の長さに沿って等距離に離間され列をなして配置されている。一部の実施形態では、ピン56は一直線に整列されている。一部の実施形態では、ピン56は面52に垂直に延びている。一部の実施形態では、ピン56は面52に対して、例えば、横断向き及び/又は鋭角又は鈍角の様な他の角度向きの様な代わりの配置向きに配置されていてもよいし、同軸に配置されていてもよいし、及び/又はオフセット又は互い違いであってもよい。一部の実施形態では、面52は、椎体間基板部18との嵌り係合を実現し易くするように、粗い、肌理のある、多孔質、半多孔質、窪み付き、刻み付き、歯付き、溝付き、及び/又は研磨処理されたものであってもよい係合要素面を含むことができる。一部の実施形態では、係合要素は、クリップ、鍵/鍵穴、逆棘、保持用軌道/溝孔、及び/又は接着剤を含むことができる。
【0072】
[0088]ピン56は、例えば、椎体間基板部18のピンスロット86の様な少なくとも1つの係合要素と整列し当該要素と一体に配置されるように構成されている。外科用組立工具が終板部16を圧迫して、ピン56がスロット864内に捕捉され終板部16が椎体間基板部18と固着されるような具合に、椎体間基板部18と嵌り係合させる。一部の実施形態では、終板部16と椎体間基板部18は一体に圧迫され、その結果、ピン56がスロット86の内面と摩擦嵌めに配置されて終板部16を椎体間基板部18と固着する。一部の実施形態では、ピン56は、スロット86より大きい拡大頭部又は逆棘を含んでいるので、ピン56のスロット86からの脱着が抑制/防止される。
【0073】
[0089]終板部16は、端60と端62の間を延びている層構造70を含んでいる。端60はここに説明されている様に椎体間基板部18の先導端94と係合するように構成されている。端62はここに説明されている様に椎体間基板部18の差込端96と係合するように構成されている。層構造70は
図4に示されている様に層72と層74を含んでいる。一部の実施形態では、層72は終板部16の強度を増強する中実構成を含んでいる。一部の実施形態では、層74は層44と同様に骨の内成長を促す相互接続された多孔構成を含んでいる。一部の実施形態では、層構造70は1つの層又は複数の層を含んでいる。一部の実施形態では、層構造70は、1つの層又は複数の層であって中実チタン、多孔質チタン、中実チタン−HA複合材(HAで完全に充填された多孔質チタン)、及び/又はHAで被覆された多孔質チタンを含んでいてもよいとされる層を含んでいる。
【0074】
[0090]終板部16は、例えば、幅w2、厚さ及び/又は高さh2、及び長さl2の様な寸法を含んでいる。一部の実施形態では、ここに説明されている様に、1つ又はそれ以上の判定基準に基づいて、選択された寸法を有する終板部16及び/又は層構造70を脊椎インプラントキットの代わりの終板部から選択することができる。一部の実施形態では、終板部16は脊椎インプラントキットの複数の終板部から選択されるように構成されていて、終板部16が椎体間基板部18相手に入れ替えが効くようにしている。一部の実施形態では、終板部16の1つ又はそれ以上の寸法は、例えば、間の椎間円板組織を除去された隣り合う椎骨の終板面の様な、選択された解剖学的構造のフットプリントに基づいて確定、選択される。
【0075】
[0091]椎体間基板部18は、面80と面82の間を延びている。面80は、例えば、スロット84の様な少なくとも1つの係合要素を含んでいる。スロット84は、ここに説明されている様にピン26と嵌り係合して終板部14を椎体間基板部18と固着するように構成されている。一部の実施形態では、スロット84は面80に垂直に延びている。一部の実施形態では、スロット84は、面80に対して、例えば、横断向き及び/又は鋭角又は鈍角の様な他の角度向きの様な代わりの配置向きに配置されていてもよいし、同軸に配置されていてもよいし、及び/又はオフセット又は互い違いであってもよい。
【0076】
[0092]スロット84はピン26と嵌り係合するべくピン26を受け入れるように位置合わせされている。外科用組立工具が、ここに説明されている様に、終板部14を圧迫して、ピン26がスロット84内に捕捉され終板部14が椎体間基板部18と固着されるような具合に、椎体間基板部18と嵌り係合させる。一部の実施形態では、面80は、面22との嵌り係合を実現し易くするように、粗い、肌理のある、多孔質、半多孔質、窪み付き、刻み付き、歯付き、溝付き、及び/又は研磨処理されているものであってもよいとされる係合要素面を含むことができる。
【0077】
[0093]面82は、例えばスロット86の様な少なくとも1つの係合要素を含んでいる。スロット86は、ここに説明されている様にピン56と嵌り係合して終板部16を椎体間基板部18と固着するように構成されている。一部の実施形態では、スロット86は面82に垂直に延びている。一部の実施形態では、スロット86は、面82に対して、例えば、横断向き及び/又は鋭角又は鈍角の様な他の角度向きの様な代わりの配置向きに配置されていてもよいし、同軸に配置されていてもよいし、及び/又はオフセット又は互い違いであってもよい。
【0078】
[0094]スロット84はピン56と嵌り係合するべくピン56を受け入れるように位置合わせされている。外科用組立工具が、ここに説明されている様に、終板部16を圧迫して、ピン56がスロット86内に捕捉され終板部16が椎体間基板部18と固着されるような具合に、椎体間基板部18と嵌り係合させる。一部の実施形態では、面82は、面52との嵌り係合を実現し易くするように、粗い、肌理のある、多孔質、半多孔質、窪み付き、刻み付き、歯付き、溝付き、及び/又は研磨処理されたものであってもよいとされる係合要素面を含むことができる。
【0079】
[0095]椎体間基板部18は、例えば先導端94の様な端と例えば差込端96の様な端の間を延びている層構造90を含んでいる。端94は、椎体間インプラント12が挿入時に周囲の組織及び/又は神経に損傷を与えるのを防止する鈍先端を有する面を含んでいる。端96は、例えば挿入工具(図示せず)の様な外科用器械を係合させる構成のキャビティ100を確定している面98を含んでいる。
【0080】
[0096]椎体間基板部18は、例えば、幅w3、厚さ及び/又は高さh3、及び長さl3の様な寸法を含んでいる。一部の実施形態では、ここに説明されている様に、1つ又はそれ以上の判定基準に基づいて、選択された寸法を有する椎体間基板部18及び/又は層構造90を脊椎インプラントキットの代わりの基板部から選択することができる。一部の実施形態では、椎体間基板部18は脊椎インプラントキットの複数の椎体間基板部から選択されるように構成されていて、椎体間基板部18が終板部14及び/又は終板部16相手に入れ替えが効くようにしている。一部の実施形態では、椎体間基板部18の1つ又はそれ以上の寸法は、例えば、間の椎間円板組織を除去された隣り合う椎骨の終板面の様な、選択された解剖学的構造のフットプリントに基づいて確定、選択される。
【0081】
[0097]一部の実施形態では、椎体間インプラント12の断面幾何学形状は、例えば、円筒形、円形、楕円形、長円形、三角形、平面状又は弧状の辺部分を有する多角形、不規則、均一、不均一、一定、可変、馬蹄形、U字計形、又はそら豆形の様な、様々な構成を有することができる。一部の実施形態では、椎体間インプラント12は、骨移植片(図示せず)及び/又はここに説明されている固定治療又は融合治療で採用されるここに記載の他の材料を含み得る作用物質を受け入れるように構成されている開口部101であって、終板部14の開口部101aと、椎体間基板部18の開口部101bと、終板部16の開口部101cと、を含む開口部101を含んでいる。1つの実施形態では、作用物質は、療法用のポリヌクレオチド又はポリペプチド及び骨成長促進材料を含むことができ、それらは椎体間インプラント12を含む脊椎インプラントシステム10の構成要素の表面の上又は周りに押し固めるか又はそれ以外のやり方で配置させることができる。一部の実施形態では、脊椎インプラントキットには椎体間インプラント12を形成するための滅菌包装された構成要素が提供されている。一部の実施形態では、脊椎インプラントキットのそれら構成要素の幾つかは滅菌されており、また手術室にて滅菌されるように構成されている。一部の実施形態では、脊椎インプラントキットの構成要素は全て椎体間インプラント12が形成された後に滅菌されるように構成されている。
【0082】
[0098]一部の実施形態では、脊椎インプラントキットは、例えば、
図8に示されている様に異なるサイズの幅wa−wj、異なるサイズの厚さ及び/又は高さha−hi、及び異なるサイズの長さla−ljを有する椎体間基板部18a−18jの様な、様々なサイズを有する複数の椎体間基板部18を含んでいる。そいうものとして、椎体間基板部18は脊椎インプラントキット中に提供されている複数の椎体間基板部18a−18jから選択され、ここに説明されている様に術中に終板部14、16と一体に組み立てられる。椎体間インプラント12はここに説明されている様に高さH、幅W、及び長さLを有するフットプリントを含んでいる。一部の実施形態では、高さHはh1+h2+h3に等しい。一部の実施形態では、幅Wは、w1、w2、及びw3のなかでより大きい幅に等しい。一部の実施形態では、長さLは、l1、l2、及びl3のなかでより大きい長さに等しい。一部の実施形態では、脊椎インプラントキットは、ここに説明されている終板部14、16及び少なくとも
図9に示されている終板部14a、16aと終板部14b、16bを含む複数の代わりの終板部を含んでいる。終板部14、14a、14b、16、16a、及び/又は16bは、ここに説明されている様に1つ又はそれ以上の寸法に関し代わりのサイズ及び/又は代わりの構成に設定されているものである。
【0083】
[0099]一部の実施形態では、
図10及び
図11に示されている様に、脊椎インプラントシステム10は、例えばハンドプレス104の様な術中外科用組立工具を含んでいる。ここに説明されているハンドプレス104は、ここに説明されている様に例えば終板部14及び/又は終板部16の様な部材の隣接する係合要素を係合させるために部材と接続される。ハンドプレス104は、終板部14及び/又は終板部16を例えば椎体間基板部18の様な部材と一体に圧迫し、それら部材を定着させて例えば椎体間インプラント12の様な脊椎インプラントの組み立てを図る。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、両方の終板部14、16を同時に椎体間基板部18へ付着させることによって、終板部14、16を椎体間基板部18と一体に付着させる。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、終板部14を基板部18へ付着させ、続いて終板部16を基板部18へ付着させることによって、終板部14、16を椎体間基板部18と一体に付着させる。一部の実施形態では、脊椎インプラントキットはハンドプレス104を含んでいる。
【0084】
[0100]ハンドプレス104は、作動器108と接続されているハンドル106を含んでいる。ハンドル106は、作動器の相対的に可動であるジョー110、111を作動させるように操作される。ジョー110、111は終板部14、16及び/又は椎体間基板部18に係合しそれらを整列させて、終板部14、16が椎体間基板部18と一体に組み立てられるように力及び/又は圧力を印加する。一部の実施形態では、ハンドル106は、椎体間インプラント12の組み立てを実現し易くするよう、その部材へ圧力を印加する医師てこ装置を提供している。一部の実施形態ではハンドプレス104は、力の掛かり具合を表示する、例えば段階的な目印、計器、又はゲージの様な、表示及び/又は指示器を含んでいる。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、加熱、冷却、超音波溶着、分解、脊椎インプラントを組み立てるための本システム及び方法と関連する1つ又はそれ以上の動作の手動式又は電動式/自動式の作動、を含んでいてもよい。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、様々なインプラントサイズに対応するよう調節可能であり、交互に入れ替え可能なインサートが異なるサイズのインプラントのフットプリント、角度設定、及び/又は高さの違いに対応する。
【0085】
[0101]ジョー110は、例えばスロット116の様なキャビティを画定している面114を有する係合部分112を含んでいる。スロット116は、終板部14、終板部16、及び/又は椎体間基板部18を配置させ捕捉するように構成されている。一部の実施形態では、スロット116は、ここに説明されている様に1つ又は複数の部材を配置させ捕捉するように構成されている。一部の実施形態では、面114は、椎体間インプラント12の組み立て時に例えば面20、50の様な終板部14、16の表面と接触するための、終板部又は基板部の外形と整合している係合要素又は面を含んでいる。例えば、面114は、歯24の構成及び面20の外形に整合している溝118を含んでいる。一部の実施形態では、この構成は、椎体間インプラント12の部材側の応力を軽減する。部分112は、当該部分112をジョー110へ締結具(図示せず)を介して取り付けるための皿穴120、122を含んでいる。
【0086】
[0102]ジョー111は、例えばスロット134の様なキャビティを画定している面132を有する係合部分130を含んでいる。スロット134は、終板部14、終板部16、及び/又は椎体間基板部18を配置させ捕捉するように構成されている。一部の実施形態では、スロット134は、ここに説明されている様に1つ又は複数の部材を配置させ捕捉するように構成されている。一部の実施形態では、面134は、椎体間インプラント12の組み立て時に例えば面20、50の様な終板部14、16の表面と接触するめの、終板部又は基板部の外形と整合している係合要素又は面を含んでいる。例えば、面132は、歯54の構成及び面50の外形に整合している溝136を含んでいる。一部の実施形態では、この構成は、椎体間インプラント12の部材側の応力を軽減する。部分130は、当該部分130をジョー111へ締結具(図示せず)を介して取り付けるための皿穴138、140を含んでいる。
【0087】
[0103]スロット116、134は、ハンドプレス104を用いての組み立て時に終板部14、終板部16と椎体間基板部18を整列させ案内するように部分112、130が作動器108と共に配置された状態で、椎体間インプラント12の部材を捕捉する。部分112、130は互いに向かって押し合い、力及び/又は圧力を椎体間インプラント12の部材へその組み立てのために印加する。この構成は組み立て中の椎体間インプラント12の部材を保護する。
【0088】
[0104]一部の実施形態では、面114、132は、組み立て中の椎体間インプラント12の部材への摩滅又は損傷を最小限に抑える材料から製作されている。一部の実施形態では、部分112、130は、ポリエチレン、PEEK、及びステンレス鋼の様な、プラスチック、複合材、又は金属系の材料で作られていてもよい。一部の実施形態では、部分112、130は、滅菌使い捨て式として提供されていてもよいし、又は非滅菌再使用式として提供されていてもよい。一部の実施形態では、部分112、130は、現場でここに説明されている付加製造を用いて製作されてもよい。一部の実施形態では、部分112、130は、ハンドプレス104と接続されている、ハンドプレス104と付着されている、ハンドプレス104と一体に組み立てられている、又はハンドプレス104とモノリシック形成されているのであってもよい。一部の実施形態では、部分112及び/又は部分130は分離されていてハンドプレス104と一体に取り付けられる。一部の実施形態では、部分112及び/又は部分130は、1つ又はそれ以上の部材を捕捉するための、1つ又はそれ以上のキャビティ、スロット、リッジ、ピン、ガイド、及び/又はタブを含んでいる。
【0089】
[0105]一部の実施形態では、ハンドプレス104は、外科処置に先行して又は外科処置中に臨床現場の内で又は外で、1つ又はそれ以上の脊椎インプラントをここに説明されている様に組み立てる。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、滅菌されており、また臨床現場で再滅菌される。一部の実施形態では、ハンドプレス104は滅菌使い捨て品目として提供されている。一部の実施形態では、ハンドプレス104は椎体間インプラント12を分解する。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、非滅菌包装に入って提供されていて臨床現場での滅菌プロセスと両立し得る。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、金属、ポリマー、セラミック、複合材、又はそれらの組合せで作ることができる。一部の実施形態では、ハンドプレス104は手動式又は電動式とすることができる。一部の実施形態では、ハンドプレス104はプログラム可能であり自動化されている。一部の実施形態では、ハンドプレス104は臨床環境及び/又は滅菌環境において要求に応じて1つ又はそれ以上の脊椎インプラントをここに説明されている様に組み立てる。一部の実施形態では、ハンドプレス104は、術中組み立てにつき個人化された及び/又は特注仕様の脊椎インプラントを組み立てる。
【0090】
[0106]1つの実施形態では、
図12に示されている様に、脊椎インプラントシステム10は、
図10及び
図11に関して説明されているハンドプレス104と同様の、例えば卓上型ハンドプレス204の様な術中外科用組立工具を含んでいる。ハンドプレス204は、ここに説明されている様に例えば終板部14及び/又は終板部16の様な部材の隣接する係合要素を係合させるために部材と接続される。ハンドプレス204は、終板部14及び/又は終板部16を例えば椎体間基板部18の様な部材と一体に圧迫し、それら部材を定着させて、ここに説明されているものと同様の例えば椎体間インプラント12の様な脊椎インプラントの組み立てを図る。
【0091】
[0107]ハンドプレス204は、ここに説明されているジョー110、111と同様のジョー210、211を有する作動器208と接続されているハンドル206を含んでいる。ジョー210はここに説明されている部分112と同様の係合部分212を含んでいる。ジョー211はここに説明されている部分112と同様の係合部分230を含んでいる。部分212、230は、ハンドプレス104に関して説明されているのと同様に、ハンドプレス204を用いての組み立て時に当該部分212、230が終板部14、終板部16と椎体間基板部18を整列させ案内するように椎体間インプラント12の部材を捕捉する。
【0092】
[0108]1つの実施形態では、
図13に示されている様に、脊椎インプラントシステム10は、
図10及び
図11に関して説明されているハンドプレス104に同様の例えば万力304の様な術中外科用組立工具を含んでいる。万力304は、ここに説明されている様に例えば終板部14及び/又は終板部16の様な部材の隣接する係合要素を係合させるために部材と接続される。ハンドプレス304は、終板部14及び/又は終板部16を例えば椎体間基板部18の様な部材と一体に圧迫し、それら部材を定着させて、ここに説明されているものと同様の例えば椎体間インプラント12の様な脊椎インプラントの組み立てを図る。
【0093】
[0109]万力304は、ここに説明されているジョー110、111と同様のジョー310、311を有する作動器308を含んでいる。ジョー310はここに説明されている部分112と同様の係合部分312を含んでいる。ジョー311はここに説明されている部分112と同様の係合部分330を含んでいる。部分312、330は、ハンドプレス104に関して説明されているのと同様に、万力304を用いての組み立て時に当該部分312、330が終板部14、終板部16と椎体間基板部18を整列させ案内するように椎体間インプラント12の部材を捕捉する。
【0094】
[0110]1つの実施形態では、
図14に示されている様に、脊椎インプラントシステム10は、
図10及び
図11に関して説明されているハンドプレス104と同様の例えば超音波溶着プレス404の様な術中外科用組立工具を含んでいる。超音波溶着プレス404は、ここに説明されている様に例えば終板部14及び/又は終板部16の様な部材の隣接する係合要素を係合させるために部材と接続される。超音波溶着プレス404は、終板部14及び/又は終板部16を例えば椎体間基板部18の様な部材と一体に圧迫し、それら部材を定着させて、ここに説明されているものと同様の例えば椎体間インプラント12の様な脊椎インプラントの組み立てを図る。
【0095】
[0111]超音波溶着プレス404は、ここに説明されているジョー110、111と同様のジョー410、411を含んでいる。ジョー410はここに説明されている部分112と同様の係合部分412を含んでいる。ジョー411はここに説明されている部分112と同様の係合部分430を含んでいる。部分412、430は、ハンドプレス104に関して説明されているのと同様に、超音波溶着プレス404を用いての組み立て時に当該部分412、430が終板部14、終板部16と椎体間基板部18を整列させ案内するように椎体間インプラント12の部材を捕捉する。超音波溶着プレス404は部分412、430で圧力下に保持されている椎体間インプラント12の部材へ高周波の超音波音響振動を印加して固体の溶着部を現出させる。
【0096】
[0112]組み立て、操作、及び使用においては、
図15及び
図16に示されている様に、ここに説明されているシステム及び方法と同様の脊椎インプラントシステム10は、患者の脊椎の或る区分に影響を及ぼすここに記載の障害の様な脊椎障害の治療のために例えば椎骨Vの様な組織と一体に配置される。脊椎インプラントシステム10は、同じく、他の外科処置と共に採用することもできる。
【0097】
[0113]一部の実施形態では、ここに説明されている脊椎インプラントキットを含む脊椎インプラントシステム10は、例えば、製造者の生産施設、製造者の広域的又は地域的な物流センター、病院、外来手術センター、及び/又は手術室の様な場所で製造、製作、又は作製される終板部14、16及び椎体間基板部18を用いて椎体間インプラント12を術中に組み立てるための方法と共に採用されている。一部の実施形態では、それら部材は、機械加工、成形、鋳造、焼結、及び/又は3D印刷若しくはレーザー焼結の様な付加製造により製造、製作、又は作製することができる。一部の実施形態では、終板部14、16及び椎体間基板部18は、病院又は外来手術センターにて3D印刷又はレーザー焼結の様な付加製造機器を使用して現場で製作される。一部の実施形態では、終板部14、16及び椎体間基板部18は、トリミング、機械加工、支持体材料除去、表面仕上げ、研磨、洗浄、除染、及び/又は滅菌を含む二次的な前処理を施されることもある。
【0098】
[0114]一部の実施形態では、特定の外科処置につき、ここに説明されている様に例えば椎体間インプラント12の高さHと長さLと幅Wを有するフットプリントの様な判定基準を使用して、終板部14、16及び/又は椎体間基板部18を選択することができる。椎体間インプラント12は、椎間板空間の確定されたフットプリントに馴染むように組み立てられる。一部の実施形態では、外科処置パラメータは、1つ又は複数の椎骨、片側治療、両側治療、PLIF、TLIF、DLIF、ACDF、及び/又はOLIFを含むことができる。
【0099】
[0115]一部の実施形態では、椎体間インプラント12の部材は手術に先立って選択されてもよい。例えば、外科医は、ここに説明されている様に画像診断及び/又は医用画像化を使用する術前計画を行って、終板部14、16及び椎体間基板部18の選択のための椎体間インプラント12のパラメータを確定するために採用される解剖学的パラメータを計測するようにしてもよい。一部の実施形態では、1つ又はそれ以上の終板部14、16及び/又は椎体間基板部18を、術中の組み立てにつき、個人化された椎体間インプラント12のための脊椎インプラントキットから選択することができる。
【0100】
[0116]例えば、V1、V2の様な脊椎Vの病変区分を治療するために、例えばスカルペルの様な手術器械を用いて切開が入れられる。一部の実施形態では、終板E1と終板E2の間の椎間板空間に隣接して椎間板切除術が施行される。一部の実施形態では、順次試行インプラントを送達、使用して、椎間板空間を伸延させ椎間板空間に適度な張力を加えて間接的除圧が可能になるようにしている。一部の実施形態では、椎体間インプラント12のフットプリントは試行段階後に選択される。
【0101】
[0117]一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、ここに説明されている様に複数の椎体間基板部18相手に入れ替え可能な複数の代わりの終板部14、16を有する脊椎インプラントキットを含んでいる。
図15に示されここに説明されている様に、幅Wと高さHと長さLを有する既定のフットプリントサイズを備える個人化された椎体間インプラント12の組み立てのために終板部14、16と椎体間基板部18を選択する。例えば、終板部14のピン26を椎体間基板部18のスロット84と整列させて椎体間インプラント12の部材の定着を図る。終板部16のピン56を椎体間基板部18のスロット86と整列させて椎体間インプラント12の部材の定着を図る。
【0102】
[0118]ここに説明されている様に外科用組立工具を術中に終板部14及び終板部16と一体に接続して終板部14、16と椎体間基板部18の隣接する係合要素を係合させて終板部14、16を椎体間基板部18と一体に組み立てる。
図15に示されここに説明されている外科用組立工具の部分112が終板部14を捕捉し、部分130が終板部16を捕捉する。外科用組立工具は終板部14、16及び椎体間基板部18に対し
図15に矢印Bで示されている様に圧迫力を加えてピン26をスロット84と固着させピン56をスロット86と固着させると椎体間プラント12が組み上がる。
【0103】
[0119]挿入器(図示せず)に椎体間インプラント12を接続して、椎体間インプラント12を椎骨V1とV2の間で、面20が終板E1と共に配置され面50が終板E2と共に配置されるように方向決めする。挿入器が椎体間インプラント12を椎骨V1とV2の間の椎間板空間の中への植え込みのために切開を通して手術部位へ送達し、脊椎障害の治療のために椎体間インプラント12を
図16に示されている様に椎骨V1、V2と一体に配置させる。一部の実施形態では、椎体間インプラント12は椎間板空間内への槌による打ち込み(malleting)の前に蛍光透視法によって視覚化され向きを定められる。
【0104】
[0120]ここに説明されている様に処置が完了したら、脊椎インプラントシステム10の手術器械、組立体、及び埋め込まれない構成要素は取り出され、(単数又は複数の)切開は閉じられる。脊椎インプラントシステム10の構成要素の1つ又はそれ以上がポリマーの様な放射線透過性材料で作られていることもある。X線、蛍光透視法、CT、MRI、又は他の画像化技法下での識別のために放射線不透過性マーカーを含むようにしてもよい。一部の実施形態では、脊椎の変質部又は損傷部にアクセスし、診察し、修復するのに、脊椎インプラントシステム10の支援と併せて、手術ナビゲーション、顕微鏡下手術、及び画像誘導の各技術の使用を採用することもできる。一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、単一の椎骨レベル又は複数の椎骨レベルと共に使用するための1つ又は複数のプレート、コネクタ、及び/又は骨締結具を含むことができる。
【0105】
[0121]一部の実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、作用物質を、脊椎インプラントシステム10の構成要素及び/又は表面の内、上、又は周りに配置、充填、被覆、又は積層させて含んでいる。一部の実施形態では、作用物質は、脊椎インプラントシステム10の構成要素及び/又は表面と椎骨との定着を強化するべく例えば骨移植片の様な骨成長促進材料を含むことができる。一部の実施形態では、作用物質は、例えば疼痛、炎症、及び変質を治療するために、徐放式を含め放出させるための1つ又は複数の療法剤及び/又は薬剤を含むことができる。
【0106】
[0122]ここに開示されている実施形態には様々な修正がなされ得るものと理解しておきたい。従って、以上の説明は限定を課すものと解釈されてはならず、単に様々な実施形態の例示と解釈されるべきである。当業者には、ここに付随の特許請求の範囲の範囲及び精神の内での他の修正形が構想されるであろう。