【実施例】
【0014】
図1は、本発明の実施例に係るLED照明装置1の斜視図である。
図2は、本発明の実施例に係るLED照明装置1の分解斜視図である。
図3は、
図1に示したLED照明装置1の底面図である。
図4は、(a)が、
図1に示したLED照明装置1の上面図であり、(b)が、LED照明装置1の側面図である。
図5は、(a)が、
図1に示したLED照明装置1の照明部10側から視た側面図であり、(b)が、LED照明装置1の付加機能収容筐体部40側から視た側面図である。
図6は、付加機能収容筐体部40を回動ガイド部30から離脱した状態を示した分解斜視図である。
図7は、収容空間拡大形成部60の斜視図である。
図8は、(a)が、支持部12の斜視図であり、(b)が、(a)に示した支持部12の回動ガイド部30に連結固定される側の端部を拡大した図であり、(c)が、(a)に示した支持部12の第一口金部13に連結固定される側の端部を拡大した図である。
図9は、(a)が、第一口金部13の口金本体13aを外側から視た斜視図であり、(b)が、第一口金部13の口金本体13aを内側から視た斜視図である。
図10は、(a)が、回動ガイド部30を第二口金部70の固定側端部の斜め下方位置から視た斜視図であり、(b)が、支持部12との接続側端部の斜め下方位置から視た斜視図である。
図11は、収容空間拡大形成部60の前壁63に形成された開口63aを塞ぐカバー63bを外した状態の付加機能収容筐体部40周辺の斜視図である。
図12は、(a)および(b)が、
図5(b)に示した位置にある付加機能収容筐体部40を回動ガイド部30を支軸として回動した状態を示した図である。
本発明の実施例に係るLED照明装置1は、例えば、電車の天井付近に設置された既存の直管型の蛍光管を有する蛍光灯、いわゆる直管状蛍光灯の2つのソケットに取り付けられるものである。
【0015】
LED照明装置1は、LEDの光を出射する照明部分である照明部10と、カメラ等の照明以外の付加機能を有する機能部20と、回動ガイド部30と、機能部20が収容される部分であり、回動ガイド部の軸を中心として回動角度を変化させた位置で回動ガイド部30に固定される付加機能収容筐体部40と、を有する。
【0016】
まず、照明部10について説明する。
照明部10は、内部に設けられたLEDの光を外部に出射する光透過性の部分を含む直管状カバー部11と、直管状カバー部11の一端側から他端側まで延びるように直管状カバー部11の内部に配置され、かつ、LEDが設置される支持部12と、直管状蛍光灯の一方のソケットから電源供給可能に接続されるように支持部12の一端部に固定される第一口金部13と、を有する。
【0017】
直管状カバー部11は、直管状のガラス部材の外周面をPET(polyethylene terephthalate)等の飛散防止フィルムで覆った光透過性の直管状部分である。
なお、直管状カバー部11は、ガラス部材に限らず、LEDの光を外部に出射する光透過性の部分を含む部材であれば、ポリカーボネート等のその他の材質からなるものであっても構わない。
【0018】
この直管状カバー部11は、内部に不図示の複数のLEDが設置された支持部12と、直管状蛍光灯の一方のソケットから供給された交流電圧(例えば、AC100V〜200V)を、所定の直流電圧に変換する回路がボックス内に形成された不図示の電源制御回路部が収容されている。
【0019】
電源制御回路部は、第一口金部13および複数のLEDに電気的に接続され、さらに、不図示のコネクタを介して機能部20に電気的に接続可能になっている。
この電源制御回路部は、第一口金部13から供給された電源を、複数のLEDへの所定の直流電圧、および、機能部20への所定の直流電圧(例えば、DC5V)に変換して供給するものである。
電源制御回路部は、例えば、機能部20のコネクタ25に接続されるコネクタが電線を介して直管状カバー部11の外に引き出し可能になっている。
【0020】
支持部12は、例えば、放熱性に優れたアルミニウム材からなる筒状部材であり、
図8に示すように、回動ガイド部30に連結固定される側の端部(
図8(b)参照)、および、第一口金部13に連結固定される側の端部(
図8(c)参照)のそれぞれに、回動ガイド部30および第一口金部13にネジ止め固定を可能とするネジ止め固定部12aが設けられている。
【0021】
また、支持部12は、直管状カバー部11の内周面を下側から支える面となるカバー支持面12bと、LEDが設置される面となるLED設置面12cと、が形成されている。
この支持部12は、カバー支持面12bを形成する壁と、LED設置面12cを形成する壁とが筒状をなす壁の一部になっているため、LEDの放熱面を広く確保することができるようになっている。
【0022】
また、支持部12は、第一口金部13と、回動ガイド部30の後述する一端側固定部31とに連結固定されることによって、LED照明装置1の一端側となる第一口金部13から、他端側となる第二口金部70まで、付加機能収容筐体部40の回動軸となる回動ガイド部30を含めた軸方向に沿って直線状に連結固定することを可能にしている。
【0023】
第一口金部13は、直管状蛍光灯の一方のソケットに接続されるようになっている。この第一口金部13は、支持部12の一端部に固定される部分となる口金本体13aと、電気接続部分となる2本のピン13bと、を有し、2本のピン13bが直管状蛍光灯のソケットに装着可能な形状になっている。
口金本体13aは、2本のピンを挿通するピン挿通孔13aaと、支持部12の一端部にネジ止め固定するためのネジSを挿通する2つのネジ挿通孔13abが形成されている。
【0024】
次に、機能部20について説明する。
機能部20は、照明部10を介して供給される電源の接続部分となるコネクタ25(
図2参照)を有し、照明部10を介して電源が供給されるようになっている。
この機能部20は、
図2に示すように、カメラ機能、およびそれに関連した機能を実行させる制御回路が形成された第一回路基板21および第二回路基板27と、第二回路基板27を含むカメラモジュール28と、を有する。
【0025】
第一回路基板21は、照明部10を介して供給される電源の接続部分となるコネクタ25を有し、マイクロSD等の不図示のメモリカードを記憶媒体とする記憶部としての第一カードスロット22、複数のLED照明装置1の各装置を識別するための装置識別情報が記憶された不図示のSIMカードを記憶媒体とする記憶部としての第二カードスロット23、無線通信部としての通信モジュール24、カメラモジュール28と接続されるコネクタ25、機能を拡張するための複数の拡張コネクタ26が実装されている。
【0026】
第一カードスロット22は、メモリカードを記憶媒体として、カメラモジュール28によって撮像された動画、あるいは、静止画を記憶するものである。
この第一カードスロット22、および、第二カードスロット23は、例えば、第一回路基板21の照明部10側とは逆側の端部、すなわち、第二口金部70側の端部に配置されている
なお、この実施例のLED照明装置1は、通常時には、撮像情報をメモリカードに記憶し、必要時には、無線通信経由で直接的に撮像情報のライブデータを抽出することができるようになっている。
【0027】
通信モジュール24は、移動体の内部であっても安定した通信ができる第4世代移動通信システム、例えば、LTE(登録商標)を通信方式として用いている。
この通信モジュール24は、付加機能収容筐体部40に配置されたアンテナ24aに接続されている。
なお、この実施例では、アンテナ24aは、いわゆるフィルムアンテナを用いており、付加機能収容筐体部40の後述する収容空間拡大形成部60の内壁面に貼り付けることができるようになっている。
このような通信モジュール24は、収容空間拡大形成部60に配置されたアンテナ24aによって無線信号の送受信がされるようになっている。
【0028】
なお、この実施例のLED照明装置1は、通信モジュール24が、LTEを通信方式とするものを例示したが、これに限らず、無線通信を可能にするものであればその他の通信方式を用いても構わない。例えば、WiFi(登録商標)を通信方式とした通信モジュールを用いてもよい。あるいは、第5世代移動通信システムを通信方式とした通信モジュールを用いてもよい。さらには、LTEおよびWiFiの両通信の機能制限および切替機能を備えて、LTEおよびWiFiの両通信の通信方式を切り替え可能な通信モジュールを用いても構わない。
【0029】
複数の拡張コネクタ26は、カメラモジュール28以外の機能を有するモジュール、例えば、温度・湿度の検知機能を有するモジュール、3D加速度の検知機能を有するモジュール、照度の検知機能を有するモジュール等を接続することができるコネクタである。
この複数の拡張コネクタ26は、並設され、変化する市場の要求に応じた機能のモジュールを容易に付け替えることができるようにしている。
【0030】
第二回路基板27は、カメラのレンズ28a、および、不図示のCMOSイメージセンサ等が配置されることによってカメラモジュール28を構成している。
なお、第一回路基板21と第二回路基板27とは、第二回路基板27のコネクタから引き出されたフィルムハーネス28bを介してコネクタ接続されるようになっている。
【0031】
また、第二回路基板27は、複数のパイロットランプ29が設けられている。
複数のパイロットランプ29は、機能部20の各種実行状態を付加機能収容筐体部40の外部に表示するものである。
この実施例では、第二回路基板27に、電源、通信、録画、その他の実行状態を表示する4つのパイロットランプ29が実装されている。
【0032】
次に、回動ガイド部30について説明する。
回動ガイド部30は、
図2および
図10に示すように、一端側に支持部12の他端部を固定する部分となる一端側固定部31と、他端側に直管状蛍光灯の他方のソケットに接続される第二口金部70を固定する部分となる他端側固定部32と、一端側固定部31と他端側固定部32との間を天井側領域を残すように円筒の一部に切欠き部を形成した円弧状の横断面をなして連接する中間連接部33と、有する。
【0033】
一端側固定部31は、支持部12の筒内空間に嵌入される嵌入部31aと、支持部12の端面12dが突き当てられる突き当て面31bと、支持部12にネジ止め固定するためのネジ孔31cと、を有する。
この一端側固定部31は、支持部12の筒内空間に嵌入部31aを嵌入した状態で、内面側からネジ孔31cにネジSを挿入して支持部12の端面12dが突き当て面31bに突き当てられた位置で支持部12に対してネジ止め固されるようになっている。
なお、この一端側固定部31には、照明部10からの引き出した電源線を内部に引き出すための開口31dが形成されている。
【0034】
他端側固定部32は、第二口金部70の後述する口金本体71の端面71aが突き当てられる突き当て面32aと、第二口金部70をネジ止め固定するためのネジ孔32bが形成されたネジ固定部32cと、第二口金部70の2つのピン72の端部を通す2つのピン通し孔32dと、を有する。
この他端側固定部32は、第二口金部70の外面側から口金本体71のネジ挿通孔71cを通してネジ孔32bにネジSを螺入して口金本体71の端面71aが突き当て面32aに突き当てられた位置で第二口金部70が固定されるようになっている。
【0035】
中間連接部33は、一端側固定部31と他端側固定部32との間を天井側領域を残すように円筒の一部に切欠き部33aを形成した円弧状の横断面をなして連接する部分である。
この中間連接部33は、
図10に示すように、内周面の両端部に収容空間拡大形成部60の後述する係合凹部61aに係合する一対の係合凸部33bが設けられている。
一対の係合凸部33bは、中間連接部33の周方向で同一の位置、すなわち、回動ガイド部30の軸方向で向かい合う位置に設けられ、それぞれが収容空間拡大形成部60の係合凹部61aに係合することによって、収容空間拡大形成部60を回動ガイド部30を軸とした所定の角度の回動位置で保持するもようになっている(
図12参照)。
【0036】
LED照明装置1は、回動ガイド部30が一端側に照明部10の支持部12の端部が連結固定され、他端側に第二口金部70の口金本体71が固定されることによって、第一口金部13から第二口金部70まで略一体型の直管状に構成されているので、第一口金部13から第二口金部70まで剛性を有して直管状蛍光灯の両ソケットの間に支持固定されるようになっている。
【0037】
次に、付加機能収容筐体部40について説明する。
付加機能収容筐体部40は、回動ガイド部30の天井側領域の外周面30aに沿う円弧状断面部51を有し、回動ガイド部30に対して所定の回動位置で回動ガイド部30の外周面30aに取り付けられる回動支持部50と、回動支持部50と連結固定可能に中間連接部33の内面側に切欠き部33aを含む機能部20の収容空間を回動ガイド部30の軸中心から径外方向にさらに拡大させた収容空間拡大形成部60と、を有する。
【0038】
回動支持部50は、アルミニウム等の金属薄板材からなり、収容空間拡大形成部60との連結固定完了状態では、収容空間拡大形成部60の両側壁62の外面の少なくとも一部を覆うように円弧状断面部51の両端が延在しており、機能部20のアンテナ24aに対応した位置の外面領域は電波を通し易くするための覆わないように形成されている。
【0039】
この回動支持部50は、
図2に示すように、U字状に屈曲された形状になっており、収容空間拡大形成部60の両側壁62の外表面に重ねた状態でネジSによって固定されることによって収容空間拡大形成部60に連結固定されるようになっている。
【0040】
このような回動支持部50は、回動ガイド部30の天井側領域の外周面30aに沿う円弧状断面部51と、円弧状断面部51から略直線状に延びて収容空間拡大形成部60の両側壁62の一部領域を覆うように連結固定される部分となる一対の側壁面連結用延在部52と、を有する。
【0041】
円弧状断面部51は、付加機能収容筐体部40が回動ガイド部30の軸を中心として回動可能に支持されるように回動ガイド部30の外周面30aに沿う部分になっている。
【0042】
側壁面連結用延在部52は、付加機能収容筐体部40の最外面、すなわち、意匠面に形成されるものであるため、デザイン性を考慮した形状にするとよい。
【0043】
収容空間拡大形成部60は、機能部20による外部情報検出側の面以外の面を、ポリフェニレンサンファイド(PPS)等の耐熱性に優れた絶縁脂材からなる壁で形成されている。
より具体的には、収容空間拡大形成部60は、
図2および
図7に示すように、天井壁61、両側壁62、62、前壁63、および後壁64を有して絶縁樹脂材からなる樹脂製壁部66と、樹脂製壁部66とは別体の光透過性部材からなり、機能部20による外部情報検出側の面となる底面の壁を形成する光透過性壁部67と、を有する。
【0044】
樹脂製壁部66は、天井壁61が回動ガイド部30の中間連接部33の内周面に沿った断面円弧状をなし、軸方向両端部に周方向に沿って複数の係合凹部61aが設けられている。
【0045】
複数の係合凹部61aは、回動ガイド部30の上述した一対の係合凸部33bに、周方向で同一位置となる軸方向両端部の一対の係合凹部61aを選択的に係合することによって、付加機能収容筐体部を回動ガイド部を軸とした所定の角度で保持することを可能にするものである。
【0046】
複数の係合凹部61aは、天井壁61の軸方向の各端部に、周方向に沿って22.5度ずつ角度を変化させた5箇所に設けられている。
天井壁61の軸方向の各端部に設けられた5箇所の係合凹部61aは、天井壁61の頂点位置に形成した1つの係合凹部61aを基準として左右両方向にそれぞれ22.5度ずつ角度を変化させた2つの係合凹部61aをそれぞれ設けている。
このため、LED照明装置1は、回動ガイド部30の一対の係合凸部33bに、周方向で同一位置となる軸方向両端部の一対の係合凹部61aを選択的に係合することによって、付加機能収容筐体部40を回動ガイド部30を軸とした左右方向45度の角度の範囲で、22.5度ずつ角度を変化させた合計5段階で角度を調整して保持することが可能になっている(
図12参照)。
【0047】
樹脂製壁部66は、
図2に示すように、縦割りで2分離されるようになっており、2分割された一方の側の樹脂製壁部66Aには、機能部20の第一回路基板21および第二回路基板27を固定するための不図示の固定部が設けられている。
【0048】
また、樹脂製壁部66は、側壁62の内面が凹状に形成されることによって薄肉部分として形成された薄肉部62aを有し、この薄肉部62aの内面にアンテナ24a(
図2参照)が配置されるようになっている。
このようにアンテナ24aが薄肉部62aに配置されることによって、樹脂製壁部66を通した電波の透過性を高めることができるようになっている。
【0049】
また、樹脂製壁部66は、
図11に示すように、前壁63に開口63aが形成されており、この開口63aを塞ぐカバー63bが、開口63aを開閉自在に前壁63の一部となって固定されるようになっている。
この開口63aは、第一カードスロット22および第二カードスロット23のそれぞれからメモリカードおよびSIMカードを抜き挿しすることができる位置に形成されている。
このため、LED照明装置1は、前壁63からカバー63bを外すことによって、作業者は容易に第一カードスロット22および第二カードスロット23のそれぞれからメモリカードおよびSIMカードを抜き挿しすることができるようになっている。
【0050】
光透過性壁部67は、板状のガラス材であり、樹脂製壁部66の底面側に設けられた係止爪部65に嵌め込まれることによって、収容空間拡大形成部60の底面を塞ぐ壁として固定されるようになっている。
このように、付加機能収容筐体部40は、機能部20による外部情報検出側の面となる底面の壁が板状のガラス材で構成されることによって、光が透過されるようになっている。このため、付加機能収容筐体部40は、カメラモジュールの外部情報検出部分となるレンズを付加機能収容筐体部40の外部に露出するための開口を形成する必要がない。
【0051】
また、外部情報検出側の面となる底面の壁を形成する光透過性壁部67が、樹脂製壁部66とは別体で設けられることによって、付加機能収容筐体部40内にカメラモジュール28とは異なる種類の機能をなすモジュールを付け替える必要が生じた場合にも、光透過性壁部67のみ新たな仕様に交換する、または、光透過性壁部67のみ加工を施すことによって仕様変更に容易に対応することができるようになっている。
【0052】
なお、この実施例では、光透過性壁部67が、板状のガラス材であるものを例示したが、光透過性壁部67は、光透過性の板状部材であれば、ポリカーボネート等のその他の材質からなるものであっても構わない。
【0053】
第二口金部70は、回動ガイド部30の他端側固定部32に固定される部分となる口金本体71と、2本のピン72と、を有し、2本のピン72が直管状蛍光灯のソケットに装着可能な形状になっている。
口金本体71は、2本のピン72を挿通するピン挿通孔71bと、回動ガイド部30の他端側固定部32にネジ止め固定するためのネジSを挿通する2つのネジ挿通孔71cが形成されている。
【0054】
以上の説明のように構成されるLED照明装置1は、
図6に示すように、回動支持部50と収容空間拡大形成部60とを連結固定するネジを外すことによって、付加機能収容筐体部40を回動ガイド部30から離脱することができる。
【0055】
また、LED照明装置1は、金属薄板材からなる回動支持部50が収容空間拡大形成部60の外表面を覆うようになっているので、付加機能収容筐体部40の不燃性を高めることができるようになっている。
【0056】
さらに、LED照明装置1は、絶縁樹脂材に比して薄厚であっても剛性を保つことができる金属薄板材からなる回動支持部50が回動ガイド部30の天井側領域の外周面30aに沿うことによって付加機能収容筐体部40を回動ガイド部30の軸を中心として回動可能に支持されるようになっているので、天井側領域に寸法が拡大することを抑えることができるようになっている。
【0057】
次に、LED照明装置1の組み立て手順について説明する。
なお、第一口金部13から第二口金部70まで、回動ガイド部30を含めた略一体型の直管状に構成された部分が、直管状蛍光灯の両ソケットの間に支持固定されているものに対して以下の組み立て手順が実施される。
まず、作業者は、2分割された樹脂製壁部66A、66Bの一方の樹脂製壁部66Aに、第一回路基板21および第二回路基板27を固定する。
【0058】
次に、作業者は、2分割された樹脂製壁部66A、66Bを互いの連結面を重ね合わせることによって1つに合体させる。
この作業では、作業者は、光透過性壁部67を係止爪部65に嵌め込みつつ2分割された樹脂製壁部66A、66Bを互いの連結面を重ね合わせる。
このようにして、内部に機能部20を固定した状態の収容空間拡大形成部60が組み付け完了される。
【0059】
次に、作業者は、収容空間拡大形成部60の上部を、回動ガイド部30の切欠き部33aが形成された部分となる中間連接部33の内周面側に嵌め込む。
この作業では、作業者は、中間連接部33の内周面の両端部に設けられた一対の係合凸部33b、33bに、収容空間拡大形成部60の天井壁61の軸方向両端部に周方向に沿って設けられた複数の係合凹部61aのうち、回動ガイド部30を軸として所望の角度となる軸方向両端部の一対の係合凹部61a、61aが係合されるように、収容空間拡大形成部60を、中間連接部33の内周面側に嵌め込む。
【0060】
次に、作業者は、回動支持部50を収容空間拡大形成部60に連結固定する。
この作業では、作業者は、U字状に屈曲された回動支持部50を、円弧状断面部51を回動ガイド部30の天井側領域の外周面30aに重ね、かつ、一対の側壁面連結用延在部52、52を、収容空間拡大形成部60の両側壁62の外表面に重ねた状態でネジ止め固定する。
【0061】
このようにして内部に機能部20を収容した状態の付加機能収容筐体部40が組み付け完了されることによって、LED照明装置1の組み立て作業を完了する。
LED照明装置1は、一端側の第一口金部13から支持部12および回動ガイド部30を間に通して他端側の第二口金部70まで略直管状、かつ、一体的に構成された部分に、付加機能収容筐体部40が回動ガイド部30の軸を中心として回動角度を調整された状態で配置される。
【0062】
本発明の実施例に係るLED照明装置1は、付加機能収容筐体部40が回動ガイド部30の天井側領域の外周面に回動ガイド部30に対して円弧状断面部51を支持部分として所定の回動位置で取り付け固定できるようになっている。
また、本発明の実施例に係るLED照明装置1は、付加機能収容筐体部40が、回動支持部50が回動ガイド部30の天井側領域の外周面に沿うことによって、回動ガイド部30の軸を中心として回動可能に支持され、中間連接部33の内面側に切欠き部33aを含む機能部20の収容空間を回動ガイド部の軸中心から径外方向にさらに拡大させるようになっているので、天井側領域に寸法が拡大することを抑えることができるようになっている。
しかも、本発明の実施例に係るLED照明装置1は、回動ガイド部30が一端側に照明部10の支持部12の端部が連結固定され、他端側に第二口金部70の口金本体71が固定されることによって、第一口金部13から第二口金部70まで略一体型の直管状に構成されているので、第一口金部13から第二口金部70まで剛性を有して直管状蛍光灯の両ソケットの間に支持固定されている。
従いまして、照明部10に対して回動可能な付加機能収容筐体部40を照明部10に容易に着脱することができ、かつ、付加機能収容筐体部40の機能部20を収容するための収容空間を確保し易くすることができ、しかも、付加機能収容筐体部40を安定的に支持することがでる。
【0063】
また、本発明の実施例に係るLED照明装置1は、収容空間拡大形成部60が、機能部20による外部情報検出側の面以外の面を絶縁脂材からなる壁で形成され、かつ、絶縁樹材からなる両側壁の少なくとも一方の側壁の内面に無線通信用のアンテナが配置されており、回動支持部50が、金属薄板材からなり、収容空間拡大形成部60との連結固定完了状態では、収容空間拡大形成部60の両側壁62の外面の少なくとも一部を覆うように円弧状断面部51の両端が延在しており、アンテナ24aに対応した位置の外面領域は電波を通し易くするための覆わないように形成されている。
このため、本発明の実施例に係るLED照明装置1は、回動ガイド部30の天井側領域の外周面に沿う円弧状断面部41aが金属薄板材であるため、天井側領域への寸法拡大を金属薄板材の厚み分のみに抑えることができ、しかも、円弧状断面部41aの回動支持部分としても強度も十分確保することができ、さらには、アンテナ24aが配置される位置では電波を通し易くすることができる。
【0064】
また、本発明の実施例に係るLED照明装置1は、付加機能収容筐体部40が、機能部20による外部情報の検出側の面に別体のガラス材からなる光透過性壁部67を有するので、付加機能収容筐体部40が、内部に収容される機能部20がガラス材を通して外部情報を検出することができるものである場合、光が透過されるため、カメラモジュール28のレンズ28a等の検出部分を付加機能収容筐体部40の外部に露出するための開口を形成する必要がない。
また、本発明の実施例に係るLED照明装置1は、外部情報検出側の面となる底面の壁を形成する光透過性壁部67が、樹脂製壁部66とは別体で設けられることによって、付加機能収容筐体部40内にカメラモジュール28とは異なる種類の機能をなすモジュールを付け替える必要が生じた場合にも、光透過性壁部67のみ新たな仕様に交換する、または、光透過性壁部67のみ加工を施すことによって仕様変更に容易に対応することができるようになっている。
【0065】
また、本発明の実施例に係るLED照明装置1は、付加機能収容筐体部40を回動ガイド部30の軸を中心として25度ずつ角度を5段階で変化させた回動位置で回動ガイド部30に係合することができるものを例示したが、付加機能収容筐体部40の係合位置はこれに限らず、回動ガイド部30の軸を中心として角度を変化させた複数の回動位置であればその他の位置に係合するようにしても構わない。
【0066】
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。