特許第6704492号(P6704492)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6704492
(24)【登録日】2020年5月14日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】パイプ曲げ機
(51)【国際特許分類】
   B21D 7/024 20060101AFI20200525BHJP
   F16B 11/00 20060101ALI20200525BHJP
【FI】
   B21D7/024 A
   F16B11/00 D
【請求項の数】6
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2019-124758(P2019-124758)
(22)【出願日】2019年7月3日
【審査請求日】2019年7月3日
(31)【優先権主張番号】201910152485.9
(32)【優先日】2019年2月28日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519243019
【氏名又は名称】▲寧▼波市嘉▲鵬▼机械▲設▼▲備▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100131406
【弁理士】
【氏名又は名称】福山 正寿
(72)【発明者】
【氏名】万峰
【審査官】 石川 健一
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第108941282(CN,A)
【文献】 特開平03−161127(JP,A)
【文献】 実開昭50−126738(JP,U)
【文献】 中国特許第102248043(CN,B)
【文献】 中国特許第102553988(CN,B)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21D 7/024
F16B 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定トレイ(1)を含むパイプ曲げ機であって、前記固定トレイ(1)はトップトレイ(101)およびベーストレイ(102)を含み、前記ベーストレイ(102)の頂部の中央部およびトップトレイ(101)の底部の中央部にいずれもセラミックプレート(103)がしっかりと溶接され、前記セラミックプレート(103)の頂部の中央部にセラミックコラム(104)がしっかりと溶接され、前記固定トレイ(1)の外側の頂部および底部にいずれも等距離で第1の当接孔(105)が設置され、前記第1の当接孔(105)のキャビティに第1のコイル(109)が貫通して接続され、前記固定トレイ(1)の頂部の中央部に取り付けボルト(106)が貫通して接続され、前記取り付けボルト(106)の外側の頂部にレバーアームプレート(107)が嵌着され、前記レバーアームプレート(107)の底部に曲げ機構(108)が設置される、ことを特徴とするパイプ曲げ機。
【請求項2】
前記セラミックコラム(104)の外側に等距離で隠れ溝(1041)が設置され、前記セラミックプレート(103)に対向する側にいずれも等距離で配線溝(1031)が設置され、前記第1のコイル(109)の第1の当接孔(105)から離れた側はそれぞれ隠れ溝(1041)と配線溝(1031)のキャビティに係合される、ことを特徴とする請求項1に記載のパイプ曲げ機。
【請求項3】
前記レバーアームプレート(107)の頂部の中央部に帯状溝(1071)が設置され、前記帯状溝(1071)のキャビティに可動柱(1072)が貫通接続され、前記可動柱(1072)の頂部に帯状溝(1071)を貫通してレバーアームプレート(107)の頂部の外側まで延び、前記可動柱(1072)の頂部にリミットプレート(1073)がしっかりと溶接され、前記レバーアームプレート(107)の底部の右側に支承板(1074)がしっかりと溶接され、前記支承板(1074)の右側にプッシュボルト(1075)が貫通して接続され、前記レバーアームプレート(107)の頂部の右側に回転ハンドル(1076)がしっかりと溶接される、ことを特徴とする請求項1に記載のパイプ曲げ機。
【請求項4】
前記曲げ機構(108)は曲げブロック(1081)を含み、前記曲げブロック(1081)の左側の中央部に曲げ溝(1082)が設置され、前記曲げ溝(1082)のキャビティに曲げローラ(1083)が可動的に係合され、前記曲げブロック(1083)の頂部の中央部に等距離で円形孔(1084)が設置され、前記円形孔(1084)のキャビティに取り付けロッド(1085)が貫通して接続され、前記取り付けロッド(1085)の底部に円形孔(1084)が貫通して曲げブロック(1081)の底部の外側まで延び、前記曲げブロック(1081)の左側の頂部および底部にいずれも等距離で第2の当接孔(1086)が設置され、前記第2の当接孔(1086)のキャビティに第2のコイル(1087)が貫通して接続され、前記曲げブロック(1081)の正面および背面の左側にいずれも挿通孔(1088)が設置される、ことを特徴とする請求項1に記載のパイプ曲げ機。
【請求項5】
前記隠れ溝(1041)は垂直溝であり、その長さはセラミックコラム(104)の高さに等しく、前記隠れ溝(1041)の頂部および底部にいずれも配線溝(1031)に連通する、ことを特徴とする請求項2に記載のパイプ曲げ機。
【請求項6】
前記支承板(1074)の右側に周波数変換器(10741)が取り付けられ、
前記周波数変換器(10741)の右側に電源コード(10742)が電気的接続される、ことを特徴とする請求項3に記載のパイプ曲げ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパイプ曲げ技術分野に関し、具体的にパイプ曲げ機である。
【背景技術】
【0002】
現在、工業生産および建設などの業界では、様々な金属材料がよく使用され、異なる製品の製造や異なる場所で必要とされる金属材料の形状および湾曲度に対する要件もまた異なり、しかも科学技術の絶え間ない進歩と発展に伴い、金属材料の品質と製品品質に対する要求もますます高くなり、その中には、金属材料に曲げ処理を実行する装置であるパイプ曲げ機があり、それは中空の金属管を一定の角度で曲げることができるだけでなく、中実の金属材料の変形加工を行うこともでき、従来のパイプ曲げ機には手動、伝動および空気圧などのいくつかの分類がある。例えば、中国特許は、「空気圧式パイプ曲げ機」(特許番号:CN102248043B)を開示しおり、この特許は、作業台、シリンダおよびシリンダアセンブリ、パイプ曲げ押圧溝および転がり溝を含み、この技術的解決手段は主に吸気管を介してエアポンプに接続され、曲げる対象のパイプをパイプ曲げの押圧溝に置き、ジョイスティックを作業方向に回し、エアバルブは空気圧をホースを介してシリンダに送り、シリンダーピストンの背部の空気圧は前方の空気圧より大きく、伸縮軸棒とパイプ曲げ押圧溝を作業台に向かって進めるように作動し、最後的に鋼管はパイプ曲げ押圧溝と転がり溝との間に力を受けて設定角度まで曲げた後、ジョイスティックを反対方向に動かし、伸縮軸棒とパイプ曲げ押圧溝を初期位置まで後退させ、曲げられたエルボを取り出す。例えば、中国特許は「曲げ機械」(特許番号:CN102553988B)を開示しおり、この特許は、フレーム、動力出力装置、および動力軸を含み、この技術的解決手段は主に、曲げる対象の円形管を位置決めブロックの貫通孔、第1の半円形溝と第2の半円形溝によって形成された円形溝を貫通し、続いて動力出力装置を起動して動力軸の回転を駆動し、動力軸によって曲げアームを駆動してホイールの周りをある方向に回転させ、同時に、曲げアームのスロット内の曲げバーが円形溝を貫通した円形管を折り曲げ、曲げアームがある角度で回転して円形管を湾曲させる必要がある要件に達すると、モータの停止を制御して曲げアームの回転を停止させるように制御することができ、曲げ成形した円形管を取り出すことができる。上記の技術的解決手段および既存の使用されているいくつかのパイプ曲げ装置は、短い金属材料または長い金属製品の曲げ加工に対して、いくつかの非常に重要な問題を避けることができない:金属材料自体はある程度の弾性を有し、曲げ作業後にはその自体が変形回復の動きを有し、これが曲げ角度に一定の偏差を生じさせ、成形を行うことができるようにするために何度も繰り返し曲げ作業を行う必要があり、金属材料を曲げる時に、角の内側に集まりが発生し、外側に伸張動作が発生し、それは金属材料が切断されやすく、角が滑らかにならなくなったりすることを引き起こしやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許第102248043号明細書
【0004】
従来技術の欠点に対し、本発明はパイプ曲げの角での成形が不安定で切断されやすいという問題を解決するパイプ曲げ機を提供する。
【発明の概要】
【0005】
以上の目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決手段によって達成される:
【0006】
固定トレイを含むパイプ曲げ機であって、前記固定トレイはトップトレイおよびベーストレイを含み、前記ベーストレイの頂部の中央部およびトップトレイの底部の中央部にいずれもセラミックプレートがしっかりと溶接され、前記セラミックプレートの頂部の中央部にセラミックコラムがしっかりと溶接され、前記固定トレイ外側の頂部および底部にいずれも等距離で第1の当接孔が設置され、前記第1の当接孔のキャビティに第1のコイルが貫通して接続され、前記固定トレイの頂部の中央部に取り付けボルトが貫通して接続され、前記取り付けボルトの外側の頂部にレバーアームプレートが嵌着され、前記レバーアームプレートの底部に曲げ機構が設置される。
【0007】
好ましくは、前記セラミックコラムの外側に等距離で隠れ溝が設置され、前記セラミックプレートに対向する側にいずれも等距離で配線溝が設置され、前記第1のコイルの第1の当接孔から離れた側はそれぞれ隠れ溝と配線溝のキャビティに係合される。
【0008】
好ましくは、前記レバーアームプレートの頂部の中央部に帯状溝が設置され、前記帯状溝のキャビティに可動柱が貫通接続され、前記可動柱の頂部に帯状溝を貫通してレバーアームプレートの頂部の外側まで延び、前記可動柱の頂部にリミットプレートがしっかりと溶接され、前記レバーアームプレートの底部の右側に支承板がしっかりと溶接され、前記支承板の右側にプッシュボルトが貫通して接続され、前記レバーアームプレートの頂部の右側に回転ハンドルがしっかりと溶接される。
【0009】
好ましくは、前記曲げ機構は曲げブロックを含み、前記曲げブロックの左側の中央部に曲げ溝が設置され、前記曲げ溝のキャビティに曲げローラが可動的に係合され、前記曲げブロックの頂部の中央部に等距離で円形孔が設置され、前記円形孔のキャビティに取り付けロッドが貫通して接続され、前記取り付けロッドの底部に円形孔を貫通して曲げブロックの底部の外側まで延び、前記曲げブロックの左側の頂部および底部にいずれも等距離で第2の当接孔が設置され、前記第2の当接孔のキャビティに第2のコイルが貫通して接続され、前記曲げブロックの正面および背面の左側にいずれも挿通孔が設置される。
【0010】
好ましくは、前記隠れ溝は垂直溝であり、その長さはセラミックコラムの高さと等しく、前記隠れ溝の頂部および底部にいずれも配線溝が連通される。
【0011】
好ましくは、前記プッシュボルトはねじ付きボルトであり、前記プッシュボルトは支承板にねじ接続され、前記プッシュボルトの左側は可動柱の外側と重ね継ぐ。
【0012】
好ましくは、前記曲げブロックは弧形ブロックであり、前記曲げブロックの左側の直径は固定トレイの外側の直径に等しく、前記曲げブロックの右側は可動柱にしっかりと溶接され、前記第2のコイルは第1のコイルと大きさが同じく、前記第2のコイルの数は少なくとも3つである。
【0013】
好ましくは、前記支承板の右側に周波数変換器が取り付けられ、前記周波数変換器の右側に電源コードが電気的接続される。
(三)有益な効果
【0014】
本発明はパイプ曲げ機を提供する。以下の有益な効果を有する:
【0015】
(1)このパイプ曲げ機は、金属材料が高温状態になるまで金属材料を局所的に急速に加熱することができ、これによって曲げ部分の金属原子は非常に活発状態になり、柔軟性が大幅に高められ、曲げ作業をより順調に改善される。
【0016】
(2)このパイプ曲げ機では、曲げられた部分の内部の金属原子の高度活発状態により、曲げ部分の内部原子構造および位置を再配置することができ、それによって曲げ部分の内側が厚すぎ、外側が薄すぎるという問題を解決する。
【0017】
(3)このパイプ曲げ機は高温状態での金属パイプ曲げ作業を採用しており、曲げ作業の過程において角の平坦度を改善することができるだけでなく、この状態での曲げの可塑性および成形は金属自体の弾性による曲げ角度のずれの問題を避ける。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の構造の概略図である。
【0019】
図2】本発明の固定トレイの断面図である。
【0020】
図3】本発明の曲げ機構の構造の概略図である。
【0021】
図4】本発明の第1のコイルと第2のコイルの当接および電流方向の概略図である。
【0022】
図には:1固定トレイ、101トップトレイ、102ベーストレイ、103セラミックプレート、1031配線溝、104セラミックコラム、1041隠れ溝、105第1の当接孔、106取り付けボルト、107レバーアームプレート、1071帯状溝、1072可動柱、1073リミットプレート、1074支承板、10741周波数変換器、10742電源コード、1075プッシュボルト、1076回転ハンドル、108曲げ機構、1081曲げブロック、1082曲げ溝、1083曲げローラ、1084円形孔、1085取り付けロッド、1086第2の当接孔、1087第2のコイル、1088挿通孔、109第1のコイルである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施例における図面によって、本発明の実施例における技術的解決手段を明確かつ完全に説明し、明らかなことに、記載された実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、実施例のすべてではない。
【0024】
前記実施例の例が図面に示されており、同一または類似の符号は、同一または類似の要素、または同一または類似の機能を有する要素を示す。以下、図面によって説明する実施例は例示的であり、本発明を解釈するためのものであり、本発明を制限するものではない。
【0025】
本発明において、他に明示的に規定および限定されない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」及び「固定」という用語は広く理解されるべきであり、例えば固定接続であっても取り外し可能な接続であっても、または一体的な接続であってもよく、機械的接続であっても、電気的接続であってもよく、直接接続であっても、中間媒体を介した間接的接続であってもよく、2つの要素の内部連通または2つの要素の相互作用であってもよい。当業者にとって、本発明における上記用語の具体的な意味をケースバイケースで理解することができる。
【0026】
図1から4に示すように、本発明が提供する技術的解決手段は以下のとおりである:固定トレイ1を含むパイプ曲げ機であって、固定トレイ1はトップトレイ101およびベーストレイ102を含み、ベーストレイ102の頂部の中央部およびトップトレイ101の底部の中央部にいずれもセラミックプレート103がしっかりと溶接され、セラミックプレート103の頂部の中央部にセラミックコラム104がしっかりと溶接され、セラミックコラム104の外側に等距離で隠れ溝1041が設置され、隠れ溝1041は垂直溝であり、その長さはセラミックコラム104の高さに等しく、隠れ溝1041の頂部および底部にいずれも配線溝1031に連通し、セラミックプレート103に対向する側にいずれも等距離で配線溝1031が設置され、第1のコイル109の第1の当接孔105から離れた側はそれぞれ隠れ溝1041と配線溝1031のキャビティに係合され、固定トレイ1の外側の頂部および底部にいずれも等距離で第1の当接孔105が設置され、第1の当接孔105のキャビティに第1のコイル109が貫通して接続され、固定トレイ1の頂部の中央部に取り付けボルト106が貫通して接続され、取り付けボルト106の外側の頂部にレバーアームプレート107が嵌着され、レバーアームプレート107の頂部の中央部に帯状溝1071が設置され、帯状溝1071のキャビティに可動柱1072が貫通接続され、可動柱1072の頂部に帯状溝1071が貫通してレバーアームプレート107の頂部の外側まで延び、可動柱1072の頂部にリミットプレート1073がしっかりと溶接され、レバーアームプレート107の底部の右側に支承板1074がしっかりと溶接され、支承板1074の右側に周波数変換器10741が取り付けられ、周波数変換器10741の右側に電源コード10742が電気的接続され、支承板1074の右側にプッシュボルト1075が貫通して接続され、プッシュボルト1075はねじ付きボルトであり、プッシュボルト1075は支承板1074にねじ接続され、プッシュボルト1075の左側は可動柱1072の外側と重ね継ぎ、レバーアームプレート107の頂部の右側に回転ハンドル1076がしっかりと溶接され、レバーアームプレート107の底部に曲げ機構108が設置され、曲げ機構108は曲げブロック1081を含み、曲げブロック1081は円弧状ブロックであり、曲げブロック1081の左側の直径は固定トレイ1の外側の直径に等しく、曲げブロック1081の右側は可動柱1072にしっかりと溶接され、第2のコイル1087は第1のコイルと大きさが等しく、第2のコイル1087の数は少なくとも3つであり、曲げブロック1081の左側の中央部に曲げ溝1082が設置され、曲げ溝1082のキャビティに曲げローラ1083が可動的に係合され、曲げブロック1083の頂部の中央部に等距離で円形孔1084が設置され、円形孔1084のキャビティに取り付けロッド1085が貫通して接続され、取り付けロッド1085の底部に円形孔1084が貫通して曲げブロック1081の底部の外側まで延び、曲げブロック1081の左側の頂部および底部にいずれも等距離で第2の当接孔1086が設置され、第2の当接孔1086のキャビティに第2のコイル1087が貫通して接続され、曲げブロック1081の正面および背面の左側にいずれも挿通孔1088が設置される。
【0027】
このパイプ曲げ機が作動中(または使用中)には、まず、曲げ処理を施す必要がある金属ロッドまたは金属パイプをセラミックプレート103とセラミックコラム104との間の残しておいたスペースに直接係合させ、次いでプッシュボルト1075を直接回転させ、プッシュボルト1075の連続移動によって、曲げブロック1081と固定トレイ1とが当接するまで曲げ機構108を固定トレイ1に向けってゆっくり押し、この状態で曲げ機構108内の曲げローラ1083が金属パイプの外壁と接触し、続いて装置全体の電源を入れ、スタートボタンを押し、周波数変換器10741に電流を通し、周波数変換器10741が民間電力を高周波電力に変換して第2のコイル1087に送り、第2のコイル1087は曲げ機構108の移動に伴って第1のコイル109のポートと接し、複数の第1のコイル109及び第2のコイル1087は1つの一定長さの閉回路を構成し、局部金属パイプはこの回路の中央に位置し、金属パイプの局部位置は急速に加熱されて焼成され、続いて、回転ハンドル1076を引いてレバーアームプレート107を駆動して取り付けボルト106を中心に回転させ、それとともに曲げ機構も回転させ、曲げローラ1083は焼成部分をセラミックコラム104に密着して押し付けて変形させ、コイルの連続移動につれて、この開閉動作が繰り返され、回転の全過程において、金属パイプの各部分を、所望の曲げ部分への加工が完成するまで、加熱して焼成する。
【0028】
上記のように、このパイプ曲げ機は、金属パイプの焼成状態で押し付けて曲げる作業を行い、金属パイプ内の原子が非常に活発な状態にあり、不規則運動下で曲げ部分を補償動作することができるので、曲げ部分をより滑らかでより自然にし、同時に、焼成状態での曲げ処理後の成形がより安定し、曲げ部分ではね返り作用が起こりにくくなり、曲がった角での誤差値を低下させる。
【0029】
以上の記載は本発明の好ましい実施形態にすぎないが、本発明の範囲はそれらに限定されるものではなく、本発明によって開示された技術的範囲内において、当業者が、本発明による技術的解決手段およびその発明の構想に基づいて行う等価置換または変更は、本発明の範囲内に含まれるべきである。
【要約】      (修正有)
【課題】固定トレイを含むパイプ曲げ機を提供する。
【解決手段】固定トレイ1はトップトレイおよびベーストレイを含み、ベーストレイの頂部の中央部およびトップトレイの底部の中央部にセラミックプレートが溶接され、セラミックプレート頂部の中央部にセラミックコラムが溶接され、固定トレイの外側の頂部および底部に等距離で第1の当接孔が設置されそのキャビティに第1のコイルが貫通して接続され、固定トレイ頂部の中央部に取り付けボルトが貫通して接続されその外側の頂部にレバーアームプレート107が嵌着され、レバーアームプレートの底部に曲げ機構が設置され、このパイプ曲げ機は、金属パイプ内の原子が非常に活発な状態で曲げ加工を行い、不規則運動下で曲げ部分を補償動作できるので、曲げ部分をより滑らかでより自然にし、焼成状態での曲げ処理後の成形がより安定し、曲げ部分ではね返り動作が起こりにくく、曲がった角での誤差値を低下させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4