(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
基材と、基材の表面に設けられたコーティング層とを含むキッチン電気製品であって、前記コーティング層は、請求項1に記載の親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料から製造された、
ことを特徴とするキッチン電気製品。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来技術における問題に鑑み、本発明は、電子レンジ類製品に使用可能な親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法を提供し、現在マイクロ波製品用波吸収材料は、波吸収剤が不均一に分散し、沈降しやすく、同じ仕様タイプの量産製品では、マイクロ波吸収特性の差異が大く、波吸収剤が不均一に分散することにより、局所に過熱溶融する現象が生じることがあり、大量のシリカゲルなどの樹脂材料を使用することにより、波吸収層が厚すぎ、遠赤外線特性を有しなく、食べ物の内部に生煮えの現象が生じやすく、生産プロセスが複雑であり、手間や材料がかかり、清潔やすい特性を有しなく、長時間使用による油汚れの粘着が生じやすいなどの問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記技術的問題を解決するために、本発明は、以下の技術案を提出する:
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料は、バインダ49〜83.2部、波吸収剤1〜20部、遠赤外線粉剤10〜20部、沈降防止剤5〜10部、助剤0.8〜1.5部を重量部で含む。
【0009】
バインダは、波吸収材料及び塗工される基材材料(例えばホットプレート材料)と良好な結合特性を有する材料であり、且つ高温で分解しにくい耐温性を有する。
【0010】
波吸収剤は、バインダによく分散し、マイクロ波環境でマイクロ波エネルギーを効率よく吸收できる材料である。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以下の有益な効果を奏する:
バインダの主な作用は、波吸収剤をよく分散させ、基材表面に粘着させ、良好な耐温性を有し、高温環境での使用要求を満足し、良好な親水特性を有することである。
【0012】
波吸収剤の主な作用は、マイクロ波エネルギーを吸收し、熱量に変換し、器具などに伝達され、快速に吸熱及び伝熱する特性に到達することである。
【0013】
遠赤外線粉剤の主な作用は、発せられる遠赤外線が強い透過能力を有し、食べ物のより深層まで透過できることである。
【0014】
沈降防止剤の主な作用は、塗料系全体の稠度及びフィラーの懸濁特性を向上させ、塗料にチキソ性を付与し、フィラーの沈降を防止し、且つ材料の親水特性をさらに向上できることである。
【0015】
助剤の主な作用は、塗料の各成分を均一に混合し、塗料特性が優れたようにすることである。
【0016】
発明者は、初めて沈降防止剤と、バインダ、波吸収剤、遠赤外線粉剤及び助剤などとを混合し、適合な配合比率により、製造された親水型沈降防止波吸収材料は、波吸収剤を均一に分散させ、沈降しにくく、マイクロ波吸収特性の差異が小く、コーティング層が薄く、生産プロセスが簡単であり、時間や材料を節約し、親水特性がよく、油汚れの粘着を引き起こにくく、清潔しやすく、食べ物への透過性を向上させ、食べ物の内部にエネルギーをよく吸收させ、食べ物の内部と表層の同時調理の要望を実現し、波吸収マイクロ波アクセサリの調理効果を全体的に向上させるなどの利点を有する。
【0017】
前記技術案に基づいて、本発明は、さらに以下のように改善することができる。
【0018】
さらに、前記バインダは、ゾルと珪酸塩溶液との混合溶液である。
【0019】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:
ゾルを単独で使用する場合に、清潔しやすい特性が低下し、珪酸塩を単独に使用する場合に、コーティング層成膜性と強度が低下する。ゾルと珪酸塩溶液を併用することにより、ゾル又は珪酸塩溶液を単独で使用する場合と比べ、コーティング層の物性と清潔しやすい特性のいずれも優れた効果を発揮することができる。
【0020】
さらに、前記ゾルは、シリカゾル、アルミニウムゾルの一つ又は二つの混合物から選択される。
【0021】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:シリカゾル、アルミニウムゾルの一つ又は複数を採用することにより、コーティング層の付着性、成膜性及び耐温性をさらに向上させることに有利である。
【0022】
シリカゾルのパラメータ範囲:有効物質の含有量が20%〜40%である。前記パラメータ範囲を採用する利点は、ゾル安定性が良好であり、コーティング層が成膜しやすい。
【0023】
アルミニウムゾルのパラメータ範囲:有効物質の含有量が20%〜40%である。前記パラメータ範囲を採用する利点は、ゾル安定性が良好であり、コーティング層が成膜しやすい。
【0024】
シリカゾルにおける有効物質とは、シリカを指し、アルミニウムゾルにおける有効物質とは、アルミナを指す。
【0025】
即ち、シリカゾルでは、シリカの質量分率が20%〜40%である。アルミニウムゾルでは、アルミナの質量分率が20%〜40%である。
【0026】
さらに、前記珪酸塩溶液は、珪酸ナトリウム溶液、珪酸カリウム溶液、珪酸リチウム溶液の一つ又は複数の混合物から選択される。
【0027】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:前記種類の珪酸塩溶液を採用することにより、塗料と基材との結合特性をさらに向上させるとともに、高温条件で分解しにくい耐温性を向上させることに有利である。
【0028】
さらに、珪酸塩溶液において、珪酸塩の質量分率が20%〜30%である。
【0029】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:適合な珪酸塩の質量分率を採用することにより、珪酸塩とゾルとの配合に有利であり、製作された塗料成膜性が良好であり、付着性が良好であり、且つ、耐温性は、使用要求を満足できる。
【0030】
さらに、前記波吸収剤は、カーボンナノチューブ、窒化珪素、チタン酸バリウムの一つ又は複数から選択される。
【0031】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:波吸収効果が良好であり、且つ他の原料と十分に混合し、混合の不均一による材料への影響を回避できる特性を有する。
【0032】
カーボンナノチューブのパラメータ範囲は、カーボンナノチューブの粒子径が10nmよりも小さくても良い。窒化珪素のパラメータ範囲は、窒化珪素の粒子径が2μmよりも小さくても良い。チタン酸バリウムのパラメータ範囲は、チタン酸バリウム粒子径が60nmよりも小さくても良い。前記パラメータ範囲を採用することにより、製造された材料の特性を向上させることに有利である。
【0033】
さらに、前記沈降防止剤は、親水型気相シリカ及び/又は気相アルミナを含む。
【0034】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:本発明は、親水型気相シリカ、気相アルミナを用いて適量な分散助剤を配合し、他の成分ととも波吸収塗料を製造し、塗料系に良好、均一に懸濁することができ、増粘とチキソ性を有し、化学的な性質が安定であり、この塗料に優れた沈降防止性と均一性を付与することにより、波吸収剤が不均一に分散し、沈降しやすく、同じ仕様タイプの量産製品では、マイクロ波吸収特性の差異が大きく、波吸収剤が不均一に分散することにより、局所に過熱溶融する現象が生じることがあるなどの問題を解決した。
【0035】
親水型気相シリカ及び気相アルミナを混合し使用する場合に、沈降防止効果が更に向上する。好ましくは、親水型気相シリカ及び気相アルミナを質量比(3〜6):1で混合する場合に、沈降防止効果がさらに向上する。
【0036】
親水型気相シリカのパラメータ範囲:比表面積が200±20m2/gであり、当該パラメータ範囲を採用することにより、適合な比表面積を取得し、沈降防止特性を発揮することに有利であり、且つコストが低い。
【0037】
気相アルミナのパラメータ範囲:比表面積が100±20m2/gであり、当該パラメータ範囲を採用することにより、適合な比表面積を取得し、沈降防止特性を発揮することに有利であり、且つコストが低い。
【0038】
さらに、前記遠赤外線粉剤は、炭化珪素、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、アルミナから二つ以上が選択されて混合物とする。
【0039】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:上述種類の遠赤外線粉剤を採用し、発せられた遠赤外線は、強い透過能力を有し、食べ物のより深層まで透過し、これにより焙煎効果を向上させることができる。単独で使用する場合と比べ、二つ以上の混合物を採用することにより、遠赤外線効果が向上する。
【0040】
炭化珪素、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、アルミナのパラメータ範囲は、粒子径が50nmよりも小さく、前記パラメータを採用することにより、材料の特性の向上に有利である。
【0041】
さらに、前記助剤は、分散剤、付着力促進剤及び消泡剤の一つ又は複数から選択される。
【0042】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:分散剤の主な作用は、沈降防止剤及び波吸収剤の系における溶解分散特性を向上させ、塗料系全体が均一、安定にさせることにあり、消泡剤の主な作用は、表面張力を低減させることにより、消泡、抑泡作用を奏することにあり、付着力促進剤の主な作用は、塗料系と基材との濡れ能力を向上させることにより、塗料と基材との付着性を向上させることである。
【0043】
本発明は、前記配合比率で、各成分を混合しているステップを含む、親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造方法を提供する。
【0044】
本発明は、混合の方法及び具体的な条件について特に限定しなく、具体的な状況に応じて、適合な攪拌速度、攪拌時間を選択してもよい。
【0045】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:
本発明に記載の親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造方法は、具有波吸収剤を均一に分散し、沈降しにくく、マイクロ波吸収特性の差異が小さく、コーティング層が薄く、生産プロセスが簡単であり、時間や材料を節約し、親水特性がよく、油汚れの粘着を引き起こにくく、清潔しやすい、食べ物への透過性を向上させ食べ物の内部にエネルギーをよく吸收させ、食べ物の内部と表層の同時調理の要望を実現し、波吸収マイクロ波アクセサリの調理効果を全体的に向上させるなどの利点を有する。
【0046】
さらに、前記助剤は、分散剤、付着力促進剤及び消泡剤を含み、以下ステップを含む:
1)分散剤−バインダ混合系の製造
配合量のバインダと一部の分散助剤とを配合比率で混合し、均一に混合し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、配合量の沈降防止剤及び消泡剤を加え、均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、波吸収剤及び付着力促進剤を加え、均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造:
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、遠赤外線粉剤及び残りの分散剤を加え、均一に混合し、親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を製造する。
【0047】
好ましくは、ステップ4)で添加した分散剤とステップ1)で添加した分散剤との質量比が(2〜3):5である。
【0048】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:前記添加順番により各成分を快速、均一に混合することに有利であり、混合の不均一による材料の特性不良が生じることを回避する。
【0049】
さらに、前記分散剤、消泡剤及び付着力促進剤の比率関係は、分散剤と消泡剤との質量比が(2〜3):1であり、分散剤と付着力促進剤との質量比が(1.5〜2):1である。
【0050】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:さらに各成分材料をよく相溶混合でき、且つ製造された塗料を基材とよく付着させるなどの機能を有する。比率が適合な分散剤、消泡剤及び付着力促進剤により、分散、付着及び脱泡などの特性がさら良好になる。
【0051】
本発明は、基材と、基材表面に設けられた、前記親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料から製造されたコーティング層とを含むキッチン電気製品を提供する。
【0052】
具体的な使用時に、具体的な状況に応じて、キッチン電気製品には、本発明に記載の親水型沈降防止波吸収材料から製作されたコーティング層以外に、他のコーティング層を設置してもよい。
【0053】
本発明に記載の親水型沈降防止波吸収材料は、マイクロ波特性を原理とする如何なるキッチン電気製品にも適用できる。例えば、電子レンジ及びオーブンレンジなどのマイクロ波製品に適用でき、優れた沈降防止性及び均一性を有し、耐高温であり、優れた波吸収特性、優れた親水特性、清潔しやすい特性を有し、コーティング層が薄く、生産プロセスが簡単であり、抗菌機能が良好であり、遠赤外線機能が良好であり、食品調理効果を向上させるなどの利点を有する。
【0054】
本発明は、前記親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料をキッチン電気製品の基材の表面にスプレーした後、硬化させ、疎水疎油型波吸収材料をコーティング層として形成するキッチン電気製品の製造方法を提供する。
【0055】
スプレーの前に、キッチン電気製品の基材の表面は、前処理過程を経ることにより、塗料と基材との結合効果をさらに向上させることができる。
【0056】
以上の技術案を採用すれば、以下の有益な効果を有する:本発明に記載の製造方法が簡単であり、優れた沈降防止性及び均一性を有し、耐高温であり、優れた波吸収特性、優れた親水特性、清潔しやすい特性を有し、コーティング層が薄く、生産プロセスが簡単であり、抗菌機能、遠赤外線機能が良好であり、且つ食品調理効果を向上させるなどの利点を有する。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、本発明の原理及び特徴を説明し、挙げられた例は、本発明を解釈するためのみに用いられ、本発明の範囲を限定するものでない。
【0058】
本発明で用いられる各成分には、特に限定がない限り、市販品として入手されてもよく、本分野での一般的な技術的手段により製造されてもよい。
【0059】
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料は、バインダ49〜83.2部、波吸収剤1〜20部、遠赤外線粉剤10〜20部、沈降防止剤5〜10部、助剤0.8〜1.5部を重量部で含む。
【0060】
好ましくは、質量百分率で、本発明による親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料におけるバインダが49%〜83.2%であり、波吸収剤が1%〜20%であり、遠赤外線粉剤が10%〜20%であり、沈降防止剤が5%〜10%であり、助剤が0.8%〜1.5%である。
【0061】
前記バインダは、ゾルと珪酸塩溶液との混合溶液である。前記ゾルは、シリカゾル、アルミニウムゾルの一つ又は二つの混合物から選択される。
【0062】
シリカゾルは、シリカコロイド微粒子が水中で均一拡散してなるコロイド溶液であり、珪酸溶液とも呼ばれ、分子式がmSiO
2・H
2Oで表されてもよい。電気透析法、イオン交換法、シリカ溶解法、解膠法又は分散法などの方法により製造することができる。本発明の実施例でのシリカゾルは、ゾル−ゲル法により製造することができる。
【0063】
アルミニウムゾルの化学分子式がa(Al
2O
3・nH
2O)・bHx・cH
2Oであり、ただし、Al
2O
3・nH
2Oがアルミナ水和物であり、Hxが解膠剤(peptizer)であり、系数がb<a、c、nである。塩酸法により製造してもよい。
【0064】
シリカゾルのパラメータ範囲:有効物質の含有量が20%〜40%である。前記パラメータ範囲を採用する利点は、ゾル安定性が良好であり、コーティング層が成膜しやすい。
【0065】
アルミニウムゾルのパラメータ範囲:有効物質の含有量が20%〜40%である。前記パラメータ範囲を採用する利点は、ゾル安定性が良好であり、コーティング層が成膜しやすい。
【0066】
前記珪酸塩溶液は、珪酸ナトリウム溶液、珪酸カリウム溶液、珪酸リチウム溶液の一つ又は複数の混合物から選択される。珪酸塩溶液において、珪酸塩の質量分率が20%〜30%であり、好ましくは、珪酸塩の質量分率が25%である。
【0067】
前記波吸収剤は、カーボンナノチューブ、窒化珪素、チタン酸バリウムの一つ又は複数から選択される。
【0068】
各実施例で、カーボンナノチューブのパラメータ範囲は、カーボンナノチューブ粒子径が10nmよりも小さくてもよい。窒化珪素のパラメータ範囲は、窒化珪素粒子径が2μmよりも小さくてもよい。チタン酸バリウムのパラメータ範囲は、チタン酸バリウム粒子径が60nmよりも小さくてもよい。前記パラメータ範囲を採用することにより、製造された材料の特性を向上させることに有利である。
【0069】
前記沈降防止剤は、親水型気相シリカ及び/又は気相アルミナを含む。発明者は、検討過程中、驚くべきことに、親水型気相シリカ及び気相アルミナを混合し使用する場合に、沈降防止効果が向上する。好ましくは、親水型気相シリカ及び気相アルミナを質量比(3〜6):1で混合する場合に、沈降防止効果がさらに向上することを見出した。
【0070】
親水型気相シリカは、CAS NOが112 945−52−5であり、分子式がSiO
2であり、白色でフラッフな粉末状を呈し、多孔性を有し、无毒无味で汚染しなく、耐高温性を有する。気相法(熱分解法とも呼ばれる)、乾式法又は燃焼法を採用してもよい。その原料は、四塩化珪素、酸素ガス(又は空気)及び水素ガスであり、高温で反応してなる。
【0071】
気相アルミナは、三塩化アルミニウム(AlCl
3)を高温で燃焼し加水分解して形成される。この過程で、三塩化アルミニウムが気相に変化され、その後、酸水素火炎の燃焼生成物と加水分解反応を行う、生成物である気相法ナノメートルオーダーの酸化アルミニウムを生成し、その化学反応式は、2AlCl
3 +3H
2 +1.5 O
2→Al
2O
3 + 6HClである。
【0072】
各実施例で、親水型気相シリカのパラメータ範囲は、比表面積が200±20m2/gであり、当該パラメータ範囲を採用することにより、適合な比表面積を取得し、沈降防止特性を発揮することに有利であり、且つコストが低い。気相アルミナのパラメータ範囲は、比表面積が100±20m2/gであり、当該パラメータ範囲を採用することにより、適合な比表面積を取得し、沈降防止特性を発揮することに有利であり、且つコストが低い。
【0073】
実施例に用いられる親水型気相シリカA200は、ドイツエボニックデグッサ社から入手される。
【0074】
前記遠赤外線粉剤は、炭化珪素、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、アルミナのうちの二つ以上の混合物から選択される。
【0075】
各実施例で、炭化珪素、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、アルミナのパラメータ範囲は、粒子径が50nmよりも小さく、前記パラメータを採用することにより、材料の特性の向上に有利である。
【0076】
前記助剤は、分散剤、付着力促進剤及び消泡剤の一つ又は複数から選択される。各実施例で、具体的に、分散剤がBYK−301、SER−AD FA607の一つであり、BYK−301は、ドイツビックケミー社から入手し、SER−AD FA607は、サンウェル社から入手できる。付着力促進剤は、DOWCORNING2−6032であり、ダウコーニング社から入手できる。消泡剤は、乳化シリコーンオイル284P、高効消泡剤JN−5の一つであり、284Pは、上海樹脂工場から入手でき、JN−5は、南京化工学院武進水質安定剤工場から入手できる。
【0077】
本発明は、上述配合比率で、各成分を混合しているステップを含む親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造方法を提供する。
【0078】
さらに、前記助剤は、分散剤、付着力促進剤及び消泡剤を含み、以下のステップを含む:
1)分散剤−バインダ混合系の製造
配合量のバインダと一部の分散助剤とを配合比率で混合し、均一に混合し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、配合量の沈降防止剤及び消泡剤を加え、均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、波吸収剤及び付着力促進剤を加え、均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、遠赤外線粉剤及び残りの分散剤を加え、均一に混合し、親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を製造する。
【0079】
さらに、発明者は、検討過程中、驚くべきことに、前記分散剤、消泡剤及び付着力促進剤の比率関係が分散剤と消泡剤との質量比が(2〜3):1であり、分散剤と付着力促進剤との質量比が(1.5〜2):1であることを発見した。前記比率を採用することにより、塗料の特性をさらに向上させることができる。
【0080】
好ましくは、ステップ4)で添加した分散剤とステップ1)で添加した分散剤との質量比が(2〜3):5である。
【0081】
より具体的な操作は、以下のとおりである:
1)分散剤−バインダ混合系の製造:
配合量のバインダと一部の分散助剤を配合比率で混合し、分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する、
2)沈降防止系の製造:
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、配合量の沈降防止剤及び消泡剤を加え、各成分を均一に混合するまで適合な機械的攪拌速度に調整し、沈降防止系を製造する、
3)沈降防止波吸収系の製造:
ステップ2)で製造された混合系に、波吸収剤及び付着力促進剤を加え、数分間機械的攪拌し、均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する、
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造:
ステップ3)で製造された混合系に、遠赤外線粉剤及び残りの分散剤を加え、均一に分散するまでに機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0082】
本発明は、基材と、基材表面に設けられた、前記親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料から製造されたコーティング層とを含むキッチン電気製品を提供する。
【0083】
本発明は、上述親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料をキッチン電気製品の基材の表面にスプレーした後、硬化させ、疎水疎油型波吸収材料をコーティング層として形成するキッチン電気製品の製造方法を提供する。硬化は、ベーキングなどの形態を採用してもよい。
【0084】
以下、いくつかの具体的な実施例により説明する。
【0085】
実施例1
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが64.6Kgであり、波吸収剤が4Kgであり、遠赤外線粉剤が20Kgであり、沈降防止剤が10Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0086】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
64.6Kgのバインダ(15Kgのシリカゾル、15Kgのアルミニウムゾル、6.6Kgの珪酸リチウム溶液、20Kgの珪酸ナトリウム溶液及び8Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤SER−AD FA607を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、8Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、4Kgの波吸収剤(1Kgのカーボンナノチューブ、1Kgの窒化珪素及び2Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、20Kgの遠赤外線粉剤(8Kgの炭化珪素、5Kgの酸化鉄及び7Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.2Kgの分散助剤SER−AD FA607を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0087】
上述では、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0088】
実施例2
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが67.6Kgであり、波吸収剤が6Kgであり、遠赤外線粉剤が15Kgであり、沈降防止剤が10Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0089】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
67.6Kgのバインダ(25Kgのシリカゾル、10Kgのアルミニウムゾル、5.6Kgの珪酸リチウム溶液、13Kgの珪酸ナトリウム溶液及び14Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された混合系に、8Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、6Kgの波吸収剤(0.6Kgのカーボンナノチューブ、2Kgの窒化珪素及び3.4Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、15Kgの遠赤外線粉剤(6Kgの炭化珪素、4Kgの酸化亜鉛、1Kgの酸化マグネシウム及び4Kgのアルミナを含む)及び0.2Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0090】
上述では、ゾルにおける有効物質の含有量が20%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が20%である。
【0091】
実施例3
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが70.6Kgであり、波吸収剤が8Kgであり、遠赤外線粉剤が10Kgであり、沈降防止剤が10Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0092】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
70.6Kgのバインダ(22.6Kgのシリカゾル、16Kgの珪酸リチウム溶液、16Kgの珪酸ナトリウム溶液及び16Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された混合系に、8Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤乳化シリコーンオイル284Pを加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、8Kgの波吸収剤(0.2Kgのカーボンナノチューブ、3Kgの窒化珪素及び4.8Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造:
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、10Kgの遠赤外線粉剤(3Kgの炭化珪素、2Kgの酸化マグネシウム、3Kgの酸化鉄及び2Kgのアルミナを含む)及び0.2Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0093】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が40%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が30%である。
【0094】
実施例4
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが63.5Kgであり、波吸収剤が10Kgであり、遠赤外線粉剤が15Kgであり、沈降防止剤が10Kgであり、助剤が1.5Kgである。
【0095】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
63.5Kgのバインダ(31.5Kgのシリカゾル、3Kgのアルミニウムゾル、22Kgの珪酸リチウム溶液及び7Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤SER−AD FA607を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、8Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤乳化シリコーンオイル284Pを加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された混合系に、10Kgの波吸収剤(5Kgの窒化珪素及び5Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、15Kgの遠赤外線粉剤(6Kgの炭化珪素、4Kgの酸化亜鉛、1Kgの酸化マグネシウム及び4Kgのアルミナを含む)及び0.3Kgの分散助剤SER−AD FA607を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0096】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0097】
実施例5
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが63.5Kgであり、波吸収剤が16Kgであり、遠赤外線粉剤が12Kgであり、沈降防止剤が7Kgであり、助剤が1.5Kgである。
【0098】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
63.5Kgのバインダ(9Kgのシリカゾル、7Kgのアルミニウムゾル、22Kgの珪酸リチウム溶液及び25.5Kgの珪酸ナトリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤SER−AD FA607を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、6Kgの親水型気相シリカA200、1Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤乳化シリコーンオイル284Pを加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、16Kgの波吸収剤(8Kgの窒化珪素及び8Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、12Kgの遠赤外線粉剤(2Kgの酸化亜鉛、2Kgの酸化マグネシウム、2Kgのアルミナ及び六酸化鉄を含む)及び0.3Kgの分散助剤SER−AD FA607を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0099】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0100】
実施例6
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが63.5Kgであり、波吸収剤が20Kgであり、遠赤外線粉剤が10Kgであり、沈降防止剤が5Kgであり、助剤が1.5Kgである。
【0101】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
63.5Kgのバインダ(11Kgのシリカゾル、7Kgのアルミニウムゾル、11.5Kgの珪酸リチウム溶液、30Kgの珪酸ナトリウム溶液及び4Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された混合系に、4Kgの親水型気相シリカA200、1Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、20Kgの波吸収剤(10Kgの窒化珪素及び10Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、10Kgの遠赤外線粉剤(3Kgの炭化珪素、2Kgの酸化マグネシウム、3Kgの酸化鉄及び2Kgのアルミナを含む)及び0.3Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0102】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0103】
実施例7
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが83.2Kgであり、波吸収剤が1Kgであり、遠赤外線粉剤が10Kgであり、沈降防止剤が5Kgであり、助剤が0.8Kgである。
【0104】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
83.2Kgのバインダ(18Kgのシリカゾル、12.2Kgのアルミニウムゾル、13Kgの珪酸リチウム溶液、15Kgの珪酸ナトリウム溶液及び25Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.2Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、4Kgの親水型気相シリカA200、1Kgの気相アルミナ及び0.2Kgの消泡剤乳化シリコーンオイル284Pを加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、1Kgの波吸収剤(1Kgのカーボンナノチューブである)及び0.2Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで7min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、10Kgの遠赤外線粉剤(3Kgの炭化珪素、2Kgの酸化マグネシウム、3Kgの酸化鉄及び2Kgのアルミナを含む)及び0.2Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで10min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0105】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0106】
実施例8
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが50Kgであり、波吸収剤が20Kgであり、遠赤外線粉剤が20Kgであり、沈降防止剤が8.5Kgであり、助剤が1.5Kgである。
【0107】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
50Kgのバインダ(10Kgのシリカゾル、10Kgのアルミニウムゾル、10Kgの珪酸リチウム溶液、10Kgの珪酸ナトリウム溶液及び10Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、6.5Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、20Kgの波吸収剤(1Kgのカーボンナノチューブ、8Kgの窒化珪素及び11Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、20Kgの遠赤外線粉剤(8Kgの炭化珪素、5Kgの酸化鉄及び7Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.3Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0108】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0109】
実施例9
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが50Kgであり、波吸収剤が20Kgであり、遠赤外線粉剤20Kgであり、沈降防止剤が8.5Kgであり、助剤が1.5Kgである。
【0110】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
50Kgのバインダ(10Kgのシリカゾル、10Kgのアルミニウムゾル、10Kgの珪酸リチウム溶液、10Kgの珪酸ナトリウム溶液及び10Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された混合系に、6.5Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、20Kgの波吸収剤窒化珪素及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、20Kgの遠赤外線粉剤(8Kgの炭化珪素、5Kgの酸化鉄及び7Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.3Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0111】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0112】
実施例10
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが50Kgであり、波吸収剤が20Kgであり、遠赤外線粉剤20Kgであり、沈降防止剤が8.5Kgであり、助剤が1.5Kgである。
【0113】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
50Kgのバインダ(10Kgのシリカゾル、10Kgのアルミニウムゾル、10Kgの珪酸リチウム溶液、10Kgの珪酸ナトリウム溶液及び10Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された混合系に、6.5Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、20Kgの波吸収剤チタン酸バリウム及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、20Kgの遠赤外線粉剤(8Kgの炭化珪素、5Kgの酸化鉄及び7Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.3Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0114】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0115】
実施例11
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが70.6Kgであり、波吸収剤が8Kgであり、遠赤外線粉剤が10Kgであり、沈降防止剤が10Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0116】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
70.6Kgのバインダ(22.6Kgのシリカゾル、16Kgの珪酸リチウム溶液、16Kgの珪酸ナトリウム溶液及び16Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤BYK−301を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された混合系に、8Kgの親水型気相シリカA200、2Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤乳化シリコーンオイル284Pを加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された混合系に、8Kgの波吸収剤(0.2Kgのカーボンナノチューブ、3Kgの窒化珪素及び4.8Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、10Kgの遠赤外線粉剤(3Kgの炭化珪素、2Kgの酸化マグネシウム、3Kgの酸化鉄、2Kgのアルミナ)及び0.2Kgの分散助剤BYK−301を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0117】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0118】
実施例12
実施例10において、シリカゾルを9Kgに調整し、気相アルミナを3Kgに調整する以外に、実施例10と同様にする。
【0119】
比較実施例1
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが74.6Kgであり、波吸収剤が4Kgであり、遠赤外線粉剤が5Kgであり、沈降防止剤が15Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0120】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
74.6Kgのバインダ(15Kgのシリカゾル、15Kgのアルミニウムゾル、6.6Kgの珪酸リチウム溶液、20Kgの珪酸ナトリウム溶液及び18Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤SER−AD FA607を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、11Kgの親水型気相シリカA200、4Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する、
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、4Kgの波吸収剤(1Kgのカーボンナノチューブ、1Kgの窒化珪素及び2Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、5Kgの遠赤外線粉剤(1Kgの炭化珪素、2Kgの酸化鉄及び2Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.2Kgの分散助剤SER−AD FA607を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0121】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0122】
比較実施例2
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが74.6Kgであり、波吸収剤が4Kgであり、遠赤外線粉剤が8Kgであり、沈降防止剤が12Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0123】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
74.6Kgのバインダ(15Kgのシリカゾル、15Kgのアルミニウムゾル、6.6Kgの珪酸リチウム溶液、20Kgの珪酸ナトリウム溶液及び18Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤SER−AD FA607を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、8Kgの親水型気相シリカA200、4Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、4Kgの波吸収剤(1Kgのカーボンナノチューブ、1Kgの窒化珪素及び2Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、5Kgの遠赤外線粉剤(4Kgの炭化珪素、2Kgの酸化鉄及び2Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.2Kgの分散助剤SER−AD FA607を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0124】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0125】
比較実施例3
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが69.6Kgであり、波吸収剤が4Kgであり、遠赤外線粉剤が22Kgであり、沈降防止剤が3Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0126】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
69.6Kgのバインダ(15Kgのシリカゾル、15Kgのアルミニウムゾル、6.6Kgの珪酸リチウム溶液、20Kgの珪酸ナトリウム溶液及び13Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤SER−AD FA607を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、2Kgの親水型気相シリカA200、1Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、4Kgの波吸収剤(1Kgのカーボンナノチューブ、1Kgの窒化珪素及び2Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、22Kgの遠赤外線粉剤(8Kgの炭化珪素、5Kgの酸化鉄及び9Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.2Kgの分散助剤SER−AD FA607を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0127】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0128】
比較実施例4
親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料及びその製造方法において、当該塗料の各成分は、バインダが68.6Kgであり、波吸収剤が4Kgであり、遠赤外線粉剤が24Kgであり、沈降防止剤が2Kgであり、助剤が1.4Kgである。
【0129】
製造方法は、以下のとおりである。
1)分散剤−バインダ混合系の製造
68.6Kgのバインダ(15Kgのシリカゾル、15Kgのアルミニウムゾル、6.6Kgの珪酸リチウム溶液、20Kgの珪酸ナトリウム溶液及び12Kgの珪酸カリウム溶液を含む)及び0.5Kgの分散助剤SER−AD FA607を混合し、300r/minで分散剤が完全に溶解し、均一になるまで機械的攪拌し、分散剤−バインダ混合系を製造する。
2)沈降防止系の製造
ステップ1)で製造された分散剤−バインダ混合系に、1Kgの親水型気相シリカA200、1Kgの気相アルミナ及び0.3Kgの消泡剤である高効消泡剤JN−5を加え、100r/minで5min機械的攪拌機械的攪拌後、500r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止系を製造する。
3)沈降防止波吸収系の製造
ステップ2)で製造された沈降防止系に、4Kgの波吸収剤(1Kgのカーボンナノチューブ、1Kgの窒化珪素及び2Kgのチタン酸バリウムを含む)及び0.4Kgの付着力促進剤DOW CORNING 2−6032を加え、200r/minで10min機械的攪拌し、各成分を均一に混合し、沈降防止波吸収系を製造する。
4)親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料の製造
ステップ3)で製造された沈降防止波吸収系に、24Kgの遠赤外線粉剤(8Kgの炭化珪素、5Kgの酸化鉄及び11Kgの酸化亜鉛を含む)及び0.2Kgの分散助剤SER−AD FA607を加え、500r/minで15min機械的攪拌し、最終生成物である親水型沈降防止遠赤外線波吸収材料を得る。
【0130】
上記記載において、ゾルにおける有効物質の含有量が30%であり、珪酸塩溶液における珪酸塩の質量分率が25%である。
【0131】
前記各実施例及比較実施例での材料をホットプレートの基材の表面にスプレーした後、硬化させ、コーティング層を形成する。
【0132】
実施例1〜実施例11で製造されたホットプレートは、コーティング層の厚さが50μmである。
【0133】
比較実施例1〜比較実施例4で製造されたホットプレートは、コーティング層の厚さが50μmである。
【0134】
上述製作されたホットプレート及び従来の樹脂波吸収材料ホットプレート(樹脂波吸収材料の厚さが2mmである)について、それぞれ以下の特性試験を行う。
【0135】
試験データ
1. マイクロ波特性の強さは、同じ時間(2分間)で、同じ材質及びサイズホットプレートにより、100%の火力で同じ電子レンジを採用する場合に、ホットプレートの最高温度で表す(各実施例及び各比較実施例で、コーティング層の厚さが50μmであり、従来の樹脂波吸収材料の厚さが2mmである)。実験結果を表1に示す。
【0136】
2.清潔しやすい特性は、醤油(薄口醤油):陳酢:砂糖:食用塩:食用油=3:1:1:1:2の比率で均一に混合し、50mlを取って、測定されるサンプル表面に滴下し、オーブンにおいて220℃で20minベーキングした。冷却した後、10Nの力で湿研磨パッドによりサンプル表面を払拭し、表面に汚れがない場合を優秀とする。実験結果を表1に示す。
【0137】
3.水接触角試験
水接触角測定器で各実施例及び各比較例に対してそれぞれ水接触角を検出し、実験結果を表1に示す。
接触角とは、気、液、固の三相の交点でなす気−液界面の接線が液体を通して固−液境界線との挟角θを指し、濡れ程度のメトリックである。θ<90°である場合に、固体表面が親水性であり、即ち液体に濡れやすい固体であり、その接触角が小さければ、親水特性が良くなり、θ>90°である場合に、固体表面が疎水性であり、即ち液体に濡れにくい固体であり、表面に移動しやすい。
【0138】
4.塗料沈降とチキソ特性は、同じ質量の塗料を同じ規格のビーカーに入れ、室温で48h放置し、塗料が相分離するか否かを観察した後、200r/minで機械的攪拌し、塗料がせん断減粘特性を有するか否かを観察し、相分離しなくてチキソ特性を有する場合に優秀、相分離しないがチキソ特性を有しない場合に良好、相分離する場合に不良と評価する。実験結果を表1に示す。
【0139】
5.焙煎効果:同一のトースト(大きさ、形状、製作方法など)を同一の焙煎器具にセットし、それぞれ従来技術での琺瑯オーブンと各実施例及び各比較実施例で製造されたホットプレートのそれぞれを有する遠赤外線琺瑯オーブンに放置する(従来技術での琺瑯オーブンは、遠赤外線琺瑯オーブンと比べ、ホットプレートが異なる以外に、同一である)、同一の焙煎時間(3min)を設置し、トーストに対して焙煎し、3min後、トースト表面での着色が均一であり性及び着色面積を確定する。実験結果を表1に示す。
【0141】
表1に示す結果から分かるように、従来の樹脂波吸収材料ホットプレートに比べ、本発明は、バインダ、波吸収剤、溶媒、沈降防止剤、遠赤外線粉剤及び助剤などの各成分を混合した後、コーティング層が薄く、且つ、マイクロ波特性がよく、親水特性がよく、沈降防止特性が良好であり、焙煎効果がよく、また、清潔しやすい効果が良好であるなどの利点を有する。実施例1〜実施例11での配合比率範囲は、全て「バインダ49〜83.2部、波吸収剤1〜20部、遠赤外線粉剤10〜20部、沈降防止剤5〜10部、助剤0.8〜1.5部」の範囲に入り、各比較実施例と比べて、適切な比率範囲を設置することにより、マイクロ波特性、親水特性、沈降防止特性、焙煎効果及び清潔しやすい効果などをさらに向上させることができる。比較実施例1と比較実施例2では、添加した遠赤外線粉剤が少なくて沈降防止剤が多いため、焙煎効果があまり好ましくない。比較実施例3と比較実施例4では、添加した遠赤外線粉剤が多いものの、検討により、着色効果がさらに向上されなく、かつ製造されたコーティング層の付着性が低減し、材料のコストも高めることを見出した。以上のように、「バインダ49〜83.2部、波吸収剤1〜20部、遠赤外線粉剤10〜20部、沈降防止剤5〜10部、助剤0.8〜1.5部」の数値範囲が適合である。
【0142】
実施例12と実施例10の結果が近く、具体な値を示さない。
【0143】
本発明は、シリカゾル、アルミニウムゾルの一つ又は二つの混合物を用いて珪酸塩溶液(珪酸ナトリウム溶液、珪酸カリウム溶液、珪酸リチウム溶液)と混合し、バインダとして用いることにより、材料が良好な結合特性を有し、且つ高温で分解しにくい耐温性を有し、カーボンナノチューブ、窒化珪素、チタン酸バリウムの一つ又は複数を異なる比率で混合し、波吸収材料として加え、その主な作用は、適切な助剤の作用でバインダによく分散し、マイクロ波環境でマイクロ波エネルギーを効率よく吸收する材料であり、炭化珪素、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、アルミナからの2つ以上を混合して遠赤外線粉剤として用い、その主な作用は、発せられる遠赤外線が強い透過能力を有し、食べ物のより深層まで透過することができ、親水型気相シリカ及び気相アルミナを沈降防止剤として用いることにより、塗料系全体の稠度及びフィラーの懸濁特性を向上させ、塗料は、チキソ性を有し、フィラーの沈降を防止することができ、且つ材料の親水特性をさらに構成されることができ、助剤を用いることにより、各成分材料をよく相溶、混合させることができ、且つ製造された塗料を基材とよく付着させるなどの機能を有する。
【0144】
発明者は、実施例1に基づき、アルミニウムゾルと珪酸塩から選択された一つをバインダとする以外に、実施例1と同様にし、類似している結果が得られた。
【0145】
本発明は、親水型気相シリカ、気相アルミナを用いて適量な分散助剤を配合し、他の成分ととも波吸収塗料を製造し、この塗料に優れた沈降防止性と均一性を付与し、解决了波吸収剤が不均一に分散し、沈降しやすく、同じ仕様タイプの量産製品では、マイクロ波吸収特性の差異が大く、波吸収剤が不均一に分散することにより、局所に過熱溶融する現象が生じさえもする問題を解決した。
【0146】
本発明は、従来ホットプレート波吸収材料が有機樹脂を大量に用いる製造方法を放棄し、親水特性を有する気相シリカ及び気相アルミナを用いて耐高温バインダ及び優れた波吸収特性を有する波吸収剤などを配合し、薄く塗布しても良好な波吸収特性を有する塗料を製造し、厚さは、従来技術の2mm程度から30μm程度に低減され、波吸収材料の厚さを顕著に低減し、従来技術で大量のシリカゲルなどの樹脂材料を使用することによる波吸収層が厚すぎる課題を回避した。
【0147】
本発明では、波吸収材料系に、適量な遠赤外線材料を複合し添加し、食べ物への透過性を向上させ、食べ物の内部にエネルギーをさらによく吸収し、食べ物の内部と表層の同時調理の要望を実現し、波吸収マイクロ波アクセサリの調理効果を全体的に向上させ、従来のコーティング層では遠赤外線特性を有しなく、食べ物の内部に生煮えの課題が生じやすいことを解決した。
【0148】
本発明で製造された波吸収材料は、簡単な基材で前処理して、ワーク表面にスプレーすることができ、コーティング層の厚さが30μm程度と薄く、従来の波吸収材料に比べ、プロセス難易度を顕著に低減させ、生産プロセスが複雑であり、手間や材料がかかる課題を解決した。
【0149】
本発明は、波吸収材料系に親水型気相シリカ及び気相アルミナを添加することにより、波吸収剤が沈降しやすい問題を解決できるだけではなく、材料の親水特性を向上させ、油汚れを速く、徹底的に洗浄することを実現することもできる。従来の波吸収材料技術では、親水特性を有しなく、長時間使用による油汚れの粘着を生じやすい問題を解決することができる。
【0150】
本発明で挙げられたバインダの具体的な名称の以外に、耐高温、親水特性を有し、類似する特性を実現できる他の材料も本発明の保護範囲に含まれる。
【0151】
本発明で説明した波吸収材料の具体的な名称の以外に、高波吸収特性を有し、類似する特性を実現できる他の材料も本発明の保護範囲に含まれる。
【0152】
本発明で説明した遠赤外線粉剤の以外に、良好な遠赤外線放射特性を有し、類似する特性を実現できる材料も本発明の保護範囲に含まれる。
【0153】
本発明で説明した親水型気相シリカ及び気相アルミナ型番の以外に、親水性を有する他の気相シリカ材料、気相アルミナは、類似する特性を実現できれば、本発明の保護範囲に含まれる。
【0154】
本発明で説明した助剤の以外に、分散、消泡、付着性向上作用を実現できる助剤は、類似する特性を実現できる限り、本発明の保護範囲に含まれる。
【0155】
本発明による製造プロセスステップ及び攪拌速度の調整は、類似する特性を実現できる限り、本発明の保護範囲に含まれる。
【0156】
以上、本発明の好ましい実施例を示して説明したが、本発明を限定するものでない。本発明の精神及び原則から逸脱せず、これらの実施例に対する各種の修正、均等物による置換及び改良は、本発明の保護範囲に含まれる。