(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6704859
(24)【登録日】2020年5月15日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】太陽電池パネル用の支持プレート
(51)【国際特許分類】
E04D 1/30 20060101AFI20200525BHJP
E04D 13/18 20180101ALI20200525BHJP
H02S 20/23 20140101ALI20200525BHJP
【FI】
E04D1/30 603H
E04D13/18ETD
H02S20/23 Z
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-567844(P2016-567844)
(86)(22)【出願日】2015年5月11日
(65)【公表番号】特表2017-519131(P2017-519131A)
(43)【公表日】2017年7月13日
(86)【国際出願番号】FR2015051233
(87)【国際公開番号】WO2015173505
(87)【国際公開日】20151119
【審査請求日】2018年3月12日
(31)【優先権主張番号】14/54405
(32)【優先日】2014年5月16日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】516270876
【氏名又は名称】ソシエテ アン ノム コレクティフ ヤップ
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サバーン イラン ジル
【審査官】
須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】
欧州特許出願公開第02541162(EP,A1)
【文献】
特開2001−049801(JP,A)
【文献】
特開2001−173161(JP,A)
【文献】
特開2013−145081(JP,A)
【文献】
実開平07−012868(JP,U)
【文献】
特開昭62−006047(JP,A)
【文献】
特開2001−107517(JP,A)
【文献】
特開2002−097754(JP,A)
【文献】
独国特許出願公開第102011104303(DE,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2008/0302030(US,A1)
【文献】
米国特許第06453629(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 1/30−3/40
E04D 13/00−15/07
H02S 20/23
F24S 10/00−90/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽電池パネルに嵌め込まれ、かつ建築物の屋根の上への当該太陽電池パネルの固定及び組み込みを可能にするための支持プレート(10)であって、
前記支持プレート(10)は、
防水性の縦方向オーバーラップ手段(12)と、
隣接プレートと協働するための防水性の横方向インターロック手段(14)と、
前記支持プレート(10)の高められた複数の位置決めブロック(36)とを備え、
前記支持プレート(10)は、前記太陽電池パネルに対向配置されるように設計された前面(64)と、背面(66)とにより画定されたカバー(62)を形成する中央部を有し、前記カバー(62)は、前記太陽電池パネルと、前記カバー(62)の前記前面(64)との間に介在した空気の回収を可能にするための口(78)を有し、
前記支持プレートは、ケーブルの通過と前記屋根の骨組へのアクセスとを目的とする凹部(40)を備え、前記凹部(40)は、ビード(42)により覆いが付けられ、かつ、前記カバー(62)は、前記凹部(40)を塞ぐための挿入物であり、
前記カバー(62)は、嵌め込み式のインターロックによって前記支持プレートに取り付けられ、
前記カバー(62)は、前記凹部(40)を塞ぐ位置に前記カバー(62)を嵌め込めるように、ビード(42)の第1の側部(44)と、第2の側部(46)と、横方向の天部(48)との各々と協働する、第1の側縁(68)と、これに対向する第2の側縁(70)と、上縁(72)とによって画定され、
前記カバー(62)は、前記凹部(40)の形状に対する相補形状を有する下縁部と協働する、階段状の下縁部により画定されている
ことを特徴とする支持プレート。
【請求項2】
請求項1に記載の支持プレート(10)において、
前記口(78)は、前記カバー(62)の前記背面(66)から延びる管状の形状を有し、かつ排気装置に接続されるように設計されていることを特徴とする支持プレート。
【請求項3】
請求項1−2のうちのいずれか1項に記載の支持プレート(10)において、
前記カバー(62)は、ケーブルの通過のための少なくとも1つの孔(80)を画定することを特徴とする支持プレート。
【請求項4】
請求項1記載の支持プレート(10)において、
前記ビード(42)は、前記屋根の棟から来る水の流れが前記凹部(40)に入ることを防止するように配置され、前記カバー(62)は、前記ビード(42)により画定された周縁の中に配置されていることを特徴とする支持プレート。
【請求項5】
請求項1−4のうちのいずれか1項に記載の支持プレート(10)において、
前記支持プレートは、前記横方向インターロック手段(14)と前記屋根との間に介在し、かつ前記横方向インターロック手段(14)の押し潰しを防止するように設計された少なくとも1つの補強材(34)を備えたことを特徴とする支持プレート。
【請求項6】
請求項1−5のうちのいずれか1項に記載の支持プレート(10)において、
前記支持プレートは、前記屋根の棟から来る水の流れの方向にて前記凹部(40)の上流側に配され、かつ前記水の流れを前記凹部(40)の横方向の両側へ変えるように全体として逆V字形に配置された複数のガイドレール(52)を備えたことを特徴とする支持プレート。
【請求項7】
太陽電池パネルと、当該太陽電池パネルに嵌め込まれた、請求項1−6のうちのいずれか1項に記載の支持プレート(10)とにより形成されたアッセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池パネル用の支持プレートに関し、防水に優れ、簡便かつ迅速な当該パネルの設置と、当該パネルにより生じる熱の回収とを可能にするものである。
【背景技術】
【0002】
従来、太陽電池パネルの設置及び固定は、重量が大きくかつ付加的な輸送手段を必要とする金属製レールシステムを用いて行われた。
【0003】
加えて、従来のシステムは、しばしば水の浸入リスクに曝されていた。
【0004】
太陽電池パネルの設置装置として、欧州特許出願公開第2541162号明細書に開示された装置が知られている。これは、太陽電池パネルの設置を容易にする熱成形プレートを含む。
【0005】
支持プレートは、太陽電池パネルに嵌め込まれ、かつ建築物の屋根の上への太陽電池パネルの固定及び組み込みを可能にするためのものである。当該支持プレートは、防水性の縦方向オーバーラップ手段と、防水性の横方向インターロック手段と、当該プレートの固定ポイントと、ケーブルの通過と屋根の骨組へのアクセスとを目的とする凹部とを備える。
【0006】
このタイプのプレートは、太陽電池パネルの簡便な設置を可能にするものの、太陽電池パネルから放射される熱の回収を可能にするものではない。
【発明の概要】
【0007】
この目的のため、本発明は、太陽電池パネルに嵌め込まれ、かつ建築物の屋根の上への太陽電池パネルの固定及び組み込みを可能にするための支持プレートに関する。当該支持プレートは、
防水性の縦方向オーバーラップ手段と、
隣接プレートと協働するための防水性の横方向インターロック手段と、
支持プレートの高められた複数の位置決めブロックとを備え、
支持プレートは、太陽電池パネルに対向配置されるように設計された前面と、背面とにより画定されたカバーを形成する中央部を有し、当該カバーは、太陽電池パネルと、カバーの前面との間に介在した空気の回収を可能にするための口を有することを特徴とする。
【0008】
そのような設計は、例えば、太陽電池パネルの背面とカバーとの間にある暖められた空気を、吸引目的のために設けられた口を通じて吸引することにより、太陽電池パネルから放散された熱量の回収を可能にする。
【0009】
このようにして、当該プレートと太陽電池パネルとにより構成されたアッセンブリは、太陽エネルギを電気と熱に変換することを可能にし、その熱は例えば通風装置によって直接に活用され得る。
【0010】
好ましい実施形態によれば、支持プレートは、ケーブルの通過と屋根の骨組へのアクセスとを目的とする凹部を備え、かつ、カバーは凹部を塞ぐための挿入物である。
【0011】
本実施形態によれば、カバーは、既存のプレートの上に取り付け可能である。
【0012】
カバーは、嵌め込み式のインターロックによって支持プレートに取り付けられることが好ましい。
【0013】
この特徴は、関係する支持プレート上へのカバーの簡便かつ迅速な固定を可能にする。
【0014】
他の観点によれば、口は、カバーの背面から延びる管状の形状を有し、かつ排気装置に接続されるように設計されている。
【0015】
更に、カバーは、ケーブルの通過のための少なくとも1つの孔を画定する。
【0016】
支持プレートは、屋根の棟から来る水の流れが凹部に入ることを防止するように設けられたビードを備え、カバーは、ビードにより画定された周縁の中に配置されているのが有利である。
【0017】
また、支持プレートは、横方向インターロック手段と屋根との間に介在し、かつ横方向インターロック手段の押し潰しを防止するように設計された少なくとも1つの補強材を備える。
【0018】
更に、支持プレートは、屋根の棟から来る水の流れの方向にて凹部の上流側に配され、かつ水の流れを凹部の横方向の両側へ変えるように全体として逆V字形に配置された複数のガイドレールを備える。
【0019】
本発明は、太陽電池パネルと、当該太陽電池パネルに嵌め込まれた支持プレートとにより形成されたアッセンブリにも関する。
【0020】
本発明の他の特徴と利点は、理解のために添付の図面への参照がなされる、以下の詳細な説明を読むことにより、明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明による熱回収のためのカバーが装備された支持プレートを示す平面図である。
【
図3】
図1のカバーの側縁と、支持プレートのビードとを示す、
図1の3−3線による詳細断面図である。
【
図4】カバーからの空気の回収口を示す、
図1の4−4線による詳細断面図である。
【
図5】カバーの下縁部を示す、
図1の5−5線による縦方向の詳細断面図である。
【
図6】ケーブルを通過させるためにカバーの上に形成された孔を示す、詳細斜視図である。
【
図7】支持プレートにおける防水性の横方向インターロック手段を示す側面図である。
【
図8】横方向インターロック手段の補強材を示す詳細断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本明細書及び特許請求の範囲において「上」、「下」という表現、及びそれらの派生語を、
図1の上部及び下部に関して、各々非限定の態様で使用する。
【0023】
加えて、本明細書及び特許請求の範囲の明確化のために、高さ方向(Longitudinal)、縦方向(Vertical)、及び横方向(Transverse)という用語を、図面にて示された3方向L,V,Tに関して、非限定の態様で適用する。ここで、縦方向の軸Vは、地球の重力にかかわらず、屋根の傾斜に平行であると考えられる。
【0024】
これらの図の全てにおいて、同一又は同様の参照番号は、同一又は同様の要素又は要素の集合を表す。
【0025】
本願では、「上流側」及び「下流側」という用語は、プレートの取り付けが意図されている屋根の傾斜に関し、かつ水の流出する方向に関するものと理解されるべきであることに、注意されたい。
【0026】
図1には、太陽電池パネル(不図示)に嵌め込まれ、かつ建築物の屋根の上への当該パネルの固定及び組み込みを可能にするための支持プレート10が示されている。
【0027】
プレート10は、防水性の縦方向オーバーラップ手段12と、防水性の横方向インターロック手段14とを備える。
【0028】
縦方向オーバーラップ手段12は、縦方向に並置された上側の支持プレートと下側の支持プレートとのオーバーラップを可能にするための、横方向の上側帯16と、横方向の下側帯18とから構成される。
【0029】
この構成によれば、完全な防水性を保証するように、上側のプレート10の下側帯18が、下側のプレート10の上側帯16を覆う。
【0030】
この目的で、縦方向のオーバーラップと、2枚の並置プレートの間のカバーリングとを調整するように設計された目盛20が、オーバーラップ手段に設けられる。
【0031】
この目的のために、目盛は、例えば支持プレート10の上側帯16にて彫刻され、印刷され、又はモールドされた、目盛付けられた物差しの外観を呈する。
【0032】
このように、目盛20は、2枚の支持プレート10のオーバーラップの測定と、最小のカバーリング及び良好な防水性の保証とを可能にする。
【0033】
加えて、目盛20は、当該支持プレートが種々の形式の太陽電池パネルに適合し得るように、設置されるべき太陽電池パネルの寸法をもとにした、2枚の並置支持プレート10のオーバーラップの設定を可能にする。
【0034】
図7から分かるように、横方向インターロック手段14は、プレート10の両側で各々縦方向に延び、かつ各々全体として逆U字形に形成された中空部を有する、第1の輪郭22と第2の輪郭24とを備える。
【0035】
第1の輪郭22は、2枚の隣接支持プレート10が横方向に並置された際に、両プレート間の良好な防水性を保証するように、第2の輪郭24によって形成された凹所に嵌め込まれるような形状を有する。
【0036】
図8によれば、両輪郭22,24の上に、止め金26がネジ28で固定されている。
【0037】
止め金26は、第1のプレート10に担持された太陽電池パネルと協働するための第1の保持タブ30と、第2のプレート10に担持された太陽電池パネルと協働するための第2の保持タブ32とを有する。
【0038】
太陽電池パネルに圧力、例えば風に起因した圧力が加わる場合、当該パネルは、インターロック手段14の縦方向の部材に圧縮力を伝達し得る。
【0039】
インターロック手段14の押し潰しを防止するために、横方向インターロック手段14と屋根との間に介在した補強材34が、支持プレート10に設けられる。
【0040】
インターロック手段14の押し潰しは、例えばネジ28を通すための孔の変形により、或いは第2の輪郭24の持ち上がりにより、水の浸入経路を開くというリスクにつながるので、避けられるべきである。
【0041】
補強材34は、インターロック手段14の押し潰しに抗するように、インターロック手段14の第1の輪郭22により画定された凹所の中に配された挿入物である。
【0042】
非限定の態様にて、補強材34は、例えば第1の輪郭22のモールドによって、第1の輪郭22により一体的に形成されてもよい。
【0043】
他の観点によれば、
図1及び
図2を参照して、支持プレート10は、太陽電池パネルのための複数の位置決めブロック36を備える。これらの位置決めブロックは、太陽電池パネルの位置決め、案内及び楔留めとを可能にし、かつ複数のパネルの取付具の脚を支持することを可能にするものである。
【0044】
加えて、各位置決めブロック36は、水の流れから保護されることを目的として位置決めブロック36の下流側に設けられ、かつ水の浸入を避けるように高められた穴あけ領域38に関連付けられている。
【0045】
穴あけ領域38は、固定手段の穿孔及び通過を可能にするように設計された領域を意味する。穴あけ領域38は、例えば、穴あけ位置を表示する印又は記号、及び/又は、穴あけ作業を容易にするために予め機械的に弱体化された領域を含み得る。
【0046】
図2から分かるように、各穴あけ領域38は、ネジ(不図示)のような固定手段の配置を可能にし、かつ対応する位置決めブロック36を固定手段が超えないことで、太陽電池パネルの設置を妨げないように、対応する位置決めブロック36よりも低く持ち上げられている。
【0047】
また、支持プレート10は、ケーブルの通過と屋根の骨組へのアクセスとを目的とした凹部40を画定する。
【0048】
凹部40は、屋根の棟から来る水の流れが凹部40に入ることを防止するように設けられたビード42により、覆いが付けられている。
【0049】
より具体的に説明すると、ビード42は、第1の側部44と、第2の側部46と、横方向の天部48とにより形成された逆U字形を有する。
【0050】
プレート10と太陽電池パネルとの間でケーブルの通過を可能にするように、ビード42の天部48に溝50が形成されている。
【0051】
図1から分かるように、プレート10は、屋根の棟から来る水の流れの方向にて凹部40の上流側に配されて、水の流れの方向を凹部40の横方向の両側へ変えるように全体として逆V字形に形成された複数のガイドレール52を備える。
【0052】
各ガイドレール52は、水の流れの方向を凹部40の横方向の両側へ変えるための、高められたビードを形成する。
【0053】
また、プレート10は、太陽電池パネルの通風を可能にする、太陽電池パネルの持ち上げ手段58を備える。
【0054】
最後に、プレート10は、位置決めブロック36の上流側に配されて、屋根の棟から来る水を追い出すことを可能にする複数の楔60を備える。
【0055】
加えて、複数の楔60は、太陽電池パネルを支持するように設計されている。
【0056】
他の観点によれば、支持プレート10は、縦横方向の面に展開し、かつ太陽電池パネルに対向配置される前面64と、背面66とにより画定されたカバー62を備える。
【0057】
カバー62は、凹部40を塞ぐように、嵌め込み式のインターロックによっってプレート10に取り付けられている。
【0058】
非限定の態様にて、カバー62は、ネジ止め、接着、又は他の適切な手段で固定されてもよい。
【0059】
図1〜
図3によれば、凹部40を塞ぐ位置にカバー62を嵌め込めるように、カバー62は、ビード42の第1の側部44と、第2の側部46と、横方向の天部48との各々と協働する、第1の側縁68と、これに対向する第2の側縁70と、上縁72とによって画定されている。
【0060】
更に、
図5から詳細が分かるように、カバー62は、凹部40の形状に対する相補形状を有する下縁部76と協働する、階段状の下縁部74により画定されている。
【0061】
好ましい実施形態によれば、カバー62は、支持プレート10の上に取り付けられるように設計された挿入物である。そのため、当該カバー62を現行の支持プレート10に装備することも可能である。
【0062】
しかしながら、非限定の態様にて、カバー62を支持プレート10と一体的に成形することも可能である。
【0063】
同様に、カバー62と太陽電池パネルとにより構成されたアッセンブリがプレート10の凹部40の中に直接取り付けられるように、カバー62を太陽電池パネルに固定してもよい。
【0064】
本発明の他の観点によれば、カバー62は、管状の形状を持つ口78を有する。当該口は、
図4に詳細が示されるように、カバー62の背面66から延び、かつ例えばバイパス通風装置のような排気又は通風装置(不図示)に接続されるように設計されている。
【0065】
口78は、太陽電池パネルにより暖められ、かつ太陽電池パネルとカバー62の前面64との間にある空気の回収を可能にするためのものである。
【0066】
更に、カバー62は、各々ケーブル(不図示)、特に太陽電池パネルに接続されたケーブルの通過を可能にするための2つの孔80を画定する。
【0067】
図3及び
図6から分かるように、孔80の各々は、カバー62の背面66から延び、かつ孔80を通したケーブル通過の案内を可能にする突出部に関係付けられている。
【0068】
本発明の詳細な説明は、非限定的な例として挙げられたものである。
【0069】
プレート10は、景観を損なわない取り付けを可能にするように設計され、かつ寸法が決められ得るものと理解されよう。