特許第6704922号(P6704922)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6704922
(24)【登録日】2020年5月15日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】多方向車輪を洗浄する方法
(51)【国際特許分類】
   B60S 3/04 20060101AFI20200525BHJP
【FI】
   B60S3/04
【請求項の数】15
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-546198(P2017-546198)
(86)(22)【出願日】2016年2月29日
(65)【公表番号】特表2018-507137(P2018-507137A)
(43)【公表日】2018年3月15日
(86)【国際出願番号】EP2016000351
(87)【国際公開番号】WO2016138985
(87)【国際公開日】20160909
【審査請求日】2019年2月27日
(31)【優先権主張番号】102015002531.7
(32)【優先日】2015年3月2日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】597075904
【氏名又は名称】フレゼニウス メディカル ケア ドイッチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(72)【発明者】
【氏名】ブランドル マティアス
(72)【発明者】
【氏名】ファウルハーバー トーマス
(72)【発明者】
【氏名】メリニク パヴェル
【審査官】 飯島 尚郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−205475(JP,A)
【文献】 特開平07−136607(JP,A)
【文献】 米国特許第03590970(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0096541(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0156168(US,A1)
【文献】 国際公開第2011/113562(WO,A2)
【文献】 米国特許第07641288(US,B1)
【文献】 国際公開第00/012327(WO,A1)
【文献】 特開2014−237360(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60S 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸の周りで回転可能な車輪本体を有し、さらに前記車輪本体の外周に配置されかつ前記車輪の走行面を形成する複数の回転体を有する多方向車輪を洗浄する方法において、
前記車輪本体は、フラッシング流体用の少なくとも1つの入口開口部と少なくとも1つの出口開口部とを有する少なくとも1つの中空空間を有し、
前記方法は、前記入口開口部を通してフラッシング流体を前記車輪本体の少なくとも1つの中空空間へ導入する段階と、
前記フラッシング流体の前記出口開口部からの吐出後に、前記回転体まわりを前記フラッシング流体によって洗浄する段階と、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記車輪本体は複数の中空空間を有し、前記方法は、同時に前記複数の中空空間へ前記フラッシング流体を導入する段階を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、前記車輪本体上に又はその中にフラッシングアダプターを配置する又は挿入する段階を含み、前記フラッシング流体は、前記フラッシングアダプターから流出して前記車輪本体の前記少なくとも1つの中空空間へ流入する、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記フラッシング流体は、内側から外側に前記車輪本体の前記中空空間を通過する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記フラッシング流体は、前記車輪本体の周方向に前記車輪本体の前記中空空間を通過する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、前記車輪を装置から、透析装置から取り外す段階を含み、前記フラッシング流体は、前記装置から取り外された前記車輪の中に導入される、
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記フラッシング流体は、複数の異なる位置で前記車輪本体の1又は複数の前記中空空間の中に導入される、
請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記複数の位置は、前記車輪本体の前記周方向に及び/又は半径方向に互いに離間する、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
多方向車輪であって、前記車輪は、軸の周りで回転可能な車輪本体を有し、さらに前記車輪本体の外周に配置されかつ前記車輪の走行面を形成する複数の回転体を有し、前記車輪本体は、フラッシング流体用の少なくとも1つの入口開口部と少なくとも1つの出口開口部とを有する少なくとも1つの中空空間を有し、前記フラッシング流体用の前記少なくとも1つの出口開口部は、前記回転体の領域内に配置されている、
ことを特徴とする多方向車輪。
【請求項10】
前記回転体の領域内に前記フラッシング流体用の前記少なくとも1つの出口開口部を有する、複数の中空空間、複数の経路が設けられる、
請求項9に記載の多方向車輪。
【請求項11】
前記回転体毎に正確に1つの出口開口部が設けられる、又は前記回転体毎に複数の出口開口部が設けられる、
請求項9又は10に記載の多方向車輪。
【請求項12】
前記出口開口部はスリットの形態であり、前記回転体に沿って延びる、又は複数の出口開口部が、前記回転体に沿って分散配置される、
請求項9から11のいずれか1項に記載の多方向車輪。
【請求項13】
フラッシング流体用の少なくとも1つの供給源と、前記供給源と連通する少なくとも1つの入口開口部及び前記フラッシング流体を前記車輪に導入する少なくとも1つの出口開口部を有する、前記供給源と連通する少なくとも1つのフラッシングアダプターと、請求項9から12のいずれか1項に記載の少なくとも1つの車輪とを備える、装置。
【請求項14】
前記フラッシングアダプターは、フラッシング流体のための前記供給源と連通する少なくとも1つの管状部分を有する、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記出口開口部は、前記フラッシングアダプターの前記周方向に及び/又は半径方向に互いに離間する、
請求項13又は14に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多方向車輪を洗浄する方法に関し、車輪は、軸の周りで回転可能な車輪本体を有し、さらに車輪本体の周囲に配置されかつ車輪の走行面を形成する複数の回転体を有する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、キャスターを有する透析装置などの医療機器を提供してこれらの可動性を保証することが知られている。例えば、キャスターとして旋回キャスター又は架台キャスターが使用されている。この種の構造において、キャスターは、一般的に機械フレームに固定的に連結されている。例えば床の汚れによる汚染後に当該キャスターを洗浄する場合、これは難しい場合がある。
【0003】
キャスターのこのような洗浄の良否は、実質的に洗浄作業者の几帳面さに左右される。
【0004】
キャスターの大部分が又はその全てがカバーなどで覆われている場合、これに対応してキャスターの洗浄はさらに難しくなる。
【0005】
さらに、従来から、所謂、多方向車輪すなわち2方向以上の移動を可能にする車輪が知られている。
【0006】
このような多方向車輪は、例えば、国際公開第2011/113562号明細書から公知である。
【0007】
このような公知の多方向車輪は、車輪本体、並びに複数の回転体、詳細にはローラーを備え、ローラーは車輪本体の外周に配置される。これによって、ローラーの長手方向軸は、車輪本体の回転面において又はそれに対してある角度で延びる構成が可能になる。
【0008】
さらに、独国公開第193 99 32号明細書、オーストラリア特許第198 547 668号明細書、国際公開第00/12327号明細書、及び米国特許第7,641,288号明細書を参照することができ、これらには当該車輪構造及び/又は多方向車輪が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】国際公開第2011/113562号明細書
【特許文献2】独国公開第193 99 32号明細書
【特許文献3】オーストラリア特許第198 547 668号明細書
【特許文献4】国際公開第00/12327号明細書
【特許文献5】米国特許第7,641,288号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の基本的な目的は、多方向車輪を比較的単純な方法で完全に洗浄することができる方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、請求項1の特徴部を有する方法によって達成される。従って、車輪本体は、フラッシング流体用の少なくとも1つの入口開口部と少なくとも1つの出口開口部とを有する少なくとも1つの中空空間を有することが可能になる。本方法は、入口開口部を通って殺菌剤などのフラッシング流体を車輪本体の少なくとも1つの中空空間に導入する段階と、少なくとも1つの出口開口部からのフラッシング流体の吐出の後で、フラッシング流体によって回転体まわりを洗浄する段階とを含む。
【0012】
回転体は、例えば、球体又はローラーとすることができる。ローラーの場合、長手方向軸は、車輪本体の回転面において又はこれに対して所定の角度で延びることが可能になる。
【0013】
本発明によれば、フラッシング流体は、車輪本体内に導入され、その後、フラッシング流体は、車輪本体の上記中空空間を通って流れかつ回転体の周りを流れることが可能になり、回転体を洗浄及び/又は消毒することができる。
【0014】
好ましくは、車輪本体は、複数の中空空間を有し、本方法は、好ましくは同時に複数の中空空間へフラッシング流体を導入する段階を含むことが可能になる。このように、フラッシング流体を、複数の地点で好ましくは同時に、車輪本体の1又は複数の中空空間へ導入することができる。
【0015】
例えば、フラッシング流体が内側から外側に、すなわち半径方向に又はこれに対して斜めに車輪本体の中空空間を通過することが想定される。
【0016】
さらなる実施形態において、本方法は、車輪本体上に又はその中にフラッシングアダプターを配置する又は挿入する段階を含み、フラッシング流体は、フラッシングアダプターから流出して車輪本体の少なくとも1つの中空空間へ流入することが可能になる。従って、フラッシングアダプターは、例えば、車輪本体の少なくとも1つの入口開口部の上に配置され、その後、フラッシング流体が車輪本体の中空空間を通過し、出口開口部を通って吐出した後に回転体の周りを流れることが想定される。
【0017】
このフラッシングアダプターは、フラッシング流体が吐出する単一の開口部を有するか又は、好ましくはフラッシング流体が吐出する複数の出口を有する。
【0018】
好ましくは、本方法は、フラッシング流体が内側から外側に車輪本体の中空空間を通過するように実行される。従って、例えば、車輪本体は、中央入口開口部を有し、フラッシング流体は、半径方向に又は半径方向に向かって斜め外向きに、すなわち回転体の方向にそこから流れることが想定される。
【0019】
代替的に又は追加的に、中空空間は、周方向に又はこれに対して斜めに貫流が発生するように構成することが可能になる。従って、フラッシング流体は、車輪本体の周方向において少なくとも部分的に、車輪本体の中空空間を通って流れることが想定される。
【0020】
同様に、2つの前述の流れ方向(接線方向及び半径方向の方向成分)の組み合わせが想定される。
【0021】
本発明のさらなる実施形態において、本方法は、車輪を装置から、詳細には透析装置から取り外す段階を含み、フラッシング流体を、装置から取り外された車輪内に導入することが可能になる。従って、例えばクイック解除式ファスナーを有する車輪であるキャスターをユーザーが装置から取り外すことができることが想定される。その後、装置の重量に応じて、折り畳み可能な支持体が、キャスターの支持機能を引き受けることができる。軽量装置又はラックに関して、総合ラックをその側面に配置することもできる。
【0022】
車輪の取り外し後、車輪の中のフラッシングは、好ましくは上述のフラッシングアダプターを使用して行うことができる。
【0023】
本発明の好適な実施形態において、フラッシング流体は、複数の異なる位置で車輪本体の1又は複数の中空空間内に導入することが可能になる。このように、中空空間及び回転体の特に徹底的な洗浄が可能である。
【0024】
この複数の位置は、車輪本体の周方向に及び/又は半径方向に互いに離間して配置することができる。
【0025】
本発明は、さらに多方向車輪に関し、車輪は、軸の周りで回転可能な車輪本体を有し、さらに車輪本体の外周に配置されかつ車輪の走行面を形成する複数の回転体を有する。
【0026】
本発明によれば、車輪本体は、フラッシング流体用の少なくとも1つの入口開口部と少なくとも1つの出口開口部とを有する少なくとも1つの中空空間を有し、フラッシング流体用の少なくとも1つの出口開口部は、回転体の領域に配置することが可能になる。
【0027】
本発明のさらなる実施形態において、回転体の領域内にフラッシング流体用の少なくとも1つの出口開口部を有する、複数の中空空間、詳細には複数の経路は、車輪本体内に設けることが可能になる。
【0028】
回転体毎に正確に1つの出口開口部を設けること、又は回転体毎に複数の出口開口部を設けることが可能になる。
【0029】
特にローラー様の回転体の特に徹底的な洗浄は、出口開口部がスリットの形態である場合、好ましくは回転体に沿って又は長手方向軸に沿って延びる場合に実現することができる。
【0030】
また、好ましくは回転体の長手方向軸に沿って延びる複数の出口開口部を設けることが想定される。これにより、フラッシング流体を1つの箇所に適用するだけではなく、複数の位置でローラーなどの回転体の表面に分散配置させることが可能である。
【0031】
さらに、本発明は装置に関し、この装置は、フラッシング流体用の少なくとも1つの供給源と、供給源と連通する少なくとも1つの入口開口部及びフラッシング流体を車輪に導入する少なくとも1つの出口開口部を有する、供給源と連通する少なくとも1つのフラッシングアダプターとを備える。この装置は、本発明による少なくとも1つの車輪をさらに備える。
【0032】
フラッシングアダプターは、フラッシング流体用の供給源と連通する少なくとも1つの管状部分、好ましくは複数の管状部分を有することが可能になる。これらの管状部分は、車輪本体の対応するカットアウトへ導入することができ、その後、フラッシングプロセスを開始することができる。
【0033】
本発明のさらなる実施形態において、フラッシングアダプターの出口開口部は、フラッシングアダプターの周方向に及び/又は半径方向に互いに離間することが可能になる。
【0034】
従って、フラッシング流体を車輪本体の複数の異なる位置で導入することが可能である。
【0035】
本発明のさらなる詳細及び利点は、図示の実施形態を参照してさらに詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】本発明による、多方向車輪が取り外された透析装置の下側領域の斜視図である。
図2】フラッシングアダプターの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
図1において、透析装置などの医療装置のハウジングが参照番号100で示されている。
【0038】
ハウジング100は、4つのキャスターを備えており、少なくとも2つのローラーは、本発明による多方向車輪によって形成される。
【0039】
図1から分かるように、これらの車輪10は、車輪本体12と、ローラーの形態で構成されかつ車輪本体12の外面に沿って延びる複数の回転体14とを備える。
【0040】
図1から分かるように、ローラー14の長手方向軸つまり回転軸は、車輪本体12の回転面すなわち長手方向断面の方に延びておらず、これに対して所定の角度で延びる。
【0041】
回転体14の存在に起因して、回転体14の配列によって、車輪10は、車輪本体12の回転面すなわち長手方向断面の方向だけでなく、これに対して所定の角度で移動することができる。
【0042】
図1からさらに分かるように、フラッシング流体用の複数の入口開口部は、車輪本体において周方向に互いにオフセットして配置される。これらの入口開口部は、参照番号16によって示されており、円形に配置されている。
【0043】
この配置と別の配置として、これらの入口開口部を異なる方法で配置すること、又は図示の車輪本体12毎に8個よりも多い又は少ない入口開口部16を使用することも想定される。
【0044】
図2は、上方から斜めに見たフラッシングアダプター200の斜視図を示す。このフラッシングアダプター200は、図示の実施形態において円板形状のベース本体202を有する。フラッシングアダプター200は、さらに、スタブ形状の管状部分204の端部領域に延びる複数の出口開口部203を有する。
【0045】
参照番号201は、中央入口開口部を示し、中央入口開口部は、例えば、図示するホースと連通しており、フラッシング流体は、中央入口開口部を通ってフラッシングアダプター200の内部領域に入る。
【0046】
フラッシングアダプター200の内部領域つまり中空空間に入った後、フラッシング流体は、各管状ライン204に分配され、出口開口部203を通ってフラッシングアダプターから吐出される。
【0047】
ユーザーが、例えば、クイック解除式ファスナーを解除することによって図1に示す装置の車軸から車輪10を取り外した後、車輪10は、フラッシングアダプター200に接続され、管状スタブ204が車輪10の開口部16に導入される。
【0048】
その後、フラッシング流体は、図示されていない供給源からフラッシングアダプター200へ導入され、このフラッシングアダプター200から車輪つまり車輪本体12の内部領域へ導入される。
【0049】
経路又は他の中空空間は、ここから車輪本体12の内部領域を通って外向きに、すなわち回転体14が配置される周囲面に向かって延びる。従って、フラッシング流体は、回転体14が配置される車輪本体12の周囲面の領域に吐出される。
【0050】
フラッシング流体は、周方向に分散配置された車輪本体12の複数の位置から吐出されることが想定される。フラッシング流体、好ましくは消毒流体が各々の回転体14に確実に作用するように、各々の回転体14に対して少なくとも1つの出口開口部が設けられることが好適である。
【0051】
好ましくは、中空空間又は経路は、流体が内部から外部まで車輪本体の全体を通過して、汚れ及び細菌を個別のキャスターつまり回転体の全てから除去するように構成される。
【0052】
この方法では、図示の多方向車輪の比較的複雑なデザインにもかかわらず、車輪本体自体、及び車輪本体の外面上に配置される全ての回転体の洗浄又は消毒を行うことが可能である。
図1
図2