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特許6704984タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法及入力交換システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6704984
(24)【登録日】2020年5月15日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法及入力交換システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20130101AFI20200525BHJP
   G06F 3/0354 20130101ALI20200525BHJP
   G06F 3/023 20060101ALI20200525BHJP
【FI】
   G06F3/0488 160
   G06F3/0354 453
   G06F3/023 460
【請求項の数】13
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2018-502402(P2018-502402)
(86)(22)【出願日】2017年9月1日
(65)【公表番号】特表2019-537756(P2019-537756A)
(43)【公表日】2019年12月26日
(86)【国際出願番号】CN2017100129
(87)【国際公開番号】WO2019037149
(87)【国際公開日】20190228
【審査請求日】2018年6月22日
(31)【優先権主張番号】201710735249.0
(32)【優先日】2017年8月24日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518015653
【氏名又は名称】北京拉酷网絡科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】▲グン▼ 華超
(72)【発明者】
【氏名】何 旭東
【審査官】 佐伯 憲太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−106730(JP,A)
【文献】 特表2013−520860(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0340310(US,A1)
【文献】 特開平11−102247(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0035419(US,A1)
【文献】 特開2014−052864(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048−3/0489
G06F 3/023
G06F 3/0354
G06F 3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割するステップS1と、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられるステップS2と、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するステップS3と、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するステップS4と、
を含み、
ステップS3において、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることは、
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したジェスチャーを設定し、特定したジェスチャーをデータベースに記憶するS31と、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応する特定したジェスチャーが検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行うS32と、のように行われ、
前記特定したジェスチャーは、外部からタッチパネルへスライドするジェスチャー動作又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへスライドするジェスチャー動作を含み、
前記切替領域Aは、タッチパネルの四隅に設定され、残りが切替領域Bとなり、又は、前記切替領域Aは、タッチパネルの側辺に設定され、残りが切替領域Bとなり、
ステップS4は、
現在のオペレーティングシステムのバージョン又は言語をモニタリングし、当該オペレーティングシステムのバージョンタイプ又は言語種類に応じて、記憶内容と1対1に対応付けられる使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力することを含む、
ことを特徴とするタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法。
【請求項2】
ステップS4は、さらに、
現在のアプリケーションプログラムをモニタリングし、アプリケーションプログラムの種類に応じて、記憶内容と1対1に対応付けられる使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、対応する命令を実行することを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法。
【請求項3】
ステップS2において、それぞれのタッチパネル座標領域が2つ以上のキーコード値に対応付けられ、これらのキーコード値が、ショートカットキー又はショートカットキーの組み合わせ又はマクロコマンドに対応付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法。
【請求項4】
ステップS3において、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることは、さらに、
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー設定し、特定したショートカットキーデータベースに記憶するS31と、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行うS32と、のように行われることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法。
【請求項5】
ステップS4は、
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替えるように、タッチパネルをマウス機能に切り替えることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法。
【請求項6】
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替える際に、
アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングし、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法。
【請求項7】
ステップS4は、
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにするように、タッチパネルをマウス機能に切り替えてアプリケーションプログラムをオフにすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法。
【請求項8】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、
を備え
前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したジェスチャーを設定し、特定したジェスチャーをデータベースに記憶する第1の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応する特定したジェスチャーが検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う第1のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含み、
前記特定したジェスチャーは、外部からタッチパネルへスライドするジェスチャー動作又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへスライドするジェスチャー動作を含み、
前記切替領域Aは、タッチパネルの四隅に設定され、残りが切替領域Bとなり、又は、前記切替領域Aは、タッチパネルの側辺に設定され、残りが切替領域Bとなり、
前記キーコード値判断及び実行モジュールは、
現在のオペレーティングシステムのバージョン又は言語をモニタリングするオペレーティングシステムのバージョン又は言語モニタリングモジュールと、
当該オペレーティングシステムのバージョンタイプ又は言語種類に応じて、記憶内容と1対1に対応付けられる使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力する第2の判断及び動作実行サブモジュールと、を含む、
ことを特徴とするタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システム。
【請求項9】
前記キーコード値判断及び実行モジュールは、さらに、
現在のアプリケーションプログラムをモニタリングするアプリケーションプログラムモニタリングモジュールと、
アプリケーションプログラムの種類に応じて、記憶内容と1対1に対応付けられる使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出し、対応する命令を実行する第1の判断及び動作実行サブモジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システム。
【請求項10】
前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、さらに、
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー設定し、特定したショートカットキーデータベースに記憶する第1の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う第1のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システム。
【請求項11】
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替えるように、タッチパネルをマウス機能に切り替える第1のマウス機能切り替えモジュール、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システム。
【請求項12】
前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、さらに、
アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングするバインディングモジュールと、
タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー又は特定したジェスチャーを設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する第2の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー又はジェスチャーが検出されると、タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能との切り替えを行い、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにする第2のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システム。
【請求項13】
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにするように、タッチパネルをマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにする第2のマウス機能切り替えモジュール、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項12に記載のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法及び入力交換システムに関し、タッチパネルに基づく情報入力の技術分野である。
【背景技術】
【0002】
キーボードとマウスは、現在の主たる情報入力装置であり、人々に多くの利便性をもたらしている。しかし、ラップトップパソコン及びデスクトップパソコンは、備えられるキーボードがかなり異なっており、例えば、ラップトップパソコンのキーボードは、ほとんどキーパッド領域がないが、その下に小面積のタッチパネルが設けられている。このタッチパネルは通常、ゲームのスライド操作に使用されたり、タッチパネルの右側のスクロールスライドをマウスとしてスワイプしてウェブページをブラウザすることができるが、しかし、その機能は単一であり、ユーザのニーズによく応えることができない。
【0003】
情報化時代に入った今日では、同じ情報を繰り返して入力する必要がよくあり、例えば、ウェブサイトに登録する際に、携帯電話番号又は電子メールアドレスを入力したりする必要がしばしばあり、また、銀行ウェブサイトで操作する場合、銀行カード番号又はIDカード番号等の情報を入力したりする必要がしばしばあり、このような非インテリジェントな操作は、時間の無駄遣いを招くとともに、入力ミスが出やすい。従来のキーボード上のホットキーを操作することで様々な重複した操作を便利に行うこともできるが、しかし、これらのホットキーで入力可能な内容は決まっており、カスタマイズが行えない。出願番号が201510289131.0である特許出願に開示された「タッチパネルに基づく迅速な情報入力システム及び入力方法」は、上記問題を効果的に解決しているが、以下の欠点が存在している。
【0004】
1.世界の国ごとのキーボードのレイアウトが異なっており、例えば、あるキーコード値は、中国のキーボードではEに対応し、アメリカのキーボードではFに対応し、日本のキーボードではGに対応するように、日本、ヨーロッパ、アメリカ、中国のキーボードのレイアウトが互いに異なっているため、上記技術を異なる国家に汎用的に適用することができない。
【0005】
2.それぞれのタッチパネル領域が1つの命令又は1つの入力内容のみに対応付けられるため、タッチパネルの利用率が低下する。
【0006】
3.当該出願では、タッチパネルのマウス機能を停止することのみが記載され、タッチパネルのマウス機能とキーボード機能との切り替えを実現できず、使用が不便である。
【0007】
4.使用機能が単一であり、あまり便利ではない。例えば、テーブルで数値の計算のためにカウンタを使用する必要がある場合、電卓を手動で起動しなければならず、時間の無駄遣いになる。また、テーブルにおける1つのボックスの編集が済んで、他のボックスの編集に移動する必要がある場合、通常、まず最初にタッチパネルのキーボード機能を停止してマウス機能を起動し、特定した位置に移動した後、タッチパネルのマウス機能を停止してキーボード機能を起動するようにする必要がある。この過程は大変面倒であるとともに、時間の無駄遣いにもなる。
【0008】
5.当該出願によると、例えば、1つのホットキーによってIDカード番号の入力を実現できる等、迅速な情報入力のみを実現することができるが、しかし、システムショートカットキー又はシステムショートカットキーの組み合わせ又はマクロコマンドの入力を実現できない。例えば、重複作業を行う場合、テーブルの開き、コピー、ペースト、閉じのような動作を重複して行う必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、従来技術における問題、特に、それぞれのタッチパネル座標領域が1つの命令又は1つの入力内容のみに対応付けられることによって、タッチパネルの利用率が低下する問題を効果的に解決できるタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システム及び入力方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明によれば、タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割するステップS1と、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられるステップS2と、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するステップS3と、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するステップS4と、
を含むタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法の構成を採用している。
【0011】
好ましくは、ステップS1において、タッチパネルにアタッチフィルムを粘着させるか、視認可能な座標領域を分割する。これにより、タッチパネルの利用率をさらに向上させることができる。
【0012】
好ましくは、ステップS4は、具体的には、現在のアプリケーションプログラムをモニタリングし(システムにおいて、現在最上部に置かれるウィンド又はアプリケーションプログラムを判断することができる)、アプリケーションプログラムの種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、対応する命令(即ち、記憶内容が1つの命令となる)を実行することを含む。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。これにより、それぞれのタッチパネル区域が複数の命令を実行することができ、タッチパネル領域をさらに最大限に利用することができる。
【0013】
本発明のタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法において、ステップS4は、具体的には、現在のオペレーティングシステムのバージョン又は言語をモニタリングし、オペレーティングシステムのバージョンタイプ又は言語種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力することを含む。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。これにより、本発明の迅速な情報入力技術を異なる国に汎用的に適用することができる。
【0014】
上記タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法において、ステップS2では、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられ、これらのキーコード値が、ショートカットキー(例えば、輝度又は音量等を調整する)、ショートカットキーの組み合わせ(即ち、複数のキーコード値が1つの内容に対応付けられ、この内容は、例えば、コピー、ペースト、又はコピーとペーストとの組み合わせ(Ctrl+CとCtrl+Vとの組み合わせ)等であることができる)、又はマクロコマンドに対応付けられる。これにより、システムショートカットキー又はシステムショートカットキーの組み合わせ又はマクロコマンドの入力を実現し、例えば、重複動作を行う場合、テーブルの開き、コピー、ペースト、閉じ、或いは、輝度や音量の調整等のシステム操作を重複して行うことができる。
【0015】
上記タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法において、ステップS3では、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えは、具体的には、以下のように行われる。
【0016】
S31:タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する。
【0017】
S32:システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う。
【0018】
上記方法により、使用中に、タッチパネルのマウス機能とキーボード機能との切り替えを柔軟に行うことが便利になる。
【0019】
好ましくは、ステップS31におけるジェスチャーは、ジェスチャーマーク(例えば、C)、或いは、外部からタッチパネルへスライドするジェスチャー動作又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへスライドするジェスチャー動作(前記切替領域Aは、タッチパネルの四隅に設定されることができ、この場合、残りが切替領域Bとなる。前記切替領域Aは、タッチパネルの側辺に設定されることもでき、同様に、残りが切替領域Bとなる)を含む。これにより、上記ジェスチャーにより、タッチパネルのマウス機能とキーボード機能とを迅速かつ正確に切り替えることができる。
【0020】
好ましくは、ステップS4は、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替えるように、タッチパネルをマウス機能に切り替えることをさらに含む。該方法により、ユーザがタッチパネルをキーボード機能からマウス機能に迅速かつ正確に切り替えることが便利になる。特に、テーブルの編集時に、1つのボックスの編集が済んで、他のボックスの編集に移動する必要がある場合、まず最初にタッチパネルをキーボード機能からマウス機能に切り替える必要がなく、カーソルを特定した位置に移動した後、直接編集すればよく、時間がかなり節約されるとともに、操作が簡単かつ便利である。
【0021】
前記タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法において、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替える際に、アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングし、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにすることをさらに含む。これにより、ユーザの使用がより一層便利になり、例えば、テーブルの編集時に、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替える場合、同時に電卓をオンにすることで、ユーザがアプリケーションプログラムを手動でオンにする時間が節約される。
【0022】
さらに好ましくは、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替える際に、アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングし、現在動作しているアプリケーションプログラムのタイプを判断し(システムにおいて、現在最上部に置かれるウィンド又はアプリケーションプログラムを判断することができる)、アプリケーションプログラムのタイプに応じて、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにするか否か、および、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにするか否かを制御し、例えば、現在動作しているアプリケーションプログラムがExcelであれば、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、同時に電卓プログラムをオンにするように制御することができ、現在動作しているアプリケーションプログラムがタオバオであれば、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、同時に電卓プログラムをオンにするように制御する必要がなくなる。これにより、ユーザのニーズにさらに応えることができ、より一層便利になる。
【0023】
好ましくは、ステップS4は、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにするように、タッチパネルをマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにすることをさらに含む。これにより、アプリケーションプログラムを便利かつすばやくオフにすることができる。
【0024】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0025】
好ましくは、前記キーコード値判断及び実行モジュールは、
現在のアプリケーションプログラムをモニタリングするアプリケーションプログラムモニタリングモジュールと、
アプリケーションプログラムの種類に応じて、記憶内容と1対1に対応付けられる使用されるキーコード値(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)を判断し、データベースから対応する内容を呼び出し、対応する命令(即ち、記憶内容が1つの命令となる)を実行する第1の判断及び動作実行サブモジュールと、を含む。
【0026】
好ましくは、前記キーコード値判断及び実行モジュールは、
現在のオペレーティングシステムのバージョン又は言語をモニタリングするオペレーティングシステムのバージョン又は言語モニタリングモジュールと、
オペレーティングシステムのバージョンタイプ又は言語種類に応じて、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力する第2の判断及び動作実行サブモジュールと、を含む。
【0027】
本発明に係わるタッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムでは、前記対応付けリスト生成及び記憶モジュールにおいて、それぞれのタッチパネル座標領域が2つ以上のキーコード値に対応付けられ、これらのキーコード値がショートカットキー、ショートカットキーの組み合わせ(即ち、複数のキーコード値が1つの内容に対応付けられ、この内容は、例えば、コピー、ペースト、又はコピーとペーストとの組み合わせ(Ctrl+CとCtrl+Vとの組み合わせ)等であることができる)、又はマクロコマンドに対応付けられる。
【0028】
好ましくは、前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー(例えば、Alt+X)又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する(設定時に、ショートカットキー又はジェスチャーによるスライドをモニタリングし、ショートカットキーの場合、キーコード値を記録してデータベースに記憶し、ジェスチャーの場合、ジェスチャーが対応する一連の座標値を記録し、これらの座標値をデータベースに記憶する)第1の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う第1のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む。
【0029】
さらに好ましくは、前記設定及び記憶モジュールにおいて、前記ジェスチャーは、ジェスチャーマーク(例えば、C)、或いは、外部からタッチパネルへスライドするジェスチャー動作又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへスライドするジェスチャー動作(前記切替領域Aは、タッチパネルの四隅に設定されることができ、この場合、残りが切替領域Bとなる。前記切替領域Aは、タッチパネルの側辺に設定されることもでき、同様に、残りが切替領域Bとなる)を含む。
【0030】
前記タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムにおいて、
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替えるように、タッチパネルをマウス機能に切り替える第1のマウス機能切り替えモジュール、をさらに備える。
【0031】
好ましくは、前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、
アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングするバインディングモジュールと、
タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー(例えば、Alt+X)又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する第2の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能との切り替えを行い、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにする第2のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む、
さらに好ましくは、前記第2のモニタリング及び動作実行モジュールは、さらに、
現在動作しているアプリケーションプログラムのタイプを判断するアプリケーションプログラムタイプ判断モジュールを含む。
【0032】
好ましくは、本発明のシステムは、
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにするように、タッチパネルをマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにする第2のマウス機能切り替えモジュール、をさらに備える。
【発明の効果】
【0033】
従来技術に比べ、本発明は以下の利点を有する。
【0034】
1.本発明によれば、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられ、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得した後、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行することにより、タッチパネルの利用率をさらに向上させる。
【0035】
2.現在のアプリケーションプログラムをモニタリングし、アプリケーションプログラムの種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、対応する命令(即ち、記憶内容が1つの命令となる。例えば、あるタッチパネル領域が2つのキーコード値に対応付けられ、一方のキーコード値がAに対応付けられ、他方のキーコード値が「←」に対応付けられるとすると、現在のアプリケーションプログラムがテキストエディタであるとモニタリングされた場合、第1種のキーコード値を採用し、命令Aを実行し、現在のアプリケーションプログラムがゲームであるとモニタリングされた場合、第2種のキーコード値を採用し、終了命令「←」を実行する)を実行する。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。これにより、それぞれのタッチパネル区域が複数の命令を実行することができ、タッチパネル領域をさらに最大限に利用することができる。
【0036】
3.現在のオペレーティングシステムのバージョン又は言語をモニタリングし、オペレーティングシステムのバージョンタイプ又は言語種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力する。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。これにより、本発明の迅速な情報入力技術を異なる国に汎用的に適用することができる。
【0037】
4.それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられ、これらのキーコード値が、ショートカットキー(例えば、輝度又は音量等を調整する)、ショートカットキーの組み合わせ(即ち、複数のキーコード値が1つの内容に対応付けられ、この内容は、例えば、コピー、ペースト、又はコピーとペーストとの組み合わせ(Ctrl+CとCtrl+Vとの組み合わせ)等であることができる)、又はマクロコマンドに対応付けられる。これにより、システムショートカットキー又はシステムショートカットキーの組み合わせ又はマクロコマンドの入力を実現し、例えば、重複動作を行う場合、テーブルの開き、コピー、ペースト、閉じ、或いは、輝度や音量の調整等のシステム操作を重複して行うことができ、タッチパネルの利用率をさらに向上させる。
【0038】
5.タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、データベースに記憶し、システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う。上記方法により、使用中に、タッチパネルのマウス機能とキーボード機能との切り替えを柔軟に行うことが便利になる。
【0039】
6.ジェスチャーマーク(例えば、C)、或いは、外部からタッチパネルへスライドするジェスチャー動作又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへスライドするジェスチャー動作(前記切替領域Aは、タッチパネルの四隅に設定されることができ、この場合、残りが切替領域Bとなる。前記切替領域Aは、タッチパネルの側辺に設定されることもでき、同様に、残りが切替領域Bとなる)を用いることにより、タッチパネルのマウス機能とキーボード機能とを迅速かつ正確に切り替えるようトリガすることができる。
【0040】
7.本発明では、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替える。該方法により、ユーザがタッチパネルをキーボード機能からマウス機能に迅速かつ正確に切り替えることが便利になる。特に、テーブルの編集時に、1つのボックスの編集が済んで、他のボックスの編集に移動する必要がある場合、まず最初にタッチパネルをキーボード機能からマウス機能に切り替える必要がなく、カーソルを特定した位置に移動した後、直接編集すればよく、時間がかなり節約されるとともに、操作が簡単かつ便利である。
【0041】
8.アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングし、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにする。これにより、ユーザの使用がより一層便利になり、例えば、テーブルの編集時に、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替える場合、同時に電卓をオンにすることで、ユーザがアプリケーションプログラムを手動でオンにする時間が節約される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】本発明の実施例1の方法フローチャートである。
図2】実施例2の方法フローチャートである。
図3】実施例3の方法フローチャートである。
図4】実施例4の方法フローチャートである。
図5】実施例9の方法フローチャートである。
図6】ジェスチャーの実現可能な方式を示す図である。
図7】ジェスチャーの実現可能な方式を示す図である。
図8】ジェスチャーの実現可能な方式を示す図である。
図9】ジェスチャーの実現可能な方式を示す図である。
【0043】
以下、図面及び具体的な実施形態を結合して本発明をさらに説明する。
【発明を実施するための形態】
【0044】
本発明の実施例1:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、図1に示すように、以下のステップS1〜S4を含む。
【0045】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0046】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0047】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。
【0048】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。
【0049】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0050】
実施例2:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、図2に示すように、以下のステップS1〜S4を含む。
【0051】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0052】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0053】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。
【0054】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。具体的には、現在のアプリケーションプログラムをモニタリングし、アプリケーションプログラムの種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、対応する命令(即ち、記憶内容が1つの命令となる)を実行することを含む。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。
【0055】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0056】
前記キーコード値判断及び実行モジュールは、
現在のアプリケーションプログラムをモニタリングするアプリケーションプログラムモニタリングモジュールと、
アプリケーションプログラムの種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、対応する命令(即ち、記憶内容が1つの命令となる)を実行する第1の判断及び動作実行サブモジュールと、を含む。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。
【0057】
実施例3:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、図3に示すように、以下のステップS1〜S4を含む。
【0058】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0059】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0060】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。
【0061】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。具体的には、現在のオペレーティングシステムのバージョン又は言語をモニタリングし、オペレーティングシステムのバージョンタイプ又は言語種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力することを含む。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。
【0062】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0063】
前記キーコード値判断及び実行モジュールは、
現在のオペレーティングシステムのバージョン又は言語をモニタリングするオペレーティングシステムのバージョン又は言語モニタリングモジュールと、
オペレーティングシステムのバージョンタイプ又は言語種類に応じて、使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力する第2の判断及び動作実行サブモジュールと、を含む。ここで、キーコード値が、記憶内容と1対1に対応付けられる(即ち、1つのキーコード値が1つの内容に対応付けられる)。
【0064】
実施例4:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、以下のステップS1〜S4を含む。
【0065】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0066】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられ、これらのキーコード値が、ショートカットキー(例えば、輝度又は音量等を調整する)、ショートカットキーの組み合わせ(即ち、複数のキーコード値が1つの内容に対応付けられ、この内容は、例えば、コピー、ペースト、又はコピーとペーストとの組み合わせ(Ctrl+CとCtrl+Vとの組み合わせ)等であることができる)、又はマクロコマンドに対応付けられる。
【0067】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。
【0068】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。
【0069】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられ、これらのキーコード値が、ショートカットキー(例えば、輝度又は音量等を調整する)、ショートカットキーの組み合わせ(即ち、複数のキーコード値が1つの内容に対応付けられ、この内容は、例えば、コピー、ペースト、又はコピーとペーストとの組み合わせ(Ctrl+CとCtrl+Vとの組み合わせ)等であることができる)、又はマクロコマンドに対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0070】
実施例5:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、以下のステップS1〜S4を含む。
【0071】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0072】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0073】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、具体的には、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えは、以下のように行われる。ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。
【0074】
S31:タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する。
【0075】
S32:システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う。
【0076】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。
【0077】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0078】
前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー又は特定したジェスチャーを設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する(設定時に、ショートカットキー又はジェスチャーによるスライドをモニタリングし、ショートカットキーの場合、キーコード値を記録してデータベースに記憶し、ジェスチャーの場合、ジェスチャーが対応する一連の座標値を記録し、これらの座標値をデータベースに記憶する)第1の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う第1のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む。
【0079】
実施例6:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、以下のステップS1〜S4を含む。
【0080】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0081】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0082】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。具体的には、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えは、以下のように行われる。
【0083】
S31:タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する。図6乃至図9に示すように、前記ジェスチャーは、ジェスチャーマーク(例えば、C)、或いは、外部からタッチパネルへスライドするジェスチャー動作又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへスライドするジェスチャー動作(前記切替領域Aは、タッチパネルの四隅に設定されることができ、この場合、残りが切替領域Bとなる。また、前記切替領域Aは、タッチパネルの側辺に設定されることもでき、同様に、残りが切替領域Bとなる)を含むが、これには限定されない。
【0084】
S32:システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う。
【0085】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。
【0086】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0087】
前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、
タッチパネルのキーボード機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー(例えば、Alt+X)又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する(設定時に、ショートカットキー又はジェスチャーによるスライドをモニタリングし、ショートカットキーの場合、キーコード値を記録してデータベースに記憶し、ジェスチャーの場合、ジェスチャーが対応する一連の座標値を記録し、これらの座標値をデータベースに記憶する)第1の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えを行う第1のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む。
【0088】
前記設定及び記憶モジュールにおいて、前記ジェスチャーは、ジェスチャーマーク(例えば、C)、或いは、外部からタッチパネルへスライドするジェスチャー動作又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへスライドするジェスチャー動作(前記切替領域Aは、タッチパネルの四隅に設定されることができ、この場合、残りが切替領域Bとなる。前記切替領域Aは、タッチパネルの側辺に設定されることもでき、同様に、残りが切替領域Bとなる)を含む。
【0089】
実施例7:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、以下のステップS1〜S4を含む。
【0090】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0091】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0092】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。
【0093】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。そして、タッチパネルをマウス機能に切り替えることは、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替えるように行われる。
【0094】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替えるように、タッチパネルをマウス機能に切り替える第1のマウス機能切り替えモジュールと、を備える。
【0095】
実施例8:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、以下のステップS1〜S4を含む。
【0096】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0097】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0098】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。具体的には、タッチパネルのキーボード機能とマウス機能との切り替えは、以下のように行われる。
【0099】
S30:アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングする。
【0100】
S31:タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する。
【0101】
S32:システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能との切り替えを行い、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにする。
【0102】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。
【0103】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、を備える。
【0104】
前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、
アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングするバインディングモジュールと、
タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー(例えば、Alt+X)又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する第2の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能との切り替えを行い、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにする第2のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む。
【0105】
実施例9:タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換方法であって、図5に示すように、以下のステップS1〜S5を含む。
【0106】
S1:タッチパネルを複数の座標領域に分割する。
【0107】
S2:タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる。
【0108】
S3:タッチパネルをキーボード機能に切り替え、オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得し、ここで、タッチパネルはキーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができる。具体的には、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオンにすることは、以下のように行われる。
【0109】
S30:アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングする。
【0110】
S31:タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド等)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する。
【0111】
S32:システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオンにする。
【0112】
S4:使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行する。
【0113】
S5:1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにする。
【0114】
オプションとして、ステップS30において、アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングするするとともに、アプリケーションプログラムのオン制御機能と現在のアプリケーションプログラムのタイプとのマッチングを行うようにし、ステップS32において、システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、現在カーソルのあるアプリケーションプログラムのタイプを同時にモニタリングし、現在カーソルのあるアプリケーションプログラムのタイプがアプリケーションプログラムのオン制御機能と一致していれば、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオンにし、現在カーソルのあるアプリケーションプログラムのタイプがアプリケーションプログラムのオン制御機能と一致していなければ、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオンにしないようにしてもよい。ここでいう「アプリケーションプログラムのオン制御機能」における「アプリケーションプログラム」と「現在のアプリケーションプログラムのタイプ」における「アプリケーションプログラム」とは、2つの異なるタイプのアプリケーションプログラムである。
【0115】
タッチパネルに基づく迅速な情報入力交換システムであって、
タッチパネルを複数の座標領域に分割する領域分割モジュールと、
タッチパネル座標領域とキーコード値との対応付けリスト、及びキーコード値と記憶内容との対応付けリストを生成して記憶し、それぞれのタッチパネル座標領域が、2つ以上のキーコード値に対応付けられる対応付けリスト生成及び記憶モジュールと、
キーボード機能とマウス機能とを互いに切り替えることができるタッチパネルをキーボード機能に切り替えるタッチパネル機能切り替えモジュールと、
オペレーティングシステムが、タッチパネル上のトリガ動作信号、及び該トリガ動作信号が発生されるタッチパネル上の対応する位置の座標情報を取得するトリガ動作信号及び座標情報取得モジュールと、
使用されるキーコード値を判断し、データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行するキーコード値判断及び実行モジュールと、
データベースから対応する内容を呼び出して、カーソルのある位置に入力するか、対応する命令を実行した後、1つのトラックの長さを閾値として設定し、入力されるトラックの長さが該閾値を超えるとモニタリングされた場合、タッチパネルを自動的にマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにするように、タッチパネルをマウス機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオフにする第2のマウス機能切り替えモジュールと、を備える。
【0116】
前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、
アプリケーションプログラムのオン制御機能とタッチパネルのキーボード機能とをバインディングするバインディングモジュールと、
タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能とを切り替えることに対応する特定したショートカットキー(例えば、Alt+X)又は特定したジェスチャー(例えば、グラフィックジェスチャーC、或いは、外部からタッチパネルへのスライド又はタッチパネルの切替領域Aから切替領域Bへのスライド)を設定し、特定したショートカットキー及び特定したジェスチャーをデータベースに記憶する第2の設定及び記憶モジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、タッチパネルのキーボード機能及びアプリケーションプログラムのオン制御機能とマウス機能との切り替えを行い、タッチパネルがキーボード機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオンにし、タッチパネルがマウス機能に切り替えられる場合、アプリケーションプログラムをオフにする第2のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含む。
【0117】
オプションとして、前記タッチパネル機能切り替えモジュールは、さらに、
アプリケーションプログラムのオン制御機能と現在のアプリケーションプログラムのタイプとのマッチングを行うマッチングモジュールと、
システムのI/Oポートをモニタリングし、対応するショートカットキー(例えば、Alt+X)又はジェスチャー(例えば、C)が検出されると、現在カーソルのあるアプリケーションプログラムのタイプを同時にモニタリングし、現在カーソルのあるアプリケーションプログラムのタイプがアプリケーションプログラムのオン制御機能と一致していれば、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオンにし、現在カーソルのあるアプリケーションプログラムのタイプがアプリケーションプログラムのオン制御機能と一致していなければ、タッチパネルをマウス機能からキーボード機能に切り替え、アプリケーションプログラムをオンにしないようにする前記第2のモニタリング及び動作実行モジュールと、を含んでもよい。ここでいう「アプリケーションプログラムのオン制御機能」における「アプリケーションプログラム」と「現在のアプリケーションプログラムのタイプ」における「アプリケーションプログラム」とは、2つの異なるタイプのアプリケーションプログラムである。
図1
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