【実施例】
【0020】
<拡販支援システム2>
図5は、一実施例に係る拡販支援システムを示している。
図5において、
図1と同一部分には同一符号を付してある。
この拡販支援システム2では、拡販支援機器の一例としてサーバー装置32、情報処理端末として複数のPC28−11、28−12・・・、PC28−21、28−22・・・およびPC28−Xが備えられ、これらは有線または無線で接続される。PC28−11、28−12・・・、PC28−21、28−22・・・およびPC28−Xはスマートフォンなどであってもよい。この拡販支援機器には有線または無線でサーバーに接続され、問診画面、コンテンツメニュー画面、コンテンツ情報画面などの各種情報が表示可能な情報処理端末や情報表示装置が含まれる。
【0021】
この例では、PC28−11、28−12・・・は拡販支援システム2からシール情報の提供を受けるに必要な一定の権限が付与されたたとえば、顧客26が操作可能なPCである。PC28−Xはシステムユーザーの管理など、高い権限(第一の権限)が付与された管理者が操作可能なPCである。ここで、「システムユーザー」または「ユーザー」は、顧客26に対し、拡販支援システム2の利用権限を持つ者であり、「管理者」は拡販支援システム2の「システムユーザー」または「ユーザー」の管理とともに、拡販支援システム2の利用権限を持つ者である。PC28−21、28−22・・・は拡販支援システム2からシール情報の提供側であって、一定の権限(第一の権限より低い第二の権限)が付与されたシステムユーザーが操作可能なPCである。
このような権限の仕分けにより、拡販支援システム2で扱う個人情報の漏洩や設問などの改ざんを防止でき、問診および診断結果の統一性や信頼性を維持することができる。
【0022】
<サーバー装置32>
図6に示すように、サーバー装置32にはプロセッサ34、記憶部36および通信部38が備えられる。
プロセッサ34は、記憶部36にあるOSや拡販支援システム2のプログラムなどを実行する。この記憶部36にはハードディスクや半導体メモリが用いられ、プログラム記憶部40およびデータベース10が構築されている。通信部38は、複数のPC28−11、28−12・・・、28−21、28−22・・・、28−Xと有線または無線で接続し、必要な情報処理のための通信を行う。
データベース10には拡販支援システム、拡販支援プログラムの実行に用いられる後述の各種の情報が格納され、問診情報データベース10−10、応答情報データベース10−11、サービス情報データベース10−12、顧客情報データベース10−13、ユーザー情報データベース10−14、履歴情報データベース10−15、管理データベース10−16など、複数のデータベースが含まれる。問診情報データベース10−10および応答情報データベース10−11は設問情報データベース10−1の一例であり、サービス情報データベース10−12はコンテンツ情報データベース10−2の一例である。顧客情報データベース10−13には顧客に関する情報が格納される。ユーザー情報データベース10−14には、ユーザーに関する画面情報などの情報が格納される。履歴情報データベース10−15には問診および応答に関する履歴、顧客、ユーザーおよび管理者に関する履歴、システムに関する履歴などの情報が格納される。管理データベース10−16には第一の権限を持つ管理者、第二の権限を持つユーザーなどの管理情報が格納される。
【0023】
この拡販支援システム2には2つの画面群としてホーム画面42および管理画面44が含まれる。
<ホーム画面42>
ホーム画面42には
図7に示すように、トップページ画面42−1が含まれる。トップページ画面42−1は問診画面に案内する案内画面の一例であり、案内情報を選択することにより、問診画面に移行させることができる。このトップページ画面42−1には問診票回答前トップページ42−11、診断結果トップページ42−12が含まれる。これら問診票回答前トップページ42−11および診断結果トップページ42−12には取り組みアイコン42−2、問診票アイコン42−3、サービス情報アイコン42−4などが表示される。取り組みアイコン42−2の押下により、複数の取り組み情報画面42−21、42−22、42−23、42−24が連続して展開される。問診票アイコン42−3の押下により、複数の問診票情報画面42−31、42−32、・・・42−3Nが展開される。サービス情報アイコン42−4の押下により、複数のサービス情報画面42−41、42−42、42−43、42−44・・・が展開される。これら複数の取り組み情報画面42−21、42−22、42−23、42−24、複数の問診票情報画面42−31、42−32、・・・42−3N、複数のサービス情報画面42−41、42−42、42−43、42−44・・・は、コンテンツ情報の取得が可能なことを表すシステムの情報を表示する情報画面の一例である。
【0024】
<拡販支援の処理手順>
図8は、拡販支援プログラムの一例として、拡販支援の処理手順を示している。この処理では、トップページ画面42−1を表示し(S101)、このトップページ画面42−1の取り組みアイコン42−2の押下を判断する(S102)。取り組みアイコン42−2を押下すれば(S102のYES)、取り組み情報画面を表示する(S103)。取り組みアイコン42−2を押下しなければ(S102のNO)、問診票アイコン42−3の選択かを判定する(S104)。問診票アイコン42−3の選択をすれば(S104のYES)、S103をスキップし、診断スタートかを判断する(S105)。診断スタートアイコンを押下すれば(S105のYES)、問診票情報画面42−31に移行する(S106)。診断スタートでなければ(S105のNO)、S101に戻る。
【0025】
問診票情報画面の設問に対し応答し(S107)、全ての設問の応答が終了したかを判断する(S108)。全ての設問に応答していなければ(S108のNO)、問診票情報画面に対する応答を継続する(S107、S108)。
全ての設問に対する応答が終了していれば(S108のYES)、診断開始アイコンを押下し(S109)、診断処理を実行する(S110)。診断終了により、診断結果がトップページ画面42−1に表示される(S111)。
【0026】
S104で問診票アイコン42−3の押下がなければ(S104のNO)、サービス情報アイコン42−4が押下されたかを判断する(S112)。サービス情報アイコン42−4が押下されなければ(S112のNO)、トップページ画面42−1の表示に戻る(S101)。サービス情報アイコン42−4が押下されれば(S112のYES)、サービス情報画面を表示し(S113)、処理を終了する。
さらに拡販支援の処理では、たとえば診断結果の内容や選択されたサービス情報に応じた見積票の作成機能を備えてもよい。この見積票の作成機能では、たとえば問診票の内容から顧客の状態に合せた内容のサービス情報を提示するとともに、この提示するサービスの一部または全部を選択した場合のそれぞれの見積票を自動で作成してもよい。また、顧客が押下したサービス情報アイコンの数やその種類により見積票を作成してもよい。そのほか、サービス情報の表示の後に、見積票を作成するか否かを選択する画面を生成し、表示させてもよい。サーバー装置32は、たとえばサービス情報に関連付けられた金額データを記憶しており、選択されたサービス情報により金額データを読み出して見積票を作成する。
なお、この見積票の作成処理は、問診票による診断処理の後に行われる場合に限られない。拡販支援システム2は、たとえば顧客が希望したタイミングで見積票の作成処理に移行してもよい。ホーム画面42やトップページ画面42−1には、たとえば見積票作成アイコンを表示させてもよい。
【0027】
<画面表示>
この処理において、問診回答前には
図9のAに示すように、トップページ画面42−1が表示される。この問診票回答前トップページ42−11には取り組みアイコン42−2、問診票アイコン42−3、サービス情報アイコン42−4、シール教育サービス(以下、「教育」と称する)アイコン、締結管理サービスアイコン、工具演習アイコン、部材導入サポートアイコンなどが表示される。
取り組みアイコン42−2を押下すると、
図9のBに示す取り組み情報画面42−21に遷移し、この取り組み情報画面42−21から
図10のA、
図10のB、
図11のAに示す取り組み情報画面42−22、42−23、42−24、
図11のBに示す問診票情報画面42−31に遷移させることができる。この問診票情報画面(
図11のB)の診断スタートアイコンの押下により、問診処理に移行することができる。
【0028】
このような取り組みアイコン42−2の押下を経ることなく、
図12のAに示すように、トップページ画面42−1の問診票回答前トップページ42−11より問診票アイコン42−3を押下すれば、
図12のBに示すように、問診票回答前トップページ42−11上にモーダルウインドウが表示され、問診処理に移行することができる。
問診票14のテーブルには
図13に示すように、複数の設問欄14−1、回答欄14−2、点数欄14−3、診断結果欄14−4が含まれる。設問欄14−1には複数の設問16、回答欄14−2には設問16に対する応答18、点数欄14−3には教育などのカテゴリ毎の点数が格納される。診断結果欄14−4には評価、点数、マトリクスおよび適用などの情報が含まれる。設問16に対して予定された回答数が異なる場合、点数に対して評価すべき情報の平均化を図るため、管理者により任意の重み付け処理が行われる。これにより、適用される教育や工具など、顧客に対して提供する情報の適正化が可能である。
【0029】
全設問に応答した後、
図14のAに示すように診断開始を指示すると、
図14のBに示すように診断結果トップページ42−12に診断結果が表示される。この例では、診断結果を表す情報として教育アイコン、締結管理サービスアイコンおよび部材導入サポートアイコンが問診票回答前と異なる発色で表示される。この表示により、顧客26が診断結果を参照することができる。
【0030】
<診断結果後の処理手順1>
図15は診断結果後の処理手順1を示している。問診の診断結果後、診断結果トップページ42−12の表示(S201)から教育アイコンが選択されたかを判断し(S202)、教育アイコンが選択されるまで(S202のNO)、診断結果トップページ42−12が維持され、教育アイコンが選択されれば(S202のYES)、教育(シール教育サービス)情報が表示される(S203)。教育情報の表示が終了したかを判断し(S204)、終了でなければ(S204のNO)、教育情報の表示を継続し(S203)、終了であれば(S204のYES)、診断結果トップページ42−12に戻る。
教育情報はたとえば、
図16、
図17および
図18に示すように、診断結果を受けた顧客26に対応する教育情報がサービス情報画面42−41により提示される。この教育情報には施工技能監督者、技能者トレーニングサービス、シールトレーニングシステム、トレーニングのカリキュラムなどの情報が含まれる。
【0031】
<診断結果後の処理手順2>
図19は診断結果後の処理手順2を示している。問診の診断結果後、診断結果トップページ42−12の表示(S301)から締結管理サービスアイコンが選択されたかを判断し(S302)、締結管理サービスアイコンが選択されるまで(S302のNO)、診断結果トップページ42−12が維持される。締結管理サービスアイコンが選択されれば(S302のYES)、締結管理サービス情報が表示される(S303)。この締結管理サービス情報の表示が終了したかを判断し(S304)、終了でなければ(S304のNO)、締結管理サービス情報の表示を継続し(S303)、終了であれば(S304のYES)、診断結果トップページ42−12に戻る。
この締結管理サービス情報はたとえば、
図20に示すように、診断結果を受けた顧客26に対応する締結管理サービス情報がサービス情報画面42−42により提示される。この締結管理サービス情報には、診断結果に則した締結情報やシステムの管理情報が含まれる。
【0032】
<診断結果後の処理手順3>
図21は診断結果後の処理手順3を示している。問診の診断結果後、診断結果トップページ42−12の表示(S401)から工具演習アイコンが選択されたかを判断し(S402)、工具演習アイコンが選択されるまで(S402のNO)、診断結果トップページ42−12が表示される。工具演習アイコンが選択されれば(S402のYES)、工具演習情報が表示される(S403)。この工具演習情報の表示が終了かを判断し(S404)、終了でなければ(S404のNO)、工具演習情報の表示を継続し(S403)、終了であれば(S404のYES)、診断結果トップページ42−12に戻る。
この工具演習情報はたとえば、
図22に示すように、診断結果を受けた顧客26に対応する工具演習情報がサービス情報画面42−43により提示される。この工具演習情報には、診断結果に則した専用工具の選定情報や運用基準情報が含まれる。
【0033】
<診断結果後の処理手順4>
図23は診断結果後の処理手順4を示している。問診の診断結果後、診断結果トップページ42−12の表示(S501)から部材導入サポートアイコンが選択されたかを判断し(S502)、部材導入サポートアイコンが選択されるまで(S502のNO)、診断結果トップページ42−12が表示される。部材導入サポートアイコンが選択されれば(S502のYES)、部材導入サポート情報が表示される(S503)。この部材導入サポート情報の表示が終了かを判断し(S504)、終了でなければ(S504のNO)、部材導入サポート情報の表示を継続し(S503)、その終了であれば(S504のYES)、診断結果トップページ42−12に戻る。
この部材導入サポート情報はたとえば、
図24に示すように、診断結果を受けた顧客26に対応する部材導入サポート情報がサービス情報画面42−44により提示される。この部材導入サポート情報には、診断結果に則した各種部材の提案情報や導入サポート情報が含まれる。
【0034】
<管理画面44>
管理画面44には
図25に示すように、ログインページ44−1、管理トップ画面44−2、ユーザートップ画面44−3が含まれる。管理トップ画面44−2は、第一の権限を持つ者に公開される第一の管理画面の一例である。この管理トップ画面44−2
は、第一の権限を持つたとえば、管理者に公開され、問診票14または設問16の作成、更新、削除、応答18の得点、ユーザー情報、問診または応答18の履歴の何れかまたは二以上
を表示
する。この管理トップ画面44−2には、ユーザー設定一覧画面44−4、問診セクション設定一覧画面44−5、顧客設定一覧画面44−6が
リンクする。
ユーザートップ画面44−3は、第一の権限と異なる第二の権限を持つたとえば、ユーザーに公開される第二の管理画面の一例である。このユーザートップ画面44−3には、ユーザー情報、問診または応答18の履歴の何れかまたは二以上が表示され、顧客設定一覧画面44−6のみがリンクしている。
ユーザー設定一覧画面44−4にはエクスポート画面44−41、ユーザー設定新規作成画面44−42、ユーザー設定確認画面44−43、ユーザー設定更新画面44−44、ユーザー設定削除確認画面44−45がリンクする。問診セクション設定一覧画面44−5にはエクスポート画面44−51、問診セクション設定新規作成画面44−52、問診セクション設定更新画面44−53、回答設定一覧画面44−54がリンクする。回答設定一覧画面44−54には回答設定新規作成画面44−55、回答設定更新画面44−56がリンクする。
顧客設定一覧画面44−6にはエクスポート画面44−61、顧客設定新規作成画面44−62、顧客設定確認画面44−63、履歴一覧画面44−64、顧客設定更新画面44−65がリンクする。履歴一覧画面44−64にはメモ画面44−66、サービスカテゴリ画面44−67、問診詳細画面44−68がリンクする。
【0035】
<システム管理の処理手順>
このシステム管理では、
図26に示すように、ログイン画面が表示され(S601)、このログイン画面からログイン情報を入力することができる。ログイン情報の入力かの判断が行われ(S602)、ログイン情報の入力でなければ(S602のNO)、この処理を終了する。また、ログイン情報の入力であっても(S602のYES)、ログイン対象者でなければ(S603のNO)、この処理を終了する。
ログイン対象者であれば(S603のYES)、アクセス権限の確認画面を表示し(S604)、アクセス権限情報の入力を行わせる(S605)。
入力されたアクセス権限情報から管理者かユーザーかの判別を行い(S606)、管理者であれば、管理トップ画面44−2を表示し(S607)、この管理トップ画面では管理者のみのアクセスが許可される(S608)。このアクセス中、アクセス終了かを監視し(S609)、アクセス終了であれば(S609のYES)、ログアウトに移行する(S610)。
【0036】
S606において、ユーザーであれば、ユーザートップ画面44−3を表示し(S611)、このユーザートップ画面44−3では管理者およびユーザーのアクセスが可能である(S612)。このアクセス中、アクセス終了かを監視し(S613)、アクセス終了であれば(S613のYES)、ログアウトに移行する(S614)。
【0037】
<認証画面およびログインページ>
この処理において、
図27のAに示す認証画面が表示される。この認証画面からユーザー名やパスワードを入力すればよい。
図27のBに示すログインページ44−1からもユーザーIDやパスワードを入力し、ログインアイコンを押下すれば、ログインを実行することができる。
【0038】
<ユーザー設定処理>
ユーザー設定は管理者の専属権限である。この処理手順では、
図28に示すように、管理トップ画面44−2から(S701)、ユーザー設定画面の表示かを判断し(S702)、ユーザー設定画面の表示であれば(S702のYES)、ユーザー設定画面を表示し(S703)、ユーザー設定処理を行う(S704)。ユーザー設定処理では、管理トップ画面44−2への移行を監視し(S705)、管理トップ画面44−2への移行でなければ(S705のNO)、ユーザー設定処理を継続することができる。管理トップ画面44−2への移行であれば(S705のYES)、管理トップ画面44−2に遷移する(S701)。
【0039】
この処理では、
図29に示すように、管理トップ画面44−2には顧客設定アイコン、ユーザー設定アイコンおよび問診セクション設定アイコンが表示される。この管理トップ画面44−2のユーザー設定アイコンを押下すれば、
図30のAに示すユーザー設定一覧画面44−4に遷移する。このユーザー設定一覧画面44−4において、ユーザー設定を行うことができ、
図30のBに示すように、ユーザー設定ではユーザーの新規登録、ユーザーID・PASSの発行、ユーザーの情報変更、権限付与、削除または検索機能などの設定が行える。
ユーザー情報の新規登録では、ユーザー設定一覧画面44−4(
図30のA)の新規作成アイコンを押下すれば、
図31のAに示すユーザー設定新規作成画面44−42に遷移する。ユーザー設定新規作成の後、
図31のBに示すユーザー設定確認画面44−43への遷移により、ユーザーの設定情報を確認することができる。
ユーザー情報の更新には、ユーザー設定一覧画面44−4(
図30のA)から対象ユーザー名の更新アイコンの押下により
図32のAに示すユーザー設定更新画面44−44に遷移し、情報の更新を行えばよい。
ユーザー情報の設定情報を削除したい場合には、ユーザー設定一覧画面44−4(
図30のA)から対象ユーザー名の削除アイコンの押下により
図32のBに示すユーザー設定削除確認画面44−45に遷移し、削除情報の確認を行うことができる。
【0040】
<問診情報の設定処理>
問診情報の設定は管理者の専属権限である。この処理手順では、
図33に示すように、管理トップ画面44−2から(S801)、問診セクション設定一覧画面44−5の表示かを判断し(S802)、問診セクション設定一覧画面44−5の表示であれば(
S802のYES)、問診セクション設定一覧画面44−5を表示し(S803)、設問の作成、更新、得点などの問診情報の設定処理を行う(S804)。問診セクション処理では、管理トップ画面44−2への移行を監視し(S805)、管理トップ画面44−2への移行でなければ(S805のNO)、問診情報の設定処理を継続することができる。管理トップ画面44−2への移行であれば(S805のYES)、管理トップ画面44−2に遷移する(S801)。
【0041】
この処理では、
図34のAに示すように、問診セクション設定一覧画面44−5には選択アイコン、公開の有無、問診項目番号、サービスカテゴリ、問診項目および操作の選択アイコンなどが開示される。操作には、更新、削除、回答の項目が設定されている。この問診セクション設定一覧画面44−5での処理には、
図34のBに示すように、問診項目の新規作成、削除、更新、順番変更、サービス選択、問診項目の公開設定、回答の新規作成、削除、更新、回答の順番変更、回答の得点設定、回答の公開設定および検索機能などが設定される。
問診の新規作成では、問診セクション設定一覧画面44−5(
図34のA)の新規作成アイコンの押下により、
図35のAに示す問診セクション設定新規作成画面44−52に遷移させ、新規作成情報を入力することができる。この問診セクション設定新規作成画面44−52から戻るアイコンにより問診セクション設定一覧画面44−5に遷移させ、または新規作成アイコンにより、新規の問診セクション設定新規作成画面44−52に遷移させることができる。
問診情報の更新には、問診セクション設定一覧画面44−5(
図34のA)の更新アイコンの押下により、
図35のBに示す問診セクション設定更新画面44−53に遷移し、問診情報の更新を行えばよい。
回答設定では、問診セクション設定一覧画面44−5(
図34のA)の回答アイコンの押下により、
図36のAに示す回答設定一覧画面44−54に遷移し、問診の回答情報の設定を行えばよい。
回答の新規作成では、回答設定一覧画面44−54(
図36のA)にある新規作成アイコンの押下により、
図36のBに示す回答設定新規作成画面44−55に遷移させ、新規作成情報を入力することができる。
回答の更新には、回答設定一覧画面44−54(
図36のA)にある更新アイコンの押下により、回答設定更新画面44−56に遷移し、回答の更新を行えばよい。
【0042】
<顧客設定処理>
顧客設定は管理者およびユーザーの双方に権限がある。この処理手順では、
図38に示すように、ユーザートップ画面44−3(
図39)を表示させ(S901)、顧客設定かの判断が行われる(S902)。顧客設定であれば(S902のYES)、顧客設定一覧画面44−6を表示させ(S903)、この顧客設定一覧画面44−6を用いて顧客情報の処理を行うことができる(S904)。この顧客設定処理では、ユーザートップ画面44−3への移行を判断し(S905)、ユーザートップ画面44−3への移行でなければ(S905のNO)、S903に戻り、顧客設定一覧画面44−6の表示を維持して顧客設定処理を継続することができる。ユーザートップ画面44−3への移行であれば(S905のYES)、ユーザートップ画面44−3に遷移する(S906)。
【0043】
この処理では、
図39に示すように、ユーザートップ画面44−3には顧客設定アイコンが表示され、この顧客設定アイコンの押下により、ユーザートップ画面44−3から
図40のAに示す顧客設定一覧画面44−6に遷移させ、顧客設定を行うことができる。この顧客設定には、
図40のBに示すように、顧客の新規登録、問診履歴の閲覧、問診履歴の削除、問診履歴メモ記入、顧客の登録情報の変更、登録削除、検索機能、ソート機能、問診票へのリンク、問診履歴のグラフ表示機能、問診履歴の詳細表示機能、データエクスポート機能などが含まれる。
顧客の新規登録では、顧客設定一覧画面44−6(
図40のA)にある新規作成アイコンの押下により、
図41のAに示す顧客設定新規作成画面44−62に遷移し、顧客の社名などを入力することができる。
顧客の設定情報の確認には、顧客設定新規作成画面44−62(
図41のA)から顧客設定確認画面44−63に遷移させ、設定情報の確認が可能である。顧客設定確認画面44−63にある更新アイコンを押下すれば設定情報の更新が可能であり、また、削除アイコンを押下すれば設定情報の削除が可能である。
顧客の履歴情報の確認には、顧客設定一覧画面44−6(
図40のA)にある履歴アイコンの押下により、顧客設定一覧画面44−6から
図42に示す履歴一覧画面44−64に遷移させればよい。この履歴一覧画面44−64には、顧客名、問診項目とその点数、サービスカテゴリとその点数、設問ナンバー毎の設問に対する点数などの情報が表示される。
履歴一覧画面44−64(
図42)にあるメモアイコンを押下すれば、
図43のAに示すメモ画面4
4−66に遷移でき、履歴の関係情報が表示される。履歴一覧画面44−64(
図42)にある問診項目とその点数アイコンを押下すれば、
図43のBに示すサービスカテゴリ画面4
4−67が表示され、また、履歴一覧画面44−64(
図42)にある問診詳細アイコンを押下すれば、
図43のCに示す問診の詳細およびその点数などの問診詳細画面4
4−68が表示される。
また、顧客設定一覧画面44−6(
図40のA)にある更新アイコンを押下すれば、顧客設定一覧画面44−6から
図44に示す顧客設定更新画面44−65に遷移し、設定情報の更新を行うことができる。
【0044】
<実施例の効果>
上記実施例によれば、次のような効果が得られる。
(1) この拡販支援システム2を利用すれば、営業担当者のシールやシール施工に関する営業スキルを高めることができる。
(2) 顧客に対し、的確にシールやシール施工に関する情報などを提供でき、安心、安全のシール施工に寄与することができる。
【0045】
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施例では、ホーム画面42のトップページ画面42−1に診断結果を色彩の異なる識別表示で示しているが、個別のサービス情報に同様の顧客の診断結果に対応した識別表示を行い、シールやシール施工に関する情報を提供してもよい。
(2) 上記実施例ではPCやサーバー装置を例示したが、スマートフォンなどの携帯情報端末を用いて拡販支援システムを実現してもよい。
【0046】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。