(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
入力手段が、出発地又は目的地の少なくともいずれか一方が設定されている場合において、前記出発地又は前記目的地以外の地点であってユーザが立ち寄る地点である立寄地を検索するための前記ユーザによる検索ワードの入力を受け付ける入力ステップと、
取得手段が、
前記入力ステップによって前記検索ワードの入力が受け付けられた場合に、
施設情報格納手段に格納されている施設情報であって、施設の種類を特定する施設種類情報と、前記施設の名称を特定する施設名称情報と、前記施設の位置を特定する施設位置情報とを相互に関連付けて構成された施設情報の中から、地図情報格納手段に格納されている地図情報に基づいて、前記出発地又は前記目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する前記施設情報を特定し、
関連情報格納手段に前記施設情報と相互に関連づけて格納されている関連施設種類情報であり前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の種類を特定する関連施設種類情報の中から、又は前記関連情報格納手段に前記施設情報と相互に関連づけて格納されている関連施設名称情報であり前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の名称を特定する関連施設名称情報の中から、前記特定された前記施設情報に対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報であり、且つ前記検索ワードに対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を取得する取得ステップと、
案内手段が、前記取得ステップにおいて取得された前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を表示手段に表示する案内ステップと、
を含む案内方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(実施の形態)
以下、本発明に係る案内システム、案内方法、及び案内プログラムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0014】
[実施の形態の基本的概念]
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。
【0015】
本発明に係る案内システムは、立寄地を案内するためのシステムである。ここで、「立寄地」とは、例えば、出発地から目的地に至るまでに経由する地点(いわゆる経由地)や、目的地に到着した後に次に向かう目的地(いわゆる追加目的地)等を含む概念である。また、「出発地」とは、ユーザが移動を開始する地点であり、「目的地」とは、ユーザの移動の目的となる地点である。また、この案内システムとして機能する機器は、立寄地を案内するための機器であって、例えば有線又は無線にて接続された複数の機器や、案内システムとしての機能を一体的に備える単一の機器を含み、具体的には、端末装置と管理サーバとを含む。このうち、「端末装置」とは、車両に搭載される装置であり、具体的には、車載用ナビゲーション装置等を含む概念である。また、「管理サーバ」とは、基地局(図示省略)等に設けられた装置であり、具体的には、据え置き型のサーバ等を含む概念である。
【0016】
[実施の形態の具体的内容]
続いて、実施の形態の具体的内容について説明する。
【0017】
(構成)
最初に、実施の形態に係る案内システムの構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る案内システムを例示するブロック図である。
図1に示すように、案内システム1は、端末装置10、及び管理サーバ20を備えており、これら端末装置10と管理サーバ20とはネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。また、
図1には、端末装置10を1台のみ示しているが、実際には案内システム1は、複数の車両の各々に搭載された端末装置10と、これら複数の端末装置10に対して通信可能な共通の管理サーバ20とを備えて構成されている。ただし、これら複数の車両の各々の端末装置10は、相互に同様に構成することができるため、以下では、1台の車両(以下、「自車両」と称する)に搭載された端末装置10について説明するものとし、他の車両(以下、「他車両」と称する)に搭載された端末装置10についてはその説明を省略する。なお、自車両と他車両を区別する必要がない場合には、これらを単に「車両」と総称する。また、「車両」とは、四輪自動車、二輪自動車、及び自転車等を含む概念であるが、実施の形態では、四輪自動車として説明する。
【0018】
(構成−端末装置)
次に、端末装置10の構成について説明する。端末装置10は、自車両の各種の情報を管理サーバ20に送信すると共に、管理サーバ20から受信された情報に基づいて各種の制御を行う装置である。
図1に示すように、この端末装置10は、現在地取得部11、通信部12、タッチパッド13、ディスプレイ14、スピーカ15、制御部16、及びデータ記録部17を備えている。なお、この端末装置10は、例えば自車両に搭載された公知の車載ナビゲーション装置等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
【0019】
(構成−端末装置−現在地取得部)
現在地取得部11は、衛星から受信したGPS信号に基づいて自車両の現在地(ユーザの現在地)を検出する現在地取得手段である。この現在地取得部11は、例えば、GPS受信機を用いて構成されており、現在の自車両の位置及び方位等を公知の方法にて検出する。
【0020】
(構成−端末装置−通信部)
通信部12は、管理サーバ20との間でネットワークを介して通信するための通信手段である。この通信手段の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段や、FM多重放送やビーコンを介した公知のVICS(登録商標)システム用の無線通信手段を用いることができる。
【0021】
(構成−端末装置−タッチパッド)
タッチパッド13は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段であると共に、後述する検索ワードの入力を受け付ける入力手段である。このタッチパッド13の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
【0022】
(構成−端末装置−ディスプレイ)
ディスプレイ14は、制御部16の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ14の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド13と当該ディスプレイ14をタッチパッド13として一体形成しても構わない。
【0023】
(構成−端末装置−スピーカ)
スピーカ15は、制御部16の制御に基づいて各種の音声を出力する出力手段である。スピーカ15より出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。
【0024】
(構成−端末装置−制御部)
制御部16は、端末装置10を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る案内プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して端末装置10にインストールされることで、制御部16の各部を実質的に構成する(なお、後述する管理サーバ20の制御部22の構成についても同様とする)。
【0025】
また、この制御部16は、
図1に示すように、機能概念的に、案内部16aを備えている。案内部16aは、所定情報を、ディスプレイ14やスピーカ15を介して端末装置10のユーザに案内すると共に、後述する関連施設種類情報又は後述する関連施設名称情報の案内を行う案内手段である。なお、この制御部16によって実行される処理の詳細については後述する。
【0026】
(構成−端末装置−データ記録部)
データ記録部17は、端末装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash Rom、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(なお、後述する管理サーバ20のデータ記録部23の構成についても同様とする)。
【0027】
また、このデータ記録部17は、地
図DB17aを備えている。地
図DB17aは、地図情報を格納する地図情報格納手段である。また、「地図情報」とは、道路、道路構造物、施設等を含む各種の位置の特定に必要な情報であり、例えば、道路上に設定された各ノードに関するノードデータ(例えばノードID、座標等)や、道路上に設定された各リンクに関するリンクデータ(例えばリンクID、リンク名、接続ノードID、道路座標、道路種別(例えば、有料道路、一般道路等)、車線数等)、地物データ(例えば信号機、道路標識、ガードレール、施設等)、地形データ等を含んで構成されている(なお、後述する管理サーバ20の地
図DB23aに格納されている地図情報についても同様とする)。
【0028】
(構成−管理サーバ)
次に、管理サーバ20の構成について説明する。管理サーバ20は、後述する検索候補取得要求情報が受信された場合に、後述する検索候補情報を送信する装置である。
図1に示すように、この管理サーバ20は、通信部21、制御部22、及びデータ記録部23を備えている。なお、この管理サーバ20は、例えば基地局に設置された公知のサーバ等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
【0029】
(構成−管理サーバ−通信部)
通信部21は、端末装置10との間でネットワークを介して通信するための通信手段である。この通信手段の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段や、FM多重放送やビーコンを介した公知のVICS(登録商標)システム用の無線通信手段を用いることができる。
【0030】
(構成−管理サーバ−制御部)
制御部22は、管理サーバ20を制御する制御手段であり、
図1に示すように、機能概念的に、取得部22a、案内部22b、及び経路設定部22cを備えている。
【0031】
取得部22aは、後述する施設DB23bに格納されている施設情報の中から、出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する施設情報を特定し、後述する関連DB23cに格納されている後述する関連施設種類情報又は後述する関連施設名称情報の中から、上記特定された施設情報に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つ後述する検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を取得する取得手段である。
【0032】
案内部22bは、後述する関連施設種類情報又は後述する関連施設名称情報の案内を行う案内手段である。
【0033】
経路設定部22cは、所定方法で指定された探索条件と、後述する地
図DB23aに格納された地図情報とに基づいて、出発地から目的地に至る経路を設定する経路設定手段である。ここで、「探索条件」とは、経路を探索するための条件を意味する。この「探索条件」は、例えば、出発地から目的地に至るまでの距離が短くなる経路を優先して探索する距離優先条件、出発地から目的地に至るまでに要する時間が短くなる経路を優先して探索する時間優先条件、出発地から目的地に至るまでの燃費が低くなる経路を優先して探索する燃費優先条件等を挙げることができる。なお、この制御部22によって実行される処理の詳細については後述する。
【0034】
(構成−管理サーバ−データ記録部)
データ記録部23は、管理サーバ20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、地
図DB23a、施設DB23b、関連DB23c、検索履歴DB23dを備えている。
【0035】
地
図DB23aは、地図情報を格納する地図情報格納手段である。
【0036】
施設DB23bは、施設情報を格納する施設情報格納手段である。ここで、「施設情報」とは、施設を特定する情報である。また、「施設」とは、地図上に設定された建物、設備等を意味する。
図2は、施設DB23bに格納された情報を例示する図である。
図2に示すように、施設DB23bは、項目「施設種類」、項目「施設名称」、及び項目「施設位置」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて格納する。このうち、項目「施設種類」に対応する情報は、施設の種類を特定する施設種類情報である。項目「施設名称」に対応する情報は、施設の名称を特定する施設名称情報である。項目「施設位置」に対応する情報は、施設の位置を特定する施設位置情報であり、具体的には、項目「緯度」に対応して格納される情報である施設の緯度と、項目「経度」に対応して格納される情報である施設の経度とを含んで構成されている。
【0037】
図1に戻り、関連DB23cは、施設種類情報と、関連施設種類情報又は関連施設名称情報とを相互に関連付けて格納する関連情報格納手段である。
図3は、関連DB23cに格納された情報を例示する図である。
図3に示すように、関連DB23cは、項目「施設種類」、及び項目「関連施設種類」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて格納する。このうち、項目「施設種類」に対応する情報は、施設種類情報であり、項目「関連施設種類」に対応する情報は、関連施設種類情報である。ここで、「関連施設種類情報」とは、施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の種類を特定する情報である。また、「関連する施設の種類」とは、施設種類情報に対応する施設の種類との間に関連性を有する施設の種類を意味する。この「関連する施設の種類」は、例えば、人の行動パターンの観点から、施設種類情報に対応する施設の種類と関連性が高い施設の種類等を含む概念であり、一例として、施設種類情報に対応する施設の種類が「スキー場」である場合には、スキーの準備を行うための施設の種類(一例として、「レンタルスキー・ボードショップ」)、スキー後の疲れを癒すための施設の種類(一例として、「温泉施設」)等が該当する。また、「関連施設名称情報」とは、施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の名称を特定する情報である。また、「関連する施設の名称」とは、施設種類情報に対応する施設の種類との間に関連性を有する施設の名称を意味する。この「関連する施設の名称」は、例えば、人の行動パターンの観点から、施設種類情報に対応する施設の種類と関連性が高い施設の名称等を含む概念であり、一例として、施設種類情報に対応する施設の種類が「スキー場」である場合には、スキーの準備を行うための施設の名称(一例として、「レンタル〇〇〇」)、スキー後の疲れを癒すための施設の名称(一例として、「温泉〇〇〇」)等が該当する。なお、実施の形態においては、関連DB23cには施設種類情報と、関連施設種類情報とが相互に関連付けて格納されており、また、施設DB23bには施設種類情報と施設名称情報とが相互に関連付けて格納されており、この施設種類情報の中には関連施設種類情報と同じ種類の施設種類情報が含まれていることからすると、関連施設種類情報と同じ種類の施設種類情報に対応する施設名称情報(すなわち、関連施設名称情報)が、データ記録部23に格納されており、且つ、関連DB23cに間接的に格納されていると言える。よって、「関連DB23cは、施設種類情報と、関連施設種類情報又は関連施設名称情報とを相互に関連付けて格納する」と言える。
【0038】
図1に戻り、検索履歴DB23dは、各端末装置10のユーザが過去に検索した後述する検索ワードを特定する情報(以下、「検索ワード情報」と称する)を格納する検索履歴情報格納手段である。
図4は、検索履歴DB23dに格納された情報を例示する図である。この
図4に示すように、検索履歴DB23dは、項目「日時」、項目「ユーザID」、及び項目「検索ワード」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて格納する。ここで、項目「日時」に対応する情報は、検索ワード情報が検索された際の日時を特定する情報である。項目「ユーザID」に対応する情報は、各端末装置10のユーザを一意に識別するためのユーザ識別情報である。項目「検索ワード」に対応する情報は、検索ワード情報である(実施の形態では、
図4に示すように、検索ワード自体が検索履歴DB23dに格納されている)。
【0039】
(案内処理)
次に、このように構成される案内システム1によって実行される案内処理について説明する。
図5は、実施の形態に係る端末装置10に関する案内処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。
図6は、実施の形態に係る管理サーバ20に関する案内処理のフローチャートである。
図7、
図8は、後述する検索候補情報を例示した図である。案内処理は、概略的には、立寄地を案内する処理である。この案内処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態では、端末装置10及び管理サーバ20の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
【0040】
案内処理が起動されると、
図5、
図6に示すように、最初に、後述する検索候補情報を端末装置10のユーザに対して案内できるように、端末装置10の制御部16は、SA1からSA7の処理を行うと共に、管理サーバ20の制御部22は、SB1からSB10の処理を行う。
【0041】
まず、
図5に示すように、SA1において端末装置10の制御部16は、出発地又は目的地の設定指示が受け付けられたか否かを判定する。ここで、出発地の設定方法については任意であるが、例えば、ディスプレイ14の画面上の領域のうち出発地を設定するための第1設定領域(図示省略)に、タッチパッド13を介して端末装置10のユーザが出発地を入力することで設定してもよい。あるいは、現在地取得部11によって検出された自車両の現在地を出発地として設定してもよい。また、目的地の設定方法については任意であるが、例えば、ディスプレイ14の画面上の領域のうち目的地を設定するための第2設定領域(図示省略)に、タッチパッド13を介してユーザが目的地を入力することで設定してもよい。そして、端末装置10の制御部16は、出発地又は目的地の設定指示が受け付けられたと判定された場合(SA1、Yes)、SA2へ移行し、当該設定指示が受け付けられていなと判定された場合(SA1、No)、SA3へ移行する。
【0042】
SA2において端末装置10の制御部16は、端末装置10のユーザによってタッチパッド13を介して所定操作が受け付けられることにより、探索条件の設定指示が受け付けられたか否かを判定する。ここで、探索条件の設定方法については任意であるが、例えば、ディスプレイ14の画面上の領域のうち探索条件を設定するための第3設定領域(図示省略)に探索条件(例えば、距離優先条件、時間優先条件、又は燃費優先条件等)を特定する情報を一覧表示させ、これら探索条件を特定する情報のいずれか1つをタッチパッド13を介してユーザが選択することにより設定してもよい。あるいは、あらかじめデータ記録部17に登録されたデフォルトの探索条件(例えば、距離優先条件等)を、SA2にて設定される探索条件として決定してもよい。そして、端末装置10の制御部16は、探索条件の設定指示が受け付けられていないと判定された場合(SA2、No)にはSA3へ移行し、探索条件の設定指示が受け付けられたと判定された場合(SA2、Yes)、SA4へ移行する。
【0043】
SA3において端末装置10の制御部16は、SA1にて出発地又は目的地の設定指示が受け付けられていないと最初に判定された時点のタイミング(又は、SA2にて探索条件の設定指示が受け付けられていないと最初に判定された時点のタイミング)から所定時間(例えば、3min等)が経過したか否かを判定する。そして、端末装置10の制御部16は、上記所定時間が経過したと判定されていない場合(SA3、No)にはSA1へ移行し、上記所定時間が経過したと判定された場合(SA3、Yes)にはSA4へ移行する。なお、SA1において端末装置10のユーザが出発地又は目的地の設定指示を行わない場合には、例えば、検知処理を円滑に行えるように、端末装置10の制御部16が、タッチパッド13によってユーザの所定操作が受け付けられることにより、SA3にて所定時間経過する前にSA4へ移行してもよい。また、SA3の処理後にSA1へ移行した場合において、出発地又は目的地の設定指示が既に受け付けられている場合には、端末装置10の制御部16はSA2へ移行する。
【0044】
SA4において端末装置10の制御部16は、検索ワードの入力が受け付けられたか否かを判定する。ここで、「検索ワード」とは、立寄地等の検索対象を検索するためのワード(文字)である。また、この検索ワードの入力方法については任意であるが、例えば、タッチパッド13を介して端末装置10のユーザが検索ワードを入力し、その後タッチパッド13を介して入力完了を示す操作入力を行うことで当該入力を受け付ける。なお、この入力された検索ワードは、例えば、
図7、
図8に示すように、ディスプレイ14の画面上の領域のうち、上記第1設定領域、上記第2設定領域、及び上記第3設定領域から表示の切り替えが行われた後に表示される領域であり、検索ワードを表示する領域D1(以下、「第1表示領域D1」と称する)に表示される。そして、端末装置10の制御部16は、検索ワードの入力が受け付けられるまで待機し(SA4、No)、検索ワードの入力が受け付けられた場合(SA4、Yes)にはSA5へ移行する。
【0045】
SA5において端末装置10の制御部16は、検索候補取得要求情報を管理サーバ20に送信する。ここで、「検索候補取得要求情報」とは、管理サーバ20に対して後述する検索候補情報の送信を要求する情報である。また、この検索候補取得要求情報の送信内容については、実施の形態では、SA1にて出発地又は目的地が設定されていると共に、SA2にて探索条件が設定されている場合には、上記出発地又は目的地、上記探索条件、SA4にて入力された検索ワード、及び、データ記録部17にあらかじめ記録されたユーザ識別情報(具体的には、端末装置10のユーザを特定するユーザ識別情報)を検索候補取得要求情報に含めて送信する。また、SA1にて出発地又は目的地が設定されているものの、SA2にて探索条件が設定されていない場合には、上記出発地又は目的地、上記検索ワード、及び上記ユーザ識別情報を検索候補取得要求情報に含めて送信する。また、SA1にて出発地又は目的地が設定されていない場合には、上記検索ワード、及び上記ユーザ識別情報を検索候補取得要求情報に含めて送信する。
【0046】
次に、
図6に示すように、SB1において管理サーバ20の制御部22は、端末装置10から送信された検索候補取得要求情報を受信したか否かを判定する。そして、管理サーバ20の制御部22は、検索候補取得要求情報が受信されるまで待機し(SB1、No)、検索候補取得要求情報が受信された場合に(SB1、Yes)、SB2へ移行する。
【0047】
SB2において管理サーバ20の取得部22aは、検索履歴DB23dに格納されている検索ワード情報の中から、SB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応し、且つ端末装置10のユーザに対応する検索ワード情報(以下、「第1検索ワード情報」と称する)を取得する。この第1検索ワード情報の取得方法については任意であるが、実施の形態においては、上記検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードをすべて含み、且つ、上記検索候補取得要求情報に含まれるユーザ識別情報と一致する第1検索ワード情報を取得する。具体的には、公知の言語解析手法等を用いて、検索履歴DB23dに格納されている検索ワード情報の中から、文頭の文字が上記検索ワードと一致する検索ワード情報(いわゆる前方一致の検索ワード情報)を第1検索ワード情報として取得する。例えば、上記検索ワード=「れ」、上記ユーザ識別情報(ユーザID)=「1001」である場合に、第1検索ワード情報=「レンタルビデオ」、「レンタカー」等を取得する(なお、後述する第2検索ワード情報の取得方法についても同様とする)。なお、上記検索ワードの文字数を増やすことで、取得される第1検索ワード情報を絞り込むことができる(例えば、上記検索ワード=「れんたる」である場合には、第1検索ワード情報=「レンタルビデオ」を取得する等)。
【0048】
SB3において管理サーバ20の取得部22aは、検索履歴DB23dに格納されている検索ワード情報の中から、SB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応し、且つ端末装置10以外の他の端末装置10のユーザに対応する検索ワード情報(以下、「第2検索ワード情報」と称する)を取得する。この第2検索ワード情報の取得方法については任意であるが、実施の形態においては、上記検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードをすべて含み、且つ、上記検索候補取得要求情報に含まれるユーザ識別情報以外の他のユーザ識別情報と一致する第2検索ワード情報を取得する。
【0049】
SB4において管理サーバ20の制御部22は、
図5のSA1にて出発地又は目的地が設定されたか否かを判定する。具体的には、管理サーバ20の制御部22は、SB1にて受信された検索候補取得要求情報の中に出発地又は目的地が含まれているか否かを判定し、出発地又は目的地が含まれている場合には出発地又は目的地が設定されていると判定し、出発地又は目的地が含まれていない場合には出発地又は目的地が設定されていないと判定する。そして、管理サーバ20の制御部22は、出発地又は目的地が設定されていると判定された場合(SB4、Yes)にはSB5へ移行し、出発地又は目的地が設定されていないと判定された場合(SB4、No)にはSB10へ移行する。
【0050】
SB5において管理サーバ20の経路設定部22cは、SB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる出発地及び目的地、探索条件、並びに、地
図DB23aに格納された地図情報に基づいて、公知の経路探索手法を用いて経路を設定する。なお、SB1にて受信された検索候補取得要求情報の中に出発地、目的地、又は探索条件のいずれか1つが含まれていない場合には、SB5、SB9の処理が省略される。
【0051】
SB6において管理サーバ20の取得部22aは、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、SB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる出発地又は目的地に対応する施設に対応する施設情報を特定する。この施設情報の特定方法については、実施の形態では、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、上記検索候補取得要求情報に含まれる出発地(又は目的地)の位置と一致する施設に対応する施設情報(具体的には、出発地(又は目的地)の位置と一致する施設位置情報を含む施設情報)を特定する。この場合において、上記検索候補取得要求情報の中に出発地及び目的地の両方が含まれている場合には、例えば、
図5のSA5において、タッチパッド13を介して端末装置10のユーザによってSB6の処理にて用いられる出発地又は目的地のいずれか一方をあらかじめ選択させておき、この選択された出発地又は目的地のいずれか一方の位置と一致する施設に対応する施設情報を特定してもよい。
【0052】
SB7において管理サーバ20の取得部22aは、関連DB23cに格納されている関連施設種類情報又は関連施設名称情報の中から、SB6にて特定された施設情報に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つSB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を取得する。
【0053】
ここで、関連施設種類情報の取得方法については任意であるが、実施の形態においては、まず、関連DB23cに格納されている関連施設種類情報の中から、SB6にて特定された施設情報に含まれる施設種類情報に対応する関連施設種類情報を特定する。次いで、公知の言語解析手法等を用いて、上記特定された関連施設種類情報の中から、文頭の文字が上記検索ワードと一致する関連施設種類情報(いわゆる前方一致の関連施設種類情報)を取得する。例えば、上記検索ワード=「れ」である場合に、関連施設種類情報=「レンタルスキー・ボードショップ」、「レンタカーショップ」等を取得する。
【0054】
また、関連施設名称情報の取得方法については任意であるが、実施の形態においては、関連DB23cに格納されている関連施設種類情報の中から、SB6にて特定された施設情報に含まれる施設種類情報に対応する関連施設種類情報を特定する。次に、施設DB23bに格納されている施設名称情報の中から、上記特定された関連施設種類情報に対応する施設名称情報を取得する。続いて、公知の言語解析手法等を用いて、上記特定された施設名称情報の中から、文頭の文字が上記検索ワードと一致する施設名称情報(いわゆる前方一致の施設名称情報)を関連施設名称情報として取得する。例えば、上記検索ワード=「れ」である場合において、関連施設種類情報=「レンタルスキー・ボードショップ」、「レンタカーショップ」、「レストラン」、「温泉施設」、「マッサージ施設」等を取得した場合には、関連施設名称情報=「レンタル〇〇〇」、「レンタル×××」、「レンタカー△△△」、「レストラン×××」等を取得する。
【0055】
SB8において管理サーバ20の取得部22aは、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、SB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる出発地又は目的地から所定距離内に存在する施設に対応する施設情報であり、且つ、当該検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応する施設情報を第1施設情報として取得する。この第1施設情報の取得方法については任意であるが、実施の形態においては、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、上記検索候補取得要求情報に含まれる出発地又は目的地から所定距離内(例えば1km以内等)の施設の位置を特定する施設位置情報を含む施設情報を特定する。次いで、SB7における関連施設種類情報の取得と同様に、公知の言語解析手法等を用いて、上記特定された施設情報の中から、文頭の文字が上記検索ワードと一致する施設情報(いわゆる前方一致の施設情報)を第1施設情報として取得する。
【0056】
SB9において管理サーバ20の取得部22aは、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、SB5にて設定された経路沿いに存在する施設に対応する施設情報であり、且つ、SB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応する施設情報を第2施設情報として取得する。この第2施設情報の取得方法については任意であるが、実施の形態においては、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、SB5にて設定された経路上の各リンクから所定距離内(例えば、50m以内等)の施設の位置を特定する施設位置情報を含む施設情報を特定する。次いで、SB7における関連施設種類情報の取得と同様に、公知の言語解析手法等を用いて、上記特定された施設情報の中から、文頭の文字が上記検索ワードと一致する施設情報(いわゆる前方一致の施設情報)を第2施設情報として取得する。
【0057】
SB10において管理サーバ20の案内部22bは、検索候補情報を端末装置10に送信する。ここで、「検索候補情報」とは、立寄地を検索するための候補となるワードを特定する情報である。この検索候補情報の送信内容については、実施の形態では、SB1にて受信された検索候補取得要求情報の中に出発地又は目的地が含まれている場合には、SB2にて取得された第1検索ワード情報、SB3にて取得された第2検索ワード情報、SB7にて取得された関連施設種類情報又は関連施設名称情報、SB8にて取得された第1施設情報、及びSB9にて取得された第2施設情報を検索候補情報に含めて送信する。また、この検索候補取得要求情報の中に出発地又は目的地が含まれていない場合には、SB2にて取得された第1検索ワード情報、及びSB3にて取得された第2検索ワード情報を検索候補情報に含めて送信する。これにて、管理サーバ20の制御部22は、案内処理を終了する。
【0058】
続いて、
図5に戻り、SA6において端末装置10の制御部16は、管理サーバ20から検索候補情報を受信したか否かを判定する。そして、端末装置10の制御部16は、検索候補情報が受信されるまで待機し(SA6、No)、検索候補情報が受信された場合に(SA6、Yes)、SA7へ移行する。
【0059】
SA7において端末装置10の案内部16aは、SA6にて受信された検索候補情報の案内を行う。ここで、上記検索候補情報の案内方法については任意であるが、実施の形態では、
図7、
図8に示すように、ディスプレイ14の画面上の領域のうち、第1表示領域D1と同時に表示される領域であり検索候補情報を表示する領域D2(以下、「第2表示領域D2」と称する)において、上記検索候補情報の中から、端末装置10のユーザが検索対象を容易かつ迅速に特定できるように案内する。
【0060】
具体的には、上記検索候補情報の中に第1検索ワード情報、第2検索ワード情報、関連施設種類情報又は関連施設名称情報、第1施設情報、及び第2施設情報が含まれている場合には、
図7に示すように、SA1にて設定された出発地又は目的地に関連する情報である関連施設種類情報又は関連施設名称情報、第1施設情報、及び第2施設情報を、第1検索ワード情報及び第2検索ワード情報よりも優先して表示することで案内する。ここで、「優先して表示」とは、優先する情報を他の情報よりも端末装置10のユーザにとって認識しやすいように表示することを意味し、例えば、複数の情報を上下方向に沿ってリスト表示する場合には、優先する情報を他の情報よりも上方に表示する。本実施の形態では、SA1にて設定された出発地又は目的地に関連する情報である関連施設種類情報又は関連施設名称情報、第1施設情報、及び第2施設情報をリストの上方に表示し、第1検索ワード情報及び第2検索ワード情報をリストの下方に表示する。このように、関連施設種類情報又は関連施設名称情報、第1施設情報、及び第2施設情報の案内方法については、関連施設種類情報又は関連施設名称情報を第1施設情報及び第2施設情報よりも優先的に表示するとともに、第1施設情報を第2施設情報よりも優先的に表示することで、ユーザのニーズに合致した検索対象を容易かつ迅速に特定することが可能になる。また、この場合には、施設種類情報及び施設名称情報の両方を表示することになるが、実施の形態では、施設種類情報を施設名称情報よりも優先して表示することで、施設名称情報に比べて包括的な情報である施設種類情報を優先して案内することができる。このため、施設名称情報を優先して表示する場合や、施設種類情報と施設名称情報をランダムに表示する場合に比べて、ユーザが検索対象を一層容易かつ迅速に特定することが可能になる。また、第1検索ワード情報及び第2検索ワード情報の案内方法については、第1検索ワード情報を第2検索ワード情報よりも優先的に表示する。また、上記検索候補情報の中に第1検索ワード情報及び第2検索ワード情報が含まれている場合には、
図8に示すように、第2表示領域D2において、第1検索ワード情報、第2検索ワード情報を順に並べて表示することで案内する。
【0061】
例えば、SA1にて出発地=自車両の現在位置、目的地=〇〇スキー場が設定されており、SA2にて探索条件=距離優先条件が設定されている場合において、SA4にて検索ワード=「れ」が入力されており、上記検索候補情報の中に、第1検索ワード情報=「レンタルビデオ」、及び「レンタカー」、第2検索ワード情報=「レターパック」、「冷蔵庫」、「レモン」、及び「レターセット」、目的地に対応する関連施設種類情報=「レンタルスキー・ボードショップ」、及び「レンタカーショップ」、目的地に対応する第1施設情報の施設種類情報=「レンタルスキー・ボードショップ」、目的地に対応する第1施設情報の施設名称情報=「レンタル〇〇〇」、目的地に対応する第2施設情報の施設種類情報=「レストラン」、目的地に対応する第2施設情報の施設名称情報=「レストラン〇〇〇」が含まれている場合には、
図7に示すように、第2表示領域D2において、「レンタルスキー・ボードショップ」、「レンタカーショップ」(関連施設種類情報)、「レンタル〇〇〇」(第1施設情報の施設名称情報)、「レストラン」(第2施設情報の施設種類情報)、「レストラン〇〇〇」(第2施設情報の施設名称情報)、「レンタルビデオ」、及び「レンタカー」(第1検索ワード情報)、並びに、「レターパック」、「冷蔵庫」、「レモン」、及び「レターセット」(第2検索ワード情報)が、上位から下位へと順に並べて一覧表示されることで案内される。この場合において、関連施設種類情報=「レンタルスキー・ボードショップ」と第1施設情報の施設種類情報=「レンタルスキー・ボードショップ」とが同一であるので、これらいずれか一方の表示が省略されている(
図7では第1施設情報の施設種類情報を省略する)。また、
図7では、関連施設種類情報、第1施設情報の施設種類情報、第1施設情報の施設名称情報、第2施設情報の施設種類情報、第2施設情報の施設名称情報、及び第1検索ワード情報の一部が表示されているが、第2表示領域D2のカーソルを移動させることにより、第1検索ワード情報の他の一部、及び第2検索ワード情報が表示される。
【0062】
また、例えば、SA1にて目的地=〇〇スキー場のみが設定されている場合において、SA4にて検索ワード=「れ」が入力されており、上記検索候補情報の中に、第1検索ワード情報=「レンタルビデオ」、及び「レンタカー」、第2検索ワード情報=「レターパック」、「冷蔵庫」、「レモン」、及び「レターセット」が含まれている場合には、
図8に示すように、第2表示領域D2において、「レンタルビデオ」、及び「レンタカー」(第1検索ワード情報)、並びに、「レターパック」、「冷蔵庫」、「レモン」、及び「レターセット」(第2検索ワード情報)が、上位から下位へと順に並べて一覧表示されることで案内される。
【0063】
以上のような処理により、検索ワードを入力して立寄地を検索する場合に、
図5のSA1にて設定された出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設の種類と関連する施設の種類に対応する関連施設種類情報であり、且つ検索ワードに対応する関連施設種類情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとして端末装置10のユーザに対して提示できる。よって、この提示された関連施設種類情報又は関連施設名称情報を用いて立寄地を検索することにより、従来技術に比べてユーザのニーズに合致した立寄地を検索することができるので、立寄地の検索の利便性を向上させることができる。また、
図5のSA1にて設定された出発地又は目的地から所定距離内に存在する施設に対応する第1施設情報であり、且つ検索ワードに対応する第1施設情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとして端末装置10のユーザに対して提示できる。よって、この提示された第1施設情報を用いて立寄地を検索することにより、ユーザのニーズに一層合致した立寄地を検索することができ、立寄地の検索の利便性を一層向上させることができる。また、SB5にて設定された経路沿いに存在する施設に対応する第2施設情報であり、且つ検索ワードに対応する第2施設情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとして端末装置10のユーザに対して提示できる。よって、この提示された第2施設情報を用いて立寄地を検索することにより、ユーザのニーズにさらに一層合致した立寄地を検索することができ、立寄地の検索の利便性をさらに一層向上させることができる。
【0064】
次に、
図5に示すように、端末装置10のユーザに対して立寄地を案内できるように、端末装置10の制御部16は、SA8からSA10の処理を行う。
【0065】
まず、
図5に示すように、SA8において端末装置10の制御部16は、立寄地の検索指示が受け付けられたか否かを判定する。この立寄地の検索指示の受け付け方法については任意であるが、例えば、SA7において第2表示領域D2に表示された検索候補情報のいずれか1つをタッチパッド13を介して端末装置10のユーザが選択した後に、当該ユーザの所定操作が行われることで受け付けてもよい。そして、端末装置10の制御部16は、立寄地の検索指示が受け付けられていない場合(SA8、No)にはSA4へ移行して、立寄地の検索指示が受け付けられるまで、SA4からSA9の処理を繰り返す。この場合において、SA4にて入力される検索ワードが変更された場合には、SA7において第2表示領域D2で案内される検索候補情報の内容が変更されることから、例えば、SA4において上記検索ワードの文字数を増やしたり、又は上記検索ワードを修正したりすることにより、SA7において検索履歴DB23dで案内される検索候補情報を絞り込むことができ、ユーザのニーズに合致した立寄地を検索することが可能となる。一方、立寄地の検索指示が受け付けられた場合(SA8、Yes)にはSA9へ移行する。
【0066】
SA9において端末装置10の制御部16は、立寄地を検索する。この立寄地の検索方法については任意であるが、例えば、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、SA8にて選択された検索候補情報(例えば、関連施設種類情報等)に一致する施設情報を特定し、当該特定した施設情報に対応する施設を立寄地として設定する。例えば、上記検索候補情報=「レンタルスキー・ボードショップ」である場合に、立寄地=「レンタル〇〇〇」、「レンタル×××」等を設定する。なお、立寄地の検索方法は、上述した方法に限られず、例えば、公知のPOI検索を用いて立寄地を検索してもよい。
【0067】
SA10において端末装置10の案内部16aは、SA9にて検索された立寄地の案内を行う。この立寄地の案内方法については任意であるが、例えば、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、上記検索された立寄地に対応する施設情報を取得し、当該取得した施設情報を、ディスプレイ14の画面上の領域のうち、第1表示領域D1及び第2表示領域D2から表示の切り替えが行われた後に表示される第3表示領域であり、立寄地を表示する第3表示領域(図示省略)に一覧表示することで案内してもよい。あるいは、上記検索された立寄地を示す位置アイコンを、ディスプレイ14に表示された地図に対して重ねて表示することで案内してもよい。この場合において、上記検索された立寄地を示す位置アイコンのみをディスプレイ14に表示してもよいが、例えば、上記立寄地を示す位置アイコンに加えて、端末装置10の制御部16が、SA1にて設定された出発地及び目的地、SA2にて設定された探索条件、並びに、地
図DB17aに格納された地図情報に基づいて、公知の経路探索手法を用いて、出発地からSA9にて検索された立寄地を経由して目的地に至る経路を設定し、当該設定した経路をディスプレイ14に表示された地図に対して重ねて表示してもよい。これにて、端末装置10の制御部16は、案内処理を終了する。
【0068】
以上のような処理により、SA8において選択された検索候補情報に基づいて検索された立寄地を端末装置10のユーザに対して案内できるので、ユーザのニーズに合致した立寄地を提示することができる。
【0069】
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
【0070】
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係る案内システム1の立寄地の検索の利便性が従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の立寄地の検索の利便性を有している場合には、本願発明の課題は解決されている。
【0071】
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、管理サーバ20を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に取得部22a及び案内部22bを設けると共に、これら複数の装置の他の一部に経路設定部22cを設けてもよい。また、端末装置10及び管理サーバ20を、単一の装置として統合して構成してもよい。
【0072】
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
【0073】
(端末装置について)
上記実施の形態では、端末装置10が車載ナビゲーション装置を用いて構成されていると説明したが、これに限られず、例えば、スマートフォンや携帯用ナビゲーション装置等の公知のモバイル端末を用いて構成されてもよい。
【0074】
(案内システムの使用態様について)
上記実施の形態では、案内システム1の使用態様については、端末装置10が自車両に搭載されるものとして使用されると説明したが、これに限られない。例えば、歩行者が歩行経路を設定する場合には、端末装置10が歩行者によって携帯されるものとして使用されてもよい。この場合には、探索条件のうち燃費優先条件が除外される。
【0075】
(関連DBについて)
上記実施の形態では、関連DB23cは、施設種類情報と、関連施設種類情報又は関連施設名称情報とを相互に関連付けて格納すると説明したが、これに限られず、例えば、施設種類情報と、関連施設種類情報と、関連施設名称情報とを相互に関連付けて格納さしてもよい。
【0076】
(案内処理について)
上記実施の形態では、SB2、SB3、SB8、及びSB9の処理が行われると説明したが、これに限られず、例えば、管理サーバ20の処理負荷を低減するために、SB2、SB3、SB8、又はSB9の処理の少なくともいずれか1つを省略してもよい。この場合において、SB2又はSB3の処理を省略する場合には、検索履歴DB23dを省略してもよい。
【0077】
また、上記実施の形態では、SB8において、施設DB23bに格納されている施設情報の中から、SB1にて受信された検索候補取得要求情報に含まれる出発地又は目的地から所定距離内に存在する施設に対応する第1施設情報であり、且つ、当該検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応する施設情報を第1施設情報として取得すると説明したが、これに限られない。例えば、SB7にて取得された関連施設種類情報(又は関連施設名称情報)の中から端末装置10のユーザのニーズに応じた情報をさらに取得できるように、SB7にて取得された関連施設種類情報(又は関連施設名称情報)の中から、上記検索候補取得要求情報に含まれる出発地又は目的地から所定距離内に存在する施設に対応する関連施設種類情報(又は関連施設名称情報)であり、且つ、当該検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応する関連施設種類情報(又は関連施設名称情報)を第1施設情報として取得してもよい。あるいは、SB7にて取得された関連施設種類情報(又は関連施設名称情報)の中から、SB5にて設定された経路沿いに存在する施設に対応する関連施設種類情報(又は関連施設名称情報)であり、且つ、上記検索候補取得要求情報に含まれる検索ワードに対応する関連施設種類情報(又は関連施設名称情報)を第2施設情報として取得してもよい。この場合には、SB10にて送信される検索候補情報の送信内容については、例えば、SB1にて受信された検索候補取得要求情報の中に出発地又は目的地が含まれている場合には、SB2にて取得された第1検索ワード情報、SB3にて取得された第2検索ワード情報、SB8にて取得された第1施設情報、及びSB9にて取得された第2施設情報を検索候補情報に含めて送信する。
【0078】
また、上記実施の形態では、SA7において、関連施設種類情報又は関連施設名称情報、第1施設情報、及び第2施設情報を、第1検索ワード情報及び第2検索ワード情報よりも優先してディスプレイ14に表示することで案内すると説明したが、これに限られない。例えば、第1検索ワード情報及び第2検索ワード情報を、関連施設種類情報又は関連施設名称情報、第1施設情報、及び第2施設情報よりも優先してディスプレイ14に表示することで案内してもよく、あるいは、関連施設種類情報又は関連施設名称情報、第1施設情報、第2施設情報を、第1検索ワード情報、及び第2検索ワード情報をランダムにディスプレイ14に表示することで案内してもよい。また、上記実施の形態では、SA7において、施設種類情報を施設名称情報よりも優先して表示すると説明したが、これに限られない。例えば、施設名称情報を施設種類情報よりも優先して表示してもよく、あるいは、施設種類情報と施設名称情報をランダムに表示してもよい。
【0079】
〔実施の形態の特徴と効果の一部〕
最後に、これまでに説明した実施の形態の特徴と効果の一部を、以下に例示する。ただし、実施の形態の特徴と効果は、以下の内容に限定されず、以下の特徴の一部のみを具備することによって以下の効果の一部のみを奏する場合や、以下の特徴以外の他の特徴を具備することによって以下の効果以外の他の効果を奏する場合がある。
【0080】
実施の形態の1つの側面1に係る案内システムは、地図情報を格納する地図情報格納手段と、施設の種類を特定する施設種類情報と、前記施設の名称を特定する施設名称情報と、前記施設の位置を特定する施設位置情報とを相互に関連付けて構成された施設情報を格納する施設情報格納手段と、前記施設種類情報と、前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の種類を特定する関連施設種類情報、又は前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の名称を特定する関連施設名称情報とを相互に関連付けて格納する関連情報格納手段と、出発地又は目的地の少なくともいずれか一方が設定されている場合において、前記出発地又は前記目的地以外の地点であってユーザが立ち寄る地点である立寄地を検索するための検索ワードの入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段によって前記検索ワードの入力が受け付けられた場合に、前記施設情報格納手段に格納されている前記施設情報の中から、前記地図情報に基づいて、前記出発地又は前記目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する前記施設情報を特定し、前記関連情報格納手段に格納されている前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報の中から、前記特定された前記施設情報に対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報であり、且つ前記検索ワードに対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を表示手段に表示する案内手段と、を備えた。
【0081】
上記側面1に係る案内システムによれば、入力手段によって検索ワードの入力が受け付けられた場合に、施設情報格納手段に格納されている施設情報の中から、地図情報に基づいて、出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する施設情報を特定し、関連情報格納手段に格納されている関連施設種類情報又は関連施設名称情報の中から、特定された施設情報に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つ検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を取得する取得手段と、取得手段にて取得された関連施設種類情報又は関連施設名称情報を表示手段に表示する案内手段と、を備えたので、検索ワードを入力して立寄地を検索する場合に、出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設の種類と関連する施設の種類又は施設の名称に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つ検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとしてユーザに対して提示できる。よって、この提示された関連施設種類情報又は関連施設名称情報を用いて立寄地を検索することにより、従来技術に比べてユーザのニーズに合致した立寄地を検索することができるので、立寄地の検索の利便性を向上させることができる。
【0082】
実施の形態の他の側面2に係る案内システムは、上記側面1に係る案内システムにおいて、前記取得手段は、前記施設情報格納手段に格納されている前記施設情報の中から、前記出発地又は前記目的地から所定距離内に存在する施設に対応する前記施設情報であり、且つ前記検索ワードに対応する前記施設情報を取得し、前記案内手段は、前記取得手段にて取得された前記施設情報のうち、前記施設種類情報又は前記施設名称情報を前記表示手段に表示する。
【0083】
上記側面2に係る案内システムによれば、取得手段が、施設情報格納手段に格納されている施設情報の中から、出発地又は目的地から所定距離内に存在する施設に対応する施設情報であり、且つ検索ワードに対応する施設情報を取得し、案内手段が、取得手段にて取得された施設情報のうち、施設種類情報又は施設名称情報を表示手段に表示するので、検索ワードを入力して立寄地を検索する場合に、出発地又は目的地から所定距離内に存在する施設に対応する施設情報であり、且つ検索ワードに対応する施設情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとしてユーザに対して提示できる。よって、この提示された施設情報を用いて立寄地を検索することにより、ユーザのニーズに一層合致した立寄地を検索することができ、立寄地の検索の利便性を一層向上させることができる。
【0084】
実施の形態の他の側面3に係る案内システムは、上記側面1又は2に係る案内システムにおいて、所定方法で指定された探索条件と、前記地図情報とに基づいて、前記出発地から前記目的地に至る経路を設定する経路設定手段を備え、前記取得手段は、前記施設情報格納手段に格納されている前記施設情報の中から、前記経路設定手段にて設定された前記経路沿いに存在する施設に対応する前記施設情報であり、且つ前記検索ワードに対応する前記施設情報を取得し、前記案内手段は、前記取得手段にて取得された前記施設情報のうち、前記施設種類情報又は前記施設名称情報を前記表示手段に表示する。
【0085】
上記側面3に係る案内システムによれば、取得手段が、施設情報格納手段に格納されている施設情報の中から、経路設定手段にて設定された経路沿いに存在する施設に対応する施設情報であり、且つ検索ワードに対応する施設情報を取得し、案内手段が、取得手段にて取得された施設情報のうち、施設種類情報又は施設名称情報を表示手段に表示するので、検索ワードを入力して立寄地を検索する場合に、設定された経路沿いに存在する施設に対応する施設情報であり、且つ検索ワードに対応する施設情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとしてユーザに対して提示できる。よって、この提示された施設情報を用いて立寄地を検索することにより、ユーザのニーズにさらに一層合致した立寄地を検索することができ、立寄地の検索の利便性をさらに一層向上させることができる。
【0086】
実施の形態の他の側面4に係る案内システムは、上記側面1から側面3のいずれかに係る案内システムにおいて、前記案内手段は、前記施設種類情報を前記施設名称情報よりも優先して前記表示手段に表示する。
【0087】
上記側面4に係る案内システムによれば、案内手段が、施設種類情報を施設名称情報よりも優先して表示手段に表示するので、施設名称情報に比べて包括的な情報である施設種類情報を優先して案内することができ、施設名称情報を優先して表示する場合や、施設種類情報と施設名称情報をランダムに表示する場合に比べて、ユーザが検索対象を一層容易かつ迅速に特定することが可能になる。
【0088】
実施の形態の他の側面5に係る案内方法は、入力手段が、出発地又は目的地の少なくともいずれか一方が設定されている場合において、前記出発地又は前記目的地以外の地点であってユーザが立ち寄る地点である立寄地を検索するための検索ワードの入力を受け付ける入力ステップと、取得手段が、前記入力ステップによって前記検索ワードの入力が受け付けられた場合に、施設情報格納手段に格納されている施設情報であって、施設の種類を特定する施設種類情報と、前記施設の名称を特定する施設名称情報と、前記施設の位置を特定する施設位置情報とを相互に関連付けて構成された施設情報の中から、地図情報格納手段に格納されている地図情報に基づいて、前記出発地又は前記目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する前記施設情報を特定し、関連情報格納手段に前記施設情報と相互に関連づけて格納されている関連施設種類情報であり前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の種類を特定する関連施設種類情報の中から、又は前記関連情報格納手段に前記施設情報と相互に関連づけて格納されている関連施設名称情報であり前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の名称を特定する関連施設名称情報の中から、前記特定された前記施設情報に対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報であり、且つ前記検索ワードに対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を取得する取得ステップと、案内手段が、前記取得ステップにおいて取得された前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を表示手段に表示する案内ステップと、を含む。
【0089】
上記側面5に係る案内方法によれば、取得手段が、入力ステップにおいて検索ワードの入力が受け付けられた場合に、施設情報格納手段に格納されている施設情報の中から、地図情報に基づいて、出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する施設情報を特定し、関連情報格納手段に格納されている関連施設種類情報又は関連施設名称情報の中から、特定された施設情報に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つ検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を取得する取得ステップと、案内手段が、取得ステップにおいて取得された関連施設種類情報又は関連施設名称情報を表示手段に表示する案内ステップと、を含むので、検索ワードを入力して立寄地を検索する場合に、出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設の種類と関連する施設の種類又は施設の名称に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つ検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとしてユーザに対して提示できる。よって、この提示された関連施設種類情報又は関連施設名称情報を用いて立寄地を検索することにより、従来技術に比べてユーザのニーズに合致した立寄地を検索することができるので、立寄地の検索の利便性を向上させることができる。
【0090】
実施の形態の他の側面6に係る案内プログラムは、コンピュータは、地図情報を格納する地図情報格納手段と、施設の種類を特定する施設種類情報と、前記施設の名称を特定する施設名称情報と、前記施設の位置を特定する施設位置情報とを相互に関連付けて構成された施設情報を格納する施設情報格納手段と、前記施設種類情報と、前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の種類を特定する関連施設種類情報、又は前記施設種類情報にて特定される施設の種類と関連する施設の名称を特定する関連施設名称情報とを相互に関連付けて格納する関連情報格納手段と、を備え、前記コンピュータを、出発地又は目的地の少なくともいずれか一方が設定されている場合において、前記出発地又は前記目的地以外の地点であってユーザが立ち寄る地点である立寄地を検索するための検索ワードの入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段によって前記検索ワードの入力が受け付けられた場合に、前記施設情報格納手段に格納されている前記施設情報の中から、前記地図情報に基づいて、前記出発地又は前記目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する前記施設情報を特定し、前記関連情報格納手段に格納されている前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報の中から、前記特定された前記施設情報に対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報であり、且つ前記検索ワードに対応する前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された前記関連施設種類情報又は前記関連施設名称情報を表示手段に表示する案内手段と、として機能させる。
【0091】
上記側面6に係る案内プログラムによれば、入力手段によって検索ワードの入力が受け付けられた場合に、施設情報格納手段に格納されている施設情報の中から、地図情報に基づいて、出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設に対応する施設情報を特定し、関連情報格納手段に格納されている関連施設種類情報又は関連施設名称情報の中から、特定された施設情報に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つ検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を取得する取得手段と、取得手段にて取得された関連施設種類情報又は関連施設名称情報を表示手段に表示する案内手段と、を備えたので、検索ワードを入力して立寄地を検索する場合に、出発地又は目的地のいずれか一方に対応する施設の種類と関連する施設の種類又は施設の名称に対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報であり、且つ検索ワードに対応する関連施設種類情報又は関連施設名称情報を、立寄地を検索するための候補となるワードとしてユーザに対して提示できる。よって、この提示された関連施設種類情報又は関連施設名称情報を用いて立寄地を検索することにより、従来技術に比べてユーザのニーズに合致した立寄地を検索することができるので、立寄地の検索の利便性を向上させることができる。