【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の局面は次のように規定される。即ち、
駐車場提供者が駐車場の貸出しを申し出るオファーと該駐車場への駐車場利用車両の駐車を依頼するリクエストとを含む駐車場予約システムであって、
前記駐車場利用車両のプローブ情報を保存するプローブ情報保存部と、
前記駐車場利用車両の前記プローブ情報に基づいて、前記駐車場利用車両の評価を決定する決定部と、
前記決定された評価に基づいて、前記オファー及び前記リクエストの調整を行う調整部と、
を含む、駐車場予約システム。
【0006】
このように規定される第1の局面の駐車場予約システムによれば、駐車場提供者が駐車場の貸出しを申し出るオファーと該駐車場への駐車場利用車両の駐車を依頼するリクエストとを含む駐車場予約システムにおいて、該駐車場利用車両のプローブ情報を保存し、該駐車場利用車両のプローブ情報に基づいて、該駐車場利用車両の評価を決定し、該決定された評価に基づいて、上記オファー及び上記リクエストの調整を行う。このような駐車場予約システムによれば、オファーとリクエストとの調整を行う際に、駐車場位置、駐車可能時間、駐車料金のマッチングだけでなく、駐車場提供者の希望に適う駐車場利用車両へ駐車場を提供できるよう調整することが可能となる。
【0007】
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の駐車場予約システムにおいて、前記プローブ情報保存部から前記駐車場利用車両の駐車に関するプローブ情報を駐車プローブ情報として抽出する抽出部、を備え、
前記決定部は、前記抽出された駐車プローブ情報に基づいて、前記評価を決定する。
このように規定される第2の局面の駐車場予約システムによれば、駐車場利用車両のプローブ情報のうち駐車に関するプローブ情報を駐車プローブ情報として抽出し、該駐車プローブ情報に基づいて駐車場利用車両の評価を行う。このような駐車プローブ情報を用いることにより、駐車場利用車両の駐車に関する行動履歴をより実際に即して評価することが可能となる。このような評価は、該駐車場提供者の希望に適う駐車場利用車両であるか否かの大きな指標となりうる。
【0008】
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第2の局面に規定の駐車場予約システムにおいて、前記決定部は、前記抽出された駐車プローブ情報のうち、第1の条件及び第2の条件を満たす駐車プローブ情報が存在するとき、前記評価を決定し、
前記第1の条件は、一定領域に一定期間連続して駐車したことであり、
前記第2の条件は、前記第1の条件を満たす駐車プローブ情報が一定頻度で発生したことである。
駐車場提供者にとって、駐車場利用車両の駐車に関する行動履歴が定常性を有していることは、駐車場を提供するに際して安心の指標となりうる。この駐車場予約システムでは、定常性を有する駐車プローブ情報の条件として、駐車場利用車両が一定領域に一定期間連続して駐車し(第1の条件)、該駐車が一定頻度で発生している(第2の条件)ことを条件とした。例えば、ある領域での一定時間の駐車が繰り返し発生している行動履歴を有する駐車場利用車両であれば、該駐車場利用車両を駐車場提供者の駐車場に放置される等の懸念が低いと推定されるからである。上記条件に該当する駐車場利用車両として、通勤車両、営業車両、宅配/配達車両、定期的に買い物等に利用される車両等が挙げられる。
【0009】
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第3の局面に規定の駐車場予約システムにおいて、前記一定頻度は、週単位における頻度であり、
前記決定部は、前記第1の条件及び前記第2の条件を満たす駐車プローブ情報が少なくとも2パターン存在するとき、前記評価を決定する。
さらなる定常性を有する駐車プローブ情報の条件として、駐車場利用車両が一定領域に一定期間連続して駐車し(第1の条件)、該駐車が週単位で一定頻度発生している(第2の条件)ことを条件とし、上記評価部は、第1の条件及び第2の条件を満たす駐車プローブ情報が少なくとも2パターン存在するとき駐車場利用車両の評価を決定する。このような条件を満たす駐車場利用車両は、例えば、通勤車両や営業車両に代表されるように、日常的に一定の行動履歴を有しており、駐車場提供者にとって駐車場を提供するに際し安心感は高い。したがって、このような条件を満たす駐車場利用車両に高評価を付与することができる。
【0010】
この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の駐車場予約システムにおいて、前記プローブ情報保存部から前記プローブ情報として前記駐車場利用車両の目的地に関する情報を抽出する抽出部、を備え、
前記決定部は、前記抽出された目的地が予め定められた目的地属性に属するとき、前記評価を決定する。
このように規定される第5の局面の駐車場予約システムによれば、駐車場利用車両のプローブ情報として該駐車場利用車両の目的地に関する情報を抽出し、該抽出された目的地が予め定められた目的地属性に属するか否かに基づいて、該駐車場利用車両の評価を行う。駐車場利用車両の目的地は、該駐車場利用車両ユーザの趣味、嗜好を表現しうる一方、駐車場提供者は、自己の趣味、嗜好に合わないユーザの駐車場利用車両の駐車を敬遠したい場合がある。したがって、上記評価を用いて駐車場予約の調整を行えば、駐車場提供者は、自己の希望に沿わない駐車場利用車両の駐車予約を制限することが可能となる。上記評価は、例えば、予め目的地となる施設等に目的地を表す種別としての目的地属性「ファミリー」、「娯楽」、「ギャンブル」、「いかがわしい」、「危険」等を付与しておき、このような目的地属性のうち駐車場提供者が許容可能な目的地属性を選択しておき、上記抽出された目的地が該選択された目的地属性に属するか否かによって行うことが可能である。あるいは、上記目的地属性に対して更に該目的地属性の優良度合い「優」、「良」、「可」等を付与しておき、上記抽出された目的地が該優良度合いのうち一定の優良度合いが付与された目的地属性又は該優良度合いのうち駐車場提供者が選択した優良度合いが付与された目的地属性に属するか否かによって行うこととしてもよい。
【0011】
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第1〜第5のいずれかの局面に規定の駐車場予約システムにおいて、前記決定部で決定された評価を、前記駐車場予約システムを新規に利用する駐車場利用車両の初期評価とする。
上記のようにして決定された評価を駐車場利用車両の初期評価として用いれば、駐車場提供者は、駐車場利用車両がこの駐車場予約システムを新規に利用する場合であっても自己の希望に適う駐車場利用車両へ駐車場を提供することが可能となる。
【0012】
また、この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
駐車場提供者が駐車場の貸出しを申し出るオファーと該駐車場への駐車場利用車両の駐車を依頼するリクエストとを含む駐車場予約方法であって、
前記駐車場利用車両のプローブ情報をプローブ情報保存部に保存する保存ステップと、
決定部が、前記駐車場利用車両の前記プローブ情報に基づいて、前記駐車場利用車両の評価を決定する決定ステップと、
調整部が、前記決定された評価に基づいて、前記オファー及び前記リクエストの調整を行う調整ステップと、
を含む、駐車場予約方法。
このように規定される第7の局面に規定の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
【0013】
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
第7の局面に規定の方法において、抽出部が、前記プローブ情報保存部から前記駐車場利用車両の駐車に関するプローブ情報を駐車プローブ情報として抽出する抽出ステップ、を備え、
前記決定ステップでは、前記抽出された駐車プローブ情報に基づいて、前記評価を決定する。
このように規定される第8の局面に規定の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
【0014】
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第8の局面に規定の方法において、前記決定ステップでは、前記抽出された駐車プローブ情報のうち、第1の条件及び第2の条件を満たす駐車プローブ情報が存在するとき、前記評価を決定し、
前記第1の条件は、一定領域に一定期間連続して駐車したことであり、
前記第2の条件は、前記第1の条件を満たす駐車プローブ情報が一定頻度で発生したことである。
このように規定される第9の局面に規定の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
【0015】
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
第9の局面に規定の方法において、前記一定頻度は、週単位における頻度であり、
前記決定ステップでは、前記第1の条件及び前記第2の条件を満たす駐車プローブ情報が2パターン存在するとき、前記評価を決定する。
このように規定される第10の局面に規定の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
【0016】
この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
第7の局面に規定の方法において、前記プローブ情報保存部から前記プローブ情報として前記駐車場利用車両の目的地に関する情報を抽出する抽出ステップ、を備え、
前記決定ステップでは、前記抽出された目的地が予め定められた目的地属性に属するとき、前記評価を決定する。
このように規定される第11の局面に規定の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
【0017】
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第7〜第11のいずれかの局面に規定の方法において、前記決定ステップで決定された評価を、前記駐車場予約システムを新規に利用する駐車場利用車両の初期評価とする。
このように規定される第12の局面に規定の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
【0018】
更に、この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
駐車場提供者が駐車場の貸出しを申し出るオファーと該駐車場への駐車場利用車両の駐車を依頼するリクエストとを含む駐車場予約のためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
前記駐車場利用車両のプローブ情報を保存するプローブ情報保存手段と、
前記駐車場利用車両の前記プローブ情報に基づいて、前記駐車場利用車両の評価を決定する決定手段と、
前記決定された評価に基づいて、前記オファー及び前記リクエストの調整を行う調整手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第13の局面に規定の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
【0019】
この発明の第14の局面は次のように規定される。即ち、
第13の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記プローブ情報保存手段から前記駐車場利用車両の駐車に関するプローブ情報を駐車プローブ情報として抽出する抽出手段、として機能させ、
前記決定手段は、前記抽出された駐車プローブ情報に基づいて、前記評価を決定する。
このように規定される第14の局面に規定の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
【0020】
この発明の第15の局面は次のように規定される。即ち、
第14の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記決定手段は、前記抽出された駐車プローブ情報のうち、第1の条件及び第2の条件を満たす駐車プローブ情報が存在するとき、前記評価を決定し、
前記第1の条件は、一定領域に一定期間連続して駐車したことであり、
前記第2の条件は、前記第1の条件を満たす駐車プローブ情報が一定頻度で発生したことである。
このように規定される第15の局面に規定の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
【0021】
この発明の第16の局面は次のように規定される。即ち、
第15の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記一定頻度は、週単位における頻度であり、
前記決定手段は、前記第1の条件及び前記第2の条件を満たす駐車プローブ情報が2パターン存在するとき、前記評価を決定する。
このように規定される第16の局面に規定の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
【0022】
この発明の第17の局面は次のように規定される。即ち、
第13の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記プローブ情報保存手段から前記プローブ情報として前記駐車場利用車両の目的地に関する情報を抽出する抽出手段、として機能させ、
前記決定手段は、前記抽出された目的地が予め定められた目的地属性に属するとき、前記評価を決定する。
このように規定される第17の局面に規定の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
【0023】
この発明の第18の局面は次のように規定される。即ち、
第13〜第17のいずれかの局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記決定手段で決定された評価を、前記駐車場予約システムを新規に利用する駐車場利用車両の初期評価とする。
このように規定される第18の局面に規定の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
【0024】
第13〜第18のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体が第19の局面として規定される。