特許第6705835号(P6705835)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6705835非認可帯域におけるLTE動作のためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6705835
(24)【登録日】2020年5月18日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】非認可帯域におけるLTE動作のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/14 20090101AFI20200525BHJP
   H04W 72/08 20090101ALI20200525BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20200525BHJP
   H04W 74/08 20090101ALI20200525BHJP
【FI】
   H04W72/14
   H04W72/08 110
   H04W16/14
   H04W74/08
【請求項の数】14
【全頁数】53
(21)【出願番号】特願2017-552456(P2017-552456)
(86)(22)【出願日】2016年4月7日
(65)【公表番号】特表2018-514144(P2018-514144A)
(43)【公表日】2018年5月31日
(86)【国際出願番号】US2016026442
(87)【国際公開番号】WO2016164584
(87)【国際公開日】20161013
【審査請求日】2018年12月4日
(31)【優先権主張番号】62/144,910
(32)【優先日】2015年4月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パトリック・ジェイ・トゥーハー
(72)【発明者】
【氏名】ジャネット・エイ・シュテルン−バーコウィッツ
(72)【発明者】
【氏名】ポウリヤ・サデギ
(72)【発明者】
【氏名】ムーン−イル・リー
(72)【発明者】
【氏名】マリアン・ルドルフ
【審査官】 松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0362780(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0195041(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0254452(US,A1)
【文献】 Kyocera,UL LAA Design,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_LTE_LAA_1503 R1-151056,フランス,3GPP,2015年 3月18日,Section 2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリと、
受信機であって、前記受信機は、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信するように少なくとも構成され、前記DCIは、
アップリンク(UL)送信に対するUL許可のインジケーションであって、前記UL許可は、1つまたは複数のサブフレームを示す、インジケーションと、
クリアチャネル評価(CCA)機会と関連付けられた1つまたは複数のパラメータのインジケーションであって、前記CCA機会は、1つまたは複数のCCAを行うための期間に対応する、インジケーションと
を含む、受信機と、
プロセッサであって、前記プロセッサは、
前記UL許可に少なくとも基づいて、前記1つまたは複数のサブフレームのサブフレームに対する前記UL送信についての開始時間を決定し、
前記UL送信についての前記決定された開始時間、および前記DCIにおいて示された前記CCA機会と関連付けられた前記1つまたは複数のパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも基づいて、前記CCA機会を識別し、前記CCA機会は、前記UL送信についての前記決定された開始時間の前であり、
前記CCA機会の間にチャネル上で前記1つまたは複数のCCAを実行し、
前記1つまたは複数のCCAに基づいて、前記チャネルが利用可能または利用可能でないかの少なくとも1つであるかどうかを決定し、
前記チャネルが利用可能であると決定されることを条件に、前記決定された開始時間において前記チャネルを介して前記UL送信を送信する
ように少なくとも構成されたプロセッサと
を備えたことを特徴とする無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記チャネルは、非認可チャネルであることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記受信機は、ULサブフレームのブロックの少なくとも開始およびULサブフレームの前記ブロックの長さのインジケーションを含むDCIを受信するようにさらに構成されていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記UL送信がULサブフレームの前記ブロック内にあるかどうか基づいて、前記CCA機会を決定するようにさらに構成されていることを特徴とする請求項3に記載のWTRU。
【請求項5】
前記CCA機会と関連付けられた前記1つまたは複数のパラメータは、前記CCA機会の長さを識別することを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
前記受信機は、ネットワークエンティティから前記DCIを受信するようにさらに構成され、前記ネットワークエンティティは、発展型NodeB(eNB)またはセルのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項7】
ULサブフレームのブロックの少なくとも開始およびULサブフレームの前記ブロックの長さのインジケーションを含む前記DCIは、グループDCIを介して受信され、前記プロセッサは、前記グループDCIに対応する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)により前記グループDCIを復号するようにさらに構成されていることを特徴とする請求項3に記載のWTRU。
【請求項8】
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、前記DCIは、
アップリンク(UL)送信に対するUL許可のインジケーションであって、前記UL許可は、1つまたは複数のサブフレームを示す、インジケーションと、
クリアチャネル評価(CCA)機会と関連付けられた1つまたは複数のパラメータのインジケーションであって、前記CCA機会は、1つまたは複数のCCAを行うための期間に対応する、インジケーションと
を少なくとも含む、ステップと、
前記UL許可に少なくとも基づいて、前記1つまたは複数のサブフレームのサブフレームに対する前記UL送信についての開始時間を決定するステップと、
前記UL送信についての前記決定された開始時間、および前記DCIにおいて示された前記CCA機会と関連付けられた前記1つまたは複数のパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも基づいて、前記CCA機会を識別するステップであって、前記CCA機会は、前記UL送信についての前記決定された開始時間の前である、ステップと、
前記CCA機会の間にチャネル上で前記1つまたは複数のCCAを実行するステップと、
前記1つまたは複数のCCAに基づいて、前記チャネルが利用可能または利用可能でないかの少なくとも1つであるかを決定するステップと、
前記チャネルが利用可能であると決定されることを条件に、前記決定された開始時間において前記チャネルを介して前記UL送信を送信するステップと
を備えたことを特徴とする無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法。
【請求項9】
前記チャネルは、非認可チャネルであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ULサブフレームのブロックの少なくとも開始およびULサブフレームの前記ブロックの長さのインジケーションを含むDCIを受信するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記UL送信がULサブフレームの前記ブロック内にあるかどうか基づいて、前記CCA機会を決定するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記CCA機会と関連付けられた前記1つまたは複数のパラメータは、前記CCA機会の長さを識別することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記DCIは、ネットワークエンティティから受信され、前記ネットワークエンティティは、発展型NodeB(eNB)またはセルのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項14】
ULサブフレームのブロックの少なくとも開始およびULサブフレームの前記ブロックの長さのインジケーションを含む前記DCIを受信するステップは、グループDCIを受信することを含み、前記方法は、
前記グループDCIに対応する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)により前記グループDCIを復号するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2015年4月8日に出願された米国特許仮出願第62/144,910号明細書の利益を主張するものであり、その内容は、あらゆる目的で本明細書に全体が完全に記載されているかのように参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
ロングタームエボリューション(LTE)セルラシステムなどの従来のセルラシステムは、たとえば政府の競売を通してLTEシステムの各事業者によって獲得されたスペクトルに限定された、認可された(licensed)スペクトルを使用してよい。そのようなシステムでは、事業者は、他の事業者によって運用されるシステムからの帯域内干渉を心配することなく、たとえばユーザデバイスにサービスを提供するために、スペクトルを使用する独占権を有してよい。
【0004】
いくつかのそのようなシステムでは、そのような事業者によって、それらのサービス提供を増大して、たとえばブロードバンドデータに対するますます高まる需要を満たすために、非認可(unlicensed)スペクトルも使用されてよい。そのようなシステムでは、そのような非認可スペクトルにおけるLTE動作が、Wi−Fiなどの非認可スペクトルを使用する他の技術と共存してよい。いくつかのそのようなシステムでは、事業者は、非認可スペクトルのユーザの間で干渉を最小限にするため、および/または公平なアクセスを提供するために努力することがある。
【発明の概要】
【0005】
概要は、発明を実施するための形態でさらに後述される概念の選択を簡略化された形式で紹介するために提供される。この概要は、請求される主題の重要な特徴および/または本質的な特徴を特定することは意図されず、請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図されない。
【0006】
複数のクリアチャネル評価のうちからクリアチャネル評価機会(clear channel assessment occasion)を決定する、および/または、クリアチャネル評価機会の間にチャネル上でクリアチャネル評価を実行して、チャネルが利用可能であるとクリアチャネル評価が示すかどうかを決定するための、システム、デバイス、および方法が開示される。
【0007】
1つまたは複数の技法は、無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行されてよい。技法は、UL送信のためのアップリンク(UL)許可を受信するステップを含んでよい。UL許可は、1つもしくは複数のULサブフレームまたは1つもしくは複数のULリソースの少なくとも一方を示してよい。技法は、1つもしくは複数の固定されたフレーム期間(Fixed Frame Period:FFP)の第1のFFP、または1つもしくは複数のULブロックの第1のULブロックの少なくとも一方が、1つまたは複数のULサブフレームの部分的サブフレームまたは完全なサブフレームの少なくとも一方を含むことを条件として、UL許可(grant)、第1のFFPまたは第1のULブロックのうちの少なくとも1つに基づいて、1つまたは複数のクリアチャネル評価(CCA)機会を決定するステップを含んでよい。技法は、第1のFFPまたは第1のULブロックのいずれも、1つまたは複数のULサブフレームの部分的サブフレームまたは完全なサブフレームの少なくとも一方を含まないことを条件として、UL許可に基づいて、1つまたは複数のクリアチャネル評価(CCA)機会を決定するステップを含んでよい。
【0008】
技法は、1つまたは複数のCCA機会の第1のCCA機会の間にチャネル上で1つまたは複数のCCAプロセスを実行するステップを含んでよい。技法は、1つまたは複数のCCAプロセスに基づいて、チャネルが第1のCCA機会において利用可能または利用不可能の少なくとも一方であるかどうかを決定するステップを含んでよい。技法は、チャネルが第1のCCA機会において利用可能であると決定されることを少なくとも条件として、チャネルを介して1つまたは複数のULサブフレームにおいてUL送信を送るステップを含んでよい。技法は、チャネルが第1のCCA機会において利用不可能であると決定されることを少なくとも条件として、第2のCCA機会の間にチャネル上で1つまたは複数のCCAプロセスを実行するステップを含んでよい。
【0009】
添付された図面を参照して、以下の例示的実施形態の詳細な説明が提供される。説明を目的として、図面は例示的実施形態を示す。企図される主題は、説明または図示される特定の要素および/または手段に限定されない。主題は、反対の特定の表記がない限り、必要および/または本質的であるように企図されない。加えて、説明される実施形態は、任意の組み合わせで、全体的にまたは部分的に使用されてよい。図面は以下の通りである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】1つまたは複数の開示される実施形態が実装されてよい例示的通信システムのシステム図である。
図1B図1Aに示された通信システム内で使用されてよい例示的無線送信/受信ユニット(WTRU)のシステム図である。
図1C図1Aに示された通信システム内で使用されてよい例示的無線アクセスネットワークおよび例示的コアネットワークのシステム図である。
図1D図1Aに示された通信システム内で使用されてよい別の例示的無線アクセスネットワークおよび例示的コアネットワークのシステム図である。
図1E図1Aに示された通信システム内で使用されてよい別の例示的無線アクセスネットワークおよび例示的コアネットワークのシステム図である。
図2】フレームベース機器実施形態で使用されてよい例示的リッスンビフォートーク(listen-before-talk)および/またはクリアチャネル評価タイミングを示すグラフである。
図3】例示的な第2のセルのアップリンク送信が例示的な第1のセルの送信によってブロッキングされているのを示すブロック図である。
図4】例示的サブフレームにおいて発生する複数のクリアチャネル評価機会の例を示すブロック図である。
図5】例示的な固定されたおよび/または可変の固定されたフレーム期間を示す図である。
図6】例示的なブロッキングされたクリアチャネル評価を示す図である。
図7】別の例示的なブロッキングされたクリアチャネル評価を示す図である。
図8】別の例示的なブロッキングされたクリアチャネル評価を示す図である。
図9】閾値を使用するブロッキングされたクリアチャネル評価および/または成功したクリアチャネル評価の例示的な測定ケースおよび/または決定を示す図である。
図10】クリアチャネル評価開始タイミングの例示的決定を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
ここで、例示的実施形態の詳細な説明が、様々な図を参照して説明される。この説明は、考えられる実装形態の詳細な説明を提供するが、詳細は例として意図されており、本出願の範囲を限定することは全く意図されていないことに留意されたい。本明細書で使用されるとき、冠詞「a」または「an」は、さらなる修飾または特徴付けがない限り、たとえば、「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」を意味すると理解されてよい。また、本明細書で使用されるとき、用語「ユーザ機器」(UE)は、用語「無線送信/受信ユニット」(WTRU)と同じものを意味すると理解されてよい。
【0012】
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態が実装されてよい例示的通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであってよい。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通して、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にしてよい。たとえば、たとえば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用してよい。
【0013】
図1Aに示されるように、通信システム100は、(一般的または集合的にWTRU102と呼ばれてよい)無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、ならびに他のネットワーク112を含んでよいが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成されてよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、および家庭用電化製品などを含んでよい。
【0014】
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bも含んでよい。基地局114a、114bの各々は、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースを取るように構成された、任意のタイプのデバイスであってよい。例として、基地局114a、114bは、ベース送受信局(BTS)、NodeB、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、および無線ルータなどであってよい。基地局114a、114bは各々が単一の要素として示されているが、基地局114a、114bが、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでよいことは理解されよう。
【0015】
基地局114aは、RAN103/104/105の一部であってよく、RAN103/104/105は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれてよい特定の地理的領域内で、無線信号を送信および/または受信するように構成されてよい。セルは、セルセクタにさらに分割されてよい。たとえば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されてよい。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機、すなわち、セルのセクタ毎に1つの送受信機を含んでよい。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用してよく、したがって、セルのセクタ毎に複数の送受信機を利用してよい。
【0016】
基地局114a、114bは、エアインターフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信してよく、エアインターフェース115/116/117は、任意の適切な無線通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってよい。エアインターフェース115/116/117は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
【0017】
より具体的には、上述されたように、通信システム100は、多重アクセスシステムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、およびSC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用してよい。たとえば、RAN103/104/105内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してよく、その無線技術は、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立してよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでよい。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含んでよい。
【0018】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、発展型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実装してよく、その無線技術は、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立してよい。
【0019】
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、Worldwide interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、Interim Standard2000(IS−2000)、Interim Standard95(IS−95)、Interim Standard(IS−856)、Global System for Mobile communications(GSM)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、およびGSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してよい。
【0020】
図1Aの基地局114bは、たとえば、無線ルータ、ホームNodeB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントとしてよく、職場、家庭、乗り物、およびキャンパスなどの局所化されたエリアにおける無線接続性を容易にするために任意の適切なRATを利用してよい。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立してよい。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立してよい。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立してよい。図1に示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してよい。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスすることを必要とされないことがある。
【0021】
RAN103/104/105は、コアネットワーク106/107/109と通信してよく、コアネットワーク106/107/109は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであってよい。たとえば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供してよく、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行してよい。図1Aには示されていないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109が、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接的または間接的に通信してよいことは理解されよう。たとえば、E−UTRA無線技術を利用してよいRAN103/104/105に接続されるのに加えて、コアネットワーク106/107/109は、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
【0022】
コアネットワーク106/107/109は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイの役割をしてもよい。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含んでよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの一般的通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線または無線通信ネットワークを含んでよい。たとえば、ネットワーク112は、1つまたは複数のRANに接続される別のコアネットワークを含んでよく、RANは、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを採用してよい。
【0023】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部は、マルチモード能力を含んでよく、たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数の送受信機を含んでよい。たとえば、図1Aに示されたWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用してよい基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用してよい基地局114bと通信するように構成されてよい。
【0024】
図1Bは、例示的WTRU102を示すシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、着脱不能メモリ130、着脱可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含んでよい。WTRU102が、実施形態との整合性を保ちながら、上記の要素の任意の部分的組み合わせを含んでよいことは理解されよう。また、実施形態では、基地局114aおよび114b、ならびに/または基地局114aおよび114bが表してよいノード、たとえば、以下に限定されないが、特に、ベース送受信局(BTS)、NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームNodeB、発展型ホームNodeB(eNodeB)、ホーム発展型NodeB(HeNB)、ホーム発展型NodeBゲートウェイ、およびプロキシノードなどが、図1Bに示され本明細書に説明される要素の一部または全部を含んでよいことを企図している。
【0025】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および状態機械などであってよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行してよい。プロセッサ118は送受信機120に結合されてよく、送受信機120は送信/受信要素122に結合されてよい。図1Bはプロセッサ118および送受信機120を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118および送受信機120が電子パッケージまたはチップに一緒に統合されてよいことは理解されよう。
【0026】
送信/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して、基地局(たとえば基地局114a)へ信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成されてよい。たとえば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってよい。別の実施形態では、送信/受信要素122は、たとえば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/ディテクタであってよい。さらに別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信および受信するように構成されてよい。送信/受信要素122が、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成されてよいことは理解されよう。
【0027】
加えて、図1Bでは送信/受信要素122は単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでよい。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を採用してよい。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介して無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含んでよい。
【0028】
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成されてよい。上述されたように、WTRU102はマルチモード能力を有してよい。したがって、送受信機120は、たとえば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするために、複数の送受信機を含んでよい。
【0029】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶表示(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてよく、それらからユーザ入力データを受信してよい。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力してもよい。加えて、プロセッサ118は、着脱不能メモリ130および/または着脱可能メモリ132など任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスしてよく、それらのメモリにデータを記憶してよい。着脱不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含んでよい。着脱可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含んでよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、WTRU102上に物理的に配置されずにサーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上などにあるメモリからの情報にアクセスしてよく、それらのメモリにデータを記憶してよい。
【0030】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ってよく、WTRU102内の他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されてよい。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであってよい。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケル−カドミウム(NiCd)、ニッケル−亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、および燃料電池などを含んでよい。
【0031】
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合されてよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されてよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して位置情報を受信してよく、および/または2つ以上の近くの基地局から受信された信号のタイミングに基づいて、その位置を決定してよい。WTRU102が、実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切な位置決定方法を用いて位置情報を取得してよいことは理解されよう。
【0032】
プロセッサ118は、他の周辺機器138にさらに結合されてよく、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含んでよい。たとえば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、(写真またはビデオ用)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、およびインターネットブラウザなどを含んでよい。
【0033】
図1Cは、実施形態によるRAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。上述されたように、RAN103は、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにUTRA無線技術を採用してよい。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信してよい。図1Cに示されるように、RAN103は、NodeB140a、140b、140cを含んでよく、NodeB140a、140b、140cは各々が、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含んでよい。NodeB140a、140b、140cは各々が、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けられてよい。RAN103は、RNC142a、142bも含んでよい。RAN103が、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のNodeBおよびRNCを含んでよいことは理解されよう。
【0034】
図1Cに示されるように、NodeB140a、140bはRNC142aと通信してよい。加えて、NodeB140cはRNC142bと通信してよい。NodeB140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介してそれぞれのRNC142a、142bと通信してよい。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信してよい。RNC142a、142bの各々は、各々が接続されたそれぞれのNodeB140a、140b、140cを制御するように構成されてよい。加えて、RNC142a、142bの各々は、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシチ、セキュリティ機能、およびデータ暗号化など、他の機能性を実施またはサポートするように構成されてよい。
【0035】
図1Cに示されたコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、移動交換局(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含んでよい。上述の要素の各々はコアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワーク運用者以外のエンティティによって所有および/または運用されてよいことは理解されよう。
【0036】
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続されてよい。MSC146は、MGW144に接続されてよい。MSC146およびMGW144は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にしてよい。
【0037】
RAN103内のRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続されてよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてよい。SGSN148およびGGSN150は、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にしてよい。
【0038】
上述されたように、コアネットワーク106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他の有線または無線ネットワークを含んでよいネットワーク112にも接続されてよい。
【0039】
図1Dは、実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上述されたように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線技術を採用してよい。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信してよい。
【0040】
RAN104はeNodeB160a、160b、160cを含んでよいが、RAN104が、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のeNodeBを含んでよいことは理解されよう。eNodeB160a、160b、160cは各々が、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含んでよい。一実施形態では、eNodeB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装してよい。したがって、eNodeB160aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信してよい。
【0041】
eNodeB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ならびにアップリンクおよび/またはダウンリンクでのユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されてよい。図1Dに示されるように、eNodeB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信してよい。
【0042】
図1Dに示されたコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含んでよい。上述の要素の各々はコアネットワーク107の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワーク運用者以外のエンティティによって所有および/または運用されてよいことは理解されよう。
【0043】
MME162は、RAN104内のeNodeB160a、160b、160cの各々にS1インターフェースを介して接続されてよく、制御ノードの役割をしてよい。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、およびWTRU102a、102b、102cの初期接続の間の特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当してよい。MME162はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなど他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間の切替えのための制御プレーン機能を提供してよい。
【0044】
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNodeB160a、160b、160cの各々に接続されてよい。サービングゲートウェイ164は一般に、WTRU102a、102b、102cとの間でユーザデータパケットをルーティングおよび転送してよい。サービングゲートウェイ164はまた、eNodeB間ハンドオーバの間にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなど、他の機能を実行してよい。
【0045】
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166に接続されてよく、PDNゲートウェイ166は、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にしてよい。
【0046】
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にしてよい。たとえば、たとえば、コアネットワーク107は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にしてよい。たとえば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108の間のインターフェースの役割をするIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでよく、またはそのIPゲートウェイと通信してよい。加えて、コアネットワーク107は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他の有線または無線ネットワークを含んでよい。
【0047】
図1Eは、実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにIEEE802.16無線技術を採用するアクセスサービスネットワーク(ASN)であってよい。以下でさらに説明されるように、WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109の異なる機能エンティティの間の通信リンクが、基準点として定義されてよい。
【0048】
図1Eに示されるように、RAN105は基地局180a、180b、180cおよびASNゲートウェイ182を含んでよいが、RAN105が、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含んでよいことは理解されよう。基地局180a、180b、180cは各々が、RAN105内の特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、各々が、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含んでよい。一実施形態では、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装してよい。したがって、基地局180aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信してよい。基地局180a、180b、180cはまた、ハンドオフのトリガ、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、およびサービス品質(QoS)ポリシー施行などを提供してよい。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集約点の役割をしてよく、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、およびコアネットワーク109へのルーティングなどを担当してよい。
【0049】
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインターフェース117は、IEEE802.16仕様を実装するR1基準点(reference point)として定義されてよい。加えて、WTRU102a、102b、102cの各々は、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立してよい。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェースは、認証、認可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用されてよいR2基準点として定義されてよい。
【0050】
基地局180a、180b、180cの各々の間の通信リンクは、WTRUハンドオーバおよび基地局間のデータの転送を容易にするためのプロトコルを含むR8基準点として定義されてよい。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6基準点として定義されてよい。R6基準点は、WTRU102a、102b、102cの各々に関連付けられたモビリティイベントに基づくモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含んでよい。
【0051】
図1Eに示されるように、RAN105は、コアネットワーク109に接続されてよい。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは、たとえば、データ転送能力およびモビリティ管理能力を容易にするためのプロトコルを含むR3基準点として定義されてよい。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)184、認証、認可、アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含んでよい。上述の要素の各々はコアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワーク運用者以外のエンティティによって所有および/または運用されてよいことは理解されよう。
【0052】
MIP−HAは、IPアドレス管理を担当してよく、異なるASNおよび/または異なるコアネットワークの間でWTRU102a、102b、102cがローミングすることを可能にしてよい。MIP−HA184は、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にしてよい。AAAサーバ186は、ユーザ認証、およびユーザサービスのサポートを担当してよい。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互動作を容易にしてよい。たとえば、ゲートウェイ188は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にしてよい。加えて、ゲートウェイ188は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他の有線または無線ネットワークを含んでよい。
【0053】
図1Eには示されていないが、RAN105は他のASNに接続されてよく、コアネットワーク109は他のコアネットワークに接続されてよいことは理解されよう。RAN105と他のASNとの間の通信リンクは、RAN105と他のASNとの間のWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含んでよいR4基準点として定義されてよい。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクは、ホームコアネットワークと在圏(visited)コアネットワークとの間の相互動作を容易にするためのプロトコルを含んでよいR5基準点として定義されてよい。
【0054】
LTE時分割複信(TDD)では、複数のTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成がサポートされてよい。そのような構成の少なくとも1つは、任意のタイプのeNodeBが使用されてよい。各TDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、本明細書で「D」として示される1つもしくは複数のダウンリンクサブフレーム、本明細書で「U」として示される1つもしくは複数のアップリンクサブフレーム、および/または本明細書で「S」として示される1つもしくは複数の特殊サブフレームを含んでよい。特殊サブフレームは、ダウンリンク(DL)部分、アップリンク(UL)部分、および/または、DLからULへの移行に使用されてよい時間を確保し得るそれらの部分の間のガード期間を含んでよい。例示的アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、以下の表1に示されている。表現「アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成」および「アップリンク−ダウンリンク構成」は、本開示では交換可能に使用されてよい。
【0055】
【表1】
【0056】
LTEシステムなどのセルラシステムは、認可されたスペクトルを使用してよい。事業者は、たとえば、政府により行われる競売を介して、セルラ信号の送信および/または受信で使用するための特定の地理的エリア内の周波数帯の特定の部分を利用する権利を取得してよい。認可されたスペクトルを使用することにより、事業者は、他の事業者のシステムから帯域内干渉を受けずに、そのスペクトルを排他的に使用して、そのユーザにサービスを提供してよい。
【0057】
非セルラサービスおよびアプリケーション(たとえば、IEEE802.11技術(すなわちWi−Fi))のために従来使用されてよい非認可スペクトルは、ブロードバンドデータサービスの高まる需要を満たすためにサービス提供を増大するための補完的技術としてセルラ事業者により使用されるものと考えられてよい。様々なタイプのスペクトルを利用する1つまたは複数の配置シナリオは、キャリアアグリゲーションを採用してよい。本明細書では「ライセンスドアシステッドアクセス(Licensed-Assisted Access)」(LAA)と呼ばれてよい1つまたは複数のシナリオでは、プライマリコンポーネントキャリアおよび/またはサービングセル(本明細書では「PCell」と呼ばれてよい)は、認可されたキャリア(たとえば、認可されたスペクトルを使用してよいキャリア)であってよい。非認可キャリア(たとえば、非認可スペクトルを使用してよいキャリア)は、PCellと集約されてよいセカンダリコンポーネントキャリアおよび/またはサービングセル(本明細書では「SCell」と呼ばれてよい)であってよい。(両方のタイプのキャリア/セルに関する、ゼロを含む)任意の数の非認可SCellおよび/または任意の数の認可されたSCellが存在してよく、それらは、一緒に集約されてよく、および/または1つもしくは複数のPCellと集約されてよい。キャリアアグリゲーション採用するシナリオでは、1つまたは複数のPCellおよび/またはSCellが同じeNodeBに属してよい。同時接続性(dual connectivity)が採用されてよく、ことによると、たとえば、1つまたは複数の非認可キャリアが、認可されたPCellと異なるeNodeBに属してよい。同時接続性シナリオでは、プライマリセカンダリセル(PSCell)が、認可されたセルおよび/または非認可セルであってよい。
【0058】
非認可スペクトルにおいてLTE動作を行うシナリオでは、他の非認可技術(Wi−Fiなど)との共存および/または他のLTE動作との共存が、そのような非認可スペクトルのユーザの間の干渉を最小限にすることおよび/または公平さを提供することの試みとして考えられてよい。リッスンビフォートーク(LBT)および/または送信ギャップなどの様々なメカニズムが、本明細書で企図される。LBTシナリオでは、アクセスポイント(AP)、eNodeB、および/またはWTRUなどのシステムノードが、チャネル(たとえば、定義された中心周波数および/または帯域幅を有してよい周波数帯)をリッスンして、チャネルまたはチャネルの一部で送信する前にチャネルを使用する別のノードが存在するかどうかを決定してよい。別のノードによる使用のリッスンおよび/または決定は、エネルギー検出を含んでよい測定を含んでよい、および/またはその測定に少なくとも部分的に基づいてよい。送信ギャップは、ノードがチャネルおよび/もしくはチャネルの部分で送信を行ってよいようにシステムノードによって使用されてよく、ならびに/または、他の潜在的(potential)ユーザがチャネルをフリーとみなすおよび/もしくはチャネルを使用することを可能にするそのような送信のギャップを含んでよい。
【0059】
非認可スペクトルにおけるLTE動作は、そのような動作が認可されたスペクトルにおける動作と組み合わされるかどうかに関わらず(たとえば、認可されたPCellおよび/またはPSCellとのアグリゲーションおよび/または同時接続性を伴う動作であるかどうかに関わらず)、LTE−非認可動作(LTE-unlicensed operation:LTE−U)と呼ばれてよい。また本明細書で使用されるとき、用語「チャネル」は、チャネルの部分および/またはチャネル全体を表してよい。また、用語「Wi−Fi」、「WiFi」、および「Wifi」は、交換可能に使用されてよい。本明細書に記載された説明において、LTE−Uは、LAAと置換されてよく、および/もしくは逆の場合も同様であってよく、ならびに/または本明細書に説明される技法と一致してよい。
【0060】
潜在的UL送信を有するWTRUおよび/または潜在的DL送信を有するeNodeBなどのチャネル上の潜在的送信機は、チャネルを評価および/または監視(たとえば受信)して、たとえば、送信前にチャネル上の信号存在および/または干渉を測定および/または決定してよい。たとえば、潜在的送信機は、チャネルを観測して、チャネルが別のシステム、ユーザ、および/または信号によって使用中(たとえば、ビジーおよび/または占有されている)であり得るかどうかを決定してよい。このチャネル評価および/または監視は、本明細書では、リッスンビフォートーク(LBT)、クリアチャネル評価(CCA)、および/またはLBT/CCAと呼ばれてよい。本明細書では、LBT、CCA、およびLBT/CCAは交換可能に使用されてよい。
【0061】
潜在的送信機は、チャネルからの受信された信号および/もしくは干渉を、1つもしくは複数の閾値レベルなどの基準と比べてよく、ならびに/または、そのような比較に基づいて、チャネルがフリーであり得るかどうかを決定してよい。ことによると、たとえば、潜在的送信機が、チャネルがフリーであり得ると決定した場合、潜在的送信機はチャネル上で送信を行ってよい。ことによると、たとえば、潜在的送信機が、チャネルがフリーでないことがあると決定した場合、潜在的送信機は、チャネル上で送信しなくてよく、ならびに/または潜在的送信を後置(postposed)および/もしくは破棄してよい。
【0062】
本明細書で使用されるとき、「フレームベースの機器(frame-based equipment)」(FBE)は、送信および/または受信タイミングが固定および/または構造化されてよい機器を指してよい。たとえば、いくつかのシナリオでは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)は、一部のFBEが従うことがあるLBT/CCAに関係付けられてよい欧州の規制ルールを提供してよい。
【0063】
本明細書で使用されるとき、「機器」は、WTRU、eNodeB、STA、および/またはAPなどのノードまたはデバイスを指してよく、それらのいずれも、認可されたチャネルおよび/または非認可チャネル上で送信および/または受信を行ってよい。
【0064】
図2は、FBEに適用してよい例示的LBT/CCAタイミングスケジュールを示す例示的タイミンググラフ200を提供する。LBT/CCA、および/またはFBEなどの機器を使用するシナリオでは、周期的に、たとえば、予め決定されたフレーム構造に従って決定されてよい1つまたは複数の予め定義された時間インスタンスで、実行されてよい。LBT/CCA周期性(たとえば、固定されたフレーム期間)は、チャネル占有時間にアイドル期間を加えたものに等しくてよい。チャネル評価のためのLBT/CCA期間(は、固定された時間であってよく、および/または最小時間を有してよい。チャネル占有時間は、特定のチャネルの利用可能性を再評価することなく、機器がそのチャネル上での1つまたは複数の送信をその間に有してよい合計時間であってよい。アイドル期間は、その間に機器がチャネル上で送信しなくてよい時間たとえば時間の連続した期間であってよい。チャネル占有時間は、許容される範囲、たとえば、限定されないが1msから10msなどを有してよい。アイドル期間は、チャネル占有時間に対して決定されてよい最小値を有してよい。たとえば、チャネル占有時間の5%が、現在の固定されたフレーム期間を決定するために機器によって使用されてよい。
【0065】
機器が、たとえば、LBT/CCAの間および/または結果、1つおよび/または複数の動作チャネルがクリアであると発見した場合のようなシナリオでは、そのような機器は、そのような1つおよび/または複数のクリアチャネル上ですぐに送信を行ってよい。ことによると、たとえば、そのような機器が、LBT/CCAの間および/または結果、動作チャネルが占有されていると発見した場合、そのような機器は、その動作チャネル上で送信を行わなくてよく、次の固定されたフレーム期間などの時間フレームに向かってよい。
【0066】
本明細書で使用されるとき、「クリア」、「フリー」、「占有されていない」、および「ビジーでない」は、交換可能に使用されてよい用語であってよい。同様に、「クリアでない」、「フリーでない」、「占有されている」、および/または「ビジー」は、やはり交換可能に使用されてよい用語であってよい。また、「チャネル」と「動作チャネル」も本明細書で交換可能に使用されてよい。
【0067】
負荷ベースの機器(Load-based equipment:LBE)は、たとえば、特定のフレーム構造に基づいて、たとえば、固定および/または定義された時間で、LBT/CCA決定を行わなくてよい。LBEは、そのLBEが送信すべきデータを有するときに、LBT/CCA決定を行ってよい。たとえば、標準化団体ETSIが、LBT/CCAに関係付けられてよい欧州の規制ルールを提供してよい。LBEは、そのようなルールに基づいてLBT/CCA決定を行ってよい。
【0068】
たとえば1つまたは複数のLBEなどの機器が使用されるような、LBT/CCAをチェックおよび/または決定するシナリオでは、様々なルールおよび/または条件が、個別に、または本明細書に記載される任意の技法との任意の組み合わせで使用されてよい。たとえば、動作チャネル上で送信および/または送信のバーストが送られる前に、送信機器が、チャネル上でエネルギーを検出してよいLBT/CCAチェックを行ってよい。ことによると、たとえば、機器は、たとえば、LBT/CCAチェックの間および/または結果、動作チャネルおよび/またはチャネルがクリアに現れることを発見した場合、そのような機器は、クリアであると決定された1つおよび/または複数のチャネル上で(たとえば、すぐに)送信を行ってよい。
【0069】
最大チャネル占有時間は、与えられた送信および/または送信のバーストのために機器が動作チャネルを使用してよい合計時間であってよい。特定の機器のための最大チャネル占有時間は、機器の製造者により設定されてよい最大の許容された値よりも少なくてよい。特定の機器の製造者により設定された最大の許容された値は、13/32×q msであってよく、ここで、qは、4と32の間の値として製造者によって設定されてよい。いくつかのシナリオでは、qは32と等しくてよい(すなわちq=32)。最大チャネル占有は、13msであってよい。
【0070】
ことによると、機器が、たとえば、LBT/CCA決定の間および/または結果、動作チャネルが占有されていると発見した場合、そのような機器は、ことによると、たとえば、それが、チャネルがクリアであることを発見し得る後続のLBT/CCAを行うまで、評価された動作チャネルで送信を行われなくてよい。待ち時間および/またはバックオフ時間は、ことによると、たとえば、第1のLBT/CCA決定が、チャネルがクリアでないことを発見し得た後、第2のLBT/CCA決定がチャネル上で実行されてよい前に、満了することを可能にされてよい。LBT/CCA決定は、ことによると、たとえば、チャネルがクリアでないと決定した後、ことによると、たとえば、より長い期間の後、チャネルに対して実行されてよい。
【0071】
WTRUは、非認可帯域におけるサービングセルにおける1つまたは複数のUL送信の前に、LBT/CCA決定を行ってよい。たとえば、そのようなWTRUは、一部または全部のUL送信の前のUL LBT/CCA期間および/または時間ウィンドウの間に、LBT/CCA決定を行ってよい。LBT/CCA期間の長さは、eNodeBによって特定の値(たとえば、10μs、20μs、40μs、60μs)で構成されてよく、および/またはWTRUに動的にシグナリングされてよい。LBT/CCA期間の長さは、たとえば自律的に、たとえばルールに従って、WTRUによって決定されてよい。
【0072】
UL LBT/CCA期間は、現在のULサブフレームの始まり、たとえば、そのようなULサブフレームの第1のSC−FDMAシンボルなどに配置されてよい。UL LBT/CCA期間は、たとえば、UL、DL、および/または特殊サブフレームであってよい現在のサブフレームの前のサブフレームの終わり(たとえば、サブフレームの最後のSC−FDMAシンボルおよび/またはOFDMシンボル)に配置されてよい。
【0073】
サブフレームベース(subframe-based)および/またはブロックベース(block-based)のLBT/CCA決定が利用されてよい。たとえば、WTRUは、連続したULサブフレームのグループ(たとえば、ULブロック)に対して単一のUL LBT/CCA機会を有し、および/または使用してよい。ことによると、たとえば、そのようなLBT/CCA機会の間のUL LBT/CCA決定が失敗した場合(たとえば、WTRUが、チャネルがビジーであると発見した場合)、そのようなWTRUは、そのULブロック内のULサブフレームのいずれでもULで送信を行わなくてよい。ことによると、たとえば、WTRUが、チャネルがフリーであると発見し得る場合、WTRUは、そのULブロック内のULサブフレームにおいて送信を行ってよい。
【0074】
WTRUは、ULサブフレームについてLBT/CCA決定のためのUL LBT/CCA機会を有し、および/または使用してよい。ことによると、たとえば、そのようなUL LBT/CCAが失敗した場合(たとえば、WTRUが、チャネルがビジーであると発見し得る場合)、WTRUは、対応するULサブフレームにおいてULで送信を行わなくてよい。ことによると、たとえば、WTRUが、チャネルがフリーであると発見し得る場合、WTRUは、対応するULサブフレームにおいて送信を行ってよい。特定のUL LBT/CCA機会におけるLBT/CCA決定の失敗(たとえば、チャネルがビジーである)は、1つまたは複数の他のULサブフレームにおけるUL送信に影響を与えなくてよい。
【0075】
事業者、および/またはeNodeBなどの関連付けられたデバイスは、異なるパラメータでLAAセルを構成して、ULおよび/またはDLに対するアクセスを可能にしてよい。そのような事業者および/またはデバイスは、同じチャネルに関して他のセルと競合することがあるそれぞれのLAAセルについてそのような事業者および/またはデバイスが構成してよいパラメータに関して他の事業者および/またはデバイスと協調しないことがある。いくつかの実装形態では、様々な競合するLAAセルの構成パラメータが、セルに対するチャネルおよび/またはセルのWTRUにアクセスするにあたり不公平な優位性をもたらすことがある。たとえば、様々なLAAセルが、フレーム内で特定のCCA機会を有することがある。第1のそのようなLAAセルの機会の発生は、第2のLAAセルの機会のそれおよび/もしくはそれらの前に(たとえば少し前に)あってよく、ならびに/または第2のLAAセルおよび/またはそのWTRUについての一部または全部のチャネルアクセス機会をブロッキングしてよい。2つ以上のそのようなLAAセルの間のフレームおよび/またはサブフレーム整合の欠如は、そのようなブロッキング効果をもたらすことがある。
【0076】
LAAチャネルアクセスは、固定されたフレーム期間(FFP)を使用して得られてよい。そのようなFFPは、FFPの最初のn個のサブフレームなどのサブフレームの第1のセットがUL送信のために使用されることを可能にしてよい。残りのサブフレームは、DL送信のために使用されてよい。これは、1つもしくは複数または各々のフレームがDLサブフレームに対するULサブフレームのそれ自体または別個の比を有してよいので、柔軟性を提供してよい。そのような比は、ULおよび/またはDLに対する所望される数のサブフレームをeNodeBがスケジューリングすることによって達成されてよい。UL送信について、WTRUは、FFPの始まりで(いくつかのシナリオでは、ことによると、FFPの始まりのみで)チャネルにアクセスを試みてよい(および/または試みるように構成されてよい)。
【0077】
たとえば、将来のFFPについてのUL送信のためにスケジューリングされたWTRUが、そのようなFFPの始まりの前に1つまたは複数のシンボルでチャネルにアクセスして(たとえば、チャネルを受信して)、たとえば、チャネルがフリーであるかどうかを決定してよい。将来のFFPについてのUL送信のためにスケジューリングされたWTRUは、FFPの始まりの前に1つまたは複数のシンボルでチャネルにアクセスして(たとえば、チャネルを受信して)、たとえば、チャネルがフリーであるかどうかを決定するように構成されてよい。
【0078】
ULに使用されないサブフレームは、CCA決定が成功した場合、(たとえばDL送信のために)LAAセルによってアクセスおよび/または使用されてよい。チャネルにアクセスすることは、チャネル上での送信および/または受信を含んでよい。ことによると、たとえば、1つのセルのFFPが第2のセルのFFPの前に始まる(たとえば、整合的に始まる)場合、FFPを使用して、ブロッキングが発生することがある。(たとえば、そのようなブロッキング問題がFFPの使用から生じる場合に)そのようなブロッキング問題を回避および/または緩和する助けとなり得る様々な技法が、本明細書に説明される。
【0079】
eNodeBは、事業者に属してよい(たとえば、事業者により制御されてよい)。セルは、eNodeBに属してよい(たとえば、eNodeBにより制御されてよい)。「事業者」と「eNodeB」は本明細書で交換可能に使用されてよい。「ENodeB」と「セル」も本明細書で交換可能に使用されてよい。本明細書で使用されるとき、たとえばWTRUのための、セルは、プライマリセル(PCell)、セカンダリセル(SCell)、および/またはプライマリセカンダリセル(PSCell)であってよい。
【0080】
図3は、第2のセルが第1のセルによってブロッキングされるシナリオを示すセルの例示的ブロック図300を示す。この非限定的例では、FFPは、サブフレーム2で開始してよく、および/または10サブフレームの長さ(たとえば10ms)を有してよい。サブフレーム1は、特殊サブフレームであってよく、ここでは、DLデータがサブフレームの第1の部分で送信されてよく、ならびに/または残りの部分はアイドルおよび/またはガード期間(GP)であってよく、その間にセルは送信を行わなくてよい。第2のセルのタイミングは、(たとえば、WTRUによって見られるような)そのFFPの開始は、第1のセルのFFPの開始の少し後である。
【0081】
図3の示された例では、第2のセルは、ULでのチャネルの使用について第1のセルと競合することがある。少しの時間のずれのため、第2のセルのWTRUは、第2のセルのWTRUのCCA期間の間にビジーであると体系的に決定してよい。これが発生してよいのは、CCA機会の間のチャネルの利用可能性が第2のそれの前に発生することを決定してよく、ならびに/または、第2のセルのWTRUがCCAを始める前にチャネルを取得しおよび/または送信を始めてよいからである。
【0082】
1つまたは複数のCCAプロセスが、1つもしくは複数または各々のCCA機会の間に実行されてよい。1つまたは複数のCCAプロセスのいずれかは、チャネルおよび/または隣接チャネル上でのエネルギー(たとえば、送信エネルギー)の(本明細書で説明されるような)1つまたは複数の測定および/または閾値との比較を含んでよい。CCAプロセスの1つもしくは複数または各々における1または複数の測定は、1つまたは複数のCCA機会において、順次に、または任意の他の種類のシーケンスおよび/もしくはパターンで発生してよい。
【0083】
この例はまた、第2のセルは、ことによると、たとえば、第1のセルがそのULおよび/またはDL送信を完了した後に、チャネルを取得できてよいことを示す。この例では、第1のセルのULおよび/またはDL送信の間のギャップが存在しなくてよい。いくつかの配置では、ULおよび/またはDL送信の間のギャップが存在してよい。このギャップは、第2のセルが(たとえば、第1のフレームのサブフレーム5において)チャネルを取得することを可能にしてよい。これは、ブロッキングの効果をある程度または完全に低減してよい。
【0084】
1つまたは複数のCCA機会が、構成、提供、および/または使用されてよい。そのような構成は、eNodeBによって、たとえばWTRUに提供されてよい。WTRUおよび/またはeNodeBの一方および/または両方が、CCA機会を使用してよい。構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリングおよび/またはブロードキャストシグナリングなどの上位レイヤシグナリングによって提供されてよい。
【0085】
WTRUは、非認可チャネルなどのチャネルを受信および/または測定して、チャネルがフリーおよび/または利用可能であり得るかどうかを決定してよい。この決定は、チャネル上で(たとえばULで)送信する前に実行されてよい。
【0086】
本明細書で使用されるとき、用語「CCA機会」は、その間にWTRUがCCAを実行してよい時間の少なくとも部分を指してよい。CCAは、チャネルを受信および/または測定して、チャネルのステータスおよび/または利用可能性(たとえば、WTRUによる使用に対してフリー、ビジー、利用可能など)を決定してよい。チャネルが、WTRUによる使用に対して利用可能であってよいのは、ことによると、たとえば、それが全く使用されていない場合、ことによると、たとえば、それが(たとえば、WTRUによって測定される)閾値未満のレベルで使用されている場合、ならびに/または、ことによると、たとえば、それが、WTRU、および/もしくはWTRUがチャネルを共有してよい他のユーザによって(たとえば、チャネルのいずれのユーザに対しても許容できない干渉を引き起こすことなく)使用されている場合である。ことによると、たとえばWTRUにより行われたチャネルの測定(たとえば、エネルギー検出)が閾値未満である場合、チャネルが、WTRUによる使用に対して利用可能であってよい。そのような測定は、たとえば、チャネルにおける干渉の測定であってよい。
【0087】
ことによると、たとえば、WTRUが、たとえばCCA機会の間に、CCAを実行することに基づいて、チャネルが利用不可能であると決定する場合、WTRUは、CCAが失敗したとみなしてよい。CCAが失敗することおよび/またはCCA失敗は、チャネルが利用不可能であると決定してよい(たとえば、WTRUおよび/またはeNodeBによって実行される)CCAプロセスの結果を表すために使用されてよい。CCAが成功することおよび/またはCCA成功は、チャネルが利用可能であると決定してよい(たとえば、WTRUおよび/またはeNodeBによって実行される)CCAプロセスの結果を表すために使用されてよい。「ブロッキングされた」および「失敗された」(たとえば、「ブロッキングされたCCA」および「失敗されたCCA」)は、本明細書で交換可能に使用されてよい。
【0088】
WTRUは、1つもしくは複数のCCA機会で構成されてよく、および/または1つもしくは複数のCCA機会を使用してよい。WTRUは、CCA機会に関連付けられた1つまたは複数のパラメータで構成されてよく、WTRUは、そのようなパラメータを使用して、CCA機会の開始時間および/または終了時間の少なくとも一方を決定してよい。CCA機会は、期間および/または時間ウィンドウであってよい。
【0089】
WTRUは、UL許可(たとえば、WTRUがUL送信に対する許可を受信した時間、サブフレーム、および/またはサブフレームのセット)の関数として、1つまたは複数のCCA機会を決定してよい。WTRUは、FFPの開始ならびに/またはFFPにおける第1および/もしくは他のULサブフレームの開始など、FFPおよび/またはFFPの一部の関数として、1つまたは複数のCCA機会を決定してよい。WTRUは、FFP、FFPの開始、および/または1つもしくは複数の(たとえば連続した)ULサブフレームのブロックの開始の関数として、1つまたは複数のCCA機会を決定してよく、FFPおよび/またはサブフレームのブロックは、WTRUがUL許可を受信したサブフレームを含んでよい。たとえば、WTRUは、FFP1に属するサブフレームn+kにおけるUL送信のためのサブフレームnにおける許可を受信した場合、WTRUは、FFP1の時間(たとえば、FFP1の第1のサブフレームの開始、および/または、サブフレームn+kであってもなくてもよいFFP1におけるULサブフレームのブロックの第1のサブフレームの開始)に基づいて、1つまたは複数のCCA機会を決定してよい。UL許可は、1つもしくは複数のULサブフレームの範囲の時間割り当て、および/または時間割り当ての持続時間を含んでよい。
【0090】
許可は、送信のための時間および/または周波数のリソースを割り当ててよい。許可は、たとえば物理レイヤシグナリングで、DL制御情報(DCI)フォーマットを使用して、(たとえば、eNodeBによって)明示的に提供されてよい。リソースは、たとえば、特定の時間においておよび/または特定の周波数リソースを使用して再送信を暗示してよいハイブリッド自動再送要求否定応答(hybrid automatic repeat request negative acknowledgement:HARQ NACK)に基づいて、暗黙的および/または間接的に許可および/または割り当てされてよい。リソースは、半永続的スケジューリング(semi-persistent scheduling:SPS)によって許可および/または割り当てられてよい。許可およびリソース割り当ては、交換可能に使用されてよい。
【0091】
用語「CCA機会」は、CCA機会に対応してよい期間の部分および/または全部を表すために使用されてよい。たとえば、CCA機会は、サブフレームおよび/もしくはFFPの開始(ならびに/またはFFPの第1もしくは他のULサブフレーム)に対応してよい。この対応は、CCA機会の開始および/または終了が、WTRUが許可を受信したサブフレームおよび/もしくはFFPの開始(ならびに/またはFFPの第1もしくは他のULサブフレーム)に対応する、ならびに/または基づいて決定されてよいことを示してよい。CCA機会の持続時間は、1つまたは複数の他のファクタに基づいてWTRUによって決定されてよい。FFPについての許可を受信することは、FFP内のULサブフレームのいずれか1つについての許可を受信することを意味してよい。
【0092】
用語「に対応する」、「に基づいて決定される」、および「の関数として決定される」は、本明細書で交換可能に使用されてよい。用語「に結び付けられた」および「に対応する」も交換可能に使用されてよい。用語「に基づいて」および「の関数として」も交換可能に使用されてよい。
【0093】
WTRUは、UL送信の前に、異なるおよび/または複数のCCA機会を使用して、たとえば、セルのタイミングが揃えられないことがあるときに、第1のセルおよび/または第1のセルのWTRUが、第2のセルおよび/または第2のセルのWTRUがチャネルを使用するのをブロッキングする可能性を低減してよい。
【0094】
1つまたは複数のCCA機会は、UL許可、FFP、および/またはULブロックのうちの1つまたは複数を用いて構成されてよく、それらを用いて提供されてよく、それらに関連付けられてよく、および/またはそれらに使用されてよい。CCA機会(たとえば、CCA機会のタイミング)は、絶対的な方式で構成および/もしくは決定されてよく、ならびに/または、WTRUがUL送信のための許可を有するサブフレーム、FFP、および/もしくはULブロックの始まりと相対的に構成および/もしくは決定されてよい。1つまたは複数のCCA機会は、サブフレーム、FFP、および/またはULブロックに先行してよい。
【0095】
WTRUは、ことによると、たとえば、WTRUが、FFPおよび/またはULブロックに含まれてよい1つまたは複数のサブフレームについてUL送信のための許可を有する場合、FFPおよび/またはULブロックについてUL送信のための許可を有してよい。
【0096】
ULブロックは、(完全なサブフレームまたは部分的サブフレームであってよい)1つまたは複数のサブフレームのセットであってよい。ULブロック内のサブフレームは、連続してよい(すなわち時間的に隣り合ってよい)。ULブロックは、FFPに関連付けられてよい。ULブロックは、FFPの始まりで開始してよい。FFPは、少なくとも1つのULブロックを含んでよい。ULブロックは、WTRUがUL許可を有してよい1つまたは複数のサブフレームを含んでよい。一度に(たとえば1つのフレームにおいて)ULブロック内にあってよい1つまたは複数のサブフレームが、別のときに(たとえば別のフレームにおいて)DLのために使用されてよい。UL許可に対応するサブフレームは、ULリソースが許可されるサブフレームであってよい。
【0097】
UL許可(および/もしくはULリソースが許可されるサブフレーム)、FFP、ならびに/またはULブロックのうちの1つまたは複数は、CCA機会および/またはCCA機会のセットを有してよく、それらに対応してよく、および/またはそれらに関連付けられてよい。ことによると、たとえば、WTRUは、CCA機会の間および/またはCCA機会のセットのサブセットの間にチャネルが利用不可能であり得ると決定した場合、WTRUは、CCA機会および/またはCCA機会のセットに関連付けられたUL許可(たとえばUL許可されたリソース)、FFP、および/またはULブロックに対応する、時間、サブフレーム、および/またはサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて、チャネル上で送信を行わなくてよい。ことによると、たとえば、WTRUは、CCA機会の間、ならびに/またはCCA機会のサブセットおよび/もしくはセットのうちの1つ(および/もしくは少なくとも1つ)の間に、WTRUは、修正されたHARQ手順に従うこと、CCA失敗を報告すること、および/またはCCA失敗のカウントを増加させることを含んでよいがそれらに限定されない、CCA失敗に対応するルールに従ってよい。CCA機会のセットおよび/またはサブセットは、たとえば、eNodeBによって構成されてよい。
【0098】
ことによると、たとえば、WTRUは、CCA機会の間、ならびに/またはCCA機会のセットのうちの1つ(および/もしくはサブセット)の間に、チャネルが利用可能であり得ると決定した場合、WTRUは、CCA機会および/またはCCA機会のセットに関連付けられたUL許可(たとえばUL許可されたリソース)、FFP、および/またはULブロックに対応する、時間、サブフレーム、および/またはサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて、チャネル上で送信を行ってよい。また、WTRUは、チャネルが利用可能であり得るという決定と、UL許可(たとえばUL許可されたリソース)、FFP、および/またはULブロックに対応する時間および/または少なくとも1つのサブフレーム(たとえば、少なくとも1つのサブフレームの開始)との間の時間の一部または全部において、送信を行ってもよい。たとえば、WTRUは、CCAがその間に成功したCCA機会の終了(ならびに/またはCCA機会のサブセットおよび/もしくはセットの最後のCCA機会)と、UL許可(たとえばUL許可されたリソース)、FFP、および/またはULブロックに対応する時間および/または少なくとも1つのサブフレームの開始との間の時間のギャップがあるとき、送信を行ってよい。ギャップにおける送信は、「予約信号(reservation signal)」と呼ばれてよく、なぜならば、それは、許可されたおよび/または意図された送信が行われてよいまで、チャネルを予約するために使用されてよいからである。ギャップにおける送信は、LAA WTRUおよび/またはeNodeBがチャネル上で送信中であり得ることを示してよいデータ、基準信号、および/または送信のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0099】
ことによると、たとえば、WTRUが、サブフレーム、FFP、および/またはULブロックに関連付けられてよいCCA機会のセットおよび/またはサブセット内の1つのCCA機会において、チャネルが利用不可能であり得ると決定した場合、WTRUは、そのセットおよび/またはサブセットにおける後の第2のCCA機会においてCCAを実行してよい。WTRUは、CCAが成功するまで、CCA機会のセットおよび/もしくはサブセット内のCCA機会の1つもしくは複数または各々においてCCAを実行してよく、ならびに/または、全てのCCA機会について行われる全てのCCAが失敗するまで、セットおよび/もしくはサブセット内のCCA機会の全てにおいてCCAを実行してよい。ことによると、たとえば、WTRUが、CCAが成功することを決定した場合および/またはとき、WTRUは、CCA機会および/またはCCA機会のセットに関連付けられたUL許可(たとえば、UL許可されたリソース)、FFP、および/またはULブロックに対応する、時間および/またはサブフレームにおいて、チャネル上で送信を行ってよい。WTRUは、サブフレーム、FFP、および/またはULブロックに関連付けられてよいCCA機会のセットおよび/またはサブセット内の他のCCA機会においてCCAを実行しなくてよい。
【0100】
ことによると、たとえば、WTRUが、全てのCCAが失敗することを決定した場合および/またはとき、WTRUは、CCA機会および/またはCCA機会のセットに関連付けられたUL許可(たとえば、UL許可されたリソース)、FFP、および/またはULブロックに対応する、時間および/またはサブフレームにおいて、チャネル上で送信を行わなくてよい。
【0101】
WTRUは、FFPおよび/またはULブロックの前に1つまたは複数のCCA機会においてCCAを実行して、FFPおよび/またはULブロック内の1つまたは複数のULサブフレームについてのチャネルの利用可能性を決定してよい。ことによると、たとえば、WTRUが、FFPおよび/またはULブロックの前にCCAが成功すると決定した場合、WTRUは、WTRUがUL許可を有するFFPおよび/またはULブロック内のULサブフレームにおいて送信を行ってよい。さもなければ、WTRUは、FFPおよび/またはULブロック内のULサブフレームにおいて送信を行わなくてよい。WTRUは、ことによると、たとえば、FFPおよび/またはULブロック内のサブフレームおよび/またはULサブフレームの少なくとも一方について許可を有する場合、CCAを実行してよい。
【0102】
WTRUは、CCA機会および/またはCCA機会のセットを決定してよく、たとえば、その場合、CCAを実行して、FFPおよび/またはULブロックのサブフレームにおける送信のためのチャネルの利用可能性を決定してよい。CCA機会および/またはCCA機会のセットの決定は、サブフレーム、FFP、および/またはULブロックの開始に関連付けられてよい開始時間、終了時間、および/または持続時間のうちの1つまたは複数を含んでよい1つおよび/または複数の機会のタイミングを決定することを含んでよい。WTRUは、決定されたCCA機会において、および/または決定されたセットのCCA機会におけるCCA機会の少なくとも1つにおいて、CCAを実行してよい。ことによると、たとえば、CCA機会のセットのサブセットが構成および/または決定された場合、WTRUは、決定および/または構成されたサブセットにおけるCCA機会のうちの少なくとも1つにおいてCCAを実行してよい。
【0103】
1つおよび/または複数のCCA機会は、静的または準静的なルールおよび/または構成に依存してよい。CCA機会および/または機会のセットは、UL許可のタイミング、たとえば、許可が受信されるフレームおよび/もしくはサブフレーム(たとえば、フレームおよび/もしくはサブフレーム番号)、ならびに/またはFFP内のUL許可の位置(たとえば、許可の受信のサブフレームおよび/もしくはタイミング)、の一方または両方を使用して決定されてよい。
【0104】
CCA機会および/または機会のセットは、UL送信が発生するように意図された、許可されたリソース(たとえば、フレームおよび/もしくはサブフレーム、ならびに/またはフレームおよび/もしくはサブフレーム番号)、ならびに/またはFFP内の意図されたUL送信および/もしくは送信位置の一方または両方に基づいて決定されてよい。たとえば、第2の許可されたUL送信が、第1の許可されたUL送信に隣接して発生する場合、第2の許可されたUL送信のCCA機会が、第1の許可されたUL送信のそれらを再使用してよい。
【0105】
CCA機会および/または機会のセットは、(たとえば、FFPが始まるフレーム内で)FFPのタイミングから決定されてよい。
【0106】
CCA機会および/または機会のセットは、たとえば、RRCおよび/もしくはブロードキャストシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを介して、ならびに/またはDCIフォーマットなどの物理レイヤシグナリングを介して、eNodeBによって提供されてよい構成情報に基づいて決定されてよい。その構成は、
CCA機会のセットにおけるいくつかのCCA機会、
CCA機会の構成されたセットのサブセット、
CCA機会のサイズ(たとえば、長さおよび/もしくは持続時間)、
CCA機会のセットおよび/もしくはサブセットにおけるCCA機会のタイミングおよび/もしくはパターン、
CCA機会および/もしくは機会のセットが始まる開始点の前のデルタ時間(および/もしくはデルタ時間のセット)、ただし、開始点は、サブフレーム内の開始または特定の時間位置(たとえば、シンボルおよび/もしくはタイムスロット)、たとえば、開始の40μs前であってよい、
CCA機会が始まる開始点の前のデルタ時間(および/もしくはデルタ時間のセット)、ただし、開始点は、FFPおよび/もしくはULブロック内の開始または特定の時間位置(たとえば、サブフレームおよび/もしくはシンボル)、たとえば、開始の40μsまたは80μs前であってよい、
CCA機会のための最小(たとえば許容される)時間および/もしくは最大(たとえば許容される)時間、
リソースが許可されるおよび/もしくはFFPブロックであるおよび/もしくはULブロックである、UL送信の開始の前に、CCA機会が始まってよい最小(たとえば許容される)時間および/もしくは最大(たとえば許容される)時間、
予約信号を送るための最大(たとえば許容される)時間、ならびに/または
構成されてよいおよび/もしくは構成されていてよいデルタ時間および/もしくは開始時間のセットから、CCA機会および/もしくは機会のセットのデルタ時間および/もしくは開始時間を識別するパラメータ、
のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0107】
CCA機会および/または機会のセットは、物理セルIDおよび/またはグローバルセルIDなどのセル固有パラメータに基づいて決定されてよい。
【0108】
CCA機会および/または機会のセットは、許可のタイプに基づいて決定されてよい。たとえば、単一のUL送信のための許可は、起こり得るCCA機会の第1のセットを示してよく、および/または、複数のUL送信のための許可は、起こり得るCCA機会の第2のセットを示してよい。
【0109】
CCA機会および/または機会のセットは、UL許可に使用されるDCIフォーマットに基づいて決定されてよい。たとえば、CCA機会、機会のセット、および/または機会の以前に構成されたセットが、DCIフォーマットで示されてよい。
【0110】
CCA機会および/または機会のセットは、CCA機会を使用してチャネルを取得しようとする以前の試みの成功または失敗に基づいて決定されてよい。たとえば、WTRUが、CCA機会の第1のセットを使用して以前のUL許可に関するチャネルを取得することに成功しなかった場合、それは、CCA機会の新しいセットを使用してよい。ことによると、たとえば、WTRUが、CCA機会の第1のセットを使用して以前のUL許可に関するチャネルを取得することに成功した場合、それは、CCA機会の新しいセットを再使用してよい。WTRUは、1つのセットが成功しているかどうかに基づいてCCA機会のセット間をホップしてよい。
【0111】
WTRUにより使用されてよいCCA機会および/または機会のセットは、WTRUに対して動的に示されてよい。たとえば、UL許可は、CCA機会および/またはCCA機会のセットのインジケーションを含んでよい。たとえば、いくつかのシナリオでは、FFPのパラメータ(たとえば、ULサブフレームおよび/またはDLサブフレームの開始および/または終了)を示すPHYレイヤおよび/または上位レイヤシグナリングがあってよい。そのようなシグナリングは、CCA機会および/またはCCA機会のセットもWTRUに対して示してよい。
【0112】
CCA機会および/またはCCA機会のセットは、WTRU固有および/またはセル固有であってよい。
【0113】
CCA機会、CCA機会のセット、および/またはCCA機会のセット中のCCA機会の決定は、WTRU固有および/またはセル固有であってよい。ことによると、たとえば、決定がセル固有である場合、セル内のWTRUは、同一または同様のルールおよび/または構成に従ってよい。
【0114】
1つまたは複数のCCA機会が、提供および/または使用されてよい。CCA機会のセットは1つのサブフレーム内にあってよい。
【0115】
たとえば、CCA機会のセットは、1つまたは複数のサブフレームにおけるUL送信に対応してよい。WTRUは、CCA機会の複数のセットを有してよく、ことによると、たとえば、1つもしくは複数または各々のULサブフレームに対して各1つを有してよい。CCA機会のセットは、FFPおよび/またはULブロック内でのUL送信のために使用されてよい。たとえば、WTRUは、サブフレーム、FFP、および/またはULブロックのうちの少なくとも1つの始まりの前に発生してよいCCA機会のセットを有してよい。WTRUは、CCA機会のセットの少なくとも1つのCCA機会においてCCAを実行して、チャネルが利用可能であり得るかどうかを決定してよい。チャネル利用可能性のWTRUの決定に基づいて、WTRUは、たとえば、サブフレーム、FFP、および/またはULブロックにおいて、CCA機会のセットに対応してよい1つもしくは複数の許可されたUL送信を送信してよく、または送信しなくてよい。
【0116】
図4は、複数のCCA機会を含むサブフレームの例を示す図400を示す。たとえば、サブフレーム2は、FFPおよび/もしくはULブロックの開始であってよく、ならびに/または、それは、WTRUがUL許可を有してよいサブフレームであってよい。サブフレーム1は、その間にセルが送信を行わなくてよいアイドル部分および/またはガード期間(GP)により後続されるDL部分を含んでよい特殊サブフレームであってよい。たとえば、第1および/または第2のセルのタイミングは、揃えられなくてよい。たとえば、1つもしくは複数または各々のセルが、異なるセットのCCA機会を有してよい。セル1においてCCAを実行してよいWTRUは、たとえば、そのセット内の2つのCCA機会の間でランダムに選んでよい。セル2においてCCAを実行してよいWTRUは、たとえば、そのセット内の3つのCCA機会の間でランダムに選んでよい。ことによると、たとえば、両方のWTRUがCCAを実行する前にチャネルが利用可能である場合、先行のCCA機会を選ぶWTRUは、チャネルがフリーであると発見してよい。チャネルがフリーであると発見するWTRUは、ことによると、たとえば、CCA機会の終了と許可されたリソースの開始との間の時間的ギャップがある場合に、予約信号を送信してよい。
【0117】
CCA機会のセットに関して、WTRUが(たとえばCCAを実行するために)そのようなCCA機会を選択および/または使用してよい順序は、たとえばeNodeBによって、構成されおよび/または動的に示されてよい。いくつかのシナリオでは、順序は、WTRUによって自律的に選択および/または決定されてよい。WTRUは、選択および/または決定をランダムに行ってよい。用語「選択」および「決定」は、本明細書で交換可能に使用されてよい。
【0118】
WTRUは、たとえば、CCA機会のセットのうちから、1つもしくは複数または各々のUL許可、UL許可のセット、FFP、および/またはULブロックについて、CCA機会のセットを選択してよい。WTRUは、選択されたCCA機会にCCAを実行してよい。
【0119】
ことによると、たとえば、選択されたCCA機会にCCAを実行し、および/またはCCAが失敗したと決定した後、WTRUは、CCA機会のセットのうちから、UL送信が発生するように意図されたサブフレーム、FFP、および/またはULブロックの前に発生してよい別のCCA機会を選択してよい。
【0120】
CCA機会のセットからのCCA機会の選択は、対応する(たとえば、許可および/または意図された)UL送信のフレームおよび/またはサブフレーム(たとえば、フレーム番号および/またはサブフレーム番号)などのUL送信のタイミングに基づいて、決定されてよい。
【0121】
CCA機会のセットからのCCA機会の選択は、ことによると、たとえば、FFPの開始および/もしくは終了位置などのパラメータ、ならびに/またはFFPの長さに基づいて、決定されてよい。
【0122】
CCA機会のセットからのCCA機会の選択は、ことによると、たとえば、チャネルを取得する際の失敗された試みの数に基づいて、決定されてよい。たとえば、チャネルを取得するのをx回失敗したとき、WTRUは、y番目のCCA機会を選択してよい。別の例では、WTRUがx回の先行のUL送信についてチャネルを取得するのに失敗している場合、それは、y番目のCCA機会を選択してよい。
【0123】
CCA機会のセットからのCCA機会の選択は、ことによると、たとえば、CCAのために構成および/または使用される測定閾値に基づいて決定されてよい。たとえば、異なる測定閾値が、異なるCCA機会に対応してよい。構成されおよび/または別様に使用される測定閾値に応じて、WTRUは、異なるCCA機会を選択してよい。WTRUは、UL送信のための考えられる送信パラメータのセットを提供されてよい。そのような各パラメータは、異なる干渉許容度および/またはUL送信電力に結び付けられてよい。WTRUは、UL送信に使用されてよい送信パラメータを決定するために、異なるCCA機会を使用して異なる測定閾値を試みてよい。
【0124】
CCA機会のセットは、たとえば、CCA機会のWTRU選択に関して本明細書で説明されたように、同様の基準および/またはルールに基づいて、準静的または動的に変化してよい。
【0125】
FFPおよび/またはULブロックは、1つもしくは複数またはそれぞれの他のものと置換されても、本明細書に記載される技法と整合してよい。
【0126】
WTRUは、(たとえば、eNodeBから)明示的および/または暗黙的シグナリングを介して、FFPの開始のインジケーション、たとえば、FFPの第1のサブフレームを受信してよい。WTRUは、FFPの終了および/または長さなどの1つまたは複数のパラメータの関数として、FFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよい。WTRUは、先行のFFPおよび/またはULブロックの終了(たとえば終了サブフレーム)から、FFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)を決定してよい。WTRUは、ことによると、たとえば、先行のFFPおよび/またはULブロックの終了(たとえば終了サブフレーム)の後(たとえば、いくつかのシナリオでは直後)に、FFPおよび/またはULブロックの開始(たとえ、開始サブフレーム)を時間および/またはサブフレームとして決定してよい。
【0127】
WTRUは、(たとえば、eNodeBから)明示的および/または暗黙的シグナリングを介して、FFPの終了のインジケーション、たとえばFFPの最後のサブフレームを受信してよい。WTRUは、1つまたは複数のパラメータ、たとえば、FFPの開始および/または長さなどの関数として、FFPおよび/またはULブロックの終了を決定してよい。WTRUは、FFPおよび/またはULブロックの終了(たとえば終了サブフレーム)を、次のFFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)から決定してよい。WTRUは、次のFFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)の前(たとえば、いくつかのシナリオでは直前)に、FFPおよび/またはULブロックの終了(たとえ、終了サブフレーム)を時間および/またはサブフレームとして決定してよい。
【0128】
2つのFFPの間の間隔は、2つのFFPの開始、2つのFFPの終了、ならびに/またはFFPの一方の終了および後の他方FFPの開始の間のサブフレームの数であってよい。
【0129】
WTRUは、ことによると、たとえば、先行のFFPの終了サブフレームおよび/またはシンボルの後(いくつかのシナリオでは直後)に、たとえば、間にサブフレームおよび/またはシンボルなしに、次のFFPおよび/またはULブロックの開始をサブフレームおよび/またはシンボルとして決定してよい。第1のFFPと次の連続したFFP(第2のFFP)との間の間隔は、第1のFFPの長さA(たとえば、第1のFFPにおけるサブフレームの数)と同じであってよい。WTRUは、ことによると、たとえば、第1のFFPの後に、次の連続したFFPが開始してよいと仮定してよい。
【0130】
WTRUは、次のFFPおよび/またはULブロックの開始を、現在のFFPの終了の前であってよいサブフレームおよび/またはシンボルとして決定してよい。WTRUは、現在のFFPの終了の後(たとえば直後)でなくてよいサブフレームおよび/またはシンボルとして、次のFFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよく、たとえば、ここで、現在のFFPおよび/またはULブロックの開始と次のFFPおよび/またはULブロックの開始との間の間隔は、現在のFFPおよび/またはULブロックの長さよりも大きくてよい。
【0131】
WTRUは、eNodeBおよび/またはセルによって提供されてよい構成、インジケーション、および/またはシグナリングから、次のFFPなど1つまたは複数のFFPの開始を決定してよい。セルは、PCellおよび/またはLAAセルであってよい。構成は、WTRU固有および/またはブロードキャストシグナリングであってよいRRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを介して提供されてよい。構成は、DCIフォーマットなどの物理レイヤシグナリングを介して提供されてよい。用語「インジケーション」および「構成」は、本明細書で交換可能に使用されてよい。
【0132】
WTRUは、関連付けられたPCell、LAAセル、および/または別のセルであってよいセルから、LAAセルのFFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)のインジケーションを受信してよい。セルは、次のn個のFFPの開始(たとえば開始サブフレーム)を示してよい。
【0133】
WTRUは、ブロードキャスト情報の部分として、FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションを受信してよい。そのような情報は、セルのWTRUおよび/または隣接セルのWTRUおよび/または隣接セルが、セルのFFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)を決定することを可能にしてよい。これは、隣接セルが干渉調整を実行することを可能にしてよい。
【0134】
WTRUは、FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションを、上位レイヤシグナリングの部分として受信してよい。eNodeBは、RRCコマンドなどの上位レイヤシグナリングを使用することにより、新しいFFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)を示してよい。
【0135】
WTRUは、FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションを、システム情報ブロック(SIB)の部分として受信してよい。既存のSIBおよび/または新しいLAAセル SIBは、FFPおよび/またはULブロックの次のセットの開始(たとえば開始サブフレーム)を示してよい。そのような情報は、SIBに対する更新の送信まで有効であってよい。
【0136】
WTRUは、FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションを、新しいグループDCIの部分として受信してよい。WTRUは、それが、1つまたは複数のFFPの開始(たとえば開始サブフレーム)を含んでよい新しいグループDCIを検出および/または復号することを可能にしてよい、新しい無線ネットワーク一時識別子(RNTI)で構成されてよい。
【0137】
WTRUは、FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションを、UL許可および/またはDL割り当ての一部として受信してよい。WTRUは、許可および/または割り当てにおいてFFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム番号)を受信してよい。たとえば、UL許可は、UL送信が実行されるように意図されるFFPおよび/またはULブロックの開始サブフレームを明示的に示してよい。FFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)は、隣接するUL送信のセットの第1のサブフレームに合致するものとしてWTRUによって暗黙的に決定されてよい。
【0138】
1つまたは複数のFFPの開始は、周期的および/または非周期的に示されてよい。WTRUは、次のn個のFFPの開始(たとえば開始サブフレーム)が、m個のサブフレーム毎など特定のインスタンスで、(たとえばDCIフォーマットで)示されることを期待してよく、ここで、mは、たとえば、40、80、または160個のサブフレームであってよい。FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションは、予約および/またはビジー信号などの他の物理レイヤ信号に含まれてよい。FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションは、FFPおよび/もしくはULブロック長さならびに/またはUL/DL構成など、FFPおよび/またはULブロックの他のパラメータを示す信号に含まれてよい。
【0139】
WTRUは、次のn個のFFPに適用可能なFFPおよび/またはULブロック開始のセットのインジケーション(たとえば、開始サブフレーム番号)を受信してよい。たとえば、WTRUは、ことによると、将来の開始サブフレーム番号をそのWTRUに提供するために、次のn個のFFPに適用可能であってよいサブフレーム番号のセットで構成されてよい。
【0140】
WTRUは、現在または先行のFFPおよび/またはULブロック開始の開始と関連して、FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば、開始サブフレーム番号)を解釈してよい。たとえば、WTRUが、XX個のサブフレーム(たとえば、XX=8)の新しいFFPおよび/またはULブロック開始インジケーションを受信した場合、それは、次のFFPが8個のサブフレームで開始する、ことによると、たとえば、現在のFFPおよび/またはULブロックの第1のサブフレームの後に開始するとみなしてよい。
【0141】
FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)は、様々な値に「ホップ」してよい。WTRUは、FFPおよび/もしくはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム番号)のセットを取得してよく、ならびに/またはそうしたセットで構成されてよい。WTRUは、動的にセットのFFPおよび/またはULブロック開始をいつ使用するかを決定してよい。WTRUは、たとえばセルによって提供されてよいインジケーションに基づいて、セットのFFPおよび/またはULブロック開始をいつ使用するかを決定してよい。そのようなインジケーションは、たとえば、物理レイヤシグナリングを使用して、(たとえば、ULおよび/またはDL許可用でよいDCIフォーマットで)動的に提供されてよい。インジケーションは、(たとえば次の)FFPおよび/またはULブロックがいつ開始かを明示的に示してよく、これは、次の値にホップする時を決定するために使用されてよい。次の開始サブフレーム番号について本明細書で説明される任意の値が、次のおよび/または予め決定された開始サブフレームへのホップを示してよい。ホッピングはランダムでよく、このランダム性は、セルによって決定および/または制御されてよい。
【0142】
WTRUは、FFPおよび/またはULブロックの開始に関するホッピングパターンで構成されてよい。WTRUは、ホッピングパターンを使用して、FFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよい。
【0143】
WTRUは、少なくともフレーム番号(たとえば、システムフレーム番号(SFN))の関数として、FFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよい。たとえば、FFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)は、FFPおよび/またはULブロックが始まりおよび/または終了するフレームの関数であってよい。
【0144】
WTRUは、FFPインデックスの関数としてFFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよい。FFPおよび/もしくはULブロックはインデックス付けされてよく、ならびに/または、FFPおよび/もしくはULブロックの1つもしくは複数または各々の開始サブフレーム番号は、FFPインデックスの関数であってよい。
【0145】
WTRUは、LAAセルID(たとえば物理セルID、グローバルセルID)および/または事業者IDの関数として、FFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよい。各LAAセルは、起こり得る非認可チャネルアクセスブロッキングをランダム化するために、異なるホッピングパターンおよび/またはホッピングレートを使用してよい。
【0146】
WTRUは、WTRUが先行のFFPでスケジューリングされたかどうかに応じて、FFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよい。たとえば、先行のFFP開始サブフレーム番号を使用して先行のFFPにおいてスケジューリングされてよいWTRUは、次のFFP開始サブフレーム番号が、ホッピングパターンおよび/またはシーケンスにおける次の値となると仮定してよい。
【0147】
WTRUは、先行のCCAの間に利用可能なチャネルが決定されたかどうかに応じて、FFPおよび/またはULブロックの開始を決定してよい。たとえば、WTRUは、ことによると、たとえば、先行のCCAの間に(たとえば、先行のFFPで、または同じFFPについて)チャネルがビジーであると決定された場合、新しいFFP開始サブフレーム番号チャネルを仮定してよい。
【0148】
たとえば、サブフレーム2および/またはサブフレーム7が、FFPおよび/またはULブロック開始のセットであってよい。WTRUは、たとえばシグナリング、SFN、セルIDなどによって提供されるインジケーションに従って、サブフレーム2開始とサブフレーム7開始との間でホップしてよい(たとえば、FFPおよび/またはULブロックの開始サブフレームをサブフレーム2または7のいずれかに決定してよい)。
【0149】
WTRUは、決定されたFFPおよび/またはULブロック開始の前に(たとえば、CCA機会に)CCAを実行して、FFPおよび/またはULブロックにおける送信に対するチャネル利用可能性を決定してよい。WTRUは、決定された利用可能性に応じて、FFPおよび/またはULブロックにおいて送信を行ってよく、または行わなくてよい。
【0150】
FFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)は、チャネル利用可能性(すなわち、チャネルがビジーであると決定されるかそれとも利用可能であると決定されるか)に依存してよい。WTRUは、ことによると、たとえば、潜在的UL送信機会のセットのうちから、FFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)を、第1の利用可能なUL送信機会とみなしてよい。
【0151】
WTRUは、複数のUL送信機会(たとえば、複数のULサブフレーム)を示してよいUL送信許可を受信してよい。WTRUは、示されたUL送信機会のうちの1つまたは複数、たとえば、フリーであると決定されたチャネルの第1のサブフレームを使用してよい。WTRUは、1つもしくは複数または各々のUL送信機会の前にCCAを実行してよい。ことによると、たとえば、WTRUがCCAの間にチャネルをフリーとして決定した場合、それは、UL信号を送信してよく、ならびに/または、UL送信機会(たとえばULサブフレーム)を、FFPおよび/もしくはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)とみなしてよい。ことによると、たとえば、そのようなULサブフレームの間にチャネルがフリーでない場合、WTRUは、次のULサブフレームなどをチェックしてよい。
【0152】
たとえば、WTRUは、サブフレーム1および/または2において発生してよい起こり得るUL送信を有して構成されてよい。ことによると、たとえば、WTRUは、サブフレームx(この例では、xは1および/または2である)においてUL送信のためのチャネルを成功裏に取得する場合、FFPおよび/またはULブロック開始サブフレームがサブフレームxとみなされてよい。
【0153】
たとえば、WTRUは、(たとえば複数のUL送信サブフレームにおける)複数の将来のUL送信のための複数のリソースを許可されてよい。ことによると、たとえば、WTRUは、第1の送信(たとえばサブフレーム)に関係付けられたCCAの間にチャネルをフリーとして決定した場合、WTRUは、(たとえば、異なるサブフレームにおける)第2のUL送信のためのCCAの間にチャネルを評価しようと試みてよい。そのような例では、第1の成功裏に取得されたサブフレームは、FFPの開始サブフレームであるとみなされてよい。
【0154】
たとえば、WTRUは、サブフレームxおよびyにおける起こり得るFFPおよび/またはULブロック開始を有するように構成されてよく、ここで、xはサブフレーム2であってよく、yはサブフレーム7であってよい。ことによると、たとえば、WTRUは、サブフレームxにおけるUL送信のためのチャネルを成功裏に取得した場合、FFPおよび/またはULブロック開始サブフレームがサブフレームxであるとみなされてよい。ことによると、たとえば、サブフレームxにおけるFFPおよび/またはULブロック開始のためのCCAが失敗した場合、WTRUは、FFPおよび/もしくはULブロック開始がサブフレームyであると決定してよく、ならびに/またはサブフレームyでCCAを実行してよい。WTRUは、潜在的FFPおよび/またはULブロック開始として次のフレームにおけるサブフレームxから再び開始してよい。
【0155】
FFPおよび/またはULブロックは、開始(たとえば開始サブフレーム)および/または長さ(たとえば、サブフレームの数)を有するように構成されてよい。
【0156】
FFPおよび/またはULブロックの長さは、FFPおよび/もしくはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)、ならびに/または次のFFPおよび/もしくはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)に依存してよい。たとえば、第1のFFPおよび/もしくはULブロックが第1のフレームのサブフレーム1において開始し、ならびに/または第2のFFPおよび/もしくはULブロックが次のフレームのサブフレーム5において開始する場合、第1のFFPおよび/またはULブロックの長さは、最大14サブフレームとなってよい。たとえば、第1のFFPおよび/またはULブロックが第1のフレームのサブフレーム5において開始し、第2のFFPおよび/またはULブロックが次のフレームのサブフレーム1において開始する場合、第1のFFPおよび/またはULブロックの長さは、最大6サブフレームとなってよい。
【0157】
FFPおよび/またはULブロックの長さは固定されてよい。たとえば、第1のFFPおよび/またはULブロックは、その開始(たとえば開始サブフレーム)および/またはその固定された長さ(たとえばサブフレームの数)によって示されてよい。次のFFPおよび/またはULブロックは、その開始(たとえば開始サブフレーム)によって、ならびに、先行のFFPおよび/またはULブロックと重なりが存在しないようにすることによって、決定されてよい。たとえば、第1のFFPおよび/またはULブロックは、10msの長さを有するように構成されてよく、および/または第1のフレームのサブフレーム5で開始してよく、および/または第2のフレームのサブフレーム4で終了してよい。ことによると、たとえば、第2のFFPおよび/またはULブロックが、サブフレーム0、1、2、3、および/または4のいずれかで開始するように構成され得る場合、それは第3のフレームで始まってよい。そうではなく、ことによると、たとえば、第2のFFPおよび/またはULブロックが、サブフレーム5、6、7、8、および/または9のいずれかで開始するように構成され得る場合、それは第2のフレームで始まってよい。
【0158】
FFPおよび/またはULブロックの長さは、第1のFFPおよび/もしくはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)、第2のおよび/もしくは隣接するFFPおよび/もしくはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)、ならびに/または最大値に依存してよい。たとえば、FFPおよび/またはULブロックの長さは、最大の値とサブフレーム単位の分離との最小値として決定されてよく、サブフレーム単位の分離は、第1のFFPおよび/またはULブロックの開始サブフレームと第2のFFPおよび/またはULブロックの開始サブフレームとの分離である。
【0159】
FFPおよび/またはULブロックの最小長さが存在してよい。FFPおよび/またはULブロックの長さは、最小許容値と、第1のFFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)と第2のFFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)との間のサブフレーム単位の分離と、の最大値であってよい。たとえば、最小FFPおよび/もしくはULブロック長さが4msであり、ならびに/または第1のFFPおよび/もしくはULブロックが開始サブフレーム0を有し、第2のFFPおよび/もしくはULブロックが開始サブフレーム2を有する場合、第2のFFPは、次のフレームのサブフレーム2で開始してよい。
【0160】
どのFFPおよび/またはULブロックにも属さないサブフレームがあってよい。たとえば、FFPおよび/もしくはULブロックの最大長さが10msであり、ならびに/または第1のFFPおよび/もしくはULブロックが第1のフレームのサブフレーム0で開始し、ならびに/または第2のFFPおよび/もしくはULブロックが第2のフレームのサブフレーム3で開始する場合、第2のフレームのサブフレーム0、1、および/または2は、FFPおよび/またはULブロックに属さなくてよい。そのようなサブフレームは、WTRUによって完全にアイドルとみなされてよく、ならびに/または、WTRUは、そのようなサブフレームを使用してULおよび/またはDL送信のためにスケジューリングされることを期待しなくてよい。そのようなサブフレームは、特定のタイプの信号および/またはチャネルの送信(たとえば、DRS、ブロードキャストチャネルなど)に有効であってよい。
【0161】
FFPおよび/またはULブロックの開始サブフレームは、とり得る値および/またはUL/DL構成の間をシフトする、および/またはそれらを通して循環することによって変更されてよい。シフトおよび/または循環は、周期的に(たとえばn個のフレーム毎)、非周期的に(たとえば、動的表示によって)、ならびに/またはSFN、セルID(たとえば物理セルIDおよび/もしくはグローバルセルID)、および/もしくは事業者IDのうちの1つもしくは複数の関数として、発生してよい。シフトおよび/または循環は、構成されてよく、ならびに/または、たとえば、物理レイヤおよび/もしくはRRCシグナリングを使用してそのような構成情報をシグナリングすることによって、eNodeBにより提供されてよい構成の関数として決定されてよい。シグナリングおよび/または構成は、FFPおよび/またはULブロック開始のために使用されてよい1つまたは複数の開始サブフレームを直接的/間接的に示してよい。たとえば、シフトおよび/もしくは循環パターンは構成されてよく、ならびに/または、既知のシフトおよび/または循環パターンのセットからの選択が構成されてよい。
【0162】
UL/DL構成は、既存のTDD UL/DL構成を再使用してよい。FFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)は、TDD UL/DL構成内の特定のサブフレームに依存してよい。FFPおよび/またはULブロック開始サブフレームのシフトおよび/または循環は、TDD UL/DL構成からの選択、および/またはそれらを通した循環によって達成されてよい。FFPおよび/またはULブロック開始を決定するために使用されてよいTDD UL/DL構成は、シグナリングによって示されてよく、ならびに/または、SFN、セルID(たとえば、物理セルIDもしくはグローバルセルID)、および/もしくは事業者IDのうちの1つもしくは複数に基づいて決定されてよい。TDD UL/DL構成に関するシフトおよび/もしくは循環パターン、または既知のシフトおよび/もしくは循環パターンのセットからの選択は、シグナリングによって構成されおよび/もしくは示されてよい。
【0163】
FFPおよび/またはULブロックの開始サブフレームは、TDD UL/DL構成の複数の考えられるサブフレーム(たとえば特殊サブフレーム)にアンカリングされてよい。TDD UL/DL構成の有効なアンカーサブフレームを通してFFPおよび/またはULブロック開始サブフレームを循環させることによって、柔軟な開始サブフレームが達成されてよい。FFPおよび/またはULブロック開始を決定するために使用されてよいアンカーサブフレームは、シグナリングによって示されてよく、ならびに/または、SFN、セルID(たとえば、物理セルIDおよび/もしくはグローバルセルID)、および/もしくは事業者IDのうちの1つもしくは複数に基づいて決定されてよい。アンカーサブフレームに関するシフトおよび/もしくは循環パターン、または既知のシフトおよび/もしくは循環パターンのセットからの選択は、シグナリングによって構成されおよび/もしくは示されてよい。
【0164】
非レガシーUL/DL構成がLAAセル動作のために定義されてよい。TDD UL/DL構成に関して本明細書に説明されている解決策が使用されてよい。たとえば、WTRUは、とり得るUL/DL構成のセットを通して循環するように構成されてよい。
【0165】
WTRUは、認可されたセル(たとえばPCell)とLAAセル(たとえばSCell)との間のタイミングおよび/またはサブフレームオフセットを有するように構成されてよい。たとえば、LAAセルのタイミングは、LAAセルのサブフレームnが他のセル(たとえばPCell)のサブフレーム0と揃うようにされてよい。別の非限定的例では、オフセットは、サブフレームおよび/またはシンボル内にあってよい。オフセットは循環されてよく(および/または動的に示されてよく)、それにより、認可されたセルタイミングに対するLAAセルフレームの柔軟な開始を可能にしてよく、ならびに/またはFFPおよび/もしくはULブロックの柔軟開始サブフレームを可能にしてよい。オフセットは、シグナリング(たとえば、物理および/もしくは上位レイヤシグナリング)によって示されてよく、ならびに/または、SFN、セルID(たとえば、物理セルIDおよび/もしくはグローバルセルID)、および/もしくは事業者IDのうちの1つもしくは複数に基づいて決定されてよい。
【0166】
FFPおよび/またはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)は、先行のFFPおよび/もしくはULブロック開始サブフレーム(ならびに/または先行のFFPおよび/もしくはULブロック長さ)に依存してよい。WTRUは、FFPおよび/もしくはULブロック開始(たとえば開始サブフレーム)インジケーションを逸失することがあり、ならびに/または、次のFFPおよび/もしくはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)を誤って決定することがある。WTRUは、特定のインスタンスを割り当てられてよく、開始(たとえば開始サブフレーム)は、ことによると、たとえば、開始(たとえば開始サブフレーム)が先行のFFPおよび/またはULブロックのパラメータに依存しなくてよいような、本明細書に記載されている技法を使用して、予め決定されてよい。
【0167】
WTRUは、本明細書に記載されている技法の1つもしくは複数または組み合わせを使用して、認可されたセルおよび/またはLAAセルのシステムフレーム番号(SFN)および/またはセルIDの関数として、LAAセルのFFPおよび/またはULブロックの開始(たとえば開始サブフレーム)を決定してよい。
【0168】
1つまたは複数(いくつかのシナリオでは、ことによると全て)のWTRUは、無線フレーム内のk個(たとえば、k=2)の異なるFFP開始サブフレーム番号を受信してよい(たとえば、fs[1,…,k])。たとえば、fs={2,7}であり、fs(1)=2、およびfs(2)=7である。
【0169】
1つまたは複数(いくつかのシナリオでは、ことによると全て)のWTRUは、同じ開始(たとえば開始サブフレーム)を有してよいm個の連続したFFPおよび/またはULブロックを有して構成されてよい。たとえば、WTRUは、m個の連続した無線フレームに対して同じFFPおよび/またはULブロック開始サブフレームを使用してよい。たとえば、mは4であってよい。
【0170】
1つもしくは複数または各々のWTRUは、以下の式(1)を使用してインデックス(index)を計算することによって、セルIDcell_idを有するLAAセルについて無線フレームSFN_numberにおけるFFP開始サブフレーム番号を決定してよい。
Index(SFN_number)=(cell_id+floor(SFN_number/m))mod k (1)
そして、以下の式(2)を使用してFFP開始サブフレーム(たとえば、starting_subframe)を決定する。
starting_subframe(SFN_number)=fs(index(SFN_number)+1) (2)
【0171】
異なるLAAセルは、異なる開始サブフレームを有するFPPを持ってよい。ことによると、1つのセルが、k個の連続した無線フレームに対する別のセルのチャネルアクセスを潜在的にブロッキングする場合、次のセットのk個の連続した無線フレームにおいて、以前にブロッキングしたセルは、以前にブロッキングされたLAAセルをもはやブロッキングしなくてよい。
【0172】
FFPおよび/またはULブロックの可変および/または柔軟な長さが使用されてよい。FFPおよび/またはULブロックの柔軟な長さは、周期的および/もしくは非周期的に変更されてよく、ならびに/または、セルおよび/もしくはセルのWTRUのブロッキング(たとえば、セルおよび/もしくはセルのWTRUは、別のセルおよび/もしくは別のセルのWTRUによって体系的にブロッキングされる)の緩和を可能にしてよい。例示的ULブロックを使用する本明細書に記載されている技法は、FFPを使用して実装されてもよい。全てのそのような技法が本明細書で企図されている。
【0173】
FFPの長さは、可変であってよく、ならびに/または1つもしくは複数または各々のFFPで異なってよい。たとえば、第1のFFPは長さ10msを有してよく(たとえば、サブフレームxで始まり、サブフレームx+9で終了してよい)、次のFFPは長さ5msを有してよい。とり得るFFP長さのセットは、予め決定されてよく、ならびに/または、4ms、5ms、8ms、および10msなどの特定の値に構成されてよいが、これらに限定されない。
【0174】
図5は、固定されたFFP長さおよび/または可変のFFP長さの非限定的例を示す。固定されたFFP長さ例では、FFPの1つもしくは複数または各々が、10msの同じ長さを有する。可変のFFP長さ例では、FFP長さは、5msから10msまで変化する。可変の長さFFPは、フレーム期間(frame period:FP)および/または可変フレーム期間(variable frame period:VFP)と呼ばれてよい。
【0175】
WTRUは、上位レイヤシグナリングによって準静的にFFP長さを用いて構成されてよい。そのようなFFP長さは、さらなる構成まで有効であってよい。WTRUは、動的形式でFFP長さを用いて構成されてよい。たとえば、FFPの前および/または始まりに、WTRUは、FFPに対する1つまたは複数のパラメータを用いて構成されてよく、パラメータは、FFP長さを含んでよい。FFP長さのインジケーションは、物理レイヤシグナリング、PCellからのインジケーション、ブロードキャスト情報、上位レイヤシグナリング、システム情報(たとえば、システム情報ブロック(SIB))、新しい(たとえば、フレッシュ、または今まで定義されていない)DCIおよび/もしくはグループDCI、UL許可、ならびに/またはDL割り当てのうちの1つまたは複数を使用して提供されてよい。
【0176】
物理レイヤシグナリングが、FFP長さを示すために使用されてよい。たとえば、セル(たとえば、LAAセルおよび/またはPCell)は、FFPの長さを周期的および/または非周期的に示してよい。WTRUは、次のn個のFFPの長さが特定のインスタンスで示されることを期待してよい(たとえば、m個のサブフレーム毎に示され、mは、40、80、または160などの任意の値であってよい)。FFP長さインジケーションは、予約および/またはビジー信号などのLLAセルによって送信される別の物理レイヤ信号に含まれてよい。FFP長さは、FFPの他のパラメータ(たとえば、FFP開始サブフレームおよび/またはUL/DL構成)を示し信号に含まれてよい。PCellは、次のn個のFFPの長さを示してよい。
【0177】
ブロードキャスト情報が、FFP長さを示すために使用されてよい。そのような情報は、セルのWTRU、隣接セルのWTRU、および/または隣接セルのうちの1つまたは複数が、セルのFFPのパラメータを決定することを可能にしてよい。これは、隣接セルが干渉調整を実行することを可能にしてよい。
【0178】
上位レイヤシグナリングが、FFP長さを示すために使用されてよい。eNodeBは、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリング(たとえば、RRCメッセージおよび/またはメッセージ内の情報要素)を使用することによって新しいFFP長さを示してよい。
【0179】
システム情報(たとえばSIB)が、FFP長さを示すために使用されてよい。既存のSIBおよび/もしくは新しい(たとえば、フレッシュ、または以前に定義されていない)LAA SIBが、FFPの次のセットのFFP長さを示してよく、ならびに/または、そのような情報は、SIBに対する更新の送信が送られるまで有効であってよい。
【0180】
DCIまたはグループDCI(たとえば、新しいDCI)が、FFP長さを示すために使用されてよい。WTRUは、FFP長さを含んでよいDCIおよび/またはグループDCI(たとえば、新しいDCI)をそのようなWTRUが検出および/または復号することを可能にしてよい、RNTI(たとえば、新しいRNTI)を用いて構成されてよい。
【0181】
FFP長さは、UL許可および/またはDL割り当ての部分として示されてよい。WTRUは、許可および/または割り当てにおいて示されたFFP長さを受信してよい。たとえば、UL許可は、UL送信が実行されるように意図されてよいFFPのFFP長さを明示的に示してよい。FFPの長さは、UL許可の要素の関数としてWTRUによって暗黙的に示されてよい。
【0182】
WTRUは、次のn個のFFPに適用可能であってよいFFP長さの示されたセットを受信してよい。たとえば、FFP長さを提供してよい開示されている技法のいずれかが、次のn個のFFPに適用可能であるFFP長さのセットを用いてWTRUを構成してよい。
【0183】
FFP長さは、異なる値にホップしてよい。WTRUは、次の値にホップすべきときに、FFP長さのセットを有するように構成されてよく、および/またはインジケーションを(たとえば動的に)受信してよい。次のFFP長さのインジケーション値は、次のおよび/または予め決定されたおよび/または構成されたFFP長さへのホップを示してよい。
【0184】
(たとえば、特定のFFPの)FFP長さは、フレーム番号、FFPインデックス、LAAセルID(たとえば、物理セルIDおよび/もしくはグローバルセルID)、事業者ID、WTRUが先行のFFPでスケジューリングされたかどうか、ならびに/または先行のFFP CCAが成功したかどうか、のうちの1つまたは複数の関数によって決定されてよい。
【0185】
FFP長さは、FFPが始まるまたは終了するフレームの関数であってよい。
【0186】
FFPがインデックス付けされてよく、および/またはFFP長さがFFPインデックスの関数であってよい。
【0187】
FFPの長さは、LAAセルIDに基づいて決定されてよい。各LAAセルは、たとえば、起こり得る非認可チャネルアクセスブロッキングをランダム化するために、異なるホッピングパターンおよび/またはホッピングレートを使用してよい。
【0188】
FFPの長さを決定するために、WTRUが先行のFFPでスケジューリングされたかどうかが使用されてもよい。たとえば、WTRUが先行のFFP長さを使用して先行のFFPでスケジューリングされた場合、WTRUは、次のFFP長さが新しい値にホップしたと仮定してよい。
【0189】
FFPの長さを決定するために、先行のFFP CCAが成功したかどうかが使用されてよい。たとえば、先行のCCAが(たとえば、先行のFFPにおいて、および/または同じFFPについて)成功しなかった場合、新しいFFP長さが使用されてよい。
【0190】
1つもしくは複数または各々他に重なる複数のとり得るFFP長さがあってもよい。FFP長さは、ことによると、たとえば、いつ、1つまたは複数のWTRUがCCAを実行し、および/もしくは場合によってはUL送信のためのチャネルを取得することができてよいか、ならびに/または、いつ、セルがCCA実行し、および/もしくは場合によってはDL送信のためのチャネルを取得することができるかに応じて、異なりまたは相違してよい。たとえば、フレームにおいて、サブフレーム0から9にわたり定義された第1のFFP、サブフレーム1から8にわたり定義された第2のFFP、サブフレーム3から6にわたり定義された第3のFFP、および/またはサブフレーム4から7にわたり定義された第4のFFPがあってよい。いつ、1つまたは複数のWTRUおよび/もしくはセルがCCAを実行し、ならびに/または場合によってはFFPを始めるためにチャネルを取得することができるかに応じて、FFP長さが異なってよい。
【0191】
(たとえば、複数のサブフレームにわたる)CCA機会は、単一のUL許可および/もしくはDL割り当て、または複数のUL許可および/もしくはDL割り当てに対応してよい。たとえば、WTRUは、次のFFPの第1のサブフレームにおけるUL送信に対する許可が提供されてよい。ことによると、たとえば、WTRUがサブフレーム0および/もしくは1についてチャネルを取得するのに失敗した(たとえば、CCAがこれらのサブフレームにおける送信に失敗した)場合、ならびに/またはWTRUがサブフレーム3についてチャネルを取得した場合、FFPは、サブフレーム3から6にわたり定義されてよく、ならびに/または4msの長さであってよい。別の例では、WTRUは、サブフレーム0における送信のための第1のUL許可、および/またはサブフレーム1における送信のための第2のUL許可を有してよい。ことによると、たとえば、WTRUがサブフレーム0についてチャネルを取得するのに成功した場合、それはサブフレーム0および/もしくは1においてそのUL送信を行ってよく、ならびに/または、FFP長さは10ms(上記の例ではサブフレーム1から9)であってよい。ことによると、たとえば、WTRUがサブフレーム1についてチャネルを取得するのに成功した(たとえば、それのみ成功した)場合、第2のUL送信が行われてよく、第1については破棄されてよく、および/またはFFPが8msの長さ(上記の例のサブフレーム1から8)を有するように定義されてよい。
【0192】
別の非限定的例では、WTRUは、FFPの複数の考えられる開始サブフレーム(ことによると、たとえば、単一の終了サブフレーム)を用いて準静的および/または動的に構成されてよい。これは、ことによると成功したチャネル取得に基づいて、たとえばFFPがいつ成功裏に始まるかに依存してよい、可変のFFP長さを可能にしてよい。
【0193】
異なるセルからのWTRUが、UL送信のために同時にチャネルの取得(たとえばCCAの実行)を試みてよい。FFPにおいてULに使用されるサブフレームの数は、全てのセルにおいて同じでなくてよい。1つもしくは複数のセルにおけるUL送信および/または1つもしくは複数のセルにおけるDL送信を(たとえば同時に)有することが可能でないことがある。ことによると、たとえば、一部または全部のセルについてULサブフレームが完了すると、セルは、FPPの残りの持続時間に、CCAを実行し、および/または場合によってはDL送信のためにチャネルを取得することができてよい。一部のセルはULトラフィックが重く、他のセルはDLトラックが重いことがあり、たとえば、第1のセルが90%/10%比のUL/DLトラフィックを有し、および/または第2のセルが10%/90%比のUL/DLトラフィックを有する。1つもしくは複数または両方のセルからのWTRUが、FFPおよび/もしくはULブロックの第1のサブフレームにおけるUL送信のためのチャネルを成功裏に取得してよく、ならびに/またはWTRUのそれぞれのULブロックの1つもしくは複数または各々に対してチャネルを維持してよい(たとえば、単一のCCAがUL送信のブロック全体に使用される場合)。第1のセルのWTRUは、(たとえば、10msのFFP長さを仮定して)9サブフレームについてUL送信のためにチャネルを維持してよい第2のセルは、10番目のサブフレームまでDL送信のためにチャネルを得ることができないことがある。第1のセルのULが重い送信は、DLが重い送信のためにチャネルを使用する第2のセルの能力をブロッキングしてよい。
【0194】
セル(たとえば第1のおよび/または第2のセル)は、それらが、非認可チャネルのUL/DL構成のより公平な分割のために交渉してよい、インターフェースを有してよい。セルが異なる事業者に由来し、調整が使用されることがない場合がある。
【0195】
セルは、たとえば、別のセルによるブロッキングの結果として、それが、そのDL送信をサポートするために充分なDLサブフレームを有しないと決定することがある。以前にUL送信をスケジューリングしたことがあり得るセルは、たとえば、DL送信のためにサブフレームを使用するために、それらのUL送信をキャンセルしてよい。
【0196】
条件付きスケジューリングが、LAAセルのために使用されてよい。チャネルに対するCCAが成功したとき、ならびに/または、スケジューリングされたULおよび/もしくはDL送信が破棄、後置、および/もしくはキャンセルされていないというインジケーションが、サービングセルに提供されたとき、ULおよび/またはDL送信のために許可されたリソースが使用されてよい。
【0197】
たとえば、セルは、次回および/または将来のFFPおよび/またはULブロックにおける1つまたは複数のUL送信のために、そのWTRUのうちの1つまたは複数をスケジューリングしてよく、ことによると、UL送信の前に少なくともk個のサブフレームが発生するように意図される。スケジューリングおよび/または許可は、1つのFFPで、別のFFPにおけるUL送信に関して提供されてよい。セルは、(ことによると、いくつかのシナリオでは、1つまたは複数のUL送信の後および/または前に)1つおよび/または複数のWTRUに、UL送信のうちの1つまたは複数を破棄、後置、および/またはキャンセルするインジケーションを送ってよい。
【0198】
そのようなインジケーションは、ことによると、たとえば、セルがDL送信のためのチャネルを取得した後(たとえば、その直後のサブフレームで)送られてよい。セルは、そのWTRUに対して、たとえば、それらがそれらのUL送信を実行することを期待されていない、および/またはそれらがDL送信のために現在スケジューリングされてよいならば、それらが制御チャネルを監視してよいことを指し示してよい。DIについてサブフレームを監視することは、たとえば別のインジケーションを使用せずに、破棄、キャンセル、および/または後置するそのようなインジケーションから、WTRUによって理解されてよい。
【0199】
WTRUは、条件付きULおよび/またはDLスケジューリングを用いて構成されてよい。そのようなWTRUは、上位レイヤ構成、ブロードキャストされる情報、スケジューリング許可および/もしくはスケジューリングされたリソースのタイミング、DCIフォーマット、ならびに/またはスケジューリングのタイプのうちの1つまたは複数を使用して、(たとえば、LAAセルのための)ULおよび/またはDLスケジューリングが条件付きであり得ると決定してよい。
【0200】
上位レイヤ構成が、スケジューリングが条件付きであり得るかどうかを示してよい。WTRUは、ことによると、たとえば、RRC構成によって、条件付きおよび/または非条件付きスケジューリングを用いて準静的に構成されてよい。
【0201】
ブロードキャストされる情報が、スケジューリングが条件付きであり得るかどうかを示してよい。ブロードキャストされる情報は、ネットワークエンティティ(たとえば、eNBまたはセル)から1つまたは複数のWTRUに送られてよい。たとえば、既存のSIBおよび/または新しいLAA SIBが、LAAセルによるおよび/またはLAAセルのためのスケジューリング許可および/または割り当てが条件付きであり得るかどうかを示してよい。セルからのブロードキャストされるチャネルおよび/または信号(たとえば、LAAセル予約もしくはビジー信号、基準信号、チャネル送信FFPパラメータなど)が、LAAセルによるスケジューリング許可および/または割り当てが条件付きであり得るかどうかを示してよい。
【0202】
スケジューリング許可および/またはスケジューリングされたリソースのタイミングが、スケジューリングが条件付きであり得るかどうかを示してよい。許可がそこで送信されるサブフレーム、および/または許可が送信されるように意図されるサブフレームが、条件付きスケジューリングが使用され得るかどうかをWTRUに示してよい。サブフレーム番号、および/またはFFP内のサブフレーム位置が使用されてよい。たとえば、FFPの第1のサブフレームが意図されたUL送信が、非条件付きであってよく、FFPの別のサブフレームが意図されたUL送信が、条件付きであってよい。
【0203】
DCIフォーマットが、スケジューリングが条件付きであり得るかどうかを示してよい。条件付きスケジューリングに使用されるいくつかのDCIフォーマット、および/または非条件付きスケジューリングに使用される他のDCIフォーマットがあってよい。条件付きフォーマッティングのためのDCIフォーマットが、ビットフラグを含んでよい。そのようなフラグは、許可および/または割り当てが条件付きであり得るかどうかを示してよい。
【0204】
スケジューリングのタイプは、スケジューリングが条件付きであり得るかどうかを示してよい。たとえば、クロスキャリアスケジューリング(たとえば、この場合、許可および/または割り当てが、送信を期待するセルとは異なるセルによって送信されてよい)が条件付きであってよい一方で、自己スケジューリング(たとえば、この場合、許可および/または割り当てが、送信を期待するセルと同じセルによって送信される)は非条件付きであってよく、またはその逆であってもよい。
【0205】
WTRUは、ULまたはDL送信に対して条件付きでスケジューリングされてよい。そのようなWTRUは、インジケーションを使用して、UL送信および/またはDL受信を進めるかどうかを決定してよい。そのようなインジケーションは、動的であってよく、ことによると、たとえば、任意の時間に、セルが、FFPのUL/DL構成を選ぶ増大された柔軟性を有することを可能にする。UL送信および/またはDL受信を進めるようにWTRUをトリガするために使用されるインジケーションは、PCellシグナリング、予約信号送信、基準信号の存在、短縮された制御シグナリング、および/または測定閾値のうちの1つまたは複数を使用して提供されてよい。
【0206】
PCellシグナリングが、UL送信および/またはDL受信を進めるように、WTRUをトリガし、および/またはWTRUに示してよい。たとえば、PCellの制御チャネルでの送信は、LAA SCellにおけるULおよび/またはDL送信が、現在のサブフレームおよび/または将来のことによると隣接するサブフレームについて有効であり得るまたはあり得ないことを示してよい。
【0207】
予約信号送信が、UL送信および/またはDL受信を進めるように、WTRUをトリガし、および/またはWTRUに示してよい。たとえば、WTRUがCCAを実行するように構成され得る時間の間、LAAセルが予約信号を送信してよい。そのような信号は、WTRUによって検出および/もしくは復号されてよく、ならびに/またはスケジューリングされた送信の条件が充足されたかどうかをWTRUに示してよい。
【0208】
1つまたは複数の基準信号の存在が、UL送信および/またはDL受信を進めるように、WTRUをトリガし、および/またはWTRUに示してよい。たとえば、基準信号(たとえば、PSS、SSS、CRS、CSI−RS、PRS、DRS、および/または任意の他の基準信号)が、サブフレーム、ことによると、たとえば、UL送信のために意図されたのと同じサブフレーム、および/または隣接するサブフレームで送信され、ことによると、スケジューリングされたUL送信が破棄および/または遅延されてよいことを示してよい。
【0209】
短縮された制御シグナリングが、UL送信および/またはDL受信を進めるように、WTRUをトリガし、および/またはWTRUに示してよい。制御チャネル領域が存在してよく、制御チャネル領域は、LAAによる短縮された制御シグナリングが、送信および/または受信する条件が現在および/または将来のサブフレームについて充足されているかどうかを示すことを可能にしてよい。そのような短縮された制御シグナリングは、送信および/または受信のための条件が充足されるとWTRUによってみなされ得るかどうかを示す、単純なビットフラグを含んでよい。
【0210】
測定閾値が、UL送信および/またはDL受信を進めるように、WTRUをトリガし、および/またはWTRUに示してよい。WTRUは、以前にスケジューリングされたUL送信および/またはDL受信を進める条件が充足されたかどうかを決定するためにWTRUが使用してよい、測定リソース(たとえば基準信号)および/または測定閾値を用いて構成されてよい。
【0211】
トリガタイプ(すなわち、UL送信および/またはDL受信を進めるために充足されてよい特定の要素)は、本明細書に記載されているような条件付きスケジューリングの構成に含まれてよいことに留意されたい。たとえば、スケジューリングが条件付きであり得ることを示してよい上位レイヤシグナリングは、WTRUによって使用される、UL送信および/またはDL受信を進める条件を充足するトリガも含んでよい。別の例では、スケジューリング許可および/または割り当ては、UL送信および/またはDL受信を進める条件として使用するトリガタイプを示す要素を含んでよい。
【0212】
ことによると、たとえば、構成された時間のウィンドウにおける固定または構成された量の試みでのチャネルの取得の失敗(たとえば、固定または構成された数のCCA機会でチャネルがビジーであると決定する)のときまたは結果、WTRUは、セルに、それがブロッキングされ得ることを通知してよい。WTRUは、PCell送信についてのこの失敗および/またはブロッキングを、たとえば、周期的および/または非周期的CSI報告の部分として、報告してよい。
【0213】
WTRUは、上位レイヤ測定報告を使用して失敗および/またはブロッキングを示してよい。そのような報告のためのトリガは、WTRUにおいて構成可能であってよく、ならびに/または、そのような報告のためのトリガは、量xのCCA試行において(ことによると、たとえば、y個のサブフレームおよび/もしくはフレームのウィンドウで)チャネルにアクセスできないこと、閾値(ことによると、たとえば、y個のサブフレームおよび/もしくはフレームのウィンドウにおける量xの時間)よりも大きい干渉を受けること、および/または、WTRUがチャネルの利用可能性を決定するための1つもしくは複数のCCA機会を有し得た(ことによると、たとえば、1つもしくは複数の送信のためのチャネルを取得する試みがあり得る)ときに、送信のためのチャネルを取得するのに失敗することのうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0214】
閾値、ことによると、たとえば、y個のサブフレームおよび/もしくはフレームのウィンドウにおける量xの時間よりも大きい干渉を受けることが、ブロッキングを報告するようにWTRUをトリガしてよい。そのような閾値は、CCAに使用されるものと異なってよい。たとえば、ブロッキングを報告する閾値は、CCA閾値よりも干渉に対して敏感であってもなくてもよい。
【0215】
WTRUは、特定のセルおよび/またはWTRUが、チャネルを取得するそれの試みをブロッキング中(たとえば、体系的にブロッキングしている)であり得ることを決定してよい(たとえば、特定のセルおよび/またはWTRUが、CCA機会の間にチャネルがビジーであることを別のWTRUが観測する原因になることがある)。そのようなWTRUは、ことによると、たとえば、セルのセットが、構成可能であってよいウィンドウ内でそれが複数回送信することをブロッキングしている場合、ブロッキング報告を送信してよい。たとえば、WTRUが、FFPにおいて第1のセルおよび/またはそれのWTRUのうちの1つまたは複数によってブロッキングされ、予め決定されたおよび/または構成されたウィンドウの間にそのセルおよび/またはそれのWTRUのうちの1つまたは複数によって再びブロッキングされない場合、このようなWTRUは、そのセルおよび/またはそれのWTRUのうちの1つまたは複数がそれをブロッキングしていることを報告しなくてよい。ことによると、たとえば、そのようなWTRUが、予め決定されたおよび/または構成されたウィンドウ内で、特定のセルおよび/またはセル内の1つまたは複数の特定のWTRUによって複数回ブロッキングされる場合、WTRUは、特定のセルおよび/またはセル内の1つまたは複数の特定のWTRUがそれをブロッキングしていることを報告してよい。
【0216】
ことによると、たとえば、WTRUは、それをブロッキングしているセルを決定するために、本明細書に説明されているような隣接セルのFFPパラメータインジケーションのうちの1つまたは複数をリッスンしてよい。
【0217】
WTRUは、(予約信号および/もしくは他のチャネルなどの)干渉信号のシグネチャを検出してよく、ならびに/または、特定のセルおよび/もしくはそれをブロックしているセル内の1つもしくは複数の特定のWTRUを決定してよい。
【0218】
ブロッキング報告は、1つもしくは複数のセルおよび/または1つもしくは複数のWTRUを含んでよい。たとえば、WTRUは、複数の隣接するFFPにおける2つの異なるセルのUL送信によってブロッキングされることがあり、これらの複数のブロッキングイベントは、複数のセルについてブロッキング報告をトリガするのに充分であってよい。
【0219】
PCellは、たとえば、WTRUから1つまたは複数のUL送信を受信できないとき、またはその結果として、ブロッキング報告を送信するようにWTRUをトリガしてよい。WTRUからのブロッキング報告は、隣接セルおよび/もしくはWTRUのリスト、ならびに/または、セルおよび/もしくはWTRUに関連付けられた干渉測定値などの干渉測定値を含んでよい。WTRUは、非認可チャネルそれ自体の使用、および/または隣接するチャネルの使用から、干渉を受けるかどうかを示してよい。
【0220】
WTRUは、ことによると、たとえば、チャネルを取得できないことにより、非認可セル上の送信が達成されないとき、PCellに(および/または、ことによると、たとえば、別のチャネル上で、別の認可されたセルまたは非認可セルに)フォールバックするように構成されてよい。WTRUは、送信内で、それが当初スケジューリングされたチャネル上で送信するのをブロッキングされたことを示してよい。
【0221】
WTRUは、複数のLAAセルであって、それらの1つもしくは複数または各々が異なるチャネルおよび/またはキャリアを使用していてよい複数のLAAセルを用いて構成されてよい。ことによると、WTRUが、構成されたLAAセルに対応するチャネルを取得するのをブロッキングされていることを(ことによると、たとえば、本明細書に記載されている任意の技法を使用して)決定すると、WTRUは、それが、LAAセル上で送信および/または受信するのをブロッキングされていることをセル(たとえばPCell)に報告してよい。
【0222】
WTRUは、ことによると、たとえば、WTRUが第1のチャネルで送信するのをブロッキングされている場合、WTRUがスケジューリングされたUL送信を実行してよいフォールバックリソースを、たとえば第2のチャネル上で提供されてよい。ことによると、たとえば、PCellに、WTRUが第1のチャネル上で送信するのをブロッキングされていることを示すことに加えて、WTRUは、それが送信のためにフォールバックチャネルを使用していることを、PCellに示してもよい。
【0223】
1つまたは複数のWTRUにより使用されるフォールバックチャネルパラメータは、セル固有であってよく、および/またはWTRU固有であってよい。フォールバックチャネルパラメータは、チャネル周波数、セルID、チャネル帯域幅、基準信号構成、MIB、および/またはフォールバックチャネルの関連SIBのうちの1つまたは複数を含んでよい。チャネル周波数は、フォールバックチャネルパラメータのリストに含まれてもよい。その周波数に関連付けられたチャネルが、認可されたスペクトルおよび/または非認可スペクトルを使用してよい。
【0224】
セルIDが、フォールバックチャネルパラメータのリストに含まれてよい。フォールバックチャネルは、当初意図されたLAAセルにより使用されるものと同じセルIDを再使用してよい。これは、WTRUが関連チャネルおよび/または信号を作成するときの複雑さを低減してよい。セルIDは、当初意図されたLAAセルにより使用されるものと異なってもよい。
【0225】
チャネル帯域幅が、フォールバックチャネルパラメータのリストに含まれてよい。この帯域幅は、当初意図されたLAAセルのそれと一致しなくてよい。ここでそうする場合、WTRUは、トランスポートブロックサイズ、変調、符号体系などの送信パラメータを修正してよい。
【0226】
WTRUは、それがUL送信を実行してよいチャネルのセットを用いて構成されてよい。そのようなWTRUは、セットのチャネル上でCCAを試みてよく、そのUL送信について利用可能および/またはアイドルであり得ると決定されたチャネルのうちの1つまたは複数を選択してよい。WTRUは、ことによると、たとえば、本明細書に記載されている任意の技法を使用して、1つまたは複数のチャネルが体系的にブロッキングされ得ることを、別のセル(たとえばPCell)に報告してもよい。
【0227】
同じセルのWTRUが、LAAチャネルを共有してよい(たとえば、それらは同時に同じチャネル上で送信を行ってよい)。小さな差であってもタイミング差により、第2のWTRUがチャネルに対してCCAを実行する間に、第1のWTRUがチャネルを取得しおよび/または送信を開始することがあり、それが、第2のWTRUのCCAを失敗させることがある。図6は、第1のWTRUのタイミングアドバンス(timing advance)が第2のWTRUのそれよりも大きくてよい状況を示す略図600を示す。たとえば、ことによると、第1のWTRUのULのより早い開始のため、第1のWTRUは第2のWTRUの前にCCAを実行する、および/またはUL送信を開始することがあり、それが、第2のWTRUのCCAを失敗させることがある。
【0228】
図7の略図700に示されるように、第1のWTRUと第2のWTRUとの間のタイミングの差の結果として、第1のWTRUの送信の終了が第2のWTRUのCCAをブロッキングしおよび/または第2のWTRUのCCAと重なり、それが、第2のWTRUのCCAを失敗させることがある。
【0229】
ことによると、LAAセルにわたる非同期サブフレームタイミングを利用し、図8の略図800に示されるように、第1のセルにおけるDL送信が、第2のセルにおけるWTRUのCCAを失敗させることがある。この例では、第1のセルが、SF#nにおけるダウンリンク送信を送信する。第2のセルにおけるWTRUが、第2のセルにおけるSF#nの終了でCCAのために予約された時間ウィンドウ内でCCAを実行する。第2のセルにおけるCCAウィンドウは、第1のセルにおけるDL送信と重なり、それが、第2のWTRUのCCAを失敗させることがある。
【0230】
別のWTRUおよび/または別のセル(たとえば、別のLAA WTRUおよび/またはセル)と共にチャネルを共有してよいWTRUおよび/またはセル(たとえば、LAA WTRUおよび/またはセル)は、「フレンドリ(friendly)」WTRUおよび/またはセルと呼ばれてよい。フレンドリWTRUは、同じeNodeBおよび/またはセル(たとえば、LAAセルおよび/またはPCell)に属してよいWTRUであってよい。eNodeBに属するWTRUは、そのeNodeBの1つまたは複数のセルに対するフレンドリWTRUであってよい。WTRUに対するフレンドリセルは、LAAセルにサービングするWTRUであってよい。用語「フレンドリWTRU」、「フレンドリセル」、「干渉フレンドリWTRU」「干渉フレンドリセル」、「LAA干渉フレンドリWTRU」、および「LAA干渉フレンドリセル」は、本明細書で交換可能に使用されてよい。本明細書で使用されるとき、用語「フレンドリ」は、用語「反作用的でない(non-adverse)」、「協調(cooperative)」、および/または「適合(compatible)」と交換可能に使用されてよい。
【0231】
第1のLAA WTRUが、フレンドリLAA WTRUまたはフレンドリLAAセルによってチャネルが使用中であり得ると決定することを可能にするために、技法が提供されてよい。これは、第1のLAA WTRUがフレンドリLAA WTRUおよび/またはセルとチャネルを共有することを可能にしてよい。
【0232】
LAAセルが、フレンドリWTRU(たとえば、LAAセルのWTRU)および/またはフレンドリセル(たとえば、それが、たとえばX2インターフェースを介して、共に通信および/または調整してよいセル)によってチャネルが使用されていると決定することを可能にするために、技法が提供されてよい。
【0233】
チャネル上での第1のWTRUおよび/またはLAAセルの送信は、第1のWTRUおよび/またはLAAセルがフレンドリWTRUおよび/またはLAAセルであると決定するために第2のWTRUおよび/またはLAAセルによって使用されてよい、信号および/またはアイドル成分(idle component)を含んでよい。この信号は、「フレンドリユーザ信号」と呼ばれてよい。
【0234】
WTRUおよび/またはセルは、たとえばCCA機会に、CCAを実行してよい。CCAは、エネルギー検出測定であってよい測定を含んでよい。ことによると、たとえば、CCAが成功した場合(たとえば、測定値が閾値未満である場合)、WTRUおよび/またはセルは、関連付けられた1つおよび/または複数のサブフレームで送信を行ってよい。ことによると、たとえば、CCAが失敗した場合(たとえば、測定値が閾値以上である場合)、WTRUおよび/またはセルは、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信によりチャネルがビジーであり得るかどうかを決定してよい。ことによると、たとえば、WTRUおよび/またはセルが、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信によりチャネルがビジーであり得ると決定した場合、WTRUおよび/またはセルは、CCA機会に関連付けられた1つおよび/または複数のサブフレームで送信を行ってよい。
【0235】
WTRUおよび/またはセルは、たとえばCCA機会に、CCAを実行してよい。CCAは、エネルギー検出測定であってよい測定を含んでよい。ことによると、たとえば、CCAが成功した場合(たとえば、測定値が第1の閾値未満である場合)、WTRUおよび/またはセルは、関連付けられた1つおよび/または複数のサブフレームで送信を行ってよい。ことによると、たとえば、CCAが失敗した(たとえば、測定値が第1の閾値以上である)が、測定値が第2の閾値未満である場合、WTRUおよび/またはセルは、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信によりチャネルがビジーであり得るかどうかを決定してよい。ことによると、たとえば、WTRUおよび/またはセルが、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信によりチャネルがビジーであり得ると決定した場合、WTRUおよび/またはセルは、CCA機会に関連付けられた1つおよび/または複数のサブフレームで送信を行ってよい。ことによると、たとえば、測定値が第2の閾値よりも大きい、または第1の閾値および第2の閾値よりも大きい場合、WTRUおよび/またはセルは、このCCAが失敗したとみなしてよい。
【0236】
WTRUおよび/またはセルは、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信によりチャネルがビジーであり得るかどうかを決定するために、フレンドリ信号および/またはアイドル成分を検出しようと試みてよい。ことによると、たとえば、WTRUがフレンドリ信号および/またはアイドル成分を検出した場合、WTRUは、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信によりチャネルがビジーであり得ると決定してよい。
【0237】
ことによると、たとえば、測定値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合、WTRUおよび/またはセルは、フレンドリ信号および/またはアイドル成分を検出しようと試みてよい。
【0238】
ことによると、たとえば、測定値が第2の閾値よりも大きい、または第1の閾値および第2の閾値よりも大きい場合、WTRUおよび/またはセルは、フレンドリ信号および/またはアイドル成分を検出しようと試みなくてよい。第2の閾値は、第1の閾値よりも高くてよくまたは高くなくてもよい。
【0239】
フレンドリWTRUおよび/またはセルは、別のWTRUおよび/またはセルに置き換えられてよい。WTRUおよび/またはセルは、本明細書に記載されている技法のうちの1つまたは複数を使用して、たとえば、LAA WTRUおよび/またはセル(たとえば、認可されていないことがあるチャネル上で動作するLTE WTRUおよび/またはセル)による送信によりチャネルがビジーおよび/または利用不可能であり得るかどうかを決定してよい
【0240】
WTRUおよび/またはセルは、フレンドリ信号および/またはアイドル成分の存在(たとえば、そのような存在のWTRUおよび/またはセル検出)に基づいて、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信によりチャネルがビジーであり得ると決定してよい。
【0241】
フレンドリ信号は、たとえばサブフレーム内の、既知の、決定されおよび/または構成されたセットの時間および/または周波数リソースを占有してよい、既知のおよび/または構成された信号であってよい。
【0242】
フレンドリ信号は、既知の時間および/または周波数位置において送信された基準信号シーケンスであってよい。基準信号シーケンスは、中央のN個の物理リソースブロック(PRB)(たとえば、N=6)、および/またはそのようなPRBの少なくとも1つのシンボルで送信されてよい。基準信号は、1つまたは複数のPRBの1つまたは複数のリソース要素(RE)で送信されてよい。アップリンクおよび/またはダウンリンク送信のために同じ基準信号シーケンスが送信されてよい。たとえば、ダウンリンクサブフレームにおける特定のOFDMシンボル、および/またはアップリンクサブフレームにおける特定のSC−FDMAシンボルが、基準信号シーケンスを含んでよい。たとえば、特定のOFDMが、サブフレーム内の最後のOFDMシンボルであってよい。別の例では、特定のSC−FDMAシンボルが、アップリンクサブフレーム内の最後および/または最後から2番目のSC−FDMAであってよい。送信は、シンボルの少なくとも部分内であってよい。基準信号シーケンスは、セルIDの関数として決定されてよい。セルIDは、ブロードキャスト、ブロードキャストチャネル、および/または専用化された上位レイヤシグナリングを介して構成されてよい、物理セルID、グローバルセルID、および/または仮想セルIDであってよい。フレンドリ信号は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク信号と重ね合わされた、既知の信号であってよい。セルおよび/またはWTRUは、フレンド信号(friend signal)を決定するために、自己相関を実行して、既知の信号を検出してよい。
【0243】
アイドル成分は、その間に送信が行われなくてよいサブフレームの一部(たとえば、時間および/または周波数リソースのセット)であってよい。アイドル成分の時間および/または周波数リソースは、構成され、決定され、および/または知られてよい。たとえば、eNodeBが、WTRUに対するUL許可におけるアイドル成分のリソースを識別してよい。アイドル成分は、信号エネルギーが特定の閾値未満であってよいヌル信号であってよい。ヌル信号は、サブフレームにおける1つまたは複数のリソース要素、PRBペア、および/またはOFDM/SC−FDMAシンボルに配置されてよい。用語「アイドル成分」、「ヌル信号」、および「ヌルリソース要素」は、本明細書で交換可能に使用されてよい。
【0244】
許可に従ってULにおいて送信を行うWTRUは、アイドル成分用に示される時間および/または周波数リソースで送信を行わなくてよい。チャネルがフレンドリWTRUおよび/またはセルによって使用され得るかどうかを決定してよいWTRUは、指定された時間および/または周波数リソース(たとえば、それの許可で指定されたリソース)において(たとえば関連付けられたエネルギーを)測定してよい。ことによると、たとえば、(たとえば、フレンドリWTRUおよび/もしくはセルが送信中であり得る、ならびに/またはそれらのリソースで送信しないことを知っているため、)測定されたエネルギーが閾値未満である場合、WTRUおよび/またはセルは、チャネルのユーザがフレンドリであると決定してよく、および/またはそれの受信された許可に従って送信を行ってよい。
【0245】
アイドル成分は、中央のN個のPRB(たとえば、N=6)、および/またはそのようなPRBの1つまたは複数のシンボルに配置されてよい。
【0246】
アイドル成分の時間および/または周波数位置は、セルIDの関数として決定されてよい。セルIDは、ブロードキャスト、ブロードキャストチャネル、および/または専用化された上位レイヤシグナリングを介して構成されてよい、物理セルID、グローバルセルID、および/または仮想セルIDであってよい。
【0247】
(たとえば、アイドル成分および/またはフレンドリ信号の)時間および/または周波数位置は、時間および/または周波数のサブキャリア(たとえば、サブフレームおよび/またはサブフレームのセット)において、PRBのセットおよび/またはシンボルのブロックを含んでよく、および/またはそれらに対応してよい。
【0248】
本明細書で使用されるとき、用語「位置」および「リソース」は交換可能に使用されてよい。「時間/周波数」は、時間および/または周波数を表すために使用されてよい。
【0249】
UL送信のためのチャネル利用可能性の決定のために構成および/または使用されてよいCCA機会は、WTRU固有および/またはセル固有であってよい。セル固有CCA機会は、セルのWTRUが同時にCCAを実行することを可能にしてよく、たとえば隠されたノードがない場合、その結果、WTRUが同じ干渉を受けることがある。
【0250】
ことによると、たとえば、WTRU固有CCA機会が使用され、および/または、CCA機会とUL送信との間のギャップが存在し得る場合、チャネルを取得するWTRUは、予約信号を送信してよく、および/または、後でCCA機会を有する同じセル内の別のWTRUがCCAを実行するときにチャネルをフリーとみなすことを防止してよい。
【0251】
セル内のWTRUによって(および/またはセルによって)送信された予約信号は、フレンドリWTRUおよび/またはセルがチャネルを取得すること(および/または、フレンドリであってよいLAA WTRUおよび/もしくはセルによってチャネルが使用されていると決定すること)を可能にしてよい。たとえば、予約信号の検出が、フレンドリWTRUおよび/またはセルがチャネル上で送信を行うことを防止しないことがある。
【0252】
予約信号は、CCA機会の間、たとえば、セル内でCCAが実行されてよい時間ウィンドウの間に送信されなくてよい。
【0253】
予約信号は、その間に信号が送信されなくてよいアイドル成分を含んでよい。そのようなアイドル成分は構成されおよび/または決定されてよい。ことによると、たとえば、WTRUおよび/またはセルが、(たとえば、エネルギー検出測定などの測定に基づいて)チャネルがビジーであり得ると決定した場合、および/または閾値より大きく測定をした場合、WTRUおよび/またはセルは、アイドル成分をチェックしてよく、および/または、アイドル成分が検出された場合、送信がチャネルのフレンドリユーザからであり得ると決定してよい。ことによると、たとえば、チャネルがフレンドリユーザによって占有されていると決定された場合、WTRUおよび/またはセルは、スケジューリングおよび/または計画されたように送信を行ってよい。WTRUは、ことによると、たとえば、それが、フレンドリユーザによってチャネルが占有され得ると決定した場合、第2の(ことによると、たとえば、より高い)閾値を使用して、WTRUが送信を行ってよいかどうかを決定してよい。
【0254】
予約信号は、CCA機会に対して周波数が直交してよい。CCA機会は、時間および周波数で定義されてよい。
【0255】
予約信号は、他のWTRUによって識別可能であるシグネチャを使用して、CCAの間に実際のチャネル干渉から予約信号干渉を区別してよい。
【0256】
信号特性検出は、フレンドリWTRUおよび/またはセルによる送信を検出するために使用されてよい。WTRUは、LLAチャネル特性に基づいて、信号(たとえば、非認可チャネル上で送信された信号)がフレンドリWTRUおよび/またはセルからであり得ることを、たとえばCCA機会に、検出および/または決定してよく、たとえば、そのような決定を行うためにフレンドリ信号および/またはアイドル成分を使用しなくてよい。
【0257】
CCAを実行してよいWTRUおよび/またはセルは、繰り返し送信された既知の信号を検出してよい。たとえば、WTRUおよび/またはセルは、ダウンリンク用のOFDMシンボルおよび/またはアップリンク用のSC−FDMAシンボルの信号特性を使用して、検出された信号がフレンドリWTRUおよび/またはセルからであるかどうかを決定してよい。
【0258】
サイクリックプレフィックス(CP)が、ダウンリンクサブフレームにおける1つもしくは複数または各々のOFDMシンボル、および/またはアップリンクサブフレームにおける1つもしくは複数または各々のSC−FDMAシンボルに対して使用されてよい。そのようなサイクリックプレフィックスは、OFDMシンボルおよび/もしくはSC−FDMAシンボルの最後の部分のコピーであってよく、ならびに/または、OFDMシンボルおよび/もしくはSC−FDMAシンボルの始まりで送信されてよい。WTRUおよび/またはセルは、CPならびに/またはOFDMシンボルおよび/もしくはSC−FDMAシンボルの対応する部分の自己相関を実行して、チャネル上の信号(たとえば、LAA、非認可チャネル、および/または任意の他のチャネル)がLAAおよび/またはLTE信号であり得るかどうか決定してよい。
【0259】
CCA機会は、たとえばチャネルがビジーであり得るかどうかを決定するために、その間にWTRUおよび/またはセルがCCAを実行してよい時間のウィンドウであってよい。CCA機会持続時間は、その間にWTRUおよび/またはセルが、それのステータスを決定するためにチャネルを監視および/または測定してよい、送信の前の時間の量および/または時間の最小量であってよい。たとえば、CCA機会は、送信が発生してよい前のnマイクロ秒であってよく、および/またはnマイクロ秒の持続時間であってよい。CCA機会持続時間は、予め定義されてよく、ならびに/またはブロードキャストおよび/もしくは上位レイヤシグナリングを介して構成されてよい。CCA機会持続時間は、CP長さ、物理セルID、および/またはTDDサブフレーム構成を含んでよい1つまたは複数のシステムパラメータの関数として決定されてよい。CCA機会持続時間は、CP長さを有するOFDMおよび/またはSC−FDMAシンボル長さとして決定されてよい。CCA機会持続時間は、N個のOFDMシンボルおよび/またはN個のSC−FDMAシンボルであってよい。
【0260】
LAAチャネル共有は、構成、アクティブ化、始動、および/または使用されてよい。LAAチャネル共有は、動作のモードであってよい。用語「LAAチャネル共有」および「LAAチャネル共有モード」は、本細書で交換可能に使用されてよい。
【0261】
WTRUは、LAAチャネル共有を用いて構成され、またはLAAチャネルを使用するように構成されてよい。そのような構成は、たとえばブロードキャストおよび/または上位レイヤシグナリングを介して、eNodeBによって提供されてよい。そのようなブロードキャストおよび/または上位レイヤシグナリングは、PCell(たとえば、LAAセルに関連付けられたPCell)を介して送信されてよく、および/またはWTRUによって受信されてよい。
【0262】
ことによると、たとえば、WTRUがLAAチャネル共有を使用および/もしくは実行するように構成され、ならびに/または特定のCCA機会における測定が閾値よりも大きい場合、そのようなWTRUは、チャネル共有に関係付けられた1つまたは複数の条件を充足することに基づいて、特定のCCA機会に関連付けられたサブフレームにおける信号を送信するように決定してよい。たとえば、条件は、アイドル成分の存在の検出、フレンドリ信号の検出、ならびに/またはチャネル上の信号内のLTEおよび/もしくはLAA信号特性の検出であってよい。別の条件は、信号が第2の閾値未満であると決定することであってよい。
【0263】
ことによると、たとえば、WTRUがLAAチャネル共有を使用および/もしくは実行するように構成されない、ならびに/または特定のCCA機会における測定値が閾値よりも大きい場合、WTRUは、CCA機会に関連付けられたサブフレームにおいて信号を送信しないように決定してよい。
【0264】
LAAチャネル共有をサポートする動作のモードは、「LAA共有モード」と呼ばれてよく、および/または、LAAチャネル共有をサポートしない動作のモードは、「LAA個別モード」と呼ばれてよい。LAA共有モード(またはLAAチャネル共有)がサポートされてよい。ことによると、たとえば、インジケーションなしに、WTRUが、LAA共有モードのために構成されてよい。
【0265】
動作のモード(ならびに/またはLAAチャネル共有の構成および/もしくは使用)は、ブロードキャストおよび/または上位レイヤシグナリングから示されてよい。
【0266】
動作のモード(ならびに/またはLAAチャネル共有の構成および/もしくは使用)は、1つもしくは複数または各々のLAAチャネルについて個別に構成されてもよい。たとえば、2つ以上のLAAセル(たとえばSCell)が構成されてよく、ならびに/または、動作のモード(ならびに/またはLAAチャネル共有の構成および/もしくは使用)がLAAセル毎に構成されてよい。
【0267】
CCA機会持続時間は、動作のモード(たとえば、LAAチャネル共有か否か)に応じて変化してよい。CCA機会持続時間は、動作のモード(たとえば、LAAチャネル共有のための構成および/または使用か否か)に基づいて決定されてよい。たとえば、LAA共有モードでは、CCA機会持続時間が、x(たとえばxμs)であってよく、LAA個別モードでは、CCA機会持続時間が、y(たとえばyμs)であってよい。たとえば、xは、yより長くなくてよい。たとえば、xは、LAAチャネルのOFDMシンボル長さのうちの1つまたは複数であってよい。
【0268】
CCA失敗および/またはCCA成功を決定するために使用される閾値は、動作のモード(たとえばLAAチャネル共有か否か)に応じて異なってよい。単一の閾値が、LAA個別モードに使用されてよく、および/または、ことによると、たとえば、CCA機会での測定値がそのような閾値よりも大きい場合に、WTRUが、そのCCA機会にCCA失敗を決定してよい。2つ以上の閾値が、LAA共有モードに使用されてよい。そのような閾値の1つは、LAA個別モードに使用される閾値と同じであってよい。
【0269】
2つの閾値が使用される場合、第1の閾値および/または第2の閾値が構成および/もしくは予め定義されてよく、ならびに/または、図9の略図900に示されるように第1の閾値が第2の閾値よりも低くてよい。第1の閾値は、LAA個別モードに使用される閾値と同じであってよい。ブロッキングされたCCAおよび/または成功したCCAの決定は、測定結果ケースに基づいてよい。たとえば、ケースAは、一貫して成功したCCAが存在するケースに関連付けられてよい。ケースCは、一貫してブロッキングされたCCAが存在するケースに関連付けられてよい。ケースBは、1つまたは複数の条件に基づいて、ブロッキングされたCCAおよび/または成功したCCAが存在してよいケースに関連付けられてよく、それらの1つまたは複数の条件は、ことによると、たとえば、LAA個別モードが構成される場合に、ブロッキングされたCCAを有し、ことによると、たとえば、測定された信号がフレンドリWTRUおよび/またはセルからであり、WTRUがLAA共有モードを用いて構成される場合に、成功したCCAを有する条件を含んでよい。
【0270】
2つ以上のCCAタイプが、1つまたは複数の特定のCCA機会に使用されてよい。第1のCCAタイプが第1のタイプの信号の検出のために使用されてよく、および/または第2のCCAタイプが第2のタイプの信号の検出のために使用されてよい。第1のタイプの信号および/または第2のタイプの信号の1つもしくは複数または各々は、以下に限定されないが、フレンドリWTRUもしくはセルからの信号、信号のエネルギーレベル、閾値に対して使用される測定値、フレンドリ信号に基づく測定値、アイドル成分からの測定値、既知の時間および/もしくは周波数リソースにおける既知のシーケンス、反復信号(たとえばCP)、OFDMシンボル長さおよび/もしくはSC−FDMAシンボル長さ、ならびに/またはフレンドリWTRUおよび/もしくはセルによって使用される波形を含んでよい。
【0271】
2つ以上のCCAタイプがCCA機会に使用されてよく、および/またはCCA機会でのCCAの開始時間がCCAタイプに応じて変化してよく、その例は図10の略図1000に示されている。
【0272】
本明細書で使用されるとき、「ブロッキングされた」および「失敗された」は交換可能に使用されてよいことに留意されたい。第1のCCAタイプは、測定(たとえば、エネルギーレベル検出)のために使用されてよく、第2のCCAタイプは、フレンドリWTRUおよび/またはセルからの信号を検出するために使用されてよい。ブロッキングされたおよび/または成功したCCAは、CCAタイプ毎に決定されてよい。たとえば、いくつかの技法は、ブロッキングされたおよび/もしくは成功した第1のタイプのCCA、ならびに/またはブロッキングされたおよび/もしくは成功した第2のタイプのCCAを使用してよい。
【0273】
ことによると、たとえば、WTRUがブロッキングされたた第1のタイプのCCAを決定した場合、WTRUは、第2のタイプのCCAが成功した場合(たとえば、成功した第2のタイプのCCA)、CCA機会に関連付けられたサブフレームにおいて信号を送信してよい。WTRUは、ことによると、たとえば、WTRUがLAA個別モードを用いて構成された場合、CCA機会に関連付けられたサブフレームにおいて信号を送信しなくてよく、および/または、ことによると、たとえば、第1のタイプのCCAがブロッキングされたCCAであると決定された場合、第2のタイプのCCAが使用されてよい。ことによると、たとえば、WTRUが成功した第1のタイプのCCAを決定した場合、WTRUは、第2のタイプのCCAステータスに関わらず、CCA機会に関連付けられたサブフレームにおいて信号を送信してよい。
【0274】
CCA機会に使用されるいくつかのCCAタイプは、動作のモードに基づいて決定されてよい。たとえば、単一のCCAタイプがLAA個別モードで使用されてよく、および/または2つ以上のCCAタイプがLAA共有モードで使用されてよい。CCA機会持続時間は、CCA機会に使用されるCCAタイプ内の最も長い時間を有するCCAタイプに基づいて決定されてよい。CCA機会持続時間は、ブロードキャストシグナリングを介して予め定義されおよび/または示されてよい。
【0275】
2つ以上のCCAタイプが使用されてよく、ならびに/または、1つもしくは複数または各々のCCAタイプが閾値に関連付けられてよい。そのような閾値は、CCAタイプに応じて変化してよい。そのような閾値は、CCAタイプの関数として決定されてよい。
【0276】
eNodeBは、送信におけるフレンドリ信号および/またはアイドル成分を使用して、セル上の送信が、eNodeBが許可したUL送信であると決定してよい。ことによると、たとえば、eNodeBが、チャネルがビジーであると決定し、および/またはアイドル成分の存在を検出した場合、eNodeBは、それがULで送信することに許可を与えたWTRUが、ULで送信していることを決定してよい。eNodeBは、チャネル上の送信を復号する前および/またはその復号を試みる前に、この決定を行ってよい。eNodeBは、この検出を使用して、送信が悪い送信か否かを決定してよい。
【0277】
特徴および要素が特定の組み合わせで上記に説明されているが、各特徴または要素が、単独でまたは他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用され得ることは、当業者には理解されよう。加えて、本明細書で説明された方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されてよい。コンピュータ可読媒体の例は、(有線または無線接続を介して送信される)電子信号、およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、以下に限定されないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。ソフトウェアと関連するプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数送受信機を実装するために使用されてよい。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10