特許第6705964号(P6705964)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6705964
(24)【登録日】2020年5月19日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】マグネットフィルタの取り付け構造
(51)【国際特許分類】
   F16L 37/20 20060101AFI20200525BHJP
   F16L 21/08 20060101ALI20200525BHJP
【FI】
   F16L37/20
   F16L21/08 A
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-143372(P2019-143372)
(22)【出願日】2019年8月2日
(65)【公開番号】特開2020-24040(P2020-24040A)
(43)【公開日】2020年2月13日
【審査請求日】2019年8月5日
(31)【優先権主張番号】特願2018-147212(P2018-147212)
(32)【優先日】2018年8月3日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517022809
【氏名又は名称】株式会社エフ・ミット
(74)【代理人】
【識別番号】100092864
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100098154
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 克彦
(72)【発明者】
【氏名】野田 佳久
【審査官】 吉澤 伸幸
(56)【参考文献】
【文献】 実開平03−075387(JP,U)
【文献】 韓国登録実用新案第20−0443541(KR,Y1)
【文献】 特開2001−032976(JP,A)
【文献】 実開平07−016091(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 37/20
F16L 21/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉛直方向に配置され内部を流体が下から上へと通過する管体の側面、略柱状の基部と同軸方向に突設されたマグネットバーとを有するマグネットフィルタを直交する向きに、前記管体の接続部と前記マグネットフィルタの接続部とを向かい合わせた状態で接続手段により接続して取り付けマグネットフィルタの取り付け構造であって、
前記管体の側面の前記マグネットバーを挿入する前記接続部の上部に設けられた被掛止部材と、前記マグネットフィルタの基部上面に揺動可能に軸支された腕部の先端に係止部を有してなる掛止部材とからなり、
前記掛止部材の腕部を回転して前記係止部を前記被掛止部材に掛け止めることで前記マグネットフィルタが所定の取り付け姿勢に保持されることを特徴とするマグネットフィルタの取り付け構造
【請求項2】
前記掛止部材は、取付部と、腕部と、係止部と、からなり、
前記取付部は前記マグネットフィルタに取り付ける固定板と、前記固定板から突設されて前記腕部を揺動可能に軸支する軸受と、を有し、
前記腕部は前記軸受に軸支される軸体と、前記軸体を軸として揺動する一対の鉤状の側板と、を有し、
前記係止部は前記一対の側板の先端において前記一対の側板間に架設された杆体により形成されており、
前記被掛止部材は、前記杆体を係止する掛止凹部により形成されていることを特徴とする請求項記載のマグネットフィルタの取り付け構造
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉛直方向に配置された管体へのマグネットフィルタの取り付けを容易にするマグネットフィルタの取り付け構造に関するものである。
【0002】
本発明に用いるマグネットフィルタは、略柱状の基部にマグネットバーが突設され、流体の流路となる管体内にマグネットバーを挿入するよう管体に取り付けられるものであり、前記マグネットバーの磁力により流体の金属異物を除去するものである。
【背景技術】
【0003】
飲食料品の製造設備では、飲食料となる流体から金属異物を回収・除去するために、上記マグネットフィルタが用いられ、このマグネットフィルタは前記流体の流路となる前記管体の側面に、前記管体側面に設けられた接続部から前記マグネットバーが前記流体内に挿入されるよう接続して取り付けられ、前記マグネットバーの磁力により流体内の金属異物を回収・除去することが行われている。
【0004】
ところがこのマグネットフィルタは磁性体を金属製のケースに内装してなるものであって大重量となることから、前記管体を鉛直方向に配置してマグネットフィルタをある程度の高さに持ち上げて直交させて取り付けるという作業は極めて困難であるため前記管体は水平方向に配置して、前記マグネットバーを上方から前記管体内に挿入するよう、マグネットフィルタを前記管体に垂直に立設させ取り付ける場合が多
【0005】
しかしながら、前記管体を水平に配置して流体を流す場合は、流体内の金属異物が管体内周面の下方に沿って通過することでマグネットバーをすり抜けてしまって回収・除去がされずに流れてしまうリスクがあり、このリスクを回避するためには、管体を鉛直方向に配置し、かつその内部を下から上(図3における黒矢印方向)へと流体を充満させながら通過させることが有効である。
【0006】
ところが、前記マグネットフィルタは、主に飲食料品の製造設備で用いられ、製品に金属異物が含まれないように回収・除去するものであるので、流体の種類を切り替える度に、大重量のマグネットフィルタを前記管体から取り外してマグネットバーに付着した金属異物を除去した後に再度取り付ける脱着作業が必要であるため、この脱着作業は、一日あたり数回行うことも多く、しかもその度に、マグネットフィルタが重量物であるため複数名の作業者による作業を必要としたり、万一落下事故があると製造設備やマグネットフィルタ自体の破損につながるだけでなく、作業者が怪我をするおそれもあった。
【0007】
そこで、流路となる管体を鉛直方向に配置し、その管体の側面に、大重量であるマグネットフィルタを直交する向きに取り付ける作業において、作業者一人でも容易に安全かつ確実に脱着作業を行えるような発明が急務で求められていた。
【0008】
これに対して、例えば、特開2015−75170号公報に提示されているように互いの管体を支持しながら接続する手段が知られている。この方法は図に示すように、一方の管2aの受口に他方の管3aの挿口を挿入する管継手接続装置1aであって、受口近傍で管2aに当接する受口側当接片12aを備えた受口側支持部10aと、挿口近傍で管3aに当接する挿口側当接片22aと、回動軸心P周りに回動することにより挿口側当接片22aを押圧して管3aを挟持する回動機構23aと、を備えた挿口側支持部20aと、管3aの軸心と平行し、受口側支持部10aに固定される一端と、挿口側支持部20aが摺動可能に接続された他端を備える案内軸30aと、回動機構23aを回動操作して押圧された挿口側当接片により管を挟持し、受口側支持部を介して回動機構と接続され、挟持状態で挿口を受口側に引き込む牽引操作部40aと、を備えている構成とすることにより容易に管の接続作業を行なうことができるものである。
【0009】
しかしながら、この管継手接続装置は互いに接続する管体を所定の接続位置に保持させながら接続するので接続作業を容易にすることはできるが、軸線を一致させた管体同士を接続するものであり、また接続後には取り外してしまうものであり、その接続装置の回収・保管などが必要である。
【0010】
一方、図に示したように、特開平9−53783号公報には地中に埋設する配管接続用分岐管で地震などの地盤の変動や、配管部分の変位などによっても、接続部分が外れたり、あるいは折れ曲がったり、または、亀裂や断裂、接続部の緩みなどが生じないようにした、接続部分の信頼性が高い管接続用エルボが提供されているが、接続作業については何ら考慮されておらず、また構造も複雑であるという問題がある。
【0011】
また、図に示した韓国登録実用新案第20−0443541号公報(特許文献3)および図に示した実開平3−75387号公報(特許文献4)のような管継手接続装置が知られているが、これら発明軸線を一致させた管体同士を接続するためのものであって、流体が通過する管体の側面に交差してマグネットフィルタを取り付ける際には適さなかった。
【0012】
そこで、複雑な機構を必要とすることなく、重量のあるマグネットフィルタを、鉛直方向に配置され流体が通過する管体の側面に直交して取り付けあるいは取り外す作業を、作業者一人でも安全かつ確実に行うこと可能とするマグネットフィルタの取り付け構造が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2015−75170号公報
【特許文献2】特開平9−53783号公報
【特許文献3】韓国登録実用新案第20−0443541号公報
【特許文献4】実開平3−75387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、重量のあるマグネットフィルタを鉛直方向に配置した管体の側面に直交する向きに接続して取り付けもしくは接続を解除して取り外す際に、前記管体とマグネットフィルタとを接続手段によって接続する前から、あるいは前記管体とマグネットフィルタとの接続手段による接続を解除する時や解除した後も、マグネットフィルタを所定位置に保持することができることにより、作業者単独でも容易に安全かつ確実に接続あるいは接続解除の作業を行うことができるマグネットフィルタの取り付け構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記課題を解決するためになされた本発明であるマグネットフィルタの取り付け構造は、鉛直方向に配置され内部を流体が下から上へと通過する管体の側面、略柱状の基部と同軸方向に突設されたマグネットバーとを有するマグネットフィルタを直交する向きに、前記管体の接続部と前記マグネットフィルタの接続部とを向かい合わせた状態で接続手段により接続して取り付けマグネットフィルタの取り付け構造であって前記管体の側面の前記マグネットバーを挿入する前記接続部の上部に設けられた被掛止部材と、前記マグネットフィルタの基部上面に揺動可能に軸支された腕部の先端に係止部を有してなる掛止部材とからなり、前記掛止部材の腕部を回転して前記係止部を前記被掛止部材に掛け止めることで前記マグネットフィルタが所定の取り付け姿勢に保持されることを特徴とする。
【0016】
また本発明において、前記掛止部材は、取付部と、腕部と、係止部と、からなり、前記取付部は前記マグネットフィルタに取り付ける固定板と、前記固定板から突設されて前記腕部を揺動可能に軸支する軸受と、を有し、前記腕部は前記軸受に軸支される軸体と、前記軸体を軸として揺動する一対の鉤状の側板と、を有し、前記係止部は前記一対の側板の先端において前記一対の側板間に架設された杆体により形成されており、前記被掛止部材は、前記杆体を係止する掛止凹部により形成されていることを特徴とする場合、マグネットフィルタに備えた掛止部材の係止部である杆体と管体に備えた被掛止部材の掛止凹部とが係止されることで、マグネットフィルタは所定の取り付け姿勢を保持することが可能であって、更に前記側板が鉤状になっていることから掛止部材および被掛止部材の内側スペースが広く確保でき、接続手段により前記管体と前記マグネットフィルタを接続・接続解除する際に作業の邪魔になる恐れがない。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、マグネットフィルタを鉛直方向に配置した管体側面に接続手段により接続して取り付ける際に、マグネットフィルタ側の掛止部材を回転させて管体側の被掛止部材係止させるという極めて簡単な動作でマグネットフィルタと管体とを接続手段により接続する前に重量物であるマグネットフィルタを所定の取り付け姿勢に保持し続けることができるので、一人の作業者であっても両手を用いることも可能となるので落ち着いて安全かつ確実に接続作業を行うことができまたマグネットフィルタと管体との接続手段による接続を解除する時および解除した後も重量物であるマグネットフィルタが所定の取り付け姿勢に保持し続けられているので、作業者は例えば両手を用いて安全かつ確実に接続を解除することが可能で、接続を解除した後に、マグネットフィルタを持ち上げつつ前記掛止部材と前記被掛止部材との係止を解除してマグネットフィルタを取り外せばよく、また万一マグネットフィルタと管体との接続が接続手段の破損などにより解除されたとしても、マグネットフィルタの落下を防止することができるため、製造設備を破損したり人を傷つける心配もないマグネットフィルタの取り付け構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の好ましい実施の形態を示す斜視図。
図2図1に示した実施の形態の使用方法を示す側面図であり、(a)は初期状態、(b)は係止前、(c)は係止後、()は接続後を示す。
図3】本実施の形態におけるマグネットフィルタのマグネットバーの向きを示す図であり、(a)は正しい向きにおけるマグネットバーの配置図、(b)は90度回転した誤った向きにおけるマグネットバーの配置図。
図4】従来例を示す側面図。
図5】従来例を示す縦断面図。
図6】従来例を示す斜視図。
図7】従来例を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明であるマグネットフィルタの取り付け構造100の好ましい実施の形態を示す図であり、前記取り付け構造100は、飲食料品製造設備における金属異物の回収・除去のために用いられるマグネットフィルタ400の取り付け作業を補助するものであって、鉛直方向に配置され飲食料品である流体が流れる管体1の側面に形成された被掛止部材200と、前記マグネットフィルタ400に形成された掛止部材300と、からなる。
【0021】
更に詳細に説明すると、前記掛止部材300は、取付部310と、腕部320と、係止部330と、からなり、前記被掛止部材200は、前記係止部330を係止する掛止凹部210からなる。
【0022】
前記取付部310は、マグネットフィルタ400所定の取付向きにした際に上を向く円柱状の基部401の外面に例えば溶接や接着により取り付けられた固定板311と、前記固定板311から立設されて前記腕部320を揺動可能に軸支する軸受312とを有する。
【0023】
前記腕部320は、前記軸受312に軸支される軸体321と、前記軸体321を軸として揺動する一対の鉤状の側板322a、322bとを有する。
【0024】
前記係止部330は、前記腕部320の先端において前記両側板322a、322b間に架設された杆体331により形成されている。
【0025】
前記被掛止部材200は、前記管体1の側面に形成された挿入孔19aを囲むヘルール接続部19の上方の外面12における所定位置に例えば溶接や接着により取り付けられて前記杆体331を係止する掛止凹部210からなる。
【0026】
以上の構成を有する本実施の形態のマグネットフィルタの取り付け構造100を使用するには、まず、図2(a)に示すように、管体1の近くにマグネットフィルタ400を持ち上げ、管体1に設けられた挿入孔19aからマグネットフィルタ400のマグネットバー402を管体1内に挿入しつつヘルール接続部19とマグネットフィルタ400のヘルール接続部409とを近接させる。
【0027】
次に、図2(b)に示すように、マグネットフィルタ400に取り付けられた掛止部材300の腕部320を回転させて先端の係止部330を、管体1に取り付けられた被掛止部材200の掛止凹部210に係止させる。
【0028】
そうすると、図2(c)に示すように、作業者によって持ち上げられていたマグネットフィルタ400は、取り付け構造100における掛止部材300の係止部330と被掛止部材200の掛止凹部210が係止していることでその荷重が取り付け構造100により支持され、接続部同士が接した所定の取り付け姿勢で保持されるので、作業者が持ち上げていた手を離してもマグネットフィルタ400は所定の取り付け姿勢を保つので、作業者は両手を自由に使用して続いての作業をすることができる。
【0029】
最後に、図2(d)に示すように、管体1に設けられたヘルール接続部19とマグネットフィルタ400のヘルール接続部409とを密接させた状態で、クランプバンド型の接続部材9を巻き回し、固定ねじ91を締めることで接続部材9によって管体1のヘルール接続部19とマグネットフィルタ400のヘルール接続部409とを密接させた状態で締結することにより、マグネットフィルタ400の取り付けは完了する
【0030】
このとき、前記側板322a、322bが鉤状になっていることから前記掛止部材300および前記被掛止部材200の内側スペースが広く確保でき、接続部材9により前記管体1と前記マグネットフィルタ400を接続して固定ねじ91を締める際に作業の邪魔になる恐れがない。
【0031】
尚、管体1からマグネットフィルタ400を取り外す際は反対の手順で取り外すものであるが、接続部材9を取り外す時およびその後も、取り付け構造100の掛止部材300の係止部330と被掛止部材200の掛止凹部210が係止してマグネットフィルタ400の荷重を支持しているので、マグネットフィルタ400が落下するおそれがないため、マグネットフィルタ400を支えておく必要がなく接続部材9を取り外すことができる。
【0032】
従って、マグネットフィルタ400の落下による破損や怪我の心配をすることなく、作業者は安心して接続部材9を取り外すことができる(図2(c)の状態となる)。
【0033】
グネットフィルタ400を持ち上げて管体1から取り外とき、前記掛止部材300と前記被掛止部材200の係止は揺動可能な腕部320の先端の杆体331を掛止凹部210で保持することにより係止するものであることから、マグネットフィルタ400を持ち上げるだけで掛止凹部210内部から杆体331が離脱して係止が解除されるので、非常に取り外し作業が容易である。
【0034】
また本実施の形態における管体1は、鉛直方向に配置され、飲食料品である流体が管体1の内部を充満しながら下から上(図3における黒矢印方向)へと通過するものであるから、水平方向に配置した場合のように金属異物が管体内周面の下方に沿ってマグネットバーの下を回収・除去がされずにすり抜けてしまうリスクを避けることができる。
【0036】
また、本実施の形態において用いるマグネットフィルタ400は、装着する向きが定められており、所定の向きに装着しない場合は効力が低下する。これは、図3に示すように7本のマグネットバー402の配置が正しい向き(図3(a)参照)と、90度回転した向き(図3(b)参照)で変化することにより、前記管体1内の流体の流れへの影響が異なるためである。
【0037】
すなわち、図3(a)に示した正しい向きにマグネットフィルタ400を取り付けた場合、上方のマグネットバー402a,402bおよび下方のマグネットバー402c,402dが流体の流れを阻害するように配置されることで最も効率良く流体中の金属異物を回収・除去することができるが、それ以外の例えば図3(b)に示した90度回転した誤った向きにマグネットフィルタ400を取り付けた場合、前記マグネットバー402a,402bおよび前記マグネットバー402c,402dによって流体の流れが阻害されることなく下から上(図3における黒矢印方向)へと素通りしてしまうため、流体中の金属異物を回収・除去しづらくなってしまう。
【0038】
そして、管体1およびマグネットフィルタ400のヘルール接続部19,409はともに円形であってどのような向きであっても取り付けることが可能であるため、マグネットフィルタ400の向きは作業者が注意する必要があった。
【0039】
これに対し、本発明であるマグネットフィルタの取り付け構造100は、掛止部材300と被掛止部材200を係止させた際にマグネットフィルタ400が正しい向きになるように構成されているため、作業者の不注意による取り付けミスを確実に回避することができるものである。
【0040】
尚、本実施の形態における接続手段は、ヘルール接続部19,409およびクランプバンド型の接続部材9を使用して管体1とマグネットフィルタ400を接続する接続手段について説明したが、例えば、ねじ接続式の接続部とユニオン継手による接続手段その他従来周知の接続手段を用いることが可能である。
【0041】
また、本実施の形態に示した掛止部材および被掛止部材は一例であり、これに限るものでなく、基端部が前記マグネットフィルタの外面に揺動可能に取り付けられているとともに先端部に係止部を有する掛止部材と、その被掛止部材とからなればよく、掛止部材と被掛止部材を逆に配置してもよい。
【0042】
以上のように、本発明によれば、マグネットフィルタを鉛直方向に配置した管体側面に接続手段により接続して取り付ける際に、マグネットフィルタ側の掛止部材を回転させて管体側の被掛止部材係止させるという極めて簡単な動作でマグネットフィルタと管体とを接続手段により接続する前に重量物であるマグネットフィルタを所定の取り付け姿勢に保持し続けることができるので、一人の作業者であっても両手を用いることも可能となるので落ち着いて安全かつ確実に接続作業を行うことができまたマグネットフィルタと管体との接続手段による接続を解除する時および解除した後も重量物であるマグネットフィルタが所定の取り付け姿勢に保持し続けられているので、作業者は例えば両手を用いて安全かつ確実に接続を解除することが可能で、接続を解除した後に、マグネットフィルタを持ち上げつつ前記掛止部材と前記被掛止部材との係止を解除してマグネットフィルタを取り外せばよく、また万一マグネットフィルタと管体との接続が接続手段の破損などにより解除されたとしても、マグネットフィルタの落下を防止することができるため、製造設備を破損したり人を傷つける心配もないマグネットフィルタの取り付け構造を提供することができる。
【符号の説明】
【0043】
,1a 管体、3 接続部材、9 接続部材、12 外面、19 ヘルール接続部、19a 挿入孔、100 取り付け構造、200 被掛止部材、210 掛止凹部、300 掛止部材、310 取付部、311 固定板、312 軸受、320 腕部、321 軸体、322a,322b 側板、330 係止部、331 杆体、400 マグネットフィルタ、401 基部、402,402a,402b,402c,402d マグネットバー、409 ヘルール接続部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7