特許第6705997号(P6705997)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士通クライアントコンピューティング株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000002
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000003
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000004
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000005
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000006
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000007
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000008
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000009
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000010
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000011
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000012
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000013
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000014
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000015
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000016
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000017
  • 特許6705997-コネクタおよび電子機器 図000018
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6705997
(24)【登録日】2020年5月19日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】コネクタおよび電子機器
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/71 20110101AFI20200525BHJP
   H01R 12/58 20110101ALI20200525BHJP
【FI】
   H01R12/71
   H01R12/58
【請求項の数】5
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-31904(P2019-31904)
(22)【出願日】2019年2月25日
【審査請求日】2019年3月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】518133201
【氏名又は名称】富士通クライアントコンピューティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉田 隆史
(72)【発明者】
【氏名】原 慎孝
【審査官】 山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−097941(JP,A)
【文献】 特開2002−217569(JP,A)
【文献】 特開昭63−083413(JP,A)
【文献】 実開平02−031179(JP,U)
【文献】 特開2014−041800(JP,A)
【文献】 実開昭63−050186(JP,U)
【文献】 特開昭62−133688(JP,A)
【文献】 特表2008−536327(JP,A)
【文献】 実開昭59−123982(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/71
H01R 12/50
H01R 4/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端部と、前記第1端部の反対側の第2端部と、第1方向を向いた外面と、を有し、前記第1端部から前記第2端部に向かう装着方向に沿って前記第1端部から前記第2端部へ向かって移動する他のコネクタが装着されるボディーと、
前記ボディーに支持され前記他のコネクタと電気的に接続される端子部材と、
前記第1方向からの視線で、それぞれが四角形の四つの頂点に位置するように設けられ、前記ボディーから前記第1方向に突出した四つの脚部と、
を備え、
前記第1方向は、前記装着方向と交差する前記ボディーの幅方向および前記装着方向と交差し、
前記四つの脚部は、それぞれ、前記第1方向を向いた端面を有した段部を含み前記ボディーと接続された第1部分と、前記第1部分の前記第1方向の端部から前記第1方向に突出した第2部分と、を有し、
前記段部は、各前記脚部において前記第2部分の前記装着方向側と前記装着方向の反対方向側とに一つずつ設けられ、
前記四角形のある対角線上に位置する二つの前記脚部である二つの第1脚部の各前記段部における前記端面の、前記外面に対する前記第1方向の位置は、互いに同じであり、
前記四つの脚部のうち前記二つの第1脚部以外の二つの前記脚部である二つの第2脚部の各前記段部における前記端面の、前記外面に対する前記第1方向の位置は、互いに同じであり、
前記二つの第1脚部における二つの前記段部の前記端面は、前記二つの第2脚部における前記段部の前記端面よりも前記第1方向に位置した、コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタと、
前記コネクタが取り付けられた一面を有し、前記一面に開口し前記四つの脚部が入れられた四つの孔が設けられた部材と、
を備えた電子機器。
【請求項3】
記脚部の前記第1部分が前記孔に入れられ、
前記ボディーが前記一面に重ねられた、請求項に記載の電子機器。
【請求項4】
記第1脚部が入れられた前記孔には、当該第1脚部の前記第1部分が入れられ、前記第2脚部が入れられた前記孔には、当該第2脚部の前記第2部分が入れられ、
前記第2脚部が入れられた前記孔の前記第1方向と直交する断面は、前記第2脚部の前記第1部分の前記第1方向と直交する断面よりも小さく、
前記第2脚部の前記段部の前記端面が、前記一面に支持された、請求項に記載の電子機器。
【請求項5】
記第1脚部が入れられた前記孔には、当該第1脚部の前記第2部分が入れられ、前記第2脚部が入れられた前記孔には、当該第2脚部の前記第2部分が入れられ、
前記第1脚部が入れられた前記孔の前記第1方向と直交する断面は、前記第1脚部の前記第1部分の前記第1方向と直交する断面よりも小さく、
前記第1脚部の前記段部の前記端面が、前記一面に支持された、請求項に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタおよび電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタと、コネクタが固定された基板等の部材と、を備えた電子機器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−187858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のコネクタでは、例えば、部材に対する複数の取付態様に対応することができる構成が得られれば、有益である。
【0005】
そこで、本発明の課題の一つは、部材に対する複数の取付態様に対応することができるコネクタとこのコネクタを備えた電子機器を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様にかかるコネクタは、例えば、第1端部と、前記第1端部の反対側の第2端部と、第1方向を向いた外面と、を有し、前記第1端部から前記第2端部に向かう装着方向に沿って前記第1端部から前記第2端部へ向かって移動する他のコネクタが装着されるボディーと、前記ボディーに支持され前記他のコネクタと電気的に接続される端子部材と、前記第1方向からの視線で、それぞれが四角形の四つの頂点に位置するように設けられ、前記ボディーから前記第1方向に突出した四つの脚部と、を備え、前記第1方向は、前記装着方向と交差する前記ボディーの幅方向および前記装着方向と交差し、前記四つの脚部は、それぞれ、前記第1方向を向いた端面を有した段部を含み前記ボディーと接続された第1部分と、前記第1部分の前記第1方向の端部から前記第1方向に突出した第2部分と、を有し、前記段部は、各前記脚部において前記第2部分の前記装着方向側と前記装着方向の反対方向側とに一つずつ設けられ、前記四角形のある対角線上に位置する二つの前記脚部である二つの第1脚部の各前記段部における前記端面の、前記外面に対する前記第1方向の位置は、互いに同じであり、前記四つの脚部のうち前記二つの第1脚部以外の二つの前記脚部である二つの第2脚部の各前記段部における前記端面の、前記外面に対する前記第1方向の位置は、互いに同じであり、前記二つの第1脚部における二つの前記段部の前記端面は、前記二つの第2脚部における前記段部の前記端面よりも前記第1方向に位置している
【0010】
本発明の第2態様にかかる電子機器は、例えば、前記コネクタと、前記コネクタが取り付けられた一面を有し、前記一面に開口し前記四つの脚部が入れられた四つの孔が設けられた部材と、を備えている。
【0011】
前記電子機器では、例えば、前記脚部の前記第1部分が前記孔に入れられ、前記ボディーが前記一面に重ねられている。
【0012】
前記電子機器では、例えば、前記第1脚部が入れられた前記孔には、当該第1脚部の前記第1部分が入れられ、前記第2脚部が入れられた前記孔には、当該第2脚部の前記第2部分が入れられ、前記第2脚部が入れられた前記孔の前記第1方向と直交する断面は、前記第2脚部の前記第1部分の前記第1方向と直交する断面よりも小さく、前記第2脚部の前記段部の前記部分が、前記一面に支持されている。
【0013】
前記電子機器では、例えば、前記第1脚部が入れられた前記孔には、当該第1脚部の前記第2部分が入れられ、前記第2脚部が入れられた前記孔には、当該第2脚部の前記第2部分が入れられ、前記第1脚部が入れられた前記孔の前記第1方向と直交する断面は、前記第1脚部の前記第1部分の前記第1方向と直交する断面よりも小さく、前記第1脚部の前記段部の前記部分が、前記一面に支持されている。
【発明の効果】
【0014】
本発明の上記態様によれば、部材に対する複数の取付態様に対応することができるコネクタとこのコネクタを備えた電子機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、実施形態のコネクタの例示的な正面図である。
図2図2は、実施形態のコネクタの例示的な一方の側面図である。
図3図3は、実施形態のコネクタの例示的な他方の側面図である。
図4図4は、実施形態のコネクタの例示的な底面図である。
図5図5は、実施形態のコネクタの例示的な平面図である。
図6図6は、実施形態のコネクタの例示的な背面図である。
図7図7は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部が展開位置に位置された状態の図である。
図8図8は、実施形態の電子機器の例示的な側面図であって、ディスプレイ部が閉じ位置に位置された状態の図である。
図9図9は、実施形態の電子機器における基板に対するコネクタの第1取付態様を例示的に示す図であって、コネクタの一方の側面側からの図である。
図10図10は、実施形態の電子機器における基板に対するコネクタの第1取付態様を例示的に示す図であって、コネクタの他方の側面側からの図である。
図11図11は、実施形態の電子機器の基板を例示的に示す図であって、コネクタの第1取付態様に対応する孔の例が示された図である。
図12図12は、実施形態の電子機器における基板に対するコネクタの第2取付態様を例示的に示す図であって、コネクタの一方の側面側からの図である。
図13図13は、実施形態の電子機器における基板に対するコネクタの第2取付態様を例示的に示す図であって、コネクタの他方の側面側からの図である。
図14図14は、実施形態の電子機器の基板を例示的に示す図であって、コネクタの第2取付態様に対応する孔の例が示された図である。
図15図15は、実施形態の電子機器における基板に対するコネクタの第3取付態様を例示的に示す図であって、コネクタの一方の側面側からの図である。
図16図16は、実施形態の電子機器における基板に対するコネクタの第3取付態様を例示的に示す図であって、コネクタの他方の側面側からの図である。
図17図17は、実施形態の電子機器の基板を例示的に示す図であって、コネクタの第3取付態様に対応する孔の例が示された図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
【0017】
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0018】
<コネクタ>
図1は、実施形態のコネクタ1の例示的な正面図である。図2は、実施形態のコネクタ1の例示的な一方の側面図である。図3は、実施形態のコネクタ1の例示的な他方の側面図である。図4は、実施形態のコネクタ1の例示的な底面図である。図5は、実施形態のコネクタ1の例示的な平面図である。図6は、実施形態のコネクタ1の例示的な背面図である。
【0019】
図1図6に示されるように、コネクタ1は、ボディー2と、複数の端子部材5と、四つの脚部6A,6B,6C,6Dと、を備えている。コネクタ1は、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタである。なお、コネクタ1は、USBコネクタに限定されず、USBコネクタ以外のコネクタであってもよい。コネクタ1には、外部コネクタ500(図7)が嵌め合いによって装着される。
【0020】
ボディー2は、シェル3と、シェル3に固定された絶縁部材4と、を有している。シェル3は、第1端部3aと、第1端部3aの反対側の第2端部3bと、を有している。シェル3の第1端部3aおよび第2端部3bは、それぞれ、ボディー2の第1端部および第2端部でもある。ボディー2には、収容部3cが設けられている。収容部3cは、第1端部3aに開口している。収容部3cは、開口部とも称される。第1端部3aから、シェル3内すなわち収容部3cに外部コネクタ500が装着される。第1端部3aから第2端部3bに向かう方向が、コネクタ1対する外部コネクタ500の装着方向Dである。装着方向Dは、挿入方向とも称される。
【0021】
シェル3は、底壁部3dと、天壁部3eと、二つの側壁部3f,3gと、を有している。底壁部3dと天壁部3eとは、ボディー2の高さ方向(厚さ方向)に間隔を空けて並び、二つの側壁部3f,3gは、ボディー2の幅方向Wに間隔を空けて並んでいる。底壁部3d、天壁部3e、および二つの側壁部3f,3gは、収容部3cを形成している。別の言い方をすると、底壁部3d、天壁部3e、および二つの側壁部3f,3gは、収容部3cに面して収容部3cを囲っている。天壁部3eおよび二つの側壁部3f,3gには、爪3hが設けられている。シェル3は、例えば金属材料によって構成されている。
【0022】
図1に示されるように、絶縁部材4は、収容部3c内に位置している。絶縁部材4は、合成樹脂材料等の絶縁材料によって構成され、絶縁性を有している。
【0023】
図1図6に示されるように、複数の端子部材5は、絶縁部材4に固定されている。複数の端子部材5の一部は、絶縁部材4とともに収容部3c内に位置し、複数の端子部材5の別の一部は、ボディー2の第2端部3bから第1方向D1に延びて、ボディー2の外側に位置している。第1方向D1は、ボディー2の幅方向Wおよび装着方向Dと交差(直交)する方向であって、天壁部3eから底壁部3dに向かう方向である。複数の端子部材5は、ボディー2の幅方向Wに互いに間隔を空けて並んでいる。端子部材5は、導電性材料によって構成されている。
【0024】
図1図3に示されるように、四つの脚部6A,6B,6C,6Dは、ボディー2から第1方向D1に突出している。図2に示されるように、二つの脚部6A,6Dは、側壁部3fと接続され、図3に示されるように、二つの脚部6B,6Dは、側壁部3gと接続されている。図1および図4に示されるように、二つの脚部6A,6Bは、ボディー2の幅方向Wに互いに間隔を空けて並んでいる。また、図4および図6に示されるように、二つの脚部6C,6Dは、ボディー2の幅方向Wに互いに間隔を空けて並んでいる。図2図4に示されるように、二つの脚部6A,6Bの装着方向D側に二つの脚部6C,6Dが位置している。すなわち、四つの脚部6A,6B,6C,6Dのうち二つの脚部6A,6B以外の二つの脚部6C,6Dは、二つの脚部6A,6Bよりも装着方向Dに位置している。
【0025】
詳細には、図4に示されるように、四つの脚部6A,6B,6C,6Dは、第1方向D1からの視線で、それぞれが四角形Qの四つの頂点Qa,Qb,Qc,Qdに位置するように設けられている。第1方向D1からの視線は、換言すると、第1方向D1から見た場合である。ここで、四角形Qは、四つの辺Qe,Qf,Qg,Qhを有している。辺Qe,Qgは、ボディー2の幅方向Wに延び、辺Qeの第1方向D1に辺Qgが位置している。辺Qeの両端部(頂点Qa,Qb)に脚部6A,6Bが位置し、辺Qgの両端部(頂点Qc,Qd)に脚部6C,6Dが位置している。また、辺Qf,Qhは、装着方向Dに延び、互いにボディー2の幅方向Wに間隔を空けて位置している。二つの脚部6A,6Bの第1方向D1に二つの脚部6C,6Dが位置している。上記の脚部6A,6B,6C,6Dの配置を四角形Qの二つの対角線Qi,Qjを用いて説明すると、以下の通りである。すなわち、四角形Qの一方の対角線Qi上に二つの脚部6B,6Dが位置し、四角形Qの他方の対角線Qj上に二つの脚部6A,6Cが位置している。二つの脚部6B,6Dは、それぞれ第1脚部の一例であり、二つの脚部6A,6Cは、第2脚部の一例である。
【0026】
図1図4に示されるように、四つの脚部6A,6B,6C,6Dは、それぞれ、厚さ方向がボディー2の幅方向Wに沿う板状に形成されている。
【0027】
図2および図3に示されるように、四つの脚部6A,6B,6C,6Dのそれぞれには、段部6aが設けられている。段部6aは、第1方向D1を向いた端面6aaを有している。端面6aaは、第1方向D1を向いた部分の一例である。
【0028】
四つの脚部6A,6B,6C,6Dは、それぞれ、段部6aを含んだ第1部分6bと、第2部分6cと、を有している。第1部分6bは、ボディー2と接続されている。第1部分6bの第1方向D1の端部6baは、段部6aの端面6aaを含む。第2部分6cは、第1部分6bの端部6baから第1方向D1に突出している。段部6aは、少なくとも第2部分6cの装着方向D側に設けられている。具体的には、段部6aは、第2部分6cの装着方向D側と装着方向Dの反対方向側とに一つずつ設けられている。第1部分6bは、ベース部とも称され、第2部分6cは、突出部とも称される。
【0029】
ボディー2の底壁部3dの外面3daに対する脚部6A,6Cの段部6aの端面6aaの第1方向D1の位置は、互いに同じである。また、ボディー2の底壁部3dの外面3daに対する脚部6B,6Dの段部6aの端面6aaの第1方向D1の位置は、互いに同じである。ただし、二つの脚部6B,6Dにおける二つの段部6aの端面6aaは、二つの脚部6A,6Cにおける段部6aの端面6aaよりも第1方向D1に位置している。すなわち、二つの脚部6B,6Dにおける二つの段部6aの端面6aaと底壁部3dの外面3daとの間の第1方向D1の距離が、二つの脚部6A,6Cにおける段部6aの端面6aaと底壁部3dの外面3daとの間の第1方向D1の距離よりも長い。底壁部3dの外面3daは、基準部とも称される。
【0030】
このような構成のコネクタ1では、第1端部3aから第2端部3bに向かう装着方向Dに沿って第1端部3aから第2端部3bへ向かって移動する外部コネクタ500(図7)が装着される。具体的には、外部コネクタ500の先端部が、収容部3cに収容されて絶縁部材4とシェル3とに挟まれる。このとき、爪3hが外部コネクタ500を絶縁部材4に向けて弾性的に押す。すなわち、コネクタ1と外部コネクタ500とは、嵌め合いによって結合される。また、コネクタ1に外部コネクタ500が装着された状態では、コネクタ1の複数の端子部材5と外部コネクタ500の複数の端子部材(不図示)とが接触している。すなわち、コネクタ1の複数の端子部材5が外部コネクタ500と電気的に接続する。
【0031】
<電子機器>
次に、図7図17を参照して、コネクタ1が設けられた電子機器10を説明する。
【0032】
図7は、実施形態の電子機器10の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部33が展開位置に位置された状態の図である。図8は、実施形態の電子機器10の例示的な側面図であって、ディスプレイ部33が閉じ位置に位置された状態の図である。
【0033】
図7および図8に示されるように、電子機器10は、例えば、ノートブック型(クラムシェル型)のパーソナルコンピュータとして構成され、ベース部32と、ディスプレイ部33と、を備えている。ベース部32は、例えば机や、台、棚等の載置部100の平面100a(図8)に載置される。ディスプレイ部33は、ベース部32に対して回転中心軸C回りに回転可能にベース部32に支持され、展開位置(図7)と閉じ位置(図8)との間を移動可能である。具体的には、ディスプレイ部33は、ヒンジ35を介してベース部32に連結されている。なお、電子機器10は、上記例には限定されず、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータや、スレート型(タブレット型)のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、映像表示装置、テレビジョン受像機、ゲーム機、記憶装置等であってもよい。
【0034】
また、実施形態では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、ベース部32の奥行方向(前後方向、短手方向)に沿い、Y方向は、ベース部32の幅方向(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、ベース部32の高さ方向(上下方向)に沿う。また、以下の説明では、X方向は前方、X方向の反対方向は後方とも称され、Y方向は左方、Y方向の反対方向は右方とも称され、Z方向は上方、Z方向の反対方向は下方とも称される。
【0035】
ベース部32は、第1筐体11と、第1筐体11に支持されたキーボード12と、を有している。キーボード12は、上方から操作可能な状態に第1筐体11に支持されている。また、第1筐体11内には、基板50(図9)が収容されている。基板50には、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、コネクタ1(図9)等の複数の電子部品が実装されている。基板50に設けられた配線と基板50に取り付けられた複数の電子部品とによって、電子機器10の電子回路の少なくとも一部が構成されている。
【0036】
ディスプレイ部33は、第2筐体21と、ディスプレイユニット22と、を有している。ディスプレイユニット22は、表示画面22aが前方から視認可能な状態に、第2筐体21に支持されている。
【0037】
ディスプレイ部33(第2筐体21)が展開位置(図7)に位置した状態では、第1筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向せず、第1筐体11の上面11a、キーボード12、第2筐体21の前面21a、ディスプレイユニット22の表示画面22aが露出する。このとき、第2筐体21の前面21aおよび後面21bは、それぞれ、前方および後方を向く。
【0038】
一方、ディスプレイ部33(第2筐体21)が閉じ位置(図8)に位置した状態では、第1筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向する。
【0039】
第1筐体11の形状は、上下方向に扁平な略直方体である。第1筐体11は、例えば、下壁11cや、上壁11d、前壁11e、後壁11f、左壁11g、右壁11h等の複数の壁を有している。
【0040】
下壁11cは、下面11bを含み、上壁11dは、上面11aを含む。下壁11cおよび上壁11dは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。下壁11cには、第1筐体11を載置部100の平面100aから離間した状態に支持する複数の支持部材43(図8)が設けられている。支持部材43は、脚やゴム脚等とも称される。
【0041】
前壁11eおよび後壁11fは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁11eおよび後壁11fは、それぞれ、第1筐体11の前端部11iおよび後端部11jを構成している。前端部11iは、回転中心軸Cと離間している。後端部11jは、前端部11iに対して回転中心軸C側に設けられている。
【0042】
左壁11gおよび右壁11hは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁11gおよび右壁11hは、それぞれ、第1筐体11の左端部11kおよび右端部11mを構成している。
【0043】
また、第1筐体11には、四つの角部11na〜11ndが設けられている。角部11naは、前壁11eと左壁11gとの交差部によって構成されている。角部11nbは、左壁11gと後壁11fとの交差部によって構成されている。角部11ncは、後壁11fと右壁11hとの交差部によって構成されている。角部11ndは、右壁11hと前壁11eとの交差部によって構成されている。
【0044】
また、第1筐体11は、ロアカバー13と、アッパーカバー14と、を含む複数の部材の組み合わせによって構成されている。ロアカバー13は、少なくとも下壁11cを含む。アッパーカバー14は、少なくとも上壁11dを含む。
【0045】
また、図8に示されるように、第1筐体11の右壁11hには、孔11haが設けられている。孔11haは、右壁11hを貫通している。孔11haは、開口部とも称される。孔11haからコネクタ1が露出する。
【0046】
次に、基板50に対するコネクタ1の第1〜第3取付態様について、図9図17を参照して説明する。基板50には、コネクタ1が、以下に説明する第1〜第3取付態様のいずれか一つの取付態様にて取り付けられている。
【0047】
図9および図10は、実施形態の電子機器10における基板50に対するコネクタ1の第1取付態様を例示的に示す図である。図9はコネクタ1の一方の側面側からの図であり、図10は、コネクタ1の他方の側面側からの図である。
【0048】
図9および図10に示されるように、第1取付態様は、基板50の一面50fにコネクタ1の底壁部3dの外面3daが重ねられた取付態様である。コネクタ1の底壁部3dの外面3daは、基板50の一面50fに直接重ねられていてもよいし、すなわち基板50の一面50fと接触していてもよいし、基板50の一面50fに半田(不図示)を介して重ねられていてもよい。
【0049】
次に、第1取付態様に対応する基板50について説明する。図11は、実施形態の電子機器10の基板50を例示的に示す図であって、コネクタ1の第1取付態様に対応する孔50a,50b,50c,50dの例が示された図である。
【0050】
図9図11に示されるように、基板50は、コネクタ1が取り付けられた一面50fと、一面50fの反対側の他面50g(図9,10)を有している。一面50fは、Z方向に向いている。また、基板50には、四つの脚部6A,6B,6C,6Dが入れられた四つの孔50a,50b,50c,50dが設けられている。より詳細には、孔50a,50b,50c,50dには、それぞれ、脚部6A,6B,6C,6Dの第1部分6bが入れられている(図9,10)。四つの孔50a,50b,50c,50dは、基板50の厚さ方向に基板50を貫通している。すなわち、四つの孔50a,50b,50c,50dは、基板50の一面50fおよび他面50gに開口している。孔50a,50cは、第2孔の一例であり、50b,50dは、第1孔の一例である。
【0051】
図11に示されるように、二つの脚部6A,6Bが入れられた二つの孔50a,50bと、二つの脚部6C,6Dが入れられた二つの孔50c,50dとは、一面50fに沿いかつ幅方向Wと交差するY方向に間隔をあけて並んでいる。孔50a,50b,50c,50dは、それぞれ、Y方向を長手方向とする長孔である。各孔50a,50b,50c,50dのY方向の長さは、同じである。Y方向は第2方向の一例である。
【0052】
脚部6A,6B,6C,6Dは、一面50fにおける孔50a,50b,50c,50dの周囲の部分および孔50a,50b,50c,50d内に設けられた半田(不図示)によって基板50に固定されている。
【0053】
また、基板50には、コネクタ1の複数の端子部材5が入れられた複数の孔50eが設けられている。複数の端子部材5は、一面50fにおける孔50a,50b,50c,50dの周囲の部分に設けられた配線(不図示)に半田(不図示)によって接続されている。
【0054】
次に、第2取付態様について第1取付態様と異なる点を主に説明する。図12および図13は、実施形態の電子機器10における基板50に対するコネクタ1の第2取付態様を例示的に示す図である。図12は、コネクタ1の一方の側面側からの図であり、図13は、コネクタ1の他方の側面側からの図である。
【0055】
図12および図13に示されるように、第2取付態様は、基板50の一面50fからコネクタ1の底壁部3dの外面3daが所定の第1距離離れた位置に位置するように、コネクタ1が基板50の一面50fに取り付けられた取付態様である。
【0056】
脚部6B,6Dが入れられた孔50b,50dには、当該脚部6B,6Dの第1部分6bが入れられ、脚部6A,6Cが入れられた孔50a,50cには、当該脚部6A,6Cの第2部分6cが入れられている。そして、脚部6A,6Cの段部6aの端面6aaが、基板50の一面50fに支持されている(固定されている)。
【0057】
次に、第2取付態様に対応する基板50について説明する。図14は、実施形態の電子機器10の基板50を例示的に示す図であって、コネクタ1の第2取付態様に対応する孔50a,50b,50c,50dの例が示された図である。
【0058】
図14に示されるように、脚部6B,6Cが入れられた孔50b,50dのY方向の長さは、脚部6A,6Cが入れられた孔50a,50cのY方向の長さよりも長い。また、図12図14から分かるように、脚部6A,6Cが入れられた孔50a,50cの第1方向D1と直交する断面は、脚部6A,6Cの第1部分6bの第1方向D1と直交する断面よりも小さい。
【0059】
次に、第3取付態様について第1および第2取付態様と異なる点を主に説明する。図15および図16は、実施形態の電子機器10における基板50に対するコネクタ1の第3取付態様を例示的に示す図である。図15は、コネクタ1の一方の側面側からの図であり、図16は、コネクタ1の他方の側面側からの図である。
【0060】
図15および図16に示されるように、第3取付態様は、基板50の一面50fからコネクタ1の底壁部3dの外面3daが、第1距離よりも長い所定の第2距離離れた位置に位置するように、コネクタ1が基板50の一面50fに取り付けられた取付態様である。
【0061】
孔50a,50b,50c,50dには、それぞれ、脚部6A,6B,6C,6Dの第2部分6cが入れられている(図15,16)。そして、脚部6B,6Dの段部6aの端面6aaが、基板50の一面50fに支持されている(固定されている)。
【0062】
次に、第3取付態様に対応する基板50について説明する。図17は、実施形態の電子機器10の基板50を例示的に示す図であって、コネクタ1の第3取付態様に対応する孔50a,50b,50c,50dの例が示された図である。
【0063】
図17に示されるように、各孔50a,50b,50c,50dのY方向の長さは、同じである。ただし、図17に示される各孔50a,50b,50c,50dのY方向の長さは、図11に示される第1取付態様に対応した各孔50a,50b,50c,50dのY方向の長さよりも短い。また、図15図17から分かるように、脚部6B,6Dが入れられた孔50b,50dの第1方向D1と直交する断面は、脚部6B,6Dの第1部分6bの第1方向D1と直交する断面よりも小さい。
【0064】
上記の第1〜第3の取付態様からわかるように、第1〜第3取付態様のいずれにおいても、コネクタ1は、底壁部3dの外面3da(底面)が基板50の一面50fと対向するように、一面50fに取り付けられる。そして、第1〜第3の取付態様は、基板50の一面50fに対するコネクタ1の底壁部3dの外面3daの高さが異なる。
【0065】
以上のように、実施形態のコネクタ1は、例えば、外部コネクタ500(他のコネクタ)が装着されるボディー2と、ボディー2に支持され外部コネクタ500と電気的に接続される端子部材5と、ボディー2から第1方向D1に突出した四つの脚部6A,6B,6C,6Dと、を備えている。四つの脚部6A,6B,6C,6Dは、第1方向D1からの視線で、それぞれが四角形Qの四つの頂点Qa,Qb,Qc,Qdに位置するように設けられている。四角形Qのある対角線Qi上に位置する二つの脚部6B,6D(第1脚部)のそれぞれに、第1方向D1を向いた端面6(部分)を有した段部6aが設けられている。
【0066】
このような構成によれば、例えば、コネクタ1は、基板50に対する複数の取付態様(第1〜第3取付態様)に対応することができる。
【0067】
また、実施形態のコネクタ1では、例えば、ボディー2は、第1端部3aと、第1端部3aの反対側の第2端部3bと、を有している。ボディー2には、第1端部3aから第2端部3bに向かう装着方向Dに沿って第1端部3aから第2端部3bへ向かって移動する外部コネクタ500が装着される。第1方向D1は、装着方向Dと交差するボディー2の幅方向Wおよび装着方向Dと交差する。
【0068】
このような構成によれば、例えば、コネクタ1は、装着方向Dと交差する第1方向D1に沿った高さ違いの複数の取付態様(第1,第3取付態様)に対応することができる。
【0069】
また、実施形態のコネクタ1では、例えば、四つの脚部6A,6B,6C,6Dのうち二つの6B,6D以外の二つの脚部6A,6C(第2脚部)のそれぞれに、第1方向D1を向いた端面6aa(部分)を有した段部6aが設けられている。二つの脚部6B,6Dにおける二つの段部6aの端面6aaは、二つの脚部6A,6Cにおける段部6aの端面6aaよりも第1方向D1に位置している。
【0070】
このような構成によれば、例えば、コネクタ1は、装着方向Dと交差する第1方向D1に沿った高さ違いのより多くの複数の取付態様(第1〜第3取付態様)に対応することができる。
【0071】
また、実施形態のコネクタ1では、例えば、二つの脚部6B,6Dと二つの脚部6A,6Cとは、それぞれ、段部6aを含みボディー2と接続された第1部分6bと、第1部分6bの第1方向D1の端部6baから第1方向D1に突出した第2部分6cと、を有している。
【0072】
このような構成によれば、例えば、比較的簡素な構成により段部6aを形成することができる。
【0073】
また、実施形態の電子機器10は、例えば、コネクタ1と、コネクタ1が取り付けられた一面50fを有し、一面50fに開口し四つの脚部6A,6B,6C,6Dが入れられた四つの孔50a,50b,50c,50dが設けられた基板50(部材)と、を備えている。
【0074】
このような構成によれば、基板50に対する複数の取付態様のうち一つの取付態様で基板50に取り付けられたコネクタ1を備えた電子機器10が得られる。
【0075】
また、実施形態の電子機器10では、例えば、脚部6A,6B,6C,6Dの第1部分6bが孔50a,50b,50c,50dに入れられ、ボディー2が一面50fに重ねられている(図9,10:第1取付態様)。
【0076】
このような構成によれば、電子機器10の薄型化がしやすい。
【0077】
また、電子機器10では、例えば、脚部6B,6Dが入れられた孔50b,50dには、当該脚部6B,6Dの第1部分6bが入れられ、脚部6A,6C,が入れられた孔50a,50cには、当該脚部6A,6Cの第2部分6cが入れられている。脚部6A,6Cが入れられた孔50a,50cの第1方向D1と直交する断面は、脚部6A,6Cの第1部分6bの第1方向D1と直交する断面よりも小さく、脚部6A,6Cの段部6aの端面6aaが、一面50fに支持されている。
【0078】
このような構成によれば、例えば、基板50の一面50fから所定の第1の距離離れた位置にボディー2を位置させることができる(図12,13:第2取付態様)。
【0079】
また、実施形態の電子機器10では、例えば、脚部6B,6Dが入れられた孔50b,50dには、当該脚部6B,6Dの第2部分6cが入れられ、脚部6A,6Cが入れられた孔50a,50cには、当該脚部6A,6Cの第2部分6cが入れられている。脚部6B,6Dが入れられた孔50b,50dの第1方向D1と直交する断面は、脚部6B,6Dの第1部分6bの第1方向D1と直交する断面よりも小さく、脚部6B,6Dの段部6aの端面6aaが、一面50fに支持されている。
【0080】
このような構成によれば、例えば、基板の一面50fから所定の第2の距離離れた位置にボディー2を位置させることができる(図15,16:第3取付態様)。
【0081】
なお、上記実施形態では、コネクタ1において、段部6aが、第2部分6cの装着方向D側と装着方向Dの反対方向側との両方に設けられたが、これに限定されない。例えば、段部6aは、第2部分6cの装着方向D側と装着方向Dの反対方向側とのいずれか一方だけに設けられていてもよい。また、上記実施形態では、段部6aが、第2部分6cの装着方向D側と装着方向Dの反対方向側とに一つずつ設けられた例が示されたが、これに限定されない。例えば、段部6aは、第2部分6cの装着方向D側と装着方向Dの反対方向側とにそれぞれ複数設けられていてもよい。
【0082】
また、上記実施形態では、コネクタ1が脚部として四つの脚部6A、6B、6C、6Dだけを備えた例が示されたが、これに限定されない。例えば、コネクタ1は、四つの脚部6A、6B、6C、6Dの他に、別の脚部を備えていていもよい。
【0083】
また、上記実施形態では、コネクタ1が取り付けられる部材として基板50の例が示されたが、これに限定されない。例えば、コネクタ1が取り付けられる部材は、記憶装置等の電子部品であってもよい。
【0084】
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
【符号の説明】
【0085】
1…コネクタ、2…ボディー、3a…第1端部、3b…第2端部、5…端子部材、6A,6D…脚部(第2脚部)、6B,6C…脚部(第1脚部)、6a…段部、6aa…端面(部分)、6b…第1部分、6ba…端部、6c…第2部分、10…電子機器、50…基板(部材)、50f…一面、50a,50c…孔(第2孔)、50b,50d…孔(第1孔)、500…外部コネクタ(他のコネクタ)、D…装着方向、D1…第1方向、Q…四角形、Qa,Qb,Qc,Qd…頂点、Qe,Qf,Qg,Qh…辺、Qi,Qj…対角線、W…幅方向。
【要約】
【課題】部材に対する複数の取付態様に対応することができるコネクタを得る。
【解決手段】実施形態のコネクタ1は、例えば、ボディー2と、ボディー2に支持された端子部材5と、ボディー2から第1方向D1に突出した四つの脚部6A,6B,6C,6Dと、を備えている。四つの脚部6A,6B,6C,6Dは、第1方向D1からの視線で、それぞれが四角形Qの四つの頂点Qa,Qb,Qc,Qdに位置するように設けられている。四角形Qのある対角線Qi上に位置する二つの脚部6B,6Dのそれぞれに、第1方向D1を向いた部分6aaを有した段部6aが設けられている。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17