特許第6706368号(P6706368)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富永 一の特許一覧

特許6706368襟分離ワイシャツの接続部材の取り付け方法
<>
  • 特許6706368-襟分離ワイシャツの接続部材の取り付け方法 図000002
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6706368
(24)【登録日】2020年5月19日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】襟分離ワイシャツの接続部材の取り付け方法
(51)【国際特許分類】
   A41B 3/04 20060101AFI20200525BHJP
【FI】
   A41B3/04 A
【請求項の数】2
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2019-96605(P2019-96605)
(22)【出願日】2019年5月23日
【審査請求日】2019年5月23日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500536249
【氏名又は名称】富永 一
(72)【発明者】
【氏名】富永一
【審査官】 ▲高▼辻 将人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−045116(JP,A)
【文献】 実開平04−044304(JP,U)
【文献】 実開昭61−180103(JP,U)
【文献】 特開平08−049101(JP,A)
【文献】 実公昭33−000654(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41B 1/00− 7/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
襟分離ワイシャツにおいて
ワイシャツ本体首周囲両端に渡る大きさの2片の帯形状部材の一方片を襟台とし他方片を首周囲片とし
襟台上方に襟羽を設け
襟台一側面の一方端近傍にボタンを設けボタンを設けた面を後ろ側とし
他方端近傍にボタン透孔を設け
ボタンより下方でボタンと一方端間の後ろ側にホック凸の凸部を突出して設け
襟台の後ろ側上方であってボタンの内側より中央近傍に渡りチャック箱側片を接続し、チャック箱側片の下方のボタン側に箱を設け
ボタン透孔より下方でボタン透孔と他方端間の後ろ側にホック凸を後ろ側に凸部を突出して設け
襟台の後ろ側上方であってボタン透孔の内側より中央近傍に渡りチャック箱側片を接続し,チャック箱側片の下方のボタン透孔側に箱を設け
首周囲片をシャツ本体首周囲両端に渡り設け
首周囲片の一方面にホック凸に相対してホック凹を設けてホック凹を設けた面を
シャツ本体前側とし
前記ホック凸それぞれに相対して首周囲片前側の両端近傍にそれぞれホック凹の凹部を前側にして設け
前記チャック箱側片それぞれに相対して
首周囲片の前側下方にチャック差し棒側片を接続し、チャック差し棒側片の上方のボタン側又はボタン透孔側に差し棒を設けるを特徴とする、接続部材の取り付け方法。
【請求項2】
前記襟台の後ろ側全面に覆いを設け、覆いと襟台を挿通してボタン透孔を設けボタンを襟台に代えて覆いに設けることを特徴とする、請求項1に記載の接続部材の取り付け方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、襟分離ワイシャツに設けるジッパーとホックの取付方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、襟台とシャツ本体の接続部材にボタンを用いて行っていた。
(特許文献1参照)
【特許文献1】特開平8−49101号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、襟台とシャツ本体がボタンで盛り上がり外観と着用感が悪くなる欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1によれば、
襟分離ワイシャツにおいて
ワイシャツ本体首周囲両端に渡る大きさ2片の帯形状部材の一方片を襟台とし他方片を首周囲片とし
襟台上方に襟羽を設け
襟台一側面の一方端近傍にボタンを設け後ろ側とし
他方端近傍にボタン透孔を設け
ボタンより下方でボタンと一方端間の後ろ側にホック凸の凸部を突出して設け
ボタン内側より中央近傍に渡りチャックの箱側片の箱をボタン側にして上方に設け
ボタン透孔より下方でボタン透孔と他方端間の後ろ側にホック凸を後ろ側に凸部を突出して設け
ボタン透孔内側より中央近傍に渡りチャックの箱側片の箱をボタン透孔側にして襟台上方に設け

首周囲片をシャツ本体首周囲両端に渡り設け
首周囲片のシャツ本体前側を前側とし
前記ホック凸それぞれに相対して首周囲片前側の両端近傍にそれぞれホック凹の凹を前側にして設け
前記チャック箱側片それぞれに相対して
チャック差し棒側片の差し棒をボタン側又はボタン透孔側にして首周囲片前側下方に接続することを特徴とする。
請求項2によれば、
前記襟台のボタン側全面に覆いを設け、覆いと襟台を挿通してボタン透孔を設け覆いと襟台を挿通してボタンを覆いに設けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
襟台両端のホックによる接続で厚みが無くなり接続が確実になり外観がよくなる。
襟台とシャツ本体の接続がチャックにより確実になる。
チャックのスライダーが首後ろ中央に位置し着用時の違和感が無くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を図により説明する。
図1(A)は、シャツ本体首周囲C両端に渡る大きさの帯形状部材14で構成した襟台10に、襟羽6を上方に設けた襟台10を、後ろ側から見た図である。
襟台10の一方端近傍にボタン5を逢着し、後ろ側Aとし、他方端近傍にボタン透孔1を設けている。
【0007】
襟台10の後ろ側Aのボタン5より下方でボタン5と端の間にホック凸7の凸部17を後ろ側Aに突出して設け
ボタン5の内側より中央近傍に渡りチャック箱側片4の箱2をボタン5側にして上方に設け、このときスライダー3が後ろ側Aに位置し
ボタン透孔1より下方でボタン透孔1と端の間ににホック凸7の凸部17を後ろ側Aに突出して設け
【0008】
ボタン透孔1の内側より中央近傍に渡りチャック箱側片4の箱2をボタン透孔1側にして襟台15上方に設けこのときスライダー3が後ろ側Aに位置し
【0009】
(B)は、帯形状部材14を、シャツ本体12の首周囲B両端に渡り設けて、首周囲片11とし、
前記ホック凸7それぞれに相対して首周囲片11の前側Dの両端近傍にそれぞれホック凹8の凹部19を前側Dにして設け
前記チャック箱側片4それぞれに相対して
チャック差し棒側片10の差し棒9をボタン5側又はボタン透孔1側にしてそれぞれチャック差し棒側片10を首周囲片の前側D下方に設ける。
この時、襟台15の長手方向の大きさと首周囲片11の長手方向の大きさは略同一である。
【0010】
(C)は、襟台10後ろ側に覆い13を設け、襟台10と覆い13を貫通してボタン透孔1を設け、ボタン5を覆い13に設けた図で、又はボタン5を襟台10と覆い13を貫通して設けてもよい。
説明の都合上覆い13を襟台10より右へずらして描かれているが実際は
覆い13と襟台10の両端は略一致して重なるものである。
(D)は、ホック凸7とホック凹8を示す。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】襟台とシャツ本体首周囲片の接続部材を示す図
【符号の説明】
【0012】
A、後ろ側
B、首周囲
C、シャツ本体首周囲
D前側
1、ボタン透孔
2、箱
3、スライダー
4、チャック箱側片
5、ボタン
6、襟羽
7、ホック凸
8、ホック凹
9、挿し棒
10、チャック挿し棒側片
11、首周囲片
12、シャツ本体
13、覆い
14、帯形状部材
15、襟台
17、凸部
19、凹部
【要約】      (修正有)
【課題】シャツ交換襟の襟台両端がシャツ本体両端接続部から垂れ下がり易く、又、襟台両端がシャツ本体から浮き外観が悪くなることを防止する、接続部材の取付方法を提供する。
【解決手段】襟台15のボタン5又はボタン透孔1より下方で端近傍それぞれにホック凸7を設け、ボタン又はボタン透孔の内側から中央近傍に渡りそれぞれチャック一方片を設け、首周囲帯形状部材の両端近傍それぞれに、ホック凸に相対してホック凹8を設け、それぞれのホック凹内側より中央近傍に渡りチャック他方片を設ける。
【選択図】図1
図1