(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6706540
(24)【登録日】2020年5月20日
(45)【発行日】2020年6月10日
(54)【発明の名称】紐付きシート状グッズ
(51)【国際特許分類】
A47G 33/00 20060101AFI20200601BHJP
【FI】
A47G33/00 J
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-97172(P2016-97172)
(22)【出願日】2016年5月13日
(65)【公開番号】特開2017-202233(P2017-202233A)
(43)【公開日】2017年11月16日
【審査請求日】2019年3月22日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 配布日: 平成27年11月17日 配布場所: 御殿場高原 時之栖(静岡県御殿場市神山719番地) 公開者: 志喜屋徹、新井敦夫および望月浩平
(73)【特許権者】
【識別番号】000151092
【氏名又は名称】株式会社電通
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】100106840
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 耕司
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】志喜屋 徹
【審査官】
前原 義明
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−212104(JP,A)
【文献】
実開昭60−029522(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1使用形態と第2使用形態とを有する紐付きシート状グッズであって、
前記紐付きシート状グッズは、シート状の本体と、前記本体の複数の穴部に挿通される紐体とを備え、
前記紐体を引っ張ることにより、前記第1使用形態から前記第2使用形態に変形可能であり、
前記第1使用形態は、前記紐体が前記本体の前記穴部で屈曲している形態であり、
前記第2使用形態は、前記紐体が引っ張られて直線状となっている形態であり、
前記紐体が引っ張られた前記第2使用形態において、前記本体の前記穴部の周辺に折り目が形成されていないことを特徴とする紐付きシート状グッズ。
【請求項2】
前記本体は、第1のシートと、前記第1のシートと対応する形状の第2のシートとで構成され、
前記第1使用形態では、前記第1のシートの端部の内側面と前記第2のシートの端部の内側面が対向し、
前記第2使用形態では、前記第1のシートの端部の外側面と前記第2のシートの端部の外側面が対向する、請求項1に記載の紐付きシート状グッズ。
【請求項3】
前記第1のシートの端部の一方の側には、第1の穴部が設けられ、
前記第2のシートの端部の一方の側には、前記第1の穴部と対応する位置に第2の穴部が設けられ、
前記第2のシートの端部の他方の側には、第3の穴部が設けられ、
前記第1のシートの端部の他方の側には、前記第3の穴部と対応する位置に第4の穴部が設けられ、
前記紐体は、前記第1使用形態において、
前記第1の穴部で、前記第1のシートの端部の内側面から外側面へ挿通され、
前記第2の穴部で、前記第2のシートの端部の外側面から内側面へ挿通され、
前記第3の穴部で、前記第2のシートの端部の内側面から外側面へ挿通され、
前記第4の穴部で、前記第1のシートの端部の外側面から内側面へ挿通されている、請求項2に記載の紐付きシート状グッズ。
【請求項4】
前記第1のシートと前記第2のシートとは連結されており、
前記第1使用形態では、前記本体が閉じた状態であり、
前記第2使用形態では、前記本体が開いた状態である、請求項2または請求項3に記載の紐付きシート状グッズ。
【請求項5】
前記第1使用形態では、前記本体が閉じた状態でのり付けで封止されており、
前記第2使用形態では、前記封止が解除されて前記本体が開いた状態となる、請求項4に記載の紐付きシート状グッズ。
【請求項6】
前記本体は、折り畳み可能な底面部を備え、
前記第1使用形態では、前記底面部は折り畳まれた状態となっており、
前記第2使用形態では、前記底面部は平面的に展開された状態となる、請求項4に記載の紐付きシート状グッズ。
【請求項7】
前記本体は、折り畳み可能なポップアップ部を備え、
前記第1使用形態では、前記ポップアップ部は折り畳まれた状態となっており、
前記第2使用形態では、前記ポップアップ部は立体的に展開された状態となる、請求項4に記載の紐付きシート状グッズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二つの使用形態(第1使用形態と第2使用形態)を有する紐付きシート状グッズに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、日常的に、様々なシート状グッズが使用されている。例えば、神社や寺院に祈願するとき、あるいは、祈願した願いが叶ってその謝礼をするときに、神社や寺院に奉納するためのシート状グッズとして絵馬が使用される。また、自らの氏名や所属や連絡先などを示すときに、他人に渡すためのシート状グッズとして名刺が使用される。また、自らの氏名を示すときに、本人が着用等するシート状グッズとして名札が使用される。また、本のページに目印をつけるときに、読んでいるページに挟むためのシート状グッズとしてしおりが使用される。そして従来、これらのシート状グッズ(例えば絵馬)にも、種々の創意工夫が施されていた(例えば特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−121483号公報
【特許文献2】特開2009−268758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のシート状グッズの使用形態は一つに限られていた。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、二つの使用形態(第1使用形態と第2使用形態)で使用することのできる紐付きシート状グッズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の紐付きシート状グッズは、第1使用形態と第2使用形態とを有する紐付きシート状グッズであって、前記紐付きシート状グッズは、シート状の本体と、前記本体の複数の穴部に挿通される紐体とを備え、前記紐体を引っ張ることにより、前記第1使用形態から前記第2使用形態に変形可能である。
【0007】
この構成によれば、紐付きシート状グッズを二つの使用形態(第1使用形態と第2使用形態)で使用することができる。この場合、紐付きシート状グッズを第1使用形態で使用しているときに、紐付きシート状グッズの紐体を引っ張ることによって、紐付きシート状グッズを第1使用形態から第2使用形態に変化させることができ、紐付きシート状グッズを第2使用形態で使用することができる。
【0008】
また、本発明の紐付きシート状グッズでは、前記本体は、第1のシートと、前記第1のシートと対応する形状の第2のシートとで構成され、前記第1使用形態では、前記第1のシートの端部の内側面と前記第2のシートの端部の内側面が対向し、前記第2使用形態では、前記第1のシートの端部の外側面と前記第2のシートの端部の外側面が対向してもよい。
【0009】
この構成によれば、紐付きシート状グッズの紐体を引っ張ることによって、二つのシート(第1のシートと第2のシート)で本体が構成される紐付きシート状グッズを、第1のシートの端部の内側面と第2のシートの端部の内側面が対向する第1使用形態から、第1のシートの端部の外側面と第2のシートの端部の外側面が対向する第2使用形態に変化させることができる。
【0010】
また、本発明の紐付きシート状グッズでは、前記第1のシートの端部の一方の側には、第1の穴部が設けられ、前記第2のシートの端部の一方の側には、前記第1の穴部と対応する位置に第2の穴部が設けられ、前記第2のシートの端部の他方の側には、第3の穴部が設けられ、前記第1のシートの端部の他方の側には、前記第3の穴部と対応する位置に第4の穴部が設けられ、前記紐体は、前記第1使用形態において、前記第1の穴部で、前記第1のシートの端部の内側面から外側面へ挿通され、前記第2の穴部で、前記第2のシートの端部の外側面から内側面へ挿通され、前記第3の穴部で、前記第2のシートの端部の内側面から外側面へ挿通され、前記第4の穴部で、前記第1のシートの端部の外側面から内側面へ挿通されてもよい。
【0011】
この構成によれば、第1使用形態において、紐体が、第1の穴部で、第1のシートの端部の内側面から外側面へ挿通され、第2の穴部で、第2のシートの端部の外側面から内側面へ挿通され、第3の穴部で、第2のシートの端部の内側面から外側面へ挿通され、第4の穴部で、第1のシートの端部の外側面から内側面へ挿通されているので、紐体を引っ張ることにより、紐付きシート状グッズを第1使用形態から第2使用形態に変化させることができる。
【0012】
また、本発明の紐付きシート状グッズでは、前記第1のシートと前記第2のシートとは連結されており、前記第1使用形態では、前記本体が閉じた状態であり、前記第2使用形態では、前記本体が開いた状態であってもよい。
【0013】
この構成によれば、紐付きシート状グッズの本体の第1のシートと第2のシートとが連結されており、紐体を引っ張ることによって、本体が閉じた状態の第1使用形態から、本体が開いた状態の第2使用形態に変化させることができる。
【0014】
また、本発明の紐付きシート状グッズでは、前記第1使用形態では、前記本体が閉じた状態でのり付けで封止されており、前記第2使用形態では、前記封止が解除されて前記本体が開いた状態となってもよい。
【0015】
この構成によれば、第1使用形態では、本体が閉じた状態でのり付けで封止されており、紐体を引っ張ることによって、封止が解除され、本体が開いた状態の第2使用形態に変化させることができる。
【0016】
また、本発明の紐付きシート状グッズでは、前記本体は、折り畳み可能な底面部を備え、前記第1使用形態では、前記底面部は折り畳まれた状態となっており、前記第2使用形態では、前記底面部は平面的に展開された状態となってもよい。
【0017】
この構成によれば、紐付きシート状グッズの本体が底面部を備えており、紐体を引っ張ることによって、底面部が折り畳まれた状態の第1使用形態から、底面部が平面的に展開された状態の第2使用形態に変化させることができる。
【0018】
また、本発明の紐付きシート状グッズでは、前記本体は、折り畳み可能なポップアップ部を備え、前記第1使用形態では、前記ポップアップ部は折り畳まれた状態となっており、前記第2使用形態では、前記ポップアップ部は立体的に展開された状態となってもよい。
【0019】
この構成によれば、紐付きシート状グッズの本体がポップアップ部を備えており、紐体を引っ張ることによって、ポップアップ部が折り畳まれた状態の第1使用形態から、ポップアップ部が立体的に展開された状態の第2使用形態に変化させることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、紐付きシート状グッズを二つの使用形態(第1使用形態と第2使用形態)で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施の形態における紐付きシート状グッズの平面図である。
【
図2】本発明の実施の形態における紐付きシート状グッズ(第1使用形態)の斜視図である。
【
図3】本発明の実施の形態における紐付きシート状グッズ(第2使用形態)の斜視図である。
【
図4】他の実施の形態における紐付きシート状グッズの平面図である。
【
図5】他の実施の形態における紐付きシート状グッズの平面図である。
【
図6】他の実施の形態における紐付きシート状グッズの平面図である。
【
図7】他の実施の形態における紐付きシート状グッズの平面図である。
【
図8】他の実施の形態における紐付きシート状グッズの斜視図である。
【
図9】他の実施の形態における紐付きシート状グッズの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態の紐付きシート状グッズについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、例えば、絵馬、名刺、名札、しおり、箸入れ等に用いられる紐付きシート状グッズの場合を例示する。
【0023】
本発明の実施の形態の紐付きシート状グッズの構成を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の紐付きシート状グッズを示す平面図である。
図1に示すように、紐付きシート状グッズ1は、シート状の本体2と、本体2の複数の穴部3に挿通される紐体4を備えている。シート状の本体2は、燃焼性(燃やすことができる特性)・耐水性(水に強い特性)・筆記性(鉛筆やペンなどで文字等を書くことができる特性)・耐久性(破れにくい特性)を備えた材料(例えば、ストーンペーパーなど)で作られている。
【0024】
この紐付きシート状グッズ1は、第1使用形態と第2使用形態を有しており、紐体4を引っ張ることにより、第1使用形態から第2使用形態に変形することができるように構成されている。
図2は、本実施の形態の紐付きシート状グッズ1の第1使用形態を示す斜視図である。第1使用形態は、例えば、日常的な使用態様であり、
図2の例では、紐付きシート状グッズ1の本体2が閉じた状態となっており、絵馬(あるいは、お札)として使用することができる。
図3は、本実施の形態の紐付きシート状グッズ1の第2使用形態を示す斜視図である。第2使用形態は、例えば、非日常的な使用態様であり、
図3の例では、紐付きシート状グッズ1の本体2が開いた状態となっており、ハート形の装飾品として使用することができる。
【0025】
図1〜
図3に示すように、紐付きシート状グッズ1の本体2は、長方形の形状を有する第1のシート2Aと、第1のシート2Aと対応する長方形の形状の第2のシート2Bとで構成されており、第1のシート2Aと第2のシート2Bとは下部(
図1における下部)で連結されている。なお、
図1〜
図3に示した例では、第1のシート2Aと第2のシート2Bとは上部で連結されていないが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、第1のシート2Aと第2のシート2Bとが上部で連結されていてもよい。
【0026】
そして、第1のシート2Aの端部の一方の側には、第1の穴部3Aが設けられ、第2のシート2Bの端部の一方の側には、第1の穴部3Aと対応する位置に第2の穴部3Bが設けられている。また、第2のシート2Bの端部の他方の側には、第3の穴部3Cが設けられ、第1のシート2Aの端部の他方の側には、第3の穴部3Cと対応する位置に第4の穴部3Dが設けられている。
【0027】
この紐付きシート状グッズ1(第1使用形態の状態)では、紐体4が、第1の穴部3Aで、第1のシート2Aの端部の内側面から外側面へ挿通され、第2の穴部3Bで、第2のシート2Bの端部の外側面から内側面へ挿通され、さらに、第3の穴部3Cで、第2のシート2Bの端部の内側面から外側面へ挿通され、第4の穴部3Dで、第1のシート2Aの端部の外側面から内側面へ挿通されている(
図2参照)。
【0028】
このように挿通した紐体4を両側から引っ張ると、紐付きシート状グッズ1は、第1使用形態(第1のシート2Aの端部の内側面と第2のシート2Bの端部の内側面が対向した状態)から、第2使用形態(第1のシート2Aの端部の外側面と第2のシート2Bの端部の外側面が対向した状態)に変形する。
【0029】
このような本実施の形態の紐付きシート状グッズ1によれば、紐付きシート状グッズ1を二つの使用形態(第1使用形態と第2使用形態)で使用することができる。この場合、紐付きシート状グッズ1を第1使用形態で使用しているときに、紐付きシート状グッズ1の紐体4を両側から引っ張ることによって、紐付きシート状グッズ1を第1使用形態から第2使用形態に変化させることができ、紐付きシート状グッズ1を第2使用形態で使用することができる。
【0030】
本実施の形態では、紐付きシート状グッズ1の紐体4を引っ張ることによって、二つのシート(第1のシート2Aと第2のシート2B)で本体2が構成される紐付きシート状グッズ1を、第1のシート2Aの端部の内側面と第2のシート2Bの端部の内側面が対向する第1使用形態から、第1のシート2Aの端部の外側面と第2のシート2Bの端部の外側面が対向する第2使用形態に変化させることができる。
【0031】
また、本実施の形態では、第1使用形態において、紐体4が、第1の穴部3Aで、第1のシート2Aの端部の内側面から外側面へ挿通され、第2の穴部3Bで、第2のシート2Bの端部の外側面から内側面へ挿通され、第3の穴部3Cで、第2のシート2Bの端部の内側面から外側面へ挿通され、第4の穴部3Dで、第1のシート2Aの端部の外側面から内側面へ挿通されているので、紐体4を引っ張ることにより、紐付きシート状グッズ1を第1使用形態から第2使用形態に変化させることができる。
【0032】
また、本実施の形態では、紐付きシート状グッズ1の本体2の第1のシート2Aと第2のシート2Bとが連結されており、紐体4を引っ張ることによって、本体2が閉じた状態の第1使用形態から、本体2が開いた状態の第2使用形態に変化させることができる。
【0033】
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
【0034】
例えば、以上の説明では、シート状の本体2に2つの穴部3(すなわち、第1のシート2Aと第2のシート2Bにそれぞれ2つの穴部3)を設ける場合について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、シート状の本体2に3つ以上の穴部(すなわち、第1のシート2Aと第2のシート2Bにそれぞれ3つ以上の穴部3)を設けても同様に実施可能である。例えば、
図4(a)に示すように、シート状の本体2に3つの穴部3を設けてもよく、
図4(b)に示すように、シート状の本体2に4つの穴部3を設けてもよく、
図4(c)に示すように、シート状の本体2に5つの穴部3を設けてもよい。さらに、ここでは図示を省略するが、シート状の本体2に6つ以上の穴部3を設けてもよい。
【0035】
また、以上の説明では、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状が、長方形である場合について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されない。
図5(a)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、円形であってもよく、
図5(b)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、正方形であってもよく、
図5(c)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、三角形であってもよく、
図5(d)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、山型であってもよい。
【0036】
また、
図6(a)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、五角形であってもよく、
図6(b)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、星型であってもよく、
図6(c)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、六角形であってもよく、
図6(d)に示すように、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の形状は、花型であってもよい。
【0037】
さらに、
図7に示すように、第1使用形態では、本体2が閉じた状態で、本体2(第1のシート2Aと第2のシート2B)の左右両側の辺部の内側面がのり付け(
図7においてハッチングで図示)で封止されてもよい。この場合には、紐体4を引っ張ることによって、封止が解除され、本体2が開いた状態の第2使用形態に変化させることができる。
【0038】
また、
図8に示すように、本体2は、折り畳み可能な底面部5を備えもよい。この場合、底面部5は、第1使用形態では、折り畳まれた状態で本体2の内部に収納されている。そして、紐体4を引っ張ることによって、底面部5が折り畳まれた状態の第1使用形態から、底面部5が平面的に展開された状態の第2使用形態に変化させることができる。
【0039】
さらに、
図9に示すように、本体2は、折り畳み可能なポップアップ部6を備えてもよい。この場合、ポップアップ部6は、第1使用形態では、折り畳まれた状態で本体2の内部に収納されている。そして、紐体4を引っ張ることによって、ポップアップ部6が折り畳まれた状態の第1使用形態から、ポップアップ部6が立体的に展開された状態の第2使用形態に変化させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように、本発明にかかる紐付きシート状グッズは、二つの使用形態(第1使用形態と第2使用形態)で使用することができるという効果を有し、例えば、他の使用形態を有する絵馬、名刺、名札、しおり、箸入れ等として用いられ、有用である。
【符号の説明】
【0041】
1 紐付きシート状グッズ
2 本体
2A 第1のシート
2B 第2のシート
3 穴部
3A 第1の穴部
3B 第2の穴部
3C 第3の穴部
3D 第4の穴部
4 紐体
5 底面部
6 ポップアップ部