(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
枚葉状の接着シートを保持する保持シートと、前記保持シートを介して前記接着シートを基板に押圧して貼り付ける貼り付けローラとを備える接着シート貼り付け装置において、
前記保持シートを供給する供給ロールと、
前記保持シートを巻取る回収ロールと、
前記供給ロールを脱着可能に軸支する供給ロールユニットと、
前記回収ロールを脱着可能に軸支する回収ロールユニットと、
前記供給ロールユニットを装置本体に保持する第1保持機構と、
前記回収ロールユニットを前記装置本体に保持する第2保持機構と、
前記供給ロールユニットと前記回収ロールユニットとをそれぞれ一体に保持する保持部材とを備え、
所定枚数の接着シートを基板に貼り付けるごとに前記保持シートを供給するようにし、
前記保持部材に保持させた前記供給ロールユニットと前記回収ロールユニットを第1保持機構と第2保持機構に保持させることで保持シートを交換するようにしたことを特徴とする接着シート貼り付け装置。
前記保持部材を脱着可能に構成し、前記保持部材は、前記供給ロールユニット及び回収ロールユニットがそれぞれ第1保持機構及び第2保持機構に保持された後、前記保持部材を取り外すようにしたことを特徴とする請求項1記載の接着シート貼り付け装置。
前記保持部材が脱着可能に構成され、前記保持部材は、前記供給ロールユニット及び回収ロールユニットがそれぞれ第1保持機構及び第2保持機構に保持された後、前記保持部材が取り外されるようにしたことを特徴とする請求項4記載の接着シート貼り付け方法。
供給ロールと回収ロールをそれぞれ供給ロールユニットと回収ロールユニットに軸支し、前記供給ロールユニット及び回収ロールユニットをそれぞれ接着シート貼り付け装置に設けた第1保持機構と第2保持機構に対向配置し、前記供給ロールユニットを第1保持機構に保持させると共に前記回収ロールユニットを第2保持機構に保持させ、
前記供給ロールユニットから前記回収ロールユニットへと前記保持シートを張設することで保持シートを交換するようにしたことを特徴とする請求項4記載の接着シート貼り付け方法。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、
図1乃至
図4に基づいて本発明の第1の実施形態の構成を説明する。
【0027】
図1は、本発明の接着シート貼り付け装置6を適用した液晶パネル製造装置1の概略全体平面図である。前記液晶パネル製造装置1は、液晶パネルとしての基板Pを供給する供給コンベア3と、偏光板としての接着シートSを供給する2連の接着シート供給部17、17と、基板Pが載置される2連のインデックステーブル5a、5bと、前記接着シートSに仮着されたセパレータ16を剥離する2連の剥離ユニット9a、9bと、前記接着シートSを基板Pに貼り付ける2連の接着シート貼り付け装置6、6と、両面に接着シートSが貼り付けられた基板Pを排出する排出コンベア4等から構成されている。
【0028】
前記供給コンベア3は、前工程で製造された基板Pを搬送し、図示しない搬送機構で基板Pを90°回転させてインデックステーブル5aの基板供給部Bに供給するようになっている。
【0029】
前記インデックステーブル5aは、バッファ部Aと、基板Pが供給されるとともに図示しない適宜な機構で位置決めを行なう基板供給部Bと、前記接着シートSを基板Pに貼り付ける貼り付け部Cと、前記接着シートSが貼り付けられた基板Pを排出する基板排出部Dの4箇所のポジションを有する。前記インデックステーブル5aは、90°毎に回転し、バッファ部A、基板供給部B、貼り付け部C及び基板排出部Dをそれぞれ所定の位置に順次位置させるようになっている。なお、本実施形態においては、前記各ポジションにおいて基板Pを1枚ずつ載置するようになっているが、小型の基板であれば、基板Pを複数枚並べて載置し、複数枚の基板Pに接着シートSを一括で貼り付けるようにしても良い。
【0030】
前記インデックステーブル5bも、インデックステーブル5aと同様の構成になっており、後述するように基板Pの裏面側に接着シートSを貼り付
ける工程に供するようになっている。
【0031】
前記接着シート供給部17、17は、接着シートSが積層収納され、順次搬送体8a、8bが接着シートSを1枚ずつ吸着して取り出すようになっている。前記搬送体8a、8bは、図示しない駆動源により、レール7a、7bに沿って、接着シート供給部17と剥離テーブル10の間を移動自在になっている。前記搬送体8a、8bで取り出された接着シートSは、それぞれ剥離ユニット9a、9bの剥離テーブル10、10上に搬送される。
【0032】
前記剥離テーブル10は、変形五角形に形成され、一つの頂点から後方の一辺へと剥離テープ11が巻き掛けられている。前記剥離テープ11は、図示しない適宜の機構で、巻き送りされるようになっており、剥離テーブル10上で、粘着面が上面となるように供給される。
【0033】
剥離テーブル10上に搬送された接着シートSは、該接着シートSの粘着面に仮着されたセパレータ16が、前記剥離テープ11の粘着面に接着されるようになっている。また、剥離テーブル10は、図示しない適宜の機構で、水平方向(図示矢印方向)に移動自在になっている。
【0034】
前記接着シート貼り付け装置6は、
図2及び
図3のように主要な部分がベース板20と、両側板21、21と、背板38とで形成される装置枠内に設けられている。また、前記接着シート貼り付け装置6は、液晶パネル製造装置1の機台2上を前後方向に移動する支持台26と、該支持台26上を図示左右方向に移動する支持台29と、前記支持台29上に回動可能に設けられた支持枠32とを備え、前記接着シート貼り付け装置6の装置枠が前記支持枠32及び支持枠37に昇降可能に支持されることにより、前記接着シート貼り付け装置6は、上下方向、水平方向
への移動また
は回転
が可能になっている。
【0035】
次に、前記接着シート貼り付け装置6の構成について、
図2及び
図3に基づいて詳細を説明する。
【0036】
前記装置枠の背板38に沿って支持枠37が立設されており、前記背板38と対向して前記支持枠37にレール36が立設されている。また、前記支持枠37の内部には前記レール36に沿って、ボールネジ14が立設され、該ボールネジ14上に昇降モータ41が接続されている。また、前記背板38の後方にはスライダ40が設けられ、該スライダ40は、レール36と摺動可能に嵌合している。また、前記背板38にはナット部材39が設けられ、該ナット部材39は、前記ボールネジ14に螺合している。従って、前記昇降モータ41を駆動することで、接着シート貼り付け装置6は、昇降自在になっている。
【0037】
前記支持枠32の下方は、支持台29に回転軸31を介して軸支されている。また、支持台29の一端上(図示右側)には、前後方向にボールネジ33が設けられ、前記ボールネジ33にはモータ15が接続されている。前記支持枠32の後端(図示右側)にはナット部材34が設けられ、該ナット部材34は軸35を介して支持枠32に軸支されている。従って、モータ15を駆動することでナット部材34が駆動され、支持枠32が支持台29に対して回動するようになっている。
【0038】
前記液晶パネル製造装置1の機台2上には、前後方向に沿ってレール22と、該レール22と間隔を開けてボールネジ24とが敷設されている。前記レール22及びボールネジ24上には、支持台26が左右方向に延設され、該支持台26の下面には、スライダ23とナット部材25が固定されている。前記スライダ23は、前記レール22と嵌合し、前記ナット部材25は、前記ボールネジ24に螺合している。従って、前記支持台26は、図示しない適宜の駆動源によってボールネジ24を駆動することで、レール22に沿って前後方向に移動するようになっている。
【0039】
前記支持台26は、上面の左右方向に沿ってレール27とボールネジ19が敷設されている。前記レール27上に前記支持台29が左右方向に沿って延設されている。前記支持台29の下面にはスライダ30、30とナット部材18が設けられている。前記スライダ30、30は、レール27と嵌合し、前記ナット部材18はモータ28に接続されたボールネジ19に螺合している。前記モータ28を駆動することで前記支持台26が左右方向に移動するようになっている。
【0040】
次に接着シート貼り付け装置6の接着シートSの貼り付け機構部分について説明する。
【0041】
前記ベース板20は、略矩形状に形成され、長手方向(
図2及び
図3の左右方向)に沿った両側に側板21、21が立設されている。また、前記ベース板20の一端には背板38が立設されている。前記背板38と間隔を開けて該背板38と平行に中板42が立設されている。
【0042】
前記ベース板20の前端(
図3の左方向)下面には、ボールプランジャからなる第1保持機構53が下方に突出するように設けられている。前記第1保持機構53に供給ロールユニット54が脱着可能に保持されている。
【0043】
前記供給ロールユニット54は、支持枠57と、該支持枠57に脱着可能に保持された保持シート13の供給ロール55と、前記保持シート13を案内するガイドローラ56と、支持枠57の後端側で保持シート13を挟持固定するテープ保持部58等を備えている。前記保持シート13は、接着シートSよりも幅広のロール状に形成され、片面(図示下面側)が、接着シートSを保持するように適度な粘着力を有している。前記テープ保持部58の上面側は、保持シート13を傷付けないようにゴム部材などの弾性部材で形成されている。
【0044】
前記テープ保持部58と対向してテープ押圧部材60が設けられ、該テープ押圧部材60には、前記ベース板20を介してシリンダ62が接続されている。該シリンダ62は、前記側板21、21間に懸架された上部板61の下面に固定されている。また、前記シリンダ62のシリンダ軸は、ベース板20の開孔部を通じて
テープ押圧部材60に接続されている。前記シリンダ62の作用で、前記テープ押圧部材60が下降し、保持シート13をテープ保持部58とで挟持するようになっている。
【0045】
前記供給ロールユニット54の後方には、貼り付けローラユニット46が設けられている。該貼り付けローラユニット46は、ローラ枠73と、該ローラ枠73を昇降させる2つのシリンダ50、50等を備える。前記ローラ枠73には、保持シート13の幅方向に沿って、貼り付けローラ51と、剥離ローラ52が軸支されている。
【0046】
前記供給ロールユニット54の支持枠57の上面には、前記第1保持機構53と係合する開孔57b(
図12参照)が設けられている。前記開孔57bと第1保持機構53とが係合することで、供給ロールユニット54が接着シート貼り付け装置6に保持されるようになっている。
【0047】
前記剥離ローラ52は、前記保持シート13を交換する際に保持シート13の通紙を容易にするために、ローラ枠73に対して図示しない脱着機構により、脱着可能になっている。また、前記ローラ枠73は、前記シリンダ50のシリンダ軸の下端に接続されることにより、前記ローラ枠73が昇降動自在になっている。前記シリンダ軸は、前記ベース板20の長手方向に沿って切欠かれた開口部20aを介して水平方向の移動時に干渉しないようになっている。前記シリンダ50は、支持台47上に立設された支持枠上に固定されている。
【0048】
前記ベース板20上には、長手方向に沿って中央部にボールネジ45が設けられ、前記中板42を介してモータ44がボールネジ45に接続されている。また、前記ボールネジ45の両側には、レール43、43が敷設されている。前記レール43、43上にスライダ48を介して支持台47が水平
移動可能に設けられている。前記支持台47には、ナット部材49が設けられ、該ナット部材49は、前記ボールネジ45に螺合している。前記モータ44を駆動することで前記支持台47が水平
移動し、ローラ枠73がレール43に沿って水平
移動するようになっている。なお、前記シリンダ50のシリンダ軸は、前記ベース板20の長手方向に沿って切欠かれた開口部20aに挿通され、長手方向の移動時に前記ベース板20と干渉しないようになっている。
【0049】
前記貼り付けローラユニット46の後方にはテンションローラ63が設けられている。前記テンションローラ63は、ベース板20の下面に固定されたシリンダ64のシリンダ軸と接続され、下方に向かって所定の押圧力が付与されるようになっている。前記シリンダ64を作用させることで、前記テンションローラ63は、保持シート13を付勢して所定の張力を付与するようになっている。
【0050】
前記ベース板20の第1保持機構53とは他端側には、第2保持機構65が設けられている。前記第2保持機構65は、ボールプランジャから形成され、ベース板20から下方に向けて突出するように設けられている。
【0051】
前記第2保持機構65と対向して、回収ロールユニット66が設けられている。前記回収ロールユニット66は、支持枠68と、該支持枠68の幅方向に沿って軸支される回収ロール67等から形成されている。
【0052】
前記回収ロール67は、前記支持枠68に脱着可能に軸支される。前記支持枠68への脱着機構は、適宜なものが使用できるが、本実施形態では例えば、支持枠68の一端側にバネ90で伸縮自在なストッパを設けておき、該ストッパと対向する他端側に、固定軸を設けている。前記回収ロール67の装着時には、バネ90を圧縮してストッパをスライドさせ、前記固定軸に回収ロール67を固定し、バネ90の圧縮を解放することで、ストッパが回収ロール67に係合し、前記支持枠68に回収ロール67が軸支される。前記回収ロール67を取り外す際は、バネ90を圧縮すれば良い。
【0053】
前記回収ロールユニット66の支持枠68の上面には、前記第2保持機構65と係合する開孔68b(
図12参照)が設けられている。前記開孔68bと第2保持機構65とが係合することで、回収ロールユニット66が接着シート貼り付け装置6に保持されるようになっている。
【0054】
前記第1保持機構53と第2保持機構65により、前記供給ロールユニット54と回収ロールユニット66を交換する際は、前記第1保持機構53への供給ロールユニット54の脱着と、前記第2保持機構65への回収ロールユニット67の脱着で容易に行うことができる。
【0055】
以上が、本発明の接着シート貼り付け装置6と、接着シート貼り付け装置6を適用した液晶パネル製造装置1の構成である。次に液晶パネル製造装置1を用いて接着シート貼り付け装置6で接着シートSを基板Pに貼り付ける貼り付け動作について
図1、
図4及び
図5に基づいて以下に説明する。
【0056】
図1及び
図4(a)のように接着シート供給部17から接着シートSが搬送体8aにより、1枚ずつ取り出され、両面にセパレータ16が仮着された接着シートSを剥離テーブル10上に搬送する。前記剥離テーブル10上には、剥離テープ11の粘着面が上面となるように巻き掛けられており、この剥離テープ11に接着シートSが載置される。
【0057】
次に
図4(b)のように前記接着シートS上に接着シート貼り付け装置6が移動する。接着シート貼り付け装置6が接着シートSと対向すると、ローラ枠73が剥離テーブル10の前端部(図示右側)上に位置する。次にローラ枠73を下降させて、貼り付けローラ51を、保持シート13を介して接着シートSの前端部に押圧し、貼り付けローラ51を接着シートSの後端部(図示左側)へと転動させることで、接着シートSのセパレータ16が剥離テープ11に貼り付けられる。また、このセパレータ16と剥離テープ11の貼り付けに伴い、保持シート13が、接着シートSの表面側のセパレータ16に押し付けられることにより、保持シート13に接着シートSが保持される。
【0058】
次に
図4(c)のように剥離テーブル10が後退(図示左方向)しながら、剥離テープ11が図示しない適宜の回収ロールに巻取られることで、接着
シートSに仮着されたセパレータ16が剥離される。
【0059】
図4(d)のようにセパレータ16が剥離された接着シートSは、粘着性のある保持シート13に保持される。
【0060】
前記接着シートSの保持シート13への保持動作と並行して、
図1のように、基板Pが前工程から供給コンベア3によって搬送され、適宜の機構により90°回転した後、インデックステーブル5aの基板供給部Bに載置される。基板Pは適宜の位置決め手段によって、インデックステーブル5a上に位置決めされる。
【0061】
次に
図5(e)乃至(g)に基づいて、基板Pへの接着シートSの貼り付け動作について説明する。
【0062】
図1のように、インデックステーブル5a上に位置決めされた基板Pが貼り付け部Cに位置すると、
図5(e)のように接着
シート貼り付け装置6が前記基板P上に移動し、保持シート13に保持された接着シートSが基板Pに対向するように位置する。
【0063】
図5(f)のように、貼り付けローラ51が下降して保持シート13を介して接着シートSを基板Pの一端に押圧する。
【0064】
続いて、
図5(g)のように、貼り付けローラ51と剥離ローラ52が一体に他端側(図示右方向)へ移動することで、接着シートSが基板Pに貼り付けられると共に保持シート13から接着シートSが離脱する。
【0065】
なお、接着シートSが基板Pに所定枚数貼り付けられる毎に、テープ押圧部材60の押圧を解除し、供給ロール55から保持シート13を所定量繰出し、回収ロール67に巻取る。この保持シート13の繰り出し及び巻取りは、自動または手動で行われる。
【0066】
続いて、
図1のようにインデックステーブル5aが90°回転し、接着シートSの貼り付けが完了した基板Pが基板排出部Dに位置すると、適宜の搬送体(図示しない)によって、基板Pが取り出され、適宜の反転機構(図示しない)で表裏反転されて、下流側のインデックステーブル5bの基板供給部B上へと搬送される。
【0067】
下流側のインデックステーブル5bでは、基板Pの裏面側に接着シートSが貼り付けられるようになっているが、上流側の機構と同じであるので説明を省略する。
【0068】
両面に接着シートSが貼り付けられた基板Pは、インデックステーブル5bが90°回転することにより、基板排出部Dに位置し、適宜の搬送機構(図示しない)により、排出コンベア4に載置され、次の工程に送られる。
【0069】
以上が、本発明の接着
シート貼り付け装置の実施形態であり、次に本発明の第2の実施形態に係る接着
シート貼り付け装置について
図6、
図7及び
図10に基づいて以下に説明する。なお、第1の実施形態と同一の部品については同一の符号を用いている。
【0070】
第2の実施形態は、接着
シート貼り付け装置6における基板Pへの接着シートSの貼り付け動作
を上記第1の実施形態と同じ
動作で行い、保持シート13の交換ユニット及び交換方法に係る実施形態である。
【0071】
図6は、第2の実施形態に係る保持シート13の交換ユニット74が装着された接着シート貼り付け装置6の平面図であり、
図7は、正面図である。また、
図10は、交換ユニット74を接着シート貼り付け装置6から取り外して、供給ロールユニット54及び回収ロールユニット66を取り外した状態を表す斜視図である(なお、説明の便宜上、上下反転させて描いてある)。
【0072】
前記交換ユニット74は、2枚の保持板70、70と、両保持板70、70の間の一端側に保持される供給ロールユニット54と、同じく両保持板70、70の間の他端側に保持される回収ロールユニット66と、前記保持板70の両端に設けられた係合部材71、72等から構成されている。
【0073】
図7及び
図10のように前記保持板70には、軽量化や干渉防止のための開口70a、70b及び退避孔70cが設けられている。両保持板70、70には、係合部材71、72によって供給ロールユニット54と回収ロールユニット66が保持されるようになっている。
【0074】
前記係合部材71は、軸の外周方向に向けて突没する係合ピンを備え、ツマミを回すことにより、前記係合ピンが軸から突没するようになっている。また、供給ロールユニット54の開孔57a(
図10参照)は、前記係合部材71の軸が挿入された後、ツマミを回転させることで突出した係合ピンが開孔57a内の図示しない係合部に係合し、保持枠57が保持板70に固定されるようになっている。また、このとき保持枠57から突出した供給ロール軸部は、退避孔70cに退避し、保持板70と干渉しないようになっている。
【0075】
また、供給ロールユニット54の両側部には、ストッパ86が突設されており、該ストッパ86は、保持板70に穿設された係合孔86aと係合して固定されることで保持枠57の回転を抑止するようになっている。
【0076】
前記係合部材71のツマミの左右への回転により、前記供給ロールユニット54は、保持板70に脱着可能になっている。
【0077】
前記係合部材72も上記係合部材71と同様の構成になっており、詳細な説明は省略するが、ツマミを回転させることで係合ピンが回収ロールユニット66の保持枠68の開孔68aに係合するようになっている。また、上記同様にストッパ87も保持板70の開孔87aに係合し、保持枠68の回転を抑止する。また、保持枠68から突出した回収ロール軸部は、開孔70bに退避し、保持板70と干渉しないようになっている。
【0078】
前記係合部材72のツマミの左右への回転により、前記回収ロールユニット66は、保持板70に脱着可能になっている。
【0079】
以上が
本発明の第2の実施形態に係
る接着シート貼り付け装置の構成であり、次に第2の実施形態に係る接着シート貼り付け装置の保持シート交換作業を
図8乃至
図12に基づいて以下に説明する。
【0080】
図8(a)は、接着シート貼り付け装置6で保持シート13を使い切った状態を表す。空になった供給ロール55を保持した供給ロールユニット54を第1保持機構53から離脱させると共にローラ枠73から剥離ローラ52を取り外す。また、使用済みの保持シート13が巻取られた回収ロール67を保持した回収ロールユニット66が、第2保持機構65から離脱される。なお、第1保持機構53からの供給ロールユニット54の離脱、第2保持機構65からの回収ロールユニット66の離脱は、ボールプランジャの係合を解くだけ(例えば引き抜き)で容易に行える。
【0081】
次に
図9乃至
図12に基づいて、交換ユニット74の形成方法を説明する。
【0082】
まず、
図9(a)のように供給ロールユニット54の支持枠57に保持シート13の供給ロール55を装着して軸支する。このとき、保持シート13の先端部分は、支持枠57の開口に挿通され、先端が少し引き出された状態で支持枠57に軸支される。また、
図9(b)のように回収ロールユニット66に保持シート13の回収ロール67を装着して軸支する。
【0083】
図10(説明の便宜上、上下反転して描いてある)のように2枚の保持板70、70を、間隔を開けて対向配置し、両保持板70、70間で両保持板70、70の長手方向両端に供給ロールユニット54と、回収ロールユニット66とを配置する。
【0084】
続いて矢印方向に供給ロールユニット54と回収ロールユニット66とを片側の保持板70に係合させる。このとき、供給ロールユニット54に設けられたストッパ86は保持板70の係合孔86aに嵌入される。また、供給ロール55軸の突出部は、退避孔70cに嵌入し、干渉を防止するようになっている。また、保持板70の係合部材71が支持枠57の係合孔57aに嵌入される。回収ロールユニット66も供給ロールユニット54と同様にストッパ87が保持板70の係合孔87aに嵌入される。また、保持板70の係合部材72が支持枠68の係合孔68aに嵌入される。
【0085】
図11(便宜上、上下反転させて描いてある)のように、まず、保持板70に設けられた係合部材71、72のツマミを回すことによって、両保持板70、70と供給ロールユニット54及び回収ロールユニット66とを固定する。続いて、供給ロール55から保持シート13を引き出して、その先端を回収ロール67に適宜の手段で接続して交換ユニット74を形成する。
【0086】
図8(b)及び
図12のように、接着シート貼り付け装置6と上面が対向するように交換ユニット74を配置する。続いて、交換ユニット74を上昇させることで、第1保持機構53のボールプランジャが供給ロールユニット54の係合孔57bと係合する。また、第2保持機構65のボールプランジャが回収ロールユニット66の係合孔68bに係合する。
【0087】
図8(c)は、交換ユニット74が接着シート貼り付け装置6に装着された状態を表す。
【0088】
続いて
図8(d)のように、交換ユニット74の両保持板70、70が取り外される。両保持板70、70の取り外しは、係合部材71、72のそれぞれのツマミを装着時とは逆回転させることで行われる。前記ツマミを逆回転させることで、係合部材71、72の係合ピンが解除され、両保持板70、70を容易に取り外すことができる。両保持板70、70を取り外した後、剥離ローラ52がローラ枠73に装着されることで、供給ロール55と回収ロール67の交換が完了する。
【0089】
以上が、本発明の第2の実施形態の構成であるが、本発明は上記に関わらず、適宜に変更が可能である。
【0090】
なお、別の実施形態として、第2の実施形態の保持板70を用いずに供給ロールユニット54及び回収ロールユニット66を直接第1保持機構53及び第2保持機構65のそれぞれに装着するようにすることもできる。この場合、
図8(a)で供給ロールユニット54と回収ロールユニット66を取り外し、剥離ローラ52を取り外すところまでは、第2実施形態と同じである。
【0091】
この後、新しい供給ロール55を軸支した供給ロールユニット54を第1保持機構53に装着し、空の回収ロール67を軸支した回収ロールユニット66を第2保持機構65に装着する。その後、供給ロール55から回収ロール67へと保持シート13を通し、剥離ローラ52を装着すれば良い。なお、接着シート貼り付け装置6への装着前に供給ロール55から回収ロール67へ保持シートを巻き掛けておき、供給ロールユニット54と回収ロールユニット66を第1保持機構53と第2保持機構65に装着するようにしても良い。
【0092】
本発明は、液晶パネルへの偏光板の貼り付けを元に説明したが、各種の基板や板状部材に接着シートを貼り付
ける際に適用が可能である。また、基板も矩形状のものだけではなく、多角形、円形、楕円等各種の形状に対応できる。
【0093】
また、保持シートも各種の樹脂やゴム等が使用でき、柔軟性があり、接着シートを適宜の保持力で保持し離脱できるものであれば各種のものが使用できる。保持シートへの接着シートの保持も粘着力や、多孔質で吸着力が発生するものなど各種の保持力が利用できる。交換ユニットも開示した形状や機構だけではなく、供給ロールや回収ロールを脱着可能に保持できるものであれば、各種のものが使用できる。