特許第6707034号(P6707034)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6707034
(24)【登録日】2020年5月21日
(45)【発行日】2020年6月10日
(54)【発明の名称】液晶フィルムを含むガラスパネル
(51)【国際特許分類】
   B60J 1/00 20060101AFI20200601BHJP
   G02F 1/13 20060101ALI20200601BHJP
   G02F 1/1334 20060101ALI20200601BHJP
   C03C 27/12 20060101ALI20200601BHJP
【FI】
   B60J1/00 H
   G02F1/13 505
   G02F1/1334
   C03C27/12 N
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-571110(P2016-571110)
(86)(22)【出願日】2015年5月28日
(65)【公表番号】特表2017-529270(P2017-529270A)
(43)【公表日】2017年10月5日
(86)【国際出願番号】EP2015061787
(87)【国際公開番号】WO2015185428
(87)【国際公開日】20151210
【審査請求日】2018年5月18日
(31)【優先権主張番号】14171131.7
(32)【優先日】2014年6月4日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】510191919
【氏名又は名称】エージーシー グラス ユーロップ
【氏名又は名称原語表記】AGC GLASS EUROPE
(74)【代理人】
【識別番号】100103816
【弁理士】
【氏名又は名称】風早 信昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120927
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 典子
(72)【発明者】
【氏名】ヴィヴィエ, ジョナサン
【審査官】 宮地 将斗
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−093873(JP,A)
【文献】 特開2013−072895(JP,A)
【文献】 特開平06−186529(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60J 1/00
C03C 27/12
G02F 1/13
G02F 1/1334
B60J 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
20Hz以上50Hz未満の周波数、非正弦波状に変化する電圧、及び55Vrms以下の実効電圧の最大値を有するAC電流によって電力供給されるPDLCフィルムを含む積層自動車用グレージングであって、50℃以下の温度で作動状態での残留散乱が5%以下であり、前記作動状態を得るために必要な電力が、10W/mPDLCフィルム以下である、グレージング。
【請求項2】
前記実効電圧の最大値が50Vrmsであり、前記実効電圧の最小値が30Vrmsである、請求項に記載のグレージング。
【請求項3】
前記電圧の変化が、矩形波または台形波の形状を有する、請求項1に記載のグレージング。
【請求項4】
前記電圧が50Vrms以下である、請求項3に記載のグレージング。
【請求項5】
前記電圧の変化が、0.5〜2msの上昇時間を有する台形波の形状である、請求項に記載のグレージング。
【請求項6】
前記周波数が25Hz以上である、請求項に記載のグレージング。
【請求項7】
0℃以下の温度で作動状態の残留散乱が3%以下である、請求項1に記載のグレージング。
【請求項8】
前記作動状態を得るために必要な電力が、5W/m以下である請求項に記載のグレージング。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶フィルム、特に、液晶が分散されたポリマーフィルム(高分子分散型液晶PDLC)を含む自動車用グレージングに関する。これらのフィルムの使用は、電気指令によってグレージングの光学的性質を変更可能にすることが意図される。より正確には、この使用の目的は、グレージングが事実上すべての入射光を散乱する状態から、散乱ができる限り少なくなる状態まで変化可能にすることである。この状態の変化は、第1の場合が電界がないことによって、第2の場合が電界が印加されることによってそれぞれ制御される。
【背景技術】
【0002】
刊行物では、これらのグレージングが、自動車の屋根の形態で特に実施できることが特に開示されている。これはたとえば、2014年2月28日に出願された非公開特許出願のPCT/EP2014/05994号明細書の場合である。この特許出願において対象となる用途は、自動車分野に特有の種々の制約にさらされる。これらの制約の中で、特徴となる条件は、これらのフィルムの電気的制御に関する。
【0003】
たとえば建物中の仕切りとして使用されるパーティションの形成に関するより通常の用途では、この電気的制御に使用される手段は、あまり問題が生じることなく適応可能である。たとえば必要な電圧の選択または消費される電力の問題が存在しうる。主要部分への接続によって、最良条件を選択するための装置が必要となるにしても、ある程度の許容範囲が可能となる。
【0004】
自動車用グレージングの分野での実施は、通常は使用されない電源が必要となることを意味する。フィルムの電極に数十ボルトの電圧を供給することが特に必要となる。通常、大型トラックの問題ではない場合、自動車両のDC電源は約12〜14ボルトを供給することができる。したがって、液晶フィルムの使用に必要な条件を得るために、この電源を変換する必要がある。同様に、電源はAC電源である必要があり、実際には可変周波数電源である必要がある。AC電流は、ポリマー中のこれらの結晶に必要な分散が変化して使用中にフィルムの性質が劣化するのを防止するために必要である。したがってこれらのフィルムの実現には、必ずDC/ACコンバータを使用する必要がある。
【0005】
これらの基本的な条件に加えて、乗り物は自律的に動作する必要があり、電源を必要とする機能部品の数が増加することから、別個に考慮しても、前記電力供給が比較的すくないままであっても、これらの製品が最小限の電力を消費することが必要である。電源は、できるだけサイズを小さくする必要もあり、かなり低い温度で適切に冷却することによって維持する必要もある。したがって、これらのことから、可能な最小限の電力を使用する動作方式が好ましい。
【0006】
液晶フィルムの電源の条件は、最初に、組み込まれる製品の性質に依存する。この製品の選択は、必要な光学的性質によって決まる。したがって、これらの条件を変更するための範囲はあまり大きくない。自動車での使用では、性能の最良の基準は、2つの極端な状態の間での散乱量の変化の大きさ、および特に作動状態での散乱量である。後者の量は、製造者の要求に適合させるためには、事実上存在しないことが必要となる。実際、建築のパーティショニング用途では、約8〜10%の散乱の残留量が観察される。自動車用途の場合、この散乱量は、好ましくは5%未満、好都合には3%未満となる必要がある。
【0007】
上記の以前の特許出願に示されるように、残留散乱は、部分的には印加電圧に依存する。しかし、印加電圧は、制限なしに増加させることはできない。ある閾値を超えると、フィルムの「絶縁破壊」の危険性が顕著となる。この欠点を防止するため、必然的に印加電圧は制限される。十分な厚さのフィルムの場合、すなわち、求められているプライバシーを保証する本当の「スクリーン」を形成するために、一方では残留散乱の可能な最低量を実現でき、他方では非作動状態での非常に大きい散乱量を実現できるフィルムの場合、印加電圧は通常は220V以下であり、ほとんどの場合は約70Vrmsである。
【0008】
選択される周波数は、フィルムの応答時間によって決まる。これは、観察者がこの周波数に関連する交番を感知しないような周波数である。残像が得られるため、20Hz以上、好都合には25Hz以上の周波数が使用される。ほとんどの通常の用途では、約100Hz以上のはるかに高い周波数が選択される。
【0009】
さらに、従来の用途では、使用されるコンバータによって、実質的に正弦波の電圧変動が得られる。
【0010】
PDLCフィルムは温度に敏感であることもよく知られている。温度が上昇すると、電界の効果が弱まる傾向にある。結晶がより動きやすくなるため、結晶の配向があまり容易でなくなる。同じ効果を維持するためには、フィルムに供給される電力を増加させる必要がある。ある限度を超えると、電力の増加によってフィルム応答の低下をもはや補償できなくなる。ほとんどのPDLCフィルムの場合、フィルムに電界が印加されるときにフィルムの散乱が急激に減少する温度は約60〜80℃である。温度が低下すると、フィルムは初期の性質を回復する。約110〜120℃のより高い温度では、フィルムの劣化が不可逆となりうる。製造者は、自動車用グレージングがさらされる自然な加熱が可能となるように、少なくとも50℃および好ましくは少なくとも60℃の温度まで十分な転移が維持されることを望んでいる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記説明の種々の制約のために、実施条件の改善の余地は限定されている。にもかかわらず、本発明者らは、自動車用グレージング中のPDLCフィルムの使用の性能、特に電力消費の最適化を探求した。提案する解決法は、請求項1に明記されるようなものである。したがって本発明者らは、正弦波に従わない電圧を選択することで、同様の光学的効果をより低い電力で得られることを示した。
【課題を解決するための手段】
【0012】
特定の基本周波数Fを有する非正弦波、特に台形波または矩形波の電圧は、より高次の調和周波数2F、3Fなどを含む系列で表すことができる。したがって、基本周波数を適切に選択することで、通常は周波数が50Hzである蛍光灯光源と干渉する可能性を回避することができる。
【0013】
好ましくは、本発明によると、電圧は台形波モードに従って変動する。「矩形波」モードを使用することで、電流の瞬間的な変動が生じ、それによって各周期の開始において非常に強調されたピークが得られる。より段階的な電位の変動によって、以下の例で示されるように電流のピークを最小限にすることができる。
【0014】
本発明により選択される周波数の場合、電圧上昇時間は好都合には0.5〜2ミリ秒の間で構成される。
【0015】
必要な電力が減少する効果は、PDLCフィルムの動作中に感じられるが、全電力の約4分の1が熱として散逸するコンバータでも感じられる。したがってこの減少によって、実質的な改善が得られる。
【0016】
制限されたrms電圧を選択することで、最大電圧の低下も得られる。本発明によると、電圧は好ましくは55Vrms以下、特に好ましくは50Vrms以下である。電圧を制限することによって、自動車規格で設定された安全性の制約への適合がさらにより容易になる。
【0017】
本発明者らは、周波数の制限が、電力消費を減少できる要因の1つとなることも示している。にもかかわらず、連続状態の認識を維持するため、周波数は20Hz以上、好ましくは25Hz以上である。
【0018】
本発明によると、周波数は好都合には最大50Hzであるが、前述の干渉の可能性の理由のため、正確に50Hzの値を選択することは好ましくない。
【0019】
指定の条件下で、5%以下、好都合には3%以下となる残留散乱で作動状態のフィルム中で散逸される電力は、フィルム1平方メートル当たり10W以下の値に制限することができ、好都合にはフィルム1平方メートル当たり5W未満となりうる。
【0020】
前述のように条件が十分に画定され、適切にフィルムが選択されると、本発明によるPDLCフィルムを使用することで、温度が室温より高く50℃以下またはさらには60℃以下の場合も含めて、作動状態の散乱を非常に小さい値に維持することができる。
【0021】
以下に、図面を参照しながら本発明を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】PDLCフィルムを含むグレージングの概略分解組立図を示している。
図2】組み立てた図1のグレージングの概略断面図である。
図3】非作動状態での温度の関数としての、規格ASTM 1003に定義されるような全透過率、すなわち正透過率および拡散透過率に対する拡散光の比率(「ヘイズ」)の変化を示すグラフである。
図4図3と同様のグラフであり、フィルムは作動している。
図5】3つの別個の試料の、温度の関数としての非作動状態の正透過率TLの変化を示している。
図6】従来の電圧信号モード、および本発明におけるモードを示している。
図7】従来の条件下、および本発明による条件下の作動モードにおける残留散乱の比較を示している。
図8図7と同様の場合の、作動モードの場合の全透過率の比較を示している。
図9】台形波信号の場合の残留散乱に対する種々の実効電圧の影響を示している。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1および2に示されるグレージングは、自動車の屋根の構成要素となることが意図される。この選択された用途で、PDLCフィルムが作動している場合でもしていない場合でもあらゆる状況で低い光透過率が必要となる。この理由のため、ガラス板および中間層から形成される組立体は、透過率が非常に大幅に低下する。
【0024】
選択された例では、グレージングは2枚のガラス板1および2を含む。板1は、太陽赤外線の吸収を最小限にする透明ガラスでできている。中間層に向かう面上には赤外光を選択的に反射する層の組がコーティングされ、この層の組は図2中に6で示されている。選択された例では、これは、3つの銀層と、これらの金属層を分離する誘電体層とを含む組である。層のシステムは、国際公開第2005/00348号パンフレットに記載される種類のものである。
【0025】
このようにして、層のシステムを透過する入射エネルギーの比率は、約半分に制限される。透明ガラス板と反射層との組合せによって、太陽放射線に曝露するときのグレージングの加熱が制限され、したがってPDLCフィルムの加熱が制限される。
【0026】
反射層がコーティングされたガラス板1の下では、灰色PVBの第1の中間層シートがPDLCフィルム4と接触する。このフィルム自体は、PVBシートから形成されフィルム4を収容するためのハウジングが形成されたフレーム5中に挿入される。別のPVBシート3’がフィルム4の第2の面と接触する。
【0027】
中間層シートおよびフィルム4のそれぞれの厚さは0.38mmである。
【0028】
第2のガラス板は、高吸収性灰色ガラスでできている。各ガラス板の厚さは2.1mmである。
【0029】
ガラス板および中間層(PDLCフィルムがない場合)を合わせたものは、7〜8%の光透過率を有する。PDLCフィルムの存在によって、この光透過の散乱または透過の形態を後述のように変化させることができる。
【0030】
報告される試験では、PDLCフィルムは「Innoptec」社により供給された。このフィルムは、他の供給元から得られるこの種類のほとんどのフィルムのように、液晶を含有するポリマーマトリックスから形成された。このマトリックスには、導電性酸化物(ITO)の層がコーティングされたPET(ポリエチレンテレフタレート)のシートで形成された電極がそれぞれの面上にコーティングされた。
【0031】
製造者は、最初に、PDLCフィルムを含むグレージングが、光学的性質に関する製造者の要求に適合することを要求する。このため、非作動状態で、グレージングは、グレージングを通過するする事実上すべての可視光を散乱する必要がある。この散乱は、規格ASTMD 1003に準拠して測定される散乱である。これは積分球を用いて行われ、実際に散乱される光、および実際には全く逸脱しない(入射光に対して2°未満)あらゆる光(この光は透過光と呼ばれる)を含む。
【0032】
報告される試験では、選択した光源は光源Cであった。
【0033】
試験したフィルムには、最初に、70Vrmsの最大電圧(すなわち100Vの最大値)および周波数50Hzの正弦波のAC電流を使用した。
【0034】
結果が図3に示される最初の試験では、散乱対全透過率の比(「ヘイズ」と呼ばれる)の変化、およびグレージングの全透過率の値をグレージングの温度の関数として測定した。室温において非作動状態で、事実上完全な散乱が得られることが分かる。全透過光のパーセント値は10%未満である。これらの条件下で、グレージングは半透明であり、観察者に対してグレージングの反対側に位置する物体を遮蔽するスクリーンとしての役割を果たした。
【0035】
グレージング温度が約50℃まで上昇する場合、これらの特性は、わずかな変化で維持された。より高温では、散乱特性は急速に低下する。
【0036】
同じグレージングを作動条件下で試験した。それらの結果を図4に示している。この場合、散乱ははるかに少なくなった。前述の比は55℃未満の温度で4%未満のままであった。次に、液晶粒子に対する電界の影響が低下するために、この比は増加した。
【0037】
2°の角度範囲内の全透過率は約6%においてわずかな変化のままであった。
【0038】
図5は、3つの別個の試料(a、b、c)の非作動モードにおける正TL対透過光の総量(正TL+散乱光)の比を示している。この比は、「プライベート」モードの形成においてフィルムがいかに有効であるかを示している。
【0039】
PDLCフィルムの電源の特性を改善するために、図6に示すような電圧が使用される。この図は、電圧(70Vrms)が周波数50Hzで正弦波状に変化する電源を用いた「従来」の種類を含む。図6は、本発明による電源も示している。本発明によると、周波数は30Hzまで減少し、電圧信号は48Vrmsの実効電圧を有する台形である。電圧上昇時間は1msであり、それによって電流は200mAを超えない。同じ周波数および同じ電圧であるが、矩形波信号を用いると、初期電流ピークが約2Aとなったことは注目されよう。
【0040】
本発明による構成で、最初に、グレージングの光学的性質に悪影響がないことを確認した。非作動モードでは、当然ながら変化はなかった。作動モードでは、図7および8中の本発明(d)によるグレージングおよび比較用のグレージング(e)に対応する曲線は、残留散乱(図7)および全透過率(図8)でほぼ完全な一致が得られたことを示している。したがって、本発明による電源方式は、従来技術の条件で使用されるPDLCフィルムの性質を完全に維持している。
【0041】
図9は、30Hzの周波数の場合、および台形波電圧信号の実効電圧の種々の値の場合の、温度の関数としての残留散乱の変化を示している。許容される大きさの残留散乱を得るための最低電圧が必要となることが分かる。20Vrmsにおいて、散乱は過剰となる。実効電圧が30Vに到達すると急速に減少し、40および48Vrmsの値で事実上安定し、さらなる上昇は無意味なことを示している。示唆する目的で、従来技術の方式も図に示している(70Vrmsの値)。
【0042】
種々の条件下で必要な電力を比較した。以下の表に記録した結果をまとめている。この表は、使用した形状および周波数、実効電圧、およびPDLCフィルム1平方メートル当たりに消費される電力を示している。測定は60℃の温度で行った。
【0043】
【表1】
【0044】
最初の横列は、比較のための根拠として機能する基準に対応する。どの試験でも、本発明による条件下では、消費電力が比較例よりも実質的に少なかったことが分かる。特定の信号形状を有する特定の周波数(30Hz)で、消費電力は印加された実効電圧とともに大きく減少することもわかり、図9に示されるように、この印加電圧は、わずかに注意して選択することで、少ない残留散乱を維持することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9