(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記M個の第2のビデオクリップの前記識別子を提示する前記ステップが、前記プロット選択フローティングレイヤで前記M個の第2のビデオクリップの前記識別子に従ってM個の対応するオプションボタンを提示するステップを含む、請求項4または5に記載の方法。
前記第1のビデオクリップの再生時間に前記第2のビデオクリップの再生時間を加えた合計が規定の合計再生時間長未満である時、前記M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する前記識別子を表示する前記ステップに戻り、継続するステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
その再生時間に前記第1のビデオクリップの再生時間を加えた合計が規定の合計再生時間長を超える第2のビデオクリップを、前記M個の第2のビデオクリップから予め除去するステップをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記第2のビデオクリップの再生時間に前記第1のビデオクリップの再生時間を加えた合計が、規定の合計再生時間長より長く、前記合計再生時間長に達した時に前記第2のビデオクリップの再生を停止するステップをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記プリセット時間内に前記ユーザによって識別子が選択されない場合、既定のルールに従って、第2のビデオクリップに対応する識別子を選択し、前記第2のビデオクリップに対応する前記選択された識別子を前記ビデオサーバに送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記再生ユニットは、前記第1のビデオクリップの前記再生が終了した時、前記ビデオの再生時間カウントを一時停止し、前記第2のビデオクリップの前記再生が開始した時、前記ビデオの前記再生時間カウントを継続し、前記第2のビデオクリップの前記再生が終了した時、前記ビデオの前記再生時間カウントを終了するように構成される、請求項12に記載の装置。
前記表示ユニットは、前記ビデオサーバによって送信された通知で指定された方式で、前記M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する前記識別子と表示背景とを、区別して表示するようにさらに構成される、請求項12に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書の目的、技術的解決策、および利点をより明瞭に理解しやすくするために、以下では添付の図面および実施形態を参照して、本明細書の技術的解決策を詳細に説明する。
【0010】
いくつかの例において、ビデオはフレーム内形式で配置される。しかしながら、方法は、単一の形式であり、ユーザの経験を制限し、ユーザの関心点を掘り起こすことは容易ではない。
【0011】
いくつかの例において、ビデオはadstory形式で配置される。adstory形式は、マルチスプリットビデオ提示タイプであってもよい、つまり、第1のビデオに加えて、複数の(例えば、3つの)サブビデオを、選択のためにユーザに提供してもよい。adstory形式において、複数のビデオ結果が一度に提示されてもよい。ストーリープロットのビデオ結果は似ているが、積極的に対話と選択を実行するようにユーザを引き付けるパフォーマンスをトリガすることは、有力ではない可能性がある。さらに、adstory形式のビデオ配置は、確率的配置方法で実装され、対象のビデオ配置を実行するために対象の視聴者を正確に見つけられない可能性がある。従って、ビデオ配置装置のリソース利用が低減される。
【0012】
本開示はビデオ再生方法を提供する。M個の第2のビデオクリップの対話プリロールビデオクリップとして使用される第1のビデオクリップの再生が終了した時、ユーザによって選択されることができるM個の第2のビデオクリップに対応する識別子を提供し、そうすることによってユーザは、再生を実行するための第2のビデオクリップを積極的に選択して、ビデオの再生を完了することができる。技術的解決策は、ビデオ装置の処理能力、およびリソース利用を改善させ、ビデオ対話に積極的に参加するユーザの関心を向上することができる。
【0013】
本開示の一実施形態において、第1のビデオクリップは、第2のビデオクリップの対話プリロールであり、つまり、第1のビデオクリップによって再生されるコンテンツはM個の第2のビデオクリップのビデオプリプロット(pre-plot)であり、M個の第2のビデオクリップは、第1のビデオクリップのM個のビデオ結果である。
【0014】
ビデオ再生の前に、ビデオサーバは再生されるべきビデオを記憶する。
【0015】
ビデオサーバは、第1のビデオクリップとして、M個の処理対象ビデオクリップの共通プリプロットに対応するビデオデータを抽出し、第1のビデオクリップとして使用されるビデオデータ以外の各処理対象ビデオ内のビデオデータを、第2のビデオクリップとして使用し、
M個の処理対象ビデオクリップに対応する第1のビデオクリップとM個の第2のビデオクリップを一つの再生対象ビデオとして使用して、再生対象ビデオを記憶する。つまり、本開示の一実施形態において、再生対象ビデオは、1つの第1のビデオクリップとM個の第2のビデオクリップを含む。Mは1より大きい整数である。
【0016】
記憶されたビデオを再生する必要がある時、ビデオは以下の実施形態に従って再生されることができる。
【0017】
本出願におけるビデオ再生プロセスの実装は、添付図面を参照して以下に詳細に説明される。
【0018】
一実施形態において、ビデオ再生処理の実装は、ビデオクライアントの観点から説明される。
【0019】
図1を参照すると、
図1は、本開示の一実施形態に従ったビデオ再生の概略フローチャートである。具体的なステップは以下の通りである。
【0020】
ステップ101.ビデオクライアントは、ビデオサーバによって送信されたビデオの第1のビデオクリップを受信した時、第1のビデオクリップを再生する。
【0021】
ビデオを再生する必要がある時、ビデオサーバはビデオの第1のビデオクリップをビデオクライアントに送信する。
【0022】
ステップ102.ビデオクライアントは、第1のビデオクリップの再生が終了し、ビデオサーバによって送信されたビデオのM個の選択可能なビデオクリップに対応する識別子とプリセット時間が受信された時、M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を表示し、プリセット時間をカウントダウンする。
【0023】
第1のビデオクリップは、ビデオサーバによってビデオクライアントに送信され、ビデオサーバは第1のビデオクリップの再生時間を知ることができる。従って、第1のビデオクリップの再生が終了する前に、ビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子がビデオクライアントに送信され、そうすることによってビデオクライアントは、第1のビデオクリップの再生が終了した時に識別子を表示する。
【0024】
M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子は、後続のプロットのための記述、リマインダ等であってもよく、識別子を選択するための参照をユーザに提供してもよい。
【0025】
例えば、2つの識別子があり、1つが「晴れ」でもう一つが「雨」である。次に、ユーザに提供されるリマインダは、1秒のビデオクリップが晴れについてのシナリオのビデオであり、もう一つのビデオクリップは雨についてのシナリオのビデオクリップである。これは単なる一例であり、識別子はこの例のリマインダで提供されることに限定されない。
【0026】
M個の識別子が送信された時、プリセット時間がさらに送信され、このプリセット時間(例えば5秒)は、ユーザが識別子を選択するためのカウントダウン時間として使用される。
【0027】
このカウントダウン内で、ユーザが識別子を選択した場合、ユーザによって選択された識別子はビデオクライアントに送信される。カウントダウンが終了した時、ユーザによって選択された識別子が受信されない場合、デフォルトによってユーザがいずれの識別子も選択しなかったとみなされる。この場合、ビデオクライアントは、ユーザがいずれの識別子も選択しなかったことを示すメッセージをビデオサーバに送信してもよく、あるいはいずれのメッセージも送信しなくてもよい。どの実装が使用されるかについては、特定の用途に従って選択が実行されてもよい。
【0028】
いくつかの実施形態において、ビデオサーバによって送信されたビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を受信した時、ビデオクライアントは、ビデオサーバによって送信された実行通知で指定された方式に従って、M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子と表示背景とを区別して表示する。
【0029】
実装中、一例において、背景が暗くされ、M個の識別子がハイライトされる。別の例において、M個の識別子は背景とは異なる色で表示され、そうすることによってM個の識別子は比較的目立ち、ユーザはこれらのM個の選択可能な識別子を容易に見ることができる。識別子の選択を決定する時、ユーザはクリック方式で識別子を選択するだけでよい。
【0030】
本開示のいくつかの実施形態において、第1のビデオクリップの再生が終了する時、上記のプリセット時間がカウントダウンされ始めてもよい。代替的な解決策として、本開示のいくつかの実施形態において、第1のビデオクリップの再生が終了する前の所定の時間(例えば、第1のビデオクリップの再生が終了する前の3秒あるいは任意の時間)内に、上記のプリセット時間がカウントダウンされ始めてもよい。
【0031】
ステップ103.ビデオクライアントは、プリセット時間内にユーザによって選択された識別子が受信された場合、ユーザによって選択された識別子をビデオサーバに送信する。
【0032】
ステップ104.ビデオクライアントは、ユーザによって選択された識別子に従ってビデオサーバによって送信された第2のビデオクリップが受信された時、第2のビデオクリップを再生する。
【0033】
プリセット時間に到達した時にユーザによって選択された識別子を受信していないために既定のルールに従ってビデオサーバによって選択された第2のビデオクリップを受信した時、ビデオクライアントは第2のビデオクリップを再生する。本開示のいくつかの実施形態において、上記の既定のルールは、第2のビデオクリップを再生する所定のシーケンスまたはランダムシーケンスであってもよい。例えば、上記のプリセット時間が達した時に、ユーザによって選択された識別子がまだ受信されていない場合、M個の第2のビデオクリップの最初の第2のビデオクリップが直接再生されてもよく、あるいは、1つの乱数mが1からMの範囲内でランダムに生成され、M個の第2のビデオクリップのm番目第2のビデオクリップが直接再生されてもよい。すなわち、本開示の一実施形態において、第2のビデオクリップはユーザによって選択された優先順位に従って再生され、ユーザが選択を行わない時、第2のビデオクリップが、例えば所定のシーケンスまたはランダムシーケンスといった規定のルールに従って再生されてもよい。
【0034】
一実施形態において、ユーザがプリセット時間内にいずれの識別子も選択しない場合、ユーザは既定のルールに従って第2のビデオクリップを選択し、第2のビデオクリップを再生し、ここでの既定のルールは、第2のビデオクリップがランダムに選択されることであってもよく、あるいはユーザが選択を行わない時にデフォルトで第2のビデオクリップを再生する準備をしてもよい。
【0035】
通常、1つのビデオが再生される時、予めユーザに時間が表示され、そうすることによってユーザは予めビデオの再生時間を知り、それによってビデオを見るか否かを選択する。従って、本アプリケーションの実施中に、ユーザの経験を高めるために、ユーザが識別子を選択するための時間は1つのビデオの再生時間内には含まれない。具体的な実装は、
第1のビデオクリップの再生が終了した時、ビデオクライアントによってビデオの再生時間カウントを一時停止し、
第2のビデオクリップの再生が開始された時、ビデオの再生時間カウントを継続し、
第2のビデオクリップの再生が終了した時、ビデオの再生時間カウントを終了することである。
【0036】
従って、ビデオ全体の再生時間は、第1のビデオクリップの再生時間と第2のビデオクリップの再生時間との合計であり、例えば、15秒、30秒、あるいは45秒である。
【0037】
1つのビデオの時間カウントのために、カウントダウンはタイマ方式で実行されてもよく、あるいは時間カウントは時間を増やす方式によって実装されてもよいが、これに限定されない。
【0038】
第1のビデオクリップの再生が終了した時、ビデオの再生時間カウントが一時停止された後、プリセット時間がカウントダウン方式でカウントされる。このようにして、ユーザは、ユーザに提供された選択された時間長をリマインドされてもよい。カウントダウンが終わる前にユーザがまだ選択を行っていない場合、ビデオサーバは再生されるための1つの第2のビデオクリップを積極的に提供する。
【0039】
一実施形態において、ビデオ再生プロセスの実装は、ビデオサーバの観点から説明される。
【0040】
図2を参照すると、
図2は、本開示の一実施形態に従ったビデオ再生の概略フローチャートである。具体的なステップは以下の通りである。
【0041】
ステップ201.ビデオについて、ビデオサーバはビデオの第1のビデオクリップを再生のためのビデオクライアントに送信する。
【0042】
ビデオが再生される必要がある時、再生対象のビデオの第1のビデオクリップがビデオクライアントに送信される。
【0043】
ビデオサーバによって送信された第1のビデオクリップを受信した時、ビデオクライアントは、第1のビデオクリップを再生する。
【0044】
ステップ202.第1のビデオクリップの再生が終了した時、ビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を表示のためのビデオクライアントに送信し、ビデオクライアントにプリセット時間をカウントダウンするように通知する。
【0045】
ビデオサーバは第1のビデオクリップの再生時間を取得することができる。第1のビデオクリップの再生が終了する前に、ビデオサーバは、ビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子をビデオクライアントに送信し、そうすることによってビデオクライアントは、第1のビデオクリップの再生が終了した時に識別子を表示する。ここでは時間遅延の問題が考慮される。識別子は、第1のビデオクリップの再生が終了する前、すなわち、第1のビデオクリップの再生が終了する前または終了する時にビデオクライアントに送信され、ビデオクライアントはサーバによって送信されたM個の識別子を受信する。
【0046】
ビデオサーバによって送信されたM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子とプリセット時間を受信すると、ビデオクライアントは、M個の選択可能な識別子を表示し、プリセット時間のカウントダウンを開始する。
【0047】
ビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を表示のためのビデオクライアントに送信する時、ビデオサーバは、M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子と表示背景を区別して表示するようにビデオクライアントに通知する。
【0048】
ビデオクライアントは、ビデオサーバの通知に従ってM個の選択可能な識別子を区別して表示する。
【0049】
プリセット時間内に、ユーザによって送信された識別子を受信した時、ビデオクライアントは、ユーザによって選択された識別子をクライアントに送信し、プリセット時間に達した時にユーザによって選択された識別子が受信されていない場合、ビデオクライアントは情報無しで応答される。
【0050】
ステップ203.ユーザによって選択され、ビデオクライアントによって送信された識別子がプリセット時間内に受信された場合、識別子に対応する第2のビデオクリップを再生のためのビデオクライアントに送信する。
【0051】
プリセット時間に達した時に、ユーザによって選択され、クライアントによって送信された識別子が受信されていない場合、第2のビデオクリップが既定のルールに従って選択され、表示のためのビデオクライアントに送信される。
【0052】
本開示の実施形態は、ビデオサーバとビデオクライアントを含むビデオシステムに適用され、1つ又は複数のビデオクライアントが存在してもよく、各ビデオクライアントによって実装されるビデオ再生プロセスは、
図1を参照して説明されたビデオクライアントと同じであり、1つ又は複数のビデオサーバが存在してもよく、複数のビデオサーバが存在する場合、複数のビデオサーバは
図2を参照して説明されたビデオサーバによって完了された機能を共同で完了する。
【0053】
具体的には、本開示のいくつかの実施形態において、上記のビデオ再生解決策が対話プロット広告(Adplot)の再生に適用されてもよい。対話プロット広告は、1つのプライマリプロット広告と、いくつかのブランチプロット広告を含んでもよい。プライマリプロット広告の再生が完了した時、ユーザはリマインダに従って、ユーザが興味を持っているブランチプロットを選択し、視聴を継続してもよく、それによってプロット対話を実装する。具体的には、上記の解決策において、第1のビデオクリップとM個の第2のビデオクリップは、1つの対話プロット広告を形成してもよい。例えば、第1のビデオクリップはプライマリプロット広告として使用され、第1のビデオクリップによって再生されるコンテンツはM個の第2のビデオクリップのビデオプリプロットであってもよく、M個の第2のビデオクリップはM個のブランチプロット広告であり、プライマリプロット広告のM個のビデオ結果であってもよい。このようにして、第1のビデオクリップによって提示されたプライマリプロット広告を完全に視聴した後、ユーザは、プロットリマインダとユーザの興味に従って、M個の第2のビデオクリップのうちの1つを選択し、ブランチプロットの視聴を継続し、それによって広告プロット対話を実装する。
【0054】
上述の対話プロット広告を再生するための具体的な技術的実装方法は、特定の添付図面と実施形態を参照して以下に詳細に説明される。
【0055】
異なるクライアントデバイスが上述のビデオクライアントとして使用される場合、対話プロット広告を再生する具体的な技術的実装も異なることに留意されたい。例えば、パーソナルコンピュータ(PC)が上記のビデオクライアントとして選択され、上記のビデオクライアントとしてモバイル端末が選択された場合、上記の解決策の具体的な技術的実装は大きく異なる。
【0056】
PCを使用した対話プロット広告を再生する具体的な技術的実装は、PCが上記のビデオクライアントとして用いられた例を使用して以下に詳細に説明される。
【0057】
具体的には、本開示のいくつかの実施形態において、上記の対話プロット広告は、FLASHリッチメディア技術を使用することによって実装されてもよい。対話プロット広告を実装するシステムアーキテクチャの最下位レイヤはビデオ要素プレーヤであり、ビデオ要素プレーヤの上位レイヤはプロット選択のためのフローティングレイヤである。ビデオ要素プレーヤは、プライマリプロット広告を再生し、再生が完了した後、ビデオ要素プレーヤは1つのプロット選択フローティングレイヤを生成し提示する。ユーザの選択が受信された後(またはユーザが選択を実行しない時、選択は所定のルールに従って実行されてもよい)、ビデオ要素プレーヤは選択されたブランチプロット広告の再生を継続する。上記のビデオ要素プレーヤは、広告配置中に指定された広告パラメータに従って、ビデオ要素プレーヤおよびプロット選択フローティングレイヤの再生を制御する。例えば、広告パラメータのプライマリプロット広告のブレークポイント時間(例えば10秒)とブランチプロット選択時間(例えば、5秒)に従って、ビデオ要素プレーヤがプライマリプロット広告(第1のビデオクリップ)を再生した時間とユーザがブランチプロット広告(第2のビデオクリップ)を選択した時間、つまり上記の解決法で述べられたプリセット時間が設定される。
【0058】
具体的には、PC端のビデオプレーヤが上記の対話プロット広告の再生を開始した時、対話プロット広告は、プライマリプロット広告の第1のビデオクリップとして最下位レイヤでビデオ要素プレーヤによって再生され、一方第1のタイマが開始され、上記のプライマリプロット広告の再生時間を制御するように構成される。第1のタイマがプライマリプロット広告のブレークポイント時間をカウントした時、ビデオ要素プレーヤはプライマリプロット広告の再生を一時停止し、プロット選択フローティングレイヤを生成し、そうすることによってユーザが選択を実行するためのM個の第2のビデオクリップの識別子をブランチプロット広告として表示する。一方、第2のタイマが開始され、ブランチプロット広告の時間を選択するようにユーザを制御するように構成される。第2のタイマがプリセット時間をカウントする前に、ユーザがブランチプロット広告の識別子を選択した場合、ビデオ要素プレーヤはユーザによって選択されたブランチプロット広告を再生する、あるいは、第2のタイマがプリセット時間をカウントした時、ユーザがブランチプロット広告の識別子を選択していない場合、ビデオ要素プレーヤは所定のルールに従って選択されたブランチプロット広告を再生する。
【0059】
図3は、PC端でAdplot再生を実装するプロセスの実施形態を示す。
図3に示すように、方法は以下のステップを含む。
【0060】
ステップ301.PC端のビデオプレーヤが、ビデオプレーヤの広告プラグインを呼び出す。
【0061】
本開示のいくつかの実施形態において、PC端がビデオを再生するプロセスにおいて、広告はブロードキャストディレクターの要件に従って所定の位置に挿入される必要がある。広告の挿入を完了するために、広告を挿入する前に、ビデオサーバは広告が挿入される必要がある位置、挿入される広告の種類、および挿入される広告のビデオ識別子(VID、Video ID)といった情報をあらかじめPCのビデオプレーヤに通知してもよい。次いで、PC端のビデオプレーヤは広告挿入位置でビデオプレーヤの広告プラグインを呼び出し、対応する広告の再生を完了する。
【0062】
一実施形態において、挿入された広告のタイプは、対話プロット広告(Adplot)であり、この場合、挿入された広告のビデオ識別子は、プライマリプロット広告のビデオ識別子である。さらに、広告プラグインは、対話プロット広告の別の広告パラメータ、例えば、ブランチプロット広告としての第2のビデオクリップの量、コピー、およびビデオ識別子(VID)、プライマリプロット広告のブレークポイント時間、並びにユーザがブランチプロット広告を選択するプリセット時間などを、サーバからさらに取得する。
【0063】
ステップ302.広告プラグインが、挿入された広告の種類が対話プロット広告であると判断し、対話プロット広告を提示するように構成されたリッチメディアコンテナを作成し、ロードする。
【0064】
本開示のいくつかの実施形態において、対話プロット広告タイプの広告は広告プラグインによってロードされたリッチメディアコンテナを使用して提示される。リッチメディアコンテナは、広告プラグインによって作成されロードされてもよい。上述しように、広告プラグインがリッチメディアコンテナを作成するプロセスにおいて、対話プロット広告が配置される時に指定された様々な広告パラメータが取得される必要があり、例えば、プライマリプロット広告のVID(つまり、第1のビデオクリップのビデオ識別子)、ブランチプロット広告(つまり、第2のビデオクリップ)の量、コピー、およびVID、プライマリプロット広告のブレークポイント時間、およびユーザが第2のビデオクリップを選択するプリセット時間である。
【0065】
ステップ303.リッチメディアコンテナが、プライマリプロット広告ビデオレイヤを作成し、プライマリプロット広告のVIDに従って、サーバからプライマリプロット広告のビデオ要素を読み出し、ビデオ要素を再生し、第1のタイマを開始して、プライマリプロット広告の再生時間をカウントする。
【0066】
プライマリプロット広告ビデオレイヤは、ビデオ要素プレーヤとみなされてもよい。
【0067】
本開示のいくつかの実施形態において、リッチメディアコンテナは、プライマリプロット広告のVIDに従って、サーバからプライマリプロット広告のアドレスを取得し、アドレスに従ってプライマリプロット広告のビデオ要素を読み出す。
【0068】
本開示のいくつかの実施形態において、プライマリプロット広告のVIDが取得されないか、またはプライマリプロット広告のVIDに従ってプライマリプロット広告のビデオ要素が読み出せない場合、広告再生エラーが報告されてもよく、この広告は除去されてもよい。
【0069】
ステップ304.リッチメディアコンテナが、第1のタイマがプライマリプロット広告の指定されたブレークポイント時間をカウントした時、プライマリプロット広告のビデオ要素の再生を一時停止する。
【0070】
ステップ305.リッチメディアコンテナが、プロット選択フローティングレイヤを作成および提示し、M個のブランチプロット広告の識別子を提示し、第2のタイマを開始して、ユーザがブランチプロット広告を選択する時間をカウントする。
【0071】
本開示のいくつかの実施形態において、プロット選択フローティングレイヤは、対話プロット広告が配置された時に指定されるプロットの数(つまり、第2のビデオクリップの量)に従って、対応するオプションボタン、およびユーザが選択を実行するためのコピー(つまり、M個の第2のビデオクリップの識別子)を提示する。
【0072】
ステップ306.第2のタイマがプリセット時間をカウントする前に、ユーザがプロット選択フローティングレイヤでボタンを選択した場合、ステップ307を実行し、そうでなければステップ308を実行する。
【0073】
ステップ307.リッチメディアコンテナが、ユーザによって選択されたボタンに従って、ボタンに対応するブランチプロット広告のVIDを取得し、ステップ309を実行する。
【0074】
ステップ308.リッチメディアコンテナが、所定のルールに従って、ブランチプロット広告のVIDを選択し、次いでステップ309を実行する。
【0075】
上述したように、所定のルールは、所定のシーケンスに従って選択を実行する、またはランダムに選択を実行するといった方法であってもよい。
【0076】
ステップ309.リッチメディアコンテナが、取得したブランチプロット広告のVIDに従って、サーバから第2のビデオクリップのビデオ要素を読み出し、以前に再生されたプライマリプロット広告のビデオ要素を第2のビデオクリップのビデオ要素で置き換え、プライマリプロット広告ビデオレイヤでブランチプロット広告のビデオ要素の再生を継続する。
【0077】
本開示のいくつかの実施形態において、リッチメディアコンテナは、選択されたブランチプロット広告のVIDに従って、サーバからブランチプロット広告のアドレスを取得し、アドレスに従ってブランチプロット広告のビデオ要素を読み出す。
【0078】
上記の処理から、対話プロット広告の再生は、広告プラグインによって作成されロードされたリッチメディアコンテナを使用することによって実装され、リッチメディアコンテナは、対話プロット広告が配置された時に指定された外部パラメータに従って作成されることが理解されよう。実装中、リッチメディアコンテナは、これらの外部パラメータに従って、ユーザがビデオコンテンツを再生するプライマリプロット広告ビデオレイヤと、ユーザと対話するために使用されるプロット選択フローティングレイヤを作成し、これによって、対話プロット広告を再生する。具体的には、本開示のいくつかの実施形態において、第1のタイマと第2のタイマは、PC端で搬送されるFlash AS3.0コードを開始することによって実装されてもよい。
【0079】
モバイル端末を用いた対話プロット広告を再生する具体的な技術的実施形態が、上述のビデオクライアントとしてモバイル端末を使用した例を用いて以下に詳細に説明される。
【0080】
本開示のいくつかの実施形態では、モバイル端末が対話プロット広告を再生する技術的解決策において、対話プロット広告は、モバイル端末側のHTML5、Java Script(登録商標)(JS)、およびCascading Style Sheet 3(CSS3)などのフロントエンド技術を使用することによって実装されてもよい。対話プロット広告を実装するシステムアーキテクチャの最下位レイヤは、ビデオ再生アプリケーション(例えば、Tencent video APP)であり、ビデオ再生アプリケーションの広告プラグインは、一つのWebViewページであり、WebViewページでは、オリジナルのビデオコンテンツの再生を一時停止する、ビデオ要素プレーヤを作成する、第1のタイマを開始する、プロット選択フローティングレイヤを作成する、および第2のタイマを開始するといった全ての機能が実装される。
【0081】
図4は、モバイル端末側でAdplot再生を実装するプロセスの一実施形態を示す。
図4に示すように、方法は、以下のステップを含む。
【0082】
ステップ401.モバイル端末側のビデオ再生アプリケーションは、ビデオ再生アプリケーションに広告ソフトウェア開発キット(SDK)をロードすることによってWebViewページを作成し、ロードする。
【0083】
本開示のいくつかの実施形態において、ユーザがタブレットコンピュータ(PAD)または携帯電話でビデオ再生アプリケーションを使用してビデオを視聴することを選択した場合、広告を挿入する場合に、ビデオ再生アプリケーションは、サーバから挿入された広告の関連データを取得するために広告SDKを要求する。AdPlotタイプの広告が挿入された場合、広告SDKは1つの空のWebViewページを作成およびロードし、一方、挿入されたAdPlot広告に対応するパラメータをWebViewページに伝送する。WebViewページはAdPlotプラグインコンテナとして使用される。続いて、Web Viewページによって、挿入されたAdPlot広告および提示プラットフォームに対応するパラメータに従って、ビデオ要素プレーヤ(ビデオコントロールとも呼ばれる)とプロット選択フローティングレイヤを作成する。
【0084】
WebViewページがAdPlotプラグインコンテナとして作成された後、Web Viewページは最初に、Internet Architecture Board (IAB)によって策定されたMRAIDプロトコルに従って、対話プロトコルがWebViewページと広告SDKとの間に確立されているか否かを判断する。MRAIDプロトコルは、IABによって策定された1つの国際標準プロトコルであり、WebViewページとモバイルアプリケーション(APP)との間のリッチメディア対話プロトコルを策定する。WebViewページと広告SDKとの間の対話プロトコルが正常に確立されていない場合、広告が提示されることができないことを示すエラー情報がポップアップされ、広告が除去される。WebViewページと広告SDKとの間の対話プロトコルが正常に確立されている場合、WebViewページが、このプロトコルを使用することによってモバイル端末のビデオ再生アプリケーションとデータ交換を行ってもよいことを示す。従って、対話プロット広告の広告パラメータは、広告SDKから取得されてもよい。
【0085】
対話プロット広告の広告パラメータは主に、プライマリプロット広告としての第1のビデオクリップのVID、ブランチプロット広告としての第2のビデオクリップの量、コピー、およびVID、プライマリプロット広告のブレークポイント時間、ユーザがブランチプロット広告を選択するプリセット時間などを含む。
【0086】
ステップ402.WebViewページは、ビデオ再生アプリケーションで当初再生されたビデオコンテンツの再生を中断し、広告SDKから取得された対話プロット広告の広告パラメータに従ってビデオコントロールを作成し、ビデオコントロールを使用して当初再生されたビデオコンテンツをカバーする。
【0087】
ステップ403.WebViewページは、プライマリプロット広告のVIDに従って、サーバからプライマリプロット広告のビデオ要素を読み出し、ビデオコントロールは、プライマリプロット広告のビデオ要素を再生し、第1のタイマを開始して、プライマリプロット広告の再生時間をカウントする。
【0088】
いくつかの実施形態において、ビデオコントロールは、ビデオ要素プレーヤとして使用されてもよい。
【0089】
上述したように、WebViewページは、第1のビデオクリップのVIDに従って第1のビデオクリップのアドレスをサーバから取得してもよく、次いで第1のビデオクリップのアドレスに従って第1のビデオクリップのビデオ要素を読み出し、ビデオ要素を再生する。
【0090】
さらに、WebViewページは、広告SDKから取得されたプライマリプロット広告のブレークポイント時間に従って第1のタイマをセットしてもよく、第1のタイマはプライマリプロット広告の再生時間をカウントするように構成される。
【0091】
ステップ404.第1のタイマがプライマリプロット広告のブレークポイント時間をカウントした後、WebViewページは、プライマリプロット広告の再生を一時停止するようにビデオコントロールを制御する。
【0092】
ステップ405.WebViewページは、プロット選択フローティングレイヤを作成および提示し、M個のブランチプロット広告の識別子を提示し、一方、第2のタイマを開始して、ユーザがブランチプロット広告を選択する時間をカウントする。
【0093】
本開示のいくつかの実施形態において、プロット選択フローティングレイヤは、対話プロット広告が配置される時に指定されたプロットの量(つまり、第2のビデオクリップの量)といったパラメータに従って対応するオプションボタンとコピー(つまり、M個の第2のビデオクリップの識別子)を提示する。
【0094】
ステップ406.第2のタイマがプリセット時間をカウントする前に、ユーザがプロット選択フローティングレイヤでボタンを選択した場合、ステップ407を実行し、そうでなければステップ408を実行する。
【0095】
ステップ407.WebViewページは、ユーザによって選択されたボタンに従って、ボタンに対応するブランチプロット広告のVIDを取得し、ステップ409を実行する。
【0096】
ステップ408.WebViewページは、所定のルールに従って、ブランチプロット広告のVIDを取得し、次いでステップ409を実行する。
【0097】
ステップ409.WebViewページは、取得したブランチプロット広告のVIDに従って、サーバからブランチプロット広告のビデオ要素を読み出し、ビデオコントロールで再生されたプライマリプロット広告のビデオ要素を選択されたブランチプロット広告のビデオ要素で置き換え、ビデオコントロールはブランチプロット広告のビデオ要素を再生することを継続する。
【0098】
上記の処理から、対話プロット広告の再生は、作成されロードされたWebViewページを使用することによって実装され、WebViewページは、対話プロット広告が配置された時に指定された外部パラメータに従って作成されることが理解されよう。実装中、WebViewページは、これらの外部パラメータに従って、ユーザがビデオコンテンツを再生するビデオコントロールと、ユーザと対話するために使用されるプロット選択フローティングレイヤを作成し、これによって、対話プロット広告を再生する。具体的には、本開示のいくつかの実施形態において、第1のタイマと第2のタイマは、モバイル端末側で搬送されるJSコードを開始することによって実装されてもよい。
【0099】
従って、対話プロット広告は、技術的解決策を使用することによって再生されることができることが理解されよう。さらに、技術的解決策は、ビデオ装置の処理能力およびリソース利用を改善することができる。
【0100】
当業者は、ビデオに挿入された広告が、たとえば、30秒、または45秒といった挿入された広告の合計時間長によって制限されることを理解することができる。
【0101】
また、プライマリプロット広告としての第1のビデオクリップとブランチプロット広告として使用される第2のビデオクリップが、上記の方法を使用して完全に再生された後に、挿入された広告の合計時間長が依然として満たされない場合、つまり、第1のビデオクリップの再生時間に第2のビデオクリップの再生時間を加えた合計が、挿入された広告の既定の合計時間長未満である場合、プロセスは再度ステップ305または405に戻ってもよい、つまりプロット選択フローティングレイヤが再度作成され、ユーザはブランチプロット広告として使用される第2のビデオクリップを再度選択するように要求されてもよい。本開示のいくつかの実施形態において、再び作成されたプロット選択フローティングレイヤは、以前に再生された第2のビデオクリップの識別子を含まなくてもよく、これによって同じ第2のビデオクリップの繰り返し再生を回避することが理解されよう。本開示の別の実施形態において、再び作成されたプロット選択フローティングレイヤは、以前に再生された第2のビデオクリップの識別子が依然として含まれてもよく、これによってユーザが再度選択を実行することを可能にする。もちろん、実装中に、プロット選択フローティングレイヤでの第2のビデオクリップの識別子の位置は、例えば、第2のビデオクリップの識別子が別の第2のビデオクリップの識別子の後ろに配置されるように調整されてもよい。具体的な提示方法は、本出願において限定されない。もちろん、以前に再生された第2のビデオクリップが所定のルールに従って選択された第2のビデオクリップである場合、ユーザによって選択された第2のビデオクリップの識別子が今回の所定の時間内でまだ受信されていない場合には、所定のルールに従って選択を再度実行する時に、以前に再生された第2のビデオクリップは選択されないようにしてもよい。
【0102】
上記の状況に応じて、第1のビデオクリップの再生時間に第2のビデオクリップの再生時間を加えた合計が、挿入された広告の既定の合計時間長よりも長い場合、追加の処理が実行される必要がある。
【0103】
本開示のいくつかの実施形態において、ブランチプロット広告として使用される第2のビデオクリップに、予めフィルタリング処理が実行されてもよく、第1のビデオクリップの再生時間をその再生時間を加えた合計が、挿入された広告の指定された合計時間長よりも長い第2のビデオクリップはM個の第2のビデオクリップから除去される。つまり、第2のビデオクリップの再生時間に第1のビデオクリップの再生時間を加えた合計が、挿入された広告の指定された合計時間長よりも長い場合、この第2のビデオクリップの識別子は選択のためにユーザに提供されない。従って、選択のためにユーザに提供される全ての第2のビデオクリップは、所定の合計時間長内で改善に再生され得ることが保証される。
【0104】
本開示のいくつかの別の実施形態において、第2のビデオクリップは、第2のビデオクリップの再生時間長に従ってフィルタリングされなくてもよい、つまり、M個の第2のビデオクリップの識別子が全て選択を実行するためにユーザに提供される。この場合、第2のビデオクリップの再生時間に第1のビデオクリップの再生時間を加えた合計が、挿入された広告の指定された合計時間長よりも長い時、挿入された広告の指定された合計時間長に達した場合に、第2のビデオクリップの再生が完了していなくても、再生中の第2のビデオクリップは再生を停止されてもよい。あるいは、前述の解決策の代替解決策として、挿入された広告の指定された合計時間長に達した時、ユーザは、現在のビデオが完全に再生されていないことをリマインドされ、ユーザは再生を継続するか否かを選択するように要求される。この場合、ユーザが再生を継続することを選択した場合、第2のビデオクリップは再生を継続され、再生が完了した後、プロセスはビデオフィルムを再生するために戻る、あるいはユーザが再生を継続しないことを選択した場合、第2のビデオクリップの再生は終了し、プロセスはビデオフィルムを再生するために戻る。
【0105】
このアプリケーションに従ったビデオ再生を実装する具体的なアプリケーションの観点を以下に提供する。
【0106】
図5を参照すると、
図5は、本開示のいくつかの実施形態に従った、ビデオクリップの再生を終了する画面の概略図である。
図5において、第1のビデオクリップの再生が終了した時、画面は、画像の最終フレームに留まり、画像は道路上を走行中の自動車を示す。
【0107】
図6を参照すると、
図6は、実施形態に従った、第1のビデオクリップの再生が終了した時の3つの選択可能な第2のビデオクリップの識別子を表示する概略図である。
【0108】
図6において、3つの識別子が例として提供され、第1のビデオクリップの次の展開に対応する3つの第2のビデオクリップのオプション識別子、および5秒であるプリセット時間のカウントダウンが一例として提供される。
【0109】
第1の識別子は街であり、つまり、自動車が街に近づいていることをリマインドし、次のビデオに対応するプロットは街で発生するプロットである。第2の識別子は海岸であり、つまり、車が海岸に近づいていることをリマインドし、次のビデオに対応するプロットは海岸で発生するプロットである。第3の識別子は山頂であり、つまり、車が山頂に近づいていることをリマインドし、次のビデオに対応するプロットは山頂で発生するプロットである。
【0110】
ユーザは、興味に従って識別子の一つを選択してもよく、ユーザが海岸を選択する場合、海岸に対応する第2のビデオクリップがビデオクライアントで再生され、ユーザがカウントダウン時間内に選択を行わない場合、背景ビデオサーバは、既定のルールに従って1つのビデオクリップを選択する。背景ビデオサーアbが山頂を選択した場合、山頂に対応する第2のビデオクリップがビデオクライアントで再生される。
【0111】
いくつかの同じ発明思想に基づいて、本開示の一実施形態は、ビデオ再生装置を提供する。
図7を参照すると、
図7は、本願に従って
図1を参照して説明された技術に適用される装置の概略構成図である。装置は、受信ユニット701、再生ユニット702、表示ユニット703、および送信ユニット704を含む。
【0112】
受信ユニット701は、ビデオサーバによって送信された第1のビデオクリップを受信し、ビデオサーバによって送信されたビデオを表示するために使用されるM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子とプリセット時間とを受信し、ユーザによって選択された識別子を受信し、およびビデオサーバによって送信された第2のビデオクリップを受信するように構成される。
【0113】
再生ユニット702は、受信ユニット701が、ビデオサーバによって送信された任意のビデオの第1のビデオクリップを受信した時、第1のビデオクリップを再生し、受信ユニット701が、ユーザによって選択された識別子に従ってビデオサーバによって送信された第2のビデオクリップを受信した時、第2のビデオクリップを再生するように構成され、第1のビデオクリップは第2のビデオクリップの対話プリロールビデオクリップであり、Mは1より大きい整数である。
【0114】
表示ユニット703は、再生ユニット702が第1のビデオクリップの再生を終了し、受信ユニット701がビデオを表示するために使用されビデオサーバによって送信されたM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子とプリセット時間を受信した時、M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を表示し、プリセット時間をカウントダウンするように構成される。
【0115】
送信ユニット704は、受信ユニット701がプリセット時間内にユーザによって選択された識別子を受信した場合、ユーザによって選択された識別子をビデオサーバに送信するように構成される。
【0116】
いくつかの実施形態において、再生ユニット702は、第1のビデオクリップの再生が終了した時、ビデオの再生時間カウントを一時停止し、第2のビデオクリップが再生され始めた時、ビデオの再生時間カウントを継続し、第2のビデオクリップの再生が終了した時、再生時間カウントを終了するようにさらに構成される。
【0117】
いくつかの実施形態において、表示ユニット703は、ビデオサーバによって送信された実行通知で指定された方式で、M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子と表示背景とを区別して表示するようにさらに構成される。
【0118】
同じ発明思想に基づいて、本出願はさらにビデオ再生装置を提供する。
図8を参照すると、装置は、送信ユニット801、受信ユニット802、および処理ユニット803を含む。
【0119】
送信ユニット801は、任意のビデオについて、ビデオの第1のビデオクリップを再生のためのビデオクライアントに送信し、第1のビデオクリップの再生が終了した時、ビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を表示のためのビデオクライアントに送信し、ビデオクライアントにプリセット時間をカウントダウンするように通知し、処理ユニット803によって決定された第2のビデオクリップを表示のためのビデオクライアントに送信するように構成され、第1のビデオクリップは第2のビデオクリップの対話プリロールビデオクリップであり、Mは1より大きい整数である。
【0120】
受信ユニット802は、ユーザによって選択され、ビデオクライアントによって送信された識別子を受信するようにさらに構成される。
【0121】
処理ユニット803は、受信ユニット802が、ユーザによって選択され、ビデオクライアントによって送信された識別子をプリセット時間内に受信した場合、識別子に従って対応する第2のビデオクリップを選択するように構成される。
【0122】
いくつかの実施形態において、送信ユニット801は、ビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を表示のためのビデオクライアントに送信した時、M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子と表示背景を区別して表示するようにビデオクライアントに通知するようにさらに構成される。
【0123】
いくつかの実施形態において、処理ユニット803は、第1のビデオクリップとしてM個のビデオの共通プリプロットに対応するビデオデータを抽出し、第1のビデオクリップとして使用されるビデオデータ以外の各ビデオ内のビデオデータを第2のビデオクリップとして使用し、M個のビデオクリップに対応する第1のビデオクリップとM個の第2のビデオクリップを一つの再生対象ビデオとして使用して、再生対象ビデオを記憶するようにさらに構成される。
【0124】
前述の実施形態のユニットは統合されてもよく、あるいは別々に配置されてもよく、一つのユニットにまとめられてもよく、複数のサブユニットにさらに分割されてもよい。
【0125】
本開示の各実施形態における各ユニットは、機械的方法または電気的方法で実装されてもよい。例えば、1つのハードウェアモジュールは、特定の動作を完了するように構成された特別に設計されたパーマネントサーキット(permanent circuit)または論理デバイス(FPGAあるいはASICといった専用プロセッサなど)を含んでもよい。ハードウェアモジュールは、ソフトウェアによって仮構成され、特定の動作を実行するように構成された、プログラマブル論理デバイスあるいは回路(例えば、汎用プロセッサまたは別のプログラマブルプロセッサを含む)を含んでもよい。ハードウェアモジュールが、専用のパーマネントサーキットを使用して、あるいは仮構成された回路(ソフトウェアによって構成された回路など)を使用して、機械的な方法で具体的に実装されるかは、コストおよび時間を考慮して決定されてもよい。
【0126】
本願におけるビデオ再生装置は、上述したとおりであり、本願におけるビデオクライアントのハードウェアアーキテクチャ構成は以下に提供され、ビデオクライアントは、ソフトウェアおよびハードウェアを統合することができるプログラマブルデバイスである。具体的には、
図9を参照すると、
図9は、本開示の一実施形態に従ったビデオ再生のためのビデオクライアントのハードウェアアーキテクチャ構成の概略図である。ビデオクライアントは、プロセッサ910、メモリ920、ポート930、およびバス940を含んでもよい。プロセッサ910およびメモリ920は、バス940を使用して相互接続される。プロセッサ910は、ポート930を使用してデータを取得および出力してもよい。
【0127】
プロセッサ910によって実行される時、受信ユニット701は、ビデオサーバによって送信された第1のビデオクリップを受信し、ビデオを表示するために使用され、ビデオサーバによって送信されたM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子とプリセット時間を受信し、ユーザによって選択された識別子を受信し、ビデオサーバによって送信された第2のビデオクリップを受信するように構成される。
【0128】
プロセッサ910によって実行される時、再生ユニット702は、受信ユニット701が、ビデオサーバによって送信された任意のビデオの第1のビデオクリップを受信した時、第1のビデオクリップを再生し、受信ユニット701が、ユーザによって選択された識別子に従ってビデオサーバによって送信された第2のビデオクリップを受信した時、第2のビデオクリップを再生するように構成されてもよい。
【0129】
プロセッサ910によって実行される時、表示ユニット703は、再生ユニット702が第1のビデオクリップの再生を終了し、受信ユニット701がビデオを表示するために使用されビデオサーバによって送信されたM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子とプリセット時間を受信した時、M個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を表示し、プリセット時間をカウントダウンするように構成されてもよい。
【0130】
プロセッサ910によって実行される時、受信ユニット701がプリセット時間内にユーザによって選択された識別子を受信した場合、送信ユニット704は、ユーザによって選択された識別子をビデオサーバに送信するように構成されてもよい。
【0131】
従って、メモリ920に記憶された命令モジュールは、プロセッサ910によって実行される時、上述の技術的解決策において、受信ユニット、再生ユニット、表示ユニット、および送信ユニットの様々な機能を実装し得ることがわかるであろう。
【0132】
本出願のビデオ再生装置は上記で説明され、本出願におけるビデオサーバのハードウェアアーキテクチャ構成を以下に示すが、ビデオサーバはソフトウェアとハードウェアを統合してもよいプログラマブルデバイスである。具体的には、
図10を参照し、
図10は本開示の一実施形態に従ったビデオ再生のためのビデオサーバのハードウェアアーキテクチャ構成の概略図である。ビデオサーバは、プロセッサ1010、メモリ1020、ポート1030、およびバス1040を含んでもよい。プロセッサ1010とメモリ1020はバス1040を使用して相互接続される。プロセッサ1010は、ポート1030を使用してデータを取得および出力してもよい。
【0133】
プロセッサ1010によって実行されたとき、送信ユニット801は、任意のビデオについて、再生のためにビデオクライアントにビデオの第1のビデオクリップを送信し、第1のビデオクリップの再生が終了した時、ビデオのM個の選択可能な第2のビデオクリップに対応する識別子を、表示のためにビデオクライアントに送信し、プリセット時間をカウントダウンするようにビデオクライアントに通知し、処理ユニットによって決定された第2のビデオクリップを、表示のためにビデオクライアントに送信する。
【0134】
プロセッサ1010によって実行される時、受信ユニット802は、ユーザによって選択され、ビデオクライアントによって送信された識別子を受信するように構成されてもよい。
【0135】
プロセッサ1010によって実行される時、処理ユニット803は、受信ユニット802が、予め設定された時間に、ユーザによって選択され、ビデオクライアントによって送信された識別子を受信した場合、識別子に従って対応する第2のビデオクリップを選択するように構成されてもよい。
【0136】
従って、メモリ1020に格納された命令モジュールがプロセッサ1010によって実行されるとき、前述の技術的解決策において送信ユニット、受信ユニット、および処理ユニットの様々な機能を実装してもよいことが理解されよう。
【0137】
また、本開示の実施形態は、コンピュータなどの装置によって実行されるデータ処理プログラムによって実装されてもよい。明らかに、データ処理プログラムは本出願を構成する。また、一般的に、記憶媒体に格納されたデータ処理プログラムは、記憶媒体から実行のために直接読み出されるか、プログラムは実行のためにデータ処理デバイスの記憶装置(ハードディスクまたはメモリなど)にインストールされるか複製される。従って、このような記憶媒体も本出願を構成する。記憶媒体は、紙の記憶媒体(紙テープなど)、磁気記憶媒体(ソフトディスク、ハードディスク、フラッシュメモリなど)、光記憶媒体(CD-ROMなど)、または光磁気記憶媒体(MO)などの任意の種類の記録方式を使用することができる。
【0138】
従って、本出願は、データ処理プログラムを記憶する記憶媒体をさらに開示する。データ処理プログラムは、本出願の前述の技術的解決策を実行するために使用される。
【0139】
図9に示すビデオクライアントおよび
図10に示すビデオサーバは、単に一つの具体例であり、この例で説明された構成とは異なる別の構成、例えば、前述の命令コードが実行される時に完了する動作によって実装されてもよく、あるいは特定用途向け集積回路(ASIC)によって実装されてもよい。さらに、1つまたは複数のプロセッサ910およびプロセッサ1010が存在してもよく、複数のプロセッサが存在する場合、複数のプロセッサは、命令コードの読み出しおよび実行を共同で担当する。従って、ビデオサーバおよびビデオクライアントの具体的な構成は、本願において特に限定されない。
【0140】
要するに、本アプリケーションにおいて、M個の第2のビデオクリップの相互作用プリロールビデオクリップとして使用される第1のビデオクリップの再生が終了したとき、ユーザによって選択され得るM個の第2のビデオクリップに対応する識別子が提供され、そうすることによって、ユーザは、ビデオの再生を完了するために、再生を実行するための第2のビデオクリップを積極的に選択することができる。この技術的解決策は、ビデオ装置の処理能力および資源利用を改善し、ビデオ相互作用に積極的に参加するユーザの関心を向上することができる。
【0141】
本開示の好ましい実施形態のみが上記に記載されているが、本出願を限定することを意図するものではない。本出願の精神および原理に従ってなされた修正、等価な変形、および改良は、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。