【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の主な特徴は、請求項1の特徴部分に明記される。実施形態は、請求項2から15の主題を形成する。
【0009】
本発明の一態様は、流体ラインに用いるコネクタであって、接続部品のための受器を有する管状のハウジングと、前記受器を包囲し、前記コネクタをロックしてロック位置にするために予め張力がかけられ、かつ、前記コネクタをロック解除して解放位置にするために回転可能である一体的で連続的な回転リングとを備え、少なくとも1つの案内チャネルが前記ハウジングの外側包絡面内に設けられ、前記案内チャネルが前記ハウジングの第1前面上に入口を有し、前記回転リングが、少なくとも部分的に前記案内チャネル内に受け入れられるコネクタである。1つの好ましい実施形態としては、ハウジングが一体的に構成される。これにより、コネクタのより優れた安定性がもたらされる。
【0010】
上記態様においては、前記案内チャネルが、前記入口から前記ハウジングの第2前面の方向に弓形部分を有して延在していてもよい。
さらなる変形例としては、弓形部分が前面と平行な部分に移行していてもよい。このような構成によれば、回転リングは、有利にかつ容易にハウジングに取り付けることができる。回転リングは、案内チャネルの入口上に配置され、かつ、弓形部分により、ハウジングの第2前面に向かう方向において軸方向にハウジングに押し付けられる。前面と平行な部分は、回転リングのためのガイドを作り出し、前述の回転リングは、軸方向に変位されることなしにハウジングの周りで周縁方向に回転することができる。前面と平行な案内チャネルの部分との組合せで弓形部分が存在することは、有利には二重機能をもたらす。弓形部分は、ハウジング上への回転リングの単純な取付けに役立ち、一方で、前面と平行な案内チャネルの部分により、ロックおよびロック解除するための回転リングの確実な案内が提供される。さらに、本発明は、回転リングがハウジング上で案内チャネルを通って周縁方向に案内されるものとする。したがって、案内チャネルが案内スロットを形成することが認められる。
【0011】
また、上記態様においては、前記案内チャネルが、前記入口から前記ハウジングの第2前面の方向に弓形部分を有して延在していてもよい。
案内チャネルは、ハウジングの周縁部分に沿って延在するものとされる。いくつかの領域において案内チャネルが延在することにより、チャネルが周縁方向において区切られることが達成される。このようにして、周縁方向に配置される境界が、回転リングに対して有利に設けられる。
【0012】
また、上記態様においては、前記回転リングが、前記案内チャネルに沿って前記ハウジングに押し付けられることが可能であり、かつ、前記ロック位置にされることが可能であってもよい。
したがって、ハウジングへの回転リングの単純な取付けを達成することができる。したがって、具体的には、回転リングは、ハウジングに自動的に取り付けることができる。ロック位置への移行により、回転リングは、予め張力をかけられる定められた位置に着く。したがって、ハウジングへの回転リングの取付けは、ロック位置で終わり、このロック位置では、解放位置とは反対に、予張力が加えられる。したがって、回転リングは、案内チャネルを介して、具体的には案内チャネルの弓形部分を介さずに、ロック位置から解体することができない。
【0013】
また、上記態様においては、前記回転リングの軸方向運動が、前記案内チャネルによって画定されてもよい。
これにより、回転リングの予張力に反して、回転リングの単純かつ正確な操作が有利に提供される。
【0014】
また、上記態様においては、前記回転リングが、グリップ部を備えていてもよい。
グリップ部により、回転リングは、使用者によって容易につかまれることが有利に可能となる。これは、回転リングおよび/またはコネクタが不可視でありまた使用者によるコネクタの操作が目に見えずに行われる場合に、特に有利である。例えば、自動車のエンジン室の場合がこれにあてはまる。さらに、相応に設計されたグリップ部により、増大されたトルクおよび/または増大された保持力が、使用者によりグリップに伝達することができる。これは、コネクタをとりわけ確実にロックすることが必要とされる場合に、特に有利である。この場合、コネクタは、強化された予張力が与えられることが好ましい。コネクタが自動車のエンジン室内に設置される場合、グリップ部は、例えばグリップ上に位置する流体が力伝達を減じる場合に、使用者によるグリップへの向上された力伝達を生成するのに有利に貢献することができる。したがって、さらなる任意選択の構造的手段は、グリップ部が、周縁方向に延在する少なくとも2つの段形状部分を備えるものとする。
【0015】
また、上記態様においては、前記回転リングが、少なくとも1つのロッキング要素を備えていてもよい。
回転リングは、6つよりも多くのロッキング要素を備えていることが好ましく、8つから10個のロッキング要素を備えていることが特に好ましい。ロッキング要素は、案内チャネルに挿入されるものとされる。ロッキング要素が案内チャネルに挿入されるときに、回転リングは案内チャネル内で案内されるが、ロッキング要素は、コネクタをロックするために使用される。ロッキング要素は、ハウジング内で回転リングの唯一の案内となることが好ましい。このようにして、案内チャネルは、ロッキング要素を受け入れるように設計されるだけでよく、一方で、回転リングは、環状部分により外側包絡面の外側面に当接することが好ましい。
【0016】
また、ロッキング要素は、バネ幾何形状を有するものとされる。バネ幾何形状が、回転リングへのロッキング要素の弾性接続部として設計されるものとする。本発明の本質的な発展形態は、ハウジングが、コネクタをロック解除するための傾斜面を有するものである。コネクタを解放位置に移行させるために、回転リングが周縁方向に回転され、それと同時にリングとロッキング要素との間の接続部が回転リングの予張力に反して傾斜面に沿って案内されるものが、好ましい。傾斜面は、案内チャネルの基部に、または入口に対向する案内チャネルの端部に配置されることが、特に好ましい。バネ幾何形状の存在により、回転リングが解放位置からロック位置にいつでも移行されるという利点が達成される。
【0017】
また、上記態様においては、前記ハウジングが凹部を備え、該凹部が、ハウジング壁を貫通する開口として構成され、かつ、前記案内チャネルの基部を突き抜けていてもよい。
また、上記態様においては、前記ロッキング要素が、前記ロック位置において前記凹部と係合してもよい。本発明の発展形態によれば、ロッキング要素は、ロック位置において凹部を突き抜けるものとされる。このようにして構成された凹部は、コネクタに挿入された接続部品、ホース部分、などをコネクタがロックするように有利に適する。具体的には、このことは、回転リングがロック位置に保持されるので、ロッキング要素が凹部として設計された開口と係合する場合に有利である。したがって、コネクタの不注意なロック解除は、起こり得ない。
【0018】
また、上記態様においては、前記案内チャネルは、前記凹部を越えて前記周縁方向に延在してもよい。
これにより、回転リングが案内チャネル内で凹部を越えて回転可能であるという利点をもたらす。ロッキング要素が、入口に対向する凹部の縁部上で斜めの部分を介して案内されることが、特に好ましい。したがって、バネ荷重を受けたロッキング要素が、入口から離れる周縁方向における回転リングの回転により凹部との係合から外されることができ、一方で、案内チャネルにおける回転リングの案内は、さらに確実とされる。
また、上記態様においては、前記案内チャネルの前記基部が、前記入口に対向する前記案内チャネルの前記端部に傾斜面を有していてもよい。
この場合、傾斜面は、凹部に直接隣接することが、特に好ましい。したがって、本発明のさらなる特徴によれば、凹部は、入口と傾斜面との間で案内チャネルに配置されるものとされる。
【0019】
本発明のさらなる特徴は、コネクタを解放位置に移行させるために、回転リングが周縁方向に回転され、それと同時にバネ幾何形状が回転チャネルの予張力に反して案内チャネルの基部に一致するものとする。本発明の発展形態では、バネ幾何形状は、傾斜面に一致するものとされる。このようにして、案内チャネル内でのロッキング要素による回転リングの案内が確実とされたままで、上述の効果、すなわち、コネクタの解放位置への移行およびロック解除も達成することができる。
【0020】
また、上記態様においては、前記回転リングが、前記コネクタが前記ロック位置にある状態で前記コネクタに挿入されたホースを圧迫する圧迫要素を有していてもよい。
この構成により、コネクタとコネクタに挿入された構成要素、例えばホースまたは接続部品との間に特に封止された接続が保証されることが確実とされる。
【0021】
また、上記態様においては、前記ハウジングが、内側包絡面内に封止リングのための封止座を有していてもよい。
本発明のさらなる実施形態は、封止座が、内側包絡面から径方向内方に突出するカラーまたは肩によって形成されるものとする。封止座は、好ましくは封止要素を受け入れることができ、それにより、コネクタとコネクタに挿入可能な接続部品との間に封止をもたらすことができる。このようにして、確実な接続が、コネクタによって有利に達成される。
【0022】
また、上記態様においては、前記回転リングが、前記ハウジングの前記外側包絡面における径方向のくぼみ内に突出する成形部分を有していてもよい。
この構成により、使用者は、回転リングがロック位置にあるのかまたは解放位置にあるのかを、外部から容易に識別することができる。
【0023】
回転リングおよび/またはハウジングは、射出成形によって製造されることが、認められる。射出成形部品は、急速かつ費用効率が高い方法で大量に製造することができるので、このことは、製造費用に関して特に有利である。
【0024】
本発明のさらなる特徴、詳細、および利点は、特許請求の範囲に記載の文言から、また、図面を参照して例示的な実施形態を以下に説明することから、開示される。