(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
別の加工ステーションは、基材の裏面にそれぞれ印刷を行うノンインパクト印刷装置(127)を有し、別の加工ステーションとして、該当する基材の裏面にそれぞれプライマを塗布するプライマ塗布装置(126)と、該当する基材の裏面にそれぞれ塗布されたプライマを乾燥する乾燥機(122)とが設けられており、前記プライマ塗布装置(126)および前記乾燥機(122)は、該当する基材の搬送方向(T)で、それぞれ、基材の裏面にそれぞれ印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(127)の手前に配置されていることを特徴とする、請求項1記載の機械構造物。
基材の裏面にそれぞれ印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(127)を有する前記加工ステーションは、印刷胴(118)を有し、該印刷胴(118)の周に、該当する基材の裏面にそれぞれ印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(127)が配置されていることを特徴とする、請求項2記載の機械構造物。
該当する基材の搬送方向(T)で、基材にそれぞれ印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(06;127)を有するそれぞれの加工ステーションの後方に、それぞれ、該当する前記ノンインパクト印刷装置(06;127)により印刷が行われた該当する基材を乾燥する乾燥機(123;124)を有する加工ステーションが配置されていることを特徴とする、請求項1または2または3記載の機械構造物。
該当する基材の搬送方向(T)で、印刷が行われた基材を乾燥する前記乾燥機(123;124)を有する前記加工ステーションの後方に、塗工装置(8)を有する加工ステーションが設けられており、該塗工装置(8)の後方に、別の乾燥機(09)を有する加工ステーションが設けられていることを特徴とする、請求項1または2または3または4記載の機械構造物。
該当する基材の裏面にそれぞれ塗布されたプライマを乾燥する前記乾燥機(122)、および/または前記ノンインパクト印刷装置(06)により表面にそれぞれ印刷が行われた該当する基材を乾燥する前記乾燥機(123)、および/または前記ノンインパクト印刷装置(127)により裏面にそれぞれ印刷が行われた該当する基材を乾燥する前記乾燥機(124)、および/または前記別の乾燥機(09)は、プライマが塗布されたかつ/または印刷が行われたかつ/または塗料が塗布された該当する基材を熱風によりかつ/または赤外放射または紫外放射による照射によりそれぞれ乾燥する乾燥機として構成されていることを特徴とする、請求項2または3または4または5記載の機械構造物。
基材の裏面にそれぞれ印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(127)を有する前記加工ステーションに配置された前記印刷胴(118)の外周面に、複数の基材が、それぞれ周方向で前後に配置されているかまたは少なくとも配置可能であることを特徴とする、請求項3または4または5または6記載の機械構造物。
基材の搬送方向(T)で相前後して配置された複数の搬送ユニットを有する搬送装置が設けられており、該搬送装置は、複数の搬送胴を有し、基材を搬送する前記搬送装置は、少なくとも1つの保持要素を有し、前記少なくとも1つの保持要素は、各々の基材を、それぞれ力結合によりまたは形状結合により保持することを特徴とする、請求項1または2または3または4または5または6または7記載の機械構造物。
基材の表面にそれぞれ印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(06)および/または基材の裏面にそれぞれ印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(127)は、それぞれ少なくとも1つのインクジェット印刷装置として構成されており、かつ/または前記ノンインパクト印刷装置(06;127)は、それぞれ異なる複数の印刷インキを消費し、該当する前記ノンインパクト印刷装置(06;127)に関する各印刷インキに対してそれぞれ1つの特定のインクジェット印刷装置が設けられていることを特徴とする、請求項1または2または3または4または5または6または7または8記載の機械構造物。
少なくとも、基材の表面に印刷を行う前記ノンインパクト印刷装置(06)または基材の表面にプライマを塗布する前記プライマ塗布装置(02)または該プライマ塗布装置(02)に後置された前記乾燥機(121)を有する複数の加工ステーション、または各前記加工ステーション(01;02;03;04;06;07;08;09;11;12)は、それぞれモジュールとして構成されており、各モジュールは、独立して製造された機械ユニットまたは機能性を有する構成群であることを特徴とする、請求項1または2または3または7または8または9記載の機械構造物。
各前記加工ステーション(01;02;03;04;06;07;08;09;11;12)は、それぞれそれ自体単独で組み立てられた機械ユニットまたは機能性を有する構成群として独自のフレーム内に配置されていることを特徴とする、請求項1または2または3または4または5または6または7または8または9または10記載の機械構造物。
各々の前記印刷胴(22;117;118)の周に、それぞれ1つの吹出空気装置(27)および/または押圧要素(28)が配置されていることを特徴とする、請求項1または2または3または4または5または6または7または8または9または10または11記載の機械構造物。
印刷装置(04;06;127)または乾燥機(07;09;121;122;123;124)または塗工装置(08)を有する複数の前記加工ステーションは、それぞれ搬送装置を有し、該搬送装置は、基材の搬送方向(T)で相前後して配置された、少なくとも1つの搬送胴を有する複数の搬送ユニットを備えることを特徴とする、請求項1または2または3または4または5または6または7または8または9または10または11または12記載の機械構造物。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】様々な生産ラインを表すためのブロック回路図を示す。
【
図2】複数の様々な加工ステーションを有する第1の機械構造物を示す。
【
図3】それぞれ複数の様々な加工ステーションを有する別の機械構造物を示す。
【
図4】それぞれ複数の様々な加工ステーションを有する別の機械構造物を示す。
【
図5】それぞれ複数の様々な加工ステーションを有する別の機械構造物を示す。
【
図6】それぞれ複数の様々な加工ステーションを有する別の機械構造物を示す。
【
図7】それぞれ複数の様々な加工ステーションを有する別の機械構造物を示す。
【
図8】それぞれ複数の様々な加工ステーションを有する別の機械構造物を示す。
【
図9】複数のシート状の基材を両面で連続的に加工する機械構造物を示す。
【
図10】反転装置を有しない、複数のシート状の基材を両面で連続的に加工する別の機械構造物を示す。
【
図11】反転装置を有する、複数のシート状の基材を両面で連続的に加工する別の機械構造物を示す。
【
図12】様々な長さの基材ガイドユニットを有する機械構造物を示す。
【
図13】圧胴と様々なサイズの渡しドラムとを有する機械構造物を示す。
【
図14】圧胴と様々なサイズの渡しドラムとを有する機械構造物を示す。
【
図15】圧胴と様々なサイズの渡しドラムとを有する機械構造物を示す。
【0013】
図1は、ブロック回路図で様々な生産ラインを具体的に示している。生産ラインは、その都度少なくとも1つのシート状の基材、特に被印刷物、好適には特に矩形の印刷シート、略してシートを加工するための、複数の特に様々な加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物により実現可能である。このとき、この少なくとも1つの基材は、材料、材料厚さおよび/または坪量に応じて、高いまたは低い曲げ剛性を有して構成されている。このとき、好適には、これらの加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12の各々は、それぞれたとえば独自の機能性を有するモジュールとして構成されており、モジュールとは、通常は、独立して製造された、またはそれぞれ、それ自体単独で独自のフレーム内で組み立てられた少なくとも1つの機械ユニットまたは機能的な構成群と解されるべきである。つまりそれぞれの機械構造物に配置された加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12の各々は、好適には独立して製造され、好適な態様では、たとえば個別にそれぞれの機能が検査可能である。それぞれシートを加工する、特定の生産で協働する少なくとも3つの様々な加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12の選択および組合せによりそれぞれ形成された該当する機械構造物は、それぞれ1つの特定の生産ラインを具体的に形成する。複数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する、それぞれ特定の機械構造物により具体的に形成される図示の生産ラインの各々は、それぞれ特に、被印刷物、好適には印刷が行われたシートから形成された包装手段を生産するように構成されている。製造されるべき包装手段は、たとえばそれぞれ1つの折畳み箱であり、包装手段は、それぞれ印刷が行われた複数のシートから製造される。したがって、様々な生産ラインは、特に種々の包装手段を生産するように構成されている。このとき、特定の生産の間に必要とされる、被印刷物の加工は、その都度インラインで行われ、つまり、特定の生産に関与する加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12は、その都度の生産に対して選択された、各々の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物を被印刷物が通走するときに、規定通りの順序で相前後して互いに調整して使用され、その際、各々の機械構造物により行われる生産の間に、被印刷物、つまり加工されたシートのための中間貯蔵部が設けられていない。
【0014】
図1に示された全ての生産ラインにおいて、これらの生産ラインがそれぞれ加工ステーション06と協働することが共通している。加工ステーション06は、少なくとも1つのノンインパクト印刷装置06、好適には複数の、たとえば4つ、5つ、6つまたは7つの、特にそれぞれ個別に制御されるノンインパクト印刷装置06を有し、これらのノンインパクト印刷装置06は、被印刷物の搬送方向Tで、好適には相前後して配置されていて、これらのノンインパクト印刷装置06がそれぞれ搬送方向Tに対して横向きに向けられた、少なくともほぼその全体の幅において被印刷物に印刷を行うことができるように、構成されている。ノンインパクト印刷装置06は、固い刷版を用いない印刷法を用いて、原則的に、印刷ごとに、被印刷物、たとえばこの印刷装置06に供給されたばかりの各々のシートに、先行する印刷像とは異なる印刷像による印刷を行うことができる。各々のノンインパクト印刷装置06は、それぞれ特に少なくとも1つのインクジェットプリンタまたは少なくとも1つのレーザプリンタにより実現されている。インクジェットプリンタは、ドットマトリックスプリンタであり、ドットマトリックスプリンタでは、より小さなインキ滴の目的に合った発射または変向により印刷像が形成され、インクジェットプリンタは、連続式インクジェットを用いる機器(連続インクジェット;Continuous Ink Jet=CIJ)または個別のインキ滴を放出する機器(ドロップオンデマンド;Drop On Demand=DOD)として構成されている。レーザプリンタは、電子写真方式で各々の印刷像を形成する。ノンインパクト印刷装置06は、たとえばデジタル印刷機とも称される。
【0015】
以下、たとえば、複数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する各々の機械構造物において、被印刷物として、それぞれ一連の、たとえば紙、単層のまたは多層の厚紙、または板紙から成る特に高い曲げ剛性を有するシートが処理されて、特に包装手段が形成されることを前提としている。被印刷物である紙、厚紙および板紙は、各々の坪量が、つまりこの被印刷物の1平方メートルあたりのグラムの質量が異なっている。この場合、一般的に7g/m
2〜150g/m
2の坪量を有する前述の被印刷物は、紙であり、150g/m
2〜600g/m
2の坪量を有する被印刷物は、厚紙であり、600g/m
2を超える坪量を有する被印刷物は、板紙である。折畳み箱を製造するために、特に、良好な印刷性を有し、かつこれに続くたとえば塗装および打抜きなどの表面加工または処理に適した厚紙が使用される。厚紙は、その繊維材料使用量から、たとえば木質繊維を含まない、わずかに木質繊維を含む、木質繊維を含むまたは古紙を含む。その構成において、多層の厚紙は、上層と、中層と、裏面としての下層とを有する。その表面特性から、厚紙は、たとえば塗工されていない、染色されている、塗工されている、またはキャストコーティングされている。シートの判型は、たとえば340mm×480mm〜740mm×1060mmの範囲にあり、この判型表示において、通常は、最初の数は、シートの搬送方向Tでの長さを表し、2番目の数は、搬送方向Tに対して直交方向に向けられたシートの幅を表す。
【0016】
図1のブロック回路図において、加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12のうちの複数の加工ステーションにより形成可能な各生産ラインが、実質的に右から左へ延在し、それぞれ2つの加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を互いに接続する方向矢印の各々は、それぞれ、被印刷物が通走するべき搬送経路と、これに付属する搬送方向Tを表し、これにより、加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12のうちの1つの加工ステーションから、その都度の生産に関して特定された機械構造物において選択された次の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12に至る。その都度の生産は、加工ステーション01において提供されたシートで始まり、加工ステーション01は、フィーダ01として、たとえばシートフィーダ01またはマガジンフィーダ01として構成されている。シートフィーダ01は、通常は、たとえばパレット上に積まれたシートのスタックを収容する一方、マガジンフィーダ01は、複数のトレーを有し、トレーに、各々のシート、特にたとえば種々のシートまたは様々な判型のシートのスタックが挿入されるかまたは少なくとも挿入可能である。フィーダ01は、たとえば吸着ヘッド41を用いて、積まれたシートを個別化し、これらのシートを、互いに分離された連続するシートまたはずれ重ねられたシート流の形で、特定の生産における次の加工ステーション02;03;04;06に供給する。次の加工ステーション02;03;04は、たとえばプライマ塗布装置02として、またはコールドフォイル塗布装置03として、またはオフセット印刷装置04として、またはフレキソ印刷装置04として構成されている。次の加工ステーション06は、直接の、たとえば少なくとも1つのノンインパクト印刷装置06であってもよい。オフセット印刷装置04は、好適には、枚葉オフセット印刷機として構成されており、特に複数の印刷部86を有するタンデム型の枚葉印刷機として構成されている。オフセット印刷装置04は、シートに、少なくとも1つの静的な、つまり印刷プロセス中に、使用される刷版に関する制限に基づいて不変の印刷像を与える一方、ノンインパクト印刷装置06は、シートに、変化するかまたは少なくとも可変の少なくとも1つの印刷像を与える。
【0017】
フィーダ01の次の加工ステーション03がコールドフォイル塗布装置03である場合、シートは、これに続いてそこから、通常は、オフセット印刷装置04として構成された加工ステーション04へ搬送される。コールドフォイル塗布装置03において、支持箔から剥がされた金属化ラッカ層が被印刷物に転写される。たとえばオフセット印刷装置04によるこのラッカ層の重ね印刷により、様々な金属効果を得ることができる。コールドフォイル塗布装置03は、好適には、たとえば、2つの追加的な印刷部87;88がオフセット印刷装置04に設けられていることにより、オフセット印刷装置04に組み込まれて構成されている。被印刷物の搬送方向Tで第1の印刷部87において、標準型の刷版を用いて、特殊な接着剤が、被印刷物に、つまり各々のシートに塗布される。被印刷物の搬送方向Tで第2の印刷部88に、転写されるべきラッカ層を有する箔転写装置が装着されている。ラッカ層を支持する箔は、繰出しステーションから、ブランケット胴と、このブランケット胴と協働する圧胴との間の印刷ニップ内へ案内され、被印刷物と接触させられる。ラッカ層において、アルミニウム層および保護ラッカ層が色付けされており、その着色が、色の印象に影響を及ぼす。印刷が成された接着剤層との付着層の付着性により、転写層が、基材上に付着したままとなる。支持箔は、これに続いて再び巻き取られる。コールドフォイル転写の後で、インラインで、特にオフセット印刷装置04において、従来慣用の印刷インキおよびUVインキならびにハイブリッドインキによる重ね印刷が可能であり、これにより様々な金属色相が形成される。
【0018】
たとえば特に吸収性のかつ/またはノンインパクト印刷装置06による印刷のために用意されるべき被印刷物は、フィーダ01から、たとえばプライマ塗布装置02として構成された次の加工ステーション02に供給され、これにより、この被印刷物の少なくとも1つの表面が印刷または塗工前にたとえば水性のプライマにより被覆され、特に封止される。プライマは、被印刷物の下塗りまたは第1被覆を成し、これにより、特にその後で被印刷物に塗布されるべき印刷インキまたはインキの付着が改善されるかまたははじめて実現される。プライマ塗布装置02は、たとえば輪転印刷機の印刷部86に関連して構成されていて、たとえば圧胴119と協働する印刷部胴82であって、この印刷部胴82に胴入れされるかまたは少なくとも胴入れ可能な、好適にはアニロックスローラ83の態様をしたインキ着けローラ83を有する、印刷部胴82と、インキ着けローラ83の軸方向に延在する少なくとも1つのドクタ84、特にチャンバ型ドクタシステム84(
図3〜
図5、
図8、
図9)とを有する。プライマは、プライマ塗布装置02により、全面に、または特定の、つまり予め規定された箇所でのみ、つまり部分的に被印刷物に塗布される。プライマ塗布装置02において加工された被印刷物、たとえばシートは、次の加工ステーションに、たとえばオフセット印刷装置04および/またはたとえばノンインパクト印刷装置06に供給される。
【0019】
たとえばフレキソ印刷装置04として構成された加工ステーション04により行われるフレキソ印刷は、直接の凸版印刷法であり、フレキソ印刷では、刷版の隆起した箇所が像を有する。フレキソ印刷は、多くの場合、紙、厚紙ならびに板紙から、または金属化箔から、またはたとえばPE、PET、PVC、PS、PP、PCなどのプラスチックから成る包装手段に印刷を行うために使用される。フレキソ印刷では、低粘度印刷インキと、フォトポリマーまたはゴムから成る柔軟な印刷版とが使用される。一般的に、フレキソ印刷装置04は、a)アニロックスローラ(アニロックスローラを介して刷版が着肉される)と、b)版胴とも称される印刷胴(印刷胴上に刷版が取り付けられている)と、c)対応圧胴(対応圧胴は被印刷物を案内する)とを有する。
【0020】
フレキソ印刷装置04またはオフセット印刷装置04として構成された、シートにそれぞれ少なくとも1つの静的な印刷像による印刷を行う加工ステーション04は、好適にはそれぞれ複数の、たとえば少なくとも4つの印刷部86を有する。各々の印刷部86は、好適には1つの別の印刷インキを用いて印刷するので、被印刷物に、これがフレキソ印刷装置04またはオフセット印刷装置04を通走する際にそれぞれ多色で、たとえば4色刷りで印刷が行われる。印刷インキとして、特にイエロー、マゼンタ、シアンおよび墨の色相が使用される。フレキソ印刷法またはオフセット印刷法に対して択一的な印刷装置04の態様では、シートにそれぞれ少なくとも1つの静的な印刷像による印刷を行う加工ステーション04は、スクリーン印刷法で印刷を行う印刷装置04として構成されている。
【0021】
少なくとも1つのノンインパクト印刷装置06において被印刷物を加工した後で、この被印刷物は、たとえば中間乾燥機07として構成された加工ステーション07に供給され、この中間乾燥機07は、該当する被印刷物をたとえば赤外放射または紫外放射による照射により乾燥するように構成されている。放射の種類は、特に、被印刷物に塗布された印刷インキまたはインキが水性であるかまたはUV硬化性であるかに依存している。中間乾燥の後で、被印刷物は、たとえば塗工装置08として構成された加工ステーション08に供給される。この塗工装置08は、被印刷物にたとえば分散ラッカを塗布する。分散ラッカは、主に水と結合剤(樹脂)とから成り、界面活性剤が、この分散を安定させる。分散ラッカを被印刷物に塗布する塗工装置08は、アニロックスローラとチャンバ方式ドクタとインキ着けローラとから成る(フレキソ印刷部に対応する)か、またはインキ出しローラとインキ着けローラとから成る。好適には光重合に基づく刷版により、たとえば面状のかつ/または部分的な塗料が塗布される。全面の塗装に対してはゴムから成る特殊なラッカプレートを使用することも可能である。被印刷物の搬送経路において、塗工装置08の後方に、たとえば乾燥機09として構成された加工ステーション09が配置されている。この乾燥機09は、該当する被印刷物を赤外放射による照射または熱風により乾燥するように構成されている。該当する機械構造物が被印刷物の搬送経路に沿って複数の乾燥機07;09を有する場合、符号09を有する乾燥機は、好適には、これらの複数の乾燥機07;09のうちの、被印刷物の搬送方向Tで最後の乾燥機である。1つまたは複数の中間乾燥機07と(最終)乾燥機09とは、同一の構造を有するかまたはそれぞれ異なって構成されていてもよい。乾燥機09に、紫外放射により乾燥される被印刷物が供給される、つまりUV放射硬化性の印刷インキもしくはインキまたはUV放射硬化性のラッカ、たとえば光沢ラッカが塗布されている被印刷物が供給される場合、この乾燥機09は、紫外放射を生成する放射源を備えている。分散ラッカにより、従来のオーバープリントワニスと比べてより強いグロスおよびマット効果を得ることができる。特殊な視覚効果を、ラッカにおける効果顔料により達成することができる。プライマ塗布装置02、コールドフォイル塗布装置03および塗工装置08を用語「被覆装置02;03;08」にまとめることができる。
【0022】
乾燥の後で、被印刷物は、被印刷物にたとえば打抜き、クリージングおよび/または部分の分離、特に好適には印刷が行われたシートにおける部分のその都度の結合体からの割付(利用)部分の取出しによる機械的な後続処理を行うたとえば加工ステーション11に供給される。前述の後続処理の各々は、加工部46においてまたは加工部46によりそれぞれ行われる。機械的な後続処理は、好適には、各々のシートを搬送する胴と協働して行われる。乾燥機09の後でまたは乾燥機の直後に、被印刷物は、
図1に示された、それぞれ加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12の特定の構造体により具体的に形成された各々の生産ラインにおいてそれぞれ最後の加工ステーション12を形成するデリバリ12に至る。デリバリ12において、それまでに加工されたシートは、たとえばパレット上に好適には積み重ねられる。
【0023】
図2〜
図8に示されているように、これまで記述された、各々の機械構造物に配置された加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12の順序は、例示的なものでしかなく、その都度の製造されるべき印刷製品に依存して変更可能である。
【0024】
図1に例示された、特に包装手段の生産に使用される生産ラインは、それぞれ前述の多数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12から選択される機械構造物を有する。たとえば以下の生産ラインが形成されるかまたは少なくとも形成可能である。
1.シートフィーダ01;プライマ塗布装置02;ノンインパクト印刷装置06;分散ラッカに対するIR放射源を用いる中間乾燥機07;塗工装置08;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;デリバリ12
2.シートフィーダ01;プライマ塗布装置02;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;デリバリ12
3.シートフィーダ01;プライマ塗布装置02;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源を用いる中間乾燥機07;分散ラッカおよびUV硬化性ラッカを用いる塗工装置08;IR放射源または熱風を用いる、かつUV放射源を用いる乾燥機09;デリバリ12
4.シートフィーダ01;コールドフォイル塗布装置03;オフセット印刷装置04;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;デリバリ12
5.シートフィーダ01;プライマ塗布装置02;ノンインパクト印刷装置06;分散ラッカに対するIR放射源を用いる中間乾燥機07;塗工装置08;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;機械的な後続処理装置11;デリバリ12
6.シートフィーダ01;オフセット印刷装置04;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源を用いる中間乾燥機07;機械的な後続処理装置11;デリバリ12
7.シートフィーダ01;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;デリバリ12
8.シートフィーダ01;ノンインパクト印刷装置06;UV放射源を用いる中間乾燥機07;UV放射源を用いる乾燥機09;デリバリ12
9.シートフィーダ01;ノンインパクト印刷装置06;UV放射源を用いる中間乾燥機07;UV放射源を用いる乾燥機09;機械的な後続処理装置11;デリバリ12
10.シートフィーダ01;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源を用いる中間乾燥機07;オフセット印刷装置04;塗工装置08;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;デリバリ12
11.マガジンフィーダ01;プライマ塗布装置02;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源を用いる中間乾燥機07;塗工装置08;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;デリバリ12
12.マガジンフィーダ01;プライマ塗布装置02;ノンインパクト印刷装置06;IR放射源を用いる中間乾燥機07;IR放射源または熱風を用いる乾燥機09;機械的な後続処理装置11;デリバリ12
13.マガジンフィーダ01;ノンインパクト印刷装置06;UV放射源を用いる中間乾燥機07;塗工装置08;UV放射源を用いる乾燥機09;デリバリ12。
【0025】
このとき、シートの加工に関与する、少なくとも1つのノンインパクト印刷装置06と協働する加工ステーション01;02;03;04;07;08;09;11;12のうちの少なくとも1つの加工ステーションは、特にノンインパクト印刷装置06により各々のシートに塗布されるべき印刷インキが、水性の印刷インキもしくはインキとして構成されているのか、または紫外放射硬化性の印刷インキもしくはインキとして構成されているのかに依存してそれぞれ選択されている。これにより、各々の機械構造物は、シートにそれぞれ水性の印刷インキにより、または紫外放射硬化性の印刷インキにより印刷が行われるように構成されている。
【0026】
図9および
図10に関して詳しく説明される、前述の多数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12から選択された
、本発明によるものではない機械構造物は、たとえば、主に以下の加工ステーションを含む生産ラインを有する:シートフィーダ01;第1のプライマ塗布装置02;第1の乾燥機121;第1のノンインパクト印刷装置06;第2の乾燥機122;第2のプライマ塗布装置126;第3の乾燥機123;第2のノンインパクト印刷装置127;第4の乾燥機124;デリバリ12。
【0027】
ここで例示的に挙げられた好適な機械構造物は、シートを加工する複数の加工ステーションを有し、シートの搬送方向Tで複数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12がこれらのシートをインラインで加工するために相前後して配置されている。これらの加工ステーションのうちの少なくとも1つの加工ステーション06は、ノンインパクト印刷装置06として構成されており、シートの搬送方向Tでノンインパクト印刷装置06に前置された第1の加工ステーション01は、シートフィーダ01またはマガジンフィーダ01として構成されている。第1の加工ステーション01とノンインパクト印刷装置06との間に配置された加工ステーション08は、それぞれラッカをシートに塗布する第1の被覆装置08として構成されている。第1の被覆装置08とノンインパクト印刷装置06との間に第1の乾燥機07が配置されており、第1の搬送胴構造物17が、シートを第1の乾燥機07からノンインパクト印刷装置06へ搬送するように配置されている。シートの搬送方向Tでノンインパクト印刷装置06の後方に第2の乾燥機07が配置されており、ノンインパクト印刷装置06から到来するシートを第2の被覆装置08へ引き渡す装置が設けられている。第2の被覆装置08に第3の乾燥機09が後置されており、シートの搬送方向Tで第3の乾燥機09の後方にシートに対するデリバリ12が配置されている。このとき、第3の乾燥機09とデリバリ12との間に、追加的にさらに機械的な後続処理装置11が配置されてもよい。さらにシートの搬送方向Tでノンインパクト印刷装置06の手前に、たとえばコールドフォイルを塗布する被覆装置03が配置されている。ノンインパクト印刷装置06は、シートの搬送経路に沿って、好適には複数のそれぞれ個別に制御されるインクジェットプリンタを有する。ノンインパクト印刷装置06の作用領域において、シートは、好適にはそれぞれ搬送装置に平らに載るように案内される。搬送装置は、シートに対するノンインパクト印刷装置06の少なくとも作用領域において、それぞれカーブした搬送経路を有する。搬送装置は、ノンインパクト印刷装置06の作用領域で、印刷胴22として構成されている。シートの搬送方向Tで、ノンインパクト印刷装置06の手前に、たとえば引渡し装置が配置されている。引渡し装置は、シートを、それぞれ少なくとも軸方向(左右)見当および/または周方向(天地)見当で、ノンインパクト印刷装置06の印刷位置に対して相対的に見当を保持するように位置合わせされている。引渡し装置は、たとえば各々のシートを、吸込空気を用いて保持する吸着ドラム32を有する。この機械構造物は、シートに、特にそれぞれ水性の印刷インキによりまたは紫外放射硬化性の印刷インキにより印刷を行うように構成されている。この機械構造物は、特に様々な包装手段を生産するように構成されている。ノンインパクト印刷装置06から到来するシートを第2の被覆装置08へ引き渡す装置は、たとえば第2の搬送胴構造物19として構成されている。
【0028】
図2は、前述の生産ライン番号6による複数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物を例示している。シートは、シートフィーダ01において、たとえば吸着ヘッド41により個別にスタックから取り上げられ、たとえば1時間あたり10000枚のサイクルで相前後してたとえば一列に配置された4つの印刷部86を有するオフセット印刷装置04へ引き渡される。一列に配置された印刷部86のうちの1つの印刷部から次の印刷部にシートを引き渡すために、それぞれ回転体、特に胴、好適には渡しドラム43が設けられており、渡しドラム43は、それぞれ直に隣り合う2つの印刷部86の間に配置されている。オフセット印刷装置04は、シートフィーダ01から供給されたシートを、たとえば第1のスインググリッパ13を用いて受け取り、シートを、オフセット印刷装置04の第1の渡しドラム14へ導く。シートは、続いてオフセット印刷装置04において、グリッパ接続部で1つの印刷部86から次の印刷部86へ案内される。オフセット印刷装置04において、シートに、少なくとも片面で印刷が行われる。反転装置23が存在する場合、オフセット印刷装置04において、シートに、両面で、つまり両面印刷で印刷が行われてもよい。ここではたとえばオフセット印刷装置04として構成された加工ステーション04を通走した後で、好適には4色刷りで印刷が行われた該当するシートは、第1の搬送胴構造物17によりノンインパクト印刷装置06へ引き渡される。ノンインパクト印刷装置06は、好適には、線形に一列に配置された、特にそれぞれ個別に制御される複数の、たとえば5つのインクジェットプリンタを有する。その後で、オフセット印刷装置04において少なくとも1つの静的な印刷像を有し、ノンインパクト印刷装置06において少なくとも1つの、変化するかまたは少なくとも変更可能な印刷像を有するシートの乾燥が、乾燥機07または中間乾燥機07において、好適にはIR放射源を用いて行われる。同様にその後で、シートは、機械的な後続処理装置11において、たとえば打抜きおよび/またはクリージングおよび/または各々のシートからの割付部分の取出しにより後続加工される。最終的に、シートおよび/または各々のシートから離脱された割付部分が、デリバリ12において集められ、特に積み重ねられる。第1のグリッパシステム16または第1のチェンコンベヤ16の作用領域において、それぞれ、シートに対して設定された搬送経路に沿って、デリバリ12、特にマルチスタックデリバリが設けられてもよい。同様に、シートの搬送方向Tで、たとえば機械的な後続処理装置11の後方に、マルチスタックデリバリが配置されている。
【0029】
フィーダ01、特にシートフィーダ01においてスタックから取り上げられたシートは、互いに間隔を置いて個別にオフセット印刷装置04を通って第1の搬送速度で搬送される。オフセット印刷装置04からノンインパクト印刷装置06へ引き渡されるシートは、このノンインパクト印刷装置06において、第2の搬送速度で搬送される。ノンインパクト印刷装置06において有効な第2の搬送速度は、通常は、オフセット印刷装置04において有効な第1の搬送速度よりも低い。通常はより低いノンインパクト印刷装置06において有効な第2の搬送速度に対して、オフセット印刷装置04において有効な第1の搬送速度を適合させるために、たとえば、直接に連続するシートの間に生じるシート隙間、つまりたとえばグリッパ接続部でオフセット印刷装置04を通って搬送されるシートに関するグリッパ溝幅に基づいて生じる間隔は、オフセット印刷装置04からノンインパクト印刷装置06へシートを引き渡す際に好適には低減され、シートの元々の間隔に対するそのような間隔の減少は、たとえば1%〜98%の範囲にある。これにより、直接に連続するシートは、ノンインパクト印刷装置06においても、互いに間隔を置いて搬送されるが、しかし通常は、オフセット印刷装置04における間隔に対してより小さなシート隙間を置いて、またはより小さな間隔を置いて搬送され、したがってより低い第2の搬送速度でも搬送される。この第2の搬送速度は、好適には、ノンインパクト印刷装置06において印刷が行われたシートが、まずは中間乾燥機07または乾燥機09へ搬送され、そこからたとえばフィーダボードを用いて、機械的な後続処理装置11へ、さらにデリバリ12にまで搬送されるときに維持される。しかし、シートは、その第2の搬送速度から第3の搬送速度へ、これをたとえば機械的な後続処理装置11が要求するときにもたらされてもよい。第3の搬送速度は、通常は、第2の搬送速度より高く、たとえば再び特にオフセット印刷装置04において有効な第1の搬送速度に相当する。機械的な後続処理装置11の手前に、たとえば第2の搬送胴構造物19が設けられており、第2の搬送胴構造物19は、中間乾燥機07または乾燥機09から到来するシートをつかみ取り、機械的な後続処理装置11搬送する。一連のたとえば複数の加工部46を有する機械的な後続処理装置11の領域においても、一列に配置された複数の加工部46のうちの1つの加工部から次の加工部へシートを引き渡すために、それぞれ回転体、特に胴、好適には渡しドラム44が設けられており、渡しドラム44は、それぞれ2つの隣り合う加工部46の間に配置されている。これらの加工部46のうちの1つの加工部は、たとえば打抜き部として、別の1つの加工部46は、たとえばクリージング部として構成されている。該当する加工部46は、好適には、各々のシートを搬送する胴と協働してシートの機械的な後続処理を行うように構成されている。シートの機械的な後続処理の後で、シートおよび/またはシートから取り出された割付部分は、たとえば第2のチェンコンベヤ21を用いて、デリバリ12へ搬送され、そこで集められ、好適には積み重ねられる。
【0030】
シートは、オフセット印刷装置04の終端部から、少なくとも中間乾燥機07または乾燥機09の終端部にまで、好適には機械的な後続処理装置11の始端部にまで、それぞれ、複数部分から成る、つまりシートの搬送方向Tで相前後して配置された複数の構成群、特に搬送ユニットから成る搬送装置を用いて搬送され、その際、搬送装置は、複数の搬送胴を有する。必要な場合、オフセット印刷装置04とノンインパクト印刷装置06との間にも中間乾燥機07または乾燥機09が配置されてもよい。
【0031】
図3〜
図8には、それぞれ複数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する別の機械構造物が例示されるとともに略示されている。各々の符号は、前述の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12および加工ステーションのそれぞれ別の機器を示している。
【0032】
図3には、被印刷物の搬送方向Tで相前後して配置された以下の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物が示されている:シートフィーダ01;プライマ塗布装置02または塗工装置08;中間乾燥機07;ノンインパクト印刷装置06;中間乾燥機07;塗工装置08;乾燥機09;デリバリ12。
【0033】
図4には、被印刷物の搬送方向Tで相前後して配置された以下の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物が示されている:シートフィーダ01;プライマ塗布装置02;中間乾燥機07;ノンインパクト印刷装置06;乾燥機09;デリバリ12。
【0034】
図5には、被印刷物の搬送方向Tで相前後して配置された以下の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物が示されている:シートフィーダ01;プライマ塗布装置02;中間乾燥機07;ノンインパクト印刷装置06;中間乾燥機07;塗工装置08;中間乾燥機07;塗工装置08;乾燥機09;デリバリ12。
【0035】
図6には、被印刷物の搬送方向Tで相前後して配置された以下の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物が示されている:シートフィーダ01;第1のオフセット印刷装置04;コールドフォイル塗布装置03;タンデム型の別の4つのオフセット印刷装置04;中間乾燥機07;ノンインパクト印刷装置06;中間乾燥機07;ノンインパクト印刷装置06;乾燥機09;デリバリ12。
【0036】
図7には、その長さに基づいてずらして示された、被印刷物の搬送方向Tで相前後して配置された以下の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物が示されている:シートフィーダ01;第1のオフセット印刷装置04;コールドフォイル塗布装置03;タンデム型の別の4つのオフセット印刷装置04;中間乾燥機07;ノンインパクト印刷装置06;中間乾燥機07;塗工装置08;乾燥機09;タンデム型の2つの機械的な後続処理装置11;デリバリ12。
【0037】
図8には、被印刷物の搬送方向Tで相前後して配置された以下の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物が示されている:マガジンフィーダ01;プライマ塗布装置02;中間乾燥機07;ノンインパクト印刷装置06;中間乾燥機07;塗工装置08;乾燥機09;デリバリ12。
【0038】
前述のように、シートを加工するためのそれぞれ複数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12と、これらのシートを搬送するために少なくとも1つの搬送装置とを有する前述の機械構造物により、様々な判型の、つまり様々な長さおよび/または幅のシートを加工することが意図されている。したがって、通常は、矩形のシートは、たとえばそれぞれの長さが異なっており、これらの長さは、その都度のこれらのシートの搬送方向Tで延在する長さである。シートが連続的に供給される、特にノンインパクト印刷装置06として構成された加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12を使用する場合に、比較的短いシート、つまり各々の機械構造物において加工される、他の場合ではより大きな判型のシートに対してより小さな判型のシートにおいて、その機械構造物の生産性が低下しないようにするために、以下の方法ステップを有する方法が提案される。
【0039】
複数のシートを加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12に連続的に供給する搬送装置を運転する方法において、同一の加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12により加工するために、それぞれシートの搬送方向Tで延在する様々な長さのシートが使用され、その際、加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12に相前後して供給されるべきシートは、搬送装置により、それぞれ所定の間隔を置いて搬送され、その際、搬送装置は、搬送されるべきシートにそれぞれ所定の搬送速度を形成し、その際、それぞれこれらのシートの搬送方向Tで延在する様々な長さのシートに対する、直接に連続するシートの間に生じる間隔は、搬送装置により該当するシートに形成されるべき搬送速度の変化により一定に保持され、その際、搬送方向Tで後続するシートの搬送速度は、直前に先行するシートの搬送速度に対して変化される。このとき、該当する加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12に相前後して供給されるべきシートは、加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12により形成されるべき高い生産性に達するかつ/または生産性を保持するために、搬送装置により、それぞれ好適には、最小であるが通常はゼロとは異なる間隔を置いて搬送される。搬送方向Tで連続するシートの間の間隔、つまり先行するシートの、搬送方向Tに対して横向きに延在する後縁と、直後に後続するシートの、搬送方向Tに対して横向きに延在する前縁との間の間隔は、たとえば0.5mm〜50mmの範囲、好適には10mm未満である。該当する加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12においてより大きな長さのシートの後でより小さな長さのシートを加工したいときには、より小さい長さのシートは、搬送装置により、その搬送速度の増加によって加速される。これとは逆に、該当する加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12においてより小さな長さのシートの後でより大きな長さのシートを加工したいときには、より大きな長さのシートは、搬送装置により、その搬送速度の低下によって減速される。加工ステーション02;03;04;06;07;08;09;11;12として、好適には、ノンインパクト印刷装置06が使用され、その生産性は、通常は、ノンインパクト印刷装置06に、ノンインパクト印刷装置06による印刷が行われるべきシートがその都度の判型にかかわらず一定の最小間隔で連続して供給されるときに最大である。該当する機械構造物において、ノンインパクト印刷装置06にたとえばオフセット印刷装置04として構成された加工ステーション04が前置されている場合、オフセット印刷装置04において印刷が行われたシートは、その都度の判型に依存せずに、このオフセット印刷装置04の生産速度に相当する搬送速度で搬送装置に供給される。オフセット印刷装置04によりこれらのシートに設定された搬送速度は、搬送装置によるシートの搬送中に、ノンインパクト印刷装置06の処理速度に相当する搬送速度に適合させることができる。これらのシートをその都度の判型にかかわらず、追加的に、依然としてその都度一定の相互間隔でノンインパクト印刷装置06に供給しようとすると、より大きな長さのシートは、より短いシートよりも減速されないが、いずれにせよシートのその都度の搬送速度の低下が必要になる。というのもノンインパクト印刷装置06の処理速度が、通常は、オフセット印刷装置04の生産速度よりも低いからである。
【0040】
各々のシートは、搬送装置によるその搬送中、好適にはそれぞれ力結合により(つまり力が伝達されるように)たとえば吸込空気によりかつ/またはグリッパにより保持される。各々のシートに、好適な態様では、該当するシートに形成されるべき搬送速度は、好適には電子的な制御ユニットにより調整される。制御ユニットは、搬送速度の調整を、特に連続するシートの間に一定の間隔を維持するために、制御回路において行う。たとえば、機械的な後続処理装置11に供給されるべきシートが、スインググリッパ19と渡しドラム31とにより、第2の搬送速度から第3の搬送速度にされるようにしてもよく、これは、該当するシートが、特に制御ユニットにより制御される、渡しドラム31の回転により加速されることを意味している。
【0041】
図9は、複数のシート状の基材を連続的に加工する、通常は種々異なる複数の加工ステーションを有する
、本発明によるものではない別の機械構造物を示している。それぞれ表面と裏面とを有する面状の基材は、フィーダ01において、たとえば吸着ヘッド41により把持され、個別にスインググリッパ13を用いて、渡しドラム14へ引き渡され、そこから回転する圧胴119へ引き渡される。圧胴119は、その外周面に、それぞれこれらの基材のうちの少なくとも1つの基材または複数、たとえば2つもしくは3つの、それぞれ周方向に前後に配置された基材を収容する。搬送されるべき基材の各々は、圧胴119の外周面に、たとえばグリッパとして構成された少なくとも1つの保持要素を用いて保持される。たとえば0.1mmまでまたは最大0.2mmの厚さを有する、特に低い曲げ剛性を有するかつ/または薄い基材は、たとえば吸込空気によって、圧胴119の外周面に保持されてもよい。そのような基材の特に縁における、圧胴119の外周面上のこの基材の載置は、たとえば、特に半径方向で圧胴119の外周面へ向けられた吹出空気により促進される。圧胴119に、
図9において回動方向矢印により示唆されたその回動方向で、この圧胴119に胴入れされる渡しドラム14を起点として、まず表面にプライマを塗布する第1のプライマ塗布装置02が当接されていて、この第1のプライマ塗布装置02に続いて、同一のシート状の基材の裏面にプライマを塗布する第2のプライマ塗布装置126が当接されている。第2のプライマ塗布装置126は、該当する基材の裏面にたとえば間接にプライマを塗布し、特にこの第2のプライマ塗布装置126から圧胴119の外周面へ向けて塗布されたプライマの、この外周面から該当する基材の裏面への再転移により塗布する。該当する基材の表面および/または裏面へのプライマ塗布は、必要に応じて、それぞれ全面にまたは部分面に行われてもよい。圧胴119は、両面にプライマが塗布された基材を、第1の搬送装置へ、たとえば少なくとも1つの引張り機構を有し、特にエンドレスに循環走行する搬送装置へ引き渡す。この第1の搬送装置は、この基材を、第1のノンインパクト印刷装置06へ搬送し、この第1のノンインパクト印刷装置06は、該当する基材の表面に、少なくとも部分的に印刷を行う。第1のノンインパクト印刷装置06は、表面に印刷が行われた基材を、第2の搬送装置へ、たとえば少なくとも1つの引張り機構を有し、特にエンドレスに循環走行する第2の搬送装置へ、たとえば第2のチェンコンベヤ21へ引き渡し、この第2の搬送装置は、該当する基材を、たとえばその第1のチェンホイールの領域において受け取る。たとえばこの第2のチェンコンベヤ21の第2のチェンホイールの領域に第2のノンインパクト印刷装置127が配置されている。この第2のノンインパクト印刷装置127は、予め表面に印刷が行われた該当する基材の裏面に、少なくとも部分的に印刷を行う。したがって、第1のノンインパクト印刷装置06および第2のノンインパクト印刷装置127は、各々のシート状の基材の搬送方向Tで、該当する基材の搬送経路の様々な位置に相前後して配置されている。いまや両面に印刷が行われた該当する基材は、これに続いてたとえばデリバリ12におけるスタック上に排出される。
【0042】
図9に示された、該当する基材の両面に印刷を行う機械構造物は、それぞれ複数の、好適には4つの乾燥機121;122;123;124を有し、具体的には、該当する基材の表面に塗布されたプライマを乾燥する第1の乾燥機121と、該当する基材の裏面に塗布されたプライマを乾燥する第2の乾燥機122とを有する。さらに、第1のノンインパクト印刷装置06により表面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第3の乾燥機123および第2のノンインパクト印刷装置127により裏面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第4の乾燥機124が設けられている。たとえば同一構造で構成された乾燥機121;122;123;124は、該当する基材をたとえば赤外放射または紫外放射による照射により乾燥するように構成されている。放射の種類は、特に、該当する基材に塗布された印刷インキまたはインキが水性であるかまたはUV硬化性であるかに依存している。機械構造物を通って搬送される該当する基材の搬送方向Tは、
図9において、それぞれ矢印により示唆されている。第1のノンインパクト印刷装置06および第2のノンインパクト印刷装置127は、それぞれたとえば少なくとも1つのインクジェット印刷装置として構成されている。第1のノンインパクト印刷装置06の作用領域に第3の搬送装置が配置されており、第3の搬送装置は、両面にプライマが塗布された該当する基材を、第1の搬送装置から受け取り、第2の搬送装置へ搬送し、この第2の搬送装置へ引き渡す。該当する基材を第1のノンインパクト印刷装置06の作用領域において搬送する第3の搬送装置128は、搬送胴128として構成されており、第1のノンインパクト印刷装置06の好適には複数のインクジェット印刷装置は、それぞれこの搬送胴128に対して変形方向に配置されている。
【0043】
該当する基材を第1のノンインパクト印刷装置06の作用領域において搬送する第3の搬送装置と、該当する基材を第2のノンインパクト印刷装置127の作用領域において搬送する第2の搬送装置とは、それぞれ好適には個別の駆動装置を有する。これらの個別の駆動装置は、それぞれたとえばその都度の回転数および/または角度位置が制御されるかまたは少なくとも制御可能な、好適には電気的に駆動されるモータとして構成されている。該当する搬送装置のその都度の運動特性に影響を及ぼすこれらの個別の駆動装置を用いて、第1のノンインパクト印刷装置06による該当する基材の表面の印刷と、第2のノンインパクト印刷装置127による該当する基材の裏面の印刷とが同期化されるかまたは少なくとも同期化可能である。
【0044】
好適な態様では、該当する基材の表面に塗布されたプライマを乾燥する第1の乾燥機121は、たとえば圧胴119の領域に配置されている。該当する基材の裏面に塗布されたプライマを乾燥する第2の乾燥機122は、好適には、第1の搬送装置の領域に配置されている。第1のノンインパクト印刷装置06により表面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第3の乾燥機123は、たとえば第2の搬送装置の領域に配置されているかまたは第1のノンインパクト印刷装置06の作用領域に位置し、これと協働する第3の搬送装置の領域に位置する。第2のノンインパクト印刷装置127により裏面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第4の乾燥機124は、機械構造物を通って搬送される該当する基材の搬送方向Tで、たとえば第3のノンインパクト印刷装置に後置されている。
【0045】
図9に示された機械構造物は、表面と裏面とをそれぞれ有する複数のシート状の基材を連続的に加工する機械構造物とも称される。第1のノンインパクト印刷装置06と、第2のノンインパクト印刷装置127と、第1のプライマ塗布装置02と、第2のプライマ塗布装置126とが設けられている。同一のシート状の基材に関して、それぞれ、第1のプライマ塗布装置02は、表面にプライマを塗布するように、第2のプライマ塗布装置126は、裏面にプライマを塗布するように、配置されている。この基材に関して、第1のノンインパクト印刷装置06は、第1のプライマ塗布装置02によりプライマが塗布された表面に印刷を行うように、第2のノンインパクト印刷装置127は、第2のプライマ塗布装置126によりプライマが塗布された裏面に印刷を行うように、配置されている。このとき、該当する基材の表面に塗布されたプライマを乾燥する第1の乾燥機121は、該当する基材の搬送方向Tで、第1のノンインパクト印刷装置06の手前に設けられており、該当する基材の裏面に塗布されたプライマを乾燥する第2の乾燥機122は、該当する基材の搬送方向Tで、第2のノンインパクト印刷装置127の手前に設けられており、第1のノンインパクト印刷装置06により表面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第3の乾燥機123は、該当する基材の搬送方向Tで、第1のノンインパクト印刷装置06の後方に設けられており、第2のノンインパクト印刷装置127により裏面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第4の乾燥機124は、該当する基材の搬送方向Tで、第2のノンインパクト印刷装置127の後方に設けられている。このとき、第2のプライマ塗布装置126は、選択的に、該当する基材の搬送方向Tで、第2のノンインパクト印刷装置127の手前にまたは後方に配置されてもよい。該当する基材の表面に塗布されたプライマを乾燥する第1の乾燥機121、および/または該当する基材の裏面に塗布されたプライマを乾燥する第2の乾燥機122、および/または第1のノンインパクト印刷装置06により表面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第3の乾燥機123、および/または第2のノンインパクト印刷装置127により裏面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する第4の乾燥機124は、それぞれ、たとえばプライマが塗布されたかつ/または印刷が行われた該当する基材を熱風によりかつ/または赤外放射または紫外放射による照射により乾燥する乾燥機として構成されている。プライマが塗布されたかつ/または印刷が行われた該当する基材を赤外放射または紫外放射による照射により乾燥する乾燥機121;122;123;124は、好適にはLED乾燥機として、つまりそれぞれ半導体ダイオードを使用する乾燥機として構成されている。さらに、該当する基材を搬送する少なくとも1つの搬送装置が設けられている。この搬送装置は、搬送胴として、または循環走行する搬送ベルトとして、またはチェンコンベヤとして構成されている。このとき、該当する基材を搬送する少なくとも1つの搬送装置は、少なくとも1つの保持要素を有し、この少なくとも1つの保持要素は、該当する基材を力結合によりまたは形状結合により保持するように構成されている。
【0046】
図10は、それぞれ表面と裏面とを有する複数のシート状の基材を連続的に加工するさらに別の好適な
、本発明によるものではない機械構造物を示している。好適には印刷機として、特に枚葉印刷機として構成されたこの機械構造物は、少なくとも第1の印刷胴117と第2の印刷胴118とを有する。この場合、それぞれ第1の印刷胴117の周に、該当する基材の表面に印刷を行う少なくとも1つの第1のノンインパクト印刷装置06が配置されており、第1の印刷胴117の回動方向で第1のノンインパクト印刷装置06の後方に、該当する基材の、第1のノンインパクト印刷装置06により印刷が行われた表面を乾燥する乾燥機123が配置されており、それぞれ第2の印刷胴118の周に、該当する基材の裏面に印刷を行う少なくとも1つの第2のノンインパクト印刷装置127が配置されており、第2の印刷胴118の回動方向で第2のノンインパクト印刷装置127の後方に、該当する基材の、第2のノンインパクト印刷装置127により印刷が行われた裏面を乾燥する乾燥機124が配置されている。第1のノンインパクト印刷装置06と、第2のノンインパクト印刷装置127とは、たとえばそれぞれ少なくとも1つのインクジェット印刷装置として構成されている。たとえば第1のノンインパクト印刷装置06および/または第2のノンインパクト印刷装置127は、それぞれ複数の、たとえば4つの印刷インキ、特にイエロー、マゼンタ、シアンおよび墨の印刷インキを消費する。これらの印刷インキの各々に対して、該当するノンインパクト印刷装置06;127に関して、それぞれ好適には特定のインクジェット印刷装置が設けられている。
【0047】
図10による機械構造物において、第1の印刷胴117と第2の印刷胴118とは、共通のローラニップを形成するように配置されている。第1の印刷胴117は、共通のローラニップにおいて、表面に印刷が行われて乾燥された該当する基材を直接に第2の印刷胴118へ引き渡す。この機械構造物の好適な態様では、さらに、第1のプライマ塗布装置02と第2のプライマ塗布装置126とが設けられている。それぞれ同一のシート状の基材に関して、第1のプライマ塗布装置02は、表面にプライマを塗布するように、第2のプライマ塗布装置126は、裏面にプライマを塗布するように、配置されている。この基材に関して、第1のノンインパクト印刷装置06は、第1のプライマ塗布装置02によりプライマが塗布された表面に印刷を行うように、第2のノンインパクト印刷装置127は、第2のプライマ塗布装置126によりプライマが塗布された裏面に印刷を行うように、配置されている。第1のプライマ塗布装置02と第2のプライマ塗布装置126とは、それぞれたとえば圧胴119を有する。これらの両方の圧胴119は、この共通のローラニップを形成するように配置されている。第1のプライマ塗布装置02を有する圧胴119は、共通のローラニップにおいて、該当する基材を、直接に、第2のプライマ塗布装置126を有する圧胴119へ引き渡す。このとき、第2のプライマ塗布装置126を有する圧胴119と、第1のノンインパクト印刷装置06を有する第1の印刷胴117とは、共通のローラニップを形成するように配置されている。第2のプライマ塗布装置126を有する圧胴119は、該当する基材を、直接に、第1のノンインパクト印刷装置06を有する第1の印刷胴へ引き渡す。
【0048】
第1のプライマ塗布装置02を有する圧胴119の周に、通常は、第1のプライマ塗布装置02の直後に、たとえば、この第1のプライマ塗布装置02によりプライマが塗布された該当する基材の表面を乾燥する乾燥機121が配置されている、かつ/または第2のプライマ塗布装置126を有する圧胴119の周に、通常は、第2のプライマ塗布装置126の直後に、たとえばこの第2のプライマ塗布装置126によりプライマが塗布された該当する基材の裏面を乾燥する乾燥機122が配置されている。このとき、該当する基材の表面に塗布されたプライマを乾燥する乾燥機121および/または該当する基材の裏面に塗布されたプライマを乾燥する乾燥機122、および/または第1のノンインパクト印刷装置06により表面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する乾燥機123および/または第2のノンインパクト印刷装置127により裏面に印刷が行われた該当する基材を乾燥する乾燥機124は、それぞれプライマが塗布されたかつ/または印刷が行われた該当する基材を熱風によりかつ/または赤外放射または紫外放射による照射により乾燥する乾燥機として構成されている。特に好適な態様では、プライマが塗布されたおよび/または印刷が行われた該当する基材を赤外放射または紫外放射による照射により乾燥する乾燥機121;122;123;124は、LED乾燥機として、つまり赤外放射または紫外放射を、それぞれ半導体ダイオードを用いて生成する乾燥機として構成されている。
【0049】
さらに、
図10による機械構造物では、第1の印刷胴と、第2の印刷胴と、第1のプライマ塗布装置02を有する圧胴119と、第2のプライマ塗布装置126を有する圧胴119とは、それぞれ好適には、歯車から構成された単一の駆動系統において、つまり1つの歯車群において互いに結合されていて、それぞれまとめて単一の駆動装置により回転駆動される。この駆動装置は、好適には、特に回転数制御式のかつ/または位置制御式の電動モータとして構成されている。第1の印刷胴117と、第2の印刷胴118と、第1のプライマ塗布装置02を有する圧胴119と、第2のプライマ塗布装置126を有する圧胴119とは、それぞれたとえば複数倍胴サイズに構成されており、つまりその外周面に、それぞれ複数の、たとえば2つまたは3つまたは4つの基材が、それぞれ周方向で前後に配置されているかまたは少なくとも配置可能である。搬送されるべき基材の各々は、第1の印刷胴117、および/または第2の印刷胴118、および/または第1のプライマ塗布装置02を有する圧胴119、および/または第2のプライマ塗布装置126を有する圧胴119の外周面に、それぞれ、たとえばグリッパとして構成された少なくとも1つの保持要素を用いて、力結合によりかつ/または形状結合により保持される。特に、たとえば0.1mmまでまたは最大0.2mmの厚さを有する低い曲げ剛性を有するかつ/または薄い基材は、力結合により、たとえば吸込空気により、該当する胴117;118;119の外周面に保持されてもよい。該当する胴117;118;119の外周面上の、そのような基材の、特にこの基材の縁の載置は、たとえば、特に半径方向に該当する胴117;118;119の外周面へ向けられた吹出空気により促進されている。
【0050】
両面に印刷が行われた該当する基材は、第2の印刷胴118を通るその搬送後に続いて、好適には、搬送装置を用いて、たとえばデリバリ12へ搬送され、そこでデリバリ12においてスタック上に排出される。第2の印刷胴118に続く搬送装置は、たとえばチェンコンベヤとして構成されている。該当する基材は、その搬送装置による搬送中、デリバリ12において排出される前に、再度好適には両面で少なくとも1つの乾燥機09により乾燥される。多くの生産ラインにおいて、第1のノンインパクト印刷装置06により表面に印刷が行われた、かつ/または第2のノンインパクト印刷装置127により裏面に印刷が行われた該当する基材の、片面または両面に、別の印刷インキ、特に特殊インキを用いて印刷を行い、かつ/またはたとえばラッカの塗布により表面加工することを鑑みてもよい。この後者の態様では、第2の印刷胴118に続いて、該当する基材をデリバリ12へ搬送する搬送装置の手前に、少なくとも1つの別の、たとえば第3の印刷胴または好適には第3の印刷胴と第4の印刷胴とから構成される少なくとも1つの別の胴対偶が設けられており、少なくとも1つの別の、たとえば第3の印刷胴および/または第4の印刷胴に、第1の印刷胴117および/または第2の印刷胴118と同様に、やはりそれぞれ別の印刷装置、特に別のノンインパクト印刷装置または少なくとも1つの塗工装置08が、それぞれ場合により別の乾燥機とともに配置されている。このとき、相並んだこれら全ての印刷胴は、該当する機械構造物において、該当する基材のための連続する搬送経路を形成する。この基材は、それぞれ1つの印刷胴から次の印刷胴へ引き渡される。該当する基材は、この機械構造物においてこの基材のための反転装置23を必要とすることなく、両面で加工可能である、特に印刷可能である。したがって、提案された機械構造物は、極めてコンパクトであり、低コストで組み立てられる。
図10に示された機械構造物は、特に好適には、UV硬化性の印刷インキに関して、たとえば食品や化粧品用の包装印刷に使用可能である。
【0051】
図11は、複数の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12を有する機械構造物を例示している。加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12は、基材の搬送方向Tで相前後して配置されている。加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12は、それぞれ独自の機能性を有するモジュールとして構成されている。各モジュールは、それぞれ独自のフレーム内で組み立てられた機械ユニットを形成する。図示の態様では、被覆装置02;03;08(つまりプライマ塗布装置02;126、コールドフォイル塗布装置03および塗工装置08)として、または乾燥機07;09;121;122;123;124として、または印刷装置04;06;127としてまたは機械的な後続処理装置11として構成されたモジュールが、それぞれ1つの基材ガイドユニット24と基材加工ユニット26とを有する。基材ガイドユニット24は、基材を搬送するために、たとえば搬送胴構造物17;19または1つまたは複数の搬送胴128または1つまたは複数の渡しドラム43;44を有する。基材加工ユニット26は、各々の加工ステーション01;02;03;04;06;07;08;09;11;12の態様に応じて、たとえば実際の被覆装置02;03;08、または乾燥機07;09;121;122;123;124、または印刷装置04;06の少なくとも1つの印刷部86;87;88、または機械的な後続処理装置11の少なくとも1つの加工部46を有する。
【0052】
図11に示された機械構造物は、両面印刷用の機械構造物であり、シートフィーダ01またはマガジンフィーダ01として構成された、積み重ねられた基材を順次たとえば吸着ヘッド41を用いて把持するフィーダ01と、後置の、渡しドラム14およびスインググリッパ13とを起点として、基材(シート)の搬送方向Tで相前後して、特に第1のプライマ塗布装置02の態様をした被覆装置02;03;08と、その後方に第1の乾燥機07;121とを有する。このように表面に前処理が成された基材は、次いで、それぞれの基材の表面に印刷を行う、第1の印刷胴22;117を有する第1のノンインパクト印刷装置06に供給される。第1の印刷胴22;117は、好適には3倍胴また4倍胴の大きさに構成されており、これは、この第1の印刷胴22;117が、その周に、少なくとも、その周に前後して3つまたは4つの基材がそれぞれ力結合によりかつ/または形状結合により保持されるように配置されているかまたは配置可能である数の保持要素を有することを意味している。通常、印刷胴22;117の周に保持されるべき各基材にそれぞれ少なくとも1つの保持要素が対応付けられており、その際、それぞれ異なる基材が対応付けられている保持要素は、それぞれ相互に依存せずに、つまり相互に個別に作動可能である。グリッパとして構成された保持要素は、特に溝に配置されている。各々の溝は、それぞれ該当する印刷胴22;117の外周面において軸方向に延在する。つまり、該当する印刷胴22;117の周に沿ってたとえば4つの基材が配置可能である場合、該当する印刷胴22;117は、4つの溝を有し、各溝に、少なくとも1つの保持要素が配置されている。1つの溝に、たとえば少なくとも2つの保持要素が配置されてもよい。これらの保持要素のうちの1つの保持要素は、これらの基材のうちの第1の基材の、基材の搬送方向Tで後方の縁部を保持し、これらの保持要素のうちの別の1つの保持要素は、該当する印刷胴22;117の周において第1の基材の、基材の搬送方向Tで直後に後続する第2の基材の前方の縁部を保持する。第1の印刷胴22;117の周の一部に沿って、相前後して好適には複数のインクジェット印刷装置が配置されている。好適な態様では、第1のノンインパクト印刷装置06に、別の基材加工ユニット26を有しない、純粋な搬送モジュールとして構成された基材ガイドユニット24が続く。この搬送モジュールも、独自のフレーム内に配置されている。この基材ガイドユニット24は、この機械構造物において、それ自体がたとえば保守作業および/または修理作業のために第1のノンインパクト印刷装置06へのアクセスを改善する十分に広い横方向通路の形成を可能にする。基材ガイドユニット24の後方に、基材の、印刷が行われた表面を乾燥する第2の乾燥機09;123が配置されている。第2の乾燥機09;123に反転装置23が続き、反転装置23は、後続の経路において基材の裏面の印刷を可能にすることができる。表面印刷について、つまり表面の印刷について前述されたように、基材は、反転装置23から到来して、まず基材の裏面を処理する第2のプライマ塗布装置126に供給され、その後で第3の乾燥機07;122に供給される。第2の印刷胴118を有する、それぞれの基材の裏面に印刷を行う第2のノンインパクト印刷装置127が続き、この第2の印刷胴118は、やはり好適には3倍胴または4倍胴の大きさに構成されており、これは、この第2の印刷胴118が、その周に、その周に前後して3つまたは4つの基材がそれぞれ力結合によりかつ/または形状結合により保持されるように配置されているかまたは少なくとも配置可能である数の保持要素を有することを意味している。第2の印刷胴118の周の一部に沿って、相前後して好適には複数のインクジェット印刷装置が配置されている。第2のノンインパクト印刷装置127の後方にも、前述したものと同じ理由から、好適には、別の基材加工ユニット26を有しない基材ガイドユニット24が配置されている。基材の、印刷が行われた裏面を乾燥する第4の乾燥機09;124が続く。好適な態様では、その後方に塗工装置08が設けられている。塗工された基材は、続いて別の乾燥機09において乾燥される。この乾燥機09は、たとえばチェンコンベヤ21として構成された搬送装置の搬送経路内に配置されている。この搬送装置は、基材を、デリバリ12へ、特にマルチスタックデリバリへ搬送し、そこで排出する。
図11の機械構造物では、それぞれ1つの搬送胴構造物17;19を有する各々の基材ガイドユニット24は、両方の印刷胴22;117を除いて、好適にはそれぞれ2倍胴の大きさに構成されているので、各々の搬送胴128または渡しドラム43;44の周に、それぞれ2つの基材が前後に配置されているかまたは少なくとも配置可能である。
【0053】
図12は、基材を片面で加工するための、特に片面印刷用の機械構造物を例示している。基材は、フィーダ01から到来して、スインググリッパ13を用いて渡しドラム14へ引き渡され、そこからたとえば単一の搬送胴128または単一の渡しドラム43;44だけを有する基材ガイドユニット24を介して、3倍胴または4倍胴の大きさに構成された印刷胴22;117を有する、それぞれ基材の表面に印刷を行うノンインパクト印刷装置06に供給される。印刷胴22;117の外周面における基材の載置を改善するために、たとえば吹出空気装置27および/またはたとえば均しドラムの態様をした押圧要素28が設けられている。少なくとも2つの搬送胴128または渡しドラム43;44を有する搬送胴構造物17;19を備える基材ガイドユニット24が続く。その後方に乾燥機07および塗工装置08が続く。塗工された基材は、続いて別の乾燥機09において乾燥される。この乾燥機09は、たとえばここでもチェンコンベヤ21として構成された搬送装置の搬送経路内に配置されており、この搬送装置は、基材を、デリバリ12へ搬送し、そこで排出する。基材ガイドユニット24は、印刷胴22;117を除いて、好適にはそれぞれ2倍胴の大きさに構成された搬送胴128または渡しドラム43;44を有する。少なくとも2つの搬送胴128または渡しドラム43;44を有する搬送胴構造物17;19を備える基材ガイドユニット24は、基材の搬送方向Tで、該当する搬送胴128または該当する渡しドラム43;44の少なくとも1.5倍の直径に相当する長さに渡って延在する。
【0054】
図13〜
図15は、それぞれ基材を片面で加工するための、特に片面印刷用の機械構造物を例示している。フィーダ01の後方に、たとえばプライマ塗布装置02および乾燥機07が設けられている。この機械構造物において、ノンインパクト印刷装置06、基材ガイドユニット24、別の乾燥機07、塗工装置08およびたとえばチェンコンベヤ21として構成された搬送装置の搬送経路内に配置された乾燥機09が続く。この搬送装置は、基材を、デリバリ12へ搬送し、そこで排出する。
【0055】
図13の機械構造物では、印刷胴22;117は、4倍胴の大きさに構成されている。4倍胴の大きさの印刷胴22;117は、印刷が行われるべき基材を、直前に配置された、3倍胴の大きさに構成された渡しドラム43から受け取る。
図14の機械構造物では、印刷胴22;117は、同様に4倍胴の大きさに構成されているが、4倍胴の大きさの印刷胴22;117は、印刷が行われた基材を、印刷胴22;117の直後に配置された3倍胴の大きさに構成された渡しドラム44へ引き渡す。
図14は、印刷胴22;117の直前に配置された3倍胴の大きさに構成された渡しドラム43とともに、4倍胴の大きさに構成された印刷胴22;117を示している。印刷胴22;117の外周面および渡しドラム43は、共通の接触ストリップ32の形成により、好適には相互に接触コンタクトして配置されている。
図15の
、本発明によるものではない機械構造物では、印刷胴22;117およびこの印刷胴22;117の直前に配置された渡しドラム43は、それぞれ3倍胴の大きさに構成されている。
図13〜
図15の機械構造物は、印刷胴22;117の大きさと、この印刷胴22;117の直前に配置されたまたは直後に配置された渡しドラム43;44の大きさにおいてそれぞれ異なっている。4倍胴の大きさに構成された印刷胴22;117は、約1200mmの直径を有する。2倍胴の大きさに構成された渡しドラム43は、約600mmの直径を有する。印刷胴22;117と、印刷胴22;117の直前に配置されたまたは直後に配置された渡しドラム43;44とのそれぞれの大きさは、それぞれの周に配置された保持要素の数により特定されており、この場合、保持要素は、それぞれの基材を、それぞれ力結合によりかつ/または形状結合により、該当する印刷胴22;117または該当する渡しドラム43;44の周に保持する。該当する印刷胴22;117の周に、それぞれ複数のインクジェット印刷装置、たとえばそれぞれ1つの吹出空気装置27および/またはたとえば均しドラムの態様をした1つの押圧要素28が配置されている。