【0050】
請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
[項目1]
ベース部材と、
上記ベース部材に対して回転可能に保持される回転部材と、
上記回転部材に係合され、上記回転部材が回転することによって駆動され、通過させる光の量を調整する光量調整部材と
を備え、
上記ベース部材に接触する上記回転部材の第1表面領域の表面粗さは、上記ベース部材に接触しない上記回転部材の第2表面領域の表面粗さより大きい、光量調整装置。
[項目2]
上記回転部材は、板状であり、上記ベース部材と上記光量調整部材との間に設けられ、
上記回転部材の上記第1表面領域は、上記ベース部材に対向する面に含まれる、項目1に記載の光量調整装置。
[項目3]
上記回転部材は、板状であり、上記ベース部材と上記光量調整部材との間に設けられ、
上記回転部材の上記第2表面領域は、上記光量調整部材に対向する面に含まれる、項目1に記載の光量調整装置。
[項目4]
上記ベース部材は、上記回転部材が回転可能に嵌め合わされる凸部を有し、
上記回転部材は、板状であり、上記ベース部材の上記凸部に回転可能に嵌め合わされ、
上記回転部材の上記第1表面領域は、上記ベース部材の上記凸部に対向する面に含まれる、項目1に記載の光量調整装置。
[項目5]
上記回転部材を付勢する弾性部材をさらに備える、項目1に記載の光量調整装置。
[項目6]
上記弾性部材は、上記回転部材の上記第1表面領域を上記ベース部材に押し付ける、項目5に記載の光量調整装置。
[項目7]
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に収容する凹部を有し、
上記弾性部材は、上記凹部の側壁と上記凹部の上記側壁に対向する上記回転部材の側面との間に設けられる、項目5に記載の光量調整装置。
[項目8]
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に挟んで保持する保持部を有し、
上記弾性部材は、上記保持部と上記回転部材との間に設けられる、項目5に記載の光量調整装置。
[項目9]
上記回転部材は、上記ベース部材と上記光量調整部材との間に設けられ、開口部を有する板状の環状部材であり、
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に収容する凹部と、上記凹部内に設けられ、上記開口部に回転可能に嵌め合されるように上記凹部の底面から突出する凸部を有し、
上記回転部材の上記第1表面領域は、上記ベース部材の上記凸部に対向する面に含まれ、
上記弾性部材は、上記凹部の側壁と上記凹部の上記側壁に対向する上記回転部材の外周側の側面との間に設けられる、項目5に記載の光量調整装置。
[項目10]
上記回転部材は、上記ベース部材と上記光量調整部材との間に設けられ、開口部を有する板状の環状部材であり、
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に収容する凹部と、上記凹部内に設けられ、上記開口部に回転可能に嵌め合されるように上記凹部の底面から突出する凸部を有し、
上記ベース部材は、上記凸部に設けられ、上記回転部材を回転可能に挟んで保持する保持部を有し、
上記回転部材の上記第1表面領域は、上記ベース部材に対向する面に含まれ、
上記弾性部材は、上記保持部と上記回転部材との間に設けられる、項目5に記載の光量調整装置。
[項目11]
上記回転部材は、
本体部と、
上記本体部に設けられ、駆動源から動力を受けるギア部と、
上記本体部に設けられたウェイト部と
を有し、
上記本体部と上記ギア部と上記ウェイト部との合成重心の位置は、上記本体部と上記ギア部と合成重心の位置より、上記回転部材の回転軸に近い、項目1に記載の光量調整装置。
[項目12]
上記光量調整部材は、複数の絞り羽根を含む絞り部である、項目1に記載の光量調整装置。
[項目13]
回転部材と、
上記回転部材に係合され、上記回転部材が回転することによって駆動され、通過させる光の量を調整する光量調整部材と、
上記回転部材の回転を抑制すべく、上記回転部材を付勢する弾性部材と
を備える、光量調整装置。
[項目14]
ベース部材をさらに備え、
上記回転部材は、上記ベース部材に対して回転可能に保持され、
上記弾性部材は、上記ベース部材と上記回転部材との間に設けられる、項目13に記載の光量調整装置。
[項目15]
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に収容する凹部を有し、
上記弾性部材は、上記凹部の側壁と上記凹部の上記側壁に対向する上記回転部材の側面との間に設けられる、項目14に記載の光量調整装置。
[項目16]
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に挟んで保持する保持部を有し、
上記弾性部材は、上記保持部と上記回転部材との間に設けられる、項目14に記載の光量調整装置。
[項目17]
上記回転部材は、上記ベース部材と上記光量調整部材との間に設けられ、開口部を有する板状の環状部材であり、
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に収容する凹部と、上記凹部内に設けられ、上記開口部に回転可能に嵌め合されるように上記凹部の底面から突出する凸部を有し、
上記弾性部材は、上記凹部の側壁と上記凹部の上記側壁に対向する上記回転部材の外周側の側面との間に設けられる、項目15に記載の光量調整装置。
[項目18]
上記回転部材は、上記ベース部材と上記光量調整部材との間に設けられ、開口部を有する板状の環状部材であり、
上記ベース部材は、上記回転部材を回転可能に収容する凹部と、上記凹部内に設けられ、上記開口部に回転可能に嵌め合されるように上記凹部の底面から突出する凸部を有し、
上記ベース部材は、上記凸部に設けられ、上記回転部材を回転可能に挟んで保持する保持部を有し、
上記弾性部材は、上記保持部と上記回転部材との間に設けられる、項目15に記載の光量調整装置。
[項目19]
上記回転部材は、
本体部と、
上記本体部に設けられ、駆動源から動力を受けるギア部と、
上記本体部に設けられたウェイト部と
を有し、
上記本体部と上記ギア部と上記ウェイト部との合成重心の位置は、上記本体部と上記ギア部と合成重心の位置より、上記回転部材の回転軸に近い、項目13に記載の光量調整装置。
[項目20]
回転部材と、
上記回転部材に係合され、上記回転部材が回転することによって駆動され、通過させる光の量を調整する光量調整部材と
を備え、
上記回転部材は、
本体部と、
上記本体部に設けられ、駆動源から動力を受けるギア部と、
上記本体部に設けられたウェイト部と
を有し、
上記本体部と上記ギア部と上記ウェイト部との合成重心の位置は、上記本体部と上記ギア部と合成重心の位置より、上記回転部材の回転軸に近い、光量調整装置。
[項目21]
上記回転部材の重心を通る鉛直方向の線が上記回転部材の回転軸に垂直な平面に投影されることにより得られる線と、上記平面と上記回転部材の回転軸の交点との間の距離が、上記回転部材の重心を通る水平方向の線が上記平面に投影されることにより得られる線と上記交点との間の距離より短い、項目20に記載の光量調整装置。
[項目22]
上記回転部材の重心の位置は、上記回転部材の回転軸上にある、項目20に記載の光量調整装置。
[項目23]
上記ギア部は、肉抜き部を有する、項目20に記載の光量調整装置。
[項目24]
項目1から23の何れか1つに記載の光量調整装置と、
上記光量調整装置を通過した光を結像させるイメージセンサと
を備える撮像装置。
[項目25]
項目24に記載の撮像装置と、
上記撮像装置を支持する支持機構と
を備える撮像システム。
[項目26]
項目25に記載の撮像システムを備えて移動する移動体。