(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記属性情報管理部は、前記コンテンツが配信可能な状態になれば、前記属性情報を前記クライアントに送信させる、ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバー。
前記属性情報管理部は、前記属性情報のコンテンツを識別するタグの要素に、前記アクションを記述する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバー。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
(1)コンテンツ配信システムの構成
(2)CDSについて
(3)ブラウズ方法及びコンテンツ配信方法
(4)作用・効果
2.第2の実施形態:
3.第3の実施形態:
4.第4の実施形態:
5.その他の実施形態:
【0012】
1.第1の実施形態:
(1)コンテンツ配信システムの構成:
図1は、一例としてのコンテンツ配信システム1を構成する各装置を示す図である。コンテンツ配信システム1は、UPnP AVのDLNAに対応するシステムである。このコンテンツ配信システム1では、DLNAのDMSとして機能するコンテンツ配信サーバー10と、DMPとして機能するクライアント20、30、40と、で構成されている。
図1では、コンテンツ配信サーバー10、クライアント20、30、40は、ネットワークNに有線又は無線を介して接続されている。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)や、インターネットである。無論、ネットワークNがインターネットである場合、コンテンツ配信サーバー10やクライアント20、30、40は、不図示のルーターやアクセスポイントを介してネットワークNに接続されることとなる。
【0013】
図2は、コンテンツ配信サーバー10のブロック構成図である。一例として
図2に示されるコンテンツ配信サーバー10は、動画や音声等のコンテンツを外部記憶装置に記憶するレコーダーである。コンテンツ配信サーバー10は、テレビジョン放送や、不図示の外部装置からの外部入力を受信するデータ入力部11と、コンテンツやこのコンテンツのメタ情報(属性情報)MD1を記憶する外部記憶装置12と、ユーザーの操作入力等を受け付ける操作入力部13と、ネットワークNに接続するためのネットワークIF14と、これらを統合的に制御する制御部15とを備えている。
【0014】
データ入力部11は、チューナー111や、入力端子112を備えている。チューナー111は、地上波、衛星放送波などのテレビ放送、ラジオ放送、データ放送を受信する。入力端子112は、不図示の外部装置からのデジタル入力やアナログ入力を受け付ける。
【0015】
外部記憶装置12は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気メモリーや、SSD(solid state drive)等の半導体メモリーにより構成されている。外部記憶装置12に記憶されているコンテンツは、例えば、データ入力部11を介してコンテンツ配信サーバー10で録画されたテレビジョン放送(ビデオ信号)である。メタ情報MD1は、外部記憶装置12に記憶されているコンテンツの名称、録画日時、再生時間、記録場所(URL)等を示すXMLデータである。そのため、外部記憶装置12が本発明のメタ情報記憶部(属性情報部に相当、以下同様)を構成する。なお、メタ情報MD1の具体的な構成については後述する。
【0016】
操作入力部13は、不図示の操作キーや、リモコン装置からの入力を受け付ける受信部を備えている。
ネットワークIF14は、ネットワークNに接続するためのLANカード、NIC(Network Interface Card)等により構成されている。
【0017】
制御部15は、SoC等の集積回路であり、データ入力部11を介して取得されたデジタルデータをMPEG規格に対応するコンテンツデータに変換するデコーダ、MPEG規格に対応するコンテンツデータを変換して出力するエンコーダ、演算中枢として機能するCPU、このCPUが実行するプログラムやデータが記憶されたROM、CPUのワークエリアとして機能するRAMを備えている。また、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで、制御部15は、メタ情報管理部(属性情報管理部に相当、以下同様)151、サービス提供部152を機能的に備えている。
【0018】
メタ情報管理部151は、外部記憶装置12に記憶されたメタ情報MD1の管理や、DLNAのCDS(Content Directory Service)に対応するアクションを実行する。CDSのブラウズでは、メタ情報管理部151は、クライアント20〜40に対してメタ情報MD1を送信する。クライアント20〜40はブラウズにより提供されたメタ情報MD1からコンテンツに該当するURLを取得し、このURLをもとにコンテンツの配信要求(HTTPのGET要求)を行うことが可能となる。
【0019】
サービス提供部152は、DLNAのAV Transportに従って、クライアント20〜40からのコンテンツの配信要求や、コンテンツの配信に伴って行われるアクション(コンテンツの再生、停止、シーク等)の要求を処理する。本発明の実行部は、サービス提供部152により実現される。なお、メタ情報管理部151およびサービス提供部152の他の機能については後述する。
【0020】
図3は、クライアント20のブロック構成図である。一例として
図3に示されるクライアント20は、コンテンツ配信サーバー10から配信されたコンテンツを再生する表示装置である。クライアント20は、ネットワークNと接続するネットワークIF21と、利用者の操作入力等を受け付ける操作入力部22と、コンテンツを一時的に記憶するビデオメモリー23と、コンテンツを表示する表示部24と、これらを制御する制御部25と、を備えている。
【0021】
ネットワークIF21は、ネットワークNに接続されている。ネットワークIF21は、LANカード、NIC等により構成されている。このネットワークIF21によりクライアント20とコンテンツ配信サーバー10とはネットワークを介して接続することができる。
【0022】
操作入力部22は、利用者の操作入力を受け付けるタッチパネルや、操作キーにより構成されている。操作入力部22は、制御部25に接続されており、利用者による操作入力部22の操作に応じた信号を制御部25に出力する。
ビデオメモリー23は、RAM等の揮発性のメモリーであり、コンテンツ配信サーバー10から配信されたコンテンツが一時的に記憶される。
【0023】
表示部24は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や、LCDを駆動するためのドライバーを備えている。また、表示部24がタッチパネルモジュールの機能を備える場合、表示部24は操作入力部22としても機能する。
【0024】
制御部25は、CPU、ROM、RAMを備えている。CPUがROMに記録されたプログラムを実行することで、クライアント30は、OS(Operating System)や、ブラウザー251としての機能を実現する。
【0025】
ブラウザー251は、メタ情報MD1(MD2)やコンテンツを処理する。ブラウザーは、周知のwebブラウザーとしての機能を備え、XMLで記載されたデータ(MD1,MD2)の解析や、コンテンツ配信サーバー10から送信されるコンテンツを再生することができる。
【0026】
(2)CDSについて
図4は、CDSに対応するメタ情報MD1の構造を説明する図である。メタ情報MD1は、XMLデータに含まれるタグごとに階層化されたディレクトリ構造として管理されている。例えば、
図4では、「Root」を頂点に、コンテンツの種別を示す要素である「Video」、「Music」が子として階層化されている。このうち、「Video」の要素には、タグ「item id」が子として階層化され、タグ「item id」には、コンテンツをユニークに識別するためのIDや属性値が付与されている。各「item id」には、子として、コンテンツの名称を示すタグ「dc:title」、コンテンツの生成日時を示すタグ「dc data」、コンテンツのジャンルを示すタグ「upnp:genre」、コンテンツを用いたサービスが提供される際等に用いられる情報を管理するタグ「res protoclInfo」が階層化されている。このうち、「res protoclInfo」には、コンテンツの総再生時間、ビットレート、コンテンツが記録されているアドレス等が属性として付与されている。
【0027】
メタ情報管理部151は、クライアントからCDSに応じた要求が行われると、このディレクトリの各タグや要素をもとにアクションを行う。例えば、クライアントからブラウズの要求が行われた場合、メタ情報管理部151は、タグをもとに該当するコンテンツを特定し、該当コンテンツに応じた要素をメタ情報MD1として送信する。
【0028】
図5は、コンテンツ配信サーバー10が生成するメタ情報MD1と、このメタ情報MD1を基にクライアントに表示されるコンテンツリストを説明する図である。
図5(a)は、メタ情報MD1のうち、タグ「item id」の要素が「9010」と「9011」との2つのコンテンツに関するメタ情報MD1である。それぞれのタグ「item id」には、子要素としてコンテンツの名称を示すタグ「dc:title」の要素「NNNニュース」、「Eバラエティー」がそれぞれ従属している。
【0029】
クライアントは、このメタ情報MD1をHTTPのGETにより取得し、ブラウザー251で処理することで、
図5(b)に示すリストアイコン301、302を含んだコンテンツリスト300を表示させることができる。コンテンツリスト300は、再ブラウズの要求や配信の要求の対象となるアイコンを、利用者がリストアイコン301、302を用いて選択するために用いられる。
【0030】
(3)ブラウズ方法及びコンテンツ配信方法
次に、本実施形態におけるコンテンツ配信サーバー10が行うブラウズや、このブラウズに応じて開始されるコンテンツの配信を説明する。
図6は、コンテンツ配信サーバー10とクライアント20〜40との間で行われる処理を説明するタイミングチャートである。
図6で示す例では、コンテンツ配信サーバー10とクライアント20〜40との間で既にペアリングが終了しており、コンテンツ配信サーバー10はクライアント30、40に対してコンテンツの配信を開始しているものとする。
【0031】
図6に示す例では、コンテンツ配信サーバー10は、コンテンツの配信上限である「2」に達しているものとする。配信上限は、コンテンツ配信サーバー10の能力やネットワーク帯域および構成を考慮して計算された値であり、この第1の実施形態では、コンテンツ配信サーバー10が同時に配信できるコンテンツの数を示している。
【0032】
図6のステップS1では、クライアント20からコンテンツ配信サーバー10に対してブラウズの要求が行われる。クライアント20のブラウザー251は、HTTPのGET要求を用いて、コンテンツ配信サーバー10に対するブラウズの要求を行う。
【0033】
ステップS2では、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント20からのブラウズの要求に応答する。本実施形態では、コンテンツ配信サーバー10のCDS管理部151は、コンテンツ配信サーバー10の状態(コンテンツの配信上限に達しいるか否か)に応じて、ブラウズで送信する情報を、通常のメタ情報MD1と、メタ情報MD1を加工した情報(以下、加工メタ情報MD2)とのいずれかに切り替える。加工メタ情報MD2は、クライアント20のブラウザー251が処理することで、利用者にコンテンツ配信サーバー10(サービス提供部152)に実行させるアクションを選択させるためのUI(アクションリスト)を提供するデータである。
【0034】
図7は、
図6のステップS2においてコンテンツ配信サーバー10が実施する処理を説明するフローチャートである。
図7を例に、コンテンツ配信サーバー10が実施するブラウズを説明する。
【0035】
ステップS21では、コンテンツ配信サーバー10のメタ情報管理部151は、配信上限に達しているか否かを判断する。この実施形態では、配信上限は、2つのコンテンツを配信できる配信数2であるため、メタ情報管理部151は、コンテンツ配信サーバー10の配信数が「2」であるならば、配信上限に達していると判定する。
【0036】
なお、配信上限に達していない場合(ステップS21:YES)、ステップS24では、メタ情報管理部151は、メタ情報MD1をネットワークIF14を介してクライアント20に送信することとなる。
【0037】
配信上限に達している場合(ステップS21:NO)、ステップS22では、メタ情報管理部151は、メタ情報MD1を加工して、アクションリストをクライアントに表示させるためのXMLデータ(加工メタ情報MD2)を生成する。
【0038】
図8は、
図7のステップS22においてメタ情報管理部151により生成される加工メタ情報MD2と、この加工メタ情報MD2をもとにクライアント20が表示するアクションリストを説明する図である。
図8では、加工メタ情報MD2として3つのアクションを選択させる場合の例である。
【0039】
図8(a)に示す加工メタ情報MD2では、タグ「item id」には、クライアントに選択させるためのアクションを識別する、「UNTRANS_001」、「UNTRANS_002」、「UNTRANS_003」の要素がそれぞれ付与されている。タグ「item id」子要素として「dc:title」が階層化されている。タグ「dc:title」の要素「DMP_Aへの配信停止」は、コンテンツ配信サーバー10がクライアント30へのコンテンツの配信停止を行うアクションを意味している。タグ「dc:title」の要素「DMP_Bへの配信停止」は、クライアント40へのコンテンツの配信停止を行うアクションを意味している。なお、「DMP_A」「DMP_B」は、クライアント30、40のそれぞれの名称であり、ペアリングの際、取得されたデバイス情報に基づいて要素が設定されている。また、タグ「dc:title」の要素「配信予約」は、いずれかのクライアントへのコンテンツの配信が終了し、配信上限が解消した場合に、予約を行ったクライアント20にコンテンツリストが送信されるアクションを意味している。
このように、選択するアクションは、属性情報のコンテンツを識別するタグの要素として記憶するようにしている。
なお、この例では、いずれかのDMPへの配信停止を要求するアクションを表示しているが、合わせてあとどれくらいの時間がかかるかを表示させることもできる。これは残り時間を確認したうえで、「dc:title」の要素「DMP_Aへの配信停止:残り33分」というように作り直せばよい。
【0040】
図8(b)に示すように、メタ情報MD2をもとに、示されるアクションリスト350は、タグ「dc:title」の要素をもとにアイコン351、352、353が表示される。ここで、メタ情報MD2は、従来のメタ情報MD1のタグの要素を変更するだけであるため、クライアント20のブラウザー251は、このメタ情報MD2をメタ情報MD1と同じように処理し、アクションリスト350表示させることができる。
【0041】
図7のステップS23において、メタ情報管理部151は、ブラウズの要求に対して生成された加工メタ情報MD2をネットワークIF14を介してクライアント20に送信する。そのため、ステップS23でクライアント20に送信されるメタ情報MD2は、通常のメタ情報MD1とは異なり、コンテンツの情報が記憶されていないことになる。
【0042】
図6に戻り、ステップS3では、クライアント20のブラウザー251は、加工メタ情報MD2を処理することでアクションリスト350を表示し、利用者からの選択操作を受け付ける。
図8(b)に示すアクションリスト350では、利用者がいずれかのアイコン351、352、353を選択することで、アクションの選択が行われる。
【0043】
ステップS4では、クライアント20は、利用者によるアクションリスト350の操作により選択された「item id」をコンテンツ配信サーバー10に送信する。ブラウザー251はアクションリスト350の各リスト351が利用者により操作されると、このリストに対応する「item id」を、HTTPのGET要求により送信する。
【0044】
ステップS5では、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント30から送信された「item id」を解釈し、対応する処理(アクション)を実行する。
【0045】
図9は、
図6のステップS5においてコンテンツ配信サーバー10が実施する処理を説明するフローチャートである。
図9に示す処理は、クライアント20側でアクションリスト350をもとに「item id」が選択された以外にも、クライアント30側でコンテンツリスト300をもとに「item id」が選択された場合も実行される。
【0046】
ステップS51では、サービス提供部152は、クライアント20から送信された「item id」を解析する。
「item id」がコンテンツの配信要求であれば(ステップS52:YES)、ステップS53では、サービス提供部152は、「item id」に対応するコンテンツの配信を開始する。なお、この実施形態では、コンテンツ配信サーバー10は配信上限に達しているため、ステップS52の処理において、「item id」がコンテンツの配信要求に該当することはない。
【0047】
「item id」がコンテンツの配信要求でなければ(ステップS52:NO)、サービス提供部152は、ステップS54に進み、配信上限に達しているか否かを判断する。クライアント30から「item id」が送信される過程で、コンテンツ配信サーバー10のクライアント30、40へのコンテンツの配信が終了している場合がある。このような場合に、コンテンツ配信サーバー10がクライアント20に対してコンテンツの配信を提供できるようにするため、ステップS52において、サービス提供部152は、配信上限に達しているか否かを判定している。
【0048】
配信上限に達していなければ(ステップS54:NO)、ステップS58では、サービス提供部152は、コンテンツのメタ情報MD1をクライアント20に送信する。すなわち、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント20に対して、ブラウズを提供することになる。クライアント30は、ブラウズにより表示されるコンテンツリスト300により、コンテンツ配信サーバー10に対してコンテンツの要求を行うことが可能となる。
【0049】
配信上限に達している場合(ステップS54:YES)、ステップS55では、サービス提供部152は、「item id」が他のクライアントへの配信停止であるか否かを判断する。クライアント20で表示されるアクションリスト350において利用者が配信停止に係るアクションのいずれかを選択した場合、他のクライアントへの配信停止が選択されている。
【0050】
「item id」が他のクライアントへの配信停止である場合(ステップS55:YES)、ステップS56では、サービス提供部152は「item id」に対応するアクションに従って、該当するクライアント(30、40)へのコンテンツの配信を停止する。「item id」が「UNTRANS_001」であれば、コンテンツ配信サーバー10はクライアント30へのコンテンツの配信を停止する。「item id」が「UNTRANS_002」であれば、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント40へのコンテンツの配信を停止する。
【0051】
ステップS57では、サービス提供部152は、メタ情報MD1をクライアント20へ配信する。そのため、クライアント20では、コンテンツリスト300が表示されるため、このコンテンツリスト300を用いたコンテンツの配信要求が可能となる。
【0052】
一方、「item id」が他のクライアントへの配信停止でなければ場合(ステップS55:NO)、ステップS59では、サービス提供部152は、配信予約を行う。ステップS59に進むのは、「item id」が「UNTRANS_003」となる場合である。
【0053】
以下、コンテンツ配信サーバー10がクライアント30、40のいずれかへのコンテンツの配信を停止していれば、クライアント30にメタ情報MD1が送信される。そのため、クライアント20は、このメタ情報MD1を用いて表示したコンテンツリスト300をもとにコンテンツの配信要求を行う。コンテンツ配信サーバー10は、クライアント30からのコンテンツの配信要求に従い、該当コンテンツの配信を開始する。
一方、クライアント20が配信予約を選択していれば、いずれかのクライアント30、40へのコンテンツの配信が終了した後、クライアント20に対してメタ情報MD1の送信が行われる。
【0054】
(4)作用・効果
以上説明したように、この第1の実施形態では、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント20からメタ情報MD1の通知を要求された際、コンテンツを配信できない状態にあれば、コンテンツ配信サーバーに実行させるアクションが記録された加工メタ情報(アクション情報)を、メタ情報MD1の代わりに通知させる。そして、コンテンツ配信サーバー10は、通知されたアクション情報をクライアントから要求された場合、要求されたアクションを実行する。そのため、クライアントからメタ情報の要求があった際、コンテンツ配信サーバーがコンテンツを配信できない状態であっても、特定のアクションをコンテンツ配信サーバーに実行させることが可能となる。
【0055】
もとのメタ情報MD1を加工してアクション情報(加工メタ情報MD2)とすることで、クライアントで特別な処理を行うことなく、もとのメタ情報MD1と同じようにアクション情報に応じた画像を表示させることができる。
本実施形態においては、ネットワークを介して接続されているクライアントであるDMPに、コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバー10であって、属性情報記憶部としての外部記憶装置12は前記クライアントDMPからの前記コンテンツのブラウズの要求に応じて前記クライアントDMPに送信される前記コンテンツの属性情報を記憶しており、属性情報管理部としてのメタ情報管理部151は、前記クライアントDMPから前記ブラウズを要求された際、前記コンテンツを配信できない状態にあれば、所定のアクションを含む前記属性情報(メタ情報MD2)を送信するようにしている。
また、ステップS5の処理が実行部に相当し、同実行部は、通知された前記アクションを前記クライアントから要求された場合、要求された前記アクションを実行している。
ここで実施形態1においては、前記コンテンツを配信できない状態は、前記コンテンツの配信制限数に達した状態であって、前記アクションは、他のクライアントへ配信されている前記コンテンツの配信停止となっている。
本実施形態の場合、所定のアクションが記録された前記属性情報(メタ情報MD2)は、通常、DMPからコンテンツ配信サーバーに対して要求して得られるコンテンツのリストと同等となっている。すなわち、DMPの側ではアクションを選択するための特別の処理は必要ではなく、選択可能なアクションの表示をコンテンツのタイトルとして表示するにすぎない。そして、ユーザーがコンテンツ配信サーバーのコンテンツを選択するのと同じようにいずれかのアクションに対応したコンテンツのタイトルを選択すれば、DMPからコンテンツ配信サーバーへのコンテンツの配信要求となるにすぎない。
一方のコンテンツ配信サーバーでは、自らコンテンツとしてアクションを表示したメタ情報MD2を送信しているのであり、そのいずれかの配信の要求があれば、ユーザーからのアクションの要求とみなして対応する処理を実行しているのである。
このように、DMPの側での変更の処理は全く不要であり、コンテンツ配信サーバーの側だけで上述した効果を実現している。言い換えると、DMPを変更することなく、DMPによるコンテンツの選択の捜査を利用して、コンテンツ配信サーバーはDMPからの捜査要求を受け付けることができるようになった。
【0056】
2.第2の実施形態:
配信ができない状態として、コンテンツ配信サーバー10がコンテンツをダビングしている状態であってもよい。
図10は、第2の実施形態に係る、コンテンツ配信サーバー10とクライアント20との間で行われる処理を説明するタイミングチャートである。この第2の実施形態では、コンテンツ配信サーバー10とクライアント20との間で既にペアリングが終了しており、コンテンツ配信サーバー10はコンテンツのダビングを開始しているものとする。
【0057】
図10のステップS11では、クライアント20からコンテンツ配信サーバー10に対してブラウズの要求が行われる。ステップS12では、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント20からのブラウズの要求に応じてクライアント20にメタ情報MD1を送信する。この実施形態では、このメタ情報MD1により示される複数のコンテンツのうち、特定のコンテンツがダビング継続中である。例えば、ダビング継続中のコンテンツに対しては、メタ情報にダビングが継続されていることを示す情報を含ませても良い。
【0058】
クライアント20のブラウザー251は、このメタ情報MD1をもとにコンテンツリストを表示する。そして、表示されたコンテンツリストをもとに、利用者による特定コンテンツの再ブラウズが行われると(ステップS13)、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント20からのブラウズの要求に応じてクライアント20にメタ情報MD1、又は加工メタ情報MD2を送信する(ステップS14)。本実施形態では、コンテンツ配信サーバー10のCDS管理部151は、選択されたコンテンツがコンテンツ配信サーバー10でダビング継続中か否かに応じて、ブラウズにより送信する情報を切り替える。
【0059】
図11は、
図10のステップS14においてコンテンツ配信サーバー10が実施する処理を説明するフローチャートである。
【0060】
ステップS141では、コンテンツ配信サーバー10のメタ情報管理部151は、コンテンツのダビングが継続しているか否かを判定する。なお、ダビングが継続中でない場合(ステップS141:NO)、ステップS142では、メタ情報管理部151は、メタ情報MD1をネットワークIFを介してクライアント20に送信することとなる。
【0061】
コンテンツのダビングが継続中である場合(ステップS141:YES)、ステップS143では、メタ情報管理部151は、メタ情報MD1を加工して、加工メタ情報MD2を生成する。
図12は、
図11のステップS143においてメタ情報管理部151により生成される加工メタ情報MD2と、この加工メタ情報MD2をもとにクライアント20が表示するアクションリスト350を説明する図である。
図12(a)に示す加工メタ情報MD2では、タグ「item id」には、クライアントに選択させるためのアクションを識別する、「UNTRANS_011」、「UNTRANS_012」の要素が付与されている。要素「UNTRANS_011」に従属する「dc:title」の要素「ダビングを継続する」は、コンテンツのダビングが終了した場合に、クライアントにコンテンツのメタ情報MD1が送信されるアクションを意味している。要素「UNTRANS_012」に従属する「dc:title」の要素「ダビングを停止する」は、ダビングを強制的に終了させるアクションを意味している。
【0062】
ステップS144では、メタ情報管理部151は、ブラウズの要求の返信として生成された加工メタ情報MD2をネットワークIF14を介してクライアント20に送信する。
【0063】
図10に戻り、ステップS15では、クライアント20のブラウザー251は、加工メタ情報MD2を処理することでアクションリストを表示し、利用者からの選択操作を受け付ける。そのため、クライアント20には、
図12(b)に示すアクションリスト350が表示される。
【0064】
ステップS16では、クライアント20は、利用者によるアクションリスト350の操作により選択された「item id」をコンテンツ配信サーバー10に送信する。ブラウザー251はアクションリスト350の各リスト351が利用者により操作されると、このリストに対応する「item id」を、HTTPのGET要求により送信する。
【0065】
ステップS17では、コンテンツ配信サーバー10は、クライアント30から送信された「item id」を解釈し、対応する処理(アクション)を実行する。ステップS17の処理は、第1の実施形態と同様、「item id」で示されるアクションが「ダビングの停止」であれば、サービス提供部152は、現在行っているコンテンツのダビングを強制的に停止する。その結果、クライアント20にはコンテンツリスト300が表示されるため、クライアント20は、コンテンツリスト300をもとにコンテンツの配信要求を行うことができる。一方、「item id」で示されるアクションがダビングの停止でなければ場合、サービス提供部152は、配信予約を行う。
【0066】
ここで実施形態2においては、前記コンテンツを配信できない状態は、前記コンテンツのダビングの実行中の状態であって、前記アクションは、前記コンテンツのダビングの停止となっている。
以上説明したようにこの第2の実施形態では、配信不可の状態がコンテンツのダビングに起因するものである場合でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0067】
3.第3の実施形態:
配信上限値としてコンテンツの配信数を用いたことは一例に過ぎず、ネットワークNの総転送量を用いてもよい。
【0068】
図13は、第3の実施形態におけるコンテンツ配信サーバー10が生成する加工メタ情報MD2と、クライアント30で表示されるアクションリストとを示す図である。
図13(a)に示す加工メタ情報MD2では、タグ「item id」には、要素「UNTRANS_021」、「UNTRANS_022」、「UNTRANS_023」の要素が付与されており、タグ「item id」の子要素として、アクションの名称を示す「dc:title」が階層化されている。要素「UNTRANS_021」に従属する「dc:title」の要素「DMP_Aのビットレートを落とす」は、コンテンツ配信サーバー10がクライアント30へのコンテンツの配信のビットレートを落とすアクションを意味している。要素「UNTRANS_022」に従属する「dc:title」の要素「DMP_Bのビットレートを落とす」は、クライアント40へのコンテンツの配信のビットレートを落とすアクションを意味している。タグ「UNTRANS_023」に従属する「dc:title」の要素「全てのビットレートを落とす」は、全てのクライアントへのコンテンツの配信のビットレートを落とすアクションを意味している。
【0069】
コンテンツ配信サーバー10から送信された加工メタ情報MD2により、クライアント30には
図13(b)にアクションリストが表示される。利用者が「DMP_Aのビットレートを落とす」又は「DMP_Bのビットレートを落とす」を選択した場合、クライアント20からコンテンツ配信サーバー10に対して「UNTRANS_021」又は「UNTRANS_022」が送信される。コンテンツ配信サーバー10は、返信されたIDを判定することで、該当するクライアントに配信しているコンテンツのビットレートを低下させる。
【0070】
利用者が「全てのビットレートを落とす」を選択した場合、コンテンツ配信サーバー10は、このIDを判定することで、現在配信している全てのコンテンツのビットレートを低下させる。
サービス提供部152は、コンテンツリストデータをクライアント20へ配信する。そのため、クライアント20では、コンテンツリストが表示されるため、コンテンツ配信サーバー10からのコンテンツの配信が可能となる。
このように、本実施形態においては、前記コンテンツを配信できない状態が、総転送量が前記ネットワークの上限に達している場合であり、前記アクションは、他のクライアントへ配信されているコンテンツのビットレートを低下させるものとなっている。
【0071】
4.第4の実施形態:
コンテンツ配信サーバー10がクライアントからの要求により、他のクライアントへのコンテンツの配信停止等のアクションを行う場合、他のクライアントに対して配信を停止したこと通知するものであってもよい。例えば、コンテンツ配信サーバー10は、他のクライアントへのコンテンツの配信を停止する直前に、コンテンツにコンテンツの配信停止の文字列を表示するOSDを合成し、他のクライアントに配信する。上記構成により、強制的な配信停止によるユーザビリティーの低減を緩和することができる。
【0072】
5.その他の実施形態:
コンテンツ配信サーバーとしてレコーダーを例に用いたことは一例に過ぎず、コンテンツを配信できるものであればどのような装置であってもよい。
アクション情報として、メタ情報MD1を加工した加工メタ情報MD2を用いたことは一例に過ぎず、コンテンツ配信サーバーがコンテンツが配信できない状態に応じて各アクションが設定されたメタ情報を用意しておくものであってもよい。
【0073】
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。