特許第6707977号(P6707977)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6707977
(24)【登録日】2020年5月25日
(45)【発行日】2020年6月10日
(54)【発明の名称】吸引ノズル及びそれを備えた電気掃除機
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/02 20060101AFI20200601BHJP
   A47L 9/28 20060101ALN20200601BHJP
【FI】
   A47L9/02 Z
   !A47L9/28 E
【請求項の数】9
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-94466(P2016-94466)
(22)【出願日】2016年5月10日
(65)【公開番号】特開2017-202050(P2017-202050A)
(43)【公開日】2017年11月16日
【審査請求日】2019年4月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232302
【氏名又は名称】日本電産株式会社
(72)【発明者】
【氏名】劉 俊賢
(72)【発明者】
【氏名】市崎 博之
(72)【発明者】
【氏名】李 柏毅
【審査官】 前原 義明
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭57−078847(JP,U)
【文献】 実開平04−083156(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3186616(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/02
A47L 9/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動送風機を有する電気掃除機に設けられる吸引ノズルであって、
前記吸引ノズルは、
被清掃面に対向して所定の長手方向に延びる吸込口と、
前記電動送風機に接続される流出口と、
前記吸込口の前記長手方向中心と前記流出口の前記長手方向中心とを結ぶ中心線方向に延びて前記吸込口と前記流出口とを連結する吸引通路と、
前記吸引通路の内部に設けられ、前記吸込口側から前記流出口側へ延びる複数の仕切壁と、
を備え、
前記吸引通路は、
前記吸引通路を前記仕切壁で前記吸込口の前記長手方向に仕切り、前記吸引通路の前記中心線が位置する主通路と、
前記仕切壁を介して前記主通路よりも前記長手方向の両外側に位置する複数の分割通路と、
を有し、
前記吸込口における前記主通路の前記長手方向の幅は、前記流出口における前記主通路の前記長手方向の幅よりも広く、
前記仕切壁が、
前記中心線から離れた側に凸に湾曲する第1湾曲部と、
前記第1湾曲部の下流側に連続して前記中心線に近い側に凸に湾曲する第2湾曲部と、
を有することを特徴とする吸引ノズル。
【請求項2】
上流端において、前記仕切壁が、前記長手方向に対して略垂直な上流側垂直部を有することを特徴とする請求項1に記載の吸引ノズル。
【請求項3】
前記第1湾曲部が、前記上流側垂直部の下流側に連続して配置されることを特徴とする請求項2に記載の吸引ノズル。
【請求項4】
前記仕切壁が、下流端に前記長手方向に対して略垂直な下流側垂直部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸引ノズル。
【請求項5】
前記下流側垂直部が、前記第2湾曲部に連続する下流端に配置されることを特徴とする請求項4に記載の吸引ノズル。
【請求項6】
前記流出口の前記長手方向幅は、前記吸込口の前記長手方向幅よりも狭く、
前記仕切壁の下流端が前記流出口の前記長手方向の幅内に配されることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の吸引ノズル。
【請求項7】
前記吸込口における前記主通路の前記長手方向幅が、前記吸込口における前記分割通路の前記長手方向幅よりも広いことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の吸引ノズル。
【請求項8】
請求項1〜請求項のいずれかに記載の吸引ノズルと、前記吸引ノズルの下流に配される集塵部と、前記集塵部の下流に配される前記電動送風機とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
【請求項9】
前記吸引通路が前記吸込口から上方に延びて形成されるとともに前記集塵部の上部に連結され、前記吸引ノズルによって前記集塵部の一部の上方が覆われることを特徴とする請求項に記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気を吸引する吸引ノズル及びそれを備えた電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電気掃除機は特許文献1に開示されている。この電気掃除機は空気の吸気口及び空気の排気口を開口する筐体を備え、筐体内には吸気口と排気口とを連結する空気通路が形成される。空気通路内には気流を発生させる電動送風機が配され、電動送風機の上流側には空気通路内を流通する塵埃等のゴミを集塵する集塵部が配される。筐体の両側面には左右一対の車輪が取り付けられる。これにより、筐体は室内の床面上を移動することができる。
【0003】
筐体の吸気口にはホースが接続され、ホースの上流端には連結管が接続される。連結管にはハンドル及び操作スイッチが設けられる。操作スイッチの操作により電気掃除機のオンオフ及び電動送風機の回転数の変更が行われる。連結管の上流端には延長管が取り付けられる。延長管の上流端には吸込ヘッドが延長管に対して着脱可能に取り付けられる。吸込ヘッドは延長管の延びる方向に対して略直交する方向に延びるハウジングを有する。
【0004】
吸込ヘッドのハウジングの底部には室内の床面に対向してハウジングの長手方向に延びる吸込開口部が開口する。吸込ヘッドのハウジングの長手方向中央部の上部には延長管に連通する略円形の流出口が開口する。吸込開口部はハウジングの長手方向両端部にわたって延び、流出口は吸込開口部よりもハウジングの長手方向に狭く形成される。ハウジング内には吸込開口部と流出口とを連結する吸込室が設けられる。
【0005】
上記構成の電気掃除機において、操作スイッチの操作により電動送風機が駆動されると吸込ヘッドの吸込開口部から吸込室内に塵埃等のゴミを含む空気が吸い込まれる。吸込ヘッド内に吸い込まれた空気は吸込室内を流通し、流出口を介して延長管に流入する。延長管に流入した空気はホースを介して筐体内に流入し、空気中のゴミは筐体内の集塵部で集塵される。これにより、床面が清掃される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2015−70960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の電気掃除機の吸込ヘッド(吸引ノズル)によると、流出口はハウジングの長手方向中央部に開口する。このため、吸込開口部(吸込口)の長手方向の両端部から吸い込まれた気流の一部は吸込室(吸引通路)内に流入した直後に中央側へ急激に曲げられ、長手方向の中央部から吸い込まれた気流に合流する。このため、吸込室内で乱流が発生し、吸込ヘッドの吸引効率が低下する問題があった。
【0008】
本発明は、吸引効率を向上できる吸引ノズル及びそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の例示的な吸引ノズルは、電動送風機を有する電気掃除機に設けられる吸引ノズルであって、前記吸引ノズルは、被清掃面に対向して所定の長手方向に延びる吸込口と、前記電動送風機に接続される流出口と、前記吸込口の前記長手方向中心と前記流出口の前記長手方向中心とを結ぶ中心線方向に延びて前記吸込口と前記流出口とを連結する吸引通路と、前記吸引通路の内部に設けられ、前記吸込口側から前記流出口側へ延びる複数の仕切壁と、を備え、前記吸引通路は、前記吸引通路を前記仕切壁で前記吸込口の前記長手方向に仕切り、前記吸引通路の前記中心線が位置する主通路と、前記仕切壁を介して前記主通路よりも前記長手方向の両外側に位置する複数の分割通路と、を有し、前記吸込口における前記主通路の前記長手方向の幅は、前記流出口における前記主通路の前記長手方向の幅よりも広く、前記仕切壁が、前記中心線から離れた側に凸に湾曲する第1湾曲部と、前記第1湾曲部の下流側に連続して前記中心線に近い側に凸に湾曲する第2湾曲部と、を有する。
【0010】
本発明の例示的な電気掃除機は、上記構成の吸引ノズルと、前記吸引ノズルの下流に配される集塵部と、前記集塵部の下流に配される前記電動送風機とを備える。
【発明の効果】
【0011】
例示的な本発明によれば、吸引効率を向上できる吸引ノズルを提供することができる。また、例示的な本発明によれば、そのような吸引ノズルを備える電気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。
図2図2は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の底面図である。
図3図3は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の側面断面図である。
図4図4は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルを含む吸込側の空気通路の斜視図である。
図5図5は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルの正面断面図である。
図6図6は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込側の空気通路内の空気の流れをシミュレーションした結果を示す斜視図である。
図7図7は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込側の空気通路内の空気の流れをシミュレーションした結果を示す側面図である。
図8図8は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込側の空気通路内の風速分布のシミュレーションの結果を示す側面図である。
図9図9は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込側の空気通路内の風圧分布のシミュレーションの結果を示す側面図である。
図10図10は、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルを含む吸込側の空気通路の斜視図である。
図11図11は、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルの正面断面図である。
図12図12は、本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルを含む吸込側の空気通路の斜視図である。
図13図13は、本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルの正面断面図である。
図14図14は、本発明の第4実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。
図15図15は、本発明の第4実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルの正面断面図である。
図16図16は、本発明の第4実施形態に係る電気掃除機の吸引ノズルの側面断面図である。
図17図17は、本発明の第5実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。
図18図18は、本発明の第6実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、図3の床面F(被清掃面)に近づく方向を「下方」とし、床面Fから離れる方向を「上方」とする。また、前後方向について、電動送風機7から吸込口4に向かう方向を「前方」とし、吸込口4から電動送風機7に向かう方向を「後方」とする。前後方向に直交して床面Fに平行な方向を「左右方向(幅方向)」とする。また、前後方向に平行で左右方向に垂直な面を「側面」とする。また、「上流」及び「下流」は電動送風機7を駆動させた際に吸込口4から吸い込まれた空気の流通方向の上流及び下流をそれぞれ示す。また、「吸込口4が床面F(被清掃面)に対向する」とは、吸込口4と床面Fとの間に他の部材が配されておらず吸込口4と床面Fとが直接互いに向き合う状態に加え、吸込口4と床面Fとの間に他の部材(例えば回転ブラシ等)が配されて他の部材を介して互いに向き合う状態も含む。
【0014】
<第1実施形態>
(1.電気掃除機の全体構成)
本発明の例示的な実施形態の電気掃除機について以下説明する。図1図3は第1実施形態に係る電気掃除機の斜視図、底面図及び側面断面図を示す。電気掃除機1は所謂ロボット型の電気掃除機であり、水平断面(床面Fに平行な断面)形状が略円形の筐体2を有する。
【0015】
筐体2の上面には表示部15及び操作部16が設けられる。操作部16は複数のボタン(不図示)を有する。操作部16の操作により電気掃除機1のオンオフの指示、後述の電動送風機7の回転数の変更指示、及び電気掃除機1の清掃開始時刻等の条件の入力等を行うことができる。表示部15は例えば液晶表示パネル等を有し、操作部16で入力された条件等を表示する。
【0016】
また、筐体2の上面には位置センサ(不図示)が設けられる。位置センサにより電気掃除機1は室内での位置を検知することができる。
【0017】
筐体2の底面(下面)には左右方向(長手方向A)に延びる吸込口4が設けられ、筐体2の後部には左右方向に延びる排気口5が設けられる。吸込口4は室内の床面F(被清掃面)に対向し、排気口5は筐体2の後方上方に臨む。筐体2の底部の吸込口4の近傍には回転ブラシ(不図示)が設けられる。なお、回転ブラシを吸込口4内に配してもよい。
【0018】
筐体2の内部には吸込口4と排気口5とを連結する空気通路6が設けられる。空気通路6内には気流を発生させる電動送風機7が配される。電動送風機7の駆動によって矢印Sで示すように吸込口4から室内の空気が空気通路6内に流入し、排気口5から室内に向けて送出される。電動送風機7としては遠心ファンが好適に用いられるが、軸流ファン等の他の種類の電動送風機を用いてもよい。
【0019】
空気通路6内の吸込口4と電動送風機7との間には空気流通方向の上流から下流に向かって集塵部8及びフィルタ9が順に配される。空気通路6内を流通する空気に含まれる塵埃はフィルタ9により遮蔽され、容器状に形成される集塵部8内に集塵される。集塵部8及びフィルタ9は筐体2に対して着脱可能に構成される。空気通路6のフィルタ9の下流側は電動送風機7の吸気孔(不図示)に向かって流路幅(長手方向Aの幅)が狭くなるように形成される。
【0020】
空気通路6内の集塵部8の上流にはノズル状の吸引ノズル20が筐体2に対して着脱可能に設けられる。吸引ノズル20は上流端及び下流端にそれぞれ吸込口4及び流出口22を有し、吸引ノズル20内には吸込口4と流出口22とを連結する吸引通路21が形成される。吸込口4は床面F(被清掃面)に対向して所定の長手方向Aに延びる。流出口22は電動送風機7に接続される。流出口22の長手方向Aの幅は吸込口4の長手方向Aの幅と略同じに形成される。
【0021】
吸引通路21は吸込口4から上方に延びて後方に屈曲し、流出口22を介して集塵部8の上部に連結される。吸引ノズル20によって集塵部8の一部の上方が覆われる。すなわち、吸引通路21が吸込口4から上方に延びて形成されるとともに集塵部8の上部に連結され、吸引ノズル20によって集塵部8の一部の上方が覆われる。なお、吸引ノズル20の詳細については後述する。
【0022】
筐体2の底面の左右端部には左右一対の駆動輪19aが設けられる。筐体2の底面の前端部には1個の自在輪から成る従動輪19bが設けられる。駆動輪19aは駆動モータ(不図示)に連結される。これにより、筐体2は床面F上を移動することができる。
【0023】
また、電気掃除機1は各部を制御する制御部(不図示)を有する。制御部には電動送風機7、表示部15、操作部16、駆動モータ、位置センサ、記憶部等が接続される。記憶部は電気掃除機1の制御プログラムを格納するとともに、操作部16により入力された条件等を記憶する。
【0024】
筐体2の前部には二次電池等を有する電力供給部11が設けられる。電力供給部11は電動送風機7、制御部、駆動モータ等に電力を供給し、筐体2の底面に露出した筐体側接点(不図示)を有する。筐体側接点は、商用電源(不図示)に接続された充電台(不図示)の充電台側接点に接する。これにより、充電台を介して電力供給部11の二次電池が充電される。なお、電気掃除機1は清掃動作の開始前には充電台上に配置される。
【0025】
(2.吸引ノズルの構成)
図4は吸引ノズル20を含む吸込側の空気通路6の斜視図を示し、図5は吸引ノズル20の正面断面図を示す。吸引ノズル20は、吸込口4と、流出口22と、吸引通路21と、複数の仕切壁25と、を備える。吸引通路21は吸込口4の長手方向A中心と流出口22の長手方向A中心とを結ぶ中心線CT方向に延びて吸込口4と流出口22とを連結する。吸引通路21の上下面は上壁28a及び下壁28bによりそれぞれ形成され、左右面はそれぞれ側壁28c及び側壁28dにより形成される。上壁28a及び下壁28bは後方へ行くほど上方に位置するように傾斜し、吸引通路21は傾斜して気流を流出口22に導く。
【0026】
吸引通路21内には複数(本実施形態では2個)の仕切壁25が長手方向Aに並設される。複数の仕切壁25は、吸引通路21の内部に設けられ、吸込口4側から流出口22側へ延びる。仕切壁25は吸込口4から流出口22まで延びて吸引通路21を長手方向Aに仕切り、主通路21a及び複数(本実施形態では2個)の分割通路21b、21cに分割する。主通路21aは、吸引通路21を仕切壁25で吸込口4の長手方向Aに仕切り、吸引通路21の中心線CTが位置する。複数の分割通路21b、21cは、仕切壁25を介して主通路21aよりも長手方向Aの両外側に位置する。すなわち、主通路21aは中心線CT上に配され、分割通路21b、21cは主通路21aに対して長手方向Aの両外側に配される。
【0027】
また、仕切壁25によって吸込口4は吸込口4a、4b、4cに分割される。吸込口4a、4b、4cはそれぞれ主通路21a、分割通路21b、分割通路21cの上流端に配される。吸込口4b、4cは吸込口4aに近接する。
【0028】
仕切壁25は空気流通方向の上流から下流に向かって上流側垂直部25a、第1湾曲部25b、第2湾曲部25c及び下流側垂直部25dを順に有する。上流側垂直部25aは仕切壁25の上流端に配され、長手方向Aに対して略垂直に形成される。すなわち、上流端において、仕切壁25が、長手方向Aに対して略垂直な上流側垂直部25aを有する。第1湾曲部25bは上流側垂直部25aの下流側に連続して形成され、中心線CTから離れた側(長手方向Aの外側)に凸に湾曲する。すなわち、仕切壁25が、上流側垂直部25aの下流側に連続して中心線CTから離れた側に凸に湾曲する第1湾曲部25bを有する。第2湾曲部25cは第1湾曲部25bの下流側に連続して形成され、中心線CTに近い側(長手方向Aの内側)に凸に湾曲する。すなわち、仕切壁25が、第1湾曲部25bの下流側に連続して中心線CTに近い側に凸に湾曲する第2湾曲部25cを有する。下流側垂直部25dは第2湾曲部25cに連続する下流端に配され、長手方向Aに対して略垂直に形成される。すなわち、仕切壁25が、第2湾曲部25cに連続する下流端に長手方向Aに対して略垂直な下流側垂直部25dを有する。
【0029】
これにより、仕切壁25は下流端に対して上流端が長手方向Aの外側に配され、吸込口4aにおける主通路21aの長手方向Aの幅W1は、流出口22における主通路21aの長手方向Aの幅W2よりも広い。吸込口4bの長手方向Aの幅W3は、流出口22における分割通路21bの長手方向Aの幅W4よりも狭い。吸込口4cの長手方向Aの幅W5は、流出口22における分割通路21cの長手方向Aの幅W6よりも狭い。
【0030】
吸込口4bの幅W3と吸込口4cの幅W5とは略同じであり、吸込口4aの幅W1は吸込口4bの幅W3及び吸込口4cの幅W5よりも広く形成される。流出口22における分割通路21bの幅W4と分割通路21cの幅W6とは略同じである。また、分割通路21b、21cは下流側で広げられるため、流出口22における分割通路21bの幅W4及び分割通路21cの幅W6は主通路21aの幅W2に近づけられる。本実施形態では流出口22における主通路21aの幅W2、分割通路21bの幅W4及び分割通路21cの幅W6を略同じに形成している。なお、吸込口4bの幅W3と吸込口4cの幅W5は異なってもよい。
【0031】
なお、仕切壁25は2個に限定されず、4個以上の偶数個でもよい。この場合、吸引通路21は1個の主通路と4個以上の偶数個の分割通路に分割される。
【0032】
(3.電気掃除機の清掃動作)
上記構成の電気掃除機1において、記憶部に予め記憶された清掃開始時刻になると、筐体2が充電台から離れて自動的に床面F上を移動する。この時、電動送風機7が駆動され、回転ブラシが回転する。これにより、電気掃除機1の清掃動作が開始される。床面F上の塵埃を含む気流は矢印S(図5参照)で示すように吸込口4a、4b、4cを介してそれぞれ主通路21a、分割通路21b、21c内に流入する。
【0033】
この時、仕切壁25は上流側垂直部25aを有するため、仕切壁25の上流端の近傍での乱流が低減される。これにより、気流が主通路21a、分割通路21b、21c内に円滑に流入する。主通路21a、分割通路21b、21c内に流入した空気は第1湾曲部25b及び第2湾曲部25cの順に沿って流通する。これにより、分割通路21b、21c内に流入した空気は中心線CT側に滑らかに誘導される。したがって、分割通路21b、21c内の空気の乱流を低減して空気を円滑に流通させることができる。
【0034】
また、流出口22における分割通路21b、21cの幅W4、W6が主通路21aの幅W2に近づけられるため、主通路21a、分割通路21b、分割通路21cには同等の吸引力が働く。このため、吸込口4の長手方向Aでの吸引力を略均一にすることができる。
【0035】
また、乱流が発生しにくい主通路21aの吸込口4aの幅W1を吸込口4b、4cの幅W3、W5よりも広く形成し、吸引ノズル20の吸引効率をより向上させることができる。
【0036】
また、仕切壁25は下流側垂直部25dを有するため、主通路21a、分割通路21b、分割通路21cの下流部に到達した空気は円滑に流出口22の下流に導かれる。
【0037】
主通路21a、分割通路21b、21c内を流通した気流は流出口22を介して集塵部8内に流入する。この時、空気中の塵埃Dはフィルタ9により遮蔽され、集塵部8内に集塵される。フィルタ9を通過した空気はフィルタ9の下流の空気通路6内を流通した後に排気口5を介して筐体2の外部に送出される。これにより、床面Fが清掃される。
【0038】
電気掃除機1は電動送風機7を駆動させながら床面F全体を移動した後に充電台に戻り、電動送風機7が停止される。これにより、電気掃除機1の清掃動作が終了する。
【0039】
(4.気流のシミュレーション)
図6及び図7は吸込側の空気通路6内の空気の流れをシミュレーションした結果を示す斜視図及び側面図である。これらの図によると、主通路21a及び分割通路21b、21c内に乱流はほぼ認められず空気は主通路21a及び分割通路21b、21c内を層流状態で流通した。また、集塵部8内では堆積した塵埃を再飛散させる程度の大きな乱流は認められなかった。
【0040】
比較例として仕切壁25を省いて同様にシミュレーションした結果、吸引通路21内の長手方向Aの両端部及び集塵部8内で大きな乱流が認められた。
【0041】
(5.風速分布のシミュレーション)
図8は吸込側の空気通路6内の風速分布のシミュレーションの結果を示す側面図である。吸引通路21内の風速分布は約25m/sで略均一であり、集塵部8内の風速分布は約0.041m/sで略均一であった。これに対し、上記の比較例では、吸引ノズル20内及び集塵部8内の風速のムラが大きかった。
【0042】
(6.風圧分布のシミュレーション)
図9は吸込側の空気通路6内の風圧分布のシミュレーションの結果を示す側面図である。同図によると、吸引ノズル20内及び集塵部8内の風圧分布は約−230Paで略均一であった。これに対し、上記の比較例では、吸引ノズル20内及び集塵部8内の風圧のムラが大きかった。
【0043】
以上の結果より、本実施形態の吸引ノズル20によれば、吸引通路21内及び集塵部8内での乱流を低減することができる。
【0044】
本実施形態によると、吸引ノズル20には吸引通路21を吸込口4の長手方向Aに仕切って主通路21a、分割通路21b、21cに分割する複数の仕切壁25が設けられる。これにより、電動送風機7の吸気側で流路が狭くなっていても吸込口4の長手方向Aの両端部から吸い込まれた空気の気流が吸引通路21内に流入した直後に中心線CT側に急激には曲げられず、空気の乱流を低減することができる。
【0045】
また、吸込口4における主通路21aの長手方向Aの幅W1が流出口22における主通路21aの長手方向Aの幅W2よりも広い。このため、流出口22における主通路21aの幅W2に分割通路21b、21cの幅W4、W6が近づけられ、分割通路21b、21cに働く吸引力を大きくできる。これにより、吸込口4の吸引力を長手方向Aにわたって略均一にすることができる。したがって、吸引ノズル20の吸引効率を向上させることができる。
【0046】
また、吸引通路21の上流端において、仕切壁25が長手方向Aに対して略垂直な上流側垂直部25aを有する。これにより、仕切壁25の上流端の近傍での乱流をより低減することができる。
【0047】
また、仕切壁25が、上流側垂直部25aの下流側に連続して中心線CTから離れた側に凸に湾曲する第1湾曲部25bを有する。これにより、長手方向Aの両端部の吸込口4b、4cから吸い込まれた空気を分割通路21b、21c内で円滑に流通させることができる。
【0048】
また、仕切壁25が、第1湾曲部25bの下流側に連続して中心線CTに近い側に凸に湾曲する第2湾曲部25cを有する。これにより、長手方向Aの両端部の吸込口4b、4cから吸い込まれた空気を吸引通路21の下流部に円滑に導くことができる。
【0049】
また、仕切壁25が、第2湾曲部25cに連続する下流端に長手方向Aに対して略垂直な下流側垂直部25dを有する。これにより、主通路21a、分割通路21b、21c内を流通した空気を円滑に流出口22に導くことができる。
【0050】
また、吸込口4における主通路21aの長手方向Aの幅W1が、吸込口4における分割通路21b、21cの長手方向Aの幅W3、W5よりも広い。このように3つの吸い込み口を形成し、分割して吸引することにより、吸引ノズル20での乱入が発生にくくなり、吸引ノズル20の吸引量を増大することができる。さらに、吸込口4の長手方向Aの外側に幅が狭い分割流路21bと21cを構成することで、従来最も吸引力が弱くなりやすい吸引ノズル20の長手方向A端部における吸引効率をより向上させることができる。
【0051】
また、電気掃除機1は、吸引ノズル20と、吸引ノズル20の下流に配される集塵部8と、集塵部8の下流に配される電動送風機7とを備える。これにより、吸引効率及び清掃効率が向上した電気掃除機1を容易に実現することができる。また、空気は層流状態で主通路21a、分割通路21b、21c内を流通するため、電動送風機7の回転数を上昇させることなく長手方向Aの両端部の吸込口4b、4cからも塵埃Dを円滑に吸引することができる。したがって、集塵部8内の乱流を低減して集塵部8内に堆積した塵埃Dの再飛散を防止することができる。
【0052】
また、吸引通路21が吸込口4から上方に延びて形成されるとともに集塵部8の上部に連結され、吸引ノズル20によって集塵部8の一部の上方が覆われる。これにより、電気掃除機1のコンパクト化を図ることができる。
【0053】
なお、本実施形態において、第2湾曲部25c及び下流側垂直部25dを省いて、第1湾曲部25bを上流側垂直部25aの下流端から流出口22まで形成してもよい。
【0054】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図10は第2実施形態の電気掃除機の吸引ノズルを含む吸込側の空気通路の斜視図である。図11は第2実施形態の電気掃除機の吸引ノズルの正面断面図である。説明の便宜上、前述の図1図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第2実施形態では仕切壁25の形状が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
【0055】
吸引通路21内には平板状の複数の仕切壁25が長手方向Aに並設される。仕切壁25は吸込口4側から流出口22側にわたって一直線上に配され、下壁28bに垂直な平板により形成される。すなわち、仕切壁25は平板状であり、吸込口4側から流出口22側にわたって一直線上に配される。前面視で2つの仕切壁25は吸込口4から流出口22に行くほど互いに近づくように傾斜するように配置される。
【0056】
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、仕切壁25は平板状であり、吸込口4側から流出口22側にわたって一直線上に配される。これにより、主通路21a、分割通路21b、21cを流通する気流の仕切壁25からの剥離を容易に防止して乱流の発生をより低減することができる。
【0057】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図12は第3実施形態の電気掃除機の吸引ノズルを含む吸込側の空気通路の斜視図である。図13は第3実施形態の電気掃除機の吸引ノズルの正面断面図である。説明の便宜上、前述の図1図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第3実施形態では仕切壁25の形状が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
【0058】
仕切壁25は空気流通方向の上流から下流に向かって上流側垂直部25a、直線部25e及び下流側垂直部25dを順に有する。なお、第2実施形態とは異なり、第3実施形態においては、仕切壁25が、下流端に長手方向Aに対して略垂直な下流側垂直部25dを有する。これにより、主通路21a、分割通路21b、分割通路21cの下流部に到達した空気は円滑に流出口22の下流に導かれる。直線部25eは上流側垂直部25aの下流端及び下流側垂直部25dの上流端にそれぞれ連続して形成され、一直線上に形成される。
【0059】
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態において、上流側垂直部25aまたは下流側垂直部25dを省いてもよい。
【0060】
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図14は第4実施形態の電気掃除機の斜視図である。図15及び図16は第4実施形態の電気掃除機の吸引ノズルの正面断面図及び側面断面図である。説明の便宜上、前述の図1図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第4実施形態ではロボット型の電気掃除機1に替えて、所謂キャニスター型の電気掃除機30を用いる点で第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
【0061】
電気掃除機30は筐体2の前面及び背面にそれぞれ空気の吸気口31及び排気口5を開口する。筐体2内には吸気口31と排気口5とを連結する空気通路6が形成される。空気通路6内には上流側から下流側に向かって集塵部8、フィルタ9及び電動送風機7が順に配される。筐体2の側面には左右一対の車輪39が取り付けられる。また、電気掃除機30には商用電源(不図示)に接続可能な電源コード(不図示)が設けられる。
【0062】
筐体2の吸気口31にはホース32が接続され、ホース32の上流端には連結管34が接続される。連結管34には把持部35及び操作部16が設けられる。操作部16の操作により電気掃除機30のオンオフ、電動送風機7の回転数の変更等が指示される。連結管34の上流端には延長管33が取り付けられる。延長管33の上流端には吸引ノズル20が延長管33に対して着脱可能に取り付けられる。
【0063】
吸引ノズル20は延長管33に連結される継手管27をハウジング26の後部に有し、継手管27の下流端には流出口22が開口する。流出口22の長手方向Aの幅W7は、吸込口4の長手方向Aの幅W8よりも狭い。継手管27の上流端の開口部29の長手方向Aの幅は流出口22の幅W7と略同じに形成される。また、仕切壁25の下流端は流出口22の長手方向Aの幅W7内に配される。
【0064】
上記構成の電気掃除機30において、使用者が電源コードのプラグをコンセント(不図示)に差し込み、操作部16を操作すると電動送風機7が駆動される。これにより、吸引ノズル20の吸込口4から塵埃Dを含む空気が主通路21a、分割通路21b、21c内に流入する。この時、仕切壁25の下流端は流出口22の長手方向Aの幅W7内に配されるため、主通路21a、分割通路21b、21c内を流通した空気は流出口22に円滑に導かれる。
【0065】
主通路21a、分割通路21b、21c内を流通した空気は延長管33、連結管34及びホース32を順に流通した後に吸気口31を介して筐体2内に流入する。筐体2内に流入した空気中の塵埃Dは集塵部8で集塵される。これにより、床面F上を清掃することができる。
【0066】
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、キャニスター型の電気掃除機30でも吸引効率及び清掃効率を向上させることができる。
【0067】
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図17は第5実施形態の電気掃除機の斜視図である。説明の便宜上、前述の図1図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。第5実施形態ではロボット型の電気掃除機1に替えて、所謂スティック型の電気掃除機40を用いる点で第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
【0068】
電気掃除機40は下面及び上面に空気の吸気口41及び排気口5をそれぞれ開口する筐体2を備える。筐体2内には吸気口41と排気口5とを連結する空気通路6が形成される。空気通路6内には上流側から下流側に向かって集塵部8、フィルタ9及び電動送風機7が順に配される。また、電気掃除機40には第4実施形態と同様の電源コード(不図示)が設けられる。
【0069】
筐体2の上部には把持部35及び操作部16が設けられる。筐体2の吸気口41には棒状の吸引管47が接続される。吸引管47の上流端には吸引ノズル20が吸引管47に対して着脱可能に取り付けられる。なお、本実施形態の吸引ノズル20の構成は第4実施形態の吸引ノズル20と同様である。
【0070】
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、スティック型の電気掃除機40でも吸引効率及び清掃効率を向上させることができる。
【0071】
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図18は第6実施形態の電気掃除機の斜視図である。説明の便宜上、前述の図1図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。第6実施形態ではロボット型の電気掃除機1に替えて、所謂ハンディ型の電気掃除機50を用いる点で第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
【0072】
電気掃除機50の構成は第5実施形態の電気掃除機40から吸引管47を省いた構成と同様である。使用者は把持部35を把持して電気掃除機50で床面Fまたは机上(被清掃面)等を清掃することができる。
【0073】
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ハンディ型の電気掃除機50でも吸引効率及び清掃効率を向上させることができる。
【0074】
なお、第4実施形態〜第6実施形態の吸引ノズル20において、第1実施形態の仕切壁25に替えて、第2実施形態及び第3実施形態の仕切壁25と同様の仕切壁を設けてもよい。
【0075】
また、第4実施形態〜第6実施形態の吸引ノズル20において、吸込口4内に回転ブラシを設けてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明によると、吸引ノズル及びそれを備えた電気掃除機に利用することができる。
【符号の説明】
【0077】
1・・・電気掃除機、2・・・筐体、4・・・吸込口、4a・・・吸込口、4b・・・吸込口、4c・・・吸込口、5・・・排気口、6・・・空気通路、7・・・電動送風機、8・・・集塵部、9・・・フィルタ、11・・・電源供給部、15・・・表示部、16・・・操作部、19a・・・駆動輪、19b・・・従動輪、20・・・吸引ノズル、21・・・吸引通路、21a・・・主通路、21b・・・分割通路、21c・・・分割通路、25・・・仕切壁、25a・・・上流側垂直部、25b・・・第1湾曲部、25c・・・第2湾曲部、25d・・・下流側垂直部、25e・・・直線部、26・・・ハウジング、27・・・継手管、28a・・・上壁、28b・・・下壁、28c・・・側壁、28d・・・側壁、29・・・開口部、30・・・電気掃除機、31・・・吸気口、32・・・ホース、33・・・延長管、34・・・連結管、35・・・把持部、39・・・車輪、40・・・電気掃除機、41・・・吸気口、47・・・吸引管、50・・・電気掃除機、A・・・長手方向、D・・・塵埃、F・・・床面(被清掃面)、CT・・・中心線、S・・・矢印、W1・・・幅、W2・・・幅、W3・・・幅、W4・・・幅、W5・・・幅、W6・・・幅、W7・・・幅、W8・・・幅
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
図12
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図18