(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6708234
(24)【登録日】2020年5月25日
(45)【発行日】2020年6月10日
(54)【発明の名称】収納箱
(51)【国際特許分類】
B65D 83/08 20060101AFI20200601BHJP
B65D 5/56 20060101ALI20200601BHJP
B65D 5/72 20060101ALI20200601BHJP
A47K 10/20 20060101ALI20200601BHJP
A47K 10/42 20060101ALI20200601BHJP
【FI】
B65D83/08 A
B65D5/56 D
B65D5/72 A
A47K10/20 A
A47K10/42 A
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-166881(P2018-166881)
(22)【出願日】2018年9月6日
(65)【公開番号】特開2020-40669(P2020-40669A)
(43)【公開日】2020年3月19日
【審査請求日】2019年4月16日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000122298
【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】青山 晴菜
(72)【発明者】
【氏名】松永 智弘
【審査官】
長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】
中国実用新案第201399932(CN,Y)
【文献】
特開2010−013181(JP,A)
【文献】
特開2012−024548(JP,A)
【文献】
特開2016−016872(JP,A)
【文献】
特開2004−277975(JP,A)
【文献】
特開2005−053534(JP,A)
【文献】
特開2016−094215(JP,A)
【文献】
特開2004−261352(JP,A)
【文献】
特開2005−007575(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/08
B65D 5/56
B65D 5/72
A47K 10/20
A47K 10/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原紙によって構成される収納箱に衛生用紙を収納する収納箱であって、
前記収納箱の内面の少なくとも一部に、塗材が塗布されることで形成された塗布部を有し、
前記塗布部は、スムースター平滑度が30.0kPa以下であることを特徴とする収納箱。
【請求項2】
前記塗布部には、アクリル系またはスチレン系の塗材が塗布されることを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
【請求項3】
前記収納箱は、天面と底面と一対の短側面と一対の長側面を備えた略直方体を呈しており、前記一対の短側面の一面と前記天面とを接続する側辺と対向する前記短側面の前記一面の側辺から延出するタブを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の収納箱。
【請求項4】
前記原紙の坪量は、250g/m2以上、450g/m2以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の収納箱。
【請求項5】
前記原紙の厚みは、300μm以上、600μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の収納箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ティシュペーパーを収納する収納箱に関し、詳しくは、ティシュペーパーを積層した積層体を収納する収納箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、積層されたティシュペーパーを収納しそれらを分離して使用に供するとともに、それらが使い尽くされたときには、ユーザが、替えの積層ティシュペーパーを再収納して使用に供する収納箱が提供されている。
【0003】
特許文献1では、ティシュペーパーを収納箱に収納して収納箱の側面を閉める際、ティシュペーパーの積層体に収納箱の側面に備えられたフラップを差し込んでしまうのを防ぐために、収納箱の底面にフラップの挿入を案内するシートを設けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−53534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザがティシュペーパーの詰め替えをする収納箱の構成では、特許文献1のように底面にシートが設けられる場合、シートがティシュペーパーを収納箱に入れる際の抵抗となることがある。すなわち、収納箱の底面とシートの間に一部のティシュペーパーが入り込んでしまい、ユーザがティシュペーパーの積層体を収納箱へ収納し辛い場合がある。また、収納箱の内側の表面が粗い場合、これがティシュペーパーを収納箱に入れる際の抵抗となることもある。すなわち、積層体が収納箱の側面などに接触することで積層体と収納箱との間で強い摩擦力が発生することがあり、これによってユーザが入れにくいと感じることがある。
【0006】
よって、本発明の目的は、詰め替え用のティシュペーパーの積層体を収納箱に入れるときの抵抗が低減された収納箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
原紙によって構成される収納箱に衛生用紙を収納する収納箱であって、前記収納箱の内面の少なくとものスムースター平滑度が30.0kPa以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、収納箱に詰め替え用の積層体を容易に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る収納箱を示す斜視図である。
【
図2】
図1の収納箱の展開シートを示す下面図である。
【
図3】本発明の第1実施形態の変形例に係る収納箱を示す図であって、
図1の収納箱の展開シートを示す下面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態に係る収納箱に衛生用紙を収納する前の斜視図である。
【
図5】本発明の第1実施形態に係る収納箱に衛生用紙を収納している状態の斜視図である。
【
図6】本発明の第1実施形態に係る収納箱に衛生用紙を収納した斜視図である。
【
図7】本発明の第1実施形態に係る収納箱の斜視図である。
【
図8】本発明の第1実施形態に係る収納箱の製造時における梱包工程の外観図である。
【
図9】本発明の第2実施形態に係る収納箱の展開シートを示す下面図である。
【
図10】本発明の第2実施形態に係る収納箱を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0011】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る収納箱の斜視図である。また、
図2は、
図1の収納箱を展開した展開シートの下面図である。本実施形態の収納箱10には、ティシュペーパーPをポップアップ式に取出し可能に積層した積層体20(
図4参照)を収納する。
【0012】
収納箱10は、天面と底面と一対の短側面と一対の長側面を備えた略直方体である。天面1と対向する底面2と、天面1の長手方向側辺につながる第1長側面3と、天面1と底面2との間に位置する長手方向側辺につながる第2長側面4によって、長手方向の各面を形成している。すなわち、第1長側面3、天面1、第2長側面4、底面2の順に並び、底面2における第2長側面4側と反対側に設けられた糊しろ8が第1長側面3と接合され、収納箱10が形成されている。また、展開シート10aにおいて、本実施形態の収納箱10の天面1、底面2、第1長側面3、第2長側面4の各内側(収納箱10の内面)には、コート剤を塗布することによって、それぞれ、塗布部1b、2b、3b、4bが形成される。天面1については、後述の取出し口11を除いた内側の面に塗布部1bが形成され、底面2、第1長側面3、第2長側面4については、内側の全面に、それぞれ、塗布部2b、3b、4bが形成されている。本発明では、これに限られず、収納箱10の内面の少なくとも一部に塗布部を形成してもよい。
【0013】
図3は、本発明の第1実施形態の変形例に係る収納箱を示す図であって、
図1の収納箱の展開シートを示す下面図である。展開シート10bにおいて、本実施形態の収納箱10の天面1、底面2、第1長側面3、第2長側面4の各内側には、各面の一方の短手方向側辺からもう一方の短手方向側辺に亘って、所定の幅、かつ、所定の間隔でコート剤を塗布することによって、それぞれ、塗布部1b、1c、2b、3b、4bが形成される。特に、天面1については、一対の塗布部1bは、天面1の短手方向側辺から後述する取出し口11の短手方向側辺に亘って形成される。また、一対の塗布部1cは、天面1の短手方向側辺からもう一方の短手方向側辺に亘っており、取出し口11の長手方向側辺に沿うように形成される。本発明は、塗布部として、各面の全面や所定の幅かつ所定の間隔に形成したが、これに限らず、後述する各短側面の内側や内フラップにも形成してもよい。また、塗布部は、デザイン性があるように形成してもよい。塗布方法については、公知のものを採用できる。
【0014】
そして、天面1の短手方向側辺につながる第1短側面5と、第1短側面5と対向するように天面1の短手方向側辺につながる第2短側面5と、第1長側面3の短手方向側辺につながる内フラップ6と、第2長側面4の短手方向側辺につながる内フラップ7とによって、短手方向の各面を形成している。さらに、第1短側面5の短手方向側辺につながる天面1の短手方向側辺と対向する側辺からタブ15が延出している。そして、第1長側面3、天面1、第2長側面4、底面2、糊しろ8のそれぞれの境界には、折り曲げるための折り曲げ線が形成されている。第1長側面3と天面1との境界には、第1折り曲げ線L1が形成されている。そして、天面1と第2長側面4との境界には、第2折り曲げ線L2が形成されている。また、第2長側面4と底面2との境界には、第3折り曲げ線L3が形成されている。さらに、底面2と糊しろ8との境界には、第4折り曲げ線L4が形成されている。したがって、各面を折り返し、貼り合せることで収納箱10を形成している。
【0015】
また、収納箱10の天面1の中央には、収納箱10に収納されているティシュペーパーPを取り出すための取出し口11を形成するミシン目11aが設けられており、天面1の内側にプラスチック製のフィルム12が貼付されている。フィルム12によって、ホコリ等が収納箱10に侵入しないように閉塞されている。さらに、フィルム12には、取出し口11の長手方向に沿ってスリット12aが形成されており、このスリット12aを介してティシュペーパーPを取り出すことができる。
【0016】
さらに、本実施形態の収納箱10は、内フラップ6及び7を内側に折り曲げ、内フラップ6及び7と底面2とからなる空間に、タブ15を押し込むことで第1短側面5および第2短側面5を形成している。天面1と第1短側面5および第2短側面5と接続されているため、天面1から底面2の方向に対して強度を保つことができる。また、本実施形態の収納箱10は、上述したように、タブ15を押し込むことで第1短側面5及び第2短側面5を形成しているため、押し込んだタブ15を引き抜き、第1短側面5および第2短側面5、内フラップ6及び7を外側に折り返すことで開口状態となり、新たな積層体20を挿入することができる。
【0017】
本実施形態の収納箱10の素材となる原紙としては、例えば、古紙パルプ等の各種のパルプを原料とする公知の紙素材などである。そして、本実施形態の収納箱10に用いる原紙の坪量は、250g/m
2以上、450g/m
2以下である。また、原紙の厚みは、300μm以上、600μm以下である。原紙の厚みが300μm未満であると、耐久性が低下し、すぐに収納箱にした時に潰れやすくなってしまう。また、原紙の厚みが600μmを超えると収納箱との耐久性には優れるが、厚みが増加することで収納箱を形成する際に折りにくくなってしまう。
【0018】
本実施形態の収納箱10の内面に塗布するコート剤、インクなどの塗料、などの塗材は、アクリル系またはスチレン系である。収納箱10の内面にコート剤を塗布することで、収納箱10の内面の製造時やユーザによる詰め替え用の積層体20を収納箱10に良好に収納することができる。例えば、アクリル系としては、アクリル酸やメタクリル酸樹脂等が挙げられる。なお、本実施形態では、コート剤はアクリル系またはスチレン系を用いているが、これらには限らない。
【0019】
ここで、本実施形態の収納箱10の内面の少なくとも一部は、JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No.5−1に規定した方法で測定したスムースター平滑度を、30.0kPa以下にすることが有用である。スムースター平滑度を30.0kPaを越えると、収納箱10の内面の平滑が粗くなる。スムースター平滑度の範囲として、好ましくは、上限が25.0kPa以下であり、下限が1.0kPa以上である。更に好ましくは、下限については、8.0kPa以上である。
【0020】
なお、スムースター平滑度は、JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.5−1に準拠して以下の方法で測定することができる。
(1)収納箱の原紙を60mm四方で形成した試験片とし、内面側を上に向け、平滑度測定台上に載せる。
(2)平滑度測定用ヘッドを試験片上に載せ、平滑度測定用ヘッドの横穴(空気流入口)を押さえる。
(3)約5秒経過後、横穴を開放し、測定管の水銀柱を測定する。
【0021】
そして、本実施形態の収納箱の内面の少なくとも一部の表面粗さRaが0.8μm以下であることが好ましい。表面粗さRaが0.8μm以下の内面では、好適な平滑性を得ることができる。
【0022】
また、本実施形態の収納箱の内面の少なくとも一部の静摩擦係数は、JIS P8147紙及び板紙‐静及び動摩擦係数の測定方法に規定した方法で測定し、0.10以上、0.40以下であることが有効である。更に好ましくは静摩擦係数が0.15以上、0.30以下である。
【0023】
なお、静摩擦係数は、JIS P8147に準拠して以下の方法で測定することができる。
(1)収納箱の原紙を50mm四方で形成した試験片とし傾斜板に貼り付ける。
(2)ティシュペーパーを50mm四方で切り取って試験紙とし、200gの接触子に巻き付ける。また、ティシュペーパーの試験片が巻き付けられた接触子を、傾斜板に貼り付けられている原紙の試験片の上に載せる。
(3)傾斜板を水平状体から6度/秒で傾け、接触子が滑り落ちる角度を測定する。
(4)上記角度の測定を5回行い、その平均角度を算出する。求められた平均角度のタンジェントを、静摩擦係数とする。
【0024】
図4から
図7を用いて、収納箱10に積層体20を収納することについて説明する。
【0025】
先ず、天面1、第1長側面3、第2長側面4、底面2、糊しろ8をそれぞれ折り返し、糊しろ8と第1長側面3を接着剤などで貼り合わせ、四角柱状の筒状にし(
図4参照)、ティシュペーパーPを積層した積層体20を収納する(
図5参照)。そして、
図6のように、積層体20を収納箱10に収納したら、第2短側面5側の内フラップ6及び7を内側に折り返す。第1短側面5側の内フラップ6および7も折り返し、第1短側面5のタブ15および第2短側面5のタブ15をそれぞれ折り返したら、内フラップ6及び7と底面2からなる空間にタブ15を差し込み、内フラップ6及び7と第1短側面5及び第2短側面5がそれぞれ重なり合うことで閉止され、
図1のような収納箱10に積層体20が収納される。
【0026】
また、収納箱10を製造する製造時において、収納箱10に積層体20を収納する工程の一例について、
図8を用いて、説明する。
【0027】
収納箱10に積層体20を収納する工程は、切断された積層体20を収納箱10内に収納する工程である。この収納箱10に積層体20を収納する工程には、切断された積層体20を一定間隔で搬送する積層体搬送ラインと、この積層体搬送ラインと同期して空の収納箱10を一定間隔で搬送する収納箱搬送ラインとが平行に配されている。収納箱搬送ラインには、搬送コンベア27が備えられており、収納箱搬送ラインに1つずつ送り込まれる収納箱10は、あらかじめつぶされた折りたたみ状態にある。この状態から、収納箱10の第1長側面3および第2長側面4を垂直に起立させ、積層体20が収納される空間Rを形成する。この場合、収納箱10の天面1および底面2と第1長側面3および第2長側面4の短手方向には、収納箱の短側面を封止するための第1短側面5および第2短側面5と内フラップ6、7が開いた状態となっている。積層体20を収納箱10の空間R内に差し入れる場合、収納箱10の左右何れか一方側に位置する第1短側面5または第2短側面5を開いた状態で挿入する。
図4に示す第1短側面5および第2短側面5の開閉状態は、収納箱搬送ラインに沿って配設された短側面開閉手段によって操作される。この短側面開閉手段は、公知の構成を持つものを採用する。積層体20は、収納箱10の左右の短側面のうち積層体搬送ラインと対向する側から押し棒32によって収納箱10の空間R内に押し込まれる。
【0028】
なお、本実施形態では、積層体20を収納箱10の空間R内に押し込む場合、積層体20が挿入される側の反対側に位置する内フラップ6、7を内側に折り曲げ、他のすべての内フラップ6、7と第1短側面5および第2短側面5を外側に開いた状態にしている。そして、積層体20が挿入された側の内フラップ6、7を内側に折り曲げ、第1短側面5および第2短側面5に延在するタブ15を内側に折り曲げ、内フラップ6,7と底面2とからなる空間にタブ15を差し込み、内フラップ6、7と第1短側面5および第2短側面5がそれぞれ重なり合うことで閉止される。
【0029】
このように、本発明の実施形態の収納箱によれば、その内面のスムースター平滑度を30.0kPa以下にすることで、滑らかになり、積層体を収納箱に入れるときに受ける抵抗を小さくすることができる。その結果、収納工程での作業効率を向上させることができる。さらに、紙粉の発生を低減することもできる。
【0030】
(第2実施形態)
続いて、
図9および
図10を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る収納箱の展開シートの下面図である。第2実施形態では、天面1の短手方向側辺につながる外フラップ16と、底面2の短手方向側面につながる外フラップ17と、第1長側面3の短手方向側辺につながる内フラップ6と、第2長側面4の短手方向側辺につながる内フラップ7とによって、短手方向の各面を形成している。
【0031】
収納箱10に積層体20を収納するには、先ず、第1実施形態と同様に、天面1、第1長側面3、第2長側面4、底面2、糊しろ8をそれぞれ折り返し、糊しろ8と第1長側面3を接着剤などで貼り合わせ、四角柱状の筒状にし、ティシュペーパーPを積層した積層体20を収納する。そして、積層体20を収納箱10に収納したら、内フラップ6及び7を内側にそれぞれ折り返す。底面2の短手方向側辺につながる外フラップ17をそれぞれ内側に折り返し、天面1の短手方向側辺につながる外フラップ16をそれぞれ内側に折り返し、内フラップ6及び7の上に重ねて折り曲げられて、端面が形成される。よって、
図10に示すように、収納箱10に積層体20が収納される。
【0032】
このように、本実施形態においても、収納箱の内面のスムースター平滑度を30.0kPa以下にすることで積層体を容易に挿入することができる。
【0033】
なお、本発明は、上述した実施形態に限られること無く、適宜の変形、修正および代替などが可能である。例えば、本実施形態では、一対の短側面を天面と接続したが、短側面の一方を天面と接続し、もう一方を対向するように底面と接続するようにしてもよい。また、タブと各短側面とを接続している折り返し線に切り込みを入れ、切り込み部分と閉止した際に内フラップとが係合するようにし、抜けにくくするようにしてもよい。さらに、長側面の一部を切り抜いてデザインを付与したり、積層体の残量を可視化するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 天面
1b 塗布部
1c 塗布部
2 底面
2b 塗布部
3 第1長側面
3b 塗布部
4 第2長側面
4b 塗布部
5 第1短側面、第2短側面
6 内フラップ
7 内フラップ
8 糊しろ
10 収納箱
11 取り出し口
11a ミシン目
12 フィルム
12a スリット
15 タブ
16 外フラップ
17 外フラップ
20 積層体