特許第6708549号(P6708549)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6708549ケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6708549
(24)【登録日】2020年5月25日
(45)【発行日】2020年6月10日
(54)【発明の名称】ケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造
(51)【国際特許分類】
   A45C 13/00 20060101AFI20200601BHJP
【FI】
   A45C13/00 Z
【請求項の数】9
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-543630(P2016-543630)
(86)(22)【出願日】2016年4月7日
(65)【公表番号】特表2018-531627(P2018-531627A)
(43)【公表日】2018年11月1日
(86)【国際出願番号】CN2016078630
(87)【国際公開番号】WO2017075941
(87)【国際公開日】20170511
【審査請求日】2018年8月9日
(31)【優先権主張番号】201510740010.3
(32)【優先日】2015年11月4日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516192512
【氏名又は名称】晋江市坤芸塑料製品有限会社
【氏名又は名称原語表記】JINJIANG KUNYI PLASTIC PRODUCTS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】何漢迎
【審査官】 新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第2520716(CN,Y)
【文献】 特開2014−182268(JP,A)
【文献】 特開2013−249615(JP,A)
【文献】 特開2011−102629(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3181756(JP,U)
【文献】 中国実用新案第200941879(CN,Y)
【文献】 中国実用新案第201668083(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45C 13/00
A45C 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造であって、
スイッチ本体、弾性部材、挿脚部及びストッパーを備え、
前記スイッチ本体には、側面に開口が設けられたキャビティ、前記スイッチ本体の頂部から下へ前記キャビティまで延伸する垂直ガイド機構及び上面に設けられた凹溝が設けられ、前記弾性部材は前記凹溝内に設けられ、
前記挿脚部は、スライド部、受力部及びバックルを有し、前記受力部は前記弾性部材の頂部に位置し、前記スライド部は、前記受力部から下へ延伸し、前記垂直ガイド機構を通って前記開口の側部まで延伸し、且つ、垂直方向のみに沿って移動することができ、前記バックルは前記スライド部の底端に位置し、
前記ストッパーは、前記キャビティ内に設けられているとともに前記開口を介して前記キャビティから突出することができ、前記ストッパーの前記スライド部に向かう側部にスライド溝が設けられ、前記スライド溝は上部の垂直部及び下部の傾斜部を有し、前記傾斜部は下から上へ前記開口から離れる方向に傾斜し、前記傾斜部の頂部は前記垂直部の底部に連結され、前記バックルは前記スライド溝内に挿入され
前記受力部が押圧されていないとき、前記弾性部材は前記受力部により前記挿脚部全体を押し上げ、前記バックルは前記垂直部の先端に位置し、前記ストッパーは前記開口から突出することを特徴とするケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項2】
前記垂直ガイド機構はガイド溝であり、前記ガイド溝は前記スイッチ本体の頂部から底部まで延伸し、前記キャビティに連通していることを特徴とする請求項1に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項3】
前記垂直ガイド機構は2つであり、且つ、前記キャビティに対して対称設置され、前記スライド部も2つであり、前記受力部の両側に対称設置され、各前記スライド部はそれぞれ一つの前記垂直ガイド機構内に入り、各前記スライド部にいずれも前記バックルが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項4】
前記スライド部、前記受力部及び前記バックルは、「Π」形の挿脚部を構成することを特徴とする請求項3に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項5】
前記ストッパーの、前記開口に向かう一方の側にストッパー突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項6】
前記弾性部材はバネであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項7】
前記ストッパーは金属材質であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項8】
前記挿脚部はプラスチック材質であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【請求項9】
前記スイッチ本体はプラスチック材質であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は旅行用品の分野に関し、特にケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、自在輪付きのプルロッドケース及びプルロッドバッグは、既に人々が旅に出かける際に必要なものになっている。普通なプルロッドケース及びプルロッドバッグのプルロッドは、スイッチのストッパーが外力によって内へ退避しやすく、特に使用者がプルロッドケース又はプルロッドバッグをプッシュしながら歩いたり、プルロッドケース又はプルロッドバッグに寄りかかって休憩したりする時、プルロッドが退避したり折れたりしやすく、プルロッドの使用寿命に影響するだけでなく、プルロッドケース及びプルロッドバッグの使用者に対して、命に関わる危険性をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造を提供し、上記問題を効果的に解決することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明により提供されるケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造は、スイッチ本体、弾性部材、挿脚部及びストッパーを備え、前記スイッチ本体には、側面に開口が設けられたキャビティ、前記スイッチ本体の頂部から下へ前記キャビティまで延伸する垂直ガイド機構及び上面に設けられた凹溝が設けられ、前記弾性部材は前記凹溝内に設けられ、前記挿脚部は、スライド部、受力部及びバックルを有し、前記受力部は前記弾性部材の頂部に位置し、前記スライド部は、前記受力部から下へ延伸し、前記垂直ガイド機構を通って前記開口の側部まで延伸し、且つ、垂直方向のみに沿って移動することができ、前記バックルは前記スライド部の底端に位置し、前記ストッパーは前記キャビティ内に設けられているとともに、前記開口を介して前記キャビティから突出することができ、前記ストッパーの、前記スライド部に向かう側部にスライド溝が設けられ、前記スライド溝は上部の垂直部及び下部の傾斜部を有し、前記傾斜部は下から上へ前記開口から離れる方向に傾斜し、前記傾斜部の頂部は前記垂直部の底部に連結され、前記バックルは前記スライド溝内に挿入されている。
【0005】
好ましくは、前記ガイド機構はガイド溝であり、前記ガイド溝は前記スイッチ本体の頂部から底部まで延伸し、前記キャビティに連通している。
【0006】
好ましくは、前記垂直ガイド機構は2つであり、且つ、前記キャビティに対して対称設置され、前記スライド部も2つであり、前記受力部の両側に対称設置され、各前記スライド部はそれぞれ一つの前記垂直ガイド機構内に入り、各前記スライド部にいずれも前記バックルが設けられている。
【0007】
好ましくは、前記スライド部、前記受力部及び前記バックルは、「Π」形の挿脚部を構成する。
【0008】
好ましくは、前記ストッパーの、前記開口に向かう一方の側にストッパー突起が設けられている。
【0009】
好ましくは、前記弾性部材はバネである。
【0010】
好ましくは、前記ストッパーは金属材質である。
【0011】
好ましくは、前記挿脚部はプラスチック材質である。
【0012】
好ましくは、前記スイッチ本体はプラスチック材質である。
【発明の効果】
【0013】
本発明により提供される技術方案は、以下の有益な効果を奏することができる。
【0014】
本発明により提供されるケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造は、凹溝内に設けられた弾性部材で挿脚部に押し当てることで、ストッパーを常に突出状態とすることができ、ストッパーが外力によってキャビティ内に退避することなく、安全性を向上させる。
【0015】
理解すべきなのは、以上の一般的な記載及び以下の詳細な記載は例示的なものに過ぎず、本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例により提供されるケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造が自然状態にある場合の全体構造を示す模式図である。
図2】本発明の実施例により提供される挿脚部の構造を示す模式図である。
図3】本発明の実施例により提供されるストッパーの構造を示す模式図である。
図4図1の側面視内部構造を示す模式図である。
図5】本発明の実施例により提供されるケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造が押圧されている状態にある場合の全体構造を示す模式図である。
図6図5の側面視内部構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ここの図面は、明細書に含まれており、本明細書の一部を構成し、本発明に適切な実施例を示し、明細書とともに本発明の原理を解釈するためのものである。
【0018】
以下、具体的な実施例に基づき、図面を参照しながら本発明を更に詳しく説明する。名細書に記載の「前」、「後ろ」、「左」、「右」、「上」、「下」はいずれも図面におけるケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造の配置状態を基準とする。
【0019】
図1に示すように、本発明の実施例は、スイッチ本体1、弾性部材2、挿脚部3及びストッパー4を備えるケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造を提供する。スイッチ本体1には、頂部から下へ延伸する垂直ガイド機構5が設けられ、スイッチ本体1に、側面に開口が設けられたキャビティ6が設けられ、垂直ガイド機構5は、キャビティ6まで延伸する。また、スイッチ本体1の上面に凹溝7がさらに設けられ、弾性部材2は凹溝7内に設けられている。
【0020】
図2に示すように、挿脚部3は、スライド部30、受力部32及びバックル34を有し、受力部32は弾性部材2の頂部に位置し、スライド部30は、受力部32から下へ延伸し、垂直ガイド機構5を通って開口の側部まで延伸する。垂直ガイド機構5による制限によって、スライド部30は垂直方向のみに沿って移動することができ、バックル34はスライド部30の底端に位置する。
【0021】
ストッパー4はキャビティ6内に設けられているとともに、開口を介してキャビティ6から突出することができ、ストッパー4の、スライド部30に向かう側部にスライド溝8が設けられている。図3に示すように、スライド溝8は上部の垂直部80及び下部の傾斜部82を有し、傾斜部82は下から上へ開口から離れる方向に傾斜し、傾斜部82の頂部は垂直部80の底部に連結され、バックル34はスライド溝内に挿入されている。
【0022】
図1及び図4に示すように、自然状態において、弾性部材2は、受力部32により挿脚部3全体を押し上げ、バックル34は垂直部80の先端の近くに位置し、このとき、ストッパー4は開口から突出する状態にあり、挿脚部3が垂直方向のみに沿って移動することができ、ストッパー4の動く方向が挿脚部3に垂直するため、ストッパー4は挿脚部3を押して動かすことができず、挿脚部3は、ストッパー4が退避することを制限し、ケース及びバッグのプルロッドは常に突出状態にある。
【0023】
図5及び図6に示すように、プルロッドを収納し、又は調整する必要がある時、受力部32が押圧されると、挿脚部3は下へ移動し、それとともに、バックル34も垂直部80に沿って下へスライドし、バックル34が傾斜部82まで移動したとき、傾斜部82が斜め方向に設けられているため、バックル34の垂直移動は、ストッパー4をキャビティ6の内部へ退避させる。
【0024】
したがって、受力部32が押圧されない限り、ストッパー4は外力によってキャビティ内へ退避することがなく、ケース及びバッグのプルロッドの使用寿命及び使用上の安全性を効果的に向上させる。
【0025】
弾性部材2として、バネを用いることができ、この場合、バネの構造に合わせるように、凹溝7を円形凹溝にしてもよい。
【0026】
本実施例において、挿脚部3の装着を便利にするために、垂直ガイド機構5をガイド溝として設置してもよく、ガイド溝はスイッチ本体1の頂部から底部まで延伸し、キャビティに連通している。このように、挿脚部3のスライド部30は、直接にスイッチ本体1の頂部から入ることができ、バックル34を側面の方向にスライド溝内に入れることができる。
【0027】
ストッパー4の両側が受ける力を均衡にするために、好ましくは、垂直ガイド機構5は2つであり、且つキャビティ6に対して対称設置され、スライド部30も2つであり、受力部32の両側に対称設置され、各スライド部30はそれぞれ一つの垂直ガイド機構5内に入り、各スライド部30にいずれもバックル34が設けられている。ここで、スライド部30、受力部32及びバックル34は「Π」形の挿脚部を構成することができる(図2を参照)。また、装着を便利にするために、挿脚部3としては、一定の弾性を有するプラスチック材質を用いることができる。
【0028】
図3に示すように、体積を小さくするために、ストッパー4の、開口に向かう一方の側に一つのストッパー突起40を設けてもよく、ストッパー4は常にキャビティ6の内部に位置することができ、ストッパー突起40がキャビティ6から突出することにより、プルロッドを止めることができる。強度を高めるために、ストッパー4としては、金属材質を用いることができ、スイッチ本体1としては、プルロッドを引いたり、収納したりする際に管の内壁との摩擦による音が低いプラスチック材質を用いることができる。
【0029】
本発明により提供されるケース及びバッグのプルロッドスイッチの改良構造は、ケース及びバッグのプルロッドの使用寿命及び安全性を向上させ、構造が簡単であり、使用が便利である。
【0030】
以上に記載されたものは本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者にとって、本発明に各種の修正や変更を行うことができる。本発明の精神と原則から逸脱しない限り、行われた補正、等価置換や改良などは、すべて本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0031】
1 スイッチ本体
2 弾性部材
3 挿脚部
30 スライド部
32 受力部
34 バックル
4 ストッパー
40 ストッパー突起
5 垂直ガイド機構
6 キャビティ
7 凹溝
8 スライド溝
80 垂直部
82 傾斜部
図1
図2
図3
図4
図5
図6