(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記多数のタッチラインと前記多数のタッチリンクラインを電気的に連結し、前記多数のタッチラインの上に位置するジャンピングパターンをさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の表示装置。
前記タッチ駆動回路と前記多数のタッチリンクラインを電気的に連結し、前記多数のタッチラインの上に位置するタッチ連結パターンをさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の表示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このような背景から本発明の実施例の目的は、タッチセンシング関連配線の断線又は損傷を防止することができる配線構造を有する表示装置及び表示パネルを提供することにある。
【0010】
本発明の実施例の他の目的は、アクティブ領域に配置されたタッチラインとノンアクティブ領域に連結されたタッチ駆動回路を電気的に連結するためのタッチリンクラインがノンアクティブ領域に配置され、このようなノンアクティブ領域でのタッチリンクラインの断線や損傷を防止することができるリンク構造を有する表示装置及び表示パネルを提供することにある。
【0011】
本発明の実施例のまた他の目的は、配線物質種類の制限にもかかわらず、データ駆動及びタッチ駆動(タッチセンシング)のための主要信号配線のライン欠陥を防止することができる積層構造を有する表示装置及び表示パネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の実施例は、多数のデータライン及び多数のゲートラインが配置され、多数のタッチ電極が配置され、多数のタッチ電極と電気的に連結された多数のタッチラインが配置された表示パネルと、多数のデータラインを駆動するデータ駆動回路と、多数のタッチ電極を駆動するタッチ駆動回路と、を含む表示装置を提供することができる。
【0013】
このような表示装置で、表示パネルは、アクティブ領域とアクティブ領域の外郭領域であるノンアクティブ領域とを含んでいてもよい。
【0014】
アクティブ領域には、多数のデータライン、多数のゲートライン、多数のタッチ電極及び多数のタッチラインが配置されることができる。
【0015】
ノンアクティブ領域には、多数のデータラインとデータ駆動回路を電気的に連結する多数のデータリンクラインが配置され、多数のタッチラインとタッチ駆動回路を電気的に連結する多数のタッチリンクラインが配置されることができる。
【0016】
多数のタッチラインと多数のタッチリンクラインは、互いに異なる物質であってもよい。
【0017】
多数のタッチラインは、平坦化層の上に位置し、多数のタッチリンクラインは、平坦化層の下に位置することができる。
【0018】
多数のタッチリンクラインは、多数のデータラインと同一の物質であってもよい。
【0019】
アクティブ領域で、多数のデータラインと多数のタッチラインは、互いに異なる物質であってもよい。
【0020】
ノンアクティブ領域で、多数のデータリンクラインと多数のタッチリンクラインは、互いに異なる物質であってもよい。
【0021】
表示パネルは、第1導電物質からなる第1導電物質層と、第2導電物質からなる第2導電物質層と、第3導電物質からなる第3導電物質層と、を含み、第1導電物質、第2導電物質及び第3導電物質は、互いに異なる物質であってもよい。
【0022】
平坦化層は、第1導電物質層及び第2導電物質層の上に位置し、第3導電物質層の下に位置することができる。
【0023】
多数のタッチ電極は、平坦化層の上に位置することができる。
【0024】
多数のデータリンクラインは、第1導電物質で構成され、多数のデータラインは、第2導電物質で構成され、多数のタッチラインは、第3導電物質で構成され、多数のタッチリンクラインは、第2導電物質で構成されることができる。
【0025】
他の側面で、本発明の実施例は、アクティブ領域に配置された多数のデータラインと、アクティブ領域に配置された多数のタッチ電極と、アクティブ領域に配置されて多数のタッチ電極と電気的に連結された多数のタッチラインと、アクティブ領域の外郭領域であるノンアクティブ領域に配置されて多数のデータラインと電気的に連結された多数のデータリンクラインと、ノンアクティブ領域に配置されて多数のタッチラインと電気的に連結された多数のタッチリンクラインと、を含む表示パネルを提供することができる。
【0026】
このような表示パネルで、多数のタッチラインと多数のタッチリンクラインは、互いに異なる物質であってもよい。
【0027】
表示パネルで、多数のタッチラインは、平坦化層の上に位置し、多数のタッチリンクラインは、平坦化層の下に位置することができる。
【0028】
また他の側面で、本発明の実施例は、第1基板と、第1基板に対向する第2基板と、を含む表示装置を提供することができる。
【0029】
第1基板は、第2基板より拡張されることができる。
【0030】
第1基板のアクティブ領域には、タッチ駆動信号が印加されるタッチ電極と、タッチ電極と電気的に連結されたタッチラインと、が配置されることができる。
【0031】
第1基板のアクティブ領域の外郭領域であるノンアクティブ領域には、タッチラインとタッチパッドを電気的に連結するタッチリンクラインが配置されることができる。
【0032】
タッチリンクラインは、タッチラインと互いに異なる物質からなってもよい。
【0033】
第1基板上には、平坦化層が位置し、タッチラインは、アクティブ領域で平坦化層の上に位置し、タッチリンクラインは、ノンアクティブ領域で平坦化層の下部に位置することができる。
【0034】
タッチリンクラインは、一つの例示で、ソース−ドレイン物質であってもよい。
【0035】
また他の側面で、本発明の実施例は、画像を表示するアクティブ領域とアクティブ領域の外郭領域であるノンアクティブ領域とで構成される第1基板及び第1基板と対向する第2基板と、第1基板上で互いに交差して画素を区画する多数のゲートライン及び多数のデータラインと、第1基板上のアクティブ領域で少なくとも一つの画素とそれぞれ重畳される多数のタッチ電極及び多数のタッチ電極と電気的に連結される多数のタッチラインと、第1基板上のノンアクティブ領域に配置されるか電気的に連結されて多数のデータラインを駆動するデータ駆動回路及び多数のタッチ電極を駆動するタッチ駆動回路と、を含む表示装置を提供することができる。
【0036】
このような表示装置は、第1基板上のノンアクティブ領域に配置され、多数のデータラインとデータ駆動回路を電気的に連結する多数のデータリンクラインと、第1基板上のノンアクティブ領域に配置され、多数のタッチラインとタッチ駆動回路を電気的に連結する多数のタッチリンクラインと、をさらに含んでいてもよい。
【0037】
多数のタッチラインと多数のタッチリンクラインは、互いに異なる物質で構成され、互いに異なる層に配置されることができる。
【0038】
多数のデータライン及び多数のタッチリンクラインは、多数のゲートライン及び多数のデータリンクライン上に位置し、多数のタッチラインは、多数のデータライン及び多数のタッチリンクライン上に位置することができる。
【0039】
表示装置は、多数のタッチラインと多数のデータラインとの間又は多数のタッチラインと多数のタッチリンクラインとの間に平坦化層をさらに含んでいてもよい。
【発明の効果】
【0040】
本発明の実施例によると、タッチセンシング関連配線の断線又は損傷を防止することができる配線構造を有する表示装置及び表示パネルを提供することができる。
【0041】
本発明の実施例によると、アクティブ領域に配置されたタッチラインとノンアクティブ領域に連結されたタッチ駆動回路を電気的に連結するためのタッチリンクラインがノンアクティブ領域に配置され、このようなノンアクティブ領域でのタッチリンクラインの断線や損傷を防止することができるリンク構造を有する表示装置及び表示パネルを提供することができる。
【0042】
本発明の実施例によると、配線物質の種類の制限にもかかわらず、データ駆動及びタッチ駆動(タッチセンシング)のための主要信号配線のライン欠陥を防止することができる積層構造を有する表示装置及び表示パネルを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、本発明の一部実施例を例示的な図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付与するにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されてもなるべく同一の符号を有することができる。また、本発明を説明するにおいて、関連された公知構成又は機能に対する具体的な説明が本発明の要旨と直接関連しないと判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0045】
また、本発明の構成要素の説明において、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって該当構成要素の本質、順番、順序又は個数などが限定されない。いかなる構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載した場合、その構成要素はその他の構成要素に直接的に連結されるか又は接続されることができるが、各構成要素の間に他の構成要素が「介在」されるか、各構成要素が他の構成要素を通じて「連結」、「結合」又は「接続」されることも可能であると理解すべきである。
【0046】
図1は、本発明の実施例による表示装置100の概略的なシステム構成図である。
【0047】
本発明の実施例による表示装置100は、映像を表示するためのディスプレイ機能(Display Function)と、指、ペンなどのポインタによるタッチを感知するタッチセンシング機能(Touch Function)と、を提供することができる。
【0048】
本発明の実施例による表示装置100は、ディスプレイ機能を提供するために、多数のデータラインDL及び多数のゲートラインGLが配置された表示パネル110と、多数のデータラインDLを駆動するデータ駆動回路120と、多数のゲートラインGLを駆動するゲート駆動回路130と、データ駆動回路120及びゲート駆動回路130の駆動動作を制御するコントローラ140などを含むことができる。
【0049】
表示パネル110には、多数のデータラインDLと多数のゲートラインGLにより定義できる多数のサブピクセルSPが配列されることができる。表示パネル110は、映像表示領域に該当するアクティブ領域AAと、その外郭領域であるノンアクティブ領域NAと、を含むことができる。
【0050】
データ駆動回路120は、多数のデータラインDLでデータ電圧を供給することができる。ゲート駆動回路130は、多数のゲートラインGLでゲート信号(スキャン信号)を順次に供給することができる。
【0051】
コントローラ140は、データ駆動回路120及びゲート駆動回路130の駆動動作を制御するために、データ駆動回路120及びゲート駆動回路130にそれぞれ制御信号を出力することができる。また、コントローラ140は、データ駆動回路120に映像データを提供することができる。
【0052】
本発明の実施例による表示装置100は、自己容量(Self−Capacitance)に基盤してタッチをセンシングしてもよく、相互容量(Mutual−Capacitance)に基盤してタッチをセンシングしてもよい。
【0053】
以下、説明の便宜のために、本発明の実施例による表示装置100は、自己容量に基盤してタッチをセンシングし、それに合わせる形態又は配置方式によって多数のタッチ電極TEが表示パネル110に配置された場合を例に挙げて説明する。
【0054】
本発明の実施例による表示装置100は、タッチセンシング機能を行うために、多数のタッチ電極TEと、多数のタッチ電極TEのうち少なくとも一つを駆動するタッチ駆動回路150と、タッチ有無及び/又はタッチ位置を決定するタッチプロセッサ160などを含むことができる。
【0055】
多数のタッチ電極TEは、タッチセンサー(Touch Sensor)に該当し、表示パネル110に内蔵することができる。すなわち、表示パネル110は、タッチパネル内蔵型であってもよい。
【0056】
多数のタッチ電極TEは、表示パネル110のアクティブ領域AA内に配置されることができる。場合によっては、多数のタッチ電極TEのうち最外郭に位置するタッチ電極は、表示パネル110のノンアクティブ領域NAまで拡張されるか、ノンアクティブ領域NAに位置してもよい。
【0057】
タッチ駆動回路150は、多数のタッチ電極TEを駆動するために、多数のタッチ電極TEにタッチ駆動信号TDSを供給し、タッチ駆動信号TDSが供給された各タッチ電極TEからタッチセンシング信号TSSを受信することができる。
【0058】
タッチ駆動回路150は、受信したタッチセンシング信号TSSに基づいて生成されたセンシングデータをタッチプロセッサ160に提供することができる。
【0059】
タッチプロセッサ160は、センシングデータを用いてタッチアルゴリズム(タッチ感知処理)を行い、これを通じてタッチ有無及び/又はタッチ位置を決定することができる。
【0060】
1個のタッチ電極TEは、1個のサブピクセルSPのサイズより大きくてもよい。すなわち、1個のタッチ電極TEは、複数個のサブピクセルSPが占める領域のサイズに対応するかそれより大きいサイズを有することができる。例えば、1個のタッチ電極TE(単位タッチ電極)は、1個のサブピクセルSPより数倍〜数百倍のサイズを有することができる。
【0061】
タッチ電極のサイズとサブピクセルのサイズ間の割合は、タッチ感知効率及び性能、又はタッチ感知によるディスプレイ影響などを総合的に考慮して調節できる。
【0062】
また、1個のタッチ電極TEは、開口部(オープン領域)がない電極であってもよく、一つ以上の開口部がある電極(例:メッシュタイプの電極)であってもよい。
【0063】
図2は、本発明の実施例による表示装置100のデータ駆動構造を示した図である。
【0064】
図2を参照すると、データ駆動のために、表示パネル110には、多数のデータラインDL、多数のデータリンクラインDLL及び多数のデータパッドDPなどのデータ信号伝達構造が配置される。
【0065】
データ駆動回路120は、このようなデータ信号伝達構造によりデータ信号(データ電圧)を供給する。
【0066】
データ駆動回路120から出力されたデータ信号(データ電圧)は、データパッドDP、データリンクラインDLL及びデータラインDLを通じて該当サブピクセルSP内のトランジスタを通じて特定電極(例:ピクセル電極、駆動トランジスタのゲート電極など)に最終的に印加されることができる。
【0067】
表示パネル110でデータ信号伝達構造の位置を説明すると、多数のデータラインDLは、表示パネル110のアクティブ領域AAに配置されることができる。場合によって、多数のデータラインDLは、ノンアクティブ領域NAまで延長されてもよい。
【0068】
多数のデータパッドDPは、表示パネル110のノンアクティブ領域NAに配置され、データ駆動回路120が電気的に連結される一種の電極である。多数のデータパッドDPは、データ駆動回路120と直接連結されるかデータ駆動回路120が実装された印刷回路と連結されてもよい。
【0069】
多数のデータリンクラインDLLは、表示パネル110のノンアクティブ領域NAに配置されることができる。多数のデータリンクラインDLLのそれぞれにおいて、一端は、アクティブ領域AAに配置されたデータラインDLと電気的に連結されるか、他端は、データパッドDPと電気的に連結されることができる。
【0070】
図3は、本発明の実施例による表示装置100のタッチ駆動構造(タッチセンシング構造)を示した図である。
図4は、本発明の実施例による表示装置100の駆動タイミングの例示図である。
【0071】
図3を参照すると、タッチ駆動(タッチセンシング)のために、表示パネル110には、多数のタッチ電極TE、多数のタッチラインTL、多数のタッチリンクラインTLL及び多数のタッチパッドTPなどのタッチ信号伝達構造が配置される。
【0072】
タッチ駆動回路150は、このようなタッチ信号伝達構造によりタッチ信号(タッチ駆動信号、タッチセンシング信号)を表示パネル110と送受信することができる。
【0073】
タッチ駆動回路150から出力されたタッチ信号のうち一つであるタッチ駆動信号TDSは、タッチパッドTP、タッチリンクラインTLL及びタッチラインTLを通じてタッチ電極TEに最終的に印加されることができる。
【0074】
タッチ駆動回路150は、タッチの有無によってタッチ電極TEで変わる電気的な特性によって、タッチ電極TEでの電気的特性変化(例:キャパシタンス変化)によるタッチセンシング信号TSSをタッチラインTL、タッチリンクラインTLL及びタッチパッドTPを通じて検出することができる。
【0075】
表示パネル110でタッチ信号伝達構造の位置を説明すると、多数のタッチ電極TEは、表示パネル110のアクティブ領域AAに配置されることができる。場合によって、多数のタッチ電極TEの一部はノンアクティブ領域NAまで拡張されるか、ノンアクティブ領域NAに配置されてもよい。多数のタッチ電極TEのそれぞれには、1個以上のタッチラインTLが電気的に連結されることができる。
【0076】
多数のタッチラインTLは、表示パネル110のアクティブ領域AAに配置されることができる。場合によって、多数のタッチラインTLは、ノンアクティブ領域NAまで延長されてもよい。
【0077】
多数のタッチパッドTPは、表示パネル110のノンアクティブ領域NAに配置され、タッチ駆動回路150が電気的に連結される一種の電極である。多数のタッチパッドTPは、タッチ駆動回路150と直接連結されるか、タッチ駆動回路150が実装された印刷回路と連結されてもよい。
【0078】
多数のタッチリンクラインTLLは、表示パネル110のノンアクティブ領域NAに配置されることができる。多数のタッチリンクラインTLLのそれぞれで、一端は、アクティブ領域AAに配置されたタッチラインTLと電気的に連結されるか、他端は、タッチパッドTPと電気的に連結されることができる。
【0079】
表示パネル110に配置された多数のタッチ電極TEは、タッチセンシングのための専用タッチセンサーであってもよいが、場合によっては、ディスプレイの駆動に用いられた共用電極であってもよい。
【0080】
例えば、多数のタッチ電極TEは、ディスプレイの駆動のために共通電圧Vcomが印加される電極であって、且つタッチ駆動のためにタッチ駆動信号TDSが印加される共通電極であってもよい。
【0081】
ディスプレイ駆動とタッチ駆動は、時分割された進行してもよく、同時に進行してもよい。
【0082】
ディスプレイ駆動とタッチ駆動は、時分割して進行される場合、ディスプレイ駆動期間Dとタッチ駆動期間Tは、同期化信号TSYNCにより定義できる。
【0083】
図4を参照すると、多数のタッチ電極TEがディスプレイ駆動とタッチ駆動の両方に活用される電極である場合、ディスプレイ駆動期間Dの間には、DC電圧である共通電圧Vcomが多数のタッチ電極TEに印加され、タッチ駆動期間Tの間には、パルス信号(又は変調された信号)であるタッチ駆動信号TDSが多数のタッチ電極TEの全体又は一部に印加されることができる。
【0084】
図5は、本発明の実施例による表示装置100で、ノンアクティブ領域NAの一部を示した図である。
図6は、本発明の実施例による表示装置100で、ノンアクティブ領域NA内のリンク領域LKAに配置されたデータリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLを示した図である。
【0085】
図5を参照すると、表示パネル110のアクティブ領域AAには、多数のデータラインDL、多数のゲートラインGL、多数のタッチ電極TE及び多数のタッチラインTLなどが配置されることができる。
【0086】
表示パネル110のノンアクティブ領域NAは、パッド領域PDAとリンク領域LKAを含むことができる。
【0087】
パッド領域PDAには、データ駆動回路120が電気的に連結される多数のデータパッドDPとタッチ駆動回路120が電気的に連結される多数のタッチパッドTPが配置されることができる。
【0088】
リンク領域LKAには、多数のデータラインDLと多数のデータパッドDPを互に対応させて電気的に連結する多数のデータリンクラインDLL及び多数のタッチラインTLと多数のタッチパッドTPを互いに対応させて電気的に連結する多数のタッチリンクラインTLLが配置されることができる。
【0089】
データ駆動回路120及びタッチ駆動回路150は、それぞれ一つ以上の集積回路ICで具現してもよい。データ駆動回路120及びタッチ駆動回路150は、それぞれTCP(Tape Carrier Package)タイプ、COF(Chip On Film)タイプ又はCOG(Chip On Glass)タイプなどに具現することができる。
【0090】
それとは異なり、
図5に示したように、データ駆動回路120及びタッチ駆動回路150は、統合されて統合集積回路500の内部に含まれることができる。このような統合集積回路500は、
図5に示したように、COG(Chip On Glass)タイプで具現することができ、TCP(Tape Carrier Package)タイプ、COF(Chip On Film)タイプなどでも具現できる。
【0091】
上述したように、データ駆動回路120及びタッチ駆動回路150を統合集積回路500で統合して具現することで、集積回路ICの部品数を減らすことができ、アクティブ領域AAで同一の方向に配置されたデータラインDLとタッチラインTLを効果的に駆動することができる。
【0092】
図6に示したように、表示パネル110のノンアクティブ領域NA内のリンク領域LKAで、データリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLは互いに部分的に重畳されることができる。
【0093】
データリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLは、電気的に分離しなければならないので、データリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLは、絶縁層を間に置いて互いに異なる層に配置する必要がある。
【0094】
データリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLは、互いに異なる導電物質からなってもよい。
【0095】
図6で、LOA領域は、データリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLが重畳される領域であり、LOA領域での断面構造は、
図10を参照して後述する。
図6で、TBA領域は、タッチ駆動回路150とタッチリンクラインTLLが連結される領域であり、TBA領域での断面構造は、
図12を参照して後述する。
図6で、DBA領域は、データ駆動回路120とデータリンクラインDLLが連結される領域であり、DBA領域での断面構造は、
図13を参照して後述する。
【0096】
図7は、本発明の実施例による表示装置100の表示パネル110での物質層積層構造(Material Layer Stack Structure)を示した図である。
【0097】
図7を参照すると、表示パネル110は、多様な物質からなった多数の層(Layer)を含むことができる。
【0098】
表示パネル110は、第1導電物質からなった第1導電物質層M1と、第2導電物質からなった第2導電物質層M2と、第3導電物質からなった第3導電物質層M3などを含むことができる。
【0099】
第1導電物質、第2導電物質及び第3導電物質は、互いに異なる物質であってもよい。例えば、第1導電物質は、ゲート物質GATEであってもよく、第2導電物質は、ソース−ドレイン物質SDであってもよく、第3導電物質は、モリブデンMo金属などであってもよい。
【0100】
ここで、ゲート物質GATEは、ゲートラインやトランジスタのゲート電極などで用いられる。ソース−ドレイン物質SDは、データラインなどの各種信号配線やトランジスタのソース電極及びドレイン電極などで用いられる。
【0101】
第1導電物質層M1及び第2導電物質層M2は、平坦化層PACの下に位置し、第3導電物質層M3は、平坦化層PACの上に位置することができる。
【0102】
すなわち、平坦化層PACは、第1導電物質層M1及び第2導電物質層M2の上に位置し、第3導電物質層M3の下に位置することができる。
【0103】
多数のタッチ電極TEは、平坦化層PACの上に位置することができる。
【0104】
このように、ユーザのタッチから影響を受けるタッチ電極TEが平坦化層PACの上に配置されることで、タッチの感度を向上させることができる。
【0105】
表示パネル110は、第1導電物質層M1、第2導電物質層M2及び第3導電物質層M3の以外にも、第4導電物質からなった第4導電物質層M4をさらに含んでいてもよい。
【0106】
第4導電物質は、上述した第1〜第3導電物質と異なってもよい。例えば、第4導電物質は、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極物質であってもよい。
【0107】
第1導電物質層M1、第2導電物質層M2、第3導電物質層M3及び第4導電物質層M4は、絶縁層(例:INS、BUF、PAC、PAS1、PAS2など)を間に置いて互いに異なる層に位置することができ、少なくとも一つの地点で電気的に連結されてもよい。
【0108】
第1導電物質層M1、第2導電物質層M2、第3導電物質層M3及び第4導電物質層M4の積層配列について説明する。
【0109】
第1導電物質層M1、第2導電物質層M2、第3導電物質層M3及び第4導電物質層M4のうち第1導電物質層M1が最も下に位置する。
【0110】
第1導電物質層M1の上には、第2導電物質層M2が位置することができる。
【0111】
第1導電物質層M1と第2導電物質層M2は、絶縁層(INS、例:ゲート絶縁膜GI)により電気的に分離される。
【0112】
第2導電物質層M2の上にアクティブ層ACTが位置することができる。
【0113】
アクティブ層ACTの上に第2導電物質層M2が位置することができる。
【0114】
第2導電物質層M2の上にバッファー層BUFが位置することができる。
【0115】
バッファー層BUFの上に平坦化層PACが位置することができる。
【0116】
平坦化層PACの上に第1保護層PAS1と第2保護層PAS2が位置することができる。
【0117】
第1保護層PAS1と第2保護層PAS2との間に第3導電物質層M3が位置することができる。
【0118】
第2保護層PAS2上に第4導電物質層M4が位置することができる。
【0119】
図8は、本発明の実施例による表示装置100のデータ駆動及びタッチ駆動と関連した主要信号配線DL、DLL、TL、TLLを示した平面図である。
【0120】
図8を参照すると、多数のデータラインDLは、第2導電物質で構成されることができる。多数のデータリンクラインDLLは、第1導電物質で構成されることができる。多数のタッチラインTLは、第3導電物質で構成されることができる。多数のタッチリンクラインTLLは、第2導電物質で構成されることができる。
【0121】
表示パネル110のアクティブ領域AAとノンアクティブ領域NAの観点から再説明すると次の通りである。
【0122】
アクティブ領域AAで、多数のデータラインDLは、第2導電物質層M2に位置することができる。多数のタッチラインTLは、第3導電物質層M3に位置することができる。
【0123】
ノンアクティブ領域NAで、多数のデータリンクラインDLLは、第1導電物質層M1に位置することができる。多数のタッチリンクラインTLLは、第2導電物質層M2に位置することができる。
【0124】
上述した構造によると、アクティブ領域AAでデータラインDLとタッチラインTLとの間の短絡を防止することができ、ノンアクティブ領域NAでデータリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLとの間の短絡を防止することができる。
【0125】
図8を参照すると、アクティブ領域AAで第2導電物質層M2に位置した多数のデータラインDLとノンアクティブ領域NAで第1導電物質層M1に位置した多数のデータリンクラインDLLは、一つの例示で、第4導電物質層M4に位置したデータ側連結パターンCPdを通じて互いに連結されることができる。ここで、一つの例示で、データ側連結パターンCPdは、アクティブ領域AAとノンアクティブ領域NAに全て重畳されることができる。
【0126】
より具体的な例として、
図8を参照すると、アクティブ領域AAで第2導電物質層M2に位置した多数のデータラインDLは、データ側連結パターンCPdの一部とコンタクトホールCNT1aを通じて連結され、ノンアクティブ領域NAで第1導電物質層M1に位置した多数のデータリンクラインDLLは、データ側連結パターンCPdの他の一部と他のコンタクトホールCNT1nを通じて連結されることができる。これによって、アクティブ領域AAで第2導電物質層M2に位置した多数のデータラインDLとノンアクティブ領域NAで第1導電物質層M1に位置した多数のデータリンクラインDLLは、電気的に連結されることができる。
【0127】
アクティブ領域AAで第3導電物質層M3に位置した多数のタッチラインTLとノンアクティブ領域NAで第2導電物質層M2に位置した多数のタッチリンクラインTLLは、一つの例示で、第4導電物質層M4に位置したタッチ側連結パターンCPtを通じて互いに連結されることができる。ここで、一つの例示で、タッチ側連結パターンCPtは、アクティブ領域AAとノンアクティブ領域NAに全て重畳されることができる。
【0128】
より具体的な例として、
図8を参照すると、アクティブ領域AAで第3導電物質層M3に位置した多数のタッチラインTLは、タッチ側連結パターンCPtの一部とコンタクトホールCNT2aを通じて連結され、ノンアクティブ領域NAで第2導電物質層M2に位置した多数のタッチリンクラインTLLは、タッチ側連結パターンCPtの他の一部と他のコンタクトホールCNT2nを通じて連結されることができる。これによって、アクティブ領域AAで第3導電物質層M3に位置した多数のタッチラインTLとノンアクティブ領域NAで第2導電物質層M2に位置した多数のタッチリンクラインTLLは、電気的に連結されることができる。
【0129】
図8で、X−X’切取線が表示された領域の断面構造と、Y−Y’切取線が表示された領域の断面構造は、
図9乃至
図11を参照して後述する。
【0130】
図9〜
図11は、本発明の実施例による表示装置100の表示パネル110の断面図であって、データ駆動及びタッチ駆動のための信号配線DL、TL、DLL、TLLを示した断面図である。ただし、
図9は、
図8のX−X’切取線が表示された領域の概略的な断面図であり、
図10は、
図6のLOA領域に対する概略的な断面図であり、
図11は、
図8のY−Y’切取線が表示された領域の概略的な断面図である。
【0131】
図9を参照すると、表示パネル110のアクティブ領域AAで、データラインDLとタッチラインTLの位置(すなわち、層(Layer))を確認することができる。
【0132】
図9を参照すると、アクティブ領域AAで、多数のデータラインDLと多数のタッチラインTLは、互いに異なる物質であってもよい。すなわち、アクティブ領域AAで、多数のデータラインDLと多数のタッチラインTLは、互いに異なる物質層に位置することができる。
【0134】
第1基板SUB1の上に絶縁層INSが位置し、絶縁層INSの上に第2導電物質層M2が位置する。ここで、第2導電物質層M2にデータラインDLが配置されることができる。
【0135】
第2導電物質層M2の上にバッファー層BUFが位置し、その上に平坦化層PACが位置することができる。
【0136】
平坦化層PACの上に第1保護層PAS1が位置し、第1保護層PAS1の上に第3導電物質層M3が位置することができる。第1保護層PAS1の上に位置した第3導電物質層M3は、第2保護層PAS2により覆われている。ここで、第3導電物質層M3にタッチラインTLが配置されることができる。
【0137】
アクティブ領域AAでデータラインDLとタッチラインTLは、電気的に分離される必要がある。しかし、アクティブ領域AAでデータラインDLとタッチラインTLは、上下に重畳されることができる。
【0138】
したがって、上述したように、アクティブ領域AAでデータラインDLとタッチラインTLを互いに異なる層(Layer)に配置することで、アクティブ領域AAでデータラインDLとタッチラインTLとの間の短絡を防止することができる。
【0139】
図10を参照すると、表示パネル110のノンアクティブ領域NAで、データリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLの位置(すなわち、層(Layer))を確認することができる。
【0140】
図10を参照すると、ノンアクティブ領域NAで、多数のデータリンクラインDLLと多数のタッチリンクラインTLLは、互いに異なる物質であってもよい。すなわち、ノンアクティブ領域NAで、多数のデータリンクラインDLLと多数のタッチリンクラインTLLは、互いに異なる物質層に位置することができる。
【0141】
図10を参照して例を挙げて説明する。
【0142】
ノンアクティブ領域NAで、多数のデータリンクラインDLLは、第1導電物質からなった第1導電物質層M1に位置することができる。多数のタッチリンクラインTLLは、第2導電物質からなった第2導電物質層M2に位置することができる。
【0143】
ここで、例えば、第1導電物質は、ゲート物質であってもよい。第2導電物質は、ソース−ドレイン物質であってもよい。
【0144】
ノンアクティブ領域NAで、多数のデータリンクラインDLLと多数のタッチリンクラインTLLは、全て平坦化層PACの下に位置することができる。
【0145】
上述の構造によると、ノンアクティブ領域NAでデータリンクラインDLLとタッチリンクラインTLLとの間の短絡を防止することができる。
【0146】
一方、
図9及び
図10を参照すると、ノンアクティブ領域NAに配置された多数のタッチリンクラインTLLは、アクティブ領域AAに配置された多数のデータラインDLと同一の物質であってもよい。
【0147】
例えば、ノンアクティブ領域NAに配置された多数のタッチリンクラインTLLと、アクティブ領域AAに配置された多数のデータラインDLは、第2導電物質(例:ソース−ドレイン物質など)であってもよい。
【0148】
上述したように、互いに異なる種類の信号配線DL、TLLが同一の種類の物質に形成されるが、互いに異なる領域AA、NAに配置されることで、表示パネル110で用いられる物質の種類が減られる。
【0149】
図11の断面図を参照すると、表示パネル110で、アクティブ領域AAに配置されたタッチラインTLとノンアクティブ領域NAに配置されたタッチリンクラインTLLの連結構造を確認することができる。
【0150】
図11を参照すると、アクティブ領域AAに配置された多数のタッチラインTLとノンアクティブ領域NAに配置された多数のタッチリンクラインTLLは、互いに異なる物質であってもよい。すなわち、アクティブ領域AAに配置された多数のタッチラインTLとノンアクティブ領域NAに配置された多数のタッチリンクラインTLLは、互いに異なる物質層であってもよい。
【0151】
例えば、アクティブ領域AAに配置された多数のタッチラインTLは、第3導電物質(例:モリブデン金属など)であってもよく、ノンアクティブ領域NAに配置された多数のタッチリンクラインTLLは、第2導電物質(例:ソース−ドレイン物質)であってもよい。すなわち、アクティブ領域AAに配置された多数のタッチラインTLは、第3導電物質層M3に位置することができ、ノンアクティブ領域NAに配置された多数のタッチリンクラインTLLは、第2導電物質層M2に位置することができる。
【0152】
図11を参照すると、多数のタッチラインTLは、平坦化層PACの上に位置することができる。しかし、多数のタッチラインTLと連結される多数のタッチリンクラインTLLは、平坦化層PACの下に位置することができる。
【0153】
言い換えると、表示パネル110に配置されるタッチ駆動関連信号配線TL、TLLは、アクティブ領域AAでは平坦化層PACの上に位置するが、ノンアクティブ領域NAでは平坦化層PACの下に位置することができる。
【0154】
このように、アクティブ領域AAでは平坦化層PACの上にタッチ駆動関連信号配線(タッチラインTL)が配置され、ノンアクティブ領域NAでは平坦化層PACの下にタッチ駆動関連信号配線(タッチリンクラインTLL)が深く配置されることで、タッチが発生するアクティブ領域AAではタッチ感度を低下しないと共にノンアクティブ領域NAの上部で発生する外部衝撃などからノンアクティブ領域NAでのタッチ駆動関連信号配線(タッチリンクラインTLL)が保護できる。
【0155】
図11を参照すると、第3導電物質からなったタッチラインTLは、第4導電物質で構成された連結パターンCPtに該当するジャンピングパターンJUMPを通じて、第2導電物質からなったタッチリンクラインTLLと電気的に連結されることができる。
【0156】
ここで、ジャンピングパターンJUMPの一部分は、第2保護層PAS2のコンタクトホールCNT2aを通じてタッチラインTLと連結され、ジャンピングパターンJUMPの他の一部分は、第1、第2保護層PAS1、PAS2、平坦化層PAC及びバッファー層BUFのコンタクトホールCNT2nを通じて、タッチリンクラインTLLと連結されることができる。
【0157】
図12は、本発明の実施例による表示装置100の表示パネル110のノンアクティブ領域NAで、タッチリンクラインTLLとタッチ駆動回路150の連結構造を示した図であって、
図6のTBA領域の断面図である。
【0158】
図12を参照すると、ノンアクティブ領域NAで、タッチ駆動回路150は、第4導電物質で構成されたタッチ連結パターンTLPを通じて、第2導電物質からなった多数のタッチリンクラインTLLと電気的に連結されることができる。ここで、タッチ連結パターンTLPは、タッチパッドTP又はそれと連結されたパターンであってもよい。
【0159】
上述した内容によると、平坦化層PACの下の深い所に位置したタッチリンクラインTLLをタッチ駆動回路150に効果的によく連結することができる。
【0160】
図13は、本発明の実施例による表示装置100の表示パネル110のノンアクティブ領域NAで、データリンクラインDLLとデータ駆動回路120の連結構造を示した図であって、
図6のDBA領域の断面図である。
【0161】
図13を参照すると、ノンアクティブ領域NAで、データ駆動回路120は、第4導電物質で構成されたデータ連結パターンDLPを通じて、第1導電物質からなった多数のデータリンクラインDLLと電気的に連結されることができる。ここで、データ連結パターンDLPは、データパッドDP又はそれと連結されたパターンであってもよい。
【0162】
上述した内容によると、平坦化層PACの下の深い所に位置したデータリンクラインDLLをデータ駆動回路120に効果的によく連結することができる。
【0163】
以下、上述したデータ駆動及びタッチ駆動と関連した信号配線DL、DLL、TL、TLLに対する構造による効果を説明するために、表示パネル110が液晶表示パネルである場合を例に挙げて説明する。
【0164】
図14は、本発明の実施例による表示パネル110の製造工程のうちスクライブ(Scribe)工程を示した概略的な断面図である。
図14は、
図5に対する断面図であって、説明の便宜のために統合集積回路500を省略し、タッチラインTLとタッチリンクラインTLLがそれぞれ配置される層(Layer)の観点から概略的に示した図である。
【0165】
図14を参照すると、本発明の実施例による表示パネル110は、第1基板SUB1と、第1基板SUB1と対向する第2基板SUB2と、を含んでいてもよい。ここで、第1基板SUB1は、TFT(Thin Film Transistor)基板であり、第2基板SUB2は、カラーフィルタCF及びブラックマトリックスBMなどが位置するカラーフィルタ基板であってもよい。
【0166】
各種電極、配線及びトランジスタなどが形成された第1基板SUB1と、カラーフィルタCF及びブラックマトリックスBMなどが形成された第2基板SUB2は、シーラントSEALにより合着される。
【0167】
第1基板SUB1は、第2基板SUB2より拡張されることができる。
【0168】
第1基板SUB1のアクティブ領域AAには、タッチ駆動信号が印加されるタッチ電極TEと、タッチ電極TEと電気的に連結されたタッチラインTLと、が配置されることができる。
【0169】
第1基板SUB1のアクティブ領域AAの外郭領域であるノンアクティブ領域NAには、タッチラインTLとタッチパッドを電気的に連結するタッチリンクラインTLLが配置されることができる。
【0170】
タッチリンクラインTLLは、タッチラインTLと互いに異なる物質からなってもよい。すなわち、タッチリンクラインTLLとタッチラインTLは互いに異なる物質層に位置し、ジャンピングパターンJUMPを通じて電気的に連結されることができる。
【0171】
第1基板SUB1の上には、平坦化層PACが位置するが、タッチラインTLは、アクティブ領域AAで平坦化層PACの上に位置し、タッチリンクラインTLLは、ノンアクティブ領域NAで平坦化層PACの下部に位置することができる。
【0172】
一方、第1、第2基板SUB1、SUB2を合着して表示パネル110を製作するとき、第2基板SUB2に対するスクライブ(Scribe)工程を進行するが、このとき、ノンアクティブ領域NAで、第1基板SUB1上の平坦化層PACの上端部分1400にスクラッチ(Scratch)が発生する可能性が高い。
【0173】
しかし、上述した構造によると、ノンアクティブ領域NAで、タッチリンクラインTLLが平坦化層PACの下部に深く位置するので、パネルを製作するとき、ノンアクティブ領域NAで、第1基板SUB1上の平坦化層PACの上端部分1400にスクラッチ(Scratch)が発生してもタッチリンクラインTLLが断線されず、また損傷しない。
【0174】
言い換えると、スクライブラインの位置で、タッチ信号の伝達配線構造に該当するタッチリンクラインTLLが第1基板SUB1上の平坦化層PACの上端部分1400に位置せず、第1基板SUB1上の平坦化層PACの下に位置することができる。したがって、スクライブ工程時、タッチ信号の伝達配線構造に該当するタッチリンクラインTLLが短絡せず、また損傷しない。
【0175】
一方、ノンアクティブ領域NAでは、アクティブ領域AAに配置されたデータラインDLと電気的に連結されたデータリンクラインDLLが配置されることができる。
【0176】
このようなデータリンクラインDLLは、タッチリンクラインTLLの下に位置することができる。
【0177】
一方、タッチリンクラインTLLは、タッチラインTLと互いに異なる物質であるが、データラインDLとは同一の物質であってもよい。タッチリンクラインTLLは、データラインDLとは同一の物質であるが、データリンクラインDLLとは互いに異なる物質であってもよい。
【0178】
例えば、ノンアクティブ領域NAで、平坦化層PACの下に位置するタッチリンクラインTLLは、ソース−ドレイン物質に該当する第2導電物質であってもよく、タッチリンクラインTLLより下に位置するデータリンクラインDLLは、ゲート物質に該当する第1導電物質であってもよい。
【0179】
以上で説明した本発明の実施例によると、タッチセンシング関連配線TL、TLLの断線又は損傷を防止することができる配線構造を有する表示装置100及び表示パネル110を提供することができる。
【0180】
本発明の実施例によると、アクティブ領域AAに配置されたタッチラインTLとノンアクティブ領域NAに連結されたタッチ駆動回路150を電気的に連結するためのタッチリンクラインTLLがノンアクティブ領域NAに配置されるが、ノンアクティブ領域に配置されたタッチリンクラインTLLが平坦化層PACの下に深く配置されることで、パネルを製作するときのスクライブ工程によりノンアクティブ領域NAでのタッチリンクラインTLLが断線又は損傷することを防止することができるリンク構造を有する表示装置100及び表示パネル110を提供することができる。
【0181】
本発明の実施例によると、配線物質種類の制限にもかかわらず、データ駆動及びタッチ駆動(タッチセンシング)のための主要信号配線TL、DL、TLL、DLLのライン欠陥を防止することができる積層構造を有する表示装置100及び表示パネル110を提供することができる。
【0182】
以上、説明及び添付した図面は、本発明の技術思想を例示的に示したものに過ぎず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有した者であれば、本発明の本質的な特性から脱しない範囲で構成の結合、分離、置換及び変更などの多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためではなく説明するためのものであって、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、下の請求範囲によって解釈すべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれることと解釈すべきである。