特許第6708727号(P6708727)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6708727シリカ担持アルカリ金属触媒を製造するための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6708727
(24)【登録日】2020年5月25日
(45)【発行日】2020年6月10日
(54)【発明の名称】シリカ担持アルカリ金属触媒を製造するための方法
(51)【国際特許分類】
   B01J 38/48 20060101AFI20200601BHJP
   B01J 35/10 20060101ALI20200601BHJP
   B01J 23/04 20060101ALI20200601BHJP
   B01J 23/92 20060101ALI20200601BHJP
   C07C 69/54 20060101ALI20200601BHJP
   C07C 67/343 20060101ALI20200601BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20200601BHJP
【FI】
   B01J38/48 C
   B01J35/10 301G
   B01J23/04 Z
   B01J23/92 Z
   C07C69/54 Z
   C07C67/343
   !C07B61/00 300
【請求項の数】8
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-232090(P2018-232090)
(22)【出願日】2018年12月12日
(62)【分割の表示】特願2015-533700(P2015-533700)の分割
【原出願日】2013年10月1日
(65)【公開番号】特開2019-69441(P2019-69441A)
(43)【公開日】2019年5月9日
【審査請求日】2019年1月10日
(31)【優先権主張番号】1217541.0
(32)【優先日】2012年10月1日
(33)【優先権主張国】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】500460209
【氏名又は名称】ルーサイト インターナショナル ユーケー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ヨーク、イアン アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】モリス、トレバー ヒュー
【審査官】 森坂 英昭
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6480331(JP,B2)
【文献】 特開昭56−037048(JP,A)
【文献】 特開昭61−015858(JP,A)
【文献】 特開2012−166200(JP,A)
【文献】 特表2002−511336(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01J 21/00 −38/74
C07C 67/343
C07C 69/54
C07B 61/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
再含浸触媒において、シリカゼロゲル担体及び前記再含浸触媒上に0.5〜5mol%の範囲で存在するアルカリ金属から選択される触媒金属を含んでなり、前記シリカ担体の表面積が<180m/gであり、かつ前記再含浸触媒はジルコニウム、チタン、ハフニウム、アルミニウム、又はこれらの混合物からなる群から選択される第2の金属又はさらなる金属を含んでなる、再含浸触媒。
【請求項2】
前記シリカの表面積の少なくとも50%が、直径が5〜150nmの範囲にある細孔内に存在する、請求項1に記載の再含浸触媒。
【請求項3】
前記シリカの細孔容積の少なくとも50%が、直径が5〜150nmの範囲にある細孔により提供される、請求項1〜2のいずれか一項に記載の再含浸触媒。
【請求項4】
前記アルカリ金属が、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム及びセシウムから選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の再含浸触媒。
【請求項5】
前記アルカリ金属の塩が、酢酸塩、プロピオン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、硝酸塩及び水酸化物からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の再含浸触媒。
【請求項6】
前記消耗したアルカリ金属触媒が、ジルコニウムから選択される第2の金属又はさらなる金属を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の再含浸触媒。
【請求項7】
前記触媒が、最大及び最小寸法が1〜10mmの範囲にある成形体に付形されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の再含浸触媒。
【請求項8】
前記触媒の金属は前記触媒に対して5〜10重量%の範囲で存在するアルカリ金属から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の再含浸触媒。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリカ担体に担持されたアルカリ金属触媒の製造、特に、アルカリ金属が消耗した(depleted)触媒の再生に関する。
【背景技術】
【0002】
シリカ担体に担持されたアルカリ金属触媒は様々な化学プロセスに有用な触媒であることが公知である。例えば、アルカリ金属であるセシウムは、ホルムアルデヒドとアルキルエステル又は酸とのアルドール縮合によるエチレン性不飽和エステル又は酸の生成、特に、ホルムアルデヒドとプロピオン酸メチルとのアルドール縮合によるメタクリル酸メチル(MMA)及びメタクリル酸(MA)の生成を触媒する。しかしながら、工業用途において連続的に使用された場合、触媒作用を示す金属成分及び触媒作用を示す表面積は時間と共に徐々に消耗し、必然的に触媒は失活する。したがって、この触媒を再生することができれば有利であろう。
【0003】
特許文献1には、セシウムをドープしたシリカ担持触媒が開示されている。特許文献1には、触媒を最も有効に作用させるためには表面積を維持することが必要であると教示されている。続いて当該文書は、様々な塩について言及しながら一般的な含浸プロセスについて教示している。セシウムに関しては、水以外の具体的な溶媒には触れられていない。
【0004】
特許文献2には、含浸プロセスにおいて金属塩を使用することが開示されている。「インシピエントウエットネス(incipient wetness)」又は「ポアフィリング(pore filling)技法」により、Rb、Cs、K及びNaのリン酸塩を水溶液中で担体に含浸させることが記載されている。炭酸セシウムも使用されており、これは触媒の調製時に添加されている(方法は明記されていない)。当該特許はまた、触媒の消耗を回避するために、気化させた供給原料の一部としてセシウムを触媒に添加する方法を記載している。この技法には、触媒上にセシウムが十分に分布せず、また、触媒床の前面で過度のコーク析出が起こるという欠点がある。
【0005】
特許文献3(PQ Corporation)には、ヒドロゲルにアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩のアルカリ性水溶液を含浸させることによる、シリカヒドロゲル上に担持されたアルカリ金属又はアルカリ土類金属触媒の製造が記載されている。一方、当該文書には、アルカリ性のpH及び高温でシリカゲルの表面積が低減することも教示されている。 特許文献4には、水性の酸浴を用いて触媒金属をシリカ等の無機酸化物担体に含浸させることが教示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第99/52628号パンフレット
【特許文献2】米国特許第4990662号明細書
【特許文献3】米国特許第6887822号明細書
【特許文献4】国際公開第2009/003722号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
驚くべきことに、表面積を処理することも触媒担体を損傷することもなく触媒活性を初期の水準に回復するプロセスが見出された。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に従い、消耗した触媒上のアルカリ金属の量が少なくとも0.5mol%であり、シリカ担体がゼロゲル(zero−gel)である、シリカ担持された消耗したアルカリ金属触媒を再生するための方法であって、上記シリカ担持された消耗したアルカリ金属触媒を、極性有機溶媒を主成分として含む溶媒系にアルカリ金属の塩を溶解した溶液と接触させるステップを含む方法を提供する。
【0009】
本発明の方法は、使用済みのシリカ担持触媒の再生に特に適している。このような触媒は、通常、表面積が低減しているであろう。例えば、後段で再生される消耗した触媒としては、表面積が<180m/g−1、より典型的には<150m−1ものを用いることができる。この表面積は、よく知られている方法で測定することができ、好適な方法は、当該技術分野においてよく知られている標準的なBET窒素吸収法である。好適には、シリカの表面積の大半は、直径が5〜150nmの範囲の細孔内に存在する。好適には、シリカの細孔容積の大半は、直径が5〜150nmの範囲の細孔により提供される。細孔容積又は表面積の「大半」が、直径が5〜150nmの範囲にある細孔により提供される、とは、細孔容積又は表面積の少なくとも50%、より好適には少なくとも70%がこの直径の細孔により提供されることを意味する。
【0010】
さらに、消耗したアルカリ金属触媒は、ジルコニウム、チタン、ハフニウム、アルミニウム、ホウ素及びマグネシウム又はこれらの混合物、好適には、ジルコニウム、チタン、ハフニウム及びアルミニウム又はこれらの混合物、最適には、ハフニウム及びジルコニウム又はこれらの混合物からなる群から選択される第2の金属又はさらなる金属を含むことができる。
【0011】
好適なアルカリ金属は、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム及びセシウム、好適には、カリウム、ルビジウム及びセシウムから選択することができる。セシウムが好適である。アルカリ金属の塩は、酢酸塩、プロピオン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、硝酸塩及び水酸化物からなる群から選択することができる。
【0012】
驚くべきことに、強アルカリ性塩、例えば、水酸化セシウム等のアルカリ金属水酸化物を触媒の再含浸に使用できることが見出された。米国特許第6887822号明細書から、触媒担体を強アルカリ性塩に曝すと担体が熱水劣化(hydrothermal ageing)し、その結果として触媒の損傷及び表面積の損失に至ることになると理解されていたので、このことは驚くべきことである。さらに、触媒をアルカリ性塩に曝すとシリカが分解する可能性もある。
【0013】
含浸においては、アルカリ金属塩の担体として作用する、極性有機溶媒を主成分として含む含浸溶媒系を使用すると有利であることが見出された。この溶媒系は、有利には、触媒ビーズに亀裂を生じさせる可能性のある発熱を抑えると共に、高いpHでシリカが分解するリスクを低減する。驚くべきことに、これは先行技術の教示にも反することである。米国特許第6887822号明細書は、セシウムのアルコール性溶液をゼロゲル上への再含浸に使用すると、多量(76%)のビーズに亀裂が生じることを教示している。本発明においては、消耗した触媒に同じことを行ってもこのような問題が起こらないことが見出された。
【0014】
好適な極性有機溶媒はC〜Cアルカノール等のアルコール、特にメタノールである。この極性有機溶媒は、単独で溶媒系として使用することもできるし、あるいは脂肪族エステル及び/又は水との混合物として使用することもできる。脂肪族エステルとしては、C〜Cアルカン酸C〜Cアルキルエステル、より典型的にはC〜Cアルカン酸C〜Cアルキルエステル、最も典型的にはプロピオン酸メチルを用いることができる。特に好適な系は、極性有機溶媒がメタノールであり、脂肪族エステルがプロピオン酸メチルである(その共沸混合物等)か又は極性有機溶媒がメタノールであるものである。どちらの場合においても、含浸の進行に伴い、溶媒系に段々と水が取り込まれる可能性がある。これは、主として、処理すべき触媒上に水分が既に存在することに加えて、極性有機溶媒に添加する前に、アルカリ金属塩供給源の水溶液中に水が導入されていることと、さらには、担体との反応により遊離した少量の水にも起因する。一連の回分式反応において、新たな触媒のバッチが含浸され、溶媒系を補充するためにアルカリ金属塩が添加されるに従い、溶媒系に含まれる水が徐々に増加するであろうことが理解されるであろう。好適な溶媒系においては、かなりの量の脂肪族エステルを使用しなくても、メタノールを用いることで開始する。通常は、メタノールがセシウム塩、より典型的には水酸化セシウムと一緒に使用される。このような組合せを用いることにより、上述したように、含浸中に水が溶媒系に徐々に追加されて取り込まれる。
【0015】
アルカリ金属塩を溶媒系に溶解した溶液の開始時点におけるpHは、好適には8〜13、より好適には、アルカリ金属塩を溶媒系に溶解した溶液の開始時点におけるpHは12〜13である。
【0016】
上述したように、好適な塩は水酸化物であり、好適な極性有機溶媒はメタノールである。
溶媒系中のアルカリ金属の好適な濃度は、含浸開始時において、溶液中のアルカリ金属は6×10−3〜0.6mol・dm−3であり、より典型的には、溶液中のアルカリ金属は18×10−3〜0.18mol・dm−3であり、最も典型的には、溶液中のアルカリ金属は30×10−3〜0.12mol・dm−3である。
【0017】
通常、接触ステップの時間は、触媒担体が溶液で平衡化するのに十分な時間である。担体とさらに接触させても溶液中のアルカリ金属の量が大きく変化しなくなったら、平衡に達したと決定することができる。大きな変化とは、濃度変化が−5%以下、より典型的には−1%以下になったことを意味する。通常は、数時間以内に平衡に到達することができる。
【0018】
本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様の方法により調製される、任意選択で、その任意の好適な特徴又は任意的な特徴を含む、再含浸触媒であって、シリカゼロゲル担体及びアルカリ金属から選択される触媒金属を触媒上に0.5〜5mol%の範囲で含み、シリカ担体の表面積が<180m/gである、触媒が提供される。
【0019】
一実施形態においては、触媒は、第2の金属を0.5〜2.0重量%含む。特に好適な第2金属はジルコニウムである。第2の金属は、米国特許第6887822号明細書に記載されているように、触媒の耐圧潰性を改善する。
【0020】
シリカ担持触媒に溶媒としてメタノールを使用してセシウムを含浸させることが所望される場合、炭酸塩、炭酸水素塩、酢酸塩、硝酸塩、プロピオン酸塩等の任意のメタノール可溶性セシウム塩を使用することができる。セシウムの吸着は、約13という高いpHで最も効率的に進行し、pHが低下すると共に低下することが見出されたので、溶液中のセシウム塩の濃度をより高くすることが必要である。したがって、セシウムの吸着は、水酸化セシウム等の非常に塩基性の高いセシウム塩を使用した場合に最も効率的に進行する。
【0021】
驚くべきことに、含浸溶液中に水が存在してもセシウムの取り込み効率に影響を与えない。このことに関し、水の存在について44重量%まで試験を行ったところ、はっきりとした影響がないことが分かった。
【0022】
水は、通常、含浸溶液中に40重量%まで、より典型的には溶液中に30重量%まで、最も典型的には20重量%まで存在することができる。
さらに、アルカリ金属塩を溶液中に<2重量%という少量で使用すれば、シリカの顕著な分解が回避される。
【0023】
驚くべきことに、消耗した表面積が<180m/g、好適には<150m/gであり、本明細書に定義したアルカリ金属をより多量に添加することにより再生された使用済み触媒は、等量のアルカリ金属を含む、表面積の高い(>250m/g)新触媒と、MMA及びMAAの収率(%)ならびにMMA及びMAAの選択性(%)という観点では同等に機能する。これは、再生を行う前の触媒よりも性能がかなり改善されていることを表している。
【0024】
典型的には、含浸前の消耗した触媒上のアルカリ金属の量は少なくとも0.5mol%、より典型的には少なくとも1.0mol%である。含浸前の消耗した触媒上のアルカリ金属の上限の量は、触媒が使用された反応に依存するであろう。この量は、その反応のために消耗する量となるであろう。通常は、アルカリ金属は、消耗した触媒上に0.5〜3.0mol%、より典型的には1〜3.0mol%の量で存在するであろう。
【0025】
あるいは、消耗した触媒上のアルカリ金属の重量%は、少なくとも1重量%、より典型的には少なくとも2重量%とすることもできる。通常、アルカリ金属は、消耗した触媒上に、1〜6重量%の範囲、より典型的には2〜6重量%の範囲、特に4〜6重量%の範囲で存在する。これらの量はあらゆるアルカリ金属に適用されることになるが、特にセシウムに適用される。
【0026】
通常は、本発明の方法を実施した後の触媒中のアルカリ金属の量は、触媒上に1〜5mol%の範囲、より典型的には2〜4mol%の範囲、最も典型的には触媒上に2.5〜4mol%の範囲となる。
【0027】
あるいは、再含浸された触媒のアルカリ金属の重量%は、触媒上に1〜10重量%の範囲、より典型的には4〜8重量%の範囲、最も典型的には5〜8重量%の範囲とすることができる。これらの量はあらゆるアルカリ金属に当てはまることになるが、特にセシウムに当てはまる。
【0028】
本発明の方法を実施した後の触媒上のアルカリ金属の増分は、通常、触媒上0.25〜2.0mol%の範囲、より典型的には0.75mol%〜1.5mol%の範囲、最も典型的には0.9〜1.4mol%の範囲にある。
【0029】
別法として、触媒上のアルカリ金属の典型的な増分は、触媒上0.5〜4重量%、より典型的には1.5〜3.5重量%、最も典型的には2〜3重量%にある。これらの量はあらゆるアルカリ金属に当てはまることになるが、特にセシウムに当てはまる。
【0030】
本発明の第3の態様によれば、エチレン性不飽和酸又はエステルを調製するための方法であって、式R−CH−COORのアルカノール酸又はエステルを、本発明の第2の態様に従う触媒の存在下に、かつ任意選択でアルカノールの存在下に、ホルムアルデヒド又は次に定義する式I:
【0031】
【化1】
【0032】
(式中、Rはメチルであり、RはHであり、
XはOであり、
nは1であり、
mは1である)のホルムアルデヒドの好適な供給源と接触させることを含む、方法が提供される。式中、Rは水素又は1〜12個、より好適には1〜8個、最適には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、Rも、独立に、水素又は1〜12個、より好適には1〜8個、最適には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であってもよい。
【0033】
エチレン性不飽和酸又はエステルは、好適には、メタクリル酸、アクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル又はアクリル酸ブチルから選択され、より好適には、エチレン性不飽和エステルであり、最適には、メタクリル酸メチルである。したがって、式R−CH−COORの好適なエステル又は酸は、それぞれプロピオン酸メチル又はプロピオン酸であり、したがって、好適なアルカノールはメタノールである。しかしながら、他のエチレン性不飽和酸又はエステルの製造においては、好適なアルカノール又は酸は異なるものになることが理解されるであろう。
【0034】
したがって、本発明の再含浸触媒が特に有用であることが判明しており、及び/又は消耗した触媒が生じ得る1つの具体的なプロセスは、MMAを製造するための、メタノールの存在下におけるホルムアルデヒド及びプロピオン酸メチルの縮合である。
【0035】
MMAを製造する場合、再含浸された触媒は、好適には、ホルムアルデヒド、メタノール及びプロピオン酸メチルを含む混合物と接触する。
ホルムアルデヒド、メタノール及びプロピオン酸メチルを含む混合物の水の含有率は、好適には5重量%未満である。より好適には、ホルムアルデヒド、メタノール及びプロピオン酸メチルを含む混合物の水の含有率は1重量%である。最適には、ホルムアルデヒド、メタノール及びプロピオン酸メチルを含む混合物の水の含有率は0.1〜0.5重量%未満である。
【0036】
本明細書において用いられる「アルキル」という語は、特段の指定がない限り、C〜C10、好適にはC〜Cアルキルを意味し、アルキルとしては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル及びヘプチル基が挙げられ、最適にはメチルである。
【0037】
本発明の第3の態様においては、アルカノール酸又はそのエステル及びホルムアルデヒドは、独立に、又は予備混合を行ってから、触媒を含む反応器に、酸又はエステル対ホルムアルデヒドのモル比を20:1〜1:20として、250〜400℃の温度で、滞留時間を1〜100秒間とし、圧力1〜10baraで供給することができる。
【0038】
本発明の第1の態様において、再含浸は、任意の好適な条件、例えば、周囲温度及び周囲圧力下で実施してもよい。好適な温度は0〜100℃、より典型的には5〜60℃、最も典型的には10〜50℃である。反応に好適な圧力は1〜10baraである。
【0039】
通常、触媒は、アルカリ金属溶液と接触する際は固定床の形態にあり、アルカリ金属溶液はその中を通過する。
触媒と接触させるアルカリ金属溶液の好適な流量は0.1〜10ベッド体積/時、より典型的には0.2〜2ベッド体積/時、最も典型的には0.4〜1ベッド体積/時である。
【0040】
ベッド体積とは、被処理触媒床の嵩体積に相当する量を意味する。
溶媒系の主成分とは、溶媒系の少なくとも50体積%、より好適には少なくとも60体積%、最も好適には70体積%以上を構成する成分を意味する。主成分は、溶媒系の95体積%以上、例えば、99体積%以上又はほぼ100体積%を構成することができる。主成分が溶媒系の100体積%を構成しない場合、溶媒系の残分は1種又は2種以上の共溶媒から構成することができる。
【0041】
本明細書における溶媒系とは、単一溶媒又は1種もしくは2種以上の共溶媒を一緒に含む溶媒を意味する。単一溶媒とは、溶媒系の98体積%を超え、より典型的には99体積%を超えるものを意味する。したがって、共溶媒とは、溶媒系の少なくとも1体積%、より典型的には少なくとも2体積%を構成する溶媒を意味する。
【0042】
ゼロゲルとは、ヒドロゲルから典型的には水分の90%超、より典型的には95%超、最も典型的には99%超が除去された乾燥した担体を意味する。ゼロゲルは、水を6重量%まで、より通常は3〜5重量%含むことができる。
【0043】
本明細書における触媒上のmol%とは、触媒中のシリカ(SiO)のモル数に対するmol%を意味する。したがって、これは、焼成を行うことを考慮して、シリカがシリカネットワークの分子量ではなくSiOに対応する分子量を有すると仮定するものである。この方が触媒の性質をより正確に反映している。例えば、セシウム1重量%は、触媒中のセシウムが0.45mol%であることに等しいことになる(それぞれの分子量を132.9及び60.1と仮定)。
【0044】
特に明記しない限り、アルカリ金属又はアルカリ金属触媒の量はアルカリ金属イオンに関するものであり、塩に関するものではない。
触媒上のアルカリ金属の量は、mol%又は重量%のどちらも、適切な試料採取を行い、このような試料の平均値を求めることにより決定することができる。通常は、特定の触媒バッチの試料を5〜10回採取し、アルカリ金属の量を例えばXRF分析により求めて平均値をとることになる。
【0045】
触媒は、通常、固定床の形態で使用され、再含浸されるであろう。したがって、触媒は、成形体、例えば、通常は最大及び最小寸法が1〜10mmの範囲にある球状体、粒状体、ペレット、凝集体又は押出物であることが望ましい。触媒はまた、他の形態、例えば、粉末又は小ビーズでも有効である。 本発明の方法は液相含浸プロセスであることが理解されるであろう。
【0046】
ここで、例示のみを目的として、次に示す実施例及び図面を参照しながら実施例を用いて本発明を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】本発明の方法を実施するための装置の概略を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0048】
図1を参照すると、2インチのガラス製クロマトグラフィーカラム2のテーパ形状を有する下端12を介してカラム2が導入管14に接続されている。導入管14は、T字管20及びポンプの出口管16を介してGilsonポンプ8に接続されている。T字管20は、カラムから流体を排出するための排出管18と、流体の流れ方向を必要に応じてポンプ8からの方向又は排出管18に向かう方向に切り替えるための切替器(図示せず)とを備えることができる。ポンプ導入管22はGilsonポンプを受器フラスコ6の底部出口に接続している。循環用導管10は、カラム2の塔頂部を受器フラスコ6の上部導入口に接続し、床を通過した流体はポンプ輸送により受器6へと循環される。ここに示す実施形態においては、カラム2は触媒ビーズを400gを含み、触媒ビーズはカラムの底部に渡されたフリット4に支持されている。次にこの装置の使用を実施例を参照しながらより詳細に説明する。
【実施例】
【0049】
消耗(exhausted)触媒のセシウム再生
使用済み触媒
全ての実施例において、使用済みシリカ/ジルコニア触媒ビーズ上の消耗したセシウム(Cs 5.05重量%、Zr 0.86重量%、130m/g)の同一バッチから採取した試料を使用した。この触媒は、新触媒では、触媒上のCsが6.7重量%であり、Zrが0.86重量%であり、表面積は327m/gであった。pH測定が引用されている場合は、溶液の試料に同量の水を加えてから行い、pH測定紙を浸して色の変化を観察した。
【0050】
実施例1
炭酸セシウム(CsCO、99%、AldrichからのReagent Plus)及び乾燥メタノール(水<1000ppm)を用いてセシウムのメタノール溶液(1.2重量%)を調製した。使用済み触媒ビーズ400gを、底部にガラスフリット4を備えた2インチのガラス製クロマトグラフィーカラム2に装入した。セシウムのメタノール溶液1000ml(触媒:溶液比φ=0.4kg/リットル)を2リットル容のフラスコ6に装入し、カラム底部側から触媒床内部を通過するように25ml/分でGilsonポンプ8により送液した。カラム2の床内を通過して触媒の高さを超えた溶液は循環用導管10を介してフラスコに戻した。出発供給物及びカラムからの戻り流れから定期的に試料を採取して溶液中のセシウム含有率をXRF分析(Oxford Instruments、X−Supreme8000)を用いて測定した。このようにしてXRF分析による溶液中のセシウム濃度が安定するまで(2時間後)、溶液を再循環させた。この時点における測定値は0.55重量%(溶液から54.1%吸収)であった。
【0051】
次いでメタノール溶液を床から自重により1時間かけて排出し、床内に乾燥窒素気流を約200ml/分の上向流で一夜通過させることによりその場で触媒ビーズを乾燥させた。排出された元の溶液650mlを回収した。乾燥させた触媒をXRFで測定したところ、Csが6.72重量%であることが判明した。増加したセシウム1.67重量%のうち、1.28重量%は溶液からの吸収に由来し、0.39重量%は細孔に残留していたメタノール溶液の蒸発に由来することが計算により求められた。
【0052】
実施例2
実施例1からの残留溶液であるセシウムのメタノール溶液(Cs 0.55重量%、650ml)に新鮮なメタノールを補充して1000mlとし、炭酸セシウムを追加して溶液中のセシウム濃度を1.38重量%まで増加させた。次いで新たに入手した使用済み触媒400gを実施例1と同じ方法で再生し、乾燥させることにより、触媒上にセシウム6.78重量%を含む触媒を得た。XRFによると、残留溶液は、セシウムを0.79重量%を含んでいた(溶液から42.4%吸収)。
【0053】
実施例3
実施例2からの残留溶液であるセシウムのメタノール溶液(Cs 0.79重量%、650ml)に新鮮なメタノールを補充して1000mlにし、炭酸セシウムを追加して溶液中のセシウム濃度を1.40重量%まで増加させた。次いで新たに入手した使用済み触媒のバッチ400gを実施例1と同じ方法で再生し、乾燥させることにより、触媒上にセシウム6.68重量%を含む触媒を得た。XRFによると、残留溶液は、セシウムを0.93重量%を含んでいた(溶液から33.5%吸収)。
【0054】
実施例4
実施例4からの残留溶液であるセシウムのメタノール溶液(Cs 0.93重量%、650ml)に新鮮なメタノールを補充して1000mlにし、炭酸セシウムを追加して溶液中のセシウム濃度を1.402重量%まで増加させた。次いで新たに入手した使用済み触媒のバッチ400gを実施例1と同じ方法で再生し、乾燥させることにより、触媒上にセシウム6.73重量%を含む触媒を得た。XRFによると、残留溶液は、セシウムを0.87重量%を含んでいた(溶液から36.8%吸収)。
【0055】
実施例5
実施例4からの残留溶液であるセシウムのメタノール溶液(Cs 0.87重量%、650ml)に新鮮なメタノールを補充して1000mlにし、炭酸セシウムを追加して溶液中のセシウム濃度を1.361重量%まで増加させた。次いで新たに入手した使用済み触媒のバッチ400gを実施例1と同じ方法で再生し、乾燥させることにより、触媒上にセシウム6.62重量%を含む触媒を得た。XRFによると、残留溶液は、セシウムを0.91重量%を含んでいた(溶液から33.2%吸収)。
【0056】
実施例6
実施例5からの残留溶液であるセシウムのメタノール溶液(Cs0.91重量%、650ml)に新鮮なメタノールを補充して1000mlにし、炭酸セシウムを追加して溶液中のセシウム濃度を1.191重量%まで増加させた。次いで新たに入手した使用済み触媒のバッチ400gを実施例1と同じ方法で再生し、乾燥させることにより、触媒上にセシウム6.44重量%を含む触媒を得た。XRFによると、残留溶液は、セシウムを0.79重量%を含んでいた(溶液から33.6%吸収)。
【0057】
したがって、排出された平衡化湿潤液(wash)を、CsCO/メタノールを補充することによって再利用すると、溶液からの取り込みが減少し、そのため、触媒の取り込みを等しくしようとすると、必要なセシウムの初期濃度がより高くなる(実施例2〜6)。
【0058】
実施例7
同一のバッチから、セシウムが消耗した使用済み触媒の試料(Cs 5.05重量%、Zr 0.86重量%、130m/g)を得、触媒300g及び初期のセシウム濃度が0.5重量%であるメタノール溶液1500ml(触媒:溶液比φ=0.2kg/リットル)を100ml/分で使用したことを除いて、実施例1の方法を用いて再生した。2時間再循環を行った後、元の溶液1200mlを回収した。XRFによると、これはセシウムを0.24重量%を含んでいた(溶液から51.9%吸収)。XRFによると、再生後に乾燥させた触媒は、触媒上にセシウムを6.25重量%を含んでいた。増加したセシウム1.2重量%のうち、1.04重量%は溶液からの吸収に由来し、0.16重量%は細孔内に残留していたメタノール溶液の蒸発に由来することが計算により求められた。
【0059】
したがって、触媒対溶液比φを半分にしても、湿潤時に吸着されるセシウムの比率に大きな影響はなかった(初期のセシウム濃度が異なる実施例1,7のいずれにおいても約50%の吸収が認められた)(実施例7)。
【0060】
排出及び乾燥後のビーズ上に認められたセシウム増分の減少は、平衡化溶液の濃度を低下したことに対応している(実施例1対7)。
【0061】
【表1】
【0062】
実施例8
Cs供給源としてCsOH・HOを7.84gを使用し、メタノールと一緒にセシウムのメタノール溶液(0.785重量%)1000mlを調製した。初期の水分量についてカールフィッシャー測定を行ったところ、0.284重量%の水が存在しており、pH値は約13.0であった。
【0063】
実施例1の方法を用いて使用済み触媒の試料を再生した。2時間再循環を行った後の溶液は、XRFによると、セシウムを0.078重量%(溶液から90%吸収)及び水を1.145重量%を含んでおり、pHは8.5であった。乾燥後の再生触媒をXRFで測定したところ、触媒上にセシウム6.71重量%を含んでいた。増加したセシウム1.66重量%のうち、1.4重量%は溶液からの吸収に由来し、0.26重量%は細孔内に残留していたメタノール溶液に由来することが計算により求められた。
【0064】
したがって、pHの高いセシウムの湿潤液を用いることにより、セシウム濃度がより低い場合であってさえも、取り込み効率がより高くなる(実施例8)。
実施例9
Cs供給源としてCsOH・HOを7.97gを用いて、水中メタノール(10重量%)溶媒混合物中で、セシウムのメタノール/水(90:10)溶液(0.787重量%)1000mlを調製した。初期の水分量についてカールフィッシャー測定を行ったところ、10.63重量%の水が存在しており、pH測定値は13.0であった。
【0065】
実施例1の方法を用いて使用済み触媒の試料を再生した。2時間再循環を行った後の溶液は、XRFによると、セシウムを0.104重量%(溶液から86.8%吸収)及び水を10.77重量%含んでおり、pHは8.5であった。再生触媒を乾燥後にXRFで測定したところ、触媒上にセシウム6.8重量%を含んでいた。増加したセシウム1.75重量%のうち、1.35重量%は溶液からの吸収に由来し、0.4重量%は細孔内に残存していたメタノール溶液の蒸発に由来することが計算により求められた。
【0066】
実施例10
Cs供給源として炭酸水素セシウムCsHCOを使用してセシウムの水/メタノール(水は溶解を補助するために添加)中溶液(1.56重量%)1000mlを調製した。初期の水分量についてカールフィッシャー測定を行ったところ、11.58重量%の水を含んでおり、pH測定値は9.0であった。
【0067】
実施例1の方法を用いて使用済み触媒の試料を再生した。2時間再循環を行った後の溶液は、XRFによると、セシウムを1.104重量%(溶液から29.2%吸収)及び水を13.12重量%含んでおり、pHは7.5であった。再生触媒を乾燥後にXRFで測定したところ、触媒上にセシウム7.07重量%を含んでいた。増加したセシウム2.02重量%のうち、0.91重量%は溶液からの吸収に由来し、1.11重量%は細孔内に残存していたメタノール溶液の蒸発に由来することが計算により求められた。
【0068】
実施例11
炭酸セシウム(CsCO、99%、AldrichからのReagent Plus)及びメタノールからセシウムのメタノール溶液(1.18重量%)1000mlを調製した。初期の水分量についてカールフィッシャー測定を行ったところ、水を0.167重量%含んでおり、pHの測定値は12.5であった。
【0069】
実施例1の方法を用いて使用済み触媒の試料を再生した。2時間再循環を行った後の溶液は、XRFによると、セシウムを0.54重量%(溶液から54.2%吸収)及び水を1.177重量%含んでおり、pHは9.0であった。再生触媒を乾燥後にXRFで測定したところ、触媒上にセシウムを7.05重量%含んでいた。増加したセシウム2.0重量%のうち、1.27重量%は溶液からの吸収に由来し、0.73重量%は細孔内に残存していたメタノール溶液の蒸発に由来することが計算により求められた。
【0070】
【表2】
【0071】
したがって、出発湿潤液中により多量の水が存在しても、セシウムの取り込み効率に大きな影響はない(実施例9)。
開始時のpHがより低い一部中和されたセシウム塩を用いると、セシウムの取り込み効率が、pHがより高い場合よりもはるかに低くなる(実施例9,10,11)。
【0072】
ここで使用した濃度では、セシウム塩溶液のpHが高ければ、水の存在下においては、多量のシリカを分解することはない(Si<0.1重量%)。
触媒試験
実施例7〜11の再生触媒を、標準的な新触媒及び元の未再生触媒と一緒に実験室規模の反応器で試験した。各触媒3gを管型反応器内で350℃に加熱し、プロピオン酸メチルを59.4重量%、メタノールを29.7重量%、ホルムアルデヒドを3.9重量%及び水を6.9重量%を含む供給物を予備気化器(pre−vapourizer)で気化させた流れをGilsonポンプを用いて0.032ml/分で供給することにより前もって一夜状態調整を行った。反応器から排出される蒸気の流れを凝縮し、5種類の異なる供給ポンプ速度を用いて触媒と蒸気との接触時間を変化させて試料を採取し、転化率を求めた。凝縮した液体生成物及び液体供給物をDB1701カラムを備えたShimadzu 2010 Gas Chromatographで分析した。次いでガスクロマトグラフィーデータから試料の組成を決定し、収率(%)及びメタクリル酸エステル(MMA+MAA)への選択性(%)を求めた。結果を表3に示す。
【0073】
実施例7〜11で生成した触媒の試験結果は、MMAを製造するためのホルムアルデヒド及びプロピオン酸メチルの縮合における触媒として用いた場合のMMA及びMAAの収率(%)ならびにMMA及びMAAの選択性(%)という観点では、新触媒の結果に匹敵している。これらはまた、セシウムが消耗した再生前の使用済み触媒の性能と比較すると大幅に改善されている。
【0074】
【表3】
【0075】
本願に関連して、本明細書と同時に出願されたか又はその前に出願され、公衆の閲覧に供されたあらゆる論文及び文書に注目されたい。このような論文及び文書全ての内容を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。
【0076】
本明細書に開示した全ての特徴(任意の添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)及び/又はこのように開示した任意の方法又はプロセスの全てのステップは、このような特徴及び/又はステップの少なくとも一部が互いに矛盾する組合せを除いて、任意の組合せで組み合わせることができる。 本明細書に開示した各特徴(任意の添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)は、特に明記しない限り、同一の、均等の、又は類似の役割を果たす代替的な特徴で置き換えることができる。したがって、特に明記しない限り、ここに開示した各特徴は、包括的な一連の均等又は類似の特徴の一例に過ぎない。
【0077】
本発明は上述した実施形態の詳細に限定されるものではない。本発明は、本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)に開示された任意の新規な1の特徴もしくは特徴の組合せ又は本明細書に開示された任意の方法もしくはプロセスの任意の新規な1ステップもしくはステップの組合せに拡張される。
図1