(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
少なくとも1つのイベントセンサの複数のピクセルにより発生する1つ又はそれ以上のイベントに基づいて、前記複数のピクセルに対応する複数のイベント生成要素がグルーピングされたグループイベント信号を生成するグルーピング部と、
前記グループイベント信号に基づいて、前記発生する1つ又はそれ以上のイベントが発生したイベント生成要素のグループのアドレスを出力するインタフェース部と、を有し、
前記イベント生成要素のそれぞれは、前記イベント生成要素に対応するイベントの発生に応答して非同期的にイベント信号を生成し、
前記グループのアドレスは、前記グループに属するイベント生成要素を代表するアドレスであり、
前記インタフェース部は、前記グループイベント信号に基づいて前記グループのデータを前記グループのアドレスと共に出力し、
前記グループのデータは、前記グループに属するイベント生成要素が生成するイベント信号であることを特徴とするインターフェイシング装置。
前記インタフェース部は、前記生成されたグループイベント信号に応答して、前記グループイベント信号に対応するアドレスを出力することを特徴とする請求項1に記載のインターフェイシング装置。
前記インタフェース部は、複数の生成されたグループイベント信号に応答して、前記複数のグループイベント信号のいずれか1つのグループイベント信号を選択し、前記選択されたグループイベント信号に対応するアドレスを出力することを特徴とする請求項1に記載のインターフェイシング装置。
前記インタフェース部は、前記グループイベント信号に応答して、前記イベントが発生した時間に該当するタイムスタンプをさらに出力することを特徴とする請求項1に記載のインターフェイシング装置。
前記イベント生成要素は、前記第2状態に初期化され、前記イベントの発生に応答して前記第1状態に切り替え、リセット信号に応答して前記第2状態に切り替えることを特徴とする請求項7に記載のインターフェイシング装置。
前記インタフェース部は、少なくとも1つの第1グループイベント信号に応答して、前記少なくとも1つの第1グループイベント信号のいずれか1つの第1グループイベント信号を選択する第1アービター(arbiter)と、
前記選択された第1グループイベント信号に対応する少なくとも1つの第2グループイベント信号に応答して、前記少なくとも1つの第2グループイベント信号のいずれか1つの第2グループイベント信号を選択する第2アービターと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のインターフェイシング装置。
前記インタフェース部は、前記第1アドレス、前記第2アドレス、及び前記データの出力を制御する要求信号を送信し、前記第1アドレス、前記第2アドレス、及び前記データの読み出しを制御する応答信号を受信する通信部をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のインターフェイシング装置。
前記インタフェース部は、少なくとも1つの第1グループイベント信号に応答して、前記少なくとも1つの第1グループイベント信号のいずれか1つの第1グループイベント信号を選択する第1アービターと、
前記選択された第1グループイベント信号に対応する複数の第2グループイベント信号に応答して、前記複数の第2グループイベント信号を繰り返し選択する第2アービターとを含むことを特徴とする請求項1に記載のインターフェイシング装置。
前記インタフェース部は、前記複数の第2グループイベント信号に対応する前記第2アドレスのうち現在の出力される第2アドレスと前記第1アドレスとに対応するグループのデータを出力するデータ出力部をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のインターフェイシング装置。
1つ又はそれ以上のイベントを検出する前記ディスプレイ装置の複数のイベントベース要素の内の少なくとも1つのイベントベース要素はイベントの発生を検出しないことを特徴とする請求項30に記載の処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、本発明に係るインターフェイシング装置及びユーザ入力処理方法とそのコンピュータ読出可能記録媒体並びに処理装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
各図面に提示された同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0019】
図1〜4Fは、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置の構成、各構造、動作等を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置の動作を概略的に示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置110は、イベント生成要素120から出力される信号を受信する。
ここで、イベント生成要素120は、イベント信号を出力する要素である。イベント生成要素120それぞれは、イベントの発生に応答して非同期的にイベント信号を生成する。
以下、イベント生成要素は単に要素と称することもある。
【0020】
実施形態として、イベントベースセンサを用いる様々な製品に応用してもよい。
例えば、実施形態例として、イベントベースビジョンセンサ、イベントベース聴覚センサ、及び/又はイベントベースプロセシングデバイスを用いて動作認識、顔認識、音声認識、ユーザ認証などを行うスマートフォン、スマート家電機器、ウェラブルデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、キオスク端末(マルチメディアステーション(Multimedia Station))などに応用してもよい。
【0021】
一例として、イベント生成要素120は、イベントベースビジョンセンサに実現してもよい。
イベントベースビジョンセンサは、光が変わるイベントを検出することによって時間非同期的にイベント信号を出力する。
例えば、イベントベースビジョンセンサは、光の明るさが明るくなるイベントや光の明るさが暗くなるイベントを検出する。又は、イベントベースビジョンセンサは、光の色が変わるイベントを検出してもよい。
フレームベースビジョンセンサは、各ピクセルのフォトダイオードの出力をフレーム単位にスキャンする一方、イベントベースビジョンセンサは、光の変化があるピクセルのイベント信号のみを出力する。
【0022】
他の例として、イベント生成要素120は、イベントベース聴覚センサに実現してもよい。
イベントベース聴覚センサは、音声が変化するイベントを検出することによって時間非同期的にイベント信号を出力する。
例えば、イベントベース聴覚センサは、音声の振幅が大きくなるイベントや音声の振幅が小さくなるイベントを検出する。又は、イベントベース聴覚センサは、音声の周波数が高くなるイベントや音声の周波数が低くなるイベントを検出してもよい。
【0023】
また、一実施形態によれば、ボリューム変化のようなオーディオイベントを検出するセンサと、ディスプレイ変化のようなビデオイベントを検出するセンサは互いに異なってもよい。
グルーピング部111は、同じ類型のイベントが同時に処理されるようにオーディオイベントを共にグルーピングしたり、ビデオイベントを共にグルーピングしてもよい。
【0024】
また、一実施形態によれば、グルーピング部111は、複数のイベント要素を単一イベント要素ではないグループにグルーピングする。
グループの大きさ、形状、パターンなどは予め設定されてもよい(所定の大きさ、形状、パターン)。グルーピング部111は、予め設定したグループの大きさ、形状、パターンなどに応じて設計される。
【0025】
更なる例として、イベント生成要素120は、イベントベースプロセシングデバイスに実現してもよい。
イベントベースプロセシングデバイスは、自ら又は1つ以上の入力を受けてスパイク信号を出力する。
例えば、イベントベースプロセシングデバイスは、少なくとも1つのニューロンで構成されたネットワークを用いてセンサ信号又は他のニューロンの出力信号の入力を受けて信号処理、認識などの作業を行う。
以下、イベントベースプロセシングデバイスは、単にプロセッサと称することもある。
イベント生成要素120の実現に関して前述した事項は例示的な事項に過ぎず、イベント生成要素120は、特定イベントを検出して時間非同期的にイベント信号を生成する様々な形態に変形されてもよい。
【0026】
イベント生成要素120は、リセットされるまでイベント信号を継続的に出力してもよい。
例えば、イベント生成要素120は、特定イベントを検出して時間非同期的にイベント信号を生成した後、生成されたイベント信号を継続的に出力する。
イベント生成要素120は、外部からリセット信号を受信する場合、リセットできる。イベント生成要素120は、リセットされることによりイベント信号の出力を中止する。
【0027】
イベント生成要素120の動作は、状態転換(state transition)のように説明され得る。
例えば、イベント生成要素120のそれぞれは、イベントの発生に応答する第1状態、及び第1状態と区別される第2状態のいずれか1つの状態を有する。
イベント生成要素120のそれぞれは、第1状態でイベント信号を生成する。
イベント生成要素120のそれぞれは、第2状態に初期化され、イベントの発生に応答して第1状態に転換される。イベント生成要素120のそれぞれはリセット信号に応答して第2状態に転換される。
【0028】
インターフェイシング装置110は、グルーピング部111とインタフェース部112を含む。
グルーピング部111は、イベント生成要素120がグルーピングされたグループイベント信号を生成する。
図2は、本発明の一実施形態に係るイベント生成要素の概略図である。
図2を参照すると、イベント生成要素120は、
図2に示すようにマトリクス状(8×8要素)に配置される。
イベント生成要素120は、様々な形態にグルーピングされ得る。
例えば、予め設定した(所定の)パターンに連続的に配置したイベント生成要素120は、同じグループにグルーピングされる。
グルーピング部111は、少なくとも1つのプロセッサによって実現されるグルーパーを含んでもよい。
インタフェース部112は、少なくとも1つのプロセッサのためのインタフェースを含む。
【0029】
一例として、イベント生成要素120は、4つのピクセル(要素)単位にグルーピングされる。
図3A〜3Eは、本発明の一実施形態に係るイベント生成要素のグルーピング例を示す図である。
図3Aを参照すると、イベント生成要素は、「4×1」形態310、「2×2」形態320、又は、「1×4」形態330のいずれか1つにグルーピングされる。
図3Bを参照すると、イベント生成要素120(8×8要素)は「4×1」形態にグルーピングされる。
図3Cを参照すると、イベント生成要素120(8×8要素)は「2×2」形態にグルーピングされる。
図3Dを参照すると、イベント生成要素120(8×8要素)は「1×4」形態にグルーピングされる。
【0030】
他の例として、イベント生成要素120は、16個のピクセル(要素)単位にグルーピングされる。
図3Eを参照すると、イベント生成要素は「16×1」形態340、「8×2」形態350、「4×4」形態360、「2×8」形態370、又は、「1×16」形態380のいずれか1つにグルーピングされ得る。
イベント生成要素がグルーピングされる形態に関して前述した事項は例示的な事項に過ぎず、イベント生成要素がグルーピングされる形態は様々に変形されてもよい。
【0031】
グルーピング部111は、イベント生成要素120がグルーピングされたグループイベント信号を生成する。
イベント生成要素120がグルーピングされれば、複数のグループが形成される。
グルーピング部111は、複数のグループのうちイベントが発生したグループに対応するグループイベント信号を生成する。
イベントが発生したグループは、イベントが発生した要素を1つ以上含むグループを指す。また、イベントが発生した要素は、イベントの発生を検出することでイベント信号を生成した要素を指す。
一例として、イベントベースビジョンセンサは、光の強度が変わるイベントを検出する。
【0032】
図4A〜4Fは、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置の構造を説明するための図である。
一例として、
図4Aを参照すると、イベント生成要素120は、第1グループ121、、第2グループ122、・・・第kグループ123にグルーピングされる。
この場合、グルーピング部111は、第1生成部411、第2生成部412、・・・第k生成部413を含む。
第1生成部411は、第1グループ121でイベントが発生する場合、グループイベント信号を生成する。
第2生成部412は、第2グループ122でイベントが発生する場合、グループイベント信号を生成する。
第k生成部413は、第kグループ123でイベントが発生する場合、グループイベント信号を生成する。
【0033】
インタフェース部112は、グルーピング部111によって生成されたグループイベント信号を受信する。
インタフェース部112は、グループイベント信号に基づいてイベントが発生したグループのアドレスを出力する。
グループのアドレスは、そのグループに属するイベント生成要素を代表するアドレスであり得る。
【0034】
インタフェース部112は、第1生成部411〜第k生成部413のいずれかからグループイベント信号を受信したか否かに基づいて、イベントが発生したグループのアドレスを出力する。
例えば、第1生成部からグループイベント信号が受信された場合、インタフェース部112は、第1グループのアドレスを出力する。
又は、第k生成部からグループイベント信号が受信された場合、インタフェース部112は第kグループのアドレスを出力する。
【0035】
第1生成部411、第2生成部412、・・・第k生成部413は、論理ゲートで実現してもよい。
例えば、
図4Bを参照すると、第1生成部411は、第1グループ121の要素と接続したORゲートであってもよい。
この場合、第1グループ121の要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第1生成部411によってグループイベント信号が生成される。
【0036】
他の例として、
図4Cを参照すると、グルーピング部111は、イベント生成要素120の複数のグループと2次元に接続されてもよい。
グルーピング部111は、第1生成部421、第2生成部422、第3生成部423、第4生成部424、第5生成部425、及び第6生成部426を含む。
【0037】
第1生成部421は、第1グループ、第2グループ、及び第3グループと接続される。
第1グループの要素、第2グループの要素、及び第3グループの要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第1生成部421によってグループイベント信号が生成される。
第2生成部422は、第4グループ、第5グループ、及び第6グループと接続される。
第4グループの要素、第5グループの要素、及び第6グループの要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第2生成部422によってグループイベント信号が生成される。
第3生成部423は、第7グループ、第8グループ、及び第9グループと接続される。
第7グループの要素、第8グループの要素、及び第9グループの要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第3生成部423によってグループイベント信号が生成される。
【0038】
第4生成部424は、第1グループ、第4グループ、及び第7グループと接続される。
第1グループの要素、第4グループの要素、及び第7グループの要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第4生成部424によってグループイベント信号が生成される。
第5生成部425は、第2グループ、第5グループ、及び第8グループと接続される。
第2グループの要素、第5グループの要素、及び第8グループの要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第5生成部425によってグループイベント信号が生成される。
第6生成部426は、第3グループ、第6グループ、及び第9グループと接続される。
第3グループの要素、第6グループの要素、及び第9グループの要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第6生成部426によってグループイベント信号が生成される。
【0039】
以下で詳細に説明するが、インタフェース部112は、第1アービター431と第2アービター432を含む。
第1アービター431は、第1生成部421、第2生成部422、及び第3生成部423によって生成されたグループイベント信号を受信する。
第2アービター432は、第4生成部424、第5生成部425、及び第6生成部426によって生成されたグループイベント信号を受信する。
第1アービター431は、ラインアービターと称してもよく、第2アービター432はグループアービターと称してもよい。
【0040】
第1アービター431は、第1生成部421〜第3生成部423のいずれかからグループイベント信号を受信したか否かに基づいて、イベントが発生したグループの第1アドレスを出力する。
第1アドレスは、ラインアドレスと称してもよい。
例えば、第1生成部421からグループイベント信号が受信される場合、第1アービター431は、第1グループ、第2グループ、及び第3グループに共通する行を指示するアドレスを出力する。
または、第2生成部422からグループイベント信号が受信される場合、第1アービター431は、第4グループ、第5グループ、及び第6グループに共通する行を指示するアドレスを出力する。
または、第3生成部423からグループイベント信号が受信される場合、第1アービター431は、第7グループ、第8グループ、及び第9グループに共通する行を指示するアドレスを出力する。
【0041】
第2アービター432は、第4生成部424〜第6生成部426のいずれかからグループイベント信号を受信したか否かに基づいて、イベントが発生したグループの第2アドレスを出力する。
第2アドレスは、グループアドレスと称してもよい。
例えば、第4生成部424からグループイベント信号が受信される場合、第2アービター432は、第1グループ、第4グループ、及び第7グループに共通する列を指示するアドレスを出力する。
又は、第5生成部425からグループイベント信号が受信される場合、第2アービター432は、第2グループ、第5グループ、及び第8グループに共通する列を指示するアドレスを出力する。
または、第6生成部426からグループイベント信号が受信される場合、第2アービター432は、第3グループ、第6グループ、及び第9グループに共通する列を指示するアドレスを出力する。
第1アービター431と第2アービター432の動作に関する詳細な事項は後述する。
【0042】
第1生成部421〜第6生成部426は、論理ゲートで実現してもよい。
例えば、
図4Dを参照すると、第1生成部421は、第1グループの要素と接続したORゲートであってもよい。
第1グループが「8×2」形態の要素を含む場合、第1生成部421は、第1グループの第1行と第1ライン(図中、丸数字、以下同様)を介して、第1グループの第2行と第2ラインを介して接続される。
第4生成部424は、第1グループの第1列と第3ラインを介して、第2列と第4ラインを介して、第3列と第5ラインを介して、第4列と第6ラインを介して、第5列と第7ラインを介して、第6列と第8ラインを介して、第7列と第9ラインを介して、及び第8列と第10ラインを介して接続される。
【0043】
第1グループの第1行に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第1ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第2行に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第2ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1ライン及び第2ラインのうち少なくとも1つのラインに「TRUE」又は「1」が印加されれば、第1生成部421によってグループイベント信号が生成される。
【0044】
図4Eを参照すると、第1生成部421は、プルダウン(pull−down)回路によって第1グループの第1行の要素及び第1グループの第2行の要素と接続してもよい。
要素は、それぞれ自身のスイッチを制御する。
例えば、イベントが発生した要素はスイッチをオンにし、イベントが発生していない要素はスイッチをオフにする。
1つのラインには複数のスイッチが接続される。
【0045】
1つのラインに接続された複数のスイッチの内の1つでもオンである場合、そのラインにVDD電圧が印加される。
この場合、そのラインに「TRUE」又は「1」が印加されるものと解釈してもよい。
一方、1つのラインに接続した複数のスイッチが全てオフである場合、そのラインにGND電圧が印加される。
この場合、そのラインに「FALSE」又は「0」が印加されるものと解釈してもよい。
【0046】
再び
図4Dを参照すると、第1グループの第1列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第3ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第2列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第4ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第3列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第5ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第4列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第6ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第5列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第7ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第6列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第8ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第7列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第9ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第1グループの第8列に含まれた要素のいずれか1つでもイベント信号を出力すると、第10ラインに「TRUE」又は「1」に対応する信号が印加される。
第3ライン乃至第10ラインの内の少なくとも1つのラインに「TRUE」又は「1」が印加されれば、第4生成部424によってグループイベント信号が生成される。
【0047】
図4Fを参照すると、第4生成部424は、プルダウン回路によって第1グループの第1列乃至第8列の要素と接続される。
要素は、それぞれ自身のスイッチを制御する。
例えば、イベントが発生した要素はスイッチをオンにし、イベントが発生していない要素はスイッチをオフにする。
1つのラインには複数のスイッチが接続される。
【0048】
1つのラインに接続された複数のスイッチのうち1つでもオンである場合、そのラインにVDD電圧が印加される。
この場合、そのラインに「TRUE」又は「1」が印加されるものと解釈してもよい。
一方、1つのラインに接続された複数のスイッチが全てオフである場合、そのラインにGND電圧が印加される。
この場合、そのラインに「FALSE」又は「0」が印加されるものと解釈してもよい。
【0049】
図5A〜
図5Cは、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置の動作を説明するための図である。
図5Aを参照すると、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置500は、第1アービター521と第2アービター522を含む。
インターフェイシング装置500は、第1方向のためのグルーピング部531及び第2方向のためのグルーピング部532をさらに含む。
第1方向は水平方向、第2方向は垂直方向であってもよい。インターフェイシング装置500の構造は、
図4Cに示す構造に対応する。
【0050】
グループ510に含まれた複数の要素のうち少なくとも1つの要素でイベントの発生が検出される。
グループ510内のイベントが発生した要素はイベント信号を生成する。
グループ510の第1方向のためのグルーピング部531はイベント信号を受信し、グループ510に対応する第1グループイベント信号を生成する。
第1グループイベント信号は、グループ510でイベントが発生したことを第1方向に知らせる信号である。
例えば、
図5Bを参照すると、グループ510内の要素は、プルダウン回路によってORゲート541と接続される。
ORゲート541は、第1グループイベント信号を生成する。
【0051】
第1アービター521は、第1グループイベント信号を受信する。
第1アービター521は、第1グループイベント信号を選択し、第1グループイベント信号に基づいてグループ510の第1アドレスを出力する。
グループ510の第1アドレスは、グループ510のy座標に対応するアドレスであり得る。
【0052】
グループ510の第2方向のためのグルーピング部532は、イベント信号を受信し、グループ510に対応する第2グループイベント信号を生成する。
第2グループイベント信号は、グループ510でイベントが発生したことを第2方向に知らせる信号である。
例えば、
図5Cを参照すると、グループ510内の要素は、プルダウン回路によってORゲート542と接続される。
ORゲート542は、第2グループイベント信号を生成する。
【0053】
第2グループイベント信号は、第1アービター521から選択信号を受信した後、第2アービター522に伝えられる。
例えば、
図5Cを参照すると、ORゲート542によって生成される第2グループイベント信号と第1アービター521によって生成される選択信号は、ANDゲート543によって第2アービター522と接続される。
第2アービター522は、第2グループイベント信号を選択し、第2グループイベント信号に基づいてグループ510の第2アドレスを出力する。
グループ510の第2アドレスは、グループ510のx座標に対応するアドレスであり得る。
【0054】
図6A〜
図6Dは、本発明の他の実施形態に係るインターフェイシング装置の動作を説明するための図である。
図6Aを参照すると、本発明の他の実施形態に係るインターフェイシング装置600は、第1アービター621と第2アービター622を含む。
インターフェイシング装置600は、第1グループ611及び第2グループ612の第1方向のための第1グルーピング部631、第1グループ611の第2方向のための第2グルーピング部632、及び第2グループ612の第2方向のための第3グルーピング部633をさらに含む。
第1方向は水平方向、第2方向は垂直方向であってもよい。インターフェイシング装置600の構造は
図4Cに示す構造に対応する。
【0055】
第1グループ611に含まれた少なくとも1つの要素、及び第2グループ612に含まれた少なくとも1つの要素でイベントの発生が検出される。
第1グループ611内のイベントが発生した要素、及び第2グループ612内のイベントが発生した要素は、イベント信号を生成する。
第1グループ611の第1方向及び第2グループ612の第1方向のための第1グルーピング部631はイベント信号を受信し、第1グループ611及び第2グループ612に対応する第1グループイベント信号を生成する。
第1グループイベント信号は、第1グループ611及び第2グループ612に共通する行でイベントが発生したことを知らせる信号である。
例えば、
図6Cを参照すると、第1グループ611内の要素及び第2グループ612内の要素は、プルダウン回路によってORゲート641と接続する。
ORゲート641は、第1グループイベント信号を生成する。
【0056】
第1アービター621は、第1グループイベント信号を受信する。
第1アービター621は、第1グループイベント信号を選択し、第1グループイベント信号に基づいて第1グループ611と第2グループ612に共通する第1アドレスを出力する。
第1アドレスは、第1グループ611と第2グループ612に共通するy座標に対応するアドレスであり得る。
【0057】
第1グループ611の第2方向のための第2グルーピング部632はイベント信号を受信し、第1グループ611に対応する第2グループイベント信号を生成する。
第2グループイベント信号は、第1グループ611でイベントが発生したことを第2方向に知らせる信号である。
例えば、
図6Dを参照すると、第1グループ611内の要素は、プルダウン回路によってORゲート642と接続する。
ORゲート642は、第2グループイベント信号を生成する。
【0058】
第2グループイベント信号は、第1アービター621から選択信号を受信した後、第2アービター622に伝えられる。
例えば、
図6Dを参照すると、ORゲート642によって生成される第2グループイベント信号と第1アービター621によって生成される選択信号は、ANDゲート651を介して第2アービター622に接続される。
【0059】
また、第2グループ612の第2方向のための第3グルーピング部633はイベント信号を受信し、第2グループ612に対応する第3グループイベント信号を生成する。
第3グループイベント信号は、第2グループ612でイベントが発生したことを第2方向に知らせる信号である。
例えば、
図6Dを参照すると、第2グループ612内の要素は、プルダウン回路によってORゲート643と接続される。
ORゲート643は、第3グループイベント信号を生成する。
【0060】
第3グループイベント信号は、第1アービター621から選択信号を受信した後、第2アービター622に伝えられる。
例えば、
図6Dを参照すると、ORゲート643によって生成される第3グループイベント信号と第1アービター621によって生成される選択信号は、ANDゲート652を介して第2アービター622と接続される。
【0061】
第2アービター622は、第2グループイベント信号と第3グループイベント信号を受信する。
第2アービター622は、複数のグループイベント信号が受信される場合、いずれか1つのグループイベント信号を選択し得る。
例えば、第2アービター622は、複数のグループイベント信号のうち、ランダムにいずれか1つのグループイベント信号を選択してもよい。
または、第2アービター622は、複数のグループイベント信号のうち、最も小さいx座標に対応するグループイベント信号を選択してもよい。
または、第2アービター622は、複数のグループイベント信号のうち、最も大きいx座標に対応するグループイベント信号を選択してもよい。
第2アービター622によって、いずれか1つのグループイベント信号が選択される方式は様々に変形されてもよい。
以下、第2アービター622によって第2グループイベント信号が選択される場合を説明する。
【0062】
第2アービター622は、第2グループイベント信号を選択し、第2グループイベント信号に基づいて第1グループ611の第2アドレスを出力する。
第1グループ611の第2アドレスは、第1グループ611のx座標に対応するアドレスであり得る。
【0063】
図6Bを参照すると、第2アービター622は、第1グループ611をリセットさせる。
例えば、第2アービター622は、第1グループ611に含まれた複数の要素にリセット信号を印加する。
第1グループ611内の複数の要素は、リセット信号に応答してリセットされる。
【0064】
第2グループ612内のイベントが発生した要素は、イベント信号を継続的に出力する。
第2グループ612の第1方向のための第1グルーピング部631はイベント信号を受信し、第2グループ612に対応する第1グループイベント信号を生成する。
第1グループイベント信号は、第2グループ612でイベントが発生したことを知らせる信号である。
【0065】
第1アービター621は、第1グループイベント信号を受信する。
第1アービター621は、第1グループイベント信号を選択し、第1グループイベント信号に基づいて第2グループ612の第1アドレスを出力する。
第2グループ612の第1アドレスは、第2グループ612のy座標に対応するアドレスであり得る。
【0066】
第2グループ612の第2方向のための第3グルーピング部633は、イベント信号を受信し、第2グループ612に対応する第3グループイベント信号を生成する。
第3グループイベント信号は、第1アービター621から選択信号を受信した後、第2アービター622に伝えられる。
第2アービター622は、第3グループイベント信号を受信する。
第2アービター622は、第3グループイベント信号を選択し、第3グループイベント信号に基づいて第2グループ612の第2アドレスを出力する。
第2グループ612の第2アドレスは、第2グループ612のx座標に対応するアドレスであり得る。
【0067】
図7A及び
図7Bは、本発明のさらに他の実施形態に係るインターフェイシング装置の動作を説明するための図である。
図7Aを参照すると、本発明のさらに他の実施形態に係るインターフェイシング装置700は、第1アービター721と第2アービター722を含む。
インターフェイシング装置700は、第1グループ711の第1方向のための第1グルーピング部731、第2グループ712の第1方向のための第2グルーピング部732、及び第1グループ711及び第2グループ712の第2方向のための第3グルーピング部733をさらに含む。
第1方向は水平方向、第2方向は垂直方向であってもよい。
インターフェイシング装置700の構造は
図4Cに示す構造に対応する。
【0068】
第1グループ711に含まれた少なくとも1つの要素及び第2グループ712に含まれた少なくとも1つの要素からイベントの発生が検出される。
第1グループ711内のイベントが発生した要素、及び第2グループ712内のイベントが発生した要素はイベント信号を生成する。
第1グループ711の第1方向のための第1グルーピング部731はイベント信号を受信し、第1グループ711に対応する第1グループイベント信号を生成する。
第2グループ712の第1方向のための第2グルーピング部732はイベント信号を受信し、第2グループ712に対応する第2グループイベント信号を生成する。
第1グループイベント信号は、第1グループ711でイベントが発生したことを知らせる信号であり、第2グループイベント信号は、第2グループ712でイベントが発生したことを知らせる信号である。
第1グループ711内の要素と第2グループ712内の要素はそれぞれ
図5Bに示すような、プルダウン回路によってORゲートと接続される。
【0069】
第1アービター721は、第1グループイベント信号と第2グループイベント信号を受信する。
第1アービター721は、複数のグループイベント信号が受信される場合、いずれか1つのグループイベント信号を選択する。
例えば、第1アービター721は、複数のグループイベント信号のうち、ランダムにいずれか1つのグループイベント信号を選択してもよい。
または、第1アービター721は、複数のグループイベント信号のうち、最も小さいx座標に対応するグループイベント信号を選択してもよい。
または、第1アービター721は、複数のグループイベント信号のうち、最も大きいx座標に対応するグループイベント信号を選択してもよい。
第1アービター721によっていずれか1つのグループイベント信号が選択される方式は様々に変形されてもよい。
以下、第1アービター721によって、第1グループイベント信号が選択される場合を説明する。
【0070】
第1アービター721は第1グループイベント信号を選択し、第1グループイベント信号に基づいて第1グループ711の第1アドレスを出力する。
第1グループ711の第1アドレスは、第1グループ711のy座標に対応するアドレスであり得る。
【0071】
第1グループ711の第2方向のための第3グルーピング部733はイベント信号を受信し、第1グループ711に対応する第3グループイベント信号を生成する。
第3グループイベント信号は、第1グループ711でイベントが発生したことを第2方向に知らせる信号である。
第1グループ711内の要素は、
図5Cに示すように、プルダウン回路によってORゲートと接続される。
第3グループイベント信号は、第1アービター721から選択信号を受信した後、第2アービター722に伝えられる。
【0072】
第2アービター722は、第3グループイベント信号を選択し、第3グループイベント信号に基づいて第1グループ711の第2アドレスを出力する。
第1グループ711の第2アドレスは、第1グループ711のx座標に対応するアドレスであり得る。
【0073】
図7Bを参照すると、第2アービター722は、第1グループ711をリセットさせる。
例えば、第2アービター722は、第1グループ711に含まれた複数の要素にリセット信号を印加する。
第1グループ711内の複数の要素は、リセット信号に応答してリセットされる。
場合に応じて、第1グループ711内の複数の要素は、第2アービター722のリセット信号及び第1アービター721の選択信号に応答してリセットされてもよい。
【0074】
第2グループ712内のイベントが発生した要素は、イベント信号を継続的に出力する。
第2グループ712の第1方向のための第2グルーピング部732はイベント信号を受信し、第2グループ712に対応する第2グループイベント信号を生成する。
第2グループイベント信号は、第2グループ712でイベントが発生したことを知らせる信号である。
【0075】
第1アービター721は、第2グループイベント信号を受信する。
第1アービター721は、第2グループイベント信号を選択し、第2グループイベント信号に基づいて第2グループ712の第1アドレスを出力する。
第2グループ712の第1アドレスは、第2グループ712のy座標に対応するアドレスであり得る。
【0076】
第2グループ712の第2方向のための第3グルーピング部733はイベント信号を受信し、第2グループ712に対応する第3グループイベント信号を生成する。
第3グループイベント信号は、第1アービター721から選択信号を受信した後、第2アービター722に伝えられる。
第2アービター722は、第3グループイベント信号を受信する。
第2アービター722は、第3グループイベント信号を選択し、第3グループイベント信号に基づいて第2グループ712の第2アドレスを出力する。
第2グループ712の第2アドレスは、第2グループ712のx座標に対応するアドレスであり得る。
【0077】
図8A〜
図8Dは、本発明に係るグループのデータを取得する実施形態を説明するための図である。
図8Aを参照すると、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置801は、グルーピング部811及びインタフェース部820を含む。
イベント生成要素851は行方向にグルーピングされる。
例えば、イベント生成要素851は、「4×1」形態にグルーピングされる。
【0078】
グルーピング部811は、イベント生成要素851の第1イベント信号をグルーピングすることにより第1グループイベント信号を生成し、イベント生成要素851の第2イベント信号をグルーピングすることにより第2グループイベント信号を生成する。
第1イベント信号は、イベント生成要素851から第1方向に出力されるイベント信号であり、第2イベント信号はイベント生成要素851から第2方向に出力されるイベント信号である。第1方向は行方向、第2方向は列方向であってもよい。
【0079】
インタフェース部820は、第1アービター821及び第2アービター822を含む。
第1アービター821は、1つ又はそれ以上の第1グループイベント信号に応答し、いずれか1つの第1グループイベント信号を選択する。
第1アービター821は、選択された第1グループイベント信号に対応する第1アドレスを出力する。
第2アービター822は、1つ又はそれ以上の第2グループイベント信号に応答して、いずれか1つの第2グループイベント信号を選択する。
第2アービター822は、選択された第2グループイベント信号に対応する第2アドレスを出力する。
【0080】
インターフェイシング装置801は、データ出力部871をさらに含んでもよい。
データ出力部871は、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータを出力する。
データ出力部871は、イベント生成要素851から第2方向に出力される第2イベント信号を用いて、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータを出力してもよい。
【0081】
例えば、グループ861でイベントが発生するとする。
第1アービター821は、グループ861を選択し、グループ861の第1アドレスを出力する。
第2アービター822は、グループ861を選択し、グループ861の第2アドレスを出力する。
この場合、データ出力部871は、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータであり、グループ861の第2イベント信号を出力してもよい。
【0082】
図8Bを参照すると、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置802は、グルーピング部812及びインタフェース部830を含む。
イベント生成要素852は、列方向にグルーピングされる。
例えば、イベント生成要素852は、「1×4」形態にグルーピングされる。
【0083】
グルーピング部812は、イベント生成要素852の第1イベント信号をグルーピングすることにより第1グループイベント信号を生成し、イベント生成要素852の第2イベント信号をグルーピングすることにより第2グループイベント信号を生成する。
第1イベント信号は、イベント生成要素852から第1方向に出力されるイベント信号であり、第2イベント信号はイベント生成要素852から第2方向に出力されるイベント信号である。第1方向は行方向、第2方向は列方向であってもよい。
【0084】
インタフェース部830は、第1アービター831及び第2アービター832を含む。
第1アービター831は、1つ又はそれ以上の第2グループイベント信号に応答して、いずれか1つの第2グループイベント信号を選択する。
第1アービター831は、選択された第2グループイベント信号に対応する第2アドレスを出力する。
第2アービター832は、1つ又はそれ以上の第1グループイベント信号に応答し、いずれか1つの第1グループイベント信号を選択する。
第2アービター832は、選択された第1グループイベント信号に対応する第1アドレスを出力する。
【0085】
インターフェイシング装置802は、データ出力部872をさらに含んでもよい。
データ出力部872は、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータを出力する。
データ出力部872は、イベント生成要素852から第1方向に出力される第1イベント信号を用いて、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータを出力してもよい。
【0086】
例えば、グループ862でイベントが発生するとする。
第1アービター831は、グループ862を選択し、グループ862の第2アドレスを出力する。
第2アービター832は、グループ862を選択し、グループ862の第1アドレスを出力する。
この場合、データ出力部872は、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータであり、グループ862の第1イベント信号を出力してもよい。
【0087】
図8Cを参照すると、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置803は、グルーピング部813及びインタフェース部840を含む。
イベント生成要素853は、2次元マトリクス状にグルーピングされる。
例えば、イベント生成要素853は、「2×2」形態にグルーピングされる。
前述した実施形態で、要素は、ディスプレイセンシング要素、オーディオセンシング要素、プロセシング要素などの1次元グループ又は2次元グループにグルーピングされてもよい。
一実施形態によれば、オーディオイベントを検出するセンサとビデオイベントを検出するセンサは異なるタイプのセンサであってもよい。
この場合、オーディオイベントが同時に処理される動作とビデオイベントが同時に処理される動作は互いに区分される。
【0088】
グルーピング部813は、イベント生成要素853の第1イベント信号をグルーピングすることにより第1グループイベント信号を生成し、イベント生成要素853の第2イベント信号をグルーピングすることにより第2グループイベント信号を生成する。
第1イベント信号は、イベント生成要素853から第1方向に出力されるイベント信号であり、第2イベント信号はイベント生成要素853から第2方向に出力されるイベント信号である。第1方向は行方向、第2方向は列方向であってもよい。
【0089】
インタフェース部840は、第1アービター841及び第2アービター842を含む。
第1アービター841は、1つ又はそれ以上の第1グループイベント信号に応答して、いずれか1つの第1グループイベント信号を選択する。
第1アービター841は、選択された第1グループイベント信号に対応する第1アドレスを出力する。
第2アービター842は、1つ又はそれ以上の第2グループイベント信号に応答して、いずれか1つの第2グループイベント信号を選択する。
第2アービター842は、選択された第2グループイベント信号に対応する第2アドレスを出力する。
【0090】
インターフェイシング装置803は、データ出力部873をさらに含んでもよい。
データ出力部873は、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータを出力する。
データ出力部873は、イベント生成要素853から第2方向に出力される第2イベント信号を用いて、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータを出力してもよい。
【0091】
例えば、グループ863でイベントが発生するとする。
第1アービター841は、グループ863を選択し、グループ863の第1アドレスを出力する。
第2アービター842は、グループ863を選択し、グループ863の第2アドレスを出力する。
この場合、データ出力部873は、第1アドレス及び第2アドレスに対応するグループのデータであり、グループ863の第2イベント信号を出力してもよい。
【0092】
第1アービター841によってグループ863が選択される場合、データ出力部873は、グループ863に含まれた4つの要素の出力値を全て取得しなければならない。
データ出力部873は、1つのグループに含まれた要素全てと個別的に接続されてもよい。
例えば、イベント生成要素853とデータ出力部873との間のルーティング(routing)は、
図8Dに示す通りである。
【0093】
図9〜
図12は、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置が外部と通信する動作を説明するための図である。
図9を参照すると、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置900は、外部と通信する通信部940を含む。
例えば、グループ910でイベントが発生した場合、第1グルーピング部931によって第1グループイベント信号が生成され、第2グルーピング部932によって第2グループイベント信号が生成される。
第1アービター921は、グループ910の第1アドレスを出力し、第2アービター922は、グループ910の第2アドレスを出力する。
データ出力部933は、グループ910のデータを出力してもよい。
【0094】
通信部940は、イベントが発生したグループの第1アドレスと第2アドレスをアドレスバスに印加し、イベントが発生したグループのデータをデータバスに印加する。
例えば、
図10Aを参照すると、通信部940は、アドレスバス及びデータバスを用いて外部にパケット1010を送信する。
【0095】
通信部940は、イベントが発生したグループの第1アドレスと第2アドレス及びイベントが発生したグループのデータをアドレスバス及びデータバスに印加するとき、タイムスタンプ情報をさらに出力してもよい。
この場合、パケット1010は、タイムスタンプフィールドをさらに含む。
タイムスタンプ情報は、イベントが発生した時間に関する情報で、通信部940はタイマー(図示せず)の出力をさらに受信してもよい。
通信部940は、イベントが発生した時点のタイマー出力をタイムスタンプバス(図示せず)に印加する。
または、通信部940は、イベントが発生したグループの第1アドレスと第2アドレス及びイベントが発生したグループのデータをアドレスバス及びデータバスに印加する時点のタイマー出力をタイムスタンプバス(図示せず)に印加してもよい。
【0096】
通信部940は、イベントが発生したグループ内のイベント生成要素とパケット1010のデータフィールドを構成する複数のビットの間をマッピングする。
一例として、
図10Bを参照すると、グループ内のイベント生成要素1021が行方向にグルーピングされた場合、通信部940は、イベント生成要素1021が配置された順序(符号1022)に応じてパケットのデータフィールド1013のビットを構成してもよい。
他の例として、
図10Cを参照すると、グループ内のイベント生成要素1023がマトリクス状にグルーピングされた場合、通信部940はイベント生成要素1023が配置された順序(符号1024)に応じてパケットのデータフィールド1013のビットを構成してもよい。
更なる例として、
図10Dを参照すると、グループ内のイベント生成要素1025が列方向にグルーピングされた場合、通信部940はイベント生成要素1025が配置された順序(符号1026)に応じてパケットのデータフィールド1013のビットを構成してもよい。
イベント生成要素とパケットのデータフィールドを構成する複数のビットの間のマッピングは、前述した実施形態に限定されることなく様々に変形されてもよい。
【0097】
図11Aを参照すると、本発明の一実施形態に係る通信部940は、ハンドシェイク方式を用いて外部装置と通信してもよい。
外部装置は、インターフェイシング装置からイベント信号を受信する装置であって、例えば、イベント信号を処理するマイクロ・プロセッサ、ハードウェアモジュールなどを含んでもよい。
【0098】
例えば、通信部940は、イベントが発生したグループのアドレス及びデータがロード(load)されれば、要求信号を「ハイ」から「ロー」に切り替える。
通信部940と通信する外部装置は、要求信号の立ち下がりエッジ(falling edge)(符号1110)を受信した後、アドレス及びデータを読み出す。
外部装置は読み出しが完了すれば、応答信号を「ハイ」から「ロー」に切り替える。
インターフェイシング装置900は、応答信号の立ち下がりエッジ(符号1120)を受信した後、アドレス及びデータ送信が完了したグループをリセットさせる。
リセットが完了すると、通信部940は、要求信号を「ロー」から「ハイ」に切り替える。外部装置は、要求信号の立ち上がりエッジ(符号1130)を受信した後、応答信号を「ロー」から「ハイ」に切り替える。
インターフェイシング装置900は、応答信号の立ち上がりエッジ(符号1140)を受信した後、イベントが発生した後にグループのアドレス及びデータを送信するため、前述した動作を繰り返す。
【0099】
本発明の他の実施形態に係る通信部940は、シリアル通信を用いてイベントが発生したグループの第1アドレスと第2アドレス及びイベントが発生したグループのデータを外部に送信してもよい。
例えば、通信部940は、所定のシリアル通信のタイミングに合わせて、
図10Aに示したパケット1010を構成するビットそれぞれを外部に送信してもよい。
通信部940の通信方式は、前述した実施形態に限定されることなく、様々に変形されてもよい。
以下、説明の便宜のためにアドレスバス及びデータバスを介してグループの第1アドレス、第2アドレス、及びデータが送信される場合を仮定する。
【0100】
図11Bを参照すると、複数のグループで同時にイベントが発生した場合、通信部940は、ハンドシェイク方式を用いて繰り返し外部装置と通信してもよい。
例えば、第1グループ及び第2グループで同時にイベントが発生した場合、アービターによっていずれか1つのグループが選択され得る。
【0101】
第1グループがまず選択される場合を仮定すると、通信部940は、第1グループのアドレス及びデータがロードされれば、要求信号を「ハイ」から「ロー」に切り替える。
通信部940と通信する外部装置は、要求信号の立ち下がりエッジ(符号1151)を受信した後、第1グループのアドレス及びデータを読み出す。
外部装置は読み出しが完了すれば、応答信号を「ハイ」から「ロー」に切り替える。
インターフェイシング装置900は、応答信号の立ち下がりエッジ(符号1152)を受信した後、アドレス及びデータ送信が完了した第1グループをリセットさせる。
リセットが完了すると、通信部940は、要求信号を「ロー」から「ハイ」に切り替える。
外部装置は、要求信号の立ち上がりエッジ(符号1153)を受信した後、応答信号を「ロー」から「ハイ」に切り替える。
【0102】
応答信号の立ち上がりエッジ(符号1154)を受信した後、アービターは第2グループを選択する。
通信部940は、第2グループのアドレス及びデータがロードされれば、要求信号を「ハイ」から「ロー」に切り替える。
通信部940と通信する外部装置は、要求信号の立ち下がりエッジ(符号1161)を受信した後、第2グループのアドレス及びデータを読み出す。
外部装置は、読み出しが完了すれば、応答信号を「ハイ」から「ロー」に切り替える。
インターフェイシング装置900は、応答信号の立ち下がりエッジ(符号1162)を受信した後、アドレス及びデータ送信が完了した第2グループをリセットさせる。
リセットが完了すると、通信部940は要求信号を「ロー」から「ハイ」に切り替える。
外部装置は要求信号の立ち上がりエッジ(符号1163)を受信した後、応答信号を「ロー」から「ハイ」に切り替える。
インターフェイシング装置900は、応答信号の立ち上がりエッジ(符号1164)を受信した後、イベントが発生した後にグループのアドレス及びデータを送信するため前述した動作を繰り返す。
【0103】
時間の流れに応じて、アドレスバス及びデータバスに印加される情報は
図12に示すように変更されてもよい。
この場合、アドレスバスは、イベントが発生したグループの第1アドレス及び第2アドレスを送信できる帯域幅を有し、データバスはイベントが発生したグループのデータを送信できる帯域幅を有する。
【0104】
図13〜
図15は、本発明の他の実施形態に係るインターフェイシング装置の動作を説明するための図である。
図13を参照すると、本発明の他の実施形態に係るインターフェイシング装置1300は、第1アービター1321と第2アービター1322を含む。
インターフェイシング装置1300は、第1方向のためのグルーピング部1331、第2方向のためのグルーピング部1332、第2方向のためのグルーピング部1333、及び第2方向のためのグルーピング部1334をさらに含む。
第1方向は水平方向、第2方向は垂直方向であってもよい。
インターフェイシング装置1300の構造は
図4Cに示す構造に対応する。
【0105】
同一の行に分類される複数のグループで同時にイベントが発生する。
例えば、第1グループ1311に含まれた少なくとも1つの要素、第2グループ1312に含まれた少なくとも1つの要素、及び第kグループ1313に含まれた少なくとも1つの要素において同時にイベント発生が検出される。
【0106】
第1グループ1311内のイベントが発生した要素、第2グループ1312内のイベントが発生した要素、及び第kグループ1313内のイベントが発生した要素は、イベント信号を生成する。
第1グループ1311の第1方向、第2グループ1312の第1方向、及び第kグループ1313の第1方向のためのグルーピング部1331は、イベント信号を受信し、第1グループ1311、第2グループ1312、及び第kグループ1313に共通する行に対応する第1グループイベント信号を生成する。
第1グループイベント信号は、第1グループ1311、第2グループ1312、及び第kグループ1313に共通する行でイベントが発生したことを知らせる信号である。
【0107】
第1アービター1321は、第1グループイベント信号を受信する。
第1アービター1321は、第1グループイベント信号を選択し、第1グループイベント信号に基づいて第1グループ1311、第2グループ1312、及び第kグループ1313に共通する第1アドレスを出力する。
第1アドレスは、第1グループ1311、第2グループ1312、及び第kグループ1313に共通するy座標に対応するアドレスであり得る。
【0108】
第1グループ1311の第2方向のためのグルーピング部1332はイベント信号を受信し、第1グループ1311に対応する第2グループイベント信号を生成する。
第2グループイベント信号は、第1グループ1311でイベントが発生したことを第2方向に知らせる信号である。
第2グループイベント信号は、第1アービター1321から選択信号を受信した後、第2アービター1322に伝えられる。
【0109】
また、第2グループ1312の第2方向のためのグルーピング部1333はイベント信号を受信し、第2グループ1312に対応する第3グループイベント信号を生成する。
第3グループイベント信号は、第2グループ1312でイベントが発生したことを第2方向に知らせる信号である。
第3グループイベント信号は、第1アービター1321から選択信号を受信した後、第2アービター1322に伝えられる。
【0110】
また、第kグループ1313の第2方向のためのグルーピング部1334はイベント信号を受信し、第3グループ1313に対応する第4グループイベント信号を生成する。
第4グループイベント信号は、第3グループ1313でイベントが発生したことを第2方向に知らせる信号である。
第4グループイベント信号は、第1アービター1321から選択信号を受信した後、第2アービター1322に伝えられる。
【0111】
第2アービター1322は、第2グループイベント信号、第3グループイベント信号、及び第4グループイベント信号を受信する。
第2アービター1322は、複数のグループイベント信号が受信される場合、繰り返しグループイベント信号を選択してもよい。
例えば、第2アービター1322は、第2グループイベント信号、第3グループイベント信号、及び第4グループイベント信号を順に選択してもよい。
または、第2アービター1322は、第2グループイベント信号、第3グループイベント信号、及び第4グループイベント信号をランダムな順序で選択してもよい。
第2アービター1322によってグループイベント信号が繰り返し選択される方式は様々に変形されてもよい。
以下、第2アービター1322によって第2グループイベント信号、第3グループイベント信号、及び第4グループイベント信号が順に選択される場合を説明する。
【0112】
第2アービター1322は、第2グループイベント信号を選択し、第2グループイベント信号に基づいて第1グループ1311の第2アドレスを出力する。
第1グループ1311の第2アドレスは、第1グループ1311のx座標に対応するアドレスである。
ここで、データ出力部1340は、第1グループ1311のデータを出力してもよい。
【0113】
次に、第2アービター1322は、第3グループイベント信号を選択し、第3グループイベント信号に基づいて第2グループ1312の第2アドレスを出力する。
第2グループ1312の第2アドレスは、第2グループ1312のx座標に対応するアドレスである。
ここで、データ出力部1340は、第2グループ1312のデータを出力してもよい。
【0114】
次に、第2アービター1322は、第4グループイベント信号を選択し、第4グループイベント信号に基づいて第3グループ1313の第2アドレスを出力する。
第3グループ1313の第2アドレスは、第3グループ1313のx座標に対応するアドレスである。
ここで、データ出力部1340は、第3グループ1313のデータを出力してもよい。
【0115】
第2アービター1322は、第1グループ1311、第2グループ1312、及び第3グループ1313をリセットさせる。
一例として、第2アービター1322は、第1グループ1311の第2アドレスが成功裏に送信された後、第1グループ1311をリセットさせる。
第2アービター1322は、第2グループ1312の第2アドレスが成功裏に送信された後、第2グループ1312をリセットさせる。
第2アービター1322は、第3グループ1313の第2アドレスが成功的に送信された後、第3グループ1313をリセットさせる。
他の例として、第2アービター1322は、第3グループ1313の第2アドレスが成功裏に送信された後、第1グループ1311、第2グループ1312、及び第3グループ1313を共にリセットさせる。
【0116】
図14を参照すると、本発明の一実施形態に係るインターフェイシング装置1300は、外部と通信する通信部1350をさらに含む。
通信部1350は、ハンドシェイク方式を用いて外部装置と通信する。
外部装置は、インターフェイシング装置1300からイベント信号を受信する装置であって、例えば、イベント信号を処理するマイクロ・プロセッサ、ハードウェアモジュールなどを含んでもよい。
【0117】
通信部1350は、第1アービター1321によって第1グループ1311、第2グループ1312、及び第kグループ1313に共通する行に対応する第1アドレスが出力されれば、第1アドレスをアドレスバスに印加する。
通信部1350は、ハンドシェイク方式を用いて第1アドレスを外部装置に送信する。
【0118】
通信部1350は、第2アービター1322によって第1グループ1311の第2アドレスが出力されれば、第1グループ1311の第2アドレスをアドレスバスに印加する。
通信部1350は、データ出力部1340によって第1グループ1311のデータが出力されれば、第1グループ1311のデータをデータバスに印加する。
通信部1350は、ハンドシェイク方式を用いて第1グループ1311の第2アドレス及び第1グループ1311のデータを外部装置に送信する。
【0119】
通信部1350は、第2アービター1322によって第2グループ1312の第2アドレスが出力されれば、第2グループ1312の第2アドレスをアドレスバスに印加する。
通信部1350は、データ出力部1340によって第2グループ1312のデータが出力されれば、第2グループ1312のデータをデータバスに印加する。
通信部1350は、ハンドシェイク方式を用いて第2グループ1312の第2アドレス及び第2グループ1312のデータを外部装置に送信する。
【0120】
通信部1350は、第2アービター1322によって第3グループ1313の第2アドレスが出力されれば、第3グループ1313の第2アドレスをアドレスバスに印加する。
通信部1350は、データ出力部1340によって第3グループ1313のデータが出力されれば、第3グループ1313のデータをデータバスに印加する。
通信部1350は、ハンドシェイク方式を用いて第3グループ1313の第2アドレス及び第3グループ1313のデータを外部装置に送信する。
【0121】
時間の流れに応じて、アドレスバス及びデータバスに印加される情報は、
図15に示すように変更されてもよい。
この場合、アドレスバスは、第1アドレスと第2アドレスを別に送信するため、
図12に示す実施形態に比べて減少した帯域幅を有するように実現され得る。
【0122】
このように、本実施形態は、第1アドレスあるいはラインアドレスが同一の複数のグループを同時に処理する技術を提供することができる。
そのため、本実施形態は、それぞれのグループを処理するとき発生するラインアドレスアービトレーション時間(line address arbitration time)が同一のラインにある複数のグループの間に共有されるようにしてもよい。
また、本実施形態は、それぞれのグループを処理するとき発生するグループのリセット時間が同一のラインにある複数のグループの間に共有されるようにしてもよい。
【0123】
通信部1350は、イベントが発生したグループの第1アドレスと第2アドレス及びイベントが発生したグループのデータをアドレスバス及びデータバスに印加するとき、タイムスタンプ情報をさらに出力してもよい。
通信部1350は、タイマー(図示せず)の出力をさらに受信してもよい。
通信部1350は、イベントが発生した時点のタイマー出力をタイムスタンプバス(図示せず)に印加してもよい。
または、通信部1350は、イベントが発生したグループの第1アドレスと第2アドレス及びイベントが発生したグループのデータをアドレスバス及びデータバスに印加する時点のタイマー出力をタイムスタンプバス(図示せず)に印加してもよい。
【0124】
図16は、本発明の一実施形態に係るユーザ入力処理方法を説明するためのフローチャートである。
図16を参照すると、本発明の一実施形態に係るユーザ入力処理方法は、ユーザ入力によってイベントが発生したグループのアドレス及びグループのデータを受信するステップ(S1610)、グループのアドレス、グループのデータ、及びグループのグルーピング情報に基づいてイベント情報を取得するステップ(S1620)、及びイベント情報に基づいてユーザ入力を処理するステップ(S1630)を含む。
【0125】
ここで、グループは、所定のパターンに連続的に配置したイベント生成要素を含む。
グループのアドレスは、グループに属するイベント生成要素を代表するアドレスであってもよい。
グルーピング情報は、グループのディメンション(dimension)情報と、グループのデータを構成する複数のビットとグループ内のイベント生成要素の間のマッピング情報を含んでもよい。
【0126】
本発明の一実施形態に係るユーザ入力処理方法のステップ(S1610)は、要求信号を受信するステップ、グループの第1アドレスを読み出すステップ、グループの第2アドレスを読み出すステップ、グループのデータを読み出すステップ、及び応答信号を送信するステップを含んでもよい。
他の実施形態に係るユーザ入力処理方法のステップ(S1610)では、複数のグループに共通する第1アドレスを受信するステップ、及び複数のグループを区別する第2アドレス、及び複数のグループのデータを繰り返し受信するステップを含んでもよい。
【0127】
ここで、第1アドレスを受信するステップは、第1要求信号を受信するステップ、第1アドレスを読み出すステップ、及び第1応答信号を送信するステップを含んでもよい。
また、第2アドレス及びデータを繰り返し受信するステップは、第2要求信号を受信するステップ、第2アドレスのうち現在の受信される第2アドレスを読み出すステップ、データのうち現在の受信されるデータを読み出すステップ、及び第2応答信号を送信するステップを含んでもよい。
【0128】
イベント情報を取得するステップ(S1620)は、グループのアドレスに対応する基準座標を算出するステップ、及び基準座標、グループのデータ及びグルーピング情報に基づいて、イベントが発生した少なくとも1つのピクセル座標を算出するステップを含んでもよい。
【0129】
図17は、本発明の一実施形態に係るアドレスバスとデータバスを説明するための図である。
図17を参照すると、第1アドレス「011」は、イベントが発生したグループが位置する行を指示している。第2アドレス「1」は、イベントが発生したグループが位置した列を指示している。
例えば、第2アドレス「1」は、イベントが発生したグループが左側サイドと右側サイドのうち、右側サイドに位置することを指示している。
データ「0110」は、イベントが発生したグループ内の要素それぞれでイベントが発生したか否かを指示している。
説明の便宜のために、
図10Aに示す実施形態に係るアドレスバスとデータバスで説明したが、上述したように実施形態は、
図15に示す実施形態に係るアドレスバスとデータバスにも応用することができる。
【0130】
本発明は、高解像度のイベントベースセンサなどの大容量ニューロモーフィック・チップ(Neuromorphic Chip)の製造及び制御に適用されてもよい。
例えば、「128×128」のイベントベースセンサでイベントの発生量は、最大2Meps(events per second)である。
イベントベースセンサの解像度が「640×480」に増加する場合、イベントの発生量は最大20Mepsに増加する。
イベントの発生量が閾値以上に増加する場合、イベントデータの取得速度が大きく遅延することがある。
本発明は、高解像度のイベントベースセンサでピクセル数の増加によるイベントデータ取得速度が遅延する問題を解決することができる。
【0131】
また、本発明は、回路を動作させるクロック速度を増加させずにも高解像度のイベントベースセンサでイベントデータを取得する技術を提供することができる。
回路のクロック速度が増加する場合、電力消費量も増加する。
したがって、本発明は電力消費量を増加させないながらも、イベントデータ取得速度を増加させる技術を提供することができる。
【0132】
また、本発明は、複数のイベント生成要素をグルーピングし、グループ内で生成されるイベント信号を同時に処理することで、イベントデータの帯域幅を向上させる技術を提供することができる。
そのため、処理遅延及びイベント損失率が減少し得る。
さらに、本発明は、入出力(Input−Output、IO)電力消費を減少させることができる。例えば、本発明は、入出力のための動的電力消費を減少させ得る。
【0133】
また、本発明は、データ送信のためのハンドシェイク方式のサイクルを短縮させる技術を提供することができる。
そのため、イベントデータ取得速度のリミット(limit)が増加する。
【0134】
さらに、本発明は、グループのサイズを制御する技術を提供することができる。
グループのサイズは、単一グループに含まれる要素の数である。
例えば、グループのサイズが増加するほどイベント処理速度は増加する。一方、グループのサイズが増加するほどアドレスバスのサイズも増加する。アドレスバスのサイズが増加すれば、入出力電力消費が増加するため、グループのサイズを増加させる場合にイベント処理速度と電力消費間のトレードオフ(trade off)が発生する。
本発明は、目標イベント処理の速度以上を保障するグループサイズ候補のうち、アドレスバスの大きさが最も小さいグループサイズ候補を選択する技術を提供することができる。
一例として、「640×480」の解像度を有するイベントベースセンサの場合、グループのサイズが「8」と設定され得る。
【0135】
さらに、本発明は、イメージセンサやフォトダイオードなどでイベントによって誘導されるデータ取得の頂点は保持しながら帯域幅を向上させることで、演算遅延とイベント損失率が減少した技術を提供することができる。
例えば、本発明は、複数の要素をグループに分割することで、グループ内に発生するイベントを同時に処理する技術を提供することができる。
本発明は、イメージ取得の側面における解像度を減少させる技術を提供することができる。
【0136】
さらに、本発明は、単一インタフェースを介して複数のグループを同時に処理できる。
場合に応じて、本発明は、複数の小さいグループを用いる代わりに、1つの大きいグループを用いることができる。
【0137】
本発明に係るラインアービターは、一般的なラインアービターによって発行され、単一ポイントを指示するライン命令の代わりにグループID命令を発行し得る。
本発明に係るグループアービターは、グループID命令に基づいて、単一要素のデータのみを取得する代わりに、グループ内の全体要素のデータを取得することができる。
【0138】
本発明は、1次元空間、2次元空間、3次元空間などで同一のラインアドレスを有する複数の要素を同一のクロックサイクル内に処理する技術を提供することができる。
【0139】
また、本発明は、同一のラインの複数のグループそれぞれを処理するとき、要素リセットタイムとラインアドレスアービトレーション時間を共有することで演算遅延を減少させ、全体処理速度を向上させることができる。
また、本発明は、共通ラインアドレスを処理した後、順に各グループのグループアドレスを処理することでアドレスバスのサイズを減少させ得る。
【0140】
場合に応じて、1次元グルーピングは2次元グルーピングに比べて実現しやすく、2次元グルーピングは1次元グルーピングに比べてより優れる性能を有するが、本発明はこのような場合に限定されることはない。
【0141】
以上で説明した本発明の実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、及び/又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合わせで実現し得る。
例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、又は、命令(instruction)を実行して応答できる異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的のコンピュータを用いて実現されてもよい。
【0142】
処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で行われる1つ以上のソフトウェアアプリケーションを行ってもよい。
また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理及び生成してもよい。
理解の便宜のために、処理装置は1つ使用されるものと説明される場合もあるが、当該の技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含んでいることが分かる。
例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含んでもよい。
また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0143】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はこのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望通りに動作するよう処理装置を構成したり独立的又は結合的に処理装置を命令してもよい。
ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するためどのような類型的な機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、送信される信号波に永久的又は一時的に具体化できる。
ソフトウェアは、ネットワークに接続されたコンピュータシステム上に分散し、分散された方法で格納されたり実行されてもよい。
ソフトウェア及びデータは1つ以上のコンピュータで読み出し可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0144】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータで読取可能な記録媒体に記録されてもよい。
コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうち1つ又はその組み合わせを含んでもよい。
媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり、使用可能なものであってもよい。
【0145】
コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを用いてコンピュータによって実行できる高級言語コードが含まれる。
前記したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同様である。
【0146】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。