【文献】
ETSI,Technical Specification, Machine-to-Machine communications (M2M);Functional architecture,ETSI TS 102 690 V1.1.1,2011年10月,P.26-P.28,URL,http://www.etsi.org/deliver/etsi_ts/102600_102699/102690/01.01.01_60/ts_102690v010101p.pdf
【文献】
Guang Lu, WG3 Rapporteur, InterDigital,OVERVIEW OF ETSI M2M RELEASE 1 STAGE 3 .API AND RESOURCE USAGE,ETSI TC M2M WORKSHOP,2011年10月26日,P.1-P.16,URL,http://docbox.etsi.org/workshop/2011/201110_m2mworkshop/02_m2m_standard/m2mwg3_api_andresource_usage_lu.pdf
【文献】
Barbara Pareglio, Ericsson,OVERVIEW OF ETSI M2M ARCHITECTURE,ETSI TC M2M WORKSHOP,2011年10月26日,P.1-P.20,URL,http://docbox.etsi.org/workshop/2011/201110_m2mworkshop/02_m2m_standard/m2mwg2_architecture_pareglio.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記登録属性は、サービスクラス、前記複数のM2Mデバイスの電力利用可能性、および前記複数のM2Mデバイスのメモリ利用可能性のうちの少なくとも1つをさらに備えた、請求項1に記載のM2M GW。
前記プロセッサは、前記複数のM2Mデバイスのそれぞれに対するM2Mエリアネットワークアドレスを備えたマッピングテーブルに前記登録属性を保存するようにさらに構成された、請求項1に記載のM2M GW。
前記プロセッサは、前記要求しているM2Mデバイスの登録情報に変更があるかどうかを前記登録属性に基づいて決定するようにさらに構成された、請求項1に記載のM2M GW。
前記プロセッサは、前記要求しているM2Mデバイスの前記登録情報に変更があることを条件として、ネットワークおよびアプリケーションサービスに通知メッセージを送信するようにさらに構成された、請求項7に記載のM2M GW。
前記登録属性は、サービスクラス、前記複数のM2Mデバイスの電力利用可能性、および前記複数のM2Mデバイスのメモリ利用可能性のうちの少なくとも1つをさらに備えた、請求項9に記載の方法。
前記複数のM2Mデバイスのそれぞれに対するM2Mエリアネットワークアドレスを備えたマッピングテーブルに前記登録属性を保存するステップをさらに備えた、請求項9に記載の方法。
前記要求しているM2Mデバイスの前記登録情報に変更があることを条件として、ネットワークおよびアプリケーションサービスに通知メッセージを送信するステップをさらに備えた、請求項14に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1Aは、1またはそれ以上の開示されている実施形態が実装されうる通信システム100の例を示す図である。通信システム100は、音声、データ、映像、メッセージング、放送などのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多元接続システムであってもよい。通信システム100により、無線帯域を含むシステムリソースの共有をすることにより、複数の無線ユーザがそのようなコンテンツにアクセスすることが可能になる。例えば、通信システム100は、CDMA(符号分割多元接続)、TDMA(時分割多元接続)、FDMA(周波数分割多元接続)、OFDMA(直交FDMA)およびSC−FDMA(シングルキャリアFDMA)などの1またはそれ以上のチャネルアクセス方法を採用してもよい。
【0012】
図1Aで示すように、通信システム100は、WTRU(無線送信/受信ユニット)102a、102b、102c、102d、RAN(無線アクセスネットワーク)104、コアネットワーク106、PSTN(公衆交換電話網)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含んでもよいが、開示されている実施形態では、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図していると理解される。WTRU102a、102b、102cおよび102dのそれぞれは、無線環境において動作し、および/または通信するように構成された任意の種類のデバイスであってもよい。例えば、WTRU102a、102b、102cおよび102dは無線信号を送信し、および/または受信するように構成されてもよく、UE(ユーザ機器)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ポケットベル、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、スマートフォン、ラップトップ、ノートブック、パーソナルコンピュータ、無線センサおよび家庭用電化製品などを含んでもよい。M2M(マシンツーマシン)デバイスは、WTRUであってもよい。
【0013】
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでもよい。基地局114aおよび114bのそれぞれは、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの、1またはそれ以上の通信ネットワークへのアクセスを円滑にするために、WTRU102a、102b、102cおよび102dのうちの少なくとも1つのWTRUと無線方式でインターフェースする構成をとる任意の種類のデバイスであってもよい。例えば、基地局114aおよび114bは、BTS(トランシーバ基地局)、NodeB、eNodeB、HomeNodeB、Home−eNodeB、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)および無線ルータなどであってもよい。基地局114aおよび114bは、それぞれ、単一要素として示されているが、基地局114aおよび114bは任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが理解されるであろう。
【0014】
基地局114aは、BSC(基地局制御装置)、RNC(無線ネットワークコントローラ)および中継ノードなどの、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含むことができる、RAN104の一部であってもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)とも称されうる、特定の地理的領域内で無線信号を送信し、および/または受信するように構成されてもよい。セルは、さらにセルセクタに分割されてもよい。例えば、基地局114aに関連付けられるセルは、3つのセクタに分割されてもよい。そこで、一実施形態において、基地局114aは、3つのトランシーバ、つまり、セルのセクタ毎にトランシーバを1つずつ含んでもよい。別の実施形態では、基地局114aは、MIMO(マルチ入力マルチ出力)技術を採用してもよく、したがって、セルのそれぞれのセクタに対して複数のトランシーバを利用してもよい。
【0015】
基地局114aおよび114bは、WTRU102a、102b、102cおよび102dのうちの1またはそれ以上と、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線などの)となりうる、エアーインターフェース116を介して通信してもよい。エアーインターフェース116は、任意の適切なRAT(無線アクセス技術)を使用して確立されてもよい。
【0016】
より具体的には、上記のように、通信システム100は多元接続システムとしてもよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMAおよびSC−FDMAなどの、1またはそれ以上のチャネルアクセス方式を採用してもよい。例えば、RAN104の基地局114aならびにWTRU102a、102bおよび102cでは、WCDMA(広帯域CDMA)(登録商標)を使用してエアーインターフェース116を確立しうる、UMTS(ユニバーサル移動通信システム)UTRA(地上無線アクセス)などの無線技術を実装してもよい。WCDMAは、HSPA(高速パケットアクセス)および/またはHSPA+(発展型HSPA)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)および/またはHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス)を含むことができる。
【0017】
別の実施形態では、基地局114aならびにWTRU102a、102bおよび102cは、LTE(ロングタームエボリューション)および/またはLTE−A(LTE-Advanced)を使用してエアーインターフェース116を確立しうる、E−UTRA(発展型UMTS地上無線アクセス)などの無線技術を実装してもよい。
【0018】
その他の実施形態では、基地局114aならびにWTRU102a、102bおよび102cは、IEEE802.16(例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000−1X、CDMA2000EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(Global System for Mobile communications:登録商標)およびEDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM-EDGE)などの無線技術を実装してもよい。
【0019】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、HomeNodeB、Home−eNodeB、またはアクセスポイントであってもよく、事業所、家庭、自動車およびキャンパスなどの、局在化されたエリア内で無線接続性を円滑にするために任意の適切なRATを利用してもよい。一実施形態では、基地局114bならびにWTRU102cおよび102dは、WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)を確立するためにIEEE802.11などの無線技術を実装してもよい。別の実施形態では、基地局114bならびにWTRU102cおよび102dは、WPAN(無線パーソナルエリアネットワーク)を確立するためにIEEE802.15などの無線技術を実装してもよい。さらに別の実施形態では、基地局114bならびにWTRU102cおよび102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するためにセルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してもよい。
図1Aで示すように、基地局114bは、インターネット110との直接接続を有してもよく、そうすると、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスする必要がなくなる。
【0020】
RAN104は、コアネットワーク106と通信してもよく、このコアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)サービスを、WTRU102a、102b、102cおよび102dのうちの1またはそれ以上のWTRUに提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、請求サービス、モバイル位置情報サービス、プリペイド通話、インターネット接続性および映像配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高水準のセキュリティ機能を実行することができる。
図1Aには示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを採用する他のRANと直接的に、または間接的に通信を行ってもよい。例えば、E−UTRA無線技術を採用しうる、RAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
【0021】
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cおよび102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を担ってもよい。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を備える回線交換電話網を含んでもよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群に含まれるTCP(伝送制御プロトコル)、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)、およびIP(インターネットプロトコル)などの、共通通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでもよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営される有線もしくは無線通信ネットワークを含んでもよい。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを採用しうる、1またはそれ以上のRANに接続された別のコアネットワークを含んでもよい。
【0022】
通信システム100のWTRU102a、102b、102cおよび102dのうちの一部、またはすべてが、マルチモードケイパビリティ(multi-mode capabilities)を含んでもよく、例えば、WTRU102a、102b、102cおよび102dは、異なる無線リンク上で異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含んでもよい。例えば、
図1Aで示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用しうる基地局114aと、またIEEE802無線技術を採用しうる基地局114bと通信するように構成されてもよい。
【0023】
図1Bは、WTRU102の例を示すシステム図である。
図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、着脱不可メモリ130、着脱可能メモリ132、電源134、GPS(全世界測位システム)チップセット136、およびその他周辺機器138を含んでもよい。WTRU102は、一実施形態との整合性を維持しながら上述した要素の任意の部分的組合せを含んでもよい。
【0024】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型のプロセッサ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアとの関連する1またはそれ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)回路、任意のその他の種類のIC(集積回路)および状態機械などであってもよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102が無線環境内で動作することを可能にする任意のその他の機能性を実行してもよい。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合されうる、トランシーバ120に結合されてもよい。
図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別々のコンポーネントとして記述しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内にまとめて集積化されてもよいことは理解されるであろう。
【0025】
送信/受信要素122は、エアーインターフェース116上で、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、または当該基地局から信号を受信するように構成されてもよい。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信し、および/または受信するように構成されたアンテナであってもよい。別の実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信し、および/または受信するように構成されたエミッタ/ディテクタであってもよい。さらに別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信し、受信するように構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信し、および/または受信するように構成されてもよいことは理解されるであろう。
【0026】
さらに
図1Bでは、送信/受信要素122は単一の要素として記述されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。そのため、一実施形態では、WTRU102は、エアーインターフェース116上で無線信号を送信し受信するための2またはそれ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
【0027】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されるべき信号を変調し、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成されてもよい。上記のように、WTRU102は、マルチモードケイパビリティを有してもよい。そのため、トランシーバ120は、例えば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含んでもよい。
【0028】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、LCD(液晶ディスプレイ)表示ユニットまたはOLED(有機発光ダイオード)表示ユニット)に結合されてもよく、またそれらからユーザ入力データを受け取ってもよい。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力してもよい。さらに、プロセッサ118は、着脱不可メモリ130および/または着脱可能メモリ132などの、任意のタイプの適切なメモリにある情報にアクセスし、データを当該メモリに格納することができる。着脱不可メモリ130は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、ハードディスク、または任意のその他のタイプのメモリ記憶装置を含んでもよい。着脱可能メモリ132は、SIM(加入者識別モジュール)カード、メモリスティック、およびSD(セキュアデジタル)メモリカードなどを含んでもよい。その他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバーもしくはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリ内の情報にアクセスしてもよく、またデータを当該メモリに格納してもよい。
【0029】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り、その電力をWTRU102内のその他のコンポーネントに分配し、および/または制御するように構成されてもよい。電源134は、WTRU102に給電するための任意の適切なデバイスであってもよい。例えば、電源134は、1またはそれ以上の乾電池(例えば、NiCd(ニッケルカドミウム)、NiZn(ニッケル亜鉛)、NiMH(ニッケル水素)、Li−ion(リチウムイオン)など)、太陽電池および燃料電池などを含んでもよい。
【0030】
プロセッサ118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度と緯度)を提供するように構成されうる、GPSチップセット136にも結合されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114aおよび114b)からエアーインターフェース116上で位置情報を受信し、および/または2もしくはそれ以上の付近の基地局から信号を受信するタイミングに基づきその位置を判定してもよい。WTRU102は、一実施形態との整合性を維持しながら、任意の適切な位置判定方法により位置情報を取得することができることは理解されるであろう。
【0031】
プロセッサ118はさらに、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を備える1またはそれ以上のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含みうる、その他周辺機器138に結合されてもよい。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真または動画用)、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、およびインターネットブラウザなどを含んでもよい。
【0032】
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図を示す。上記のように、RAN104は、エアーインターフェース116上でWTRU102a、102bおよび102cと通信するためにE−UTRA無線技術を採用してもよい。RAN104は、コアネットワーク106と通信してもよい。
【0033】
RAN104は、eNodeB140a、140bおよび140cを含んでもよいが、RAN104は、一実施形態との整合性を維持しながら任意の数のeNodeBを含んでもよいことが理解されるであろう。eNodeB140a、140bおよび140cは、それぞれ、エアーインターフェース116上で、WTRU102a、102bおよび102cと通信するための1またはそれ以上のトランシーバを含んでもよい。一実施形態では、eNodeB140a、140bおよび140cは、MIMO技術を実装してもよい。そのため、eNodeB140aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。
【0034】
eNodeB140a、140bおよび140cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)と関連付けてもよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバー決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを扱うように構成されてもよい。
図1Cに示すように、eNodeB140a、140bおよび140cは、X2インターフェース上で互いに通信してもよい。
【0035】
図1Cに示すコアネットワーク106は、MME(モビリティ管理エンティティ)142、サービングゲートウェイ144、およびPDN(パケットデータネットワーク)ゲートウェイ146を含んでもよい。上述した要素のそれぞれは、コアネットワーク106の一部として記述されているが、これらの要素のうちのどれか1つが、コアネットワーク事業者以外の事業体によって所有され、および/または運営されてもよいことは理解されるであろう。
【0036】
MME142は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNodeB142a、142bおよび142cのそれぞれに接続されてもよく、また制御ノードとしての役割を担ってもよい。例えば、MME142は、WTRU102a、102bおよび102cのユーザの認証、ベアラ活性化/非活性化(bearer activation/deactivation)、WTRU102a、102bおよび102cなどの初期アタッチ中の特定のサービングゲートウェイの選択を担当してもよい。MME142はまた、RAN104とその他の無線技術(例えば、GSMまたはWCDMA)を採用する他のRAN(図示せず)との間の切り換えを行う制御プレーン機能(control plane function)を備えてもよい。
【0037】
サービングゲートウェイ144は、S1インターフェースを介してRAN104のeNodeB140a、140bおよび140cのそれぞれに接続されてもよい。サービングゲートウェイ144は、一般に、WTRU102a、102bおよび102cとの間でユーザデータパケットの経路選択および転送を実行することができる。サービングゲートウェイ144はまた、eNodeB間ハンドオーバー中のユーザプレーンのアンカーリング(anchoring user plane)、WTRU102a、102bおよび102cに対してダウンリンクデータが利用可能になるときにページングをトリガすること、ならびにWTRU102a、102bおよび102cのコンテキストを管理し、格納することなどの、他の機能も実行してもよい。
【0038】
サービングゲートウェイ144はまた、PDNゲートウェイ146に接続されてもよく、当該PDNゲートウェイ146は、WTRU102a、102bおよび102cとIP対応デバイスとの間の通信が円滑に行われるように、インターネット110などの、パケット交換ネットワークへの、WTRU102a、102bおよび102cのアクセスを可能にする。
【0039】
コアネットワーク106は、その他のネットワークとの通信を円滑にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、WTRU102a、102bおよび102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を円滑にするために、PSTN108などの、回線交換ネットワークへのWTRU102a、102bおよび102cのアクセスを可能にする。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を担うIPゲートウェイ(例えば、IMS(IPマルチメディアサブシステム)サーバー)を含んでもよく、または当該IPゲートウェイと通信してもよい。さらに、コアネットワーク106により、WTRU102a、102bおよび102cは、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営されるその他の有線もしくは無線ネットワークを含みうる、ネットワーク112にアクセスすることが可能になる。
【0040】
デバイスユーザプレーンデータ(device user-plane data)は、M2Mデバイスによって生成されるデータ、例えば、センサデータであってもよい。登録属性は、登録することが許可されうるデバイスの特性(characteristics of devices)を含んでもよい。この特性は、例えば、利用可能な電力、利用可能な容量、デバイス識別(ID)、および/またはサービスクラスなどの物理的特性に関係する場合がある。デバイスの制御プレーン情報は、特定のデバイスに関する制御情報(例えば、到達可能性に関する情報、ウェイクアップ時間および持続時間)、登録情報、および/またはサービス情報を含んでもよい。
【0041】
M2M通信サービスをサポートするために、エンドツーエンドシステムの必要要件が実装されてもよい。M2Mの機能的なアーキテクチャは、M2Mサービスをアプリケーションに提供するように設計されてもよい。M2Mの機能的なアーキテクチャは、全体的なエンドツーエンドM2M機能的エンティティ、これらのエンティティの間の関係、さらにはETSI(欧州電気通信標準化機構)のTISPAN(高度ネットワークのための電気通信およびインターネットコンバージドサービスおよびプロトコル:telecommunications and Internet converged services and protocols for advanced networks)ならびに3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)ネットワークとの関係を提示する場合がある。
【0042】
図2は、アーキテクチャ200全体の例を示す。このアーキテクチャは、2つの「ドメイン」、つまり、M2Mデバイスドメイン210とN&A(ネットワークおよびアプリケーション)ドメイン215とに分割されてもよい。M2Mデバイスドメイン210は、M2MサービスケイパビリティまたはM2Mケイパビリティ224(「M2Mサービスケイパビリティ」と総称される)、およびN&Aドメイン215機能性を使用して、M2Mアプリケーション222を稼動させるM2Mデバイス220を含んでもよい。「M2Mアプリケーション」という用語は、M2Mサービスケイパビリティを使用してサービスロジックを稼動させるアプリケーションを指すことができる。「M2Mサービスケイパビリティ」という用語は、M2Mデバイス、M2M−GW、およびM2Mコアネットワークのアプリケーション間のエンドツーエンド通信を可能とさせる機能をグループ化することを指すことができる。M2Mデバイスドメイン210はさらに、M2Mデバイス220とM2M−GW230との間で通信しうる、M2Mエリアネットワーク225を含んでもよく、そこでは、M2M−GWは、M2Mアプリケーション232およびM2Mサービスケイパビリティ234を含んでもよい。M2M−GW230は、N&Aドメイン215と通信するために使用されてもよい。
【0043】
本明細書で使用されるような「M2M−GW」という用語は、当該M2M−GW後方に存在するデバイスにいくつかのサービスケイパビリティを提供する任意のエンティティを指すものとしてよい。これらのデバイスは、ETSI準拠であると同時に非ETSI準拠(例えば、M2Mケイパビリティをサポートしていないレガシーデバイス)であってもよい。この定義に基づき、M2M−GWは、1)ETSI準拠デバイスがM2M−GW後方にあり、全てがM2Mエリアネットワークを通じて接続されるETSI準拠GW、2)非ETSI準拠デバイスがM2M−GW後方にあり、全てがM2Mエリアネットワークを通じて接続されるETSI準拠GW、3)混合デバイスの配備がM2M−GW後方にあり(ETSIおよび非ETSI準拠デバイス)、全てがM2Mエリアネットワークを通じて接続されるETSI準拠GW)、4)あるレガシープロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標))を使用して非ETSI準拠デバイスに接続されるETSI−M2Mデバイス、5)ETSI準拠M2Mデバイスに接続されるETSI−M2Mデバイス、または6)混合デバイスの配備がM2M−GW後方に存在する(ETSIおよび非ETSI準拠デバイス)ETSI準拠GWであると考えてもよい。
【0044】
N&Aドメイン215は、N&Aドメイン215内でデータを運ぶためのトランスポートネットワーク237、およびM2Mデバイスドメイン215と通信するためのアクセスネットワーク235を含んでもよい。アクセスネットワーク235は、CN(コアネットワーク)240と通信してもよく、当該CN240は、次いで、M2Mサービスケイパビリティ242と通信してもよい。M2Mサービスケイパビリティ242およびCN240は、M2Mコア245を備えてもよい。M2Mアプリケーション244は、M2Mサービスケイパビリティ242とともに動作する。ネットワーク管理機能250は、アクセスネットワーク235、トランスポートネットワーク237、およびCN240を管理するための機能性を含んでもよく、またM2M固有の管理機能252を含んでもよい。M2M管理機能255は、M2MサービスケイパビリティおよびM2Mアプリケーションを管理するための機能性を含んでもよい。
【0045】
上記のアーキテクチャ200を使用することで、M2Mデバイスドメイン215のM2Mデバイス220は、アクセスネットワーク235を使用してN&Aドメイン215と直接通信することができるか、あるいは、これらは、M2M−GW230を通じて間接的に通信することができる。例えば、M2M−GW230は、M2Mエリアネットワーク225を使用して、M2Mデバイス220と通信することができ、アクセスネットワーク235を使用して、N&Aドメイン215と通信することができる。
【0046】
N&A−M2Mサービスケイパビリティは、RAR(到達可能性、アドレス指定およびリポジトリ)機能性を含んでもよい。しかし、M2M−GWは、そのような機能性を欠いており、RARの機能性がN&Aドメイン内にだけ存在する場合に非効率となりうる多くの欠点を有することがある。例えば、M2MデバイスがM2M−GWを介してN&Aドメインに接続する場合、デバイス登録機能性は、M2M−GWに移動されることがある。したがって、M2Mデバイスについて、M2M−GWに登録すること、N&Aドメイン内に格納された登録情報を有することは非効率となる場合がある。さらに、M2M−GWに対する名前解決タスクは、(GM)汎用メッセージ配信ケイパビリティに割り当てられることがある。しかし、このアプローチは、N&Aドメインに使用されるアプローチと一致しない場合がある。
【0047】
別の例では、デバイス間通信は、M2M−GWを通じてサポートされてもよい。M2Mデバイスは、隣接するデバイスのM2Mエリアアドレスを知っていない場合、当該M2MデバイスはN&A−RAR機能性に対してクエリを実行し、メッセージのルーティング先を判定することが必要になる場合がある。それから、このメッセージは、サービスプロバイダドメインのGMケイパビリティのサービスを使用して、トラフィックを送信先にルーティングしてもよい。M2Mエリアネットワーク225から外部へのこの転送を取り除くことがより効率的である場合がある。このクエリ機能性は、GWによってサポートされ、したがって、GWではローカルで実行されてもよい。
【0048】
別の例では、N&A−RARは、デバイスのマッピングテーブルを最新状態に保ってもよい。多数のM2MデバイスがM2M−GWの後方に存在する場合に、M2Mデバイスは、アドレス、到達可能性、またはスリープサイクルにおける変更をN&A−RARに通知し、その結果、潜在的に高いシグナリング負荷が生じる場合がある。これは、アクセスネットワークおよびコアネットワークに負担となる場合がある。さらに、M2M−GWの到達可能性およびウェイクアップステータスは、基となるデバイスと非同期であるか、または無関係となる場合がある。この結果、M2M−GWは潜在的に、スリープしているM2Mデバイスを宛先としうる、トラフィックを蓄積転送しなければならないことがある。したがって、到達可能性、スリープサイクル、およびアドレス指定に関する情報は、GWでローカルに保持され、必要になったときのみN&Aドメインと共有される場合がある。
【0049】
別の例では、一方のM2M−GWから別のM2M−GWへのM2Mデバイスのモビリティは、N&Aドメインサービスケイパビリティの再登録を必要とする場合がある。複数のM2M−GWを通じて行うM2Mデバイスへの通信は、例えば、ミッションクリティカルなアプリケーションまたは負荷分散に対して許可されない場合がある。例えば、HomeNodeBを通じての「ローカル」アクセスは、アプリケーションサーバーがM2M−GW内に存在する場合に、通信先がN&Aドメインとなることが要求されることがある。GWがRAR機能性を含む場合、ローカルアクセスを使用する通信は、円滑となる場合がある。
【0050】
図3は、M2M−GW320がRARエンティティ360を含みうるシステムアーキテクチャ300を示す。システムアーキテクチャ300は、N&A−M2Mサービスケイパビリティエンティティ310と通信しうる、N&A−M2Mアプリケーションエンティティ305を含んでもよく、次いで、当該エンティティはトランスポートおよびアクセスネットワークエンティティ315と通信してもよい。トランスポートおよびアクセスネットワークエンティティ315は、M2M−GW320と通信してもよい。次いで、M2M−GW320は、M2Mエリアネットワーク325を通じてM2Mデバイス330と通信してもよい。N&A−M2Mアプリケーションエンティティ305およびN&A−M2Mサービスケイパビリティエンティティ310は、サーバーを使用して実装されてもよく、あるいは、ネットワーク内に実装されてもよい。
【0051】
N&AドメインM2Mサービスケイパビリティエンティティ310は、例えば、1)本明細書で説明されるようなケイパビリティを備えるRAR(到達可能性、アドレス指定およびリポジトリ)エンティティ350、2)その他のケイパビリティとともにセキュリティキーのネゴシエーションと併せて、少なくともセッションの確立および終了を備えるGM(汎用メッセージ)配信エンティティ352、3)M2MデバイスまたはM2M−GWがその他のケイパビリティとともにいくつかの加入者回線を介していくつかのネットワークを通じて到達されうる場合に、少なくともネットワーク選択を行う、ネットワークおよび通信サービス選択(NCSS)エンティティ354、4)本明細書で説明されるようなケイパビリティを備えるM2MデバイスおよびM2M−GW管理(MDGM)エンティティ356、5)その他のケイパビリティとともにM2Mアプリケーションおよびデバイス/M2M−GWから履歴およびデータ保持タスクの少なくとも隠蔽を行う、履歴化およびデータ保持(historization and data retention)(HDR)エンティティ(図示せず)、6)N&AドメインにおけるM2Mアプリケーションへの単一接点であり、さらには他のケイパビリティも備える、汎用M2Mアプリケーションイネーブルメント(GMAE)エンティティ358、7)その他のケイパビリティとともに少なくとも認証およびサービスキー管理を行う、セキュリティケイパビリティ(SC)エンティティ359、8)その他のケイパビリティとともに少なくともトランザクションの管理を扱うトランザクション管理(TM)エンティティ(図示せず)、ならびに/または9)MDGMとデバイスもしくはGW管理機能との間の少なくとも相互作用をもたらす、M2MデバイスおよびM2M−GWプロキシ(MDGP)エンティティ(図示せず)を含んでもよい。
【0052】
N&AドメインのRARサービスケイパビリティは、名前変換、到達可能性判定、ウェイクアップ判定、デバイス情報の保持、デバイスアプリケーションリポジトリの保持、および/または要求への応答などの機能性を受けもってもよい。デバイス名をネットワークルーティング可能アドレスのリストに変換することは、名前変換の一例としてもよい。GWの後方に存在するデバイスについては、このネットワークアドレスは、M2M−GWのネットワークアドレスであってもよい。到達可能性判定の一例は、要求があったときにRARがデバイスの到達可能性ステータスを提供できる場合であってもよい。ウェイクアップ判定の一例は、要求があったときにRARが、デバイスウェイクアップ期間の指示を提供できる場合であってもよい。その他の例示的な機能性は、デバイス×アドレス、到達可能性、およびウェイクアップ時間などのデバイス情報のマッピングテーブルの保持、デバイスおよびそのアプリケーションの登録情報などのデバイスアプリケーションリポジトリの保持、ならびに/またはデバイス登録情報についてアプリケーションおよび他のサービスケイパビリティからの要求への応答であってもよい
【0053】
M2M−GW360は、RARエンティティ360、GMエンティティ362、SCエンティティ364、MDGMエンティティ366、および他の機能性エンティティ368を含んでもよい。M2M−GW−RARエンティティ360は、プロキシRARエンティティであってもよい。M2M−GW−RARエンティティ360は、ローカルのマッピングテーブルを保持し、その後方に存在するM2Mデバイスについての以下のM2Mデバイス情報を格納してもよい。例えば、M2M−GW−RARエンティティ360は、それぞれのM2Mデバイスに対するM2Mエリアネットワークアドレスを格納してもよい。M2Mデバイスは、モビリティ、M2Mエリアネットワーク内のトポロジー変更およびM2Mエリアネットワーク内のその接続点などの結果として新しいアドレスを取得することができる。M2M−GW−RARエンティティ360は、到達可能性ステータスを格納してもよい。到達可能性ステータスは、M2Mデバイスが到達可能であるときに「オン」に設定され、M2Mデバイスが到達可能でないときに「オフ」に設定されてもよい。M2M−GW−RARエンティティ360は、次に予定されているウェイクアップ時間およびウェイクアップ持続時間を、もし利用可能であれば、格納してもよい。上記の情報は、例えば、M2Mエリアネットワーク内の専用制御メッセージを使用してM2MデバイスからM2M−GW−RARエンティティ360に送信されてもよい。上記の機能性は、M2M−GW−RARエンティティ360内の任意の組合せに含まれてもよい。
【0054】
M2M−GW−RARエンティティ360は、M2M−GW320内のその他のケイパビリティからの要求、またはM2M−GW320内のM2Mアプリケーションからの要求をサポートしてもよい。いくつかの例では、その他のケイパビリティまたはM2Mアプリケーションは、いくつかのイベントの発生後に通知を受け取ってもよい。例えば、ジェネリックM2Mデバイスアプリケーション使用可能性(GMDAE:generic M2M device application enablement)ケイパビリティは、それがN&Aドメインからメッセージを受信した後に、特定のM2Mデバイスのアクセス可能性について知ることが必要な場合がある。その結果、M2Mデバイスが到達可能になり、および/または次に予定されているウェイクアップ時間もしくはウェイクアップ持続時間を有しているときにその通知がGMDAEに送信されてもよい。
【0055】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、N&AドメインRARエンティティ350およびその他のM2M−GW−RARからの要求をサポートしてもよい。例えば、N&AドメインのRAR350およびその他のM2M−GW−RARは、ある監視されているイベントが発生するときに、M2M−GW320の後方に存在するM2Mデバイスについて通知されてもよい。これらのイベントは、例えば、特定のM2Mデバイスが到達可能になるとき、M2Mデバイスがモビリティの結果として新しいアドレスを取得するとき、および/または一組のM2Mデバイスアプリケーション登録情報に変更が生じるときのイベントであってもよい。これらのイベントは、アプリケーションリポジトリに関係する特定のデータもしくは属性の修正を含む場合もある。例えば、温度センサについては、これは、温度の修正のイベント、または温度が指定された閾値より高い、または低い温度に達したというイベントであってもよい。上記の情報は、監視されているイベントのどれかのステータスの変化の後に提供されてもよい。あるいは、M2M−GW320は、この情報を定期的に、例えば、K時間単位毎に、または定義済みのポリシーに基づき、送信することを決定してもよい。例えば、M2M−GW320がアドレス変換を管理する場合、これは、M2Mデバイスアドレス変更を報告しないことを決定してもよい。同様に、M2M−GW320が蓄積転送ケイパビリティを備える場合、これは、ウェイクアップ時間変更を報告しないことを判定してもよい。この判定は、アクセスネットワークの可用性に基づいてもよい。例えば、アクセスネットワークは輻輳していることもあり、M2M−GW320がこの情報を送信することを控えるよう要求してもよい。
【0056】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、N&AドメインRARエンティティ350および他のM2M−GW−RARからの要求をサポートすることができる。例えば、これらの要求は、M2M−GW320の後方に存在するM2Mデバイスに対する要求であってよく、M2Mデバイス到達可能性、および/またはM2Mデバイスの次に予定されているウェイクアップ時間に関するものとしてよい。
【0057】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、該当する場合に、エリアネットワークとコアネットワークとの間のアドレス変換を実行してもよい。アドレス変換のいくつかの例は、IPv4(インターネットプロトコルバージョン4)、IPv6、およびMSISDN(移動局国際サービス総合デジタル網(ISDN)番号:mobile station international integrated service digital network (ISDN) number)を含んでもよい。アドレス変換を実行することは、パブリックGWアドレスとプライベートデバイスアドレスとの間の変換を伴う場合がある。M2M−GW−RARエンティティ360は、サービスプロバイダのGMDAEケイパビリティからM2Mデバイスへ送信されるメッセージに対する名前解決を扱ってもよい。マッピングは、ネットワークルーティング可能GWアドレスとM2MエリアネットワークアドレスへのM2Mデバイス固有IDとの間のマッピングであってもよい。
【0058】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、M2M−GWの後方に存在するM2Mデバイスに対するローカルデバイスアプリケーションリポジトリを保持してもよい。例えば、この保持は、M2Mデバイスに対するデバイスサービスクラスプロパティをエリアネットワーク内に格納し、この情報を最新状態に保つことによってなされてもよい。M2M−GW−RARエンティティ360は、このクラス情報を集約/融合することができる。別の例では、この集約/融合は、M2M−GW−RARエンティティ360をM2MデバイスのM2Mデバイスアプリケーション登録情報のデバイスアプリケーションリポジトリ内に格納し、この情報を最新状態に保つことによってなされてもよい。M2M−GW−RARエンティティ360は、この登録情報を集約/融合することができる。別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、クエリインターフェースを提供することにより、N&Aドメイン内に存在するエンティティを適切に認証し、認可してM2M−GW−RARエンティティ360がM2Mデバイスアプリケーション登録情報を取り出すことができるようにすることによって、ローカルデバイスアプリケーションリポジトリを保持することができる。
【0059】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、要求があったときに、この情報をN&Aドメイン内に置かれている任意のエンティティに提供することによってローカルデバイスアプリケーションリポジトリを保持してもよいが、ただし、要求側エンティティはそのようなクエリを実行することを認証され、認可されていると仮定する。あるいは、M2M−GW−RARエンティティ360は、要求があったときに、この情報をM2M−GW320に存在するM2Mアプリケーションに提供することによってローカルデバイスアプリケーションリポジトリを保持してもよい。M2M−GW320は、この情報を使用して、M2Mエリアネットワーク325内のサービス発見を支援してもよい。一オプションでは、例えば、ビーコンを使用してこの情報をブロードキャストしてもよい。あるいは、例えば、登録要求の後に、M2Mデバイスに送信される応答の中にこの情報を含めてもよい。
【0060】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、基となるM2Mデバイスの到達可能性およびウェイクアップ時間に基づきM2M−GW320の到達可能性およびウェイクアップ時間を確立してもよい。例えば、すべてのM2Mデバイスが到達不可能である場合、M2M−GW320は、N&A−RARエンティティ350をオフにし、このアクションをN&A−RARエンティティ350に通知することを決定してもよい。あるいは、M2M−GW320は、そのスリープ時間をM2M−GW320の下にあるM2Mデバイスに同期させてもよい。例えば、すべてのM2Mデバイスが、午後1:00から午後2:00までの間、スリープ状態にある場合、M2M−GW320は、この期間にもスリープすることを決定してもよい。あるいは、M2M−GWは、その決定を大半のM2Mデバイスに基づくものとしてもよい。
【0061】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、隣接するM2M−GW−RARと通信してもよい。この通信により、M2M−GW間のプロキシRARベースの情報の共有および同期化を円滑にする複数のM2M−GW、およびそれらの対応するプロキシRARケイパビリティの相互接続ネットワークによる接続を可能にする。このような機能性は、M2Mデバイスのモビリティ(例えば、個別のM2M−GWによるサービスを受ける個別のM2Mエリアネットワーク間の最適化されたデバイスハンドオーバー)、ならびに同じM2Mエリアネットワークにサービスを提供する複数のM2M−GWを使用することにより高められた信頼性、ケイパビリティ、およびスケーラビリティなどのシナリオをサポートするために使用されてもよい。GW間通信は、有線接続(例えば、イーサネット(登録商標)を共有するすべてのM2M−GW)を通じて、複数のM2M−GW(例えば、HomeNodeBまたはIEEE(米国電気電子技術者協会)802.11無線アクセスポイント)と通信しうる親GW/ルータデバイスを通じて、またはN&Aドメインを通じて行ってもよい。
【0062】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、「ケース2」接続性シナリオにおける、ローカル登録に対して許可されるデバイスの種類を制限しうる、N&AドメインRAR350からの「登録属性」を受理してもよい。例えば、N&A−RARエンティティ350は、特定のサービスクラス、デバイスID、物理的特性(例えば、利用可能な電力および利用可能な記憶装置など)により、M2Mデバイスの登録のみを行えるように、M2M−GW−RARエンティティ360に通知してもよい。この登録属性は、次いで、登録を受理するか、または拒絶するためにSCエンティティ364によって使用されてもよい。この機能性は、SCエンティティ364でも実装されてもよい。
【0063】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、M2Mデバイスが到達不可能である場合にキャッシュされているデータが使用されることを要求してもよい。これは、到達可能性、アドレス、登録情報およびサービス情報などのM2M−GW−RARエンティティ360内に格納されている情報、さらにはM2M−GW−RARエンティティ360内に、またはM2M−GW320内の別のケイパビリティ内に格納されうるデバイスユーザプレーンデータに適用してもよい。到達可能でないM2Mデバイスにアクセスが試みられる場合、M2M−GW−RARエンティティ360は、M2Mデバイスが到達可能になるのを待つのではなく、キャッシュされている応答が発行されることを命令することができる。
【0064】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、データ集約を実行してもよい。M2M−GW−RARエンティティ360は、集約されうるデータの出所となるグループを形成するM2Mデバイスのリストを保持してもよい。M2M−GW320は、そのようなM2Mデバイスから情報を収集し、その情報を処理し(その情報を集約し)、集約された結果をネットワークに送信してもよい。定義されている異なるグループがいくつかあってもよく、またM2Mデバイスは複数のグループに属していてもよい。これらのグループは、時間の経過とともに変化してもよい。M2M−GW−RARエンティティ360は、そのM2M−GW320に属するM2Mデバイスに対するすべてのグループをトラッキングしてもよい。これは、到達可能性、アドレス、登録情報およびサービス情報などのM2M−GW−RARエンティティ360内に格納されている制御プレーンデータ、さらにはデバイスユーザプレーンデータの両方に適用することができる。
【0065】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、例えば、複数の階層的M2M−GWが単一のネットワークにサービスを提供するときに、親M2M−GW−RARと通信してもよい。マスタGW−RARは、スレーブGW−RARまたはスタンドアロンのM2Mデバイスのプロキシとして振舞ってもよい。
【0066】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、デバイス選択を実行してもよい。いくつかのM2Mネットワークアプリケーションは、デバイスIDを知りえないか、またはデバイスIDを知る必要がない。その代わりに、M2Mネットワークアプリケーション(例えば、感知アプリケーション)は、感知されるべき空間領域およびその感知に対する時間ウインドウ(time window)を規定するタスクをサブミットすることのみ行える。そのため、アプリケーションの要求には、デバイスIDが存在しない(またはグループIDすら存在しない)。そのようなアプリケーションでは、N&AドメインまたはM2M−GW320におけるケイパビリティは、アプリケーションの要求に関わるM2Mデバイスを判定する必要がある場合がある。このような機能/ケイパビリティは、「デバイス選択」と称される場合がある。デバイス選択が必要であり、M2M−GW320で実装される場合、この機能は、M2M−GW−RARエンティティ360に、あるいは、他の機能性368などの、M2M−GW320の追加機能として、一体化される場合がある。
【0067】
別の例では、M2M−GW−RAR360は、デバイスのブラックリスティングを実行してもよい。例えば、完全性検証プロシージャに失敗したあるM2Mデバイスは、N&Aドメインにアクセスできないようブロックされる場合がある。このデバイス完全性検証が、N&Aドメインで(つまり、SCエンティティ359内で)扱われる場合、完全性検証の結果は、M2M−GW320に転送され、M2M−GW−RARエンティティ360のローカルに格納される場合がある。M2M−GW320は、M2Mサービスを使用しているときに、この情報についてクエリを実行することができる。
【0068】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360は、イベントマネージャとして振る舞い、監視されているイベントについて報告するように構成されてもよい。例えば、M2MデバイスがM2M−GW−RARエンティティ360にいつ登録されるかを監視し、このイベントを他の何らかのエンティティに報告して返すように構成されてもよい。イベントマネージャは、M2M−GW320の登録中に、またはN&Aドメインによって自立的に構成されてもよい。構成の詳細は、登録応答メッセージで、または専用構成メッセージで実行されてもよい。構成情報は、監視または測定されるイベント、および応答アクションをトリガするためのパラメータを含んでもよい。これらのパラメータは、何らかの測定された、または観察された値の絶対的変化、トリガ条件の持続(例えば、トリガする時間)、およびピンポン(ping-pong)のような状態を防ぐことができるヒステリシスパラメータを含んでもよい。イベントがトリガされると、M2M−GW−RARエンティティ360は、受信者(例えば、イベントモニタを発行したエンティティ、もしくは他の何らかの構成済みのエンティティ)へのメッセージ送信を開始するか、またはM2M−GW320内で何らかのローカルアクションを実行してもよい(例えば、M2Mデバイスへのアクセスをブロックする)。
【0069】
M2M−GW−RARエンティティについて本明細書で説明される機能性をサポートするために、N&Aドメインサービスケイパビリティに追加機能性を含んでもよい。例えば、M2M−GW−RARエンティティ360が、イベントマネージャ機能をサポートする場合、N&Aドメインは、そのイベントマネージャに対してM2M−GW−RAR360を構成することが必要になる場合がある。一実施形態では、これらの機能は、N&A−RARエンティティ350に含まれてもよい。
【0070】
別の例では、M2M−GW−RARエンティティ360が「登録属性」の形態を使用してM2Mデバイス登録要求を取り除くことができる場合、N&A−RARエンティティ350(または場合によっては他の何らかのM2Mコアネットワークケイパビリティ)は、登録属性リストをM2M−GW320に送信してもよい。これは、M2M−GW320の登録中に、例えば、登録応答メッセージで、またはM2M−GW320から要求があると、実行されてもよい。あるいは、ネットワークがこの登録属性リストを自立的に変更し、この情報をM2M−GW320に送信することを決定してもよい。
【0071】
別の例では、ネットワークアプリケーションもしくは他の何らかのN&AサービスケイパビリティがM2M−GW320の後方に存在するM2Mデバイスにアクセスする場合、N&AドメインRARエンティティ350は、自身とM2M−GW320のプロキシRARエンティティ(M2M−GW−RARエンティティ360)との間のトンネルを開始してもよい。このような一例では、N&AドメインRARエンティティ350は、M2M−GW320の後方に存在するM2Mデバイスではなく、M2M−GW320に関する制御プレーン情報をトラッキングしてもよい。ネットワークアプリケーションがM2Mデバイスにはじめてアクセスを試みるときに、N&AドメインRARエンティティ350は、M2M−GW−RARエンティティ360にクエリを実行して、M2Mデバイスが到達可能である場合に、デバイス到達可能性および次のウェイクアップ期間を判定してもよい。それと同時に、N&AドメインRARエンティティ350は、ネットワークアプリケーションとM2Mデバイスとの間のその後の通信が、デバイスの到達可能性を判定するためにN&AドメインRAR350に依存する必要がないようにトンネルのセットアップを開始してもよい。むしろ、N&A−RARエンティティ350は、M2M−GW320の到達可能性をトラッキングしてもよい。M2M−GW320が到達可能である場合、M2M−GW−RARエンティティ360にメッセージが透過的にルーティングされ、デバイスの到達可能性を判定してもよい。M2Mデバイスが到達可能でない場合、M2M−GW320は、メッセージを蓄積して後でそのメッセージを転送してもよい。
【0072】
図4、5および6は、ネットワークアプリケーションがデバイスアプリケーションメッセージの転送に使用しうる呼の流れの例を示す。3つの例のそれぞれにおいて、M2Mデバイスは、M2M−GWの後方に存在するものとしてよい。
【0073】
図4の呼の流れ400は、M2M−GW410がRARエンティティを欠いているベースラインの呼の流れを示している。呼の流れ400において、デバイスアプリケーション405は、登録情報および到達可能性情報などの変更をGW410に通信することができる(0)。GW410は、この変更をN&A−RARエンティティ415に通信し、GW410の後方に存在するM2Mデバイスに関してその変更を最新状態に保つことができる(00)。
【0074】
ネットワークアプリケーション420によって開始されたメッセージ転送要求は(2)、GMAE425による認証および認可プロセスの処理を受ける(1)。次いで、GMAE425は、ネットワークアプリケーション420からの要求が有効であることを検証することができる(3)。検証後、GMAE425は、N&A−RARエンティティ415にクエリを実行して、M2Mデバイスのアドレスを検索することができる(4)。N&A−RARエンティティ415は、アドレスおよびサービスクラスを探し出し(5)、次いで、デバイス情報をGMAE425に送信することができる(6)。次いで、GMAE425は、NCSS430に、メッセージを送信するためのネットワークを判定するよう要求することができる(7)。NCSS430は、ネットワークを選択し(8)、サービス品質(QoS)をコアネットワーク435とネゴシエートし(9)、ネットワーク選択を確認する(10)ことができる。次いで、そのネットワーク選択が、NCSS430によってGMAE425に送信され(11)、次いで、ポリシー管理プロシージャを適用して、メッセージを蓄積転送し、例外を適用し、および/またはメッセージをスケジュールすべきかを判定する(12)。次いで、GMAEは、メッセージをGM440に送信することができ(13)、次いで、これはメッセージをM2M−GW410に転送する(14)。次いで、M2M−GW410は、メッセージをデバイスアプリケーション405に送信することができる(15)。
【0075】
図5の呼の流れは、M2M−GWがRARエンティティ510を含む呼の流れ500を示す。ネットワークアプリケーション520によって開始されたメッセージ転送要求は(2)、GMAE525による認証および認可プロセスの処理を受ける(1)。次いで、GMAE525は、ネットワークアプリケーション520からの要求が有効であることを検証することができる(3)。検証後、GMAE525は、N&A−RARエンティティ515にクエリを実行して、M2Mデバイスのアドレスを検索することができる(4)。N&A−RARエンティティ515は、そのデバイスに対するアドレス情報を持たない場合があり、M2M−GW−RARに、アドレスおよびサービスクラスを探し出すようクエリを実行することができる(5)。これを完遂するために、ゲートウェイ情報をGMAE525に送信することができる(6)。次いで、GMAE525は、NCSS530に、メッセージを送信するためのネットワークを判定するよう要求することができる(7)。NCSS530は、ネットワークを選択し(8)、サービス品質(QoS)をコアネットワーク535とネゴシエートし(9)、ネットワーク選択を確認する(10)ことができる。次いで、NCSS530によってネットワーク選択が、GMAE525に送信され(11)、次いでGMA525がデバイス情報に関するクエリをM2M−GW−RAR510に送信することができる(12)。次いで、M2M−GW−RAR510は、デバイス情報をGMAE525に送信することができ(13)、次いで、デバイス情報をN&A−RAR515に転送することができる(14)。次いで、N&A−RAR515は、GMAE525に、メッセージをデバイスアプリケーション505に送信するための情報を送信することができる(15)。次いで、GMAE525は、ポリシー管理プロシージャを適用して、メッセージを蓄積転送し、例外を適用し、および/またはメッセージをスケジュールすべきかを判定することができる(16)。次いで、GMAEは、メッセージをGM535に送信することができ(17)、次いで、GM535はメッセージをデバイスアプリケーション505に転送する(18)。
【0076】
図6の呼の流れは、M2M−GWがRARエンティティ510を含み、N&A−RAR615とM2M−GW−RAR610との間にトンネルがセットアップされる呼の流れ500を示す。呼の流れ600において、デバイス送信への最初の適用の後に、N&A−RAR615とM2M−GW−RAR610との間にトンネル(00)を確立することができる(0)。
【0077】
ネットワークアプリケーション620によって開始されたメッセージ転送要求は(2)、GMAE625による認証および認可プロセスの処理を受ける(1)。次いで、GMAE625は、ネットワークアプリケーション620からの要求が有効であることを検証することができる(3)。検証後、GMAE625は、N&A−RARエンティティ615にクエリを実行して、M2Mデバイスのアドレスを検索することができる(4)。N&A−RARエンティティ615は、そのデバイスに対するアドレス情報を持たない場合がある(5)。その代わりに、N&A−RARエンティティ615は、ゲートウェイ情報とトンネルを使用する指示とをGMAE625に送信することができる(6)。次いで、GMAE625は、NCSS630に、メッセージを送信するためのネットワークを判定するよう要求することができる(7)。NCSS630は、ネットワークを選択し(8)、サービス品質(QoS)をコアネットワーク635とネゴシエートし(9)、ネットワーク選択を確認する(10)ことができる。次いで、そのネットワーク選択が、NCSS630によってGMAE625に送信され(11)、次いで、ポリシー管理プロシージャを適用して、メッセージを蓄積転送し、例外を適用し、および/またはメッセージをスケジュールすべきかを判定することができる(12)。次いで、GMAEは、トンネルを使用してメッセージをGM440に送信する(13)ことができる。次いで、GM640は、トンネルを使用してメッセージをM2M−GW−RAR610に転送する(14)ことができる。次いで、M2M−GW610は、メッセージをデバイスアプリケーション605に送信することができる(15)。
【0078】
本明細書では、MDGMに対する強化された機能性および呼の流れについて説明している。M2M−GWにおけるMDGMケイパビリティは、M2M−GW管理プロキシとして識別されている。M2M−GW管理プロキシとして実行することによって、M2M−GWのMDGMは、少なくとも以下の管理機能性の2つの態様、つまり、(1)その制御下にあるM2Mデバイスに代わってN&Aドメインからの管理要求を受理して、処理すること、および(2)N&Aドメインに代わってM2Mデバイスの管理機能を実行することをサポートすることができる。
【0079】
M2M−GW管理プロキシとして実行する場合、M2M−GWのMDGMケイパビリティは、その制御下にある複数のM2Mデバイスをターゲットとする、同じ管理要求を(1つまたは連続するメッセージで)受信してもよい。このような要求は、リソースを消費するオペレーションのプロセス(例えば、ファームウェアおよび/またはソフトウェアデータオブジェクトの大量ダウンロード)をトリガし、N&AドメインおよびM2M−GWにおける性能低下につながる場合がある。この場合、M2M−GWは、N&Aドメインとの間のシグナリングおよびデータトラヒックを低減することによってオペレーションのプロセスを最適化することができる。
【0080】
M2M−GWにおけるMDGMケイパビリティは、M2M−GW管理クライアントとして振舞ってもよい。M2M−GWのMDGMは、CM(構成管理)、PM(ケイパビリティ管理)、FM(故障管理)、ならびにM2M−GWのソフトウェアおよびファームウェアアップグレード機能を実行してもよい。
【0081】
M2M−GWにおけるMDGMは、M2Mゲートウェイ管理プロキシとして振舞ってもよい。例えば、M2M−GWのMDGMは、1またはそれ以上のM2Mデバイスに代わって、N&Aドメインからの管理要求を受理して、処理してもよい。別の例では、M2M−GWのMDGMは、1またはそれ以上のM2Mデバイスと対話することを開始して、デバイス管理タスク(例えば、大量のファームウェアおよび/またはソフトウェア更新、故障およびケイパビリティ診断)を実行する許可をN&Aドメインに要求し、そのような許可を受け取った後にタスクを実行してもよい。
【0082】
別の例では、M2M−GWにおけるMDGMは、M2M−GW上に用意されたN&Aドメインのポリシーに従って、デバイス管理タスク(例えば、大量のファームウェアおよび/またはソフトウェア更新、故障およびケイパビリティ診断)について、1またはそれ以上のM2Mデバイスと対話することを開始し、デバイス管理インタラクションの結果をN&Aドメインに通知してもよい。これは、GWがネットワークに対する真の、概して自立的なプロキシである場合であってもよい。
【0083】
別の例では、同じオペレーション(例えば、大量のファームウェアおよび/またはソフトウェア更新、故障およびケイパビリティ診断)で複数のM2Mデバイスを管理する場合、M2M−GWは、オペレーションのプロセス(例えば、ファームウェアおよび/またはソフトウェアデータオブジェクトの大量ダウンロード、故障およびケイパビリティ診断)を最適化してもよく、それによりN&Aドメインとの間のシグナリングおよびデータトラヒックを低減することができる。
【0084】
M2M−GWにおけるMDGMは、M2M−GW管理プロキシとしても振舞い、M2Mデバイスの管理機能を実行してもよい。その目的のために、M2Mデバイスがスリープモードであるときに、スケジューリング機能を使用する必要がある場合がある。管理プロキシ機能は、管理プロトコル変換、プロトコルのカプセル化、およびカプセル解除などがあるが、それらに限定されない。
【0085】
従来の呼の流れでは、MDGMによって実行される唯一の機能性は、最初の登録に対してN&A−M2MアプリケーションまたはM2Mデバイスアプリケーションのデフォルトの構成を提供することとなる。主要な機能性(例えば、構成管理、ケイパビリティ管理、故障管理、ソフトウェアおよびファームウェアアップグレードなど)に対する呼の流れは提供されていない。
【0086】
本明細書で開示されている例および実施形態は、システムレベルでMDGMの主要な機能性の妥当性を確認し、M2Mの機能的なアーキテクチャを完成するため、エンドツーエンドデバイスおよびゲートウェイ管理プロシージャに関する一般的見方をもたらす。以下の実施形態では、ケース2すなわち「ネットワークプロキシとしてのゲートウェイ」の接続性を取り扱い、そこでは、M2M−GWはM2Mネットワークおよびアプリケーションドメインに代わってデバイス管理プロシージャを実行する。特に、例示的な呼の流れは、M2Mネットワークもしくはアプリケーションによって開始されるデバイス管理に対する呼の流れである(ネットワークプロキシとしてのゲートウェイ)。
【0087】
M2Mネットワークアプリケーションが、M2M−GWを介して1またはそれ以上のM2Mデバイスにデバイス管理要求を発行する場合、これは、
図7A、7B、8Aおよび8Bに示されている呼の流れに従ってもよい。
図7Aおよび7Bは、M2Mデバイスがオンラインであり(接続されており)、即時対話が必要なときの呼の流れの例であり、
図8Aおよび8Bは、M2Mデバイスがオフラインであり、またはM2Mデバイスとの即時対話が絶対的に必要でないときの呼の流れの例である。
【0088】
本明細書で説明されている呼の流れでは、デバイス管理要求は、典型的な例としてM2Mネットワークアプリケーションから開始されてもよい。一般的に、そのような要求は、その要求がGMAEによって認証され、認可される限り、M2M−N&Aドメイン内に存在する信頼できるエンティティから開始されてもよい。あるいは、MDGMは、オペレータ管理を目的として管理要求を開始することもできる。この場合、呼の流れはやや異なる場合がある。別の例では、M2M−GW−MDGMエンティティは、管理要求を開始することができる。管理要求の対象受信者は、M2Mデバイスアプリケーションであってもよい。いくつかの管理要求(例えば、ファームウェア更新、リブートおよび接続性構成など)は、ホストされているデバイスアプリケーションのうちの1つではなくM2Mデバイス全体をターゲットとすることができる。この場合、専用M2Mデバイスアプリケーションが、対象となるM2Mデバイス内に存在し、そのような管理要求に応答することができる。簡単にするため、デバイス管理オペレーションに重要または必要であるというわけではない、いくつかのM2Mサービスケイパビリティ(例えば、HDR、SC、TM、および同様のもの)は、
図7Aおよび7Bおよび8Aおよび8Bに示されていない。
【0089】
上述したように、
図7Aおよび7Bは、M2MデバイスがオンラインのときのM2M−GW(ネットワークプロキシとしてのM2M−GW)を介するM2Mデバイス管理に対する呼の流れ700の例を示す。特に、呼の流れは、M2Mネットワークアプリケーション705がM2M−GW735を介して1またはそれ以上のオンラインのM2Mデバイス740によりデバイス管理プロシージャを開始するときに発生してもよい。
【0090】
M2Mネットワークアプリケーション705は、GMAE710とコンタクトし、同じM2M−GW735を介してネットワークに接続する1またはそれ以上のM2Mデバイス740に管理要求を発行することができる(001)。管理要求は、appID、devID_list、mgmtObjs、serviceClassおよびauthorizationTokenなどのパラメータを含んでもよい。mgmtObjsパラメータは、デバイス管理を目的として詳細管理コマンド、パラメータ、およびデータオブジェクトをカプセル化するために使用されてもよい。devID_listパラメータは、同じM2M−GWによって管理される1またはそれ以上のM2Mデバイス上に配置された対象デバイスアプリケーションを指す識別子のリストを含むことができる。
【0091】
認証および認可が完了した後、M2Mネットワークアプリケーション705が真正であり、要求を発行する認可を得ていることを確かにするために、GMAE710は、N&A MDGM725とコンタクトし、管理要求を実行することができる(002)。mgmtObjsで提供される詳細情報に従って、N&A−MDGM725は、RAR730とコンタクトし、管理要求を対象M2Mデバイスアプリケーション740に配信することを決定することができる(003)。M2Mデバイスアプリケーション740に配信されるmgmtObjsの内容は、N&A−MDGM725の判断で、M2Mネットワークアプリケーション705から受信された、元のmgmtObjsから修正されてもよい。
【0092】
RAR730は、NCSS720とコンタクトし、RAR730がM2Mデバイス740にアクセスするためにどの物理的インターフェースを使用できるかを判定することができる(004)。NCSS720は、例えば、デバイス到達可能性情報および/または何らかのポリシー管理(これらに限定されない)に基づきインターフェースを判定し、それぞれの対象M2Mデバイスアプリケーション740に対するこのインターフェースに対応するデバイスの物理アドレスを返すことができる(005)。RAR730は、管理要求をGM配信ケイパビリティ715に転送することができ(006)、次いで、GM配信ケイパビリティ715は、管理要求を、対象M2Mデバイスを管理するM2M−GW735に配信することができる(007)。管理要求を送信するためのネットワークは、NCSS720エンティティから発せられ、GM715に転送されうるQoS要求条件、さらには任意の他のサービスケイパビリティから発せられ、GM715に転送されうる、サービスクラスに関連する任意の他のポリシーに基づき選択されてもよい。管理要求は、それぞれが対象M2Mデバイスアプリケーションをターゲットとする複数のメッセージ、または対象M2Mデバイスアプリケーションのすべてに対する集約されたメッセージとして送信されてもよい。
【0093】
適宜、受信された管理要求に従って、M2M−GW735におけるMDGMは、さらなる管理オペレーション(例えば、ソフトウェアおよび/またはファームウェアパッケージのダウンロード、パラメータの構成、または統計データの報告、および同様のオペレーション)のためにN&A−MDGM725とコンタクトする必要がある場合がある(008)。N&A−MDGM725は、要求された管理情報をM2M−GW735のMDGMに送信することができる(009)。異なるM2Mデバイスアプリケーションに対する管理オペレーションが同じである場合、そのようなオペレーションは、例えば、M2M−GW735とM2M−N&Aドメインとの間の通信オーバーヘッドを低減するように集約することによって最適化されてもよい。ブロードキャスト更新は、M2M−GW735の判断の下で保証されてもよい(到達可能性などに基づき)。M2M−GW735のMDGMは、N&A−MDGM725から受信された管理要求および任意の管理オブジェクトを格納することができる(010)。あるいは、M2M−GW735は、すべてのデバイス構成を格納し、すべてのMDGMアクションをM2Mデバイス740により直接実行し、イニシエータへ成功した更新メッセージを送信するか、または不成功だったデバイス更新のリストを送信する前に、すべての応答を集約することができる。
【0094】
M2M−GW735におけるMDGMは、M2Mネットワークアプリケーション705からの元の要求に従って、それぞれの対象M2Mデバイスアプリケーション740への新しい管理要求を開始することができる(011)。新しい管理要求は、管理オペレーションの結果という意味で元の要求に従っている場合があるが、これは、最適化のために要求のイニシエータまたは管理データソースに関しては異なってもよい。適宜、受信された管理要求に従って、それぞれのM2Mデバイスアプリケーション740は、さらなる管理オペレーション(例えば、ソフトウェアおよび/またはファームウェアパッケージのダウンロード、パラメータの構成、または統計データの報告など)のためにM2M−GW735内のMDGMとコンタクトする必要がある場合がある(012および013)。
【0095】
それぞれのM2Mデバイスアプリケーション740は、M2Mネットワークアプリケーション705によって要求された通りに管理オブジェクトを配備するローカルプロセスを稼動させ(014)、管理オペレーションのステータスをM2M−GW735のMDGMに返すことができる(015)。あるいは、M2Mデバイスアプリケーション740は、現在の構成を、管理オブジェクトを配備するプロセスを実行することの一部として格納することができる。ダウンロードまたは更新が不成功であった場合、M2Mデバイスアプリケーション740は、不成功であった更新を無効化して取り除き、この事実をN&A−MDGM725に信号で送り返すことができる(例えば、016および017において)。あるいは、GW735のMDGMは、すべてのM2Mデバイスに対する構成情報を格納することができる。
【0096】
M2M−GW735におけるMDGMは、管理オペレーションのステータスをGM715に返すことができ(016)、次いで、当該ステータスをRAR730に渡す(017)。M2M−GW735のMDGMは、通信オーバーヘッドを最適化するために、ステータスをGM715に返す前に限られた時間範囲内で管理されているM2Mデバイスアプリケーション740のステータスを集約することができる。管理オペレーションの結果のステータスは、N&A−MDGM725に返され(018)、その後、GMAE710を通じて(019)M2Mネットワークアプリケーション705に返されてもよい(020)。
【0097】
上述したように、
図8Aおよび8Bは、M2MデバイスがオフラインのときのM2M−GW(ネットワークプロキシとしてのM2M−GW)を介するM2Mデバイス管理に対する呼の流れ800の例を示す。特に、呼の流れは、M2Mネットワークアプリケーション805がM2M−GW835を介して1またはそれ以上のオフライン(ハイバネーション状態)のM2Mデバイス840によりデバイス管理プロシージャを開始するときに発生してもよい。
【0098】
M2Mネットワークアプリケーション805は、GMAE810とコンタクトし、同じM2M−GW835によって管理される1またはそれ以上のM2Mデバイス840に管理要求を発行することができる(001)。管理要求は、appID、devID_list、mgmtObjs、serviceClass、authorizationToken、および同様のものなどのパラメータを含んでもよい。mgmtObjsパラメータは、デバイス管理を目的として、詳細管理コマンド、パラメータ、およびデータオブジェクトをカプセル化するために使用されてもよい。devID_listパラメータは、同じM2M−GWによって管理される1またはそれ以上のM2Mデバイス上に配置された対象デバイスアプリケーションを指す識別子のリストを含むことができる。
【0099】
認証および認可が完了した後、M2Mネットワークアプリケーション805が真正であり、要求を発行する認可を得ていることを確かにするために、GMAE810は、N&A−MDGM825とコンタクトし、管理要求を実行することができる(002)。mgmtObjsで与えられる詳細情報に従って、MDGM825は、RAR830とコンタクトし、管理要求を対象M2Mデバイスアプリケーション840に配信することを判定することができる(003)。M2Mデバイスアプリケーション840に配信されるmgmtObjsの内容は、N&A−MDGM825の判断によりM2Mネットワークアプリケーション805から受信された元のmgmtObjsから修正されてもよい。
【0100】
対象M2Mデバイスアプリケーション840は一時的に到達不可能になるが、それらの管理しているM2M−GW835は、現在登録されており、RAR830から利用可能である。したがって、RAR830は、NCSS820とコンタクトし、PAR830がM2M−GW835にアクセスするためにどの物理的インターフェースを使用できるかを判定することができる(004)。NCSS820は、例えば、デバイス到達可能性情報および/または何らかのポリシー管理(これらに限定されない)に基づきインターフェースを判定し、このインターフェースに対応するデバイスの物理アドレスを返すことができる(005)。RAR830は、管理要求をGMケイパビリティ815に転送することができ(006)、次いで、GMケイパビリティは管理要求を、対象M2Mデバイスを管理するM2M−GW835に配信することができる(007)。管理要求を送信するためのネットワークは、NCSSエンティティ820から発せられ、次いでGMエンティティ815に転送されうるQoS、さらには任意の他のサービスケイパビリティエンティティからのサービスクラスに関連する任意の他のポリシーに基づき選択されてもよい。
【0101】
適宜、受信された管理要求に従って、M2M−GW835におけるMDGMは、さらなる管理オペレーション(例えば、ソフトウェアおよび/またはファームウェアパッケージのダウンロード、パラメータの構成、または統計データの報告)のためにN&A−MDGM825とコンタクトする必要がある場合がある(008)。N&A−MDGM825は、要求された管理情報をM2M−GW835のMDGMに送信することができる(009)。異なるM2Mデバイスアプリケーション840に対する管理オペレーションが同じである場合、そのようなオペレーションは、例えば、M2M−GW835とN&A−M2Mドメインとの間の通信オーバーヘッドを低減するように集約することによって最適化されてもよい。M2M−GW835のMDGMは、N&A−MDGM825から受信された管理要求および任意の管理オブジェクトを格納することができる(010)。
【0102】
M2M−GW835におけるMDGMは、GM815を介して(011)、またN&A−RAR825を介して(012)、N&A−MDGM825に、管理要求がM2Mデバイスアプリケーション840に代わって受理されたが、対象M2Mデバイスアプリケーション840が一時的に到達不可能であるため後で配信されることについて、応答することができる(013)。管理応答は、GMAE810を通じて(014)、M2Mネットワークアプリケーション805に返されてもよい(015)。
【0103】
対象M2Mデバイスアプリケーション840のそれぞれがネットワークに戻るように接続すると、以下の呼の流れが生じる場合がある。M2M−GW835におけるMDGMは、M2Mネットワークアプリケーション805からの元の要求に従って、M2Mデバイスアプリケーション840への新しい管理要求を開始することができる(016)。新しい管理要求は、管理オペレーションの結果という意味で元の要求に従う場合があるが、これは、最適化のために要求のイニシエータまたは管理データソースに関して異なってもよい。適宜、受信された管理要求に従って、M2Mデバイスアプリケーション840は、さらなる管理オペレーション(例えば、ソフトウェアおよび/またはファームウェアパッケージのダウンロード、パラメータの構成および統計データの報告など)のためにM2M−GW835のMDGMとコンタクトする必要がある場合がある(017および018)。
【0104】
M2Mデバイスアプリケーション840は、M2Mネットワークアプリケーション805によって要求された通りに管理オブジェクトを配備するローカルプロセスを稼動させ(019)、管理オペレーションのステータスをM2M−GW835のMDGMに返すことができる(020)。M2Mデバイスアプリケーション840は、不成功であったダウンロードまたはアップロードを無効化し、取り除くことができるように、管理オブジェクトを配備するローカルプロセスを稼動させることの一部として現在の構成を格納することができる。そのような取り除くオペレーションが生じた場合、そのような事実が、GW835のMDGMに信号で返され、次いで、N&A−MDGM825に転送されてもよい(例えば、021〜023の一部として)。あるいは、GW835のMDGMは、すべてのM2Mデバイスに対する構成情報を格納することができる。
【0105】
M2M−GW835におけるMDGMは、管理オペレーションのステータスを、最終的な管理確認によってN&A−MDGM825に返すことができる(021)。複数のM2Mデバイスアプリケーションを管理するために、M2M−GW835のMDGMは、限られた時間範囲内でステータスを集約し、通信オーバーヘッドを最適化することができる。次いで、最終管理確認が、GMAE810を通じて(022)、M2Mネットワークアプリケーション805に転送されてもよい(023)。
【0106】
実施形態
1.RAR(到達可能性、アドレス指定およびリポジトリ)エンティティを備える、M2M(マシンツーマシン)GW(ゲートウェイ)。
【0107】
2.M2MデバイスおよびMDGM(M2Mゲートウェイ管理)エンティティをさらに備え、RARエンティティおよびMDGMエンティティは、接続されるM2Mデバイスに、サービスを提供する、実施形態1におけるM2M−GW。
【0108】
3.RARエンティティは、M2Mデバイスアドレスおよび対応するネットワークアドレスを保持するように構成されるマッピングテーブルをさらに備える、前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0109】
4.M2Mデバイスのうちの特定の1つのデバイスは、グループ名に関連付けられ、マッピングテーブルは、グループ名に関連付けられるそれぞれのM2Mデバイスについてのネットワークアドレスを保持する前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0110】
5.RARエンティティは、M2Mデバイスについての到達可能性ステータス、ウェイクアップ時間、またはウェイクアップ持続時間のうちの少なくとも1つを提供するように構成される前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0111】
6.RARエンティティは、M2Mデバイスについての到達可能性ステータスを提供し、所定のイベントがあると到達可能性ステータスを更新するように構成される前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0112】
7.RARエンティティは、所定のイベントが発生すると通知を提供するように構成される前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0113】
8.所定のイベントは、到達可能性ステータス、登録情報の変更、ウェイクアップ時間の変更、およびアドレスの変更のうちの少なくとも1つを含む前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0114】
9.RARエンティティは、M2Mデバイスのうちの特定の1つのデバイスをグループ化し、それらのグループに属するM2Mデバイスをトラッキングするように構成される前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0115】
10.RARエンティティは、登録情報を保持し、認証され認可されたエンティティによる登録情報へのアクセスと、エンティティに通知するサービス発見とを提供するクエリインターフェースを備えるデバイスアプリケーションリポジトリを含む前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0116】
11.RARエンティティは、ネットワークおよびアプリケーションドメインRARと通信するように構成される前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0117】
12.MDGMは、デバイス管理タスクを実行するM2Mデバイスと対話することを開始する許可を、ネットワークおよびアプリケーションドメインに要求し、ネットワークおよびアプリケーションドメインからの許可を受け取った後に、デバイス管理タスクを実行するように構成される前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0118】
13.MDGMは、デバイス管理タスクについてM2Mデバイスと対話することを開始し、デバイス管理タスクについての対話からの結果をネットワークおよびアプリケーションドメインに通知するように構成される前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0119】
14.M2M(マシンツーマシン)デバイスおよびMDGM(M2Mゲートウェイ管理)エンティティを備える、M2M−GW(ゲートウェイ)であって、MDGMは、デバイス管理タスクを実行するM2Mデバイスと対話することを開始する許可を、ネットワークおよびアプリケーションドメインに要求するように構成されるM2M−GW。
【0120】
15.MDGMは、ネットワークおよびアプリケーションドメインからの許可を受け取った後に、デバイス管理タスクを実行するように構成される実施形態14におけるM2M−GW。
【0121】
16.MDGMは、デバイス管理タスクについてM2Mデバイスとの対話することを開始し、デバイス管理タスクについての対話からの結果をネットワークおよびアプリケーションドメインに通知するように構成される実施形態14〜15のいずれかにおけるM2M−GW。
【0122】
17.SC(セキュリティケイパビリティ)エンティティをさらに備える前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0123】
18.GM(汎用メッセージング)ケイパビリティエンティティをさらに備える前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0124】
19.M2M−GWは、複数のM2Mデバイスに、サービスケイパビリティを提供する前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0125】
20.M2Mデバイスは、ETSI(欧州電気通信標準化機構)準拠である前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0126】
21.M2Mデバイスは、非ETSI(欧州電気通信標準化機構)準拠である前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0127】
22.M2M−GWは、M2Mエリアネットワークを介してM2Mデバイスと通信する前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0128】
23.M2M−GWは、イベントマネージャとしての役割の担い、監視されるイベントを報告する前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0129】
24.M2M−GWは、ローカルマッピングテーブルを保持する前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0130】
25.M2M−GWは、M2Mデバイスに関する情報を格納する前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0131】
26.格納される情報は、それぞれのM2MデバイスについてのM2Mエリアネットワークアドレスを含む前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0132】
27.格納される情報は、M2Mデバイスが到達可能か否かを示す到達可能性ステータスを含む前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0133】
28.格納される情報は、M2Mデバイスについて、次の予定されるウェイクアップ時間およびウェイクアップ持続時間を含む前記いずれかの実施形態におけるM2M−GW。
【0134】
29.RADAR(プロキシ到達可能性、アドレス指定、およびデバイスアプリケーションリポジトリ)エンティティ、マッピングテーブル、およびプロセッサを備える、M2M(マシンツーマシン)GW(ゲートウェイ)。
【0135】
30.プロセッサは、M2M−GW内のケイパビリティからの要求をサポートするように構成される実施形態29におけるM2M−GW。
【0136】
31.プロセッサは、ゲートウェイ内のM2Mアプリケーションからの要求をサポートするように構成される実施形態29〜30におけるM2M−GW。
【0137】
32.プロセッサは、ネットワークおよびアプリケーション(N&A)ドメインからのRADAR(到達可能性、アドレス指定、およびデバイスアプリケーションリポジトリ)からの要求をサポートするように構成される実施形態29〜31におけるM2M−GW。
【0138】
33.要求は、イベント発生の通知である実施形態29〜32におけるM2M−GW。
【0139】
34.プロセッサは、エリアネットワークとコアネットワークとの間のアドレス変換を実行するように構成される実施形態29〜33におけるM2M−GW。
【0140】
35.アドレス変換は、IPv4、IPv6、またはMSISDN(ISDN(移動局国際サービス総合デジタル網)番号)のうちの1つである実施形態29〜34におけるM2M−GW。
【0141】
36.デバイスアプリケーションリポジトリをさらに備える実施形態29〜35におけるM2M−GW。
【0142】
37.プロセッサは、M2M−GWの到達可能性およびウェイクアップ時間を確立するように構成される実施形態29〜36におけるM2M−GW。
【0143】
38.M2M−GWの到達可能性およびウェイクアップ時間は、基となるM2Mデバイスの到達可能性およびウェイクアップ時間に基づく実施形態29〜37におけるM2M−GW。
【0144】
39.プロセッサは、隣接するM2MゲートウェイRADARと通信するように構成される実施形態29〜38におけるM2M−GW。
【0145】
40.プロセッサは、プロキシRADARの共有を円滑にするように構成される実施形態29〜39におけるM2M−GW。
【0146】
41.プロセッサは、プロキシRADARの同期化を円滑にするように構成される実施形態29〜40におけるM2M−GW。
【0147】
42.共有または同期化は、M2M−GW間の情報に基づく実施形態29〜41におけるM2M−GW。
【0148】
43.共有および同期化は、M2M−GW間の情報に基づく実施形態29〜42におけるM2M−GW。
【0149】
44.プロセッサは、登録を実行するように構成される実施形態29〜43におけるM2M−GW。
【0150】
45.登録は、登録属性に基づく実施形態29〜44におけるM2M−GW。
【0151】
46.要求を送信するように構成された送信機をさらに備える実施形態29〜45におけるM2M−GW。
【0152】
47.送信機は、デバイスが到達不可能であるという条件で、キャッシュされているデータが使用されることを指示する要求を送信するように構成される実施形態29〜46におけるM2M−GW。
【0153】
48.プロセッサは、データ集約を実行するように構成される実施形態29〜47におけるM2M−GW。
【0154】
49.プロセッサは、名前変換を実行するように構成される実施形態29〜48におけるM2M−GW。
【0155】
50.M2M(マシンツーマシン)デバイス管理のためにM2M(マシンツーマシン)−GW(ゲートウェイ)に実装される方法であって、デバイス管理タスクを実行するM2Mデバイスと対話することを開始する許可を、ネットワークおよびアプリケーションドメインに要求するステップを含む方法。
【0156】
51.ネットワークおよびアプリケーションドメインからの許可を受け取った後に、デバイス管理タスクを実行するステップをさらに含む実施形態50の方法。
【0157】
52.デバイス管理タスクについてM2Mデバイスと対話することを開始するステップをさらに含む実施形態50〜51のいずれかの方法。
【0158】
53.デバイス管理タスクについての対話からの結果を、ネットワークおよびアプリケーションドメインに通知するステップをさらに含む実施形態50〜52のいずれかの方法。
【0159】
54.M2M(マシンツーマシン)デバイス管理の方法であって、M2M−GWにおけるM2MデバイスおよびMDGM(M2Mゲートウェイ管理)が、M2Mデバイスのための管理要求を受信するステップと、M2M−GWにおけるMDGMがネットワークプロキシとして機能するステップとを含む方法。
【0160】
55.M2M−GWにおけるMDGMが、M2Mデバイスに代わって、ネットワークおよびアプリケーションドメインからの管理要求を受理して、処理するステップをさらに含む実施形態54の方法。
【0161】
56.M2M−GWにおけるMDGMが、ネットワークおよびアプリケーションドメインに代わって、M2Mデバイスの管理機能を実行するステップをさらに含む実施形態54〜55のいずれかの方法。
【0162】
57.M2M−GWにおけるMDGMが、デバイス管理タスクを実行するM2Mデバイスと対話することを開始する許可を、ネットワークおよびアプリケーションドメインに要求するステップをさらに含む実施形態54〜56のいずれかの方法。
【0163】
58.M2M−GWおけるMDGMが、M2Mデバイスと、デバイス管理タスクについて対話することを、M2M−GWに提供されるネットワークおよびアプリケーションドメインのポリシーに従って、開始するステップをさらに含む実施形態54〜57のいずれかの方法。
【0164】
59.デバイス管理タスクについての対話の結果を、ネットワークおよびアプリケーションドメインに通知するステップをさらに含む実施形態54〜58のいずれかの方法。
【0165】
60.M2M−GWにおけるMDGMが、ネットワークおよびアプリケーションドメインとの間のシグナリングおよびデータトラフィックを低減するようにオペレーションのプロセスを最適化するステップをさらに含む実施形態54〜59のいずれかの方法。
【0166】
61.管理要求は、ネットワークおよびアプリケーションドメインから受信される実施形態54〜60のいずれかの方法。
【0167】
62.管理要求は、M2M−GWによって開始される実施形態54〜61のいずれかの方法。
【0168】
63.M2M−GWにおけるMDGMが、さらなる管理オペレーションのために、ネットワークおよびアプリケーションドメインにおけるMDGMとコンタクトするステップをさらに含む実施形態54〜62のいずれかの方法。
【0169】
64.M2M−GWにおけるMDGMが、ネットワークおよびアプリケーションドメインにおけるMDGMから受信された管理要求および任意の管理オブジェクトを格納するステップをさらに含む実施形態54〜63のいずれかの方法。
【0170】
65.M2M−GWが、すべてのデバイス構成を自身に格納するステップと、M2Mデバイスにより直接的にすべてのMDGMアクションを実行するステップと、をさらに含む実施形態54〜64のいずれかの方法。
【0171】
66.M2M−GWが、成功した更新のメッセージまたは不成功だったデバイス更新のリストを送信する前に、すべての応答を集約するステップをさらに含む実施形態54〜65のいずれか方法。
【0172】
67.M2M−GWにおけるMDGMが、M2Mデバイスがオンラインであるという条件でネットワークおよびアプリケーションドメインから受信された管理要求に従って、それぞれの対象M2Mデバイスアプリケーションへの新しい管理要求を開始するステップをさらに含む実施形態54〜66のいずれかの方法。
【0173】
68.M2M−GWにおけるMDGMが、さらなる管理オペレーションのために、M2Mデバイスと対話することを実行するステップをさらに含む実施形態54〜67のいずれかの方法。
【0174】
69.M2M−GWにおけるMDGMが、管理オペレーションのステータスを返すステップをさらに含む実施形態54〜68のいずれかの方法。
【0175】
70.M2M−GWにおけるMDGMが、M2Mデバイスに代わって管理要求が受理されているが、M2Mデバイスがオフラインであるという条件で、後に配信されることになることと、ネットワークおよびアプリケーションドメインのMDGMに応答するステップをさらに含む実施形態54〜69のいずれかの方法。
【0176】
71.M2M−GW内のMDGMが、M2Mデバイスが接続されているという条件でネットワークおよびアプリケーションドメインから受信された元の管理要求に従って、M2Mデバイスへの新しい管理要求を開始するステップをさらに含む実施形態54〜70のいずれかの方法。
【0177】
72.M2M−GWにおけるMDGMが、さらなる管理オペレーションのためにM2Mデバイスと対話することを実行するステップをさらに含む実施形態54〜71のいずれかの方法。
【0178】
73.M2M−GWにおけるMDGMが、管理オペレーションのステータスを返すステップをさらに含む実施形態54〜72のいずれかの方法。
【0179】
74.M2M(マシンツーマシン)デバイス管理の方法であって、M2Mデバイスが、M2M−GWにおけるM2MデバイスおよびMDGM(M2Mゲートウェイ管理)からの管理要求を受信するステップと、M2M−GWにおけるMDGMが、ネットワークプロキシとしての役割の担うステップとを含む方法。
【0180】
75.M2Mデバイスが管理要求を受信した後に、さらなる管理オペレーションのために、M2M−GWにおけるMDGMと対話することを実行するステップをさらに含む実施形態74の方法。
【0181】
76.M2M(マシンツーマシン)デバイス管理の方法であって、ネットワークおよびアプリケーションドメインが、M2M−GWにおけるM2MデバイスおよびM2Mゲートウェイ管理(MDGM)へ管理要求を送信するステップと、M2M−GWにおけるMDGMが、ネットワークプロキシとしての役割の担うステップとを含む方法。
【0182】
77.ネットワークおよびアプリケーションドメインにおけるMDGMが、RADAR(到達可能性、アドレス指定、およびデバイスアプリケーションリポジトリ)とコンタクトして、管理要求をM2Mデバイスに配信するステップをさらに含む実施形態76の方法。
【0183】
78.RARが、ネットワークおよびNCSS(通信サービス選択)とコンタクトして、M2Mデバイスにアクセスするためにどの物理的インターフェースを使用するかを判定するステップをさらに含む実施形態76〜77のいずれかの方法。
【0184】
79.RARは、NCSSから受信されたQoS(サービス品質)要求条件に基づき、ネットワークを選択する実施形態76〜78のいずれかの方法。
【0185】
80.ネットワークおよびアプリケーションドメインにおけるMDGMが、さらなる管理オペレーションのために、M2M−GWにおけるMDGMとコンタクトするステップをさらに含む実施形態76〜79のいずれかの方法。
【0186】
81.RARエンティティは、集約されうるデータの出所となるグループを形成するM2Mデバイスのリストを保持することによって、データ集約を実行するように構成される実施形態1〜49のいずれかのM2M−GW。
【0187】
82.RARエンティティは、M2Mデバイスが到達不可能になるときに、M2Mデバイスに対するデータをキャッシュするように構成される実施形態1〜49のいずれかのM2M−GW。
【0188】
83.実施形態50〜80のいずれか1つの実施形態における方法を実行するように構成される装置。
【0189】
84.実施形態50〜80のいずれか1つの実施形態における方法を実行するように構成されるIC(集積回路)。
【0190】
85.実施形態1〜49および81〜82のいずれかを実装するための方法。
【0191】
上記特徴および要素が特定の組合せで説明されているが、当業者であれば、それぞれの特徴もしくは要素を単独で、または他の特徴および要素と組み合わせて使用できることを理解するであろう。それに加えて、本明細書で説明されている方法は、コンピュータまたはプロセッサにより実行できるようにコンピュータ可読記憶媒体内に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにより実装されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子信号(有線で、または無線接続で送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、限定はしないが、ROM(読取り専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびDVD(デジタル多用途ディスク)などの光学媒体が挙げられる。ソフトウェアとの関連性を持つプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波トランシーバを実装するために使用されてもよい。