特許第6709372号(P6709372)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6709372室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6709372
(24)【登録日】2020年5月27日
(45)【発行日】2020年6月17日
(54)【発明の名称】室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置
(51)【国際特許分類】
   C01B 13/02 20060101AFI20200608BHJP
   A61L 9/18 20060101ALI20200608BHJP
【FI】
   C01B13/02 B
   A61L9/18
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-134210(P2019-134210)
(22)【出願日】2019年7月21日
【審査請求日】2019年8月6日
(31)【優先権主張番号】201910483574.1
(32)【優先日】2019年6月4日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519317608
【氏名又は名称】青島▲か▼唯鎖業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】姚麗珍
【審査官】 佐藤 慶明
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2007/0068521(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0118505(US,A1)
【文献】 特開2009−011962(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C01B 13/02 − 13/08
B01J 7/00 − 7/02
A61L 9/00 − 9/22
A62B 7/00 − 33/00
DWPI(Derwent Innovation)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、ボディーを含み、前記ボディーの中には酸素製造チャンバが設置され、前記酸素製造チャンバの左側壁には弾き出しチャンバが設置され、前記弾き出しチャンバの頂壁には頂部チャンバが設置され、前記酸素製造チャンバの上側には駆動チャンバが設置され、前記駆動チャンバと前記酸素製造チャンバと前記頂部チャンバとの間には酸素を製造できる酸素製造装置が設置され、
前記酸素製造装置は第一モータと、モータ軸と、カムと、駆動板と、L型ロッドと、貯蔵ブロックと、金網と、リミットチャンバと、リミットブロックと、リミットばねと、従動板と、連結ばねと、従動板とにより構成され、前記駆動チャンバの右側壁には第一モータが固定的に装着され、前記第一モータにはモータ軸が連結され、前記モータ軸にはカムが固定的に設置され、前記駆動チャンバの中には駆動板がスライドできるように連結され、前記カムが前記駆動板と当接しており、前記駆動板の底面には前記駆動チャンバの底壁とスライドできるように連結されたL型ロッドが固定的に設置され、前記L型ロッドが下方へ伸びて前記駆動チャンバの底壁を貫通して前記酸素製造チャンバの中に入り、また前記酸素製造チャンバの頂壁とスライドできるように連結され、前記酸素製造チャンバの中には貯蔵ブロックがスライドできるように連結され、前記貯蔵ブロックが左右にそれぞれ一つあり、前記L型ロッドが右側の前記貯蔵ブロックと固定的に連結され、前記貯蔵ブロックの中には酸化マンガンを置くことができ、前記貯蔵ブロックの底チャンバには金網が固定的に設置され、前記貯蔵ブロックの中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバの中にはリミットブロックがスライドできるように連結され、前記リミットブロックが左側の前記貯蔵ブロックと固定的に連結され、前記リミットブロックと前記リミットチャンバとの間にはリミットばねが連結され、前記頂部チャンバの中には従動板がスライドできるように連結され、前記従動板と前記頂部チャンバとの間には連結ばねが連結され、前記従動板の右側面には前記貯蔵ブロックと当接できる従動ブロックが固定的に設置され、
前記酸素製造チャンバの右側壁には気体排出パイプが設置され、前記気体排出パイプの片側には排気チャンバが連結され、前記排気チャンバの左側にはベベルギヤチャンバが設置され、前記ベベルギヤチャンバの左側には気体入りチャンバが設置され、前記気体入りチャンバと前記ベベルギヤチャンバとの間及び前記排気チャンバと前記ベベルギヤチャンバとの間にはそれぞれ細管が連結され、前記排気チャンバと前記ベベルギヤチャンバと前記気体入りチャンバとの間には浄化装置が設置され、前記浄化装置が空気の流通を速められ、前記ボディーの底チャンバには台座が設置され、前記台座の中には回転装置が設置されていることを特徴とする室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。
【請求項2】
前記回転装置が前記ボディーを連動させて回転させることができ、これにより空気の流通と酸素の放出を速められることを特徴とする請求項1に記載の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。
【請求項3】
前記浄化装置は横軸と、第一ベベルギヤと、ファンと、フィルタとにより構成され、前記ベベルギヤチャンバの左右側壁には横軸が回転できるように装着され、前記横軸には前記第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記横軸がそれぞれ左右の両側壁に伸び、前記ベベルギヤチャンバの左右側壁を貫通して前記気体入りチャンバと前記排気チャンバの中に入り、また前記排気チャンバの一側壁と回転できるように連結され、前記横軸の左右両側にはファンが対称的に固定的に設置され、前記排気チャンバの中には空気を濾過できるフィルタが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。
【請求項4】
前記回転装置は開口チャンバと、第二モータと、長軸と、第二ベベルギヤと、第一ギヤと、第二ギヤと、リングギヤと、連結ロッドと、短軸とにより構成され、前記台座の中には前記開口チャンバが設置され、前記開口チャンバの底壁には第二モータが固定的に設置され、前記第二モータには長軸が連結され、前記長軸が上方へ伸びて前記ベベルギヤチャンバの中に入り、且つ前記ベベルギヤチャンバの底壁と回転できるように連結され、前記長軸の頂側には前記第一ベベルギヤと噛み合っている第二ベベルギヤが固定的に設置され、前記長軸のうち前記開口チャンバの中に位置しているところには第一ギヤが固定的に設置され、前記開口チャンバの底壁には短軸が回転できるように連結され、前記短軸には前記第一ギヤと噛み合っている第二ギヤが固定的に設置され、前記開口チャンバの中にはリングギヤがスライドできるように連結され、前記リングギヤの頂面には連結ロッドが左右対称的に固定的に設置され、前記連結ロッドが前記ボディーの底面と固定的に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。


【請求項5】
前記ボディーの外周には消毒灯が固定的に設置され、前記消毒灯をつけた時に部屋を消毒することができることを特徴とする請求項1に記載の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。
【請求項6】
前記フィルタが空気中の埃を有効的に濾過することができることを特徴とする請求項3に記載の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。
【請求項7】
前記酸素製造チャンバの左側壁には連通チャンバが設置され、前記連通チャンバの中には電磁弁が固定的に設置され、前記電磁弁が前記酸素製造チャンバの開閉を制御できることを特徴とする請求項1に記載の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。
【請求項8】
二つの前記ファンの装着方向が逆であり、前記気体入りチャンバの中の前記ファンが気体を吸い入れることができ、前記排気チャンバの中の前記ファンが気体を排出することができることを特徴とする請求項3に記載の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空気浄化分野を取り上げて、具体的には室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置である。
【背景技術】
【0002】
国家の発展につれて、人々が入院している時、体が弱くて酸素マスクをつけることで回復の効率を上げる必要があり、しかし、現有の酸素マスクが長時間つけられると、患者の不具合などの問題をもたらし、患者は快適な環境で治療を受けることができなく、これにより予想できない結果が出やすい。
同時に現有の酸素製造機は機能が比較的に単一であり、病院のような複雑な環境に適用されなく、例えば患者が病室に入る前に消毒処理ができなく、同時に現有の酸素製造機が空気の流通を速められなく、また空気の中の埃や不純物などを濾過することもできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103252139号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置を提供し、上記背景技術において提出された問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、本発明は以下の技術プランを提供する:
【0006】
本発明の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置は、ボディーを含み、前記ボディーの中には酸素製造チャンバが設置され、前記酸素製造チャンバの左側壁には弾き出しチャンバが設置され、前記弾き出しチャンバの頂壁には頂部チャンバが設置され、前記酸素製造チャンバの上側には駆動チャンバが設置され、前記駆動チャンバと前記酸素製造チャンバと前記頂部チャンバとの間には酸素を製造できる酸素製造装置が設置され、
前記酸素製造装置は第一モータと、モータ軸と、カムと、駆動板と、L型ロッドと、貯蔵ブロックと、金網と、リミットチャンバと、リミットブロックと、リミットばねと、従動板と、連結ばねと、従動板とにより構成され、前記駆動チャンバの右側壁には第一モータが固定的に装着され、前記第一モータにはモータ軸が連結され、前記モータ軸にはカムが固定的に設置され、前記駆動チャンバの中には駆動板がスライドできるように連結され、前記カムが前記駆動板と当接しており、前記駆動板の底面には前記駆動チャンバの底壁とスライドできるように連結されたL型ロッドが固定的に設置され、前記L型ロッドが下方へ伸びて前記駆動チャンバの底壁を貫通して前記酸素製造チャンバの中に入り、また前記酸素製造チャンバの頂壁とスライドできるように連結され、前記酸素製造チャンバの中には貯蔵ブロックがスライドできるように連結され、前記貯蔵ブロックが左右にそれぞれ一つあり、前記L型ロッドが右側の前記貯蔵ブロックと固定的に連結され、前記貯蔵ブロックの中には酸化マンガンを置くことができ、前記貯蔵ブロックの底チャンバには金網が固定的に設置され、前記貯蔵ブロックの中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバの中にはリミットブロックがスライドできるように連結され、前記リミットブロックが左側の前記貯蔵ブロックと固定的に連結され、前記リミットブロックと前記リミットチャンバとの間にはリミットばねが連結され、前記頂部チャンバの中には従動板がスライドできるように連結され、前記従動板と前記頂部チャンバとの間には連結ばねが連結され、前記従動板の右側面には前記貯蔵ブロックと当接できる従動ブロックが固定的に設置され、
前記酸素製造チャンバの右側壁には気体排出パイプが設置され、前記気体排出パイプの片側には排気チャンバが連結され、前記排気チャンバの左側にはベベルギヤチャンバが設置され、前記ベベルギヤチャンバの左側には気体入りチャンバが設置され、前記気体入りチャンバと前記ベベルギヤチャンバとの間及び前記排気チャンバと前記ベベルギヤチャンバとの間にはそれぞれ細管が連結され、前記排気チャンバと前記ベベルギヤチャンバと前記気体入りチャンバとの間には浄化装置が設置され、前記浄化装置が空気の流通を速められ、前記ボディーの底チャンバには台座が設置され、前記台座の中には回転装置が設置され、前記回転装置が前記ボディーを連動させて回転させることができ、これにより空気の流通と酸素の放出を速められる。
【0007】
上記の技術プランに基づき、前記浄化装置は横軸と、第一ベベルギヤと、ファンと、フィルタとにより構成され、前記ベベルギヤチャンバの左右側壁には横軸が回転できるように装着され、前記横軸には前記第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記横軸がそれぞれ左右の両側壁に伸び、前記ベベルギヤチャンバの左右側壁を貫通して前記気体入りチャンバと前記排気チャンバの中に入り、また前記排気チャンバの一側壁と回転できるように連結され、前記横軸の左右両側にはファンが対称的に固定的に設置され、前記排気チャンバの中には空気を濾過できるフィルタが固定的に設置されている。
【0008】
上記の技術プランに基づき、前記回転装置は開口チャンバと、第二モータと、長軸と、第二ベベルギヤと、第一ギヤと、第二ギヤと、リングギヤと、連結ロッドと、短軸とにより構成され、前記台座の中には前記開口チャンバが設置され、前記開口チャンバの底壁には第二モータが固定的に設置され、前記第二モータには長軸が連結され、前記長軸が上方へ伸びて前記ベベルギヤチャンバの中に入り、且つ前記ベベルギヤチャンバの底壁と回転できるように連結され、前記長軸の頂側には前記第一ベベルギヤと噛み合っている第二ベベルギヤが固定的に設置され、前記長軸のうち前記開口チャンバの中に位置しているところには第一ギヤが固定的に設置され、前記開口チャンバの底壁には短軸が回転できるように連結され、前記短軸には前記第一ギヤと噛み合っている第二ギヤが固定的に設置され、前記開口チャンバの中にはリングギヤがスライドできるように連結され、前記リングギヤの頂面には連結ロッドが左右対称的に固定的に設置され、前記連結ロッドが前記ボディーの底面と固定的に連結されている。
【0009】
上記の技術プランに基づき、前記ボディーの外周には消毒灯が固定的に設置され、前記消毒灯をつけた時に部屋を消毒することができる。
【0010】
上記の技術プランに基づき、前記フィルタが空気中の埃を有効的に濾過することができる。
【0011】
上記の技術プランに基づき、前記酸素製造チャンバの左側壁には連通チャンバが設置され、前記連通チャンバの中には電磁弁が固定的に設置され、前記電磁弁が前記酸素製造チャンバの開閉を制御できる。
【0012】
上記の技術プランに基づき、二つの前記ファンの装着方向が逆であり、前記気体入りチャンバの中の前記ファンが気体を吸い入れることができ、前記排気チャンバの中の前記ファンが気体を排出することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の有益効果は:本装置は過酸化水素水が酸化マンガンの触媒作用のもとで大量の酸素を作り出し、同時に作り出した酸素の純度が高く、装置が酸素製造装置の上下移動を通じて過酸化水素水と酸化マンガンとの接触量を制御でき、これにより酸素の生成の速度を制御し、これにより患者が酸素マスクをつけて酸素を吸入する必要がなくなり、患者の快適性を向上させる。
同時に本装置は病室を消毒でき、消毒設備を省き、また、本装置が空気の流通を速めると同時に、空気の中の異臭と埃とを濾過でき、これにより酸素の輸送を速めるだけではなく、病室を快適な環境にする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本発明の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置の全体全断面の正面構成模式図
図2図2は本発明の図1の中のAのところの部分拡大図
図3図3は本発明の図1の中のB―B方向の断面図
図4図4は本発明の図1の中のカムの構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明書に開示した全ての特徴、或いは開示した全ての方法、過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
【0017】
本発明書(いかなる特許請求の範囲、要約書、及び図面)の中に開示した全ての特徴は、特別な叙述がない限り、そのほかの同等或いは類似する目的を持つ代替特徴に取り替えられる。即ち、特別な叙述がない限り、全ての特徴はただ一連の同等或いは類似する特徴の中の一つの例だけである。
【0018】
図1〜4を参照し、本発明の室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置は、ボディー21を含み、前記ボディー21の中には酸素製造チャンバ56が設置され、前記酸素製造チャンバ56の左側壁には弾き出しチャンバ47が設置され、前記弾き出しチャンバ47の頂壁には頂部チャンバ49が設置され、前記酸素製造チャンバ56の上側には駆動チャンバ24が設置され、前記駆動チャンバ24と前記酸素製造チャンバ56と前記頂部チャンバ49との間には酸素を製造できる酸素製造装置101が設置され、前記酸素製造装置101は前記駆動チャンバ24の右側壁に固定的に装着された第一モータ27を含み、前記第一モータ27にはモータ軸26が連結され、前記モータ軸26にはカム25が固定的に設置され、前記駆動チャンバ24の中には駆動板23がスライドできるように連結され、前記カム25が前記駆動板23と当接しており、前記駆動板23の底面には前記駆動チャンバ24の底壁とスライドできるように連結されたL型ロッド22が固定的に設置され、前記L型ロッド22が下方へ伸びて前記駆動チャンバ24の底壁を貫通して前記酸素製造チャンバ56の中に入り、また前記酸素製造チャンバ56の頂壁とスライドできるように連結され、前記酸素製造チャンバ56の中には貯蔵ブロック53がスライドできるように連結され、前記貯蔵ブロック53が左右にそれぞれ一つあり、前記L型ロッド22が右側の前記貯蔵ブロック53と固定的に連結され、前記貯蔵ブロック53の中には酸化マンガンを置くことができ、前記貯蔵ブロック53の底チャンバには金網52が固定的に設置され、前記貯蔵ブロック53の中にはリミットチャンバ58が設置され、前記リミットチャンバ58の中にはリミットブロック60がスライドできるように連結され、前記リミットブロック60が左側の前記貯蔵ブロック53と固定的に連結され、前記リミットブロック60と前記リミットチャンバ58との間にはリミットばね59が連結され、前記頂部チャンバ49の中には従動板55がスライドできるように連結され、前記従動板55と前記頂部チャンバ49との間には連結ばね48が連結され、前記従動板55の右側面には前記貯蔵ブロック53と当接できる従動ブロック54が固定的に設置され、前記酸素製造チャンバ56の右側壁には気体排出パイプ57が設置され、前記気体排出パイプ57の片側には排気チャンバ29が連結され、前記排気チャンバ29の左側にはベベルギヤチャンバ28が設置され、前記ベベルギヤチャンバ28の左側には気体入りチャンバ45が設置され、前記気体入りチャンバ45と前記ベベルギヤチャンバ28との間及び前記排気チャンバ29と前記ベベルギヤチャンバ28との間にはそれぞれ細管42が連結され、前記排気チャンバ29と前記ベベルギヤチャンバ28と前記気体入りチャンバ45との間には浄化装置102が設置され、前記浄化装置102が空気の流通を速められ、前記ボディー21の底チャンバには台座40が設置され、前記台座40の中には回転装置103が設置され、前記回転装置103が前記ボディー21を連動させて回転させることができ、これにより空気の流通と酸素の放出を速められる。
【0019】
また、前記浄化装置102は前記ベベルギヤチャンバ28の左右側壁に回転できるように装着された横軸44を含み、前記横軸44には第一ベベルギヤ31が固定的に設置され、前記横軸44がそれぞれ左右の両側壁に伸び、前記ベベルギヤチャンバ28の左右側壁を貫通して前記気体入りチャンバ45と前記排気チャンバ29の中に入り、また前記排気チャンバ29の一側壁と回転できるように連結され、前記横軸44の左右両側にはファン43が対称的に固定的に設置され、前記排気チャンバ29の中には空気を濾過できるフィルタ30が固定的に設置され、これにより前記第一ベベルギヤ31が回転する時、前記横軸44と前記ファン43とを連動させて回転させ、これにより空気が前記気体入りチャンバ45により吸い込まれ、前記細管42と、前記ベベルギヤチャンバ28と、前記フィルタ30とを通し、最後に前記排気チャンバ29により排出される。
【0020】
また、前記回転装置103は前記台座40の中に設置された開口チャンバ34を含み、前記開口チャンバ34の底壁には第二モータ37が固定的に設置され、前記第二モータ37には長軸41が連結され、前記長軸41が上方へ伸びて前記ベベルギヤチャンバ28の中に入り、且つ前記ベベルギヤチャンバ28の底壁と回転できるように連結され、前記長軸41の頂側には前記第一ベベルギヤ31と噛み合っている第二ベベルギヤ32が固定的に設置され、前記長軸41のうち前記開口チャンバ34の中に位置しているところには第一ギヤ36が固定的に設置され、前記開口チャンバ34の底壁には短軸38が回転できるように連結され、前記短軸38には前記第一ギヤ36と噛み合っている第二ギヤ39が固定的に設置され、前記開口チャンバ34の中にはリングギヤ35がスライドできるように連結され、前記リングギヤ35の頂面には連結ロッド33が左右対称的に固定的に設置され、前記連結ロッド33が前記ボディー21の底面と固定的に連結され、これにより前記第二モータ37を始動することで前記長軸41と前記第一ギヤ36を連動させて回転させ、これにより前記第二ギヤ39と前記リングギヤ35とを連動させて回転させ、これにより、前記開口チャンバ34により前記ボディー21を連動させて回転させ、装置の作用は濾過した空気と生じた酸素を四方へ放出し、空気の流通を速めることである。
【0021】
また、前記ボディー21の外周には消毒灯50が固定的に設置され、前記消毒灯50をつけた時に部屋を消毒することができる。
【0022】
また、前記フィルタ30が空気中の埃を有効的に濾過することができる。
【0023】
また、前記酸素製造チャンバ56の左側壁には連通チャンバ46が設置され、前記連通チャンバ46の中には電磁弁51が固定的に設置され、前記電磁弁51が前記酸素製造チャンバ56の開閉を制御できる。
【0024】
また、二つの前記ファン43の装着方向が逆であり、前記気体入りチャンバ45の中の前記ファン43が気体を吸い入れることができ、前記排気チャンバ29の中の前記ファン43が気体を排出することができる。
【0025】
使用する時、患者が入院する前に、消毒灯50をつけて室内を消毒し、そして第一モータ27を始動し、これによりモータ軸26とカム25とを連動させて回転させ、これにより駆動板23とL型ロッド22を連動させて上方へ移動させ、貯蔵ブロック53により従動ブロック54と従動板55とを上方へ突き上げ、貯蔵ブロック53が一番頂端まで運動した時、リミットばね59がリミットブロック60と左側の貯蔵ブロック53を左方へ押し、これにより左側の貯蔵ブロック53が弾き出しチャンバ47から押し出され、そして貯蔵ブロック53の中に酸化マンガンを入れ、そして貯蔵ブロック53を推して酸素製造チャンバ56の中に戻し、そしてL型ロッド22により貯蔵ブロック53を連動させて下降させ、そして電磁弁51を起動し、酸素製造チャンバ56の中に過酸化水素水を入れ、そしてL型ロッド22を制御して下方へ移動させ、これにより過酸化水素水が酸素の触媒作用のもとで酸素を作り出し、気体排出パイプ57により放出され、そして第二モータ37を始動し、これにより長軸41と第一ギヤ36を連動させて回転させ、これにより第二ギヤ39とリングギヤ35とを連動させて回転させ、これにより開口チャンバ34によりボディー21を連動させて回転させ、これにより第二ベベルギヤ32を通じて第一ベベルギヤ31を連動させて回転させ、これにより横軸44とファン43とを連動させて回転させ、これにより空気を気体入りチャンバ45により吸い込んで細管42と、ベベルギヤチャンバ28と、排気チャンバ29と、フィルタ30とにより排出し、同時にフィルタ30により空気中の異臭と埃とを吸収し、患者が入院した時に消毒灯を消せばよい。
【0026】
本発明の有益効果は:本装置は過酸化水素水が酸化マンガンの触媒作用のもとで大量の酸素を作り出し、同時に作り出した酸素の純度が高く、装置が酸素製造装置の上下移動を通じて過酸化水素水と酸化マンガンとの接触量を制御でき、これにより酸素の生成の速度を制御し、これにより患者が酸素マスクをつけて酸素を吸入する必要がなくなり、患者の快適性を向上させる。
同時に本装置は病室を消毒でき、消毒設備を省き、また、本装置が空気の流通を速めると同時に、空気の中の異臭と埃とを濾過でき、これにより酸素の輸送を速めるだけではなく、病室を快適な環境にする。
【0027】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本発明は室内用の殺菌除塵と空気の酸素含有量を増やす装置を開示した。
【解決手段】
ボディーを含み、前記ボディーの中には酸素製造チャンバが設置され、前記酸素製造チャンバの左側壁には弾き出しチャンバが設置され、前記弾き出しチャンバの頂壁には頂部チャンバが設置され、前記酸素製造チャンバの上側には駆動チャンバが設置され、前記駆動チャンバと前記酸素製造チャンバと前記頂部チャンバとの間には酸素を製造できる酸素製造装置が設置され、本装置は過酸化水素水が酸化マンガンの触媒作用のもとで大量の酸素を作り出し、同時に作り出した酸素の純度が高く、装置が酸素製造装置の上下移動を通じて過酸化水素水と酸化マンガンとの接触量を制御でき、これにより酸素の生成の速度を制御し、これにより患者が酸素マスクをつけて酸素を吸入する必要がなくなる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4