(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6709400
(24)【登録日】2020年5月27日
(45)【発行日】2020年6月17日
(54)【発明の名称】屋外用の夜ライト
(51)【国際特許分類】
F21L 13/02 20060101AFI20200608BHJP
F21S 9/04 20060101ALI20200608BHJP
【FI】
F21L13/02
F21S9/04
【請求項の数】1
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2019-87931(P2019-87931)
(22)【出願日】2019年5月7日
【審査請求日】2019年5月16日
(31)【優先権主張番号】201910325726.5
(32)【優先日】2019年4月22日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520082290
【氏名又は名称】済南通唄灯具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楼▲こく▼華
【審査官】
安井 寿儀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−332791(JP,A)
【文献】
特開平08−004685(JP,A)
【文献】
中国実用新案第203717392(CN,U)
【文献】
中国実用新案第202252889(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21L 4/00
F21L 13/00 − 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外用の夜ライトであって、本体を含み、前記本体の中には伸縮装置が設置され、前記伸縮装置の外側には支持脚装置が設置され、前記伸縮装置の中には折畳装置が設置され、前記伸縮装置の中の回転盤を回せば前記伸縮装置を昇降連動させると同時に前記支持脚装置の伸展を連動させることができ、前記折畳装置によって羽根を折り畳め、収納に便利であり、前記本体の下端面の中には下に開口した照明チャンバが設置され、前記照明チャンバの上壁には電球が固定的に設置され、前記照明チャンバの中には前記電球の下側に位置する透明ガラスカバーが固定的に設置され、前記伸縮装置は前記照明チャンバの上側に設置された上に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバの下壁の中には前記電球に電気的に連結された運動エネルギー転換装置が固定的に設置され、前記昇降チャンバの中には昇降ブロックがネジ山によって連結され、前記昇降ブロックの中には下に開口した伸縮チャンバが設置され、前記運動エネルギー転換装置の上端には上端が前記伸縮チャンバの中に挿入されるスプライン軸が伝動可能に連結され、前記運動エネルギー転換装置によって前記スプライン軸の回転の運動エネルギーを電気エネルギーに転換でき、前記スプライン軸の中には上に開口したスプライン穴が設置され、前記伸縮チャンバの上壁の中には下端が前記スプライン穴にスプラインによって連結された回転軸が回転可能に設置され、前記回転軸の上端は前記折畳装置に連結され、前記昇降チャンバの外側には環状の回転チャンバが設置され、前記回転チャンバの中には環状柱が設置され、前記回転盤が前記環状柱の上端に固定的に設置され、前記昇降チャンバと前記回転チャンバとの間には通しチャンバが連通して設置され、前記昇降ブロックの前後左右の四つの方向には外方に開口するスライド溝が形成され、前記環状柱の前後左右の四つの方向には前記通しチャンバを貫通して前記スライド溝とスライド可能に連結された連動ロッドが設置され、前記回転盤の中には開口が前記昇降チャンバに対応するように上下に貫通して設置され、
前記回転盤を回して前記昇降ブロックを連動させて回転しながら上昇又は下降させ、
前記支持脚装置は、前記回転チャンバの前後左右の四つの方向に環状になるように配列され且つ互いに連通する押しロッドチャンバを含み、前記押しロッドチャンバの中には一端が前記環状柱の外円周面にネジ山によって連結される押しロッドがスライド可能に設置され、前記押しロッドチャンバの下側には外部に連通した支持脚チャンバが設置され、前記押しロッドの下端には支持脚がヒンジで連結され、前記支持脚チャンバのうち中心に近接している側の内壁には支持ロッドが回転可能に設置され、前記支持ロッドの上端は前記支持脚のうち中間で上よりのところにヒンジで連結され、
前記押しロッドが下降して前記支持脚の下端を連動させて前記支持脚チャンバから翻転し出て前記本体の下端と同じ水平面にならせ、
前記折畳装置は前記回転軸の上端に固定的に設置される旋転ブロックを含み、前記旋転ブロックの左右両端には反対に開口した下向きの翻転チャンバが対称的に設置され、前記翻転チャンバの中には翻転ブロックが回転可能に設置され、前記羽根は前記翻転ブロックのうち中心から離れている一端に固定的に設置され、前記翻転チャンバの間にはスライドチャンバが連通して設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロックが左右に対称的にスライド可能に設置され、前記スライドブロックの間には押圧撥条が固定的に連結され、前記スライドブロックのうち中心から離れている一端には前記翻転ブロックと当接する押圧ブロックが固定的に設置され、前記旋転ブロックの上端には蓋板が固定的に設置され、
前記押圧ブロックによって前記翻転ブロックを固定し、前記翻転ブロックが勝手に反転することを防止することを特徴と屋外用の夜ライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生活用品技術分野に関し、具体的には屋外用の夜ライトである。
【背景技術】
【0002】
屋外で懐中電灯などの灯具は欠かせないものであり、電量が尽きることを備えるため、普通の懐中電灯であれば電池をいつも準備する必要があり、面倒くさくて負担になり、繰り返し充電可能な懐中電灯であれば屋外ではなかなか充電できないため、風力エネルギーを利用して充電を実現し、支持脚を備えてサポートを提供し、同時に収納機能も強くて使用や携帯に便利を与える屋外用の夜ライトは現有の懐中電灯に存在問題を解決できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109282252号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は解決する必要な技術問題が屋外用の夜ライトを提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例における屋外用の夜ライトは、本体を含み、前記本体の中には伸縮装置が設置され、前記伸縮装置の外側には支持脚装置が設置され、前記伸縮装置の中には折畳装置が設置され、前記伸縮装置の中の回転盤を回せば前記伸縮装置を昇降連動させると同時に前記支持脚装置の伸展を連動させることができ、前記折畳装置によって羽根を折り畳め、収納に便利であり、前記本体の下端面の中には下に開口した照明チャンバが設置され、前記照明チャンバの上壁には電球が固定的に設置され、前記照明チャンバの中には前記電球の下側に位置する透明ガラスカバーが固定的に設置され、前記伸縮装置は前記照明チャンバの上側に設置された上に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバの下壁の中には前記電球に電気的に連結された運動エネルギー転換装置が固定的に設置され、前記昇降チャンバの中には昇降ブロックがネジ山によって連結され、前記昇降ブロックの中には下に開口した伸縮チャンバが設置され、前記運動エネルギー転換装置の上端には上端が前記伸縮チャンバの中に挿入されるスプライン軸が伝動可能に連結され、前記運動エネルギー転換装置によって前記スプライン軸の回転の運動エネルギーを電気エネルギーに転換でき、前記スプライン軸の中には上に開口したスプライン穴が設置され、前記伸縮チャンバの上壁の中には下端が前記スプライン穴にスプラインによって連結された回転軸が回転可能に設置され、前記回転軸の上端は前記折畳装置に連結され、前記昇降チャンバの外側には環状の回転チャンバが設置され、前記回転チャンバの中には環状柱が設置され、前記回転盤が前記環状柱の上端に固定的に設置され、前記昇降チャンバと前記回転チャンバとの間には通しチャンバが連通して設置され、
前記昇降ブロックの前後左右の四つの方向には外方に開口するスライド溝が形成され、
前記環状柱の前後左右の四つの方向には前記通しチャンバを貫通して前記スライド溝とスライド可能に連結された連動ロッドが設置され、前記回転盤の中には開口が前記昇降チャンバに対応するように上下に貫通して設置され、前記回転盤を回して前記昇降ブロックを連動させて回転しながら上昇又は下降させる。
【0006】
有益的には、
前記支持脚装置は、前記回転チャンバの前後左右の四つの方向に環状になるように配列され且つ互いに連通する押しロッドチャンバを含み、前記押しロッドチャンバの中には一端が前記環状柱の外円周面にネジ山によって連結される押しロッドがスライド可能に設置され、前記押しロッドチャンバの下側には外部に連通した支持脚チャンバが設置され、前記押しロッドの下端には支持脚がヒンジで連結され、前記支持脚チャンバのうち中心に近接している側の内壁には支持ロッドが回転可能に設置され、前記支持ロッドの上端は前記支持脚のうち中間で上よりのところにヒンジで連結され、
前記押しロッドが下降して前記支持脚の下端を連動させて前記支持脚チャンバから翻転し出て前記本体の下端と同じ水平面にならせる。
【0007】
有益的には、前記折畳装置は前記回転軸の上端に固定的に設置される旋転ブロックを含み、前記旋転ブロックの左右両端には反対に開口した下向きの翻転チャンバが対称的に設置され、前記翻転チャンバの中には翻転ブロックが回転可能に設置され、前記羽根は前記翻転ブロックのうち中心から離れている一端に固定的に設置され、前記翻転チャンバの間にはスライドチャンバが連通して設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロックが左右に対称的にスライド可能に設置され、前記スライドブロックの間には押圧撥条が固定的に連結され、前記スライドブロックのうち中心から離れている一端には前記翻転ブロックと当接する押圧ブロックが固定的に設置され、前記旋転ブロックの上端には蓋板が固定的に設置され、
前記押圧ブロックによって前記翻転ブロックを固定し、前記翻転ブロックが勝手に反転することを防止する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、本装置は風力エネルギーを利用して充電を実現し、しかも安定性が高く、収納機能も強く、屋外での使用に適する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は本発明の屋外用の夜ライトの内部全体構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に
図1−3を交えて本発明について詳しく説明し、便利に叙述するため、現在は後文に出る方位を下記の通りに規定する:後文に出る上下左右前後方向は
図1本体の投影関係の上下左右前後方向と一致する。
【0011】
図1−3を参照し、本発明の実施例における屋外用の夜ライトは、本体11を含み、前記本体11の中には伸縮装置101が設置され、前記伸縮装置101の外側には支持脚装置102が設置され、前記伸縮装置101の中には折畳装置103が設置され、前記伸縮装置101の中の回転盤12を回せば前記伸縮装置101を昇降連動させると同時に前記支持脚装置102の伸展を連動させることができ、前記折畳装置103によって羽根13を折り畳め、収納に便利であり、前記本体11の下端面の中には下に開いた口した照明チャンバ14が設置され、前記照明チャンバ14の上壁には電球15が固定的に設置され、前記照明チャンバ14の中には前記電球15の下側に位置する透明ガラスカバー16が固定的に設置され、前記伸縮装置101は前記照明チャンバ14の上側に設置された上に開い口した昇降チャンバ17を含み、前記昇降チャンバ17の下壁の中には前記電球15に電気的に接続連結された運動エネルギー転換装置18が固定的に設置され、前記昇降チャンバ17の中には昇降ブロック19がネジ山によって連結され、前記昇降ブロック19の中には下に開口しいた伸縮チャンバ20が設置され、前記運動エネルギー転換装置18の上端には上端が前記伸縮チャンバ20の中に挿入されるスプライン軸21が伝動可能に連結され、前記運動エネルギー転換装置18によって前記スプライン軸21の回転の運動エネルギーを電気エネルギーに転換でき、前記スプライン軸21の中には上に開口しいたスプライン穴22が設置され、前記伸縮チャンバ20の上壁の中には下端が前記スプライン穴22にスプラインによって連結された回転軸23が回転可能に設置され、前記回転軸23の上端は前記折畳装置103に連結され、前記昇降チャンバ17の外側には環状の回転チャンバ24が設置され、前記回転チャンバ24の中には環状柱25が設置され、前記回転盤12が前記環状柱25の上端に固定的に設置され、前記昇降チャンバ17と前記回転チャンバ24との間には通しチャンバ26が連通して設置され、
前記昇降ブロック19の前後左右の四つの方向には外方に開口するスライド溝27が形成され、
前記環状柱25の前後左右の四つの方向には前記通しチャンバ26を貫通して前記スライド溝27とスライド可能に連結された連動ロッド28が設置され、前記回転盤12の中には開口29が前記昇降チャンバ17に対応するように上下に貫通して設置され、
前記回転盤12を回して前記昇降ブロック19を連動させて回転しながら上昇又は下降させる。
【0012】
有益的には、
前記支持脚装置102は、前記回転チャンバ24の前後左右の四つの方向に環状になるように配列され且つ互いに連通する押しロッドチャンバ30を含み、前記押しロッドチャンバ30の中には一端が前記環状柱25の外円周面にネジ山によって連結される押しロッド31がスライド可能に設置され、前記押しロッドチャンバ30の下側には外部に連通した支持脚チャンバ32が設置され、前記押しロッド31の下端には支持脚33がヒンジで連結され、前記支持脚チャンバ32のうち中心に近接している側の内壁には支持ロッド34が回転可能に設置され、前記支持ロッド34の上端は前記支持脚33のうち中間で上よりのところにヒンジで連結され、
前記押しロッド31が下降して前記支持脚33の下端を連動させて前記支持脚チャンバ32から翻転し出て前記本体11の下端と同じす水平面にならせる。
【0013】
有益的には、前記折畳装置103は前記回転軸23の上端に固定的に設置される旋転ブロック35を含み、前記旋転ブロック35の左右両端には反対に開いた口した下向きの翻転チャンバ36が対称的に設置され、前記翻転チャンバ36の中には翻転ブロック37が回転可能に設置され、前記羽根13は前記翻転ブロック37のうち中心から離れている一端に固定的に設置され、前記翻転チャンバ36の間にはスライドチャンバ38が連通して設置され、前記スライドチャンバ38の中にはスライドブロック39が左右に対称的にスライド可能に設置され、前記スライドブロック39の間には押圧撥条40が固定的に連結され、前記スライドブロック39のうち中心から離れている一端には前記翻転ブロック37と当接する押圧ブロック41が固定的に設置され、前記旋転ブロック35の上端には蓋板42が固定的に設置され、
前記押圧ブロック41によって前記翻転ブロック37を固定し、前記翻転ブロック37が勝手に反転することを防止する。
【0014】
初期状態の時、支持脚33が支持脚チャンバ32の中に納められており、開口29が昇降チャンバ17の中に収縮しており、羽根13が鉛直状態にあり、蓋板42が開口29を封じている。
【0015】
照明する時、本体11を手で握り、電球15をつけて懐中電灯として照明を行い、
風力エネルギーによって充電する時、回転盤12を回して環状柱25を回転連動させ、連動ロッド28によって昇降ブロック19を押し動かして回転させ、昇降ブロック19は昇降チャンバ17の内壁とのネジ山での連結によって上昇して回転軸23を上昇連動させ、この時環状柱25は押しロッド31とのネジ山での連結によって押しロッド31を下降連動させて支持脚33を下降連動させ、この時支持ロッド34はヒンジでの連結によって支持脚33の下端を外に翻転連動させ、この時羽根13を水平状態に翻転し、押圧撥条40の弾力と押圧ブロック41とを通じて翻転ブロック37を強く押圧し、この時照明チャンバ14を下に向かって置き、支持脚33の下端が水平面との当接によって支持し、羽根13が風力エネルギーによって発電する上に吹き倒されることを防止できる。
【0016】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、本装置は風力エネルギーを利用して充電を実現し、しかも安定性が高く、収納機能も強く、屋外での使用に適する。
【0017】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は屋外用の夜ライトを開示した。
【解決手段】本体を含み、前記本体の中には伸縮装置が設置され、前記伸縮装置の外側には支持脚装置が設置され、前記伸縮装置の中にはファン装置が設置され、前記伸縮装置の中の回転盤を回せば前記伸縮装置を昇降連動させると同時に前記支持脚装置の伸展を連動させることができ、前記ファン装置によって羽根を折り畳め、収納に便利であり、前記本体の下端面の中には下に開口した照明チャンバが設置され、前記照明チャンバの上壁には電球が固定的に設置され、前記照明チャンバの中には前記電球の下側に位置する透明ガラスカバーが固定的に設置される。
【選択図】
図1