(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
鉛直の回転支持軸を有した基台と、該回転支持軸に対し回転可能に軸支され、該回転支持軸の周囲に、略円弧状の複数のカム溝を、放射状に設けた円板状の操作板と、該操作板上に同心上で回動可能に軸支され、複数のガイド溝を設けた案内板と、該案内板上に配設され、ホールケーキを載置する円形の載置面を全体として有し、且つ該ホールケーキを分割する数に分割された扇形の偶数個の分離板と、を用いて、該ホールケーキをカットしたカットケーキを分離するケーキ分離方法であって、
該分離板は、基準位置の分離板から奇数番目の複数の第1分離板と偶数番目の複数の第2分離板とからなり、該第1分離板の下面に第1係合軸と第2係合軸が取り付けられ、該第2分離板の下面に第3係合軸と第4係合軸が取り付けられ、該第1係合軸、第2係合軸、第3係合軸及び第4係合軸が、該ガイド溝または該カム溝の少なくとも一方に係合し、
操作板の回転操作時、該第1分離板が該第2分離板より外周側に移動する第1ステップと、該第1ステップに続き該第2分離板が外周側に移動する第2ステップと、第2ステップに続き、該第1分離板が該第1係合軸を支点に一方向に回動するとともに、該第1分離板が該第2分離板より外周側に移動することによって生じた、該第1分離板より内側の空間で、該第2分離板が該第3係合軸を支点に該一方向に回動する第3ステップとを含むことを特徴とするケーキ分離方法。
鉛直の回転支持軸を有した基台と、該回転支持軸に対し回転可能に軸支され、該回転支持軸の周囲に、略円弧状の複数のカム溝を、放射状に設けた円板状の操作板と、該操作板上に同心上に回動可能に軸支され、複数のガイド溝を設けた案内板と、該案内板上に配設され、ホールケーキを載置する円形の載置面を全体として有し、且つ該ホールケーキを分割した数に分割された扇形の偶数個の分離板と、を備え、該ホールケーキをカットしたカットケーキを分離するケーキ分離回転台であって、
該分離板は、基準位置の分離板から奇数番目の複数の第1分離板と偶数番目の複数の第2分離板とからなり、該第1分離板の下面に第1係合軸と第2係合軸が取り付けられ、該第2分離板の下面には第3係合軸と第4係合軸が取り付けられ、該第1係合軸、第2係合軸、第3係合軸及び第4係合軸が、該ガイド溝または該カム溝の少なくとも一方に係合し、
操作板の回転操作時、先ず、該第1分離板が該第2分離板より外周側に移動し、該第1分離板の移動に続き、該第2分離板が外周側に移動し、次に、該第1分離板が該第1係合軸を支点に一方向に回動するとともに、該第1分離板が該第2分離板より外周側に移動することによって生じた、該第1分離板より内側の空間で、該第2分離板が該第3係合軸を支点に該一方向に回動することを特徴とするケーキ分離回転台。
前記操作板の回転操作時、前記第2分離板は前記第1分離板より内側で且つ該案内板の外周側に移動した後、該第1分離板が該第1係合軸を支点に一方向に回動するとともに、該第2分離板が該第1分離板より内側で該第3係合軸を支点に該一方向に回動することを特徴とする請求項1記載のケーキ分離方法。
前記分離板は、円板を均等に6分割した扇形状に形成され、前記操作板には、3本の前記カム溝が形成され、前記案内板には、9本のガイド溝が形成されたことを特徴とする請求項2記載のケーキ分離回転台。
前記第2係合軸として段付ボルトが前記第1分離板の下面に該第2係合軸の先端を固定して取り付けられ、該第2係合軸の頭部の外径が前記カム溝及び前記ガイド溝の幅より大きく形成され、前記操作板の前記カム溝の中間位置に大径部が設けられ、且つ前記案内板に設けたガイド溝の内側端部に大径部が設けられ、該大径部の内径が該第2係合軸の頭部の外径より大きく形成されたことを特徴とする請求項2記載のケーキ分離回転台。
前記第1係合軸が短ピンとして前記第1分離板の下面に固定され、前記第3係合軸が短ピンとして前記第2分離板の下面に固定され、該第1係合軸及び該第3係合軸は前記案内板の第1のガイド溝に係合することを特徴とする請求項5記載のケーキ分離回転台。
前記第4係合軸が長ピンとして前記第2分離板の下面に固定され、該第4係合軸が、前記案内板の第2のガイド溝に係合し、且つ前記操作板の前記カム溝に係合することを特徴とする請求項6記載のケーキ分離回転台。
前記分離板は、円板を均等に8分割した扇形状に形成され、前記操作板には、8本の前記カム溝が形成され、前記案内板には、12本のガイド溝が形成されたことを特徴とする請求項2記載のケーキ分離回転台。
前記分離板は、円板を均等に10分割した扇形状に形成され、前記操作板には、5本の前記カム溝が形成され、前記案内板には、15本のガイド溝が形成されたことを特徴とする請求項2記載のケーキ分離回転台。
前記分離板は、円板を均等に12分割した扇形状に形成され、前記操作板には、6本の前記カム溝が形成され、前記案内板には、18本のガイド溝が形成されたことを特徴とする請求項2記載のケーキ分離回転台。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜
図8は、円形のホールケーキを均等に6分割したとき、カットされた各カットケーキKを、分離する第1実施形態のケーキ分離回転台を示している。
【0027】
このケーキ分離回転台は、6分割された扇形のカットケーキKを、分離させる分離回転台であり、概略的には、鉛直の回転支持軸2を有した基台1と、回転支持軸2に対し回転可能に軸支され、回転支持軸2の周囲に、略円弧状の複数(3本)のカム溝31を、放射状に設けた円板状の操作板3と、操作板3の外周部に同心円上で回動操作可能に配設された案内板4と、全体としてホールケーキを載置する円形の載置面を有し、均等に分割形成された6枚の扇形の分離板5と、を備えて構成される。
【0028】
図1、2に示すように、6枚の分離板5は、円形に配置されて案内板4上に重ね合わされ、案内板4は操作板3上に重ね合わされて軸支される。案内板4の中央の軸孔44及び操作板3の中央の軸孔32に、回転支持軸2が挿通され、案内板4及び操作板3は、回転支持軸2上で回転可能に軸支される。案内板4上には、第1のガイド溝41、第2のガイド溝42、及び第3のガイド溝43が形成され、6枚の分離板5が、その下面に突設した第1係合軸61〜第4係合軸64を、ガイド溝41〜43に係合させ、案内板4上で分離移動可能に載置され、連結される。
【0029】
つまり、
図3、4に示すように、操作板3の中心部に軸孔32が穿設され、案内板4の中心部に軸孔44が穿設され、回転支持軸2がこれらの軸孔32,44に挿通される。また、
図5,6に示す如く、分離板5は第1分離板51と第2分離板52とから構成され、その下面に、第1係合軸61、第2係合軸62、第3係合軸63、第4係合軸64が突設され、それらの軸が案内板4のガイド溝41〜44及びまたは操作板3のカム溝31に係合し、移動可能に連結される。
【0030】
これにより、回転支持軸2上で案内板4及び操作板3、その上に連結された分離板5が、回転可能に軸支され、円形のホールケーキを回転台上で作る際、例えば案内板4を回すことにより、回転台全体を回転させることができるようになっている。
【0031】
図2に示すように、案内板4の中央に円形に配置される、6枚の扇形の分離板5は、3枚の第1分離板51と3枚の第2分離板52とから構成され、第1分離板51は、基準位置(ここでは
図2の11時の位置)の分離板から奇数番目の位置に配置され、第2分離板52は、その基準位置から偶数番目の位置に配置される。
【0032】
つまり、分離板5は、3枚の第1分離板51と3枚の第2分離板52が、円周上で交互に配置され、全体として円形の分離板を構成する。第1分離板51及び第2分離板52は、
図5,6に示すように、各々、中心角を60度とする扇形に形成され、6枚の分離板5が案内板4上で、全体として円形となるように配置される。
【0033】
さらに、
図5に示す如く、第1分離板51の下面に第1係合軸61と第2係合軸62が取り付けられる。第1係合軸61は外周側の中間部に取り付けられ、第2係合軸62その内周側の中間部に取り付けられる。一方、第2分離板52の下面に、第3係合軸63と第4係合軸64が取り付けられる。第3係合軸63は第2分離板52の外周部寄りの縁部に取り付けられ、第4係合軸64はその内周部寄りの縁部に取り付けられる。
【0034】
この第2分離板52の第4係合軸64は、
図6に示す如く、長ピンから構成され、長ピンの第4係合軸64の外径は、案内板4のガイド溝42の幅より僅かに小さく形成されるとともに、操作板3のカム溝31の幅より僅かに小さく形成される。長ピンの第4係合軸64の長さは、第2分離板52を案内板4の定位置上に載置したとき、第4係合軸64が案内板4のガイド溝42の端部を通り、操作板3のカム溝31の端部に進入する程度の長さに設定される。これにより、第2分離板52は、案内板4上に組み付ける際、その長ピンの第4係合軸64をガイド溝42とカム溝31内に上から挿入して、組み付けることができ、第4係合軸64はガイド溝42とカム溝31内を円滑に摺動することができる。
【0035】
図5,6に示すように、第1係合軸61及び第3係合軸63は短ピンから構成され、第1係合軸61は、第1分離板51の中間部外周寄りに、その端部を第1分離板51の下面に固定して取り付けられ、第3係合軸63は、第2分離板52の一方の側の縁部で外周寄りに、その端部を第2分離板52の下面に固定して取り付けられる。第1係合軸61及び第3係合軸63の短ピンの外径は、案内板4のガイド溝41及びガイド溝43の幅より僅かに小さく形成され、短ピンの第1係合軸61及び第3係合軸63は、そのガイド溝41、ガイド溝43に進入して係合し、円滑に摺動する構造である。したがって、第1係合軸61及び第3係合軸63の短ピンの長さは、案内板4の板厚と略同じである。
【0036】
図5に示すように、第2係合軸62は、大径の頭部を有する、例えば段付ボルトから構成される。段付ボルトの第2係合軸62は、その先端部を第1分離板51の下面に設けたネジ孔にねじ込んで固定される。第2係合軸62の頭部の外径は、カム溝31及びガイド溝41〜44の幅より大きく形成され、3枚の第1分離板51が回転時、案内板4の外れを防止する構造である。第2係合軸62に長さは、
図1に示す如く、第1分離板51を案内板4上に載置したとき、第2係合軸62の大径頭部が、案内板4のガイド溝41の大径部41aを通り、操作板3のカム溝31の中間部の大径部31aを通り、操作板3の下面から露出する程度の長さに設定される。なお、第2係合軸62は、段付ボルトのほかに、大径頭部を設けた頭部付きピンの元部を、第1分離板51の下面に溶接などで垂直に固定してもよい。
【0037】
一方、操作板3のカム溝31には、その中間位置に大径部31aが設けられる。また、案内板4の第1のガイド溝41には、その内側端部に、大径部41aが設けられる。これらの大径部31a、大径部41aは、第1分離板51の第1係合軸61が閉じたときの位置に対応して設けられる。これにより、分離板5を組み付ける際、閉じた位置で第1分離板51の第1係合軸61を、大径部31a、大径部41aに挿入して組み付け、案内板4のガイド溝41と操作板3のカム溝31に係合させ、摺動させることができるようになっている。つまり、大径部31aの位置は、閉じたときの第2分離板52の第2係合軸62の位置に対応して、
図3に示す如く、カム溝31の中間部に設けられ、大径部41aは、
図4に示す如く、ガイド溝41の内側端部の対応位置に設けられる。
【0038】
操作板3は、
図3などに示す如く、案内板4の外径より小さい外径を有し、案内板4の下側に、回転支持軸2により回転可能に軸支される。操作板3には、3本の円弧状のカム溝31が、中心部の軸孔32の周りに、120°の間隔をおいて形成され、3本の円弧状のカム溝31は、全て一方向(溝の外周側が時計方向に向けて湾曲する方向)に円弧状に湾曲している。カム溝31の幅は、上記のように、第1分離板51の第2係合軸62の外径、第2分離板52の第4係合軸64の外径より僅かに大きく形成され、操作板3の回転操作時、第2係合軸62、第4係合軸64が円滑に摺動することができる。また、
図3に示す如く、3本のカム溝31の中心部寄りの中間部に、溝の幅より大径の大径部31aが形成される。
【0039】
案内板4は、
図4に示す如く、操作板3の外径より大きい外径を有し、操作板3の上側に回転可能に軸支される。案内板4には、3本のガイド溝41が、中心部の軸孔42の周りに、120°の間隔をおいて形成され、さらに3本のガイド溝41が3本のガイド溝42の間に形成され、さらに3本の短いガイド溝43が外周部寄りに120°の間隔で形成される。上記3本のガイド溝41は、略Y字形に形成され、
図2に示す如く、第1分離板51の第1係合軸61と第2係合軸62がガイド溝41に挿通される。
【0040】
また、他のガイド溝42には、第2分離板52の第4係合軸64が挿通され、別のガイド溝43には、第2分離板52の第3係合軸63が挿通される。案内板4の中心部に軸孔44が形成され、この軸孔44に上記回転支持軸2が挿通される。また、
図4に示す如く、3本のガイド溝41の中心部側の端部に、ガイド溝の幅より大径の大径部41aが形成される。この大径部41aに、第1分離板51の第2係合軸62が挿通される。
【0041】
なお、
図1に示すように、操作板3の下面に、複数の把持部9を外周に沿って取り付けてもよい。把持部9を設けることにより、回転分離操作を行う際、作業者が把持部9を持って、容易に操作板3を回転操作することができる。また、把持部9内に、クリック感を発生させるための、ボールプランジャ9aを設けてもよい。ボールプランジャ9aの先端のボールは、操作板3から僅かに案内板4の下面に露出するようにし、案内板4の下面の所定位置(分離回転の完了位置)に、凹部を設けておき、その凹部にボールプランジャのボールが所定位置で嵌入するように構成することができる。
【0042】
次に、上記構成のケーキ分離回転台を用いて行う、ケーキ分離方法を説明する。先ず、分離回転台の分離板5上で、円形のホールケーキが作られる。ホールケーキは、円形のスポンジケーキの周囲にクリームを塗るなどして作られ、ホールケーキの外径は、円形の分離板5より少し小径で作られる。分離板5、案内板4、操作板3を含む分離回転台は、回転支持軸2上で回転可能に支持され、作業者は、回転台を回して作業を行うことができる。
【0043】
ホールケーキは、その後、第1分離板51及び第2分離板52の間でカットされるが、第1分離板51及び第2分離板52の境界線を目印にカットすれば、扇形のカットケーキKを正確にカットすることができる。この実施形態の場合、
図7の上図に示すように、3枚の第1分離板51と3枚の第2分離板52を交互に円形に配置した分離板5上で、ホールケーキが作られ、第1分離板51と第2分離板52の境界部でカットされるので、6個のカットケーキKが均等にカットされることとなる。
【0044】
ケーキのカット後、作業者は、カットケーキKの分離作業に入り、案内板4に対し、操作板3を、
図7に示すように、反時計方向に回転操作する。このとき、第1分離板51の下面に固定された第2係合軸62が、操作板3の湾曲するカム溝31に係合しているため、第2係合軸62は外周方向(ラジアル方向)の移動力を受ける。このため、第1係合軸61と第2係合軸62を設けた第1分離板51は、第1係合軸61と第2係合軸62が係合する案内板4のガイド溝41にガイドされ、外周方向に移動する。つまり、基準位置から奇数番目の3枚の第1分離板51が、
図7に示すように、大きく外周方向に移動する。
【0045】
またこのとき、第3係合軸63と第4係合軸64を設けた第2分離板52も、第3係合軸63、第4係合軸64が係合する案内板4のガイド溝42、43を外周方向に移動するが、ガイド溝42の元部の形状とガイド溝43の形状が短いため、基準位置から偶数番目の3枚の第2分離板52は、第1分離板51の移動に比して、僅かに外側に移動するのみである。
【0046】
これにより、3枚の第2分離板52は、第1分離板51が外側に移動して生じた、比較的広いスペースで、回動することができる。このため、
図7の下図に示すように、第1分離板51の外周方向への移動量は、短くても、第2分離板52が回動するための空間を、第1分離板51より内側に、十分に確保することができる。その結果、分離板5を支持する案内板4の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。
【0047】
そして、操作板3をさらに
図7の反時計方向に回転させると、第1分離板51に設けた第2係合軸62が、操作板3の湾曲するカム溝31から
図7の反時計方向(円周方向)に移動力を受ける。このとき、第2係合軸62は、案内板4のY型のガイド溝41の分岐点に位置しているため、ガイド溝41の分岐溝に入りガイドされて移動する。
【0048】
一方、このとき、第1係合軸61はガイド溝41の外周端部に位置するため、奇数番目の3枚の第1分離板51は、第1係合軸61を支点に、時計方向(円周方向)の回動力を受ける。このため、扇形で3枚の第1分離板51は、
図8に示すように、第1係合軸61を支点に、時計方向に約60°だけ回動し、その鋭角先端部を左側円周方向に向ける。
【0049】
またこのとき、第2分離板52は、その中心部寄りの第4係合軸64が係合する操作板3のカム溝31から、外側への回動力を受ける。このため、3枚の偶数番目の第2分離板52は、ガイド溝43の外周部寄り端部に位置する第3係合軸63を支点に、時計方向に約60°だけ回転することとなる。
【0050】
このような動作により、
図8に示す如く、全ての第1分離板51及び第2分離板52は、その鋭角先端部を円周左方向に向け、開いた状態となり、分離板5の分離動作、つまりカットケーキKの分離動作が終了する。
【0051】
このように、分離板5を支持する案内板4の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。また、案内板4の大きさを従来のものより小型化しても、分離板5が落下する虞は生じないため、従来、必要としていた離脱防止板を不要とすることができる。
【0052】
この後、作業者は、カットケーキKにフィルムを巻き付ける作業を行うが、全てのカットケーキKのカット面が、全て外側を向く姿勢になるため、作業者は、カットケーキKへのフィルム巻き付け作業を、容易に行うことができる。
【0053】
そしてこの後、全ての第1分離板51及び第2分離板52上から、カットケーキKをトレイなどに移した後、分離回転台は、
図8の時計方向に操作板3を回動操作することにより、全ての第1分離板51及び第2分離板52が上述した開き動作と逆の動きを行い、
図7の上図の状態、つまり分離板5が中心部に集合して閉じた状態となり、円形に戻ることとなる。
【0054】
その後、分離回転台を洗浄する場合、全ての第1分離板51及び第2分離板52を案内板4上から外し、案内板4と操作板3を回転支持軸2から取り外して、洗浄する。このとき、全ての第1分離板51及び第2分離板52が閉じて円形になった
図2の状態で、大径頭部を有する第2係合軸62の頭部を、下から押し上げると、第2係合軸62は、ガイド溝41の大径部41a内にあるため、第1分離板51が、第1係合軸61、第2係合軸62とともに、上に上がり、第1分離板51を案内板4上から簡単に外すことができる。
【0055】
つまり、
図1に示すように、大径頭部を有する第2係合軸62の頭部は、ガイド溝41の大径部41a内から、操作板3の下面に露出しているため、下から第2係合軸62の頭部を押し上げれば、第1分離板51は案内板4上に持ち上げられ、簡単に3枚の第1分離板51を外すことができる。
【0056】
一方、第2分離板52の第3係合軸63及び第4係合軸64は、頭部を持たない軸ピンであるため、第1分離板51を外した状態で、案内板4上から簡単に持ち上げて、外すことができ、案内板4と操作板3は、そのまま持ち上げれば、回転支持軸2から外すことができ、全ての部材を簡単に分解することができる。
【0057】
そして、第1分離板51、第2分離板52、案内板4及び操作板3を洗浄した後、各部材を組み立てる場合、先ず、操作板3の軸孔32を回転支持軸2に挿通して操作板3を取り付けた後、その上から案内板4を回転支持軸2に嵌め込み、操作板3と案内板4の角度位置関係を、
図2に示すように、位置合わせする。つまり、
図2に示す如く、操作板3の3本のカム溝31の元部が、案内板4の第2のガイド溝42の元部と一致するように、案内板4と操作板3の角度位置を合わせる。
【0058】
次に、案内板4上に、分離板5を閉じた状態(中央に集中した状態)で載置する。つまり、
図2に示すように、3枚の第1分離板51は、その下面の第2係合軸62を第1のガイド溝41の元部に挿通させ、第1係合軸61をガイド溝41の中間部に挿通させて、所定の位置に載置する。3枚の第2分離板52は、下面の第3係合軸63を、案内板4の第2のガイド溝42の元部に挿通させ、且つ操作板3のカム溝31の元部に挿通させ、第4係合軸64を案内板4のガイド溝43に挿通させ、載置される。
【0059】
このとき、第1分離板51の第2係合軸62は、大径頭部を有しているが、ガイド溝41の元部の大径部41aとカム溝31の中間部に設けた大径部31aに、大径部31a,41aの内径より僅かに小さい第2係合軸62の大径頭部が挿通されるので、簡単に組み付けることができる。またこのとき、
図2に示すように、分離板5を閉じた状態(中央に集中した状態)、つまり3枚の第1分離板51と3枚の第2分離板52を交互に中央に集めた状態で載置するので、全ての分離板5が、相互に隙間なく密に隣接して組み付けられ、相互に挟持される。このため、分離板5にガタツキは生じず、正確な位置に組み付けることができる。
【0060】
図9〜
図15は、第2実施形態のケーキ分離回転台を示している。この分離回転台は、円形のホールケーキを均等に8分割したとき、カットされた8個のカットケーキKを分離するものである。上記第1実施形態の分離回転台と同じ部分については、上記と同じ符号を使用して、その説明は省略する。
【0061】
このケーキ分離回転台は、8分割された扇形のカットケーキKを、分離させる分離回転台であって、鉛直の回転支持軸2(
図1)を有した基台1(
図1)と、回転支持軸2に対し回転可能に軸支され、回転支持軸2の周囲に、略円弧状の4本のカム溝131と4本のカム溝132を、放射状に設けた円板状の操作板103と、操作板103上に同心円上で回動操作可能に配設された案内板104と、全体としてホールケーキを載置する円形の載置面を有し、均等に分割形成された8枚の扇形の分離板105と、を備えて構成される。
【0062】
図9に示すように、8枚の分離板105は、案内板104上に、円形に配置され、案内板104は操作板103上に重ね合わせられ、操作板103とともに軸支される。案内板104の中央の軸孔144及び操作板103の中央の軸孔133に、回転支持軸2が挿通され、案内板104及び操作板103は、回転支持軸2上で回転可能に軸支される。案内板104上には、
図11に示すように、第1のガイド溝141、第2のガイド溝142、小円形のガイド溝143が形成され、8枚の分離板105が、
図12,13に示す如く、その下面に突設した第1係合軸161〜第4係合軸164を、ガイド溝141、142、143に係合させ、案内板104上で分離移動可能に載置される。
【0063】
図10,11に示すように、操作板103の中心部に軸孔133が穿設され、案内板104の中心部に軸孔144が穿設され、回転支持軸2がこれらの軸孔133,144に挿通される。また、
図9に示す如く、分離板105は第1分離板151と第2分離板152とから構成され、
図12,13に示す如く、その下面に、第1係合軸161、第2係合軸162、第3係合軸163、第4係合軸164が突設され、それらの軸が案内板104のガイド溝141,142,143に嵌合される。また、第2係合軸162は操作板103のカム溝131にも係合し、第4係合軸164がカム溝132にも移動可能に係合する。
【0064】
このような分離板105を載置した案内板104及び操作板103は、回転支持軸2上で回転可能に軸支され、円形のホールケーキを分離回転台上で作る際、案内板104を含む板全体を回転操作して、回転させることができるようになっている。
【0065】
図9に示す如く、案内板104の中央に円形に配置される、8枚の扇形の分離板105は、4枚の第1分離板151と4枚の第2分離板152とから構成され、第1分離板151は、基準位置(ここでは
図9の12時の位置)の分離板から奇数番目の位置に配置され、第2分離板152は、その基準位置から偶数番目の位置に配置される。
【0066】
つまり8枚の分離板105は、4枚の第1分離板151と4枚の第2分離板152が、円周上で交互に配置され、全体として円形の分離板を構成する。第1分離板151及び第2分離板152は、
図12,13に示すように、各々、中心角を45°とする扇形に形成される。これにより、8枚の分離板105は、案内板104上で中心部に集合し閉じられたとき、全体として円形となるように配置される。
【0067】
第1分離板151の下面には、
図12に示す如く、第1係合軸161と第2係合軸162が取り付けられる。第1係合軸161は中間部の中央近傍に取り付けられ、第2係合軸162はその中間部の中央寄りに取り付けられる。一方、第2分離板152の下面に、
図13に示すように、第3係合軸163と第4係合軸164が取り付けられる。第3係合軸163は第2分離板152の外周部寄りの縁部に取り付けられ、第4係合軸164は中間部の外周部寄りに取り付けられる。
【0068】
この第2分離板152の第4係合軸164は、
図13に示す如く、長ピンから構成され、長ピンの第4係合軸164の外径は、案内板104のガイド溝142の幅より僅かに小さく形成されるとともに、操作板103のカム溝132の幅より僅かに小さく形成される。長ピンの第4係合軸164の長さは、第2分離板152を案内板104の定位置上に載置したとき、第4係合軸164が案内板104のガイド溝142の端部を通り、操作板103のカム溝132の端部に進入する程度の長さに設定される。これにより、第2分離板152は、案内板104上に組み付ける際、その長ピンの第4係合軸164をガイド溝142とカム溝132内に上から挿入して、組み付けることができ、第4係合軸164はガイド溝142とカム溝132内を円滑に摺動することができる。
【0069】
図12,13に示すように、第1係合軸161及び第3係合軸163は短ピンから構成され、第1係合軸161は、第1分離板151の中間部寄りに、その端部を第1分離板151の下面に固定して取り付けられ、第3係合軸163は、第2分離板152の一方の側の縁部で外周寄りに、その端部を第2分離板152の下面に固定して取り付けられる。第1係合軸161及び第3係合軸163の短ピンの外径は、案内板104のガイド溝141及びガイド溝143の幅より僅かに小さく形成され、短ピンの第1係合軸161及び第3係合軸163は、そのガイド溝141、ガイド溝143に進入して係合し、円滑に摺動する構造である。したがって、第1係合軸161及び第3係合軸163の短ピンの長さは、案内板104の板厚と略同じに設定される。
【0070】
第1分離板151の第2係合軸162は、
図12に示すように、大径の頭部を有する、例えば段付ボルトから構成される。段付ボルトの第2係合軸162は、その先端部を第1分離板151の下面に設けたネジ孔にねじ込んで固定される。第2係合軸162の頭部の外径は、カム溝131及びガイド溝141の幅より大きく形成され、4枚の第1分離板151の回転時、第2係合軸162の頭部が、カム溝131及びガイド溝141に、案内板104からの外れを防止しつつ、摺動可能に係合する構造である。
【0071】
第2係合軸162に長さは、第1分離板151を案内板104上の定位置(
図9の閉位置)に載置したとき、第2係合軸162の大径頭部が、案内板104のガイド溝141の大径部141aを通り、操作板103のカム溝131の端部の大径部131aを通り、操作板103の下面から露出する程度の長さに設定される。なお、第2係合軸162は、段付ボルトのほかに、大径頭部を設けた頭部付きピンの元部を、第1分離板151の下面に溶接などで垂直に固定してもよい。
【0072】
また、
図10に示すように、操作板103のカム溝131の内側端部にも、孔状の大径部131aが設けられる。カム溝131の大径部131a、ガイド溝141の大径部141aは、第1分離板151の第2係合軸162が閉じたときの位置に対応して設けられる。これにより、分離板105を組み付ける際、閉じた位置(中央に集合した位置)で第1分離板151の第2係合軸162を、大径部131a及び大径部141aに、その頭部を挿入して組み付け、案内板104のガイド溝141と操作板103のカム溝131に第2係合軸162を係合させ、摺動させることができるようになっている。
【0073】
操作板103は、
図10などに示す如く、案内板104の外径より小さい外径を有した円板状に形成され、回転支持軸2により回転可能に軸支される。操作板103には、4本の円弧状のカム溝131が、中心部の軸孔133の周りに、90°の間隔をおいて形成され、4本の円弧状のカム溝131は、全てその先端を外周方向(ラジアル方向)に向け、僅かに円弧状に湾曲して形成される。さらに、操作板103には、4本のカム溝131の間に、別の4本のカム溝132が、中心部の軸孔133の周りに、90°の間隔をおいて形成される。これら8本のカム溝131、132の幅は、全て、第1分離板151の第2係合軸162の外径、第2分離板152の第4係合軸164の外径より僅かに大きく形成され、操作板103の回転操作時、第2係合軸162、第4係合軸164が円滑に摺動することができる。また、4本のカム溝131の中心側の元部に、溝の幅より大径の大径部131aが形成される。
【0074】
案内板104は、
図11に示す如く、操作板103の外径より大きい外径を有した円板状に形成され、操作板103の上側に回転可能に軸支される。案内板104には、4本のガイド溝141が、中心部の軸孔144の周りに、90°の間隔をおいて形成され、さらに4本の短いガイド溝142が各ガイド溝141の間に、90°の間隔をおいて形成され、さらに4個の小円形のガイド溝143が、各ガイド溝142とガイド溝141との間に、90°の間隔で形成される。上記4本のガイド溝141は、略Y字形に形成され、且つガイド溝141の中心部側端部に、大径部141aが形成され、第1分離板151の第2係合軸162は、その頭部がこれらの大径部141aから挿通され、ガイド溝141内を摺動可能である。
【0075】
また、短いガイド溝142には、第2分離板152の第4係合軸164が挿通され、小円形のガイド溝143には、第2分離板152の第3係合軸163が挿通される。案内板104の中心部に軸孔144が形成され、この軸孔144に回転支持軸2が挿通される。
【0076】
次に、上記構成のケーキ分離回転台を用いた、カットケーキの分離方法を説明する。分離板105上で作られたホールケーキを、各第1分離板151と第2分離板152との境界で、8分割にカットした後、カットケーキKの分離作業に入り、案内板104に対し、操作板103を、
図14に示すように、反時計方向に回転操作する。
【0077】
このとき、第1分離板151の下面に固定された第2係合軸162が、操作板103の湾曲するカム溝131に係合しているため、第2係合軸162は外周方向(ラジアル方向)の移動力を受ける。このため、第1係合軸161と第2係合軸162を設けた第1分離板151は、第1係合軸161と第2係合軸162が係合する案内板104のガイド溝141にガイドされ、外周方向に移動する。つまり、基準位置から奇数番目の4枚の第1分離板151が、
図14に示すように、大きく外周方向に移動する。
【0078】
またこのとき、第3係合軸163と第4係合軸164を設けた第2分離板152も、第3係合軸163、第4係合軸164が係合する案内板104のガイド溝142、143を外周方向に移動するが、ガイド溝142の形状が短く、ガイド溝143が円形であるため、基準位置から偶数番目の4枚の第2分離板152は、第1分離板151の移動に比して、僅かに外側に回動するのみである。
【0079】
これにより、4枚の第2分離板152は、第1分離板151が外側に移動して生じた、比較的広いスペースで、回動することができる。このため、
図14の下図に示すように、第1分離板151の外周方向への移動量は、短くても、第2分離板152が回動するための空間を、第1分離板151より内側に、十分に確保することができる。その結果、分離板105を支持する案内板104の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。
【0080】
そして、操作板103をさらに
図14、15の反時計方向に回転させると、第1分離板151に設けた第2係合軸162が、操作板103の湾曲するカム溝131から
図15の反時計方向(円周方向)に移動力を受ける。このとき、第2係合軸162は、案内板104のY型のガイド溝141の分岐点に位置しているため、ガイド溝141の分岐溝に入りガイドされて移動する。
【0081】
一方、このとき、第1係合軸161はガイド溝141の外周端部に位置するため、奇数番目の4枚の第1分離板151は、第1係合軸161を支点に、時計方向(円周方向)の回動力を受ける。このため、扇形で4枚の第1分離板151は、
図15に示すように、時計方向に約90°回動し、その鋭角先端部を左側円周方向に向ける。またこのとき、偶数番目の4枚の第2分離板152は、第3係合軸163を支点に、時計方向に僅かに回動するのみである。
【0082】
このような動作により、
図15に示す如く、4枚の第1分離板151と4枚の第2分離板152は、その鋭角先端部を全て円周左方向に向けて、開いた状態となり、8分割された分離板105の分離動作、つまり8個のカットケーキKの分離動作が終了する。
【0083】
このように、奇数番目の第1分離板151を外周方向に移動させつつ、偶数番目の第2分離板152を、その内側の空間内で、鋭角先端部が円周方向を向くように回動させるため、分離板105を支持する案内板104の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。また、案内板104の大きさを従来のものより小型化しても、分離板105が落下する虞は生じないため、従来、必要としていた離脱防止板を不要とすることができる。
【0084】
この後、作業者はカットケーキKにフィルムを巻き付ける作業を行うが、8個のカットケーキKのカット面は、
図15のように、全て外側を向く姿勢になるため、作業者は、カットケーキKへのフィルム巻き付け作業を、容易に行うことができる。
【0085】
図16〜
図22は、第3実施形態のケーキ分離回転台を示している。この分離回転台は、円形のホールケーキを均等に10分割したとき、カットされた10個のカットケーキKを分離するものである。上記第1実施形態の分離回転台と同じ部分については、上記と同じ符号を使用して、その説明は省略する。
【0086】
このケーキ分離回転台は、10分割された扇形のカットケーキKを、分離させる分離回転台であって、鉛直の回転支持軸2(
図1)を有した基台1(
図1)と、回転支持軸2に対し回転可能に軸支され、回転支持軸2の周囲に、略円弧状の5本のカム溝231を、放射状に設けた円板状の操作板203と、操作板203上に同心円上で回動操作可能に配設された案内板204と、全体としてホールケーキを載置する円形の載置面を有し、均等に分割形成された10枚の扇形の分離板205と、を備えて構成される。
【0087】
図16に示すように、10枚の分離板205は、案内板204上に、円形に配置され、案内板204は操作板203上に重ね合わせられ、操作板203とともに回転支持軸2により軸支される。案内板204の中央の軸孔244及び操作板203の中央の軸孔233に、回転支持軸2が挿通され、案内板204及び操作板203は、回転支持軸2上で回転可能に軸支される。案内板204上には、
図18に示すように、第1のガイド溝241、第2のガイド溝242、小円形のガイド溝243が形成され、10枚の分離板205が、
図16に示す如く、その下面に突設した第1係合軸261〜第4係合軸264を、ガイド溝241、242、243に係合させ、案内板204上で分離移動可能に載置される。
【0088】
図17,18に示すように、操作板203の中心部に軸孔233が穿設され、案内板204の中心部に軸孔244が穿設され、回転支持軸2がこれらの軸孔233,244に挿通される。また、
図16に示す如く、分離板205は第1分離板251と第2分離板252とから構成され、
図19,20に示す如く、その下面に、第1係合軸261、第2係合軸262、第3係合軸263、第4係合軸264が突設され、それらの軸が案内板204のガイド溝241,242,243に嵌合される。また、第2係合軸262は操作板203のカム溝231にも係合し、第4係合軸264もカム溝231に移動可能に係合する。
【0089】
このような分離板205を載置した案内板204及び操作板203は、回転支持軸2上で回転可能に軸支され、円形のホールケーキを分離回転台上で作る際、案内板204を含む板全体を回転操作して、回転させることができるようになっている。
【0090】
図16に示す如く、案内板204の中央に円形に配置される、10枚の扇形の分離板205は、5枚の第1分離板251と5枚の第2分離板252とから構成され、第1分離板251は、基準位置(ここでは
図16の11時の位置)の分離板から奇数番目の位置に配置され、第2分離板252は、その基準位置から偶数番目の位置に配置される。
【0091】
つまり10枚の分離板205は、5枚の第1分離板251と5枚の第2分離板252が、円周上で交互に配置され、全体として円形の分離板を構成する。第1分離板251及び第2分離板252は、
図19,20に示すように、各々、中心角を36°とする扇形に形成される。これにより、10枚の分離板205は、案内板204上で中心部に集合して閉じられたとき、全体として円形となるように配置される。
【0092】
第1分離板251の下面には、
図19に示す如く、第1係合軸261と第2係合軸262が取り付けられる。第1係合軸261は中間部の中央近傍に取り付けられ、第2係合軸262はその中間部の中央寄りに取り付けられる。一方、第2分離板252の下面に、
図20に示すように、第3係合軸263と第4係合軸264が取り付けられる。第3係合軸263は第2分離板252の外周部寄りの縁部に取り付けられ、第4係合軸264は中間部の外周部寄りに取り付けられる。
【0093】
この第2分離板252の第4係合軸264は、
図20に示す如く、長ピンから構成され、長ピンの第4係合軸264の外径は、案内板204のガイド溝242の幅より僅かに小さく形成されるとともに、操作板203のカム溝231の幅より僅かに小さく形成される。長ピンの第4係合軸264の長さは、第2分離板252を案内板204の定位置上に載置したとき、第4係合軸264が案内板204のガイド溝242の端部を通り、操作板203のカム溝231の端部に進入する程度の長さに設定される。これにより、第2分離板252は、案内板204上に組み付ける際、その長ピンの第4係合軸264をガイド溝242とカム溝231内に上から挿入して、組み付けられ、第4係合軸264はガイド溝242とカム溝231内を円滑に摺動可能となる。
【0094】
図19,20に示すように、第1係合軸261及び第3係合軸263は短ピンから構成され、第1係合軸261は、第1分離板251の中間部寄りに、その端部を第1分離板251の下面に固定して取り付けられ、第3係合軸263は、第2分離板252の一方の側の縁部で外周寄りに、その端部を第2分離板252の下面に固定して取り付けられる。第1係合軸261及び第3係合軸263の短ピンの外径は、案内板204のガイド溝241及びガイド溝243の幅より僅かに小さく形成され、短ピンの第1係合軸261及び第3係合軸263は、そのガイド溝241、ガイド溝243に進入して係合し、円滑に摺動する構造である。したがって、第1係合軸261及び第3係合軸263の短ピンの長さは、案内板204の板厚と略同じに設定される。
【0095】
第1分離板251の第2係合軸262は、
図19に示すように、大径の頭部を有する、例えば段付ボルトから構成される。段付ボルトの第2係合軸262は、その先端部を第1分離板251の下面に設けたネジ孔にねじ込んで固定される。第2係合軸262の頭部の外径は、カム溝231及びガイド溝241の幅より大きく形成され、5枚の第1分離板251の回転時、第2係合軸262の頭部が、カム溝231及びガイド溝241に、案内板204からの外れを防止しつつ、摺動可能に係合する構造である。
【0096】
第2係合軸262の長さは、第1分離板251を案内板204上の定位置(
図16の閉位置)に載置したとき、第2係合軸262の大径頭部が、案内板204のガイド溝241の大径部241aを通り、操作板203のカム溝231の大径部231aを通り、操作板203の下面から露出する程度の長さに設定される。なお、第2係合軸262は、段付ボルトのほかに、大径頭部を設けた頭部付きピンの元部を、第1分離板251の下面に溶接などで垂直に固定してもよい。
【0097】
また、
図17に示すように、操作板203のカム溝231の端部寄り中間部にも、孔状の大径部231aが設けられる。カム溝231の大径部231a、ガイド溝241の大径部241aは、第1分離板251の第2係合軸262が閉じたときの位置に対応して設けられる。これにより、分離板205を組み付ける際、閉じた位置(中央に集合した位置)で第1分離板251の第2係合軸262を、大径部231a及び大径部241aに、その頭部を挿入して組み付け、案内板204のガイド溝241と操作板203のカム溝231に第2係合軸262を係合させ、摺動させることができるようになっている。
【0098】
操作板203は、
図17などに示す如く、案内板204の外径より小さい外径を有した円板状に形成され、回転支持軸2により回転可能に軸支される。操作板203には、5本の円弧状のカム溝231が、中心部の軸孔233の周りに、72°の間隔をおいて形成され、5本の円弧状のカム溝231は、円弧状に湾曲し、全てその先端を周方向(時計方向)に向けて形成される。
【0099】
これら5本のカム溝231の幅は、全て、第1分離板251の第2係合軸262の外径、第2分離板252の第4係合軸264の外径より僅かに大きく形成され、操作板203の回転操作時、第2係合軸262、第4係合軸264が円滑に摺動することができる。また、5本のカム溝231の元部寄り中間部に、溝の幅より大径の大径部231aが形成される。
【0100】
案内板204は、
図18に示す如く、操作板203の外径より大きい外径を有した円板状に形成され、操作板203の上側に回転可能に軸支される。案内板204には、5本のガイド溝241が、中心部の軸孔244の周りに、72°の間隔をおいて形成され、さらに5本の円弧状のガイド溝242が各ガイド溝241の間に、72°の間隔をおいて形成され、さらに5個の小円形のガイド溝243が、各ガイド溝242とガイド溝241との間に、72°の間隔で形成される。上記5本のガイド溝241は、略Y字形に形成され、且つガイド溝241の中心部側端部に、大径部241aが形成され、第1分離板251の第2係合軸262は、その頭部がこれらの大径部241aから挿通され、ガイド溝241内を摺動可能である。
【0101】
また、円弧状のガイド溝242には、第2分離板252の第4係合軸264が挿通され、小円形のガイド溝243には、第2分離板252の第3係合軸263が挿通される。案内板204の中心部に軸孔244が形成され、この軸孔244に回転支持軸2が挿通される。
【0102】
次に、上記構成のケーキ分離回転台を用いた、カットケーキの分離方法を説明する。分離板205上で作られたホールケーキを、各第1分離板251と第2分離板252との境界で、10分割にカットした後、カットケーキKの分離作業に入り、案内板204に対し、操作板203を、
図21に示すように、反時計方向に回転操作する。
【0103】
このとき、第1分離板251の下面に固定された第2係合軸262が、操作板203の湾曲するカム溝231に係合しているため、第2係合軸262は外周方向(ラジアル方向)の移動力を受ける。このため、第1係合軸261と第2係合軸262を設けた第1分離板251は、第1係合軸261と第2係合軸262が係合する案内板204のガイド溝241にガイドされ、外周方向に移動する。つまり、基準位置から奇数番目の5枚の第1分離板251が、
図21に示すように、大きく外周方向に移動する。
【0104】
またこのとき、第3係合軸263と第4係合軸264を設けた第2分離板252も、第3係合軸263、第4係合軸264が係合する案内板204のガイド溝242、243を外周方向に移動するが、ガイド溝243が小円形で、円弧状のガイド溝242が短いため、基準位置から偶数番目の5枚の第2分離板252は、第1分離板251の移動に比して、僅かに外側に回動するのみである。
【0105】
これにより、5枚の第2分離板252は、第1分離板251が外側に移動して生じた、比較的広いスペースで、回動することができる。このため、
図21の下図に示すように、第1分離板251の外周方向への移動量は、短くても、第2分離板252が回動するための空間を、第1分離板251より内側に、十分に確保することができる。その結果、分離板205を支持する案内板204の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。
【0106】
そして、操作板203をさらに
図21、22の反時計方向に回転させると、第1分離板251に設けた第2係合軸262が、操作板203の湾曲するカム溝231から
図22の反時計方向(円周方向)に移動力を受ける。このとき、第2係合軸262は、案内板204のY型のガイド溝241の分岐点に位置しているため、ガイド溝241の分岐溝に入りガイドされて移動する。
【0107】
一方、このとき、第1係合軸261はガイド溝241の外周端部に位置するため、奇数番目の5枚の第1分離板251は、第1係合軸261を支点に、時計方向(円周方向)の回動力を受ける。このため、扇形で5枚の第1分離板251は、
図22に示すように、第1係合軸261を支点に時計方向に回動し、その鋭角先端部を左側円周方向に向け、また同様に、偶数番目の5枚の第2分離板252も、第3係合軸263を支点に、時計方向に回動する。
【0108】
このような動作により、
図22に示す如く、5枚の第1分離板251と5枚の第2分離板252は、その鋭角先端部を全て円周左方向に向けて、開いた状態となり、10分割された分離板205の分離動作、つまり10個のカットケーキKの分離動作が終了する。
【0109】
このように、奇数番目の第1分離板251を外周方向に移動させつつ、偶数番目の第2分離板252を、その内側の空間内で、鋭角先端部が円周方向を向くように回動させるため、分離板205を支持する案内板204の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。また、案内板204の大きさを従来のものより小型化しても、分離板205が落下する虞は生じないため、従来、必要としていた離脱防止板を不要とすることができる。
【0110】
この後、作業者はカットケーキKにフィルムを巻き付ける作業を行うが、10個のカットケーキKのカット面は、案内板204の中心位置から外側に位置するカット面を見たとき、
図22のように、全て略円周方向に沿って位置し、外側を向くため、作業者は、カットケーキKへのフィルム巻き付け作業を、容易に行うことができる。
【0111】
図23〜
図29は、第4実施形態のケーキ分離回転台を示している。この分離回転台は、円形のホールケーキを均等に12分割したとき、カットされた12個のカットケーキKを分離するものである。上記第1実施形態の分離回転台と同じ部分については、上記と同じ符号を使用して、その説明は省略する。
【0112】
このケーキ分離回転台は、12分割された扇形のカットケーキKを、分離させる分離回転台であって、鉛直の回転支持軸2(
図1)を有した基台1(
図1)と、回転支持軸2に対し回転可能に軸支され、回転支持軸2の周囲に、略円弧状の6本のカム溝331を、放射状に設けた円板状の操作板303と、操作板303上に同心円上で回動操作可能に配設された案内板304と、全体としてホールケーキを載置する円形の載置面を有し、均等に分割形成された12枚の扇形の分離板305と、を備えて構成される。
【0113】
図23に示すように、12枚の分離板305は、案内板304上に、円形に配置され、案内板304は操作板303上に重ね合わせられ、操作板303とともに回転支持軸2により軸支される。案内板304の中央の軸孔344及び操作板303の中央の軸孔333に、回転支持軸2が挿通され、案内板304及び操作板303は、回転支持軸2上で回転可能に軸支される。案内板304上には、
図25に示すように、第1のガイド溝341、第2のガイド溝342、短いガイド溝343が形成され、12枚の分離板305が、
図26,27に示す如く、その下面に突設した第1係合軸361〜第4係合軸364を、ガイド溝341、342、343に係合させ、案内板304上で分離移動可能に載置される。
【0114】
図24,25に示すように、操作板303の中心部に軸孔333が穿設され、案内板304の中心部に軸孔344が穿設され、回転支持軸2がこれらの軸孔333,344に挿通される。また、
図23に示す如く、分離板305は第1分離板351と第2分離板352とから構成され、
図26,27に示す如く、その下面に、第1係合軸361、第2係合軸362、第3係合軸363、第4係合軸364が突設され、それらの軸が案内板304のガイド溝341,342,343に嵌合される。また、第2係合軸362は操作板303のカム溝331にも係合し、第4係合軸364もカム溝331に移動可能に係合する。
【0115】
このような分離板305を載置した案内板304及び操作板303は、回転支持軸2上で回転可能に軸支され、円形のホールケーキを分離回転台上で作る際、案内板204を含む板全体を回転操作して、回転させることができるようになっている。
【0116】
図23に示す如く、案内板304の中央に円形に配置される、12枚の扇形の分離板305は、6枚の第1分離板351と6枚の第2分離板352とから構成され、第1分離板351は、基準位置(ここでは
図23の11時の位置)の分離板から奇数番目の位置に配置され、第2分離板352は、その基準位置から偶数番目の位置に配置される。
【0117】
つまり12枚の分離板305は、6枚の第1分離板351と6枚の第2分離板352が、円周上で交互に配置され、全体として円形の分離板を構成する。第1分離板351及び第2分離板352は、
図26,27に示すように、各々、中心角を35°とする扇形に形成される。これにより、12枚の分離板305は、案内板304上で中心部に集合して閉じられたとき、全体として円形となるように配置される。
【0118】
第1分離板351の下面には、
図26に示す如く、第1係合軸361と第2係合軸362が取り付けられる。第1係合軸361は縁部の外周部寄りに取り付けられ、第2係合軸362は縁部の中央寄りに取り付けられる。一方、第2分離板352の下面に、
図27に示すように、第3係合軸363と第4係合軸364が取り付けられる。第3係合軸363は第2分離板352の外周部寄りの縁部に取り付けられ、第4係合軸364は中心部寄りに取り付けられる。
【0119】
この第2分離板352の第4係合軸364は、
図27に示す如く、長ピンから構成され、長ピンの第4係合軸364の外径は、案内板304のガイド溝342の幅より僅かに小さく形成されるとともに、操作板303のカム溝331の幅より僅かに小さく形成される。長ピンの第4係合軸364の長さは、第2分離板352を案内板304の定位置上に載置したとき、第4係合軸364が案内板304のガイド溝342の端部を通り、操作板303のカム溝331の端部に進入する程度の長さに設定される。これにより、第2分離板352は、案内板304上に組み付ける際、その長ピンの第4係合軸364をガイド溝342とカム溝331内に上から挿入して、組み付けられ、第4係合軸364はガイド溝342とカム溝331内を円滑に摺動可能となる。
【0120】
図26,27に示すように、第1係合軸361及び第3係合軸363は短ピンから構成され、第1係合軸361は、第1分離板351の中間部の外周部寄りに、その端部を第1分離板351の下面に固定して取り付けられ、第3係合軸363は、第2分離板352の縁部で外周寄りに、その端部を第2分離板352の下面に固定して取り付けられる。第1係合軸361及び第3係合軸363の短ピンの外径は、案内板304のガイド溝341及びガイド溝343の幅より僅かに小さく形成され、短ピンの第1係合軸361及び第3係合軸363は、そのガイド溝341、ガイド溝343に進入して係合し、円滑に摺動する構造である。したがって、第1係合軸361及び第3係合軸363の短ピンの長さは、案内板304の板厚と略同じに設定される。
【0121】
第1分離板351の第2係合軸362は、
図26に示すように、大径の頭部を有する、例えば段付ボルトから構成される。段付ボルトの第2係合軸362は、その先端部を第1分離板351の下面に設けたネジ孔にねじ込んで固定される。第2係合軸362の頭部の外径は、カム溝331及びガイド溝341の幅より大きく形成され、6枚の第1分離板351の回転時、第2係合軸362の頭部が、カム溝331及びガイド溝341に、案内板304からの外れを防止しつつ、摺動可能に係合する構造である。
【0122】
第2係合軸362の長さは、第1分離板351を案内板304上の定位置(
図23の閉位置)に載置したとき、第2係合軸362の大径頭部が、案内板304のガイド溝341の大径部341aを通り、操作板303のカム溝331の大径部331aを通り、操作板303の下面から露出する程度の長さに設定される。なお、第2係合軸362は、段付ボルトのほかに、大径頭部を設けた頭部付きピンの元部を、第1分離板351の下面に溶接などで垂直に固定してもよい。
【0123】
図24に示すように、操作板303のカム溝331の端部寄り中間部に、孔状の大径部331aが設けられる。カム溝331の大径部331a、ガイド溝341の大径部341aは、第1分離板351の第2係合軸362が閉じたときの位置に対応して設けられる。これにより、分離板305を組み付ける際、閉じた位置(中央に集合した位置)で第1分離板351の第2係合軸362を、大径部331a及び大径部341aに、その頭部を挿入して組み付け、案内板304のガイド溝341と操作板303のカム溝331に第2係合軸362を係合させ、摺動させることができるようになっている。
【0124】
操作板303は、
図24などに示す如く、案内板304の外径より小さい外径を有した円板状に形成され、回転支持軸2により回転可能に軸支される。操作板303には、6本の円弧状のカム溝331が、中心部の軸孔333の周りに、60°の間隔をおいて形成され、6本の円弧状のカム溝331は、円弧状に湾曲し、全てその先端を周方向(時計方向)に向けて形成される。
【0125】
これら6本のカム溝331の幅は、全て、第1分離板351の第2係合軸362の外径、第2分離板352の第4係合軸364の外径より僅かに大きく形成され、操作板303の回転操作時、第2係合軸362、第4係合軸364が円滑に摺動することができる。また、6本のカム溝331の元部寄り中間部に、溝の幅より大径の大径部331aが形成される。
【0126】
案内板304は、
図25に示す如く、操作板303の外径より大きい外径を有した円板状に形成され、操作板303の上側に回転可能に軸支される。案内板304には、6本のガイド溝341が、中心部の軸孔344の周りに、60°の間隔をおいて形成され、さらに6本の円弧状のガイド溝342が各ガイド溝341の間に、60°の間隔をおいて形成され、さらに6個の短いガイド溝343が、各ガイド溝342とガイド溝341との間に、60°の間隔で形成される。ガイド溝342の元部には、軸孔344に向けて短く曲折した曲折部が設けられる。
【0127】
上記6本のガイド溝341は、略Y字形に形成され、且つガイド溝341の中心部側端部に、大径部341aが形成され、第1分離板351の第2係合軸362は、その頭部がこれらの大径部341aから挿通され、ガイド溝341内を摺動可能である。
【0128】
また、円弧状のガイド溝342には、第2分離板352の第4係合軸364が挿通され、短いガイド溝343には、第2分離板352の第3係合軸363が挿通される。案内板304の中心部に軸孔344が形成され、この軸孔344に回転支持軸2が挿通される。
【0129】
次に、上記構成のケーキ分離回転台を用いた、カットケーキの分離方法を説明する。分離板305上で作られたホールケーキを、各第1分離板351と第2分離板352との境界で、12分割にカットした後、カットケーキKの分離作業に入り、案内板304に対し、操作板303を、
図28に示すように、反時計方向に回転操作する。
【0130】
このとき、第1分離板351の下面に固定された第2係合軸362が、操作板303の湾曲するカム溝331に係合しているため、第2係合軸362は外周方向(ラジアル方向)の移動力を受ける。このため、第1係合軸361と第2係合軸362を設けた第1分離板351は、第1係合軸361と第2係合軸362が係合する案内板304のガイド溝341にガイドされ、外周方向に移動する。つまり、基準位置から奇数番目の6枚の第1分離板351が、
図28に示すように、大きく外周方向に移動する。
【0131】
またこのとき、第3係合軸363と第4係合軸364を設けた第2分離板352も、第3係合軸363、第4係合軸364が係合する案内板304のガイド溝342、343を外周方向に移動するが、ガイド溝343が短く、且つ円弧状のガイド溝342の元部が短いため、基準位置から偶数番目の6枚の第2分離板352は、第1分離板351の移動に比して、僅かに外側に回動するのみである。
【0132】
これにより、6枚の第2分離板352は、第1分離板351が外側に移動して生じた、比較的広いスペースで、回動することができる。このため、
図28、29に示すように、第1分離板351の外周方向への移動量は、短くても、第2分離板352が回動するための空間を、第1分離板351より内側に、十分に確保することができる。その結果、分離板305を支持する案内板304の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。
【0133】
そして、操作板303をさらに
図28、29の反時計方向に回転させると、第1分離板351に設けた第2係合軸362が、操作板303の湾曲するカム溝331から図の反時計方向(円周方向)に移動力を受ける。このとき、第2係合軸362は、案内板304のY型のガイド溝341の分岐点に位置しているため、ガイド溝341の分岐溝に入りガイドされて移動する。
【0134】
一方、このとき、第1係合軸361はガイド溝341の外周端部に位置するため、奇数番目の6枚の第1分離板351は、第1係合軸361を支点に、時計方向(円周方向)の回動力を受ける。このため、6枚の第1分離板351は、
図28、29に示すように、第1係合軸361を支点に時計方向に回動し、その鋭角先端部を左側円周方向に向け、また同様に、偶数番目の6枚の第2分離板352も、第3係合軸363を支点に、時計方向に回動する。
【0135】
このような動作により、
図29に示す如く、6枚の第1分離板351と6枚の第2分離板352は、その鋭角先端部を全て円周左方向に向けて、開いた状態となり、12分割された分離板305の分離動作、つまり12個のカットケーキKの分離動作が終了する。
【0136】
このように、奇数番目の第1分離板351を外周方向に移動させつつ、偶数番目の第2分離板352を、その内側の空間内で、鋭角先端部が円周方向を向くように回動させるため、分離板305を支持する案内板304の大きさ(外径)を、従来のものより、小さくすることができ、回転台の全体的な形状を小型化することができる。また、案内板304の大きさを従来のものより小型化しても、分離板305が落下する虞は生じないため、従来、必要としていた離脱防止板を不要とすることができる。
【0137】
この後、作業者はカットケーキKにフィルムを巻き付ける作業を行うが、12個のカットケーキKのカット面は、案内板304の中心位置から外側に位置するカット面を見たとき、
図29のように、全て略円周方向に沿って位置し、外側を向くため、作業者は、カットケーキKへのフィルム巻き付け作業を、容易に行うことができる。