(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
実行可能命令を格納する1つまたは複数のコンピューター読取可能なメディアであって、1つまたは複数のプロセッサによって実行される場合、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ユーザ装置のセキュリティ情報を取得すること、
前記セキュリティ情報の少なくとも一部に基づいて対応するセキュリティ表示情報を決定することであって、前記セキュリティ表示情報は、セキュリティ処理操作を実行させるためのユーザ操作に関連付けられたセキュリティ曲線を含み、前記セキュリティ処理操作は、前記セキュリティ情報に関する操作であり、前記ユーザ操作は、前記セキュリティ曲線上の操作である、ことと、
前記セキュリティ表示情報をユーザ装置に提示のため提供することと、
を含む動作を実行させる、前記1つまたは複数のコンピューター読取可能なメディア。
【発明の概要】
【0005】
本発明の概要は、以下の詳細な説明でさらに説明する簡略化された形式の概念の選択を紹介するために提供される。本発明の概要は、特許請求された事項の主要な特徴または本質的な特徴を特定することは意図しておらず、特許請求された事項の範囲を決定する際の助けとしてこれを単独で用いることも意図していない。例えば、用語「技術」は、上の文脈によって、及び本開示を通して可能とされる、装置(複数可)、システム(複数可)、方法(複数可)及び/またはコンピュータ可読命令を表してもよい。
【0006】
本開示の目的は、ユーザ装置のセキュリティ情報を提供するための方法及び装置を提供することである。
【0007】
本開示の一態様によると、ユーザ装置のセキュリティ情報を提供する方法が提供される。本方法は、ユーザ装置のセキュリティ情報を取得すること、セキュリティ情報に基づいて、対応するセキュリティ表示情報を決定することであって、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含む、セキュリティ表示情報を決定すること、ユーザ装置にセキュリティ表示情報を表示すること、を含み得る。
【0008】
本開示の別の態様によると、ユーザ装置のセキュリティ情報を提供する装置が提供される。本装置は、ユーザ装置のセキュリティ情報を取得する第1装置と、セキュリティ情報に基づいて対応するセキュリティ表示情報を決定する第2装置であって、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含む第2装置と、ユーザ装置においてセキュリティ表示情報を表示する第3装置と、を含み得る。
【0009】
本開示の別の態様によると、電子装置が提供される。本電子装置は、ディスプレイ、プロセッサ(複数可)、及びセキュリティ・アプリケーションを格納するよう構成された記憶装置、を含み得て、セキュリティ・アプリケーションは、プロセッサ(複数可)により実行された時、ディスプレイの表示領域の少なくとも一部においてセキュリティ表示情報を表示し、セキュリティ表示情報はセキュリティ・アプリケーションのセキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含む。
【0010】
一態様において、本開示は、ネットワーク支払情報を動的に表示する方法をさらに提供する。本方法は、インテリジェント端末のネットワーク支払クライアント端末を開始してネットワーク支払環境に入ること、ネットワーク支払いセキュリティに関連した検出の項目(複数可)に対してリアルタイムのセキュリティ検出を実行することであって、検出の項目(複数可)は、インテリジェント端末にロードされているソフトウェア及びネットワーク支払いを行うユーザのアカウントを含む、セキュリティ検出を実行すること、セキュリティ検出の検出結果に基づいてネットワーク支払環境のセキュリティを判定すること、ネットワーク支払環境が安全な環境であると判定したことに応答して、安全な環境に対応する第1表示曲線を提供し、インテリジェント端末の表示画面に第1表示曲線を動的に表示すること、または、ネットワーク支払環境が危険な環境であると判定したことに応答して、危険な環境に対応する第2表示曲線を提供し、インテリジェント端末の表示画面に第2表示曲線を動的に表示すること、を含んでも良い。
【0011】
実施態様では、インテリジェント端末にロードされているソフトウェアがウイルスソフト検出サブ項目及び海賊版ソフト検出サブ項目を含む場合、インテリジェント端末にロードされているソフトウェア上でセキュリティ検出を実行することは、インテリジェント端末にロードされているソフトウェアがウイルスソフト及び/または海賊版ソフトを含んでいるかどうかを検出することを含んでも良い。実施態様では、ネットワーク支払いを行うユーザのアカウントが、リモート・ログイン検出サブ項目、公共機器検出サブ項目、携帯電話バインド変更検出サブ項目及びパスワード修正検出サブ項目を含む場合、ネットワーク支払いを行うユーザのアカウント上でセキュリティ検出を実行することは、リモート・ログイン、公共機器ログイン、携帯電話バインド変更、及び/またはパスワード修正が存在するかどうか検出すること、前述の検出サブ項目のすべてにおいてリスクが存在しないとき、ネットワーク支払環境が安全な環境であると判定すること、及び、前述の検出サブ項目のいずれかにおいてリスクが存在すると検出したことに応答して、ネットワーク支払環境が危険な環境であると判定すること、を含んでも良い。
【0012】
実施態様では、動的表示方法は、安全な環境に対応する第1表示曲線を設定することとであって、第1表示曲線の式はy=Asinx、このときA>0である、第1表示曲線を設定することと、危険な環境に対応する第2表示曲線を設定することであって、第2表示曲線の式は、y=Bsinx、このときB>0及びB>Aである、第2表示曲線を設定すること、をさらに含んでも良い。
【0013】
実施態様では、リスク(複数可)が検出される検出サブ項目の数及び/またはそれぞれのカテゴリ(複数可)に基づいて、危険な環境は、異なる危険レベルに分けられても良い。
【0014】
実施態様では、第2表示曲線は、危険な環境の危険レベルとともに変化する。すなわち、危険な環境の危険レベルが高いほど、第2表示曲線の変動の振幅は大きくなる。
【0015】
実施態様では、動的表示方法は、安全な環境に対応する第1背景色及び危険な環境に対応する第2背景色を設定すること、ネットワーク支払環境が安全な環境であると判定したことに応答して、安全な環境に対応する第1背景色を提供し、インテリジェント端末の表示画面に第1背景色を表示すること、及び、ネットワーク支払環境が危険な環境であると判定したことに応答して、危険な環境に対応する第2背景色を提供し、インテリジェント端末の表示画面に第2背景色を表示すること、をさらに含んでも良い。
【0016】
実施態様では、動的表示方法は、ネットワーク支払クライアント端末で実行中のトランザクション・データ及び/またはネットワーク支払環境に対してリアルタイムの検出を実行すること、及び、新たな変更を検出した際、更新された情報を発行し、第1表示曲線または第2表示曲線より上側に更新された情報を動的に表示すること、をさらに含んでも良い。
【0017】
実施態様では、動的表示方法は、ネットワーク支払クライアント端末で実行中のトランザクション・データ及び/またはネットワーク支払環境に対してリアルタイムの検出を実行すること、及び、新しい変更の検出に応答して、更新された情報を発行すること、更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線より上側に表示すること、及び、更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線の上側にある位置から第1表示曲線または第2表示曲線の下側にある位置に動的に移動すること、をさらに含んでも良い。
【0018】
実施態様では、動的表示方法は、タッチスクリーン操作の軌跡として第1表示曲線及び第2表示曲線をベジェ曲線に変換すること、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られたと検出した際、ページ情報を非表示にして更新された情報を公開すること、及び、第1表示曲線または第2表示曲線が復元されたと検出した際、元のインタフェースを復元して更新された情報を元のインタフェースに表示すること、をさらに含んでも良い。
【0019】
実施態様では、動的表示方法は、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られた後に復元されたと検出したことに応答して、ネットワーク支払いセキュリティに関連した検出項目に対してセキュリティ検出を再開して、再開されたセキュリティ検出の対応する検出結果に基づいてネットワーク支払環境のセキュリティを判定すること、をさらに含んでも良い。
【0020】
実施態様では、ベジェ曲線は、二次ベジェ曲線であり、二次ベジェ曲線のコントロールポイントは、二次ベジェ曲線より下に位置している。
【0021】
別の態様では、本開示は、ネットワーク支払情報を動的に表示するシステムをさらに提供する。本システムは、インテリジェント端末のネットワーク支払クライアント端末を起動してネットワーク支払環境に入るように構成される起動ユニットと、始動ユニットに接続され、ネットワーク支払いセキュリティに関連した検出項目(複数可)に対してリアルタイムのセキュリティ検出を実行するように構成されるセキュリティ検出ユニットであって、検出項目(複数可)は、インテリジェント端末にロードされているソフトウェア及びネットワーク支払いを行うユーザのアカウントを含む、セキュリティ検出ユニットと、セキュリティ検出ユニットに接続され、セキュリティ検出の検出結果に基づいてネットワーク支払環境のセキュリティを判定するように構成されるセキュリティ判定ユニットと、セキュリティ判定ユニットに接続され、セキュリティ判定ユニットによって判定されたネットワーク支払環境のセキュリティにしたがって動的に表示する対応する表示曲線を提供するように、すなわち、ネットワーク支払環境が安全な環境であると判定したことに応答して、安全な環境に対応する第1表示曲線を提供し、第1表示曲線をインテリジェント端末の表示画面に動的に表示するように、ならびに、ネットワーク支払環境が危険な環境であると判定したことに応答して、危険な環境に対応する第2表示曲線を提供し、第2表示曲線をインテリジェント端末の表示画面に動的に表示するように構成される動的表示ユニットと、を含んでも良い。
【0022】
実施態様では、インテリジェント端末にロードされているソフトウェアがウイルスソフト検出サブ項目及び海賊版ソフト検出サブ項目を含む場合、インテリジェント端末にロードされているソフトウェア上でセキュリティ検出を実行することは、インテリジェント端末にロードされているソフトウェアがウイルスソフト及び/または海賊版ソフトを含んでいるかどうかを検出することを含んでも良い。実施態様では、ネットワーク支払いを行うユーザのアカウントが、リモート・ログイン検出サブ項目、公共機器検出サブ項目、携帯電話バインド変更検出サブ項目及びパスワード修正検出サブ項目を含む場合、ネットワーク支払いを行うユーザのアカウント上でセキュリティ検出を実行することは、リモート・ログイン、公共機器ログイン、携帯電話バインド変更、及び/またはパスワード修正が存在するかどうか検出すること、前述の検出サブ項目のすべてにおいてリスクが存在しないとき、ネットワーク支払環境が安全な環境であると判定すること、及び、前述の検出サブ項目のいずれかにおいてリスクが存在すると検出したことに応答して、ネットワーク支払環境が危険な環境であると判定すること、を含んでも良い。
【0023】
実施態様では、動的表示システムは、安全な環境に対応する第1表示曲線及び危険な環境に対応する第2表示曲線を設定するように構成された表示曲線設定ユニットをさらに含んでも良い。ここで、A>0、B>0、及びB>Aという条件で、第1表示曲線の式はy=Asinxであり、第2表示曲線の式は、y=Bsinxである。
【0024】
実施態様では、危険な環境は、リスクが検出される検出サブ項目(複数可)の数及び/またはそれぞれのカテゴリ(複数可)にしたがって、異なる危険レベルに分けられる。
【0025】
実施態様では、第2表示曲線は危険な環境の危険レベルによって変化する。すなわち、危険な環境の危険レベルが高いほど、第2表示曲線の変動の振幅が大きくなる。
【0026】
実施態様では、動的表示システムは、安全な環境に対応する第1背景色及び危険な環境に対応する第2背景色を設定するように構成された背景色設定ユニットをさらに含んでも良い。セキュリティ判定ユニットがネットワーク支払環境が安全な環境であると判定したことに応答して、背景色設定ユニットは、安全な環境に対応する第1背景色を提供し、動的表示ユニットは、第1背景色をインテリジェント端末の表示画面に表示する。セキュリティ判定ユニットがネットワーク支払環境が危険な環境であると判定したことに応答して、背景色設定ユニットは、危険な環境に対応する第2背景色を提供し、動的表示ユニットは第2背景色をインテリジェント端末の表示画面に表示する。
【0027】
実施態様では、セキュリティ検出ユニットが、ネットワーク支払クライアント端末で実行中のトランザクション・データ及び/またはネットワーク支払環境に対してリアルタイムの検出を実行した後、新たな変更を検出した際、動的表示ユニットはさらに、更新された情報を発行し、更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に動的に表示しても良い。
【0028】
実施態様では、セキュリティ検出ユニットが、ネットワーク支払クライアント端末で実行中のトランザクション・データ及び/またはネットワーク支払環境に対してリアルタイムの検出を実行した後、新たな変更を検出した際、動的表示ユニットはさらに、更新された情報を発行し、更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に表示し、更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線の上側にある位置から第1表示曲線または第2表示曲線の下側にある位置に動的に移動する。
【0029】
実施態様では、表示曲線設定ユニットは、タッチスクリーン操作の軌跡として、第1表示曲線及び第2表示曲線をベジェ曲線にさらに変換しても良い。動的表示システムは、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られたかどうかを検出するように構成された位置検出ユニットをさらに含んでも良い。位置検出ユニットが第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られたと検出するとき、動的表示ユニットはそれにより、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られた後の変更状態を表示し、ページ情報を非表示にし、更新された情報を公開する。位置検出ユニットが第1表示曲線または第2表示曲線が復元されたと検出した後、動的表示ユニットはそれにより、第1表示曲線または第2表示曲線が復元された後の変更状態を表示し、元のインタフェースを復元し、更新された情報を元のインタフェースに表示する。
【0030】
実施態様では、位置検出ユニットが、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られた後に復元されたと判定したとき、セキュリティ検出ユニットは、ネットワーク支払いセキュリティに関連した検出項目に対するセキュリティ検出を再開し、セキュリティ判定ユニットは、セキュリティ検出ユニットによって実行されたセキュリティ検出の検出結果に基づいてネットワーク支払環境のセキュリティを判定する。
【0031】
実施態様では、ベジェ曲線は、二次ベジェ曲線であり、二次ベジェ曲線のコントロールポイントは、二次ベジェ曲線より下に位置している。
【0032】
既存の技術と比較すると、本開示は、セキュリティ情報に基づいて対応するセキュリティ表示情報を決定し、セキュリティ曲線を含むセキュリティ表示情報をユーザ装置上に表示する。この直観的で明瞭なセキュリティ情報の提示の仕方は、ユーザによるセキュリティ情報の取得の効率を向上し、ユーザの使用経験を改善するだけでなく、セキュリティ情報の分かりにくさが原因でセキュリティ情報を無視してしまう一般的なユーザの技術的な偏見を克服することで、ユーザ装置のセキュリティ状態にユーザの注意を促進し注意を引いて、ユーザ情報の安全を効果的に確保する。例えば、そのユーザ装置が不安全状態にあると気付いた際、ユーザは、本技術的解決法を用いて、デバイス上の機密情報の操作を一時中断することができる。例えば、デバイス上でのネットワーク支払いを一時中断することができる。
【発明を実施するための形態】
【0034】
ここにある例示的な実施を用いて本開示の実施形態を説明する。本開示において開示された内容に基づいて、当業者は本開示の他の利点と効果を容易に理解することができる。本開示において開示された内容に基づいて、当業者は本開示の他の利点と効果を容易に理解することができる。本開示は他の異なる例示的な実施を介して実施可能あるいは応用可能である。本開示における各特徴は、本発明の精神から逸脱しない範囲において、異なる視点及び応用に基づいて修正及び変更しても良い。
【0035】
本開示の代表的な構成では、サービスネットワークの端末、装置、及びトラステッド・パーティーのそれぞれが、1つまたは複数のプロセッサ(CPUs)、I/Oインタフェース、ネットワーク・インターフェース、及びメモリを含んでも良い。メモリは、例えば、非永久記憶装置、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)及び/または読み取り専用メモリ(ROM)またはフラッシュRAMといった不揮発性内部記憶装置など、コンピューター読取可能なメディアの一種を含んでも良い。メモリは、コンピューター読取可能なメディアの一例である。コンピューター読取可能なメディアは、永久または非永久タイプ、リムーバブルまたは非リムーバブルメディアを含んでも良く、いかなる方法または技術を使用して情報の記憶を達成しても良い。情報は、コンピュータ可読指示、データ構造、プログラム・モジュールまたは他のデータを含んでも良い。コンピュータ記憶媒体の例は、コンピューティング装置によってアクセスされる情報を記憶するのに使用される可能性がある、相変化メモリ(PRAM)、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、他の種類のランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能・書き込み可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、クイックフラッシュメモリまたは他の内部記憶装置技術、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光学記憶装置、磁気カセットテープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、またはその他の非送信媒体、を含むがこれらに限るものではない。ここに定義されたとおり、コンピューター読取可能なメディアは、変調されたデータ信号や搬送波などの一過性媒体は含まない。
【0036】
添付図面が参照されるが、本実施形態において提供される図面は、本開示の基本概念を概略的に説明するために使用されるにすぎないことに注意すべきである。そのようなものとして、図面は、実際の実装時の構成要素の数(複数可)、形状(複数可)、寸法(複数可)にしたがって描かれる代わりに、本開示における該当構成要素を説明するにすぎない。実際の実装時の構成要素のそれぞれの種類、数、及び、割合は、適宜変更しても良い。構成要素の配置形式は、より複雑になってもよい。
【0037】
図1は、ユーザ装置のセキュリティ情報を提供する装置100を示す。実施態様では、装置100は、第1装置102、第2装置104、及び第3装置106を含んでも良い。第1装置102は、ユーザ装置のセキュリティ情報を取得する。第2装置104は、セキュリティ情報に基づいて、対応するセキュリティ表示情報を決定する。ここで、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含む。第3装置106は、セキュリティ表示情報をユーザ装置に表示する。
【0038】
実施態様では、第1装置102がユーザ装置のセキュリティ情報をユーザ装置の他のセキュリティモジュールから直接的に読み取っても良い。あるいは、ユーザ装置上でリアルタイムの検出を実行しても良い。例えば、チェックリストに基づいて、セキュリティーの脆弱性があるか、悪意のあるトロイの木馬プログラムがユーザ装置にインストールされているかどうか、などをスキャンすることである。セキュリティ情報は、ユーザ装置が、安全かどうか、ユーザ装置に対応付けられたセキュリティレベルであるかどうか、ユーザ装置にどのようなセキュリティーの脆弱性が存在するか、などを含むがこれに限定されるものではない。
【0039】
実施態様では、第2装置104が、第1装置102によって取得されたセキュリティ情報に基づいて、対応するセキュリティ表示情報を決定しても良い。実施態様では、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含んでも良い。例えば、第2装置104は、セキュリティ情報に基づいてマッピングを実行して、セキュリティ曲線として正弦曲線(y=sinx)または余弦曲線(y=cosx)を取得しても良い。実施態様では、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するディスプレイ背景情報をさらに含んでも良い。限定事項ではなく一例として、セキュリティ情報が安全なものであるとき、ディスプレイ背景情報は、青い陰影あるいは希薄なテクスチャを用いても良い。セキュリティ情報に危険が存在するときは、ディスプレイ背景情は、赤い陰影または濃厚なテクスチャを用いても良い。実施態様では、セキュリティ曲線の振幅情報及び/または周波数情報がセキュリティ情報に相当する。例えば、セキュリティ情報がより危険であるとき、セキュリティ曲線の振幅情報、周波数情報またはその両方が高くなる。セキュリティ情報がより安全であるときは、セキュリティ曲線の振幅情報、周波数情報またはその両方が低くなる。当業者は、以下を理解すべきである。ユーザ情報の安全を効果的に確保するため、セキュリティ情報の分かりにくさが原因でセキュリティ情報を無視してしまう一般的なユーザの技術的な偏見を克服するように、また、ユーザ装置のセキュリティ状態にユーザの注意を促進し注意を引いたりするように、ディスプレイ背景情報の選択及びセキュリティ曲線の振幅及び/または周波数の構成の両方によって、ユーザがユーザ装置の現在のセキュリティ状態を直観的に理解できるようにしている。例えば、そのユーザ装置が不安全状態にあると気付いた際、ユーザは、本技術的解決法を用いて、デバイス上の機密情報の操作を一時中断することができる。例えば、デバイス上でのネットワーク支払いを一時中断することができる。
【0040】
さらに、第3装置106は、ユーザ装置においてセキュリティ表示情報を表示する。例えば、第2装置104が、セキュリティ情報に対応するセキュリティ表示情報が余弦曲線を含むと判定した場合、第3装置106は、対応する画像処理サブモジュールを起動して、ユーザ装置の表示画面に、余弦曲線を含むセキュリティ表示情報とともに、セキュリティ表示情報を書いて表示しても良い。あるいは、セキュリティ表示情報が青い陰影のディスプレイ背景情報をさらに含むとき、第3装置106は、表示画面の青い陰影の背景に、余弦曲線を表示しても良い。
【0041】
実施態様では、
図1に示すように、装置100は、第4装置108及び第5装置110をさらに含む。第4装置108は、セキュリティ曲線に関連付けられたユーザ操作を取得し、第5装置110は、ユーザ操作に従って対応するセキュリティ処理操作を実行しても良い。限定事項ではなく一例として、第4装置108は、ヒューマン−マシン・インタラクション・インターフェースを介してたとえばタッチスクリーンまたはマウスなどのインタラクティブな周辺機器を経由して(例えば、セキュリティ曲線をドラッグまたはスライドして)ユーザによって実行されたセキュリティ曲線上のユーザ操作を取得しても良い。第5装置110は、第4装置108によって取得されたユーザ操作に基づいて、ユーザ操作に対応するセキュリティ処理操作(たとえばユーザ装置のセキュリティ情報の更新またはセキュリティ情報のさらなる検査など)を判定し実行しても良い。ユーザ操作とセキュリティ処理操作との対応関係は、本解決法において予め定義しておいても良い。例えば、ユーザがセキュリティ曲線を選択しドラッグするとき、対応するセキュリティ処理操作は、より多くのセキュリティ情報の検査を含むように定義されても良い。加えて、または、あるいは、ユーザ操作とセキュリティ処理操作との対応関係は、ユーザによって追加または修正されても良い。例えば、ユーザは、対応するセキュリティ処理操作は、セキュリティ曲線上をスライドするとき、ユーザ装置のセキュリティ情報を更新することを含む、と設定しても良い。
【0042】
実施態様では、ユーザ操作が情報の更新操作に相当するとき、第5装置110は、セキュリティ情報を更新し、セキュリティ情報に対応する更新されたセキュリティ表示情報を表示しても良い。あるいは、ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、第5装置110は、セキュリティ表示情報における少なくとも一部の情報を切り替えて表示する。第5装置110によるセキュリティ表示情報における少なくとも一部の情報の切り替えと表示の方法は、以下を含むが、これに限定されるものではない。
1)ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、セキュリティ表示情報で表示される少なくとも一部の情報を隠す、例えば、セキュリティ表示情報で表示される情報の一部を第5装置110によって隠す。
2)ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、セキュリティ表示情報では表示されない少なくとも一部の情報を表示する、例えば、セキュリティ表示情報では表示されない一部の情報を第5装置110によってさらに表示する。または
3)ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、セキュリティ表示情報で表示される少なくとも一部の情報をセキュリティ表示情報では表示されない少なくとも一部の情報で置換する、例えば、セキュリティ表示情報で表示される情報の一部を表示されない情報の一部で第5装置110によって置換する。
【0043】
実施態様では、第5装置110は、ユーザ操作及びセキュリティ曲線に基づいて操作表示曲線をさらに生成しても良いし、セキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウに操作表示曲線を表示しても良い。例えば、ユーザがセキュリティ曲線をドラッグするとき、第5装置110は、ドラッグ操作によってはベジェ曲線などの操作表示曲線を生成しても良い。また、セキュリティ表示情報が位置するディスプレイ・ウィンドウに操作表示曲線を表示しても良い。他の例では、第5装置110は、新たに追加されたがまだセキュリティ表示情報に表示されていない情報の一部を、操作表示曲線のアーク線上にさらに表示しても良い。当業者は、以下を理解すべきである。既存のベジェ曲線のうち、対応するベジェ曲線は、元のセキュリティ曲線のエンドポイント(複数可)及びユーザ操作によって動かされたコントロールポイントに基づいて、たとえばCGContextAddQuadCurveToPointの機能などの描画機能(複数可)を用いて生成されても良い。
【0044】
実施態様では、装置100は、
図1に示すように、第6装置112をさらに含む。第6装置112は、セキュリティイベント情報を取得し、セキュリティイベント情報に対応するセキュリティプロンプト情報を生成し、セキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウにセキュリティプロンプト情報を表示しても良い。実施態様では、第6装置112は、例えば、イベントメッセージ・メカニズムまたはアクセスイベントログ情報を用いて、ユーザ装置のセキュリティイベント情報、たとえばユーザ装置を介してユーザによって完了された取引の支払またはその他の関連したセキュリティイベントなどを取得しても良い。第6装置112は、例えば要約を生成するかまたはイベント明細情報に基づくキーワード(複数可)を抽出して、セキュリティイベント情報に対応するセキュリティプロンプト情報を生成しても良い。第6装置112は、セキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウにセキュリティプロンプト情報を表示しても良い。例えば、ユーザ装置が取引の支払イベントを完了するとき、「新しい取引の支払が追加された」またはその他の同様の情報などのセキュリティプロンプト情報がセキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウに表示される。
【0045】
実施態様では、セキュリティプロンプト情報は、ディスプレイ・ウィンドウ中の対応する項目に表示しても良い。例えば、セキュリティ表示情報は、1つまたは複数の項目としてウィンドウに表示される。したがって、第6装置112は、ディスプレイ・ウィンドウにおいてセキュリティプロンプト情報の対応する項目を決定し、ディスプレイ・ウィンドウ中の対応する項目において、セキュリティプロンプト情報を表示する。
【0046】
実施態様では、セキュリティプロンプト情報は、セキュリティイベント情報に対応するリフレッシュ周波数で、ディスプレイ・ウィンドウに表示されても良い。例えば、「フラッシュ」頻度またはセキュリティイベント情報に対応するリフレッシュ周波数で、セキュリティプロンプト情報「フラッシュ」がディスプレイ・ウィンドウに現れる。例えば、セキュリティイベント情報に高い危険性または重要性があるとき、「フラッシュ」頻度が高くなる。実施態様では、セキュリティプロンプト情報は、セキュリティイベント情報に対応するリフレッシュ周波数でディスプレイ・ウィンドウに表示される。
【0047】
実施態様では、装置100は、1つまたは複数のプロセッサ114、入出力(I/O)インタフェース116、ネットワーク・インターフェース118及びメモリ120をさらに含んでも良い。メモリ120は、例えば、非永久記憶装置、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)及び/または読み取り専用メモリ(ROM)またはフラッシュRAMといった不揮発性内部記憶装置など、コンピューター読取可能なメディアの一種を含んでも良い。メモリ120は、前述の説明で記載したように、コンピューター読取可能なメディアの一例である。メモリ120は、プログラム・ユニット122及びプログラムデータ124を含んでも良い。プログラム・ユニット122は、前述の実施形態で記載したように、装置102−112のうち1つまたは複数を含んでも良い。
【0048】
図2はユーザ装置のセキュリティ情報を提供する方法200のフローチャートを示す。方法200は、S21、S22、及びS23を含んでも良い。S21で、装置100は、ユーザ装置のセキュリティ情報を取得する。S22で、装置100は、セキュリティ情報に基づいて、対応するセキュリティ表示情報を決定する。ここで、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含む。S23で、装置100は、提示するためセキュリティ表示情報をユーザ装置に提供する。
【0049】
実施態様では、S21において、第1装置102がユーザ装置のセキュリティ情報をユーザ装置の他のセキュリティモジュールから直接的に読み取っても良い。あるいは、ユーザ装置上でリアルタイムの検出を実行しても良い。例えば、チェックリストに基づいて、セキュリティーの脆弱性があるか、悪意のあるトロイの木馬プログラムがユーザ装置にインストールされているかどうか、などをスキャンすることである。セキュリティ情報は、ユーザ装置が、安全かどうか、ユーザ装置に関連付けられたセキュリティレベルであるかどうか、ユーザ装置にどのようなセキュリティーの脆弱性が存在するか、などを含むが、これに限定されるものではない。
【0050】
S22では、S21で取得されたセキュリティ情報に基づいて、対応するセキュリティ表示情報を決定しても良い。ここで、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含んでも良い。例えば、S22では、装置100は、セキュリティ情報に基づいてマッピングを実行して、セキュリティ曲線として正弦曲線(y=sinx)あるいは余弦曲線(y=cosx)を取得しても良い。実施態様では、セキュリティ表示情報は、セキュリティ情報に対応するディスプレイ背景情報をさらに含んでも良い。限定事項ではなく一例として、セキュリティ情報が安全なものであるとき、ディスプレイ背景情報は、青い陰影あるいは希薄なテクスチャを用いても良い。セキュリティ情報に危険が存在するときは、ディスプレイ背景情報は、赤い陰影または濃厚なテクスチャを用いても良い。実施態様では、セキュリティ曲線の振幅情報及び/または周波数情報がセキュリティ情報に相当する。例えば、セキュリティ情報がより危険であるとき、セキュリティ曲線の振幅情報、周波数情報またはその両方が高くなる。セキュリティ情報がより安全であるときは、セキュリティ曲線の振幅情報、周波数情報またはその両方が低くなる。当業者は、以下を理解すべきである。ユーザ情報の安全を効果的に確保するため、セキュリティ情報の分かりにくさが原因でセキュリティ情報を無視してしまう一般的なユーザの技術的な偏見を克服するように、また、ユーザ装置のセキュリティ状態にユーザの注意を促進したり注意を引いたりするように、ディスプレイ背景情報の選択及びセキュリティ曲線の振幅及び/または周波数の構成の両方によって、ユーザがユーザ装置の現在のセキュリティ状態を直観的に理解できるようにしている。例えば、そのユーザ装置が不安全状態にあると気付いた際、ユーザは、本技術的解決法を用いて、デバイス上の機密情報の操作を一時中断することができる。例えば、デバイス上でのネットワーク支払いを一時中断することができる。
【0051】
S23では、装置100は、ユーザ装置においてセキュリティ表示情報を表示する。例えば、装置100が、S22で、セキュリティ情報に対応するセキュリティ表示情報が余弦曲線を含むと判定した場合、装置100は、S23で、対応する画像処理サブモジュールを起動して、ユーザ装置の表示画面に、余弦曲線を含むセキュリティ表示情報とともに、セキュリティ表示情報を書いて表示しても良い。あるいは、セキュリティ表示情報が青い陰影のディスプレイ背景情報をさらに含むとき、装置100は、S23で、表示画面の青い陰影の背景に、余弦曲線を表示しても良い。
【0052】
実施態様では、方法200はS24及びS25をさらに含む。S24では、装置100は、セキュリティ曲線に関するユーザ操作を取得する。S25では、装置100は、ユーザ操作に従って、対応するセキュリティ処理操作を実行する。限定事項ではなく一例として、装置100は、S24で、ヒューマン−マシン・インタラクション・インターフェースを介してたとえばタッチスクリーンまたはマウスなどのインタラクティブな周辺機器を経由して(例えば、セキュリティ曲線をドラッグまたはスライドして)ユーザによって実行されたセキュリティ曲線上のユーザ操作を取得しても良い。S25では、装置100は、S24で取得されたユーザ操作に基づいて、ユーザ操作に対応するセキュリティ処理操作(たとえばユーザ装置のセキュリティ情報の更新またはセキュリティ情報のさらなる検査など)を判定し実行しても良い。ユーザ操作とセキュリティ処理操作との対応関係は、本解決法において予め定義しておいても良い。例えば、ユーザがセキュリティ曲線を選択しドラッグするとき、対応するセキュリティ処理操作は、より多くのセキュリティ情報の検査を含むように定義されても良い。加えて、または、あるいは、ユーザ操作とセキュリティ処理操作との対応関係は、ユーザによって追加または修正されても良い。例えば、ユーザは、対応するセキュリティ処理操作は、セキュリティ曲線上をスライドするとき、ユーザ装置のセキュリティ情報を更新することを含むと、設定しても良い。
【0053】
実施態様では、ユーザ操作が情報の更新操作に相当するとき、装置100は、S25で、セキュリティ情報を更新し、セキュリティ情報に対応する更新されたセキュリティ表示情報を表示しても良い。あるいは、ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、装置100は、S25で、セキュリティ表示情報における少なくとも一部の情報を切り替えて表示する。S25では、装置100によるセキュリティ表示情報における少なくとも一部の情報の切り替えと表示の方法は、以下を含むが、これに限定されるものではない。
1)ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、セキュリティ表示情報で表示される少なくとも一部の情報を隠す、例えば、S25で、セキュリティ表示情報で表示される情報の一部を装置100によって隠す。
2)ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、セキュリティ表示情報では表示されない少なくとも一部の情報を表示する、例えば、S25で、セキュリティ表示情報では表示されない一部の情報を装置100によってさらに表示する。または
3)ユーザ操作が情報切り替えの操作に相当するとき、セキュリティ表示情報で表示される少なくとも一部の情報をセキュリティ表示情報では表示されない少なくとも一部の情報で置換する、例えば、S25で、セキュリティ表示情報で表示される情報の一部を表示されない情報の一部で装置100によって置換する。
【0054】
実施態様では、S25で、装置100は、ユーザ操作及びセキュリティ曲線に基づいて操作表示曲線をさらに生成しても良いし、セキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウに操作表示曲線を表示しても良い。例えば、ユーザがセキュリティ曲線をドラッグするとき、装置100は、S25で、ドラッグ操作によってベジェ曲線などの操作表示曲線を生成しても良い。また、セキュリティ表示情報が位置するディスプレイ・ウィンドウに操作表示曲線を表示しても良い。他の例では、S25で、装置100は、新たに追加されたがまだセキュリティ表示情報に表示されていない情報の一部を、操作表示曲線のアーク線上にさらに表示しても良い。当業者は、以下を理解すべきである。既存のベジェ曲線のうち、対応するベジェ曲線は、元のセキュリティ曲線のエンドポイント(複数可)及びユーザ操作によって動かされたコントロールポイントに基づいて、たとえばCGContextAddQuadCurveToPointの機能などの描画機能(複数可)を用いて生成されても良い。
【0055】
実施態様では、方法200は、S26をさらに含む。S26では、装置100は、セキュリティイベント情報を取得し、セキュリティイベント情報に対応するセキュリティプロンプト情報を生成し、セキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウにセキュリティプロンプト情報を表示しても良い。例えば、S26では、装置100が、例えば、イベントメッセージ・メカニズムまたはアクセスイベントログ情報を用いて、ユーザ装置のセキュリティイベント情報、たとえばユーザ装置を介してユーザによって完了された取引の支払またはその他の関連したセキュリティイベントなどを取得しても良い。装置100は、例えば要約を生成するかまたはイベント明細情報に基づくキーワード(複数可)を抽出して、セキュリティイベント情報に対応するセキュリティプロンプト情報を生成しても良い。装置100は、セキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウにセキュリティプロンプト情報を表示しても良い。例えば、ユーザ装置が取引の支払イベントを完了するとき、「新しい取引の支払が追加された」またはその他の同様の情報などのセキュリティプロンプト情報がセキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウに表示される。
【0056】
実施態様では、セキュリティプロンプト情報は、ディスプレイ・ウィンドウ中の対応する項目に表示しても良い。例えば、セキュリティ表示情報は、1つまたは複数の項目としてウィンドウに表示される。したがって、装置100は、S26で、ディスプレイ・ウィンドウにおいてセキュリティプロンプト情報の対応する項目を決定し、ディスプレイ・ウィンドウ中の対応する項目において、セキュリティプロンプト情報を表示する。
【0057】
実施態様では、セキュリティプロンプト情報は、セキュリティイベント情報に対応するリフレッシュ周波数で、ディスプレイ・ウィンドウに表示されても良い。例えば、「フラッシュ」頻度またはセキュリティイベント情報に対応するリフレッシュ周波数で、セキュリティプロンプト情報「フラッシュ」がディスプレイ・ウィンドウに現れる。例えば、セキュリティイベント情報に高い危険性または重要性があるとき、「フラッシュ」頻度が高くなる。実施態様では、セキュリティプロンプト情報は、セキュリティイベント情報に対応するリフレッシュ周波数でディスプレイ・ウィンドウに表示される。
【0058】
前述の実施形態を実施するため、本開示は電子装置をさらに提案する。電子装置は、ディスプレイ、プロセッサ(複数可)及びセキュリティ・アプリケーションを記憶するように構成された記憶装置を含んでも良い。セキュリティ・アプリケーションは、プロセッサ(複数可)による実行時に、ディスプレイの表示領域の少なくとも一部において、セキュリティ表示情報を表示する。実施態様では、セキュリティ表示情報は、セキュリティ・アプリケーションのセキュリティ情報に対応するセキュリティ曲線を含んでも良い。
【0059】
実施態様では、セキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウにセキュリティプロンプト情報が表示される。セキュリティプロンプト情報は、セキュリティ・アプリケーションによって取得されたセキュリティイベント情報に相当する。
【0060】
実施態様では、セキュリティ処理操作の実行情報はセキュリティ表示情報に対応するディスプレイ・ウィンドウに表示される。セキュリティ処理操作は、セキュリティ・アプリケーションによって取得されたセキュリティ曲線に関連付けられたユーザ操作に相当する。
【0061】
当業者は、以下を理解すべきである。本解決法は、どんな種類のユーザ装置にも適用可能であり、本解決法は、ユーザ装置において独立のアプリケーションとして実施されても良い。もしくは、ユーザ装置において、たとえば支払アプリケーションまたはソーシャルアプリケーションなどの他のアプリケーションと一体化されても良い。したがって、「インテリジェント端末」及び「ネットワーク支払い」は、本開示の関連実施形態をさらに説明するために以下で例として使用する。当業者は、本開示は他のユーザ装置または他のアプリケーションにも適用可能であると理解すべきである。
【0062】
図3は、本開示の一実施形態にしたがってネットワーク支払情報のための動的表示システム300を示す概略図を示すものである。注意すべきは以下である。本開示によって提供されるネットワーク支払情報のための動的表示システム300は、インテリジェント端末に適用されており、インテリジェント端末は、本実施形態におけるネットワーク支払いを実施するためのネットワーク支払クライアントを備えている。インテリジェント端末は、データ処理機能を有するデータ処理装置であり、プロセッサ(複数可)、記憶装置(複数可)、表示画面(複数可)などを含む。実際には、インテリジェント端末は、例えば、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット型パソコン、車載端末、さらにはウェアラブル機器(たとえばスマートウォッチなど)、タッチセンシティブ表示画面を有する他の電子装置などを含んでも良い。スマートフォンは、以下の例示的な実施形態において、インテリジェント端末の一例として使用する。
【0063】
図3に示すように、ネットワーク支払情報のための動的表示システム300は、起動ユニット302、セキュリティ検出ユニット304、セキュリティ判定ユニット306、表示曲線設定ユニット308、及び動的表示ユニット310を含んでも良い。
【0064】
これら構成要素の詳細な説明が以下になされる。
【0065】
起動ユニット302は、ネットワーク支払環境に入るためインテリジェント端末のネットワーク支払クライアントを起動するように構成されている。本実施形態では、インテリジェント端末は、ネットワーク支払いを行うネットワーク支払クライアントを備えている。携帯電話を一例とすると、ネットワーク支払いを行うネットワーク支払クライアントは、アプリケーションソフトウェアAPP、すなわち、モバイル支払いプラットフォームAPPである。実際には、ユーザが、タッチセンシティブ表示画面中のモバイル支払いプラットフォームAPPに対応するアプリケーション・アイコンをクリックした後、起動ユニット302は、現クリック操作にしたがって、モバイル支払いプラットフォームAPPを開始し、対応する支払いページをタッチセンシティブ表示画面に表示する。一般に、ネットワーク支払いのシナリオは、支払いページにおいてアカウントとログインパスワードとを入力することによって開始される。
【0066】
セキュリティ検出ユニット304は、起動ユニット302に接続されれており、ネットワーク支払いのセキュリティに関連した検出項目に関してリアルタイムのセキュリティ検出を行うように構成されている。実施態様では、ネットワーク支払いのセキュリティに関連した検出項目は、少なくともインテリジェント端末にロードされたソフトウェア及びネットワーク支払いをするユーザのアカウントを含んでも良い。実施態様では、インテリジェント端末にロードされたソフトウェアは、ウイルスソフト検出サブ項目及び海賊版ソフト検出サブ項目をさらに含んでも良いし、ネットワーク支払いをするユーザのアカウントは、リモート・ログイン検出サブ項目、公共機器検出サブ項目、携帯電話バインド変更検出サブ項目、及びパスワード修正検出サブ項目をさらに含んでも良い。セキュリティ検出ユニット304は、これら6つの検出サブ項目に関してセキュリティ検出を行うように構成されている。言い換えれば、インテリジェント端末にロードされたソフトウェア上でのセキュリティ検出の実行は、インテリジェント端末にロードされたソフトウェアにおいて、ウイルスソフトの存在及び/または海賊版ソフトの存在の検出を含む。ネットワーク支払いをするユーザのアカウント上でのセキュリティ検出の実行は、リモート・ログインの存在、公共機器ログインの存在、携帯電話のバインド変更の存在、及び/またはパスワード修正の存在の検出を含んでも良い。明らかに、注意すべきは以下である。本実施形態は、単に、これら6つの検出サブ項目を例としてを説明するためのものであり、これらに限定されない。実際には、インテリジェント端末の特徴、ネットワーク支払いの種類やセキュリティー要件(複数可)に基づいてその他の必要な検出サブ項目が調整または追加されても良い。
【0067】
セキュリティ判定ユニット306は、セキュリティ検出ユニット304に接続されており、セキュリティ検出の検出結果に基づいてネットワーク支払環境のセキュリティを決定するように構成されている。実施態様では、セキュリティ判定ユニット306は、セキュリティ検出ユニット304が、監視されている複数のサブ項目に関してセキュリティ検出を行った後で得られる総合的な結果に基づいて判定しても良い。本開示では、ネットワーク支払環境のセキュリティは次のように定義されている。セキュリティ検出ユニット304が、上記検出サブ項目の全てにおいてリスクが存在しないと検出する時のみ(すなわち、ロードされたソフトウェアは、いかなるウイルスソフト及び海賊版ソフトを含まず、リモート・ログイン、公共機器ログイン、携帯電話のバインド変更及びパスワード修正のどれもが存在しないとき)、ネットワーク支払環境は安全な環境であると判定する。そうでなければ、上記検出サブ項目のいずれかにおいてリスクが存在する(すなわち、ウイルスソフト及び/または海賊版ソフトがロードされたソフトウェアに存在し、リモート・ログイン、公共機器ログイン、携帯電話のバインド変更及び/またはパスワード修正が存在する)と検出されると、ネットワーク支払環境は危険な環境であると判定する。さらに、セキュリティ検出ユニット304によって検知される検出サブ項目が多数であるため、実際には、本開示は、危険な環境を、リスク(複数可)が検出される検出サブ項目の数及び/またはそれぞれのカテゴリ(複数可)に基づいて、異なる危険レベルにさらに分割しても良い。例えば、リスクがある検出サブ項目の数が多いほど、危険な環境に対応する危険レベルが高くなる。あるいは、ある1つのまたは複数の検出サブ項目の比重がより高い場合がある。比重がより高いこれらの検出サブ項目のいずれかにリスクが存在するとき、危険な環境の危険レベルはより高くなる。
【0068】
動的表示ユニット310は、セキュリティ判定ユニット306に接続されており、セキュリティ判定ユニット306によって判定されたネットワーク支払環境のセキュリティに基づいて、対応する表示曲線を動的表示のため提供するように構成されている。実施態様では、動的表示ユニット310は、セキュリティ判定ユニット306がネットワーク支払環境が安全な環境であると判定したことに応答して、安全な環境に対応する第1表示曲線を提供し、インテリジェント端末の表示画面上に第1表示曲線を動的に表示しても良い。さらに、セキュリティ判定ユニット306がネットワーク支払環境が危険な環境であると判定したことに応答して、動的表示ユニット310は、危険な環境に対応する第2表示曲線を提供し、インテリジェント端末の表示画面に第2表示曲線を動的に表示しても良い。例えば、
図4は、本開示にしたがって、安全な支払環境に対応する第1表示曲線402の一例及び危険な支払環境に対応する第2表示曲線404を示すものである。
【0069】
本開示では、対応する特性曲線は、ネットワーク支払環境のセキュリティ状態をリアルタイムに動的表示するために設計されている。そのため、本開示は、安全な環境に対応する第1表示曲線及び危険な環境に対応する第2表示曲線を設定するように構成された表示曲線設定ユニット308をさらに含んでも良い。実施態様では、A>0、B>0、及びB>Aという条件で、第1表示曲線の式はy=Asinxでも良いし、第2表示曲線の式はy=Bsinxでも良い。これにより、比較時に、ネットワーク支払環境が安全な環境であるとき、第1特性曲線y=Asinxは、表示画面に動的表示され、第1特性曲線y=Asinxは、振幅が小さく、振動の大きさも小さく提示される。ネットワーク支払環境が危険な環境であるとき、第2特性曲線y=Bsinxは、表示画面に動的表示され、第2特性曲線y=Bsinxは、振幅が大きく、振動の大きさも大きく提示される。また、危険な環境が、前述の説明に記載された本開示にしたがってリスク(複数可)が検出される検出サブ項目の数及び/またはそれぞれのカテゴリ(複数可)にしたがって異なる危険レベルに分割されるという状況下で、表示曲線設定ユニット308は、第2表示曲線y=Bsinxが、危険な環境の危険レベルに応じて変化するように設定しても良い。すなわち、危険な環境の危険レベルが高いほど、第2表示曲線y=Bsinxの変動の大きさが大きくなる。
【0070】
実施態様では、ネットワーク・トランザクションの変化をリアルタイムで表示するために、動的表示ユニット310は、セキュリティ検出ユニット306がネットワーク支払クライアント及び/またはネットワーク支払環境で処理されるトランザクション・データに関するリアルタイムの検出を実行後に新たな変更を検出した際、更新された情報をさらに発行し、更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に動的に表示しても良い。トランザクション・データは、説明のための一例として使用する。新しいトランザクション・データが生成されるとき、動的表示ユニット310は、新たに生成されたトランザクション・データの更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に動的に表示しても良い。(例えば、「2つの新しいトランザクション」)。表示された情報は、その後フェードアウトして消える。あるいは、ある実施態様では、セキュリティ検出ユニット306がネットワーク支払クライアント端末で実行中のトランザクション・データ及び/またはネットワーク支払環境に対してリアルタイムの検出を実行した後、動的表示ユニット310は、新たな変更を検出した際、更新された情報をさらに発行し、更新された情報を第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に表示し、更新された情報を、第1表示曲線または第2表示曲線の上側にある位置から第1表示曲線または第2表示曲線の下側にある位置に動的に移動しても良い。トランザクション・データは説明のため一例としてさらに使用する。新しいトランザクション・データが生成されるとき、動的表示ユニット310は、新たに生成されたトランザクション・データの更新された情報(例えば、「2つの新しいトランザクション」)を、第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に動的にまず表示しても良い。表示された情報は、次に、消えるまで、第1表示曲線または第2表示曲線の上側にある位置から第1表示曲線または第2表示曲線の下側にある位置に動的に移動される。
【0071】
このように、本開示において提供されるネットワーク支払情報のための動的表示システム300は、ネットワーク支払いのセキュリティに関連した検出項目に対してリアルタイムのセキュリティ検出を行い、セキュリティ検出から得られた検出結果に基づいて、ネットワーク支払環境のセキュリティを判定し、インテリジェント端末の表示画面上に、直観的で明瞭なディスプレイ効果を有し、リアルタイムに更新可能で、ユーザ・エクスペリエンスを向上させる、対応する表示曲線を動的に表示する。
【0072】
実施態様では、システム300は、1つまたは複数のプロセッサ312、入出力(I/O)インタフェース314、ネットワーク・インターフェース316及びメモリ318をさらに含んでも良い。メモリ318は、例えば、非永久記憶装置、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)及び/または読み取り専用メモリ(ROM)またはフラッシュRAMといった不揮発性内部記憶装置など、コンピューター読取可能なメディアの一種を含んでも良い。メモリ318は、前述の説明で記載したように、コンピューター読取可能なメディアの一例である。メモリ318は、1つまたは複数のプログラム・ユニット320及びプログラムデータ322を含んでも良い。プログラム・ユニット320は、起動ユニット302、セキュリティ検出ユニット304、セキュリティ判定ユニット306、表示曲線設定ユニット308、及び動的表示ユニット310を含んでも良い。これらのユニットの詳細は、ここでは繰り返し記載しない。
【0073】
さらに、
図5は、本開示の別の実施形態にしたがうネットワーク支払情報を表示する動的表示システム500の概略図を示す。
図3に示された本開示によって提供されるネットワーク支払情報のための動的表示システム300と比較すると、ネットワーク支払情報のための例示的な動的表示システム500は、
図5に示すように、表示曲線設定ユニット308に対する追加的な設定機能の割り当てと、追加的な設定機能に相当する、位置検出ユニット502の追加と、を含む。
【0074】
表示曲線設定ユニット308は、タッチスクリーン操作の軌跡として、第1表示曲線及び第2表示曲線をベジェ曲線にさらに変換しても良い。実施態様では、ベジェ曲線は、二次ベジェ曲線であり、二次ベジェ曲線のコントロールポイント(複数可)は、二次ベジェ曲線より下に位置している。
【0075】
実施態様では、位置検出ユニット502は、動的表示ユニット310によって動的に表示された第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られたかどうかを検出するように構成されても良い。実施態様では、位置検出ユニット502が第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られたと検出したことに応答して、動的表示ユニット310は、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られた後の変更状態を表示し、ページ情報を非表示にし、更新された情報を表示する。位置検出ユニット502が第1表示曲線または第2表示曲線が復元されたと検出したことに応答して、動的表示ユニット310は、第1表示曲線または第2表示曲線が復元された後のそれぞれの変更状態を表示し、元のインタフェースを復元し、更新された情報を元のインタフェースに表示する。トランザクション・データは、説明のための一例として使用する。実際には、新しいトランザクション・データが生成されるとき、第1表示曲線または第2表示曲線を下向きに引っ張ることは、第1表示曲線または第2表示曲線が力によって変形したりアーチ状に曲がってしまう原因となる。このとき、元のページ情報は非表示になっている。動的表示ユニット310は、時系列にしたがって新たに生成されたトランザクション・データの更新された情報(例えば、「新しいトランザクションcc」、「新しいトランザクションdd」、及び「新しいトランザクションee」、等)を、第1表示曲線または第2表示曲線より上側に動的に表示しても良い。表示された情報は、その後フェードアウトによって消失する。第1表示曲線または第2表示曲線が復元されたとき、元のページ情報が再び表示される。ただし、ページ情報は更新されている情報を示すものであり、例えば、トランザクションの数は、トランザクションの元の数と3つの新しいトランザクション(すなわち、新しいトランザクションcc、dd及びee)の合計となるよう更新されている。
【0076】
さらに、位置検出ユニット502は、セキュリティ検出ユニット304に対応付けられても良い。位置検出ユニット502が、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られた後に復元されたと判定したとき、セキュリティ検出ユニット304は、ネットワーク支払いセキュリティに関連した検出項目に対するセキュリティ検出を再開し、セキュリティ判定ユニット306は、セキュリティ検出ユニット304によって実行されたセキュリティ検出の検出結果に基づいて、ネットワーク支払環境のセキュリティを判定する。
【0077】
図6及び
図7はそれぞれ、本開示のその他の実施形態にしたがうネットワーク支払情報の動的表示システム600及び700の概略図を示す。
図6に示すネットワーク支払情報の動的表示システム600と
図3に示すネットワーク支払情報のための動的表示システム300との比較、及び
図7に示すネットワーク支払情報の動的表示システム700と
図5に示すネットワーク支払情報の動的表示システム500との比較は、
図6に示すネットワーク支払情報の動的表示システム600及び
図7に示すネットワーク支払情報の動的表示システム700が、安全な環境に対応する第1背景色及び危険な環境に対応する第2背景色を設定するように構成されている、背景色設定ユニット602(または背景色設定ユニット702)をさらに含むことを図示している。そのようなものとして、セキュリティ判定ユニット306が、ネットワーク支払環境が安全な環境であると判定したことに応答して、背景色設定ユニット602(または背景色設定ユニット702)は、安全な環境に対応する第1背景色を提供し、動的表示ユニット310は、インテリジェント端末の表示画面に第1背景色を表示する。セキュリティ判定ユニット306がネットワーク支払環境が危険な環境であると判定したことに応答して、背景色設定ユニット602(または背景色設定ユニット702)は、危険な環境に対応する第2背景色を提供し、インテリジェント端末の表示画面に第2背景色が表示される。実施態様では、背景色設定ユニット602(または背景色設定ユニット702)は、安全な環境に対応する第1背景色を明るく鮮やかに設定しても良いし(例えば、比較的短い波長を有する緑や青などの色)、危険な環境に対応する第2背景色を目立つように設定しても良い(例えば、比較的長い波長を有するオレンジや赤などの色)。
【0078】
図8は、本開示の一実施形態にしたがってネットワーク支払情報を動的に表示する方法800の概略図を示す。
【0079】
図8に示すように、本開示により提供されるネットワーク支払情報を動的に表示する方法800は、次の方法ブロックを含んでも良い。
【0080】
S802で、安全な環境に対応する第1表示曲線及び危険な環境に対応する第2表示曲線の設定を含む操作は予め定義される。実施態様では、予め定義された操作は、少なくとも、表示曲線の設定を含む。表示曲線の設定は、第1表示曲線の式がy=Asinxであり、このとき、A>0という条件で安全な環境に対応する第1表示曲線を設定すること、及び、第2表示曲線の式がy=Bsinxであり、このとき、B>0、及びB>A、という条件で危険な環境に対応する第2表示曲線を設定することを含む。これにより、比較時に、ネットワーク支払環境が安全な環境であるとき、第1特性曲線y=Asinxは、表示画面に動的表示され、第1特性曲線y=Asinxは、振幅が小さく、振動の大きさも小さく提示される。ネットワーク支払環境が危険な環境であるとき、第2特性曲線y=Bsinxは、表示画面に動的表示され、第2特性曲線y=Bsinx振幅が大きく、振動の大きさも大きく提示される。また、危険な環境が、前述の説明に記載された本開示にしたがってリスク(複数可)が検出される検出サブ項目の数及び/またはそれぞれのカテゴリ(複数可)にしたがって異なる危険レベルに分割されるという状況下で、表示曲線設定ユニット308は、第2表示曲線y=Bsinxが、危険な環境の危険レベルに応じて変化するように設定しても良い。すなわち、危険な環境の危険レベルが高いほど、第2表示曲線y=Bsinxの変動の大きさが大きくなる。
【0081】
実施態様では、本方法ブロックは、タッチスクリーン操作の軌跡として第1表示曲線及び第2表示曲線をベジェ曲線に変換することをさらに含んでも良い。実施態様では、ベジェ曲線は、二次ベジェ曲線であり、二次ベジェ曲線のコントロールポイントは、二次ベジェ曲線より下に位置している。
【0082】
実施態様では、予め定義された操作は、背景色の設定をさらに含んでも良い。背景色の設定は、安全な環境に対応する第1背景色及び危険な環境に対応する第2背景色の設定を含んでも良い。実施態様では、背景色設定ユニット602(または背景色設定ユニット702)によって設定される安全な環境に対応する第1背景色は、明るく鮮やかなもの(例えば、比較的短い波長を有する緑や青などの色)でも良いし、危険な環境に対応する第2背景色は、目立つもの(例えば、比較的長い波長を有するオレンジや赤などの色)として設定されても良い。
【0083】
S804で、インテリジェント端末のネットワーク支払クライアントが開始されてネットワーク支払環境に入る。実施態様では、インテリジェント端末は、ネットワーク支払いを行うネットワーク支払クライアントを備えている。携帯電話を一例とすると、ネットワーク支払いを行うネットワーク支払クライアントは、アプリケーションソフトウェアAPP、すなわち、モバイル支払いプラットフォームAPPである。実際には、ユーザが、タッチセンシティブ表示画面中のモバイル支払いプラットフォームAPPに対応するアプリケーション・アイコンをクリックした後、起動ユニット302は、現クリック操作にしたがって、モバイル支払いプラットフォームAPPを開始し、対応する支払いページをタッチセンシティブ表示画面に表示する。一般に、ネットワーク支払いのシナリオは、支払いページにおいてアカウントとログインパスワードとを入力することによって開始される。
【0084】
S806で、ネットワーク支払いのセキュリティに関連した検出項目のため、リアルタイムのセキュリティ検出が実行される。実施態様では、ネットワーク支払いのセキュリティに関連した検出項目は、少なくともインテリジェント端末にロードされたソフトウェア及びネットワーク支払いをするユーザのアカウントを含んでも良い。実施態様では、インテリジェント端末にロードされたソフトウェアは、ウイルスソフト検出サブ項目及び海賊版ソフト検出サブ項目をさらに含んでも良いし、ネットワーク支払いをするユーザのアカウントは、リモート・ログイン検出サブ項目、公共機器検出サブ項目、携帯電話バインド変更検出サブ項目、及びパスワード修正検出サブ項目をさらに含んでも良い。実際には、これら6つのサブ項目に関してセキュリティ検出が実行される。言い換えれば、インテリジェント端末にロードされたソフトウェア上でのセキュリティ検出の実行は、インテリジェント端末にロードされたソフトウェアにおいて、ウイルスソフトの存在及び/または海賊版ソフトの存在の検出を含む。ネットワーク支払いをするユーザのアカウント上でのセキュリティ検出の実行は、リモート・ログインの存在、公共機器ログインの存在、携帯電話のバインド変更の存在、及び/またはパスワード修正の存在の検出を含んでも良い。明らかに、注意すべきは以下である。本実施形態は、これら6つの検出サブ項目を例としてを説明するためのものであり、これらに限定されない。実際には、インテリジェント端末の特徴、ネットワーク支払いの種類やセキュリティー要件に基づいてその他の必要な検出サブ項目が調整または追加されても良い。
【0085】
S808で、セキュリティ検出の検出結果に基づいて、ネットワーク支払環境のセキュリティの判定がなされる。実施態様では、監視されている複数のサブ項目に対するセキュリティ検出を実行した後に得られる総合的な結果に基づいて、ネットワーク支払環境のセキュリティの判定がなされる。本開示では、ネットワーク支払環境のセキュリティは次のように定義されている。上記検出サブ項目の全てにおいてリスクが存在しないと分かった時のみ(すなわち、ロードされたソフトウェアは、いかなるウイルスソフト及び海賊版ソフトを含まず、リモート・ログイン、公共機器ログイン、携帯電話のバインド変更及びパスワード修正のどれもが存在しないとき)、ネットワーク支払環境は安全な環境であると判定する。そうでなければ、上記検出サブ項目のいずれかにおいてリスクが存在する(すなわち、ウイルスソフト及び/または海賊版ソフトがロードされたソフトウェアに存在し、リモート・ログイン、公共機器ログイン、携帯電話のバインド変更及び/またはパスワード修正が存在する)と検出されると、ネットワーク支払環境は危険な環境であると判定する。さらに、検知される検出サブ項目が多数であるため、実際には、本開示は、危険な環境を、リスク(複数可)が検出される検出サブ項目の数及び/またはそれぞれのカテゴリ(複数可)に基づいて、異なる危険レベルにさらに分割しても良い。例えば、リスクがある検出サブ項目の数が多いほど、危険な環境に対応する危険レベルが高くなる。あるいは、ある一つのまたは複数の検出サブ項目の比重がより高い場合がある。比重がより高いこれらの検出サブ項目のいずれかにリスクが存在するとき、危険な環境の危険レベルはより高くなる。
【0086】
S810で、ネットワーク支払環境は安全な環境であるという判定に応答して、安全な環境に対応する第1表示曲線が提供され、第1表示曲線がインテリジェント端末の表示画面上に動的に表示される。
【0087】
S812で、ネットワーク支払環境は危険な環境であるという判定に応答して、危険な環境に対応する第2表示曲線が提供され、第2表示曲線がインテリジェント端末の表示画面上に動的に表示される。
【0088】
S201に関して、ある実施態様では、予め定義された操作は、背景色の設定をさらに含んでも良い。そのため、方法800は、S810で、ネットワーク支払環境が安全な環境であると判定したことに応答して、安全な環境に対応する第1背景色を提供し、第1背景色をインテリジェント端末の表示画面に動的に表示すること、及び、S812で、ネットワーク支払環境が危険な環境であると判定したことに応答して、危険な環境に対応する第2背景色を提供し、第2背景色をインテリジェント端末の表示画面に動的に表示すること、をさらに含んでも良い。そのようなものとして、直観的ではっきりと識別できる有利な点を有する、二重の意味合いの効果が背景色と特性曲線との組み合わせ(第1背景色と第1特性曲線との組み合わせ、及び第2背景色と第2特性曲線との組み合わせ)から得られる。
【0089】
実施態様では、ネットワーク・トランザクションの変化をリアルタイムで表示するために、本開示によって提供されるネットワーク支払情報を動的に表示する方法800は、情報を動的に更新する機能をさらに含んでも良い。実施態様では、ネットワーク支払クライアント及び/またはネットワーク支払環境で処理されるトランザクション・データに対してリアルタイムの検出が実行される。新たな変更が検出されたとき、更新された情報が発行され、更新された情報が第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に動的に表示される。トランザクション・データは、説明のための一例として使用する。新しいトランザクション・データが生成されるとき、新たに生成されたトランザクション・データの更新された情報(たとえば「2つの新しいトランザクション」など)は、第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に表示される。表示された情報は、その後フェードアウトして消える。あるいは、ある実施態様では、方法800は、ネットワーク支払クライアント及び/またはネットワーク支払環境で処理されるトランザクション・データに対してリアルタイムの検出を実行すること、及び、新たな変更を検出した際、更新された情報を発行し、第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に更新された情報を表示し、更新された情報を、第1表示曲線または第2表示曲線の上側にある位置から第1表示曲線または第2表示曲線の下側にある位置に動的に移動すること、をさらに含んでも良い。トランザクション・データは説明のため一例としてさらに使用する。新しいトランザクション・データが生成されるとき、新たに生成されたトランザクション・データの更新された情報(例えば、「2つの新しいランザクション」)は、第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に動的にまず表示される。表示された情報は、次に、消えるまで、第1表示曲線または第2表示曲線の上側にある位置から第1表示曲線または第2表示曲線の下側にある位置に動的に移動される。
【0090】
さらに、S201で説明したように、実施態様では、方法800は、タッチスクリーン操作のそれぞれの軌跡として第1表示曲線及び第2表示曲線をベジェ曲線に変換することを、さらに含んでも良い。そのため、方法800は、第1表示曲線及び第2表示曲線のそれぞれの動作軌跡を検出すること、すなわち、第1表示曲線及び第2表示曲線が引っ張られたかどうかを検出することをさらに含んでも良い。実施態様では、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られたと検出したことに応答して、第1表示曲線または第2表示曲線が引っ張られた後、変更状態が表示され、ページ情報が非表示になり、更新された情報が表示される。第1表示曲線または第2表示曲線が回復した後、第1表示曲線または第2表示曲線の回復を検出したことに応答して、変更状態が表示され、元のインタフェースが復元され、更新された情報が元のインタフェースに表示される。トランザクション・データは、説明のための一例として使用する。実際には、新しいトランザクション・データが生成されるとき、第1表示曲線または第2表示曲線を下向きに引っ張ることは、第1表示曲線または第2表示曲線が力によって変形したりアーチ状に曲がってしまう原因となる。このとき、元のページ情報は非表示になっている。新たに生成されたトランザクション・データの更新された情報(例えば、「新しいトランザクションcc」、「新しいトランザクションdd」、及び「新しいトランザクションee」)は、それぞれの発生回数に合わせて第1表示曲線または第2表示曲線よりも上側に動的に表示される。表示された情報は、その後フェードアウトによって消失する。第1表示曲線または第2表示曲線が復元されたとき、元のページ情報が再び表示される。ただし、ページ情報は更新されている情報を示すものであり、例えば、トランザクションの数は、トランザクションの元の数と3つの新しいトランザクション(すなわち、新しいトランザクションcc、dd及びee)の合計となるよう更新されている。
【0091】
前述の実施形態は、本開示の原理及び効果を説明するためだけに使用されるものであり、本開示のへの限定事項として解釈されるべきではない。当業者は、本開示の精神と範囲を逸脱しない範囲において、上記実施形態を変更または修正できる。そのため、本開示によって開示された精神と技術思想を逸脱しない範囲において当業者によってなされたいかなる修正や変形例も、本開示の特許請求範囲によって保護されるものとする。