(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の多様な実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
実施形態を説明するにあたり本発明が属する技術分野によく知られており、本発明と直接的に関連がない技術内容に対しては説明を省略する。これは不必要な説明を省略することによって本発明の要旨を明瞭でかつ明確に伝達するためである。
【0013】
同じ理由で添付図面において一部構成要素は誇張されたり省略されたり概略的に示された。また、各構成要素のサイズは実際サイズを全的に反映することではない。各図面で同一または対応する構成要素には同一参照番号を付した。
【0014】
本発明の利点、特徴、及びそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になるだろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態で限定されるものではなく、互い異なる多様な形態で具現されることができ、ただ、本実施形態は本発明の開示が完全にして、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるもので、本発明は請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を指す。
【0015】
このとき、処理フローチャートの各ブロックとフローチャートの図面の組合は、コンピュータープログラムインストラクションによって行われることができることを理解することができるだろう。これらコンピュータープログラムインストラクションは、汎用コンピューター、特殊用コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載されることができるので、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを介して行われるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を行う手段を生成するようになる。これらコンピュータープログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するためにコンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピューター利用可能、又はコンピューター判読可能メモリーに記憶されることも可能であるので、そのコンピューター利用可能又はコンピューター判読可能メモリーに記憶されたインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータープログラムインストラクションは、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるので、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が行われ、コンピューターで実行されるプロセスを生成してコンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートブロックで説明された機能を行うための段階を提供することも可能である。
【0016】
また、各ブロックは、特定された論理的機能を行うための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント又はコードの一部を示すことができる。また、幾つか代替実行例ではブロックで言及された機能が段階を外れて発生することも可能であることを注目しなければならない。例えば、接して示されている2つのブロックは、実は実質的に同時に行われることも可能で、又はそのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われることも可能である。
【0017】
このとき、本実施形態に用いられる‘〜部’という用語は、ソフトウェア又はFPGA、並びにASICのようなハードウェア構成要素を意味し、‘〜部’はどんな役目を行う。しかし、‘〜部’は、ソフトウェア又はハードウェアで限定される意味ではない。‘〜部’はアドレシングすることができる記憶媒体にあるように構成されることもでき、1つ又はその以上のプロセッサを再生させるように構成されることもできる。したがって、一例として‘〜部’はソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーティン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と‘〜部’のうちで提供される機能はより小さい数の構成要素及び‘〜部’に結合されたり追加的な構成要素と‘〜部’でさらに分離することができる。それだけでなく、構成要素及び‘〜部’はデバイス又は保安マルチメディアカード内の1つ又はその以上のCPUを再生させるように具現されることもできる。
【0018】
本発明のセンサー情報処理装置は、一定範囲の電子装置が備えた少なくとも1つ以上のセンサーから収集したセンサー情報を処理することができる。電子装置は少なくとも1つ以上のセンサーを備えてセンサーの種類には制限がない。ただ本明細書では説明の便宜上、センサーの種類が温度センサー、湿度センサー、照度センサー、動体センサー、ほこりセンサー、においセンサーまたは音センサーのうちのいずれか1つで仮定して説明する。また、本明細書においてセンサーを備えた電子装置は、センサー及び通信機能が含まれた装置であることができる。例えば、電子装置はスマートフォン(smart phone)、タブレットPC(tablet personalcomputer)、移動電話機(mobilephone)、画像電話機、電子ブックリーダー機(e−book reader)、デスクトップPC(desktop personal computer)、ラップトップPC(laptop personal computer)、ネッブックコンピューター(netbook computer)、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、MP3プレーヤー、モバイル医療機器、カメラ(camera)、またはウェアラブル装置(wearabledevice)(例えば、電子メガネのようなhead−mounted−device(HMD)、電子衣服、電子腕輪、電子ネックレス、電子アプセサリ(appcessory)、電子タトゥ、またはスマートワッチ(smart watch))のうちの少なくとも1つを含むことができる。また、電子装置はセンサー及び通信機能を備えたスマート家電製品(smart home appliance)であることができる。例えば、本明細書において電子装置はテレビ、DVD(digital video disk) プレーヤー、オーディオ、冷蔵庫、エアコン、清掃機、オーブン、電子レンジ、洗濯機、エアクリーナー、セットトップボックス(set−topbox)、TVボックス(例えば、三星HomeSync
TM、アップルTV
TM、またはGoogleTV
TM)、ゲームコンソール(gameconsoles)、電子辞典、電子キー、キャムコーダー(camcorder)、または電子額縁のうちの少なくとも1つを含むことができる。また、電子装置は各種医療機器(例えば、MRA(magnetic resonance angiography)、MRI(magnetic resonance imaging)、CT(computed tomography)、撮影機、超音波機など)、ナビゲーション(navigation)装置、GPS受信機(global positioning system receiver)、EDR(event data recorder)、FDR(flight data recorder)、自動車インフォテーンメント(infotainment)装置、船舶用電子装備(例えば、船舶用航法装置及びジャイロコンパスなど)、航空電子機器(avionics)、保安機器、車用ヘッドユニット、産業用または家庭用ロボット、金融機関のATM(automatic teller’smachine)または商店のPOS(point of sales)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0019】
また、本発明の一実施形態によれば、電子装置はセンサー及び通信機能を含む家具(furniture)または建物/構造物の一部、電子ボード(electronic board)、電子サイン入力装置(electronic signature receiving device)、プロジェクター(projector)、または各種計測機器(例えば、水道、電気、ガス、または電波計測機器など)のうちの少なくとも1つを含むことができる。本明細書において電子装置は前述の多様な装置のうちの1つまたはその以上の組合であることができる。また、電子装置はフレキシブル装置であることができる。また、本明細書において電子装置が備えたセンサー自体が通信機能を揃えた場合にはセンサーと電子装置という用語が混用される可能性があることを明示する。
【0020】
本発明の多様な実施形態によれば、重複されるセンサーデータの中で代表センサーと決定されたデータだけ送信されるので効率的な電力制御が可能である。
【0021】
本発明の多様な実施形態によれば、有効な代表センサーのデータだけが記憶されるので、メモリーを効率的に用いることができる。
【0022】
また、本発明の一実施形態によれば、電子装置が備えたセンサーが収集した情報をセンサーデータと言い、収集したセンサーデータまたは電子装置に係る情報をセンサー関連情報という。また、電子装置はセンサーデータとセンサー関連情報を含むセンサー情報をセンサー情報処理装置で送信することができる。ここで、センサーデータは温度データ、湿度データなどをデータその自体を意味し、これらデータは時間による値を含むことができる。センサー関連情報はセンサーの種類、センサーの位置、センサーの電源類型、センサー情報を送信する信号の出力などに関する情報を含むことができる。
【0023】
図1は、本発明のセンサー情報処理装置が動作する環境を説明するための概念図である。
【0024】
図1によれば、本発明のセンサー情報処理装置100は複数のセンサー(第1センサー101、第2センサー102、第3センサー103、第4センサー104、…、第nセンサー105)から各センサーが獲得したセンサーデータ及びセンサー関連情報を含むセンサー情報を受信し、受信したセンサー情報を処理することができる。
【0025】
センサー情報処理装置100は、受信したセンサー情報に含まれたセンサーデータをセンサーの種類、位置またはセンサーデータのパターンなどによりグループ化できる。また、複数のセンサーのうち、ある1つのセンサーを代表センサーと決定し、残りセンサーのセンサー情報を受信せず代表センサーに限ってセンサー情報を受信することができる。すなわち、センサー情報処理装置100は代表センサーを除いた残りセンサーにとってセンサー情報を送信しないか、或いはセンサー情報を収集しないようにするリクエストを送信することができる。
【0026】
代表センサーを決定する基準は、場合によって多様に選定されることができる。センサー情報処理装置100は受信したセンサー情報に基づいて代表センサーを選定することができる。具体的にセンサー情報処理装置100はセンサー情報に含まれたセンサーデータまたはセンサー関連情報のうちの少なくともいずれか1つに基づいて代表センサーを決定することができる。代表センサーが決定されると、センサー情報処理装置はセンサー情報を送信した電子装置にセンサー情報応答をフィードバック情報として送信することができる。センサー情報処理装置100からセンサー情報応答を受信した複数のセンサー101、102、103、104及び105はセンサー情報応答の内容によって任意の時間の間にセンサー情報処理装置100でセンサー情報を送信しないか、センサーを用いたセンサーデータ収集をしないこともある。または、一定条件が満足するまでセンサー情報処理装置100でセンサー情報を送信しないか、センサーを用いたセンサーデータ収集をしないこともある。このような動作を通じて複数の家電機器に備えた複数のセンサー101、102、103、104及び105の電力リソース、通信リソース、メモリーリソースなどの使用効率が増加されることができる。
【0027】
以下、上述したセンサー情報処理装置100及び複数のセンサー101、102、103、104及び105を備えた電子装置の動作に対してより詳細に説明する。
【0028】
図2は、本発明のセンサー情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【0029】
図2によれば、本発明のセンサー情報処理装置は少なくとも1つ以上の電子装置からセンサー情報を受信することができる(201)。ここで電子装置は少なくとも1つ以上のセンサーを備えることができる。センサー情報は電子装置が備えた少なくとも1つのセンサーが収集したデータであるセンサーデータを含み、センサーデータは時間によって記録された値であることができる。また、センサー情報はセンサーデータ及び電子装置に係る情報であるセンサー関連情報をさらに含むことができる。具体的に、センサー関連情報はセンサーデータに係るものでセンサーデータを収集したセンサーの種類、位置などに関する情報と電子装置に係るものでセンサー情報を送信するセンサーのリスト(list)または個数、センサーの電源類型、センサー情報を送信する信号の出力、センサー情報を記憶するメモリーサイズなどに関する情報を含むことができる。
【0030】
本発明の一実施形態によれば、センサー情報処理装置がセンサー情報を受信する方法は、センサーを備えた電子装置にセンサー情報の送信をリクエストする方法と電子装置でセンサー情報を周囲端末で放送(broadcasting)する方法があり得る。具体的にセンサー情報を受信する方法に対しては
図3を通じてより詳細に説明する。
【0031】
センサー情報処理装置は、受信したセンサー情報に基づいて代表センサーを決定することができる(203)。センサー情報処理装置は受信したセンサー情報の中でセンサー関連情報によって同一類型のセンサー別でグループ化(grouping)できる。すなわち、センサー関連情報に含まれたセンサーの種類によって同一種類のセンサーから収集されたデータ同士グループ化できる。例えば、温度センサーデータは温度センサーデータ同士、湿度センサーデータは湿度センサーデータ同士グループ化できる。そして、各センサーデータ間の一定のパターンがあるか否か判断することができる。センサー情報処理装置が受信するセンサーデータは任意の空間に存在する電子装置に備えたセンサーが収集したことで、その変化パターンを一致させることができる。したがって、一定のパターンをセンサーデータ間の相互比較を通じて一定のパターンを獲得することができる。センサー情報処理装置は一定のパターンを見せるセンサーを関連センサーと決定して管理することができる。センサー情報処理装置は一定のパターンが獲得されると、関連センサーのうちのいずれか1つを代表センサーと決定することができる。具体的に代表センサーを決定する方法に対しては
図4を通じてより詳細に説明する。
【0032】
センサー情報処理装置は、代表センサーが決定されると、段階205で代表センサー関連情報を各電子装置で送信することができる。代表センサー関連情報は代表センサーのセンサーデータまたはパターン、代表センサーのセンサー関連情報、休眠状態関連情報のうちのいずれか1つ以上を含むことができる。代表センサーのセンサー関連情報は、センサー情報処理装置が受信した代表センサーのセンサー関連情報であり、休眠状態関連情報は代表センサーを除いた残りセンサーの動作を指示する情報であることができる。具体的に、休眠状態関連情報は関連センサーの中で代表センサー以外のセンサーの動作を一定時間の間にオフ(OFF)させたり、センサーデータを送信しないようにしたり、代表センサーのパターンと相違するパターンが獲得されるまでセンサーデータを送信しないようにすることを指示する情報を含むことができる。代表センサー関連情報による多様な実施形態は
図7乃至
図8を通じてより詳細に説明する。
【0033】
図3は、本発明によるセンサー情報処理装置が電子装置からセンサー情報を受信する方法を示す図面である。
【0034】
センサー情報処理装置310は、電子装置300からセンサーデータ及びセンサー関連情報を含むセンサー情報を受信することができる。
図3によれば、センサー情報処理装置310は電子装置300へセンサー情報の送信をリクエストすることができる(301;Subscription request)。すなわち、センサー情報処理装置310が持続的に電子装置300からセンサー情報を受信するのではなく、センサー情報処理装置310のリクエストに従ってセンサー情報を受信することができる。センサー情報処理装置は代表センサーを決定する必要がある場合、センサー情報の送信をリクエストすることができる。センサー情報処理装置310が電子装置300へ送信するセンサー情報送信リクエストには電子装置300がセンサー情報を送信するためのイベント条件が含まれることができる。すなわち、任意の時間が過ぎた後にセンサー情報を送信したり、センサーデータが任意のサイズを超過する場合に限りセンサー情報を送信することをリクエストすることができる。
【0035】
電子装置300はセンサー情報処理装置310にセンサー情報送信リクエストに対する応答でセンサー情報送信応答(ACK)を送信することができる(302)。
【0036】
303段階で、電子装置はイベント(event)によってセンサーからセンサーデータを収集することができる。電子装置のセンサーがセンサーデータを収集することはセンサー情報処理装置310のセンサー情報送信リクエスト301に従って行われることができる。すなわち、センサー情報送信リクエスト301を受信した後から直ちにセンサーデータを収集することもでき、任意の時間が経過した後にセンサーデータを収集することができる。または、しきい値を超過するセンサーデータ値が検出されると、センサーデータを収集することができる。または、センサーデータを予め設定された時間周期によって続いて収集しているから、303段階でイベントの発生によってセンサー情報をセンサー情報処理装置310へ送信することができる(304)。
【0037】
センサー情報処理装置310は受信したセンサー情報に対する応答(ACK)で、センサー情報応答を電子装置300へ送信することができる(305)。
【0038】
図3ではセンサー情報処理装置310が電子装置300でセンサー情報送信リクエスト301)をすることによって電子装置300がセンサー情報処理装置310でセンサー情報を送信する方法を示しているが、これはセンサー情報処理装置310がセンサー情報を獲得する1つの実施形態だけで、
図3で説明した方式に限定されない。すなわち、電子装置300が獲得したセンサー情報をブロードキャスティング(broadcasting)方式で送信し、センサー情報処理装置310が必要によりブロードキャスティングされた送信からセンサー情報を獲得することもできる。
【0039】
図4は、センサー情報処理装置が代表センサーを決定する方法を示すフローチャートである。
【0040】
図4によれば、センサー情報処理装置は
図3による方法または電子装置がブロードキャスティングする方法で、送信したセンサー情報を獲得し、獲得したセンサー情報に基づいて代表センサーを決定することができる。すなわち、
図4は
図2の203段階が行われる過程を示したフローチャートである。
【0041】
401段階でセンサー情報処理装置は獲得したセンサー情報をセンサーの種類によってグループ化する。センサー情報の中でセンサー関連情報によって同一類型のセンサー別でデータをグループ化できる。また、センサー情報処理装置はセンサーの種類ではない他の属性に基づいてセンサーデータをグループ化することもできる。例えば、センサー情報処理装置はセンサーの種類によってセンサーをグループ化でき、温度センサーデータは温度センサーデータ同士、湿度センサーデータは湿度センサーデータ同士グループ化することができる。
【0042】
403段階で、センサー情報処理装置はグループ化されたセンサー情報のセンサーデータの間にデータパターンが一致するか否かを判断する。センサーデータは温度データ、湿度データなどを意味し、これらデータは時間による値を含むことができる。したがって、時間によるデータの増減パターンが一致するのか判断して一定の類型のパターンがあるか否かを判断することができる。本発明でセンサーデータ処理装置が獲得したセンサーデータは各電子装置に備えたもので、各電子装置は一定の空間または範囲に存在しているので、特別な事情がない限り類似のセンサーデータパターンを持つことができる。
【0043】
センサーデータのパターンが互いに一致しなくて共通されたパターンを抽出することができない場合、センサー情報処理装置は新しいセンサー情報を受信し(405)、新たに受信したセンサーデータのグループ化を行うことができる(401)。
【0044】
403段階で、互いに一致するセンサーデータのパターンがある場合、センサー情報処理装置は各センサーデータを収集したセンサー間の関係を設定することができる(407)。具体的にセンサー情報処理装置は各センサーデータが代表されるパターンから何の差があるかを判断し、センサー間の関係を設定することができる。すなわち、センサーAはセンサーBと同じセンサーであり、同じセンサーデータパターンを持っている場合、センサーAとセンサーBを1つのファミリセンサーで分類して管理することができる。1つのファミリセンサーには少なくとも2つ以上のセンサーが含まれることができる。センサーをグループ化してファミリセンサーで分類する場合、センサー情報に含まれたセンサー関連情報が用いられることができる。
【0045】
409段階で、センサー情報処理装置は407段階で決定されたセンサー間の関係、すなわち、ファミリセンサーで分類された少なくとも2以上のセンサーの中で代表センサーを決定することができる。
【0046】
本発明で代表センサーを決定する基準は各センサーのセンサー情報に含まれたセンサー関連情報を用いて決定することができる。当該センサーが備えた電子装置の電源類型に基づいて代表センサーを決定することができる。すなわち、バッテリーを用いて動作する電子装置と有線電源を用いて動作する電子装置の間には有線電源を用いて動作する電子装置に備えたセンサーを代表センサーと決定し、バッテリーで動作する電子装置のバッテリー効率を増加させることができる。
【0047】
多様な実施形態で、センサー情報処理装置は、
図3で電子装置がセンサー情報処理装置から受信したセンサー情報送信リクエスト(Subscription Request)のリスト(List)に基づいて代表センサーを決定することができる。センサー情報送信リクエストが多い電子機器はより多い通信トラフィックを用いて通信資源の効率側面で1つの電子機器に多くの通信負荷が集中されることができる。したがって、センサー情報送信リクエスト(Subscription request)のリスト(List)が少ない電子装置、すなわちセンサー情報送信リクエストが少ないセンサーを代表センサーで選定して全体的な通信リソースの効率的操作を図ることができる。
【0048】
本発明の一実施形態で、センサー情報処理装置は、受信したセンサー情報に含まれたセンサー関連情報を用いて決定することができる。具体的に、各センサー情報を送信した電子装置の受信信号強度によって代表センサーを決定することができる。受信信号の強度が大きい電子装置はより近くに位置したりより高い電力送信レベルで動作する電子装置であるか、受信されるセンサー情報の正確度が高いことであることができる。受信したセンサー情報の受信信号強度が強い電子装置が備えたセンサーを代表センサーと決定する場合、より正確なセンサー情報が受信され、高い電力効率が達成されることができる。
【0049】
409段階で前記多様な実施形態によって代表センサーが決定されると、
図2の205段階で進行して代表センサー関連情報を各センサー情報を送信した電子装置で送信することができる。ここで代表センサー関連情報は代表センサーのセンサーデータまたはパターン、代表センサーのセンサー関連情報、休眠状態関連情報、センサー間の関係設定情報、ファミリセンサー情報のうちのいずれか1つ以上を含むことができる。代表センサーのセンサー関連情報はセンサー情報処理装置が受信した代表センサーのセンサー関連情報であり、休眠状態関連情報は代表センサーを除いた残りセンサーの動作を指示する情報であることができる。具体的に休眠状態関連情報は関連センサーの中で代表センサー以外のセンサーの動作を一定時間の間にオフ(OFF)させたり、センサーデータを送信しないようにするか、代表センサーのパターンと相違するパターンが獲得されるまでセンサーデータを送信しないようにすることを指示する情報を含むことができる。
【0050】
図5は、本発明の実施形態による、代表センサーを決定し、代表センサー関連情報によって各センサーの動作のグラフを示すダイヤグラムである。
【0051】
図5によれば、センサー情報処理装置が受信したセンサーデータはセンサー1及びセンサー2が収集した時間による値である。センサー1及びセンサー2は同じ種類のセンサーで、2つのセンサーは互いにファミリセンサーの関係があり得る。さらに、
図5のグラフで示したように各センサーが収集したデータは同じ形態のパターンを示す。この場合、
図4で説明した多様な実施形態によって代表センサーを決定することができる。
図5ではセンサー1が代表センサーで決定された場合を示す。この場合、センサー情報処理装置はセンサー1の値を代表センサーのデータで記憶し、センサー2が送信したセンサーデータを削除することができる。また、センサー2にセンサー1の代表センサー関連情報を送信してセンサー2を備えた電子装置にとってセンサー情報の送信を中止するようにできる。
【0052】
図6は、本発明のまた他の実施形態による、代表センサーを決定し、代表センサー関連情報によって各センサーの動作のグラフを示したダイヤグラムである。
【0053】
図6によれば、センサー情報処理装置が受信したセンサーデータはセンサー1及びセンサー2が収集した時間による値である。
図6のように、センサー1及びセンサー2は同じ種類のセンサーで2つのセンサーは互いにファミリセンサーの関係があり得る。また、
図6のグラフで示したように各センサーが収集したデータは同じ形態のパターンを示す。ただ、
図6のグラフと
図5との差異は、
図5は2つのセンサーのデータがほとんど同じ値を持つという点であるが、
図6ではパターンは同一であるが時間によるセンサー値の差が維持されるという点である。したがって、この場合、センサー情報処理装置は
図5のように単純にセンサー2の値を削除してセンサー2にセンサー情報を送信することを中止する代表センサー関連情報を送信するのではなく、センサー2に対する値も記憶する必要がある。ただ、メモリーの効率的な操作側面でセンサー2の値が代表センサーであるセンサー1の値と同じパターンを示しているので、センサー1とセンサー2のデータ値の差異のみを記憶し、センサー2にとってセンサー1に対する代表センサー関連情報を送信する時に活用することができる。代表センサーのデータ全部を送信するのではない、代表センサーのデータがセンサー2のデータと差があることを送信し、代表センサーのデータを送信することに代替することができる。この場合、センサー2は当該代表センサーのデータとの差異値のみを受信してセンサー1のデータを演算することができる。センサー情報処理装置はセンサー1の値を代表センサーのデータで記憶し、センサー2が送信したセンサーデータを削除することができる。また、センサー1とセンサー2のデータ差異値を記憶し、これをセンサー2に送信してセンサー2を備えた電子装置にとってセンサー情報の送信を中止するようにできる。
【0054】
上述した
図5及び
図6に対する説明はセンサー情報処理装置が代表センサーを決定し、それに対する代表センサー関連情報を各電子装置に送信する場合に適用されることができる。また、
図5乃至6の処理は、センサー情報処理装置が選択的に行うことができる。すなわち、差異値がしきい値未満の場合には
図5の場合のように差異値を記憶しないこともあり、差異値がしきい値以上の場合には差異値を記憶したり送信することができる。
【0055】
図7は本発明による、各センサーを備えた電子装置の動作を示すフローチャートである。
【0056】
図7によれば、電子装置に備えたセンサーはセンサーデータを収集することができる(701)。センサーの種類によって当該センサーを備えた電子装置の例示は次の表1の通りである。
【0058】
各センサーは温度、湿度または照度などのセンサー類型によるセンサーデータを収集することができる。センサーが収集したセンサーデータは時間による値であることができる。
【0059】
電子装置は収集したセンサーデータ及びセンサー関連情報を含むセンサー情報をセンサー情報処理装置で送信することができる(703)。この場合、センサー情報処理装置から予めセンサー情報の送信をリクエストするメッセージ(Subscription Request)を受信した場合であることができ、当該センサー情報送信リクエストは各センサー別でリスト化して管理されることができる。ここでセンサーデータは各センサーが測定または収集したデータその自体であることができる。センサー関連情報は、センサーの種類、センサーの位置、センサーの電源類型、センサー情報を送信する信号の出力またはセンサーのセンサー情報リクエストリスト(Subscription Request List)などに関する情報を含むことができる。
【0060】
センサー情報処理装置は受信したセンサー情報に基づいて代表センサーを決定し、代表センサー関連情報を各電子装置へ送信することができる。すなわち、電子装置はセンサー情報処理装置から代表センサー関連情報を受信することができる(705)。ここで代表センサー関連情報は代表センサーのセンサーデータまたはパターン、代表センサーのセンサー関連情報、休眠状態関連情報、センサー間の関係設定情報、ファミリセンサー情報のうちのいずれか1つ以上を含むことができる。
【0061】
電子装置は707段階で受信した代表センサー関連情報に基づいて自分の備えたセンサーが代表センサーであるか否かを判断することができる。判断結果、自分のセンサーが代表センサーの場合には前記701段階乃至705段階を繰り返すことができる。
【0062】
707段階で判断結果、自分の備えたセンサーが代表センサーではない場合には新しいセンサーデータを収集し(709)、新しいセンサーデータが代表センサーのパターンと許容偏差以内であるかを判断することができる(711)。判断結果、代表センサーのデータと許容偏差以内の場合には代表センサーを再決定する必要がないので、709段階乃至711段階を繰り返すことができる。
【0063】
711段階で判断結果、代表センサーのデータパターンと許容偏差を超過する新しいセンサーデータが収集された場合にはセンサー情報処理装置にとって代表センサーを再決定する必要があるので、パターン再検査リクエストを送信することができる(713)。
【0064】
図8は、本発明によるセンサー情報処理装置がパターン再検査リクエストを受信した場合の動作を示したフローチャートである。
【0065】
図8によれば、センサー情報処理装置は代表センサーのデータパターンと許容偏差を超過する新しいセンサーデータを収集したセンサーを備えた電子装置からパターン再検査リクエストを受信することができる(801)。すなわち、
図8でセンサー情報処理装置は事前に各電子装置からセンサー情報を受信し、受信したセンサー情報に基づいて代表センサーを決定した後、決定された代表センサー関連情報を各電子装置で送信したことを仮定する。
【0066】
センサー情報処理装置は電子装置が送信したセンサーデータと予め記憶された代表センサーのデータを比べてパターンが一致するか否かを判断することができる(803)。判断結果、相変らず電子装置が送信したセンサーデータが代表センサーのパターンと一致する場合には代表センサーを再決定する必要がないので、何らの動作を取らないこともある。
【0067】
しかし、803段階で判断した結果、電子装置が送信したセンサーデータが代表センサーのデータパターンと一致しない場合にはこれ以上代表センサーのデータが残りセンサーのデータを代表することができない。したがって、センサー情報処理装置はセンサー間の関係設定を解除することができる(805)。すなわち、これ以上、当該センサー同士ファミリセンサー関係に置かれていると判断し難いので、センサー間の関係を解除することができる。また、代表センサーの再決定必要が生じたので事前に各電子装置に送信した代表センサー関連情報に含まれた休眠状態設定情報を変更する必要がある。すなわち、各電子装置が備えたセンサーが収集したセンサー情報をさらに受信し、受信した新しいセンサー情報に基づいて代表センサーを決定する必要があるので、先だって電子装置へ送信した代表センサー関連情報に含まれた休眠状態設定情報を変更して送信することができる(807)。ここで変更された休眠状態設定情報は
図3のセンサー情報送信リクエスト(Subscription Request)と共に送信されることができる。
【0068】
休眠状態設定情報は、関連センサーの中で代表センサー以外のセンサーの動作を一定時間の間にオフ(OFF)させたり、センサーデータを送信しないようにしたり、代表センサーのパターンと相違するパターンが獲得されるまでセンサーデータを送信しないようにすることを指示する情報を含むことができる。したがって、代表センサー関連情報に含まれた休眠状態設定情報は休眠状態にオン(On)として送信されることができ、
図8の場合は休眠状態をオフ(Off)と設定して送信することができる。
【0069】
前記変更された休眠状態を受信した電子機器は当該センサーの休眠状態をオフ(Off)で転換し、さらにセンサーデータを収集して当該センサーデータを含むセンサー情報をさらにセンサー情報処理装置で送信することができる。
【0070】
図9は、本発明の一実施形態によるセンサー情報処理装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。
【0071】
図9によれば、本発明のセンサー情報処理装置は、通信部901、制御部903及び記憶部905を含むことができる。
【0072】
図9では通信部901、制御部903及び記憶部905だけが示されているが、制御部903外に多様な機能を行う各種モジュールがあり得る。ただ、本明細書では便宜上、制御部903がすべての機能を行うことで説明する。
【0073】
通信部901はセンサー情報処理装置のデータ通信を行う。
【0074】
制御部903は少なくとも1つ以上の電子装置からセンサー情報を受信し、受信したセンサー情報に基づいて電子装置が備えた少なくとも1つ以上のセンサーのうちのいずれか1つのセンサーを代表センサーと決定し、少なくとも1つ以上の電子装置で代表センサー関連情報を送信することができる。
【0075】
記憶部905は、代表センサー関連情報を記憶することができる。
【0076】
多様な実施形態で、センサー情報は、少なくとも1つ以上のセンサーが収集したセンサーデータ及びセンサーと電子装置に関するセンサー関連情報から構成され、センサー関連情報は、センサーの種類、位置、センサー情報を送信するセンサーのリスト、センサーの電源類型、センサー情報を送信する信号の強度またはセンサー情報を記憶するメモリーサイズのうちの少なくともいずれか1つに関する情報を含むことができる。
【0077】
また、代表センサー関連情報は、決定された代表センサーのセンサーデータまたはパターン、代表センサーのセンサー関連情報、休眠状態関連情報、センサー間の関係情報またはファミリセンサー情報のうちのいずれか1つを含むことができる。
【0078】
制御部903は電子装置でセンサー情報送信リクエストを送信し、電子装置が送信したセンサー情報を受信することができる。また、制御部903はセンサー情報に含まれた少なくとも1つ以上のセンサーが収集したセンサーデータをセンサーの種類によってグループ化し、グループ化したセンサーデータのパターンが互いに一致するか否かを判断し、判断結果、一致するセンサーデータパターンを持つセンサーをファミリセンサーと決定し、ファミリセンサーのセンサーのセンサー関連情報に基づいて代表センサーを決定することができる。また、制御部903はファミリセンサーの中で有線電源によって動作する電子装置に備えたセンサーを代表センサーと決定したりファミリセンサーの中でセンサー情報を送信するセンサーの数が最も少ないセンサーを代表センサーと決定したりファミリセンサーの中でセンサー情報の受信信号強度が最も大きいセンサーを代表センサーと決定することができる。
【0079】
図10は、本発明の電子装置の構成を示す装置図である。
【0080】
図10によれば、本発明の電子装置は通信部1001、制御部1003、記憶部1005及びセンサー部1007を含むことができる。
【0081】
図10では通信部1001、制御部1003、記憶部1005及びセンサー部1007だけを含むことに示されたが、制御部1003外に多様な機能を行う各種モジュールがあり得る。ただ、本明細書では説明の便宜上、制御部903がすべての機能を行うことで説明する。
【0082】
通信部1001はデータ通信を行うことができる。
【0083】
センサー部1007はセンサーデータを収集することができる。
【0084】
記憶部1005はセンサー情報及び前記代表センサーに関する情報を記憶することができる。
【0085】
制御部1003は、センサーデータ及び少なくとも1つのセンサーと電子装置に関する情報であるセンサー関連情報を含むセンサー情報をセンサー情報処理装置で送信し、センサー情報処理装置が決定した代表センサーに関する情報を受信することができる。
【0086】
本発明の一実施形態によれば、センサー関連情報は、センサーの種類、位置、センサー情報を送信するセンサーのリスト、センサーの電源類型、センサー情報を送信する信号の強度またはセンサー情報を記憶するメモリーサイズのうちのいずれか1つに関する情報を含むことができる。また、代表センサーに係る情報は、一定の代表センサーのセンサーデータまたはパターン、代表センサーのセンサー関連情報、休眠状態関連情報、センサー間の関係情報またはファミリセンサー情報のうちのいずれか1つを含むことができる。
【0087】
また、制御部1003は、少なくとも1つのセンサーが代表センサーであるか否かをさらに判断することができ、判断結果、代表センサーではない場合、予め設定された時間が経過した後にセンサー情報を送信したり代表センサーのセンサーデータパターンと許容偏差を超過するセンサーデータが発生すればセンサー情報を送信することができる。
【0088】
上述した実施形態ですべての段階は選択的に遂行の対象となるか、或いは省略の対象となることができる。また、各実施形態で段階は必ず順に起きる必要は無く、後先にすることができる。一方、本明細書及び図面に開示された本明細書の実施形態は本明細書の技術内容を容易に説明して本明細書の理解を助けるために特定例を提示したものであって、本明細書の範囲を限定しようとするものではない。すなわち、本明細書の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であるということは本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明なものである。
【0089】
一方、本明細書及び図面には本発明の好ましい実施形態に対して開示した。たとえ特定用語が用いられたが、これはただ本発明の技術内容を容易に説明して発明の理解を助けるための一般的な意味で用いられたもので、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の以外にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であるということは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明なものである。したがって、本発明の範囲は実施形態に限定されることに定義されてはいけないし、添付された請求項及びそれと同等なもので定義されなければならない。