【実施例】
【0016】
以下、本発明の実施例に係る連続ビス締付機について、各図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
本実施例に係る連続ビス締付機1は、
図1に示すように、この連続ビス締付機1の操作者が片手で握り、下方に突出させたビットBを回転駆動してビスSを目的箇所に締め付け操作するためのグリップユニット2と、前記グリップユニット2の下部に配置され前記ビットBによる回転力を利用してビスSを目的箇所に締め付けるビス締付機本体ユニット3と、前記ビス締付機本体ユニット3の後部に着脱可能に配置され、このビス締付機本体ユニット3に対してビスSを連続的に供給するマガジンユニット4と、前記グリップユニット2の上部に配置されるとともに、前記グリップユニット2に対して挿脱可能に、高さ調整可能に構成し、連続ビス締付機1の操作者が両手で(又は片手で)握って操作するハンドルユニット5と、を有している。
【0018】
本発明においては、前記ハンドルユニット5を必須の構成とするものではない。当該ハンドルユニット5は前記グリップユニット2の上部に装着脱自在となるように構成している。本実施例に係る連続ビス締付機1の使用に際しては、当該ハンドルユニット5を装着して使用するか、また、ハンドルユニット5を装着しないで使用するかは自在である。
【0019】
前記ビットBは、一般工具のドライバーに相当する部材であり、断面形状が六角形状の軸から成るものである。このビットBの両端には、ビスの頭部、例えば+溝などの係合溝に係合する係合凸部を形成し、この係合凸部の近傍に、噛み合わせ用の溝が円周方向に形成してあるものである。
【0020】
前記グリップユニット2の外観構成について、
図1、
図2を参照して説明する。
【0021】
前記グリップユニット2は、操作者が片手を挿入し握るための空間を形成する表裏2枚構成のハンドルカバー11、及びこのハンドルカバー11の上部を覆うエンドカバー12と、ハンドルカバー11の下部に配置する筒形状のハウジング13と、このハウジング13の下部に順に添設する下第1カバー14a、下第2カバー14bと、前記下第2カバー14bの更に下部に添設するブロックヘッド15と、を有している。
【0022】
前記エンドカバー12の下面側には、後述する回転駆動源23の回転開始又は回転停止を行うためのトリガースイッチ16を配置するとともに、その隣りには、回転駆動源23を正転又は逆転するためのディレクションレバー17を取り付けている。
【0023】
前記トリガースイッチ16、ディレクションレバー17は、一体型に構成し、偶発的な正転、逆転切り替え防止を図っている。
【0024】
また、前記エンドカバー12の前部側には、前記ハンドルユニット5の下端側を挿入する表面に凹凸のないハンドルユニット挿入口18を設けるとともに、前記ハンドルカバー11の前部には前記ハンドルユニット5をグリップユニット2自体に固定し又は固定解除を行うハンドルユニットロックレバー19を配置している。
【0025】
すなわち、前記グリップユニット2の前記エンドカバー12、ハンドルカバー11、ハウジング13の内部には、前記ハンドルユニット挿入口18からハウジング13の内部に至るハンドルユニット5用の挿入空間を形成し、前記ハンドルユニット挿入口18から挿入するハンドルユニット5の外シャフト41部分を、その先端部が下第1カバー14aに当接する位置まで挿入し、前記ハンドルユニットロックレバー19を操作して当該外シャフト41を固定することで、グリップユニット2からのハンドルグリップ46の抜け止めとして作用するように構成している。
【0026】
前記ハンドルユニット挿入口18、ハンドルユニットロックレバー19について更に説明する。
【0027】
前記エンドカバー12におけるハンドルユニット挿入口18の領域には、
図9に示すように、このハンドルユニット挿入口18を閉塞又は全開するハンドルユニット挿入口カバー81をピン93により開閉可能に支持するとともに、スプリング(図示せず)によりハンドルユニット挿入口カバー81をハンドルユニット挿入口18側に付勢し、ハンドルユニット挿入口18を常時閉塞状態となるよう構成している。
【0028】
一方、前記ハンドルユニットロックレバー19は、前記ハンドルユニット挿入口カバー81の先端部に係合しハンドルユニット挿入口18が閉塞されるロック状態とするとともに、ハンドルユニットロックレバー19をレバースプリング83の弾力に抗して持ち上げるとハンドルユニット挿入口カバー81とのロックが解除されてハンドルユニット挿入口18から前記ハンドルユニット5をグリップユニット2内に挿入し得るように構成している。
【0029】
また、ハンドルユニットロックレバー19を戻すと再びハンドルユニット挿入口カバー81をロックし得るように構成している。
【0030】
このような構成によれば、前記エンドカバー12のハンドルユニット挿入口18を閉塞するハンドルユニット挿入口カバー81がこのハンドルユニット挿入口18から外方に露出せず、また、ハンドルユニット挿入口18の付近に凹凸がない構造であるため、前記グリップユニット2を操作する操作者の手が当たって痛めるというような不都合が生じることはなく、安全性を向上することができる。
【0031】
図30乃至
図32は、ハンドルユニット5の固定機構を示す説明図である。
【0032】
図30は、ハンドルユニット5のシャフト部分の挿入前の状態を示すものであり、ハンドルユニット挿入口カバー81はハンドルユニットロックレバー19のカム部19aによって内側へは開かずに固定されている状態(外側へは開かない構造)となっている。この状態で、ハンドルユニットロックレバー19を起こすと、ハンドルユニット挿入口カバー81の固定が解除されて内側へ倒すことができ、ハンドルユニット5のシャフト部分を挿入可能となる。
【0033】
図31は、ハンドルユニットのシャフト部分の挿入途中の状態を示すものであり、ハンドルユニットロックレバー19を起こした状態のままハンドルユニット挿入口カバー81を内側へ倒しながらハンドルシャフトにおける外シャフト41を挿入すると、外シャフト41のくぼみ41aがハンドルユニットロックレバー19のカム部19aに到達するまで起きた状態のまま保持されるようになっている。
【0034】
図32は、ハンドルユニットのシャフト部分の固定状態を示すものであり、外シャフト41先端を下第1カバーに当接するまで挿入し、くぼみ41aがハンドルユニットロックレバー19のカム部19aに到達すると、ハンドルユニットロックレバー19が倒れて外シャフト41が固定されるようになっている。
【0035】
前記グリップユニット2におけるエンドカバー12の後部には、
図2に示すように、本実施例に係る連続ビス締付機1の動作に必要な電力供給用の電源コード(図示せず)を保持するためのコード保持部20を取り付けている。
【0036】
前記ブロックヘッド15は、
図3に示すように、前記グリップユニット2と、前記ビス締付機本体ユニット3との間に介在させる平行配置の一対のガイドポール21a、21bの外周に対して上下動可能に装着する左右一対のガイドポール挿入筒15a、15bを平行配置で備えるとともに、一対のガイドポール挿入筒15a、15bの下部位置の中間部にはビットBが挿通されるビット挿入筒15cを設けている。
【0037】
そして、前記グリップユニット2により上端部を保持したビットBが、ビット挿入筒15cを貫通する状態で下方に突出させ、このビットBの下端側を前記ビス締付機本体ユニット3の内部に臨ませている。
【0038】
また、前記ブロックヘッド15の上面側から前記ビット挿入筒15cの上方位置にわたって、詳細は後述する回転駆動部22の構成要素を収容する収容穴15dを設けている。
【0039】
次に、
図4、
図5を参照して前記グリップユニット2における前記ビットBを回転駆動する回転駆動部22の構成について概説する。
【0040】
前記回転駆動部22は、前記トリガースイッチ16の操作により回転する回転駆動源23と、この回転駆動源23の回転力を前記ビットBに伝達するビット回転駆動機構部24と、を具備している。
【0041】
前記回転駆動源23は、
図5に拡大して示すように、前記グリップユニット2内に上下対向状態で固定配置された一対の軸受24a、24bと、この一対の軸受24a、24bにより原動軸24cを回転可能に支持した直流電圧により回転するとともに、前記ディレクションレバー17の動作で正転又は反転するようにした駆動モータ25と、前記駆動モータ25に直流電圧を印加するためのブラシ26と、前記駆動モータ25の周りに配置したステーター27とを具備し、原動軸24cの下部に前記ビット回転駆動機構部24を構成する第1歯車28を取り付けている。
【0042】
本実施例においては、前記一対の軸受24a、24bのうち軸受24aはプラスチックのハウジングを用い、軸受24bはアルミ製のブロックを用いて前記グリップユニット2内の所定箇所に固定するように構成し、回転駆動部22におけるギヤ付近の精度向上と剛性向上を図っている。
【0043】
前記ビット回転駆動機構部24は、
図4に示すように、前記第1歯車28と、前記グリップユニット2内に配置した同軸配置の第2歯車29及び第3歯車30と、前記ビットBと同軸配置の第4歯車31と、クラッチ32と、軸受(ニードルベアリング)33と、ソケット34と、スリーブ35と、前記ビットBの上部を保持し、ビットの締め付け深さを調整するビット調整ダイアル36と、を具備している。
【0044】
前記クラッチ32、軸受33、ソケット34、スリーブ35、及びビット調整ダイアル36は、前記ビットB及び第4歯車31と同軸配置となるように構成している。
【0045】
また、ビット調整ダイアル36の外周部は、前記ブロックヘッド15のビット挿入筒15cの下部において露出し、操作者の指操作が可能となるように構成している。
【0046】
前記一対の軸受24a、24bのうち軸受24b、及び第2歯車29及び第3歯車30を支持する軸受類は、全てアルミ製のブロック(図示せず)を用いて前記グリップユニット2内の所定箇所に固定するように構成し、回転駆動部22の精度向上と剛性向上を図っている。
【0047】
次に、前記ハンドルユニット5について説明する。
【0048】
前記したように、本発明においては、前記ハンドルユニット5を必須の構成とするものではなく、当該ハンドルユニット5は前記グリップユニット2の上部に装着脱自在となるように構成している。本実施例に係る連続ビス締付機1の使用に際しては、当該ハンドルユニット5を装着して使用するか、また、ハンドルユニット5を装着しないで使用するかは自在である。
【0049】
そして、装着脱自在となるように構成したハンドルユニットを装着して使用する場合、当該ハンドルユニットの操作性向上を発揮することができる。具体的には、後記するように、ハンドルユニットは外シャフト、内シャフトの二重構造、すなわち、具体的には外シャフトがグリップユニットに入る構成とすることで、グリップユニットからのハンドルグリップの突出長さ、すなわち、長短調整の長さ範囲を広くすることができ、この種の従来機器においては数種類の長さ設定が必要であったものが、本発明構成では単一設定で当該作用、効果を実現できるとともに、上記長短調整の固定の点においても、この種の従来機器においては単に挟み込んでいたので緩んで長さがずれることがあったのに対し、本発明構成では窪みにピンを挿すだけで当該ずれを解消できる連続ビス締付機を実現できる。
【0050】
図33乃至
図35は、ハンドルユニット5の抜け止め機構を示す説明図である。
【0051】
図33は、ハンドルユニット5のハンドルシャフトにおける外シャフト41の先端から見た状態を示し、
図34及び
図35は、
図33の中央断面図であり、後述するハンドルブロック43の固定用の皿ボルト43aと内シャフト42先端に両端が突設するように設けたストッパーピン42bとが接触して抜け止めとなるように構成されている。
【0052】
前記ハンドルユニット5は、
図1に示すように、筒体状の外シャフト41と、同じく筒体状の内シャフト42との2重構造で、前記内シャフト42を外シャフト41に対して摺動可能に組み込んでいる。
【0053】
また、前記外シャフト41の上端部外周にハンドルブロック43を4本の皿ボルト43aにより取り付け、このハンドルブロック43の側壁部に螺合したハンドルノブ44のねじ先端部を、外シャフト41の内部に位置する内シャフト42の側壁部に当接させ前記ハンドルノブ44を締め付けることにより、外シャフト41と内シャフト42とを一体的に固定し、また、前記ハンドルノブ44を緩めることにより、前記内シャフト42を外シャフト41に対して摺動可能とするように構成している。
【0054】
更に、前記内シャフト42の上端部に、ハンドルバーブロック45を介してハンドルバー47を左右同寸法に、かつ、水平配置に取り付け、ハンドルバー47に対して一対のハンドルグリップ46を取り付けている。
【0055】
このようなハンドルユニット5の構成により、前記ハンドルノブ44の締め付け又は緩め操作により、前記内シャフト42の外シャフト41に対する突出位置の調整を可能としている。
【0056】
図36、
図37は、本実施例に係るハンドルユニット5の長さ調節機構を示す説明図である。
【0057】
図36は、ハンドルユニット5の内シャフト42と外シャフト43とが固定された状態を示し、ハンドルノブ44を右に回して締め付けることで、インサートシャフト44aによって固定ヘッド44bが内シャフト42の皿穴部42aに押し付けられている状態を示している。
【0058】
図37は、ハンドルユニット5の長さ調節をする際の状態を示し、ハンドルノブ44を左に最後まで回して緩めると、固定ヘッド44bが内シャフト42の皿穴部42aにばね44cの力だけで押し付けられ、内シャフト42をスライドさせたとき、固定ヘッド44bは内シャフト42の皿穴部42aから乗り上げるようにハンドルノブ44側にストロークして逃げるため、内シャフト42は固定ヘッド44bと皿穴部42aとが当接しながらカチカチと音を立ててスライドしてハンドルユニットの長さ調節が可能なように構成されている。
【0059】
すなわち、本実施例によれば、前記内シャフト42の外シャフト41に対する突出位置の調整構造により、前記ハンドルグリップ46のグリップユニット2に対する高さ調整、従って、連続ビス締付機1におけるハンドルグリップ46の高さ調整を可能として、操作者の身長の相違に柔軟に対応し得るように構成している。
【0060】
次に、
図6乃至
図8を参照して、前記グリップユニット2と、前記ビス締付機本体ユニット3との連結構造について説明する。
【0061】
前記グリップユニット2と、前記ビス締付機本体ユニット3との間には、
図6に示すように、前記ブロックヘッド15に上端部を連結し、下端側を前記ビス締付機本体ユニット3内に臨ませた詳細は後述するフィードレバー操作体50を配置している。
【0062】
前記フィードレバー操作体50は、
図6に示すように、一対の長方形平板状のストッパープレート51a、51bを具備し、これらの上端部を纏めてプレート取り付けブロック53を介して前記ブロックヘッド15の裏面側に取り付け、これらの下端側を垂直下方に垂下し、前記ビス締付機本体ユニット3における詳細は後述するフィードレバー64に係合させるように構成している。
【0063】
すなわち、前記ブロックヘッド15の表面側から裏面側に順にストッパープレート51b、51aを配置し、
図7に示すように、前記ストッパープレート51a、51bの下端部間に水平方向に取り付けた軸ピン54により回転可能に支持したストッパーローラー55をフィードレバー64のストップ用凹陥部64aに係合し得るように構成している。
【0064】
また、
図8に示すように、一対の長方形平板状のストッパープレート51a、51bの下端部間に水平方向に取り付けたフィードレバーピン68により回転可能に支持したフィードレバー回動用ローラー55をフィードレバー64の斜面部64bに係合し得るように構成している。
【0065】
次に、前記ビス締付機本体ユニット3について、
図1及び
図10乃至
図14を参照して詳述する。
【0066】
前記ビス締付機本体ユニット3は、外観形態を画する箱形状のフィーダブロック62を主要な構成部品とし、前記グリップユニット2から突出されたビットBの先端部を前記フィーダブロック62内の締付作用位置に臨ませている。
【0067】
また、前記ビス締付機本体ユニット3は、ビス締付機本体ユニット3における締付動作に連動して、前記ビス締付機本体ユニット3の
図10又は
図20における側部から供給されるビスロープ6の帯状部材7に取り付けた各ビスSを、前記締付作用位置に送り込むビス送り機構部61を組み込んでいる。
【0068】
前記フィーダブロック62の上面部には、前記グリップユニット2におけるブロックヘッド15の一対のガイドポール挿入筒15a、15bに挿入されて、ブロックヘッド15、すなわち、前記グリップユニット2の下降、上昇動作をガイドする一対のガイドポール21a、21bの下端部が装着される一対のガイドポール受部62c、62dを設けている。
【0069】
次に、前記ビス送り機構部61について詳述する。
【0070】
前記ビス送り機構部61は、
図10乃至
図14に示すように、前記フィーダブロック62と、このフィーダブロック62の前面右側に該フィーダブロック62に対して前後方向(フィーダブロック62の奥行方向)にその位置を微調整可能に取り付けるガイドカバー63と、
リリースレバー67と、を有している。
【0071】
前記ビス送り機構部61は、
図10乃至
図14に示すように、前記フィーダブロック62と、このフィーダブロック62の前面右側に該フィーダブロック62に対して前後方向(フィーダブロック62の奥行方向)にその位置を微調整可能に取り付けるガイドカバー63と、フィードレバー64と、フィードラッチ65と、グリップフィンガー66と、
リリースレバー67と、を有していて、グリップフィンガー66の動作を
リリースレバー67でフィードラッチ65に連動させている。
【0072】
すなわち、前記フィードラッチ65とは、
リリースレバー67を用いた簡略な単一リンク構造により連動させる構成とし、また、グリップフィンガー66の動作を
リリースレバー67でフィードラッチ65に連動させる構成とし、グリップフィンガー66でフィードラッチ65を動作するように構成している。
【0073】
前記フィーダブロック62の右側前面には、
図10に示すように、ビスSの頭部を通過させるための上下2段のビス頭部用凹溝62a、62bを設けている。また、前記ガイドカバー63の後面には、前記上下2段のビス頭部用凹溝62a、62bと対抗する配置で、上下2段のビス頭部用凹溝63a、63bを設けている。
【0074】
前記フィードレバー64は、前記ビス締付機本体ユニット3内でフィードレバーピン68により垂直配置に、かつ、回動可能に支持されている。
【0075】
また、前記フィードレバー64は、
図14に単独で示すように、レバー本体64Aの上部側に前記フィードレバー操作体50に係合させる湾曲形状のストップ用凹陥部64aを設けるとともに、このストップ用凹陥部64aの下方に同じく前記フィードレバー操作体50に係合させる斜面部64bを設け、更に、レバー本体64Aの下部右側に前記フィードラッチ65に当接させる突片64cと、前記フィードラッチ65を支持するための支持板部64dとを上下2段配置に設けている。
【0076】
前記フィードラッチ65は、ビスS用のラッチ片65aと、回動受片65bとを略90度配置となるように一体形成し、両者の略中間部を、フィードラッチピン69を用いて前記支持板部64d上で回動可能に支持するように構成している。
【0077】
前記フィードラッチピン69は、前記フィードレバー64を軸支する前記フィードレバーピン68の略真下の位置に配置している。
【0078】
そして、前記ラッチ片65aをビスSの通過領域に臨ませるとともに、前記回動受片65bを前記フィードレバー64の突片64cの変位領域に臨ませている。
【0079】
前記ラッチ片65aには、ビス受凹部65cを設けている。
【0080】
前記グリップフィンガー66は、前記ビス締付機本体ユニット3内で前記フィードラッチ65よりも左側の位置においてグリップフィンガーピン70により水平配置に、かつ、回動可能に支持している。
【0081】
前記グリップフィンガー66は、その先端側のビス保持凹部66bを前記ビスSの締付作用位置の近傍に臨ませるビスS用のグリップ片66aと、リンク片66cと、指操作片66dと、の3片をグリップフィンガーピン70の位置から三方に突出した構成からなる。
【0082】
前記リンク片66cは、その先端側を前記当接受片65bの左側位置に臨ませるとともに、前記指操作片66dはその先端側を前記フィーダブロック62の左側前面に表出させるように構成している。
【0083】
前記
リリースレバー67は、その左端近傍に設けた凹部67aに前記リンク片66cの先端側を係合させ、また、その右端部を前記フィードラッチ65の当接受片65bの近傍に臨ませている。
【0084】
上述したビス送り機構部61によれば、前記フィードラッチ65を支持するフィードラッチピン69の支点を上述したように配置したことで、ビスSを保持したビスロープ6を、前記フィーダブロック62と、前記ガイドカバー63との間に差し込むだけで、前記フィードラッチ65のラッチ片65aによりビスロープ6に配置した一本のビスSを容易、迅速に送ることができる。
【0085】
すなわち、ビスSを保持したビスロープ6を、前記フィーダブロック62と、前記ガイドカバー63との間に差し込む。
【0086】
そして、前記グリップユニット2を少し下方に下降させることにより、前記フィードレバー操作体50のストッパープレート51a、51bにより支持された前記ストッパーローラー55が前記フィードレバー64の斜面部64bを下方に押し下げ、このフィードレバー64を、フィードレバーピン68を支軸として
図13において垂直方向で反時計方向に回動させる。
【0087】
これに伴い、前記突片64c、支持板部64dも、フィードレバーピン68を支軸として少し傾きながら水平方向で反時計方向に回動しつつ矢印a方向に変位する。
【0088】
同時にフィードラッチ65は、ビス受凹部65cに当接したビスSに抗してフィードラッチピン69を支軸として矢印b方向に回動し、当該ラッチ片65aの先端がビスSを通過した後、フィードラッチ65は元の位置に復帰する。
【0089】
この結果、ビスSの頭がグリップフィンガー66を矢印c’方向に押し上げながらビスロープ6に配置したビスSの締付作用位置へのビス送りをビスSの頭部とビットBとの干渉を防止しつつ簡略容易に実行することができる。
【0090】
一方、ビスロープ6を取り外すときは、グリップフィンガー66の指操作片66dを
図13に示す矢印c方向に操作するとリンク片66cを介してリリースレバー67が矢印d方向に移動し、フィードラッチ65の回動受片65bを回動させて、ラッチ片65aがビスロープ6に配置したビスSから離れる方向(矢印b方向)に回動する。
【0091】
これにより、ビスSを保持したビスロープ6を簡単にビス送り機構部61から取り外すことができる。
【0092】
上述したビス送り機構部61によれば、ビスSの頭部とビットBとの干渉を防止しつつ、前記したようにビスSの頭がグリップフィンガー66を押し上げながらビスロープ6に配置したビスSの締付作用位置へのビス送りを簡略容易に実行することができ、また、リリースレバー67を用いた単リンク構造という耐久性を高めた構成の基に、ビスSを保持したビスロープ6の取り出しを簡略容易に実行することが可能となる。
【0093】
次に、前記ビス締付機本体ユニット3に設けたギャップ調整機構部91について
図15乃至
図18を参照して詳述する。
【0094】
前記ギャップ調整機構部91は、前記フィーダブロック62の前面右側に、ガイドカバー63を前後方向に平行移動可能に取り付け、前記フィーダブロック62、ガイドカバー63の間のギャップ(間隔)を広狭に調整可能とし、前記ビスSを垂直配置に支持しつつ締付作用位置に向けてガイド可能としたものである。
【0095】
すなわち、
図15に示すように、前記フィーダブロック62の前面右側には、ガイドカバー63を取り付けるための凹陥部92を設けている。前記凹陥部92の左右の内壁部には、摺動用突片92aを前後方向に2ヶ所設けている。
【0096】
一方、前記ガイドカバー63は、
図16に示すように、前面に円形段カム72を設けた箱型状に形成した調整ブロック部71と、フィーダブロック62のビス頭部用凹溝62a、62bと対向配置にビス頭部用凹溝63a、63bを設けたビス誘導板部73と、を一体成形したものである。
【0097】
前記調整ブロック部71は、
図16に示すように、前記凹陥部92に装着して前後方向に摺動可能で、かつ、その両側壁部には前記摺動用突片92aが嵌合される凹溝71aを2ヶ所設け、これにより、前記調整ブロック部71は前記凹陥部92に対して位置ブレすることなく前後方向に正確に摺動可能になっている。
【0098】
前記円形段カム72は、
図16に示すように、例えば高さが6段に異なるカム面を円形配列し、その中心部に貫通穴74を穿設している。
【0099】
前記ギャップ調整機構部91は、更に、
図1、
図17に示すように、前記ガイドカバー63を前記フィーダブロック62の前面右側に取り付けるための調整ダイアル75及び支持ネジ76を具備している。
【0100】
そして、支持ネジ76を調整ダイアル75の中心部に螺合して更に後方に突出させ、円形段カム72の貫通穴74を貫通させて、この支持ネジ76の先端部を前記凹陥部92の中心穴92bに締め付け固定することで、前記ガイドカバー63を前記フィーダブロック62の前面右側に取り付けるように構成している。なお、前記ガイドカバー63と前記フィーダブロック62の間には、前記ギャップ調整機構部91内において、前記ガイドカバー63を前方に付勢するためのスプリング又はバネ(図示せず)が配置されている。
【0101】
また、前記調整ダイアル75の内部には、
図18に示すように、前記円形段カム72の各カム面に当接させるカム接触片75aを設けている。
【0102】
このような構成のギャップ調整機構部91によれば、前記調整ダイアル75を回転操作することで、カム接触片75aが前記円形段カム72の高さが異なる各カム面のいずれかに当接することになり、この結果、前記調整ブロック部71、すなわち、前記ガイドカバー63は前記調整ダイアル75の回転位置に応じて前記凹陥部92に対して位置ブレすることなく段階的に前後方向に正確に摺動し、前記フィーダブロック62、ガイドカバー63の間のギャップ(間隔)を広狭に調整しつつ、これらの間を通過するビスSを垂直配置に支持して締付作用位置に向けて的確にガイドすることができる。
【0103】
次に、前記ビス締付機本体ユニット3に設けたスクリューガイド位置調整機構部101について
図19乃至
図23を参照して詳述する。
【0104】
前記スクリューガイド位置調整機構部101は、前記ビス締付機本体ユニット3の下端部に配置され、締め付けられるビスSを通過させるとともに、その下端面を前記ビスSの締め付け対象箇所の面上に当接させるスクリューガイド77の前記ビス締付機本体ユニット3に対する位置を調整するように構成している。
【0105】
前記スクリューガイド位置調整機構部101は、前記フィーダブロック62における前記調整ダイアル75の左側位置で、かつ、前記ビットBと干渉しないように配置したものであり、前記フィーダブロック62の下側に配置するスクリューガイド77の後部側に下端部を固着し、上端側を前記ビットBの後部側にこのビットBと平行配置となるように起立させたアジャストプレート102と、前記フィーダブロック62の内部に水平方向(矢印e、f方向)に移動可能に配置したアジャストブロック103と、前記フィーダブロック62の内部に配置した支持ピン104aにより
図21に示す矢印g、h方向に回動可能に支持されたアジャストレバー104と、を具備している。
【0106】
前記アジャストプレート102は、その上端部に前記前記ビットBが非接触で挿通可能なビット穴102bを有する折曲片102cを有するとともに、前記アジャストブロック103と対向する垂直左辺に鋸歯状の係合凹凸部102aを設けている。
【0107】
前記アジャストブロック103は、前記アジャストプレート102の垂直左辺と対向する右端面に鋸歯状の係合凹凸部103aを設けている。
【0108】
更に、前記アジャストブロック103は、バネ(図示せず)により常時前記アジャストプレート102の垂直左辺側に(矢印m方向に)付勢され、前記係合凹凸部103aを係合凹凸部102aに噛合させて前記アジャストプレート102の垂直方向の位置規制を行うように構成している。
【0109】
前記アジャストレバー104は、前記支持ピン104の周りに嵌装する嵌装筒部105bと、この嵌装筒部105bと一体で前記フィーダブロック62の左側位置で外部に表出させる操作片105とを具備している。
【0110】
そして、前記嵌装筒部105bに前記アジャストブロック103の右端面の前側隅部近傍に臨ませるアジャストブロック操作突片105aを設けている。
【0111】
上述したスクリューガイド位置調整機構部101によれば、
図22、
図23に示すように、前記アジャストレバー104を矢印p方向に操作することにより、前記アジャストブロック103が矢印n方向に移動して前記係合凹凸部103aと前記係合凹凸部102aとの噛合が解除され、前記アジャストプレート102の垂直方向の位置調整、すなわち、前記スクリューガイド77の前記ビス締付機本体ユニット3に対する位置を、前記係合凹凸部102a、係合凹凸部103aの鋸歯形態に応じた細かいピッチで調整することが可能になる。
【0112】
また、前記アジャストレバー104を矢印r方向に戻すと、前記アジャストブロック103が矢印m方向に移動し前記係合凹凸部103aが係合凹凸部102aに噛合する状態に復帰するので、前記アジャストプレート102の垂直方向の位置規制、すなわち、前記スクリューガイド77の前記ビス締付機本体ユニット3に対する位置を所定の位置に固定することが可能になる。
【0113】
前記ビス締付機本体ユニット3は、更に前記フィーダブロック62の下部において前記スクリューガイド77の左側にビスロープカッター78を配置し、本実施例に係る連続ビス締付機1によるビスSの締め付け動作時においてスクリューガイド77の左方に排出されるビスロープ6に空状態が生じて空状態が長くなったとき、この空状態のビスロープ6を操作者が足で踏み、前記ビス締付機本体ユニット3を持ち上げることで、ビスロープカッター78に設けたカッター刃部78aにより簡略に前記ビスロープ6を切断できるように構成し、利便性を高めている。
【0114】
次に、前記ビス締付機本体ユニット3に設けたマガジン取り付け機構部111、及び前記マガジンユニット4について
図24乃至
図29を参照して詳述する。
【0115】
前記マガジン取り付け機構部111は、
図24乃至
図25に示すように、前記ビス締付機本体ユニット3におけるフィーダブロック62の後面側に配置した例えば鉄製のマガジンブラケット112の左右両側部に一体に、かつ、垂直配置に設けた一対のスプリングプレート保持部113を具備している。
【0116】
前記一対のスプリングプレート保持部113は、前記マガジンブラケット112の両側部から平面視L型状(又は逆L型状)を呈するように後方に向けて対称配置に突出されて、前記一対のスプリングプレート保持部113間を前記マガジンユニット4の装着領域としている。
【0117】
また、前記一対のスプリングプレート保持部113の上端近傍には、各々嵌合穴部113aを対向配置に設けている。
【0118】
次に、前記マガジンユニット4について、
図25乃至
図29を参照して説明する。
【0119】
前記マガジンユニット4は、ビスロープ6を巻回状態で収納し、繰り出し口121aから前記ビス締付機本体ユニット3に向けて繰り出すマガジン本体121と、このマガジン本体121に対して簡略構造のピン結合により開閉可能に取り付けられ、その上部開口部を施蓋又は表出させるとともに、前記マガジン本体121に対して簡略に着脱可能に構成した蓋体131とを具備している。
【0120】
そして、前記マガジン本体121の前部を、前記マガジン取り付け機構部111の装着領域に着脱可能に配置するように構成している。
【0121】
すなわち、前記マガジン本体121の前部には、
図26、
図27に示すように、前記マガジン取り付け機構部111を構成する前記一対のスプリングプレート保持部113間に装着し、後述する一対のスプリングプレート114により弾性をもって固定する装着部122を設けている。
【0122】
前記装着部122は、前記一対のスプリングプレート保持部113の間に装着可能な間隔で垂直方向に並列配置した一対の四角枠状の垂直片部123を前記マガジン本体121と一体的に設けている。
【0123】
前記一対のスプリングプレート114は、弾性を有する板ばね状で、各下端部を前記一対のスプリングプレート保持部113に対向する垂直片部123の外面における下端部近傍に各々固着するとともに、各上部側を前記一対のスプリングプレート保持部113の対向する内面に添接する状態でこれら一対のスプリングプレート保持部113の上端から上方に突出させている。
【0124】
また、前記一対のスプリングプレート114は、各中間部に前記各嵌合穴部113aに嵌合し更に前記スプリングプレート保持部113の外壁面から側方に突出可能となるように外方に折曲形成した嵌合凸部114aを具備するとともに、各上端部に前記マガジンユニット4の所定位置に嵌合するためのクランク状に折曲形成した嵌着凸部114bを具備し、前記嵌合凸部114aと嵌着凸部114bとを連結片部114cで連結している。
【0125】
また、前記嵌着凸部114bは、前記スプリングプレート保持部113の上方においてスプリングプレート保持部113の外壁面から更に側方に突出するように形成している。
【0126】
前記一対の枠状の垂直片部123の各上部には、前記マガジン取り付け機構部111における一対の嵌着凸部114bを突出する受穴部123aを設けている。
【0127】
更に、前記受穴部123aの下側後方には、前記スプリングプレート保持部113先端に設けた一対の係合突片113bが進入可能な係合溝123bを設けている。
【0128】
そして、前記マガジン本体121の装着部122を、前記マガジン取り付け機構部111の装着領域に対して、その上方から前記一対の枠状の垂直片部123の係合溝123bと前記スプリングプレート保持部113の一対の係合突片113bとを係合させつつ下降させ、前記一対のスプリングプレート114の一対の嵌合凸部114a及び一対の嵌着凸部114bをその弾力に抗してこれら両者の間隔狭めるようにして前記一対の枠状の垂直片部123を前記一対のスプリングプレート保持部113間に配置する。
【0129】
これにより、前記嵌合凸部114aの先端は、前記一対のスプリングプレート保持部113に設けた嵌合穴部113aに嵌合する。
【0130】
この結果、前記マガジン本体121の装着部122を、前記マガジン取り付け機構部111の装着領域において確実に支持することができる。
【0131】
一方、前記マガジン本体121の装着部122を、前記マガジン取り付け機構部111の装着領域から取り外すときには、前記一対のスプリングプレート114の各嵌着凸部114bを内側方向に押し込みつつ、前記マガジン本体121を上方に持ち上げる。
【0132】
すなわち、前記一対のスプリングプレート114の各嵌着凸部114bを操作者の操作にて内側方向に押し込むことで、前記一対のスプリングプレート保持部113に設けた嵌合穴部113aの上端縁から突出していた一対の嵌合凸部114aも内側方向に傾倒し、当該嵌合穴部113aとの嵌合状態が解除される。
【0133】
これにより、前記マガジン本体121の装着部122を、前記マガジン取り付け機構部111の装着領域から上方に簡略に取り出すことができる。
【0134】
このようなマガジン取り付け機構部111と、マガジン本体121の装着部122とを採用することで、前記ビス締付機本体ユニット3に対する前記マガジン本体121の脱着時の剛性を高めつつ脱着操作の簡略化とマガジン本体121の保持状態における安定性の向上を実現することができる。
【0135】
次に、前記マガジン本体121と蓋体131との結合構造について
図26乃至
図29を参照して説明する。
【0136】
前記マガジン本体121の装着部122における一対の枠状の垂直片部123の後側には、
図26、
図27に示すように、四角形状を呈する蓋体受穴124を設け、また、前記マガジン本体121における後部側(垂直片部123と反対側)には前記蓋体131をピン結合で開閉可能に軸支する蓋体軸支部126を設けている。
【0137】
前記蓋体軸支部126は、前記マガジン本体121の後部側において垂直配置に設けた一対のピン受け片127に水平方向で対向する配置の一対のピン穴128を設けることにより構成している。
【0138】
一方、前記蓋体131の前部には、
図26、
図28に示すように、一対の支持板131aにより回動可能に支持され前記蓋体受穴124に嵌合させる蓋ロック体132を設け、この蓋ロック体132を操作することで前記蓋体131の前記マガジン本体121に対するロック又はロック解除を行うように構成している。
【0139】
また、前記蓋体131の後部には、
図26、
図28、
図29に示すように、基端側を前記蓋体131の上面中央部に固定し、先端側が水平方向に変位可能な弾性を有する一対のピン支持プレート133を配置し、一対のピン支持プレート133に各々前記一対のピン穴128に嵌合可能な一対のピン134を設けている。
【0140】
前記一対のピン支持プレート133は、蓋体131側の下部に各々凹部133aを有し、各凹部133aを前記蓋体131の上面に円形状態に設けた突条135に係合させつつその先端側を操作者の手の掴み操作で広狭に変位可能に構成している。
【0141】
上述したマガジン本体121と蓋体131とのピン結合構造によれば、操作者が手で前記一対のピン支持プレート133の先端側を掴み、これら一対のピン支持プレート133の先端側の間隔を狭くした状態で一対のピン134を前記一対のピン穴128に嵌合させ、その後一対のピン支持プレート133から手を放すという簡略操作だけで、前記蓋体131を前記マガジン本体121に取り付けて開閉可能な軸支状態とすることができる。
【0142】
また、前記マガジン本体121から前記蓋体131を離脱させる場合には、軸支状態において操作者が手で前記一対のピン支持プレート133の先端側を掴み、これら一対のピン支持プレート133の先端側の間隔を狭くして一対のピン134を前記一対のピン穴128から離脱させ、この状態で前記蓋体131を持ち上げるという簡略操作だけで済むものである。
【0143】
なお、本実施例の連続ビス締付機1において、前記回転駆動部22における歯車の組み換えにより、前記ビットBの回転数を複数種の回転数に対応可能とすることができる。
【0144】
例えば、従来の連続ビス締付機は、固定ギヤ構造で、回転数は2400rpm/minの一種類であったが、本実施例の連続ビス締付機1においては、高張力鋼向け6mm径のドリルネジから4mm径の木ネジの締め付けに対応するために、ビットBの回転数を1200/1800/2400/3000/3500rpm/minの五種類の回転数に対応させ、一台の連続ビス締付機1を広範に活用することが可能となる。
【0145】
具体的には、前記回転駆動部22における第2歯車29、第3歯車30と、第4歯車31とをセットで各回転数を実現する別の歯数を持った各歯車に組み替えることで前記ビットBの回転数の変更を実現するものである。