特許第6714295号(P6714295)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6714295
(24)【登録日】2020年6月9日
(45)【発行日】2020年6月24日
(54)【発明の名称】巻箱
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/42 20060101AFI20200615BHJP
【FI】
   B65D5/42 C
【請求項の数】1
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2017-81767(P2017-81767)
(22)【出願日】2017年4月18日
(65)【公開番号】特開2018-177333(P2018-177333A)
(43)【公開日】2018年11月15日
【審査請求日】2018年3月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【審査官】 西山 智宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−255233(JP,A)
【文献】 仏国特許出願公開第02781760(FR,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0144930(US,A1)
【文献】 英国特許出願公告第00950989(GB,A)
【文献】 米国特許第02359679(US,A)
【文献】 米国特許第01943074(US,A)
【文献】 英国特許出願公開第02485904(GB,A)
【文献】 実開平04−109015(JP,U)
【文献】 特開2001−048159(JP,A)
【文献】 特開2016−132494(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D5/00−5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納箱に組み立てることができる製品収容箱部とそれに続く情報記載部を設け、前記情報記載部は、前記収納箱の外側に1周以上巻きつけることができることができる数の記載面を有し、前記記載面は取扱い説明の内容、成分、効能を記載し、
前記製品収容箱部は前記収納箱の上蓋及び下蓋になるコレスポンディング・サイド・パネル(連繋した側面板)を有し、
前記記載面は前記コレスポンディング・サイド・パネル(連繋した側面板)がない巻きつける長方形であり、
前記情報記載部は、巻付方向の端部に形成されたストッパ用突起と、前記巻付方向の途中に形成された前記ストッパ用突起を挿入可能なストッパ用孔を有することを特徴とする巻箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報量の多い収容物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の箱は、記載面が小さく、製品の説明は別にパンフレットを作って添付していたので、無くなって使用法が判らなくなった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の箱は、記載面が小さく、製品の説明は別にパンフレットを作って添付していたので、無くなって使用法が判らなくなった。 本発明はこのような課題に鑑みてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このような課題を解決する本発明は、説明書が紛失しないように、商品格納容器の印刷面を拡大する必要があり、具体的には容器の一端から商品容器に巻きつける長方形の板面を設け、この板面は容器の幅に合わせた幅は長手方向に折り目を入れ、前記商品格納容器にぐるぐる巻き、この板面の数は制限されず、任意の数の板面とし、板面の表側には取り扱い説明の内容例えば成分や効能等を記載し、板面に記載する情報量を増やしたい場合には、前記板面の数を増やせばよく、理論的には板面を無限に増やし、無限の情報を書き込むことができる。前記板面の端部にストッパを設け、前記ストッパ段を前記容器の面数例えば四角形なら4番目に設ける。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、箱の表面に小さい箱でも取扱い説明書等を大量に書き込める。取扱い説明書を紛失して分からなくなるという不具合が無くなる。取扱説明書を作る必要がなく、コストダウンとなる。使用者に便利である。販売が促進される。紙の一面印刷で連続形で1ショットで打ち抜きなので、量産に適する。フラットになるので、在庫の処理が便利になる。情報が書き込まれているので、いちいち取扱い説明書を読む必要がない。などなど多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の展開図
図2】情報が書き込まれた本発明の展開図
図3】本発明の箱の上面図で巻き込み状態を示す
図4】本発明の組立て斜視図
【本発明を実施するための形態】
【0007】
図1は本発明箱の平面形状を示す図(展開図)である。本発明は、収容する製品の容器格納部10と、情報記載部20とから構成されている。製品収納部は、1a〜1d(10)から構成されている。製品は1a〜1dで囲まれる格納部10内に格納される。1a〜1dには折り目14が付けられている。なお、容器格納部10は4枚に限るものではなく、3枚,5枚等の任意の数の面から構成することもできる。容器を包むことができるものであれば、面の数に制限はない。1eは容器格納部10に形成するための接着部であり、ここに両面テープ等粘着材を設ける。
また、図の2は容器格納部10の底面が製品の重みで底が抜けないようロックする爪である。1,1a,1b,1dが上蓋で1のベロ1aの根本左右1fに切り込みを入れ、ベロ1b,1dの縦線を図の如く傾斜させてベロを開き難くしてあるが、前記切り込みを入れずベロ1b,1dに前記傾斜を設けなくとも本発明に含まれるものである。底面は爪2(図1参照)でロックされ、内容製品が落ちない構造となっている。合計で8枚の面が形成され、情報記憶部20には所定の情報が記載される。
【0008】
情報記載部20は、この例では情報面11は8本の折り目14を設け、折り目14で曲げることができるようになっている。12は情報面端に取付けられたストッパ、13は該ストッパが挿入され、巻いた形状を固定させるためのストッパ孔である。ストッパ12とストッパ孔13は情報記載部20が完全に巻き取られた状態で接合されるようになっている。
【0009】
図2は実際の容器表面の情報記載面を示す図である。容器格納部10には収納製品の「15の有効成分」、「44の効果」、「33の料理」中松義郎医学博士の10の治療法」、「サー中松博士の履歴」が記載されている。
【0010】
図3は情報記載部20の折り込み状態を示す上面図である。容器格納部10はその平面と底面が例えば正方形である。この正方形の一片から板面11を容器格納部10の外側に巻き込む。例えば8枚目の板面で巻き付けが終わり、その先端のストッパ12からストッパ孔13にストッパ12を挿入して箱への巻き付けが完成する。
ストッパセット12,13は1セットを例に挙げたが、箱の高さ方向1bの1/3の位置に2つ
ストッパを設けてもよい。また、前記1/3の位置にストッパ用孔13を2個設ける、数は
1個、2個以外でもよい。
なお、前述したように容器格納箱10の面1の数は4面に限るものではなく、例えば3枚にして三角形等であってもよい。勿論五角形状等であってもよく、これに従って面11の大きさや折り目の数を変える変更等は全て本発明に含まれる。
【0011】
図4は本発明の説明を示す斜視図である。中心に10はあり容器格納箱が形成されている。
【0012】
情報面11は図3に示すように箱10の外側に巻き込んでいく。そして、巻き込みが終了したら、正方形状の直方体が形成される。ここで、ストッパ12をストッパ情報面11は固定される。
【0013】
本発明によれば、情報面11の数を増やすことで、更に多くの情報を書き込むことができる。情報面11を増やせば、無限大の情報を書き込むことができる。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明により、ティーカップ、健康補助食品、菓子類、日用品,電気製品等のパッケージとしても用いて、特に多くの説明が必要な時に、刷紙で取扱い説明書を作る必要もなく、紛失のおそれなく、小さい箱で充分な記載面積を有する便利で効果のある量産に適し、ローコストになり、展開するとフラットになるので、在庫でスペースをとらないので、産業上の利用可能性大である。
【符号の説明】
【0015】
1 上蓋
1a 上蓋ベロ
1b 上左ベロ
1c 箱部の一面
1d 上右ベロ
1e 箱を形成する接着部
1f ベロ左右の切込
2 箱底板開防止ベロ
3 箱底板
4 箱底板ベロ
5 下左ベロ
6 下右ベロ
10 製品格納箱部
11 情報面
12 情報面ストッパ
13 情報面ストッパ用孔
14 情報面折り目
20 情報記載部

図1
図2
図3
図4