(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6714725
(24)【登録日】2020年6月9日
(45)【発行日】2020年6月24日
(54)【発明の名称】電子スイッチ機構
(51)【国際特許分類】
H01H 13/14 20060101AFI20200615BHJP
A61B 90/00 20160101ALI20200615BHJP
A61B 18/12 20060101ALI20200615BHJP
【FI】
H01H13/14 A
A61B90/00
A61B18/12
【請求項の数】20
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-552143(P2018-552143)
(86)(22)【出願日】2016年4月18日
(65)【公表番号】特表2019-514165(P2019-514165A)
(43)【公表日】2019年5月30日
(86)【国際出願番号】US2016028086
(87)【国際公開番号】WO2017184107
(87)【国際公開日】20171026
【審査請求日】2018年11月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】512303149
【氏名又は名称】ジャイラス・エーシーエムアイ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジョーイ・ディー・マグノ
【審査官】
関 信之
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭58−065723(JP,U)
【文献】
特開2002−248111(JP,A)
【文献】
特開平11−111099(JP,A)
【文献】
国際公開第2014/196419(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 13/14
A61B 18/12
A61B 90/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチ機構であって、
ハウジングであって、開窓部を有するハウジングと、
前記ハウジング内に保持されたスイッチ素子と、
メンブレンスイッチであって、前記開窓部に保持され、可撓性メンブレン及び剛性リブを含み、前記可撓性メンブレンが前記剛性リブの外側でラッチされる延長部及び前記剛性リブの下側でラッチするタブ部分を含む、メンブレンスイッチと、を備え、
前記ハウジングは、前記剛性リブと係合しているガイドを有し、前記リブは、前記メンブレンとの接触が前記メンブレンを変形させ、かつ前記リブを平行移動させて前記スイッチ素子を作動させるように、前記ハウジング内のガイドによる直線移動に制約される、スイッチ機構。
【請求項2】
前記ハウジングが、ハンドピースである、請求項1に記載のスイッチ機構。
【請求項3】
前記スイッチ機構が、前記ハンドピースの中心平面上にある、請求項2に記載のスイッチ機構。
【請求項4】
前記メンブレンが、前記スイッチ機構の中心から離れた起動を支持する、請求項3に記載のスイッチ機構。
【請求項5】
前記メンブレンが、約30°だけ中心から離れた起動を支持する、請求項4に記載のスイッチ機構。
【請求項6】
前記メンブレンが、インサート成形されている、請求項1に記載のスイッチ機構。
【請求項7】
前記スイッチ機構が、前記スイッチ機構の両手操作を提供するように配置されている、請求項1に記載のスイッチ機構。
【請求項8】
スイッチ機構であって、
ハウジングであって、開窓部を有するハウジングと、
前記ハウジング内に保持されたスイッチ素子と、
メンブレンスイッチであって、前記開窓部に保持され、可撓性メンブレン及び剛性リブを含み、前記可撓性メンブレンが前記剛性リブの外側でラッチされる延長部及び前記剛性リブの下側でラッチするタブ部分を含む、メンブレンスイッチと、を備え、
前記ハウジングは、前記剛性リブと係合しているガイドを有し、前記リブは、前記メンブレンとの接触が前記メンブレンを変形させ、かつ前記リブを移動させて前記スイッチ素子を作動させるように制約される、スイッチ機構。
【請求項9】
前記リブは、前記メンブレンとの接触が前記メンブレンを変形させ、かつ前記リブを平行移動させて前記スイッチ素子を作動させるように、前記ハウジング内のガイドによる直線移動に制約される、請求項8に記載のスイッチ機構。
【請求項10】
前記リブは、前記メンブレンとの接触が前記メンブレンを変形させ、かつ支点のうちの1つを中心に前記リブを回転させて前記スイッチ素子を作動させるように、前記ハウジング内の前記支点による旋回移動に制約される、請求項8に記載のスイッチ機構。
【請求項11】
前記ハウジングが、ハンドピースであり、前記スイッチ機構が、前記ハンドピースの中心平面上にあり、前記メンブレンが、前記スイッチ機構の中心から離れた起動を支持する、請求項8に記載のスイッチ機構。
【請求項12】
前記メンブレンが、インサート成形されている、請求項8に記載のスイッチ機構。
【請求項13】
前記スイッチ機構が、前記スイッチ機構の両手操作を提供するように配置されている、請求項8に記載のスイッチ機構。
【請求項14】
スイッチ機構であって、
ハウジングであって、開窓部を有するハウジングと、
前記ハウジング内に保持されたスイッチ素子と、
メンブレンスイッチであって、前記開窓部に保持され、可撓性メンブレン及び剛性リブを含み、前記可撓性メンブレンが前記剛性リブの外側でラッチされる延長部及び前記剛性リブの下側でラッチするタブ部分を含む、メンブレンスイッチと、を備え、
前記ハウジングは、前記剛性リブと係合しているガイドを有し、前記リブは、前記メンブレンとの接触が前記メンブレンを変形させ、かつ支点のうちの1つを中心に前記リブを回転させて前記スイッチ素子を作動させるように、前記ハウジング内の前記支点による旋回移動に制約される、スイッチ機構。
【請求項15】
前記ハウジングが、ハンドピースである、請求項14に記載のスイッチ機構。
【請求項16】
前記スイッチ機構が、前記ハンドピースの中心平面上にある、請求項15に記載のスイッチ機構。
【請求項17】
前記メンブレンが、前記スイッチ機構の中心から離れた起動を支持する、請求項16に記載のスイッチ機構。
【請求項18】
前記メンブレンが、約30°だけ中心から離れた起動を支持する、請求項17に記載のスイッチ機構。
【請求項19】
前記メンブレンが、インサート成形されている、請求項14に記載のスイッチ機構。
【請求項20】
前記スイッチ機構が、前記スイッチ機構の両手操作を提供するように配置されている、請求項14に記載のスイッチ機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子スイッチ機構に関する。より具体的には、本開示は、電気外科用器具のための電子スイッチ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションにおける記述は、単に、本開示に関する背景情報を提供し、先行技術を構成しない場合もある。
【0003】
電気外科用器具のための典型的なスイッチは、他の非医療デバイスと同様に、器具を起動する1つ以上の触知押しボタンを含む。例えば、特定の器具は、左利きのオペレータのための1つのボタン、及び右利きのオペレータのための第2のボタンを用いる。本技術に関連し得る文献の中に、例えば、以下の特許文献及び公開特許出願、すなわち特許文献1〜7が含まれ、それらの内容全体があらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
【0004】
したがって、器具が、器具の両手操作に適応するスイッチ機構を含むことが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第4,618,754号
【特許文献2】米国特許第5,376,765号
【特許文献3】米国特許第6,303,887号
【特許文献4】米国特許第6,880,989号
【特許文献5】米国特許第6,911,608号
【特許文献6】米国特許第6,998,554号
【特許文献7】米国特許出願公開第2013/0140164号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、電子スイッチ機構を提供する。様々な配置において、スイッチ機構は電気外科用器具に関連付けられる。スイッチ機構は、医師が器具を作動させることを可能にする2つ以上のボタン又はタブを有する。より具体的には、2つ以上のボタン又はタブは、医師が両手で器具を操作できるように構成される。すなわち、医師は、自身の両手の指又は親指を使用して、器具の両手操作を提供することができる。
【0007】
したがって、本発明の一態様によれば、スイッチ機構は、開窓部を有するハウジングと、ハウジング内に保持されたスイッチ素子と、開窓部内に保持されたメンブレンスイッチと、を含む。メンブレンスイッチは、可撓性メンブレンと、剛性リブと、を含む。リブは、メンブレンとの接触がメンブレンを変形させ、かつリブを平行移動させてスイッチ素子を作動させるように、ハウジング内のガイドによる直線移動に制約される。
【0008】
本発明のこの態様は、ハウジングがハンドピースであること、スイッチ機構が、ハンドピースの中心平面上にあること、メンブレンが、スイッチ機構の中心から離れた起動を支持すること、メンブレンが、約30°だけ中心から離れた起動を支持すること、メンブレンがインサート成形されること、及びスイッチ機構がスイッチ機構の両手操作を提供するように配置されること、などの、本明細書に記載の特徴の1つ又は任意の組み合わせによって、更に特徴付けられ得る。
【0009】
したがって、本発明の別の態様によれば、スイッチ機構は、開窓部を有するハウジングと、ハウジング内に保持されたスイッチ素子と、開窓部内に保持されたメンブレンスイッチと、を含む。メンブレンは、可撓性メンブレンと、剛性リブと、を含む。リブは、メンブレンとの接触がメンブレンを変形させ、かつリブを移動させてスイッチ素子を作動させるように制約される。
【0010】
本発明の前述の態様は、リブが、メンブレンとの接触がメンブレンを変形させ、かつリブを平行移動させてスイッチ素子を作動させるように、ハウジング内のガイドによる直線移動に制約されること、リブが、メンブレンとの接触がメンブレンを変形させ、かつ支点のうちの1つを中心にリブを回転させてスイッチ素子を作動させるように、ハウジング内の支点による旋回移動に制約されること、ハウジングがハンドピースであり、スイッチ機構がハンドピースの中心平面上にあり、メンブレンが、スイッチ機構の中心から離れた起動を支持すること、メンブレンがインサート成形されていること、及びスイッチ機構がスイッチ機構の両手操作を提供するように配置されること、などの、本明細書に記載の特徴の1つ又は任意の組み合わせによって、更に特徴付けられ得る。
【0011】
したがって、本発明の更に別の態様によれば、スイッチ機構は、開窓部を有するハウジングと、ハウジング内に保持されたスイッチ素子と、開窓部内に保持されたメンブレンスイッチと、を含む。メンブレンスイッチは、可撓性メンブレンと、剛性リブと、を含む。リブは、メンブレンとの接触がメンブレンを変形させ、かつ支点のうちの1つを中心にリブを回転させてスイッチ素子を作動させるように、ハウジング内の支点による旋回移動に制約される。
本発明の前述の態様は、ハウジングがハンドピースであること、スイッチ機構が、ハンドピースの中心平面上にあること、メンブレンが、スイッチ機構の中心から離れた起動を支持すること、メンブレンが、約30°だけ中心から離れた起動を支持すること、メンブレンがインサート成形されていること、及びスイッチ機構がスイッチ機構の両手操作を提供するように配置されること、などの、本明細書に記載の特徴の1つ又は任意の組み合わせによって、更に特徴付けられ得る。
【0012】
更なる特徴、利点、及び適用分野は、本明細書に提供される説明から明らかになるであろう。説明及び具体的な例は、単に例示目的のために意図され、本開示の範囲を限定することは意図されないことを理解されたい。
図面
【0013】
本明細書に説明される図面は、単に例示目的のためであり、決して本開示の範囲を制限することは意図されない。図面における構成要素は、必ずしも一定の縮尺ではなく、本発明の原理を例示することに重点を置かれる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の原理による、ハンドルの一部を有するスイッチ機構の斜視図である。
【
図2】
図1に示されるスイッチ機構の分離図である。
【
図3】
図1に示されるスイッチ機構の側断面図である。
【
図4】
図1に示されるスイッチ機構の正面断面図である。
【
図5】
図1に示されるスイッチ機構の内部上面図である。
【
図6】本発明の原理による、代替のスイッチ機構の斜視図である。
【
図7】
図6に示されるスイッチ機構の側断面図である。
【
図8】
図6に示されるスイッチ機構の正面断面図である。
【
図9】
図6に示されるスイッチ機構の内部上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の説明は、本質的に単に例示的なものであり、本開示、適用、又は使用を限定することは意図されない。
【0016】
図1を参照すると、本発明の原理を具現化する電気外科用器具のためのハンドピースがその中に例示されており、10で示されている。ハンドピース10は、ハンドル14に取り付けられた電子スイッチ機構12を含む。スイッチ機構及びハンドル14は、互いに取り付けられた個別のユニットであっても単一の一体ユニットであってもよい。
【0017】
更に
図2及び
図3を参照すると、電子スイッチ機構12は、下部ハウジング16及び上部ハウジング18を含む。上部ハウジング18は、メンブレン20及び剛性リブ26を有するメンブレンスイッチを保持する開口部又は開窓部21を含む。剛性リブ26は、
図4及び
図5に示されるように、剛性リブ26に更なる剛性を提供するリブ延長部28を含む。
【0018】
上部ハウジング18は、スイッチ22を支持する内部プラットフォーム又は部材23を含む。スイッチ22は、領域27で剛性リブ26と係合する上部延長部又はボタン24を含む。メンブレン20は、タブ部分29を有する延長部32を含み、上部タブ部分25を更に含む。このように、タブ部分29のうちの一方は、剛性リブ26及び上部ハウジング18のリップ36の下側でラッチし、他方のタブ部分29は、上部タブ部分25が上部ハウジング18のリップ34に係合する間に、剛性リブ26の下側でラッチする。したがって、ハウジング18のリップ34及び36のメンブレン20との係合は、メンブレン20を開窓部21内に固定する。
【0019】
ここで特に
図4及び
図5を参照すると、剛性リブ26の側方の最も外側の範囲は、上部ハウジング18の内壁37に沿って上下に摺動する。剛性リブ26の両側に位置付けられた一組の支柱38は、剛性リブ26に壁37に追従するガイダンスを提供するような様式で剛性リブ26と係合する。したがって、壁37及び支柱38は、剛性リブ26がスイッチ22の垂直作動を提供することを可能にする。具体的には、矢印60の下方部分によって示されるように、医療従事者がメンブレン20を押圧すると、メンブレン20と剛性リブ26との間の接触が、剛性リブ26をボタン24に対して押圧させ、次いで、スイッチ22を作動させる。メンブレン20から圧力が除去された後、メンブレンは、矢印60の上部部分で示されるように、剛性リブ26と共に跳ね返り、その元の形状を維持し、その結果、スイッチ機構12は、その元の非作動位置に戻る。
【0020】
特定の配置のスイッチ22は、エネルギー源の起動を制御する。例えば、スイッチ機構12が電極を有する電気外科用器具と関連付けられている場合、スイッチ機構は、器具に電気的に接続された無線周波数(RF)エネルギー源の動作を制御し得る。したがって、医療従事者がスイッチ機構12を押圧し、それを作動させると、例えば、患者の組織を治療するために、電気エネルギーが電極に供給される。関連付けられた器具は、組織を凝固又は切断する鉗子であり得る。器具は、同様に患者の身体に接続された中性電極と相互作用する1つの電極のみを必要とする単極器具であり得る。あるいは、器具は、2つの電極(遠位電極及び近位電極)を有する双極電気外科用器具であり得る。異なる電位を有するRF電圧がかかる双極器具に加えられ、その結果、電流が組織を通って一方の電極から他方の電極に通過し、それにより、組織を加熱して組織を凝固又は切断する。
【0021】
いくつかの配置において、メンブレン20は、可撓性の低デュロメータ材料からインサート成形される。
図4に示される配置において、メンブレン20は、約70°の円弧スパン、例えば、中心平面CPの各側から約35°の円弧スパンを有する。したがって、この70°の円弧スパンのいずれかの地点においてメンブレン20に力が加えられると、結果として生じるメンブレン20の変位は、剛性リブ26の垂直運動に変換されてボタン24を押し、それにより、次いで、スイッチ機構12に関連付けられた器具を作動させる。他の配置において、メンブレン20の円弧スパンは、70°より大きくても小さくてもよい。
【0022】
ここで
図6を参照すると、代替のスイッチ機構112が示される。スイッチ機構112は、スイッチ機構12のための前述の下部ハウジングと同様の下部ハウジングと、上部ハウジング118と、を含む。上部ハウジング118は、メンブレン120を有するメンブレンスイッチを保持する開口部又は開窓部121を含む。
【0023】
更に
図7及び
図8を参照すると、メンブレンスイッチは、
図9に剛性リブ126A及び126Bとして示されている、一対の剛性リブ126を更に含み、剛性リブ126は、剛性リブ126に追加の剛性を提供するリブ延長部128を含む。上部ハウジング118は、プラットフォーム23上にスイッチ22を保持する。スイッチ22は、領域127で剛性リブ126と係合する上部延長部又はボタン24を含む。より具体的には、
図9に示されるように、剛性リブ126Aは領域127Aで2つのボタン24と係合し、剛性リブ126Bは領域127Bでボタン24と係合する。メンブレン20は、タブ部分129を有する延長部132を含み、上部タブ部分125を更に含む。このように、タブ部分129のうちの1つは、剛性リブ126及び上部ハウジング118のリップ136の下側でラッチする。他のタブ部分129は、剛性リブ126の下側でラッチするが、上部タブ部分125は、上部ハウジング118のリップ134と係合する。したがって、リップ134及び136とメンブレン120との係合は、メンブレン120を開窓部121内に固定する。
【0024】
剛性リブ126は、突起又は隆起129A、129B、及び129Cの組を含む。より具体的には、隆起129Aは剛性リブ126Bに関連付けられ、隆起129Cは剛性リブ126Aに関連付けられ、隆起129Bは剛性リブ126Aと126Bとの両方に関連付けられる。メンブレン120は、隆起129A、129B、及び129Cとそれぞれ接触する、一組の突起又は隆起137A、137B及び137Cを含む。隆起129A、129B、及び129Cの位置は、医療従事者の指及び/又は親指がメンブレン120に対してどこに位置するかに関する触知情報を医療従事者に提供する。
【0025】
図9も参照すると、剛性リブ126A及び126Bの側方の最大範囲140A及び140Bはそれぞれ、上部ハウジング118に関連付けられた支点142A及び142Bとそれぞれ係合する。したがって、矢印160A及び160Cで示されるように、医療従事者がメンブレン120の側方部分を押圧すると、メンブレン120と剛性リブ126A又は126Bとの間の接触が、それぞれの支点142A又は142Bを中心に剛性リブ126A又は126Bを旋回させる。すなわち、剛性リブ126A及び126Bは、支点142A及び142Bを中心に互いに独立して旋回する。したがって、隆起137Aへの圧力が隆起137Aを剛性リブ126Bの隆起129Aに押圧し、その結果、剛性リブ126Bが支点142Bを中心に旋回して領域127Bのボタン24を押圧し、それにより、次いで、スイッチ22を作動させる。そして、隆起137Cへの圧力が、隆起137Cを剛性リブ126Aの隆起129Cに押圧し、その結果、剛性リブ126Aが支点142Aを中心に旋回して領域127Aでボタン24を押圧し、それにより、次いで、スイッチ22を作動させる。矢印160Bによって示されるように、メンブレン120の中間領域における下方への圧力は、剛性リブ126A及び126Bの側方部分140A及び140Bを支点142A及び142Bから離れるように垂直に下方に平行移動させることに留意されたい。この下方への運動は、剛性リブ126A及び126Bを領域127A及び127Bのボタン24に対して押圧させ、それにより、スイッチ機構112のスイッチ22を作動させる。メンブレン120から圧力が除去された後、メンブレン120は、剛性リブ126A及び126Bと共に跳ね返り、その元の形状を維持し、その結果、スイッチ機構112は、その元の非作動位置に戻る。
【0026】
特定の配置のスイッチ22は、エネルギー源の起動を制御する。例えば、スイッチ機構112が双極電極を有する電気外科用器具と関連付けられている場合、スイッチ機構は、器具に電気的に接続された無線周波数(RF)エネルギー源の動作を制御し得る。したがって、医療従事者がスイッチ機構112を押圧作動させると、例えば、組織を治療するために、電気エネルギーが電極に供給される。関連付けられた器具は、組織を凝固又は切断する鉗子であり得る。器具は、同様に患者の身体に接続された中性電極と相互作用する1つの電極のみを必要とする単極器具であり得る。あるいは、器具は、2つの電極(遠位電極及び近位電極)を有する双極電気外科器具であり得る。異なる電位を有するRF電圧がかかる双極器具に加えられ、その結果、電流が組織を通って一方の電極から他方の電極に通過し、それにより、組織を加熱して組織を凝固又は切断する。
【0027】
いくつかの配置において、メンブレン120は、可撓性の低デュロメータ材料からインサート成形される。
図6〜
図9に示される配置において、メンブレン120の隆起160Aと160Cとの間の円弧スパンは、約60°であり、すなわち、中心平面CPの各側から約30°の円弧スパンである。したがって、この60°の円弧スパンのいずれかの地点においてメンブレン120に力が加えられると、結果として生じるメンブレン120の変位は、領域127A又は127Bにおける剛性リブ126A又は126Bの運動に変換されてボタン24を押し、それにより、次いで、スイッチ機構112に関連付けられた器具を作動させる。他の配置において、隆起160Aと160Cとの間の円弧スパンは60°より大きくても小さくてもよい。
【0028】
本発明の説明は、本質的に単に例示的なものであり、本発明の主旨から逸脱しない変形が、本発明の範囲内にあることが意図される。かかる変形は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱するものとしてみなされない。
【符号の説明】
【0029】
10 ハンドピース
12 電子スイッチ機構
14 ハンドル
16 下部ハウジング
18 上部ハウジング
20 メンブレン
21 開窓部
22 スイッチ
23 プラットフォーム(部材)
24 ボタン
25 上部タブ部分
26 剛性リブ
27 領域
28 リブ延長部
29 タブ部分
32 延長部
34 リップ
36 リップ
37 内壁
38 支柱
60 矢印
112 スイッチ機構
118 上部ハウジング
120 メンブレン
121 開窓部
125 上部タブ部分
126 剛性リブ
126A 剛性リブ
126B 剛性リブ
127 領域
127A 領域
127B 領域
128 リブ延長部
129 タブ部分
129A 隆起
129B 隆起
129C 隆起
132 延長部
134 リップ
136 リップ
137A 隆起
137B 隆起
137C 隆起
140A 最大範囲(側方部分)
140B 最大範囲(側方部分)
142A 支点
142B 支点
160A 矢印(隆起)
160B 矢印
160C 矢印(隆起)