特許6716632IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

パラジウム被覆異方性金ナノ粒子又は被験物質に対する特異的結合物質を担持したパラジウム被覆異方性金ナノ粒子を含む、被験物質を検出するための組成物、及び、それらを利用した被験物質の検出方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、異方性金ナノ粒子をパラジウムで被覆すると、特定の波長でシャープな最大吸収を示すという異方性金ナノ粒子の光学特性が失われ、ブロードな吸収スペクトルを示すようになるという性質に着目し、パラジウム被覆異方性金ナノ粒子を黒色の呈色剤として応用することを思い至った。しかしながら、このパラジウム被覆異方性金ナノ粒子の表面には、イムノクロマトグラフィー法などにおいて被験物質を検出するために必要な抗体などを固定化することができなかった。そこで、本発明は、被験物質を検出するために適したパラジウム被覆異方性金ナノ粒子を含む組成物を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決すべく鋭意検討した結果、意外なことに、パラジウム被覆前の異方性金ナノ粒子の合成に必須の界面活性剤(第四級アンモニウムカチオン)が、抗体などの被験物質に対する特異的結合物質のパラジウム被覆異方性金ナノ粒子への担持を妨げていること、及び、パラジウム被覆異方性金ナノ粒子を含む組成物中の第四級アンモニウムカチオンの濃度を低減することで、パラジウム被覆異方性金ナノ粒子を含む・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に従って、アスペクト比が1.0より大きいパラジウム被覆異方性金ナノ粒子を調製し、N+(R)4(各Rは、それぞれ独立して、炭素数1〜20の直鎖又は分枝鎖アルキル基から選択される)で表される第四級アンモニウムカチオンの濃度が1mM以下であるように組成物を調製すれば、白色とのコントラスト差の大きい黒色又はそれに近い色を呈し、かつ、抗体などの被験物質に対する特異的結合物質を容易に担持することのできるパラジウム被覆異方性金ナノ粒子を含む組成物を提供することができる。したがって、イムノクロマトグラフィー法などにおいてパラジウム被覆異方性金ナノ粒子を黒色の呈色剤として使用することが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】懸濁液Aの光学特性を示す。

【図2】懸濁液A中の金ナノロッドの透過走査電子顕微鏡(STEM)観察写真を示す。

【図3】懸濁液B〜Eの光学特性を示す。

【図4】懸濁液B中のパラジウム被覆金ナノロッドのSTEM観察写真を示す。

【図5】懸濁液C中のパラジウム被覆金ナノロッドのSTEM観察写真を示す。

【図6】懸濁液D中のパラジウム被覆金ナノロッドのSTEM観察写真を示す。

【図7】懸濁液E中のパラジウム被覆金ナノロッドのSTEM観察写真を示す。

【図8】懸濁液F〜Iの光学特性を示す。

【図9】懸濁液Mの光学特性を示す。

【図10】懸濁液M中の金ナノロッドのSTEM観察写真を示す。

【図11】懸濁液Nの光学特性を示す。

【図12】懸濁液N中のパラジウム被覆金ナノロッドのSTEM観察写真を示す。

【図13】懸濁液Oの光学特性を示す。

【図14】イムノクロマト試験の手順を示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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