(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、
図1〜
図11の添付図面を参照して、実施形態に係る情報処理装置およびプログラムを詳細に説明する。実施形態では、POS端末を情報処理装置の一例として説明する。また、ポイントの付与を特典の付与一例として説明する。また、商品を販売対象の一例として説明する。なお、以下に説明する実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
まず、
図1を用いて、実施形態に係るPOSシステム全体について説明する。
図1は実施形態に係るPOSシステム全体を示す構成図である。
図1において、店舗Pを運営する本部Hには本部サーバ3が設けられており、店舗Pには店舗サーバ4と複数台のPOS端末1が設けられている。店舗サーバ4は店舗Pのバックヤードに設置されている。POS端末1は、店舗Pの商品売り場に設置されている。
【0011】
POS端末1は、店舗Pにおいて販売する商品の売上登録処理および決済処理を実行する。売上登録処理とは、入力された商品コードに基づいて当該商品の商品名や価格等の商品情報を表示し記憶する処理をいう。決済処理とは、売上登録処理した商品情報に基づいて、取引に係る合計金額の表示、および顧客から預かった預り金に基づいて決済しレシートを発行する処理をいう。なお、POS端末1において、顧客に対して売上登録処理と決済処理を行うことを取引という。また、顧客に対する売上登録処理と決済処理を合わせて取引処理という。また、商品情報と決済情報を合わせて取引情報という。
【0012】
各POS端末1と店舗サーバ4とは、LAN(Local Area Network)等の通信回線6によって互いに接続されている。各POS端末1は、取引処理された商品の取引情報を通信回線6を介して店舗サーバ4に送信する。
【0013】
店舗サーバ4は、POS端末1から送信された取引情報を受信して管理する。また、店舗サーバ4は、会員となった顧客(以降「会員」という)の会員情報を、会員を特定する会員コード別に記憶する。この会員情報には、当該会員が決済金額に応じて付与されたポイントを累計した累計ポイントと、会員が店舗Pに来店した企画別の来店回数とを含む。
【0014】
来店回数は、会員が、POS端末1によって、企画の実施期間内に所定金額(例えば1000円)以上の買い物をした取引の回数である。なお、実施形態では、一日の来店回数は1回とする。一日に複数回所定金額以上の取引をしても、取引回数は1回である。
【0015】
本部サーバ3と店舗サーバ4とは、ネットワーク等の通信回線5によって互いに接続されている。本部サーバ3は、店舗Pが実施する各種企画を作成する。ここでいう企画とは、例えば店舗Pにおいて実施する種々のキャンペーンやプロモーションをいい、期間を区切って行われる。例えば、特定の期間内に店舗Pに何度も来店してもらうことを目的としたプロモーションである。本部サーバ3は、作成した企画の情報を通信回線5を介して店舗サーバ4に送信する。店舗サーバ4は、本部サーバ3が送信された企画情報を受信して記憶する。なお、詳細は後述するが、企画は店舗サーバ4でも作成可能である。
【0016】
続いて、
図2〜
図6を用いて、店舗サーバ4のハードウェア構成について説明する。
図2は、店舗サーバ4のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、店舗サーバ4は、制御主体となるCPU41、各種プログラムを記憶するROM42、各種データを展開するRAM43、各種プログラムを記憶するメモリ部44等を備えている。CPU41、ROM42、RAM43、メモリ部44は、互いにデータバス45を介して接続されている。CPU41とROM42とRAM43が、制御部400を構成する。すなわち、制御部400は、CPU41がメモリ部44に記憶されRAM43に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
【0017】
メモリ部44は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラムを記憶する制御プログラム部441を備えている。また、メモリ部44は、会員情報を記憶する会員マスタ442(
図3を参照)、および本部サーバ3から受信した企画情報を記憶する企画マスタ443(
図4および
図5を参照)を備えている。
【0018】
また制御部400は、データバス45およびコントローラ46を介して、キーボード等で構成された操作部47、およびLCD等で構成された表示部48と接続している。
【0019】
また制御部400は、データバス45およびネットワークI/F49を介して、通信回線5および通信回線6と接続している。
【0020】
図3は、店舗サーバ4の会員マスタ442の構成を示すメモリマップである。
図3において、会員マスタ442は、会員コード部4421、会員情報部4422、累計ポイント部4423、企画別の来店回数部4424を備えている。なお、
図3は、ある一人の会員に対する会員マスタ442を示すものであり、実際には会員の数だけ会員マスタ442が存在する。
【0021】
会員コード部4421は、会員を特定する会員コードを記憶している。会員情報部4422は、会員コードで特定される会員の諸情報(会員名、住所、家族構成等)を記憶している。累計ポイント部4423は、会員コードで特定される会員が今まで付与されたポイントの合計から使用したポイントの合計を減じた累計ポイントを記憶している。企画別の来店回数部4424は、企画を特定する企画ナンバー(以降「企画No」という)別に、当該企画の実施期間内の当該会員の来店回数を記憶する。なお、企画別の来店回数部4424には、直近に来店回数を+1した来店日、および直近に来店ポイントを付与した来店日も企画別に記憶する。この企画別の来店回数部4424に記憶された情報によって、当該会員が、企画別に、企画の実施期間内に来店した来店回数を知ることができる。なお、実施期間が終了した企画の当該会員の企画別の来店回数部4424に記憶された来店回数は、そのまま記憶してもよいし、削除してもよい。
【0022】
図4は、店舗サーバ4の企画マスタ443の構成を示すメモリマップである。
図4において、企画マスタ443は、企画No部4431、実施期間部4432、ポイント付与部4433、販促情報部4434、基準金額部4435を備えている。なお、
図4は、ある一つの企画(例えば企画1)に対する企画マスタ443を示すものであり、実際には企画の種類だけ企画マスタ443が存在する。
【0023】
企画No部4431は、企画を特定する企画Noを記憶する。実施期間部4432は、企画Noに対応してそれぞれの企画の実施期間を記憶する。ポイント付与部4433は、
図5を用いて後述する。販促情報部4434は、企画の実施期間中に、会員に手渡すレシートに印字される販促情報を記憶する。基準金額部4435は、来店回数をカウントしたり、来店ポイントを付与するために一取引において会員が商品を購入した合計金額に対する基準金額(実施形態では1000円)を記憶している。すなわち、合計金額が基準金額以上であれば、当該会員の来店回数を+1カウントアップする。また、合計金額が基準金額以上であれば、来店回数が所定金額に達していることを条件に、当該会員に対して来店ポイントを付与する。
【0024】
図5は、企画マスタ443のポイント付与部4433の構成を示すメモリマップである。
図5において、ポイント付与部4433は、所定回数部44331と付与ポイント数部44332を備えている。所定回数部44331は、所定回数である所定の来店回数を記憶している。実施形態では、所定回数10回、所定回数15回、所定回数20回の3段階の所定回数を記憶している。また、付与ポイント数部44332は、所定回数部44331に記憶された所定回数に対応して、会員の来店回数が所定回数に達したときに当該会員に付与する来店ポイントの数を記憶する。
図5の例では、所定回数10回に対応して2ポイント、所定回数15回に対して4ポイント、所定回数20回に対して6ポイントが記憶されている。
【0025】
ここで、販促情報部4434に記憶されている販促情報は、所定回数部44331に記憶されている所定回数に対応した内容の情報である。実施形態では、販促情報部4434には、所定回数10回に対応した販促情報、所定回数15回に対応した販促情報、所定回数20回に対応した販促情報がそれぞれ記憶されている。所定回数10回に対応した販促情報は、例えば「来店回数10回をクリア。来店ポイント2ポイント付与。来店回数が15回になると4ポイントに増加。」といった情報である。また、所定回数15回に対応した販促情報は、例えば「来店回数15回をクリア。来店ポイント4ポイント付与。来店回数が20回になると6ポイントに増加。」といった情報である。所定回数20回に対応した販促情報は、例えば「来店回数20回をクリア。来店ポイント6ポイント付与。」といった情報である。なお、販促情報部4434には、所定回数に対応していない販促情報も記憶している。すなわち、販促情報部4434は、来店回数が10回未満の企画に対しても販促情報(例えば、「来店回数10回をクリアすれば来店ポイント2を付与」のような販促情報)を記憶している。
【0026】
ここで、本部サーバ3に入力され店舗サーバ4に送信された企画情報を変更する際の操作について説明する。本部サーバ3から店舗サーバ4に送信された企画情報は、店舗サーバ4において変更することができる。店舗サーバ4は、企画変更モードにおいて、本部サーバ3から送信された企画情報を表示部48に表示する。
図6は、表示部48に表示された企画情報画面Gである。
【0027】
企画情報画面Gは、企画の種類と実施期間等を表示する企画情報部G1、来店ポイントの付与条件や販促情報を表示する来店ポイント部G2、各種の変更を宣言する操作キー部G3を有している。企画情報部G1は、企画を特定する企画Noを表示する企画No部G11、企画の名称を表示する企画名称部G12、企画の開始日を表示する企画開始部G13、企画の終了日を表示する企画終了部G14、企画を実行したか未実行かを表示する企画実行部G15、企画の修正を本部Hでするか店舗Pでするかを表示するメンテナンス部G16を有する。企画の開始日から企画の終了日までが企画の実施期間である。
【0028】
また、来店ポイント部G2は、来店ポイントを付与する来店回数(すなわち所定回数)を段階的に記憶する所定回数部G21、来店回数が各所定回数に達した場合に付与される来店ポイントを各所定回数に対応してそれぞれ段階的に記憶する来店ポイント部G22、来店回数および来店ポイントを付与するための条件である、一回の取引での購入合計金額に対する基準数値(商品の販売合計金額が所定金額以上であるかの判断基準となる所定金額)を表示する基準金額部G23、会員に手渡すレシートに印字する販促キャンペーンの情報を表示する販促レシート情報部G24を有する。
【0029】
図6の例では、所定回数が10回に対して来店ポイントとして2ポイントが表示され、所定回数が15回に対して来店ポイントとして4ポイントが表示され、所定回数が20回に対して来店ポイントが6ポイントが表示されている。これは、来店回数が10回に達した場合に2ポイントの来店ポイントを付与すること、来店回数が15回に達した場合に4ポイントの来店ポイントを付与すること、来店回数が20回に達した場合に6ポイントの来店ポイントを付与することを意味している。また、基準金額部G23に1000円と表示されているのは、一回の取引が1000円以上であることが、来店回数を+1カウントアップする条件であり、かつ来店ポイントを付与する条件であることを示す。
【0030】
また、操作キー部G3は、企画情報を店舗サーバ4から入力する場合に操作する入力キーG31、本部サーバ3から送信された企画情報を変更する場合に操作する変更キーG32、入力された企画情報を削除する場合に操作する削除キーG33、変更した企画情報を元の情報と置き換えて反映させる場合に操作する反映キーG34、入力あるいは変更した企画情報を確認する場合に操作する確認キーG35、企画情報の入力や変更を終了する場合に操作する終了キーG36、企画情報画面Gから一つ前の画面に戻る場合に操作する前画面キーG37を有する。
【0031】
企画情報の変更に携わる操作者は、変更キーG32を操作後、変更したい箇所にカーソルを移動させて該当箇所の情報を変更する。例えば付与する来店ポイントを変更する場合は、変更キーG32を操作後、カーソルを来店ポイント部G22に移動して、すでに表示されている来店ポイントを新しい来店ポイントに変更する。その後、変更した来店ポイントを確認して確認キーG35を操作し、その後に反映キーG34を操作して修正された来店ポイントを反映させる。そして最後に終了キーG36を操作して変更の操作を終了する。
【0032】
なお、企画No部G11に表示されている企画Noと企画名称部G12に記憶されている企画名称は、企画No部4431に記憶されている。企画開始部G13に表示されている企画の開始日と企画終了部G14に表示されている企画の終了日(すなわち企画の実施期間)は、実施期間部4432に記憶されている。所定回数部G21に表示されている所定回数は、所定回数部44331に記憶されている。来店ポイント部G22に表示されている会員に付与する来店ポイントは、付与ポイント数部44332記憶されている。販促レシート情報部G24に表示されているレシートに印字する販促キャンペーンの情報は、販促情報部4434に記憶されている。企画情報を変更した場合は、反映キーG34を操作したタイミングで、制御部400は、企画マスタ443の該当する箇所の当該変更情報を上書きする。
【0033】
次に、情報処理装置であるPOS端末1について説明する。
図7は、POS端末1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図7において、POS端末1は、制御主体となるCPU(Central Processing Unit)11、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)12、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)13、各種プログラムを記憶するメモリ部14等を備えている。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにデータバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
【0034】
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラムを記憶する制御プログラム部141を備えている。
【0035】
また制御部100は、データバス15およびコントローラ16を介して、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成されたオペレータ用表示部17と客用表示部18、キーボード等で構成された操作部19、およびサーマルプリンタ等で構成された印字部20、読取部21、カードリーダ23と接続している。
【0036】
読取部21は、例えばバーコードや二次元コード等のコードシンボルを光学的に読み取るスキャナ装置である。制御部100は、読み取った当該コードシンボルに保持された情報を入力する。なお、商品に付されたコードシンボルには、その商品を特定するための商品コード等が保持されている。カードリーダ23は、会員カードに磁気的あるいは電気的に記憶された会員を特定するための会員コードを読み取る。制御部100は、読み取った会員コードを入力する。
【0037】
コントローラ16は、制御部100の指示に基づいて、表示情報に基づく情報を、オペレータ用表示部17や客用表示部18に表示させる。また、コントローラ16は、操作部19から、操作されたキーに対応した入力信号を取り込む。また、コントローラ16は、例えばレシート情報に基づいて印字部20にレシートを印字させる。
【0038】
また、制御部100は、データバス15を介して通信I/F(Interface)22に接続されており、この通信I/F22を介して通信回線5や通信回線6と接続することが可能となっている。
【0039】
ここからは、実施形態に係る店舗サーバ4とPOS端末1の制御処理について説明する。
【0040】
まず、店舗サーバ4の制御部400が制御プログラム部441に記憶された制御プログラムに従って制御することにより実行される制御処理について説明する。
図8は、店舗サーバ4における制御処理の流れを示すフローチャートである。
図8において、制御部400は、POS端末1から、会員コードとともに会員情報の問合わせを受信したか否かを判断する(S11)。会員情報の問合わせを受信したと判断した場合には(S11のYes)、制御部400は、受信した会員コードに基づいて会員マスタ442に記憶されている当該会員の会員情報を、問合わせがあったPOS端末1に送信する(S12)。すなわち、制御部400は、会員コード部4421に記憶された会員コード、会員情報部4422に記憶された会員情報、累計ポイント部4423に記憶された当該会員が保有する累計ポイント、企画別の来店回数部4424に記憶された当該会員の企画別の来店回数を、問合わせがあったPOS端末1に送信する(S12)。そして制御部400は、S11に戻る。
【0041】
また、会員情報の問合わせを受信していないと判断した場合には(S11のNo)、制御部400は、POS端末1から企画情報の問合せがあったか否かを判断する(S13)。企画情報の問合せがあったと判断した場合には(S13のYes)、制御部400は、企画マスタ443に記憶されている企画情報を問い合せがあったPOS端末1に送信する(S14)。すなわち制御部400は、企画No部4431に記憶された企画No、実施期間部4432に記憶されている企画の実施期間、ポイント付与部4433に記憶した所定回数と付与ポイント数、販促情報部4434に記憶した販促情報、基準金額部4435に記憶した基準金額を、問い合せがあったPOS端末1に送信する(S14)。そして制御部400は、S11に戻る。
【0042】
また、企画情報の問合せではないと判断した場合には(S13のNo)、制御部400は、POS端末1から送信された会員情報を受信したか否かを判断する(S21)。会員情報を受信したと判断した場合には(S21のYes)、制御部400は、受信した会員情報に含まれる来店回数を企画別の来店回数部4424に上書き記憶して情報を更新する(S22)。また制御部400は、会員情報に含まれる当該会員の累計ポイントを累計ポイント部4423に上書き記憶して情報を更新する(S23)。そして制御部400は、S11に戻る。
【0043】
また、会員情報を受信していないと判断した場合には(S21のNo)、制御部400は、企画情報を変更する変更キーG32が操作されたか否かを判断する(S31)。変更キーG32が操作されたと判断した場合には(S31のYes)、制御部400は、企画情報画面Gを表示部48に表示する(S32)。そして制御部400は、変更された企画情報に基づいて企画マスタ443の情報を更新する(S33)。そして制御部400は、S11に戻る。
【0044】
また、キーG32が操作されていないと判断した場合には(S31のNo)、制御部400は、本部サーバ3から企画情報を受信したか否かを判断する(S34)。企画情報を受信したと判断した場合には(S34のYes)、制御部400は、受信した企画情報を企画マスタ443に記憶する(S35)。そして制御部400は、S11に戻る。また、企画情報を受信していないと判断した場合には(S34のNo)、制御部400は、S11に戻る。
【0045】
なお、
図8には記載していないが、入力キーG31が操作された場合、制御部400は、操作部47等から入力された企画情報を企画マスタ443に記憶する。このようにして、店舗サーバ4においても企画情報を入力することができる。
【0046】
次に、POS端末1の制御部100が制御プログラム部141に記憶された制御プログラムに従って制御することにより実行されるPOS端末1の制御処理について説明する。
【0047】
図9は、POS端末1の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100は、制御プログラム部141から制御プログラムを読み出して実行することにより、期間判断手段101、来店回数判断手段102、特典付与手段103、カウント手段104、レシート発行手段105として機能する。
【0048】
期間判断手段101は、企画情報部134に記憶された商品の販売に関する企画および当該企画を実施する期間に基づいて、企画の実施期間内であるか否かを判断する機能を有する。
【0049】
来店回数判断手段102は、期間判断手段101が判断した企画の実施期間内における同一会員の来店回数が企画情報部134に記憶された所定回数に達したか否かを判断する機能を有する。
【0050】
特典付与手段103は、来店回数判断手段102が会員の来店回数が所定回数に達したと判断した当該顧客に対して特典を付与する機能を有する。
【0051】
カウント手段104は、同一会員の来店回数をカウントする機能を有する。
【0052】
レシート発行手段105は、期間判断手段101が判断した実施日間内の取引に対して、企画を宣伝する販促レシートを発行する機能を有する。
【0053】
図10および
図11は、POS端末1の制御処理の流れを示すフローチャートである。
図10において、制御部100は、カードリーダ23で読み取られた会員コードを入力したか否かを判断する(S41)。会員コードを入力したと判断した場合には(S41のYes)、制御部100は、入力した会員コードに基づいて、店舗サーバ4に対して会員情報を問合わせる(S42)。そして制御部100は、問合わせに対して店舗サーバ4から受信した会員情報を会員情報部133に記憶する(S43)。そして制御部100はS41に戻る。
【0054】
また、会員コードの入力ではないと判断した場合には(S41のNo)、制御部100は、読取部21で読み取った商品コードを入力したか否かを判断する(S44)。商品コードを入力したと判断した場合には(S44のYes)、制御部100は、入力した商品コードに基づいて売上登録処理を実行して、取得した商品情報を商品情報部131に記憶する(S45)。そして制御部100は、S41に戻る。
【0055】
また、商品コードの入力ではないと判断した場合には(S44のNo)、制御部100は、操作部19に設けられた締めキー(図示せず)の操作に伴う締め処理であるか否かを判断する(S51)。締め処理であると判断した場合には(S51のYes)、制御部100は、S52〜S62までの決済処理を実行する。すなわち制御部100は、商品情報部131に記憶された商品情報に基づいて購入した商品の合計金額を決定して合計金額部132に記憶する(S52)。そして制御部100は、合計金額部132に記憶した合計金額に基づいて、購入金額に応じたポイントを算出して、S43で記憶した当該会員の累計ポイントに算出したポイントを加算した新たな累計ポイントを会員情報部133に上書き記憶する(S53)。次に制御部100は、店舗サーバ4に対して、企画情報の問合せを行う(S54)。そして、問い合わせに対して店舗サーバ4から送信された企画情報を受信して企画情報部134に記憶する(S55)。
【0056】
そして制御部100は、記憶した企画情報に含まれる実施期間の情報に基づいて、現在実施期間内である企画があるか否かを判断する(S56)。実施期間内である企画があると判断した場合には(S56のYes)、当該企画を選出し、次に制御部100は、今回の取引に係る合計金額が、S55で記憶した基準金額(すなわち、基準金額部4435に記憶されている基準金額(実施形態では1000円))以上であるか否かを判断する(S57)。基準金額以上であると判断した場合には(S57のYes)、制御部100は、S43で記憶した会員情報に含まれる来店日(すなわち、企画別の来店回数部4424に記憶されている来店日)に基づいて、当該会員が本日すでに基準金額以上の取引を実施しているか否かを判断する(S58)。本日はまだ基準金額以上の取引を実施していないと判断した場合には(S58のNo)、制御部100は、S43で記憶した当該会員の来店回数のうち、S56で選出された企画における当該会員の来店回数を+1カウントアップする(S59)。そして制御部100は、
図11に示す来店ポイント処理を実行する(S60)。
【0057】
図11は、S60で実行される来店ポイント処理の流れをフローチャートである。制御部100は、まずS59で更新した当該会員の来店回数が10回以上であるか否かを判断する(S71)。10回以上ではないと判断した場合には(S71のNo)、制御部100は、企画情報部134に記憶した、来店回数10回未満に対応した販促情報を読み出して販促情報を印字した販促レシートを印字部20から発行する(S77)。
【0058】
一方、来店回数が10回以上であると判断した場合には(S71のYes)、制御部100は、来店回数が10回以上15回未満であるか否かを判断する(S72)。来店回数が10以上15未満であると判断した場合には(S72のYes)、制御部100は、S53で記憶した累計ポイントに来店ポイント2ポイントをさらに付与(加算)して記憶する(S73)。そして制御部100は、企画情報部134に記憶した、来店回数が10以上15未満に対応した販促情報を印字した販促レシートを印字部20から発行する(S77)。
【0059】
また、来店回数が10回以上15回未満ではないと判断した場合には(S72のNo)、制御部100は、来店回数が15回以上20回未満であるか否かを判断する(S74)。来店回数が15回以上20回未満であると判断した場合には(S74のYes)、制御部100は、S53で記憶した累計ポイントに来店ポイント4ポイントをさらに付与(加算)して記憶する(S75)。そして制御部100は、企画情報部134に記憶した、来店回数が15以上20未満に対応した販促情報を印字した販促レシートを印字部20から発行する(S77)。
【0060】
また、来店回数が15回以上20回未満ではないと判断した場合には(S74のNo)、当該会員の来店回数は20回以上であると判断して、S53で記憶した累計ポイントに来店ポイント6ポイントをさらに付与(加算)して記憶する(S76)。そして制御部100は、企画情報部134に記憶した、来店回数が20回以上に対応した販促情報を印字した販促レシートを印字部20から発行する(S77)。
【0061】
このように、実施形態では、制御部100は、来店回数が10回以上15回未満(10回〜14回)である会員には来店ポイント2ポイントを付与する。また、来店回数が15回以上20回未満(15回〜19回)である会員には来店ポイント4ポイントを付与する。また、来店回数が20回以上である会員には来店ポイント6ポイントを付与する。
【0062】
図10の説明に戻る。S77を実行した制御部100は、会員情報部133に記憶している会員情報を会員マスタ442に送信する(S61)。そして制御部100は、S41に戻る。
【0063】
なお、S56において、現在実施期間内の企画がないと判断した場合には(S56のNo)、制御部100は、販促情報を印字しないレシートを印字部20で印字して発行する(S62)。また、S57において、今回の取引に係る合計金額が基準金額以上ではないと判断した場合(S57のNo)、およびS58において、当該会員が本日すでに来店していると判断した場合には(S58のYes)、制御部100は、S59の処理とS60の処理を実行することなくS61の処理を実行する。
【0064】
このような実施形態によれば、来店した会員の来店回数をカウントして、当該来店回数が所定回数である10回に達したか、15回に達したか、20回に達したかを判断して、いずれかの所定回数に達している場合には、当該会員に対して、達している段階の所定回数に応じて段階的に増加した来店ポイントを付与することができる。そのため、期間を区切った企画に対する来店回数に応じて顧客に特典を付与することが可能である。
【0065】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0066】
例えば、実施形態では、所定回数に達した以降、次の所定回数に達するまで継続的に来店ポイントを付与するようにしたが、これに限らず、所定回数に達した時だけ来店ポイントを付与するようにしてもよい。この場合、付与する来店ポイントはポイント数が多いことが望ましい(例えば500ポイント)。
【0067】
また、実施形態では、一取引における合計金額が所定金額以上となった場合に、来店ポイントを付与するようにしたが、これに限らず、合計金額の額に係わらず取引が成立すれば来店ポイントを付与するようにしてもよい。また、来店すれば、取引の有無に係わらず来店ポイントを付与するようにしてもよい。
【0068】
また実施形態では、一取引における合計金額が所定金額以上となった場合に当該顧客の来店回数をカウントしたが、これに限らず、合計金額の額に係わらず取引が成立すれば来店回数をカウントするようにしてもよい。また、取引の有無に係わらず来店した回数を来店回数としてカウントするようにしてもよい。
【0069】
また、実施形態では、来店回数をカウントする条件と来店ポイントを付与する条件を、同一金額(所定金額)としたが、これに限らず、個別の条件を設定してもよい。
【0070】
また、実施形態では、POS端末1が来店回数をカウントするようにしたが、これに限らず、POS端末1は取引が成立するとその情報を店舗サーバ4に送信して、店舗サーバ4が、受信した取引の回数に基づいて来店回数をカウントするようにしてもよい。
【0071】
また、実施形態では、POS端末1を情報処理装置として説明したが、これに限らず、例えば店舗サーバ4を情報処理装置としてもよい。
【0072】
また、実施形態では、特典の付与の一例としてポイントを付与するようにしたが、これに限らず、例えば、クーポン、景品、商品、割引きや値引き等のサービス等の付与であってもよい。
【0073】
また、実施形態では、同一日に何回所定金額以上の買い物をしても、来店回数は1回としたが、これに限らず、同一日においても、所定金額以上の買い物をした回数分を来店回数としてカウントしてもよい。
【0074】
また、実施形態では、発明を期間内に何度も来店してもらうためのプロモーションに適用して説明したが、これに限らず、例えば、特定の商品を販売促進のプロモーションや販売する商品の価格を下げるキャンペーン等に用いてもよい。
【0075】
また、実施形態では、商品を販売対象として説明したが、これに限らず、販売対象は、例えば顧客に販売するサービス等であってもよい。
【0076】
なお、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0077】
また、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0078】
また、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。