(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6718042
(24)【登録日】2020年6月16日
(45)【発行日】2020年7月8日
(54)【発明の名称】圧力配管の速い切り替えが可能な方法及び切り替え装置
(51)【国際特許分類】
F16L 41/16 20060101AFI20200629BHJP
【FI】
F16L41/16
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-124159(P2019-124159)
(22)【出願日】2019年7月3日
【審査請求日】2019年7月4日
(31)【優先権主張番号】201910474038.5
(32)【優先日】2019年6月2日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520129403
【氏名又は名称】温州市委暁電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】方▲せん▼
【審査官】
渡邉 聡
(56)【参考文献】
【文献】
特公昭48−015800(JP,B1)
【文献】
実公昭34−017567(JP,Y1)
【文献】
特開平08−219306(JP,A)
【文献】
特開平05−149458(JP,A)
【文献】
中国実用新案第203273150(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 41/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、切り替え装置は本体を含み、前記本体の中には切り替えチャンバが設けられ、前記切り替えチャンバの左右両側と上側とには水管が固定的に設けられ、前記水管の中にはパイプが貫通しており、前記パイプと外部とが連通しており、前記切り替えチャンバの中には切り替え装置が設けられ、前記切り替え装置は前記切り替えチャンバの前壁に固定的に設けられた切り替えモーターを含み、前記切り替えモーターの後端には三方継ぎ手が伝動できるように連結され、前記三方継ぎ手の中には連通チャンバが設けられ、前記連通チャンバの左右両側と下側とには連結パイプが連通するように設けられ、前記連結パイプの開口が前記連通チャンバから離れており、前記切り替え装置の下側には口閉じ装置が設けられ、前記切り替え装置の左右両側と上側とには密封装置が設けられ、前記口閉じ装置は下向きに置いてある前記連結パイプの口を閉じることができ、前記連通チャンバの中に流れた媒質が下方から流れ出すことを防ぎ、前記密封装置は三方継ぎ手と前記水管とを接合しきつく挟むことができ、これによって同じ側にある前記連結パイプと前記パイプとの間に水が流れることができ、前記切り替えチャンバの後側には制御装置が設けられ、前記制御装置は同時に前記口閉じ装置と前記密封装置との作動を制御することができ、前記三方継ぎ手が回転することによって四つの形で三つの側の前記パイプの間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプが下に向いているとき、相対した前記連結パイプが水平状態にあり、これにより左右両側の前記パイプを連通し、中間の前記連結パイプが左に向くとき、左側の前記パイプと上側の前記パイプとの間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプが上に向くとき、三つの側の前記パイプの間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプが右に向くとき、右側の前記パイプと上側の前記パイプとの間に水が流れることができ、
使用方法は:制御装置を始動し、口閉じ装置を降下連動させ、同時に密封装置を連動させ、密封装置が三方継ぎ手と水管との間の接合を解除し、このとき切り替えモーターが作動し三方継ぎ手を回転連動させ、回転角度は九十度と、百八十度と、二百七十度とに限られており、パイプの中で水をどういうふうに流すニーズにより回転角度を選択し、回転完了後再び制御装置を始動し、口閉じ装置と密封装置とを復帰させ、改めて口を閉じれば接合ができることを特徴とする圧力配管の速い切り替えが可能な方法及び切り替え装置。
【請求項2】
前記口閉じ装置は前記切り替えチャンバの下壁の中間に連通するように設けられた昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバの中には昇降ロッドがスライドできるように設けられ、前記昇降ロッドの上端には口閉じ板が固定的に設けられ、前記口閉じ板の中には上方に開口した密封チャンバが設けられ、前記昇降チャンバの左右両側にはスライドロッドチャンバが左右に対称的に設けられ、前記スライドロッドチャンバが前記切り替えチャンバの下壁に連通しており、前記スライドロッドチャンバの中にはスライドロッドがスライドできるように設けられ、前記スライドロッドの上端には支持ロッドがヒンジによって連結され、前記支持ロッドの上端が前記口閉じ板の左右両端面にヒンジによって連結され、
使用するとき、スライドロッドを移動し互いに近づけまたは離れさせ、支持ロッドが口閉じ板を上昇または降下させ、下向きの一端の連通チャンバは密封チャンバの中に伸びて密封チャンバの下壁と当接することができ、下向きの連結パイプの口を閉じることを特徴とする請求項1に記載の圧力配管の速い切り替えが可能な方法及び切り替え装置。
【請求項3】
前記密封装置は切り替えチャンバの左右壁と上壁とに連通するように設けられた接合チャンバを含み、前記接合チャンバのうち前記切り替えチャンバから離れた側の内壁の中には水管が固定的に設けられ、前記接合チャンバの中には半円弧の接合板が対称的に、且つスライドできるように設けられ、左右両側の前記接合チャンバの中の前記接合板は上下に対称的に、且つ上下に移動できるように設けられ、上側の前記接合チャンバの中には前記接合板が左右に対称的に、且つ左右に移動できるように設けられ、左右両側の前記接合チャンバの上下両壁には押し引きチャンバが連通するように設けられ、上側の前記押し引きチャンバが上側の前記接合チャンバの左右両壁に連通しており、前記押し引きチャンバの後壁には斜めスライド溝が連通するように設けられ、前記斜めスライド溝の中にはスライド軸がスライドできるように設けられ、前記スライド溝の前端が前記押し引きチャンバの中に伸びており、前記接合板のうち前記押し引きチャンバに近接した一端には押し引きロッドがヒンジによって連結され、前記押し引きロッドが同じ側の前記押し引きチャンバの中に伸びており、且つ前記スライド軸に回転できるように連結され、
使用するとき、スライド軸は押し引きロッドによりそれぞれの接合チャンバの中の接合板を互いに近づけまたは離れさせることを特徴とする請求項1に記載の圧力配管の速い切り替えが可能な方法及び切り替え装置。
【請求項4】
前記制御装置は前記切り替えチャンバの後壁の中に設けられた傘歯車チャンバを含み、前記傘歯車チャンバの後壁の中には制御モーターが固定的に設けられ、前記制御モーターの前端には駆動傘歯車が伝動できるように連結され、前記傘歯車チャンバの左上と、右上と、右下と、左下との四つの側には伸縮チャンバが環状に配置され、前記伸縮チャンバの中には伸縮ロッドがスライドできるように設けられ、前記伸縮チャンバが前記斜めスライド溝の後側に連通しており、前記スライド軸の後端が前記伸縮ロッドに固定的に連結され、前記伸縮ロッドの中には前記傘歯車チャンバに向いて開口したネジ山チャンバが設けられ、前記ネジ山チャンバの中にはネジロッドがねじ山によって連結され、前記ネジロッドの一端が前記傘歯車チャンバの中に伸びており、且つ前記ネジロッドの一端には前記駆動傘歯車と噛合した従動傘歯車が固定的に設けられ、
使用するとき、制御モーターが作動し駆動傘歯車を回転連動させ、ネジ山の連結により従動傘歯車を回転連動させ、これによりネジロッドを回転連動させ、ネジ山の連結により伸縮ロッドを傘歯車チャンバから離れた方向へ移動連動させ、これによりスライド軸を中心から離れた方向へ移動連動させることを特徴とする請求項1に記載の圧力配管の速い切り替えが可能な方法及び切り替え装置。
【請求項5】
下側の伸縮チャンバの間にはガイドスライドチャンバが連通するように設けられ、前記ガイドスライドチャンバが前記スライドロッドチャンバの後壁に連通しており、前記ガイドスライドチャンバの中にはガイドスライドブロックが左右に対称的に、且つスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドブロックが前記スライドロッドの後端に固定的に連結され、前記ガイドスライドブロックの中にはスライドチャンバが設けられ、前記スライドチャンバの中にはスライドブロックがスライドできるように設けられ、前記スライドブロックのうち前記伸縮チャンバに近接した一端には連結ロッドが固定的に設けられ、前記連結ロッドが下側の前記伸縮ロッドの下端に固定的に連結され、
使用するとき、下側の伸縮ロッドが連結ロッドによりスライドブロックを下へスライド連動させると同時に、スライドブロックを互いに離れさせ、スライドブロックがスライドチャンバの中に上下にスライドすることができるため、ガイドスライドブロックが互いに離れ、これによりスライドロッドチャンバを互いに離れさせることを特徴とする請求項1に記載の圧力配管の速い切り替えが可能な方法及び切り替え装置。
【請求項6】
前記切り替えチャンバの下壁には外部に連通した流出口が連通するように設けられ、
使用するとき、連通方式の切り替えをするとき、連通チャンバと連結パイプとの中に残された媒質が切り替えチャンバの中に流れ、流出口により排出されることができることを特徴とする請求項1に記載の圧力配管の速い切り替えが可能な方法及び切り替え装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は配管技術分野を取り上げて、具体的には圧力配管の速い
切り替えが可能な方法及び
切り替え装置である。
【背景技術】
【0002】
圧力配管は導水作用を果たすことができるが、異なった環境とニーズによって導水方向が
異なっており、そのため、配管を速く
切り替えする必要があり、現有の圧力配管の
切り替え方法の中、ほとんどが直接に配管を固定し連結し、そして固定し取り付け、配管の開閉を制御するため、それぞれの配管にはバルブが取り付けられ、しかし長時間の圧力により、閉まっているバルブが長時間の圧力を受けるため、壊れやすくなり、もしバルブが壊れて水が漏れたら、損失を招く一方、圧力が降下することによって水圧の作用を弱めることもあり、同時にメンテナンスも面倒くさく、従って、圧力配管の速い
切り替えが可能な方法及び
切り替え装置が必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第101725793号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は圧力配管の速い
切り替えが可能な方法及び
切り替え装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の圧力配管の速い
切り替えが可能な方法及び
切り替え装置の中、
切り替え装置は本体を含み、前記本体の中には
切り替えチャンバが設けられ、前記
切り替えチャンバの左右両側と上側とには水管が固定的に設けられ、前記水管の中にはパイプが貫通しており、前記パイプと外部とが連通しており、前記
切り替えチャンバの中には切り替え装置が設けられ、前記切り替え装置は前記
切り替えチャンバの前壁に固定的に設けられた切り替えモーターを含み、前記切り替えモーターの後端には三方継ぎ手が伝動できるように連結され、前記三方継ぎ手の中には連通チャンバが設けられ、前記連通チャンバの左右両側と下側とには連結パイプが連通するように設けられ、前記連結パイプの開口が前記連通チャンバから離れており、前記切り替え装置の下側には口閉じ装置が設けられ、前記切り替え装置の左右両側と上側とには密封装置が設けられ、前記口閉じ装置は下向きに置いてある前記連結パイプの口を閉じることができ、前記連通チャンバの中に流れた媒質が下方から流れ出すことを防ぎ、前記密封装置は三方継ぎ手と前記水管とを接合しきつく挟むことができ、これによって同じ側にある前記連結パイプと前記パイプとの間に水が流れることができ、前記
切り替えチャンバの後側には制御装置が設けられ、前記制御装置は同時に前記口閉じ装置と前記密封装置との作動を制御することができ、前記三方継ぎ手が回転することによって四つの形で三つの側の前記パイプの間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプが下に向いているとき、相対した前記連結パイプが水平状態にあり、これにより左右両側の前記パイプを連通し、中間の前記連結パイプが左に向くとき、左側の前記パイプと上側の前記パイプとの間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプが上に向くとき、三つの側の前記パイプの間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプが右に向くとき、右側の前記パイプと上側の前記パイプとの間に水が流れることができる。
【0006】
更の技術プラン、前記口閉じ装置は前記
切り替えチャンバの下壁の中間に連通するように設けられた昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバの中には昇降ロッドがスライドできるように設けられ、前記昇降ロッドの上端には口閉じ板が固定的に設けられ、前記口閉じ板の中には上方に開口した密封チャンバが設けられ、前記昇降チャンバの左右両側にはスライドロッドチャンバが左右に対称的に設けられ、前記スライドロッドチャンバが前記
切り替えチャンバの下壁に連通しており、前記スライドロッドチャンバの中にはスライドロッドがスライドできるように設けられ、前記スライドロッドの上端には支持ロッドがヒンジによって連結され、前記支持ロッドの上端が前記口閉じ板の左右両端面にヒンジによって連結されている。
【0007】
更の技術プラン、前記密封装置は
切り替えチャンバの左右壁と上壁とに連通するように設けられた接合チャンバを含み、前記接合チャンバのうち前記
切り替えチャンバから離れた側の内壁の中には水管が固定的に設けられ、前記接合チャンバの中には半円弧の接合板が対称的に、且つスライドできるように設けられ、左右両側の前記接合チャンバの中の前記接合板は上下に対称的に、且つ上下に移動できるように設けられ、上側の前記接合チャンバの中には前記接合板が左右に対称的に、且つ左右に移動できるように設けられ、左右両側の前記接合チャンバの上下両壁には押し引きチャンバが連通するように設けられ、上側の前記押し引きチャンバが上側の前記接合チャンバの左右両壁に連通しており、前記押し引きチャンバの後壁には斜めスライド溝が連通するように設けられ、前記斜めスライド溝の中にはスライド軸がスライドできるように設けられ、前記スライド溝の前端が前記押し引きチャンバの中に伸びており、前記接合板のうち前記押し引きチャンバに近接した一端には押し引きロッドがヒンジによって連結され、前記押し引きロッドが同じ側の前記押し引きチャンバの中に伸びており、且つ前記スライド軸に回転できるように連結されている。
【0008】
更の技術プラン、前記制御装置は前記
切り替えチャンバの後壁の中に設けられた傘歯車チャンバを含み、前記傘歯車チャンバの後壁の中には制御モーターが固定的に設けられ、前記制御モーターの前端には駆動傘歯車が伝動できるように連結され、前記傘歯車チャンバの左上と、右上と、右下と、左下との四つの側には伸縮チャンバが環状に配置され、前記伸縮チャンバの中には伸縮ロッドがスライドできるように設けられ、前記伸縮チャンバが前記斜めスライド溝の後側に連通しており、前記スライド軸の後端が前記伸縮ロッドに固定的に連結され、前記伸縮ロッドの中には前記傘歯車チャンバに向いて開口したネジ山チャンバが設けられ、前記ネジ山チャンバの中にはネジロッドがねじ山によって連結され、前記ネジロッドの一端が前記傘歯車チャンバの中に伸びており、且つ前記ネジロッドの一端には前記駆動傘歯車と噛合した従動傘歯車が固定的に設けられている。
【0009】
更の技術プラン、下側の伸縮チャンバの間にはガイドスライドチャンバが連通するように設けられ、前記ガイドスライドチャンバが前記スライドロッドチャンバの後壁に連通しており、前記ガイドスライドチャンバの中にはガイドスライドブロックが左右に対称的に、且つスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドブロックが前記スライドロッドの後端に固定的に連結され、前記ガイドスライドブロックの中にはスライドチャンバが設けられ、前記スライドチャンバの中にはスライドブロックがスライドできるように設けられ、前記スライドブロックのうち前記伸縮チャンバに近接した一端には連結ロッドが固定的に設けられ、前記連結ロッドが下側の前記伸縮ロッドの下端に固定的に連結されている。
【0010】
更の技術プラン、前記
切り替えチャンバの下壁には外部に連通した流出口が連通するように設けられている。
【発明の効果】
【0011】
本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、ニーズに合わせて自動的に接合でき、使用しない開口を閉じることもでき、
切り替えするときの密封問題を解決でき、三つの通路に対して四種類の方式で連通することにより、使用状況に応じて連通方向を選択でき、連通パイプの数量も選択でき、より多くのニーズに対応でき、使用しないパイプに対して、水を流通させない方法を取り、有効にパイプの使用寿命を延ばせる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
【
図1】
図1は本発明の圧力配管の速い
切り替えが可能な方法及び
切り替え装置の内部全体構成略図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜4を参照し、本発明の圧力配管の速い
切り替えが可能な方法及び
切り替え装置の中、
切り替え装置は本体11を含み、前記本体11の中には
切り替えチャンバ12が設けられ、前記
切り替えチャンバ12の左右両側と上側とには水管13が固定的に設けられ、前記水管13の中にはパイプ14が貫通しており、前記パイプ14と外部とが連通しており、前記
切り替えチャンバ12の中には切り替え装置101が設けられ、前記切り替え装置101は前記
切り替えチャンバ12の前壁に固定的に設けられた切り替えモーター15を含み、前記切り替えモーター15の後端には三方継ぎ手16が伝動できるように連結され、前記三方継ぎ手16の中には連通チャンバ17が設けられ、前記連通チャンバ17の左右両側と下側とには連結パイプ18が連通するように設けられ、前記連結パイプ18の開口が前記連通チャンバ17から離れており、前記切り替え装置101の下側には口閉じ装置102が設けられ、前記切り替え装置101の左右両側と上側とには密封装置103が設けられ、前記口閉じ装置102は下向きに置いてある前記連結パイプ18の口を閉じることができ、前記連通チャンバ17の中に流れた媒質が下方から流れ出すことを防ぎ、前記密封装置103は三方継ぎ手16と前記水管13とを接合しきつく挟むことができ、これによって同じ側にある前記連結パイプ18と前記パイプ14との間に水が流れることができ、前記
切り替えチャンバ12の後側には制御装置104が設けられ、前記制御装置104は同時に前記口閉じ装置102と前記密封装置103との作動を制御することができ、前記三方継ぎ手16が回転することによって四つの形で三つの側の前記パイプ14の間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプ18が下に向いているとき、相対した前記連結パイプ18が水平状態にあり、これにより左右両側の前記パイプを連通し、中間の前記連結パイプ18が左に向くとき、左側の前記パイプ14と上側の前記パイプ14との間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプ18が上に向くとき、三つの側の前記パイプ14の間に水が流れることができ、中間の前記連結パイプ18が右に向くとき、右側の前記パイプ14と上側の前記パイプ14との間に水が流れることができる。
【0015】
使用方法は:制御装置104を始動し、口閉じ装置102を降下連動させ、同時に密封装置103を連動させ、密封装置103が三方継ぎ手16と水管13との間の接合を解除し、このとき切り替えモーター15が作動し三方継ぎ手16を回転連動させ、回転角度は九十度と、百八十度と、二百七十度とに限られており、パイプの中で水をどういうふうに流すニーズにより回転角度を選択し、回転完了後再び制御装置104を始動し、口閉じ装置102と密封装置103とを復帰させ、改めて口を閉じれば接合ができる。
【0016】
有益に、前記口閉じ装置102は前記
切り替えチャンバ12の下壁の中間に連通するように設けられた昇降チャンバ19を含み、前記昇降チャンバ19の中には昇降ロッド20がスライドできるように設けられ、前記昇降ロッド20の上端には口閉じ板21が固定的に設けられ、前記口閉じ板21の中には上方に開口した密封チャンバ22が設けられ、前記昇降チャンバ19の左右両側にはスライドロッドチャンバ23が左右に対称的に設けられ、前記スライドロッドチャンバ23が前記
切り替えチャンバ12の下壁に連通しており、前記スライドロッドチャンバ23の中にはスライドロッド24がスライドできるように設けられ、前記スライドロッド24の上端には支持ロッド25がヒンジによって連結され、前記支持ロッド25の上端が前記口閉じ板21の左右両端面にヒンジによって連結されている。
【0017】
使用するとき、スライドロッド24を移動し互いに近づけまたは離れさせ、支持ロッド25が口閉じ板21を上昇または降下させ、下向きの一端の連通チャンバ17は密封チャンバ22の中に伸びて密封チャンバの下壁と当接することができ、下向きの連結パイプ18の口を閉じる。
【0018】
有益に、前記密封装置103は
切り替えチャンバ12の左右壁と上壁とに連通するように設けられた接合チャンバ45を含み、前記接合チャンバ45のうち前記
切り替えチャンバ12から離れた側の内壁の中には水管13が固定的に設けられ、前記接合チャンバ45の中には半円弧の接合板26が対称的に、且つスライドできるように設けられ、左右両側の前記接合チャンバ45の中の前記接合板26は上下に対称的に、且つ上下に移動できるように設けられ、上側の前記接合チャンバ45の中には前記接合板26が左右に対称的に、且つ左右に移動できるように設けられ、左右両側の前記接合チャンバ45の上下両壁には押し引きチャンバ27が連通するように設けられ、上側の前記押し引きチャンバ27が上側の前記接合チャンバ45の左右両壁に連通しており、前記押し引きチャンバ27の後壁には斜めスライド溝28が連通するように設けられ、前記斜めスライド溝28の中にはスライド軸29がスライドできるように設けられ、前記スライド溝29の前端が前記押し引きチャンバ27の中に伸びており、前記接合板26のうち前記押し引きチャンバ27に近接した一端には押し引きロッド30がヒンジによって連結され、前記押し引きロッド30が同じ側の前記押し引きチャンバ27の中に伸びており、且つ前記スライド軸29に回転できるように連結されている。
【0019】
使用するとき、スライド軸29は押し引きロッド30によりそれぞれの接合チャンバ45の中の接合板26を互いに近づけまたは離れさせる。
【0020】
有益に、前記制御装置104は前記
切り替えチャンバ12の後壁の中に設けられた傘歯車チャンバ31を含み、前記傘歯車チャンバ31の後壁の中には制御モーター32が固定的に設けられ、前記制御モーター32の前端には駆動傘歯車33が伝動できるように連結され、前記傘歯車チャンバ31の左上と、右上と、右下と、左下との四つの側には伸縮チャンバ34が環状に配置され、前記伸縮チャンバ34の中には伸縮ロッド35がスライドできるように設けられ、前記伸縮チャンバ34が前記斜めスライド溝28の後側に連通しており、前記スライド軸29の後端が前記伸縮ロッド35に固定的に連結され、前記伸縮ロッド35の中には前記傘歯車チャンバ31に向いて開口したネジ山チャンバ36が設けられ、前記ネジ山チャンバ36の中にはネジロッド37がねじ山によって連結され、前記ネジロッド37の一端が前記傘歯車チャンバ31の中に伸びており、且つ前記ネジロッド37の一端には前記駆動傘歯車33と噛合した従動傘歯車38が固定的に設けられている。
【0021】
使用するとき、制御モーター32が作動し駆動傘歯車33を回転連動させ、ネジ山の連結により従動傘歯車38を回転連動させ、これによりネジロッド37を回転連動させ、ネジ山の連結により伸縮ロッド35を傘歯車チャンバ31から離れた方向へ移動連動させ、これによりスライド軸29を中心から離れた方向へ移動連動させる。
【0022】
有益に、下側の伸縮チャンバ34の間にはガイドスライドチャンバ39が連通するように設けられ、前記ガイドスライドチャンバ39が前記スライドロッドチャンバ23の後壁に連通しており、前記ガイドスライドチャンバ39の中にはガイドスライドブロック40が
左右に対称的に、且つスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドブロック40が前記スライドロッド24の後端に固定的に連結され、前記ガイドスライドブロック40の中にはスライドチャンバ41が設けられ、前記スライドチャンバ41の中にはスライドブロック42がスライドできるように設けられ、前記スライドブロック42のうち前記伸縮チャンバ34に近接した一端には連結ロッド43が固定的に設けられ、前記連結ロッド43が下側の前記伸縮ロッド35の下端に固定的に連結されている。
【0023】
使用するとき、下側の伸縮ロッド35が連結ロッド43によりスライドブロック42を下へスライド連動させると同時に、スライドブロック42を互いに離れさせ、スライドブロック42がスライドチャンバ41の中に上下にスライドすることができるため、ガイドスライドブロック40が互いに離れ、これによりスライドロッドチャンバ23を互いに離れさせる。
【0024】
有益に、前記
切り替えチャンバ12の下壁には外部に連通した流出口44が連通するように設けられている。
【0025】
使用するとき、連通方式の切り替えをするとき、連通チャンバ17と連結パイプ18との中に残された媒質が
切り替えチャンバ12の中に流れ、流出口44により排出されることができる。
【0026】
初期状態に、接合板26が互いにきつく挟み、水管13と三方継ぎ手16とを接合し密封し、口閉じ板21が下側の連結パイプ18の口を閉じる。
【0027】
パイプを
切り替えするとき、水が流れてくる側のパイプ14を閉じ、制御モーター32が作動し駆動傘歯車33を回転連動させ、ねじ山の連結により従動傘歯車38を回転連動させ、これによりネジロッド37を回転連動させ、ねじ山の連結により伸縮ロッド35を傘歯車チャンバ31から離れた方向へ移動連動させ、これによりスライド軸29を中心から離れた方向へ移動連動させ、これにより押し引きロッド30で接合板26を連動させて互いに離れさせ、これにより三方継ぎ手16と水管13との間の接合を解除し、このとき下側の伸縮ロッド35が連結ロッド43でスライドブロック42を下へスライド連動させると同時に、スライドブロック42を互いに離れさせ、スライドブロック42がスライドチャンバ41の中に上下にスライドすることができるため、ガイドスライドブロック40を連動させて互いに離れさせ、これによりスライドロッドチャンバ23を連動させて互いに離れさせ、これにより支持ロッド25で口閉じ板21を降下連動させ、このとき三方継ぎ手16が密封チャンバ22と離脱し、このとき切り替えモーター15が作動し、且つ
切り替えのニーズに合わせて三方継ぎ手16を回転させ、完成後制御モーター32が逆回転し、装置を初期状態に戻す。
【0028】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、ニーズに合わせて自動的に接合でき、使用しない開口を閉じることもでき、
切り替えするときの密封問題を解決でき、三つの通路に対して四種類の方式で連通することにより、使用状況に応じて連通方向を選択でき、連通パイプの数量も選択でき、より多くのニーズに対応でき、使用しないパイプに対して、水を流通させない方法を取り、有効にパイプの使用寿命を延ばせる。
【0029】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は圧力配管の速い改造方法及び改造装置を開示した。
【解決手段】
改装装置は本体を含み、前記本体の中には改造チャンバが設けられ、前記改造チャンバの左右両側と上側とには水管が固定的に設けられ、前記水管の中にはパイプが貫通しており、前記パイプと外部とが連通しており、前記改造チャンバの中には切り替え装置が設けられ、前記切り替え装置は前記改造チャンバの前壁に固定的に設けられた切り替えモーターを含み、前記切り替えモーターの後端には三方継ぎ手が伝動できるように連結され、前記三方継ぎ手の中には連通チャンバが設けられ、前記連通チャンバの左右両側と下側とには連結パイプが連通するように設けられている。
【選択図】
図1